JP2599723Y2 - Oa用コンセント装置 - Google Patents

Oa用コンセント装置

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JP2599723Y2
JP2599723Y2 JP1993001682U JP168293U JP2599723Y2 JP 2599723 Y2 JP2599723 Y2 JP 2599723Y2 JP 1993001682 U JP1993001682 U JP 1993001682U JP 168293 U JP168293 U JP 168293U JP 2599723 Y2 JP2599723 Y2 JP 2599723Y2
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哲 上野
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、OA用コンセント装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図17に示すように複数のコンセ
ント受け口を持つOA用タップと称されるコンセント装
置Aが提供されて、多くのOA用機器を接続できるよう
になっていて大変重用されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしパソコンや、ワ
ープル等のOA機器の電源コードのプラグPは夫々の機
器で異なる形状や色が異なっているため、近来のデザイ
ンされたオフィスにおいて、これらプラグが接続された
OA用コンセント装置は違和感を与えるものとなってい
た。また使用形態はオフィスの床に転がして使用する形
態であったため、床に電源コードが散乱して見苦しくな
っていた。
【0004】本考案は上記の問題点に鑑みて為されたも
ので、その目的とするところは接続される電源コードの
プラグを被蔽して外部から見えないようにし、しかもプ
ラグの抜き差しがカバーの開閉で容易に行えるOA用コ
ンセント装置を提供することにある
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、ボディ及びカ
バーとで構成される装置本体と、装置本体内に内蔵され
るコンセントブロックと、装置本体内に設けられ、コン
セントブロックに接続されるプラグを収納するプラグ収
納部と、装置本体に形成されたプラグのコード出し口と
からなり、カバーはボディに対して開閉自在に回動し、
コード出し口は開閉側のカバー及びボディの端部に形成
した切欠孔よりなり、コンセントブロックは装置本体内
でボディ、カバーの回動方向と同方向に枢支されて成る
を特徴とする。
【0006】
【0007】
【作用】本考案によれば、コンセントブロックのコンセ
ント受け口にプラグを接続したOA用機器からの電源コ
ードをコード出し口より装置本体の外部に引き出した状
態でカバーをボディに対して回動閉成すれば、プラグが
外部から見えることがなく、見苦しくならない。
【0008】しかもカバー開ければ、コード出し口が
二つに割れて切欠孔となるので、コードのコード出し口
に対する挿脱が簡単に行え、その上装置本体内のコンセ
ントブロックのコンセント受け口をコンセントブロック
の回動により開口部に正対させることができるため、抜
き差し操作が容易となる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照して説明
する。本考案のOA用コンセント装置は図1の実施例装
置に示すように、装置本体1を構成するカバー1A及び
ボディ1Bと、コンセントを複数設けたコンセントブロ
ック2とを主なる構成部材としており、ボディ1Bは図
2に示すように上向き開口の合成樹脂成形品からなる箱
状のものであって、一側部は外面がボディ1Bの底面よ
り一段落ち込んだ略1/4円の円弧面aとなり、また両
端外面には略円形の凹部3を設けて各凹部3の中心に回
動軸孔4を貫通させてある。また上記の一側部の内側は
断面略1/4円状の凹所5となっている。
【0010】カバー1Aは、図3に示すように下向き開
口の合成樹脂成形品からなる箱状のものであって、一側
部は外面は略半円の円弧面bとなり、その内側は上記ボ
ディ1Bの凹所5に対応する断面略半円状の凹所6とな
っており、ボディ1Bの一側部の円弧面aに一側部の凹
所6の内面側が重なってそれに沿うように略0度から9
0度の範囲で移動できるようになってている。そして両
端外面にはボデ1Aの凹部3に重なる下向き半円状突片
7が形成され、その半円状突片7の中心となるカバー1
Aの端面に回動軸孔4と対応連通する回動軸孔8を穿設
している。
【0011】コンセントブロック2は背部が上記凹所
5、6で形成される断面略半円状の凹所内に回動自在に
収納されるように断面半円状となり、正面にはコンセン
ト受け口9が複数個横方向に設けれられている。図4は
コンセントブロック2の分解斜視図を示しており、コン
セントブロック2はブロックボディ10と、図5に示す
ブロックカバー11とでブロック本体を構成し、ボディ
10の長手方向の両側の凹部10Aにはプラグ栓刃に対
応する刃受けばね12をコンセント受け口9の栓刃挿入
孔9Aに対応するように取り付けた導電板13、13を
配置し、その両導電板13、13の配置場所の間に設け
