JPH10509092A - タービンエアフォイルの超音波洗浄の方法 - Google Patents

タービンエアフォイルの超音波洗浄の方法

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Abstract

(57)【要約】 ガスタービンエンジン(10)のエアフォイル(30)の洗浄方法は、溶接ホーン(60)等の超音波撹拌機を洗浄溶液(54)で満たされたタンク(52)内に挿入し、超音波撹拌機をエアフォイル(30)のクラスト層を有する箇所に向けるステップを含む。続いて行われる高圧ジェット水噴射によりクラスト層片が取り除かれる。本発明による洗浄方法は、超音波洗浄の出力密度を増大させる。

Description

【発明の詳細な説明】 タービンエアフォイルの超音波洗浄の方法 技術分野 本発明は、ガスタービンエンジンに関し、特にガスタービンエンジンのエアフォ イルのオーバホール及び修理時の洗浄に関する。 従来の技術 ガスタービンエンジンは一般に、圧縮機、燃焼機及びタービンを備える。圧縮 機とタービンには回転及び固定エアフォイルの列が交互に設けられている。空気 はエンジンを軸方向に沿って流れる。周知の通り、圧縮機で圧縮されたガスは、 燃焼機で燃料と混ざり、そこで燃焼される。燃焼機より発生する高圧の高温生成 物は、タービンに入り、そこでエンジン及びタービンを駆動するための推力を生 み出す。タービンの回転はまた、圧縮機の駆動力となる。ガスタービンエンジン は、振動や高温を特徴とする非常に苛酷な環境で運転される。タービン内のエア フォイルは、燃焼機より発生する熱ガスによって燃えてしまうおそれがある。こ れらのタービンエアフォイルを十分に冷却するために様々な冷却方法がとられて いる。これらの冷却方法の多くは、冷却空気を通す波状路などの複雑な内部流路 を用いている。また、エアフォイルの壁面構造に形成された冷却孔に冷却空気を 通過させる冷却方法もある。 特に地上での運転時には、エアフォイルを通って循環する空気には、エンジン によって吸入された砂やほこり、その他汚染物質の粒子が含まれる。砂やほこり は、非常に高い温度及び圧力の影響によ り、エアフォイルの内部空間に付着しクラスト層を形成する。このクラスト層は 、空気孔や内部流路の大きさを縮小、または完全に閉塞するおそれがある。そし て、結果的にエアフォイルの冷却効率が低減する。冷却空気が内部空間を確実に 通過可能とするために、エアフォイルを使用期間中定期的に洗浄するか、または 交換しなければならない。エアフォイルは、高温、振動や空気循環に耐えられる ように高価な材料で製造されているため、全てのエアフォイルを頻繁に交換する ことは大変コストがかかる。従って、エアフォイルの洗浄の方が望まれる。 洗浄処理においては、クラスト層付着物はたとえ少量であっても、エアフォイ ルの付着箇所が燃焼してしまわないように取り除く必要がある。更に、各エンジ ンは、何百個ものエアフォイルを備える。従って、個々のエアフォイルの洗浄に かかる時間をわずかでも短縮すると、結果として多大な時間の節約に結び付くこ とが期待でき、よって多大なコストの節約にもつながる。 エアフォイルの内部空間を洗浄する周知の方法の一つに、オートクレーブ処理 がある。オートクレーブ処理では、エアフォイルを高温高圧の流体にある一定時 間さらす工程が行われる。この工程の結果、砂とほこりの層が緩む。オートクレ ーブ処理に続いて、内部流路に高圧の水流を噴射して、ゆるんだ砂とほこりの層 を取り除く。各エアフォイルは、洗浄が実際に終了するまでに複数回のオートク レーブサイクルを経なければならない。各サイクルは、時間もコストもかかる。 そのうえ、オートクレーブ処理はエアフォイルの積層した粒子が細かいか、また は内部空間が複雑でない時に限って、上 記層の除去に効果がある。しかし、ほこりの層が厚かったり、流路が複雑な場合 はこの方法は有効ではない。 もう一つの周知のエアフォイル洗浄方法に超音波洗浄がある。超音波洗浄では 、一回の洗浄分のエアフォイルを弱アルカリ溶液で満たされたタンクに浸し、超 音波によって撹拌して内部空間に堆積したクラスト層をゆるめる。続く水のジェ ット噴射によって、内部空間よりクラスト層片が取り除かれる。