JPH10504293A - 新規n−置換ナフト縮合ラクタム - Google Patents

新規n−置換ナフト縮合ラクタム

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JPH10504293A
JPH10504293A JP8506935A JP50693596A JPH10504293A JP H10504293 A JPH10504293 A JP H10504293A JP 8506935 A JP8506935 A JP 8506935A JP 50693596 A JP50693596 A JP 50693596A JP H10504293 A JPH10504293 A JP H10504293A
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テーゲルセン,ヘニン
セヘステド ハンセン,ブリギット
ペシュケ,ベルント
クルス ハンセン,トーマス
エリク アンデルセン,クヌド
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Novo Nordisk AS
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Abstract

(57)【要約】

Description

【発明の詳細な説明】 新規N−置換ナフト縮合ラクタム 発明の分野 本発明は、新規なN−置換ナフト縮合ラクタムおよびその塩、それらの製造方 法、それらを含有する医薬組成物、薬剤としてのそれらの化合物の使用および成 長ホルモンの欠損に起因する医療疾患の治療のためのそれらの使用に関する。 発明の背景 成長ホルモンは、成長可能な全ての組織の成長を刺激するホルモンである。加 えて、成長ホルモンは、代謝プロセス、例えば、タンパク質合成の刺激および遊 離脂肪酸の代謝に関する多くの効果を有すること並びに炭水化物から脂肪酸代謝 までのエネルギー代謝におけるスイッチをもたらすことが知られている。従って 、成長ホルモンにおける欠損は厳しい医療疾患、例えば矮小発育症をもたらす可 能性もあり得る。 成長ホルモンは、下垂体から放出される。放出は、直接又は間接に多数のホル モンおよび神経伝達物質によってしっかり制御されている。成長ホルモンの放出 は、成長ホルモン放出ホルモン(GHRH)より刺激されそしてソマトスタチンによ り阻害され得る。両方の場合において、ホルモンは視床下部から放出されるがし かしそれらの作用は、下垂体内に位置する特異的レセプターを介して主に作用が 及ぼされる。また、他の化合物が説明されてきており、これらの化合物は下垂体 から成長ホルモンの放出を刺激する。例えば、アルギニン、L−3,4−ジヒド ロキシフェニルアラニン(L−ドパ)、 グルカゴン、バソプレシン、PACAP(下垂体アデニリルシクラーゼ活性化ペプチ ド)、ムスカリン様のレセプターアゴニストおよび合成ヘキサペプチド、GHRP( 成長ホルモン放出ペプチド)は、下垂体に対する直接作用により又は視床下部か らGHRHおよび/又はソマトスタチンの放出に影響することにより放出内因性成長 ホルモンを放出する。 成長ホルモンの増加レベルが望まれる医療疾患において、成長ホルモンのタン パク質の性質は何ものかを作り出すが、しかし非経口投与は実現可能がない。更 に、これまで知られた他の直接に作用する分泌促進物質、例えばGHRH,GHRPおよ びPACAPはまた、より長いペプチドであり、このため経口投与は実現可能でない 。多数の直接に作用する化合物、例えばL−ドパおよびムスカリン様のレセプタ −アゴニストは、経口的に投与できることがあり得るが、しかしこれらの化合物 の使用は、それらの副作用の誘発により妨げられてきた。 発明の記載 本発明は、内因性成長ホルモンの放出を増加し得る非ペプチド性を有する化合 物に関する。これらの新規化合物は、非経口的に、経鼻的に又は経口的に投与で きる。 WO(国際公開)92/16524,WO 94/07483,WO 94/07486,WO 94/05634,米国特 許5,310,737,WO 95/09633,米国特許5,283,241,英国特許2,273,046,米国特許5 ,284,841,WO 95/12598,WO 95/03289,米国特許5,374,721およびWO 95/03290に おいて、N−置換ベンゾ縮合ラクタム(ここに置換フェニル又はビフェニル基は 、N−置換基の一部を形成する)が、ヒト又は動物内の成長ホルモンの放出を促 進するように求められている。他のN−置換ベンゾ縮合ラ クタム(ここにおいて、種々のヘテロ環がN−置換基内に含まれている)が、WO 94/07486,WO 94/08583および米国特許5,284,841に開示されている。米国特許4 ,228,156およびWO 94/11012において、合成ジペプチドが開示されそしてWO 94/1 3696において、ベンゾ縮合ラクタムに結合したスピローピペリジンが、成長ホル モン放出化合物として権利要求されている。本発明の化合物は、ラクタムがナフ タレン環に縮合している点で前記文献で開示された化合物と異なる。 前記文献に加えて、米国特許5,124,328および5,077,290は、動物成長プロモー ターとしてN−置換−2−複素環式モルホリンを開示する。更に、米国特許5,03 0,640,4,906,645および5,019,578において、アミノエタノール誘導体が、動物 における成長プロモーターとして開示されている。 本発明は、一般式I: {式中、R1,R2およびR3は、独立に水素、ハロゲン、トリフルオロメチル 、C1-6アルキル、C1-6アルコキシ、又はC1-6アルキルチオであり;nは0又 は1であり;pは0,1又は2であり;qは0,1,2,3又は4であり,wは 0,1又は2であり; xは、−O−,>S(O)m又は>N−R4であり、ここでR4は、水素又はC1-6 アルキルであり;mは0,1又は2であり;Aは、 であり、これらの各々は、ハロゲン、アミノ、C1-6アルキルアミノ、C1-6アル キル、C1-6アルコキシ又はC1-6アルキルチオから選ばれる1種又はそれ以上の 置換基により置換されていてもよい;そしてここにおいてYは=N−であり、そ してZは−O−、−S−又は>N−R5であり、ここにおいてR5は水素又はC1- 6 アルキルであり; Bは、水素又は であり、これらの各々はハロゲン、アミノ、C1-6アルキルアミノ、C1-6アルキ ル、C1-6アルコキシ又はC1-6アルキルチオから選ばれる1種又はそれ以上置換 基により置換されていてもよい;そしてYおよびZは、先に定義した意味であり ; Mは、−COOR12,−CONR12R13,−NHCONR12R13又は−SO2NR12R13であり、ここ においてR12およびR13は、独立に水素、C1-6アルキル又はC4-8シクロアルキ ルであるか、又はMは、ハロゲン、アミノ、C1-6アルキルアミノ、C1-6アルキ ル、C1-6アルコキシ又はC1-6アルキルチオから選ばれる1種又はそれ以上の置 換基 により置換されていてもよいテトラゾール、トリアゾール、オキサジアゾールお よびチアジアゾールのあらゆる異性体であり;そして Dは、 (式中、rおよびsは独立に0,1,2又は3であり;R7およびR8は独立に 水素又はC1-10アルキルであるか;又はR7およびR8は一緒になってアルキル架 橋(ここで、架橋は2〜6個の炭素原子を含有する)を形成するか;又はR7お よびR8の各々は、独立にR9およびR10の一方又は両方と結合しアルキル架橋( ここで、架橋は2〜5個の炭素原子を含有する)を形成し;R9およびR10は独 立に水素、フェニル、置換フェニル、分枝もしくは未分枝C1-10アルキル又は分 枝もしくは未分枝C1-10ヒドロキシアルキルである)である} で表わされる化合物;又はそれらの医薬として許容され得る塩に関する。 ここで開示した全ての式において、n,p,q,w,m,rおよびsは整数又 は零である。 一般式Iを有する化合物は、次の方法によって製造できる: 方法A: 式II(式中、R1,R2,R3,X,D,nおよびpは先に定義した意味と同じ である)で表わされる化合物を、式III(式中、A,B,wおよびqは先に定義 した意味と同じであり、そしてLはハロゲン、p−トルエンスルホネート又はメ シレートの如き適当な脱離基である)で表わされる化合物と反応せしめる。この アルキル化反応は、塩基例えば水酸化ナトリウムの存在下、溶剤例えばN,N− ジメチルホルムアミド又はジメチルスルホキシド中、用いられる溶剤に対する還 流までの温度で例えば1〜120時間行うことができる。 式IIの化合物は、WO 92/16524で開示される方法と類似の方法により製造でき そして式IIIの化合物は、当業者に周知の方法(例えば、Comprehensive Heteroc yclic Chemistry,vol.5,&6,パーガモン社、1984;Heterocyclic Compounds,v ol.7,wiley,1961に記載の如く)によって製造できる。 