JPH10506467A - アクティブ運動センサ - Google Patents

アクティブ運動センサ

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JPH10506467A
JPH10506467A JP8511330A JP51133095A JPH10506467A JP H10506467 A JPH10506467 A JP H10506467A JP 8511330 A JP8511330 A JP 8511330A JP 51133095 A JP51133095 A JP 51133095A JP H10506467 A JPH10506467 A JP H10506467A
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hysteresis
switching
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ブレックマン・ハンス−ヴィルヘルム
ローレック・ハインツ
ローベルク・ペーター
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イーテーテー・アウトモティーフェ・オイローペ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング
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Abstract

(57)【要約】 出力信号(IS)を電子式コントローラ(7)に伝送し、この出力信号の振幅がエンコーダの速度にもエンコーダ(5)とセンサ(5)の間隔にも左右されない、いわゆるアクティブセンサの場合には、動的な空隙拡大時にもセンサ(6)内で発生する入力信号の充分な振幅を確保するために、センサ(6)とエンコーダ(5)の間の空隙の寸法(d)が充分に小さいかどうかを、この出力信号(IS)に基づいて識別することできないという問題がある。エンコーダ(5)からセンサ(6)に誘導された入力信号(IS)が小さすぎると、センサ固有のヒステリシス閾値(V1)を上回らず、出力信号(IS)を生じない。センサ(6)が不意にその最大許容空隙の限界で動作しないようにするために、本発明では、センサ固有のヒステリシス閾値(V1)を試験のための大きなヒステリシス閾値(V2)に切り換えることが提案される。この大きなヒステリシス(V2)によって充分な入力信号が発生すると、センサが正しく取付けられていると考えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】 アクティブ運動センサ 本発明は、機械エンジニアリングの分野、特に自動車工業において、変位、動 作速度または回転数を検出するためのセンサ的な要素、とりわけ制御されるブレ ーキの用途において車輪回転速度を検出するためのセンサ的な要素に関する。 車輪回転数を検出するためのセンサ的な装置は知られている。この装置は一般 的に、回転する部品に機械的に連結されたインクリメンタル型エンコーダと、こ のエンコーダを無接触で感知するセンサからなっている。エンコーダとしては、 強磁性の歯車または強磁性のディスクが使用される。車輪軸受の用途の場合には 更に、磁化された構造体、例えば機械的な支持体に埋め込まれた連続するN極と S極のリング状または円状の配置が知られている。 現在、リラクタンス原理に基づくいわゆる“パッシブ”センサが普及している 。このセンサは銅コイルと永久磁石の組み合わせからなっている。この永久磁石 はエンコーダに磁気的に結合されている。エンコーダは運動と同期して磁気結合 リラクタンスを変調する。この場合、銅コイル内でダイナモの方法で、運動に同 期する交流電圧が誘導される。この交流電圧の周波数は測定値として評価される 。誘導された信号電圧は停止時に消滅し、速度が早くなると事情によっては危険 なほど高い値に増大する。 このような高い電圧を避けるために、請求項1の上位概念記載のセンサ、いわ ゆる“アクティブ”センサが開発された。このようなセンサは例えばドイツ連邦 共和国特許出願公開第4135789号公報に記載されている。このセンサは静 磁気的に感知する要素と永久磁石の組み合わせからなっている。この永久磁石は エンコーダに磁気的に結合されている。この場合にも、エンコーダは運動と同期 して磁気結合リラクタンスを変調するかあるいは磁化されたエンコーダの場合に は磁場の方向を変調する。この場合、センサ要素はそれぞれ磁束密度の変化また は磁場ベクトルの動きに応答する。このような基本要素の公知の例は、ホールプ ローブあるいはMR形パーマロイ構造体である。このようなアクティブセンサの 信号振幅はエンコーダの速度に左右されない。アクティブセンサはその動作のた めに電子式コントローラから供給される電気エネルギーを必要とする。この場合 、3導線供給の技術と2導線供給の技術が知られている。3導線供給部は信号電 圧を電子式コントローラの入力に供給し、2導線供給部は信号電流を供給する。 現在のアクティブセンサはそれから供給可能なセンサ的な情報を一つのパラメ ータ、すなわち信号周波数に制限する。内部の増幅トリガー回路によって、セン サとエンコーダの間の許容される所定の空隙の範囲内で、この空隙の大きさに左 右されずに、2つの一定振幅値を有する2進出力信号が発生させられる。この振 幅値のフランクの変化が評価される。信号は調節された値への逆推理を許容しな いが、許容空隙寸法を上回ることによって急激に中止される。なぜなら、この場 合に誘導された正弦状の入力信号がセンサ固有のヒステリシス閾値を下回り、セ ンサがもはや応答しないからである。 そこで、許容空隙寸法を維持しながら、センサの適切な取付け位置を保証する ために、ドイツ連邦共和国特許出願公開第4033064号公報では、空隙寸法 を調節するための装置が提案された。センサはスリーブ状の保持部材内に設けら れ、フランジを備えた圧縮ばねによって保持部材の対応するフランジに対してエ ンコーダの方へ押圧される。センサのフランジは同じような多数の軸方向歯を備 えている。一方、保持部材のフランジは二つのグループの軸方向凹部を備えてい る。この凹部の数はそれぞれ歯数に等しい。センサの組み立て時に、その歯は深 い凹部のグループ内にあり、そしてセンサが先ず最初にエンコーダに接触するよ うに保持部材の組み込みが行われる。その後、歯は浅い凹部のグループ内に係止 されるので、センサとエンコーダの間の所定の空隙が生じる。組み立て終了後、 正しい取付け位置を確かめることはできない。 アクティブセンサが取付けエラーによって不意にその最大許容空隙の限度で作 動すると、許容空隙寸法を上回り、出力信号を中断されるほど、センサとエンコ ーダの間の運動の充分に大きな動的変形が事情によって空隙を増大する。 