超音波撹拌に使 用される一般的な変換器は、出力密度が一平方インチ当たり1−10ワットであ る。商業用に生産されている最も高出力の超音波洗浄機は、出力密度が一平方イ ンチ当たり100ワットである。洗浄溶液で満たされたタンク内に複数の変換器 を所定のパターンに配置することによって、上記のような高出力の超音波が得ら れる。エアフォイルの超音波洗浄は全体的には効果があるが、複雑な内部流路を 有したり、強固なクラスト層片が付着している部分については効果がない。より よい効果を出すために、超音波洗浄はしばしば複数サイクルで使用され、各サイ クル後に高圧の水噴射が行われる。しかし、複数サイクルで使用しても強固に堆 積したクラスト層をゆるめるのに不十分なことがある。 エアフォイルは一般的に、各洗浄サイクル後に残存する汚物による閉塞がない かどうかX線で検査される。X線によりエアフォイル内の一部にでも残存するク ラスト層片があれば、エアフォイル全体の超音波洗浄がもう一サイクル行われる 。多くの場合、追加されたサイクルでも全てのクラスト層を除去することができ ない。内部流路に微量でもクラスト層片が残存する場合には、エアフォイルは破 棄されなければならない。 現在の超音波撹拌の技術では、いまのところ、より高い出力密度による洗浄を 行うことはできないので、エアフォイルの洗浄を制限する要因になっている。出 力密度は、変換器の物理的特性によって制限されている。変換器を酷使した場合 には、過熱したり機能が低下したりする傾向がある。また、洗浄溶液内に超音波 変換器を多く配置しすぎると、超音波はお互いに打ち消しあって超音波洗浄の効 果を低減させてしまう。更に、洗浄サイクルを複数回行うことは、時間も費用も かさむ。また、エアフォイル全体よりも一部分のみの洗浄が必要な場合の方が多 い。従って、エアフォイル全体を洗浄することは不経済である。 航空宇宙産業一般、特に航空宇宙産業用のオーバホール及び修理施設では、複 雑な内部冷却流路を有するエアフォイルの効果的な洗浄技術は見いだされていな い。使用済みのエアフォイルの洗浄方法が改良されれば、エアフォイルの交換に 関して多大なコストを節約できる可能性がある。エアフォイルの構造が非常に複 雑になってきたため、産業全体でエアフォイルの洗浄方法の改良が求められてい る。 発明の開示 本発明によると、ガスタービンエンジンのエアフォイルの内部空間を洗浄する 方法は、エアフォイルを洗浄溶液に浸し、溶液内に沈められた超音波撹拌機で増 強した超音波エネルギーをエアフォイルのクラスト層が付着した一部分に集中さ せる方法を含む。超音波エ ネルギーをエアフォイルの特定部分に集中させることにより、超音波撹拌のレベ ルは増強されて、その特定部分に集中される。本発明の洗浄方法は従来に比較し て、エアフォイルの汚物により閉塞された部分に作用する出力密度を400%以 上増大させる。 本発明による方法は、先に全体的な洗浄を行い、その後にX線によりエアフォ イルの特定部分に残存する汚物の付着物を検出した上で、残存付着物を除去する ために使用すると特に有用である。エアフォイルの特定部分に集中することによ って、その特定部分のみを洗浄することができ、エアフォイル全体に不要な洗浄 処理を施さなくてもよい。この方法により、効果的な洗浄を提供でき、多大なコ ストと時間も削減できる。 本発明による利点の一つは、洗浄方法が環境上安全であることである。 本発明の前述及びその他の利点は、後述の本発明の実施例の詳細な説明と図面 を参照することによってより明らかになる。 図面の簡単な説明 図1は、部分的に区分されたガスタービンエンジンの立面図の略図である。 図2は、エアフォイルの部分的な拡大立面図である。 図3は、本発明によるエアフォイル洗浄システムの概略図である。 発明の最良の実施形態 図1を参照すると、ガスタービンエンジン10は圧縮機12、燃 焼機14、タービン16を備える。空気18は、エンジン10を軸方向に沿って 流れる。周知のように空気18は圧縮機12で圧縮される。続いて、圧縮空気は 燃料と混ざり燃焼機14で燃焼される。燃焼による高温生成物は、タービン16 に入りそこで膨張して推力を生み出す。その推力が、エンジン10及びタービン 16を駆動する。