一定の環境下、前記方法で用いられる中間体、例えば式II又は式IIIの化合物 を、適当な保護基で保護することが必要となるかもしれない。もしも第一アミノ 基又は第二アミノ基が、式II化合物における如く存在する場合、このアミノ基を 、例えばメトキシスルホニル 又はベンジルオキシカルボニル基によって保護してもよい。酸性基が存在する式 IIIの化合物において、これらの基は例えばエステル化できる。更に、テトラゾ ールが存在する式IIIの化合物において、これらの基はトリチル化されることが できる。そのような保護基の導入および除去は、“Protective Groups in Organ ic Synthesis”T.W.Greene and P.G.M.Wuts 第2版.(John Wiley & Sons In c.)に記載されている。 式Iの化合物は、幾何異性体および光学異性体として存在してもよくそして全 ての異性体およびその混合物が本発明に含まれる。異性体は、標準法例えばクロ マトグラフィー法又は適当な塩の分別結晶によって分離できる。 式Iの好ましい化合物の例は、次の通りである: 3−アミノ−3−メチル−N−(4−オキソ−5−(2′−(テトラゾール−5 −イル)ビフェニル−4−イルメチル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H− ナフト〔2,1−b〕アゼピン−3−イル)ブチラミド, 3−アミノ−3−メチル−N−(4−オキソ−5−(4−(4−(5−メチル− 〔1,3,4〕オキサジアゾール−2−イル)−チエン−3−イル)ベンジル) −2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ナフト−〔2,1−b〕アゼピン−3− イル)ブチラミド, 3−((2R)−ヒドロキシプロピルアミン)−3−メチル−N−(5−(4−( 4−(5−メチル−〔1,3,4〕オキサジアゾール−2−イル)チエン−3− イル)ベンジル)−4−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ナフト〔 2,1−b〕アゼピン−3−イル)ブチラミド, 1−アミノシクロプロパンカルボン酸(4−オキソ−5−〔2′−(1H−テトラ ゾール−5−イル)−ビフェニル−4−イルメチル〕 −2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ナフト〔2,1−b〕アゼピン−3−イ ル)アミド, 3−アミノ−3−メチル−N−(5−ベンジル−4−オキソ−2,3,4,5− テトラヒドロ−1H−ナフト〔2,1−b〕アゼピン−3−イル)ブチラミド。 本発明の化合物は、所望により医薬として許容し得る酸付加塩又はエステルと して存在してもよい。 式Iの化合物の医薬として許容され得る酸付加塩又はエステルには、無機酸又 は有機酸、例えば塩酸、臭化水素、硫酸、酢酸、リン酸、乳酸、マレイン酸、フ タル酸、クエン酸、グルタル酸、グルコン酸、メタンスルホン酸、サリチル酸、 コハク酸、酒石酸、トルエンスルホン酸、スルファミン酸およびフマル酸が含ま れる。 驚くべきことに、以下の内容が見出された;一般式Iの化合物は興味ある薬理 特性を有し、そして一般式Iの化合物はエンドグルカナーゼ成長ホルモンの放出 を刺激する能力を有する。従って、これらの化合物は、成長ホルモン欠損症を有 するヒトにおける如き成長ホルモン産生又は分泌の刺激を要求する症状の治療に おいて、又は例えば、老人の患者又は家畜において、増加せしめられた成長ホル モンプラズマレベルが要求される場合に用いることができる。 式Iの成長ホルモン放出化合物は、成長ホルモン放出の調節を研究するインビ トロ道具として有用である。 式1の化合物は又、下垂体の成長ホルモン放出能力を評価するためのインビト ロ道具において有用である。例えば、ヒトにこれらの化合物を投与前、そして投 与後に採取した血清試料は、成長ホルモンに対し分析できる。各血清試料におい て成長ホルモンを比較すると、成長ホルモンを放出するために患者の下垂体の能 力が、直接測定されるであろう。 式Iの化合物は、動物の成長速度および程度を増加せしめるためそして乳生産 のため商業的に重要な動物に投与できる。 従って、更に本発明は、有効成分として少なくとも式Iの化合物の1種および 医薬担体又は希釈剤を含んでなる医薬組成物に関する。所望により、医薬組成物 は、異なる活性を示す1種以上の化合物、例えば抗生物質又は他の薬理学的に活 性な物質と組合わされた式Iの少なくとも1種の化合物を含むことができる。 式Iの成長ホルモン分泌促進化合の別の用途は、他の分泌促進物質例えばGHRP (2又は6)、GHRHおよびその類似体又はIGF-1およびIGF-2を含むソマトメジ ンと組合わせることにある。 当業者に対し、以下の内容は周知である、すなわち成長ホルモンをヒトに受け 入れられそして可能性をもって使用することは、有効でありそして非常に多く行 われている。従って、式Iの化合物は、下垂体から成長ホルモンの放出を刺激す る目的に対し投与できそして成長ホルモンとしてそれ自身同様の効果又は使用を 有するであろう。成長ホルモンの使用は、次の如く要約できる: 中高年層において成長ホルモンの放出の刺激;グルココルチコイドの異化作用の 副作用の防止、骨粗しょう症の治療、免疫系の刺激、遅滞の治療、傷の治療の促 進、骨折修復の促進、成長遅延の治療、成長遅延をもたらす腎不全又は不全症の 治療、成長ホルモン欠損小児を含む生理的短身長および慢性病に関係する短身長 の治療、肥満症および肥満症に関連する成長遅延の治療、プラダービリ(Prader -Willi)症候群およびターナー症候群に関連した成長遅延の治療;熱傷患者の回 復の促進とその入院の減少;子宮内成長遅滞、骨格異形成、副腎皮質機能亢進症 およびクッシング症候群の治療;拍動性成長ホルモン放出の誘発;ストレスを受 けた患者における成長ホルモンの代替、骨軟化異形成、ヌーナン症候群、精神分 裂病、うつ症 、アルツハイマー病、遅発性創傷治ゆおよび心理・社会的剥奪の治療、肺機能障 害およびベンチレーター依存性の治療、主手術後のタンパク質異化作用の減衰作 用の治療、癌又はエイズの如き慢性疾患による減少する悪液質およびタンパク質 損失の治療;島細胞症を含む過インシュリン症の治療;胸腺の発達を刺激するこ とおよび年齢に関係した衰え又は胸腺の不全を防止すること、免疫抑制患者の治 療、筋肉強度、運動性、皮膚厚の維持の改善、代謝恒常性、弱い老人における腎 恒常性、骨芽細胞の刺激、骨再造形および軟骨成長、コンパニオン動物における 免疫系の刺激およびコンパニオン動物における老化の疾患の治療、家畜の成長促 進物質および羊における羊毛成長の刺激。 薬理学的方法 式Iの化合物を、一次性ラットのソマトトロピンを生成する下垂体の細胞にお ける放出成長ホルモンに対するそれらの効力および効能について試験管内で評価 した。 ラットの一次性ソマトトロピンを生成する下垂体の細胞を、以前に記載(Chen et al.,Endocrinology 1991,129,3337-3342およびChen et al.,Endocrinolo gy 1989,124,2791-2798)と本質的に同様に調製した。簡単に言えば、ラットを 断頭により殺した。下垂体をすみやかに除去した。下垂体をハンクバランス(Han k balanced)液溶液に溶解した0.2%コラゲナーゼおよび0.2%ヒアルロニダーで 消化した。細胞を、0.37%NaHCO3、10%馬血清、2.5%ウシ胎児血清、1%非必 須アミノ酸、1%グルタミンおよび1%ペン(pen)/ストレプ(strep)を含有する ダルベコーズ モディファイドイーグルス(Dulbecco's modifies eagles)培質 中に再懸濁し次いで1.5×105細胞/mlに調整した。この懸濁液の1mlを、24−ウ ェルトレーの各ウェル中に投入した次いで放出実験を行う前に2〜3 日間放置した。 実験の日に、細胞を25mM HEPES,pH 7.4を含有する前記培質で2回洗った。成 長ホルモン放出を、25mM HEPESおよび被験化合物を含有する培質を添加すること により開始した。インキュベーションを、37℃で15分間行った。インキュベーシ ョン後、培質に放出された成長ホルモンを、標準RIA分析により測定した。 式Iの化合物を、前記の如く(Bercu et al.Endocrinology 1991,129,2592- 2598)ペントバルビタールで麻酔した雌ラットにおいて成長ホルモン放出に関す るそれらのインビボ効果に対し評価した。簡単には、成熟雄スプラーグドーレイ 系ラットを、ペントバルビタール(70mg/kg,ip)を用いて麻酔した。十分な麻 酔が得られた後、ラットの頸動脈および頸静脈にカニューレおよびカテーテルを 埋め込んだ。15分のリカバリーの後、血液試料を零時に採取した。