JPH10510858A - ビニル酸触媒のフリーラジカル重合による高分子量ポリスチレンの製造 - Google Patents
ビニル酸触媒のフリーラジカル重合による高分子量ポリスチレンの製造Info
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- JPH10510858A JPH10510858A JP8518787A JP51878796A JPH10510858A JP H10510858 A JPH10510858 A JP H10510858A JP 8518787 A JP8518787 A JP 8518787A JP 51878796 A JP51878796 A JP 51878796A JP H10510858 A JPH10510858 A JP H10510858A
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F12/00—Homopolymers and copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by an aromatic carbocyclic ring
- C08F12/02—Monomers containing only one unsaturated aliphatic radical
- C08F12/04—Monomers containing only one unsaturated aliphatic radical containing one ring
Abstract
(57)【要約】
本発明はビニル芳香族モノマーから高分子量ポリマーを製造するためのフリーラジカルバルク重合法であって、その重合を、イオウ又はリンのいずれかの原子を酸官能基内に含むビニル酸の存在下で行うことを特徴とする。
Description
【発明の詳細な説明】
ビニル酸触媒のフリーラジカル重合による高分子量ポリスチレンの製造
本発明はビニル芳香族モノマーからの高分子量ポリマーの改良されたフリーラ
ジカルパルク重合法、及びこれらの高分子量ポリマーを含む2つのピークをもつ
いわゆるバイモダル組成物の製造法に関する。
高分子量ビニル芳香族ポリマーとくに300,000以上の重量平均分子量(
Mw)をもつポリマーは主にアニオン重合で製造されていたが、これは高分子量
ポリマーをうるのにフリーラジカル技術では重合速度が遅いことによる。
然しアニオン重合法は高価なアニオン性開始剤たとえば有機リチウム化合物を
必要とし、残存リチウム含有塩の存在のために褪色生成物を生ずる傾向がある。
高分子量ビニル芳香族ポリマーはまたUS−A−5,145,924にみられ
るように、0.5〜2.5のpKaをもつ可溶性有機酸の存在下にフリーラジカ
ル重合によっても製造される。然し、この方法において、酸はポリマーに結合せ
ず、使用中にポリマーから移動することがあり、これがモールド表面の腐食を生
せしめる。
約400,000〜約1,900,000のMwをもつ高分子量モノビニリデ
ン芳香族ポリマーと約100,000〜約240,000のMwをもつ中間分子
量モノビニリデン芳香族ポリマーを含むバイモダル組成物を製造することも知ら
れている。これらの組成物はUS−A−4,585,825に記載されているよ
うに強度、耐熱性、及びメルトフロー性の良好な組合せをもつ。然し、この組成
物の高分子量ポリマーは低温で低転化速度で製造され、長い反応時間を必要とす
る。たとえば800,000Mwのポリスチレンを作るのに90℃で26時間を
必要とする。
それ故、上記の欠点を示さないフリーラジカル重合法を使用してビニル芳香族
モノマーから高分子量ポリマーを作ること及びこれらの高分子量ポリマーを含む
バイモダル組成物を作ることが非常に望ましいことである。
本発明の第一の態様は、少量のイオウもしくはリン含有のビニル酸の存在下で
