JPH10506182A - レール搭載車両の速度測定装置 - Google Patents

レール搭載車両の速度測定装置

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JPH10506182A JP8503827A JP50382796A JPH10506182A JP H10506182 A JPH10506182 A JP H10506182A JP 8503827 A JP8503827 A JP 8503827A JP 50382796 A JP50382796 A JP 50382796A JP H10506182 A JPH10506182 A JP H10506182A
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    • B60L2200/00Type of vehicles
    • B60L2200/26Rail vehicles

Abstract

(57)【要約】 レール搭載車両の速度測定装置は、車両上に配置され、相互距離(L)が周知である車両の縦方向における2つの異なる測定位置において、レール(2)を含む磁界を発生するようにされた2個のセンサー(G1,G2)を有している。さらに、センサーは、前記各測定位置において、車両のレールに沿った移動により生じる磁界の時間変動に対応する信号パターン(S1,S2)を感知するようにされている。さらに、装置は、2つの信号パターンの相関によりその間の時間変位(τm)を求め、前記時間変位および測定位置間の周知の距離に基づいて、車速(v)を求めるようにされた手段(SB1,SB2,CE)を有している。

Description

【発明の詳細な説明】 レール搭載車両の速度測定装置 技術分野 本発明はレール搭載車両の速度測定装置に関する。 背景技術 レール搭載車両の速度をあらゆる運転状態の元で車両の全速度範囲にわたって 高い信頼度で正確に測定できるようにすることが、長い間所望されている。積分 により車両の踏破距離したがって路線に沿った車両の位置を求めることができる 正確な速度値が望ましく、この情報は、高度な交通管制システムで必要とされる 。さらに、加速もしくは減速中の車両のスリップを制御するシステムに対する情 報として、正確な速度値が得られることが望ましく、そのため極めて低速におい ても良好な速度測定を行うことが重要となる。 さらに、とりわけ信頼性およびコスト上の理由から、速度測定および位置決定 手段は、その全体を車両上に配置し、それらは路線やその他の場所に配置された 固定信号もしくは測定システム等の外部手段から完全に、あるいは出来るだけ、 独立させることが望ましい。 車両の車輪に接続されたタコメータジェネレータを使用することが知られてい る。しかしながら、このような装置では駆動もしくは制動時の車輪のスリップに より生じる測定誤差を避けることができない。さらに、タコメータジェネレータ から得られる速度および距離の測定値は、現在の車輪径に依存する。それは摩耗 および、規則正しい間隔で行われる、車輪の引っ繰り返しにより変化する。直径 の変化の影響は、測定システムを繰り返し校正かつ調整することにより、ある程 度補償することができるが、その必要性が本質的な欠点となり、また、いかなる 状況においてもタコメータジェネレータシステムでは、例えば、距離測定におい て恐らく10−30%よりも高い精度が得られることはない。 Tidskrift 1976年、第3号、第18−22頁の論文 korrelationsmetod”には、(第3図の説明において)相関法 によりレール搭載車両の速度を光学的に非接触で測定することが提案されている 。ボギー台車に搭載されたセンサーが相互距離が周知である2つの異なる位置で レールを照明する2個の発光ダイオードを有している。反射された放射が、両方 の位置においてホトダイオードにより感知される。2つの時変信号間で最大相関 が得られるまで感知された信号の一方は、時間的に変位される。次に時間変位と 測定位置間の周知の距離から車両の速度が求められ、それを積分することにより 、踏破距離が求められる。しかしながら、実際上、車両の運転中に避けられない 検出器等の著しい汚れに光学系が敏感であることが判っている。さらに、レール とセンサーとの間に存在する雨滴、雪およびブレーキダスト等の粒子により、と りわけ光学信号が著しく減衰することにより、測定が擾乱される。したがって、 前記したタイプの装置を使用する車両環境において運転中に高信頼度および高測 定精度を得ることは、困難もしくは不可能であることが判ってきた。 Weg−und Geschwindig−keitsmessung auf Schienenfahrzeugen,Signal+Draht,85( 1993年),第360−364頁には、ドップラーレーダにより車両の運転中 の速度および道路測定システムが記載されている。このようなシステムは、光学 系よりも汚れに鈍感であることが判っている。しかしながら、ノルディックもし くは北極圏の気候で冬季に車両を運転すると、回避できない雪や氷の被覆により 、このような条件下ではシステムを使用できなくなるほどレーダーの放射が妨害 されることが判った。さらに、この種の測定装置では、車速が低い場合に所要の 測定精度を得るのは困難であることが判っている。 