JPH10503624A - 改良adsl互換離散多重音調装置 - Google Patents

改良adsl互換離散多重音調装置

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JPH10503624A JP7527174A JP52717495A JPH10503624A JP H10503624 A JPH10503624 A JP H10503624A JP 7527174 A JP7527174 A JP 7527174A JP 52717495 A JP52717495 A JP 52717495A JP H10503624 A JPH10503624 A JP H10503624A
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Abstract

(57)【要約】 改良された離散多重音調伝送方式は、1.6MHz以上の総帯域幅を有する離散多重音調信号を通じてディジタルデータをエンコードし、また、エンコードされたデータを変調することを意図している。変調システムは、使用されるサブチャネル及び各サブチャネル上で伝送されるデータ量について伝送中に動的に更新が可能である(215,217,219)。1つの発明の実施の形態では、多重音調エンコード及び変調は、ATIS北米非対称ディジタル加入者回線規格に従っている。しかしながら、付加的なサブチャネル(総数512個)の使用、及び/又は、4.3125kHzよりも大きなサブチャネル帯域幅の使用が可能である。このシステムでは、規格に記載されている周波数よりも高い周波数で発生するサブチャネルは、サブチャネル選定基準に関しては、規格範囲内にある場合と同様にして取り扱われる。このシステムは、T1又はE1といった大きなクロストーク雑音を有する回線上で、撚り線対電話回線を通じて、1200メートルの距離における6〜55Mbpsのデータ伝送速度、及び、2000メートルの距離における10〜50+Mbpsのデータ伝送速度でディジタルデータを伝送することを許容する。

Description

【発明の詳細な説明】 改良ADSL互換離散多重音調装置 発明の背景 本発明は、一般的に多重キャリアの高速データ信号の送信及び受信のためのシ ステムに関する。さらに詳細には、拡大された帯域幅を備える離散多重音調(D MT)システムが記述されている。 今現在、ANSI(米国規格協会 America National St andard Institute)スタンダードグループによって認可された グループである遠隔通信情報解決のための同盟(the Alliance F or Telecommunications Information So lutions)(ATIS)は、非対称ディジタル加入者回線(ADSL)を 通じたディジタルデータ伝送のための規格を最終決定している。この規格は、当 初、通常の電話回線を通じた画像データの伝送に関して意図されたものであるが 、他の種々の応用例に対しても同様にして用いられ得る。この規格は、離散多重 音調システムに基づいている。ペア(撚り線対)電話回線を含む、通常の電話回 線を通じた一秒当たり6ミリオンビット以上(すなわち、6+Mbps)の速度 での情報伝送を容易にする伝送速度が目的とされている。規格化された離散多重 音調(DMT)システムは、正方向(下流方向)に各々が4.3125kHz幅 の256の「音調(トーン)」を使用する。すなわち、電話システムにおいては 、一般的に下流方向とは、中央オフィス(一般的には電話会社によって所有され ている)からエンドユーザ(すなわち、居住あるいは企業ユーザ)である遠隔地 への伝送であると考えられている。 非対称ディジタル加入者回線規格はまた、608Kbps以上のデータ速度に おける2重逆信号の使用をも企図している。すなわち、例として、上流方向へ向 けての伝送は、遠隔地から中央オフィスに向かう。このように、非対称ディジタ ル加入者回線という用語は、逆方向より正方向のデータ伝送速度が実質的に高い ことに由来するものである。このことは、電話回線を通じた画像ブログラムや、 テレビ会議情報の遠隔地への伝送を意図するシステムにおいて、特に有用である 。例として、このシステムの一つの使い道によれば、住居にいる顧客は、映画等 の画像情報をビデオカセットを借りる必要なくして電話回線を通じて手に入れる ことができる。他の使い道は、テレビ会議である。 一般的な電話システムと同様に、非対称ディジタル加入者回線の規格化に詳し い当業者に知られている様に、ほとんどの電話システムは、望ましい最大サービ スエリア(CSA)範囲を有する複数のキャリアサービスエリアに分割されてい る。米国においては、24ゲージ撚り線対配線が使用された場合、「中央オフィ ス」から2マイルの最大キャリアサービスエリア範囲が一般的であり、26ゲー ジ配線が使用された場合には、9000フィートが一般的である。したがって、 規格化過程における重要な特徴の一つは、その選択されたシステムが、24ゲー ジ撚り線対電話回線のような一般的な電話回線を通じて、中央オフィスからCS A範囲の全体にわたって伝送が可能であること、という点にあった。このことは 、信号が過度に多く減衰しないこと、及び信号が相対的にクロストーク雑音に対 する許容範囲が大きいこと、の双方を要求する。 