JPH10506052A - マイクロカプセルに包まれた植物保護剤、それらの製造法およびそれらの使用 - Google Patents

マイクロカプセルに包まれた植物保護剤、それらの製造法およびそれらの使用

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JPH10506052A JP8511324A JP51132495A JPH10506052A JP H10506052 A JPH10506052 A JP H10506052A JP 8511324 A JP8511324 A JP 8511324A JP 51132495 A JP51132495 A JP 51132495A JP H10506052 A JPH10506052 A JP H10506052A
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クラウゼ,ハンス−ペーター
マイアー,トーマス
シエーニ,ジヤン−パウル
ヴアルタースドルフアー,アナ
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ヘキスト・シエーリング・アグレボ・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング
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Abstract

(57)【要約】 本発明はとくに植物保護のために使用される水不溶性の液状活性物質またはその混合物を含有し、カプセルの内容物の一部である溶媒は幾つかの芳香環を有する液状物質であるマイクロカプセルに関する。植物保護剤のマイクロカプセル封入、特に水不溶性の液状または固体状活性粒子をカプセルに封入するために水性混合相系を使用することは最近開発され、標準的な技術になっている。

Description

【発明の詳細な説明】 マイクロカプセルに包まれた植物保護剤、それらの製造法およびそれらの使用 本発明は主に植物保護の分野で使用され、カプセル中に存在する溶媒が2個以 上の芳香環を有する液状物質である、水不溶性の液状活性成分またはその混合物 を含有するマイクロカプセルに関する。 植物保護剤をマイクロカプセルに包むこと、特に水性混合相系中における水不 溶性の液状または固体状活性粒子の封入が最近開発され、標準的な製造技術とな っている。 マイクロカプセル分散液は他の液状製剤と同様に保存され、使用される。しか しながら、例えば乳化性濃厚物に関して、それらの活性成分の遅延放出は大抵、 例えば哺乳動物に対する毒性の低下、より好ましい浸出性、蒸発速度の低下など のような利点をもたらす。このことにより、使用者は必要な服用回数を制限する ことができ、また服用する活性成分の全量を減らすことができる。 一般に、水性混合相系中における活性粒子の封入技術はマイクロカプセルを形 成する前に、水不溶性の非連続相を極性の液状または低融点の活性成分、所望に よりそれと混和することができ、カプセルの壁を形成する非水溶性物質で構成す る方法により行われる。この方法は例えばUS-A-4 640 709およびUS-A-4 107 292 に記載されている。カプセルの壁を形成する物質は水に溶解するものであっても よく、したがって連続分散液相に存在させることができる。この可能性は例えば EP-A-0 026 914に記載されている。 しかしながら、活性成分が過剰に高い融点を有し、無溶剤の操作が容易にでき ない場合がある。他には、活性成分は液体であるが、 カプセルの壁を形成する物質と十分に混和しない(一般に極性基を含有する)、 または面倒な凝集が生じるような低い極性を有する場合がある。 このような場合、その水溶性が非常に低いにも関わらず、カプセルへの封入工 程の初期に一時の乳濁液中で活性成分の結晶化や凝集が生じて工程を中断するよ うなことがない極性溶媒を使用することが適当である。 このために、種々の芳香族溶媒がすでに使用されている。例えば、トルエン( GB-A-1 310 866)、キシレン(EP-A-270 742、US-A-3 577 515)、キシリルフェ ニルエタン(EP-A-322 820)、ジメチルフタレート(EP-A-399 911)であるが、 特に約240〜290℃の沸点範囲を有するナフサ(US-A-4 285 720、EP-A-158 449、 EP-A-571 396)が適当である。 後者の溶媒は例えば、エクソン(Exxon)により商品名「ソルベッソ200」で製 造されており、液状の植物保護剤において標準的な溶媒である。 