米国特許明細書第4179744号には電気レール搭載車両の機能チェック装 置が記載されている。この装置は、レールに沿って配置された1個以上の固定セ ンサーを有し、それらは固定測定装置および信号処理装置に接続されている。車 両がセンサーを通過すると、車両のトラクション装置からの電磁界が検出される 。それによりトラクション装置の機能の制御および分析が可能となる。相互距離 が 周知である、このような2個のセンサーをレールに沿って配置し、信号処理装置 が2個のセンサーからの信号間の時間変位を決定できるようにすれば、車両速度 を求めることができる。この装置は、固定設置する必要があり、車両がセンサー を通過する瞬間の車両速度に関する情報しか得られず、例えば、位置決定やスリ ップ制御に必要な連続速度情報を得ることはできない。 米国特許明細書第4283031号には、鉄道の交差点に関して使用する装置 が記載されている。それはレールに沿って配置され、例えば、列車の長さ、車両 台数、列車速度および方向を求める固定センサーを有している。各センサーは、 レール付近に配置され、センサーから発生され、車輪の通過により生じる電磁界 の変化を感知するようになされている。周知の相互距離に配置された2個のセン サー間の車輪の通過時間を求めることにより、列車速度を求めることができる。 この装置は前節で述べたのと同じ欠点を有している。 米国特許明細書第5141183号には、レールに沿って移動可能なキャリッ ジを具備する(例えば、天井クレーンやトロリー上に配置された産業ロボット等 の)ハンドリングシステムにおける装置が記載されている。キャリッジは、固定 コンタクトレールに沿って走行する集電器を有している。レール上には、磁気ス トリップが配置され、それは磁化方向が交番する領域を有している。集電器には ストリップからの磁界を感知し通過領域をカウントするセンサーが設けられてい る。領域のディメンジョンが周知であれば、車速を求めることができる。この装 置も固定部材(磁界ストリップ)を必要とし、したがって、固定部材を通過する 時の速度情報しか得られない。 発明の要約 本発明は、車両の全速度範囲内で高い信頼度を示し非常に厳しい運転条件下で も高い測定精度を示し、しかも車両の外部に配置された手段やシステムとは完全 に独立して作動することができる、明細書の序文に記載した種類の装置を提供し ようとするものである。 さらに、本発明は、車両の非動作を確実に検出できる装置を提供しようとする ものである。 本発明は、さらに、クラックやレールの故障等の、レールの欠陥を検出できる ようにする装置を提供しようとするものである。 本発明による測定システムの特徴は、請求の範囲から明らかとなる。 図面の簡単な説明 以下に添付の第1図−第9図を参照して本発明を詳細に説明する。第1図は、 本発明によるセンサー手段を示し、第1a図は、センサー手段の側面図、第1b 図は、センサー手段の平面図、第1c図は、センサー手段の車両の移動方向から 見た図、第1d図は、別の実施例のセンサー手段の平面図、第1e図は、車両上 に搭載したセンサー手段の例である。第2a図は、本発明による測定装置のブロ ック図を示す。第2b図は、第2a図の手段のセンサー自体内に配置された電子 システムの構成を示す。第2c図および第2a図の手段の2個のセンサーの各々 の信号処理回路の構成を示す。第2d図は、2つの異なる周波数で交互に作動さ せるために、第2a図の装置をどのように補足できるかを示す。第3図は、セン サーコイルの出力信号成分をベクトル図形式で示す。第4図は、センサーコイル が互いに直交する2方向とされている、本発明によるセンサー手段の別の実施例 を示す。第5図は、3個のセンサーユニットを有し、2つの異なる測定距離間の 選択を行う可能性があるセンサー手段を示す。第6図は、第5図の装置において 行われる測定距離の切り替えを示す。第7図は、車両の非動作を検出するために 本発明による装置をどのように補足できるかを例示している。第8図は、本発明 による装置をレールの欠陥検出装置により、どのように補足できるかを例示して いる。第9図は、センサー手段の磁化およびセンサーコイルの別の実施例を示す 。 実施例の説明 以下の説明に現れる電気的および機械的寸法情報の例は、近似値にすぎない。 第1図に本発明によるセンサー手段を示す。それはレール2上のボギー台車上 に配置され、その縦方向は車両の移動方向に一致しており紙面内にある。センサ ー手段は、例えば、アルミニュウム等の導電材料で出来た筺体1を具備している 。導電性筺体の壁によりセンサー間および外部磁界からの擾乱に対する遮蔽が行 われる。筺体は、3つの空間11,12,13を有している。各空間11,12 内に、それぞれセンサーG1,G2が配置されている。各センサーは、コイルフ レーム110,120を有し、その上に、それぞれ磁化コイル111,121が 配 置されている。磁化コイルは、実質的に垂直な縦軸を有している。各コイルは、 長さが80mm,直径が22mmで150ターンからなり周波数が100kHZ の交流電圧が供給される。コイルフレーム110,120の低部には移動方向に 直角に溝が形成されており、これらの溝内にセンサーコイル112,122が配 置される。各センサーコイルは、高さが7mm,(車両の移動方向に直角な方向 の)幅が25mmで250ターンからなっている。