下垂体の分泌 促進物質を静脈内投与しそして動脈の血液試料を15分間水上に置きそして12,000 ×gで2分間遠心分離した。血清をデカントしそしてGHの量を標準RIA分析を用 いて測定した。 前記症状に対し、用量は用いられる式Iの化合物、投与方法および所望の治療 に応じて変化するであろう。しかし、一般に毎日体重1kg当たり0.0001〜100mg の用量レベルを、患者および動物に投与しその結果、内因性成長ホルモンの有効 放出を得ることができる。通常、経口投与に好適な剤形は、医薬担体又は希釈剤 と混合される式Iの化合物を約0.0001〜約500mg、好ましくは約0.001mg〜約100m gを含んでなる。 式Iの化合物は、医薬として許容し得る酸付加塩の形態又は、適当な場合、ア ルカリ金属又はアルカリ土類金属として又は低級アルキルアンモニウム塩として 投与できる。そのような塩の形態は、遊離塩基形としてほぼ同じオーダーの活性 を示す。 本発明の化合物を含有する医薬組成物は、常法で製造できそして通常の形態で 、例えばカプセル剤、錠剤、水剤又は懸濁剤であってよい。 用いられる医薬担体は、通常の固体又は液体担体であってよい。固体担体の例 は、ラクトース、白土、スクロース、タルク、ゼラチン、寒天、ペクチン、アカ シア、ステアリン酸マグネシウムおよびステアリン酸である。液体担体の例は、 シロップ、ピーナッツ油、オリーブ油および水である。 同様に、担体又は希釈剤は、当業者に公知の全ての徐放性物質、例えばグリセ リル モノステアラート又はグリシリルジステアラートを、単独又はワックスと 混合して含ましめることができる。 もしも固体担体を経口投与に対して用いる場合、調製物は粉末又はペレット形 で硬ゼラチンカプセル内に装入して錠剤化でき、あるいは又該調製物はトローチ 又はロゼンジの形をとることができる。固体担体の量は、広く変化するが、しか し通常約25mg〜約1gであろう。もしも、液体担体が用いられる場合、調製物は シロップ剤、乳剤、軟ゼラチンカプセル剤又は殺菌注射可能な液体、例えば水性 又は非水性懸濁剤又は液剤であってよい。 一般に、本発明の化合物は単位用量当たり医薬として許容し得る担体中に又は 該担体と共に50〜200mgの有効成分を含んでなる単位剤形中に分与される。 本発明に係る化合物の用量は、医薬として患者、例えばヒトに投与したとき、 好適には1〜500mg/日、例えば1日当たり約100mgである。 通常の錠剤化法により製造できる典型的錠剤は次のものを含むことができる: コア: *フィルム コーティングに対して可塑剤として用いられるアシル化モノグリセ リド 投与方法は、有効成分を適当な又は活性部位に有効に移送するあらゆる方法、 例えば経口、経皮、経鼻、経肺又は非経口であってよく、経口投与が好ましい。 例 式Iの化合物を製造する方法並びに該化合物を含有する調合物を更に次の例に おいて説明するが、しかし制限するものとして考えてはならない。 該化合物の構造は、元素分析又はNMRのいずれかにより確認される。NMR(シフ ト)(δ)は、百万分率(ppm)で与えられる。mpは融点でありそして℃で与え られる。カラムクロマトグラフィーは、W.C.Still et al.,J.Org.Chem.1978 ,43,2923-2925により開示される技術を用い、メルク(Merck)シリカゲル60( 製品コード9385)について行った。出発物質として用いられる化合物は、既知化 合物であるか又は自体公知方法により容易に製造できる化合物のいずれかである : 略記号: TLC :薄層クロマトグラフィー TFA :トリフルオロ酢酸 DMSO:ジメチルスルホキシド DMF :N,N−ジメチルホルムアミド EDAC:1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩 HOAt:ヒドロキシアザベンゾトリアゾール HOBt:ヒドロキシベンゾトリアゾール THF :テトラヒドロフラン AIBN:アゾイソブチロニトリル NBS :N−ブロモスクシンイミド HPLC−分析: 方法A. RP-HPLC分析を、214nmでUV検出並びに42℃で1ml/分で溶離するビダック(Vy dac)218TP54 4.6mm×250mm 5μ C-18 シリカカラム(ザ セパレーショングル ープ、ヘスペリア)を用いて行った。カラムを、4MのH2SO4でpH 2.5に調整し た、0.1Mの(NH4)2SO4から成る緩衝液中、5% CH3CNで平衡化しついで50分間同 緩衝液中5%〜60% CH3CNのグラジエントにより溶離した。 方法B. 方法Aにおけるカラムと同じカラムを用い、50分間、0% CH3CN/0.1% TFA/H2 O〜90% CH3CN/0.1% TFA/H2Oのグラジエントを用いて行った。 方法C. 5μm C-18 4×250mmカラムを、25分にわたりそして温度が35℃で、0.1% TF A/アセトニトリルおよび0.1% TFA/水の20〜80%グラジエントを用いて溶離する 。例1 3−アミノ−3−メチル−N−(4−オキソ−5−(2′−(テトラゾール−5 −イル)ビフェニル−4−イルメチル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H− ナフト〔2,1−b〕アゼピン−3−イル)ブチラミド トリフルオロアセター ト. 3,4−ジヒドロ−2H−フェナントレン−1−オン−オキシム. 水(30ml)に溶解した酢酸ナトリウム三水和物(7.07g,52mmol)の溶液に、 ヒドロキシルアミン塩酸塩(3.6/g,52mmol)を加えた。エタノール(75ml)お よび3,4−ジヒドロ−2H−フェナトレン−1−オン(5.0g,26mmol)を加え次 いで懸濁液を2時間加熱還流する。反応混合物を、氷溶上で冷却し次いで沈殿し た固体をろ過してより単離し、冷水で洗いそして真空下で乾燥し4.8gの3,4 −ジヒドロ−2H−フェナントレン−1−オン−オキシムを得た。 mp: 174−175℃.1 H NMR(CDCl3)δ 2.05(p,2H,J=8Hz);2.91(t,2H,J=8Hz);3. 20(t,2H,J=8Hz);7.52(m,2H);7.67(d,1H,J=9Hz);7.82( d,1H,J=9Hz);8.05(t,2H,J=9Hz);8.22(brs,1H). 4−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ナフト〔2,1−b〕アゼピ ン. メタンスルホン酸(25ml)および五酸化リン(5.2g,37mmol)の溶液を、90 ℃で3.5時間加熱した。溶液を、50℃に冷却し次いで3,4−ジヒドロ−2H−フ ェナントレン−1−オン−オキシム(4.8g,23mmol)を加えた。溶液を60℃で1 0分間加熱し次いで80℃で3.5時間加熱した。温反応混合物を、氷(300g)および 水(100ml)の混合物に添加した。沈殿固体を濾過により単離し、ジクロロメタン ( 50ml)に再溶解し、MgSO4で乾燥し次いで真空下で蒸発させ白色沈殿物を得た。 シリカゲル(200g)並びにヘプタンと酢酸エチル(1:2)の混合物によりカラ ムクロマトグラフィー法を用いて精製し、4.8gの4−オキソ−2,3,4,5 −テトラヒドロ−1H−ナフト〔2,1−b〕アゼピンを得た。 mp: 186−187℃.1 H NMR(CDCl3)δ 2.16(t,2H,J=8Hz);2.21−2.30(m,2H);3.14( t,2H,J=8Hz);7.19(d,1H,J=9Hz);7.46(t,1H,J=9Hz); 7.55(t,1H,J=9Hz);7.80(d,1H,J=9Hz);7.90(d,1H,J=9 Hz);8.13(d,1H,J=9Hz);9.71(s,1H). 3,3−ジクロロ−4−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ナフト〔 2,1−b〕アゼピン. トルエン(125ml)に懸濁した4−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1 H−ナフト〔2,1−b〕アゼピン(4.8g,23mmol)の懸濁液に、五塩化リン(14 .2g,68mmol)を添加し次いで反応混合物を90℃で1時間加熱した。室温に冷却 後、溶剤を真空下で蒸発させ次いで残留物を氷酢酸(50ml)に懸濁した。懸濁液 を70℃で0.5時間加熱し次いで80℃に冷却した。水(100ml)および氷(100g)を加 え次いで沈殿した固体をろ過により単離し、水で洗いそして真空下で乾燥した。 これにより、6.3gの3,3−ジクロロ−4−オキソ−2,3,4,5−テトラ ヒドロ−1H−ナフト〔2,1−b〕アゼピンを得た。 mp: 187−191℃.1 H NMR(CDCl3)δ 3.36(t,2H,J=9Hz);3.45(t,2H,J=9Hz);7. 14(d,1H,J=9Hz);7.50(t,1H,J=9Hz);7.59(t,1H,J=9Hz );7.77(d,1H,J=9Hz);7.85( d,1H,J=9Hz);7.91(brs,1H);8.0(d,1H,J=9Hz). 