JPH10508938A - 過熱管の新規な耐熱遮蔽構造 - Google Patents

過熱管の新規な耐熱遮蔽構造

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JPH10508938A JP8534931A JP53493196A JPH10508938A JP H10508938 A JPH10508938 A JP H10508938A JP 8534931 A JP8534931 A JP 8534931A JP 53493196 A JP53493196 A JP 53493196A JP H10508938 A JPH10508938 A JP H10508938A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は過熱管を流体の攻撃から保護するための耐熱性の遮蔽体に関し、第1及び第2の部分管(2,8)からなり、各部分管がC字形断面を有し、C字形断面が第1(3,9)及び第2(4,10)の端部を区画形成し、部分管の端部が対向できるように係合され、部分管が第1の部分管の第2の部分管に対する半径方向の運動を阻止する手段(5)を具備している。

Description

【発明の詳細な説明】 過熱管の新規な耐熱遮蔽構造 発明の背景 高価なエネルギーが産業に導入され実際的である場合には必ず高温の廃棄水蒸 気から有用な熱を抽出していた。ある用途においては、加熱された水蒸気が清潔 な周囲の空気を包含する普通の直交流式金属熱交換器管を通過する。周囲の空気 は廃棄水蒸気によって加熱され次に典型的には設備の熱又は処理用の熱として使 用される。くずや廃棄物が焼却されて2500°Fまでの温度のガス生産物を形成す る地方自治体の団体廃棄物の焼却のような他の用途においては、水が、ガス状の 発生水蒸気の内部に位置する金属管(「過熱管」)を通されこの高温度によって 水蒸気に交換される。この管組立体によって発生された水蒸気はついでタービン 駆動の発電機を駆動するのに用いられる。 金属管の熱交換器を用いて高温の廃棄水蒸気からの熱の抽出は効率的ではある が、金属管に関する2つの特別な問題が観察される。第1に、金属の温度上の限 界がしばしば熱交換器の作動温度によって超過することである。第2に、廃棄水 蒸気は摩耗性及び腐食性の少なくとも一方の性質を有することが多くそのため金 属管の物理的な完全性を損なうことである。 燃焼生産物による管への直接の攻撃を防止するとともに管が過熱できるように するため、当該技術では耐熱性セラミック遮蔽が管を被覆するために用いられて きた。これらの遮蔽物の耐熱性は高温伝導性、高温での完全性、浸食抵抗、及び 腐食抵抗をもたらす。例えば、米国特許第4,682,568号は、同一の相互に交換可 能なかみ合う 大きさと形状の一対の耐熱性半割り遮蔽体からなり、かみ合い舌片と溝の構造( 「舌片と溝の遮蔽体」)を含む耐熱性遮蔽体を開示している。図1を参照。この 構造は、モルタルMを過熱管Sか半割り遮蔽体の内面かに塗布し、半割り遮蔽体 の一方を過熱管の外面に取付け、第2の部分の管をこれに対し180°に位置させ 舌片Tと溝Gとを整列させ、2つの半割り遮蔽体を軸方向に係合させることによ り、組立てられる。この工程が各過熱管の外側が被覆されるまで繰返される。し かし、この構造は2つの欠点を有している。第1に、この構造はモルタルが遮蔽 体を管に接着するまで遮蔽体を一緒に保持するための締めつけ機構を必要とする 。第2に、舌片と溝の遮蔽体は金属の熱交換器の管を過激な使用条件のもとで劣 化させる。 したがって、過酷な環境での作動中に金属の熱交換器管が劣化することのない 耐熱性管遮蔽体が必要となる。 発明の概要 本発明によれば、周囲の攻撃から過熱管を保護する耐熱性遮蔽体が提供され、 この遮蔽体はそれぞれがC字形断面を有する第1及び第2の部分管を具備し、前 記C字形断面が第1及び第2の端部を区画形成し、第1の部分管の端部が第2の 部分管の端部に対向し、これら部分管が第2の部分に対する第1の部分管の半径 方向の運動を阻止する手段を具備している。 図2に示されるような特に好ましい実施態様においては、過熱管を周囲の攻撃 から保護するための耐熱性遮蔽体が提供され、この耐熱性遮蔽体は (a)C字形断面を有する第1の部分管であって、C字形断面が第1及び第2 の端部を有し、各端部が外側半径部分と内側半径部分とからなり、各外側半径部 分が各内側半径部分よりも大きく延び各 内側半径部分の末端に座部を区画形成し、各外側半径部分が先端で終わっている 、第1の部分管と、 (b)C字形断面を有する第2の部分管であって、C字形断面が第1及び第2 の先端で終わっている第2の部分管、 とからなり、 第2の部分管の先端が第1の部分管の座部に向き合い、第2の部分管の先端の 間の距離が第1の部分管の先端の間の距離よりも大きくなっている。 