JPH10505289A - 円筒表面への溝形成装置 - Google Patents

円筒表面への溝形成装置

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JPH10505289A JP8501820A JP50182096A JPH10505289A JP H10505289 A JPH10505289 A JP H10505289A JP 8501820 A JP8501820 A JP 8501820A JP 50182096 A JP50182096 A JP 50182096A JP H10505289 A JPH10505289 A JP H10505289A
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Abstract

(57)【要約】 管或いは棒の円筒表面に溝(18)を形成する装置であって、この装置を貫通する通路(38)を有し、この通路に隣接して溝形成ローラ(44)が取り付けられている。ローラ(44)はその周囲に螺旋状に形成され、通路へと延びる凸部(48)を有しており、このローラは通路(38)の軸(50)に対して傾斜した軸(54)周りに回転するように取り付けられている。この軸(54)の傾斜角度は、通路へと至るところで凸部(48)が通路の軸(50)と直角に延びるような角度とされている。ローラ(44)は管或いは棒が装置を通過する時に管或いは棒の周りを回転する。

Description

【発明の詳細な説明】 円筒表面への溝形成装置 本発明は管、棒等の表面のような、円筒状の表面を加工する装置に関し、特に 最初に平滑な外壁を有するプラスチック管或いは棒を加工し、環状溝が形成され た外壁を有する管或いは棒とする装置に関する。 このような管は、特に光ファイバーを被覆する湾曲制限管として使用するのに 好適であり、このような管の構造及び有用性については、例えば私の国際出願公 告番号WO93/09457に述べられている。 本発明の目的に関し、加工された管や棒を利用する最終目的は制限されない。 この明細書においては、特に管の表面の加工について述べられているが、棒の表 面も同様に加工できることは当業者には自明である。 本発明により、円筒表面を加工するための装置が提供され、この装置は、装置 を貫通する通路を規定する壁、この通路に隣接して取り付けられた溝形成ローラ 、及び使用時にローラを通路内の円筒形物体周りに回転させる手段からなり、こ の溝形成ローラはその周囲に螺旋状に形成されて通路へと至る凸部を有し、また 、この溝形成ローラは凸部が通路に至るところで通路の軸に対して直角に延びる ように、通路に対して傾斜した軸の周りで回転するように取り付けられている。 本明細書で用いられる「凸部」という語は、通路中の円筒形物体の表面に溝を 形成するために溝ローラの表面上に隆起した、いかなる形状のものにも適用され る。 この溝形成凸部を設け、ローラを上述のように傾斜させることによって、管が 装置中を通過する間に管の表面に複数の環状溝を連続して形成することができる 。 溝形成ローラの表面上には、螺旋状に延びる複数の凸部が設けられてもよい。 溝形成ローラが一つのみである場合は、各々の凸部は少なくとも円筒表面の円周 に等しい長さの弧として設けられなければならない。 溝形成ローラは複数であってもよく、例えば三つの溝形成ローラが通路の周り に設けられる。この場合、各々のローラは、各々の溝の円周長さの三分の一を形 成すればよい。しかし実際には、各々のローラが円周長さの三分の一以上を形成 するため、形成された溝の端部は各々重なっており、相互に一体化している。複 数のローラが設けられている場合、各々の凸部が少なくとも円筒表面の円周に等 しい長さの弧である必要はなくなる。 溝が管壁物質を切削して設けられることは意図されておらず、むしろ溝は管壁 部の物質を押圧し、ある程度移動させることによって設けられる。従って凸部の 断面輪郭はアーチ形状であることが望ましく、またこのアーチの頂部半径は約0 .3mm以上であることが望ましい。このアーチは、ゴシック様式のアーチ形状で あることが好ましい。 開口を貫通する通路は、通路の軸に対する平行軸上に取り付けられた二つの補 助ローラの円筒面及び通路の縁部に接する補助ローラの円周により設けられるこ とが望ましい。また好ましくは、溝形成ローラと二つの補助ローラは通路周囲に 120°の間隔をおいて配置される。補助ローラは平滑な外側表面を有すること が好ましい。上述の通り、3つの溝形成ローラが設けられる場合、補助ローラが 第二、第三の溝形成ローラで代替され、通路に対して第一の溝形成ローラと同様 に位置する追加の溝形成ローラが設けられてもよい。 本装置は、溝形成ローラの手前に、管が溝形成ローラと係合する前に予め押圧 を加えるための管導入部を有していてもよい。この導入部は、溝形成ローラ自体 の後部円筒形膨張部と補助ローラの軸方向長さとの組合せによって設けられても よく、この組合せによって管は溝形成ローラの凸部と接触する前に、把持され押 圧される。この後部円筒形膨張部は、螺旋状に形成された凸部の頂部半径より若 干小さい半径を有することが好ましい。