センサーコイルは、紙面に直 角な軸の周りをある程度回転してコイルの感知方向が磁化方向に直角となるよう にコイルを調整できるように配置されている。 センサー手段の低部とレール2の上面間の距離dは、例えば50−100mm である。それはボギー台車の撓みおよび通常ある間隔で行われる車輪の引っ繰り 返し時に生じる車両の車輪径の減少に関して適合されている。 2個のセンサー間の移動方向の距離Lは、実施例では、およそ100mmであ る。(少なくとも2個のセンサーを有する)各センサーシステムは、個別に測定 されて等価“電気的距離”L’ELが求められ、(例えば、E2メモリ等の)非揮 発性メモリに格納される。次にこの距離L’ELは、信号処理装置により校正値と して利用される。 2個のセンサー間の共通空間13内で、ある電子装置が印刷回路板131上に 配置されている。実施例では、この電子装置はセンサーコイルからの信号の前置 増幅器およびセンサー信号のバンドパスフィルターからなっている。 筐体1には、磁化コイル供給電圧および印刷回路板131出力信号の(図示せ ぬ)接続装置およびセンサーコイルと印刷回路板間の必要な接続が設けられてい る。 さらに、第1a図には後記する座標系が示されている。座標系のX軸は、垂直 で磁化コイルの縦軸に平行である。Y軸は、レールの縦方向に平行であり、した がって車両の移動方向である。Z軸は、水平でありレールの縦方向に直角である 。 第1b図に、センサーの上から見た断面を示す。第1c図に、センサーの前か ら見た断面を示す。 センサーの磁化コイルは、実質的に垂直な主方向を有する交番磁界−磁化磁界 −を発生する。コイルは、レールの比較的近くにあるため、レールは、磁界に影 響を及ぼす。磁界に影響を及ぼす要因は、センサーとレール間の空隙の大きさ、 レールのジオメトリ(例えば、寸法変化、破損、中断)およびレールの透磁率と 導電率である。車両の移動中に、これらの要因の変動により磁界構成の相関可能 な変動が生じる。しかしながら、磁界の変動は、磁化磁界の大きさに較べて小さ い。しかしながら、各センサーのセンサーコイルが独立しているため、レールの 性質のこのような変動により生じる磁界の変化を最もよく表す磁気成分を選定し て感知するような空間方位とすることができる。センサーコイルの方位を第1図 に示すように、すなわち、磁化磁界に直交するようにすることにより、強い磁化 磁界に対するコイルの感度を著しく低減することができる。このようにしてセン サーコイルからの出力信号の磁化磁界に直交する磁界が占める割合が著しく増大 し、磁界変動検出における感度および精度を著しく高めることができる。 第1d図に、上から見た、センサー手段の筐体1の別の実施例を示す。筺体は 、2個のセンサー用空間11,12を形成しかつ共通電子ユニット(印刷回路板 131)用空間13を形成する平面平行壁を有する部分により分離された、2つ の円形部を有する押出しアルミニウム異形材からなっている。 第1a図−第1c図に示すセンサー手段を車両上へ搭載する例を第1e図に示 す。センサー手段は、車両のボギー台車の一方、すなわち、2組の車輪31,3 2のあるボギー台車の下側に搭載されている。 磁界コイル給電装置およびセンサーコイルの出力信号処理装置を付随する第1 図に従ったセンサー手段を第2a図に示す。給電ユニットSUは、正弦波発信器 OSCおよび電力増幅器PAを介して周波数100kHzの交流電圧を磁化コイ ル111,121へ供給する。センサーコイル112,122からの出力電圧u i1,ui2は、印刷回路板131上に配置された電子回路1311,1312へ供給 される。これらの回路からの出力信号ud1,ud2は、デジタル信号S1,S2を 発生する、信号処理回路SB1,SB2へ送られる。これらの各信号は、各セン サーコイルにより感知される磁界の相位置の瞬時値の尺度を構成する。信号S1 ,S2は、計算ユニットCEへ送られそれは、とりわけ、2つの信号の相関によ り車速Vの測定値および踏破距離Sを計算する。 第2b図に電子回路1311の構成を示す。センサーコイル112は、 50kΩの負荷抵抗R1に接続されている。5−10倍の増幅率および50Ωの 出力インピーダンスを有する増幅器およびインピーダンス変換器F11へ電圧ui1 が供給される。増幅器の出力信号は、周波数が100kHzである、磁化磁界 から誘起された信号を除いてバンドパスフィルターBP1により濾波される。本 実施例では、フィルターは、上限および下限周波数が、それぞれ150kHzお よび50kHzである通過域を有している。バンドパスフィルターからの出力信 号はud1で示されている。 電子回路1312は、回路1311と同様に構成されている。 第2a図の信号処理回路SBIの構成を第2c図に示す。信号ud1は、1秒も しくは数秒の大きい時定数を有する位相同期ループPLL1へ送られる。この回 路は、入力信号ud1の相位置の平均値に対応する相位置を有している。この回路 は、入力信号と同じ周波数、すなわち100kHzの2つの出力信号を発生する 。出力信号ur21は、入力信号と同じ相位置を有しセンサー手段の作動点を制御 する回路AGC1へ送られる。第2の出力信号は、前の出力信号から90°移相 した方形パルス列ur11からなり排他的OR回路XOR1の入力へ送られる。信 号ur11は、センサーコイル内に発生する電圧の相位置を決定する際の相位置基 準として働く。 