非対称ディジタル加入者回線規格のための離散多重音調解法の一つの知られて いる障害は、T1クロストーク雑音が同一バインダ、若しくは、近接バインダに 現れる場合、この伝送方式は、確実な信号を予め規定された範囲の外周境界に到 達させることに関して困難性を有することである。たとえば、一般的に、T1回 路は、1秒当たり約1.544ミリオンビットのデータ速度で24個のボイスチ ャネルを搬送し、また、一般的に、多量のクロストーク雑音を生成することが知 られている。事実、T1ノイズの存在は、一般的にディジタル多重音調信号の範 囲を、要求電力制限と許容ビット誤り率の下でCSA範囲よりも狭い範囲に減少 させる。したがって、全ての場合において、完全なキャリアサービス適用領域を 確実にするために特別な規定が要求されることになろう。T1雑音を有する電話 システム型は、パーセンテージ基準でかなり低いにもかかわらず、あらゆる標準 化サービスにおいて100パーセントの互換性を有することは重要であると広く 認識されている。当然、標準化された技術によって完全キャリアサービス適用範 囲を保証することが望ましいものであった。しかしながら、そのような範囲は、 与えられた離散多重音調技術の性質から不可能であることが広く知られていた。 本発明は、このようなクロストーク雑音問題の一つの解決手段である。この問題 が、T1クロストーク雑音を有する領域に関して多く言明されているとはいえ、 以下に記述された解決手段は、E1雑音(主として北米外部に存在する)を有す る電話システムにも同様に適用することができる。 本発明は、また、クロストーク雑音問題の緩和のみならず他にも多くの利点を 備えた解決手段を提供する。たとえば、T1又はE1クロストーク雑音の影響を 受けにくい範囲(設置された電話システム基地の大部分)では、記載された発明 は、設置回線を通じた1秒当たり10〜50Mbps以上の速度での確実なディ ジタル情報の伝送を許容する。このシステムは、また、上流方向に向けた高速伝 送のための規定を許容する。これらの伝送速度が、現在入手可能な伝送速度より も実質的により高速であることは、当業者によって認識されるであろう。 発明の概要 上記説明から、本発明の目的は、離散多重音調伝送方式を使用して潜在的に雑 音の多い加入者通信回線を通じ、ソースからディジタル情報を伝送する方法を提 供することにある。本システムは、ディジタルデータをエンコードし、エンコー ドされたデータを1.6MHz以上の全帯域幅を有する離散多重音調信号上に変 調することを目的とする。幾つかの発明の実施の形態では、8MHzよりも広い 帯域幅が使用されている。通信回線は、それぞれが1つの関連するサブキャリア 音調に対応する複数のサブチャネルにおける雑音レベルを含む、1以上の回線品 質変数を決定するために監視される。この変調方式は、検出された回線品質変数 、サブチャネル利得変数、及び許容電力マスク変数を含む種々のファクタを、離 散多重音調信号の変調時に考慮するように定められている。この変調システムは ま た、特定のサブキャリアを通じた回線品質の実時間変化に適合するように、デー タを伝送するために使用されるサブチャネル、及び/又は、各サブチャネルを通 じて伝送される情報量を動的に変化させるために、伝送期間中に、使用されるサ ブチャネルと、各サブキャリアを通じて伝送されるデータ量とを動的に更新する ことができる。伝送に関して遠隔地に設置された受信装置は、離散多重音調信号 を受信し、復調し、デコードするように構成されている。 本発明に係る一発明の実施の形態では、多重音調のエンコードは、実質的にA TIS非対称ディジタル加入者回線規格に従って実行されるが、ここでは、各々 が約4.3125kHzの帯域幅を有する全512のサブチャネルが使用される 。この発明の実施の形態では、前述した規格より高い周波数にて発生するサブチ ャネルは、サブキャリア選択基準の点から見て規格範囲内にある場合と同様にし て取り扱われる。この発明の実施の形態は、利用可能な2.208MHzの帯域 幅を有する離散多重音調信号の使用を企図している。他の発明の実施の形態では 、サブチャネル数は、128個から2048個あるいはそれ以上の間にあっても よい。 いくつかの発明の実施の形態では、各サブチャネルの帯域幅は、4.3125 kHz幅の複数のサブチャネルで与えられるものよりも大きい全帯域幅の実現を 容易にするために増加させられる。例によれば、各サブチャネルの帯域幅は、5 〜40kHz幅、若しくはそれ以上の範囲にしてもよい。記載された一発明の実 施の形態は、8.832MHzの全利用可能帯域幅のために、各々が34.5M Hzの帯域幅を有する256個のサブチャネルの利用可能性を企図する。アマチ ュア無線信号のような既知の規制ソースからの干渉(混信)を受けやすい応用例 においては、その干渉に関連する帯域は、各方向における干渉を避けるため単に マスクされて、沈黙させられるようにしてもよい。 本発明に係る他の応用例は、大きなクロストーク雑音を有するシステムにおい て用いられ得る。その様なシステムにおいては、1秒当たり6ミリオンビット (6Mbps)以上のデータ伝送速度でキャリアサービスエリアにわたってエン コードされたディジタルデータの伝送を容易にするため、信号は最も大きなクロ ストーク雑音(たとえば、T1クロストーク雑音)より高い周波数、及び低い周 波数を有するサブキャリアを通じて伝送される。 