JPH10510380A - 使用権限のない使用者の肉体的属性を記録することを含むクレジット／ｉｄカードの使用を確認するためのシステム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明はクレジット／ＩＤカード（１２）の正しい使用者を確認するための方法及び装置（１０）に関する。この方法はバーコード（１６）を走査する多数の走査装置を有する装置によってカード（１２）を走査する工程、偽造の証拠を探すためにカード（１２）を走査する工程、カード（１２）上の少なくとも１つの指紋、及び他の探知できる情報を走査する工程、カード（１２）上の走査された情報と装置（１０）と通信している少なくとも１つのアクセス可能なデータベース（４４）に記憶された所有者の情報と比較する工程を含む。装置（１０）とデータベース（４４）間のデータ送信は暗号化システムによって保護されている。カード（１２）上の情報がデータベース（４４）に記憶されたカード所有者と密接な関係のある情報にマッチしない場合、カード（１２）は使用者から保留される。そうでなければ、カード（１２）の使用者は所望の目的のためにカードを使用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】 使用権限のない使用者の肉体的属性を記録することを含む クレジット／ＩＤカードの使用を確認するためのシステム 発明の背景及び概略 本発明はクレジット及び／又はＩＤカードの正しい使用者を確認するための方 法及び装置、特にカードの正しい使用者を確認するための多数の走査ステーショ ンを利用する方法及び装置に関する。 最近、クレジットカードの使用権限のない使用を防止するためにシステムの開 発に関する試みがなされてきた。これらのシステムは、このようなカードの使用 者の身元を認証する様々な装置を典型的に利用してきた。その１つのシステムは カード所有者の指紋をカード表面に付けるといったもので、この場合使用者の指 紋がカード上の指紋にマッチしなければならない。クレジット／ＩＤカードの認 証のための確認として指紋を利用するという概念は周知である。米国特許第４５ な身元判明システムを開示している。しかし、使用者の指紋とカード所有者の指 紋とを比較することが必要な指紋確認方法はクレジットカードが簡単に偽造され やすい、例えば所有者の指紋が使用権限のない使用者の指紋に差し替えられると いう欠点があった。 カードの正しい使用者の身元を判明する他の方法もまた同様の欠点に悩まされ ている。例えば、米国特許第４９９５０８６号（Lilleyら）には、カード上に付 けられたカード所有者に関する情報を有するバーコード及び前記情報をシステム と通信しているデータベースに保管された情報と比較する確認システムが開示さ れている。指紋確認方法と同様に、カード表面に適用されたバーコードも偽造さ れやすい。 現在、カードが改造されているかどうかを発見することができ、使用権限のな い使用者のカード使用を防止することができるクレジット／ＩＤカードの正しい 使用者を確認するための方法及び装置が求められている。 本発明の目的は、カードが偽造又は改造されたかを発見することができるクレ ジット／ＩＤカードの正しい使用者を確認する改良された方法；カードの正しい 使用を実際に保証するいくつかのクロスチェッキング工程(cross-checking step )を有するそのような改良された方法；カード使用者の指紋がカード所有者の指 紋にマッチするかを確認することができるそのような方法；カード使用者の声紋 がカード所有者の声紋にマッチするかを確認することができるそのような方法； カード使用者の網膜紋(retinal print)がカード所有者の網膜紋にマッチするか を確認することができるそのような方法；及び使用権限のない使用者の指紋を記 録することができるそのような方法を提供することにある。 又、本発明の目的は、クレジット／ＩＤカードの正しい使用者を確認する改良 された装置；カードが偽造されたかを発見することができるそのような装置；カ ードの正しい使用を実際に保証するいくつかの走査装置を有するそのような装置 ；指紋走査装置とカード使用者の指紋がカード所有者の指紋にマッチするかを確 認するための関連手段を有するそのような装置；マイクとカード使用者の声紋が カード所有者の声紋にマッチするかを確認するための関連手段を有するそのよう な装置；網膜走査装置とカード使用者の網膜紋がカード所有者の網膜紋にマッチ するかを確認するための関連手段を有するそのような装置；使用権限のない使用 者からカードを保留する装置；使用権限のない使用者の指紋を記録することがで きるそのような装置；及びセントラルデータベースとの通信時にデータ送信を暗 号化する装置を提供することにある。 一般に、クレジット／ＩＤカードの正しい使用者を確認する方法は次の工程を 含む： (a) 多数の走査ステーションを有する装置にカードを挿入する（カードはＩＤ ナンバー及び他の個人データのようなカード所有者と密接な関係のある情報スト リップ及びカード所有者の少なくとも１つの指紋を有する表面を含む）； (b) ＩＤナンバーを含むカードの情報を確認するために装置の情報ストリップ 走査ステーションでカードのストリップを走査する； (c) カードのストリップ上に記憶された情報と、装置と通信している少なくと も１つのアクセス可能なデータベースに記憶された所有者の情報とを比較し、カ ード上の情報がデータベースに記憶されたカード所有者と密接な関係のある情報 にマッチしない場合、装置が使用者からカードを保留する； (d) すべての線をイメージングすることによってカード表面をデジタル化する 装置のグラフィック走査ステーションでカード表面を走査する； (e) カード表面の像をデジタル数値配列に変換する； (f) グラフィック走査装置によって走査されデジタル数値配列に変換されたカ ード表面と、カードが偽造されたかを決定するためにデータベースに記憶された デジタル数値配列とを比較し、カード表面がデータベースによって記憶されたカ ード表面にマッチしない場合、装置が使用者からカードを保留する； (g) 使用者の指紋を得る； (h) 指紋走査ステーションで使用者の指紋を走査する； (I) カードの正しい使用者を保証するために使用者の指紋とカード上の指紋及 びデータベース内のカード所有者の指紋とを比較し、指紋走査装置によって走査 された指紋がカード上及びデータベース内の指紋にマッチしない場合、装置が使 用者からカードを保留し；カード使用者がカード所有者であることを保証するた めのデータベース内及びカード上の指紋に使用者の指紋がマッチした場合、前記 装置は使用者が所望の目的のためにカードを使用することを許可する。 本発明の方法を実施するための装置はカードの情報ストリップを走査するため の情報ストリップ走査装置、及びストリップに含まれた情報と、装置と通信して いる少なくとも１つのアクセス可能なデータベースに記録された所有者の情報と を比較する手段を含む。カード上の情報がデータベースに記憶されたカード所有 者と密接な関係のある情報にマッチしない場合、装置は使用者からカードを保留 する。装置及びデータベースは両者間のデータ送信を暗号化するための暗号化手 段を含む。