JPH0865026A - 回転可倒式アンテナの給電線 - Google Patents

回転可倒式アンテナの給電線

Info

Publication number
JPH0865026A
JPH0865026A JP20080194A JP20080194A JPH0865026A JP H0865026 A JPH0865026 A JP H0865026A JP 20080194 A JP20080194 A JP 20080194A JP 20080194 A JP20080194 A JP 20080194A JP H0865026 A JPH0865026 A JP H0865026A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
plug
connector
rotatable
stress
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20080194A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Tanzawa
淳 丹澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP20080194A priority Critical patent/JPH0865026A/ja
Publication of JPH0865026A publication Critical patent/JPH0865026A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Aerials (AREA)
  • Support Of Aerials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 アンテナ回転時の捩じり応力による給電線の
破損を防止し、かつプラグの装置本体側のコネクタから
の脱落を防止する。 【構成】 給電線30は、外筒1の内部でダイポールアン
テナ2に接続され、アンテナ組立体7から延出させたプ
ラグ32を印刷回路板52に配置されたコネクタ53に嵌挿し
ている。プラグ32は、組立時に矢印A方向に押圧される
ことによりコネクタ53に嵌挿して、給電線30を印刷回路
板52に電気的に接続する。ここで、同軸ケーブル31に
は、前記固定位置Bと前記プラグ32との間にコイル状に
ループした応力緩衝部31aが設けられている。応力緩衝
部31aは、その中心線がアンテナ組立体7の回転軸L1
と略一致するように配置されており、回転軸L1を中心
とする捩じり方向Dにおいて十分な弾性変形が可能にな
るようにループ数が設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無線通信装置等の装置
本体に回転可能に取り付けられた回転可倒式アンテナと
装置本体側の回路基板とを接続する回転可倒式アンテナ
の給電線に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は回転可倒式アンテナ及び従来の給
電線の一例を示す側面断面図、図5は図4に示す回転可
倒式アンテナの動作説明図である。1は外筒、2は外筒
1に収納されたダイポールアンテナ、3は一端部が外筒
1の根元付近に外嵌固定したL形筒形状のカバー、4は
カバー3の他端部に挿入して固定されたスリーブ、5は
スリーブ4が回転可能に挿入したブラケットであり、ス
リーブ4は、先端部に止め輪6が嵌着することによりブ
ラケット5からの脱落が防止されている。7は、上記し
た外筒1,ダイポールアンテナ2,カバー3,スリーブ
4,ブラケット5及び止め輪6によって構成されたアン
テナ組立体である。
【0003】前記ブラケット5は、外周面にねじ溝(図
示省略)が形成され、装置本体50の取付部51にねじ込ま
れて締結固定されている。ここで、スリーブ4がブラケ
ット5に回転可能に挿入していることにより、アンテナ
組立体7は装置本体50に回転可能に取り付けられてい
る。
【0004】また、10はダイポールアンテナ2と装置本
体50の印刷回路板52とを接続する給電線であり、給電線
10は、同軸ケーブル11と、同軸ケーブル11の一端部及び
他端部に接続されたバラン12及びプラグ13とによって構
成されている。給電線10は、バラン12が外筒1の内部で
ダイポールアンテナ2の給電部2aに半田によって接続
され、かつ外筒1,カバー3及びスリーブ4を通してプ