図面の記載 図1は過熱管に取付けられた従来技術の遮蔽体構造の半径方向断面図である。 図2から6は過熱管に取付けられた本発明の遮蔽体の半径方向の断面図である 。 図7は本発明の好ましい実施態様の軸方向の図である。 発明の詳細な説明 本発明の目的のため、「半径方向の運動」とは半割り遮蔽体の分離をもたらす 過熱管の表面に近づき又は離れる直角の運動と考えられるものである。 理論にとらわれることを欲しないで、米国特許第4,682,568号に開示された構 造の弱点は遮蔽体上に十分な圧力を加え舌片と溝の締めつけ機構を作動させるモ ルタル層に信頼をおくことに由来すると考えられる。特に、モルタルは使用時に 乾燥し収縮し、管とかみ合わされる半割り遮蔽体との間に空間を生じると考えら れる。極端な環境のもとで、かみ合わされた半割り遮蔽体は相互に対し半径方向 に移動し、係合がはずれ最後にはボイラーの高速ガスにさらされた 時管から落下することになる。本発明は舌片と溝からなる構造により直面する問 題を、モルタルの能力とは無関係のロック手段を設け半割り遮蔽体の間に緊密の 嵌め合いを得るようにすることにより解決する。 図2を参照すると、特に好ましい実施態様において過熱管Sを周囲の攻撃から 保護するための耐熱性遮蔽体1が提供され、この耐熱性遮蔽体は (a)C字形断面を有する第1の部分管2であって、C字形断面が第1及び第 2の端部3及び4を有し、各端部が外側半径部分5と内側半径部分6とからなり 、各外側半径部分5が各内側半径部分よりも大きく少なくとも約10°の凹曲の円 弧で延び各内側半径部分6の終端部に座部7を区画形成し、各外側半径部分5が 先端12で終わっている、第1の部分管2と、 (b)C字形断面を有する第2の部分管8であって、C字形断面が第1及び第 2の先端9及び10で終わっている、第2の部分管8、 とを具備し、 第2の部分管8の先端9と10が第1の部分管2の座部7に向き合い、第2の部 分管8の先端9と10の間の距離(図2の「b」)が第1の部分管2の先端12の間 の距離(図2の「a」)より大きくなっている。 図2に示される好ましい実施態様では、第2の部分管8の先端9と10と、第1 の部分管2の対向する座部7との間に、間隙が設けられる。しかし、この間隙は 小さいので第2の部分管8はいずれの方向にも2,3度より大きく周方向に回転 するのが阻止される。典型的には、この間隙はモルタルで充たされる。使用時、 この間隙はしばしば約1/32と1/4インチの間、典型的には1/16インチとさ れる。 図2に示される実施態様は第2の部分管が第2の部分管8が第2の部分管の先 端間の距離が第1の部分管の先端間の距離より大きくすることによる半径方向へ の移動(すなわち、分離すること)を阻止する。この状態は(a)第2の部分管 の先端を整列して第1の部分管の座部に向き合わせることと、(b)第1の部分 管の各外側半径部分を凹曲面に内側半径部分より大きく約10°と約50°の間、好 ましくは約37°だけ延長させることとによって、達成される。好ましくは第2の 部分管8の先端間の距離は第1の部分管2の先端間の距離より少なくとも10%大 きくする。さらに好ましくは、第2の部分管の先端間の距離は第1の部分管の先 端間の距離より少なくとも20%大きくする。 これら部分管は堅い耐熱性体で作られているので、第2の部分管は第1の部分 管2の先端12の間の開放した空間を通って曲げられることがなくなる。 図2の構造はまた比較的滑らかな輪郭を提供しそれによりボイラーのガスに対 し少しの水力学的抵抗しか与えないようにする。必要であれば、第2の部分管8 はまた中央の立上り外側半径方向部分16を特徴とし図3に示すように均一なさら に滑らかな輪郭とすることができる。 さらに、図2の遮蔽体の組立体は締めつけ具の使用を必要としない。むしろ遮 蔽体は、まず湿ったモルタルを過熱管の全周に塗布し、第1の部分管2を過熱管 に沿ってその使用位置まで摺動させ、第2の部分管8を過熱管、座部7及び第1 の部分管2の外側部分5の内面11によって区画形成された開口の中へと摺動させ ることにより、過熱管に取付けられ、それにより過熱管の全周を有害なボイラー ガスから遮蔽することができるようにする。 本発明のある好ましい実施態様においては、半径方向の運動を阻 止する手段は、 (a)各部分管の内面から延び図4におけるように過熱管に接触する軸方向の 突起、 (b)第1の部分管の表面から第2の部分管に向って半径方向に延びる軸方向 の「T」字形突起と、第2の部分管の表面へと延び図5におけるように「T」字 形突起を軸方向に受け入れる軸方向の溝、 (c)座部が図6におけるように短い部分管の外側半径部分の上に位置する座 部1突起組立体、 のうちのいずれか1つからなっている。 