JPH10509620A - 補綴上部構造 - Google Patents

補綴上部構造

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JPH10509620A
JPH10509620A JP8517309A JP51730995A JPH10509620A JP H10509620 A JPH10509620 A JP H10509620A JP 8517309 A JP8517309 A JP 8517309A JP 51730995 A JP51730995 A JP 51730995A JP H10509620 A JPH10509620 A JP H10509620A
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ウンガー ハインツ−ディーター
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ウンガー ハインツ−ディーター
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    • A61C13/225Fastening prostheses in the mouth
    • A61C13/273Fastening prostheses in the mouth removably secured to residual teeth by using bolts or locks
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C8/00Means to be fixed to the jaw-bone for consolidating natural teeth or for fixing dental prostheses thereon; Dental implants; Implanting tools
    • A61C8/0048Connecting the upper structure to the implant, e.g. bridging bars

Abstract

(57)【要約】 補綴上部構造は、インプラント(6)の球面ヘッド又は類似の接続部材(5)の上に載設して固定されかつ義歯(2)内に収納可能なロッキング装置(9)を備えている。該ロッキング装置(9)は、調整子(10)によってインプラント(6)の球面ヘッド(5)と係合運動・係合解除運動可能なロック部材(18,19)を有し、かつ、該ロック部材(18,19)から離反した方の調整子(10)の端部は、前記ロッキング装置(9)の近傍で義歯(2)内に配置された1本の人工歯(13)によって作動可能である。

Description

【発明の詳細な説明】 補綴上部構造 技術分野: 本発明は、請求項1に発明の上位概念として記載した通り、インプラントの球 面ヘッド又は類似の接続部材の上に載設して固定されかつ義歯内に収納可能なロ ッキング装置を備えた形式の補綴上部構造に関するものである。 背景技術: 前記形式の公知の補綴上部構造におけるロッキング装置は押しボタン方式を基 礎としている。このような補綴上部構造は、義歯を取り外す際に、ほぼコントロ ール不能の比較的高い引張り力によってインプラントを負荷し、該引張り力に基 づいてインプラントの申し分のない座着が損なわれる。別の公知の補綴上部構造 は旋回ロック技術を使用しており、この場合旋回ロック部材は、義歯とインプラ ントの接続部分との間を連結し、或いはその連結を解消するために、旋回ロック 部材が旋回されて、インプラント内に設けた係止切欠部と係合又は係合解除させ られる。このような補綴上部構造は、インプラントに対して引抜き力を及ぼすこ とはないが、しかしながら実験室で製作される構造として比較的高くつくばかり でなく、著しい適合日数を 要する。ロッキング装置の一次部分は、粘膜炎症の発症にも及ぶ口腔衛生学的な 問題を惹起するのに対して、二次部分は、内向きに突出した幾分シャープなエッ ジ部分を形成するので、舌及び粘膜の障害要因と成る。 