タービン16の回転はまた圧縮機12の駆動力となる。 圧縮機12とタービン16には、回転及び固定エアフォイル30の列が交互に 設けられている。図2に示す各エアフォイル30は、エアフォイル部32と内径 プラットフォーム36とを備える。各タービンエアフォイル30は、精巧な内部 流路38−40を有し、内部流路38−40を通る冷却空気によってエアフォイ ル壁48が冷却される。エアフォイル壁48は複数の薄膜孔50を有し、冷却空 気は各薄膜孔50を通じてエアフォイル30の内部空間38−40より排出され る。 冷却空気が冷却用の内部流路38−40を高温及び高圧で通過するのに伴って 、エンジン10より吸入されたほこりや砂の粒子が流路38−40の内壁48に 付着する。ほこりと砂の粒子は、外層(クラスト層)を形成して内部流路38− 40の大きさを縮小し、薄膜孔50を閉塞するおそれもある。流路38−40及 び薄膜孔50の閉塞は、部分的な閉塞であってもエンジンの非効率化を招き、エ アフォイル壁の燃焼を引き起こす可能性がある。エアフォイルは、洗浄のために 定期的にエンジンより取り外される。 エアフォイル30は、まず従来の方法によって全体的に洗浄される。エアフォ イルは続いてX線で検査され、残存する汚物による閉 塞箇所がないかどうかの確認が行われる。エアフォイルの最低一箇所にでも汚物 による閉塞があることが判明した時点で、エアフォイル30は洗浄溶液54で満 たされたタンク52に沈められる。エアフォイル30は、エアフォイル30内の 内部流路38−40が溶液54で確実に満たされるようにタンク52に沈むよう に操作される。電源56は、電力ケーブル59によって変換器58に電力を供給 する。変換器58は、電源56によって供給された電力を機械エネルギーに変換 する。 溶接ホーン60は第一端部62と第二端部64を有する。ホーン60の第一端 部62は、変換器58に取り付けられている。ホーン60の第二端部64は溶液 54で満たされたタンク52に挿入されており、エアフォイル30のクラスト層 付着箇所上に配置されている。エアフォイル30の汚物付着箇所は、溶接ホーン 60より発生した超音波によって約30分間超音波撹拌される。エアフォイル3 0は、続いて高圧水噴射によって洗浄され、内部流路よりクラスト層片が取り除 かれる。エアフォイル30をX線で検査し、クラスト層片が全て取り除かれたか を確認することもできる。X線によって、エアフォイルの一部がなおクラスト層 を含むことが判明すれば、エアフォイルのその部分をホーン60によって再度撹 拌することができる。 本発明による洗浄処理では、クラスト層を有して洗浄が必要とされるエアフォ イルの特定部に、超音波エネルギーを集中させる。この洗浄方法では、エアフォ イルの特定部に集中することにより、洗浄が必要とされる部分のエアフォイルへ 向けられる超音波エネルギ ーの出力密度を上げることができる。出力密度の増加した超音波エネルギーによ り、エアフォイルのクラスト層を緩める効果が高まる。溶接ホーンは、一平方イ ンチ当たり400ワットの出力密度を発生する。これは、従来に比較して400 %の向上である。本発明による洗浄方法は、以前であれば破棄するしかなかった エアフォイルの洗浄を可能とする。また、本発明の洗浄方法では、エアフォイル 全体ではなく洗浄を必要とするエアフォイルの部分のみを洗浄するので効率が上 がる。溶接ホーンはまた、従来の超音波洗浄処理よりもかなり安価である。 更に、本発明の洗浄方法は、所要時間をかなり短縮でき、このことは直接コス ト削減につながる。このような削減は、各ガスタービンエンジンが数百個ものエ ンジンを備えることを考え合わせるといかに重要かがわかる。各エアフォイルの 洗浄時間を短縮することは、全エアフォイルの洗浄時間短縮につながるのである 。また、本発明による洗浄方法は、環境上安全でもある。 洗浄溶液54は、どの種類の湿潤剤溶液でも弱アルカリ溶液でもよい。例えば 、溶液52は2%−25%のブルーゴールド(Blue Gold:登録商標) 水溶液を含んでもよい。ブルーゴールド(登録商標)は、テキサス州、ガーラン ドのキャロル カンパニー(Carroll Company:Garland ,Texas)によって生産されキャロル カンパニーの登録商標である。