ここで図4を参照すると、本発明の他の実施態様では、舌片43と反対側の各部 分管の内面から延びる過熱管に接触する軸方向の突起41によって変更が加えられ た米国特許第4,682,568号に示されるような過熱遮蔽体が提供される。図4に示 されるように、底部部分管42の半径方向の移動は管Sに当接する突起41と溝44に 当接する舌片43とによって阻止される。 さて図5を参照すると、1つの部分管の表面から反対側の部分管表面に向って 半径方向に延びるT字形突起31と34と、反対側の部分管の表面へと延びT字形突 起を軸方向に中に受け入れる溝32と33とが設けられている。このT字形突起は過 熱管に近づき又は離れるよう延びることができる。図5に示されるように、全て の半径方向の運動はT字形突起31と34が溝32と33に受け入れられた時に形成され る固定ロックによって阻止される。 ここで図6を参照すると、図2に展開された座部と対向先端の概念の変形例が 提供され、座部は短い部分管の外側半径部分に形成されている。図6では、遮蔽 体は、 (a)C字形断面を有する第1の部分管62であって、C字形断面 が第1及び第2の端部63と64を有し、各端部が外側半径部分65と内側半径部分66 とからなり、各内側半径部分66が各外側半径部分65より外方に少なくとも約10° の凹面の円弧で延び外側半径部分65の終端部に座部67を区画形成し、各内側半径 部分66が先端71で終わっている第1の部分管62と、 (b)C字形断面を有する第2の部分管68であって、C字形断面が第1及び第 2の先端69と70で終わっている、第2の部分管68、 とを具備し、 第2の部分管68の先端69と70が第1の部分管62の座部67に対向し、第1の部分 管62の先端71の間の距離(図6の「c」)が第2の部分管68の先端69と70の間の 距離(図6の「d」)より大きくなっている。周面方向の運動は座部と対向先端 との接触面によって阻止され、一方半径方向の運動は第2の部分管68の先端69と 70の堅い内面に当接する第1の部分管の堅い内側半径部分66によって阻止される 。 図2から6の構造は異なる熱交換器構造に異なる利点をもたらす異なった部分 管ロック構造を開示しているが、各構造はそれにもかかわらず、一方の部分管の 反対側の部分管に対する相対的な半径方向の運動を阻止する手段を共通に含んで いる。したがって、本発明の範囲は部分管の半径方向の運動をモルタルや締めつ け具に依存しないで妨げる過熱管遮蔽体構造を含むものである。 過熱管が第2の遮蔽体を必要とするような長さであったならば、モルタルは正 しい位置の遮蔽体の軸方向端部に施され第2の遮蔽体が第1の遮蔽体の隣りに設 置された時第1の遮蔽体と第2の遮蔽体との間に確実な接着が得られるようにす る。多数の遮蔽体を含む1つの好ましい実施態様では、各遮蔽体20は一方の軸方 向端部の周縁リップ13と、他方の軸方向端部の対応周縁溝14とを特徴としている 。図7を参照。この実施態様では第1の遮蔽体のリップが第2の遮蔽体の溝の上 を摺動し、それにより遮蔽体の外側から過熱管の表面まで曲がりくねった経路を 形成するようにしている。この曲がりくねった経路は、有害なボイラーガスが特 にこの経路がモルタルで充たされている場合に過熱管に達するのをより困難にす る。 本発明の遮蔽体は典型的には過熱管遮蔽体として用いられる任意の耐熱性材料 で作ることができ、シリコン炭化物、アルミナ、ジルコニア、マグネシア、クロ ミア、及びその混合物を含んでいる。好ましい実施態様では、遮蔽体は窒化接合 シリコン炭化物から作られそのシリコン炭化物成分は30−90メッシュグリーンシ リコン炭化物の30重量パーセント(「W/O」)、−100 メッシュグリーンシリ コン炭化物の17W/O、3ミクロンシリコン炭化物の35W/O、及び−200 メッ シュシリコン金属粉の18W/Oを混合することで作られる。この混合物は次に12 W/Oの水と0.75W/Oの硅酸ナトリウム解膠剤とに、この混合物が所望形状の 多孔性成形型の中のスリップ成形に適当な粘性が得られるまで混合される。この スリップ(粘土懸濁液)は次に、参照例として本明細書に含まれている米国特許 第2,964,823号に実質的にしたがってスリップ成形され、そしてその成形型から 取出される。このグリーンスリップ成形形状はそれからさらに乾燥され硬化され るまで窒素のふん囲気の中を約1450℃で熱せられる。ある実施態様では、遮蔽体 はウースター、MAのノートン社から入手可能なCRYSTON(商標名)から作られる 。 管遮蔽体を過熱管に接合するのに普通に用いられる任意のモルタルを用いるこ とができる。好ましくは、シリカ、アルミナ及びアルカリを含有するシリコン炭 化物を基剤とするモルタルが用いられる。