また好ましくは、この膨張部の半径は表 面に形成される溝の深さの分だけ凸部の半径よりも小さい。 本装置は管状通路を備えた胴部を有することが好ましく、この胴部上に溝形成 ローラと補助ローラが取り付けられ、これらのローラは各々の軸周りに回転自在 であって、この装置はまた胴部を管状通路の軸周りに回転させる駆動手段を有し ている。本装置は、管が装置を通過する際に管自体は回転しないようにする手段 をも備えている。 通路に入る前に管を加熱或いは冷却する温度制御段階が設けられてもよい。想 定されるように、もしこの装置が管押出成形機の直後に配置されるとすれば、冷 却が必要であると思われる。管表面に溝を形成する凸部の作業は、管の物質が最 適な温度に保持されることによって確実なものとなる。この最適な温度は管の物 質により異なる。 胴部駆動手段は、平行して取り付けられた駆動スプロケット或いは歯車からの ベルト或いはギアドライブにより駆動する、胴部周りの歯付環によって設けられ てもよい。 供給手段は、管を所定の割合で装置に供給し、装置から出てきた加工された管 を取りまとめるように設けられてもよい。この供給手段は(装置の管入口側或い は管出口側のどちら側にあっても)装置における管の回転を防ぐことができる。 溝が形成されるとき、管を少し伸長することも有用である。必要な張力は、装 置の管出口側の供給手段によって管に加えられる。 本装置を用いて薄肉管の外側表面を加工することも本発明の範囲内である。こ の場合、管の壁がローラの溝形成凸部の形状に一致するように、管内部に加圧す る必要があるであろう。 本発明は更に、下記の添付図面に関し、例を用いて説明される。 図1aは、本発明に係る装置により加工された管の第一例の部分断面図である 。 図1bは、本発明に係る装置により加工された管の第二例の部分断面図である 。 図2は、あらかじめ決められた最小曲半径まで湾曲した図1の管である。 図3は、本発明に係る装置の略図である。 図4は、図3の装置の一部の一端からみた斜視図である。 図5は、図3の装置の一部を示す詳細図である。 図1に示される被覆管10は、ポリプロピレンのようなプラスチックの原材料 から、管壁が平滑な管として押出成形されたものである。この管は外壁12と、 内径16を形成する内壁14を有する。 管壁が平滑な管は実質上いかなる曲半径まででも湾曲可能であり、曲げるのに 必要な力の大きさは、特に曲半径が小さくなるにつれて、管壁がねじれて管の横 断面が壊れるまで累進的に増加する。内径16内で光ファイバーが過度に湾曲す るのを防ぐために、管壁が平滑な管は制限され、比較的小さな力を加えることに よっては管はあらかじめ決められた曲半径までしか湾曲しないが、特に強い力を 加えることによってこの範囲を超えて湾曲することも可能である。管を曲げるた めに、押出成形された後、管の外壁12には複数の環状溝18が形成される。溝 は主に壁物質を局部的に押圧して形成されるが、壁物質を切削して溝を形成する ことも本発明の範囲に含まれる。 図1aは溝18が全て等しい深さである管を示し、図1bは溝18の深い部分 と浅い部分が交互に並んでいる管を示す。 溝18の機能は図2に基づいて最も良く説明することができ、図2においては カーブの内側では溝18aが閉じ、更なる湾曲を防ぐために溝の周縁が接触して いることが示される。カーブの外側では19で示されるように溝が開く。溝18 の基部に残された壁物質によって形成されたヒンジ20が曲がることによりこの 段階までの湾曲が可能になる。この段階を超えて極度に力を加えると、更に湾曲 させることはできるが、そうするとプラスチック物質が歪むこととなる。 壁物質を押圧して溝を形成しすることによる好ましい結果の一つは、ヒンジ2 0が十分に押圧された周囲のプラスチックに比べて局部的により密なプラスチッ ク物質で形成されることであり、この密な部分にポリマー鎖がそろっていること が有用である。溝を形成する間に管を伸長することによりこの工程が支持される こととなる。 図3乃至図5により説明される装置は、壁に溝18を形成することによって、 最初は平滑な壁を有し押出成形された管を加工するのに有効である。この装置は ポロプロピレン、ポリブチルテレフタレート(PBT)、ナイロン、ポリエチレ ン及び、PBTとアクリルニトリルブタジエンスチレン(ABS)が混合された プラスチックからなる管に好適に用いられた。 図3は全体として22で表される装置と共に、供給リール24から取り出しリ ール26まで装置22を貫通する管10を示す。装置22の左側の管は管壁が平 滑で、一方装置の右側に現れる管には溝18が形成されている。 装置22を管を形成する押出成形装置の直後に置き、押出装置が供給リール2 4を代替し、管10が装置12に入る速さを制御することも可能である。 取り出しリール26はいかなる便利な形とされてもよいが、加工された管を取 り出すために使われる設備としては、管が装置22を通る時にいくらかの張力を 加えることができるものが望ましい。管を装置22から引っ張るための要素と、 取り出しリールに管を移動させるための要素は別々であってもよい。 