JPH10510001A - C▲下9▼▲上+▼芳香族含有装入原料から製造されたリフォメート中のc▲下6▼c▲下8▼芳香族含量を増加させるための集中合理化プロセス - Google Patents

C▲下9▼▲上+▼芳香族含有装入原料から製造されたリフォメート中のc▲下6▼c▲下8▼芳香族含量を増加させるための集中合理化プロセス

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JPH10510001A JP8518827A JP51882796A JPH10510001A JP H10510001 A JPH10510001 A JP H10510001A JP 8518827 A JP8518827 A JP 8518827A JP 51882796 A JP51882796 A JP 51882796A JP H10510001 A JPH10510001 A JP H10510001A
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Abstract

(57)【要約】 C9 +芳香族含有装入原料から製造されたリフォメート中のC6〜C8芳香族含量を増加させるための集中合理化方法であって、1)a)水素化脱硫条件下に、C9 +芳香族類及び硫黄を含有する原料ナフサ装入流を水素化脱硫触媒と接触させて水素化脱硫された装入流を製造し、その後、b)該水素化脱硫された装入流を、C9 +芳香族類の転化行わせるに充分な条件下に12員環の開口を有する気孔を含有する貴金属及び/又は第VIA族金属含有多孔質結晶性無機酸化物触媒の上に瀑流させ、それにより前記瀑流をしないときに得られるC8 -芳香族含量に比べて高いC8 -芳香族含量の、予備処理された流出流を与えることにより、前記原料ナフサ装入流を予備処理し;そして2)前記予備処理された流出流の少なくとも一部をリフォーミングしてリフォーメート流を得る;ことを包含することを特徴とする方法。

Description

【発明の詳細な説明】 9 +芳香族含有装入原料から製造されたリフォメート中の 6〜C8芳香族含量を増加させるための集中合理化プロセス この発明は、原料ナフサの変性予備処理により、C9 +芳香族含有ナフサからベ ンゼン、トルエンおよびキシレン(BTX)の生産を増加させる方法に関する。 また、この方法は、リフォメートをFCC重質ガソリン及びコーカーナフサを含 むより重質のナフサ類へ処理することを可能にする。 C9 +芳香族類は重質ナフサ、例えばFCC重質ガソリン及びコーカーナフサ中 に存在する。ガソリン中のこれら重質芳香族類の含量は、T90又は(90容量% 温度)として表される、ガソリン燃料の計画された最終沸点限界により制限され る。T90限界は、177〜221℃(350〜430°F)の範囲の温度以上の 油である炭化水素成分の存在を減らす。C6〜C8芳香族類はBTX(ベンゼン、 トルエン及びキシレン)並びにEB(エチルベンゼン)を含有する。C6〜C8芳 香族類がC9 +芳香族類より商業的に価値が高いから、重質ナフサ中のC9 +芳香族 類のC6〜C8芳香族類への転化は非常に望ましいことである。 C6〜C8芳香族類は、リファイナリー中のガソリンプールのオクタン比に寄与 し、通常、何年もの間慣用のリファイナリーコンプレックスの一部であり、接触 リフォーミングのようなリファイナリープロセスにおいて生成される。しかしな がら、最近、炭化水素燃料の揮発性及び毒性に関係があり、結果としての環境上 のダメージが該燃料中の芳香族炭化水素の含量及び組成を制限する法律の制定を 発起するに至らしめた。これら制限の幾つかは、特にベンゼンに関係し、その毒 性により、ベンゼンはガソリンプールから実質的に除去されている。 