さらに好ましくは、ウースター、MAの ノートン社耐熱システムから入手可能なCRYSTOLON MC−1063が用いられる。 本発明の実施態様は本質的に円筒形の過熱管のために考えられているが、本発 明はまた長円形や楕円のような非円形断面を有する他の過熱管構造についても実 施することを意図するものである。 典型的には、過熱管は5cmと8cmの間、好ましくは約6.4 cmの円形の外径を有 している。図2のような好ましい実施態様では、第1の部分管は8.3 cmと10.8cm の間、好ましくは約9.6 cmの外径と、約5.7 cmと約8.3 cmとの間、好ましくは約 6.9 cmの内径と、その内側部分を通って約10°と約50°の間、好ましくは約37° で凹面状に延びる外側半径部分とを有している。 本発明は部分管の内径よりほんの僅かに小さい外径を有する過熱管に所望のよ うに用いられるが、通常より多くの量のモルタルが取付け中に塗布されることが 求められる非常に小さな過熱管に後から取付けることもできる。 本発明はボイラーの用途における過熱管に関して特に用いるよう考えられたが 、上記の構造はまた床の配管、バイパス管又は摩耗性又は腐食性の条件にさらさ れる管のような他の熱交換器の用途にも有利に用いることができる。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1997年2月11日 【補正内容】 明細書 過熱管の新規な耐熱遮蔽構造 発明の背景 高価なエネルギーが産業に導入され実際的である場合には必ず高温の廃棄水蒸 気から有用な熱を抽出していた。ある用途においては、加熱された水蒸気が清潔 な周囲の空気を包含する普通の直交流式金属熱交換器管を通過する。周囲の空気 は廃棄水蒸気によって加熱され次に典型的には設備の熱又は処理用の熱として使 用される。くずや廃棄物が焼却されて2500°F(1644K)までの温度のガス生産 物を形成する地方自治体の団体廃棄物の焼却のような他の用途においては、水が 、ガス状の発生水蒸気の内部に位置する金属管(「過熱管」)を通されこの高温 度によって水蒸気に交換される。この管組立体によって発生された水蒸気はつい でタービン駆動の発電機を駆動するのに用いられる。 金属管の熱交換器を用いて高温の廃棄水蒸気からの熱の抽出は効率的ではある が、金属管に関する2つの特別な問題が観察される。第1に、金属の温度上の限 界がしばしば熱交換器の作動温度によって超過することである。第2に、廃棄水 蒸気は摩耗性及び腐食性の少なくとも一方の性質を有することが多くそのため金 属管の物理的な完全性を損なうことである。 燃焼生産物による管への直接の攻撃を防止するとともに管が過熱できるように するため、当該技術では耐熱性セラミック遮蔽が管を被覆するために用いられて きた。これらの遮蔽物の耐熱性は高温伝導性、高温での完全性、浸食抵抗、及び 腐食抵抗をもたらす。例えば、米国特許第4,682,568号は、同一の相互に交換可 能なかみ合う 大きさと形状の一対の耐熱性半割り遮蔽体からなり、かみ合い舌片と溝の構造( 「舌片と溝の遮蔽体」)を含む耐熱性遮蔽体を開示している。図1を参照。この 構造は、モルタルMを過熱管Sか半割り遮蔽体の内面かに塗布し、半割り遮蔽体 の一方を過熱管の外面に取付け、第2の部分の管をこれに対し180°に位置させ 舌片Tと溝Gとを整列させ、2つの半割り遮蔽体を軸方向に係合させることによ り、組立てられる。この工程が各過熱管の外側が被覆されるまで繰返される。し かし、この構造は2つの欠点を有している。第1に、この構造はモルタルが遮蔽 体を管に接着するまで遮蔽体を一緒に保持するための締めつけ機構を必要とする 。第2に、舌片と溝の遮蔽体は金属の熱交換器の管を過激な使用条件のもとで劣 化させる。 フランス特許公開第0272579号は鋭利な隅部を有する舌片と溝の金属管遮蔽組 立体を開示している。必然的なボイラー管の膨張の間、金属ボイラー管は金属管 遮蔽体よりも非常に大きく膨張し、そのためこの2つの管遮蔽体を押圧しこれら 遮蔽体を外側に向って押す。フランス特許公開第636392号の構造はボイラー管の 膨張中の管遮蔽体の運動を舌片が溝によって形成された座部を押しつけるのを保 証することにより阻止する。しかし、この舌片と溝のロック機構の鋭利な隅部は 特に溝によって形成された座部に隣接した隅部に大きな応力を生じる。これらの 応力は耐熱性管遮蔽体において特に大きいものとなる。 ヨーロッパ特許公開第0272579号は相互にかみ合うタブと溝を有する耐熱性管 遮蔽組立体を開している。しかし、これらのタブと溝もまた鋭い隅部を有しその ため上記したのと同様な応力の集中を受けるものとなる。 したがって、過酷な環境での作動中に金属の熱交換器管が劣化することのない 耐熱性管遮蔽体が必要となる。 