溶接 ホーンは、洗浄用途に最適な周波数である約20,000ヘルツが達成できれば 、異なる容量、形状及び密度を有するどのような種類の超音波撹拌機であっても よい。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1996年10月4日 【補正内容】 記層の除去に効果がある。しかし、ほこりの層が厚かったり、流路が複雑な場合 はこの方法は有効ではない。 もう一つの周知のエアフォイル洗浄方法に超音波洗浄がある。超音波洗浄では 、一回の洗浄分のエアフォイルを弱アルカリ溶液で満たされたタンクに浸し、超 音波によって撹拌して内部空間に堆積したクラスト層をゆるめる。ヨーロッパ特 許公報EP−A−205355は、超音波によって液体洗剤内の物体を洗浄する 技術を開示している。変換器は液体の下部に配置される。また、超音波を集中さ せるための手段が設けられている。 続く水のジェット噴射によって、内部空間よりクラスト層片が取り除かれる。 超音波撹拌に使用される一般的な変換器は、出力密度が一平方メートル当たり1 .55×103−15.5×103ワット(一平方インチ当たり1−10ワット) である。商業用に生産されている最も高出力の超音波洗浄機は、出力密度が一平 方メートル当たり155×106ワット(一平方インチ当たり100ワット)で ある。洗浄溶液で満たされたタンク内に複数の変換器を所定のパターンに配置す ることによって、上記のような高出力の超音波が得られる。エアフォイルの超音 波洗浄は全体的には効果があるが、複雑な内部流路を有したり、強固なクラスト 層片が付着している部分については効果がない。よりよい効果を出すために、超 音波洗浄はしばしば複数サイクルで使用され、各サイクル後に高圧の水噴射が行 われる。しかし、複数サイクルで使用しても強固に堆積したクラスト層をゆるめ るのに不十分なことがある。 エアフォイルは一般的に、各洗浄サイクル後に残存する汚物によ る閉塞がないかどうかX線で検査される。X線によりエアフォイル内の一部にで も残存するクラスト層片があれば、エアフォイル全体の超音波洗浄がもう一サイ クル行われる。多くの場合、追加されたサイクルでも全てのクラスト層を除去す ることができない。内部流路に微量でもクラスト層片が残存する場合には、エア フォイルは破 ーの出力密度を上げることができる。出力密度の増加した超音波エネルギーによ り、エアフォイルのクラスト層を緩める効果が高まる。溶接ホーンは、一平方メ ートル当たり400×106ワット(一平方インチ当たり620ワット)の出力 密度を発生する。これは、従来に比較して400%の向上である。本発明による 洗浄方法は、以前であれば破棄するしかなかったエアフォイルの洗浄を可能とす る。また、本発明の洗浄方法では、エアフォイル全体ではなく洗浄を必要とする エアフォイルの部分のみを洗浄するので効率が上がる。溶接ホーンはまた、従来 の超音波洗浄処理よりもかなり安価である。 更に、本発明の洗浄方法は、所要時間をかなり短縮でき、このことは直接コス ト削減につながる。このような削減は、各ガスタービンエンジンが数百個ものエ ンジンを備えることを考え合わせるといかに重要かがわかる。各エアフォイルの 洗浄時間を短縮することは、全エアフォイルの洗浄時間短縮につながるのである 。また、本発明による洗浄方法は、環境上安全でもある。 施錠溶液54は、どの種類の湿潤剤溶液でも弱アルカリ溶液でもよい。例えば 、溶液52は2%−25%のブルーゴールド(Blue Gold:登録商標) 水溶液を含んでもよい。ブルーゴールド(登録商標)は、テキサス州、ガーラン ドのキャロル カンパニー(Carroll Company:Garland ,Texas)によって生産されキャロル カンパニーの登録商標である。溶接 ホーンは、洗浄用途に最適な周波数である約20,000ヘルツが達成できれば 、異なる容量、形状及び密度を有するどのような種類の超音波撹拌機であっても よい。 請求の範囲 1.ガスタービンエンジンのエアフォイルの内部空間を洗浄する方法であって、 前記エアフォイルは内部空間を有し、前記エアフォイルの部分は内部空間にクラ スト層を有し、 前記エアフォイルを洗浄溶液に浸して前記液体洗浄溶液が前記内部空間を満たす ようにさせ、 超音波撹拌機を前記洗浄溶液内に挿入する工程を有する方法において、前記超音 波撹拌機を前記エアフォイルに隣接して配置し、高出力密度の超音波エネルギー を、前記エアフォイルのクラスト層を含む部分に集中させることを特徴とする洗 浄方法。 