JPH1050555A - コンデンサ - Google Patents
コンデンサInfo
- Publication number
- JPH1050555A JPH1050555A JP8201439A JP20143996A JPH1050555A JP H1050555 A JPH1050555 A JP H1050555A JP 8201439 A JP8201439 A JP 8201439A JP 20143996 A JP20143996 A JP 20143996A JP H1050555 A JPH1050555 A JP H1050555A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lid
- outer case
- case
- capacitor
- along
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Electric Double-Layer Capacitors Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】密封性の高い状態にかしめ閉蓋することがで
き、しかも1工程のかしめ加工によって容易に閉蓋する
ことができるコンデンサを提供する。 【解決手段】コンデンサ1は、コンデンサ素子3を収容
する有底四角筒状の外装ケース2と、蓋体4とを備え
る。蓋体4に、隅角部4aを除く周側縁に沿って複数の
凹溝19を設ける。ケース2は、蓋体4を挿着した後
に、外側から蓋体4の各凹溝19に沿ってかしめ凹入し
て、蓋体4を閉蓋状態に固定する。
き、しかも1工程のかしめ加工によって容易に閉蓋する
ことができるコンデンサを提供する。 【解決手段】コンデンサ1は、コンデンサ素子3を収容
する有底四角筒状の外装ケース2と、蓋体4とを備え
る。蓋体4に、隅角部4aを除く周側縁に沿って複数の
凹溝19を設ける。ケース2は、蓋体4を挿着した後
に、外側から蓋体4の各凹溝19に沿ってかしめ凹入し
て、蓋体4を閉蓋状態に固定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンデンサ素子を
収容する有底四角筒状の外装ケースが、蓋体をかしめる
ことによって閉蓋されたコンデンサに関する。
収容する有底四角筒状の外装ケースが、蓋体をかしめる
ことによって閉蓋されたコンデンサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特開昭55−145332号公報
に見られるように、有底円筒状の外装ケースにコンデン
サ素子を収容し、該コンデンサ素子から延出するリード
が接続された電極端子を備える蓋体によって外装ケース
を閉蓋したコンデンサが知られている。該コンデンサ
は、外装ケースの上部の閉蓋位置に括れ部を形成して内
方に突出させ、該括れ部内方の突出部分上に蓋体の下部
外周を支持させ、更に、外装ケースの上縁を内方にカー
ルさせてその先端縁を蓋体の上部外周に当接することに
よって閉蓋されるものである。
に見られるように、有底円筒状の外装ケースにコンデン
サ素子を収容し、該コンデンサ素子から延出するリード
が接続された電極端子を備える蓋体によって外装ケース
を閉蓋したコンデンサが知られている。該コンデンサ
は、外装ケースの上部の閉蓋位置に括れ部を形成して内
方に突出させ、該括れ部内方の突出部分上に蓋体の下部
外周を支持させ、更に、外装ケースの上縁を内方にカー
ルさせてその先端縁を蓋体の上部外周に当接することに
よって閉蓋されるものである。
【0003】しかし、上記公報のコンデンサによると、
括れ部とカール部とによって蓋体の外周を上下方向から
挟持して外装ケース内に固定することはできても、外装
ケースの内面と蓋体の外周縁とを十分な圧接状態とする
ことが難しく、その密封性が低い不都合があった。
括れ部とカール部とによって蓋体の外周を上下方向から
挟持して外装ケース内に固定することはできても、外装
ケースの内面と蓋体の外周縁とを十分な圧接状態とする
ことが難しく、その密封性が低い不都合があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる不都合を解消し
て、本発明は、密封性の高い状態にかしめ閉蓋すること
ができ、しかもかしめ作業を極めて簡単に行うことがで
きる構成を有するコンデンサを提供することを目的とす
る。
て、本発明は、密封性の高い状態にかしめ閉蓋すること
ができ、しかもかしめ作業を極めて簡単に行うことがで
きる構成を有するコンデンサを提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明は、コンデンサ素子を収容する有底四角筒
状の外装ケースと、該ケースの一端に形成された開口部
に挿着して該ケースを閉蓋する蓋体とを備えるコンデン
サにおいて、前記蓋体は、前記外装ケースの開口部に対
応する形状に形成されており、前記蓋体は、前記外装ケ
ースの開口部に対応する形状に形成されており、その隅
角部を除く外周縁の各辺に沿って形成された凹溝を備
え、前記ケースは、該蓋体を挿着した前記開口部の外側
が蓋体の各凹溝に沿ってかしめ凹入されて閉蓋されてい
ることを特徴とする。
めに、本発明は、コンデンサ素子を収容する有底四角筒
状の外装ケースと、該ケースの一端に形成された開口部
に挿着して該ケースを閉蓋する蓋体とを備えるコンデン
サにおいて、前記蓋体は、前記外装ケースの開口部に対
応する形状に形成されており、前記蓋体は、前記外装ケ
ースの開口部に対応する形状に形成されており、その隅
角部を除く外周縁の各辺に沿って形成された凹溝を備
