JPH10511088A - 免疫調節活性を有するペプチド - Google Patents

免疫調節活性を有するペプチド

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JPH10511088A JP8519379A JP51937996A JPH10511088A JP H10511088 A JPH10511088 A JP H10511088A JP 8519379 A JP8519379 A JP 8519379A JP 51937996 A JP51937996 A JP 51937996A JP H10511088 A JPH10511088 A JP H10511088A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は免疫調節活性を有するペプチドに関する。本発明は、免疫調節剤としてのテトラペプチドH−Lys−Asn−Pro−Tyr−OH(配列番号1)およびそのアナログに関する。本発明はまたワクチンアジュバントとしてのこのようなペプチドの使用も含む。

Description

【発明の詳細な説明】 免疫調節活性を有するペプチド発明の分野 本発明は、免疫調節活性を有するペプチドに関する。特に、本発明は、ヒトを 含む動物における免疫系を刺激するペプチドに関する。本発明は、免疫調節剤と してのテトラペプチドH−Lys−Asn−Pro−Tyr−OH(配列番号1)およびそ のアナログに関する。 本発明は、また、このような免疫調節ペプチドを含む組成物および免疫調節剤 としてのこのようなペプチドおよび組成物の使用にも関する。 本発明はまたワクチンアジュバントとしてのこのようなペプチドの使用にも関 する。発明の背景 免疫系の一次機能は疾病からの体の保護に関する。免疫系は、細菌、ウイルス および他の病原体の攻撃による疾病だけでなく、癌ならびに免疫平衡異常による 疾病、日和見感染または自己免疫疾患に対しても保護する。 多くの疾病または他の病理学的状態においては、動物またはヒトの免疫系応答 は低下している。結果として、患者は、正常免疫系が患者を保護するであろう悪 性疾患および病理学的感染に対してより感受性になる。免疫系が低下する幾つか の状態は、後天性免疫不全症候群(AIDS)、慢性感染、化学療法、外科的侵襲 および加齢を含む。 医薬による免疫系の調節は、疾病の制御への重要な試みを提供する。非特異的 に免疫系を刺激する化合物は、恐らく明白な医薬的重要性を有し、長い間研究の 対象となっている。しばしば、研究結果は、免疫調節化合物が弱い免疫刺激剤で あり、あまり有効でないか、または強力な免疫刺激剤であり、有効であるがこの 強力な免疫調節活性の効力のために毒性であるかのいずれかであることを示す。 非特異的に免疫系を刺激する化合物の多くのクラスの一つは多くの天然存在ペ プチドまたはそのフラグメントである。このようなフラグメントの一つは、19 87年10月13日に公開の米国特許第4,699,898号に記載の一般配列T yr−Gly−GlyのトリペプチドであるImregである。この特許は本発明のペプチ ドの配列を記載していない。Imregはヒト白血球から単離できる。これは胸腺模 倣性物質(thymomimetic)であるが、弱い効果である。(A.Arthur Gottlieb, Int.J.Immunopharm.Vol.13,Suppl.1,p.29-32(1991))。 天然存在ペプチドの他のフラグメントはツフツシン(Tuftusin)およびその近 縁アナログ、リジン(Rigin)である。これらのペプチドは、それぞれ配列Thy− Lys−Pro−ArgおよびGly−Gln−Pro−Argを有する。ツフツシンのアナロ グは、例えば、Biondi et al.,“Synthesis of glycosylated tuftsins and t uftsin-containing IgG fragment undecapeptide”,Int.J.Peptide Pr otein Res.37,1991,p.112-121およびVerdini et al.,“Immunostimulatio n by a partially modified retro-ionverso-Tuftsin analogue containing T hr1Ψ[NHCO](R,S)Lys2modification”J.Med.Chem.,1991 34,p.3372-3 379に見ることができる。これらの刊行物は、本発明の配列のペプチドを記載し ていない。ツフツシンおよびリジンは両方ともIgGのフラグメントであり、ロ イコキニンの重鎖中に見られる。ツフツシンは既知のマクロファージ活性剤であ り、NK細胞活性を刺激することが知られている。しかしながら、血漿中では不 安定であり、その免疫系への刺激効果は著しく低下する。 免疫調節活性を有することが知られている天然存在ペプチドの他のフラグメン トはサイモペンチンである。(Audhya et al.,“Contrasting biological acti vities of thymopoietin and splenin,two closely related polypeptide prod ucts of thymus and spleen”Proc.Natl.Acad.Sci.USA,81,p.284 7-2849,1984;1993年6月8日公開米国特許第5,218,089号;199 2年2月25日公開米国特許第5,091,510号)。このペンタペプチドは配 列Arg−Lys−Asp−Val−Thrを有する。サイモポイエチンは49アミノ酸ポ リペプチド胸腺ホルモンである。ペンタペプチドは親ホルモンの免疫学的活性を 保持する最小フラグメントである。サイモペンチンは弱い効果の胸腺模倣性物質 である。これはT細胞の表現型分化を誘発し、インターロイキン−2製造を増加 させる。サイモペンチンのアナログであるスプレニンは、BおよびT細胞の両方 に働く。スプレニンは、ウシでArg−Lys−Glu−Val−TyrおよびヒトでArg −Lys−Ala−Val−Tyrを有する。