AGC1回路は、可制御利得を有する回路である。この回路の出力信号udm1 は、入力信号ur21と同じ相位置および曲線形状を有するが振幅は変動する。増 幅制御回路の入力には信号ud1が供給される。この信号のピーク値が、例えば包 絡線検出器により検出されて回路の出力信号の振幅を−完全ではないが−ほぼ測 定信号ud1の振幅に対応するように制御する。AGC1回路は、例えば1秒もし くは数秒の、大きい時定数を有し、したがって出力信号udm1は、測定信号ud1 と同じ周波数および測定信号ud1の振幅および相位置の平均値にほぼ対応する振 幅および相位置を有する。 差動増幅器F21において信号udm1は、測定信号ud1から減じられ、その差 は増幅器の出力信号u’d1を構成する。前記した回路PLL1−AGC1−F2 1により手段の作動点が制御されて、磁化磁界により生じるセンサーコイルの出 力信号の成分が所望する程度まで除去されるようにされる。このようにして、磁 化磁界に較べて小さい、車両の移動により生じる磁界の変動を検出する際の感度 および精度が高められる。 磁化磁界により生じる電圧成分は、完全には除去せずに、センサーコイルの出 力信号に、例えば、100mVのこの成分を相基準として含ませるのが適切であ ることが判っている。XORゲートは、入力信号u’dd1(第2c図)を必要と し、それはPLL1回路から得られるur11に対して平均的に90°移相してい なければならない。PLL1回路は、その相位置を実質的に磁化磁界の成分から 見つけている。したがって、磁化磁界からの十分大きい成分がu’dd1信号、し たがってu’d1にも存在しなければならない。 増幅器F21の出力信号u’d1は、比較器CMP1へ送られ、それは入力信号 がゼロよりも大きければ論理1を送出し、逆の場合には論理0を送出する。入力 信号u’d1と同じ相位置および周波数の方形パルス列である比較器の出力信号u ’dd1は、XOR回路XOR1の第2の入力へ送られる。 XOR回路への2つの入力信号が同相であれば、回路の出力信号はゼロとなる 。入力信号が逆位相であれば、出力信号は1となる。平均的に、入力信号u’dd 1 は、測定信号ud1と同じ相位置を有する、すなわち、XOR回路への2つの入 力信号間の位相差は、平均的に、90°である。したがって、平均的に、回路の 出力信号は1/2の値を有する、すなわち平均的に、作動点は回路のダイナミッ クレンジの中心にあり、ダイナミックレンジは最適に利用される。 XOR回路の出力信号ψpは、100kHzの周波数および前記した0と1の 限度間で変動する1/2の平均値を有するパルス列により構成されている。ロー パスフィルターLP1において、100kHz成分とその高調波が抑制され、フ ィルターの出力信号ψaは、センサーコイルの出力信号の相位置と同時に変動す るアナログ信号である。フィルターの出力信号は、増幅されA/D変換器AD1 において出力信号S1によりデジタル形式へ変換される。 第2a図の信号処理回路SB2は、前記した回路SB1と同様に構成される。 第2a図の信号処理回路SB1,SB2からの信号S1,S2は、相関ユニッ トCEへ送られる。それは、とりわけ、2つの信号S1,S2の相関により速度 決定を実施し、速度値の積分/加算により、車両の踏破距離を計算するようにプ ログラムされたマイクロプロセッサにより構成するのが適切である。 各信号S1,S2は、所定数の一連のデジタル値として連続的に格納され、し たがって問題とする瞬間の前のある時間中の信号の変動が常に再生される。 信号S1,S2間の相関の連続計算は、それらの信号が互いに変動する時間間 隔τだけ変位される時に行われる。相関積分の最高値を与える時間変位τmは、 速度決定のための1つのサブセットとして使用される。さらに、前の測定結果( 前の履歴)、車両(列車)の動特性のモデリング、あるいは例えば、タコメータ ジェネレータ等の他の(より不正確な)速度センサーが入力データとして使用さ れる。次に、さまざまな入力データの適合重み付け統計確率計算である評価プロ グラムにより瞬時車速のMLE(最尤推定)が行われる。車速は次式に従って得 られ、 ここに、 L’ELは、センサー間の等価“電気的距離”(第1図の関連説明参照) τMLEは、MLEに従って最大可能相関を与える値である。 さらに、相関中にS1,S2間でシフトさせ2つの信号パターン間のどの順序 で相関が得られるかを調べることにより、車両の移動方向を求めるように簡単に 装置を適合させることができる。 マイクロプロセッサが、例えば、毎秒10回の所定の頻度で相関解析を実施す るように適合されている。 例えば、70kHzと100kHzの2つの異なる周波数で交互にセンサー手 段を作動できるようにして速度決定の信頼度を高める方法を第2d図に示す。計 算部材CEからの制御信号fcにより、例えば各測定間に、適切な周期性を有し て発信器周波数が、これら2つの値間で切り替えられる。必要に応じて、信号処 理装置SB1,SB2内のフィルター回路もそれと同期して切り替えられる。レ ールへの浸透深さは、2つの周波数について異なるため、感知される信号パター ンは、車両の移動中さまざまに変動する。しかしながら、一方の周波数で計算さ れる速度値は、本質的に他方の周波数で求められる値に対応している。値が対応 しない場合、(差が小さければ)その平均値を形成し、(差が大きければ)それ をセンサー手段の故障表示として取り出すことができる。 