重合を行うことを特徴とする、ビニル芳香族モノマーからの高分子量ポリマーを
製造するためのフリーラジカルバルク重合法である。イオウもしくはリンを含有
するビニル酸とは酸官能基の中にイオウ又はリンのいずれかの原子を含むビニル
酸のことをいう。ビニル酸は重合反応を接触(触媒反応)させて、高分子量ポリ
マーを合理的時間で製造する。ビニル酸のC−C2重結合はビニル芳香族モノマ
ーと反応してビニル酸をポリマーから移動させなくする。
本発明の方法によって決定される高Mwポリマーは、発泡体シート、フィルム
、及び射出成形法のような高分子量ビニル芳香族ポリマーが好適に使用される用
途に使用することができる。それらはMwの異なるポリマー類と混合してポリモ
ダルな分子量分布、好ましくはバイモダル分子量分布をもつポリマー組成物を作
るのに使用することができる。以下これをバイモダル組成物と呼ぶ。
本発明の別の態様において、バイモダル組成物は本発明の第1の態様からの高
分子量ポリマーと低分子量のビニル芳香族モノマーとを含むものから製造される
。
図1は、実施例3の実験5の高分子量のショルダーを示す、GPC分析によっ
てえられた曲線である。
図2は、実施例4の3段階連法で製造したポリスチレンのバイモダル分散を示
す、GPC分析によりえられた曲線である。
図3は、2時間、4時間及び6時間の反応時間の後のポリマー供給物中の開始
剤とSEMの双方をもつ、実施例5で製造したポリスチレンのバイモダル分散を
示す、GPC分析によって得られた3曲線のセットである。
本発明により使用されるビニル芳香族モノマーは例えばUS−A−4,666
,987、US−A−4,572,819及びUS−A−4,585,825に
記載されているような重合法に使用することのすでに知られているビニル芳香族
ポリマーを含むが、これらに限定されない。好ましくはモノマーは次式をもつ。
ただし、Rは水素又はメチルであり、Aはフェニル、ハロフェニル、アルキル
フェニル又はアルキルハロフェニルであり、アルキル基は1〜6の炭素原子を含
む。ハロフェニルなる用語は1〜2のハロゲン原子で置換されたフェニルのこと
をいい、アルキルフェニルなる用語は1〜2のアルキル基で置換されたフェニル
のことをいい、そしてハロアルキルフェニルとはハロゲン置換分を含む1〜2の
アルキル基で置換されたフェニル、又はハロゲン及びアルキル置換分で置換され
たフェニル、のことをいう。更に好ましくは、Arはフェニル又はアルキルフェ
ニルであり、フェニルが最も好ましい。また、重合は予め溶解したエラストマー
の存在下で行って衝撃耐性の又はグラフト化ゴム含有の生成物を作ることもでき
る。これらの例は、US−A−3,123,655、US−A−3,346,5
20、US−A−3,639,522及びUS−A−4,409,359に記載
されている。
本発明の方法に使用するビニル酸は酸官能基中にイオウ又はリンのいずれかの
原子を含むすべての酸であることができ、たとえばP(=O)(OH)、P(=
O)(OH)2、P(=O)(OH)O、S(=O)(OH)O及びS(=O)
OHである。好ましくは、ビニル酸は次式をもつ。
ただし、XはOであり、nは0又は1のいずれかであり、YはH、メチル又は
フェニルであり、ZはC1−C6アルキル、アリール又はO−Yであり、そしてR
は−C(=O)CH2CH(Y)−、−C(=O)NHCH2CH(Y)−、フェ
ニル又は直接結合である。
適当なビニル酸の例として、2−スルホエチルメタクリレート(SEM)、ビ
ニルホスホン酸(VPA)、アクリルアミドプロパンスルホン酸(AMPS)、
2−スルホプロピルメタクリレート(SPM)、スチレンスルホン酸(SSA)
、スチレンホスホン酸(SPA)、4−ビニルベンジルホスホン酸(VBPA)
、2−スルホエチルアクリレート(SEA)、α−フェニルビニルホスホン酸(
PVPA)、2−メチル−2−ホスホノエチル−2−プロペノエート、2−〔(
2−メチル−1−オキソ−2−プロペニル)アミノ〕エチルホスホン酸、2−〔