発明の概要 本発明によれば、図2に示されるように、過熱管を周囲の攻撃から保護するた めの耐熱性の遮蔽体が提供され、この遮蔽体は、 (a)C字形断面を有する第1の部分管であって、C字形断面が第1及び第2 の端部を有し、各端部が外側半径部分と内側半径部分とからなり、各外側半径部 分が凹面の内面を有し各内側半径部分よりも大きく延び各内側半径部分の終端部 に座部を形成し、各外側半径部分が内側面を有する外側先端部で終っている、第 1の部分管と、 (b)C字形断面を有する第2の部分管であって、C字形断面が第1及び第2 の内側先端部を区画形成する第1及び第2の端部で終わっており、各内側先端部 が外側面を有している、第2の部分管、 とからなり、 第2の部分管の内側先端部が第1の部分管の座部に対向し、第2の部分管の各 端部が第1の部分管の対応の外側半径部分の凹面の内面に対応する凸面の外面を 有し、第2の部分管の内側先端部の外側面の間の距離が第1の部分管の外側先端 部の内側面の間の距離より大きくなっている。 図面の記載 図1は過熱管に取付けられた従来技術の遮蔽体構造の半径方向断面図である。 図2から4は過熱管に取付けられた本発明の遮蔽体の半径方向の断面図である 。 図5は本発明の好ましい実施態様の軸方向の図である。 発明の詳細な説明 本発明の目的のため、「半径方向の運動」とは半割り遮蔽体の分離をもたらす 過熱管の表面に近づき又は離れる直角の運動と考えられるものである。 理論にとらわれることを欲しないで、米国特許第4,682,568号に開示された構 造の弱点は遮蔽体上に十分な圧力を加え舌片と溝の締めつけ機構を作動させるモ ルタル層に信頼をおくことに由来すると考えられる。特に、モルタルは使用時に 乾燥し収縮し、管とかみ合わされる半割り遮蔽体との間に空間を生じると考えら れる。極端な環境のもとで、かみ合わされた半割り遮蔽体は相互に対し半径方向 に移動し、係合がはずれ最後にはボイラーの高速ガスにさらされた時管から落下 することになる。本発明は舌片と溝からなる構造により直面する問題を、モルタ ルの能力とは無関係のロック手段を設け半割り遮蔽体の間に緊密の嵌め合いを得 るようにすることにより解決する。 図2を参照すると、特に好ましい実施態様において過熱管Sを周囲の攻撃から 保護するための耐熱性遮蔽体1が提供され、この耐熱性遮蔽体は (a)C字形断面を有する第1の部分管2であって、C字形断面が第1及び第 2の端部3及び4を有し、各端部が外側半径部分5と内側半径部分6とからなり 、各外側半径部分5が凹面の内面を有し各内側半径部分よりも大きく少なくとも 約10°延び各内側半径部分6の終端部に座部7を区画形成し、各外側半径部分5 が内側面12を有する外側先端部で終わっている、第1の部分管2と、 (b)C字形断面を有する第2の部分管8であって、C字形断面が第1及び第 2の内側先端部を区画形成する第1及び第2の先端部で終わっており、各内側先 端部が外側面9と10を有している、第2 の部分管8、 とを具備し、 第2の部分管8の内側先端が第1の部分管2の座部7と対向し、第2の部分管 の各端部が第1の部分管の対応の外側半径部分の凹面の内面に対応する凸面の外 面を有し、第2の部分管8の内側先端部の外側面9と10の間の距離(図2の「b 」)が第1の部分管2の外側先端部の内側面12の間の距離(図2の「a」)より 大きくなっている。 図2に示される好ましい実施態様では、第2の部分管8の先端部9と10と、第 1の部分管2の対向する座部7との間に、間隙が設けられる。しかし、この間隙 は小さいので第2の部分管8はいずれの方向にも2,3度より大きく周方向に回 転するのが阻止される。典型的には、この間隙はモルタルで充たされる。使用時 、この間隙はしばしば約1/32と1/4インチ(約0.08と0.64cm)の間、典型的 には1/16インチ(0.16cm)とされる。 図2に示される実施態様は第2の部分管が第2の部分管の内側先端部の外側面 の間の距離が第1の部分管の外側先端部の内側面の間の距離より大きくすること による半径方向への移動(すなわち、分離すること)を阻止する。この状態は( a)第2の部分管の先端を整列して第1の部分管の座部に向き合わせることと、 (b)第1の部分管の各外側半径部分を凹曲面に内側半径部分より大きく約10° と約50°の間、好ましくは約37°だけ延長させることとによって、達成される。 好ましくは第2の部分管8の内側先端部の外側面の間の距離は第1の部分管2の 外側先端部の内面の間の距離より少なくとも10%大きくする。さらに好ましくは 、第2の部分管の内側先端部の外側面の間の距離は第1の部分管の外側先端部の 内側面の間の距離より少なくとも20%大きくする。 