センサー手段を異なる周波数で交互に作動させる替わりに、異なる周波数で作 動する2つ以上のセンサーシステムおよび測定チャネルを配置することができる 。 もちろん、所望により、車両に2つ以上の同じセンサー手段を使用して利用度 および信頼度を高めることができる。 第3図に、センサーコイルの出力電圧uiを交流電圧ベクトルの形式で示し、 この電圧は、2つの成分uix,uiyにより構成されている。センサーコイルの出 力信号の磁化磁界により直接生じる成分は、実際上、コイルの方位を調整して解 消することはできない。しかしながら、前記したように、第2c図を参照して前 記した手段の作動点制御回路により、この成分を所望する程度までさらに低減す ることができる。しかしながら、この成分は完全には除去しないのが適切である ことが判っており、したがって、センサーコイルの出力信号内には磁化磁界によ り生じる成分uixがある。車両の移動により生じる(磁化磁界に直交する)セン サーコイルの感知方向の磁界変動により実質的にセンサーの出力信号のuiy成分 が得られ、この成分は、uix成分に対して90°移相している。uiy成分の変動 によりコイルの出力信号の相位置ψが、磁化磁界により発生されるuix成分の相 位置に対して変動する。前記したように、センサーコイルの方位が、磁化磁界に 直交するためコイルの出力信号に及ぼす磁化磁界の影響が著しく低減される。し たがって、電圧成分uiyの変動により生じるセンサー信号の相位置の変動が著し く増大して、良好な検出感度および精度が得られる。 第4図に、上から見た、第1図に示すセンサー手段と同種のセンサー手段を示 す。センサーG1,G2が、それぞれ各空間11,12内に配置されており、各 センサーは、第1図の場合と同様に、垂直主方向を有する交番磁界を発生する( 図示せぬ)磁化コイルを有している。また、第1図の場合と同様に各センサーは 、それぞれセンサーコイル112y,122yを有し、それらの感知方向はY軸 に平行である。第4図に示す手段において各センサーは、それぞれ付加センサ ーコイル112z,122zを有し、その感知方向はZ軸に平行である。 センサーコイル112y,122yから、ud1y,ud2yとして示す、2つのセ ンサー信号が、第1図および第2図を参照して前記したようにセンサー内に配置 された電子回路131を介して得られ、センサー信号は、第2図を参照して前記 したように信号処理されかつ互いに相関されて車速Vの尺度を形成する。 ud1z,ud2z信号は、別々の信号処理回路および計算手段もしくは同じ回路を交 互に使用して同様に処理され、一方のコイル対からの信号および交互に他方のコ イル対からの信号から車速が求められる。恐らくは、信号処理回路および計算手 段を有する一方のコイル対が、通常使用され、信号処理回路および計算手段を有 する他方のコイル対は、常時使用システムの故障時に活性化される一対の予備コ イルとして働く。 感知方向がy方向であるセンサーコイルは、トラクションおよびレールを流れ る電流信号により生じる磁界には感応せず、したがって、このコイル方位が好ま しいことが判っている。これは感知方向がz方向であるコイルには当てはまらな いが、前記した電流の擾乱の影響は、例えば、スェーデン国特許第441720 号に従った周知の擾乱解消方法により相当程度低減することができる。 第5図に、本発明の別の実施例によるセンサーユニットを略示する。それは各 各が、例えば、第1図のセンサーとして設計された3個のセンサーを有している 。それは第1図のセンサー手段と同様にセンサーG1,G2を有している。セン サーの中心線間の距離が測定距離Lを構成する。センサーG1,G2からのセン サー信号は、第2図を参照して説明したように互いに相関され、測定距離Lから 車速が算出される。 センサーG1と共通電子空間13との間に、同種の第3のセンサーG2’がセ ンサーG1に隣接して配置され、それと一緒に、例えば、40mmの長さの短い 測定距離L’を形成する。車速が低い時は、この短い測定距離により速度の決定 は、長い測定距離Lに較べて著しく速く行われる。第6図に示すように、好まし くは測定距離の選択は、車速に応じて自動的に行われる。センサーG2,G2’ からの信号ud2,u’d2は、それぞれ、電子スイッチング手段SW1,SW2を 介して信号処理ユニットSB2へ送られる。レベル感知回路NV1に算出された 速度値vが与えられる。速度が所定値v0よりも大きければ、長い測定距離が使 用され、ud2信号が、スイッチング部材SW1を介して信号処理ユニットSB2 へ切り替えられる。速度がv0の値を越えない場合には、u’d2信号をスイッチ ング部材SW2を介してユニットSB2へ切り替えられることにより、短い測定 距離が活性化される。 適切なディメンジョニングにより前記したシステムにより非常に低速まで良好 な測定結果が得られるが、速度がゼロに近づくとシステムの機能停止は避けられ ない。したがって、多くの応用において車速がゼロであるかどうかの表示により システムを完結することが好ましい。 車両が停止している場合には、S1,S2はシーケンス間の全ての時間変位τ に対して無相関時間シーケンスとなる。1つの方法は、速度の推定値が所定の限 界よりも小さい場合の総インピーダンスを調べることである。