他の類似のペプチドはサイモトリナンであ り、配列Arg−Lys−Aspを有する。これらのペプチドがまた免疫調節活性を有 するが、本発明のペプチドの配列を含まないか記載していない。 他の天然存在化合物は、褐色海藻から抽出されるエイセニン(Eisenin)である 。このトリペプチドは配列pyroGlu−Gln−Alaを有する。Kojima et al.,“ Eisenin(L-pyroGlu-L-Gln-L-Ala),a new biological response modifier”, Journal of Immunotherapy,13,p.36-42,1993に、エイセニンがヒトの末梢 血リンパ球(PBL)の天然細胞毒性を増大させる免疫学的活性を示したことが報 告されている。エイセニンにより増大する天然細胞毒性は主にNK細胞によるも のであると思われる。 “LANT 6”という名の一つのペプチドは、配列Lys−Asn−Pro−Tyr−Ile −Leuを有する。LANT6は神経節細胞中に見られ、網膜神経節細胞とその中枢標 的領域の間の神経伝達の役割を担うと考えられている。LANT 6はニューロテンシ ンとある配列相同性を有する。ニューロテンシンアナログは、脳神経薬、抗精神 病薬、鎮痛剤およびアンフェタミンアンタゴニストとされている。しかしながら 、LANT 6は免疫調節活性を有するとは報告されていない。 更に、ペプチドの分野では、1984年1月17日公開米国特許第4,426, 324号“Immunopotentiating Peptides”に示されるように、生物学的活性 ペプチドの配列からの1つのみのアミノ酸欠損でさえ、生物学的活性の喪失をも たらし得ることは既知である。従って、神経ペプチドとして使用されるLANT 6の 配列が本発明の配列を含んでいることは、LANT6の内のより短い配列が免疫調節 剤として活性であることを示唆するものではない。 ワクチンが疾病の予防に重要であることは既知である。ワクチンは、宿主を疾 病の危険性にさらす事なく、その物質に対して宿主に免疫を付与するように免疫 系を活性化するために設計された異種物質に宿主動物をさらすことにより作動す る。現在、約20種のワクチンが商業的使用のために開発されている。これらの ワクチンの幾つかは微生物が産生する毒素またはその微生物の一部の解毒により 、 または微生物の特異的無毒性部位の単離により製造される。後者の既知の例は、 細菌性髄膜炎および肺炎のワクチンの基本としての髄膜炎菌および肺炎細菌の莢 膜ポリサッカライドの単離である。しかしなが、ポリサッカライドワクチンは弱 い免疫原であり、未熟なまたは損傷した免疫系を有する個体において適当な量の 保護抗体を産生させ得ない。後者は、幼児、老齢者または自己免疫疾患の者を含 む。更に、免疫応答がT−細胞非依存的で、記憶細胞によらない場合は、セロコ ンバージョン後にブースター注射を行っても、免疫応答の増強を示さない。T− 細胞依存性は、IgG抗体および記憶細胞の誘導に必要である。従って、セロコ ンバージョン後は、IgMおよびIgG抗体の両方が、ワクチンの反復注射によ り形成される。更に、抗体応答の強度は、応答がT−細胞依存的である場合、ワ クチンの注射毎に増加する。ポリサッカライドワクチンの免疫学は、Kennings et al.,“The Polysaccharides”(編集者;GO Spinal),Volume 1,291-3 29(1982)により概説されている。 商業的使用のアジュバントに関して、アルミニウムおよびカルシウム塩のみが 現在アジュバントとして用いられている。しかしながら、アルミニウムおよびカ ルシウム塩は強力なアジュバントではない。カルシウム塩は限られた使用しか見 られない。アルミニウム塩は、他のワクチンとのより広範な使用が見られるが、 ポリサッカライドタンパク質コンジュゲートワクチンでは殆ど成功の報告はない 。実際、水酸化アルミニウムはH.Influenzae bポリサッカライド−破傷風毒 素結合ワクチンへの抗体応答を阻害する。J.B.Robbins et al.はまた、水 酸化アルミニウムおよびS.Typhiポリサッカライド−コレラ毒素結合ワクチン の抗体応答に同種の抑制を観察している(J.Experimental Medicine,166,1 510-1524(1987))。更に、アルミニウム塩は、注射部位に一過性または慢性の局 所肉芽腫を引き起こし得る。L.H.Collire.Lancet,1354-1367(1987)は、 破傷風毒素ワクチンに対する反応の発生率および重症度は、アルミニウムアジュ バントの存在に依存していると述べている。アルミニウムアジュバントの製造は 、常に再生可能であるわけではない。更に、アルミニウムは、単独でIgE生の 刺激をし、それは即時過敏反応の媒体に関係する。これは、T.Matuhasi et a l., J.Infectious Disease,146,192(1982)により記載されている。 近年、有機化合物の免疫アジュバントとしての使用に焦点を当てた試みがなさ れている。僅かな有機化合物のみが、商業的に許容されるアルミニウム塩と同様 の方法で機能しており、持続性放出製剤としてまたは、それにより抗原が相対的 に長期間注射部位で放出される抗原(ワクチン)デポ剤として使用されている。 このような有機化合物の例は、ポリオキシエチレンとポリオキシプロピレンの 非イオン性ブロックコポリマーである、BASF Corporation製造のプルロニ クス(Pluronics)およびテトロニクス(Tetronics)のような有機界面活性剤およ び乳化剤である。このようなアジュバント活性の持続性放出機構は、それが免疫 系の過剰刺激の可能性を減少させるため、ヒトに長期間使用されている。免疫系 の過剰刺激は、強い免疫刺激剤、例えば、フロインドアジュバントの使用により 引き起こされるような、自己免疫応答と原因となる。従って、持続性放出機構は 好ましい機構である。 有機アジュバントのほとんどが強い免疫刺激剤であることが示されているが、 このような非常に活性なアジュバントは毒性の傾向があり、従ってヒトへの使用 はできない。