(2−メチル−1−オキソ−2−プロペニル)アミノ〕エタンスルホン酸、2−
メチル−2−スルホプロピル−2−プロペノエート、及び2−メチル−2−スル
ホエチル−2−プロペノエートがあげられるが、これらに限定されない。最も好
ましいビニル酸はSEMである。これらのビニル酸は周知で商業的に入手するこ
とができ、あるいはUS−A−4,529,559に記載の方法によって製造す
ることができる。
ビニル酸は、高分子量ポリマーが、ポリマーの物性に目立った悪影響を及ぼす
ことなしに、製造される量で存在する。存在する酸の量は、使用する特定のビニ
ル酸に応じて変わる。イオウ含有ビニル酸はリン含有ビニル酸よりも少量で使用
することができる。イオウ含有ビニル酸の量が多すぎると、酸はカチオン重合を
開始し、低分子量ポリマー、たとえば20,000Mw未満のポリマーを生成す
る。それ故、カチオン重合は生成する高分子量ポリマー中の低分子量留分の存在
によって検知することができる。代表的には、ビニル芳香族モノマーの量を基準
にして10〜500ppmの、好ましくは15〜400ppmの、更に好ましく
は20〜300ppmの、そして最も好ましくは25〜200ppmの量のイオ
ウ含有ビニル酸が存在する。リン含有ビニル酸はより多量で存在させることがで
き、そしてカチオン重合を開始することは知られていない。ビニル芳香族モノマ
ーの量を基準にして代表的に500〜20,000ppmの、好ましくは600
〜15,000ppmの、更に好ましくは800〜10,000ppmの、そし
て最も好ましくは1000〜5000ppmのリン含有ビニル酸が存在する。
重合は所望により“Narrow Polydispersity Poly
styrene by a Free−Radical Polymeriza
tion Process−Rate Enhancement”,Macro molecules
1994,27,pp.7228−7229に記載されて
いるようなニトロキシル安定フリーラジカル化合物の存在下で行うことができる
。代表的なニトロキシル基化合物の例として2,2,6,6−テトラメチル−1
−ピペリジニルオキシ及び3−カルボキシ−2,2,5,5−テトラメチル−1
−ピロリジニルオキシがあげられる。ニトロキシル安定フリーラジカルの代表的
な量はビニル芳香族モノマーの量を基準にして10ppm〜2000ppmであ
る。
開始剤は所望によりフリーラジカル重合中に存在させることができる。パーオ
キシドの例としてt−ブチルパーオキシベンゾエート、t−ブチルパーオキシア
セテート、ジ−t−ブチルパーオキシド、ジベンゾイルパーオキシド、ジラウロ
イルパーオキシド、1,1−ビス−t−ブチルパーオキシシクロヘキサン、1,
1−ビス−t−ブチルパーオキシ−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン及び
ジクミルパーオキシドがあげられる。
重合は高分子量ポリマーが生成するすべての温度で行うことができる。好適な
重合温度は80℃〜170℃、好ましくは110℃〜160℃であり、115℃
〜150℃が最も好ましい。
重合に必要な時間は、酸濃度、(所望によって用いる)開始剤濃度、(所望に
よって用いる)ニトロキシル基濃度、所望の転化速度、及び反応温度を包含する
多数の因子に依存する。代表的には、重合は0.5〜8時間、好ましくは1〜6
時間、そして最も好ましくは1〜5時間行われる。
生成する高分子量ポリマーの分子量は、温度、(所望により用いる)開始剤濃
度、(所望により用いる)ニトロキシル基濃度、酸濃度、及び反応温度を包含す
る多数の因子に依存する。分子量(Mw)なる用語はゲル透過クロマトグラフで
決定したときの重量平均分子量のことをいう。本発明の第一の態様の方法により
生成した高分子量ポリマーの分子量は代表的に100,000〜450,000