これら部分管は堅い耐熱性体で作られているので、第2の部分管は第1の部分 管2の外側先端部12の内側面間の開放した空間を通って曲げられることがなくな る。 図2の構造はまた比較的滑らかな輪郭を提供しそれによりボイラーのガスに対 し少しの水力学的抵抗しか与えないようにする。必要であれば、第2の部分管8 はまた中央の立上り外側半径方向部分16を特徴とし図3に示すように均一なさら に滑らかな輪郭とすることができる。 さらに、図2の遮蔽体の組立体は締めつけ具の使用を必要としない。むしろ遮 蔽体は、まず湿ったモルタルを過熱管の全周に塗布し、第1の部分管2を過熱管 に沿ってその使用位置まで摺動させ、第2の部分管8を過熱管、座部7及び第1 の部分管2の外側部分5の内面11によって区画形成された開口の中へと摺動させ ることにより、過熱管に取付けられ、それにより過熱管の全周を有害なボイラー ガスから遮蔽することができるようにする。 本発明のある好ましい実施態様においては、半径方向の運動を阻止する手段は 図4におけるように短い部分管の外側半径部分に座部が位置する座部と先端部の 組立体からなっている。 図4を参照すると、図2に展開された座部と対向する先端部との概念の変更例 が提供され、座部が短い部分管の外側半径部分に形成されている。図4では、過 熱管を流体の攻撃から保護する耐熱性の遮蔽体は、 (a)C字形断面を有する第1の部分管62であって、C字形断面が第1及び第 2の端部63と64を有し、各端部が外側半径部分65と内側半径部分66とからなり、 各内側半径部分66が凸面の外面を有し各外側半径部分65より外方に少なくとも約 10°の円弧で延び各外側半径部分65の終端部に座部67を区画形成し、各内側半径 部分66が外側 面71を有する内側先端部で終わっている第1の部分管62と、 (b)C字形断面を有する第2の部分管68であって、C字形断面が第1及び第 2の外側先端部を区画形成する第1及び第2の端部で終わっており、各外側先端 部が内側面69と70を有している、第2の部分管68 とを具備し、 第2の部分管68の外側先端部69と70が第1の部分管62の座部67に対向し、第2 の部分管68の各端部が第1の部分管62の対応の内側半径部分の凸面の外面に対応 する凹面の内面を有し、第1の部分管62の内側先端部71の外側面間の距離(図4 の「C」)が第2の部分管68の外側先端部69と70の内側面間の距離(図4の「d 」)より大きくなっている。 周方向の運動は座部と対向先端部の接触面によって阻止され一方半径方向の運 動は第2の部分管68の先端部の堅固な内側面69と70に当接する第1の部分管の内 側半径部分66の堅固な凸面の外面によって阻止される。 図2から4の構造は異なる熱交換器構造に異なる利点をもたらす異なった部分 管ロック構造を開示しているが、各構造はそれにもかかわらず、一方の部分管の 反対側の部分管に対する相対的な半径方向の運動を阻止する手段を共通に含んで いる。したがって、本発明の範囲は部分管の半径方向の運動をモルタルや締めつ け具に依存しないで妨げる過熱管遮蔽体構造を含むものである。 過熱管が第2の遮蔽体を必要とするような長さであったならば、モルタルは正 しい位置の遮蔽体の軸方向端部に施され第2の遮蔽体が第1の遮蔽体の隣りに設 置された時第1の遮蔽体と第2の遮蔽体との間に確実な接着が得られるようにす る。多数の遮蔽体を含む1つの好ましい実施態様では、各遮蔽体20は一方の軸方 向端部の周縁 リップ13と、他方の軸方向端部の対応周縁溝14とを特徴としている。図5を参照 。この実施態様では第1の遮蔽体のリップが第2の遮蔽体の溝の上を摺動し、そ れにより遮蔽体の外側から過熱管の表面まで曲がりくねった経路を形成するよう にしている。この曲がりくねった経路は、有害なボイラーガスが特にこの経路が モルタルで充たされている場合に過熱管に達するのをより困難にする。 本発明の遮蔽体は典型的には過熱管遮蔽体として用いられる任意の耐熱性材料 で作ることができ、シリコン炭化物、アルミナ、ジルコニア、マグネシア、クロ ミア、及びその混合物を含んでいる。好ましい実施態様では、遮蔽体は窒化接合 シリコン炭化物から作られそのシリコン炭化物成分は30−90メッシュグリーンシ リコン炭化物の30重量パーセント(「W/O」)、−100 メッシュグリーンシリ コン炭化物の17W/O、3ミクロンシリコン炭化物の35W/O、及び−200 メッ シュシリコン金属粉の18W/Oを混合することで作られる。この混合物は次に12 W/Oの水と0.75W/Oの硅酸ナトリウム解膠剤とに、この混合物が所望形状の 多孔性成形型の中のスリップ成形に適当な粘性が得られるまで混合される。この スリップ(粘土懸濁液)は次に、参照例として本明細書に含まれている米国特許 第2,964,823号に実質的にしたがってスリップ成形され、そしてその成形型から 取出される。