強い免疫刺激剤の既知の有機アジュバントの例は、フロインド完全 アジュバントおよびムラミルジペプチドである。これらの両方の化合物は、毒性 を考慮して、動物研究への使用に限定されている。アルミニウム塩を模倣する多 くの有機アジュバントがアルミニウム塩よりも毒性である。例えば、D.Gall, Immunology,11,369-386(1966)記載の長鎖アルキルアミンは、一般に細胞膜 構造を破壊する毒性化合物であると報告されている。本発明の要約 本発明は、式(I) 〔式中、 XはH、アセチルおよびグリシルまたはその保存的置換体からなる群から選択 される R1はリジンまたはその保存的置換体から選択される R2はアスパラギンまたはその保存的置換体から選択される R3はプロリンまたはその保存的置換体から選択される R4はチロシンまたはその保存的置換体から選択される YはOH、NH2およびOC1-6アルキルからなる群から選択される〕 で示されるペプチドおよびその薬学的に許容される誘導体を含む。 本発明は、免疫調節活性を有する式(I)で示されるペプチドを提供する。 特に、本発明のペプチドはヒトを含む哺乳類で免疫系の刺激をもたらす。 本発明の他の態様において、このような式(I)で示される免疫調節ペプチドを含 む医薬組成物を提供する。 本発明の更なる態様において、このような式(I)で示されるペプチドおよび組 成物の免疫調節剤、特に免疫刺激剤としての使用を提供する。 本発明の更なる態様において、このような式(I)で示されるペプチドおよび組 成物のB−細胞刺激のための使用を提供する。 本発明の更に別の態様において、癌増殖およびウイルス感染に対する抑制剤と して働く式(I)で示されるペプチドを提供する。 本発明の他の態様は、免疫不全の処置用医薬の製造における、免疫応答を産生 するのに有効な量での式(I)で示されるペプチドまたは医薬調製物の使用である 。 本発明の他の態様は、式Iで示されるペプチド、医薬組成物またはその薬学的 に許容される誘導体の、免疫不全および癌増殖の処置のための有効量を投与する 過程を含む、哺乳類、好ましくはヒトの処置法である。 本発明の更に別の態様において、ワクチンのアジュバントとして機能できる式 (I)で示されるペプチドを提供する。 本発明の更に別の態様において、ワクチン組成物のアジュバントとして機能で きる式(I)で示されるペプチドを提供する。 本発明の他の態様は、ワクチン組成物の製造における式(I)で示される化合物 またはその薬学的に許容される誘導体の使用である。 本発明の他の態様は、式Iで示されるペプチド、医薬組成物またはその薬学的 に許容される誘導体を、免疫応答を産生するのに充分な量として含むワクチンを 投与する過程を含む、哺乳類、好ましくはヒトの疾病の予防法である。発明の詳細な説明 Xは好ましくはグリシン;アラニン;プロリン;グルタミン;アスパラギン; セリン;スレオニン;およびバリンからなる群から選択される。Xは更に好まし くはグリシン;アラニン;およびバリンからなる群から選択される。Xは最も好 ましくは水素である。 R1は好ましくはDまたはL−リジン;アルギニン;オルニチン;およびヒス チジンからなる群から選択される。R1は更に好ましくはD−リジンまたはL− リジンである。R1は最も好ましくはD−リジンである。 R2は好ましくはDまたはL−アスパラギン;アラニン;プロリン;グルタミ ン;セリン;スレオニン;バリン;およびグリシンからなる群から選択される。 R2は更に好ましくはDまたはL−アスパラギン;およびグルタミンからなる群 から選択される。R2は最も好ましくはアスパラギンである。 別の好ましい態様において、R2はグルタミンである。 R3は好ましくはグリシン;DまたはL−プロリン;アラニン;アスパラギン ;グルタミン;セリン;スレオニン;バリン;およびグリシンからなる群から選 択される。R3は更に好ましくはグリシンまたはDまたはL−プロリンである。 R3は最も好ましくはD−プロリンである。 R4は好ましくはDまたはL−チロシン;システイン;セリン;スレオニン; フェニルアラニン;トリプトファン;およびヒスチジンからなる群から選択され る。R4は更に好ましくはDまたはL−チロシン;およびフェニルアラニンから なる群から選択される。R4は最も好ましくはチロシンである。 別の好ましい態様において、R4はフェニルアラニンである。 Yは好ましくはOHまたはNH2である。Yは最も好ましくはOHである。 本発明の好ましいペプチドを以下に列記する: 本発明のより好ましい化合物は 本発明の最も好ましい化合物は 本明細書で使用する“アミノ酸”なる用語は、もし光学活性であれば、D−ま たはL−立体配置のいずれかの全ての天然存在アミノ酸および既知の、ホモシス ティン、オルニチン、ノルロイシンおよびβ−バリンのような非天然、合成およ び修飾アミノ酸を含み、包含する。非天然アミノ酸のリストは、“The Peptid es”,Vol.5,1983,Academic Press,Chapter 6,D.C.Robertsおよび F.Vellaccioに見られ得る。 本明細書で使用する“保存的置換体”なる用語は、本発明のペプチドの天然配 列が保存的修飾または置換を受けているアミノ酸を意味する。これらの置換また は修飾は、ペプチドの二次構造およびハイドロパシー性質(hydropathic nature) に最少の影響を有するものである。これらは、Dayhoff,Altas of Protein Sequence and Structure 5,1978およびArgos,EMBO J.8,779-785,1 989に記載の置換を含む。例えば、以下のグループの一つに属するアミノ酸は保 存的変化を示す:ala、pro、gly、gln、asn、ser、thr、val;cys、ser、tyr、t hr;val、ile、leu、met、ala、Phe:lys、arg、orn、his;およびphe、tyr、tr p、his。好ましい置換はまたD−鏡像異性体から対応するL−アミノ酸への置換 を含む。 