ラグ13をアンテナ組立体7から延出させ、延出させたプ
ラグ13を印刷回路板52に配置されたコネクタ53に嵌挿し
ている。プラグ13は、組立時に矢印A方向に押圧される
ことによりコネクタ53に嵌挿して、給電線10を印刷回路
板52に電気的に接続する。また、給電線10は、外筒1の
根本付近の固定位置Bでアンテナ組立体7に接着等によ
って固定されている。このことにより、アンテナ組立体
7が回転した場合でも、バラン12に応力が加わり、バラ
ン12と給電部2aとを接続する半田が破損することを防
止できる。
【0005】図5はアンテナ組立体7が回転可能な範囲
を示しており、アンテナ組立体7は、実線で示す中央位
置から時計方向(矢印C1方向)及び反時計方向(矢印C2
方向)に90°の範囲でそれぞれ回転可能に構成されてい
る。このように、アンテナ組立体7の回転範囲を受信角
度を調整するうえで問題ない範囲に制限することによ
り、給電線10の捩じり角度が一定以下に制限されるの
で、給電線10の保護が可能になる。
【0006】また、図6は回転可倒式アンテナ及び従来
の給電線の他の例を示す側面図であり、図4及び図5に
基づいて説明した部材に対応する部材については、同一
符号を付して説明を省略する。
【0007】20はアンテナ組立体であり、アンテナ組立
体20において、21は外筒1の根本に固定されたロータリ
ジョイントであり、ロータリジョイント21は、回転部22
と、この回転部22を回転可能に支持し、かつ装置本体に
締結固定される固定部23によって構成されている。回転
部22と固定部23とは、接合面24にそれぞれ内部接点 (図
示省略)が配置されており、回転部22が任意の位置に回
転した場合でも、内部接点間の接触が維持されるように
構成されている。
【0008】25は給電線であり、給電線25は、同軸ケー
ブル26と、この同軸ケーブル26の両端部にそれぞれ接続
されたプラグ27とによって構成されている。ここで、外
筒1内部のダイポールアンテナ2と印刷回路板52とは、
一方のプラグ27を固定部23のコネクタ28に嵌挿し、かつ
他方のプラグ27を印刷回路板52のコネクタ53に嵌挿する
ことにより、給電線25によって電気的に接続される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4に
示す給電線10においては、アンテナ組立体7が回転する
ことにより、固定位置Bにおける同軸ケーブル11の固定
端とプラグ13との間に捩じり応力が作用し、長期的にア
ンテナ組立体7が繰り返して回転することにより、プラ
グ13がコネクタ53から脱落したり、また応力が集中する
給電線10とプラグ13との接続部が繰り返し応力によって
破損したりすることがある。
【0010】特に、コネクタ53としてスナップオン方式
のコネクタを用いた場合には、プラグ13に挿脱方向以外
の力が加わったときに、容易にプラグ13がコネクタ53か
ら脱落してしまう。また、不要輻射及び外部ノイズの影
響を抑制するため、同軸ケーブル11として2重シールド
同軸ケーブルを用いた場合には、同軸ケーブル11の捩じ
り剛性が高いことにより、アンテナ組立体7の回転時に
プラグ13及びこのプラグ13と給電線10との接続部に作用
する応力が大きくなり、短期間でプラグ13が脱落し、ま
た接続部が破損する可能性が高くなる。
【0011】上記のプラグ13の脱落や接続部の破損を防
止するため、固定位置Bとプラグ13と間に固定部材を設
けて、同軸ケーブル11を装置本体50に固定するようにし
た給電線もあるが、この場合には、固定部材の位置で同
軸ケーブル11に応力集中が発生し、同軸ケーブル11の表
層部のシールド導体を塑性変形または破断させてシール
ド効果を低下させたり、絶縁用の外被を破断してしまう
恐れがある。
【0012】また、図6に示す給電線25は、アンテナ組
立体20が回転した場合でも捩じり変形しないため、上記
のような問題が発生しないが、高価なロータリジョイン
ト21を使用するためアンテナ組立体20のコストが高くな
り、また電圧定在比が悪化するという問題が発生する。
【0013】本発明の目的は、上記の問題を解決するた
め、アンテナ回転時の捩じり応力により、給電線が破損
することが防止され、かつプラグが装置本体側基板のコ
ネクタから脱落することが防止される回転可倒式アンテ
ナの給電線を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明の第1の手段は、装置本体に回転可能に取り