管を取り出すために、あるいは供給するために使われるリール24及び26の 半径はいずれも、あらかじめ設定された管の最小曲半径よりも大きいものでなけ ればならない。 装置22は管を取り入れる部分に溝形成ユニット30を有した胴部28からな る。胴部28は、図示されない固定した構造に支持されており、胴部28の外表 面にある歯車36と係合する歯車34を動かすモータ32により管10の軸周り に回転させられる。 当業者であれば、例えばベルトドライブでモータ32を胴部に結合させるとい った、胴部28を回転させるのに使用できる多くの変更例を評価する。 溝形成ユニット30と胴部28はどちらも管10が貫通するための軸状の通路 を有する。溝形成ユニットの通路の壁はローラの表面によって形成されており、 胴部の通路の壁は孔38の内部表面によって形成されている。 図4は胴部28の表面に取り付けられた溝形成ユニット30を示し、管が貫通 するように胴部28を通っている軸状の孔38を点線で示している。 溝形成ユニット30は3つのローラ40、42及び44から構成されている。 これらのローラはそれぞれの軸が120°の間隔をおくように配置されている。 それぞれのローラが相互に近づく円周の間には、ローラが相互に接触しないよう にわずかな空隙が設けられている。 ローラ40と42は平滑な表面46を有し、これらのローラは通路の壁の一部 を形成しており、胴部28の回転軸と平行に回転自在に配置されている。 しかしながら、溝形成ローラ44はその円筒表面に形成された溝形成凸部を有 する。また、溝形成ローラは、胴部28に対して適切な方向に回転自在に取り付 けられており、ローラ44の回転軸54は通路38と胴部28の回転軸に対して 傾いている。 ローラ44は、溝形成凸部48の手前に位置する膨張部を有している。この膨 張部により、補助ローラ40と42の手前端も管が最初に受け入れられる部分に 「ニップ」を形成するように共に作動する。このニップで半径方向に多少押圧さ れると、管は溝形成凸部48に接触するようにして保持され支えられる。管が凸 部48に接触すると、管がローラ40、42及び44を通過するときに管の表面 に溝18が形成されるが、その方法は図5を用いて以下に述べられる。 図5において装置の軸は50として示されている。この軸は管10が通過する 管状の通路の中央にあり、また胴部28の回転の中心となっている。 図5はローラ44が回転軸54が軸50に対してある角度で傾斜するように取 り付けられていることはっきりと示す。この傾斜角度は溝形成凸部48が軸50 に対して直角に配されるように定められる。図5から、もしローラ44が矢印5 2の方向からみて時計まわりの方向に回転すれば、溝形成凸部48は矢印52が 示す方向に進むということがはっきりとわかる。一たん導入凸部48が管壁の物 質に係合すると、ローラ44が更に回転し、管が装置を貫通するように導く。 意図された機能をもつ装置においては、まず第1にローラ44がその軸を中心 に回転し、第2にローラ44の軸が管の軸を中心に回転するかあるいは、管自体 がその軸を中心に回転しなければならない。 ここで述べられている装置においては、管を回転に対して固定する一方で、管 周りにローラ軸を保持した胴部28を回転させることにより、上記第2の動きが おこる。第2の動きがおこると、管とローラの間に溝を形成するための摩擦ある いは接触がおこり、第1の動きを導く。 ローラに直接結合したモータにより溝形成ローラ44を作動させることは可能 であるが、胴部28を軸50を中心として回転させる一方で、管10が回転しな いように保持するほうがより容易である。ローラ40、42及び44の管10の 表面周りにおける歯車的動きにより、管が装置を貫通するような溝形成ローラ及 び補助ローラの回転が生じる。溝形成ローラが管10の周囲を歯車的に移動する ことにより、管壁に複数の溝18が連続して形成される。それぞれの凸部48が ローラ44の円周に管10の円周全長と等しく或いはそれよりも長く形成される ことが重要であり、そうでなければ不完全な溝18が形成されてしまうこととな る。 ローラ44が回転すると、管は溝形成凸部48によって加えられる半径方向の 力に対して補助ローラ40及び42によって支えられる。管壁との間の摩擦によ り補助ローラも回転する。 好適な実施例においては、溝形成ローラは2つの開始ねじ山部、即ち、2つの 凸部48を有し、それぞれ、弧の長さが管10の円周と等しいか或いは円周より 長くなるように形成されている。しかしながら、本発明においては2つ以上の凸 部を作動させることもできる。 異なった凸部48はそれぞれ異なった形態、例えば異なった高さとされてもよ い。異なった高さの2つの凸部を有するローラを用いることによって、図1bの 管には浅い溝18と深い溝18が形成されている。凸部48は必ずしも管の表面 に溝を形成する形状である必要はない。正確には、同じ作用原理により、円筒の 表面に隆起を形成する適切な溝形成ローラを用いてもよい。 管10が直接押出成形されるのでなければ、管が溝形成ユニット30を通過す る前に、プラスチック物質を柔らかくするために管を加熱しておくことが望まし い。 