発明の開示: 本発明の課題は、構造を単純にし操作を簡便にすると共に高い着用快適性を与 え、かつインプラントに対していかなる引張り力も及ぼすことのないような補綴 上部構造を提供することである。 前記課題を解決するための本発明の構成手段は、請求項1に特徴部分として記 載したように、ロッキング装置が調整子によってインプラントの球面ヘッドと係 合運動・係合解除運動可能なロック部材を有し、かつ、該ロック部材から離反し た方の調整子の端部が、前記ロッキング装置の近傍で義歯内に配置された1本の 人工歯によって作動可能である点にある。本発明のその他の重要な実施形態は請 求項2乃至17に記載したとおりである。 本発明の補綴上部構造は、産業的に低廉に製作可能であり、載着時にも取り外 し時にもインプラントに対して如何なる応力も及ぼすことが無く、着用者によっ て極めて簡便に操作することができ、かつ全く違和感のない優れた着用快適性を 与える。それというのは本発明の補綴上部構造は、義歯構造内に完全に嵌入され て突出部分を回避しており、かつ、全ての部分が隠蔽して収納されているために 視覚的に認知することができないからである。更に本発明の補綴上部構造は摩耗 が無く、動的な再処置の必要もなく、簡単な手段で効果的に手入れすることがで き、挿入方向が異なった場合でも補正作用を生ぜしめ、更には又、歯科技工士及 び処置医にとって操作が容易であり、問題なく交換可能であり、かつ処置の開始 時点から終了時点に至るまで着座を余り必要としない。 図面の簡単な説明: 図1は1本の義歯内に配置されてインプラント上に固定された本発明の補綴上 部構造の部分的な縦断面図である。 図2は図1のII−II線に沿った断面図である。 図3は図1のIII−III線に沿った断面図である。 図4は補綴上部構造の正面図である。 図5は図4の右側端面から見た補綴上部構造の側面図である。 図6は図7のVI−VI線に沿った断面図である。 図7は図6のVII−VII線に沿った断面図である。 図8は図6のVIII−VIII線に沿った断面図である。 図9は作動部分を形成する人工歯のためのガイド兼 係止装置の部分図である。 図10は図9のX−X線に沿った断面図である。 図11は異なった実施形態によるガイド兼係止装置の図9相当の断面図である 。 図12は図11のXII−XII線に沿った断面図である。 図13は図14のXIII−XIII線に沿ったロッキング装置のケーシング の断面図である。 図14はロッキング装置のケーシングの正面図である。 図15はロッキング装置のケーシングの側面図である。 図16はロックジョーの側面図である。 図17はロックジョーの正面図である。 図18はロックジョーに予荷重をかけるためのばねの平面図である。 図19は図18に示したばねの端面図である。 図20は調整軸の側面図である。 図21は図20のXXI−XXI線に沿った断面図である。 図22は図20のXXII−XXII線に沿った断面図である。 図23はガイド兼係止装置の対応受けの正面図である。 図24は図23のXXIV−XXIV線に沿って一 部断面して示した側面図である。 図25はガイド兼係止装置の旋回支持体の正面図である。 図26は図25のXXVI−XXVI線に沿った断面図である。 発明を実施するための最良の形態: 次に図面に基づいて本発明の実施例を詳説する。 図1乃至図3の部分的な断面図には、複数本の歯3と義歯床4とを備えた義歯 2の組込み位置に組付けられた本発明の構成による補綴上部構造1が図示されて いる。補綴上部構造1は、顎骨7内に植設されたインプラント6の球面ヘッド5 上に固定されている。 補綴上部構造1はあらゆる種類の義歯乃至人造歯のために使用可能であり、か つ上顎義歯のため同様に下顎義歯のためにも適している。各義歯当り使用される 補綴上部構造1の数は実情に応じて自由に選択することができる。 図4乃至図12に示した本発明の補綴上部構造の拡大図から判るように、該補 綴上部構造1は主要部分を個別的に挙げれば、ロッキング装置9と、調整軸とし て形成された調整子10と、ガイド兼係止装置11とによって構成されており、 該ガイド兼係止装置は、対応受け12と、前記調整子10用の作動部材を形成す る人工歯13のための旋回支持体14とから成っている。 