付けられた回転可倒式アンテナに一端部が接続され、回
転可倒式アンテナと共にアンテナ回転軸を中心として回
転し、かつ他端部に装置本体側基板のコネクタに嵌挿す
るプラグが設けられた回転可倒式アンテナの給電線にお
いて、回転可倒式アンテナに対する固定端と前記プラグ
との間に、コイル状にループし前記アンテナ回転軸を中
心とする捩じり方向で弾性を有する応力緩衝部を設けた
ことを特徴とする。
【0015】また、第2の手段は、装置本体に回転可能
に取り付けられた回転可倒式アンテナに一端部が接続さ
れ、回転可倒式アンテナと共にアンテナ回転軸を中心と
して回転し、かつ他端部に装置本体側基板のコネクタに
嵌挿するプラグが設けられた回転可倒式アンテナの給電
線において、回転可倒式アンテナに対する固定端と前記
プラグとの間における任意の屈曲位置で前記アンテナ回
転軸に対して略直交するように屈曲し、前記屈曲位置と
プラグとの間に、コイル状にループし弾性を有する応力
緩衝部を設け、かつ前記プラグにおけるコネクタに対す
る挿脱方向とアンテナ回転軸を中心とした回転接線方向
とを略一致させたことを特徴とする。
【0016】さらに、第3の手段は、回転可倒式アンテ
ナが任意の回転位置にある状態で、前記応力緩衝部が前
記プラグに対して嵌挿方向の弾性力を作用させるよう
に、応力緩衝部に、前記アンテナ回転軸を中心とした回
転方向で初期ひずみを与えたことを特徴とする。
【0017】
【作用】上記の第1の手段によれば、応力緩衝部が回転
可倒式アンテナに対する固定端とプラグとの間において
捩じり方向で弾性変形して、回転可倒式アンテナの回転
時に発生する捩じり変形を吸収することにより、応力緩
衝部からプラグまでの部分に対して作用する捩じり応力
を低下することができる。
【0018】また、第2の手段によれば、回転可倒式ア
ンテナの回転時に発生する捩じり応力が屈曲位置を中心
とするモーメントに変換されて、このモーメントによっ
て応力緩衝部が弾性変形し、かつ応力緩衝部がプラグに
対してはコネクタに対する挿脱方向と略一致した力を作
用させる。
【0019】さらに、第3の手段によれば、応力緩衝部
が、初期ひずみに対応する弾性力によってプラグを嵌挿
方向に付勢していることにより、回転可倒式アンテナが
任意の回転位置にある状態でも、応力緩衝部がプラグに
対して常に嵌挿方向の力を作用させる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。尚、図4乃至図6に基づいて説明した部材に対応
する部材については、同一符号を付して説明を省略す
る。図1は回転可倒式アンテナ及び本発明の給電線の第
1実施例の側面断面図である。30は外筒1内部のダイポ
ールアンテナ2と装置本体50の印刷回路板52とを接続す
る給電線であり、給電線30は、同軸ケーブル31と、同軸
ケーブル31の一端部及び他端部に接続されたバラン(図
示省略)及びプラグ32とによって構成されている。
【0021】給電線30は、バランが外筒1の内部でダイ
ポールアンテナ2に接続され、かつ外筒1,カバー3及
びスリーブ4を通してプラグ32をアンテナ組立体7から
延出させ、延出させたプラグ32を印刷回路板52に配置さ
れたコネクタ53に嵌挿している。プラグ32は、組立時に
矢印A方向に押圧されることによりコネクタ53に嵌挿し
て、給電線30を印刷回路板52に電気的に接続する。ま
た、給電線30は、外筒1の根本付近の固定位置Bでアン
テナ組立体7に固定され、印刷回路板52には、コネクタ
53に嵌挿したプラグ32を固定する固定部材54が配置され
ている。
【0022】ここで、同軸ケーブル31には、前記固定位
置Bと前記プラグ32との間にコイル状にループした応力
緩衝部31aが設けられている。応力緩衝部31aは、その中
心線がアンテナ組立体7の回転軸L1と略一致するよう
に配置されており、回転軸L1を中心とする捩じり方向
Dにおいて十分な弾性変形が可能になるようにループ数
が設定されている。
【0023】同軸ケーブル31に応力緩衝部31aを設けた
ことにより、アンテナ組立体7が回転範囲(180°)内で
任意の位置に回転しても、応力緩衝部31aがアンテナ組
立体7に対する固定端とプラグ32との間において回転軸
L1を中心とする捩じり方向で弾性変形して、アンテナ
組立体7の回転角度に一致する同軸ケーブル31の捩じり
変形を吸収することにより、プラグ32及びプラグ32と同
軸ケーブル31との接合部付近に作用する捩じり応力が低
下する。第1実施例では、固定部材54によってプラグ32