、好ましくは150,000〜450,000、更に好ましくは250,000
〜450,000、そして最も好ましくは350,000〜450,000であ
る。450,000以上の分子量をもつポリマーは望ましくない。それらは処理
が困難であるからである。
本発明の第一の態様によって製造されるポリマーはまた狭い多分散性という追
加の利点をもつことができる。多分散性とは重量平均分子量と数平均分子量との
比のことをいう。本発明の第一の態様によって製造される高分子量ポリマーは代
表的には2.5未満の多分散性値をもつ。
本発明の第一の態様の方法により製造される高分子量ポリマーは、他の成分、
たとえば離型剤、滑剤、着色剤、着火防止剤、衝撃変性剤、ガラス繊維、他のポ
リマーたとえばポリフェニレンオキシド、ポリカーボネート、エラストマー状コ
ポリマーたとえばスチレン−ブタジェンブロックコポリマー、ポリブタジェンな
ど、ならびに他のポリビニル芳香族樹脂、とブレンドすることができる。
本発明の方法により製造した高分子量ビニル芳香族ポリマーは、重合から生ず
る反応混合物から希釈剤及び/又は未反応モノマーを除去することによって回収
することができる。あるいは、反応混合物を更に処理して異なる分子量のポリマ
ーを含むポリモダル組成物を作ることができる。
1つの態様において、バイモダル組成物はウエセルマンのUS−A−4,58
5,825に記載されているようにして製造することができる。バイモダル組成
物は開始剤を高分子量ポリマー/未反応モノマー混合物に加え、この未反応モノ
マーを重合させて比較的低分子量のビニル芳香族ポリマーを高分子量ポリマーの
存在下で作ることによって製造される。
開始剤は、高分子量ポリマーを含む混合物中の未反応モノマーを重合させる開
始剤または開始剤混合物でありうる。開始剤は前記のフリーラジカル開始剤であ
ることができ、好ましくはパーオキシド開始剤たとえばt−ブチルパーオキシベ
ンゾエート、t−ブチルパーオキシアセテート、ジ−t−ブチルパーオキシド、
ジベンゾイルパーオキシド、ジラウロイルパーオキシド、1,1−ビス−t−ブ
チルパーオキシシクロヘキサン、1,1−ビス−t−ブチルパーオキシ−3,3
,5−トリメチルシクロヘキサン及びジクミルパーオキシドである。開始剤の代
表的な量は、ビニル芳香族モノマーの量を基準にして10ppm〜2000pp
mである。
バイモダル組成物の別の態様において、開始剤とビニル酸は、高分子量ポリマ
ーの製造の前に、始めのモノマー供給物に加えることができる。この方法におい
て、開始剤は低分子量ポリマーを始めに作るようにえらばれる。開始剤が枯渇す
ると、更なる重合は高分子量ポリマーを生ずる。この態様に使用する開始剤は好
ましくは120℃未満の1時間半の寿命温度をもつ。1時間半の寿命温度は、開
始剤の半分が1時間の反応時間後に消費される温度である。好適な開始剤として
ベンゾイルパーオキシド、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)シクロヘキサ
ン、2,2−ビス(4,4−ジ−〔t−ブチルパーオキシ〕シクロヘキシル)プ
ロパン、及びt−ブチルパーオキシピバレートがあげられる。これらの開始剤の
代表的な量は、ビニル芳香族モノマーの量を基準にして10ppm〜2000p
pmである。
所望により、連鎖移動剤を低分子量ポリマーの製造に使用することができる。
好適な連鎖移動剤としてメルカプタンのような当業技術に周知のふつうの連鎖移
動剤があげられる。好ましくは、連鎖移動剤はn−ドデシルメルカプタン又はテ
ルピノリンである。連鎖移動剤の代表的な量はビニル芳香族モノマーの量を基準
にして10ppm〜2000ppmである。
ポリモダル組成物中の高分子量ポリマーの所望のMwは本発明の第一の態様で
述べた所望のMwよりも著しく高い。高Mwポリマーが低分子量ポリマーとブレ
ンドされるからである。本発明のこの態様において、Mwはポリモダル組成物の