グラフィック走査装置はすべての線をイメージングすることによって カード表面をデジタル化するグラフィック走査装置でカード表面を走査する。好 適な手段はカード表面の像をデジタル数値配列に変換し、グラフィック走査装置 によって走査されたカード表面と、カードが改造されたかを決定するためのデー タベースに記憶されたデジタル数字配列に変換手段によって変換されたデジタル 数字配列とを比較する。カード表面がデータベースによって記憶されたカード表 面にマッチしない場合、装置は使用者からカードを保留する。使用者の指紋を得 るためにカード使用者が指を押しつけるためのパッドを有する指紋走査装置は使 用者の指紋を走査する、及び好適な手段はカードの正しい使用者を保証するため に使用者の指紋とカード上の指紋及びデータベース内のカード所有者の指紋とを 比較する。指紋走査装置によって走査された指紋がデータベース内及びカード上 の指紋にマッチしない場合、装置は使用者からカードを保留する。すなわち、使 用者の指紋が、カード使用者がカード所有者であることを保証するためのデータ ベース内及びカード上の指紋にマッチした場合、装置は使用者が所望の目的のた めにカードを使用することを許可する。 本発明の他の目的、特徴及び長所は、付随する図示された図面に関して考慮し ながら、以下の記述によって明らかになるであろう。 図面の概略： 本発明を実施するためのベストなモードが図に示される： 図１は本発明のクレジット及び／又はＩＤカードの正しい使用者を確認するた めの方法をフローチャートで示したものである； 図２は本発明の方法を実施するための装置のブロックダイアグラムである； 図３は本発明のクレジットカードである；及び 図４は図３で示したクレジットカードの背面を示したものである。 対応する参照番号は図面のいくつかの視野を通じて対応する部分を示す。 好適な例の詳細な記述 ここで図面を参照すると、１２で示されるクレジット及び／又はＩＤカード（ 図３に示す）の正しい使用者を確認するための方法（図１に示す）は１０で示さ れる。好ましくは、カード１２はカード１２の所有者の少なくとも１つの指紋１ ８を記した表面１４を含むべきである。好ましくはカードは情報ストリップ１６ 、例えばＩＤナンバー及び他の個人データのようなカード所有者と密接な関係の ある情報を記したバーコード又は磁気ストリップを有する背面１５（図４）を有 する。情報ストリップ１６及び指紋１８は直接カードに記され、周知の好適なラ ミネートによって保護される。図３に示すように、カード１２は表面１４に記さ れたカード所有者の２つの指紋１８を有する。カード１２は、所有者の写真２０ 及び住所氏名などの他の情報も含むことができる。カード１２の使用者がカード 所有者であることを確認又は認証することが望まれるいかなる状況においても本 発明の方法１０を適応することができることは理解されるであろう。本発明の方 法は、特にクレジットカードの使用者を確認するのに最適である。方法１０は制 限された区域（例えば、病院、企業の研究施設など）に好ましいアクセスをする 権限を持つ人の身元を確認するのにも使用することができる。図２が示すように 本発明の方法を実施するための装置は２２で示され、装置２２は本発明の方法１ ０の記述の後に詳しく述べられている。 ここで図１を参照すると、方法１０は多数の走査ステーション（つまり情報ス トリップ走査ステーション３０、グラフィック走査ステーション３２、指紋走査 ステーション３４、声紋記録ステーション３６、網膜走査ステーション３８、及 び写真走査ステーション４０）を有する装置２２の如き装置にカード１２を挿入 する工程を最初に含む。以下に更に詳しく述べるように、装置２２は方法１０の それぞれの確認工程を行うことができる範囲であれば、何種類ものデザインを具 体化することができる。 装置２２に挿入された後、カード１２はＩＤナンバーを含むカード１２の情報 を確認するためのカード１２のストリップ１６を走査する情報ストリップ走査ス テーション３０に入る。この情報は情報ストリップ１６に記憶された情報と、装 置２２のマイクロプロセッサー４２と通信している少なくとも１つのアクセス可 能なデータベース４４（図２）に記憶されたカード所有者のＩＤナンバーを含む 情報とを比較するマイクロプロセッサー４２（図２）に送られる。装置とデータ ベース間のデータ送信の完全な保障を確実なものにするため、好ましくは装置と データベースの両者はデータ送信を暗号化及び解読するための暗号化装置を含む 。カード１２のストリップ１６上の情報がその特別なカードのためにデータベー ス４４に記憶された情報にマッチする場合、カード１２は次のステーション（例 えばグラフィック走査ステーション３２）で検討される。しかし、カード上の情 報がデータベース４４に記憶されたカード所有者と密接な関係の情報にマッチし ない場合、装置２２は使用者からカード１２を保留する。カード１２は、没収さ れた場合、使用権限のない使用者によって提示され、かつ装置２２によって没収 されたカード１２が適式にアドレスされるサービス時まで、装置２２の好適な部 分に保管される。 次に、カード１２はすべての線をイメージングすることによってカード１２の 表面１４をデジタル化するグラフィック走査ステーション３２によって検討され る。カード１２の表面１４を検討する目的は、カードが改造されていないかを決 定するためである。カード１２の表面１４の像は、デジタル数値配列に変換され 、それはカード表面を表現するデジタル数値配列と、装置２２のマイクロプロセ ッサー４２と通信している他のアクセス可能なデータベース又は前述のデータベ ース４４に記憶されたカードの先行走査に向けられた情報とを比較するマイクロ プロセッサー４２に送られる。カード１２のデジタル数値配列がその特別なカー ドのためにデータベースに記憶されたデジタル数値配列にマッチした場合、カー ド１２は次のステーションで検討される。しかし、カードのデジタル数値配列が データベース４４に記憶されたデジタル数値配列にマッチしない場合、装置２２ は使用者からカード１２を保留する。情報走査ステーション３０と同様、使用権 限のない使用者によって提示され、かつ装置２２によって没収されたカード１２ が適式にアドレスされるサービス時まで、カード１２は装置２２の好適な部分に 保管される。 図１に示されるように、次にカード１２は指紋走査ステーション３４によって 検討される。本発明の方法１０のこの工程では、カード１２の正しい使用を保証 するためにカード１２上の指紋１８及び装置２２のマイクロプロセッサー４２と 通信している別のアクセス可能なデータベース又は前述のデータベース４４内の カード所有者の指紋とを比較する指紋１８をカード使用者が与えることが必要と なる。情報ストリップ及びグラフィック走査ステーション３０、３２と同様、指 紋走査ステーションで走査された指紋がデータベース４４内及びカード上の指紋 にマッチしない場合、装置２２は使用者からカードを保留する。使用者の指紋が データベース４４内及びカード上の指紋にマッチする場合、装置２２は使用者が 所望の目的のためにカード１２を使用することを許可する又は図１に示すように 、更なる厳しいレベルの確認が必要な場合、カード１２は次のステーションによ って検討される。 