が印刷回路板52に固定されてコネクタ53からの脱落が防
止されており、このことにより、プラグ32と同軸ケーブ
ル31との接合部付近に作用する捩じり応力が増加する
が、応力緩衝部31aによって捩じり応力が抑制されるた
め、応力集中による接合部の破損を防止できる。むろ
ん、固定部材54を用いない場合でも、応力緩衝部31aに
よってプラグ32に作用する同軸ケーブル31の捩じり応力
が低下することにより、コネクタ53からプラグ32が脱落
することを抑制できる。
【0024】図2は回転可倒式アンテナ及び本発明の給
電線の第2実施例の側面断面図、図3は、図2に示す回
転可倒式アンテ及び給電線における正面図である。40は
外筒1内部のダイポールアンテナ(図示省略)と装置本体
50の印刷回路板52とを接続する給電線であり、給電線40
は、同軸ケーブル41と、同軸ケーブル41の一端部及び他
端部に接続されたバラン(図示省略)及びプラグ42とによ
って構成されている。
【0025】給電線40は、バランが外筒1の内部でダイ
ポールアンテナ(図示省略)に接続され、かつ外筒1,カ
バー3及びスリーブ4を通してプラグ42をアンテナ組立
体7から延出させ、延出させたプラグ42を印刷回路板52
に配置されたコネクタ53に嵌挿している。プラグ42は、
組立時に嵌挿方向(矢印E1方向)に押圧されることによ
りコネクタ53に嵌挿して、給電線40を印刷回路板52に電
気的に接続する。また、給電線40は、外筒1の根本付近
の固定位置Bでアンテナ組立体7に固定されている。
【0026】ここで、同軸ケーブル41は、前記固定位置
Bと前記プラグ42との間の屈曲位置Fで回転軸L1に対
して略直交するように屈曲している。さらに、この屈曲
位置Fとプラグ42との間にコイル状にループした応力緩
衝部41aが設けられている。応力緩衝部41aは、非変形状
態でその中心線が前記屈曲位置Fを中心とする半径方向
の中立軸L2と略平行になるように配置されており、中
立軸L2に対する撓み方向,圧縮方向及び引張方向にお
いて十分な弾性変形が可能になるようにループ数が設定
されている。
【0027】図3においては、アンテナ組立体7が実線
で示す中央位置から2点鎖線に示す位置まで回転可能で
あり、矢印E1,E2がアンテナ組立体7の回転時にプラ
グ42に対して作用する力の向きを示している。
【0028】アンテナ組立体7が中央位置から矢印C1
方向あるいは矢印C2方向に回転することにより、同軸
ケーブル41には、回転軸L1に沿った部分で捩じり応力
が作用する。捩じり応力は、屈曲位置Fにおいて回転軸
L1を中心とするモーメントに変換され、応力緩衝部41
aには、捩じり応力に対応するモーメントが作用する。
このとき、同軸ケーブル41におけるアンテナ組立体7か
ら延出した部分の長さGを可能な限り短くすることによ
り、この部分で同軸ケーブル41が屈曲することが防止さ
れる。
【0029】応力緩衝部41aにモーメントが作用するこ
とにより、応力緩衝部41aの先端に配置されたプラグ42
には、回転軸L1を中心とする円軌跡の接線方向(矢印
E1,E2方向)の力が作用するが、応力緩衝部41aが、モ
ーメントによって撓み方向,圧縮方向及び引張方向にお
いてそれぞれ弾性変形することにより、プラグ42に作用
する接線方向の力を低下させる。また、第2実施例にお
いてプラグ42は、回転軸L1を中心とする円軌跡の接線
方向と、印刷回路板52のコネクタ53に対する嵌挿方向と
が略一致するように応力緩衝部41aに対する取付方向が
調整されている。
【0030】同軸ケーブル41における屈曲位置Fとプラ
グ42との間に応力緩衝部41aを設け、かつプラグ42にお
ける回転軸L1を中心とする円軌跡の接線方向とコネク
タ53に対する挿脱方向とを略一致させたことにより、ア
ンテナ組立体7が回転して同軸ケーブル41に捩じり応力
が作用した場合でも、プラグ42には、コネクタ53に対す
る挿脱方向の力のみが作用し、かつ応力緩衝部41aがプ
ラグ42に作用する接線方向の力を低下させることによ
り、プラグ42がコネクタ53から脱落することを抑制で
き、かつ同軸ケーブル41において屈曲位置Fよりプラグ
42側の部分には捩じり応力が作用しないために、捩じり
応力によってプラグ42と同軸ケーブル41との接合部が破
損することを防止できる。
【0031】また、プラグ42に矢印E2方向の力が繰り
返し作用することにより、プラグ42がコネクタ53から脱
落する可能性がある場合には、第1実施例と同様に印刷