本発明の目的は活性成分またはその混合物をマイクロカプセルに封入するため の溶媒を提供することであり、その溶媒は活性成分の結晶化または凝集を防止す るという従来技術から知られている利点を持ちながら、さらに活性成分またはそ の混合物の生物活性を増大する。 今般、予想外に、溶媒として「ソルベッソ200」を含有するマイクロカプセル 分散液をその溶媒が2個以上の芳香環を有する液状物質からなる群より選択され るマイクロカプセル分散液と比較した場合、より強い生物作用が後者に存在する ことを見い出した。 したがって、本発明は水不溶性の液状活性成分またはその混合物を封入し、そ してカプセルに封入する固体状または液状活性成分またはその混合物、およびア ルキル化ビフェニルとジベンジルトルエンからなる1種以上の溶媒で構成される マイクロカプセルを提供する。 「マイクロカプセル」なる用語は活性成分またはその混合物を取り囲み、その 壁は例えば尿素、ウレタン、アミド、エステル、カーボネートまたはスルホンア ミド基を含有するポリマー構造からなる非反応性担体を意味する。これらは重縮 合を用いた境界相マイクロカプセル封入により製造できることは知られている。 本発明のマイクロカプセルに包まれた植物保護剤の生物活性は害虫または菌類 の百分率と試験系(実施例参照)で使用した配合物中の活性成分の量(ppm a.i. )との商として定義される。 「ppm a.i.」なる略語は(活性成分水溶液からなる配合物に基づいて)100万 分の1の活性成分を示す。 液状または固体状物質は本発明の溶媒の1つに溶解され、そしてカプセルの壁 を形成し、水には不溶性であるが油には溶解しうる(最初の)物質が加えられる 。 この有機相は撹拌しながら界面活性物質の水相中で乳化される。この分散液は 適当な補助剤、所望によりカプセルの壁を形成する第2の物質を含有する。 有機相および水相を組み合わせて最初に生成する仮の乳濁液中の液滴の所望の 大きさは1〜100ミクロン、好ましくは5〜20ミクロンである。 水性の分散液相からの水および/またはカプセルの壁を形成する 第2の物質は有機相からのカプセルの壁を形成する物質と界面で反応して乳濁液 の液滴の周囲に固体状の被膜を形成する。 上記したように、カプセルの内容物は液状または固体状活性成分またはその混 合物、およびその化学構造が2個以上の芳香環を有する1種以上の液状物質から なる。 カプセルに封入する物質は好ましくは、その水溶性が低く、カプセルの壁を形 成する物質と反応しない液体、油、低融点物質、または有機溶媒に可溶性の固体 である。 このような物質は好ましくは活性な植物保護成分、例えば殺虫剤のジメチル( 4−エトキシフェニル)(3−(4−フルオロ−3−フェノキシ)フェニル)プ ロピルシラン(シラフルオフェン)、4−(シス−4−t−ブチルシクロヘキシ ルアミノ)−5−クロロ−6−エチルピリミジン、(1,4,5,6,7,7−ヘキサクロ ロ−8,9,10−トリノルボルン−5−エン−2,3−イレンビスメチレン)スルフィ ット(エンドスルファン)、7−クロロビシクロ−〔3.2.0〕ヘプタ−2,6−ジエ ン−6−イルジメチルホスフェート(ヘプテノホス)、0,0−ジエチルO−(1 −フェニル−1H-1,2,4−トリアゾール−3−イル)チオホスフェート(トリアゾ ホス)、(S)−アルファ−シアノ−3−フェノキシベンジル(1R)−シス−3− (ジブロモビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート(デルタ メスリン)、および0,0−ジエチルO−(4−ニトロフェニル)チオホスフェー ト(パラチオン−エチル)(上記の活性成分は植物保護だけでなく、外部寄生虫 に対する獣医学においてもまた使用されうる);除草剤の2,6−ジニトロ−N,N− ジプロピル−4−トリフルオロメチルアニリン(トリフルラリン)、および2− クロロ−2′,6′ −ジエチル−N−(メトキシメチル)アセトアニリド(アラクロル);並びに殺 菌剤の1−アニリノ−4,6−ジメチルピリミジン(ピリメタニル)を包含すると 理解される。 同様に、同じまたは異なる指標を有する活性成分の混合物を封入することもま たできる。 本発明の溶媒群はその化学構造が2個以上の芳香環を有する1種以上の液状物 質、特にジベンジルトルエン異性体の混合物;置換基が好ましくは互いに独立し て直鎖状または分枝状のC1〜C20−アルキル基であるアルキル置換ビフェニルの 混合物により構成される。 ジベンジルトルエン異性体の混合物はMarlのHuls AGにより商品名「Marlother m S(登録商標)」で製造されている。これは熱媒体として工業的に使用されて いる。 