3−クロロ−4−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ナフト〔2,1 −b〕アゼピン. 氷酢酸(200ml)に溶解した3,3−ジククロ−4−オキソ−2,3,4,5− テトラヒドロ−1H−ナフト〔2,1−b〕アゼピン(6.2g,22mmol)を、窒素雰 囲気に置いた。酢酸ナトリウム三水和物(3.8g,28mmol)を加えた。5分後に、 炭素に担持したパラジウム(10%,0.6g)を加え次いで反応混合物を大気圧で かつ室温で450mlの水素ガスを用い水素化した。反応混合物をセライト(Celite )で濾過し次いで溶剤を真空下で蒸発させた。トルエン(250ml)で再蒸発後、残 留物を水(100ml)に懸濁させ、5分間攪拌し次いで固体を濾過により単離し次い で真空下で乾燥し1.7gの3−クロロ−4−オキソ−2,3,4,5−テトラヒ ドロ−1H−ナフト〔2,1−b〕アゼピンを得た。1 H NMR(CDCl3)δ 2.64−2.74(m,1H);2.85−2.95(m,1H);3.09−3.18 (m,1H);3.50−3.55(m,1H);4.49(dd,1H);7.15(d,1H,J=9Hz );7.50(t,1H,J=9Hz);7.60(t,1H,J=9Hz);7.78(d,1H,J =9Hz);7.80(brs,1H);7.87(d,1H,J=9Hz);8.04(d,1H,J=9H z). 3−アジド−4−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ナフト〔2,1 −b〕アゼピン. DMSO(17ml)に懸濁したナトリウムアジド(0.55g,8.4mmol)の懸濁液に、 3−クロロ−4−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ナフト〔2,1 −b〕アゼピン(1.6g,6.7mmol)を加え次いで懸濁液を80℃で2.5時間加熱した 。熱反応混合物を氷(30g)上に加え次いで沈殿物を濾過し次いで溶離剤として 最初にヘプタンそして引き続きヘプタンおよび酢酸エチル(1:1)の混合物を 用 いシリカゲル(200g)によるクロマトグラフィー法により精製し、1.1gの3−ア ジド−4−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ナフト〔2,1−b〕 アゼピンを得た。 mp: 190−192℃.1 H NMR(CDCl3)δ 2.44−2.53(m,1H);2.64−2.75(m,1H);3.04−3.14 (m,1H);3.53−3.60(m,1H);3.89(dd,1H);7.15(d,1H,J=9Hz );7.50(t,1H,J=9Hz);7.60(t,1H,J=9Hz);7.78(d,1H,J =9Hz);7.83(brs,1H);7.87(d,1H,J=9Hz);8.04(d,1H,J=9H z). 3−アミノ−4−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−IH−ナフト〔2,1 −b〕アゼピン. 乾燥THF(20ml)に溶解した3−アジド−4−オキソ−2,3,4,5−テトラ ヒドロ−1H−ナフト〔2,1−b〕アゼピン(1.0g,4.0mmol)の溶液を、窒素雰 囲気に置きそして氷浴により冷却した。エタノール(20ml)に溶解した水素化ホ ウ素ナトリウム(0.17g,4.4mmol)の溶液を、10分間滴下し次いで反応混合物を2 0時間加熱還流した。挿発物を真空下で蒸発させ次いで残留物を、エタノールお よび25% NH3(水性)の混合物(9:1)を用い、シリカゲル(200g)でカラム クロマトグラフィー法により精製した。 これにより、0.30gの3−アミノ−4−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ −1H−ナフト〔2,1−b〕アゼピンを得た。1 H NMR(CDCl3)δ 2.05−2.15(m,1H);2.64−2.75(m,1H);2.95−3.05 (m,1H);3.44(dd,1H);3.48−3.52(m,1H);7.13(d,1H,J=9Hz );7.49(t,1H,J=9Hz);7.56(t,1H,J=9Hz);7.60(brs,1H);7 .75(d,1H,J−9Hz);7.85(d,1H,J=9Hz);8.07(d,1H,J=9H z). (1,1−ジメチル−2−(4−オキソ−2,3,4,5−テトラ ヒドロ−1H−ナフト〔2,1−b〕アゼピン−3−イルカルバモイル)エチル) カルバミン酸第三ブチルエステル DMF(15ml)に溶解した3−第三ブチルオキシカルボニルアミノ−3−メチルブ タン酸(0.26g,1.2mmol)の溶液に、EDAC(0.24g,1.2mmol)を加えた。室温で15 分後、3−アミノ−4−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ナフト〔 2,1−b〕アゼピン(0.25g,1.1mmol)を加え次いで反応混合物を6時間攪拌 した。水(80ml)を加え次いで溶液を酢酸エチル(30ml)で抽出した。有機相を 炭酸水素ナトリウム(20ml)で洗い、水(20ml)で洗いそしてMgSO4で乾燥した 。溶剤を真空下で蒸発させ次いで残留物を、溶離剤としてヘプタンおよび酢酸エ チル(1:3)を用いカラムクロマトグラフィー法により精製した。 これにより、0.49gの(1,1−ジメチル−2−(4−オキソ−2,3,4, 5−テトラヒドロ−1H−ナフト〔2,1−b〕アゼピン−3−イルカルバモイル )エチル)カルバミン酸第三ブチルエステルを得た。 (1,1−ジメチル−2−(4−オキソ−5−(2′−(N−トリフェニルメチ ルテトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イルメチル)−2,3,4,5− テトラヒドロ−1H−ナフト〔2,1−b〕アゼピン−3−イルカルバモイル)エ チル)カルバミン酸第三ブチルエステル. DMSO(15ml)に溶解した乾燥粉末水酸化ナトリウム(0.23g,4.0mmol)および (1,1−ジメチル−2−(4−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H− ナフト〔2,1−b〕アゼピン−3−イルカルバモイル)エチル)カルバミン酸 第三ブチルエステル(0.49g,1.0mmol)溶液を、窒素雰囲気下で0.5時間攪拌した 。5−(4′−ブロモメチルビフェニル−2−イル)−N−(トリフェニルメ チル)テトラゾール(0.59g,1.1mmol)を加え次いで混合物を1時間攪拌した。 塩化アンモニウム(30ml)、水(100ml)および酢酸エチル(60ml)の10%水性溶 液を加え次いで相を分離した。有機相をMgSO4で乾燥し、次いで溶剤を真空下で 蒸発せしめた。溶離剤としてヘプタンおよび酢酸エチル(2:3)を用いシリカ ゲル(100g)でカラムクロマトグラフィー法により精製し、 0.45gの(1,1−ジメチル−2−(4−オキソ−5−(2′−(N−トリフ ェニルメチルテトラゾール−5−イル)ビフェニル−4−イルメチル)−2,3 ,4,5−テトラヒドロ−1H−ナフト〔2,1−b〕アゼピン−3−イルカルバ モイル)エチル)−カルバミン酸第三ブチルエステルを得た。1 H NMR(CDCl3)δ 1.26(s,2H);1.34(s,6H);1.42(s,9H);2.46 (dd,2H);3.16(dd,1H);4.45(m,1H);4.74(d,1H);5.26(s,1H );5.31(s,1H);6.70(d,1H);6.93(d,1H);7.00(s,4H);7.21 −7.35(m,8H);7.39−7.53(m,5H);7.71(d,1H);7.80−7.92(m, 3H) ジクロロメタン(20ml)に溶解した(1,1−ジメチル−2−(4−オキソ− 5−(2′−(N−トリフェニルメチル−1H−テトラゾール−5−イル)ビフェ ニル−4−イルメチル)−2,3,4,5−テトラヒドロナフト〔2,1−b〕 アゼピン−3−イルカルバモイル)エチル)カルバミン酸第三ブチルエステル( 0.45g,0.67mmol)の溶液に、トリフルオロ酢酸(2ml)を加えた。反応混合物 を4.5時間攪拌し次いで水(5ml)を加えた。溶剤を真空下で蒸発させ次いで残 留物を、溶離剤としてメタノール、水およびTFA(60:40:0.5)を用い、カラムク ロマトグラフィー法(Waters RP18 シリカ75μ,40g)により精製した。溶剤を 真空下で蒸発させ次いで残留物をメタノール(30ml)に再溶解し次いで真空下で 蒸発させ0.31 gの表題化合物を得た。