JPH10508609A - システインプロテアーゼおよびセリンプロテアーゼインヒビター - Google Patents

システインプロテアーゼおよびセリンプロテアーゼインヒビター

Info

Publication number
JPH10508609A
JPH10508609A JP8515543A JP51554396A JPH10508609A JP H10508609 A JPH10508609 A JP H10508609A JP 8515543 A JP8515543 A JP 8515543A JP 51554396 A JP51554396 A JP 51554396A JP H10508609 A JPH10508609 A JP H10508609A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
carbons
alkyl
compound according
compound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8515543A
Other languages
English (en)
Inventor
ジヨン・ピー マラモ,
ロン ビホブスキ,
サンカー チヤタージー,
ラビンドラナス トリパシー,
Original Assignee
セフアロン・インコーポレーテツド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by セフアロン・インコーポレーテツド filed Critical セフアロン・インコーポレーテツド
Publication of JPH10508609A publication Critical patent/JPH10508609A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D405/00Heterocyclic compounds containing both one or more hetero rings having oxygen atoms as the only ring hetero atoms, and one or more rings having nitrogen as the only ring hetero atom
    • C07D405/02Heterocyclic compounds containing both one or more hetero rings having oxygen atoms as the only ring hetero atoms, and one or more rings having nitrogen as the only ring hetero atom containing two hetero rings
    • C07D405/12Heterocyclic compounds containing both one or more hetero rings having oxygen atoms as the only ring hetero atoms, and one or more rings having nitrogen as the only ring hetero atom containing two hetero rings linked by a chain containing hetero atoms as chain links
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P43/00Drugs for specific purposes, not provided for in groups A61P1/00-A61P41/00
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C59/00Compounds having carboxyl groups bound to acyclic carbon atoms and containing any of the groups OH, O—metal, —CHO, keto, ether, groups, groups, or groups
    • C07C59/40Unsaturated compounds
    • C07C59/76Unsaturated compounds containing keto groups
    • C07C59/84Unsaturated compounds containing keto groups containing six membered aromatic rings
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D235/00Heterocyclic compounds containing 1,3-diazole or hydrogenated 1,3-diazole rings, condensed with other rings
    • C07D235/02Heterocyclic compounds containing 1,3-diazole or hydrogenated 1,3-diazole rings, condensed with other rings condensed with carbocyclic rings or ring systems
    • C07D235/04Benzimidazoles; Hydrogenated benzimidazoles
    • C07D235/22Benzimidazoles; Hydrogenated benzimidazoles with hetero atoms directly attached to ring nitrogen atoms
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D249/00Heterocyclic compounds containing five-membered rings having three nitrogen atoms as the only ring hetero atoms
    • C07D249/16Heterocyclic compounds containing five-membered rings having three nitrogen atoms as the only ring hetero atoms condensed with carbocyclic rings or ring systems
    • C07D249/18Benzotriazoles
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D311/00Heterocyclic compounds containing six-membered rings having one oxygen atom as the only hetero atom, condensed with other rings
    • C07D311/02Heterocyclic compounds containing six-membered rings having one oxygen atom as the only hetero atom, condensed with other rings ortho- or peri-condensed with carbocyclic rings or ring systems
    • C07D311/78Ring systems having three or more relevant rings
    • C07D311/80Dibenzopyrans; Hydrogenated dibenzopyrans
    • C07D311/82Xanthenes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D471/00Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, at least one ring being a six-membered ring with one nitrogen atom, not provided for by groups C07D451/00 - C07D463/00
    • C07D471/02Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, at least one ring being a six-membered ring with one nitrogen atom, not provided for by groups C07D451/00 - C07D463/00 in which the condensed system contains two hetero rings
    • C07D471/04Ortho-condensed systems

Landscapes

  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明は、最も好ましくは1−オキシトリアゾールまたは1−オキシイミダゾール官能基を含む、セリンおよびシステインプロテアーゼの不可逆的インヒビターを対象とする。プロテアーゼインヒビターの使用法も記載する。