このグリーンスリップ成形形状はそれからさらに乾燥され硬化され るまで窒素のふん囲気の中を約1450℃で熱せられる。ある実施態様では、遮蔽体 はウースター、MAのノートン社から入手可能なCRYSTON(商標名)から作られる 。 管遮蔽体を過熱管に接合するのに普通に用いられる任意のモルタルを用いるこ とができる。好ましくは、シリカ、アルミナ及びアルカリを含有するシリコン炭 化物を基剤とするモルタルが用いられる。さらに好ましくは、ウースター、MAの ノートン社耐熱システムか ら入手可能なCRYSTOLON MC−1063が用いられる。 本発明の実施態様は本質的に円筒形の過熱管のために考えられているが、本発 明はまた長円形や楕円のような非円形断面を有する他の過熱管構造についても実 施することを意図するものである。 典型的には、過熱管は5cmと8cmの間、好ましくは約6.4 cmの円形の外径を有 している。図2のような好ましい実施態様では、第1の部分管は8.3 cmと10.8cm の間、好ましくは約9.6 cmの外径と、約5.7 cmと約8.3 cmとの間、好ましくは約 6.9 cmの内径と、その内側部分を通って約10°と約50°の間、好ましくは約37° で凹面状に延びる外側半径部分とを有している。 本発明は部分管の内径よりほんの僅かに小さい外径を有する過熱管に所望のよ うに用いられるが、通常より多くの量のモルタルが取付け中に塗布されることが 求められる非常に小さな過熱管に後から取付けることもできる。 本発明はボイラーの用途における過熱管に関して特に用いるよう考えられたが 、上記の構造はまた床の配管、バイパス管又は摩耗性又は腐食性の条件にさらさ れる管のような他の熱交換器の用途にも有利に用いることができる。 請求の範囲 1.過熱管を周囲の攻撃から保護するための耐熱性の遮蔽体であって、 (a)C字形断面を有する第1の部分管であって、C字形断面が第1及び第2 の端部を有し、各端部が外側半径部分と内側半径部分とからなり、各外側半径部 分が凹面の内面を有し各内側半径部分より大きく延び各内側半径部分の終端部に 座部を区画形成し、各外側半径部分が内側面を有する外側先端部で終わっている 、第1の部分管と、 (b)C字形断面を有する第2の部分管であって、C字形断面が第1及び第2 の内側先端部を区画形成する第1及び第2の端部で終わっており、各内側先端部 が外側面を有している、第2の部分管、 とを具備し、 第2の部分管の内側先端部が第1の部分管の座部に対向し、第2の部分管の各 端部が第1の部分管の対応の外側半径部分の凹面の内面に対応する凸面の外面を 有し、第2の部分管の内側先端部の外側面間の距離が第1の部分管の外側先端部 の内側面間の距離より大きくなっている、 耐熱性遮蔽体。 2.第1の部分管の各外側半径部分がその内側半径部分よりも大きく約10°と 約50°との間で凹面状に延びている請求項5に記載の遮蔽体。 3.第1の部分管の各外側半径部分がその内側半径部分よりも大きく約37°凹 面状に延びている請求項2に記載の遮蔽体。 4.第2の部分管の先端部の間の距離が第1の部分管の先端部の間の距離より 少なくとも10%大きくなっている請求項1に記載の遮 蔽体。 5.第2の部分管の先端部の間の距離が第1の部分管の先端部の間の距離より 少なくとも20%大きくなっている請求項2に記載の遮蔽体。 6.第2の部分管の第1及び第2の端部が第1の部分管の座部と約1/32インチ と1/4インチ(約0.08と0.64cm)との間の距離で対向している請求項1に記載 の遮蔽体。 7.第2の部分管の第1及び第2の端部が第1の部分管の座部と約1/16インチ (0.16cm)の距離で対向している請求項5に記載の遮蔽体。 8.過熱管を流体の攻撃から保護するための耐熱性の遮蔽体であって、 (a)C字形断面を有する第1の部分管であって、C字形断面が第1及び第2 の端部を有し、各端部が外側半径部分と内側半径部分とからなり、各凸面の外面 を有し内側半径部分が各外側半径部分より大きく延び各外側半径部分の終端部に 座部を区画形成し、各内側半径部分が外側面を有する内側先端部で終わっている 、第1の部分管と、 (b)C字形断面を有する第2の部分管であって、C字形断面が第1及び第2 の外側先端部を区画形成する第1及び第2の端部で終わっており、各外側先端部 が内側面を有している、第2の部分管 とからなり、 第2の部分管の外側先端部が第1の部分管の座部に対向し、第2の部分管の各 端部が第1の部分管の対応の内側半径部分の凸面の内面に対応する凹面の内面を 有し、第1の部分管の内側先端部の外側面間の距離が第2の部分管の外側先端部 の内側面間の距離より大きくなっている、 耐熱性遮蔽体。 