1 H NMR(d6-DMSO)δ 1.19(s,3H);1.25(s,3H);2.13−2.46(m,3H );2.40(s,1H);2.41(s,1H);3.40(dd,1H);4.20−4.28(m,1H) ;4.90(d,1H);5.33(d,1H);6.98(d,2H);7.16(d,2H);7.47− 7.67(m,8H);7.75(brs,2H);7.89−7.98(m,2H);8.14(d,1H);8.6 9(d,1H). HPLC:Rt=30.5分(方法A) C, 57.23%;H,4.99%;N,12.98%;実測値: C, 57.35%;H,4.81%;N,12.60%.例2 3−アミノ−3−メチル−N−(4−オキソ−5−(4−(4−(5−メチル− 〔1,3,4〕オキサジアゾール−2−イル)チエン−3−イル)ベンジル)− 2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ナフト〔2,1−b〕アゼピン−3−イル )ブチルアミド. 3,3−ジクロロ−4−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ナフト〔 2,1−b〕アゼピン. トルエン(750ml)に懸濁した4−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1 H−ナフト〔2,1−b〕アゼピン(24.1g,114mmol,例1のそれと同様の方法 で製造した)の懸濁液に、五塩化リン(71.3g,342mmol)を加えた。反応混合 物を、ゆっくり90℃に加熱し次いで90℃で1時間加熱した。活性化木炭を加え次 いで混合物を周囲温度まで冷却せしめた、混合物を濾過し次いで濾液を真空下で 蒸発させた。油状残留物を、氷酢酸(300ml)に溶解し、70℃で30分間加熱し次い で10℃に冷却した。水(1200ml)を加え次いで氷浴上での攪拌を、15分間継続し た。沈殿した固体を、濾過により単離し 、水で洗いそして真空下で乾燥した。これにより固体として28.5gの3,3−ジ クロロ−4−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ナフト〔2,1−b 〕アゼピンを得た。1 H NMR(CDCl3)δ 3.36(dt,2H);3.45(dt,2H);7.15(d,1H);7.48( t,1H);7.58(t,1H);7.75(d,1H);7.86(d,1H);8.00(d,1H) ;8.08(brs,1H). 3−クロロ−4−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ナフト〔2,1 −b〕アゼピン. 氷酢酸(250ml)に溶解した3,3−ジクロロ−4−オキソ−2,3,4,5− テトラヒドロ−1H−ナフト−〔2,1−b〕アゼピン(28.0g,100mmol)の溶液 を、窒素雰囲気下に置いた。酢酸ナトリウム(22.6g,275mmol)、次亜燐酸ナト リウム水和物(24.6g,280mmol)および炭素上に担持したパラジウム(10%,1.5 g)を加えた。反応混合物を、56℃で20時間窒素雰囲気で攪拌した。混合物を、 室温に冷却し次いで濾過した。固体をTHF(3×700ml)で煮沸し次いで温かい間濾 過した。一緒にしたTHFを真空下で蒸発させ、19.1gの3−クロロ−4−オキソ −2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ナフト〔2,1−b〕アゼピンを得た。1 H NMR(CDCl3)δ 2.65−2.73(m,1H);2.85−2.95(m,1H);3.11−3.19 (m,1H);3.50−3.56(m,1H);4.49(dd,1H);7.18(d,1H);7.50( t,1H);7.60(t,1H);7.78(d,1H);7.88(d,1H);8.01(brs,1H) ;8.04(d,1H). 3−アジド−4−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ナフト〔2,1 −b〕アゼピン. DMSO(80ml)の懸濁液に懸濁した3−クロロ−4−オキソ−2,3,4,5− テトラヒドロ−1H−ナフト−〔2,1−b〕アゼピン(16.6g,67.6mmol)の懸 濁液に、アジ化ナトリウム(8.8g,135m mol)を加え次いで懸濁液を、60℃で5時間加熱した。沈殿物を濾過により単離し 次いで水で洗った。真空下で乾燥後、16.3gの3−アジド−4−オキソ−2,3 ,4,5−テトラヒドロ−1H−ナフト〔2,1−b〕アゼピンを得た。1 H NMR(CDCl3)δ 2.44−2.53(m,1H);2.62−2.75(m,1H);3.06−3.13 (m,1H);3.58(dd,1H);3.90(dd,1H);7.18(d,1H);7.52(t,1H );7.60(t,1H);7.80(d,1H);7.87(d,1H);8.00(brs,1H);8.06 (d,1H). 3−アミノ−4−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ナフト〔2,1 −b〕アゼピン. 乾燥ジオキサン(150ml)およびエタノール(150ml)の混合物に溶解した3−アジ ド−4−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ナフト−〔2,1−b〕 アゼピン(16.0g,63.4mmol)の溶液に、炭素に担持したパラジウム(10%,2 g)を加えた。この混合物を、5バールの圧力下でかつ24時間十分に攪拌しなが ら水素化した。反応混合物を濾過し次いでエタノール中の過剰の塩酸を加えた。 沈殿した固体を単離し、エタノールで洗いそして乾燥し14.4gの3−アミノ−4 −オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ナフト〔2,1−b〕アゼピン 塩酸塩を得た。上記塩酸塩(14.2g)を加温により水(800ml)に溶解した。25% 水性アンモニア溶液を加え次いで沈殿物を形成した。固体を濾過により単離し、 水で洗いそして乾燥し、11.9gの3−アミノ−4−オキソ−2,3,4,5−テ トラヒドロ−1H−ナフト〔2,1−b〕アゼピンを得た。1 H NMR(CDCl3)δ 2.05−2.15(m,1H);2.65−2.75(m,1H);2.95−3.05 (m,1H);3.45(dd,1H);3.50(dd,1H);7.15(d,1H);7.50(t,1H );7.58(t,1H);7.75(d,1H);7.79(brs,1H);7.86(d,1H);8.08 (d,1H). 3−アミノ−4−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ナフト〔2, 1−b〕アゼピン(4.5g)を、熱エタノール(250ml)に溶解し次いで熱エタノール (50ml)に溶解したL(t)−酒石酸を70℃で加えた。生成懸濁液を、攪拌しな がら周囲温度に冷却せしめた。固体を濾過により単離し次いでエタノールで洗っ た。次いでこれを活性炭で処理した沸とう水(250ml)に溶解し次いで熱濾過した 。濾液を攪拌しながら周囲温度に冷却し次いで室温で3時間攪拌した。固体を濾 過により単離し次いで乾燥し3.3gを得、これは熱水(200ml)に溶解した。過剰の 水性アンモニアの25%溶液を、40〜50℃で加え次いで固体を濾過により単離した 。乾燥後、これは2.1gの分解しない3−アミノ−4−オキソ−2,3,4,5 −テトラヒドロ−1H−ナフト〔2,1−b〕アゼピンを与えた。 (1,1−ジメチル−2−(4−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H− ナフト〔2,1−b〕アゼピン−3−イルカルバモイル)エチル)カルバミン酸 第三ブチルエステル. DMF(30ml)に溶解した3−第三ブチルオキシカルボニルアミノ−3−メチルブ タン酸(2.43g,11.2mmol)および1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(1.52g ,11.3mmol)の溶液を、窒素雰囲気に置いた。EDAC(2.19g,11.4mmol)を加え 次いで反応混合物を室温で10分間攪拌した。未溶解3−アミノ−4−オキソ−2 ,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ナフト〔2,1−b〕アゼピン(2.3g,10.2 mmol)を加え次いで反応混合物を室温で一夜で攪拌した。反応混合物を水(200ml) 中に注ぎ、次いで溶液を、ジクロロメタン(2×250ml)で抽出した。一緒にした 有機抽出物を、10%炭酸水素ナトリウム(2×150ml)で洗いそしてMgSO4で乾燥し た。溶剤を真空下で蒸発させ、固体残留物を得、これをジエチルエーテルに懸濁 した。