本発明に係る他の応用例は、送信装置から2000メートルまでの範囲に配置 された遠隔受信装置へ、1秒当たり10ミリオンビット(10Mbps)以上の ディジタルデータ伝送速度でデータを伝送するために、撚り線対回線のような一 般的な電話回線と共に使用され得る。事実、1000メートルの撚り線対回線距 離における25Mbpsを超えるデータ伝送速度、及び600メートルの撚り線 対回線距離における50Mbpsを超えるデータ伝送速度は、容易に得ることが できる。 本発明に係る他の応用例では、あらゆる要求速度における上流通信を許容する ために、付加的帯域幅が、上流通信に対して利用可能になされる。 図面の簡単な説明 本発明は、図面と共に以下の記載を参照することにより、本発明の更なる目的 及び利点と共に最も良く理解され得るであろう。 図1は、ATIS北米規格に従う離散多重音調帯域を示すグラフである。 図2は、最悪状態のクロストークを伴う1キロメータの26ゲージ電話回線に 関して、各音調を通じて搬送されるビットの数を示す代表ビット分布プロフィー ルを表すグラフである。 図3は、一般的なT1雑音の周波数スペクトルを示すグラフである。 図4は、記載された本発明によって達成可能なデータ速度と、非対称ディジタ ル加入者回線のためのATIS北米規格に従い機能する離散多重音調送信装置に よって達成可能なデータ速度とを、26及び24ゲージ撚り線対配線の種々の距 離に対して、近傍のバインダにT1クロストークが存在する状態で比較したグラ フである。 図5は、本発明及びATIS非対称ディジタル加入者回線規格を実行するため に好適な離散多重音調伝送方式を利用する画像配信システムのブロック図である 。 図6は、多くの既設電話システムにおいて使用されている分布領域アーキテク チャの概略図である。 図7は、図2の代表ビット分布ブロフィールに対して潜在アマチュア無線帯域 をマスクするように修正されたグラフである。 発明の詳細な説明 現在、提案されているATIS非対称ディジタル加入者回線北米規格は、離散 多重音調(DMT)データ伝送方式の使用を企図している。離散多重音調伝送方 式に対するプロトコルの詳細な説明は、T1E1.4 ATIS規格(Stan dard)として参照される未決定の北米規格(North American Standard)に詳細に記載され、また、現在、Standard Co ntribution No.94−007,rev.8,発行日1995年3 月、に記載されている。図1に示されているように、北米における規格化された 離散多重音調(DMT)システムは、正方向(下流方向)に各々が4.3125 kHz幅の256の音調を使用する。音調の周波数範囲は、0〜1.104MH zである。下位の32音調はまた、上流方向に向けた2重データ伝送のために使 用され得る。本出願の背景技術の欄で述べたように、一般的に解決不可能である と考えられてきた、離散多重音調伝送システムにおける一つの認識されている制 限は、T1クロストークが出現した状態での確実なキャリアサービスエリア信号 の伝送である。 ここに提案されている解決手段は、飛躍的に伝送帯域幅を増大させる。一つの 例においては、これは、同じ幅を有する各サブチャネルを用い、サブチャネルの 数を増加させることによりなされている。他の例においては、これは、各サブチ ャネルの帯域幅を増大させることによりなされている。すなわち、提案されてい る規格(図1に見られる)にて示されている1.104MHz帯域幅の256の サブチャネルの代わりに、2〜10倍のオーダの帯域幅を有するシステムが提案 されている。例によれば、一つの発明の実施の形態では、各々が4.3125k Hz幅を有する512のサブチャネルを備えることにより伝送帯域幅が2倍にさ れ、合計で2.208MHzの帯域幅になっている。他の発明の実施の形態では 、8.832MHz帯域幅を備えるために、4.3125kHz幅の8倍の個数 のサブチャネルが使用されている。必要であれば、上流伝送のために利用可能な サブチャネルの数も(従ってその帯域幅も)、増加され得る。上流伝送のために 割 り当てられた帯域幅は、あらゆる特定応用例の要求に合致するよう幅広く変更さ れ得る。例によれば、上流通信のために利用可能なサブチャネルの数は、ATI S規格にて提案されている32音調帯域から64音調へと2倍にしてもよい。 他の解決方法は、各サブチャネルにより多くの帯域幅を割り当てることを企図 する。例によれば、2〜10の範囲の倍率で各サブチャネルの帯域幅を増加させ ると、適切に機能することが知られている。例えば、「音調」当たり34.5k Hzの帯域幅を伴う256のサブチャネルシステムにおいては、8.832MH zの総伝送帯域幅が得られる。当然、サブチャネル数の増加、及び音調幅の増加 という概念は、あらゆる特別なシステムに要求される帯域幅を備えるために別々 、あるいは一緒に使用され得る。 当業者によって認識されるように、25.6Mbits/sec及び/又は5 1.84MBits/secの標準化伝送速度のために設置された多くの既設A TM基礎施設がある。