え、前記ケースは、該蓋体を挿着した前記開口部の外側
が蓋体の各凹溝に沿ってかしめ凹入されて閉蓋されてい
ることを特徴とする。
【0006】本発明は、前記蓋体の外周縁の各辺に夫々
凹溝が形成されていることにより、外装ケースの開口部
に該蓋体を挿入し、各凹溝に沿って外装ケースの外側を
凹入させるだけでかしめ閉蓋される。前記蓋体は、その
外周縁のうち、隅角部には凹溝が形成されていない。こ
れにより、各凹溝に沿って外装ケースの外側を凹入させ
ることによって、外装ケースの隅角部は蓋体の隅角部に
沿って引っ張られ、該蓋体に密着する。このように、本
発明によれば、凹溝に沿って外装ケースの外側を凹入さ
せるだけで、外装ケースの隅角部をかしめ加工しなくて
も高い密封性を有して閉蓋することができる。
凹溝が形成されていることにより、外装ケースの開口部
に該蓋体を挿入し、各凹溝に沿って外装ケースの外側を
凹入させるだけでかしめ閉蓋される。前記蓋体は、その
外周縁のうち、隅角部には凹溝が形成されていない。こ
れにより、各凹溝に沿って外装ケースの外側を凹入させ
ることによって、外装ケースの隅角部は蓋体の隅角部に
沿って引っ張られ、該蓋体に密着する。このように、本
発明によれば、凹溝に沿って外装ケースの外側を凹入さ
せるだけで、外装ケースの隅角部をかしめ加工しなくて
も高い密封性を有して閉蓋することができる。
【0007】更に、外装ケースの隅角部における凹入は
不要であり、前記蓋体の凹溝に対応して部分的に押圧す
るだけで該凹溝に沿って凹入させることができるので、
かしめ閉蓋時には外装ケースの前後左右から凹溝に向か
う1挙動の押圧によって容易に凹入させることができ
る。
不要であり、前記蓋体の凹溝に対応して部分的に押圧す
るだけで該凹溝に沿って凹入させることができるので、
かしめ閉蓋時には外装ケースの前後左右から凹溝に向か
う1挙動の押圧によって容易に凹入させることができ
る。
【0008】また、本発明において、前記蓋体の周縁部
上面に、該蓋体の四辺のうち少なくとも一対の対向する
二辺の夫々に沿って形成された凹部を設け、前記外装ケ
ースの側壁上縁部に、前記蓋体の周縁部上面に沿って折
返す折返し部を設け、前記蓋体は、前記外装ケースの折
返し部の一部が該蓋体の凹部にかしめ凹入されて閉蓋さ
れていることを特徴とする。
上面に、該蓋体の四辺のうち少なくとも一対の対向する
二辺の夫々に沿って形成された凹部を設け、前記外装ケ
ースの側壁上縁部に、前記蓋体の周縁部上面に沿って折
返す折返し部を設け、前記蓋体は、前記外装ケースの折
返し部の一部が該蓋体の凹部にかしめ凹入されて閉蓋さ
れていることを特徴とする。
【0009】閉蓋された外装ケース内に電解質溶液が封
入され、そして使用されたとき、外装ケースの内圧が増
加することがあり、外装ケースの外壁が外方に膨出し、
外装ケースの内壁が蓋体から離反するおそれがある。そ
こで、本発明においては、前記のように外装ケースの外
側を蓋体の凹溝に凹入した後、外装ケースの周壁上縁部
を折返し、該折返し部を一部、蓋体の凹部に凹入して係
合させる。これにより、外装ケースは蓋体から離反する
方向への変形が防止され、一層確実に閉蓋状態を維持す
ることができる。なお、前記蓋体の凹部は、内圧による
応力が集中する位置に設けられるのが好ましい。具体的
には、外装ケースの開口部の形状が平面視長方形である
場合には、長辺の略中央部に内圧による応力が集中する
ので、長辺を形成する側壁に対応する位置において蓋体
に前記凹部を設ける。また、外装ケースの開口部の形状
が平面視正方形である場合には、その四辺に対応して蓋
体の凹部を四辺の各片に沿って複数設けることが好まし
い。
入され、そして使用されたとき、外装ケースの内圧が増
加することがあり、外装ケースの外壁が外方に膨出し、
外装ケースの内壁が蓋体から離反するおそれがある。そ
こで、本発明においては、前記のように外装ケースの外
側を蓋体の凹溝に凹入した後、外装ケースの周壁上縁部
を折返し、該折返し部を一部、蓋体の凹部に凹入して係
合させる。これにより、外装ケースは蓋体から離反する
方向への変形が防止され、一層確実に閉蓋状態を維持す
ることができる。なお、前記蓋体の凹部は、内圧による
応力が集中する位置に設けられるのが好ましい。具体的
には、外装ケースの開口部の形状が平面視長方形である
場合には、長辺の略中央部に内圧による応力が集中する
ので、長辺を形成する側壁に対応する位置において蓋体
に前記凹部を設ける。また、外装ケースの開口部の形状
が平面視正方形である場合には、その四辺に対応して蓋
体の凹部を四辺の各片に沿って複数設けることが好まし
い。
【0010】また、前記外装ケースの折返し部は、前記
蓋体の凹部に凹入された状態で該蓋体に溶接されて固定
されることが好ましい。これにより、外装ケースと蓋体
とが折返し部において一体に連結され、確実な閉蓋状態
とすることができると共に密封状態を確実に維持するこ
とができる。
蓋体の凹部に凹入された状態で該蓋体に溶接されて固定
されることが好ましい。これにより、外装ケースと蓋体
とが折返し部において一体に連結され、確実な閉蓋状態
とすることができると共に密封状態を確実に維持するこ
とができる。
【0011】更に、本発明においては、前記外装ケース
は、該開口部に挿着された蓋体の周縁部下面に沿って内
方に突出される凹入部が形成されることが好ましい。こ
れにより、蓋体は前記凹溝に凹入係合された部分と凹入
部とによって外装ケース内部に確実に保持され、閉蓋状
態及び密封状態を確実に維持することができる。
は、該開口部に挿着された蓋体の周縁部下面に沿って内
方に突出される凹入部が形成されることが好ましい。こ
れにより、蓋体は前記凹溝に凹入係合された部分と凹入