濾過および乾燥により、4.5gの(1,1−ジメチル−2−(4−オ キソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ナフト〔2,1−b〕アゼピン−3 −イルカルバモイル)エチル)カルバミン酸第三ブチルエステルを得た。1 H NMR(CDCl3)δ 1.35(s,6H);1.43(s,9H);2.05−2.13(m,1H); 2.45−2.60(m,2H);2.90−3.08(m,2H);3.50(dd,1H);4.50−4.56( m,1H);5.22(brs,1H);6.75(d,1H);7.12(d,1H);7.49(t,1H) ;7.57(t,1H);7.73(d,1H);7.85(d,1H);7.88(brs,1H);8.03( d,1H). 5−メチル−2−(4−(4−メチルフェニル)−3−チエニル)−〔1,3 ,4〕オキサジアゾール. 5−(4−(4−メチルフェニル)−3−チエニル)−テトラゾール(3.3g,13 .2mmol)および無水酢酸(50ml)の混合物を、1時間加熱還流した。生成溶液を 、真空下で蒸発させ油状残留物を得、これを酢酸エチル(100ml)に溶解した。有 機溶液を、炭酸水素ナトリウム溶液(100ml)で洗い、活性木炭で処理し次いでMgS O4で乾燥した。濾過および真空下での蒸発により、3.4gの5−メチル−2−( 4−(4−メチルフェニル)−3−チエニル−〔1,3,4〕−オキサジアゾー ルをオイルとして得た。1 H NMR(CDCl3)δ 2.38(s,3H);2.45(s,3H);7.18(d,2H);7.25( d,2H);7.29(d,1H);8.03(d,1H). 5−メチル−2−(4−(4−ブロモエチルフェニル)−3−チエニル)−〔1 ,3,4〕オキサジアゾール 5−メチル−2−(4−(4−メチルフェニル)−3−チエニル−〔1,3, 4〕オキサジアゾール(3.4g,13.3mmol)を、四塩化炭素(60ml)に溶解した。A IBN(0.21g)、酢酸(0.52g)、NBS(2.6g,14.6mmol)および氷酢酸(0.52ml )を加えた。反応混合物を、8時間加熱還流し次いで周囲温度まで放冷した。反 応混合物を シリカゲルで濾過し次いで濾液を真空下で蒸発させた。油状残留物を、水酸化ナ トリウムで真空下で乾燥し、2.6gの粗製5−メチル−2−(4−(4−ブロモ メチルフェニル)−3−チエニル)−〔1,3,4〕オキサジアゾールを得た。1 H NMR(CDCl3)δ 2.47(s,3H);4.55(s,2H);7.32−7.35(m,3H); 7.40(d,2H);8.08(d,1H). (1,1−ジメチル−2−(4−オキソ−5−(4−(4−(5−メチル−〔1 ,3,4〕オキサジアゾール−2−イル)−3−チエニル)ベンジル)−2,3 ,4,5−テトラヒドロ−1H−ナフト〔2,1−b〕アゼピン−3−イルカルバ モイル)エチル)カルバミン酸第三ブチルエステル. DMSO(30ml)に溶解した粉末水酸化カリウム(2.0g,29.8mmol)および(1, 1−ジメチル−2−(4−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ナフト −〔2,1−b〕アゼピン−3−イルカルバモイル)エチル)カルバミン酸第三 ブチルエステル(3.2g,7.46mmol)を、窒素雰囲気で30分間攪拌した。 DMSO(10ml)に溶解した5−メチル−2−(4−ブロモメチルフェニル)−3 −チエニル)−〔1,3,4〕オキサジアゾール(2.5g,7.46mmol)を加え次い で反応混合物を1時間室温で攪拌し次いでジクロロメタン(600ml)で抽出した。 有機抽出物を水(100ml)、5%酒石酸溶液(200ml)、ブラインで洗いそしてMgSO4 で乾燥した。真空下で蒸発し、残留物を得、これを溶離剤としてシリカゲル(200 g)を用いたカラムクロマトグラフィー法により精製した。これにより、2.1gの (1,1−ジメチル−2−(4−オキソ−5−(4−(4−(5−メチル−〔1 ,3,4〕オキサジアゾール−2−イル)−3−チエニル)−ベンジル)−2, 3,4,5−テトラヒドロ−1H−ナフト〔2,1−b〕アゼピン−3−イルカル バモイル )エチル)カルバミン酸第三ブチルエステルを得た。1 H NMR(CDCl3)δ 1.33(s,6H);1.40(s,9H);1.48−2.05(m,1H); 2.28(s,3H);2.42(d,1H);2.54(d,1H);2.60−2.70(m,1H);2. 75−2.85(m,1H);3.29(dd,1H);4.46−4.54(m,1H);4.88(d,1H) ;5.30(brs,1H);5.50(d,1H);6.72(brs,1H);7.20−7.26(m,5H);7. 40(d,1H);7.48−7.56(m,2H);7.80(d,1H);7.86(d,1H);7.98 (d,1H);8.01(d,1H). ジクロロメタン(100ml)に溶解して(1,1−ジメチル−2−(4−オキソ− 5−(4−(4−(5−メチル−〔1,3,4〕オキサジアゾール−2−イル) −3−チエニル)ベンジル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ナフト〔2 ,1−b〕アゼピン−3−イルカルバモイル)エチル)カルバミン酸第三ブチル エステル(2.1g,3.43mmol)の溶液に、三フッ化酢酸(10ml)を加えた。反応混 合物を周囲温度で3時間攪拌した。1N水酸化ナトリウム溶液(100ml)を、加え 次いで相を分離した。有機相を、活性化木炭で処理し次いでMgSO4で乾燥した。 溶剤を真空下で処理し1.6gの表題化合物を得た。1 H NMR(CDCl3)δ 1.22(s,3H);1.25(s,3H);2.10−2.18(m,1H); 2.26(d,1H);2.29(s,3H);2.32(d,1H);2.60−2.75(m,5H);3. 27−3.33(m,1H);4.53−4.60(m,1H);4.90(d,1H);5.47(d,1H) ;7.20−7.25(m,5H);7.43(d,1H);7.49−7.56(m,2H);7.79(d, 1H);7.85(d,1H);7.98(d,1H);8.00(d,1H);8.40(d,1H). HPLC:Rt=22.8分(方法C) C,65.3%;H,6.0%;N,11.5%;実測値: C,65.2%;H,6.0%;N,10.9%例3 3−((2R)−ヒドロキシプロピルアミン)−3−メチル−N−(5−(4−( 4−(5−メチル−〔1,3,4〕オキサジアゾール−2−イル)チエン−3− イル)ベンジル)−4−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ナフト〔 2,1−b〕アゼピン−3−イル)ブチラミド (2R)−(テトラヒドロピラン−2−イルオキシプロピオンアルチヒド(107m g,0.675mmol)をメタノール(10ml)に溶解し、次いでメタノール(10ml)およ び氷酢酸(0.1ml)に溶解した3−アミノ−3−メチル−N−(5−(4−(4− (5−メチル−〔1,3,4〕オキサジアゾール−2−イル)チエン−3−イル )ベンジル)−4−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ナフト〔2, 1−b〕アゼピン−3−イル)ブチルアミド(261mg,0.45mmol)の溶液に加えた 。DMF(3ml)に溶解した水素化シアノホウ素ナトリウム(57mg,0.9mmol)の溶液 を加え次いで溶液を室温で3.5時間攪拌した。溶剤を真空下で除去し次いで残留 物を酢酸エチル/水(10ml/10ml)に溶解した。相を分離し次いで有機相をMgSO4 で乾燥しそして溶剤を真空下で除去した。残留物をメタノール(10ml)に溶解 し次いで酢酸エチルに溶解した3Mの塩化水素の溶液(1ml,3mmol)を加えた。 溶液を室温で1時間攪拌し次いで溶剤を真空下で除去した。残留物をジクロロメ タン(10ml)に溶解し次いで1N水素化ナトリウム溶液(2×10ml)で洗った。一 緒にした水性相をジクロロメタン(2×10ml)で抽出した。有機相を一緒にし次 いでMgSO4で乾燥し次いで溶剤を真空下で除去した。粗製生成物を、溶離剤とし てジクロロメタン/エタノール/25%水性アンモニア(85:15: 1)を用いシリカゲル(100ml)でフラッシュクロマトグラフィー法により精製し 、引き続き溶離剤としてジクロロメタン/エタノール/25%アンモニア(85:15 :1)を用い、調製TLC(シリカ20cm×20cm×0.2cm,TLCは3回行った)により精 製し、8mgの3−((2R)−ヒドロキシプロピルアミノ)−3−メチル−N−( 5−(4−(4−(5−メチル−〔1,3,4〕オキサジアゾール−2−イル) チエン−3−イル)ベンジル)−4−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ− 1H−ナフト〔2,1−b〕アゼピン−3−イル)ブチルアミドのジアステレオマ ーの混合物を得た。