しかしながら、C6〜C8芳香族類は商業的に望ましい石油化学品であるので、 その後にリフォーメートから抽出されるC6〜C8芳香族類並びに低芳香族含量ガ ソリンを生成する、低価値の重質ナフサ装入原料をリフォーミングする方法を提 供することが望ましい。 リフォーメートは、慣用のリフォーミング触媒の存在下に、約380°F(1 93℃)までの範囲で沸騰するナフサ供給材料のような適当な材料を水素と接触 させることにより、慣用の技法により製造するこができる。 Cueの米国特許第4,927,521号は、少なくとも1種の貴金属及び少なくとも1種 のアルカリ金属を含有する、C4 +及びC5 +ガソリンを高収率で製造するためのゼ オライト触媒、例えばゼオライトベータと接触させることにより、リフォーミン グ前に予備処理する方法を開示している。 Fletcherらの米国特許第5,320,742号は、水素化脱硫の後、低オクタンパラフ ィン類を分解して高オクタン軽質パラフィン及びオレフィン類を形成する条件下 に、中気孔のゼオライト、例えばゼオライトベータと接触させることにより、高 沸硫黄含有接触分解ナフサの高質化方法を開示している。 本発明は、C9 +芳香族含有装入原料から製造されたリフォメート中のC6〜C8 芳香族含量を増加させるための集中合理化プロセス(integrated process)に関 するものであり、その方法は、 1)a)水素化脱硫条件下に、C9 +芳香族類及び硫黄を含有する原料ナフサ装 入流を水素化脱硫触媒と接触させて水素化脱硫された装入流を製造し、その後、 b)該水素化脱硫された装入流を、C9 +芳香族類の転化行わせるに充分な 条件下に12員環の開環を有する気孔を含有する貴金属及び/又は第VIA族金属 含有多孔質結晶性無機酸化物触媒の上に瀑流(cascade)させ、それにより前記 瀑流をしないときに得られるC8 -芳香族含量に比べて高いC8 -芳香族含量の、予 備処理された流出流を与えることにより、 前記原料ナフサ装入流を予備処理し;そして 2)前記予備処理された流出流の少なくとも一部をリフォーミングしてリフォ ーメート流を得る; ことを包含することを特徴とするものである。 本発明は、特に、さらに 3)前記リフォーメート流を蒸留してC1〜C4炭化水素含有塔頂流、C5炭化 水素流及びC6 +リフォーメート塔底流を得; 4)前記C6 +リフォーメート塔底流を抽出して、C6〜C8芳香族含有抽出物流 、およびC6〜C8非芳香族類及びC9 +芳香族類を含有するC6 +ラフィネートを得 ;そして 5)前記C5炭化水素流を前記C6 +ラフィネートと合体してガソリン沸点範囲 の生成物を得る; ことを包含する、ナフサから製造されるガソリン沸点範囲のリフォーメート含有 生成物を提供する上記集中合理化プロセスに関する。 。 本発明は原料ナフサ装入物が水素化脱硫に用いられる現存のナフサ予備処理器 中で予備処理されて、バックエンド物質(back-end material)(C9 +)をより 軽いナフサへ転換する方法に関する。この方法は、水素化脱硫触媒の下流側で、 貴金属及び/又は第VIA族金属含有多孔質結晶性無機酸化物触媒が使用される。 貴金属触媒は、一般に、貴金属の水素化活性を強く阻害する硫化水素被毒に敏 感であるから、水素化脱硫工程からのH2S含有流出流と接触している間の貴金 属の水素化活性を保持するための貴金属含有触媒の能力は予期し得ない。 図は本発明の好ましい複数段階の態様を描写したプロセスフローの概略図であ り、その際原料ナフサは二段階で予備処理され、ついでストリッピングされ、C5 + ストリッパー塔底液がリフォーミングされ、リフォーメートを分溜して、C4 - 塔頂液、C5炭化水素流及びBTXが抽出されるC6 +塔底液を得、そしてC5炭化 水素流を芳香族C6 +塔底ラフィネート液と合体して合体されたガソリン沸点範囲 の生成物が得られる。装入物 原料ナフサ装入流は、約1.5〜5.0モル%又はそれ以上のベンゼンを有す る芳香族炭化水素とパラフィン炭化水素の混合物を含有することができる。