Description

【発明の詳細な説明】 システインプロテアーゼおよびセリンプロテアーゼインヒビター 発明の分野 出願人はシステインまたはセリンプロテアーゼの新規インヒビター、新規化合 物の製造法および新規化合物の使用法を見いだし、そして本明細書に開示した。 出願人はこの化合物を“複素環式-N-ヘテロ原子メチルケトン”と呼ぶ。 本発明の背景 ヒト組織中に多数のシステインおよびセリンプロテアーゼが同定された。“プ ロテアーゼ”は、タンパク質またはペプチドをより小さい成分に分解する酵素で ある。“システインプロテアーゼ”および“セリンプロテアーゼという用語は、 触媒過程で重要な役割を果たすシステインまたはセリン残基の存在により識別さ れるプロテアーゼを言う。ヒトを含む哺乳類系は通常、システインおよびセリン プロテアーゼの作用を始とする種々の機構を介してタンパク質を分解し、処理す る。しかし、高レベルで存在する時、または異常に活性化された時、システイン およびセリンプロテアーゼは異常生理学的過程に関与する。 例えばカルシウム−活性化中性プロテアーゼ(“カルパイン”)は、哺乳類組 織中に偏在して発現される細胞内システインプロテアーゼの一族を含んで成る。 2つの主なカルパインが同定された:カルパインIおよびII。カルパインIIが多 くの組織中で主要な形態であるが、カルパインIは神経組織の病理状態中で主要 な形態であると考えられている。システインプロテアーゼのカルパイン族は、神 経変性、発作、アルツハイマー疾患、筋委縮性、運動ニューロン損傷、急性の中 枢神経系の傷、筋 ジストロフィー、骨吸収、血小板凝集、白内障および炎症を含む多くの疾患およ び異常に関連していた。カルパインIは、虚血、低血糖症およびてんかんを含む 興奮性のアミノ酸誘導神経毒性異常に関連していた。リソソームのシステインプ ロテアーゼカテプシンBは、以下の異常に関係していた:関節炎、炎症、心筋梗 塞、腫瘍転移および筋ジストロフィー。他のリソソームのシステインプロテアー ゼには、カテプシンC、H、LおよびSを含む。インターロイキン-1β転換酵素 (“ICE”)は、インターロイキン-1βの形成を触媒するシステインプロテアーゼ である。インターロイキン-1βは以下の異常および疾患に関係する免疫調節タン パク質である:炎症、糖尿病、敗血症ショック、リューマチ関節炎およびアルツ ハイマー疾患。ICEはまた、パーキンソン病、虚血および筋委縮性側索硬化症 (ALS)を含む種々の神経変性疾患に関連する神経のアポトーシス細胞死にも関連 していた。 システインプロテアーゼはまた、種々の病原菌によっても生産される。システ インプロテアーゼ クロストリパインは、クロシストリジウム ヒストリティカム (Clostridium histolyticum)により生産される。他のプロテアーゼはトリパノゾ ーマ クルジ(Trypanosoma cruzi)、マラリア寄生虫プラスモジウム ファルシパ ラム(Plasmodium falciparum)およびピービンケイ(P.vinckei)およびストレプト コッカス(Streptococcus)株により生産される。肝炎A型ウイルスプロテアーゼ( HAV 3)Cは、ピコルスナウイルスの構造タンパク質および酵素のプロセッシング に必須なシステインプロテアーゼである。 変性異常に関係するセリンプロテアーゼの例には、トロンビン、ヒト白血球エ ラスターゼ、膵臓エラスターゼ、カイメースおよびカテプシン Gが含まれる。特に、トロンビンは血液凝固カスケード中で生成され、フィブリ ノーゲンを開裂してフィブリンを形成し、そして第VIII因子を活性化する;トロ ンビンは血栓静脈炎、血栓症および喘息に関係している。ヒト白血球エラスター ゼは、リューマチ関節炎、変形性関節症、アテローム硬化症、気管支炎、嚢胞性 繊維症および気腫のような組織変性異常に関係している。膵臓エラスターゼは、 膵炎に関連している。カイメース、アンギオテンシン合成に重要な酵素は、高血 圧症、心筋梗塞および冠状心臓疾患に関係している。カテプシンGは、特に肺の 異常な結合組織分解に関係している。 システインまたはセリンプロテアーゼと種々の衰弱化異常との関連性を仮定す ると、これらプロテアーゼを阻害する化合物は有用であり、そして研究および臨 床的環境の両方で利点を提供するだろう。 発明の要約 出願人は、新規システインおよびセリンプロテアーゼインヒビターを見いだし 、これを“複素環式-N-ヘテロ原子メチルケトゾ”と呼ぶ。これらは以下の式: により表される。構成員は以下に定義する。好適態様は、以下の式: により表される複素環式-N-オキシメチルケトンである。構成員は以下に定義す る。 これらの化合物はシステインおよびセリンプロテアーゼの不可逆的な阻害に有 用である。好都合なことには、これらの化合物には様々な環境で利用性が見いだ されることである。例えば研究分野では、特許請求する化合物は開示する化合物 と同じ、または類似する機能特性を有する天然または合成のシステインプロテア ーゼおよびセリンプロテアーゼインヒビターをスクリーニングするための標準と して使用できる。臨床分野では、これらの化合物はシステインプロテアーゼおよ び/またはセリンプロテアーゼの異常型の、および/または異所性の活性を緩和 、媒介、減少および/または予防するために使用できる。 出願人はまた、これらの複素環式-N-ヘテロ原子メチルケトンを製造するため の方法も開示する。 これら化合物のこれらの、および他の特徴は以下に続いて開示するように、拡 大された形で説明する。 好適態様の詳細な説明 出願人は、一般式: 式中、 MはO、NR7またはCR1R2であり、そして最も好ましくはNR7であり; X1はO、SまたはNR7であり、そして好ましくはOであり; X2はO、S、NR7または2個の水素原子であり、そして好ましくはO であり; QはO、SまたはNR1であり、そして好ましくはOであり; R1およびR2は独立してH、1−10個の炭素を有するアリル、1−10個の炭素を 有するヘテロアリール、1−10個の炭素を有するアルカルノイル、またはアロイ ルであり、ここでアルキル、ヘテロアリール、アルカノイルおよびアロイル基は 場合によってはJで置換されてもよく; R3、R4、R5およびR6は独立してH、1−10個の炭素を有するアルキル、ア リールまたはヘテロアリールであり、ここでアルキル、アリールおよびヘテロア リール基は場合によってはJで置換されてもよく; 好ましくはR1、R2およびR4はHであり;そしてR3はH、n-ブチル、イソブ チルまたはベンジルであり; R7およびR8は独立してH、1−10個の炭素を有するアルキル、アリールまた はヘテロアリールであり、ここでアルキル、アリールおよびヘテロアリール基は 場合によってはJで置換されてもよく; Jはハロゲン、COOR7、R7OCO、R7OCONH、OH、CN、NO2、NR7R8、N=C(R7)R8、N= C(NR7R8)2、SR7、OR7、フェニル、ナフチル、ヘテロアリールまたは3−8個の 炭素を有するシクロアルキル基であり; GはNH2、NHR1、CH2R1、CH2C(O)B、カルボベンジルオキシ-NH、スクシニルNH 、R7O-スクシニル-NH、R7OC(O)NH、-CH2C(O)-(キサンテン-9-イル)、R9が最高1 3個の炭素のアルキル、アリールまたはアリールアルキル基であるCH2COR9である か;またはAA1が20個の天然アミノ酸の1つ、またはその反対の対掌対であるAA1N HC(O)OCH2C6H5であり; Bは1−10個の炭素を有するアルキル、1−10個の炭素を有するアラルキル、 1−3個の炭環式環を有するアリール、または1−3個の環を 有するヘテロアリールであり、ここでアルキル、アラルキル、アリールおよびヘ テロアリール基は場合によってはJにより置換されてもよく; そして Aは構造: 式中、 YはNまたはCR1であり; Wは二重結合または単結合であり; DはC=Oまたは単結合であり; EおよびFは独立して、R1、R2、JまたはEとFは一緒になって、5−7 個の炭素を有する脂肪族炭素環式環、5−7個の炭素を有する芳香族炭素環式環 、5−7個の原子を有する脂肪族複素環式環または5−7個の原子を有する芳香 族複素環式環を含んで成るものであり;ここで脂肪族複素環式環および芳香族複 素環式環は、それぞれ1−4個のヘテロ原子を有し;そして脂肪族炭素環式環、 芳香族炭素環式環、脂肪族複素環式環および芳香族複素環式環は、それぞれ場合 によってはJで置換されてもよい、 により表される新規システインおよびセリンプロテアーゼインヒビターを見いだ した。 本発明の好適態様は、式 式中、 KはNHC(O)OCH2C6H5、-CH2C(O)-(キサンテン-9-イル)または-CH2C(O)CH(C6H5 )C2H5である。 P1はイソブチル、イソプロピル、ベンジル、エチルまたは2−9個の炭素 のカルボキシアルキルであり;そして X3は式: 式中、 DはC=Oまたは単結合であり; X4はCH、CCl、CCH3、CFまたはNであり; X5はH、CH3、Cl、OCH3またはFであり; X6はH、CH3、Cl、F、OCH3、CF3、エチルまたはフェニルであり; X7はN、CCl、CH、COCH3またはCFであり;そして YはNまたはCHである、 を有する。 幾つかの好適な態様では、Kが-CH2C(O)-(キサンテン-9-イル)またはカルボベ ンジルオキシ-NHであり、そして他の好適な態様ではP1がベンジル、イソブチル またはエチルである。 さらに好適な態様では、YがNである。好ましくは、X3がO-1-オキシベンゾ トリアゾールであるか、またはX7がNであるか、またはYがCHであるか、また はYがNであり、そしてDがC=Oである。 幾つかの態様ではQがNR1であるか、あるいはR3およびR4が両方ともHでは ない。別の態様では、R1またはR2の1つがH以外の基である。さらなる態様で は、X1がSまたはNR7であるか、あるいはMが0またはCR1R2である。 別の態様では、X2がS、NR1、あるいは2つの水素原子であるか、またはKが 式 を有する。 本明細書で使用するとき、“アルキル“とは例えばエチル、イソプロピルおよ びシクロプロピル基のような直鎖、分枝および環状の炭化水素基を含むことを意 味する。好適なアルキル基は、1から約10個の炭素原子を有する。“シクロアル キル”基は環式アルキル基である。“アリール”基は、限定するわけではないが フェニル、トリル、ベンジル、ナフチル、アントラシル、フェナントリル、ピレ ニルおよびキシリルを含む芳香族環式化合物である。本明細書で使用するような 用語“炭素環式” は、環部分内が炭素原子のみから成る環式基を言う。用語“複素環式”とは、環 部分内にO、NまたはSのような少なくとも1つのヘテロ原子を含む環式基を言 う。“ヘテロアルキル”基はその環部分内に単結合のみを含む複素環、すなわち 飽和のヘテロ原子環系である。“アルカノイル”基は、カルボニル基を通して連 結しているアルキル基を含むものである。“アロイル”基は、カルボニル基を通 して連結しているアリール部分を含むものである。“アラルキル”基は、アリー ルおよびアルキル部分の両方を有し、そしてそれらのアルキル部分を通して結合 している。 開示する化合物はセリンおよびシステインプロテアーゼ活性の阻害に有用であ り、かつそのような化合物の有用性は研究および臨床的環境の両方に応用できる るので、プロテアーゼを本発明の化合物を接触させることによりシステインおよ びセリンプロテアーゼ活性を阻害する方法は、化合物をヒトを含む哺乳類に薬剤 または製薬剤として提供することを含む。 本明細書で使用するように、用語“接触させる”とは、直接または間接的に少 なくとも2つの部分を物理的に互いに会合させることを意味する。接触させるに はこのように、容器中に一部分を一緒に置くような物理的作用、または一部分を 患者に投与することを含む。すなわち例えば、疾患または異常に付随するそのよ うなプロテアーゼの酵素的活性を阻害する方法において、そのようなプロテアー ゼの異常型の、および/または異所性の活性に付随する疾患または異常を呈して いるヒト患者に本発明の化合物を提供することは、用語“接触させる”の定義の 範囲内にある。 本明細書で使用するように、用語”阻害する”および“阻害”は、酵 素活性に対して反対作用を有することを意味する。用語“可逆的”は、“阻害す る”および“阻害”を修飾するために使用する時、そのような触媒活性に対する 反対作用がいったん開始すると逆にならないことを意味する。システインまたは セリンプロテアーゼ活性の阻害は、種々の方法を使用して測定できる。2つの好 都合な方法が好ましい。第一は、本発明の化合物を使用してプロテアーゼ不活化 の速度を測定することを含み;そして第二は本発明の化合物による所定量のプロ テアーゼの阻害パーセントを測定することを含む。システインプロテアーゼカル パインIに関して、好適なカルパインI基質、α-スペクトリンの開裂量の減少 を介してカルパインI活性の阻害を測定する全細胞アッセイも、触媒活性の阻害 を測定するのに有用である。 研究の環境では、定めた特性を有する好適な化合物を、プロテアーゼ活性を阻 害する類似特性を現す天然および合成化合物をスクリーニングするために使用で きる。この化合物はまた、特定のプロテアーゼの特定の細胞型または生物的状態 に対する阻害効果を測定するためのインビトロおよびインビボモデルの改良型(r efinement)としても使用できる。 システインおよびセリンプロテアーゼインヒビターの製薬学的に許容できる塩 も、本明細書に開示する化合物の範囲内にある。本明細書で使用するような、用 語“製薬学的に許容できる塩”とは、塩酸塩、硫酸塩およびリン酸塩のような無 機酸付加塩、または酢酸塩、マレイン酸塩、フマル酸塩、酒石酸塩およびクエン 酸塩のような有機酸付加塩を意味する。製薬学的に許容できる金属塩の例には、 ナトリウム塩およびカリウム塩のようなアルカリ金属塩、マグネシウム塩および カルシウム塩のようなアルカリ土類金属塩、アルミニウム塩および亜鉛塩である 。製薬学 的に許容できるアンモニウム塩の例は、アンモニウム塩およびテトラメチルアン モニウム塩である。製薬学的に許容できる有機アミン付加塩の例は、モルホリン およびピペリジンとの塩である。製薬学的に許容できるアミノ酸付加塩の例は、 リシン、グリシンおよびフェニルアラニンとの塩である。 本明細書で提供する化合物は、製薬学的に許容できる無毒性の賦形剤およびキ ャリアーとともに混合することにより製薬学的組成物に配合できる。この組成物 は、特に液体溶液または懸濁液の状態で非経口投与に使用するため;あるいは特 に錠剤またはカプセルの状態で経口投与に使用するため;あるいは粉末、点鼻ま たはエアゾールの状態で鼻内に使用するために調製でき;あるいは例えば経皮パ ッチを介して皮膚に使用するため;あるいはこれらのための他の適切な様式で、 および当業者には明らかな他の投与形態に調製できる。 組成物は都合よく単位投与形態で投与でき、そして例えばレミングトンの薬科 学(Remington's Phamrceutical Sciences)(マック出版社:Mac Pub.Co.、イース トン、ペンシルバニア州、1980)に記載されているように、薬学分野で周知な任 意の方法により調製できる。