部とによって外装ケース内部に確実に保持され、閉蓋状
態及び密封状態を確実に維持することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図面に基づ
いて説明する。図1は本実施形態のコンデンサを一部破
断して示す説明的斜視図、図2は本実施形態のコンデン
サの構成を説明的に示す分解斜視図、図3はコンデンサ
素子の一部構成を示す説明図、図4は蓋体の斜視図、図
5は本実施形態のコンデンサの要部の断面図、図6は電
極端子の説明的縦断面図、図7は蓋体の一部と電極端子
を説明的に示す分解斜視図、図8は集電体の延出リード
の先端部を示す説明図、図9は閉蓋工程を示す説明図、
図10は閉蓋状態での要部の断面図、図11はコンデン
サの基盤への取り付け状態を一部破断して示す説明図で
ある。
いて説明する。図1は本実施形態のコンデンサを一部破
断して示す説明的斜視図、図2は本実施形態のコンデン
サの構成を説明的に示す分解斜視図、図3はコンデンサ
素子の一部構成を示す説明図、図4は蓋体の斜視図、図
5は本実施形態のコンデンサの要部の断面図、図6は電
極端子の説明的縦断面図、図7は蓋体の一部と電極端子
を説明的に示す分解斜視図、図8は集電体の延出リード
の先端部を示す説明図、図9は閉蓋工程を示す説明図、
図10は閉蓋状態での要部の断面図、図11はコンデン
サの基盤への取り付け状態を一部破断して示す説明図で
ある。
【0013】本実施形態のコンデンサ1は、図1に示す
ように、外装ケース2と、該ケース2に収容されたコン
デンサ素子3と、該ケース2を閉蓋する蓋体4とにより
構成されている。
ように、外装ケース2と、該ケース2に収容されたコン
デンサ素子3と、該ケース2を閉蓋する蓋体4とにより
構成されている。
【0014】前記外装ケース2は、アルミニウムによっ
て有底四角筒状に形成され、蓋体4が挿着される平面視
長方形の開口部5を備えている。その内部には、コンデ
ンサ素子3の他に電解質溶液が収容される。また、本実
施形態においては後述するように外装ケース2の上縁に
沿って蓋体4の上面側に折返し形成される折返し部32
(図1及び図9参照)が設けられる。
て有底四角筒状に形成され、蓋体4が挿着される平面視
長方形の開口部5を備えている。その内部には、コンデ
ンサ素子3の他に電解質溶液が収容される。また、本実
施形態においては後述するように外装ケース2の上縁に
沿って蓋体4の上面側に折返し形成される折返し部32
(図1及び図9参照)が設けられる。
【0015】前記コンデンサ素子3は、図2に示すよう
に、矩形板状の複数の陽極電極6と、該陽極電極6と同
一形状の複数の陰極電極7と、各陽極電極6に密着保持
された陽極集電体8と、各陰極電極7に密着保持された
陰極集電体9と、各電極6,7間、及び両端に位置する
各電極6,7の外面に設けられたシート状フッ素樹脂製
のセパレータ10とによって構成され、それらは積層さ
れた状態で、外側から被覆チューブ11によって一体に
結束されている。
に、矩形板状の複数の陽極電極6と、該陽極電極6と同
一形状の複数の陰極電極7と、各陽極電極6に密着保持
された陽極集電体8と、各陰極電極7に密着保持された
陰極集電体9と、各電極6,7間、及び両端に位置する
各電極6,7の外面に設けられたシート状フッ素樹脂製
のセパレータ10とによって構成され、それらは積層さ
れた状態で、外側から被覆チューブ11によって一体に
結束されている。
【0016】図3に示すように、前記各電極6,7は、
薄板状の活性炭ペーストにより形成されている。各集電
体8,9は、メッシュ状の薄手のアルミニウムにより形
成されている。陽極電極6と陰極電極7とはセパレータ
10を介して対向し、陽極電極6には前記陽極集電体8
が設けられ、陰極電極7には前記陰極集電体9が設けら
れ、これによって基本セル12が構成されている。そし
て、互いに隣合う基本セル12は互いに同極の電極6と
6(7と7)同士が重合され、その間には重合された同
極の電極6と6(7と7)が共有できるように集電体8
(9)が介在されている。集電体8,9はメッシュ状で
あるので、各電極6,7を形成する活性炭ペーストが編
み目に侵入してその密着性が高く、更に材料費を小とし
て軽量に各電極6,7を形成することができる。
薄板状の活性炭ペーストにより形成されている。各集電
体8,9は、メッシュ状の薄手のアルミニウムにより形
成されている。陽極電極6と陰極電極7とはセパレータ
10を介して対向し、陽極電極6には前記陽極集電体8
が設けられ、陰極電極7には前記陰極集電体9が設けら
れ、これによって基本セル12が構成されている。そし
て、互いに隣合う基本セル12は互いに同極の電極6と
6(7と7)同士が重合され、その間には重合された同
極の電極6と6(7と7)が共有できるように集電体8
(9)が介在されている。集電体8,9はメッシュ状で
あるので、各電極6,7を形成する活性炭ペーストが編
み目に侵入してその密着性が高く、更に材料費を小とし
て軽量に各電極6,7を形成することができる。
【0017】また、各陽極集電体8は、その一方側寄り
から上方に延出する陽極延出リード13が形成されてお
り、各陰極集電体9は、他方側寄りから上方に延出する
陰極延出リード14が形成されている。
から上方に延出する陽極延出リード13が形成されてお
り、各陰極集電体9は、他方側寄りから上方に延出する
陰極延出リード14が形成されている。
【0018】前記蓋体4は、図1及び図2に示すよう
に、ブロック状のアルミニウムによって平面視長方形に
形成されており、一対の電極端子15,16と、外装ケ
ース2内に電解質溶液を注入する注入口17とが設けら
れている。一方の電極端子15には前記陽極延出リード