1 H NMR(CDCl3)δ 1.10−1.40(m,9H);2.15−2.40(m,5H);2.55−2.75 (m,4H);3.40(m,1H);3.35(m,1H);4.10(m,1H);4.50(m,1H );4.35そして4.45(双方ともd,1Hと共に);5.40および5.50(双方ともd, 1Hと共に);7.15−7.35(m,5H);7.40(m,1H);7.45−7.60(m,2H); 7.80(dd,1H);7.85(d,1H);7.95(dd,1H);8.05(d,1H);9.10(m ,1H). HPLC:Rt=27.8分(方法B).例4 1−アミノシクロプロパンカルボン酸(4−オキソ−5−(2′−(1H−テトラ ゾール−5−イル)−ビフェニル−4−イルメチル)−2,3,4,5−テトラ ヒドロ−1H−ナフト〔2,1−b〕アゼピン−3−イル)アミドトリフルオロア セテート (1−(4−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ナフト〔2,1−b 〕アゼピン−3−カルバモイル)シクロプロピル)カルバミン酸第三ブチルエス テル DMF(6ml)に溶解した1−(第三ブトキシカルボニルアミノ)シ クロプロパンカルボン酸(74mg,0.37mmol)をHOAt(50mg,0.37mmol)およびED AC(71mg,0.37mmol)に加えた。10分間攪拌後、3−アミノ−4−オキソ−2, 3,4,5−テトラヒドロ−1H−ナフト〔1,2−b〕アゼピン(84mg,0.37mm ol)およびジイソプロピル−エチルアミノ(96mg,0.74mmol)を加え次いで混合 物を40℃で一夜放置した。水(60ml)および酢酸エチル(60ml)を加えた。相を 分離し次いで有機相を1MHCl(60ml)、飽和NaHCO3(60ml)で洗い次いでMgSO4で 乾燥した。溶剤を真空下で除去し148mgの固体を得た。塩化メチレンおよび酢酸 エチルの混合物から再結晶し、62mgの(1−(4−オキソ−2,3,4,5−テ トラヒドロ−1H−ナフト〔2,1−b〕アゼピン−3−イルカルバモイル)シク ロプロピル)カルバミン酸第三ブチルエーテルを得た。1 H-NMR(CDCl3)δ 0.99(s,2H);1.45(m,2H);1.51(s,9H);2.12( m,1H);3.05(m,2H);3.48(m,1H);4.49(m,1H);5.10(brs,1H) ;7.05−8.05(m,8H). (1−(4−オキソ−(5−(2′−(N−トリフェニルメチルテトラゾール− 5−イル)ビフェニル−4−イルメチル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H −ナフト〔2,1−b〕アゼピン−3−イルカルバモイル)シクロプロロピル) カルバミン酸第三ブチルエステル (1−(4−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ナフト〔2,1− b〕アゼピン−3−イルカルバモイル)シクロプロピル)カルバミン酸第三ブチ ルエステル(62mg,0.16mmol)および乾燥粉末KOH(34mg,0.62mmol)を窒素雰 囲気下で乾燥DMSO(2ml)に懸濁し次いで10分間攪拌した。5−(4′−ブロモ メチルビフェニル−2−イル)N−トリフェニルメチルテトラゾール(92mg,0. 65mmol)を加え次いで混合物を30分間攪拌した。水(10ml)および 酢酸エチル(30ml)を加え次いで相を分離した。有機相をMgSO4で乾燥し次いで 蒸発させ1mlの残留物を得、これを溶離剤としてヘプタン/酢酸エチル(1:1 )を用い、メルクシリカ調製用プレートでクロマトグラフィー処理した。これに より、29mgの(1−(4−オキソ−(5−(2′−(トリフェニルメチルテトラ ゾール−5−イル)ビフェニル−4−イルメチル)−2,3,4,5−テトラヒ ドロ−1H−ナフト〔2,1−b〕アゼピン−3−イルカルバモイル)シクロプロ ピル)カルバミン酸第三ブチルエステルを得た。1 H-NMR(CDCl3)δ 0.99(s(br),2H);1.49(s,9H);1.66(s(br),2H) ;1.99(m,1H);2.62(m,2H);3.20(m,1H);4.48(m,1H);4.80( d,IH,J=14Hz);5.09(s(br),1H);5.25(d,1H,J=14Hz);6.87− 7.90(m,29H). (1−(4−オキソ−(5−(2′−(N−トリフェニルメチルテトラゾール −5−イル)ビフェニル−4−イルメチル)−2,3,4,5−テトラヒドロ− 1H−ナフト〔2,1−b〕アゼピン−3−イルカルバモイル)シクロプロピル) カルバミン酸第三ブチルエステル(29mg)およびTFA(1ml)の混合物を、窒素 雰囲気下で24時間攪拌した。水(1滴)を加え次いでメタノール(0.1ml)およ びジエチルエーテル(2ml)で残留物を処理し、濾過し次いでジエチルエーテル (2×1ml)で洗い、16mgの1−アミノシクロプロパンカルボン酸(4−オキソ −5−(2′−(1H−テトラゾール−5−イル)−ビフェニル−4−イルメチル )−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ナフト〔2,1−b〕アゼピン−3− イル)アミドトリクルオロアセタート1 H-NMR(CD3OD)δ 1.30(s,2H);1.65(m,1H);2.15(s,2H);3.38( m,2H);3.45(m,1H);4.35(m,1H);4.92(d,1H,J=15Hz);5.35 (d,1H,J=15Hz);6.98−8.15(m ,14H). HPLC:Rt=31.4分(方法A).例5 3−アミノ−3−メチル−N−(5−ベンジル−4−オキソ−2,3,4,5− テトラヒドロ−1H−ナフト〔2,1−b〕アゼピン−3−イル)ブチラミド塩酸 (1,1−ジメチル−2−(4−オキソ−5−ベンジル−2,3,4,5−テト ラヒドロ−1H−ナフト〔2,1b〕アゼピン−3−イルカルバモイル)エチル) カルバミン酸第三ブチルエステル. (1,1−ジメチル−2−(4−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H −ナフト〔2,1−b〕アゼピン−3−イルカルバモイル)エチル)カルバミン 酸第三ブチルエステル(250mg,0.586mmol,例1における如く製造)を、DMSO( 5ml)に溶解し次いで乾燥粉末KOH(131mg,2.34mmol)を窒素雰囲気で加えそし て混合物を30分間攪拌した。臭化ベンジル(105mg,0.62mmol)を加え次いで混 合物を75分間攪拌した。水(25ml)および酢酸エチル(25ml)を加え次いで相を 分離した。有機相をMgSO4で乾燥し次いで真空下で溶剤を除去した。この粗製生 成物を、溶離剤として酢酸エチルおよびヘプタン(2:1)の混合物を用い、メ ルクシリカ60プレートでクロマトグラフィー処理し、142mgの1,1−ジメチル −2−(4−オキソ−5−ベンジル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ナフ ト〔2,1b〕アゼピン−3−イルカルバモイル)−エチル)カルバミン酸第三 ブチルエステルを得た。1 H NMR(CDCl3)δ 1.34(s,6H);1.40(s,9H);1.99(m,1H);2.55( m,1H);2.75(m,1H);3.25(dd,1H);4.47(m,1H);4.83(d,1H, J=17Hz);5.30(brs,1H);5.45( d,1H,J=17Hz);6.71(d,1H,J=10Hz);7.21(s,5H),7.25−7.98 (m,6H). 1,1−ジメチル−2−(4−オキソ−5−ベンジル−2,3,4,5−テト ラヒドロ−1H−ナフト〔2,1b〕アゼピン−3−イルカルバモイル)エチル) カルバミン酸第三ブチルエステル(133mg,0.26mmol)を、酢酸エチル(1.5ml)中の 3MHClに溶解し次いで一夜攪拌した。ジエチルエーテル(5ml)を加え次いで沈 殿した固体を濾別し次いでジエチルエーテル(2×1ml)で洗った。これにより 、98mgの3−アミノ−3−メチル−N−(5−ベンジル−4−オキソ−2,3, 4,5−テトラヒドロ−1H−ナフト〔2,1−b〕アゼピン−3−イル)ブチラ ミド塩酸塩を得た。1 H NMR(d6-DMSO)δ 1.20(s,3H);1.25(s,3H);2.50−1.15(m,3H) ;3.40(m,1H);4.25(m,1H);4.85(d,1H,J=17Hz);5.45(d,1H ,J=17Hz);7.15−7.25(m,6H);7.50−7.97(m,4H);8.10(d,1H) ;8.72(d,1H). HPLC:Rt=32.7分(方法A). C, 65.19%;H,6.98%;N,8.77%;理論値: C, 64.97%;H,6.80%;N,8.55%.