非経口投与用の組成物は、通常の賦形剤として、滅 菌水または塩溶液、ポリエチレングリコールのようなポリアルキレングリコール 、植物起源の油、水素化ナフタレン等を含んでよい。特に、生物適合性の生分解 性ラクチドポリマー、ラクチド/グリコリドコポリマーまたはポリオキシエチレ ン−ポリオキシプロピレンコポリマーが、活性化合物の放出を制御するために有 用な賦形剤であり得る。これらの活性化合物のために、他の可能性のある有用な 非経口デリバリーシステムは、エチレン−ビニルアセテート コポリマー粒子、浸透圧ポンプ、移植可能な注入系およびリポソームを含む。吸 入投与用組成物は、賦形剤として例えばラクトースを含むか、あるいは例えばポ リオキシエチレン-9-ラウリルエーテル、グリココレートおよびデオキシコレー トを含む水溶液、または点鼻薬状態で投与するための油状溶液、または鼻内に投 与するためのゲルでよい。非経口投与組成物はまた、バッカル投与のためのグリ ココレート、直腸投与用のサリチレートまたは膣内投与用のクエン酸を含んでも よい。経皮パッチ用の組成物は、好ましくは親油性乳剤である。 本発明の物質は、単一の活性剤として医薬品中に使用でき、または他の有効成 分と組み合わせて使用できる。 治療用組成物中の本明細書に記載の化合物濃度は、投与する薬物の投与量、使 用する化合物の化学的特徴(例えば疎水性)および投与経路を含む多くの因子に 依存するだろう。一般的には本発明の化合物は非経口的投与用に、約0.1−10重 量/容量%を含む生理緩衝水溶液状で提供される。典型的な投与範囲は、1日あ たり約1μg−約1g/kg体重である;好適な投与量の範囲は1日あたり約0.01mg/ kg-100mg/kg体重である。投与する薬剤の好適な投与量は、疾患または異常の種 類およびその進行の程度、その患者の全体的な健康状態、選択した化合物の相対 的な生物学的効力および化合物賦形剤の配合およびその投与経路のような変動因 子に依存するだろう。 本発明の化合物はメカニズムを基本とした、システインおよびセリンプロテア ーゼの不可逆的なインヒビターであり、これは関連づけることを望んではいない が、新規プロテアーゼ不活性化のメカニズムを提供すると考える。インヒビター は最も好ましくは1-オキシトリアゾール、3- オキシトリアジン-4-オンまたは1-オキシイミダゾール官能基を含む。本発明の 化合物は不可逆性インヒビターであることが判明した。いかなる特別な理論とも 結びつけることを望まないが、N-ヘテロ、好ましくはN-オキシ結合を介する連結 は、1-オキシトリアゾール、3-オキシトリアジン-4-オンまたは1-オキシイミダ ゾール部分を優れた遊離基とし、これにより標的プロテアーゼとの相互作用時の 不活性化を容易にする。スキーム1は、本発明のインヒビターによるシステイン プロテアーゼのこのように提案される不活性化メカニズムを表す: 本発明をさらに、本発明を明らかにすることを意図する以下の実施例により説 明する。これらの実施例は本開示または添付の請求の範囲を制限することを意図 せず、またそのように解釈されることもない。実施例1Aシステインプロテアーゼ活性の阻害および速度 これらの化合物の阻害活性を評価するために、試験する各化合物のス トック(40倍濃度)を100%の無水ジメチルスルフォキシド(DMSO)中に調製し、そ して5μlの各インヒビター調製物を96ウェルプレートの3ウェルにそれぞれ分 けた。カルパインIをヒト赤血球細胞から、Lee,W.J.ら、(Biochem.Internatl. (1990)22(1):163-171)に記載の方法を変更して使用して精製した。簡単に説明す ると、3単位の期限切れの包装された赤血球細胞を900mlの0.9%NaClを通して10 分間、500rpmで遠心を繰り返すことにより3回洗浄した。細胞を20mM Tris/1mM EDTA/1mM EGTA/5mMメルカプトエタノール(緩衝液A)中で溶解し、そして1時 間、12,000rpmでGSAローター中でSorval遠心機を使用して遠心した。上清を集め 、そして緩衝液A+25mM NaCl中で平衡化したDEAE-Sepharose FFカラムに添加し た。カラムを緩衝液A+25mM NaCl中で洗浄した後、結合したタンパク質を117ml /時で緩衝液A中の25mM−150mM NaClの直線勾配で溶出し、200本の10ml画分を集 めた。各5画分毎に2μlをドットブロット装置を使用してニトロセルロース膜 上にのせ、そしてカルパイン含有画分をウエスタン分析で同定した。カルパイン を検出するために、ニトロセルロースシートを始めに5%Blotto(5%Carnatio インスタントミルク/10mM Tris/150mM NaCl)で30分間ブロックし、続いて1時間 カルパインIに対する抗体(ウサギ抗−ヒトカルパインIポリクローナル血清、 5%Blooto中の1:1000希釈)中でインキューベーションした。10mM Tris/150mM N aCl/.05% Tween 20中で3回、5分間洗浄した後、ニトロセルロースを1時間、 第二アルカリホスファターゼ結合抗体(バイオラッド:Cat#170-6518 5%Bloo to中で1:2000)中でインキューベーションした。10mm Tris/150mM NaCl/.05% Tw een 20中で3回、5分間洗浄し、そして10mM Tris/150mM NaClで1回洗浄した後 、ニトロセルロースを発色性 基質溶液(バイオラッド、アルカリホスファターゼ基質結合キット、cat#170-643 2)中で、最高2時間インキューベーションした。反応を水中で洗浄することによ り停止させた。カルパインを含有する画分および間の画分をプールし、固体硫酸 アンモニウムを加えて30%溶液とし、そして混合物を4℃で1時間撹拌した。沈 殿を4℃にて1時間、GSAローター中で12Krpmにて遠心することにより回収した 後、上清を集め、そして45%の硫酸アンモニウムとした。4℃で1時間撹拌した 後、遠心を繰り返した。上清を捨て、そして沈殿を約7m1に再懸濁し、そして緩 衝液A+50mM NaClに対して4℃で一晩透析した。試料を次に緩衝液A+50mM Na Clで予め平衡化したS300ゲル濾過カラムに添加し、20ml/時の流速で洗浄および 溶出し、そして200本の4ml画分を回収した。カルパインのピークは、以下に記 載するように発蛍光性ジペプチド基質の加水分解により監視した酵素活性につい て、5画分毎のアリコートをアッセイして決定した。ピーク画分をプールし、そ して酵素調製物を阻害活性用の化合物を試験するために使用した。組織源から単 離した酵素とは別に、組換えヒトカルパインIも阻害活性用の化合物を監視する ために使用した。 前述の酵素調製物をアッセイ緩衝液(すなわち、50mM Tris、50mM NaCl、1mM EDTA、1mM EGTAおよび5mM βメルカプトエタノール pH7.5、0.2mM Succ-Leu-Ty r-MNAを含む)で希釈し、そして独立したインヒビターストックを含有する同じウ ェル、ならびに5μlのDMSOを含有するが化合物を含まない陽性対照ウェルに175 μlづつ分けた。反応を始めるために、アッセイ緩衝液中の20μlの50mM CaCl2を 、3つを除くすべてのプレートのウェルに加え、これをバックグラウンドシグナ ルのベースライン対照として使用した。基質加水分解は、Flouroskan II(ex=34 0nM、em=430 nM)を使用して全30分間にわたり5分毎に監視した。インヒビターが不在中の基 質加水分解は、15分間まで直線的であった。 2つの他のシステインプロテアーゼ、カテプシンB(カルビオケム:Calbiochem 、cat#219364)およびカテプシンL(カルビオケム、cat#219402)に対する活性を 実証するために、アッセイは実質的に上記に概略したように行ったが、カテプシ ンBおよびカテプシンLを異なるアッセイ緩衝液(50mM酢酸ナトリウム(pH6.0/1m M EDTA/1mM ジチオスレイトールから成る)で希釈し、そして2使用する基質はCb z-Phe-Arg-AMC(バケム:Bachem、Cat#I-1160;カテプシンBについては0.1mM; カテプシンLについては.006mM)であった。さらに両方の酵素が構成的に活性で あるので、プレートに加える試薬の順序を変更した。インヒビターをプレートに 添加した後に、酵素調製物の約2x濃度のストック希釈物をアッセイ緩衝液で作 成し、そして100μlを各ウェルに加えた。アッセイは100μlの2x濃度の基質ス トック希釈物(アッセイ緩衝液中)を加えることにより開始した。基質加水分解 は、Fluoroskan II(ex=390nM、em=460nM)を使用して監視した。 酵素活性の阻害はインヒビター不在(ν。)に比べてインヒビター存在下(νi )で、基質加水分解の速度の減少パーセントとして計算した。νoおよびνi間 の比較は、基質加水分解に関して直線範囲内で行った。スクリーニングのために 、化合物は10μMで試験した。10μMで50%以上の阻害を有する化合物を活性と考 えた。見かけ上の二次反応速度定数は、擬−一次条件下での反応進行曲線の分析 から決定した。各測定は、パーキン−エルマー(Perkin-Elmer)LS5OB蛍光分光計 を介して連続的に監視した3回以上の独立した単一キュベット分析の平均を表す 。加水分解の 阻害の速度は、曲線を指数式(1): y=Ae-kobs・t+B (1) 式中、y(Pt)は時間tに形成される生成物である、 に挿入して得られる。AおよびBは定数である。A、反応の大きさは[P。-Pa] で与えられ、そしてB(=Pa)は反応がkods/[I]と決定した時に形成された最 大生成物である。これを式(2): k2=kapp(1+[S]/Km) (2) の存在により補正した。k2の値は表IAに与えられている。 実施例1B:セリンプロテアーゼ活性の阻害 セリンプロテアーゼα-キモトリプシン(シグマ化学社:Sigma Chem.C o.cat#C-3142)に対する活性を実証するために、実施例1Aの手順を繰り返した が、酵素はアッセイ緩衝液(50mM Hepes(pH7.5)/0.5M NaCLから成る)で希釈し、 そして使用した最終基質濃度は0.03mM Succ-Ala-Ala-Pro-Phe-AMC(バケム社、Ca t#1-1465)である点が異なった。さらにα-キモトリプシンはカルシウム感受性酵 素ではなく、そして構成的に活性なので、インヒビターストックを96ウェルプレ ートに添加した後、100μlの2倍濃度の酵素ストック(希釈緩衝液中)を始めに 加え、そして反応は100μlの2倍濃度の基質ストック(アッセイ緩衝液中)を加 えることにより開始した。基質の加水分解はFluoroskan II(em=390nM、ex=460 nM)を使用して30分まで、5分毎に監視した。10μMでのα-キモトリプシンの% 阻害として表した結果は、表IBに与える。 実施例1C:完全な細胞中でのカルパイン活性化の阻害 内因性基質のカルパイン開裂のドデシル/硫酸ナトリウム−ポリアクリルアミ ドゲル電気泳動(SDS/PAGE)/クーマーシー染色/デンシトメトリー分析は、カル シウムおよびイオノホア暴露後の完全細胞系において、カルパイン活性化の阻害 を測定するための標準的方法として役立った(Mehdiら、1988,Biochem.Biophys. Res.Commum .,157:1117-1123;McGowanら、1989,Biochem.Biophys.Res.Commum.,15 8:432-435;Hayashiら、1991,Biochem.Biophys.Acta.1094:249-256)。これらの分 析では、好適なカルパイン基質、非−赤血球性スペクトリンのα-サブユニット の分解を、カルパインのタンパク質溶解により生じる2つの150kDaの開裂生成物 を認識する2つの独立した抗体を使用することにより監視した(Roberts-Lewis ら、1994,J.Neurosci.14:3934-3944)。これら抗体の使用は、完全な細胞系中で のカルパイン阻害の評価を多いに容易にした。完全な細胞アッセイのために、ヒ ト リンパ細胞系 Molt-4(その中ではカル パインIアイソザイムが優勢である:D eshpandeら、1993,Neurochem.Res.18:767-773)をインヒビターをスクリーニング するために選択した。これら化合物の完全Mo1t-4細胞中での効力は、カルシウム およびイオノホアのみが存在する中で生成する量と比較して、カルパイン一生成 スペクトリン分解生成物の量の減少として測定する。Molt-4細胞を最初に洗浄し 、そして続いてHepes-緩衝塩溶液(5.4mM KCl、120mM NaCl、25mMグルコース、1. 5mM MgSO4、1mMピルビン酸ナトリウム、20mM Hepes pH 7.0)中で1×107細胞/ml に再懸濁した。試験化合物を最初にDMSO中で50mMに可溶化し、そして続いて Hepes-緩衝塩溶液で終濃度200μMに希釈した(8%のD MSO終濃度に維持した)。5マイクロリットルのインヒビターストック溶液(2 00μm)を、次に96ウェルマイクロリットループレートの各3つのウェルに分け、 続いて100μlの細胞懸濁液を分けた。細胞を40μMのインヒビターと10分間、ル ーチンでプレインキューベーションした。続いて100μlのHepes-緩衝塩溶液(20 μmのカルシウムイオノホア(イオノマイシン(シグマ化学社、セントルイス、モ ンタナ州、I-0634)を含む)および5mM CaCl2を、細胞に加え、そして最高30分間 インキューベーションした。次にカルシウムを2μlの1M EDTAを加えてキレー ト化し、そして細胞をベックマン(Beckman)の卓上遠心機で遠心することにより 回収した。上清を除去、そして細胞を20mM Tris-HCl pH8.0/1% NP-40/.137M Na Cl/13mM EDTA/10μg/mlアプロチニン/10μg/mlロイペプチン/.IM PMSFを添加す ることにより溶解した。不溶性物質を遠心により除去し、そして溶解物のタンパ ク質濃度をBCAミクロタンパク質アッセイ(ピアス社:Pierce Inc.、ロックフォー ド、イリノイ州)により測定する。20マイクログラムの各試料を、次に6%SDS-P AGEゲルに添加し、そして200Vで45分間電気泳動した(Laemmeli、U.K.、227 Natu re 680,1970)。電気泳動したタンパク質を次にニトロセルロースに移す(Towbin, Hら、76 PNAS 4350,1979)。スペクトリン分解生成物の検出のために、ニトロセ ルロースシートを始めに5%Blotto(5% Carnation インスタント ミルク/10mM Tris/150mM NaCl、pH8.0)で30分間ブロックし、続いて1時間、スペクトリン分 解生成物に対する抗体(Ab 38および/または41:Roberts Lewisら、J.Neurosci 14,3934-3944,1994、5%Blotto中で1:500希釈)中でインキューベーションした 。