本発明の方法は、使用者がカード１２上の指紋１８又はデータベース４４に記 憶されたカード所有者の指紋にマッチしない場合使用者の指紋を記録する工程を 更に含む。この付加的な工程の目的は、カードの使用権限のない使用者の身元を 判明するために使用可能な証拠を得るためである。使用権限のない使用者の記録 された指紋は犯罪者ファイルデータベース、従業員データベースなどの他のデー タベースに記録された指紋と比較することができる。 今まで述べたように、付加的な確認が必要な場合、カード１２は声紋記録ステ ーション３６、網膜走査ステーション３８及び写真走査ステーション４０によっ て検討されることができる。これらの付加的な走査工程は別々に又はどんな組み 合わせによっても行うことができること、及び本発明の範疇に含まれることは理 解されるであろう。 再度図１を参照すると、本発明の方法１０は使用者の声紋を得るために、装置 ２２の声紋記録ステーション３６にカード１２の使用者が話しかけることを必要 とすることがある。この声紋はデジタル化され、マイクロプロセッサー４２と通 信している別のアクセス可能な別のデータベース又はデータベース４４に記録さ れたカード１２の所有者の声紋とを比較するマイクロプロセッサー４２に送られ る。他のステーション同様、使用者の声紋がデータベース４４に記憶された所有 者の声紋にマッチしない場合、装置２２はカードが正しく破棄されるまで使用者 からカード１２を保留する。そうでなければ、装置２２は使用者が所望の目的の ためにカード１２を使用することを許可する、又は更なる厳しいレベルの確認が 必要な場合、カード１２は次のステーションによって検討される。 従って、方法１０は使用者の網膜紋を得るために装置２２の網膜走査ステーシ ョン３８をカード１２の使用者が覗き込むことも必要とすることがある。次にこ の網膜紋はマイクロプロセッサー４２と通信している別のアクセス可能な別のデ ータベース又はデータベース４４に記録されたカードの所有者の網膜紋とを比較 するマイクロプロセッサー４２に送られる。他のステーション同様、使用者の網 膜紋がデータベース４４に記憶された所有者の網膜紋にマッチしない場合、装置 ２２はカード１２を没収する。使用者の網膜紋がデータベース４４に記録された 網膜紋にマッチする場合、装置２２は使用者が所望の目的のためにカード１２を 使用することを許可する、又はカード１２は次の写真走査ステーション４０によ って検討される。 写真走査ステーション４０ではカード１２上の写真２０が走査され、カード１ ２が偽造されてないことを付加的に保証するために、データベース４４に記録さ れたカード所有者の写真と比較される。この走査ステーション４０は好ましくは グラフィック走査ステーション３２より敏感である。なぜなら、後者は所有者の 写真の詳細よりもカード１２の様々な構成要素の所在を見つけるためにデザイン されているからである。すなわち、カード１２の所有者の写真２０が使用者の写 真に差し替えられ、カードが没収されずにグラフィック走査ステーション３２を 通過した場合でも、マイクロプロセッサー４２は写真がマッチしないと認識し、 装置２２は使用者からカード１２を没収する。写真がマッチする場合、装置は使 用者が所望の目的のためにカード１２を使用することを許可し、確認工程が完了 する。 ここで図２を参照すると、情報走査装置５０、グラフィック走査装置５２、指 紋走査装置５４、マイク５６及び人の声をデジタル化する手段５８、網膜走査装 置６０及び写真走査装置６２を含む本発明の装置２２が示されている。マイクロ プロセッサー４２はこれらの装置によって集められた情報を得て、今まで述べた ように、マイクロプロセッサー４２と通信している多数の別々のデータベース又 はデータベース４４に記録された情報と比較する。装置２２とデータベース４４ は好ましくは両者間のデータ送信を暗号化及び解読するための暗号化装置６３を 含む。暗号化装置６３は誰かが確認工程中のデジタル送信を電話回線を使って不 法に盗む又はコピーすることを効果的に防止する。考えられるタイプの暗号化装 置６３にはテキサス、ダラスのDatotek，Inc.が製造するものがある。装置２２ は異なった形をとることができるが、カードを受け取り、処理するようにデザイ ンされた自動窓口機（ＡＴＭ）と同様な構造を有するものなどが想像される。 更に詳しくいうと、情報ストリップ走査装置５０はカード１２のバーコード又 は磁気ストリップを走査する。図示されるように、マイクロプロセッサー４２は カード１２のストリップ１６に含まれた（カード所有者のＩＤナンバーを含む） 情報とデータベース４４に記憶された所有者の情報とを比較する手段６４を含む 。カード１２上の情報がデータベース４４の情報にマッチしない場合、装置２２ はカード１２を没収する。情報ストリップ走査装置５０はバーコードを走査する 流通上入手可能なスキャナーのどれでもよく、例えばＰＤＦ４１７型で売られて いるニューヨーク、ボヘミヤのSymbol Technologies，Inc．のスキャナーなどが ある。 グラフィック走査装置５２はカード１２が物理的に変化してないかを決定する ためにカード１２の表面１４を走査する。変換器６６（広い意味で“変換手段” ）はカード１２の表面１４の像をデジタル数値配列に変換する。このデジタル数 値配列は、カード１２が偽造されてないかを決定するために、グラフィック走査 装置５２によって走査され、変換器６６によってデジタル数値配列に変換された カード１２の表面１４とデータベース４４（又はマイクロプロセッサー４２と通 信している他のデータベース）に記録されたデジタル数値配列とを比較する手段 ６８を更に含むマイクロプロセッサー４２へ送られる。カード１２の表面１４を 表現するデジタル数値配列がデータベース４４のデジタル数値配列にマッチしな い場合、装置２２はカード１２を保留する。グラフィック走査装置５２及び変換 器６６は流通上入手可能なグラフィックスキャナー及び変換器のどれでもよく、 例えばカリフォルニアのHewlett-Packard Corporation が製造するスキャナーが ある。 指紋走査装置５４には使用者の指紋を得るためにカード１２の使用者が指を押 しつけるパッド（図示せず）がある。指紋走査装置５４はパッドによって得た使 用者の指紋を走査し、使用者の指紋、カード１２上の指紋１８及びデータベース ４４内のカード所有者の指紋とを比較する手段７０を含むマイクロプロセッサー ４２へ送る。カード使用者の指紋１８がカード１２上の指紋１８又はデータベー ス４４内の指紋にマッチしない場合、装置２２はカードを保留する。 指紋走査装置５４は使用権限のない使用者の指紋を後の使用のため、例えば他 のデータベース内の指紋と比較するために記録する記録特性（図示せず）を含む 。この記録特性は使用権限のない使用者を捕まえるのを助ける。 指紋走査装置５４は流通上入手可能な指紋走査システムのどれでもよく、例え ばテキサス、ダラスのElectronic Data Systems Corp．が販売する指紋スキャナ 次に述べる装置２２は本発明の方法１０を達成することができる。