また 、これはトルエンを含む種々のC7〜C10芳香族炭化水素及び芳香族C8〜C10炭 化水素を含有する。また、原料ナフサ装入流は、通常5.0モル%以上の濃度で 存在するブタン、イソペンタン及びn−ヘキサンを含むC4〜C6パラフィン系炭 化水素を含有する。イソヘプタン及びイソオクタンのようなC7〜C9パラフィン 系炭化水素も存在することができる。原料ナフサ装入流の実際の組成はそのソー スに依存する。幾つかの異なる石油処理ユニットの流出流の全て又は一部をブレ ンドすることにより、該装入流を形成することができる。このような二つの流出 流はFCCガス濃縮ユニットに使用され且つC6〜C9芳香族炭化水素を含有する リフォーメートを安定化するストリッパー塔の塔底生成物である。 原料ナフサは硫黄を含有する。接触分解の生成物は、関連の製品規格に適合さ せるためには、通常は水素化処理により除去することが必要な硫黄不純物を通常 含有する。これらの規格は将来はより厳格なもの、多分自動車用ガソリンでは3 00ppmw以下になることが予期される。特別な場合として、硫黄含量は50ppmw 以上であり、通常は100ppmwであり、最も多くの場合は500ppmw以上である 。193℃を越える95%ポイントを有する留分については、硫黄含量は100 0ppmを越えてもよく、4000又は5000ppmwあるいはそれ以上であること ができる。窒素含量は、硫黄含量のような装入物の特性としてではなく、193 ℃(380°F)以上の95%ポイントを有するある種の高沸点装入物中には、 典型的には50ppmwまでの高い窒素レベルのものがあるが、20ppmwを越えない ことが好ましい。しかしながら、窒素レベルは通常250又は300ppmw以下で ある。 プロセスへの原料ナフサ装入物は、ガソリン沸点範囲で沸騰する硫黄及びC9 + 芳香族含有石油留分を含有する。このタイプの装入物は、典型的にはC6から1 66℃(330°F)の沸点範囲を有する軽質ナフサ、典型的にはC5から21 6℃の沸点範囲を有する全範囲のナフサ、127℃〜211℃(260°F〜4 12°F)の範囲で沸騰する重質ナフサ留分、又は166℃〜260℃(330 °F〜500°F)の範囲であるいは少なくともその範囲内で沸騰する重質ガソ リン留分を包含する。本発明は、少なくとも10重量%のC9 +芳香族類、好まし くは少なくとも15重量%のC9 +芳香族類、例えば19重量%のC9 +芳香族類を 含有する装入物の使用に適している。 原料ナフサは直留蒸留から、又はコーカーあるいはFCCユニットから得るこ とができる。また、熱分解ガソリンも使用することができる。しかしながら、ジ エン含有流はガム化(gumming)の源を減少又は除去するために処理されるべき である。プロセス構成 添付の図面を参考にすれば、硫黄化合物、窒素化合物、ベンゼン及びC9 +芳香 族分を含有する原料ナフサ装入物流1は予備処理器2を通り、そこで装入物は、 水素化処理条件下、即ち水素雰囲気の存在下に昇温して且つあるときは昇圧して 、慣用の水素化処理触媒、例えばアルミナのような適当な耐火支持体に担持の第 VI族及び第VIII族金属の組み合わせ、例えばアルミナに担持したCo/Mo、と 接触させることにより、第1水素化処理帯域3で先ず処理される。詳しくは、こ のような条件としては、与えられた装入物及び触媒にとって望ましい脱硫に基づ く正確な選択により、204℃〜454℃(400°F〜850°F)、好まし くは260℃〜427℃(500°F〜800°F)の温度を包含する。これら の温度は平均床温度であり、勿論、例えば水素圧及び触媒活性を含む他のパラメ ーター及び装入物により変わる。適度の圧力より低い圧力、典型的には445〜 10443kPa(50〜1500psig)、好ましくは2170〜7000kP a(300〜1000psig)が使用される。