前記ロッキング装置9は、顎側の開いたケーシング15を備え、該ケーシング は、前面側壁と背面側壁の内側に円筒セグメント形の支承凸部16,17を有し ている。更にロッキング装置9は2つのロックジョー18,19を備え、両ロッ クジョーは、互いに等しい構造を有し、かつケーシング15内で制限範囲を互い に逆向き旋回可能に支持されている。このために各ロックジョー18,19は、 その外側面のほぼ中央に配置されてジョーの全幅にわたって延びている円筒セグ メント形の支承凹部20,21を有しており、しかもロックジョー18,19が 組込み位置にある場合に前記支承凹部20,21は夫々支承凸部16,17に係 合している。 ロックジョーは内側に、インプラント6の球面ヘッド5の表面に対応成形され た部分球面状の凹設部22,23を有し、該凹設部の下縁24,25は、球面ヘ ッド5との係合位置において該球面ヘッド5の中点平面に被さっている。従って 球面ヘッド5との係合位置においてロックジョー18,19は補綴上部構造1の 位置を固定的に確保する。 ロックジョー18と19は、組付け位置で互いに対面する内面側に、調整室を 制限するする円筒セグメント形の凹設部26,27を有し、前記調整室内に調整 軸10がカム部分28でもって係合している。該カム部分28は楕円形横断面に 成形されて拡開体を形成し ており、該拡開体は、前記円筒セグメント形の凹設部26,27と係合して両ロ ックジョー18,19に、ケーシング15の支承凸部16,17を中心とする旋 回運動を与え、該旋回運動によってロックジョー18,19の部分球面状の凹設 部22,23はインプラント6の球面ヘッド5の周面にロック係合する。ロック 位置においてカム部分28の楕円形輪郭の長軸は、鉛直線に対して45°の角度 で傾斜しているのに対して、カム部分28のロック解除位置では鉛直線に整合し ている。この場合前記支承凸部16,17はロックジョー18,19のための旋 回軸線を規定し、該旋回軸線は、旋回軸10の中心軸線にたいして平行に方位づ けられており、かつカム部分28より下に間隔を置いて配置されている。 ロックジョー18,19は組付け位置ではばね29によってばね負荷され、該 ばねは、ロックジョー18,19がインプラント6の球面ヘッド5に係合してい ないロック解除位置へ該ロックジョーを引張る方向に作用している。前記ばね2 9は、U字形のばね線材体から成り、該ばね線材体の両方の縦脚片30は組付け 位置において、支承凸部16,17に対して直角に延びるケーシング15の両側 壁内に形成された長穴状の開口31並びに、ロックジョー18,19の外側面に 形成された切欠部32,33を通って係合している。 前記長穴状の開口31が形成されているのと同一の 両側壁内には開口34が穿設されており、両開口は、互いに同一線上に整合して 位置し、かつ調整軸10の円筒形の軸受領域35,36を受容して軸支するため に使用される。内寄りの軸受領域35,36に境を接して調整軸10は鍔37を 有し、該鍔は組付け位置において、ガイド兼係止装置11に面した方の側の、ケ ーシング15の外面に当接し、こうして調整軸10をその軸方向で位置決めする 。前記鍔37に接続している調整軸10の軸領域38は、平行に対向している側 に、扁平面取り部39を有し、該扁平面取り部はガイド兼係止装置11の旋回支 持体14のためのガイド面を形成している。 旋回支持体14は、人工歯13を装着するための前面側組付け面40、上面側 組付け面41及び背面側組付け面42を有し、かつ、調整軸10に扁平面取りの 施された軸領域38を受容するための切欠部43を備えており、該切欠部は、扁 平面取りの施された軸領域38の輪郭に緊密に適合されているが、しかしながら 扁平面取り部39に対して平行な方向では、扁平面取りの施された軸領域38の 、同一方向で規定された寸法を上回る寸法を有している。従って旋回支持体14 は、調整軸10に対して限られた半径方向で摺動可能である。