例えば、カ ード１２のストリップ１６上の情報とデータベース４４内の所有者に関する情報 とを比較し、カード１２が偽造されてないかを決定し、及び使用者の指紋をカー ド１２上の指紋１８及びデータベース４４内の指紋と比較することができる。装 置２２は確認レベルを向上させるための前述のマイク５６と使用者の声を記録す る関連手段５８、網膜走査装置６０及び写真走査装置６２を更に含む。所望され る確認レベルによって、これらの付加的な走査工程が別々に又はどんな組み合わ せでも装置２２に含むことができることは理解されるであろう。 マイク５６は使用者がそれに話しかけた時、使用者の声を受け取る。記録器５ ８（広い意味で“記録手段”）は使用者がマイク５６に話しかけた後、使用者の 声を記録し、使用者の声紋を得るためにアナログ信号からデジタル信号に変換す る。声紋は使用者の声紋と別のアクセス可能な別のデータベース又はデータベー ス４４に記録されたカード１２の所有者の声紋とを比較する手段７２を含むマイ クロプロセッサー４２へ送られる。カード１２の使用者の声紋がデータベース４ ４内の所有者の声紋にマッチしない場合、装置２２は使用者からカード１２を没 収する。マイク５６、記録器５８及び音声認識ソフトウエアーは流通上入手可能 な音声認識システムのどれでもよく、例えばテキサス、ダラスのTexas Instrume nts が販売する音声認識システムがある。 網膜走査装置６０は使用者が網膜走査装置６０を覗き込んだ後、使用者の網膜 紋を得るためにある。網膜紋は使用者の網膜紋と別のアクセス可能な別のデータ ベース又はデータベース４４に記録されたカード１２の所有者の網膜紋とを比較 する手段７４を含むマイクロプロセッサー４２へ送られる。カード１２の使用者 の網膜紋がデータベース４４内の所有者の網膜紋にマッチしない場合、装置２２ は使用者からカード１２を保留する。網膜走査装置６０はカリフォルニア、サク ラメントのOphthalmic Imaging Systems，Inc.から購入することができる。 最後に、装置２２はカード１２上の写真２０を走査するための写真走査装置６ ２を含む。この走査装置６２は好ましくはグラフィック走査装置５４より敏感で ある。なぜなら、後者はカード所有者の写真の詳細よりもカードの主要な構成要 素の所在を見つけるためにデザインされているからである。この情報はカード１ ２が偽造されてない、すなわち写真２０が使用者の写真と差し替えられてないこ とを保証するために、走査装置６２によって走査された写真２０と別のアクセス 可能な別のデータベース又はデータベース４４に記録されたカード１２の所有者 の写真とを比較する手段７６を含むマイクロプロセッサー４２へ送られる。カー ド１２上の写真がデータベース４４内の写真にマッチしない場合、装置２２は使 用者からカード１２を保留する。写真走査装置６２はHewlett-Packard Corporat ion から購入することができる。 装置２２のマイクロプロセッサー４２はソフトウエアーがメニューシステムか らなる流通上入手可能なマイクロプロセッサーのどれでもよく、例えばフロリダ 、マウントロダーデールのGalacticomm，Inc．によってデザインされたシステム がある。カードの正しい使用が確認された時、このメニューシステムによってカ ード使用者がクレジット、預金、送金、病院又は健康管理書(health care autho rization)などの多くのオプションから選ぶことができることが想像される。こ れに関して、ソフトウエアーは１つの使用目的のためにもデザインすることがで きる。例えば、病院では入院又は治療前に健康管理書を必要とするかもしれない 。特に、システムソフトウエアーは日付、治療の種類、施設の位置など請求書の ために適切なデータを保存及びアクセスできるようにデザインすることができる 。 他の１つの使用目的、例えば銀行の自動窓口機（ＡＴＭ）が目的と密接な関係の ある異なった情報を保存及び情報にアクセスすることができる。機械コードナン バー及び位置はバーコードの形でコードされ、装置内に取りつけることができる （装置内で、別のバーコード読取機（図示せず）がバーコードを読み、それぞれ のカード取引と密接な関係のある他の情報の付いた情報を保存する）ことも考え られる。 本発明の方法１０と装置２２はクレジット／ＩＤカードの正しい使用者を確認 することができ、カードが偽造されてないかを決定することができることは注目 されるべきである。 一方、発明を具体化するある特定の構造をここに示し述べてきたが、部分の種 々な変更及び再配置は基礎的な発明の概念の範疇及び精神から逸脱しないこと、 又ここに示し述べてきた、特別な形態は添付の請求の範囲の範疇によって示す限 りにおいて発明を制限するものではないことは同業者には明らかであろう。

【手続補正書】 【提出日】１９９７年９月２５日 【補正内容】 請求の範囲 １．下記工程を含むクレジット／ＩＤカードの正しい使用者を電子的に確認す るための方法： −カード所有者に割り当てられたＩＤコードを得るために走査装置内でＩＤカ ードの情報ストリップを走査する； −前記走査装置と通信しているデータベースに記憶された所有者の情報ファイ ルを捜し出す（前記情報ファイルは前記ＩＤコードを使用することにより捜し出 される）； −前記ＩＤコードの使用者の肉体的属性像を得る； −カード使用者がカード所有者であることを明確に識別するためにカード使用 者の前記の得られた像とカード所有者の情報ファイルに記憶されたカード所有者 の対応する肉体的属性像とを比較し、使用者の像が所有者の対応する像にマッチ する場合、前記使用者は所望の目的のためにカードを使用することを許可される ；及び −使用者の肉体的属性像がカード所有者の情報ファイルに記憶されたカード所 有者の対応する肉体的属性の対応する像にマッチしない場合、カード使用者の像 を記録する。 ２．前記ＩＤカードの使用者の第２肉体的属性像を得る下記工程を更に含む請 求の範囲第１項記載の方法： −カード使用者がカード所有者であることを更に明確に識別するためにカード 使用者の前記の得られた第２像と情報ファイルに記憶されたカード所有者の対応 する第２肉体的属性像とを比較し、使用者の得られた像が所有者の対応する像に マッチする場合、前記使用者は所望の目的のためにカードを使用することを許可 される；及び −使用者の肉体的属性像がカード所有者の情報ファイルに記憶されたカード所 有者の対応する肉体的属性の対応する像にマッチしない場合、カード使用者の得 られた像を記録する。 ３．使用者の肉体的属性像を得るための前記工程が使用者の走査された指紋像 を得ることを含む請求の範囲第１項記載の方法。 ４．使用者の肉体的属性像を得るための前記工程が使用者の走査された網膜紋 像を得ることを含む請求の範囲第１項記載の方法。 ５．使用者の肉体的属性像を得るための前記工程が使用者の声紋像を得ること を含む請求の範囲第１項記載の方法。 ６．使用者の肉体的属性像を得るための前記工程が使用者の容貌の写真像を得 ることを含む請求の範囲第１項記載の方法。 ７．使用者の肉体的属性像を得るための前記工程が使用者の走査された指紋像 を得て、使用者の網膜紋の第２像を得る工程を含む請求の範囲第２項記載の方法 。 ８．