所与の有意レベル において、この仮定が検証されると、無相関シーケンスが表示される。さらに、 速度がゼロの場合S1,S2は、ほぼ静止シーケンスである。したがって、低い 分散(RMS値)も速度ゼロの表示となる。 第7図に、これらのテストの結合方法を示す。計算ユニットCEaに信号S1 ,S2が与えられ−前記無相関テストが満たされると−2つの信号が無相関であ ることを示す信号NCが送出される。信号S1,S2の分散が、それぞれ所定値 よりも低ければ、回路CEb,CEcから信号LV1,LV2が送出される。信 号NC,LVI,LV2はAND回路ACへ送られ、それは3つのテスト全てが 満たされると表示信号V=0を送出する。 前節に記載したテストの替わりに、静止状態に対する他の周知の統計標準テス トを使用することができる。 第7図に示す回路は、速度センサーの計算ユニットを構成するマイクロプロセ ッサのプログラムの一部により構成するのが適切である。 第8図に、前記した装置を、クラックや破断等の、レールの欠陥検出手段によ り補足する方法を示す。例えば、最大振幅や変化率等の、信号の1つ以上の所定 の特性Cs1算出する回路CDへセンサー信号S1が送られる。被検出欠陥に生じ る対応する特性の値CMが予めメモリM内に格納される。比較回路COMP2, パターン認識回路が、特性量Cs1,CMを連続的に比較し、所定の対応度の検出 、すなわちアラーム信号SLを送出する。 欠陥検出は、S1の値がある期間を構成する信号パターンを予めメモリに格納 された対応する信号パターンと比較して行うこともできる。信号パターンの比較 は、前記した速度測定と同様に、最大相関が得られるまで一方のパターンを他方 のパターンに対して時間変移させ、少なくとも所定の相関度が得られたら故障が 検出されているものと見なして行うことができる。 第9図に、センサー(例えば、第1図のG1もしくはG2)の磁化およびセン サーコイルの別の有利な実施例を示す。磁化コイル111は、垂直軸を有するフ ラットシート巻コイルとして設計されている。コイルの(図面の垂直方向の)長 さは、直径よりも著しく短い。コイルを短くすることにより、その巻回ターンを 全てレールに出来るだけ接近させることができ、レール表面に高い磁化磁界強度 が得られる。シートの巻回は、図示するように薄いシートの多数のターンにより 適切に実施され、それにより対応するワイヤ巻線よりも大きな有効面積および高 い電流処理能力が得られる(使用周波数における浸透深さは表皮効果により短く なる)。しかしながら、磁化コイルは、もちろん巻線コイルとして設計すること ができる。 センサーコイル112は、磁化コイルに隣接配置され、レール上これと同じ高 さとされる。前記したセンサーと同様に、センサーコイルは、水平縦軸および感 知方向を有している。図示する位置−および前記したセンサー−においてコイル の感知方向は、センサーコイルにおける磁化磁界の方向に直角である。センサー コイルは、磁化コイルに隣接配置されるため、後者はレールにさらに近く配置す ることができ、レール表面に高い磁界強度が得られる。磁化コイル111とレー ル間の距離dのおよそ半分の距離(d/2)だけ磁化コイルからレールの縦方向 に変位させてセンサー112を配置すると、特に有利であることが判っている。 この距離において、レールの磁化磁界強度は、最大となり、センサーコイルの誘 導が最大となる。第9図に示すセンサーの実施例は、良好な検出特性を提供する ことが判った。 前記したセンサー手段では、相関される信号はセンサー信号の相位置を感知し て形成される。また、センサー信号の振幅成分を使用することもできる。 さらに、前記したセンサー手段では、相関される各信号が1個のセンサーコイ ルから得られる。また、いくつかのセンサーコイルを一緒に接続して、このよう な信号を形成することもでき、その場合コイルの方位は所望の磁界変動に対する 総出力信号の感度および/もしくは磁化磁界の直接的影響に対する無感応度を最 適化するように、適切な方法で選択された、さまざまな感知方向とされる。 装置の機能を監視するために、独立した監視巻線を磁化磁界の振幅および/も しくは位相を感知するように適合させることができる。その場合には、磁化磁界 の消失時、もしくは磁界の特性が所望特性から逸脱する時に監視ユニットがアラ ームをトリガーするようにされている。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1995年11月9日 【補正内容】 磁界コイル給電装置およびセンサーコイルの出力信号処理装置を付随する第1 図に従ったセンサー手段を第2a図に示す。給電ユニットSUは、正弦波発信器 OSCおよび電力増幅器PAを介して周波数100kHzの交流電圧を磁化コイ ル111,121へ供給する。センサーコイル112,122からの出力電圧ui1 ,ui2は、印刷回路板131上に配置された電子回路1311,1312へ供給 される。これらの回路からの出力信号ud1,ud2は、デジタル信号S1,S2を 発生する、信号処理回路SB1,SB2へ送られる。これらの各信号は、各セン サーコイルにより感知される磁界の相位置の瞬時値の尺度を構成する。信号S1 ,S2は、計算ユニットCEへ送られ、それは、とりわけ、2つの信号の相関に より車速vの測定値および踏破距離sを計算する。 第2b図に電子回路1311の構成を示す。