JPH1050434A - アース付タップ - Google Patents

アース付タップ

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JPH1050434A
JPH1050434A JP8201901A JP20190196A JPH1050434A JP H1050434 A JPH1050434 A JP H1050434A JP 8201901 A JP8201901 A JP 8201901A JP 20190196 A JP20190196 A JP 20190196A JP H1050434 A JPH1050434 A JP H1050434A
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JP
Japan
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blade
tap
rotor
rotator
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JP8201901A
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Kazunori Fukuda
和典 福田
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Toshiba Lighting and Technology Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アース付タップの回動子の回動を容易にす
る。 【解決手段】 タップ本体1に栓刃15及びアース刃1
6を有する回動子14を筒状の軸部17を介して回動可
能に取り付け、栓刃15及びアース刃16とタップ本体
1内の刃受部5,6,7とを、軸部17を通して配設さ
れたリード線19により接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンセントなどに
挿入して電源およびアースを複数に分岐するアース付タ
ップに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のタップの一例の構成を図9に示
す。図9において、プラスチックで薄形函状に形成され
たタップ本体101の一辺には、矩形状の切欠部102
が設けられている。切欠部102には回動子103が嵌
合されており、回動子103は両側面に設けられた軸1
04を介してタップ本体101に回動自在に支持されて
いる。回動子103の外側の一辺には1対の栓刃105
が固定されており、内側の一辺は円筒面106となって
いる。
【0003】タップ本体101の回動子103が設けら
れた一辺の他の三辺にはそれぞれ1対の栓刃挿入孔10
7が設けられており、タップ本体101内の栓刃挿入孔
107に対向する位置には、それぞれ刃受部109が固
定されている。また回動子103に固定された1対の栓
刃105の基端にはそれぞれリード線108の一端が接
続されており、リード線108は回動子103内を通っ
て円筒面106からタップ本体101内に引き出されて
いる。そして1対のリード線108はそれぞれタップ本
体101内において3対の刃受部109に接続されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
た従来のタップにおいては、栓刃105を電源側のコン
セントに接続したときに、タップ本体101を回動子1
03の両方向に例えば90度ずつ回動させることができ
る。しかもタップ本体101が薄形であるので狭い空間
にも配置することができる。しかし電源側のコンセント
にアース端子が設けられており、タップ本体101側の
回動子103にもアース端子に接続されるアース刃を設
ける場合には、リード線が3芯となる。この3芯のリー
ド線を回動子103の円筒面106から引き出して刃受
部に接続すると、リード線の剛性により回動子103が
回動しにくくなるという問題があった。また、リード線
の動きが大きいためリード線自体およびリード線の接続
部が破損されやすい。さらに、リード線の動きが大きい
ためリード線自体およびリード線の接続部が破損されや
すい。さらに、リード線がタップ本体101の切欠部1
02から露出するため、外観上も好ましくなかった。
【0005】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
もので、電源およびアースの両方の接続を行う場合にも
回動子を円滑に回動させることができる外観の優れたア
ース付タップを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明のアース付タップは、複数の刃受部
を有するタップ本体と;前面に複数の栓刃およびアース
刃が突出して取り付けられ、筒状の軸部を介してタップ
本体の一端側に回動可能に支持された回動子と;複数の
栓刃およびアース刃と刃受部とをそれぞれ接続するた
め、軸部を通して配設されたリード線と;具備してい
る。なお、筒状の軸部は回動子の側面に対して凸状であ
っても凹状であってもよい。
【0007】請求項2の発明のアース付タップは、回動
子の回動可能角度は180度である。
【0008】請求項3の発明のアース付タップは、回動
子の回動角を所定の角度に保持する保持部材を設けた。
【0009】請求項4の発明のアース付タップは、回動
子の回動角度の保持部材は、軸部外周の所定の位置に形
成された凹部または凸部にそれぞれ係合する凸部または
凹部を有し、タップ本体に支持された弾性部材である。
【0010】請求項1および2の各発明においては、回
動子をタップ本体に回動可能に支持する筒状の軸部を通
して、栓刃およびアース刃と刃受部とをそれぞれ接続す
るリード線を配設したので、回動子の回動抵抗を小さく
することができる。
【0011】請求項3および4の各発明においては、保
持部材により回動子の回動角を所定の角度に保持するよ
うにしたので、タップを安定してコンセントに挿入保持
することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明のアース付タップの
一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0013】図1は本発明の一実施の形態の構成を示す
横断面図、図2は図1の縦断面図、図3は図1の側面
図、図4は図1の下面図、図5は図1の正面図、図6は
図1の回動子の構成を示す外観斜視図である。図1ない
し図6において、プラスチックで箱状に形成されたタッ
プ本体1は、一体成形品である上下2部品1a,1bが
3本のネジ2により連結固定されて構成されている。ネ
ジ2は下部品1bの3個所に貫通して形成されたネジ取