使用者の肉体的属性像を得るための前記工程が使用者の走査された指紋像 を得て、使用者の声紋を得る工程を含む請求の範囲第２項記載の方法。 ９．使用者の肉体的属性像を得るための前記工程が使用者の走査された網膜紋 像を得て、使用者の声紋を得る工程を含む請求の範囲第２項記載の方法。 10．前記遠隔データベースからの及びデータベースへの前記情報の通信を暗号 化する工程を更に含む請求の範囲第１項記載の方法。 11．前記遠隔データベースからの及びデータベースへの前記情報の通信を暗号 化する工程を更に含む請求の範囲第２項記載の方法。 12．前記使用者が前記カードの使用を許可される時、予め決定されたメニュー システムから所望の電子取り引きを選択する工程を更に含む請求の範囲第１項記 載の方法。 13．カード所有者に割り当てられたＩＤコードのようなカード所有者と密接な 関係のある情報を有する情報ストリップを表面に含むクレジット／ＩＤカードの 正しい使用者を確認するための装置であって、下記のものを含む装置： −カードの情報ストリップを走査し、前記情報ストリップから前記ＩＤコード を得るための走査装置； −遠隔データベースと通信するための及び前記ＩＤコードに対応する前記デー タベース上の情報ファイルを捜し出すための手段； −カード使用者の肉体的属性像を得るための手段： −カード使用者がカード所有者であることを明確に識別するためにカード使用 者の前記の得られた像とカード所有者の情報ファイルに記憶されたカード所有者 の対応する肉体的属性像とを比較し、使用者の像が所有者の対応する像にマッチ する場合、前記使用者に所望の目的のためにカードを使用することを許可する手 段；及び −使用者の肉体的属性像がカード所有者の情報ファイルに記憶されたカード所 有者の対応する肉体的属性の対応する像にマッチしない場合、カード使用者の像 を記録する手段。 14．使用者の肉体的属性像を得るための前記手段が指紋走査装置を含み、所有 者の前記の記憶された肉体的属性像がカード所有者の記憶された指紋像を含む請 求の範囲第１３項記載の装置。 15．使用者の肉体的属性像を得るための前記手段が使用者の声紋を得るための マイクを含み、所有者の前記の記憶された肉体的属性像がカード所有者の記憶さ れた声紋を含む請求の範囲第１３項記載の装置。 16．使用者の肉体的属性像を得るための前記手段が使用者の網膜紋を得るため の網膜紋走査装置を含み、所有者の前記の記憶された肉体的属性像がカード所有 者の記憶された網膜紋像を含む請求の範囲第１３項記載の装置。 17．使用者の肉体的属性像を得るための前記手段が写真走査装置を含み、所有 者の前記の記憶された肉体的属性像がカード所有者の容貌の記憶された写真像を 含む請求の範囲第１３項記載の装置。 18．前記装置と前記データベースとの間のデータ伝送を暗号化及び解読するた めの暗号化装置を更に含み、前記データベースが対応する暗号化装置を含む請求 の範囲第１３項記載の装置。 【手続補正書】 【提出日】１９９７年１２月２５日 【補正内容】 請求の範囲 １． クレジット／ＩＤカードの正しい使用者を電子的に確認するための方法において ： 走 査装置内でＩＤカードの情報ストリップを走査してカード所有者に割り当て られたＩＤコードを得るステップ； 前 記走査装置と通信しているデータベースに記憶された所有者の情報ファイルを前 記ＩＤコードを使用することにより捜し出すステップ； 前 記ＩＤコードの使用者の肉体的属性像を得るステップ； カ ード使用者の前記の得られた像とカード所有者の情報ファイルに記憶された カード所有者の対応する肉体的属性像とを比較して、カード使用者がカード所有 者であるか否かを明確に識別し、 使用者の像が所有者の対応する像にマッチする 場合、前記使用者に所望の目的のためにカードを使用することを許可するステッ プ ；及び 使 用者の肉体的属性像がカード所有者の情報ファイルに記憶されたカード所有 者の対応する肉体的属性の対応する像にマッチしない場合、カード使用者の像を 記録するステップ を含むことを特徴とするクレジット／ＩＤカードの正しい使用者を電子的に確認 するための方法。 ２．前記ＩＤカードの使用者の第２肉体的属性像を得るステップ； カ ード使用者の前記の得られた第２像と情報ファイルに記憶されたカード所有 者の対応する第２肉体的属性像とを比較して、カード使用者がカード所有者であ るか否かを更に明確に識別し、 使用者の得られた像が所有者の対応する像にマッ チする場合、前記使用者には所望の目的のためにカードを使用することを許可す るステップ ；及び 使 用者の肉体的属性像がカード所有者の情報ファイルに記憶されたカード所有 者の対応する肉体的属性の対応する像にマッチしない場合、カード使用者の得ら れた像を記録するステップ を更に含む請求の範囲第１項記載の方法。 ３．使用者の肉体的属性像を得るための前記工程が使用者の走査された指紋像 を得ることを含む請求の範囲第１項記載の方法。 ４．使用者の肉体的属性像を得るための前記工程が使用者の走査された網膜紋 像を得ることを含む請求の範囲第１項記載の方法。 ５．使用者の肉体的属性像を得るための前記工程が使用者の声紋像を得ること を含む請求の範囲第１項記載の方法。 ６．使用者の肉体的属性像を得るための前記工程が使用者の容貌の写真像を得 ることを含む請求の範囲第１項記載の方法。 ７．使用者の肉体的属性像を得るための前記工程が使用者の走査された指紋像 を得、そして、使用者の網膜紋の第２像を得る工程を含む請求の範囲第２項記載 の方法。 ８．使用者の肉体的属性像を得るための前記工程が使用者の走査された指紋像 を得、そして、使用者の声紋を得る工程を含む請求の範囲第２項記載の方法。 ９．使用者の肉体的属性像を得るための前記工程が使用者の走査された網膜紋 像を得、そして、使用者の声紋を得る工程を含む請求の範囲第２項記載の方法。 10．前記遠隔データベースからの及びデータベースへの前記情報の通信を暗号 化する工程を更に含む請求の範囲第１項記載の方法。 11．前記遠隔データベースからの及びデータベースへの前記情報の通信を暗号 化する工程を更に含む請求の範囲第２項記載の方法。 12．前記使用者が前記カードの使用を許可される時、予め決定されたメニュー システムから所望の電子取り引きを選択する工程を更に含む請求の範囲第１項記 載の方法。 13．カード所有者に割り当てられたＩＤコードを含めカード所有者と密接な関 係のある情報を有する情報ストリップを表面に含むクレジット／ＩＤカードの正 しい使用者を確認するための装置において： カ ードの情報ストリップを走査し、前記情報ストリップから前記ＩＤコードを 得るための走査装置； 遠 隔データベースと通信するための及び前記ＩＤコードに対応する前記データ ベース上の情報ファイルを捜し出すための手段； カ ード使用者の肉体的属性像を得るための手段： カ ード使用者がカード所有者であることを明確に識別するためにカード使用者 の前記の得られた像とカード所有者の情報ファイルに記憶されたカード所有者の 対応する肉体的属性像とを比較し、使用者の像が所有者の対応する像にマッチす る場合、前記使用者に所望の目的のためにカードを使用することを許可する手段 ；及び 使 用者の肉体的属性像がカード所有者の情報ファイルに記憶されたカード所有 者の対応する肉体的属性の対応する像にマッチしない場合、カード使用者の像を 記録する手段を含むことを特徴とするクレジット／ＩＤカードの正しい使用者を確認するため の装置。 