この場合旋回支持 体14内には、一端を調整軸10に支持されたばねが設けられており、該ばねは 、旋回支持体14を基本位置へ調整軸10に対して相 対的に押圧する作用を有している。該ばねは、図9及び図10に示した実施例で は、ねじ46によって閉塞された孔47内に収納された圧縮コイルばね44とし て構成されている。図11及び図12に示した実施例では、前記ばねは、切欠部 43内に一緒に収容して固定された板ばね45として構成されている。 旋回支持体14は、その前面と背面とに境を接して、ガイド兼係止装置11の 対応受け12の方へ張出した2つの係止突起48,49を備えており、両係止突 起間には、旋回支持体14の円弧状に形成された下面50が延びている。旋回支 持体14の基本位置において係止突起48,49は、対応受け12の前面と背面 とに境を接して設けられている係止レセス51,52に係合する。 対応受け12は二股フォーク状に形成されて、2本のフォーク脚片53,54 とフォーク床55とを備えている。両フォーク脚片53,54は、調整軸10を 挿通して軸支するために互いに整合した軸受開口56,57を有し、しかも組付 け位置では、調整軸10に扁平面取りの施された軸領域38が前記軸受開口内に 収容されている。両フォーク脚片53,54は組付け位置では、義歯2の、作動 部材を形成する人工歯13の両隣りの2本の歯3内に嵌入されている。この場合 、フォーク床55は義歯床4内に嵌入されている。フォーク床55は上面に、円 弧状に湾曲されて進出ラン プ(傾斜面)を形成する軌道58を有している。 図1及び図3並びに図6及び図8から判るように、二股フォーク状の対応受け 12は義歯2内の組付け位置では、旋回支持体14を側面側と下面側とから包囲 しており、図示の基本位置において係止突起48及び49は係止レセス51,5 2内に係合している。この基本位置において調整軸10及びそのカム部分28は 、鉛直線に対して45°の角度位置を占める。しかも該角度位置ではカム部分は 、ロックジョー18,19をインプラント6の球面ヘッド5とロック係合した状 態にある。ところで義歯2を取り外すためには、旋回支持体14を隠蔽している 人工歯13が幾分持ち上げられて、係止突起49が係止レセス52から外される 。この係止解除位置で次いで旋回支持体14は人工歯13と共に、係止突起49 が軌道58の端部に到達するまで、図3もしくは図8で見て時計回り方向に旋回 される。その場合先ず差し当たっては僅かな旋回運動で充分であり、この僅かな 旋回運動によって係止突起49は対応受け12のフォーク床55内の軌道58の 上方に到達し、これによって旋回運動を継続する以前に係止突起49は軌道58 上に載ることができる。係止突起48は係止突起49に比して長く構成されてい るので、旋回支持体14の完全離間後には該旋回支持体14は時計回り方向にだ け旋回することができる。 旋回運動の進行中に係止突起49が軌道58の端部 に到達すると即座に、ロッキング装置9のロックジョー18,19はロック解除 位置にあるので、引出し力をかけることなく義歯2を解離することが可能である 。この位置で義歯は容易に洗浄され、次いで加圧力をかけることなく義歯は載着 され、こうして補綴上部構造1を再び所属のインプラント6上に固定することが 可能である。このためには旋回支持体14を、これに所属した人工歯13と一緒 に僅かに持ち上げ、次いでロックジョー18,19がカム部分28によって再び 球面ヘッド5とロック係合する基本位置へ前記旋回支持体を戻し旋回すればよい 。係止ノッチ51,52内への係止突起48,49の係合によって、補綴上部構 造が完全に人目に触れないように収納されているところの義歯2の確実な座着が 保証されている。 図示の有利な実施例では調整軸は一体に構成されている。しかし例えば図6に よれば、調整軸10の、鍔37の左手に位置している軸部分を別個の部品として 構成し、かつ前記鍔37の右手に位置している扁平面取りの施された軸部分に、 調整軸の中心軸線を中心として制限角度範囲を旋回可能に付設部分でもって支持 し、しかも球面ヘッド5上におけるロックジョー18,19のロック係合位置で カム部分28が占めねばならない終端位置へ運動させるためにトーションばねに よって予荷重をかけるように構成することも可能である。