所望のMwに従ってえらぶことができ、好ましくは500,000〜2,000
,000、更に好ましくは700,000〜1,800,000、最も好ましく
は800,000〜1,500,000である。
低分子量ポリマーの所望のMwも選択事項であり、バイモダル組成物の所望の
Mw及び所望の性質に依存する。好ましくはMwは50,000〜200,00
0である。
ポリモダル組成物に存在する高分子量ポリマーの量は、ポリモダル組成物の望
ましい性質に応じてえらぶことができる。代表的に1〜40%、好ましくは5〜
35%、最も好ましくは10〜20%の高分子量ポリマーが存在する。
ポリモダル組成物の平均Mwは組成物内に含まれるポリマーのMwに依存する
。本発明のこの態様のバイモダル組成物の平均Mwは好ましくは100,000
〜600,000、更に好ましくは125,000〜500,000、最も好ま
しくは150,000〜450,000である。
高および低分子量ビニル芳香族ポリマーの両方を含む組成物は2つのビニル芳
香族ポリマーのすべての組合せでありうるが、好ましくは同じ組成をもつポリマ
ーのブレンドである(すなわち同じモノマー単位のホモポリマー、又は同じコモ
ノマー単位を同じ比でもつコポリマー、のブレンドである)。更に好ましくは、
両ポリマーはポリスチレンである。
バイモダル組成物の好ましい製造法は連続重合法であり、そこでは1以上の反
応器内の若干の異なった反応帯域の一群を直列に使用して異なった分子量のポリ
マー類を作る。異なった帯域は所望の温度に保ち、特定の分子量をもつポリマー
の所望量を作るのに必要な適当な反応生成物を供給し、それによってポリモダル
組成物を製造する。
高分子量ポリマーを始めに生成させる好ましい方法において、早期の重合帯域
を始めに高分子量ポリマーが製造されるように保ち、後の帯域が高分子量ポリマ
ーを含む前の帯域からの反応混合物を受け取るようにする。後の帯域には開始剤
を含む追加の反応試剤を供給し、そしてその他は低分子量ポリマーが予め生成し
た高分子量ポリマーの存在下に生成するよう保ち、それによって2成分のブレン
ドを達成する。通常、早期の高分子量ポリマー生成用の反応器もしくは帯域は、
次の低分子量ポリマー生成用の反応器もしくは帯域よりも低温にある。
別の好ましい方法において、低分子量ポリマーを始めに生成させる別の好まし
い方法において、早期の帯域は低分子量ポリマーが製造されるように保ち、後者
の帯域が低分子量ポリマーを含む前の帯域からの反応混合物を受け取るようにす
る。2成分のブレンドはそれによって達成される。後者の帯域はそれが前に生成
した低分子量ポリマーの存在下で高分子量ポリマーを生成するように保つ。両者
の帯域は同じ温度に保つことができ、あるいはまた後者の帯域は前者の帯域より
も高温であってもよい。
高分子量ポリマーと低分子量ポリマーを含むバイモダル組成物は、発泡板、発
泡シート、射出成形、及び押田しを含む多くの用途に有用である。
次の実施例を本発明の説明のために示すが、これらは本発明の範囲を限定する
ものと解すべきではない。これらの実施例において、すべての部および%は他に
特別の記載のない限り重量基準である。ポリマーの重量平均分子量(Mw)はゲ
ル透過クロマトグラフ(GPC)を使用して決定され、固体のMwと呼ぶ。数平
均分子量(Mn)も(GPC)を使用して決定される。実施例1
2−スルホエチルメタクリレートの存在下で製造した高分子量ポリスチレン
スチレン(96部)とエチルベンゼン(4部)の混合物を7対のガラス管に分
離する。1対の管に500ppm(スチレン基準)のカンファースルホン酸(C
SA)を加える。他の5対の管にそれぞれ100、200、300、400及び
500ppm(スチレンモノマー基準)の2−スルホエチル−メタクリレート(
SEM)を加える。これらの管を真空に密封し、110℃の油浴に入れる。これ
らの対のそれぞれから1つの管を1時間後に浴から除き、それぞれの対の他方の