10mM Tris/150mM NaCl/.05%Tween 20中で5分間3回洗浄した後、ニトロセル ロースを1時間、第二アルカリホ スファターゼ結合抗体(バイオラッド、ヘリキュルズ、カリフォルニア州、Cat#1 70-6518、5%Blotto中で1:2000希釈)中でインキューベーションした。10mM Tri s/150mM NaCl/.05%Tween 20中で5分間3回洗浄し、そして10mM Tris/150mM Na Clで1回洗浄した後、ニトロセルロースを最高2時間まで、発色性基質溶液(バ イオラッド アルカリホスファターゼ基質結合キット Cat#170-6432)中でイン キューベーションした。反応は水中で洗浄することにより停止した。ニトロセル ロースシートを乾燥した後、検出されたスペクトリン分解生成物をBioQuantOsk 画像分析システム(R&M バイオメトリックス社:Biometrics Inc.、ナッシュビル 、テネシー州)を使用して定量する。化合物処理細胞中の分解生成物の量を、非 化合物処理細胞中の量と比較し、そして分解生成物(“BDPs”)の%阻害で表す。 結果を表ICに示す。 例示化合物の合成 最終生成物および中間体のHPLC分析および精製は、各実施例に記載の条件下で 、UV検出器に連結したVyDac逆相C-18 10ミクロンカラム(1.0×25cm)を使用し て、3.5ml/分の流速で行った。 アルコールのアルキル化におけるAg2Oの使用は、T.W.Greeneら、有機合成の保 護基(Protective Groups in Organic Synthesis)、ニューヨーク、N.Y.ジョンウ ィリーアンドサンズ(John Wiley & Sons)、1991年12月、第15および48頁に記載 されている。 出発材料: 1-ヒドロキシベンゾトリアゾールを様々な販売元(例えばアルドリッチ化学社: Aldrich Chemical Company)から購入でき;そして購入した時に使用した。すべ ての他のベンゾトリアゾールは、Brady,O.L.ら、J.Chem.Soc.37,2258-2267(1960 );Konig,W.ら、Chem.Ber.103,788-798(1970);およびCarpino,L.A.,J.Am.Chem.So c .115,4397-4398(1933)に記載の手順に従い製造した。1-ヒドロキシベンズイミ ダゾールはSeng,Fら、合成(Synthesis)1975、第703頁に従い製造した。ロイシン クロロメチルケトンおよびフェニルアラニン クロロメチルケトンは、様々の販 売元から購入することができ(例えばバケム バイオサイエンス社:BACHEM Biosc ience,Inc.)、そして購入した時に使用した。アミノ酸またはN-末端保護ジペプ チドブロモメチルケトンは、Harbeson,S.L.ら、J.Med.Chem.32,1378-1392(1989) に記載の標準的手順に従い、対応するジアゾメチルケトンからHBr/AcOHまたはHB r(ガス)を用いて処理することにより製造した。 実施例2 方法AおよびBはハロメチルケトン1および2から、本発明の化合物を製造す るための一般的方法である。 ジペプチドハロメチルケトン1:融点 135.5−136.5℃ およびジペプチドハロメチルケトン2:融点 103−104℃ 方法A:適切なブロモまたはヨードケトン(0-05−0.1mmol)、およびN-ヒドロ キシヘテロサイクル(1.1等量)の溶液(1mLのジメチルホルムアミド中)に、Ag2O( 1.1−2.2等量)を不活性雰囲気下で加えた。反応混合物を光への暴露を最小に維 持しながら、室温で0.5-72時間撹拌した。混合物を次に酢酸エチルで希釈し、そ して珪藻土のパッドを通して濾過した。濾過パッドを酢酸エチルで徹底的に洗浄 し、そして合わせた濾液を1容量のH2Oおよび1容量の塩水で2回洗浄した。無 水硫酸マグネシウム上で乾燥し、そして濾過した後、溶媒を減圧下で除去した。 所望の生成物を単離し、そして各実施例に記載したようにHPLCにより精製した。 方法B:適切なブロモケトン(0.1-0.15mmol)溶液(乾燥ジメチルホルムアミド 中)に、無水弗化カリウム(3.5等量)を加え、そして混合物を室温で約5分間、 不活性雰囲気下で撹拌した。N-ヒドロキシヘテロサイ クル(1.2等量)を加え、そして生成した混合物を24時間撹拌した。反応混合物を 酢酸エチルで希釈し、そして連続してそれぞれ1容量の水、飽和NaHCO3、10%ク エン酸水、水、そして最後に塩水で洗浄した。硫酸マグネシウム上で乾燥し、そ して濾過した後、溶媒を減圧下で除去した。所望の生成物を単離し、そしてフラ ッシュクロマトグラフィーおよび/またはHPLCにより精製した。 実施例3 1-[N-[N-ベンジルオキシカルボニル-L-ロイシル]-3S-4-フェニル-3-アミノ-2- オキソブチルオキシ]ベンゾトリアゾール 方法A:反応時間19時間;精製:フラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン: 酢酸エチル1:1)、続いてHPLC(逆相、アセトニトリル:水(0.1%のトリフル オロ酢酸を含有)40分間で10%−100%)Rt30.10分;収量66%;融点128.5-130 C;1H NMR(300MHz,CDCl3):δ 8.00(d,1H)、7.8 3(d,1H)、7.56(t,1H)、7.43(t,1H)、7.38−6.9 8(m,10H)、6.57(m,1H)、5.29(bd,1H)、5.06− 4.9(mと重複するS,4H)、4.76(q,1H)、4.12(m,1H) 、3.00(m,2H)、1.7−1.3(一連のm,3H)、0.98(m,6H );FABMS m/z544(MH+);分析値C(66.23)、H(6−0 7)、N(12.83);理論値C(66.29)、H(6. 07)、N(12.89)。 実施例4 1-[N-[N-ベンジルオキシカルボニル-L-ロイシル]-3S-5-メチル-3-アミノ-2-オ キソヘキシルオキシ]ベンゾトリアゾール 方法B:反応時間24時間;精製:フラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン: 酢酸エチル1:1)、続いてHPLC(逆相、アセトニトリル:水(0.1%のトリフル オロ酢酸を含有)40分間で10%−100%)Rt29.31分;収量43%;1H NMR( 300MHz,CDCl3):δ 7.96(m,1H)、7.81(bd,1H )、7.53(m,1H)、7.44−7.16(m,6H)、6.7(bd,1H )、5.41(m,2H)、5.24−5.00(mと重複するS,3H)、4.6 2(m,1H)、4.18(m,1H)、1.72−1.35(m,6H)、0.9 2(m,12H);FABMS m/z(510,MH+)。 実施例5 1-[N-[N-ベンジルオキシカルボニル-L-ロイシル]-3S-3-アミノ-2-オキソペン チルオキシ]ベンゾトリアゾール 方法A:反応時間19時間:精製:フラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン: 酢酸エチル1:1)、続いてHPLC(逆相、アセトニトリル:水(0.1%のトリフル オロ酢酸を含有)40分間で10%−100%)Rt30.10分;収量24%1H NMR(3 00MHz,CDCl3):δ 7.98(d,1H)、7.83(bd,1H) 、7.53(m,1H)、7.38(m,1H)、7.30(s,5H)、6.69 (bd,1H)、5.40(s,2H)、5.15(d,1H)、5.07(s, 2H)、4.58(m,1H)、4.15(m,1H)、1.90(m,1H)、 1.75−1.4(m,4H)、0.92(m,6H)、0.83(bt,3H); FABMS m/z(482,MH+)。 実施例6 3-[N-[N-ベンジルオキシカルボニル-L-ロイシル]-3S-4-フェニル-3-アミノ-2- オキソブチルオキシ]-3H-トリアゾロ[4,5-b]ピリジン 方法A:反応時間18時間;収量36%;精製:HPLC(逆相、アセトニトリル:水 (0.1%のトリフルオロ酢酸を含有)40分間で10%−100%)Rt28.25分;1H NMR(300MHz,CDCl3):δ 8.78(m,1H)、8.44(b d,1H)、7.49(m,1H)、7.44−7.12(m,10H)、6.83 (m,1H)、5.43−5.00(m,6H)、4.16(m,1H)、3.35 −3.05(m,2H)、1.69−1.35(m,3H)、0.92(m,6H) ;FABMS m/z(545,MH+)。 実施例7 1-[N-[N-ベンジルオキシカルボニル-L-ロイシル]-3S-4-フェニル-3-アミノ-2- オキソブチルオキシ]-6'-トリフルオロメチルベンゾトリアゾール 方法A:反応時間15時間;収量12%;精製:HPLC(逆相、アセトニトリル:水 (0.1%のトリフルオロ酢酸を含有)40分間で10%−100%)Rt32.90分;1H NMR(300MHz,CDCl3):δ 8.23(s,1H)、8.10(d ,1H)、7.63(d,1H)、7.43−6.86(m,10H)、6.52( m,1H)、5.33(m,1H)、5.14−4.86(mと重複するS,4H )、4.69(m,1H)、4.09(m,1H)、2.95(m,2H)、1.6 6−1.26(m,3H)、0.89(m,6H);FABMS m/z(612 ,MH+)。 実施例8 1-[N-[N-ベンジルオキシカルボニル-L-ロイシル]-3S-4-フェニル-3-アミノ-2- オキソブチルオキシ]-6'-クロロベンゾトリアゾール 方法A、反応時間:15時間;収量30%;精製:HPLC(逆相、アセトニトリル: 水(0.1%のトリフルオロ酢酸を含有)40分間で10%−100%)Rt32.21分;1H NMR(300MHz,CDCl3):δ 7.90(m,2H)、7.46− 6.95(m,11H)、6.60(m,1H)、5.29(m,1H)、5.18 −4.89(m,4H)、4.72(m,1H)、4.09(m,1H)、2.97 (m,2H)、1.67−1.3(m,3H)、0.89(m,6H);FABM S m/z(578,MH+)。 実施例9 1-[N-[N-ベンジルオキシカルボニル-L-ロイシル]-3S-4-フェニル-3-アミノ-2- オキソブチルオキシ]-6'-メトキシベンゾトリアゾール 方法A、反応時間:49時間;収量7.5%;精製:HPLC(逆相、アセトニトリル :水(0.1%のトリフルオロ酢酸を含有)40分間で10%−100%)Rt31.55分;1 H NMR(300MHz,CDCl3):δ 7.82(dd,1H)、7.4 6−6.85(m,12H)、6.60(m,1H)、5.29(m,1H)、4. 80(m,1H)、4.12(m, 1H)、3.93(S,3H)、3.03(m,2H)、1.67−1.32(m, 3H)、0.86(m,6H);FABHS m/z(574.5,MH+)。 実施例10 1-[N-[N-ベンジルオキシカルボニル-L-ロイシル]-3S-4-フェニル-3-アミノ-2- オキソブチルオキシ]-6'-フルオロベンゾトリアゾール 方法A、反応時間:15時間;収量48%;精製:HPLC(逆相、アセトニトリル: 水(0.1%のトリフルオロ酢酸を含有)40分間で10%−100%)Rt31.33分:1H NMR(300MHz,CDCl3):δ 7.98(m,2H)、7.52( bd,1H)、7.43−7.09(m,10H)、6.69(m,1H)、5.2 9(m,1H)、5.18−4.89(m,4H)、4.72(m,1H)、4.1 3(m,1H)、3.00(m,2H)、1.66−1.29(m,3H)、0.8 9(m,6H);FASMS m/z(562,MH+)。 実施例11 1-[N-[N-ベンジルオキシカルボニル-L-ロイシル]-3S-4-フェニル-3-アミノ-2- オキソブチルオキシ]-6'-クロロ-5'-メチルベンゾトリアゾール 方法A、反応時間:15.5時間;収量37%;精製:HPLC(逆相、アセトニトリル :水(0.1%のトリフルオロ酢酸を含有)40分間で10%−100%)Rt32.53分;1 H NMR(300MHz,CDCl3):δ 7.87(s,1H)、7.83 (s,1H)、7.43−6.92(m,10H)、6.58(m,1H)、5.2 6(m,1H)、5.15−4.89(m,4H)、4.72(m,1H)、4.1 2(m,1H)、2.98(m,2H)、2.53(s,3H)、1.63−1.3 2(m,3H)、0.89(m,6H);FABMS m/z(592,MH+ )。 実施例12 1-[N-[N-ベンジルオキシカルボニル-L-ロイシル]-3S-4-フェニル-3-アミノ-2- オキソブチルオキシ]-4'-メチルベンゾトリアゾール 方法A、反応時間:15.5時間;収量15%;精製:HPLC(逆相、アセトニトリル :水(0.1%のトリフルオロ酢酸を含有)40分間で10%−100%)Rt32.63分;1 H NMR(300MHz,CDCl3):δ 7.61(d,1H)、7.52 −6.92(m,12H)、6.55(m, 1H)、5.26(m,1H)、5.15−4.92(m,4H)、4.80(m, 1H)、4.10(m,1H)、3.03(m,2H)、2.76(s,3H)、 1.8−1.34(m,3H)、0.89(m,6H);FABMS m/z(5 58,MH+)。 実施例13 1-[N-[N-ベンジルオキシカルボニル-L-ロイシル]-3S-4-フェニル-3-アミノ-2- オキソブチルオキシ]-5'-クロロ-6'-メチルベンゾトリアゾール 方法A、反応時間:15時間;収量25%;精製:HPLC(逆相、アセトニトリル: 水(0.1%のトリフルオロ酢酸を含有)40分間で10%−100%)Rt34.06分;1H NMR(300MHz,CDCl3):δ 8.00(s,1H)、7.70( s,1H)、7.43−6.93(m,10H)、6.58(m,1H)、5.29 (m,1H)、5.15−4.90(m,4H)、4.73(m,1H)、4.10 (m,1H)、2.97(m,2H)、2.58(s,3H)、1.66−1.30 (m,3H)、0.89(m,6H);FABMS m/z(592,MH+)。 実施例14 1-[N-[N-ベンジルオキシカルボニル-L-ロイシル]-3S-4-フェニル-3-アミノ-2- オキソブチルオキシ]-4'-クロロベンゾトリアゾール 方法A、反応時間:3時間;収量19%;精製:HPLC(逆相、アセトニトリル: 水(0.1%のトリフルオロ酢酸を含有)40分間で10%−100%)Rt32.13分;1H NMR(300MHz,CDCl3):δ 7.75(d,1H)、7.49− 6.86(一連のm,12H)、6.59(m,1H)、5.29(m,1H)、 5.12−4.89(m,4H)、4.66(m,1H)、4.09(m,1H)、 2.96(m,2H)、1.66−1.29(m,3H)、0.89(m,6H); FABMS m/z(578,M+)。 