13が接続され、他方の電極端子16には前記陰極延出
リード14が接続される。
に、ブロック状のアルミニウムによって平面視長方形に
形成されており、一対の電極端子15,16と、外装ケ
ース2内に電解質溶液を注入する注入口17とが設けら
れている。一方の電極端子15には前記陽極延出リード
13が接続され、他方の電極端子16には前記陰極延出
リード14が接続される。
【0019】また、蓋体4の外面には、図2及び図4に
示すように、若干内方にその輪郭に沿って突出する凸条
部18が形成されており、外装ケース2の内面に当接さ
れる蓋体4の周側面には、隅角部4aを除いて複数の凹
溝19が形成されている。更に、該蓋体4は、図4に示
すように、長辺の端縁寄り上面に凹部4bが形成されて
いる。
示すように、若干内方にその輪郭に沿って突出する凸条
部18が形成されており、外装ケース2の内面に当接さ
れる蓋体4の周側面には、隅角部4aを除いて複数の凹
溝19が形成されている。更に、該蓋体4は、図4に示
すように、長辺の端縁寄り上面に凹部4bが形成されて
いる。
【0020】前記電極端子15,16は、図5に示すよ
うに、前記蓋体4に形成された挿着孔20にフッ素樹脂
製の絶縁部材21を介して貫通して挿着され、一端部を
かしめることによって該蓋体4に固定されており、ま
た、他端に前記集電体8,9の各延出リード13,14
を夫々にかしめることによって各電極6,7に接続され
ている。詳しく説明すれば、図6に示すように、電極端
子15(16)は、前記蓋体4に形成された挿着孔20
に挿着される挿着部22と、該挿着部22の一端部に軸
線に沿って中空に形成された中空部23を備えるかしめ
部24と、前記挿着部22の他端部に直径方向に拡張さ
れた鍔部25と、更に、該鍔部25に連続して前記挿着
部22と同軸に突出成形され、その軸線にそって中空に
形成された中空部26を備える接続部27とによって構
成されている。前記挿着部22には、かしめ部24の中
空部23に連続するネジ孔28が形成されている。
うに、前記蓋体4に形成された挿着孔20にフッ素樹脂
製の絶縁部材21を介して貫通して挿着され、一端部を
かしめることによって該蓋体4に固定されており、ま
た、他端に前記集電体8,9の各延出リード13,14
を夫々にかしめることによって各電極6,7に接続され
ている。詳しく説明すれば、図6に示すように、電極端
子15(16)は、前記蓋体4に形成された挿着孔20
に挿着される挿着部22と、該挿着部22の一端部に軸
線に沿って中空に形成された中空部23を備えるかしめ
部24と、前記挿着部22の他端部に直径方向に拡張さ
れた鍔部25と、更に、該鍔部25に連続して前記挿着
部22と同軸に突出成形され、その軸線にそって中空に
形成された中空部26を備える接続部27とによって構
成されている。前記挿着部22には、かしめ部24の中
空部23に連続するネジ孔28が形成されている。
【0021】前記絶縁部材21は、前記電極端子15
(16)のかしめ部24、挿着部22と鍔部25との夫
々に対応する筒状部21aと鍔状部21bとを有する形
状に形成されており、該電極端子15(16)の当該部
分に被嵌した後、蓋体4の挿着孔20に電極端子15
(16)と共に挿着される。
(16)のかしめ部24、挿着部22と鍔部25との夫
々に対応する筒状部21aと鍔状部21bとを有する形
状に形成されており、該電極端子15(16)の当該部
分に被嵌した後、蓋体4の挿着孔20に電極端子15
(16)と共に挿着される。
【0022】また、図7に示すように、前記鍔部25の
挿着部22側の側面には、複数の凹部29が形成されて
おり、前記蓋体4の挿着孔20の周囲(該鍔部25が当
接される部分)にも、複数の凹部30が形成されてい
る。
挿着部22側の側面には、複数の凹部29が形成されて
おり、前記蓋体4の挿着孔20の周囲(該鍔部25が当
接される部分)にも、複数の凹部30が形成されてい
る。
【0023】このように形成された前記電極端子15,
16は、図6に示すように、鍔部25によって抜け止め
された状態に前記蓋体4の挿着孔20に挿着された後、
図5に示すように、かしめ部24が中空部23を広げる
押圧によってかしめられ、中空部23に連続して形成さ
れているネジ孔28が露出されて蓋体4に圧着固定され
る。このとき、前記絶縁部材21のかしめ部24に対応
する部分も広げられ、かしめ部24と蓋体4との間に介
在された状態となる。更に、かしめ部24のかしめ押圧
時に蓋体4と鍔部25とがその密着方向に間隔を狭め、
当該位置に介在された絶縁部材21の鍔状部21bの一
部が電極端子15,16の鍔部25の凹部29と蓋体4
の凹部30とに圧入される。これにより、電極端子1
5,16は絶縁部材21を介して廻り止めされた状態で
蓋体4に密着固定される。また、かしめ部24は、図5
に示すように、蓋体4に形成された凸条部18の高さと
同一となるようにかしめられる。
16は、図6に示すように、鍔部25によって抜け止め
された状態に前記蓋体4の挿着孔20に挿着された後、
図5に示すように、かしめ部24が中空部23を広げる
押圧によってかしめられ、中空部23に連続して形成さ
れているネジ孔28が露出されて蓋体4に圧着固定され
る。このとき、前記絶縁部材21のかしめ部24に対応
する部分も広げられ、かしめ部24と蓋体4との間に介
在された状態となる。更に、かしめ部24のかしめ押圧
時に蓋体4と鍔部25とがその密着方向に間隔を狭め、
当該位置に介在された絶縁部材21の鍔状部21bの一
部が電極端子15,16の鍔部25の凹部29と蓋体4
の凹部30とに圧入される。これにより、電極端子1
5,16は絶縁部材21を介して廻り止めされた状態で
蓋体4に密着固定される。また、かしめ部24は、図5