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ,UG), AM,AU,BB,BG,BR,BY,CA,CN,C Z,EE,FI,GE,HU,IS,JP,KG,KP ,KR,KZ,LK,LR,LT,LV,MD,MG, MN,MX,NO,NZ,PL,RO,RU,SG,S I,SK,TJ,TM,TT,UA,US,UZ,VN (72)発明者 ペシュケ,ベルント デンマーク国,デーコー−2760 モーレ ウ,エスケビェルゴールド 56 (72)発明者 ハンセン,トーマス クルス デンマーク国,デーコー−2730 ヘルラ ウ,ティベハンゲン 78 (72)発明者 アンデルセン,クヌド エリク デンマーク国,デーコー−2765 スメル ン,ネデルンゼン 122

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.次式I: {式中、R1,R2およびR3は、独立に水素、ハロゲン、トリフルオロメチル ,C1-6アルキル、C1-6アルコキシ、又はC1-6アルキルチオであり;nは0又 は1であり;pは0,1又は2であり;qは0,1,2,3又は4であり;wは 0,1又は2であり;Xは、−O−,>S(O)m又は>N−R4であり、ここで R4は、水素又はC1-6アルキルであり;mは0,1又は2であり; Aは、 であり、これらの各々は、ハロゲン、アミノ、C1-6アルキルアミノ、C1-6、ア ルキル、C1-6アルコキシ又はC1-6アルキルチオから選ばれる1種又はそれ以上 の置換基により置換されていてもよい;そしてここにおいてYは=N−であり、 そしてZは−O−,−S −又は>N−R5であり、ここにおいてR5は水素又はC1-6アルキルであり; Bは、水素又は であり、これらの各々はハロゲン、アミノ、C1-6アルキルアミノ、C1-6アルキ ル、C1-6アルコキシ又はC1-6アルキルチオから選ばれる1種又はそれ以上置換 基により置換されていてもよい;そしてYおよびZは、先に定義した意味であり ; Mは、−COOR12,−CONR12RN13−NHCONR12R13又は−SO2NR12R13であり、ここ においてR12およびR13は、独立に水素、C1-6アルキル又はC4-8シクロアルキ ルであるか、又はMは、ハロゲン、アミノ、C1-6アルキルアミノ、C1-6アルキ ル、C1-6アルコキシ又はC1-6アルキルチオから選ばれる1種又はそれ以上の置 換基により置換されていてもよいテトラゾール、トリアゾール、オキサジアゾー ルおよびチアジアゾールのあらゆる異性体であり;そして Dは、 (式中、rおよびsは独立に0,1,2又は3であり;R7およびR8は独立に 水素又はC1-10アルキルであるか;又はR7および R8は一緒になってアルキル架橋(ここで、架橋は2〜6個の炭素原子を含有す る)を形成するか;又はR7およびR8の各々は、独立にR9およびR10の一方又 は両方と結合しアルキル架橋(ここで、架橋は2〜5個の炭素原子を含有する) を形成し;R9およびR10は独立に水素、フェニル、置換フェニル、分枝もしく は未分枝C1-10アルキル又は分枝もしくは未分枝C1-10ヒドロキシアルキルであ る)である} で表わされる化合物;又はそれらの医薬として許容され得る塩。 2.前記式中、R1,R2およびR3は、独立に水素、ハロゲン、トリフルオロ メチル,C1-6アルキル、C1-6アルコキシ、又はC1-6アルキルチオであり;n は0又は1であり;pは0,1又は2であり;qは0,1,2,3又は4であり ;wは0,1又は2であり;Xは、−O−,>S(O)m又は>N−R4であり、 ここでR4は、水素又はC1-6アルキルであり;mは0,1又は2であり; Aは、 であり、これらの各々は、ハロゲン、アミノ、C1-6アルキルアミノ、C1-6アル キル、C1-6アルコキシ又はC1-6アルキルチオから選ばれる1種又はそれ以上の 置換基により置換されていてもよい;そしてここにおいてYは=N−であり、そ してZは−O−,−S−又は>N−R5であり、ここにおいてR5は水素又はC1- 6 アルキルであり; Bは、 であり、これらの各々はハロゲン、アミノ、C1-6アルキルアミノ、C1-6アルキ ル、C1-6アルコキシ又はC1-6アルキルチオから選ばれる1種又はそれ以上置換 基により置換されていてもよい;そしてYおよびZは、先に定義した意味であり ; Mは、テトラゾリル、−COOR12,−CONR12R13,−NHCONR12R13又は−SO2NR12R13 であり、ここにおいてR12およびR13は、独立に水素、C1-6アルキル又はC4 -8 シクロアルキルであるか、又はMは、ハロゲン、アミノ、C1-6アルキルアミ ノ、C1-6アルキル、C1-6アルコキシ又はC1-6アルキルチオから選ばれる1種 又はそれ以上の置換基により置換されていてもよいトリアゾール、オキサジアゾ ールおよびチアジアゾールのあらゆる異性体であり;そして Dは、 (式中、rおよびsは独立に0,1,2又は3であり;R7およびR8は独立に 水素又はC1-10アルキルであるか;又はR7およびR8は一緒になってアルキル架 橋(ここで、架橋は2〜6個の炭素原子を含有する)を形成するか;又はR7お よびR8の各々は、独立にR9およびR10の一方又は両方と結合しアルキル架橋( ここで 、架橋は2〜5個の炭素原子を含有する)を形成し;R9およびR10は独立に水 素、フェニル、置換フェニル、分枝もしくは未分枝C1-10アルキル又は分枝もし くは未分枝C1-10ヒドロキシアルキルである)である} で表わされる請求の範囲第1項記載の化合物;又はそれらの医薬として許容さ れ得る塩。 3.wが1である、請求の範囲第1又は2項記載の化合物。 4.R1,R2およびR3が水素を表わす、請求の範囲第1〜3項のいずれか1 項に記載の化合物。 範囲第1〜4項のいずれか1項に記載の化合物。 Mが、未置換テトラゾリル並びにメチルで置換されたオキサジアゾリルから成 る群から選ばれる、請求の範囲第1〜5項のいずれか1項に記載の化合物。 7.オキサジアゾールが、1,3,4−オキアジアゾールである、請求の範囲 第6項に記載の化合物。 8.rが1であり、sが0であり、R7およびR8が各々C1-6アルキルであり 、そしてR9およびR10が各々水素を表わすか又はR9およびR10の一方は、C2 ヒドロキシアルキルでありそして他方は水素である、請求の範囲第1〜7項のい ずれか1項に記載の化合物。 9.R7およびR8は各々メチルを表わす、請求の範囲第8項記載の化合物。 10.3−アミノ−3−メチル−N−(4−オキソ−5−(2′−(テトラゾー ル−5−イル)ビフェニル−4−イルメチル)−2,3,4,5−テトラヒドロ −1H−ナフト〔2,1−b〕アビピン−3−イル)ブチラミド、 3−アミノ−3−メチル−N−(4−オキソ−5−(4−(4−(5−メチル− 〔1,3,4〕オキサジアゾール−2−イル)−チエン−3−イル)ベンジル) −2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ナフト−〔2,1−b〕アビピン−3− イル)ブチルアミド、 3−((2R)−ヒドロキシプロピルアミノ)−3−メチル−N−(5−(4−( 4−(5−メチル−〔1,3,4〕オキサジアゾール−2−イル)チエン−3− イル)ベンジル)−4−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ナフト〔 2,1−b〕アビピン−3−イル)ブチラミド、 1−アミノシクロプロパンカルボン酸(4−オキソ−5−(2′−(1H−テトラ ゾール−5−イル)−ビフェニル−4−イルメチル)−2,3,4,5−テトラ ヒドロ−1H−ナフト〔2,1−b〕アゼピン−3−イル)アミドおよび 3−アミノ−3−メチル−N−(5−ベンジル−4−オキソ−2,3,4,5− テトラヒドロ−1H−ナフト〔2,1−b〕アゼピン−3−イル)ブチルアミドか ら成る群から選ばれる化合物。 11.有効成分として、請求の範囲第1〜10項のいずれか1項に記載の化合物又 はその医薬として許容し得る塩並びに医薬として許容し得る担体又は希釈剤を含 んでなる、医薬組成物。 12.請求の範囲第1〜10項のいずれか1項に記載の化合物又はその医薬として 許容し得る塩の約0.0001〜約500mgを含んでなる、単位用量形態にある、請求の 範囲第11項記載の組成物。 13.下垂体から成長ホルモンを刺激するための医薬組成物であっ て、有効成分として請求の範囲第1〜10項のいずれか1項に記載の化合物又はそ の医薬として許容され得る化合物並びに医薬として許容され得る担体又は希釈剤 を含んでなる、前記医薬組成物。 14.経口、経皮、肺性、又は非経口投与のための請求の範囲第11,12又は13項 のいずれか1項に記載の医薬組成物。 15.下垂体から成長ホルモンの放出を刺激する方法であって、請求の範囲第1 〜10項のいずれか1項に記載の化合物の有効量又はその医薬として許容され得る 塩の有効量をそれが必要とする被験者に投与することを含んでなる、前記方法。 16.請求の範囲第1〜10項のいずれか1項に記載の化合物又はその医薬として 許容され得る有効量が、1日につき体重1kg当たり約0.0001〜約100mg、好まし くは1日につき体重1kg当たり約0.001〜約50mgの範囲内である、請求の範囲第1 5項記載の方法。 17.薬剤として使用するための請求の範囲第1〜10項のいずれか1項に記載の 化合物。 18.下垂体から成長ホルモンの放出を刺激するための薬剤に対する、請求の範 囲第1〜10項のいずれか1項に記載の化合物又はその医薬として許容され得る塩 の使用。 19.成長ホルモンの欠損に起因する病気又は疾患の治療において有用な製剤の 製造方法であって、請求の範囲第1〜10項のいずれか1項に記載の化合物の有効 量を、適当な担体および/又は希釈剤と混合し次いで、経口、経鼻、又は経皮投 与、注射又は注入のために混合物を製剤化することを含んでなる、前記方法。 20.明細書中で開示された全ての新規な特徴又は該特徴の組合せ。
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