植物保護の分野におけるジベンジルトルエンの使用は開示されている。EP-A-4 00 923はこの液体が粘膜を刺激することなく、僅かに内因性の臭気を持つだけな ので、特に家庭用殺虫剤として使用するのに適していることを教示している。 JP 1 009 901はジベンジルトルエンの乳濁液を安定化する作用を記載している 。 アルキル置換ビフェニルの混合物はBVA石油会社により商品名「BVA XK3(登録 商標)」で製造されている。アルキル化ビフェニルは例えばDE-A-3 715 649およ びJP 74-5781(Showa)に記載のような複写紙のマイクロカプセルにおいて、プ リント用溶媒として知られている。ジベンジルトルエンと同様の用途については 、EP-A-567 368が僅かに皮膚刺激性を有するだけで完全に無臭の溶媒としての液 状植物保護剤における使用を教示している。 有機相において、「カプセルの壁を形成する水不溶性物質」なる用語は例えば 多塩基性カルボン酸の塩化物、並びに遊離イソシアネート、クロロホルメートお よびクロロスルホニル基を含有する油溶性プレポリマーなどのような物質を意味 する。 例えば殆ど理論量のポリオールを用いて2〜3モルの1,2,6−ヘキサントリオ ールおよび/または1,1,1−トリメチロールプロパン、1モルの1,3−ブタンジオ ールおよび1モルのポリプロピレングリコール1000を8モルのトリレンジイソシ アネートと反応させることにより得られるイソシアネートプレポリマー混合物を 使用すると、特に良好な結果が得られる。イソシアネートプレポリマーに特に適 した溶媒は重量比が5:1〜1:5の酢酸ブチルおよびキシレンの混合物である 。 有機相中の濃度は1〜30重量%、好ましくは2〜20重量%である。それは原則 として制限されないが、ただ単に実際上の理由のため制限される;例えば最終の マイクロカプセル分散液の粘度は大抵、有機相中のプレポリマー濃度が上がるに つれて非常に大きく増加するため、注型適性が悪くなる。 最初に生成する乳濁液とその硬化により生成するマイクロカプセル分散液を安 定化するために使用される補助剤として、水相は好ましくは0.5〜10重量%の、 好ましくは例えばカルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロースま たはカルボキシメチルエチルセルロースのような水に可溶性または分散性のセル ロース誘導体、ポリビニルアルコールおよび/またはアラビアゴムで構成されう る保護コロイドを含有する。しかしながら、0.1〜10重量%の量の非イオン性、 アニオン性またはカチオン性界面活性物質、例えば(所 望により脂肪族または芳香族基でキャップされた)エチレンオキシドおよびプロ ピレンオキシドのブロックコポリマー、リグニンスルホネート、ナフタレンスル ホン酸の置換誘導体などを加えることもできる。 本明細書に記載した添加物質の量は分散させる有機相の性質や組成、カプセル に封入する活性成分の分子量、所望の粒度、反応の温度や時間、撹拌時間および 撹拌速度に依存し、それぞれ個々の場合において予備実験により容易に決定する ことができる。 カプセルの壁を形成する第2の水溶性物質は多官能性アミン、多官能性フェノ ール、多官能性アルコール(所望ならば理論量より過剰に使用されるポリビニル アルコールの一部を含有することもできる)であってよく、またカプセルの壁を 形成する油溶性物質が遊離イソシアネート基を有する場合は水それ自体であって よい。 特に、バッチの量が比較的大きい場合、トリイソブチルホスフェートのような 消泡剤を加えることが適当である。 反応混合物のpHの望ましくない偏りは硬化工程中に水酸化ナトリウム溶液を加 えることにより防止することができる。 本発明はまた、好ましくは1〜30重量%、特に2〜20重量%の本発明のマイク ロカプセル、所望により0.5〜10重量%の上記補助剤を含有する水性マイクロカ プセル分散液を提供する。それらの用途に適合する稠度まで希釈した後、それら は水性分散液の形態で施用される。 害虫駆除剤としての本発明のマイクロカプセルに包まれた植物保護剤は植物と の良好な適合性および温血動物に好適の毒性を示すと同時に、動物性害虫、特に 昆虫、クモガタ網の動物、寄生虫および 軟体動物を駆除するのに適しており、また好ましくは農業、動物の飼育、林業、 貯蔵生産物および原料の保護、並びに衛生学の分野において遭遇する昆虫および クモガタ網の動物を駆除するのに非常に適している。 これらは普通に感性および耐性のある種に対して、そして発育のすべてまたは 個々の段階に対して活性である。上記の害虫には:ダニ目から、例えばアシブト コナダニ(Acarus siro)、ヒメダニ種(Argas spp.)