本明細書で使用の“薬学的に許容される誘導体”なる用語は、式Iで示される ペプチドまたは、患者に投与した場合、(直接または間接的に)式Iで示される化 合物またはその活性代謝物もしくは残基を提供できる他の化合物または式Iのア ナログまたは誘導体の薬学的に許容される塩、エステルまたはアミドを含む。 本発明のペプチドのアミノ酸は、その天然L−立体配置、非天然D−立体配置 またはラセミ混合物として存在し得る。 “ワクチン”なる用語は、殺した微生物、遺伝的修飾微生物、遺伝子工学抗原 (例えば、タンパク質、ペプチド、糖および/またはグリコペプチド)および/ま たは天然存在抗原(例えば、タンパク質、ペプチド、糖および/またはグリペプ チド)を含む製剤を意味する。 “疾病”なる用語は、レオウイルス、ロタウイルス、オルビウイルス、レトロ ウイルス、レンチウイルス、ピコルナウイルス、パピローマウイルス、アデノウ イルス、パラボウイルス、ヘルペスウイルス、ポックスウイルス、ヘパオナウイ ルスのようなウイルス;および細菌を意味する。 ウイルスは、インフルエンザ;A型、B型およびC型肝炎、1型および2型ヒ ト免疫不全症候群;水痘;サイトメガロウイルス;1型および2型ヘルペスウイ ルス;エプスタイン・バー;乳頭腫;およびI型、II型およびIII型ポリオウイ ルスからなる群から選択できるが、これらに限定されない。 細菌は、破傷風菌;ジフテリア菌;百日咳菌;および髄膜炎菌を含むがこれら に限定されない。 好ましい態様において、本発明のアジュバントは以下のワクチンと組み合わせ て使用できる;インフルエンザ;ジフテリア、百日咳、破傷風(DPT);および 髄膜炎。 本発明の更なる態様においては、免疫応答を産生するのに充分な量の式(I)で 示される化合物、医薬組成物またはその薬学的に許容される誘導体を含むインフ ルエンザワクチンを投与することを含む、哺乳類、好ましくはヒトにおけるイン フルエンザの予防法もまた提供される。 本発明の更なる態様においては、免疫応答を産生するのに充分な量の式(I)で 示される化合物、医薬組成物またはその薬学的に許容される誘導体を含むジフテ リアワクチンを投与することを含む、哺乳類、好ましくはヒトにおけるジフテリ アの予防法もまた提供される。 本発明の更なる態様においては、免疫応答を産生するのに充分な量の式(I)で 示される化合物、医薬組成物またはその薬学的に許容される誘導体を含む百日咳 ワクチンを投与することを含む、哺乳類、好ましくはヒトにおける百日咳の予防 法もまた提供される。 本発明の更なる態様においては、免疫応答を産生するのに充分な量の式(I)で 示される化合物、医薬組成物またはその薬学的に許容される誘導体を含む破傷風 ワクチンを投与することを含む、哺乳類、好ましくはヒトにおける破傷風の予防 法もまた提供される。 本発明の更なる態様においては、免疫応答を産生するのに充分な量の式(I)で 示される化合物、医薬組成物またはその薬学的に許容される誘導体を含むジフテ リア、百日咳および破傷風(DPT)ワクチンを投与することを含む、哺乳類、好 ましくはヒトにおけるDPTの予防法もまた提供される。 本発明の更なる態様においては、免疫応答を産生するのに充分な量の式(I)で 示される化合物、医薬組成物またはその薬学的に許容される誘導体を含む髄膜炎 ワクチンを投与することを含む、哺乳類、好ましくはヒトにおける髄膜炎の予防 法もまた提供される。 当業者は、本明細書で引用している処置は、予防および成立した感染または症 状の処置にわたり、従って、癌腫瘍の制御を含むことを認めるであろう。 更に、処置に必要な本明細書の化合物の量は、具体的な選択した化合物だけで なく、投与経路、処置すべき状態の性質、患者の年令および状態により変化し、 最終的には担当医または獣医の決定に委ねられる。しかしながら、一般的には、 適当な投与量は、約0.1から約750mg/体重kg/日の範囲である。 望ましい量は、簡便には一回投与量中にまたは適当な間隔、例えば、一日当た り2、3、4回またはそれ以上の小投与量で投与する分割投与量中に存在する。 化合物は、簡便には、単位投与量形態;例えば、単位投与量形態当たり10か ら1500mgの活性成分を含む単位投与量形態で投与する。 理想的に、活性成分は活性化合物のピーク血漿濃度を達成するように投与しな ければならない。これは、例えば、活性成分の、所望により、食塩水中の溶液の 静脈注射により、または一挙注入により投与して達成し得る。望ましい血中濃度 は、連続点滴または断続的点滴により維持し得る。 治療への使用において、本発明の化合物を未製剤化学薬品として投与し得るが 、医薬製剤として活性成分を使用することが好ましい。 従って、本発明は、更に、式(I)で示される化合物またはその薬学的に許容さ れる誘導体を、1個またはそれ以上の薬学的に許容される担体、所望により他の 治療成分と共に含む、医薬組成物を提供する。担体は、製剤の他の成分と適合し 、その患者に有害でないという意味で“許容可能”でなければならない。 医薬組成物は、経口または非経口(筋肉内、皮下および静脈内)投与に適したも のを含む。適当であれば、簡便には個々に分けた投与量単位で製剤しておき、調 剤の分野で既知の方法で製剤し得る。すべての方法は、活性成分を液体担体また は細分固体担体または両方と混合し、次いで、必要により、生産物を所望の剤形 に製剤する工程を含む。 望ましい場合、活性成分の持続性放出をさせるのに適した上記製剤を使用し得 る。 本発明のペプチドは、他の治療的活性剤、例えば、他の免疫調節剤、抗ウイル ス剤または抗癌剤と組み合わせても使用し得る。 上記の組み合わせは、簡便には、医薬製剤の形で使用され、従って、その場合 の医薬製剤は、上記で定義の組み合わせと薬学的に許容される担体を共に含み、 これも本発明の更なる態様を構成する。 このような組み合わせの個々の成分は、別々に、連続して、または同時に、ま たは組み合わせ医薬製剤で投与し得る。 式(I)で示されるペプチドまたはその薬学的に許容される誘導体を第2の治療 剤と組み合わせて使用する場合、各化合物の用量は、化合物を単独で使用する場 合と同じであるか、あるいは異なる。