このようなデータ速度は、8.832MHz伝送帯域幅を 有する本発明に従う離散多重音調システムを使用することにより、多くの既設撚 り線対電話回線を通じてエンドユーザに対して容易に且つ直接、伝えられ得る。 実際には、特定の帯域幅の下では、より高速なデータ伝送速度は、一般的によ り多くのサブチャネルが使用されたときに得ることができる。しかしながら、よ り多くのサブチャネルは、一般的により高いハードウエアコストを意味する。対 照的に、サブチャネルの帯域幅の拡張は、少しだけ低い最大データ伝送速度を有 するコストのより低い解決策となり得る。 当業者によって認識されるように、実質的に1.1MHz範囲より高い周波数 (たとえば1.3MHz以上)での伝送は、撚り線対電話回線を通じた比較的長 距離の伝送には不適当であると広く信じられている。しかしながら、その範囲に おける出願人の実験は、これが正しくないことを示してきた。むしろ、離散多重 音調プロトコル下での伝送は、1〜10メガヘルツの範囲の周波数、及びそれ以 上の周波数において適切に機能することが見い出された。例によれば、図2は、 エコーキャンセルを有していない25.6Mbit/secの伝送システムに対 する代表ビット分布プロフィールを示すグラフである。図示されている具体例は 、最悪状態クロストークを伴う1キロメータの26ゲージ電話回線に関して、各 音調を通じて搬送されるビット数を示している。この例におけるマージンは、一 般的にディジタルデータ伝送に必要であると考えられているマージン(約6デシ ベルの最小マージンが一般的である)よりも十分に大きい約12.4デシベルで ある。グラフから見て取れるように、1.1MHz以上の周波数に大きなデータ 伝送が存在する。 次に図3を参照して、T1雑音を有するキャリアサービスエリアにおける既述 されたシステムの有用性を記述する。ここに見られるように、T1雑音は、比較 的低い周波数(たとえば、約600kHz以下の周波数)にあってはさほど大き な要素ではない。しかしながら、干渉(クロストーク)の大きさは、周波数の増 大に伴い、中央オフィスから1マイル以上離れた遠隔地への離散多重音調伝送が 受け入れられるレベルを超えるまで増大する。したがって、離散多重音調伝送は 、T1雑音を有するキャリアサービスエリアにおいては、約600〜750kH zより高い周波数を有するサブチャネルにおいて、信頼性を持って使用すること ができないことが一般に同意されている。このことは、遠隔地がソースから1マ イル以上離れているときに特に正しい。したがって、T1雑音は、正方向のデー タ伝送に関して利用することのできるサブチャネルの数を大きく制限し、図4に 示されたグラフによって描かれるように伝送され得るディジタルデータの速度を 厳しく制限する。しかしながら、図3に見られるように、約1.3MHz以上の 周波数では、T1雑音によって生成されたクロストークの量は、注目すべきこと にかなり減少する。T1雑音曲線の2つめの山は、約1.6MHzを超えたとこ ろから大きくなり始める。したがって、約1.3〜1.6MHzの範囲における サブチャネルは、T1クロストーク雑音から相対的に逃れる傾向にあるといえる 。したがって、上述した拡張512サブチャネル帯域幅が使用されると、6Mb psデータ伝送速度は、近接するバインダにおいて(あるいは同一のバインダに お いてすら)T1クロストーク雑音が出現した状態でも容易に達成され得る。 当業者によって理解されるように、このことは、北米における非対称ディジタ ル加入者回線サービスのための離散多重音調伝送規格に関して、最も頻出する批 評を克服する。実際の伝送帯域幅は、あらゆる所定時間にて経験された雑音、及 びデータ伝送要求に依存して、伝送から伝送へ相当量変化し得ることが理解され るべきである。しかしながら、T1雑音が出現した状態では、データ伝送のほと んどは、約50〜600kHzの間及び1.3〜1.6MHzの間の帯域にて生 じるように思われる。伝送は、主に、T1伝送と抵触しない周波数で行われるの で、このうちのより高い周波数帯域の使用は、周囲の回線においてそれほど多く の雑音を発生させないという副次的な利益を有する。 既述のサブチャネル倍増の発明の実施形態に従って機能する離散多重音調送信 装置によって達成可能であるデータ速度は、図4を参照して説明される。図4は 、2倍帯域幅の発明の実施の形態におけるデータ速度と、非対称ディジタル加入 者回線のためのATIS北米規格(North American Stand ard)に従って機能する場合のデータ速度とを、種々の距離に関して、26及 び24ゲージ撚り線対配線のバインダ近傍においてT1クロストークが出現する 状態において比較するグラフである。ここに見られるように、既述の発明は、T 1雑音が存在する状態において、飛躍的に改善されたデータ伝送を有している。 上記説明には、大きなT1クロストーク雑音を有するシステムにおける本発明 の応用例が記載されている。しかしながら、雑音が構造的(予測できるもの)で あれ、局所的(予測できないもの)であれ、既述のシステムは、より高次のT1 雑音、E1クロストーク雑音(ヨーロッパ諸国においてより一般的であり、80 0〜1700MHzの範囲で最も大きくなる傾向にある)、アマチュア無線の干 渉(2MHz〜30MHzの間の幾つかの狭い帯域によって占められている)、 及び、その他の雑音を避けるためにも、同様にうまく機能することは理解される べきである。