、オルニトドロス種(Orn ithodoros spp.)、ニワトリダニ(Dermanyssus gallinae)、エリオフィス・リ ビス(Erio-phyes ribis)、フィロコプトルタ・オレイボラ(Phyllocoptruta o leivora)、ブーフイルス種(Boophilus spp.)、リピセファルス種(Rhipiceph alus spp.)、アムブリオマ種(Amblyomma spp.)、まだに種(Hyalomma spp.) 、イクソデス種(ixodes spp.)、ソロプテス種(Psoroptes spp.)、コリオプ テス種(Chorioptes spp.)、ヒゼンダニ種(Sarcoptes spp.)、ホコリダニ種 (Tarsonemus spp.)、赤グモ(Bryobia praetiosa)、パノニクス種(Panonych us spp.)、テトラニクス種(Tetranychus spp.)、エオテトラニクス種(Eo-te tranychus spp.)、オリゴニクス種(Oligonychus spp.)、ユーテトラニクス種 (Eutetranychus spp.); 等脚目から、例えばオニスカス・アセルス(Oniscus asselus)、アルマジウ ム・ブルガー(Armadium vulgar)、ポルセリオ・スカバー (Porcellio scaber ); 倍脚目から、例えばブラニウルス・グツラツス(Blaniulus gut-tulatus); 唇脚目から、例えばゲオフィルス・カルポファグス(Geophilus carpophagus)、スクチゲラ種(scutigera spp.); 結合目から、例えばスクチゲレラ・イマキュラタ(Scutigerella immaculata ); 総尾目から、例えばレピスマ・サッカリナ(Lepisma saccharina); 粘管目から、例えばオニキウルス・アルマツス(onychiurus armatus); 直翅目から、例えばコバネゴキブリ(Blatta orientalis)、ワモンゴキブリ (Periplaneta americana)、ロイコフェア・マデイレ(Leucophaea madeirae) 、チャバネゴキブリ(Blatella germa-nica)、アケタ・ドメスチカス(Acheta domesticus)、グロリタルパ種(Gryllotalpa spp.)、ローカスタ・ミグラトリ ア・ミグラトリオイデス(Locusta migratoria migratorioides)、メラノプル ス・ジフェレンチアリス(Melanoplus differentialis)、スキストセルカ・グ レガリア(Schistocerca gregaria); 等翅目から、例えばレチクリテルメス種(Reticulitermes spp.); シラミ目から、例えばフィロエラ・バスタトリクス(Phylloera vastatrix) 、ペンフィグス種(Pemphigus spp.)、コモロジラミ(Pediculus humanus corp oris)、ケモノジラミ種(Haematopinus spp.)、イヌノミ種(Linognathus spp .); 食毛目から、例えばケモノハジラミ種(Trichodectes spp.)、ダマリニア種 (Damalinea spp.); 総翅目から、例えばヘルシノスリプス・フェモラリス(Hercino-thrips femor alis)、スリプス・タバキ(Thrips tabaci); 異翅亜目から、例えばユーリガスター種(Eurygaster spp.)、ディスデルカ ス・インテルメディウス(Dysdercus intermedius)、ピースマ・クアドラタ(P iesma quadrata)、トコジラミ(Cimexlectularius)、ロドニウス・プロリクス (Rhodnius prolixus)、トリアトマ種(Triatoma spp.); 同翅亜目から、例えばアルロデス・ブラシケ(Aleurodes brass-icae)、ベミ シア・タバキ(Bemisia tabaci)、トリアルロデス・バポラリオルム(Trialeur odes vaporariorum)、アフィス・ゴシピー(Aphis gossypii)、ブレビコリン ・ブラシケ(Brevicoryne brassicae)、クリプトミズス・リビス(Cryptomyzus ribis)、ドラリス・ファベ(Doralis fabae)、ドラリス・ポミ(Doralis pom i)、エリオソーマ・ラニゲルム(Eriosoma lanigerum)、ヒアロプテルス・ア ルンジニス(Hyalopterus arundinis)、マクロシファム・アベネ(Macrosiphum avenae)、ミズス種(Myzus spp.)