当業者には、ローラ44の表面に形成された溝形成凸部48のピッチが管10 の溝のピッチを決定し、その結果本装置は、異なったローラ44を用いることに より異なったピッチで溝を形成できるということが明らかである。 装置には往復運動をする部分がないということが重要である。従って、胴部2 8は正確に釣り合いがとれ、振動せずに高速で回転することが可能である。この ため、経済的な製造速度で稼働可能な製造ラインが完成できる。 例えば、管の円周720°分の長さの溝形成凸部を有する溝形成ローラから製 造された4mmのピッチの溝が形成された管では、それぞれの溝を形成するため に胴部は2回転しなければならない。従って、1メータの管を加工するには胴部 は500回転(1000/4×2)しなければならない。30m/分の製造ライ ン速度では、胴部は一分間に15000回転(30×500)する。 このように、本発明は管或いは棒の表面に、複数の独立した環状溝を連続的に 形成する簡単で有効な方法を提供する。この方法により加工された製品は、光フ ァイバーを管の内部で保護し、過度に小さい曲半径で光ファイバーが湾曲するこ とを防ぐので、光ファイバーに使用する湾曲限定管に特に適している。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1996年6月24日 【補正内容】 明細書 円筒表面への溝形成装置 本発明は管、棒等の表面のような、円筒状の表面を加工する装置に関し、特に 最初に平滑な外壁を有するプラスチック管或いは棒を加工し、環状溝が形成され た外壁を有する管或いは棒とする装置に関する。 このような管は、特に光ファイバーを被覆する湾曲制限管として使用するのに 好適であり、このような管の構造及び有用性については、例えば私の国際出願公 告番号WO93/09457に述べられている。 アルミニウム薄肉管を波形にし、この管を通っているケーブルの芯を支持する という方法は、GB−A−0 896 163によって知られている。この波形 にするという工程は、ケーブルの芯が通っている表面が平滑な管を、波形ヘッド に通すことにより行われる。 本発明の目的に関し、加工された管や棒を利用する最終目的は制限されない。 この明細書においては、特に管の表面の加工について述べられているが、棒の表 面も同様に加工できることは当業者には自明である。 本発明により、滑腔管の外壁に複数の平行な溝を形成するための装置が提供さ れ、この装置は、装置を貫通する通路に隣接して取り付けられた溝形成ローラ、 使用時にローラを通路内の管周りに回転させる手段、及び通路から張力下で引っ 張ることでこの管を溝が管外壁に形成されるときに伸長する供給手段からなり、 この溝形成ローラはその周囲に螺旋状に形成されて通路へと至る凸部を有し、ま た、この溝形成ローラは凸部が通路に至るところで通路の軸に対して直角に延び るように、通路に対して傾斜した軸の周りで回転するように取り付けられている 。 本明細書で用いられる「凸部」という語は、通路中の円筒形物体の表面に溝を 形成するために溝ローラの表面上に隆起した、いかなる形状のものにも適用され る。 この溝形成凸部を設け、ローラを上述のように傾斜させることによって、管が 装置中を通過する間に管の表面に複数の環状溝を連続して形成することができる 。 溝形成ローラの表面上には、螺旋状に延びる複数の凸部が設けられてもよい。 溝形成ローラが一つのみである場合は、各々の凸部は少なくとも円筒表面の円周 に等しい長さの弧として設けられなければならない。 溝形成ローラは複数であってもよく、例えば三つの溝形成ローラが通路の周り に設けられる。この場合、各々のローラは、各々の溝の円周長さの三分の一を形 成すればよい。しかし実際には、各々のローラが円周長さの三分の一以上を形成 するため、形成された溝の端部は各々重なっており、相互に一体化している。複 数のローラが設けられている場合、各々の凸部が少なくとも円筒表面の円周に等 しい長さの弧である必要はなくなる。 溝が管壁物質を切削して設けられることは意図されておらず、むしろ溝は管壁 部の物質を押圧し、ある程度移動させることによって設けられる。従って凸部の 断面輪郭はアーチ形状であることが望ましく、またこのアーチの頂部半径は約0 .3mm以上であることが望ましい。このアーチは、ゴシック様式のアーチ形状で あることが好ましい。 開口を貫通する通路は、通路の軸に対する平行軸上に取り付けられた二つの補 助ローラの円筒面及び通路の縁部に接する補助ローラの円周により設けられるこ とが望ましい。また好ましくは、溝形成ローラと二つの補助ローラは通路周囲に 120°の間隔をおいて配置される。補助ローラは平滑な外側表面を有すること が好ましい。上述の通り、3つの溝形成ローラが設けられる場合、補助ローラが 第二、第三の溝形成ローラで代替され、通路に対して第一の溝形成ローラと同様 に位置する追加の溝形成ローラが設けられてもよい。 本装置は、溝形成ローラの手前に、管が溝形成ローラと係合する前に予め押圧 を加えるための管導入部を有していてもよい。この導入部は、溝形成ローラ自体 の後部円筒形膨張部と補助ローラの軸方向長さとの組合せによって設けられても よく、この組合せによって管は溝形成ローラの凸部と接触する前に、把持され押 圧される。