に示すように、蓋体4に形成された凸条部18の高さと
同一となるようにかしめられる。
【0024】そして、このとき電極端子15,16と蓋
体4との間に介在する絶縁部材21はフッ素樹脂製であ
ることにより、ケース2内に充填される電解質溶液に接
触した際の両者の反応が防止できる。なお、本実施形態
においては、フッ素樹脂製の絶縁部材21を設けたが、
これに替えて、例えば、電極端子15,16のかしめ部
24、挿着部22及び鍔部25にフッ素樹脂を塗布して
被覆するようにしてもよい。
体4との間に介在する絶縁部材21はフッ素樹脂製であ
ることにより、ケース2内に充填される電解質溶液に接
触した際の両者の反応が防止できる。なお、本実施形態
においては、フッ素樹脂製の絶縁部材21を設けたが、
これに替えて、例えば、電極端子15,16のかしめ部
24、挿着部22及び鍔部25にフッ素樹脂を塗布して
被覆するようにしてもよい。
【0025】また、前記電極端子15,16の接続部2
7には、図5に示すように、各別に前記延出リード1
3,14が接続される。詳しく説明すれば、図6に示す
ように、各陽極集電体8から延びる陽極延出リード13
を束ねてその先端部に一方の電極端子15の接続部27
を挿通させる。その後、図5に示すように、接続部27
に金属製(本実施形態においてはアルミニウム製)のO
リング27aを嵌着し、更に、該接続部27にその中空
部26を外方に広げるように押圧するかしめ加工を施し
て、Oリング27aを介して陽極延出リード13の束を
鍔部25に圧着固定する。また、各陰極集電体9から延
びる陰極延出リード14の束も同様にして他方の電極端
子16の接続部27をOリング27aを介してかしめる
ことにより鍔部25に圧着固定する。
7には、図5に示すように、各別に前記延出リード1
3,14が接続される。詳しく説明すれば、図6に示す
ように、各陽極集電体8から延びる陽極延出リード13
を束ねてその先端部に一方の電極端子15の接続部27
を挿通させる。その後、図5に示すように、接続部27
に金属製(本実施形態においてはアルミニウム製)のO
リング27aを嵌着し、更に、該接続部27にその中空
部26を外方に広げるように押圧するかしめ加工を施し
て、Oリング27aを介して陽極延出リード13の束を
鍔部25に圧着固定する。また、各陰極集電体9から延
びる陰極延出リード14の束も同様にして他方の電極端
子16の接続部27をOリング27aを介してかしめる
ことにより鍔部25に圧着固定する。
【0026】図8に示すように、前記陽極延出リード1
3と陰極延出リード14とは夫々複数のものを互いに重
ね合わせた状態でその先端部がアルミニウム箔31によ
って被覆されている。延出リード13,14はアルミニ
ウムをメッシュ状に成形したものであるため、柔軟性に
富んでいる反面強度が低く接続部27のかしめ加工時に
破れ易いが、アルミニウム箔31によって接続端部を被
覆することにより、柔軟性を損なうことなく強度を向上
させて接続部27への接続状態を確実とすることができ
る。
3と陰極延出リード14とは夫々複数のものを互いに重
ね合わせた状態でその先端部がアルミニウム箔31によ
って被覆されている。延出リード13,14はアルミニ
ウムをメッシュ状に成形したものであるため、柔軟性に
富んでいる反面強度が低く接続部27のかしめ加工時に
破れ易いが、アルミニウム箔31によって接続端部を被
覆することにより、柔軟性を損なうことなく強度を向上
させて接続部27への接続状態を確実とすることができ
る。
【0027】そしてまた、接続部27は、前記Oリング
27aを嵌着した後に、その中空部26が外方に広げら
れるようにかしめられるので、前記陽極延出リード13
と陰極延出リード14とは夫々蓋体4の内面に沿って水
平方向に延出するように接続されると共に、かしめられ
た接続部27が蓋体4の内面からケース2の内部に突出
する量が比較的少ない。これによって、ケース2内に収
容されたコンデンサ素子3が接続部27に接触して損傷
することがなく、また、ケース2内におけるコンデンサ
素子3の収容スペースを比較的広く形成することがで
き、コンデンサ素子3の外形を比較的大きくすることが
できる。
27aを嵌着した後に、その中空部26が外方に広げら
れるようにかしめられるので、前記陽極延出リード13
と陰極延出リード14とは夫々蓋体4の内面に沿って水
平方向に延出するように接続されると共に、かしめられ
た接続部27が蓋体4の内面からケース2の内部に突出
する量が比較的少ない。これによって、ケース2内に収
容されたコンデンサ素子3が接続部27に接触して損傷
することがなく、また、ケース2内におけるコンデンサ
素子3の収容スペースを比較的広く形成することがで
き、コンデンサ素子3の外形を比較的大きくすることが
できる。
【0028】更に、前述したように、接続部27と反対
側端部のかしめ部24は凸条部18の高さと同一にかし
められているので、接続部27をかしめ押圧する際に
は、かしめ部24だけでなく鍔部25を介して凸条部1
8により押圧力に対抗するように支持することができ、
これによってかしめ部24の損傷を防止して接続部27
を確実に高い密封性を有するようにかしめることができ
る。なお、接続部27は、凸条部18より上方に突出し
ない高さにかしめられていればよく、凸条部18より低
い位置にかしめられていてもよい。
側端部のかしめ部24は凸条部18の高さと同一にかし
められているので、接続部27をかしめ押圧する際に
は、かしめ部24だけでなく鍔部25を介して凸条部1
8により押圧力に対抗するように支持することができ、
これによってかしめ部24の損傷を防止して接続部27