、フォロドン・フムリ(Phorodon humuli) 、ロパロシファム・パジ(Rhoralosiphum padi)、エンポアスカ種(Empoasca s pp.)、ユーセルス・ビロバツス(Euscelus bilobatus)、ネフォテチックス・ シンクチセプス(Nephotettix cincticeps)、レカニウム・コルニ(Lecanium c orni)、サイセチア・オラエ(Saissetia oleae)、ラオデルファクス・ストリ アテルス(Laodelphax striatellus)、ニラパルバタ・ルゲンス(Nilaparvata lugens)、アオニディエラ・オーランチー(Aonidiella aurantii)、アスピジ オタス・ヘデレ(Aspidiotus hederae)、プソイドコッカス種(Pseudococcus s pp.)、キジラミ種(Psylla spp.); 蝶蛾類鱗翅目から、例えばペクチノフォラ・ゴシピエラ(pecti- nophora gossypiella)、ブパルス.ピニアリウス(Bupalus pini-arius)、カ イマトビア・ブルマタ(Cheimatobia brumata)、リトコレチス・ブランカルデ ラ(Lithocolletis blancardella)、ヒポノミュータ・パデラ(Hyponomeuta pa della)、プルテラ・マキュリペニス(Plutella maculipennis)、マラコソーマ ・ノイストリア(Malacosoma neustria)、天蛾(Euproctis chrysorrhoea)、 リマントリア種(Lymantria spp.)、ブクラトリクス・ツルベリエラ(Bucculat rix thurberiella)、フィロクニスチス・シトレラ(Phyllocnistis citrella) 、アグロチス種(Agrotis spp.)、ユーキソア種(Euroa spp.)、フェルチア種 (Feltia spp.)、エリアス・インスラナ(Earias insulana)、ヘリオシス種( Heliothis spp.)、ラフィグマ・エキシグア(Laphygma exigua)、マメストラ ・ブラシケ(Mamestra brassicae)、パノリス・フラメ(Panolis flammea)、 プロデニア・リツラ(Prodenia litura)、スポドプテラ種(Spodoptera spp.) 、トリコプルシア・ニ(Trichoplusiani)、カルポカプサ・ポモネラ(Carpocap sa pomonella)、ピエリス種(Pieris spp.)、チロ種(Chilo spp.)、ピラウ スタ・ヌビラリス(Pyrausta nubilalis)、エフェスチア・クエニエラ(Ephest ia kuehniella)、ガレリア・メロネラ(Galleria mellonella)、カコエシア・ ポダナ(Cacoecia podana)、カプア・レチクラナ(Capua reticulana)、コリ ストノイラ・フミフェラナ(Choristo-neura fumiferana)、クリシア・アンビ グエラ(Clysia ambiguella)、ホモナ・マグナニマ(Homona magnanima)、ト ルトリクス・ビリダナ(Tortrix viridana); 鞘翅目から、例えばアノビウム・パンクタツム(Anobium punc- tatum)、リゾペルタ・ドミニカ(Rhizopertha dominica)、ブルキジウス・オ ブテクツス(Bruchidius obtectus)、アカントセリデス・オブテクツス(Acant hoscelides obtectus)、ヒロトルペス・バジュラス(Hylotrupes bajulus)、 アゲラスチカ・アルニ(Agelastica alni)、レプチノタルサ・デセムリネタ(l eptinotarsa decemlineata)、フェドン・コクレリエ(Phaedon cochleariae) 、ジアブロチカ種(Diabrotica spp.)、シロイデス・クリソセファラ(Psylloi des chrysocephala)、エピラクナ・バリベスチス(Epilachna varivestis)、 アトマリア種(Atomaria spp.)、オリゼフィルス・スリナメンシス(Oryzaephi lus surinamensis)、アントヌムス種(Anthonumus spp.)、シトフィルス種(S itophilus spp.)