圧力は全体の系の圧力、即ち反応器 入口の圧力である。圧力は通常、使用触媒についての所望の劣化速度を維持する ように選ばれる。水素化脱硫工程全体の空時速度は典型的には、全装入物及び触 媒容積当たり0.5〜10LHSV(hr-1)、好ましくは1〜6LHSV(hr-1 )であるが、空時速度は装入物の段階的供給の結果として反応器の長さにより変 わる。装入物中の炭化水素に対する水素の割合は典型的には、90〜900nll-1 (500〜5000scfb)、通常は全装入物及び水素容積当たり180〜44 5nll-1(1000〜2500scfb)である。 水素化処理帯域の条件は、所望程度の脱硫を行わせることのみならず、所望の C9 +転化反応が促進されるように、このプロセスの第2工程において必要な入口 温度が得られるように調節されるべきである。 これらの条件で、少なくとも一部の硫黄は装入物分子から除去され、硫化水素 に転化して、水素化処理された生成物及び硫化水素を生成する。この方法で広く 使用されている触媒の適当な一族は、アルミナのような適当な基材に担持された 、コバルト及びモリブデンのような第VIII族及び第VI族元素の組み合わせである 。 第1予備処理器帯域からの脱硫された流出流は、12員環の気孔開口を有する 貴金属含有多孔質無機酸化触媒が入っている第2予備処理器帯域4に瀑落される 。このような多孔質無機酸化物は12四面体員により形成される気孔を有してお り、ゼオライトベータ、ゼオライトL、ゼオライトX、ZSM−12、ZSM− 18、ZSM−20、モルデナイト及びボグサイトが包含されるが、これらに限 定されない。中でもゼオライトベータが好ましい。稀土類Y(REY)、脱アル ミニウムY(DAY)、超安定Y(USY)、稀土類含有超安定Y(RE−US Y)、Si濃厚脱アルミニウムゼオライトY(LZ−210)[米国特許第4,71 1,864号、米国特許第4,711,770号及び米国特許第4,503,023号明細書に記載]の ようなフォージャサイト類も本発明における使用に適している。 触媒は0.1〜1重量%、好ましくは0.3〜0.7重量%の第VI族金属及び /又は白金、パラジウム、イリジウム、ロジウム及びレニウムから選ばれる貴金 属を含有することができる。白金が好ましく、また硫黄毒に抵抗性のある白金及 びパラジウムの組み合わせが好ましい。 貴金属成分を存在させるときは、水素化学吸収により測定したH/貴金属比が 少なくとも0.8、好ましくはH/Pt金属比が1.0となるように、触媒上に 分散させることが好ましい。水素化学吸収技術は触媒材料の貴金属凝集の程度を 示すものである。分析技術の詳細は、J.R.Anerson著“Structure of Metallic C atalyst”第6章,295頁,Academic Press社発行(1975年)に記載されている。一般 に、水素は金属に選択的に化学吸収されるので、水素容量の容積測定では金属吸 収サイトの数を数える。貴金属含有触媒は100より高いアルファ値を有し且つ 蒸気未処理であることが好ましい。高い酸性度は、ベンゼン飽和における熱力学 的拘束を最少にするように、より低い温度での運転を可能とする。アルファ値又 はアルファ数は、ゼオライト酸性官能価の尺度であり、これについてはその測定 の詳細と共に、米国特許第4,016,218号明細書、J .Catalysis,6,278-287(1966) 及びJ .Catalysis,61,390-396(1980)に、より詳しく記載されている。 第2反応帯域におけるプロセス条件はゼオライト触媒の活性及び装入物組成に 依存する。C9 +芳香族転化率は、芳香族類の損失及び過剰の水素消費を避けるた めに、50%以下、好ましくは40%以下に制限されるべきである。