を確実に高い密封性を有するようにかしめることができ
る。なお、接続部27は、凸条部18より上方に突出し
ない高さにかしめられていればよく、凸条部18より低
い位置にかしめられていてもよい。
【0029】また、外装ケース2の閉蓋は、次のように
して行われる。前述したように蓋体4の各電極端子1
5,16にコンデンサ素子3を接続した後、コンデンサ
素子3を外装ケース2に収容し、図9(a)に示すよう
に、外装ケース2の開口部5に蓋体4を挿着する。蓋体
4は、開口部5からケース2内方に若干没入した状態に
挿着する。これによって、開口部5周縁部には後述する
折返し部32が形成される。次いで、図9(b)に示す
ように、外装ケース2の外側から、蓋体4の凹溝19に
対応する部分をかしめ押圧し(図中矢印方向)、外装ケ
ース2の周壁を蓋体4の凹溝19に沿って凹入する。こ
のとき、外装ケース2の凹入は、蓋体4の各凹溝19に
対応して、隅角部2aを除く位置に形成するので、例え
ば、蓋体4の各凹溝19に対応する数の図示しない複数
の押圧治具を外装ケース2の外方から同時に圧接させる
ようにしても、各押圧治具が干渉することなく一挙動で
押圧することができる。また、外装ケース2は隅角部2
aを除く周壁が凹入変形されることにより、その隅角部
2aが各凹入部33の成形時に引っ張られて蓋体4の隅
角部4aに密着し、蓋体4をその全周に亘って隙間なく
外装ケース2に挿着固定することができる。
して行われる。前述したように蓋体4の各電極端子1
5,16にコンデンサ素子3を接続した後、コンデンサ
素子3を外装ケース2に収容し、図9(a)に示すよう
に、外装ケース2の開口部5に蓋体4を挿着する。蓋体
4は、開口部5からケース2内方に若干没入した状態に
挿着する。これによって、開口部5周縁部には後述する
折返し部32が形成される。次いで、図9(b)に示す
ように、外装ケース2の外側から、蓋体4の凹溝19に
対応する部分をかしめ押圧し(図中矢印方向)、外装ケ
ース2の周壁を蓋体4の凹溝19に沿って凹入する。こ
のとき、外装ケース2の凹入は、蓋体4の各凹溝19に
対応して、隅角部2aを除く位置に形成するので、例え
ば、蓋体4の各凹溝19に対応する数の図示しない複数
の押圧治具を外装ケース2の外方から同時に圧接させる
ようにしても、各押圧治具が干渉することなく一挙動で
押圧することができる。また、外装ケース2は隅角部2
aを除く周壁が凹入変形されることにより、その隅角部
2aが各凹入部33の成形時に引っ張られて蓋体4の隅
角部4aに密着し、蓋体4をその全周に亘って隙間なく
外装ケース2に挿着固定することができる。
【0030】ここで、例えば、図示しないが、蓋体4の
外周縁の全周にわたって凹溝を形成した場合には、外装
ケース2の前後の外壁を蓋体4の前後辺に位置する凹溝
に向かって押圧し、その後、左右の外壁を蓋体4の左右
辺に位置する凹溝に向かって押圧するというように2工
程で行わなければならない。そしてこのように、外装ケ
ース2に蓋体4をかしめ止めした場合には、外装ケース
2の隅角部2aにおいては蓋体4の隅角部4aに位置す
る凹溝に沿って凹入させることが困難であり、外装ケー
ス2の隅角部2aに膨らみを生じて蓋体4の隅角部4a
の凹溝との間に隙間が形成されてしまう。それに対し
て、本発明においては、本実施形態のように蓋体4の隅
角部4aを除いて各凹溝19を設け、外装ケース2は隅
角部2aを除いて凹入するので、上述したように外装ケ
ース2の隅角部2aと蓋体4の隅角部4aとを確実に密
着させることができる。
外周縁の全周にわたって凹溝を形成した場合には、外装
ケース2の前後の外壁を蓋体4の前後辺に位置する凹溝
に向かって押圧し、その後、左右の外壁を蓋体4の左右
辺に位置する凹溝に向かって押圧するというように2工
程で行わなければならない。そしてこのように、外装ケ
ース2に蓋体4をかしめ止めした場合には、外装ケース
2の隅角部2aにおいては蓋体4の隅角部4aに位置す
る凹溝に沿って凹入させることが困難であり、外装ケー
ス2の隅角部2aに膨らみを生じて蓋体4の隅角部4a
の凹溝との間に隙間が形成されてしまう。それに対し
て、本発明においては、本実施形態のように蓋体4の隅
角部4aを除いて各凹溝19を設け、外装ケース2は隅
角部2aを除いて凹入するので、上述したように外装ケ
ース2の隅角部2aと蓋体4の隅角部4aとを確実に密
着させることができる。
【0031】その後、図10(a)に一部を示すよう
に、前記折返し部32を蓋体4上面の周縁部に沿って折
り返し、更に、折返し部32を蓋体4の凹部4bにかし
め凹入させる。これによって蓋体4の周囲が確実に閉塞
されると共に、外装ケース2と蓋体4との離反が防止さ
れ、閉塞状態を確実に維持することができる。そして、
蓋体4に形成されている前記注入口から外装ケース2の
内部に電解質溶液を注入し、電解質溶液を充填した後に
は、注入口17を閉塞部材34によって完全に閉塞し内
部を確実に密封する。
に、前記折返し部32を蓋体4上面の周縁部に沿って折
り返し、更に、折返し部32を蓋体4の凹部4bにかし
め凹入させる。これによって蓋体4の周囲が確実に閉塞
されると共に、外装ケース2と蓋体4との離反が防止さ
れ、閉塞状態を確実に維持することができる。そして、
蓋体4に形成されている前記注入口から外装ケース2の
内部に電解質溶液を注入し、電解質溶液を充填した後に
は、注入口17を閉塞部材34によって完全に閉塞し内
部を確実に密封する。
【0032】更に、凹部4bに掛止された折返し部32
を蓋体4に溶接して一体とすることによって、閉蓋状態
を一層確実に維持することができ、密封状態を確実に維
持することができる。具体的には、図10(b)に示す
ように、凹部4bの底部に先端鋭利な突起4cを形成し