実施例15 1-[N-[N-ベンジルオキシカルボニル-L-ロイシル]-3S-4-フェニル-3-アミノ-2- オキソブチルオキシ]-6'-フェニルベンゾトリアゾール 方法A、反応時間:15時間;収量3%;精製:HPLC(逆相、アセトニトリル: 水(0.1%のトリフルオロ酢酸を含有)40分間で10%−100%)Rt33.23分;1H NMR(300MHz,CDCl3):δ 8.02(m,2H)、7.79− 6.94(一連のm,16H)、6.63(m,1H)、5.30(bd,1H) 5.15−4.9(m,4H)、4.77 (m,1H)、4.12(m,1H)、3.00(m,2H)、1.7−1.3(一 連のm,3H)、0.87(m,6H);FABMS m/z(620,mH+) 。 実施例16 1-[N-[N-ベンジルオキシカルボニル-L-ロイシル]-3S-4-フェニル-3-アミノ-2- オキソブチルオキシ]-4',5',6',7'-テトラフルオロベンゾトリアゾール 方法A、反応時間:15時間:収量4%;精製:HPLC(逆相、アセトニトリル: 水(0.1%のトリフルオロ酢酸を含有)40分間で10%−100%)Rt33.08分;1H NMR(300MHz,CDCl3):δ 7.43−7.00(m,10H) 、6.57(m,1H)、5.35(bd,1H)、5.1−4.89(mと重複 するS,4H)、4.70(m,1H)、4.12(m,1H)、3.03(m, 2H)、1.7−1.2.(m,3H)、0.92(m,6H);FABMS m /z(616,MH+)。 実施例17 1-[N-[N-ベンジルオキシカルボニル-L-ロイシル]-3S-4-フェニル-3-アミノ-2- オキソブチルオキシ]-5'-クロロベンゾトリアゾール 方法A、反応時間:3時間;収量58%;精製:HPLC(逆相、アセトニトリル: 水(0.1%のトリフルオロ酢酸を含有)40分間で10%−100%)Rt30.36分;1H NMR(300MHz,CDCl3):δ 8.00(s,1H)、7.83( d,1H)、7.52(d,1H)、7.44−6.9(m,10H)、6.63( m,1H)、5.30(bd,1H)、5.15−5.00(sおよびm,4H) 、4.90(m,1H)、4.12(m,1H)、2.97(m,2H)、1.66 −1.35(m,3H)、0.90(m,6H);FABMS m/z(578, MH+)。 表IAに掲げた化合物の以下の実施例は、実施例17に準じた方法で製造され た。 実施例18 1-[N-[N-ベンジルオキシカルボニル-L-ロイシル]-3S-4-フェニル-3-アミノ-2- オキソブチルオキシ]-5',6'-ジクロロベンゾトリアゾール Rt31.85分;1H NMR(300MHz,CDCl3):δ 8.12(s,2 0 1H)、8.04(s,1H)、7.40−6.88(m,10H)、6.68 (m,1H)、5.30(m,1H)、5.16−4.88(sおよびm,4H) 、4.64(m,1H)、4.12(m,1H)、3.00(m,2H)、1.66 −1.3(m,3H)、0.92(m,6H);FABMS M/Z(614,m h+)。 実施例19 1-[N-[N-ベンジルオキシカルボニル-L-ロイシル]-3S-4-フェニル-3-アミノ-2- オキソブチルオキシ]-(1H)-トリアゾロ[4,5-b]ピリジン Rt27.24分;1H NMR(300MHz,CDCl3):δ 8.8(m,1 H)、8.37(m,1H)、7.54(m,1H)、7.43−6.89(m,1 0H)、6.80(m,1H)、5.40(m,1H)、5.23−4.97(sお よびm,4H)、4.66(m,1H)、4.14(m,1H)、2.97(m, 2H)、166−1.32(m,3H)、0.88(m,6H);FABMS m /z(545,MH+)。 実施例20 1-[N-[N-ベンジルオキシカルボニル-L-ロイシル]-3S-4-フェニル-3-アミノ-2- オキソブチルオキシ]-4',5',6',7'-テトラクロロベンゾトリアゾール Rt34.67分;1H NMR(300MHz,CDCl3):δ 7.40−7.0 6(m,10H)、6.63(m,1H)、5.32(m,1H)、5.14−4. 91(sおよびm,4H)、4.86(m,1H)、4.10(m,1H)、3. 08(m,2H)、1.49−1.2(m,3H)、0.89(m,6H);FA BMS m/z(682,MH+)。 実施例21 1-[N-[N-ベンジルオキシカルボニル-L-ロイシル]-3S-4-フェニル-3-アミノ-2- オキソブチルオキシ]-4',6',7'-トリクロロトリアゾール Rt33.56分;1H NMR(300MHz,CDCl3):δ 7.52(s, 1H)、7.437.00(m,10H)、6.57(m,1H)、5.28(bd ,1H)、5.17−4.83(m,5H)、4.11(m ,1H)、3.08(m,2H)、1.63−1.2(m,3H)、0.85(m, 6H);FABMS m/z(648,MH+)。 実施例22 1-[N-[N-ベンジルオキシカルボニル-L-ロイシル]-(3S)-4-フェニル-3-アミノ- 2-オキソブチルオキシ]ベンズイミダゾール 方法B、反応時間40分;精製:HPLC(逆相、アセトニトリル:水(0.1%のト リフルオロ酢酸を含有)40分間で10%−100%)Rt24.64分;収量41%;1H N MR(300MHz,CDCl3):δ 9.14(br,1H)、7.81(m ,1H)、7.6−7.0(m,16H)、5.5−4.9(m,3H)、4.59 (m,1H)、4.10(m,1H)、3.00(m,2H)、1.53(m,1 H)、1.40(m,2H)、0.83(2d,6H);FABMS m/z54 3(MH+);融点56−60℃。 実施例23 1-[N-[N-ベンジルオキシカルボニル-L-ロイシル]-3S-4-フェニル-3-アミノ-2- オキソブチルオキシ]-4',5'-ジクロロベンゾトリアゾール Rt32.70分;1H NMR(300MHz,CDCl3):δ 7.63(d, 1H)、7.46(d,1H)、7.32−6.75(m,10H)、6.53(m ,1H)、5.20(m,1H)、5.03−4.8(sおよびm,4H)、4.5 0(m,1H)、3.97(m,1H)、2. 80(m,2H)、1.45−1.14(m,3H)、0.80(m,6H);F ABMS m/z(614,MH+)。 実施例24 1-[N-[N-ベンジルオキシカルボニル-L-ロイシル]-3S-4-フェニル-3-アミノ-2- オキソブチルオキシ]-5'-クロロ-6'-エチルベンゾトリアゾール Rt33.90分;1H NMR(300MHz,CDCl3):δ 7.91(s, 1H)、7.63(s,1H)、7.32−6.85(m,10H)、6.57(m ,1H)、5.23(m,1H)、5.06−4.86(sおよびm,4H)、4. 66(m,1H)、4.03(m,1H)、3.03−2.8(m,4H)、1.5 7−1.2(mおよびt,6H)、0.80(m,6H);FABMS m/z( 606,MH+)。 実施例25 1-[N-[N-ベンジルオキシカルボニル-L-ロイシル]-3S-4-フェニル-3-アミノ-2- オキソブチルオキシ]-4',5'-ジフルオロベンゾトリアゾール Rt31.54分;1H NMR(300MHz,CDCl3):δ 7.63(m, 1H)、7.51−6.90(m,11H)、6.68(m,3.H)、5.34( m,1H)、5.2−4.92(sおよびm,4H)、4.67(m,1H)、4. 09(m,1H)、2.97(m,2H)、1.66−1.31(m,3H)、0. 92(m,6H);FABMS m/z(580,MH+)。 実施例26 1-[N-[N-ベンジルオキシカルボニル-L-ロイシル]-3S-4-フェニル-3-アミノ-2- オキソブチルオキシ]-6'-メチルベンゾトリアゾール Rt31.57分;1H NMR(300MHz,CDCl3):δ 7.88(d, 1H)、7.57(s,1H)、7.43−6.94(m,11H)、6.67(m ,1H)、5.25(d,1H)、5.11−4.92(sおよびm,4H)、4. 80(m,1H)、4.11(m,1H)、3.03(m,2H)、2.59(s ,3H)、1.66−1.3(m,3H)、0.90(m,6H);FABMS m/z(558,MH+)。 実施例27 1-[N-[N-ベンジルオキシカルボニル-L-ロイシル]-3S-4-フェニル-3-アミノ-2- オキソブチルオキシ]-5'-メチルベンゾトリアゾール Rt31.59分;1H NMR(300MHz,CDCl3):δ 7.74(m, 2H)、7.436.94(m,11H)、6.68(m,1H)、5.27(bd ,1H)、5.14−4.91(sおよびm,4H)、4.74(m,1H)、4. 11(m,1H)、3.00(m,2H)、2.52(s,3H)、1.68−1. 3(m,3H)、0.86(m,6H);FABMS m/z(558,MH+ )。 実施例28 1-[N-[N-ベンジルオキシカルボニル-L-ロイシル]-3S-4-フェニル-3-アミノ-2- オキソブチルオキシ]-3-ベンゾトリアジン-4-オン 方法B。反応時間4時間;精製、再結晶化(EtOAc/ヘキサン);収量76%1; 融点:155-157℃;1H NMR(300MHz,CDCl3):δ 8.38(d ,5Hz,1H)、8.22(d,5Hz,1H)、8.01(d,5Hz,1H )、7.85(d,5Hz,1H)、7.35−7.15(m,10H)、6.95 (m,1H)、5.20−4.90(m,6H)、4.20−4.10(m,1H) 、3.40−3.30(m, 1H)、3.20−3.05(m,1H)、1.65−1.35(m,3H)、0. 95−0.85(m,6H)MS(ESI):572(M+H)+;分析値、理論 値についてはC313356:C(65.12)、H(5.83)、N(12.2 5)Fd:C(65.06)、H(5.74)、N(12.39)。 実施例29 I-[N-[N-ベンジルオキシカルボニル-L-ロイシル]-3S-4-フェニル-3-アミノ-2- オキソブチルオキシ]-3-(6',7'-ジメトキシ)ベンゾトリアジン-4-オン 方法B。反応時間5時間;精製、再結晶化(EtOAc/ヘキサン);収量73%; 融点:180-185℃(分解);1H NMR(300MHz,CDCl3):δ 7.6 1(s,1H)、7.52(s,1H)、7.35−7.15(m,10H)、6. 90(m,1H)、5.20−4.80(m,6H)、4.22−4.10(m,1 H)、4.05(2d,6H)、3.40−3.30(m,1H)、3.18−3. 05(m,1H)、1.65−1.35(m,3H)、0.95−0.85(m,6 H);MS(ESI):632(M+H)+;分析値、理論値についてはC333 758:C(62.74)、H(5.92)、N(11.09);Fd:C(62 .51)、H(5.76)、N(11.03)。 実施例30 1-[N-[N-ベンジルオキシカルボニル-L-ロイシル]-3S-4-フェニル-3-アミノ-2 -オキソブチルオキシ]-3-(6'-クロロ)ベンゾトリアジン-4-オン 方法B:反応時間4時間;精製、再結晶化(EtOAc/ヘキサン);収量 57%;融点:150−153℃(分解);1H NMR(300MHz,CDCl3):δ 8.35(s,1H)、8.15(d,5Hz,1H)、7.92(d,5Hz ,1H)、7.35−7.15(m,10H)、6.90(m,1H)、5.15− 4.85(m,6H)、4.20−4.10(m,1H)、3.35−3.25(m ,1H)、3.15−3.05(m,1H)、1.65−1.35(m,3H)、0 .95−0.85(m,6H);MS(ESI):607/609(M+H)+; モノークロロ同位体パターン;分析値、理論値についてはC313256CI:C (61.42)、H(5.33)、N(11.56)、CI(5.85):Fd:C (61.34)、H(5.33)、N(11.54)、CI(6.20)。 実施例31 1-[N-[N-ベンジルオキシカルボニル-L-ロイシル]-3S-5-メチル-3-アミノ-2- オキソヘキシルオキシ]-3-ベンゾトリアジン-4-オン 方法B。反応時間21時間;精製、再結晶化(EtOAc/ヘキサン);収量52%; 融点:147−148.5℃;1H NMR(300MHz,CDCl3):δ 8.38 (d,5Hz,1H)、8.22(d,5Hz,1H)、8.01(d,5Hz, 1H)、7.85(d,5Hz,1H)、7.35(m,5H)、6.80(m, 1H)、5.20−4.95(m,6H)、4.30−4.20(m,1H)、1. 90−1.50(m,6H)、1.00−0.90(m,12H);MS(ESI) :538(M+H)+;分析値、理論値についてはC283556:C(62− 54)、H(6.58)、N(13.03);Fd:C(62−43)、H(6. 52)、N(12.96)。 キサンテン-9-イルおよび1-フェニルプロピル官能基を含む化合物の合 成 キサンテン-9-イルおよび1-フェニルプロピル官能基を含む化合物の合成を、 スキーム2に表す。 実施例32 中間体1の合成(スキーム): キサンテン-9-カルボン酸(9.05g、0.04モル)の冷却(0℃)溶液(無水THF、4 0ml中)に、1,1'カルボニルジイミダゾール(6.81g、0.042モル)を加えた。混合物 を0℃で0.5時間撹拌し、そして次に室温で一晩撹拌した。翌日、この溶液を1 時間にわたってゆっくりと、冷却(-78℃)したtert-ブチルリチオアセテート(0 .088モル、tert-ブチル酢酸およびリチウムジイソプロピルアミドからその場で 生成)溶液(THF、40ml)ヘキサン(35mL)中に加えた。混合物をさらに0.5時間撹拌 し、1N HCl(88mL)でクエンチングし、0℃とし、そして1N HClでpH3−4に酸 性化した。生成した水溶液を酢酸エチル(2×100mL)で抽出した。有機層を塩水 で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、そして溶媒を減圧下で除去した。フ ラッシュクロマトグラフィーによる精製(シリカゲル、6%酢酸エチル−ヘキサ ン)で、8.7gの所望の生成物を得た:1H NMR(300MHz,CDCl3) :δ 7.40−7.00(m,8H)、5.00(s,1H)、3.20(s,1 H)、1.40(s,9H)。 この手順の一般的な記載は、Harris、B.D.ら、Tetrahedron Lett.28(25)2837(198 7)およびHamada,Yら、J.Am.Chem.Soc.111,669(1989)に見いだすことができる。 実施例33 中間体2の合成(スキーム2): 60%の水素化ナトリウムの撹拌した油中スラリー(0.860g、0.0215モ ル)(無水THF、10mL中)に、ゆっくりと中間体1のケトエステル(6.63g、0.02モ ル)(無水THF、20mL中)を加えた。水素ガスの発生が止んだ後、Hoffman,R.V.ら、Tetrahedron Lett .34(13),2051(1993)に記載の方法を適合させて、溶液を6.82g のロイシン-トリフレートメチルエステル(2,6-ルチジン(3.06g)の存在中で対応 する(D)-ヒドロキシエステル(4.00g)および無水トリフリック酸(8.05g)から生成 )で処理した。生成した混合物を一晩撹拌し、エーテル(100mL)で希釈し、水(30m L)で洗浄し、そして減圧下で濃縮して7.00gの粗ジエステル中間体を得た。