付孔3に下面から挿通され、上部品1aの対向する位置
に形成されたネジ孔4に螺着されている。
【0014】上部品1aの片側は段差部1cを介して膨
出しており、この膨出部1d内には3対の刃受部5,
6,7が収納されている。刃受部5,7はタップ本体1
の平行する側壁に対向して配置されており、刃受部6は
これらの側壁に対して直角方向の側壁に対向して配置さ
れている。そして刃受部5,6,7にはそれぞれ3対の
刃受金具8,9,10が設けられており、図2に示すよ
うに刃受金具8,9は上段に、刃受金具10は下段に配
置されている。またタップ本体1の側壁には刃受部5,
6,7にそれぞれ設けられた刃受金具8,9,10に対
向する位置に、栓刃挿入孔11,12,13が形成され
ている。
【0015】タップ本体1の刃受部6に対して反対側に
は断面がコ字状の切欠部1eが形成されており、切欠部
1e内には回動子14が回動可能に収納されている。回
動子14は熱硬化性樹脂で角函状に形成されており、切
欠部1eの奥側の面に対向する面は半円筒状となってい
る。また回動子14のタップ本体1の外側に露出する1
面には、2本の栓刃15と1本のアース刃16とが、直
角方向に突出して固定されている。また回動子14の両
側面には筒状の軸部17が同心状に突出して固定されて
おり、軸部17はタップ本体1の内部の軸受18に回動
可能に支持されている。
【0016】一方の軸部17aには一端が一方の栓刃1
5aに接続されたリード線19aが挿通されており、リ
ード線19aの他端は3個所の刃受部5,6,7にそれ
ぞれ設けられた刃受金具8に順次接続されている。また
他方の軸部17bには一端が他方の栓刃15bに接続さ
れたリード線19bが挿通されており、リード線19b
の他端は3個所の刃受部5,6,7にそれぞれ設けられ
た刃受金具9に順次接続されている。さらに一方の軸部
17aには一端がアース刃16に接続されたリード線1
9cが挿通されており、リード線19cの他端は3個所
の刃受部5,6,7にそれぞれ設けられた刃受金具10
に順次接続されている。
【0017】軸部17a,17bの外周には図2に示す
ように3個の凹部20a,20b,20cが同一円周上
に形成されている。凹部20aは栓刃15に対して直角
方向の軸部17の半径上に位置し、凹部20aは同じく
平行方向の半径上に、凹部20cは45度の角度の半径
上にそれぞれ位置している。またタップ本体1内には弾
性部材としての板バネ21が設けられている。板バネ2
1には図7に示すように中央に凸部22が設けられてお
り、両端はタップ本体1の内面に一体に形成されたボス
部23により支持されて、軸部17の凹部20に接する
ようになっている。
【0018】上記の構成において、回動子14を回動し
て軸部17の凹部20aに板バネ21の凸部22を係合
させると、栓刃15及びアース刃16に対してタップ本
体1は直角の方向となる。この状態で壁面に設けられた
コンセントに刃を挿入すると、タップ本体1は壁面に平
行となり、省スペース化が図られる。また床面にころが
って置かれたタップに接続する場合には、軸部17の凹
部20bに板バネ21の凸部22を係合させると、タッ
プ本体1を床面に平行に置くことができる。さらに図8
に示すように床面に回動可能に設置されたフロアコンセ
ント31に刃を挿入する場合、フロアコンセント31が
床面に対して45度の角度に引き出されたとすると、軸
部17の凹部20cに板バネ21の凸部22を係合させ
れば、図8に示すようにタップ本体1を床面に平行に載
置することができる。
【0019】本実施の形態によれば、栓刃15及びアー
ス刃16と刃受部5,6,7とを接続するリード線19
を回動子14の筒状の軸部17を通してタップ本体1内
に引き入れたので、リード線19が3本であっても回動
子14の回転を円滑に行うことができる。またリード線
19はタップ本体1内に収納され外部に露出していない
ので外観も良好となる。
【0020】上記実施の形態では刃受部が3個の場合に
ついて説明したが、3個に限定されず複数個であっても
よい。また回動子14の回動位置を規制する板バネ21
などの保持部材を省略し、軸部17と軸受18との間の
摩擦力で回動子14の回動を規制してもよい。この場合
の回動子14の回動可能角度は通常180度である。な
お軸部17の凹部20を凸状とし、板バネ21の凸部2
2を凹状としてもよい。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1および2
の発明によれば、回動子の栓刃およびアース刃とタップ
本体内の刃受部とを接続するリード線を、回動子の筒状
の軸部を介してタップ本体内に引き入れたので、回動子
の回動を円滑にすることができる。
【0022】請求項3および4の発明によれば、回動子
の回動角を所定の角度に保持する保持部材を設けたの
で、タップの取付位置によってタップ本体を適正な角度
に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアース付タップの一実施の形態の構成
を示す横断面図。
【図2】図1の縦断面図。
【図3】図1側面図。
【図4】図1の下面図。
【図5】図1の正面図。
【図6】図1の回動子の構成を示す外観斜視図。
【図7】図2の板バネの構成を示す斜視図。
【図8】図1のアース付タップをフロアコンセントに挿
入した状態を示す側面図。
【図9】従来のタップの一例の構成を示す斜視図。
【符号の説明】
1:タップ本体 5,6,7:刃受
部 14:回動子 15:栓刃 16:アース刃 17:軸部 19:リード線 20:凹部 21:板バネ(弾性部材) 22:凸部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の刃受部を有するタップ本体と;前
    面に複数の栓刃およびアース刃が突出して取り付けら
    れ、筒状の軸部を介してタップ本体の一端側に回動可能
    に支持された回動子と;複数の栓刃およびアース刃と刃
    受部とをそれぞれ接続するため、軸部を通して配設され
    たリード線と;を具備していることを特徴とするアース
    付タップ。
  2. 【請求項2】 回動子の回動可能角度は180度である
    ことを特徴とする請求項1記載のアース付タップ。
  3. 【請求項3】 回動子の回動角を所定の角度に保持する
    保持部材を設けたことを特徴とする請求項1または2記
    載のアース付タップ。
  4. 【請求項4】 回動子の回動角度の保持部材は、軸部外
    周の所定の位置に形成された凹部または凸部にそれぞれ
    係合する凸部または凹部を有し、タップ本体に支持され
    た弾性部材であることを特徴とする請求項3記載のアー
    ス付タップ。
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