、オチオリンカス・スルカツス(Otiorrhynchus sulcatus)、 コスモポリテス・ソルジダス(Cosmopolites sordidus)、シュートリンカス・ アシミリス(Ceuthorrynchus assimilis)、ヒペラ・ポスチカ(Hypera postica )、デルメステス種(Dermestes spp.)、トロゴデルマ(Trogoderma)、アント レヌス種(Anthrenus spp.)、アタゲヌス種(Attagenus spp.)、リクツス種( Lyctus spp.)、メリゲテス・エネウス(Meligethes aeneus)、プチヌス種(Pt inus spp.)、ニプツス・ホロロイクス(Niptus hololeucus)、ギビウム・シロ イデス(Gibbium psylloides)、トリボリウム種(Tribolium spp.)、テネブリ オ・モリトル(Tenebrio molitor)、アグリオテス種(Agriotes spp.)、コノ デルス種(Conoderus spp.)、メロロンタ・メロロンタ(Melolontha melolonth a)、アンフィマロン・ソルスチティアリス(Amphimallon solstitialis)、コ ステリトラ・ゼランジカ(Costelytra zealandica); 膜翅目から、例えばジプリオン種(Diprion spp.)、ホプロカンパ種(Hoploc ampa spp.)、ラシウス種(Lasius spp.)、モノモリウム・ファラオニス(Mono morium pharaonis)、ベスパ種(Vespa spp.); 双翅目から、例えばエデス種(Aedes spp.)、アノフェレス種(Anopheles sp p.)、クレックス種(Culex spp.)、ドロソフィラ・メラノガスター(Drosophil a melanogaster)、ムスカ種(Musca spp.)、ファニア種(Fannia spp.)、カリ フォラ・エリトロセファラ(Calliphora erythrocephala)、ルシリア種(Lucil ia spp.)、クリソミア種(Chrysomyia spp.)、クテレブラ種(Cuterebra spp. )、ガストロフィルス種(Gastrophilus spp.)、ヒポボカス種(Hypo-bosca sp p.)、ストモキシス種(Stomoxys spp.)、オエストルス種(Oestrus spp.)、 ヒポデルマ種(Hypoderma spp.)、タバヌス種(Tabanus spp.)、タニア種(Ta nnia spp.)、ビビオ・ホルツラヌス(Bibio hortulanus)、オシネラ・フリッ ト(Oscinella frit)、フォルビア種(Phorbia spp.)、ペゴミア・ヒヨスチア ミ(Pegomyia hyoscyami)、セラチティス・カピタータ(Ceratitis capitata) 、ダクス・オレ(Dacus oleae)、チプラ・パルドサ(Tipula paludosa); 隠翅目から、例えばインドネズミノミ(Xenopsylla cheopsis)、セラトフィ ルス種(Ceratophyllus spp.); 蛛形目から、例えばスコルピオ・マウルス(Scorpio maurus)、黒色後家グモ (Latrodectus mactans); 寄生虫綱から、例えばヘモンカス(Haemonchus)、トリコストロンギルス(Tr ichostrongulus)、オステルタジア(Ostertagia)、 クーペリア(Cooperia)、シャベルチア(Chabertia)、ストロンギロイデス(S trongyloides)、イーソファゴストムム(Oesopha-gostomum)、ヒオストロンギ ルス(Hyostrongulus)、鉤虫(Ancy-lostoma)、蛔虫(Ascaris)、ヘテラキス (Heterakis)、カンテツ(Fasciola)、および植物病原性線虫、例えばメロイ ドジン(Meloidogyne)、ヘテロデラ(Heterodera)、ジチレンクス(Dity-lenc hus)、アフェレンコイデス(Aphelenchoides)、ラドフォラス(Radopholus) 、グロボデラ(Globodera)、プラチレンクス(Pratylenchus)、ロンギドルス (Longidorus)およびキシフィネマ(Xiphinema)属のもの; 腹足綱から、例えばデロセラス種(Deroceras spp.)、アリオン種(Arion sp p.)、リムネア種(Lymnaea spp.)、ガルバ種(Galba spp.)、スクシニア種( Succinea spp.)、ビオムファラリア種(Biomphalaria spp.)