回路板52にプラグ42を固定する固定部材を設ければ、プ
ラグ42の脱落を確実に防止することができる。この場合
にも、同軸ケーブル41には、固定部材によって固定され
た位置で大きな力が作用することがなく、かつ捩じり応
力が作用しないので、同軸ケーブル41が破損することを
防止できる。
【0032】また、応力緩衝部41aに回転軸L1を中心
とした回転方向で初期ひずみを与えておくことにより、
アンテナ組立体7が任意の回転位置にある状態で、プラ
グ42に対して常に矢印E1方向の弾性力を作用させて、
コネクタ53からのプラグ42の脱落を防止することも可能
である。
【0033】具体的には、図3に示すように、アンテナ
組立体7が矢印C2方向に90°回転した位置P1での、同
軸ケーブル41における屈曲位置Fでの捩じり角度をθ1
とすると、アンテナ組立体7を中央位置P0に保持した
状態で、応力緩衝部41aを中立軸L2に対して、捩じり
方向とは逆方向に捩じり角度θ1より大きい傾斜角度θ
2傾くように、アンテナ組立体7に対して同軸ケーブル
41を取り付ける。そして、応力緩衝部41aの中心線と中
立軸L2とが平行になるように、応力緩衝部41aを弾
性変形させてプラグ42をコネクタ53に嵌挿する。この
ことにより、アンテナ組立体7が任意の回転位置にある
状態で、プラグ42には、応力緩衝部41aの初期ひずみに
よって常に矢印E1方向の力のみが作用するので、プラ
グ42のコネクタ53からの脱落を確実に防止することがで
きる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1の手
段によれば、応力緩衝部が回転可倒式アンテナに対する
固定端とプラグとの間において捩じり方向で弾性変形し
て、回転可倒式アンテナの回転時に発生する捩じり変形
を吸収することにより、応力緩衝部からプラグまでの部
分に対して作用する捩じり応力を低下することができる
ので、応力集中によるプラグとケーブルとの接合部の破
損を防止でき、かつコネクタからプラグが脱落すること
を抑制できる。
【0035】また、第2の手段によれば、回転可倒式ア
ンテナの回転時に発生する捩じり応力が屈曲位置を中心
とするモーメントに変換されて、このモーメントによっ
て応力緩衝部が弾性変形し、かつ応力緩衝部がプラグに
対してはコネクタに対する挿脱方向と略一致した力を作
用させることにより、回転可倒式アンテナが回転して捩
じり応力が作用した場合でも、プラグには、コネクタに
対する挿脱方向の力のみが作用し、かつ応力緩衝部がプ
ラグに作用する接線方向の力を低下させるので、プラグ
がコネクタから脱落することを抑制でき、かつ同軸ケー
ブルにおいて屈曲位置からプラグまでの部分には捩じり
応力が作用しないために、捩じり応力によってプラグと
ケーブルとの接合部が破損することを防止できる。
【0036】さらに、第3の手段によれば、応力緩衝部
が、初期ひずみに対応する弾性力によってプラグを嵌挿
方向に付勢していることにより、回転可倒式アンテナが
任意の回転位置にある状態でも、応力緩衝部がプラグに
対して常に嵌挿方向の力を作用させるので、プラグのコ
ネクタからの脱落を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】回転可倒式アンテナ及び本発明の給電線の第1
実施例の側面断面図である。
【図2】回転可倒式アンテナ及び本発明の給電線の第2
実施例の側面断面図である。
【図3】図2に示す回転可倒式アンテナ及び給電線にお
ける正面図である。
【図4】回転可倒式アンテナ及び従来の給電線の一例を
示す側面断面図である。
【図5】図4に示す回転可倒式アンテナの動作説明図で
ある。
【図6】図6は回転可倒式アンテナ及び従来の給電線の
他の例を示す側面図である。
【符号の説明】
1…外筒、 2…ダイポールアンテナ、 7…アンテナ
組立体、 30,40…給電線、 31,41…同軸ケーブル、
31a,41a…応力緩衝部、 32,42…プラグ、50…装置
本体、 52…印刷回路板、 53…コネクタ、 B…固定
位置、 F…屈曲位置、 L1…回転軸、 L2…中立
軸。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体に回転可能に取り付けられた回
    転可倒式アンテナに一端部が接続され、回転可倒式アン
    テナと共にアンテナ回転軸を中心として回転し、かつ他
    端部に装置本体側基板のコネクタに嵌挿するプラグが設
    けられた回転可倒式アンテナの給電線において、回転可