られた凹部10Bには接地極に対応する接地刃受けばね
14をコンセント受け口9の接地用ピン挿入孔9Bに対
応するように取り付けた導電板15を配置しており、ブ
ロックボディ10の上面開口にコンセントカバー11を
被せて組立螺子16で両者を結合固定することによりこ
れら導電板13、15を固定するようになっている。尚
刃受けばね12(又は14)は図6に示すようにかしめ
鋲21で導電板13(又は15)にかしめ固定される。
また導電板13、13、15には電源コード20の電源
線及び接地線の各線の先端に取着している圧着端子19
を端子ねじ22で固定接続する。
【0012】ブロックボディ10、ブロックカバー11
の両端部には後述する回動軸を兼ねる固定体17、18
の係止突起17A、18Aを移動自在に係止する係止凹
部23を設けるとともに、一端には上記電源コード20
を導出する導出口24が形成され、この導出口24のボ
ディ10側の内縁にはコード張力除去のための凹凸部2
5が図7に示すように形成してある。
【0013】固定体17、18は上述のように構成され
ているコンセントブロック2、ボディ1B、カバー1A
を回動自在に結合枢支するためのものであり、固定体1
7は図8に示すように円板部17Bと、その中心より一
体突設した軸部17Cと、この軸部17Cの先端両側に
軸方向と直交する方向に突出させた弾性の係止突起17
Aとで構成され、固定体18は図9に示すように円板部
18Bと、その中心より一体突設した軸部18Cと、こ
の軸部18Cの先端両側に軸方向と直交する方向に突出
させた弾性の係止突起18Aとで構成され、固定体18
の軸部18Cには上記電源コード20を導出するたため
のコード挿通孔18Dを貫通させている。
【0014】そしてコンセントブロック2、ボディ1
B、カバー1Aを回動自在に結合するに当たっては、ま
ず凹所5、6に背部を収納した形のコンセントブロック
2を収納しながらボディ1B、カバー1Aとを積み重ね
る。この際、コンセントブロック2の端部より導出して
ある電源コード20をボディ1B、カバー1Aの回動軸
孔4、8より外部に導出するとともに、この導出された
電源コード20を固定体18の軸部18Cの先端側から
コード挿通孔18Dに挿通して円板部18B側より導出
しておく。
【0015】次に電源コード20を挿通させた状態の固
定体18の軸部18Cを係止突起18Aを撓ませながら
ボディ1B、カバー1Aの一端側の回動軸孔4、8に挿
入してコンセントブロック2の一端の係止凹部23の開
口に軸部18C先端を入れ、この状態で係止凹部23内
に係止突起18Aの先端を移動自在に係止させる。固定
体17も軸部17Cを係止突起17Aを撓ませながらボ
ディ1B、カバー1Aの他端側の回動軸孔4、8に挿入
してコンセントブロック2の他端の係止凹部19の開口
に軸部17C先端を入れ、この状態で係止凹部23内に
係止突起18Aの先端を移動自在に係止させる。
【0016】この状態でカバー1A、ボディ1Bは固定
体17、18の円板部17B、18Bと、コンセントブ
ロック2の端部との間で軸部17C、18Cにより回動
自在に枢支され、またコンセントブロック2もこれらカ
バー1A、ボディ1Bに対して相対的に回動自在に枢支
されることになる。図10、図11はカバー1A、ボデ
ィ1Bを閉じた状態を示しており、この状態では反枢支
側のカバー1A,ボディ1Bの側壁端部が突き合った状
態となって、装置本体1を閉塞し、この閉塞した反枢支
側壁面と内部のコンセントブロック2のコンセント受け
口9を設けた面との間にはコンセント受け口9に接続す
るプラグ27が収まるだけの空間が確保される。またカ
バー1A,ボディ1Bの側壁端部に形成してある半円状
の切欠孔26A,26Bが合わさって円状の孔を構成
し、この孔がプラグ27に接続されている電源コード2
8を装置本体1外へ導出するための孔となる。勿論この
コード出し口26は各コンセント受け口9に対応する位
置に夫々設けられる。
【0017】また閉成状態のカバー1Aはロック手段で
ロックされるようになっている。このロック手段は、カ
バー1Aの反枢支側の側壁には内外に連通した横長の孔
29に結合突起30Aを外部より挿通して、カバー1A
の内側に配置される鉤状のロック片31に結合したロッ
ク用摘子30と、ボディ1Bの側壁内面に一体突設して
あろ係合突起32とで構成され、ロック用摘子30を孔
29に沿って横方向に移動させることによりロック片3
1の先端を、ボディ1Bの側壁内面に突設してある係止
突起35に係止してロックしたり、このロック方向とは
逆方向にロック用摘子30を移動させることによりロッ
ク状態を解除できるようになっている。
【0018】図12、図13はこれらロック用摘子3
0、ロック片31を示し、図13中の31Aは係合突起
30Aに結合される穴である。而してコンセントブロッ
ク2のコンセント受け口9に対するプラグ27の抜き差
しを行なう場合には、カバー1Aをボディ1Bに対して
開成しなければならなが、このカバー1Aを図11
(a)において矢印X方向に回動すると、カバー1Aの
枢支側の凹所6の内側面がボディ1Bの枢支側の外面の
円弧面aに沿って移動し、カバーAが90度回動した位
置でカバー1Aの側端が円弧面aの終端の段部に当た
り、それ以上の回動が規制される。つまりカバー1Aは
ボディ1Bに対して90度まで開成することができるの
である。この回動に伴って各固定体17、18の軸部1