この後部円筒形膨張部は、螺旋状に形成された凸部の頂部半径より若 干小さい半径を有することが好ましい。また好ましくは、この膨張部の半径は表 面に形成される溝の深さの分だけ凸部の半径よりも小さい。 本装置は管状通路を備えた胴部を有することが好ましく、この胴部上に溝形成 ローラと補助ローラが取り付けられ、これらのローラは各々の軸周りに回転自在 であって、この装置はまた胴部を管状通路の軸周りに回転させる駆動手段を有し ている。本装置は、管が装置を通過する際に管自体は回転しないようにする手段 をも備えている。 通路に入る前に管を加熱或いは冷却する温度制御段階が設けられてもよい。想 定されるように、もしこの装置が管押出成形機の直後に配置されるとすれば、冷 却が必要であると思われる。管表面に溝を形成する凸部の作業は、管の物質が最 適な温度に保持されることによって確実なものとなる。この最適な温度は管の物 質により異なる。 胴部駆動手段は、平行して取り付けられた駆動スプロケット或いは歯車からの ベルト或いはギアドライブにより駆動する、胴部周りの歯付環によって設けられ てもよい。 供給手段は、管を所定の割合で装置に供給し、装置から出てきた加工された管 を取りまとめるように設けられてもよい。この供給手段は(装置の管入口側或い は管出口側のどちら側にあっても)装置における管の回転を防ぐことができる。 溝が形成されるとき、管を少し伸長することも有用である。必要な張力は、装 置の管出口側の供給手段によって管に加えられる。 本装置を用いて薄肉管の外側表面を加工することも本発明の範囲内である。こ の場合、管の壁がローラの溝形成凸部の形状に一致するように、管内部に加圧す る必要があるであろう。 本発明はまた、滑腔管の外壁に平行な溝を形成する方法をも提供し、この方法 は、通路に沿って管を通過させ、この通路に隣接して溝形成ローラを取り付け、 このローラの周囲に螺旋状に通路へと至る凸部を設け、溝形成ローラの軸を、こ の凸部が通路へと至るところで通路の軸と直角に延びるように通路に対して傾斜 させ、溝形成ローラをこの軸周りで回転するように取り付け、これによってロー ラが管周りに回転し、ローラ上の凸部が管壁を押圧して溝を形成し、溝形成ロー ラから取り出される管を引っ張って溝が管の壁部に形成されるときに管を伸長す るという工程からなる。 本発明は更に、下記の添付図面に関し、例を用いて説明される。 図1aは、本発明に係る装置により加工された管の第一例の部分断面図である 。 図1bは、本発明に係る装置により加工された管の第二例の部分断面図である 。 図2は、あらかじめ決められた最小曲半径まで湾曲した図1の管である。 図3は、本発明に係る装置の略図である。 図4は、図3の装置の一部の一端からみた斜視図である。 図5は、図3の装置の一部を示す詳細図である。 図1に示される被覆管10は、ポリプロピレンのようなプラスチックの原材料 から、管壁が平滑な管として押出成形されたものである。この管は外壁12と、 内径16を形成する内壁14を有する。 管壁が平滑な管は実質上いかなる曲半径まででも湾曲可能であり、曲げるのに 必要な力の大きさは、特に曲半径が小さくなるにつれて、管壁がねじれて管の横 断面が壊れるまで累進的に増加する。内径16内で光ファイバーが過度に湾曲す るのを防ぐために、管壁が平滑な管は制限され、比較的小さな力を加えることに よっては管はあらかじめ決められた曲半径までしか湾曲しないが、特に強い力を 加えることによってこの範囲を超えて湾曲することも可能である。管を曲げるた めに、押出成形された後、管の外壁12には複数の環状溝18が形成される。溝 は主に壁物質を局部的に押圧して形成されるが、壁物質を切削して溝を形成する ことも本発明の範囲に含まれる。 図1aは溝18が全て等しい深さである管を示し、図1bは溝18の深い部分 と浅い部分が交互に並んでいる管を示す。 溝18の機能は図2に基づいて最も良く説明することができ、図2においては カーブの内側では溝18aが閉じ、更なる湾曲を防ぐために溝の周縁が接触して いることが示される。カーブの外側では19で示されるように溝が開く。溝18 の基部に残された壁物質によって形成されたヒンジ20が曲がることによりこの 段階までの湾曲が可能になる。この段階を超えて極度に力を加えると、更に湾曲 させることはできるが、そうするとプラスチック物質が歪むこととなる。 壁物質を押圧して溝を形成しすることによる好ましい結果の一つは、ヒンジ2 0が十分に押圧された周囲のプラスチックに比べて局部的により密なプラスチッ ク物質で形成されることであり、この密な部分にポリマー鎖がそろっていること が有用である。溝を形成する間に管を伸長することによりこの工程が支持される こととなる。 図3乃至図5により説明される装置は、壁に溝18を形成することによって、 最初は平滑な壁を有し押出成形された管を加工するのに有効である。この装置は ポロプロピレン、ポリブチルテレフタレート(PBT)、ナイロン、ポリエチレ ン及び、PBTとアクリルニトリルブタジエンスチレン(ABS)が混合された プラスチックからなる管に好適に用いられた。 