このように構成すれば 、調整軸10のカム部分2 8によって、前記トーションばねによるカム部分28にかかる予荷重に起因した 力でもって、ロック係合の方向にロックジョー18,19を負荷することが可能 になる。これによって過負荷が回避され、自動再調整が得られ、かつ旋回支持体 14の基本位置においてロックジョー18,19にロック係合位置を規定する、 部品相互の角度を著しく精密に調和させる必要も免除される。 符号の説明: 1 補綴上部構造、 2 義歯、 3 歯、 4 義歯床、 5 球面ヘッド、 6 インプラント、 7 顎骨、 9 ロッキング装置、 10 調整軸として形成された調整子、 11 ガイド兼係止装置、 1 2 対応受け、 13 作動部材を形成する人工歯、 14 旋回支持体 、 15 ケーシング、 16,17 支承凸部、 18,19 ロック ジョー、 20,21 支承凹部、 22,23 部分球面状の凹設部、 24,25 下縁、 26,27 円筒セグメント形の凹設部、 28 カム部分、 29 ばね、 30 縦脚片、 31 長穴状の開口、 3 2,33 切欠部、 34 開口、 35,36 円筒形の軸受領域、 37 鍔、 38 軸領域、 39 扁平面取り部、 40 前面側組 付け面、 41 上面側組付け面、 42 背面側組付け面、 43 切 欠部、 44 圧縮コイルばね、 45 板ばね、 46 ねじ、 47 孔、 48,49 係止突起、 50 旋回支持体の下面、 51,5 2 係止レセス、 53,54 フォーク脚片、 55 フォーク床、 56,57 軸受開口

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.インプラント(6)の球面ヘッド又は類似の接続部材(5)の上に載設して 固定されかつ義歯(2)内に収納可能なロッキング装置(9)を備えた形式の補 綴上部構造において、ロッキング装置(9)が調整子(10)によってインプラ ント(6)の球面ヘッド(5)と係合運動・係合解除運動可能なロック部材(1 8,19)を有し、かつ、該ロック部材(18,19)から離反した方の調整子 (10)の端部が、前記ロッキング装置(9)の近傍で義歯(2)内に配置され た1本の人工歯(13)によって作動可能であることを特徴とする、補綴上部構 造。 2.義歯(2)の、調整子(10)に作動部材として配設された人工歯(13) が、ばね力に抗してかつ前記調整子(10)とは無関係に、前記人工歯の縦軸線 の方向で義歯床(4)上に係合した基本位置から解放位置へ運動可能であり、か つ該解放位置では前記調整子(10)と共に割出し確実な係合解除位置へ運動可 能である、請求項1記載の補綴上部構造。 3.組付け位置においてロッキング装置(9)が、義歯(2)の第1の人工歯( 3)内に収納されており、かつ調整子(10)として、義歯(2)の前記第1の 人工歯(3)に隣接した第2の人工歯(3)を 横切りかつ該第2の人工歯(3)に隣接した作動部材としての第3の人工歯(1 3)に連結された調整軸(10)が設けられており、前記第3の人工歯がガイド 兼係止装置(11)によって義歯床(4)から離間可能かつ旋回可能に支持され ている、請求項1又は2記載の補綴上部構造。 4.ロッキング装置(9)が、2つのロックジョー(18,19)を制限角度範 囲内で互いに逆向きに旋回可能に支持する顎側の開いたケーシングを有し、該ケ ーシング(15)内に旋回可能に支承された調整軸(10)がカム部分(28) でもって、前記の両ロックジョー(18,19)の上部領域間に介在して係合し ており、かつ前記の両ロックジョー(18,19)が、前記調整軸(10)の中 心軸線に対して平行に方位づけられて調整軸(10)の前記カム部分(28)の 下位に間隔をおいて位置する旋回軸線を中心として旋回可能である、請求項1か ら3までのいずれか1項記載の補綴上部構造。 5.