    倒式アンテナに対する固定端と前記プラグとの間に、コ
    イル状にループし前記アンテナ回転軸を中心とする捩じ
    り方向で弾性を有する応力緩衝部を設けたことを特徴と
    する回転可倒式アンテナの給電線。
  2. 【請求項2】 装置本体に回転可能に取り付けられた回
    転可倒式アンテナに一端部が接続され、回転可倒式アン
    テナと共にアンテナ回転軸を中心として回転し、かつ他
    端部に装置本体側基板のコネクタに嵌挿するプラグが設
    けられた回転可倒式アンテナの給電線において、回転可
    倒式アンテナに対する固定端と前記プラグとの間におけ
    る任意の屈曲位置で前記アンテナ回転軸に対して略直交
    するように屈曲し、前記屈曲位置とプラグとの間に、コ
    イル状にループし弾性を有する応力緩衝部を設け、かつ
    前記プラグにおけるコネクタに対する挿脱方向とアンテ
    ナ回転軸を中心とした回転接線方向とを略一致させたこ
    とを特徴とする回転可倒式アンテナの給電線。
  3. 【請求項3】 回転可倒式アンテナが任意の回転位置に
    ある状態で、前記応力緩衝部が前記プラグに対して嵌挿
    方向の弾性力を作用させるように、応力緩衝部に、前記
    アンテナ回転軸を中心とした回転方向で初期ひずみを与
    えたことを特徴とする請求項2記載の回転可倒式アンテ
    ナの給電線。
JP20080194A 1994-08-25 1994-08-25 回転可倒式アンテナの給電線 Pending JPH0865026A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20080194A JPH0865026A (ja) 1994-08-25 1994-08-25 回転可倒式アンテナの給電線

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20080194A JPH0865026A (ja) 1994-08-25 1994-08-25 回転可倒式アンテナの給電線

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0865026A true JPH0865026A (ja) 1996-03-08

Family

ID=16430424

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20080194A Pending JPH0865026A (ja) 1994-08-25 1994-08-25 回転可倒式アンテナの給電線

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0865026A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1050434A (ja) * 1996-07-31 1998-02-20 Toshiba Lighting & Technol Corp アース付タップ
US7340285B2 (en) 2004-04-19 2008-03-04 Sony Corporation Earphone antenna and portable radio equipment provided with earphone antenna
US7373169B2 (en) 2004-06-04 2008-05-13 Sony Corporation Earphone antenna and portable radio equipment provided with earphone antenna
JP2011151735A (ja) * 2010-01-25 2011-08-04 Buffalo Inc 無線通信機器
JP2012060338A (ja) * 2010-09-08 2012-03-22 Nec Access Technica Ltd アンテナ保持構造
JP2012170141A (ja) * 2006-02-21 2012-09-06 Rosemount Inc アンテナ取り付け具及びフィールド装置
JP2013258674A (ja) * 2012-05-15 2013-12-26 Fujikura Ltd アンテナ接続端子、及びアンテナ装置
WO2014199857A1 (ja) * 2013-06-11 2014-12-18 株式会社Ihi 水中移動体