図3は全体として22で表される装置と共に、供給リール24から取り出しリ ール26まで装置22を貫通する管10を示す。装置22の左側の管は管壁が平 滑で、一方装置の右側に現れる管には溝18が形成されている。 装置22を管を形成する押出成形装置の直後に置き、押出装置が供給リール2 4を代替し、管10が装置12に入る速さを制御することも可能である。 取り出しリール26はいかなる便利な形とされてもよいが、加工された管を取 り出すために使われる設備としては、管が装置22を通る時にいくらかの張力を 加えることができるものが望ましい。管を装置22から引っ張るための要素と、 取り出しリールに管を移動させるための要素は別々であってもよい。 管を取り出すために、あるいは供給するために使われるリール24及び26の 半径はいずれも、あらかじめ設定された管の最小曲半径よりも大きいものでなけ ればならない。 装置22は管を取り入れる部分に溝形成ユニット30を有した胴部28からな る。胴部28は、図示されない固定した構造に支持されており、胴部28の外表 面にある歯車36と係合する歯車34を動かすモータ32により管10の軸周り に回転させられる。 当業者であれば、例えばベルトドライブでモータ32を胴部に結合させるとい った、胴部28を回転させるのに使用できる多くの変更例を評価する。 溝形成ユニット30と胴部28はどちらも管10が貫通するための軸状の通路 を有する。溝形成ユニットの通路の壁はローラの表面によって形成されており、 胴部の通路の壁は孔38の内部表面によって形成されている。 図4は胴部28の表面に取り付けられた溝形成ユニット30を示し、管が貫通 するように胴部28を通っている軸状の孔38を点線で示している。 溝形成ユニット30は3つのローラ40、42及び44から構成されている。 これらのローラはそれぞれの軸が120°の間隔をおくように配置されている。 それぞれのローラが相互に近づく円周の間には、ローラが相互に接触しないよう にわずかな空隙が設けられている。 ローラ40と42は平滑な表面46を有し、これらのローラは通路の壁の一部 を形成しており、胴部28の回転軸と平行に回転自在に配置されている。 しかしながら、溝形成ローラ44はその円筒表面に形成された溝形成凸部を有 する。また、溝形成ローラは、胴部28に対して適切な方向に回転自在に取り付 けられており、ローラ44の回転軸54は通路38と胴部28の回転軸に対して 傾いている。 ローラ44は、溝形成凸部48の手前に位置する膨張部を有している。この膨 張部により、補助ローラ40と42の手前端も管が最初に受け入れられる部分に 「ニップ」を形成するように共に作動する。このニップで半径方向に多少押圧さ れると、管は溝形成凸部48に接触するようにして保持され支えられる。管が凸 部48に接触すると、管がローラ40、42及び44を通過するときに管の表面 に溝18が形成されるが、その方法は図5を用いて以下に述べられる。 図5において装置の軸は50として示されている。この軸は管10が通過する 管状の通路の中央にあり、また胴部28の回転の中心となっている。 図5はローラ44が回転軸54が軸50に対してある角度で傾斜するように取 り付けられていることはっきりと示す。この傾斜角度は溝形成凸部48が軸50 に対して直角に配されるように定められる。図5から、もしローラ44が矢印5 2の方向からみて時計まわりの方向に回転すれば、溝形成凸部48は矢印52が 示す方向に進むということがはっきりとわかる。一たん導入凸部48が管壁の物 質に係合すると、ローラ44が更に回転し、管が装置を貫通するように導く。 意図された機能をもつ装置においては、まず第1にローラ44がその軸を中心 に回転し、第2にローラ44の軸が管の軸を中心に回転するかあるいは、管自体 がその軸を中心に回転しなければならない。 ここで述べられている装置においては、管を回転に対して固定する一方で、管 周りにローラ軸を保持した胴部28を回転させることにより、上記第2の動きが おこる。第2の動きがおこると、管とローラの間に溝を形成するための摩擦ある いは接触がおこり、第1の動きを導く。 ローラに直接結合したモータにより溝形成ローラ44を作動させることは可能 であるが、胴部28を軸50を中心として回転させる一方で、管10が回転しな いように保持するほうがより容易である。ローラ40、42及び44の管10の 表面周りにおける歯車的動きにより、管が装置を貫通するような溝形成ローラ及 び補助ローラの回転が生じる。溝形成ローラが管10の周囲を歯車的に移動する ことにより、管壁に複数の溝18が連続して形成される。それぞれの凸部48が ローラ44の円周に管10の円周全長と等しく或いはそれよりも長く形成される ことが重要であり、そうでなければ不完全な溝18が形成されてしまうこととな る。 ローラ44が回転すると、管は溝形成凸部48によって加えられる半径方向の 力に対して補助ローラ40及び42によって支えられる。管壁との間の摩擦によ り補助ローラも回転する。 好適な実施例においては、溝形成ローラは2つの開始ねじ山部、即ち、2つの 凸部48を有し、それぞれ、弧の長さが管10の円周と等しいか或いは円周より 長くなるように形成されている。