14．使用者の肉体的属性像を得るための前記手段が指紋走査装置を含み、所有 者の前記の記憶された肉体的属性像がカード所有者の記憶された指紋像を含む請 求の範囲第１３項記載の装置。 15．使用者の肉体的属性像を得るための前記手段が使用者の声紋を得るための マイクを含み、所有者の前記の記憶された肉体的属性像がカード所有者の記憶さ れた声紋を含む請求の範囲第１３項記載の装置。 16．使用者の肉体的属性像を得るための前記手段が使用者の網膜紋を得るため の網膜紋走査装置を含み、所有者の前記の記憶された肉体的属性像がカード所有 者の記憶された網膜紋像を含む請求の範囲第１３項記載の装置。 17．使用者の肉体的属性像を得るための前記手段が写真走査装置を含み、所有 者の前記の記憶された肉体的属性像がカード所有者の容貌の記憶された写真像を 含む請求の範囲第１３項記載の装置。 18．前記装置と前記データベースとの間のデータ伝送を暗号化及び解読するた めの暗号化装置を更に含み、前記データベースが対応する暗号化装置を含む請求 の範囲第１３項記載の装置。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，Ｕ Ｇ)，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，Ｃ Ａ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ ，ＧＢ，ＧＥ，ＨＵ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ， ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，Ｍ Ｇ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＭ， ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＺ，ＶＮ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．下記工程を含むクレジット／ＩＤカードの正しい使用者を確認するための 方法： −多数の走査ステーションを有する装置にカードを挿入する（カードはＩＤナ ンバー及び他の個人データのようなカード所有者と密接な関係のある情報ストリ ップ及びカード所有者の少なくとも１つの指紋を有する表面を含む）； −ＩＤナンバーを含むカードの情報を確認するために前記装置の情報ストリッ プ走査ステーションでカードのストリップを走査する； −カードのストリップ上に記憶された情報と前記装置と通信している少なくと も１つのアクセス可能なデータベースに記憶された所有者の情報とを比較し、カ ード上の情報がデータベースに記憶されたカード所有者と密接な関係のある情報 にマッチしない場合、装置が使用者からカードを保留する； −すべての線をイメージングすることによってカード表面をデジタル化する前 記装置のグラフィック走査ステーションでカード表面を走査する； −カード表面の像をデジタル数値配列に変換する； −前記グラフィック走査装置によって走査されデジタル数値配列に変換された カード表面と、カードが偽造されたかを決定するために前記データベースに記憶 されたデジタル数値配列とを比較し、カード表面がデータベースによって記憶さ れたカード表面にマッチしない場合、装置が使用者からカードを保留する； −使用者の指紋を得る； −指紋走査ステーションで使用者の指紋を走査する； −カードの正しい使用者を保証するために使用者の指紋とカード上の前記指紋 及びデータベース内のカード所有者の指紋とを比較し、指紋走査装置によって走 査された指紋がカード上及びデータベース内の指紋にマッチしない場合、装置が 使用者からカードを保留し；カード使用者がカード所有者であることを保証する ためのデータベース内及びカード上の指紋に使用者の指紋がマッチした場合、前 記装置は使用者が所望の目的のためにカードを使用することを許可する、 方法であって、 前記方法は使用者の指紋がカード所有者の指紋又はカード上の指紋にマッチし ない場合、カード使用者の指紋を記録する工程を更に含むことを特徴とする方法 。 ２．下記工程を更に含む請求の範囲第１項記載の方法： −使用者の声紋を得るためにカード使用者が装置のマイクに話しかけることを 要求とする；及び −使用者の声紋とデータベースに記録されたカード所有者の声紋とを比較し、 使用者の声紋がデータベースに記録されたカード所有者の声紋にマッチしない場 合、装置が使用者からカードを保留する。 ３．下記工程を更に含む請求の範囲第２項記載の方法： −網膜走査ステーションにて使用者の網膜紋を得る；及び −使用者の網膜紋とデータベースに記録されたカード所有者の網膜紋とを比較 し、使用者の網膜紋がデータベースに記録されたカード所有者の網膜紋にマッチ しない場合、装置が使用者からカードを保留する。 ４．下記工程を更に含む請求の範囲第３項記載の方法： −写真走査ステーションにてカード上の使用者の写真を走査する；及び −写真走査ステーションにて走査された写真と、カードが偽造されてないこと 保証するためにデータベースに記録されたカード所有者の写真とを比較し、カー ド上の写真がデータベースに記録された写真にマッチしない場合、装置が使用者 からカードを保留する。 ５．下記工程を更に含む請求の範囲第１項記載の方法： −網膜走査ステーションにて使用者の網膜紋を得る；及び −使用者の網膜紋とデータベースに記録されたカード所有者の網膜紋とを比較 し、使用者の網膜紋がデータベースに記録されたカード所有者の網膜紋にマッチ しない場合、装置が使用者からカードを保留する。 ６．下記工程を更に含む請求の範囲第１項記載の方法： −写真走査ステーションにてカード上の使用者の写真を走査する；及び −写真走査ステーションにて走査された写真と、カードが偽造されてないこと 保証するためにデータベースに記録されたカード所有者の写真とを比較し、カー ド上の写真がデータベースカードに記録された写真にマッチしない場合、装置が 使用者からカードを保留する。 ７．