管を2時間後に除く。管を開放し、スチレンポリマーの%を未反応モノマー及び
溶媒の蒸発によって比重的に決定する。ポリマー重量平均分子量(Mw)はゲル
透過クロマトグラフ(GPC)を使用してそれぞれの管について決定する。
ポリスチレンのMwはSEM濃度の増加と共に増加し、CSAを含む又は酸を
全く含まないポリスチレンよりも実質的に高い。実施例2
SEM及びニトロキシル安定フリーラジカルの存在下に製造した高分子量ポリ
スチレン
実験1−4(それぞれの実験は4アンプルからなる)を次のようにして行う。
表2に示す適当量の2−スルホエチルメタクリレート(SEM)、t−ブチル
パーオキシベンゾエート(tBPB)、及び/又は2,2,6,6−テトラメチ
ル−1−ピペリジニルオキシ(TP)を2gのスチレンにとかす。溶液をガラス
のアンプル(5mm×30cm)に入れ、アンプルを真空下に密封する。アンプ
ルを140℃でオーブン中で加熱し、アンプルを表2に示すように1,2,4及
び6時間後に除く。これらの時点で転化率%、Mw及びMnを決定する。
SEMの存在は開始剤なしの重合の重合速度を明らかに促進する。然し、開始
剤のある重合は悪影響がなかった。
実施例3
高分子量ポリスチレンを含むバイモダル組成物の製造
実験5,6,及び7を次のようにして行った。
スチレン(1200g)を米国特許第4,289,863号の図1に示すよう
に1500mlの反応器に入れ、表3に示すように2−スルホエチルメタクリレ
ート(SEM)を加えた。混合物を表3に示すように120℃又は125℃で2
時間、等温加熱し、試料を集めてスチレン転化率及び分子量分析を行った。開始
剤及び実験2ではn−ドデシルメルカプタンからなる第2溶液をこの時点で加え
、混合物を一貫して及び線状に4時間にわたって155℃に徐々に加熱する。開
始剤の種類と濃度を表3に示す。重合温度が155℃に達したとき、試料を集め
てポリマー含量(%固体)及びMw分析の決定を行った。これらのデータは表3
に要約してある。
生成物のGPC曲線は、GPC曲線の高分子量側の肩によって示されるように
(図1参照)不満足に高い水準の高分子量留分を示している。実施例4
バイモダルポリスチレンの製造
50ppmSEM(スチレンモノマー基準)及びスチレンを、直列配置に接続
した攪拌3管反応器の重合系にポンプ給送する。それぞれの反応器は3帯域をも
つものとして画定され、それ故に重合系は表4に具体化されているような9帯域
をもつ。各帯域の温度、滞留時間及び他のデータも表4に含まれている。エチル
ベンゼン(EB)とtBPBを表4に示すように帯域5に加えて、低分子量ポリ
マーの重合を開始させる。第3反応器を去る際に、重合した物質は脱気ユニット
に入って、希釈剤及び残存スチレンが除かれる。
生成物は明らかにバイモダル密度をもつ(図2参照)。実施例5
重合器供給物中に開始剤とSEMの両者をもつバイモダルポリスチレンの製造
100ppmのSEMと1000ppmのベンゾイルパーオキシド(BPO)
(スチレンの量を基準とする)を2gのスチレンにとかす。この溶液を3つのガ
ラスアンプル(5mmID×30cm長さ)に入れ、これらのアンプルを真空下
に密封する。これらのアンプルをオーブン中で140℃に加熱する。2,4及び
6時間後にオーブンからアンプルを除く。スチレン転化率%及び生成するポリス
チレンのMwを表5に示すように決定する。GPC曲線は、生成ポリスチレンが
バイモダル分散性をもつことを示している(図3参照)。