しかしながら、本発明においては2つ以上の凸 部を作動させることもできる。 異なった凸部48はそれぞれ異なった形態、例えば異なった高さとされてもよ い。異なった高さの2つの凸部を有するローラを用いることによって、図1bの 管には浅い溝18と深い溝18が形成されている。凸部48は必ずしも管の表面 に溝を形成する形状である必要はない。正確には、同じ作用原理により、円筒の 表面に隆起を形成する適切な溝形成ローラを用いてもよい。 管10が直接押出成形されるのでなければ、管が溝形成ユニット30を通過す る前に、プラスチック物質を柔らかくするために管を加熱しておくことが望まし い。 当業者には、ローラ44の表面に形成された溝形成凸部48のピッチが管10 の溝のピッチを決定し、その結果本装置は、異なったローラ44を用いることに より異なったピッチで溝を形成できるということが明らかである。 装置には往復運動をする部分がないということが重要である。従って、胴部2 8は正確に釣り合いがとれ、振動せずに高速で回転することが可能である。この ため、経済的な製造速度で稼働可能な製造ラインが完成できる。 例えば、管の円周720°分の長さの溝形成凸部を有する溝形成ローラから製 造された4mmのピッチの溝が形成された管では、それぞれの溝を形成するため に胴部は2回転しなければならない。従って、1メータの管を加工するには胴部 は500回転(1000/4×2)しなければならない。30m/分の製造ライ ン速度では、胴部は一分間に15000回転(30×500)する。 このように、本発明は管或いは棒の表面に、複数の独立した環状溝を連続的に 形成する簡単で有効な方法を提供する。この方法により加工された製品は、光フ ァイバーを管の内部で保護し、過度に小さい曲半径で光ファイバーが湾曲するこ とを防ぐので、光ファイバーに使用する湾曲限定管に特に適している。 請求の範囲 1.滑腔管の外壁に複数の平行な溝を形成する装置において、 装置を貫通する通路に隣接して取り付けられた溝形成ローラであって、その周 囲に螺旋状に形成された前記通路へと至る凸部を有し、凸部が通路へと至るとこ ろで通路の軸に対して直角に延びるように通路に対して傾斜した軸周りに回転す るように取り付けられた、溝形成ローラ、 使用時に通路内の管周りにローラを回転させる手段、及び 張力を加えて通路から管を引き出し、管の外壁に溝が形成されるときに管を伸 長する供給手段、 からなる装置。 2.溝ローラ表面に複数の凸部が螺旋状に形成されている、請求項第1項記載の 装置。 3.前記単一の、或いは複数の凸部の各々が、少なくとも加工される円筒表面の 円周と等しい長さの弧として形成される、請求項第1項又は第2項記載の装置。 4.複数の溝形成ローラが通路に隣接して取り付けられている、前記請求項のい ずれかに記載の装置。 5.前記単一のあるいは複数の溝形成ローラに形成された凸部の各々が、円筒表 面の物質を押圧することにより円筒表面に溝を形成するように設けられている、 前記請求項のいずれかに記載の装置。 6.前記単一の凸部、或いは複数の凸部の各々が、アーチ形状の断面輪郭を有し 、このアーチの頂部が約0.3mm以上の半径を有している、前記請求項のいずれ かに記載の装置。 7.前記アーチが、ゴシック様式のアーチ形状である、請求項第6項記載の装置 。 8.装置を貫通する前記通路が、通路の軸との平行軸上に取り付けられた二つの 補助ローラ及び通路縁部へ接する補助ローラの円周によって部分的にその境界が 形成されている、前記請求項のいずれかに記載の装置。 9.開口を貫通する前記通路が、補助ローラの円筒表面によって部分的にその境 界が形成されている、請求項第8項記載の装置。 10.溝形成ローラと二つの補助ローラが通路の周りに120°の間隔をおいて 配置されている、請求項第8項又は第9項記載の装置。 11.前記補助ローラが平滑な外壁を有している、請求項第8項乃至第10項の いずれかに記載の装置。 12.溝形成ローラの手前に、溝形成ローラと係合する前に管物質を予め押圧す る管導入部を備えている、前記請求項のいずれかに記載の装置。 13.前記管導入部が、溝形成ローラ自体の後部円筒形膨張部と補助ローラの軸 方向長さとの組合せにより形成され、この組合せにより管が溝形成ローラと接触 する前に管を把持して押圧する、請求項第8項乃至第11項のいずれかに従属す る、請求項第12項記載の装置。 14.前記後部円筒形膨張部が、螺旋状に形成された凸部の頂部直径よりわずか に小さい直径を有している、請求項第13項記載の装置。 15.貫通する管状通路を有し、溝形成ローラ及び補助ローラが取り付けられた 胴部であって、溝形成ローラ及び補助ローラが各々の軸周りに関し回転自在であ る胴部、及び管状通路の軸周りにこの胴部を回転させる駆動手段を有する、前記 請求項のいずれかに記載の装置。 16.前記胴部駆動手段が、平行して取り付けられた駆動スプロケット又は歯車 からのベルト或いはギアドライブにより駆動する、胴部周りの歯付環からなる、 請求項第15項記載の装置。 17.管が装置を通過するときに、管の回転を妨げる手段を備えた、前記請求項 のいずれかに記載の装置。 18.