適節な投与量は、当業者が容易に定め得る 。 当業者には、本発明のペプチドが全てのその薬学的に許容される誘導体および アナログならびに全ての異性体および鏡像異性体を含むことが明らかである。 本発明のアジュバントを含むワクチン組成物は、アジュバント組成物を製造す るための既知の技術に従って、適当な滅菌条件下でアジュバントと適当な抗原を 物理的に混合することにより製造できる。 ヒトにおいて免疫応答を誘発するのに必要なアジュバントおよび抗原の量は相 互に関係しているが、一般に慣用ワクチンで使用されている範囲である。例えば 、アジュバントの増加した量の使用は、減少した量の抗原が使用できることを示 し、逆もそうである。アジュバントの好ましい量は0.01から5mg/組成物ml 、例えば、0.05mg/mlから3mg/ml、好ましくは0.5から1.0mg/mlであ る。抗原の好ましい量は、約1から100マイクログラム/mlの間である。好ま しくは約5から545マイクログラム/mlである。投与量は、ワクチンを受ける 宿主ならびに宿主の大きさ、体重および年令のような因子に依存する。 本発明のアジュバントを含むワクチン組成物は、他の医薬組成物で使用されて いる技術を使用して製剤し得る。従って、アジュバントおよび抗原は、凍結乾燥 形で貯蔵し、投与前に混合物を形成するために薬学的に許容される媒体中で再構 築する。あるいは、アジュバントおよび抗原を媒体中に貯蔵し得る。好ましい媒 体は滅菌溶液、特に、リン酸緩衝食塩水のような滅菌緩衝液である。個々の成分 と比較して、組成物の免疫学的効果が改善されるような媒体中でアジュバントと 抗原を合わせる方法が適当である。 媒体は、防腐剤または貯蔵安定性または混合物の効果を改善するために使用す る他の既知の添加剤を含み得る。好適な防腐剤は、例えば、チメロサルを含む。 本発明のアジュバントを含むワクチン組成物は、慣用手段で投与し得る。投与 の好ましい方法は、皮下、筋肉内、皮内または経口または経鼻送達の方法を含む 。あるいは、混合物を生体拡散性インプラントから放出し得る。一回投与を使用 し得る。あるいは、一連の投与を、数日または数週間にわたりなし得る。 式(I)で示されるペプチドは、標準固相ペプチド合成法を使用して製造する。 これらの方法は、当業者に既知である。このような方法は、本明細書に参考とし て包含するJohm M.StewartおよびJanis D.Young,Solid Phase Pept ide Synsesis,第2版,(1984)Pierce Chemical Co.,Illinois,U.S.に 記載されている。 実施例 式Iで示されるペプチドを下記に説明する方法を使用して製造し、免疫学的活 性を試験した。以下の実施例は本発明をいかなる意味でも限定する意図はない。実施例1: 本発明のペプチドの合成プロトコール 略語: Fmoc:フルオレニルメトキシカルボニル; DMF:ジメチルホルムアミド; TFA:トリフルオロ酢酸; HPLC:高速液体クロマトグラフィー; HOBT:1−ヒドロキシベンゾトリアゾール; t−Bu:Tert−ブチル; BOC:ブトキシカルボニル; Trt:トリチル。 合成ペプチドを、適当なC−末端N−保護Fmoc−アミノ酸[Fmoc−チロシン( tBu)]で機能化し、塩化ベンジルでキャップしたp−ベンジルオキシベニルアル コール樹脂を使用して合成した。 残ったアミノ酸は、全てαアミノ基でFmoc保護であり、以下の側鎖保護基を 使用した:アスパラギンにTrtおよびリジンにBoc。 合成および開裂に使用した試薬は、カップリングに使用したジメチルアミン・ フリーのDMFおよびバイオグレード純度である開裂に使用したTFA以外全て ACSグレートであり、更に精製することなく使用した。精製に使用したH2O およびアセトニトリルはHPLCグレード溶媒であった。塩交換に使用したHC lは定常沸点グレードであった。 固相ペプチド合成を手動で行った。樹脂負荷は0.53meq/gであり、合成を 10.59mMスケールで行った。 ペプチド縮合は、DMF(無ジメチルアミン)中の2等量のFmocアミノ酸、H OBTおよびDCCを使用して、2時間から一晩室温でカップリングさせて行っ た。再カップリングを1当量の試薬を使用して2−4時間行った。Fmoc部分の 脱保護を、DMF中の20%(v/v)ピペリジンを使用して、室温で20−25 分で達成した。 樹脂からのペプチドの開裂および側鎖保護基(tBu、Boc、Trt)の除去は、5 5%TFA、5%アニソールおよび40%ジクロロメタンを含む溶液を使用して 、窒素雰囲気下で90分行った。次いで、樹脂を連続して20%TFA、0.5 %アニソールおよび79.5%ジクロロメタンを使用して洗浄した。次いで、合 わせた濾液を減圧下蒸発させ、ペプチドをジエチルエーテルから沈殿させ、濾過 し、凍結乾燥した。粗ペプチドを、分取逆相カラム(Vydac(登録商標)C18、 300Å、10−15ミクロン)のHPLCで、60分にわたる0−60%勾配 のH2O+0.06%TFAおよびアセトニトリル+0.06%TFAを使用して 精製した。HCl形への塩交換は、連続凍結乾燥サイクルで溶液中のペプチドに 過剰量のHClを添加することにより達成した。 精製テトラペプチドのアミノ酸含量を加水分解;6N HCl、110℃、2 0時間後にアミノ酸分析により決定した。特有のアミノ酸分析値は、以下により 代表される: Lys=1.02;Asp/Asn=0.99;Pro=1.07;Tyr=1.00。 本方法により合成したペプチドを、インビトロおよびインビボで試験し、以下 の方法で免疫調節活性を評価した。実施例2 インビトロ免疫細胞サブセットの刺激 以下の略語および定義を本明細書で使用する: PHA−フィトヘマグルチニン ConA−コンカナバリンA LPS−リポポリサッカライド PWM−ポークウィード・マイトジェン PBS−リン酸緩衝食塩水1.細胞毒性Tリンパ球(CTL)リンパ球混合反応(MLR)および分裂誘発応答 検定 使用したプロトコールは、Hudson L.,Haay F.,Pratical immunology, 第3版,Blackwell,Scientific publications,Oxford 1989,p.158-162お よびp.447に記載されている。 