、ブリヌス種(Bu linus spp.)、オンコメラニア種(Oncomelania spp.); 二枚貝綱から、例えばドレイセナ種(Dreissena spp.)が含まれる。 殺菌活性成分を含有する本発明の植物保護剤は著しい殺菌作用が特徴である。 すでに植物組織に侵入した病原体の真菌は首尾よく治療的に駆除することができ る。このような薬剤の作用スペクトルは種々の経済的に重要な植物病原性菌類、 例えばプラスモパラ・ビチコラ(Plasmopara Viticola)、エリシフェ・グラミ ニス(Erysiphe graminis)およびプッシニア・レコンジタ(Puccinia recondit a)まで及ぶ。 除草剤を含有する本発明の植物保護剤は望ましくない植物の生長 を防除するのに著しく適している。それらは水で希釈した後、植物、植物の種子 または耕作地に施用される。 マイクロカプセルの製造法の実際的方法は当業者によく知られている。さらに 、詳細は例えばDE-A-2 757 017に記載されている。 次の実施例により本発明をより詳しく説明するが、本発明はこれらに限定され ない。 〔実施例〕 製造例 実施例1 83%の加水分解度および3mPa・sの粘度を有する2gのポリビニルアルコール 、4.2%のグリセロール、分子量2300のポリプロピレンオキシドに基づいて73重 量%のエチレンオキシドのブロックコポリマー(1.7g)および0.9gのReax 88B (登録商標;West Waco社製のリグニンスルホネート)を47.2gの水に溶解した 。この溶液に20gのMarlotherm S(登録商標)、20gの4−(シス−4−t−ブ チルシクロヘキシルアミノ)−5−クロロ−6−エチルピリミジン(殺虫剤)、 1gのN−オクチルピロリドン、およびキシレンと酢酸ブチルの1:1混合物中 におけるプレポリマーの50%濃度溶液(3g)からなる有機相を室温で激しく撹拌 しながら加えた。このプレポリマーは8モルのトリレンジイソシアネート(異性 体比2.4:2.6〜80:20)を3:1:1のモル比の1,2,6−ヘキサントリオール、1 ,3−ブタンジオールおよびポリプロピレングリコール1000と反応させることによ り得た。 5分後、撹拌速度を下げ、撹拌を室温で15時間続けた。 カプセルの平均直径が6ミクロンである均一なマイクロカプセル 分散液を得た。 実施例2 実施例1のようにして製造を行った。 組成: 20重量%の実施例1記載の殺虫活性成分 20重量%のMarlotherm S(登録商標) 1重量%のN−オクチルピロリドン 3重量%のプレポリマー溶液 3.7重量%のポリビニルアルコール 4.2重量%のグリセロール 8.9重量%のReax 88B(登録商標) 47.2重量%の水 マイクロカプセルの平均直径は14ミクロンであった。 実施例3 実施例1のようにして製造を行った。 組成: 20重量%の実施例1記載の殺虫活性成分 19重量%のMarlotherm S(登録商標) 1重量%のN−オクチルピロリドン 3重量%のプレポリマー溶液 2.08重量%のポリビニルアルコール 0.1重量%のRhodopol 23(登録商標)(増粘剤) 4重量%のグリセロール 5.58重量%のブロックコポリマー 39.2重量%の水 マイクロカプセルの平均直径は7ミクロンであった。 実施例4(比較例1) 実施例1のようにして製造を行った。 組成: 20重量%の実施例1記載の殺虫活性成分 20重量%のSolvesso 200(登録商標) 3重量%のプレポリマー溶液 1.65重量%のポリビニルアルコール 4.2重量%のグリセロール 2.06重量%のブロックコポリマー 0.9重量%のReax 88B(登録商標) 48.19重量%の水 マイクロカプセルの平均直径は14ミクロンであった。 実施例5(比較例1) 実施例1のようにして製造を行った。 組成: 20重量%の実施例1記載の殺虫活性成分 19重量%のSolvesso 200(登録商標) 3重量%のプレポリマー溶液 2.1重量%のポリビニルアルコール 1.9重量%のブロックコポリマー 0.1重量%のRhodopol 23(登録商標)(増粘剤) 4重量%のグリセロール 49.9重量%の水 マイクロカプセルの平均直径は9ミクロンであった。 実施例6 実施例1のようにして製造を行った。 組成: 28重量%のエンドスルファン 23重量%のMarlotherm S(登録商標) 2重量%のN−オクチルピロリドン 3重量%のプレポリマー溶液 2.1重量%のポリビニルアルコール 9.1重量%のブロックコポリマー 0.1重量%のRhodopol 23(登録商標) 3.5重量%のグリセロール 29.2重量%の水 マイクロカプセルの平均直径は8ミクロンであった。 