この 物質を次にトリフルオロ酢酸(TFA、7mL)に溶解し、そして室温で1時間撹拌し た。TFAを除去し、そして残渣をベンゼン(30mL)に溶解し、そして1時間加熱還 流した。溶媒を減圧下で除去し、そしてフラッシュクロマトグラフィー(シリカ ゲル、4%酢酸エチル−ヘキサン)により精製し、2.34gの生成物、中間体2を 得た:1H NMR(300MHz,CDCl3):δ 7.40−7.0(m,8 H)、4.90(s,1H)、3.55(s,3H)、2.80−2.60(m,2 H)、2.30(dd,J=8Hzおよび2Hz,1H)、1.30(m,2H) 、1.00(m,1H)、0.80(d,J=8Hz,3H)、0.70(d,J =8Hz,3H)。 実施例34 中間体3(スキーム2): 中間体2(2.33g、6.6ミリモル)リチウムヒドロキシド−1水和物(0.360g)、メ タノール(27mL)および水(9mL)の混合物を、70−75℃に1.5時間加熱した。メタノ ールを減圧下で除去した。生成した水溶液をジエチルエーテル(20mL)で洗浄し、 0℃で1N HClで酸性化し、そしてジエチルエーテル(3×10mL)で抽出した。有機 層を塩水でもう一度洗浄し、そして無水硫酸ナトリウム上で乾燥した。濾過し、 続いて減圧下で溶媒を除去し、1.83gの生成物、中間体3を得た:1H−NMR( 300MHz,CDCl3):δ 7.40−7.00(m,8H)、4.95(s ,1H)、2.80−2−60(m,2H)、2.30(dd,J=8Hzおよび 2Hz,1H)、1.35(m,1H)、1.00(m,1H)、0.80(d, J=8Hz,3H)、0.70(d,J=8Hz,3H)。 実施例35 中間体4(スキーム2): 中間体3[0.148g、0.4373ミリモル]の冷却(-60℃)溶液(無水THF、3mL中)に、 N-メチルモルホリン(0.142g)、続いてイソブチルクロロホーメート(0.066g)を加 えた。混合物を0.5時間撹拌し、そして冷却浴を氷−水浴に代えた。反応混合物 に0.012gのフェニルアラニンクロロメチルケトンヒドロクロライド(DMF、3mL中 )を加えた。生成した混合物を0℃で1時間撹拌し、次に室温で一晩撹拌した。 混合物を次に酢酸エチル(20mL)で希釈し、2%クエン酸水(2×10mL)、2%NaH CO3水(2×10mL)、 塩水(1×10mL)で洗浄し、そして無水硫酸ナトリウム上で乾燥した。減圧下での 溶媒の濾過および除去により、粗中間体4を得た。フラッシュクロマトグラフィ ーにより精製して(シリカゲル、15%、エチル アセテートヘキサン)、0.105g の中間体4を得た。1H−NMR(300MHz,CDCl3):δ 7.10− 7.30(m,13H)、6.15(d,J=6Hz,1H)、4.90(s,1 H)、4.70(q,J=6Hz,1H)、4.05(d,J=16Hz,1H) 、3.85(d,J=16Hz,1H)、3.00(m,1H)、2.50(m, 2H)、2.30(dd,J=8Hzおよび2Hz,1H)、1.30(m,2H )、0.90(m,1H)、0.75(d,J=6Hz,3H)、0.65(d, J=6Hz,3H)。 実施例36 中間体5(スキーム2): 中間体4の合成について記載した同じ手順に従い、中間体3[0.408g、0.1205 ミリモル]をロイシンクロロメチルケトンヒドロクロライド(0.241g)とカップリ ングさせ、5(0.146g)を生成した:1H−NMR(300MHz,CDCl3): δ 7.40−7.00(m,8H)、6.00(d,J=8Hz,1H)、4.9 0(s,1H)、4.60(m,1H)、4.20(s,2H)、2.70−2.5 0(m,2H)、2.35(dd,J=8Hzおよび2Hz,1H)、1.60− 1−20(m,4H) 、0.95(d,J=8Hz,3H)、0.90(m,2H)、0.85(d,J =8Hz,3H)、0.80(d,J=8Hz,3H)、0.70(d,J=8H z,3H)。 実施例37 中間体6(スキーム2): 中間体4(0.030g、0.058ミリモル)、ヨウ化ナトリウム(0.022g)およびアセト ン(3mL)の混合物を、室温で1時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、そして残 渣をH2O(5mL)とCH2Cl2(2×5mL)間で分配した。有機層を無水硫酸ナトリウム上で 乾燥し、濾過し、そして減圧下で溶媒を除去し、0.036gの中間体6を得た:1H −NMR(300MHz,CDCl3):δ 7.40−7.00(m,13H) 、6.15(d,J=6Hz,1H)、4.90(s,1H)、4.85(q,J =6Hz,1H)、3.70(d,J=8Hz,1H)、3.60(d,J=8H z,1H)、3.00(m,2H)、2.50(m,2H)、2.30(dd,J =8Hzおよび2Hz,1H)、1.30(m,2H)、0.85(m,1H)、 0.75(d,J=6Hz,3H)、0.65(d,J=6Hz,3H)。 実施例38 中間体7(スキーム2): 中間体6の合成について記載した同じ手順に従い、中間体5(0.105g、0.217ミ リモル)を中間体7(0.120g)に転換した:1H−NMR(300MHz,CDCl3 ):δ 7.40−7.00(m,8H)、6.00(d,J=8Hz,1H)、4 .90(s,1H)、4.70(m,1H)、3.90(d,J=6Hz,1H) 、3.85(d,J=6Hz,1H)、2.70−2.50(m,2H)、2.35 (dd,J=8Hzおよび2 Hz,1H)、1.60−1.20(m,4H)、0.95(d,J=8Hz,3 H)、0.90(m,2H)、0.85(d,J=8Hz,3H)、0.80(d ,J=SHz,3H)、0.75(d,J=8Hz,3H)。 実施例39 1-[N-[2-(2-メチルプロピル)-1,4-ジオキソ-4-(キサンテン-9-イル)ブチル ]-3S-3アミノ-2-オキソ-4-フェニルブチルオキシ]ベンゾトリアゾール 方法Aを使用して、中間体6(0.046g、0.075ミリモル)を、1-ヒドロキシベン ゾトリアゾール(0.014g)とカップリングさせて、生成物(0.046g)を酢酸エチル− ヘキサンからの結晶化により精製した後、白色固体として得た:融点99−101℃ ;FABMS 618m/z(M+):1HNMR(300MHz,CDCl3) :δ 8.00(d,J=6Hz,1H)、7.80(d,J=6Hz,1H)、 7.70(t,J=6Hz,1H)、7.00(t,J=6Hz,1H)、7.3 0−6.90(m,13H)、6.10(d,J=8Hz,1H)、5.15(d ,J=16Hz,1H)、4.90(d,J=6Hz,1H)、4.85(s,1 H)、4.55(m,1H)、2.9(m,2H)、2.50(m,2H)、2.3 0(dd,J=8Hzおよび2Hz,1H)、1.30(m,2H)、0.85( m,1H)、0.75(d,J=6Hz,3H)、0.65(d,J=6Hz,3 H)。 実施例40 1-[N-[2-(2-メチルプロピル)-1,4-ジオキソ-4-(キサンテン-9-イル)ブチル]- 3S-3アミノ-5-メチル-2-オキソヘキシルオキシ]ベンゾトリアゾール 方法Aを使用して、中間体7(0.115g、0.2ミリモル)を、1-ヒドロキシベンゾ トリアゾール(0.034g)とカップリングさせて、化合物(0.051g)を白色固体として 得た:融点92−94℃;1H−NMR(300MHz,CDCl3):δ 8−00 (d,J=6Hz,1H)、7.80(d,J=6Hz,1H)、7.65(t, J=7Hz,1H)、7.40(t,J=7Hz,1H)、7.35−7.00( m,8H)、6.00(d,J=8Hz,1H)、5.40(s,2H)、4.9 0(s,1H)、4.50(m,1H)、2.70−2.50(m,2H)、2.3 0(dd,J=8Hzおよび2H,1H)、1.60−1.20(m,4H)、0 .95(d,J=8Hz,3H)、0.90(m,2H)、0.85(t,J=8 Hz,3H)、0.80(d,J=8Hz,3H)、0.75(d,J=8Hz, 3H)。 実施例41 中間体1aの合成(スキーム2) 実施例32(Ra=9-キサンテニル)の中間体1の合成に関する方法と同じ方法 に従い、(S)-(+)-2-フェニル酪酸(3.93g、0.024モル)を中間体1a、Ra=1-フ ェニルプロピル(4.13g)に転換した;1HNMR(300MHz,CDCl3)δ :7.38−7.18(m,5H)、3.70(t,J=6Hz,1H)、3.35 (d,J=16Hz,1H)、3.20(d,J=16Hz,1H)、2.10( m,1H)、2.70(m,1H)、1.45(s,9H)、0.85(t,J= 17Hz,3H)。 実施例42 中間体2aの合成(スキーム2) 実施例33(Ra=9-キサンテニル)の中間体2の合成に関する方法と同じ方法 に従い、中間体(3.25g、0.0124モル)を、中間体2aに転換した(2.85g);1HN MR(300MHz,CDCl3) δ 7.40−7.18(m,5H)、3.6 0(S,3H)、3.50(t,J=6Hz,1H)、2.85(m,1H)、2 .75(m,1H)、2.45(dd,J=18Hzおよび2Hz,1H)、2. 05(m,1H)、1.70(m,1H)、1.45(m,2H)、1.15(m ,1H)、0.90−0.70(m,9H)。 実施例43 中間体3aの合成(スキーム2) 中間体2a(0.570g、1.963ミリモル)を、実施例34(Ra=9-キサンテニル)の 中間体3の合成と同じ方法に従い、中間体3a(Ra=I-フェニルプロピル)(0.50 7g)に加水分解した:1HNMR(300MHz,CDCl3)δ:7.40−7. 10(m,5H)、3.60(m,1H)、2.90(m,1H)、2.75(m ,1H)、2.50(m,1H)、2.05(m,1H)、1.70(m,1H) 、1.50(m,2H)、1.15(m,1H)、0.90−0.70(m,9H) 。 実施例44 中間体4aの合成(スキーム2) 実施例35(Ra=9-キサンテニル、R=ベンジル)の中間体4の合成と同じ方 法に従い、中間体3a(0.386g、1.40ナノモル)を中間体4a(Ra=I-フェニルプ ロピル、R=ベンジル)(0.382g、72.28ジアステレオマー混合物)に転換した:1 HNMR(300MHz,CDCl3)δ:7.40−7.10(m,10H)、 6.30(d,J=6Hz,1H)、4.85および4.75(2組のq,72: 28、J=6Hz,1H)、4.10および4.05(2組の二重項、72:28 、J=18Hz,1H)、3.90および3.85(2組の二重項、72:28、 J=18H z,1H)、3.50(m,1H)、3.10(m,1H)、2.95(m,1H )、2.65(m,2H)、2.40(m,1H)、2.00(m,1H)、1.7 0(m,1H)、1.35(m,2H)、1.00(m,1H)、0.90−0.6 5(m,9H)。 実施例45 中間体5aの合成(スキーム2) 0.087g(0.1907ミリモル)の中間体4a、Ra=1-フェニルプロピル、R=ベン ジルを、実施例36の中間体6(Ra=9-キサンテニル、R=ベンジル)の合成と 同じ方法に従い、中間体5a(Ra=1-フェニルプロピル、R=ベンジル)(0.094g 、72:28のジアステレオマー混合物)に転換した:1HNMR(300MHz,C DCl3)δ 7.40−7.10(m,10H)、6.30(二重項の混合、1H )、5.00および4.85(2組の四重項、72:28、J=6Hz,1H)、 3.75および3.65(2組の二重項、72:28、J=16Hz,1H)、3 .70および3.60(2組の二重項、72:28、J=16Hz,1H)、3. 50(m,1H)、3.10(d,J=6Hz,1H)、3.00(m,1H)、 2.65(m,2H)、2.40(m,1H)、2.00(m,1H)、1.70( m,1H)、1.40(m,2H)、1.00(m,1H)、0.85−0.70( m,9H)。 実施例46 1-[N-[2R-(2-メチルプロピル)-1,4-ジオキソ-5S-フェニルヘプタン-1-イル]- 3S-3アミノ-2-オキソ-4-フェニルブチルオキシ]ベンゾトリアゾール 方法Aを使用して、中間体5a(0.094g、0.1716ミリモル)を、1-ヒドロキシベ ンゾトリアゾール(0.030g)とカップリングさせて、1-[N-[2R-(2-メチルプロピル )-1,4-ジオキソ-5S-フェニルヘプタン-1-イル]-3S-3-アミノ-2-オキソ-4-フェニ ルブチルオキシ]ベンゾトリアゾール(0.080g)をジアステレオマーの混合物(72:2 8)として得た:1HNMR(300MHz,CDCl3)δ 8.00(d,J= 6Hz,1H)、7.85および7.80(2組の二重項、72:28、J=6H z,1H)、7.55(t,J=6Hz,1H)、7.40(t,J−6Hz,1 H)、7.30−6.20(m,10H)、6.25(二重項の混合、1H)、5. 30および5.20(2組の二重項、72:28、J=16Hz,1H)、4.9 5および4.90(2組の二重項、72:28、J=6Hz,1H)、4.70お よび4.50(2組の四重項、72:28、J=7Hz,1H)、3.50(m, 1H)、3.00および2.90(2組の二重項、72:28、J=8Hz,1H )、2.60(m,2H)、2.40(m,1H)、2.00(m,1H)、1.6 5(m,2H)、1.30(m,1H)、0.90(m,1H)、0.85−0.6 0(m,9H)。 本明細書中で言及した各公報は引用により全部、本明細書に編入する。 当業者には多くの変更および修飾が本発明の好適態様について成され、そして そのような変更および修飾は本発明の精神から逸脱することなく 成すことができることは明らかである。したがって、添付の請求の範囲は、本発 明の精神および範囲にあるすべての均等的変更態様を網羅する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C12N 9/99 C12N 9/99 // A61K 31/35 A61K 31/35 31/41 31/41 31/415 AED 31/415 AED (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,SZ,U G),AL,AM,AT,AU,BB,BG,BR,B Y,CA,CH,CN,CZ,DE,DK,EE,ES ,FI,GB,GE,HU,IS,JP,KE,KG, KP,KR,KZ,LK,LR,LT,LU,LV,M D,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL ,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK, TJ,TT,UA,UG,UZ,VN (72)発明者 チヤタージー, サンカー アメリカ合衆国ペンシルベニア州19096ウ インウツド・ヘンリーロード228 (72)発明者 トリパシー, ラビンドラナス アメリカ合衆国ニユージヤージイ州08070 ペンズビル・サウスブロードウエイナンバ ーアイ−6 542