7C,18Cがカバー1Aの回動軸孔4の内壁面との摩
擦で回動し、この回動に伴ってコンセントブロック2も
回動し、コンセントブロック2のコンセント受け口9が
ボディ1Bと、カバー1Aとの開口方向に図14に示す
ように向き、プラグ27の抜き差しを容易とする。
【0019】尚プラグ27を挿着した後、カバー1Aを
閉じる場合、プラグ27に接続されている電源コード2
8をカバー1A、ボディ1Bの切欠孔26A,26B間
に納め、カバー1Aを閉じた時に構成されるコード出し
口26より導出されるようにする。ところでボディ1B
の背面の両側には永久磁石収納部32を設けており、図
15に示すようにこの永久磁石収納部32に収納してい
る永久磁石Mgにより鋼板からなる什器33等に仮固定
することができる。
【0020】また図16に示すようにボディ1Bの背面
には木ねじ37の挿通孔34も設けており、パーテショ
ン36等木ねじ固定ができる部材に仮固定もできるので
ある。
【0021】
【考案の効果】本考案は、コンセントブロックのコンセ
ント受け口にプラグを接続したOA用機器からのコード
をコード出し口より装置本体の外部に引き出した状態で
カバーをボディに対して回動閉成すれば、プラグが外部
から見えることがなく、見苦しくならず、オフィスのデ
ザインにマッチさせることができる またカバーを開け
れば、コード出し口が二つに割れて切欠孔となるので、
コードのコード出し口に対する挿脱が簡単に行え、その
上装置本体内のコンセントブロックのコンセント受け口
をコンセントブロックの回動によりそのコンセント受け
口を開口部に正対させることができるため、抜き差し操
作が容易となる。
【0022】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の分解斜視図である。
【図2】(a)は同上に使用するボディの正面図、
(b)は同上に使用するボディの上面図、(c)は同上
に使用するボディの背面図、(d)は同上に使用するボ
ディの側面図である。
【図3】(a)は同上に使用するカバーの下面図、
(b)は同上に使用するカバーの正面図、(c)は同上
に使用するカバーの側面図である。
【図4】同上に使用するコンセントブロックの分解斜視
図である。
【図5】(a)は同上に使用するコンセントブロックの
ブロックカバーの上面図、(b)は同上に使用するコン
セントブロックのブロックカバーの側断面図、(c)は
同上に使用するコンセントブロックのブロックカバーの
下面図である。
【図6】同上に使用する刃受けばねと導電板との固定構
造の説明図である。
【図7】(a)は同上に使用するコンセントブロックの
ブロックボディの要部の拡大正面図、(b)は同上に使
用するコンセントブロックのブロックボディの要部の拡
大側断面図である。
【図8】(a)は同上に使用する固定体の正面図、
(b)は同上に使用する固定体の側断面図である。
【図9】(a)は同上に使用する別の固定体の正面図、
(b)は同上に使用する別の固定体の側断面図である。
【図10】(a)は同上の正面図、(b)は同上の正面
断面図である。
【図11】(a)は同上の水平断面図、(b)は同上の
側面図である。
【図12】(a)は同上に使用のロック用摘子の正面
図、(b)は同上に使用のロック用摘子の側面図、
(c)は同上に使用のロック用摘子の背面図である。
【図13】(a)は同上に使用のロック片の正面図、
(b)は同上に使用のロック片の即断面図である。
【図14】同上の使用説明図である。
【図15】同上の仮固定の使用説明図である。
【図16】同上の別の仮固定の使用説明図である。
【図17】従来例の使用説明図である。
【符号の説明】
1 装置本体 1A カバー 1B ボディ 2 コンセントブロック 4 回動軸孔 8 回動軸孔 9 コンセント受け口 17 固定体 18 固定体 17C 軸部 18B 軸部 26A,26B 切欠孔

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボディ及びカバーとで構成される装置本体
    と、装置本体内に内蔵されるコンセントブロックと、装
    置本体内に設けられ、コンセントブロックに接続される
    プラグを収納するプラグ収納部と、装置本体に形成され
    プラグのコード出し口とからなり、カバーはボディに
    対して開閉自在に回動し、コード出し口は開閉側のカバ
    ー及びボディの端部に形成した切欠孔よりなり、コンセ
    ントブロックは装置本体内でボディ、カバーの回動方向
    と同方向に枢支されて成ることを特徴とするOA用コン
    セント装置。
JP1993001682U 1993-01-26 1993-01-26 Oa用コンセント装置 Expired - Lifetime JP2599723Y2 (ja)

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JPH0660090U JPH0660090U (ja) 1994-08-19
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Effective date: 19990126

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Effective date: 19990629