両ロックジョー(18,19)が、組付け位置で調整軸(10)のカム部分 (28)に対面した円筒セグメント形の凹設部(26,27)を有している、請 求項4記載の補綴上部構造。 6.ロックジョー(18,19)を係止解除位置へ旋回させるように負荷するば ね(29)が設けられている、請求項4又は5記載の補綴上部構造。 7.ばね(29)がU字形ばね線材体によって形成されており、該U字形ばね線 材体の縦脚片(30)が、ケーシング(15)内に穿設した開口(31)とロッ クジョー(18,19)の上部領域内に設けた切欠部(32,33)とを通って 係合しており、かつ組付け位置では前記ロックジョー(18,19)の旋回軸線 に対して実質的に平行に方位づけられている、請求項6記載の補綴上部構造。 8.調整軸(10)が、ロッキング装置(9)のケーシング(15)の対向した 両側壁内に互いに整合するように穿設された開口(34)内に旋回可能に軸支さ れており、かつ両軸受領域(35,36)間の軸区分が、少なくともほぼ楕円形 状のカム部分(28)として構成されている、請求項3から7までのいずれか1 項記載の補綴上部構造。 9.調整軸(10)が、ガイド兼係止装置(11)に面した方のケーシング(1 5)の外面に組付け位置で当接する鍔(37)を有している、請求項3から8ま でのいずれか1項記載の補綴上部構造。 10.鍔(37)に接続していてガイド兼係止装置(11)に達する調整軸(10 )の軸領域(38)が、平行に互いに向き合う側に扁平面取り部(39)を有し ている、請求項3から9までのいずれか1項記載の補綴上部構造。 11.ロックジョー(18,19)がその外面のほぼ中 央に配設されてジョー全幅にわたって延びる円筒セグメント形の支承凹部(20 ,21)を有し、かつ該支承凹部が、ケーシング(15)の対向する両側壁の内 面に対応成形された支承凸部(16,17)に組付け位置で係合している、請求 項3から10までのいずれか1項記載の補綴上部構造。 12.ロックジョー(18,19)が内側に、インプラント(6)の球面ヘッド( 5)の表面に対応成形された部分球面状の凹設部(22,23)を有し、該凹設 部の下縁(24,25)が係合位置では、球面ヘッド(5)の中心点より下位に 位置している、請求項3から11までのいずれか1項記載の補綴上部構造。 13.作動部材を形成する人工歯(13)用のガイド兼係止装置(11)が、前記 人工歯用の旋回支持体(14)と二股フォーク状の対応受け(12)とを有して いる、請求項3から12までのいずれか1項記載の補綴上部構造。 14.対応受け(12)の両フォーク脚片(53,54)が、調整軸(10)を挿 通して軸支するために互いに整合した軸受開口(56,57)を有し、かつ組付 け位置では、義歯(2)の作動部材を形成する人工歯(13)の両隣りの人工歯 (3)内に嵌入され、かつフォーク床(55)が義歯床(4)内に嵌入されてお り、かつ該フォーク床がその前面及び背 面領域の上面に係止レセス(51,52)を有している、請求項13記載の補綴 上部構造。 15.旋回支持体(14)が、調整軸(10)に扁平面取りの施された軸領域(3 8)を挿通するために、該軸領域(38)に対応成形された切欠部(43)を有 し、該切欠部が扁平側面の方向で、挿通される前記軸領域(38)の横断面寸法 を少なくとも係止ノッチの相互係合深さ分だけ上回る寸法を有している、請求項 13又は14記載の補綴上部構造。 16.旋回支持体(14)がその前面側及び背面側に、ガイド兼係止装置(11) の対応受け(12)の方へ張出した係止突起(48,49)を備え、該係止突起 が、旋回支持体(14)の基本位置では前記対応受け(12)の係止レセス(5 1,52)内に係合する、請求項13から15までのいずれか1項記載の補綴上 部構造。 17.一端を調整軸(10)に支持されておりかつ該調整軸(10)に対して相対 的に旋回支持体(14)を係止基本位置へ押圧するように作用するばねが、前記 旋回支持体(14)内に収納されている、請求項13から16までのいずれか1 項記載の補綴上部構造。
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