ＩＤナンバー及び他の個人データのようなカード所有者と密接な関係のあ る情報ストリップ及びカード所有者の少なくとも１つの指紋を有する表面を含む クレジット／ＩＤカードのカードの正しい使用者を確認するための装置であって 、前記装置は下記ものを含み： −カードの情報ストリップを走査するための情報ストリップ走査装置； −ストリップに含まれた情報と、前記装置と通信している少なくとも１つのア クセス可能なデータベースに記憶された所有者の情報とを比較し、カード上の情 報がデータベースに記憶されたカード所有者と密接な関係のある情報にマッチし ない場合、装置が使用者からカードを保留する手段； −カード表面を走査するためのグラフィック走査装置（前記グラフィック走査 装置はすべての線をイメージングすることによってカード表面をデジタル化する ）； −カード表面の像をデジタル数値配列に変換する手段； −前記グラフィック走査装置によって走査され前記変換手段によってデジタル 数値配列に変換されたカード表面とカードが偽造されたかを決定するために前記 データベースに記憶されたデジタル数値配列とを比較し、カード表面がデータベ ースによって記憶されたカード表面にマッチしない場合、装置が使用者からカー ドを保留する手段； −使用者の指紋を得るためにカード使用者が指を押しつけるパッドを有する指 紋走査装置（前記指紋走査装置は使用者の指紋を走査する）；及び −カードの正しい使用者を保証するために使用者の指紋とカード上の前記指紋 及びデータベース内のカード所有者の指紋とを比較し、指紋走査装置によって走 査された指紋がカード上及びデータベース内の指紋にマッチしない場合、装置が 使用者からカードを保留し；カード使用者がカード所有者であることを保証する ためのデータベース内及びカード上の指紋に使用者の指紋がマッチした場合、前 記装置は使用者が所望の目的のためにカードを使用することを許可する手段、 前記装置は使用者の指紋がカード所有者の指紋又はカード上の指紋にマッチし ない場合、カード使用者の指紋を記録する手段を更に含むことを特徴とする装置 。 ８．下記のものを更に含む請求の範囲第７項記載の装置： −マイク； −使用者の声紋を得るために使用者がマイクに話しかけた後、カード使用者の 声を記録する手段；及び −使用者の声紋とデータベースに記憶されたカード所有者の声紋とを比較し、 使用者の声がデータベースに記憶されたカード所有者の声紋にマッチしない場合 、装置が使用者からカードを保留する手段。 ９．下記のものを更に含む請求の範囲第８項記載の装置： −使用者が網膜走査装置を覗き込んだ後、使用者の網膜紋を得るための網膜走 査装置；及び −使用者の網膜紋とデータベースに記憶されたカード所有者の網膜紋とを比較 し、使用者の網膜紋がデータベースに記憶されたカード所有者の網膜紋にマッチ しない場合、装置が使用者からカードを保留する手段。 10．下記のものを更に含む請求の範囲第９項記載の装置： −カード上の使用者の写真を走査する走査装置；及び −写真走査装置によって走査された写真とカードが偽造されてないこと保証す るためにデータベースに記憶されたカード所有者の写真とを比較し、カード上の 写真がデータベースに記憶された写真にマッチしない場合、装置が使用者からカ ードを保留する手段。 11．下記のものを更に含む請求の範囲第９項記載の装置： −カード使用者の写真を走査する走査装置；及び −写真走査装置によって走査された写真とカードが偽造されてないこと保証す るためにデータベースに記憶されたカード所有者の写真とを比較し、カード上の 写真がデータベースに記憶された写真にマッチしない場合、装置が使用者からカ ードを保留する手段（前記声紋、網膜紋及び写真の比較手段はマイクロプロセッ サーを含む）。 12．下記のものを更に含む請求の範囲第７項記載の装置： −使用者が網膜走査装置を覗き込んだ後、使用者の網膜紋を得るための網膜走 査装置；及び −使用者の網膜紋とデータベースに記憶されたカード所有者の網膜紋とを比較 し、使用者の網膜紋がデータベースに記憶されたカード所有者の網膜紋にマッチ しない場合、装置が使用者からカードを保留する手段。 13．下記のものを更に含む請求の範囲第７項記載の装置： −カード上の使用者の写真を走査する走査装置；及び −写真走査装置によって走査された写真とカードが偽造されてないこと保証す るためにデータベースに記憶されたカード所有者の写真とを比較し、カード上の 写真がデータベースに記憶された写真にマッチしない場合、装置が使用者からカ ードを保留する手段。 14．前記装置と前記データベースとの間のデータ伝送を暗号化及び解読するた めの暗号化装置を更に含み、前記データベースが対応する暗号化装置を含む請求 の範囲第７項記載の装置。 15．下記工程を含むクレジット／ＩＤカードの正しい使用者を確認するための 方法： −カード所有者と密接な関係のある情報を有するカード上の情報ストリップを 読み； −前記情報と遠隔データベースに記憶された対応する情報とを比較し、前記情 報が遠隔データベースに記憶された対応する情報にマッチしない場合、前記カー ドが保留される； −前記カード表面のデジタル像を得る； −前記カードの前記の得られたデジタル像と前記遠隔データベースに記憶され た前記カードの対応するデジタル像とを比較し、前記の得られたデジタル像が遠 隔データベースに記憶された前記の対応するデジタル像にマッチしない場合、前 記カードが保留される； −カード使用者の肉体的属性像を得る； −前記使用者の前記の得られた前記肉体的属性像と前記遠隔データベースに記 憶された前記所有者の対応する前記肉体的属性像とを比較し、前記の得られた前 記肉体的属性像が前記の記憶された前記肉体的属性像にマッチしない場合、前記 カードが保留され、更に得られた前記肉体的属性像が記憶された前記肉体的属性 像にマッチしない場合、得られた前記肉体的属性像が記録される（前記使用者の 前記の得られた前記肉体的属性像が前記の記憶された前記所有者の前記肉体的属 性像にマッチする場合、前記使用者は所望の電子取引を行うことを許可される） 。 16．前記肉体的属性が指紋を含む請求の範囲第１５項記載の方法。 17．前記肉体的属性が声紋を含む請求の範囲第１５項記載の方法。 18．前記肉体的属性が網膜紋を含む請求の範囲第１５項記載の方法。 19．前記使用者の第２肉体的属性像を得る工程、及び前記使用者の前記の得ら れた前記第２肉体的属性像と前記遠隔データベースに記憶された前記所有者の対 応する第２肉体的属性像とを比較し、前記の得られた前記第２肉体的属性像が前 記の対応する記憶された前記第２肉体的属性像にマッチしない場合、前記カード が保留され、更に前記の得られた前記第２肉体的属性像が前記の対応する記憶さ れた前記第２肉体的属性像にマッチしない場合、前記の得られた前記第２肉体的 属性像が記録され、前記使用者の前記の得られた前記第２肉体的属性像が前記の 記憶された前記所有者の前記第２肉体的属性像にマッチする場合、前記使用者は 所望の電子取引を行うことを許可される工程を更に含む請求の範囲第１６項記載 の方法。 20．前記第２肉体的属性が声紋を含む請求の範囲第１９項記載の方法。 21．前記第２肉体的属性が網膜紋を含む請求の範囲第１９項記載の方法。 22．前記情報の前記遠隔データベースへの及び前記遠隔データベースからの伝 送を暗号化する工程を更に含む請求の範囲第１５項記載の方法。 23．