リンパ球をC57BL/6マウスおよびDBA/2マウスから、当分野で既知 の方法により単離した。細胞濃度を各検定で10×106細胞/mlに調節した。 DBA2/マウスから単離した細胞を3000Radsで放射した。 6ウェルプレートで、各プレートを以下のように提供した: C57BL/6細胞1ml; DBA/2細胞1ml;および RPMI中で10%添加した異なる濃度の医薬(またはIL−2を最終濃度10n g/mlまで)1ml。 細胞を5日間37℃で5%CO2中でインキュベートし、その後、CTLおよ びMLR検定を行った。 結果を表1に示す。a)細胞毒性Tリンパ球(CTL) P815標的細胞をCr51(0.1mCi)で標識した。標識後、細胞を3回洗浄 し、培体中に5×104細胞/mlの濃度で再懸濁させた。 次いで、T細胞を計数し、2.5×106細胞/mlの濃度を得るように希釈し、 次いで、以下のエフェクター:標的比を得るために更に希釈した: 50:1(2.5×106細胞/ml:5×104細胞/ml) 25:1(1.25×106細胞/ml:5×104細胞/ml) 12.5:1(0.625×106細胞/ml:5×104細胞/ml)。 標的細胞100μl+CTL 100μlを4時間インキュベートした。対応ウ ェルにおいて、標的細胞100μl+媒体100μlを、本質的放出のためにイン キュベートした。インキュベーション後、細胞を遠心し、次いで上清100μl をガンマカウンターを使用して計数した。 〔式中、ER=実験的放出、 SR=本質的放出、および TR=全放出〕。b)リンパ球混合反応(MLR) リンパ球混合反応は、同種移植片拒絶反応のインビトロで行う方法である。簡 単には、任意の種の二つの近交系由来の細胞または二つの非近交系個体由来の細 胞をインビトロ培養で混合したとき、リンパ球の活性化(分裂応答)が起きる。一 方向応答を得るために、何れかの細胞型の増殖を、X線放射またはマイトマイシ ンC処理により阻害し得る。4日のインキュベーション後、3Hチミジン取り込 みおよび細胞毒性検定(CTL)を行った。次いで、細胞を再懸濁し、細胞懸濁液 100μlを96ウェルプレートの各ウェルに沈殿させた。トリチウム標識チミ ジン1μCiを6時間加えた。インキュベーション後、次いで細胞を回収し、Mi crobetaカウンターを使用して計数した。c)分裂誘発増殖によるTまたはB細胞の活性化 分裂誘発レクチン(マイトジェン)は、特異的細胞表面炭水化物決定基と結合し 、架橋し、ポリクローナルにリンパ様細胞を刺激する糖タンパク質である。抗原 またはマイトジェンによるリンパ球の活性化は、細胞内変化および続くリンパ芽 球への発達をもたらす。インビトロリンパ球細胞の分裂誘発刺激は、インビボで 特定抗原による刺激に続いて起こる一連の事象を模倣していると考えられている 。PHAおよびConA;PWMおよびLPSマイトジェンは、それぞれT細胞お よびB細胞の測定に使用できる。簡単に、C57BL/6マウス由来の脾臓単核 リンパ球をマイトジェンの存在下または非存在下、候補薬剤と共にまたは無しで イ ンキュベートする。72時間または5日後、3H−チミジン取り込みを細胞増殖 の指標として記録する。 リンパ球をマウス脾臓またはヒト血液から、当分野で既知の方法に従って単離 した。2×106細胞/mlの細胞懸濁液100μlをウェル当たり(2×105細胞 /ウェル)に添加し、以下の濃度でレクチン存在下インキュベートした: ヒトT細胞 :PHA=最終濃度0.01% ConA=0.2μg/ml ヒトB細胞 :PWM=0.01から0.1μg/ml LPS=10μg/ml マウスT細胞:PHA=最終濃度0.01%から0.001% ConA=1から2μg/ml マウスB細胞:PWM=最終濃度0.2から0.02% LPS=2から5μg/ml 細胞を3日間PHAまたはConAと共に、または5日間PWMまたはLPSと 共にインキュベートした。トリチウム標識チミジン1μCiを最後の6時間(また は0.5μCiを18時間)ウェルに添加した。細胞を細胞回収機(Tomtech(登録 商標))で回収し、ベータカウンターで計数した。 CTL活性について、データはIL−2と比較した増加%で示す。IL−2は 100%である。0は20%未満、+は20−40%、++は40−60%、+++ は60−80%および++++は80%以上を示す。 表1は、ペプチド番号1(配列番号1)がインビトロでCTLおよびB細胞を刺 激することを示す。ペプチド番号2(配列番号2)は、T細胞を適度な程度まで刺 激し、B細胞を刺激する。ペプチド3番(配列番号1)は、CTLを刺激すること を見ることができる。 インビトロ医薬分析後、医薬を医薬安定性および毒性について、全血で評価し た。 実施例3 免疫細胞サブセットのインビボ/エキソビボ刺激 C57BL/6マウスを0、50、100、200および300mg/kgの医薬 (食塩水中)で連続4日間処理する。血液を5日目に心臓採血により取り、リンパ 球を脾臓から以下の方法で単離する: 脾臓を無菌的に除去し、鋼鉄漉し器にゴムプランジャーで押し付けることによ り押しつぶす。細胞懸濁液を、管の底に沈殿させることにより塊から分離する。 次いで、細胞懸濁液をリンパ球M層に分離し、界面を回収し、媒体に再懸濁させ る。 以下の検定を行う: 1.免疫表現型分類(血液および脾臓) 細胞免疫表現型分類を血液および脾臓で行う。以下の細胞表面抗原を分析する: CD3(全T細胞); CD4(Tヘルパー/インデューサー、結合クラスII−制限T細胞); CD8(細胞毒性T細胞、CTL粘着); MAC−1(単核細胞/マクロファージ); NK(ナチュラルキラー細胞); Ly5(CD20)(B細胞); CD45(全白血球、タンパク質チロシンキナーゼホスファターゼ)。 ペプチド1番(配列番号1)を一つの検定で試験し、結果を表1A、2B、3A および3Bに示す。脾臓において、NK+CD3+(NK細胞)およびCD8+C D45+(細胞毒性T細胞)サブセットの相対的割合の増加が、ペプチド1番(配 列番号1)200および300mg/kgで見られた。 