実施例7(比較例) 実施例1のようにして製造を行った。 組成: 28重量%のエンドスルファン 23重量%のSolvesso 200(登録商標) 3重量%のプレポリマー溶液 2.1重量%のポリビニルアルコール 1.8重量%のブロックコポリマー 0.1重量%のRhodopol 23(登録商標) 3.5重量%のグリセロール 38.5重量%の水 マイクロカプセルの平均直径は11ミクロンであった。 実施例8 実施例1のようにして製造を行った。 組成: 18重量%のフルオログリコフェン−エチル(除草剤) 19重量%のMarlotherm S(登録商標) 1重量%のN−オクチルピロリドン 3重量%のプレポリマー溶液 4.7重量%のポリビニルアルコール 2.1重量%のブロックコポリマー 3重量%のグリセロール 49.2重量%の水 マイクロカプセルの平均直径は13ミクロンであった。 実施例9 実施例1のようにして製造を行った。 組成: 15重量%のトリアジメフォン(殺菌剤) 17重量%のMarlotherm S(登録商標) 1重量%のN−オクチルピロリドン 3重量%のプレポリマー溶液 1.8重量%のポリビニルアルコール 3.5重量%のブロックコポリマー 3重量%のグリセロール 54.7重量%の水 マイクロカプセルの平均直径は9ミクロンであった。 〔生物学的試験〕 実施例10 試験生物:プルテラ・キシロステラ(Plutella Xylostella) 宿主植物:ブラシカ・オレラセ・cv.カピタータ (Brassica olevacea cv.capitata) 施用方法:宿主植物を浸漬してから試験生物を寄生させる。 試験期間:4日 実施例11 試験生物:テトラニクス・ウルチケ(Tetranychus urticae) 宿主植物:ファセオルス・ブルガリス(Phaseolus vulgaris) 施用方法:流出が開始するまで噴霧する。 試験期間:7日 実施例12 試験生物:アフィス・ファベ(Aphis fabae) 宿主植物:ビシア・ファバ(Vicia faba) 施用方法:流出が開始するまで噴霧する。 試験期間:3日 実施例13 試験生物:イエバエ(Musca domestica) 施用方法:ガラスペトリ皿の内面に配合物の水性希釈液を塗布す る。乾燥した後、試験生物を寄生させる。 試験期間:3時間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ,UG), AM,AU,BB,BG,BR,BY,CA,CN,C Z,EE,FI,GE,HU,IS,JP,KG,KP ,KR,KZ,LK,LR,LT,LV,MD,MG, MK,MN,MX,NO,NZ,PL,RO,RU,S G,SI,SK,TJ,TM,TT,UA,UZ,VN (72)発明者 シエーニ,ジヤン−パウル ドイツ連邦共和国デー−65195 ヴイース バーデン.リーダーベルクシユトラーセ8 (72)発明者 ヴアルタースドルフアー,アナ ドイツ連邦共和国デー−60529 フランク フルト・アム・マイン.ラウエンターラー ヴエーク28

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.水不溶性成分を含有し、固体状または液状活性成分またはその混合物、およ びその化学構造が2個以上の芳香環を有する1種以上の物質で構成されるマイク ロカプセル。 2.溶媒はジベンジルトルエン異性体の混合物および/またはアルキル置換ビフ ェニルの混合物である請求項1記載のマイクロカプセル。 3.アルキル置換基は1〜20個の炭素原子を有し、互いに独立して直鎖状または 分枝状である請求項2記載のマイクロカプセル。 4.活性成分は殺虫剤、除草剤および殺菌剤からなる群より選択される請求項1 〜3のいずれかの項記載のマイクロカプセル。 5.請求項1〜4のいずれかの項記載のマイクロカプセルを含有する水性マイク ロカプセル分散液。 6.液状または固体状活性成分またはその混合物を溶媒に溶解し;カプセルの壁 を形成し、水には可溶性であるが油には不溶性である第1の物質を加え;そして 所望によりカプセルの壁を形成する第2の物質を含有する水性分散液で有機相を 乳化することからなる、請求項1〜4のいずれかの項記載のマイクロカプセルの 製造法。 7.特に害虫駆除または殺菌処理における植物保護剤としての請求項1〜4のい ずれかの項記載のマイクロカプセルまたは請求項5記載のマイクロカプセル分散 液の使用。 8.動物の健康のために使用される請求項1〜4のいずれかの項記載のマイクロ カプセルまたは請求項5記載のマイクロカプセル分散液。
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