下記のものを含むクレジット／ＩＤカードの正しい使用者を確認するため の装置： −カード所有者と密接な関係のある情報を有するカード上の前記情報ストリッ プを読む手段； −前記カード所有者と密接な関係のある対応する情報を有する遠隔データベー スと通信する手段； −前記情報と前記遠隔データベースに記憶された前記の対応する情報とを比較 し、前記情報が前記遠隔データベースに記憶された前記の対応する情報にマッチ しない場合、前記カードが前記装置によって保留される手段； −前記カード表面のデジタル像を得る手段； −前記カードの前記の得られたデジタル像と前記遠隔データベースに記憶され た前記カードの対応するデジタル像とを比較し、前記の得られたデジタル像が前 記遠隔データベースに記憶された前記の対応するデジタル像にマッチしない場合 、前記カードが前記装置によって保留される手段； −カード使用者の肉体的属性像を得る手段； −前記使用者の前記の得られた前記肉体的属性像と前記遠隔データベースに記 憶された前記所有者の対応する前記肉体的属性像とを比較し、前記の得られた前 記肉体的属性像が前記の記憶された前記肉体的属性像にマッチしない場合、前記 カードが前記装置によって保留される手段； −前記の得られた前記肉体的属性像が前記の記憶された前記肉体的属性像にマ ッチしない場合、前記の得られた前記肉体的属性像が記録され、前記使用者の前 記の得られた前記肉体的属性像が前記の記憶された前記所有者の前記肉体的属性 像にマッチする場合、前記使用者は所望の電子取引を行うことを許可される手段 。 24．前記使用者の前記肉体的属性が指紋を含む請求の範囲第２３項記載の装置 。 25．前記使用者の前記肉体的属性が声紋を含む請求の範囲第２３項記載の装置 。 26．前記使用者の前記肉体的属性が網膜紋を含む請求の範囲第２３項記載の装 置。 27．前記使用者の第２肉体的属性像を得る手段、及び前記使用者の前記の得ら れた前記第２肉体的属性像と前記遠隔データベースに記憶された対応する前記所 有者の第２肉体的属性像とを比較し、前記の得られた前記第２肉体的属性像が前 記の対応する記憶された前記第２肉体的属性像にマッチしない場合、前記カード が保留される手段を含み、更に前記の得られた前記第２肉体的属性像が前記の対 応する記憶された前記第２肉体的属性像にマッチしない場合、前記の得られた前 記第２肉体的属性像を記録する手段を含み、前記使用者の前記の得られた前記第 ２肉体的属性像が前記の記憶された前記所有者の前記第２肉体的属性像にマッチ する場合、前記使用者は所望の電子取引を行うことを許可される手段を含む請求 の範囲第２４項記載の装置。 28．前記第２肉体的属性が声紋を含む請求の範囲第２７項記載の装置。 29．前記第２肉体的属性が網膜紋を含む請求の範囲第２７項記載の装置。 30．前記装置と前記遠隔データベースとの間のデータ送信を暗号化するための 手段を更に含む請求の範囲第２３項記載の装置。 31．下記工程を含むクレジット／ＩＤカードを使用した安全な電子取引を行う 方法： −カード所有者と密接な関係のある情報を有するカード上の情報ストリップを 読み； −前記情報と遠隔データベースに記憶された対応する情報とを比較し、前記情 報が遠隔データベースに記憶された前記の対応する情報にマッチしない場合、前 記カードが保留される； −カード使用者の肉体的属性像を得る； −前記使用者の前記の得られた前記肉体的属性像と前記遠隔データベースに記 憶された対応する前記所有者の前記肉体的属性像とを比較し、前記の得られた前 記肉体的属性像が前記の記憶された対応する前記肉体的属性像にマッチしない場 合、前記カードが保留され、更に前記の得られた前記肉体的属性像が前記の記憶 された前記肉体的属性像にマッチしない場合、前記の得られた前記肉体的属性像 が記録される；及び −あらかじめ決定されるメニューシステムから所望の電子取引を選択し、前記 使用者の前記の得られた前記肉体的属性像が前記の記憶された前記所有者の前記 肉体的属性像にマッチする場合、前記使用者は所望の電子取引を行うことを許可 される。 32．前記肉体的属性が指紋を含む請求の範囲第３１項記載の方法。 33．前記肉体的属性が声紋を含む請求の範囲第３１項記載の方法。 34．前記肉体的属性が網膜紋を含む請求の範囲第３１項記載の方法。 35．前記使用者の第２肉体的属性像を得る工程、及び前記使用者の前記の得ら れた前記第２肉体的属性像と前記遠隔データベースに記憶された前記所有者の対 応する第２肉体的属性像とを比較し、前記の得られた前記第２肉体的属性像が前 記の対応する記憶された前記第２肉体的属性像にマッチしない場合、前記カード が保留され、更に前記の得られた前記第２肉体的属性像が前記の対応する記憶さ れた前記第２肉体的属性像にマッチしない場合、前記の得られた前記第２肉体的 属性像が記録され、前記使用者の前記の得られた前記第２肉体的属性像が前記の 記憶された前記所有者の前記第２肉体的属性像にマッチする場合、前記使用者は 所望の電子取引を行うことを許可される工程を含む請求の範囲第３２項記載の方 法。 36．前記第２肉体的属性が声紋を含む請求の範囲第３５項記載の方法。 37．前記第２肉体的属性が網膜紋を含む請求の範囲第３５項記載の方法。 38．前記情報の前記遠隔データベースへの及び前記遠隔データベースからの伝 送を暗号化する工程を更に含む請求の範囲第３１項記載の方法。 39．下記のものを含むクレジット／ＩＤカードを使用した安全な電子取引を行 う装置： −カード所有者と密接な関係のある情報を有するカード上の情報ストリップを 読む手段； −前記カード所有者と密接な関係のある対応する情報を有する遠隔データベー スと通信する手段； −前記情報と前記遠隔データベースに記憶された前記の対応する情報とを比較 し、前記情報が前記遠隔データベースに記憶された前記の対応する情報にマッチ しない場合、前記カードが前記装置によって保留される手段； −カード使用者の肉体的属性像を得る手段； −前記使用者の前記の得られた肉体的属性像と前記遠隔データベースに記憶さ れた対応する前記所有者の前記肉体的属性像とを比較し、前記の得られた前記肉 体的属性像が前記の記憶された前記肉体的属性像にマッチしない場合、前記カー ドが前記装置によって保留される手段； −前記の得られた前記肉体的属性像が前記の記憶された前記肉体的属性像にマ ッチしない場合、前記の得られた前記肉体的属性像が記録され、前記使用者の前 記の得られた前記肉体的属性像が前記の記憶された前記所有者の前記肉体的属性 像にマッチする場合、前記使用者は所望の電子取引を行うことを許可される手段 。 40．前記使用者の前記肉体的属性が指紋を含む請求の範囲第３９項記載の装置 。 41．前記使用者の前記肉体的属性が声紋を含む請求の範囲第３９項記載の装置 。 42．前記使用者の前記肉体的属性が網膜紋を含む請求の範囲第３９項記載の装 置。 43．前記使用者の第２肉体的属性像を得る手段、及び前記使用者の前記の得ら れた前記第２肉体的属性像と前記遠隔データベースに記憶された対応する前記所 有者の第２肉体的属性像とを比較し、前記の得られた前記第２肉体的属性像が前 記の対応する記憶された前記第２肉体的属性像にマッチしない場合、前記カード が保留される手段を含み、更に前記の得られた前記第２肉体的属性像が前記の対 応する記憶された前記第２肉体的属性像にマッチしない場合、得られた前記第２ 肉体的属性像を記録する手段を含み、前記使用者の前記の得られた前記第２肉体 的属性像が前記の記憶された前記所有者の前記第２肉体的属性像にマッチする場 合、前記使用者は所望の電子取引を行うことを許可される手段を含む請求の範囲 第４０項記載の装置。 44．前記第２肉体的属性が声紋を含む請求の範囲第４３項記載の装置。 45．前記第２肉体的属性が網膜紋を含む請求の範囲第４３項記載の装置。 46．前記装置と前記データベースとの間のデータ伝送を暗号化する手段を更に 含む請求の範囲第３９項記載の装置。