ペプチド5番(配列番号1)を二つの検定で試験し、第1の検定の結果を結果を 表4A、4B、5Aおよび5Bに、第2の検定の結果を表6A、6B、7Aおよ び7B示す。血液免疫表現型分類において、ペプチド5番(配列番号1)は、TC R、CD4+およびCD8+細胞表面抗原の減少により示されるT細胞の割合を 有意に減少させる。同様に、全ての試験用量でB細胞の有意な増加が見られる( Ly5(80%)、CH4−CD8−(73%))。 2.TおよびB細胞(脾臓)の分裂誘発増殖 ペプチド1番(配列番号1)がまたインビボ/エキソビボで脾臓のTおよびB細 胞を活性化することが示される(図1A、1B、1Cおよび1D参照)。 3.NK検定 免疫監視において重要なのは、NA細胞が、インビトロで本質的に感作せずに 癌、ウイルス感染または胚由来細胞を溶解できることである。免疫調節剤を、マ ウス脾臓細胞およびヒト末梢血単核白血球を使用して評価する。 脾臓細胞は、エフェクター:標的比100:1でNK活性の試験に使用した。 実施例4 毒性 ペプチド1番(配列番号1)は非毒性であるようと思われる。動物を50、10 0、200および300mg/kgのペプチドで処理したとき、インビボで明白な毒 性は見られない。 200mg/kgまで、ペプチド5番(配列番号1)で毒性効果は記録されなかった 。全体的病理学的観察は、刺激の兆候を示さなかった。実施例5 37℃でのラット全血中のペプチド5番(配列番号1)の安定性 方法 1.分析方法 カラム: YMCフェニル、3mm、120Å、4.6×150mm 流速: 0.5ml/分 活性化: 205nm 溶出剤: A=CH3CN B=酢酸アンモニウム0.01M pH6 プログラム: 0−5分 5%A/B 5−25分 5−−→15%A/B曲線6 25−30分 15−−→50%A/B曲線6 減衰: 0.3AU 注入: 30ml 2.血液インキュベーション ・ペプチドの貯蔵溶液を1.1mg/mlの濃度で製造し、10%CH3CN/H2 Oに溶解する。 ・ラット全血(EDTA)にペプチドを加え、55mg/mlの濃度にする。 ・同じ濃度の10%CH3CN/H2Oを、対照ブランクとしてまたラット全血 (EDTA)に加える。 ・添加したおよび対照ブランクの両方から500mlのアリコート(2つずつ)を 以下の時間に取る: 添加血液について:0'、5'、10'、15'、30'、45'、60'、75' 、90'。 ブランク血液について:0'、90'。 各アリコートのサンプルを4℃、4400rpmで10分遠心する。 3.抽出方法:液体−液体抽出 タンパク質沈殿 ・各血漿サンプルについて、血漿100μlをエッペンドルフバイアルに移し 、アセトニトリル200μlをそれに添加する。混合物を30秒ボルテックス 処理し、4℃、5分間14000rpm(Centra MP4R遠心機、ローター番号I EC851)で遠心する。上清200μlを他のバイアルに移し、Speed Vac P lus(Sawant SC-110A)で蒸発乾固させる、乾燥サンプルを100mlの移動相で再 構築し、このアリコートをHPLC(高速液体クロマトグラフィー)に注入して分 析する。 結果 HPLC分析の結果を表9に示す。 1.ペプチド5番(配列番号1)は、69%±7%の一次抽出効率を有する。 2.ペプチド5番(配列番号1)は、ラット全血で>90の半減期を有する。 実施例6 37℃でのヒト全血中のペプチド1番(配列番号1)およびペプチド5番(配列番 号1)の安定性 方法は、ヒト全血をラット全血の代わりに使用し、工程2において(血液イン キュベーション)アリコートを以下の時間: 添加血液について:0'、15'、30'、60'、90'、120'、150'、1 80'および210' ブランク血液について:0'、60'、180'、210' に取った以外、実施例5と同様である。 結果 HPLC分析結果を表10似示す。 1.ペプチド1番(配列番号1)はヒト全血(37℃)中で20分の半減期を有す る。 2.ペプチド5番(配列番号1)はヒト全血(37℃)中で>210分の半減期を有 する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // C07K 105:00 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,SZ,U G),AL,AM,AT,AU,BB,BG,BR,B Y,CA,CH,CN,CZ,DE,DK,EE,ES ,FI,GB,GE,HU,IS,JP,KE,KG, KP,KR,KZ,LK,LR,LS,LT,LU,L V,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI, SK,TJ,TM,TT,UA,UG,US,UZ,V N

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.式(I) 〔式中、 XはH、アセチルおよびグリシルまたはその保存的置換体からなる群から選択 される; R1はリジンまたはその保存的置換体から選択される; R2はアスパラギンまたはその保存的置換体から選択される; R3はプロリンまたはその保存的置換体から選択される; R4はチロシンまたはその保存的置換体から選択される; YはOH、NH2およびOC1-6アルキルからなる群から選択される〕 で示されるペプチドおよびその薬学的に許容されるアナログおよび誘導体。 2.Xがグリシン;アラニン;プロリン;グルタミン;アスパラギン;セリン ;スレオニン;およびバリンからなる群から選択される、請求項1記載のペプチ ド。 3.Xがグリシン;アラニン;およびバリンからなる群から選択される、請求 項1記載のペプチド。 4.Xが水素である、請求項1記載のペプチド。 5.R1がDまたはL−リジン;アルギニン;オルニチン;およびヒスチジン からなる群から選択される、請求項1記載のペプチド。 6.R1がD−リジンまたはL−リジンである、請求項1記載のペプチド。 