2.約20,000ヘルツの可能出力を有する溶接ホーンを前記超音波撹拌機と して用いることを特徴とする請求項1記載の洗浄方法。 3.ガスタービンエンジンのエアフォイルの内部空間を洗浄する方法であって、 前記エアフォイルは内部空間を有し、前記エアフォイルの部分は内部空間にクラ スト層を有し、 前記エアフォイルを全体的に洗浄し、 前記エアフォイルの残存するクラスト層を有する部分を特定し、 前記エアフォイルを洗浄溶液に浸して前記液体洗浄溶液が前記内部空間を満たす ようにさせ、 超音波撹拌機を前記洗浄溶液内に挿入し、 前記超音波撹拌機を前記エアフォイルに隣接して配置する工程を有 する方法において、前記エアフォイルを前記洗浄溶液に浸して前記液体洗浄溶液 が前記内部空間を満たすようにさせ、 高出力密度の超音波エネルギーを、前記エアフォイルのクラスト層を含む部分に 集中させることを特徴とする洗浄方法。 4.溶接ホーンを約20,000ヘルツの周波数で前記超音波撹拌機として用い ることを特徴とする請求項3記載の洗浄方法。 【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1996年12月20日 【補正内容】 請求の範囲 1.ガスタービンエンジンのエアフォイルの内部空間を洗浄する方法であって、 前記エアフォイルは内部空間を有し、前記エアフォイルの部分は内部空間にクラ スト層を有し、 前記エアフォイルを洗浄溶液に浸して前記液体洗浄溶液が前記内部空間に流入す るようにさせ、 超音波撹拌機を前記洗浄溶液内に挿入する工程を有する方法において、前記超音 波撹拌機を前記エアフォイルに隣接して配置し、高出力密度の超音波エネルギー を、前記エアフォイルのクラスト層を含む部分に集中させることを特徴とする洗 浄方法。 2.前記エアフォイルを前記洗浄溶液に浸して前記液体洗浄溶液が前記内部空間 を満たすようにさせることを特徴とする請求項1記載のガスタービンエンジンの エアフォイルの内部空間の洗浄方法。 3.約20,000ヘルツの可能出力を有する溶接ホーンを前記超音波撹拌機と して用いることを特徴とする請求項1及び2記載の洗浄方法。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.ガスタービンエンジンのエアフォイルの内部空間を洗浄する方法において、 前記エアフォイルを洗浄溶液に浸し、このエアフォイルの内部にクラスト層を 含む部分の真上に超音波撹拌機を設置し、前記超音波撹拌機を前記洗浄溶液に挿 入し、前記超音波撹拌機により発生した高出力密度の超音波エネルギーを、前記 エアフォイルの前記内部にクラスト層を含む部分に集中させることを特徴とする 洗浄方法。 2.前記洗浄溶液は、弱アルカリ溶液であることを特徴とする請求項1記載の洗 浄方法。 3.前記弱アルカリ溶液は、5%−25%のブルーゴールド(登録商標)の水溶 液を含むことを特徴とする請求項2記載の洗浄方法。 4.前記洗浄溶液は、湿潤剤溶液であること特徴とする請求項1記載の洗浄方法 。 5.前記超音波撹拌機は、溶接ホーンであることを特徴とする請求項1記載の洗 浄方法。 6.前記溶接ホーンは、20,000ヘルツの周波数を達成することを特徴とす る請求項5記載の洗浄方法。 7.前記エアフォイルに全体的な洗浄処理を事前に行うことを特徴とする請求項 1記載の洗浄方法。 8.前記エアフォイルのX線による検査を事前に行い、前記エアフォイルのクラ スト層を有する部分を特定することを特徴とする請求項1記載の洗浄方法。 9.高圧水噴射により前記内部空間からクラスト層を除去する処理を続けて行う ことを特徴とする請求項1記載の洗浄方法。 10.前記エアフォイルの前記洗浄溶液内への配置時に、前記洗浄溶液が前記エ アフォイルの前記内部空間を満たすように配置するステップを含むことを特徴と する請求項1記載の洗浄方法。
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