そこで、本発明の根底をなす課題は、センサの組み立てた後でも空隙の寸法を 再検査できるようにすることである。 この課題は請求項1記載の特徴によって解決される。第1のヒステリシス閾値 から、それによりも高い第2のヒステリシス閾値に切換えることにより、高いヒ ステリシス閾値にも打ち勝つために、入力信号が充分な強さであるかどうかを識 別することができる。第2のヒステリシス閾値に切換えた後でも出力信号が発生 するときには、空隙を拡大する動的軸方向変形を考慮しても、センサの適切な機 能が保証されると仮定することができる。 このようなヒステリシス切換えのための操作手段としてはいろいろな手段が考 えられる。この切換えがセンサの動作電圧を高めることによって行われるときに は、コントローラまたは保守整備装置のために特別なソフトウェア手段を必要と しない。これは特に、空隙の寸法の再検査が車両保守整備の範囲でのみ行われる という利点がある。 電子式コントローラが空隙の寸法の再検査を自動的に行うときには、直列ビッ トモデル電圧によるセンサを作動させることが推奨される。なぜなら、これによ り、このような試験サイクルの間も、過剰に増大した供給電圧を必要としないか らである。 センサによって運動を感知する第1のヒステリシス閾値への戻し切換えは、セ ンサを自動的に戻し切換えすることによって行うと特に簡単である。これは、空 隙の寸法を再検査するのに充分な時間経過後あるいは第2のヒステリシス閾値に 切換える信号を中止した後直ちに行うことができる。 安全上の理由から、エンコーダが所定の速度に達したときにも、戻し切換えが 行われる。 二分割した2つの図に基づいて本発明思想を詳しく説明する。 図1はエンコーダ、センサ及びコントローラの配置構造を示す図と、電子式コ ントローラに供給される出力信号の時間的な経過のグラフである。 図2は充分な大きさの入力信号と不充分な入力信号を示すグラフである。 図1aはアクティブセンサ6の配置構造を示している。このセンサは2線式接 続部材を介して電子式コントローラ7に接続されている。センサ6はコントロー ラ7からピン3の代わりにピン1を経て運転電圧VBが供給され、ピン2を経て 信号電流Isがコントローラに戻される。 センサ6とエンコーダ5の間の空隙の寸法はdによって示してある。エンコー ダ5は図示では簡単にするために歯車として示してあるがしかし、隣接する磁気 的なN極とS極によって形成してもよい。空隙の寸法dは、信号電流Isが図1 bに従って発生するかどうかを左右する。センサ6からコントローラ7に出発信 号として供給される信号電流Isのカーブは方形波の形である。この場合、異な るレベルの間の切換えはそれぞれ、エンコーダ5によってセンサ6に生じる入力 信号が所定のヒステリシス閾値を上回るときに行われる。このヒステリシス閾値 を上回らないと、信号電流Isの異なるレベル間の切換えは行われない。すなわ ち、エンコーダ5の速度に関する情報を導き出すことはもはやできない。これは 常に、空隙の寸法dが充分な入力信号が発生しないほどの大きさである場合であ る。しかし、充分な入力信号がちょうど発生したときでさえも、動的変形によっ て、空隙の寸法dが少なくとも一時的に許容値を上回ることになり、それによっ て充分な入力信号はもはや発生しない。これは信号電流Isの形の出力信号の信 号高さに基づいて検出されない。 従って、図2では、ヒステリシス閾値の切換えが行われる。すなわち、許容さ れる最大の空隙寸法dはセンサ内部のヒステリシス電圧の関数である。エンコー ダ5の速度を検出するために運転中、センサ6は第1のヒステリシス閾値、すな わち運転ヒステリシス電圧V1を有する。動的変形によって生じる空隙の寸法d の拡大のときにもエンコーダの速度に関する情報を確保するのに入力信号すなわ ち振動電圧Vsが充分な大きさであるようにするために、センサ6は第2のヒス テリシス閾値、すなわち試験ヒステリシス電圧V2に一時的に切換えられる。 図2aと図2bでは信号電圧Vsが第1のヒステリシス閾値、運転ヒステリシ ス電圧V1を上回っている。従って、両方の場合信号電流Isが生じる。しかし、 試験ヒステリシス電圧V2に切り換えると、図2bの信号電圧Vsの場合、出力信 号をもはや導き出すことはできない。この場合、試験ヒステリシス電圧V2の記 入した閾値との交点がない。すなわち、第2のヒステリシス閾値を上回らない。 これから、動的変形の場合でも出力信号を確保するために、空隙の寸法の予備量 が少なすぎることを逆推理することができる。これに対して、図2aでは信号電 圧Vsは充分な大きさである。試験ヒステリシス電圧V2に切換えた後でも、第2 のヒステリシス閾値との交点から次のことを読み取ることができる。すなわち、 変形時にも常に信号電流Isの形の出力信号を確保するために、センサ6とエン コーダ5が互いに充分に密接して並んで配置されていることを読み取ることがで きる。 試験ヒステリシス電圧V2に対する運転ヒステリシス電圧V1の比は、予想され る動的変形の程度と、それに関連する空隙の寸法dの拡大によって決まる。この 場合、この比は約0.7である。 ヒステリシス切換えはセンサ6への導線を介して電子的に制御することができ る。この例ではこれはセンサ6とコントローラ7の間の一方または両方の接続線 を介して可能である。この処理を実施するための技術は電話交換技術、データバ ス技術および直列インターフェースを介してのバス参加者の応答によって知られ ている。例えば、試験ヒステリシス電圧V2への運転ヒステリシス電圧V1の切換 えを開始するために、運転電圧Vbを短時間で数倍に高めることができる。そし て制限された時間の後で、V2からV1へ自動的に戻る。更に、運転ヒステリシス 電圧と試験ヒステリシス電圧との間で切換えを行うために、センサ6への一方ま たは両方の導線を直列ビット−モデル(構成)−電圧によって駆動することがで きる。そして、動作信号が存在しない場合、運転ヒステリシス電圧V1への戻し が行われる。更に、エンコーダ5が所定の回転数を上回るときに常に、上記の試 験サイクルが中断される。それによって、高められた試験ヒステリシス電圧V2 がセンサ6の本来の目的達成に悪影響を与えることがない。制御はコントローラ 7によってまたは別個の試験装置から行うことができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ローレック・ハインツ ドイツ連邦共和国、デー−65510 イトシ ュタイン、ローゼンヴェーク、16 (72)発明者 ローベルク・ペーター ドイツ連邦共和国、デー−61381 フリー ドリッヒスドルフ、アム・リンゲルスベル ク、7