実際には、既述の離散多重音調システムは、単に雑音及び/又は干 渉(混信)が問題となる周波数帯域を避けるだけである。このことは、雑音の多 いサブチャネルを使用することによってシステム自体の伝送が損なわれないこと 、及び伝送媒体で利用可能な広範な周波数範囲に含まれ得るような他の認可周波 数帯域と干渉しないこと、という2つの利益を有する。 例によれば、アマチュア無線放送と共存するシステムにおける本発明の応用例 が説明される。図7は、図2を参照して上述された離散多重音調システムに関す る代表ビット割合分布において、アマチュア無線伝送に相当する周波数帯域が単 にマスクアウトされた場合を示している。すなわち、図示されているように、3 つの狭小帯域215、217及び219が単にマスクされており、離散多重音調 システムは、マスクされた周波数範囲にて伝送を行わないようになっている。マ スクすることがシステムのデータ伝送能力を大きく変えるものではない、という ことは理解されるべきである。示された本発明の実施の形態において、マスクさ れた帯域は、1.81〜2.0;3.5〜3.8及び7.0〜7.1MHzの周 波数帯域を含んでいる。図2を参照して上述したシステムと比較した場合、同一 の25.6Mbit/secのデータ伝送速度は、マージンをわずか約1デシベ ル失うだけで得ることができる。そのようなマージンは、このようなデータ伝送 システムに関して必要であると一般的に考えられている6デシベルのマージンよ りも十分に大きい。 既述の応用例は、同様に幾つかの他の利点を有する。特に、クロストーク雑音 を有しないシステム(北米における既設電話基地のほとんど)においては、著し く高速なデータ伝送速度が確実に達成され得る。例によれば、上述した帯域幅倍 増の例では、6000フィート以上の距離の撚り線対電話回線において12Mb ps以上のデータ速度を確実に手に入れることができる。さらに、逆方向の伝送 に関して利用可能なサブチャネルの数も2倍にされている場合には、逆方向にお ける潜在的データ伝送速度をも著しく向上させることができる。例によれば、1 .544Mbps(すなわち、T1データ伝送速度)以上の伝送速度を容易に得 ることができる。 当業者によって理解されるように、あらゆる所定のシステムによって得られる データ伝送速度は、多変数からなる関数である。いくつかの適切な変数は、信号 が伝送回線上を伝わらなければならない距離、伝送回線の特性、要求されるマー ジン、送信装置の出力レベル、及び、付随雑音を含む。したがって、一般的に、 雑音が少なく品質の高い配線上を短い距離だけ信号が伝わるようなシステムにお いては、一般的に、より高速のデータ伝送速度を扱うことができる。その一方で 、雑音が多く、より高いゲージ撚り線対配線を通じたより長い距離の伝送に対応 しなければならないシステムは、一般に比較的低いデータ伝送速度に制限される 。 エコーキャンセルを採用せず、それ故、上流通信を容易にするために低周波数 を利用するシステムでは、ソースから1000メートルの距離において、撚り線 対配線を通じて25Mbps以上のデータ転送速度が容易に得られる。例えば、 24ゲージ撚り線対配線を通じて25.6Mbpsで送信し、6デシベルのマー ジンを維持するシステムは、1000メートルの範囲に到達するために約15d bmの送信出力を必要とする。エコーがキャンセルされたシステムでは、ソース から600メートルの距離において、撚り線対配線を通じて50Mbps以上の データ転送速度が容易に得られる。例によれば、24ゲージ撚り線対配線を通じ て51.84Mbpsで送信し、6デシベルのマージンを維持するシステムは、 600メートルの範囲に到達するために約15dbmの送信出力を必要とする。 上述したように、実際の伝送速度能力は、特定システムの特性によって非常に大 きく変化するであろう。しかしながら、既述のシステムは、既存の技術を遥かに 凌ぐ高い伝送速度にて、既存の電話基地施設を通じたディジタルデータの配信を 許容することが当業者によって理解されるべきである。 既述の発明の能力をより良く説明するために、光ファイバ送信回線を利用する 他の既存電話システムアーキテクチャ環境における応用例を説明する。このよう なアーキテクチャの一例が図6に図示されている。このアーキテクチャでは、光 ファイバ送信線200は、多くの光ネットワーク装置202にサービスするため に配置されている。各光ネットワーク装置は、約1500メートルまでの長さの 撚り線対配信回線206によって多くのペデスタル(pedestals)20 4に結合されている。各ペデスタルは、住居、会社等に設けられる多くのドロッ プ208にサービスする潜在能力を有している。多くの場合、撚り線対配線から なるドロップ208は、一般的に約50メートルよりも長いことはない。したが って、本発明が、既存施設を使用して、飛躍的に改善された伝送速度を提供する ために用いられ得ることは理解されるべきである。 次に図5を参照し、本発明に従って動作する画像配信システムについて説明す る。画像サーバ21は、非同期伝送モデムスイッチ22を介してディジタルデー タを送信装置20に供給する。画像サーバ21は、伝送距離、回線品質、及び使 用されている通信回線の種類を勘案して許される最大データ速度までのあらゆる データ速度にてデータを供給することができる。