ておき、凹部4bに凹入された凹入部2bを突起4cに
当接させる。次いで、一対の電極X,Yを折返し部32
上面と外装ケース2の外壁面とに夫々当接し、抵抗溶接
(例えばインダイレクトプロジェクション溶接)によっ
て凹入部2bと突起4cとを溶接する。また、上記抵抗
溶接以外では、図10(c)に示すように、折返し部3
2端縁と蓋体4の上面との接触部にレーザービームZを
照射してレーザー溶接を施してもよい。
を蓋体4に溶接して一体とすることによって、閉蓋状態
を一層確実に維持することができ、密封状態を確実に維
持することができる。具体的には、図10(b)に示す
ように、凹部4bの底部に先端鋭利な突起4cを形成し
ておき、凹部4bに凹入された凹入部2bを突起4cに
当接させる。次いで、一対の電極X,Yを折返し部32
上面と外装ケース2の外壁面とに夫々当接し、抵抗溶接
(例えばインダイレクトプロジェクション溶接)によっ
て凹入部2bと突起4cとを溶接する。また、上記抵抗
溶接以外では、図10(c)に示すように、折返し部3
2端縁と蓋体4の上面との接触部にレーザービームZを
照射してレーザー溶接を施してもよい。
【0033】更にまた、図10(d)に示すように、前
記外装ケース2に挿着された蓋体4の周縁部下面に沿っ
て内方に突出される凹入部2cを形成することにより、
蓋体4による閉蓋状態を一層確実とすることができる。
記外装ケース2に挿着された蓋体4の周縁部下面に沿っ
て内方に突出される凹入部2cを形成することにより、
蓋体4による閉蓋状態を一層確実とすることができる。
【0034】以上のように構成されたコンデンサ1は、
図11に示すように、取り付け基盤35の一側面に蓋体
4側を当接し、他側面から取り付けネジ36を挿通さ
せ、更に、該取り付けネジ36をコンデンサ1の電極端
子15,16に形成されている前記ネジ孔28に螺着し
て、取り付け基盤35に取り付けられる。
図11に示すように、取り付け基盤35の一側面に蓋体
4側を当接し、他側面から取り付けネジ36を挿通さ
せ、更に、該取り付けネジ36をコンデンサ1の電極端
子15,16に形成されている前記ネジ孔28に螺着し
て、取り付け基盤35に取り付けられる。
【0035】なお、本実施形態のコンデンサ1において
は、外装ケース2の開口部5が平面視長方形であるの
で、使用時における電解質溶液の内圧上昇による応力が
その長辺に集中するため、蓋体4の一対の長片側にのみ
前記凹部4bを設けたが、該凹部4bは、この位置に限
ることなく前記応力が集中すると思われる位置に適宜設
けることができる。例えば、図示しないが、外装ケース
2の開口部5が平面視正方形であるときには、四辺に一
様に前記応力が集中するので、凹部4bを四辺に対応し
て4箇所に設けることにより、閉蓋による密封状態を確
実とすることができる。
は、外装ケース2の開口部5が平面視長方形であるの
で、使用時における電解質溶液の内圧上昇による応力が
その長辺に集中するため、蓋体4の一対の長片側にのみ
前記凹部4bを設けたが、該凹部4bは、この位置に限
ることなく前記応力が集中すると思われる位置に適宜設
けることができる。例えば、図示しないが、外装ケース
2の開口部5が平面視正方形であるときには、四辺に一
様に前記応力が集中するので、凹部4bを四辺に対応し
て4箇所に設けることにより、閉蓋による密封状態を確
実とすることができる。
【図1】本発明の一実施形態のコンデンサを一部破断し
て示す説明的斜視図。
て示す説明的斜視図。
【図2】本実施形態のコンデンサの構成を説明的に示す
分解斜視図。
分解斜視図。
【図3】コンデンサ素子の一部構成を示す説明図。
【図4】蓋体を示す斜視図。
【図5】本実施形態のコンデンサの要部の断面図。
【図6】電極端子の説明的縦断面図。
【図7】蓋体の一部と電極端子を説明的に示す分解斜視
図。
図。
【図8】集電体の延出リードの先端部を示す説明図。
【図9】閉蓋工程を示す説明図。
【図10】閉蓋状態での要部の断面図。
【図11】コンデンサの基盤への取り付け状態を一部破
断して示す説明図。
断して示す説明図。
1…コンデンサ、2…外装ケース、3…コンデンサ素
子、4…蓋体、4a…隅角部、4b…凹部、5…開口
部、19…凹溝、33,2b,2c…凹入部。
子、4…蓋体、4a…隅角部、4b…凹部、5…開口
部、19…凹溝、33,2b,2c…凹入部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野口 実 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内
Claims (4)
- 【請求項1】コンデンサ素子を収容する有底四角筒状の
外装ケースと、該ケースの一端に形成された開口部に挿
着して該ケースを閉蓋する蓋体とを備えるコンデンサに
おいて、 前記蓋体は、前記外装ケースの開口部に対応する形状に
形成されており、その隅角部を除く外周縁の各辺に沿っ
て形成された凹溝を備え、 前記ケースは、該蓋体を挿着した前記開口部の外側が蓋
体の各凹溝に沿ってかしめ凹入されて閉蓋されているこ
とを特徴とするコンデンサ。 - 【請求項2】前記蓋体の周縁部上面に、該蓋体の四辺の
うち少なくとも一対の対向する二辺の夫々に沿って形成
された凹部を設け、 前記外装ケースの側壁上縁部に、前記蓋体の周縁部上面
に沿って折返す折返し部を設け、 前記蓋体は、前記外装ケースの折返し部の一部が該蓋体
の凹部にかしめ凹入されて閉蓋されていることを特徴と
する請求項1記載のコンデンサ。 - 【請求項3】前記外装ケースの折返し部は、前記蓋体の
凹部に凹入された状態で該蓋体に溶接されて固定される