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.エンコーダ(5)によってセンサ内で入力信号(IS)を発生するために、 センサ(6)とエンコーダ(5)の間の所定の許容空隙寸法(d)を上回っては ならず、というのはそうでなればセンサ固有の第1のヒステリシス閾値(V1) を上回らないからであり、センサ(6)がそれに動作電圧(Vb)を供給する電 子式コントローラ(7)に出力信号(Is)を伝送し、この出力信号の振幅が速 度に左右されない、エンコーダの変位、動作速度または回転数を検出するための アクティブセンサ(6)において、第1のヒステリシス閾値(V1)を、それよ りも大きな値の少なくとも一つの第2のヒステリシス閾値(V2)に切換えるた めの装置を備えていることを特徴とするアクティブセンサ。 2.切換えが動作電圧(VB)の変化によって行うことが可能であることを特徴 とする請求項1記載のセンサ。 3.切換えが直列ビットモデル電圧によるセンサ(6)の作動によって行うこと が可能であることを特徴とする請求項1記載のセンサ。 4.センサ(6)が第2のヒステリシス電圧(V2)から第1のヒステリシス電 圧(V1)へ自動的に戻されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに 記載のセンサ。 5.センサの戻しが切換えの後所定の時間経過後行われることを特徴とする請求 項4記載のセンサ。 6.切換え信号が存在しなくなった際にセンサの戻しが行われることを特徴とす る請求項4記載のセンサ。 7.エンコーダ(5)が所定の速度に達した際にセンサの戻しが行われることを 特徴とする請求項4記載のセンサ。
JP8511330A 1994-09-30 1995-09-19 アクティブ運動センサ Pending JPH10506467A (ja)

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