送信装置20は、エンコーダ2 3及び離散多重音調変調装置を含むいくつかの構成装置を有する。エンコーダ2 3は、画像データを多重化し、同期化し、エンコード(符号化)し、圧縮するた めに機能し、また、1秒当たり15ミリオンビットまでのデータ速度を扱うこと ができる。より詳しくは、エンコーダは、多数のサブチャネルのそれぞれに対し て、入力ビットストリームを同位相の複数の直交成分に変換する。エンコードは 、順方向誤り訂正方式、及び/又はトレリスコーディング方式を使用して実行さ れ得る。本発明の実施の形態においては、512のサブチャネルを利用すること ができる。したがって、エンコーダは、各々が4Kbpsを示す512のサブ記 号列を出力する。これらは、離散多重音調変調装置25に与えられる複合入力で ある。例によれば、先に参照されたATIS規格において好適なエンコーダが詳 述されている。 変調装置25は、好適なアルゴリズムによって逆フーリエ変換を演算するIF FT変調装置である。エンコーダ出力は複合数なので、IFFT変調装置は、1 024の入力を受け取る。ビット分布は、前述したATIS規格にて説明されて いるように、離散多重音調システムにおいて、適応的に決定される。このことを 容易にするために、送信装置20もまた、各利用可能なサブチャネルの回線品質 を決定するために通信回線を監視する回線監視装置を有している。発明の一つの 実施の形態では、回線監視装置は、各サブチャネルにおける雑音レベル、信号利 得及びフェーズシフトを決定する。その目的は、各サブチャネルに関する信号対 雑音比を評価することである。したがって、既述された変数と共に、あるいはそ れらのかわりに、他の変数を監視するようにすることもできる。どのサブチャネ ルを通じてエンコードされたデータを伝送するのか、および、どれだけのデータ を各サブチャネルを通じて伝送するのか、という決定は、幾つかの要素に基づい て動的になされる。これらの要素としては、検出された回線品質変数、サブチャ ネル利得変数、許容電力マスク、及び要求最大サブキャリアビット誤り率を含む 。多くの要素は、サブチャネルの間で一定である必要はなく、実際には使用中に 変化し得ることに留意すべきである。特に回線品質変数は、ひんぱんに検出され 、また、変調方式の調整は、使用中の多くのサブチャネルにおける回線品質の変 化に応じて動的に変調を調整するためにリアルタイムに行われる。例によれば、 好適な離散多重音調変調装置が同じくATIS規格中に記載されている。 エンコード(符号化)された信号が離散多重音調信号を形成するように変調さ れた後、循環プレフィクスが離散多重音調エンコード済信号(離散多重音調符号 化信号)に付加される。循環プレフィクスは、主に、離散多重音調信号の復調を 容易にするために用いられる。ATIS規格では、32ビット循環プレフィクス が用いられている。しかしながら、既述の広い帯域幅を使用する場合には、同様 に循環プレフィクスの長さを2倍にすることが好ましい。送信装置はまた、離散 多重音調信号を通信回線40に適用する回線ドライバ28を有しており、この通 信回線は、撚り線対電話回線の形を採ることができる。当然、他の既存の通信回 線も同様に使用され得る。撚り線対回線は、既設通信システムにおいて広範に使 用されているので、特に重要なのである。 そして、循環プレフィクスを伴う離散多重音調エンコード済信号は、通信回線 29を通じて遠隔地へ伝送される。既述した512のサブチャネルの発明の実施 の形態では、離散多重音調信号は、全部で約2.208MHzの利用可能な帯域 幅を有している。一発明の実施の形態においては、送信装置は、電話キャリアサ ービス範囲の中央オフィスに配置されており、通信回線は、撚り線対チャネルで ある。他の発明の実施の形態では、異なる通信回線が使用され得る。 この信号は 遠隔地に配置されている受信装置30によって受信される。受信 装置は、アナログフィルタ32、時間ドメイン等化装置38(TEQ)、等化さ れた離散多重音調信号を復調し循環プレフィクスを取り除く復調装置31、及び 、復調された信号をデコード(復号化)するデコーダ33を備えている。復調装 置31及びデコーダ33は、それぞれ変調装置25及びエンコーダ23の逆の動 作を実行する。そして、デコードされた信号は、デコーダ33からテレビ、コン ピュータ、あるいは他の好適な受信装置のような遠隔装置36に与えられる。時 間ドメイン等化装置、復調装置31及びデコーダ33の動作は、所望の動作を達 成するための好適なアルゴリズムと共に、全てChow等の米国特許5,285 ,474中により詳細に記載されている。 上流エンコード及び変調は、既述の下流データ伝送の場合と全く同一の方法で 実行され得る。しかしながら、既述の発明の実施の形態では、ちょうど64個の サブチャネルが上流通信に利用可能とされている。しかしながら、あらゆる数の サブチャネルが、上流通信に対して利用可能とされ得ることは理解されるべきで ある。 既述した幾つかの発明の実施の形態においては、サブチャネル帯域幅は、固定 されていると考えられてきている。しかしながら、いくつかの応用例では、サブ チャネル帯域幅を一斉に動的に調整するための機構が備えられていることが望ま れる。