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.式: 式中、 MはO、NR7またはCR1R2から成る群から選択され; X1はO、SまたはNR7から成る群から選択され; X2はO、S、NR7または2個の水素原子から成る群から選択され; QはO、SまたはNR1から成る群から選択され; R1およびR2は各々独立してH、1−10個の炭素を有するアルキル、1−10個の 炭素を有するヘテロアリール、1−10個の炭素を有するアルカノイル、およびア ロイルから成る群から選択され、ここで該アルキル、ヘテロアリール、アルカノ イルおよびアロイル基は場合によってはJで置換されてもよく; R3、R4、R5およびR6は各々独立してH、1−10個の炭素を有するアルキル 、アリールまたはヘテロアリールから成る群から選択され、ここで該アルキル、 アリールおよびヘテロアリール基は場合によってはJで置換されてもよく; R7およびR8は各々独立してH、1−10個の炭素を有するアルキル、アリール およびテロアリールから成る群から選択され、ここで該アルキル、アリールおよ びヘテロアリール基は場合によってはJで置換されてもよく; Jはハロゲン、COOR7、R7OCO、R7OCONH、OH、CN、NO2、NR7R8、 N=C(R7)R8、N=C(NR7R8)2、SR7、OR7、フェニル、ナフチル、ヘテロアリールおよ び3−8個の炭素を有するシクロアルキル基から成る群から選択され; GはNH2、NHR1、CH2R1、CH2C(O)B、カルボベンジルオキシ-NH、スクシニル-NH 、R7O-スクシニル-NH、R7OC(O)NH、CH2C(O)-(キサンテン-9-イル)、R9が最高13 個の炭素のアルキル、アリールまたはアリールアルキル基から選択されるCH2COR9 、ならびにAA1が20個の天然アミノ酸の1つ、および該アミノ酸の対掌対である から成る群から選択されるAA1NHC(O)OCH2C6H5から成る群から選択され; Bは1−10個の炭素を有するアルキル、1−10個の炭素を有するアラルキル、 1−3個の炭環式環を有するアリールおよび1−3個の環を有するヘテロアリー ルから成る群から選択され、ここで該アルキル、アラルキル、アリールおよびヘ テロアリール基は場合によってはJにより置換されてもよく;そして Aは構造: 式中、 YはNおよびCR1から成る群から選択され; Wは二重結合および単結合から成る群から選択され; DはC=Oおよび単結合から成る群から選択され; EおよびFは各々独立して、R1、R2、J、およびEおよびFが結合部分を 含んで成るとき、該部分が5−7個の炭素を有する脂肪族 炭素環式環、5−7個の炭素を有する芳香族炭素環式環、5−7個の原子を有す る脂肪族複素環式環および5−7個の原子を有する芳香族複素環式環から成る群 から選択される、から成る群から独立して選択される、 により表され、ここで 該脂肪族複素環式環および該芳香族複素環式環は、それぞれ1−4個のヘテ ロ原子を有し;そして該脂肪族炭素環式環、および該芳香族炭素環式環、該脂肪 族複素環式環および該芳香族複素環式環は、それぞれ場合によってはJで置換さ れてもよい、 により表される化合物。 2.式: 式中、 KはNHC(O)OCH2C6H5、-CH2C(O)-(キサンテン-9-イル)および-C2C(O)CH(C6H5 )C2H5から成る群から選択され; P1はイソブチル、イソプロピル、ベンジル、2−9個の炭素のカルボキシ アルキルおよびエチルから成る群から選択され;そして X3は構造: 式中、 DはC=Oおよび単結合から成る群から選択され; X4はCH、CCl、CCH3、CFおよびNから成る群から選択され; X5はH、CH3、Cl、OCH3およびFから成る群から選択され; X6はH、CH3、Cl、F、OCH3、CF3、エチルおよびフェニルから成る群か ら選択され; X7はN、CCl、CH、COCH3およびCFから成る群から選択され;そして YはNおよびCHから成る群から選択される、 により表される、式1に記載の化合物。 3.Kが-CH2C(O)-(キサンテン-9イル)である、請求の範囲第2項に記載の化合 物。 4.P1がベンジルである、請求の範囲第2項に記載の化合物。 5.YがNである、請求の範囲第4項に記載の化合物。 6.X3がO-1-オキシベンゾトリアゾールである、請求の範囲第4項に記載の化 合物。 7.X7がNである、請求の範囲第2項に記載の化合物。 8.YがCHである、請求の範囲第2項に記載の化合物。 9.QがNR1である、請求の範囲第1項に記載の化合物。 10.R1またはR2の1つがH以外である、請求の範囲第1項に記載の化合物。 11.X1がSおよびNR7から成る群から選択される、請求の範囲第1項に記載の 化合物。 12.R3およびR4のいずれもがHではない、請求の範囲第1項に記載の化合物 。 13.MがOおよびCR1R2から成る群から選択される、請求の範囲第1項に記載 の化合物。 14.X2がS、NR1および2つの水素原子から成る群から選択される、請求の範 囲第1項に記載の化合物。 15.Kが式: を有する、請求の範囲第2項に記載の化合物。 16.請求の範囲第1項の化合物を含んで成る、セリンプロテアーゼまたはシス テインプロテアーゼの酵素活性を阻害する組成物。 17.セリンプロテアーゼおよびシステインプロテアーゼから成る群から選択さ れるプロテアーゼを、阻害量の範囲第1項の化合物と接触させることを含んで成 る、セリンプロテアーゼまたはシステインプロテアーゼ酵素活性の阻害法。 18.セリンプロテアーゼおよびシステインプロテアーゼから成る群から選択さ さるプロテアーゼを、阻害量の選択の範囲第2項の化合物と接 触させることを含んで成る、セリンプロテアーゼまたはシステインプロテアーゼ 酵素活性の阻害法。
JP8515543A 1994-11-04 1995-11-03 システインプロテアーゼおよびセリンプロテアーゼインヒビター Pending JPH10508609A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/334,249 1994-11-04
US08/334,249 US5498616A (en) 1994-11-04 1994-11-04 Cysteine protease and serine protease inhibitors
PCT/US1995/014794 WO1996014067A1 (en) 1994-11-04 1995-11-03 Cysteine protease and serine protease inhibitors