ことを特徴とする請求項2記載のコンデンサ。 - 【請求項4】前記外装ケースは、該開口部に挿着された
蓋体の周縁部下面に沿って内方に突出される凹入部が形
成されることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項
に記載のコンデンサ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8201439A JPH1050555A (ja) | 1996-07-31 | 1996-07-31 | コンデンサ |
US08/892,897 US5798906A (en) | 1996-07-17 | 1997-07-15 | Capacitor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8201439A JPH1050555A (ja) | 1996-07-31 | 1996-07-31 | コンデンサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1050555A true JPH1050555A (ja) | 1998-02-20 |
Family
ID=16441113
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8201439A Pending JPH1050555A (ja) | 1996-07-17 | 1996-07-31 | コンデンサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1050555A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001068373A (ja) * | 1999-08-25 | 2001-03-16 | Nippon Chemicon Corp | 積層型コンデンサ及びその製造方法 |
CN107431153A (zh) * | 2015-03-31 | 2017-12-01 | 株式会社杰士汤浅国际 | 蓄电元件 |
-
1996
- 1996-07-31 JP JP8201439A patent/JPH1050555A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001068373A (ja) * | 1999-08-25 | 2001-03-16 | Nippon Chemicon Corp | 積層型コンデンサ及びその製造方法 |
JP4557099B2 (ja) * | 1999-08-25 | 2010-10-06 | 日本ケミコン株式会社 | 積層型コンデンサ及びその製造方法 |
CN107431153A (zh) * | 2015-03-31 | 2017-12-01 | 株式会社杰士汤浅国际 | 蓄电元件 |
JPWO2016159099A1 (ja) * | 2015-03-31 | 2018-02-01 | 株式会社Gsユアサ | 蓄電素子 |
US10637035B2 (en) | 2015-03-31 | 2020-04-28 | Gs Yuasa International Ltd. | Energy storage device |
CN107431153B (zh) * | 2015-03-31 | 2021-05-07 | 株式会社杰士汤浅国际 | 蓄电元件 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5798906A (en) | Capacitor | |
US7016178B2 (en) | Capacitor housing | |
US4053687A (en) | Electrochemical cell | |
JP4556428B2 (ja) | 電池 | |
US8945760B2 (en) | Storage element and terminal fabricating method | |
JP5987465B2 (ja) | 蓄電素子及びその製造方法 | |
US12074345B2 (en) | Terminal, secondary battery provided with same, and methods for producing same | |
JP2020107473A (ja) | 蓄電素子 | |
JP2005183359A (ja) | 角形電池とその製造方法 | |
JP2005183360A (ja) | 角形電池とその製造方法 | |
JP3691268B2 (ja) | 密閉型の電池 | |
JP4613728B2 (ja) | コンデンサ | |
JPH1050555A (ja) | コンデンサ | |
US20230039913A1 (en) | Battery and electrode body holder | |
JPH028447B2 (ja) | ||
JP4424327B2 (ja) | コンデンサの製造方法 | |
JP7214693B2 (ja) | 端子及びそれを備えた二次電池並びにそれらの製造方法 | |
JP3096637B2 (ja) | コンデンサ | |
JP2866058B2 (ja) | コンデンサ | |
JPH0729624Y2 (ja) | 電解コンデンサ | |
JP2000077270A (ja) | 電気二重層キャパシタ容器 | |
JPH0118542B2 (ja) | ||
JPH0417317A (ja) | 電解コンデンサおよびその製造方法 | |
JPH0351963Y2 (ja) | ||
JPH0246034Y2 (ja) |