そのようなシステムでは、決まった数のサブチャネルによって得ることの できるデータ伝送速度は、単にサブチャネル帯域幅を拡張することによって増加 され得るであろう。 例えば、一つの代表的なシステムは、各々が4.3125kHz〜34.5k Hzの範囲で変更され得る帯域幅を有する256のサブチャネルを備えることが できる。当然、実際の範囲は、特定のシステムの要求に従って幅広く変更され得 る。そのような一応用例において、このシステムは、当初、最小幅のサブチャネ ルで動作するように設定され得る。そして、システムの負荷が増加するに従って 、サブチャネル幅は、増加するデータ伝送要求を処理するために要求された通り に徐々に調整され得る。典型的な場合には、帯域幅増加のステップは、まれに実 行され、システムのアップグレードとして取り扱われるであろう。他の発明の実 施の形態では、帯域幅は、現在のシステムのデータ伝送要求に合わせるために動 的に増加、また減少させられ得る。 以上、わずかな発明の実施の形態に基づき本発明を説明したが、本発明が、本 発明の趣旨、及び範囲を逸脱しない限り、他の特定の形で具現化され得ることは 理解されるべきである。特に、発明の実施の形態によって説明されてきた本発明 は、提案されているATIS北米非対称ディジタル加入者回線規格と完全に互換 性を有する。しかしながら、本発明は、非対称の場合と同様に対称である離散多 重音調データ伝送方式にも等しく適用することができることが理解されるべきで ある。さらに、本発明は、既述の発明の実施の形態において用いられた特定のサ ブチャネル幅を有する伝送方式に決して限定されることはない。むしろ、本発明 は、容易に幅広い範囲の伝送方式に適用され得る。要点は、従来可能であると信 じられていたよりも高い周波数のサブチャネルで、電話回線を通じてデータを確 実に伝送できることである。さらに、現実に利用可能なサブチャネルの数は、特 定システムの要求に従って幅広く変化し得る。しばしば、効率の観点から利用可 能なサブチャネルの総数を2の整数乗の数に規定することが望ましい。しかしな がら、このことが常に要求されわけではない。前述した観点から、上記例は、限 定としてでなく実例として考慮されるべきであり、また、本発明は、ここに与え られた詳細に限定されることはなく、むしろ添付のクレームの範囲内において改 良され得るものである。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1996年4月5日 【補正内容】 図面の簡単な説明 本発明は、図面と共に以下の記載を参照することにより、本発明の更なる目的 及び利点と共に最も良く理解され得るであろう。 図1は、ATIS北米規格に従う離散多重音調帯域を示すグラフである。 図2は、最悪状態のクロストークを伴う1キロメータの26ゲージ電話回線に 関して、各音調を通じて搬送されるビットの数を示す代表ビット分布プロフィー ルを表すグラフである。 図3は、一般的なT1雑音の周波数スペクトルを示すグラフである。 図4は、記載された本発明によって達成可能なデータ速度と、非対称ディジタ ル加入者回線のためのATIS北米規格に従い機能する離散多重音調送信装置に よって達成可能なデータ速度とを、26及び24ゲージ撚り線対配線の種々の距 離に対して、近傍のバインダにT1クロストークが存在する状態で比較したグラ フである。 図5は、本発明及びATIS非対称ディジタル加入者回線規格を実行するため に好適な離散多重音調伝送方式を利用する画像配信システムのブロック図である 。 図6は、多くの既設電話システムにおいて使用されている分布領域アーキテク チャの概略図である。 図7は、図2の代表ビット分布プロフィールに対して潜在アマチュア無線帯域 をマスクするように修正されたグラフである。 図8は、本発明を実施するために好適なとトランシーバの概略ブロック図であ る。 に配置されている。各光ネットワーク装置は、約1500メートルまでの長さの 撚り線対配信回線206によって多くのペデスタル(pedestals)20 4に結合されている。各ペデスタルは、住居、会社等に設けられる多くのドロッ プ208にサービスする潜在能力を有している。多くの場合、撚り線対配線から なるドロップ208は、一般的に約50メートルよりも長いことはない。したが って、本発明が、既存施設を使用して、飛躍的に改善された伝送速度を提供する ために用いられ得ることは理解されるべきである。 次に図5を参照し、本発明に従って動作する画像配信システムについて説明す る。画像サーバ21は、非同期伝送モデムスイッチ22を介してディジタルデー タを送信装置20に供給する。画像サーバ21は、伝送距離、回線品質、及び使 用されている通信回線の種類を勘案して許される最大データ速度までのあらゆる データ速度にてデータを供給することができる。送信装置20は、エンコーダ2 3及び離散多重音調変調装置を含むいくつかの構成装置を有する。エンコーダ2 3は、画像データを多重化し、同期化し、エンコード(符号化)し、圧縮するた めに機能し、また、1秒当たり15ミリオンビットまでのデータ速度を扱うこと ができる。より詳しくは、エンコーダは、多数のサブチャネルのそれぞれに対し て、入力ビットストリームを同位相の複数の直交成分に変換する。