管を所定の割合で装置に供給する供給手段が設けられた、前記請求項のい ずれかに記載の装置。 19.前記供給手段が(装置の管入口側或いは管出口側のどちらにあったとして も)装置内の管の回転を妨げるために用いられる、請求項第18項記載の装置。 20.溝形成ローラの溝形成凸部の形状に管の壁部を一致させるために管内部に 加圧する手段を備えた、前記請求項のいずれかに記載の装置。 21.滑腔管の外壁に複数の平行な溝を形成する方法において、 溝形成ローラが隣接して取り付けられた通路に管を通過させ、 前記溝形成ローラの周囲に螺旋状に通路へと延びる凸部を形成し、 溝形成ローラの軸を、凸部が通路へと至るところで通路の軸に対して直角に延 びるように通路に対して傾斜させ、 この軸周りに回転するように溝形成ローラを取り付け、 これによって溝形成ローラに設けられた凸部が管の壁部を押圧して溝を形成す るように溝形成ローラを管周りに回転させ、及び 溝形成ローラから取り出される管を引っ張って、溝が管壁部に形成されるとき に管を伸長する、 という工程からなる方法。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.円筒表面を加工する装置において、 装置を貫通する通路を形成する壁、 この通路に隣接して取り付けられた溝形成ローラであって、その周囲に螺旋状 に形成された前記通路へと至る凸部を有し、凸部が通路へと至るところで通路の 軸に対して直角に延びるように通路に対して傾斜した軸周りに回転するように取 り付けられた、溝形成ローラ、及び 使用時に通路内の円筒形物体周りにローラを回転させる手段、 からなる装置。 2.溝ローラ表面に複数の凸部が螺旋状に形成されている、請求項第1項記載の 装置。 3.前記単一の、或いは複数の凸部の各々が、少なくとも加工される円筒表面の 円周と等しい長さの弧として形成される、請求項第1項又は第2項記載の装置。 4.複数の溝形成ローラが通路に隣接して取り付けられている、前記請求項のい ずれかに記載の装置。 5.前記単一のあるいは複数の溝形成ローラに形成された凸部の各々が、円筒表 面の物質を押圧することにより円筒表面に溝を形成するように設けられている、 前記請求項のいずれかに記載の装置。 6.前記単一の凸部、或いは複数の凸部の各々が、アーチ形状の断面輪郭を有し 、このアーチの頂部が約0.3mm以上の半径を有している、前記請求項のいずれ かに記載の装置。 7.前記アーチが、ゴシック様式のアーチ形状である、請求項第6項記載の装置 。 8.開口を貫通する前記通路が、通路の軸との平行軸上に取り付けられた二つの 補助ローラ及び通路縁部へ接する補助ローラの円周によって部分的にその境界が 形成されている、前記請求項のいずれかに記載の装置。 9.通路を貫通する前記通路の壁が、補助ローラの円筒表面によって部分的に形 成されている、請求項第8項記載の装置。 10.溝形成ローラと二つの補助ローラが通路の周りに120°の間隔をおいて 配置されている、請求項第8項又は第9項記載の装置。 11.前記補助ローラが平滑な外壁を有している、請求項第8項乃至第10項の いずれかに記載の装置。 12.溝形成ローラの手前に、溝形成ローラと係合する前に管物質を予め押圧す る管導入部を備えている、前記請求項のいずれかに記載の装置。 13.前記管導入部が、溝形成ローラ自体の後部円筒形膨張部と補助ローラの軸 方向長さとの組合せにより形成され、この組合せにより管が溝形成ローラと接触 する前に管を把持して押圧する、請求項第8項乃至第11項のいずれかに従属す る、請求項第12項記載の装置。 14.前記後部円筒形膨張部が、螺旋状に形成された凸部の頂部直径よりわずか に小さい直径を有している、請求項第13項記載の装置。 15.貫通する管状通路を有し、溝形成ローラ及び補助ローラが取り付けられた 胴部であって、溝形成ローラ及び補助ローラが各々の軸周りに関し回転自在であ る胴部、及び管状通路の軸周りにこの胴部を回転させる駆動手段を有する、前記 請求項のいずれかに記載の装置。 16.管或いは棒がその表面に溝を形成されつつ装置を通過するときに、その管 或いは棒の回転を妨げる手段を有する、請求項第15項記載の装置。 17.前記胴部駆動手段が、平行して取り付けられた駆動スプロケット又は歯車 からのベルト或いギアドライブにより駆動する、胴部周りの歯付環からなる、請 求項第15項記載の装置。 18.管を所定の割合で装置に供給し、装置から出てくる加工された管を取りま とめる供給手段が設けられた、前記請求項のいずれかに記載の装置。 19.前記供給手段が(装置の管入口側或いは管出口側のどちらにあったとして も)装置内の管の回転を妨げるために用いられる、請求項第18項記載の装置。 20.張力が、装置の管出口側で供給手段によって管に加えられ、溝形成時に管 が若干伸長される、前記請求項のいずれかに記載の装置。 21.溝形成ローラの溝形成凸部の形状に、装置によってその円筒表面が加工さ れる管の壁部を一致させるために管内部に加圧する手段を備えた、前記請求項の いずれかに記載の装置。
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