全圧力及び 水素分圧は、慣用のナフサ予備処理法で用いられる圧力範囲、例えば全圧力79 0〜5500kPa(100〜800psig)、好ましくは1135〜4240k Pa(150〜600psig)である。全圧力(又は水素分圧)は、ベンゼン飽和 度が大きいことを望む場合は、より高くすることができる。より詳しくは、第2 予備処理帯域のためのこのような条件は、例えば脱アルキルによりC9 +芳香族を 軽質芳香族へ転化させるために与えられた条件を包含する。典型的には、204 〜540℃(400〜1000°F)、好ましくは260〜427℃(500〜 800°F)の温度である。これらの温度は平均床温度であり、もちろん、例え ば水素圧力及び触媒活性を含む他の反応パラメーターおよび装入物により変わる 。運転の便利な態様は水素化処理された流出流を第2反応帯域へ瀑落することで あり、これは第1工程(水素化脱硫)からの出口温度を第2工程の初期温度に設 定することを意味する。従って、プロセスは集中合理化法で運転することができ る。典型的には、790〜5500kPa(100〜800psig)、好ましくは 1135〜4240kPa(150〜600psig)の全圧力が使用される。圧力 は全系圧力、即ち反応器入口の圧力である。圧力は通常、使用触媒についての所 望の劣化速度を維持するように選ばれる。水素化脱硫工程全体の空時速度は、装 入物の段階的導入の結果として反応器の長さよって変わるが、典型的には、全装 入物及び全触媒容量当たり0.5〜10LHSV、好ましくは1〜6LHSVで ある。装入物中の水素の循環割合は、典型的には、全装入物及び全触媒容量当た り89〜800nl/l(500〜5000acf/b)、通常178〜712nl/l(1 000〜4000scf/b)である。 第2反応帯域の無機酸化物触媒及び脱硫触媒は、内部帯域分離のない瀑落式で 操作される同じ反応器又は別別の反応器内に配置することができる。 第2予備処理帯域4からの流出流5はストリッパー6を通過し、そこでアンモ ニア、硫化水素及びC1〜C4炭化水素が塔頂液7としてストリップされる。スト リッパー塔底液8は改質器9へ流れる。 リフォーミング操作条件は、427〜538℃(800〜1000°F)、好 ましくは477〜527℃(890〜980°F)の範囲の温度であり;約0. 1〜約10、好ましくは約0.5〜約5の範囲の液空時速度であり;大気圧から 4900kPa(700psig)まで及びそれ以上、好ましくは700〜4200 kPa(100〜500psig)の範囲の圧力;0.5〜20、好ましくは1〜1 0の範囲の水素−炭化水素比である。BTX及びEB生産を最高にするには、連 続接触リフォーミング(CCR)を固定床改質器で行うことが好ましい。 改質器流出流10は蒸留ユニット11を通り、そこでC1〜C4炭化水素12が 塔頂液として取り出され、C5炭化水素流13が除かれる。ついで、改質器流出 流14は抽出器15に進み、そこでBTX及びEB流16が抽出される。ラフィ ネート17はC5炭化水素流13と合体されて、組み合わされたガソリン沸点範 囲の生成物を与える。 下記実施例は本発明を説明するためのものである。実施例 2種のゼオライトベータ触媒を、慣用のナフサ予備処理法に応じた条件下で評 価した。該ゼオライト触媒は、脱硫触媒として市販のCoMo/Al23触媒を 使用する水素化脱硫(HDS)/ゼオライト触媒系で評価した。実験は、固定床 流下式二重反応器パイロットユニットで行った。市販のHDS触媒を第1反応器 に入れ、ゼオライト含有触媒を、HDS/ゼオライト容量比:1/2で第2反応器 の下流に入れた。パイロットユニットは、第1反応器の流出流からゼオライト触 媒毒のアンモニア及び硫化水素を除去するための中間分離のない瀑落式で操作し た。通常の操作条件は、HDS触媒におけるLHSV 4.0;ゼオライト触媒 におけるLHSV 2.0;水素循環速度 712nl/l(4000scf/bbl); 全圧力 3900pKa(550psig)であった。