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10508609A true JPH10508609A (ja) 1998-08-25

Family

ID=23306322

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8515543A Pending JPH10508609A (ja) 1994-11-04 1995-11-03 システインプロテアーゼおよびセリンプロテアーゼインヒビター

Country Status (6)

Country Link
US (2) US5498616A (ja)
EP (1) EP0786996A4 (ja)
JP (1) JPH10508609A (ja)
AU (1) AU4236796A (ja)
CA (1) CA2197306A1 (ja)
WO (1) WO1996014067A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2003078415A1 (ja) * 2002-03-15 2005-07-14 千寿製薬株式会社 環状ヘミアセタール誘導体およびその用途

Families Citing this family (45)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6204261B1 (en) 1995-12-20 2001-03-20 Vertex Pharmaceuticals Incorporated Inhibitors of interleukin-1β Converting enzyme inhibitors
US6008217A (en) * 1995-12-20 1999-12-28 Vertex Pharmaceuticals Incorporated Inhibitors of interleukin-1β converting enzyme
US5874424A (en) * 1995-12-20 1999-02-23 Vertex Pharmaceuticals Incorporated Inhibitors of interleukin-1β converting enzyme
US5714484A (en) * 1993-12-08 1998-02-03 Prototek, Inc. α-(1,3-dicarbonylenol ether) methyl ketones as cysteine protease inhibitors
US5716929A (en) * 1994-06-17 1998-02-10 Vertex Pharmaceuticals, Inc. Inhibitors of interleukin-1β converting enzyme
US6420522B1 (en) 1995-06-05 2002-07-16 Vertex Pharmaceuticals Incorporated Inhibitors of interleukin-1β converting enzyme
US5756466A (en) * 1994-06-17 1998-05-26 Vertex Pharmaceuticals, Inc. Inhibitors of interleukin-1β converting enzyme
US5723580A (en) * 1995-09-14 1998-03-03 Cephalon, Inc. Ketomethylene group-containing aldehyde cysteine and serine protease inhibitors
AU6977096A (en) * 1995-09-14 1997-04-01 Cephalon, Inc. Ketomethylene group-containing cysteine and serine protease inhibitors
US5827877A (en) * 1995-09-14 1998-10-27 Cephalon, Inc. Ketomethylene group-containing cysteine and serine protease inhibitors
US5843904A (en) * 1995-12-20 1998-12-01 Vertex Pharmaceuticals, Inc. Inhibitors of interleukin-1βconverting enzyme
NZ334605A (en) * 1996-09-12 2000-08-25 Idun Pharmaceuticals Inc C-terminal modified (n-substituted)-2-indolyl dipeptides as inhibitors of the ice/ced-3 family of cysteine proteases and for treatments of inflammatory, autoimmune, neurodegenerative disorders and in the prevention of ischemic injury
US5869519A (en) * 1996-12-16 1999-02-09 Idun Pharmaceuticals, Inc. C-terminal modified (n-substituted)-2-indolyl dipeptides as inhibitors of the ICE/ced-3 family of cysteine proteases
AU4489397A (en) 1996-10-31 1998-05-22 Alcon Laboratories, Inc. The use of calpain inhibitors to treat ocular neural pathology
US6184244B1 (en) 1996-12-16 2001-02-06 Idun Pharmaceuticals, Inc. C-terminal modified (N-substituted)-2-indolyl dipeptides as inhibitors of the ICE/ced-3 family of cysteine proteases
US5877197A (en) * 1996-12-16 1999-03-02 Karanewsky; Donald S. C-terminal modified (N-substituted)-2-indolyl dipeptides as inhibitors of the ICE/ced-3 family of cysteine proteases
US6004933A (en) * 1997-04-25 1999-12-21 Cortech Inc. Cysteine protease inhibitors
US6162791A (en) * 1998-03-02 2000-12-19 Apotex Inc. Thiadiazole compounds useful as inhibitors of cysteine activity dependent enzymes
DE69925581T2 (de) 1998-03-09 2006-04-27 Vertex Pharmaceuticals Inc., Cambridge 1,2-diazepanderivate als inhibitoren des interleukin-1beta umwandelnden enzyms
SI1064298T1 (sl) 1998-03-19 2009-02-28 Vertex Pharma Inhibitorji kaspaz
AP2000001934A0 (en) * 1998-04-30 2000-12-31 Agouron Pharma Antipicornaviral compounds, their preparation and use.
US6143079A (en) * 1998-11-19 2000-11-07 Asm America, Inc. Compact process chamber for improved process uniformity
JP2002531464A (ja) 1998-12-02 2002-09-24 メルク フロスト カナダ アンド カンパニー カスパーゼ−3阻害薬としてのγ−ケト酸テトラペプチド類
AU3731400A (en) 1999-03-05 2000-09-21 Trustees Of University Technology Corporation, The Methods and compositions useful in inhibiting apoptosis
WO2000051623A2 (en) 1999-03-05 2000-09-08 The Trustees Of University Technology Corporation Inhibitors of serine protease activity, methods and compositions for treatment of nitric oxide-induced clinical conditions
US6849605B1 (en) 1999-03-05 2005-02-01 The Trustees Of University Technology Corporation Inhibitors of serine protease activity, methods and compositions for treatment of viral infections
EP1159260A1 (en) * 1999-03-15 2001-12-05 Axys Pharmaceuticals, Inc. Novel compounds and compositions as protease inhibitors
ES2230135T3 (es) 1999-08-04 2005-05-01 Agouron Pharmaceuticals, Inc. Compuestos y composiciones anti-picornavirales; utilizaciones farmaceuticas y materiales utilizados para su sintesis.
US6458564B1 (en) 1999-08-31 2002-10-01 Ortho-Mcneil Pharmaceutical, Inc. DNA encoding the human serine protease T
PA8507801A1 (es) 1999-12-03 2002-08-26 Agouron Pharma Compuestos y composiciones antipicornavirales, sus usos farmaceuticos y los materiales para su sintesis
PA8515201A1 (es) * 2000-04-14 2002-10-24 Agouron Pharma Compuestos y composiciones antipicornavirales; sus usos farmaceuticos y los materiales para su sintesis
PE20011350A1 (es) 2000-05-19 2002-01-15 Vertex Pharma PROFARMACO DE UN INHIBIDOR DE ENZIMA CONVERTIDORA DE INTERLEUCINA-1ß (ICE)
HUP0301331A3 (en) 2000-06-14 2004-03-01 Agouron Pharmaceuticals Inc La Antipicornaviral compounds process for their preparation and compositions containing them, their pharmaceutical uses, and intermediates for their synthesis
WO2002010768A2 (en) * 2000-07-31 2002-02-07 The Regents Of The University Of California Model for alzheimer's disease and other neurodegenerative diseases
US7030116B2 (en) * 2000-12-22 2006-04-18 Aventis Pharmaceuticals Inc. Compounds and compositions as cathepsin inhibitors
IL156577A0 (en) * 2000-12-22 2004-01-04 Axys Pharm Inc Selective cathepsin s inhibitors and pharmaceutical compositions containing the same
AU2002303218A1 (en) 2001-04-03 2002-11-11 Bristol-Myers Squibb Company Polynucleotide encoding a novel cysteine protease of the calpain superfamily, can-12, and variants thereof
EA007335B1 (ru) * 2001-06-01 2006-08-25 Эксис Фармасьютикалз, Инк. Новые соединения и композиции как ингибиторы катепсина
US20040147503A1 (en) * 2002-06-04 2004-07-29 Sheila Zipfeil Novel compounds and compositions as cathepsin inhibitors
BR0212535A (pt) * 2001-09-14 2004-10-19 Aventis Pharma Inc Compostos e composições como inibidores de catepsina
CN1324018C (zh) * 2001-11-14 2007-07-04 安万特药物公司 作为组织蛋白酶s抑制剂的寡肽以及含有它们的组合物
EP1778221A2 (en) * 2004-05-27 2007-05-02 Vertex Pharmaceuticals Incorporated Ice inhibitors for the treatment of autoinflammatory diseases
WO2008045017A2 (en) * 2005-06-22 2008-04-17 Diamond Scott L Sars and ebola inhibitors and use thereof, and methods for their discovery
US7557167B2 (en) * 2006-09-28 2009-07-07 Gore Enterprise Holdings, Inc. Polyester compositions, methods of manufacturing said compositions, and articles made therefrom
WO2024018245A1 (en) 2022-07-22 2024-01-25 INSERM (Institut National de la Santé et de la Recherche Médicale) Use of calpain inhibitors for the treatment of the diabetic kidney disease

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2549051B1 (fr) * 1983-06-22 1986-05-16 Centre Nat Rech Scient Nouveaux agents radioprotecteurs ayant une structure amino-thioalkyle et procede pour leur preparation
DE4014421A1 (de) * 1990-05-05 1991-11-07 Merck Patent Gmbh Aminosaeurederivate
US5374623A (en) * 1992-08-20 1994-12-20 Prototek, Inc. Cysteine protease inhibitors effective for in vivo use
DE69321087T2 (de) * 1992-12-25 1999-05-20 Mitsubishi Chem Corp Alpha-aminoketon Derivate
US5486623A (en) * 1993-12-08 1996-01-23 Prototek, Inc. Cysteine protease inhibitors containing heterocyclic leaving groups

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2003078415A1 (ja) * 2002-03-15 2005-07-14 千寿製薬株式会社 環状ヘミアセタール誘導体およびその用途

Also Published As

Publication number Publication date
US5658906A (en) 1997-08-19
WO1996014067A1 (en) 1996-05-17
AU4236796A (en) 1996-05-31
CA2197306A1 (en) 1996-05-17
US5498616A (en) 1996-03-12
EP0786996A1 (en) 1997-08-06
EP0786996A4 (en) 1999-02-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10508609A (ja) システインプロテアーゼおよびセリンプロテアーゼインヒビター
EP0358398B1 (en) Cycloalkyl-substituted glutaramide antihypertensive agents
JP3181335B2 (ja) エンケファリナーゼ及びaceの抑制剤として有用な、新規なメルカプトアセチルアミド誘導体類
JP3448275B2 (ja) アリールオキシアリールスルホニルアミノヒドロキサム酸誘導体
JP4199309B2 (ja) 新規アセトアミド誘導体およびプロテアーゼ阻害
JP2001506974A (ja) インターロイキン―1β変換酵素のアスパルテートエステル阻害剤
WO1991015487A1 (fr) Nouveau derive de 4-1-benzoxazine-4h-3,1
JP2001500864A (ja) トロンビン阻害物質
US20020119992A1 (en) Thrombin inhibitors
EP0421861A1 (fr) Dérivés d'hydroxy-2 thiophène et furanne condensés avec un cycle azoté, leur procédé de préparation et leur application en thérapeutique
JPH07607B2 (ja) レニン阻止剤
JPH08503475A (ja) 抗変性活性剤としてのカルボキシ−ペプチジル誘導体
US6300337B1 (en) Acetamide derivative and use thereof
JP2002525370A (ja) トロンビン阻害剤
JP2003505378A (ja) ピラジノン、このような化合物を含む組成物
KR20040081182A (ko) 엘라스타제-저해 활성을 가진 이종고리 화합물 및 그 중간체
AU686780B2 (en) Composition for the treatment of lung disease
JPH05503290A (ja) 新規2―スピロシクロプロピルセファロスポリンスルホン誘導体およびそれらの製造法
US5744339A (en) Thiomethylene group-containing aldehyde cysteine and serine protease inhibitors
US6034095A (en) Ketomethylene group-containing cysteine and serine protease inhibitors
CA2182476C (en) Macrocyclic difluorostatone derivatives useful as antiviral agents
US5723580A (en) Ketomethylene group-containing aldehyde cysteine and serine protease inhibitors
KR100377558B1 (ko) 피페리딘 작용기를 갖는 선택적 트롬빈 억제제
JP2002534425A (ja) マトリックスメタロプロテイナーゼ阻害剤として有用な3−(チオ置換アミド)−ラクタム類
CA2031755A1 (en) Cyclic renin inhibitors