7.R1がD−リジンである、請求項1記載のペプチド。 8.R2がDまたはL−アスパラギン;アラニン;プロリン;グルタミン;セ リン;スレオニン;バリン;およびグリシンからなる群から選択される、請求項 1記載のペプチド。 9.R2がDまたはL−アスパラギン;およびグルタミンからなる群から選択 される、請求項1記載のペプチド。 10.R2がアスパラギンである、請求項1記載のペプチド。 11.R2がグルタミンである、請求項1記載のペプチド。 12.R3がグリシン;DまたはL−プロリン;アラニン;アスパラギン;グ ルタミン;セリン;スレオニン;バリン;およびグリシンからなる群から選択さ れる、請求項1記載のペプチド。 13.R3がグリシンまたはDまたはL−プロリンである、請求項1記載のペ プチド。 14.R3がD−プロリンである、請求項1記載のペプチド。 15.R4がDまたはL−チロシン;システイン;セリン;スレオニン;フェ ニルアラニン;トリプトファン;およびヒスチジンからなる群から選択される、 請求項1記載のペプチド。 16.R4がDまたはL−チロシン;およびフェニルアラニンからなる群から 選択される、請求項1記載のペプチド。 17.R4がチロシンである、請求項1記載のペプチド。 18.R4がフェニルアラニンである、請求項1記載のペプチド。 19.YがOHまたはNH2である、請求項1記載のペプチド。 20.YがOHである、請求項1記載のペプチド。 21. からなる群から選択される、請求項1記載のペプチド。 22. からなる群から選択される、請求項21記載のペプチド。 23.式: である、請求項22記載のペプチド。 24.式: である、請求項22記載のペプチド。 25.ペプチドが薬学的に許容される担体との混合物で存在している、請求項 1、21から24のいずれかに記載のペプチドを含む医薬組成物。 26.ペプチドが他の治療活性剤との混合物で存在している、請求項25記載 の医薬組成物。 27.請求項1および21から24のいずれかに記載のペプチドまたはその薬 学的に許容される誘導体の薬学的許容量を、ヒトを含む哺乳類に投与する過程を 含む、免疫不全を処置する方法。 28.請求項1および21から24のいずれかに記載のペプチドまたはその薬 学的に許容される誘導体の薬学的許容量を、ヒトを含む哺乳類に投与する過程を 含む、B−細胞を刺激する方法。 29.請求項1および21から24のいずれかに記載のペプチドまたはその薬 学的に許容される誘導体の薬学的許容量を、ヒトを含む哺乳類に投与する過程を 含む、癌成育を制御する方法。 30.請求項1および21から24のいずれかに記載のペプチドまたはその薬 学的に許容される誘導体の薬学的許容量を、ヒトを含む哺乳類に投与する過程を 含む、ウイルス感染を制御する方法。 31.ペプチドを約0.1から約750mg/kgの範囲の量で投与することを含 む、請求項28記載の方法。 32.免疫応答を産生するのに有効な量での請求項1および21から24のい ずれかに記載のペプチドまたはその薬学的に許容される誘導体の、免疫不全の処 置用医薬の製造における使用。 33.免疫応答を産生するのに有効な量での請求項1および21から24のい ずれかに記載のペプチドまたはその薬学的に許容される誘導体の、ワクチン組成 物中のアジュバントとしての使用。 34.請求項1および21から24のいずれかに記載のペプチド、医薬組成物 またはその薬学的に許容される誘導体を免疫応答を産生するのに充分な量を含む ワクチンを投与する過程を含む、哺乳類、好ましくはヒトの疾病を予防する方法 。 35.請求項1および21から24のいずれかに記載のペプチド、医薬組成物 またはその薬学的に許容される誘導体を免疫応答を産生するのに充分な量を含む インフルエンザワクチンを投与する過程を含む、哺乳類、好ましくはヒトのイン フルエンザを予防する方法。 36.請求項1および21から24のいずれかに記載のペプチド、医薬組成物 またはその薬学的に許容される誘導体を免疫応答を産生するのに充分な量を含む ジフテリアワクチンを投与する過程を含む、哺乳類、好ましくはヒトのジフテリ アを予防する方法。 37.請求項1および21から24のいずれかに記載のペプチド、医薬組成物 またはその薬学的に許容される誘導体を免疫応答を産生するのに充分な量を含む 百日咳ワクチンを投与する過程を含む、哺乳類、好ましくはヒトの百日咳を予防 する方法。 38.請求項1および21から24のいずれかに記載のペプチド、医薬組成物 またはその薬学的に許容される誘導体を免疫応答を産生するのに充分な量を含む 破傷風ワクチンを投与する過程を含む、哺乳類、好ましくはヒトの破傷風を予防 する方法。 39.請求項1および21から24のいずれかに記載のペプチド、医薬組成物 またはその薬学的に許容される誘導体を免疫応答を産生するのに充分な量を含む ジフテリア、百日咳および破傷風(DPT)ワクチンを投与する過程を含む、哺乳 類、好ましくはヒトのDPTを予防する方法。 40.請求項1および21から24のいずれかに記載のペプチド、医薬組成物 またはその薬学的に許容される誘導体を免疫応答を産生するのに充分な量を含む 髄膜炎ワクチンを投与する過程を含む、哺乳類、好ましくはヒトの髄膜炎を予防 する方法。 41.抗原と請求項1および21から24のいずれかに記載のペプチドまたは その薬学的に許容される誘導体を混合することを含む、ワクチン組成物の製造。 42.ペプチドが約0.01mg/mlから5mg/mlの範囲での量で存在する、請 求項34記載の方法。 43.ペプチドが約0.05mg/mlから3mg/mlの範囲での量で存在する、請 求項34記載の方法。 44.ペプチドが約0.5mg/mlから1.0mg/mlの範囲での量で存在する、請 求項34記載の方法。 45.ワクチン抗原が約1.0マイクログラム/mlから約100マイクログラ ム/mlの範囲の量で存在する、請求項34記載の方法。 46.ワクチン抗原が約5マイクログラム/mlから約45マイクログラム/ml の範囲の量で存在する、請求項34記載の方法。
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