転化条件の広い範囲を得るた めに、ゼオライト温度は240〜413℃(400〜775°F)で変化させた が、HDS触媒は一定の343℃(650°F)に維持した。第1表には実験で 使用した2つの装入物の性質が示されている。 硫化水素、アンモニア及び有機窒素及び硫黄化合物のような幾つかの不純物は 触媒を不活性にする。従って、水素化処理の形式で予備処理される装入物は通常 これらの物質を除去することが行われる。典型的には、装入原料及びリフォーミ ング生成物又はリフォメートは第1表に示した分析値を有する。 触媒 2種の触媒を第2予備処理帯域で評価し、その特性を第2表に示す。触媒Aは 蒸気処理しないPt/β/アルミナ触媒であり、触媒Bは比較のために用いた、蒸 気処理したMo/β/アルミナ触媒である。 装入物−Aナフサ 装入物Aナフサを触媒A及び触媒Bを用いて調べた。HDS/HDC特性 予備処理特性の比較を第3表に要約した。第3表に示したように、HDS/H DC触媒系は、HDSのみの場合と比べてC9 +芳香族が増加した。また、触媒A は288℃(550°F)以上の温度で40%以上のC9 +芳香族転化率を達成し たが、触媒Bはより高い399℃(750℃)の温度が必要であった。これらの 条件で、C9 +芳香族の化学的反応としては、水素化、水素化分解、開環及び側鎖 脱アルキル反応が包含される。水素化及び水素化分解反応については、Pt−促 進化触媒はMo−促進化触媒よりもより活性である。 さらに、触媒Aは300°F+塔底物の転化に関して非常に活性であることが 分かった。このユニークな活性は、より重質な装入物特に重質芳香族に富んだ装 入物、例えば重質FCCガソリン及び重質コーカーナフサを処理するための固定 床改質器、又は連続触媒リフォーミング(CCR)の使用を可能にする。改質物による集積5 +ラフィネートをリフォーミングする効果を市販の半再生可能(semi-regen erable)な固定床リフォーミング特性及び連続接触リフォーミング(CCR)特 性をシュミレートする熱力学的モデルに基づいて調べた。リフォーミングシュミ レーションは100 R+Oのオクタン価を有するC5 +リフォメートを製造する 条件にセットした。第4表は触媒A系のリフォーミング特性を実証している。第 4表に示すように、リフォーミングは、期待どうり、BTX及びEBを含む芳香 族類の収率を著しく増加させる。HDS/触媒Aで予備処理したケースでは、4 2%のC9 +芳香族転化率(又は32%149°C+(300°F+)転化率)で、 慣用のHDSを予備処理したケースよりも多くのBTX及びEBが生成した。B TX及びEB収量はより苛酷な条件では減少した。この特別なナフサについては 、触媒BはHDS単独よりもBTX及びEBの生成は少なかった。 装入物−Bナフサ 装入物−Aについての上記と類似の手法で、触媒Bを装入物−Bを用いて評価 した。半再生可能リフォーミングについての結果は第5表に要約した。触媒Bは 653°Fで42%C9 +転化率であった。この条件で、集中合理化法は慣用のH DS/リフォーミング法に比べてより多いBTX及びEBを生成した。より苛酷 な条件では、全C6〜C8芳香族の収率は減少した。 好ましい態様においては、本発明はBTX及びガソリンの製造のためのリファ イナリーの改質器部分へ集積した方法を提供するものである。本発明は、同時に BTX及びEBを含有する流体を与えながら、ガソリンプールのベンゼン規格に 合致した、好ましくは1〜0.8%のプールベンゼン含量に減少した経済性を改 善することができる。該流体はさらに処理し、慣用法によりベンゼン、トルエン 、キシレン及びエチルベンゼン成分を分離することができる。 本発明は高いバックエンド転化により、より重質のナフサの処理が可能となる 。