【図1】 【図2】 【図3】 【図4】 【図5】 【手続補正書】 【提出日】1997年11月17日 【補正内容】 請求の範囲 1.過熱管を周囲の攻撃から保護するための耐熱性の遮蔽体であって、 (a)C字形断面を有する第1の部分管であって、C字形断面が第1及び第2 の端部を有し、各端部が外側半径部分と内側半径部分とからなり、各外側半径部 分が凹面の内面を有し各内側半径部分より大きく延び各内側半径部分の終端部に 座部を区画形成し、各外側半径部分が内側面を有する外側先端部で終わっている 、第1の部分管と、 (b)C字形断面を有する第2の部分管であって、C字形断面が第1及び第2 の内側先端部を区画形成する第1及び第2の端部で終わっており、各内側先端部 が外側面を有している、第2の部分管、 とを具備し、 第2の部分管の内側先端部が第1の部分管の座部に対向し、第2の部分管の各 端部が第1の部分管の対応の外側半径部分の凹面の内面に対応する凸面の外面を 有し、第2の部分管の内側先端部の外側面間の距離が第1の部分管の外側先端部 の内側面間の距離より大きくなっている。 耐熱性遮蔽体。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.第1及び第2の部分管からなる、流体の攻撃から過熱管を保護するための 耐熱性の遮蔽体であって、各部分管がC字形断面を有し、C字形断面が第1及び 第2の端部を区画形成している耐熱性遮蔽体において、第1の部分管の端部が第 2の部分管の端部に対向し、第1及び第2の部分管が第1の部分管の第2の部分 管に対する半径方向の運動を阻止する手段を具備している耐熱性遮蔽体。 2.半径方向の運動を阻止する手段が、 (a)各部分管の内面から延び過熱管に接触する軸方向の突起又は(b)第1 の部分管の表面から第2の部分管に向って半径方向に延びる軸方向のT字形突起 と第2の部分管の表面へと延び前記軸方向のT字形突起を受け入れる軸方向の溝 のいずれかからなる請求項1に記載の遮蔽体。 3.半径方向の運動を阻止する手段が各部分管の内面から延び過熱管に接触す る軸方向の突起からなる請求項1に記載の遮蔽体。 4.半径方向の運動を阻止する手段が、第1の部分管の表面から第2の部分管 に向って半径方向に延びる軸方向のT字形突起と、第2の部分管の表面へと延び 軸方向のT字形突起を軸方向に受け入れる軸方向の溝とからなる請求項1に記載 の遮蔽体。 5.過熱管を周囲の攻撃から保護するための耐熱性の遮蔽体であって、 (a)C字形断面を有する第1の部分管であって、C字形断面が第1及び第2 の端部を有し、各端部が外側半径部分と内側半径部分とからなり、各外側半径部 分が各内側半径部分よりも大きく延び各内側半径部分の終端部に座部を区画形成 し、各外側半径部分が先端で終わっている、第1の部分管と、 (b)C字形断面を有する第2の部分管であって、C字形断面が第1及び第2 の先端で終わっている、第2の部分管、 とからなり、 第2の部分管の先端が第1の部分管の座部に対向し、第2の部分管の先端の間 の距離が第1の部分管の先端の間の距離よりも大きくなっている、耐熱性遮蔽体 。 6.第1の部分管の各外側半径部分がその内側半径部分よりも大きく約10°と 約50°との間で凹面状に延びている請求項5に記載の遮蔽体。 7.第1の部分管の各外側半径部分がその内側半径部分よりも大きく約37°凹 面状に延びている請求項6に記載の遮蔽体。 8.第2の部分管の先端の間の距離が第1の部分管の先端の間の距離より少な くとも10%大きくなっている請求項5に記載の遮蔽体。 9.第2の部分管の先端の間の距離が第1の部分管の先端の間の距離より少な くとも20%大きくなっている請求項6に記載の遮蔽体。 10.第2の部分管の第1及び第2の端部が第1の部分管の座部と約1/32インチ と1/4インチとの間の距離で対向している請求項5に記載の遮蔽体。 11.第2の部分管の第1及び第2の端部が第1の部分管の座部と約1/16インチ の距離で対向している請求項5に記載の遮蔽体。 12.過熱管を流体の攻撃から保護するための耐熱性の遮蔽体であって、 (a)C字形断面を有する第1の部分管であって、C字形断面が第1及び第2 の端部を有し、各端部が外側半径部分と内側半径部分とからなり、各内側半径部 分が各外側半径部分より大きく延び各外 側半径部分の終端部に座部を区画形成し、各内側半径部分が先端で終わっている 、第1の部分管と、 (b)C字形断面を有する第2の部分管であって、C字形断面が第1及び第2 の先端で終っている第2の部分管、 とからなり、 第2の部分管の先端が第1の部分管の座部に対向し、第1の部分管の先端の間 の距離が第2の部分管の先端の間の距離より大きくなっている、耐熱性遮蔽体。
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