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1050434A (ja) * 1996-07-31 1998-02-20 Toshiba Lighting & Technol Corp アース付タップ
US7340285B2 (en) 2004-04-19 2008-03-04 Sony Corporation Earphone antenna and portable radio equipment provided with earphone antenna
US7373169B2 (en) 2004-06-04 2008-05-13 Sony Corporation Earphone antenna and portable radio equipment provided with earphone antenna
JP2012170141A (ja) * 2006-02-21 2012-09-06 Rosemount Inc アンテナ取り付け具及びフィールド装置
CN102751559A (zh) * 2006-02-21 2012-10-24 罗斯蒙德公司 可调节的工业天线支架
CN102751559B (zh) * 2006-02-21 2016-01-20 罗斯蒙特公司 可调节的工业天线支架
JP2011151735A (ja) * 2010-01-25 2011-08-04 Buffalo Inc 無線通信機器
JP2012060338A (ja) * 2010-09-08 2012-03-22 Nec Access Technica Ltd アンテナ保持構造
JP2013258674A (ja) * 2012-05-15 2013-12-26 Fujikura Ltd アンテナ接続端子、及びアンテナ装置
WO2014199857A1 (ja) * 2013-06-11 2014-12-18 株式会社Ihi 水中移動体
JP2014240216A (ja) * 2013-06-11 2014-12-25 株式会社Ihi 水中移動体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4739126A (en) Panel mount ground termination apparatus
US5707253A (en) Construction for preventing shift of sheath
US20100245185A1 (en) Antenna device, conversion adaptor, and receiver
JPH0865026A (ja) 回転可倒式アンテナの給電線
TW201032421A (en) RF terminator with improved electrical circuit
CN100508277C (zh) 用于个人计算机卡的可伸缩天线
US8303338B2 (en) Grounding electrical connector
JP2000188503A (ja) 携帯無線機用アンテナ
KR101183646B1 (ko) 소형 광대역 나선 안테나
JP5067980B2 (ja) 同軸コネクタ
US6129569A (en) Electrostatic discharge protection device for coaxial systems
JP2791848B2 (ja) 無線機用アンテナ
JPH11298219A (ja) アンテナとそれを用いた携帯用無線機
US20090153408A1 (en) Antenna with integrated rf module
US5454736A (en) Mini UHF coaxial cable connector
CN215240536U (zh) 接地装置及电批
JP3153112B2 (ja) アンテナ支持装置
JP2003297495A (ja) 電子制御ユニット内蔵コネクタ
JP2003032016A (ja) アンテナの回転機構
JP2004241286A (ja) 同軸接栓
JP3949843B2 (ja) 自動車用アンテナ
JP3595436B2 (ja) 携帯機器用アンテナ
JP3160561B2 (ja) 携帯機器用アンテナ
JP2003148441A (ja) 座金、螺子付き座金、電子部品の取付構造、圧着端子、螺子付き圧着端子、圧着端子の取付構造
JPH0727787B2 (ja) 多接点コネクタ