また、重質FCCガソリン及びコーカー重質ナフサを慣用ナフサと一緒に処理 することができる。FCC及びコーカー重質ナフサはともに重質芳香族に富み、 さらにBTXの生産量が増加する。本発明は、予備処理反応器中の慣用HDS触 媒の下流部分を12員環の気孔開口を有する多孔質無機酸化物触媒に単に置き換 えることにより実施することができるので、リファイナリー中の全体の重質芳香 族を増加させる、比較的低投資コストの方法が提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C10G 69/02 C10G 69/02 69/08 69/08

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.C9 +芳香族含有装入原料から製造されたリフォメート中のC6〜C8芳香族 含量を増加させるための集中合理化方法であって、 1) a)水素化脱硫条件下に、C9 +芳香族類及び硫黄を含有する原料ナフサ装 入流を水素化脱硫触媒と接触させて水素化脱硫された装入流を製造し、その後、 b)該水素化脱硫された装入流を、C9 +芳香族類の転化行わせるに充分な 条件下に12員環の開口を有する気孔を含有する貴金属及び/又は第VIA族金属 含有多孔質結晶性無機酸化物触媒上に瀑流させ、それにより前記瀑流をしないと きに得られるC8 -芳香族含量に比べて高いC8 -芳香族含量の、予備処理された流 出流を与えることにより、 前記原料ナフサ装入流を予備処理し;そして 2) 前記予備処理された流出流の少なくとも一部をリフォーミングしてリフォ ーメート流を得る; ことを包含することを特徴とする方法。 2.前記工程1)が単一反応器内で実施される請求項1記載の方法。 3.前記工程1)が二つの反応器内で実施される請求項1記載の方法。 4.前記工程2)の前に、前記工程1)からの前記予備処理された流出流をスト リッピングして、硫化水素、アンモニア及びC4 -炭化水素を除去する請求項1記 載の方法。 5.さらに、 3) 前記リフォーメート流を蒸留してC1〜C4炭化水素含有塔頂流、C5炭化水 素流及びC6 +リフォーメート塔底流を得; 4) 前記C6 +リフォーメート塔底流を抽出して、C6〜C8芳香族含有抽出物流 、およびC6〜C8非芳香族類及びC9 +芳香族類を含有するC6 +ラフィネートを得 ;そして 5) 前記C5炭化水素流を前記C6 +ラフィネートと合体してガソリン沸点範囲の 生成物を得る; ことを包含する、請求項4記載の方法。 6.前記貴金属含有無機酸化物触媒が、多孔質無機酸化物は12員環の開口を 有する気孔を含有するゼオライトを含有し、該ゼオライトはゼオライトベータ、 ゼオライトL、ゼオライトX、ゼオライトY、脱アルミナY、超安定Y、超疎水 性Y、Si濃厚化脱アルミナY(LZ−210)、ZSM−12、ZSM−18 、ZSM−20、モルデナイト及びボグサイトから選ばれる請求項5記載の方法 。 7.前記12員環の開口を有する気孔を含有する貴金属含有ゼオライトがゼオ ライトベータである請求項6記載の方法。 8.前記触媒が、白金、パラジウム、イリジウム、ロジウム及びルテニウムか らなる群から選ばれる貴金属を0.1〜1重量%含有する請求項7記載の方法。 9.前記触媒が0.3〜0.7重量%の白金を含有する請求項8記載の方法。 10.前記触媒が、クロム、モリブデン及びタングステンからなる群から選ば れる金属を0.1〜1重量%含有する請求項7記載の方法。
JP8518827A 1994-12-01 1995-11-14 C▲下9▼▲上+▼芳香族含有装入原料から製造されたリフォメート中のc▲下6▼c▲下8▼芳香族含量を増加させるための集中合理化プロセス Pending JPH10510001A (ja)

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