センサーコイル112は、50k Ωの負荷抵抗R1に接続されている。5−10倍の増幅率および50Ωの出力イ ンピーダンスを有する増幅器およびインピーダンス変換器F11へ電圧ui1が供 給される。増幅器の出力信号は、周波数が100kHzである、磁化磁界から誘 起された信号を除いてバンドパスフィルターBP1により濾波される。本実施例 では、フィルターは、上限および下限周波数が、それぞれ150kHzおよび5 0kHzである通過域を有している。バンドパスフィルターからの出力信号はud1 で示されている。 電子回路1312は、回路1311と同様に構成されている。 第2a図の信号処理回路SB1の構成を第2c図に示す。信号ud1は、1秒も しくは数秒の大きい時定数を有する位相同期ループPLL1へ送られる。 6.請求項1および2記載の装置であって、該装置は、車両上に互いに間隔を とってその縦方向(Y)に配置された2個のセンサー(G1,G2)を具備し、 各センサーは、交流を供給してレール(2)を含む磁化磁界を発生する磁化コイ ル(111,121)を有することを特徴とする速度測定装置。 7.請求項6記載の装置であって、磁化コイル(111,121)は、その縦 軸(X)がレールの縦方向(y)に実質的に直角に配置されていることを特徴と する速度測定装置。 8.請求項7記載の装置であって、磁化コイル(111,121)は、その縦 軸(X)が実質的に垂直に配置されていることを特徴とする速度測定装置。 9.請求項6記載の装置であって、各センサー(G1,G2)は、車両の移動 により生じる磁界の変動を感知する少なくとも1個の独立したセンサーコイル( 112,122)を具備することを特徴とする速度測定装置。 10.請求項9記載の装置であって、センサーコイル(例えば、112)は、 磁化コイル(111)とレール(2)間に配置されていることを特徴とする速度 測定装置。 11.請求項9記載の装置であって、センサーコイル(例えば、112)は、 その感知方向(Y)が磁化磁界の方向(X)に実質的に直角に配置されているこ とを特徴とする速度測定装置。 12.請求項11記載の装置であって、センサーコイル(例えば、112)は 、その感知方向(Y)が実質的に水平に配置されていることを特徴とする速度測 定装置。 13.請求項12記載の装置であって、センサーコイル(例えば、112)は 、その感知方向(Y)がレールの縦方向に実質的に平行に配置されていることを 特徴とする速度測定装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ,UG), AM,AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,C H,CN,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB ,GE,HU,JP,KE,KG,KP,KR,KZ, LK,LR,LT,LU,LV,MD,MG,MN,M W,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD ,SE,SI,SK,TJ,TT,UA,US,UZ, VN (72)発明者 リンド,ハカン スウェーデン国 エス − 127 49 ス カルホルメン,リンドホルムスバッケン 132

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.レール搭載車両の速度測定装置であって、該装置は車両に搭載された手段 (G1,G2)であって、 相互距離(L)が周知である車両の縦方向の2つの異なる測定位置において、 レール(2)を含む磁界を発生し、 前記各測定位置において、車両のレールに沿った移動により生じる磁界の時間 変動に対応する信号パターン(S1,S2)を感知し、 2つの信号パターンの相関により2つの信号パターン間の時間変位(τm)を 求め、 前記時間変位および測定位置間の周知の距離に基づいて、車速(v)を求める ようにされた前記手段(G1,G2)を具備することを特徴とする速度測定装置 。 2.請求項1記載の装置であって、各測定位置において交番磁界を発生するよ うにされている磁界発生手段(111,112)を具備することを特徴とする速 度測定装置。 3.請求項2記載の装置であって、磁界発生手段は、10kHzを越える周波 数の交番磁界を発生するようにされていることを特徴とする速度測定装置。 4.請求項2記載の装置であって、磁界発生手段は、少なくとも2つの異なる 随意の周波数(f1,f2)の交番磁界を発生するようにされていることを特徴と する速度測定装置。 5.請求項4記載の装置であって、磁界発生手段は、2つの異なる周波数(f1 ,f2)で交互に作動するようにされていることを特徴とする速度測定装置。 6.請求項1および2記載の装置であって、該装置は、車両上に互いに間隔を とってその縦方向(Y)に配置された2個のセンサー(G1,G2)を具備し、 各センサーは、交流を供給してレール(2)を含む磁化磁界を発生する磁化コイ ル(111,121)を有することを特徴とする速度測定装置。 7.請求項6記載の装置であって、磁化コイル(111,121)は、その縦 軸(X)がレールの縦方向(y)に実質的に直角に配置されていることを特徴と する速度測定装置。 8.