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- 【特許請求の範囲】 1.カチオン重合を開始することなしに高Mwポリマーを作るに十分な量のイオ ウ又はリン含有ビニル酸の存在下に、ビニル芳香族ポリマーから本質的になるモ ノマー組成物を重合させることを特徴とする高分子量ポリマーを製造するための フリーラジカルバルク重合方法。 2.ビニル酸の量がビニル芳香族モノマーの量を基準にして約10〜約500p pmである請求項1の方法。 3.ビニル酸が2−スルホエチルメタクリレート、アクリルアミドプロパンスル ホン酸、2−スルホプロピルメタクリレート、スチレンスルホン酸、又は2−ス ルファトエチルメタクリレートである請求項1の方法。 4.ビニル芳香族モノマーがスチレンである請求項1の方法。 5.高分子量ビニル芳香族ポリマーのMwが約350,000〜約450,00 0である請求項1の方法。 6.重合を開始剤の存在下に行う請求項1の方法。 7.開始剤がt−ブチルパーオキシベンゾエート、t−ブチルパーオキシアセテ ート、ジ−t−ブチルパーオキシド、ジベンゾイルパーオキシド、ジラウロイル パーオキシド、1,1−ビス−t−ブチルパーオキシシクロヘキサン、1, 1 −ビス−t−ブチルパーオキシ−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、又は ジクミルパーオキシドである請求項6の方法。 8.重合をニトロキシル安定フリーラジカルの存在下で行う請求項1の方法。 9.ニトロキシル安定フリーラジカルが2,2,6,6−テトラメチル−1−ピ ペリジニルオキシ又は3−カルボキシ−2,2,5,5−テトラメチル−1−ピ ロリジニルオキシである請求項8の方法。 10.ビニル芳香族モノマーの一部をフリーラジカル開始剤の存在下に重合させて 高Mwポリマーの生成前に低分子量ポリマーを生成させる請求項1の方法。 11.高分子量ビニル芳香族ポリマーと低分子量ビニル芳香族ポリマーが共にポリ スチレンである請求項10の方法。 12.高分子量ポリスチレンが約500,000〜約2,000,000のMwを もち、そして低分子量ポリスチレンが約50,000〜約200,000のM wをもつ請求項11の方法。 13.開始剤がベンゾイルパーオキシド、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ) シクロヘキサン、2,2−ビス−(4,4−ジ〔t−ブチルパーオキシ〕シクロ ヘキシル)プロパン、又はt−ブチルパーオキシピバレートである請求項10の 方法。 14.低Mwポリマーを連鎖移動剤の存在下に生成させる請求項10の方法。 15.連鎖移動剤がn−ドデシルメルカプタンである請求項14の方法。 16.高分子量ポリマーと低分子量ポリマーとの組成物が約100,000〜約6 00,000のMwをもつ請求項10の方法。 17.ビニル芳香族モノマーを部分的に重合させて高分子量ポリマーと未反応モノ マーとの混合物を生成し、この混合物にフリーラジカル開始剤を加え、未反応ビ ニル芳香族モノマーを低分子量ポリマーが生成する条件下に重合させる請求項1 の方法。 18.高分子量ビニル芳香族ポリマーと低分子量ビニル芳香族ポリマーが共にポリ スチレンである請求項17の方法。 19.高分子量ポリスチレンが約500,000〜約2,000,000のMwを もち、そして低分子量ポリスチレンが約50,000〜約200,000のMw をもつ請求項18の方法。 20.開始剤がt−ブチルパーオキシベンゾエート、t−ブチルパーオキシアセテ ート、ジ−t−ブチルパーオキシド、ジベンゾイルパーオキシド、ジラウロイル パーオキシド、1,1−ビス−t−ブチルパーオキシシクロヘキサン、1,1− ビス−t−ブチルパーオキシ−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、又はジ クミルパーオキシドである請求項17の方法。 21.低分子量ポリマーを連鎖移動剤の存在下に生成させる請求項17の方法。 22.連鎖移動剤がn−ドデシルメルカプタンである請求項21の方法。 23.高分子量ビニル芳香族ポリマーと低分子量ビニル芳香族ポリマーとの組成物 が約100,000〜約600,000のMwをもつ請求項17の方法。
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