請求項7記載の装置であって、磁化コイル(111,121)は、その縦 軸(X)が実質的に垂直に配置されていることを特徴とする速度測定装置。 9.請求項6記載の装置であって、各センサー(G1,G2)は、車両の移動 により生じる磁界の変動を感知する少なくとも1個の独立したセンサーコイル( 112,122)を具備することを特徴とする速度測定装置。 10.請求項9記載の装置であって、センサーコイル(例えば、112)は、 磁化コイル(111)とレール(2)間に配置されていることを特徴とする速度 測定装置。 11.請求項9記載の装置であって、センサーコイル(例えば、112)は、 その感知方向(Y)が磁化磁界の方向(X)に実質的に直角に配置されているこ とを特徴とする速度測定装置。 12.請求項11記載の装置であって、センサーコイル(例えば、112)は 、その感知方向(Y)が実質的に水平に配置されていることを特徴とする速度測 定装置。 13.請求項12記載の装置であって、センサーコイル(例えば、112)は 、その感知方向(Y)がレールの縦方向に実質的に平行に配置されていることを 特徴とする速度測定装置。 14.請求項12記載の装置であって、センサーコイル(例えば、112)は 、その感知方向(Z)がレールの縦方向に実質的に直角に配置されていることを 特徴とする速度測定装置。 15.請求項6および9記載の装置であって、磁化コイル(111,121) およびセンサーコイル(112,122)は、無鉄エアコイルであることを特徴 とする速度測定装置。 16.請求項9記載の装置であって、センサーコイル(例えば、112)の出 力信号(ui1)は、信号の相位置(ψ)の変動を感知する手段(SB1)へ送ら れるようにされていることを特徴とする速度測定装置。 17.請求項16記載の装置であって、信号の相位置の変動を感知する手段( SB1)は、位相基準信号(ur11)を発生する位相同期回路(PLL1)を 具備することを特徴とする速度測定装置。 18.請求項9記載の装置であって、センサーコイルの出力信号(ui1)は、 信号の相位置の変動を感知する手段(SB1)の作動点を電子制御する手段(P LL1,AGC1,F21)へ送られるようにされていることを特徴とする速度 測定装置。 19.請求項18記載の装置であって、作動点を電子制御する手段は、センサ ー信号の平均値に対応する信号(udm1)を発生する手段(PLL1,AGC1 )および前記信号をセンサー信号の瞬時値(ud1)から減算する手段(F21) を具備することを特徴とする速度測定装置。 20.請求項9記載の装置であって、該装置は、第1のセンサー(G1)およ びそこから異なる距離(L,L’)に配置された第2(G2)および第3(G2 ’)のセンサーを具備し、さらに、第1のセンサー(G1)からの出力信号(ud1 )と相関させるために、第2(G2)もしくは第3(G2’)のセンサーから の出力信号(ud2,u’d2)を選定するようにされたセレクタ手段(SW1,S W2)を具備することを特徴とする速度測定装置。 21.請求項20記載の装置であって、該装置は、車速(v)に応じて第2も しくは第3のセンサーからの出力信号を自動的に選定するようにされた手段(N V,SW1,SW2)を具備することを特徴とする速度測定装置。 22.請求項1記載の装置であって、感知された信号パターン(S1,S2) は、車両の非動作を検出する手段(DS,NV2,CE,NV3,OC)へ送ら れるようにされていることを特徴とする速度測定装置。 23.請求項22記載の装置であって、車両の非動作を検出する手段(DS, NV2,CE,NV3,OC)は、測定位置において感知される信号パターン( S1)に変動がないことを検出する手段(DS,NV2)を具備することを特徴 とする速度測定装置。 24.請求項23記載の装置であって、該装置は、2つの測定位置において感 知される2つの信号パターン(S1,S2)に相関がないことを検出する手段( CE,NV3)を具備することを特徴とする速度測定装置。 25.請求項1記載の装置であって、該装置は、レールの欠陥において生じる 信号パターンの特性(CM)を格納する手段(M)および前記格納された特性と 車両の移動中に感知される信号パターン(S1)の対応する特性(Cs1)とを連 続的に比較することにより、レールの欠陥を検出する手段(CD,COMP2) を具備することを特徴とする速度測定装置。 26.請求項6記載の装置であって、センサーは、ボギー台車上に搭載される ようにされていることを特徴とする速度測定装置。 27.請求項6−21,26のいずれかに記載の装置であって、磁化コイル( 111)の縦方向の大きさは、コイルの直径よりも著しく小さいことを特徴とす る速度測定装置。 28.請求項27記載の装置であって、磁化コイル(111)は、シート巻コ イルであることを特徴とする速度測定装置。 29.請求項9−21のいずれかに記載の装置であって、センサーコイル(1 12)は、レールから磁化コイルと実質的に同じ垂直距離に配置されていること を特徴とする速度測定装置。 30.請求項29記載の装置であって、センサーコイル(112)は、磁化コ イルとレール間の距離(d)のほぼ半分である距離(d/2)だけ磁化コイル( 111)に対してレール(2)の縦方向に変位されていることを特徴とする速度 測定装置。
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