エンコードは 、順方向誤り訂正方式、及び/又はトレリスコーディング方式を使用して実行さ れ得る。本発明の実施の形態においては、512のサブチャネルを利用すること ができる。したがって、エンコーダは、各々が4Kbpsを示す512のサブ記 号列を出力する。これらは、離散多重音調変調装置25に与えられる複合入力で ある。例によれば、先に参照されたATIS規格において好適なエンコーダが詳 述されている。 変調装置25は、好適なアルゴリズムによって逆フーリエ変換を演算するIF FT変調装置である。エンコーダ出力は複合数なので、IFFT変調装置は、1 024の入力を受け取る。ビット分布は、前述したATIS規格にて説明されて いるように、離散多重音調システムにおいて、適応的に決定される。このことを 容易にするために、送信装置20もまた、各利用可能なサブチャネルの回線品質 を決定するために通信回線を監視する回線監視装置64(図8参照)を有してい る。発明の一つの実施の形態では、回線監視装置は、各サブチャネルにおける雑 音レベル、信号利得及びフェーズシフトを決定する。その目的は、各サブチャネ ルに関する信号対雑音比を評価することである。したがって、既述された変数と 共に、あるいはそれらのかわりに、他の変数を監視するようにすることもできる 。どのサブチャネルを通じてエンコードされたデータを伝送するのか、および、 どれだけのデータを各サブチャネルを通じて伝送するのか、という決定は、幾つ かの要素に基づいて動的になされる。これらの要素としては、検出された回線品 質変数、サブチャネル利得変数、許容電力マスク、及び要求最大サブキャリアビ ット誤り率を含む。多くの要素は、サブチャネルの間で一定である必要はなく、 実際には使用中に変化し得ることに留意すべきである。特に回線品質変数は、ひ んぱんに検出され、また、変調方式の調整は、使用中の多くのサブチャネルにお ける回線品質の変化に応じて動的に変調を調整するためにリアルタイムに行われ る。例によれば、好適な離散多重音調変調装置が同じくATIS規格中に記載さ れている。 エンコード(符号化)された信号が離散多重音調信号を形成するように変調さ れた後、循環プレフィクスが離散多重音調エンコード済信号(離散多重音調符号 化信号)に付加される。循環プレフィクスは、主に、離散多重音調信号の復調を 容易にするために用いられる。ATIS規格では、32ビット循環プレフィクス が用いられている。しかしながら、既述の広い帯域幅を使用する場合には、同様 に循環プレフィクスの長さを2倍にすることが好ましい。送信装置はまた、離散 多重音調信号を通信回線40に適用する回線ドライバ28を有しており、この通 信回線は、撚り線対電話回線の形を採ることができる。当然、他の既存の通信回 線も同様に使用され得る。撚り線対回線は、既設通信システムにおいて広範に使 用されているので、特に重要なのである。 そして、循環プレフィクスを伴う離散多重音調エンコード済信号は、通信回線 29を通じて遠隔地へ伝送される。既述した512のサブチャネルの発明の実施 1. 撚り線対通信回線上を周波数の異なる多数のサブキャリアを通じてディジ タルデータを伝送するために好適な離散多重音調送信装置において、前記送信装 置は、 1秒当たり6メガビットを超える速度にてディジタル情報をエンコードするこ とができる、ディジタル情報をエンコードするためのエンコーダと、 前記エンコードされたディジタル情報を離散多重音調信号中の多数のサブキャ リア上に変調するための変調装置であって、各サブキャリアは1つの関連する音 調及び1つの関連するサブチャネルに対応し、前記離散多重音調エンコード済信 号に関して利用可能な前記サブキャリアは1.6MHz以上の結合された帯域幅 を有し、前記変調は、少なくとも検出された回線品質変数と許容電力マスク変数 とを考慮して設定され、前記変調は、特定の変数の実時間変化に適応させるため に、使用される前記サブチャネル、及び各サブチャネル上に伝送されるデータ量 の双方について伝送期間中に動的に更新が可能である変調装置と、 前記離散多重音調信号が前記伝送回線に適用される前に前記離散多重音調信号 に循環プレフィクスを加えるための付加装置と、を備える離散多重音調送信装置 。 2. 請求項1に記載の送信装置において、前記変調装置は、前記エンコードさ れたディジタル情報を、各々が約4.3125kHz〜34.5kHz幅の範囲 の帯域幅を有する複数のサブチャネルに対応する複数のサブキャリア上に変調す る、送信装置。 3. 請求項2に記載の送信装置において、前記変調装置は、前記エンコードさ れたディジタル情報を、可変幅を有する複数のサブチャネルに対応する複数のサ ブキャリア上に変調するように構成されている、送信装置。 4. 請求項1に記載の送信装置において、前記変調装置は、情報を512個の 別々のサブチャネル上に伝送することが可能な、送信装置。 5. 請求項4に記載の送信装置において、前記送信装置は、最大で256個の 下位サブチャネルを利用する規格モードにおいても使用可能であり、ATIS北 米非対称ディジタル加入者回線規格と互換性を有する、送信装置。 6. 請求項1に記載の送信装置において、前記監視装置は、大きな回線雑音及 び干渉を検出することが可能であり、雑音が検出された場合、前記変調装置は、 一秒当たり6メガビット(6Mbps)以上のデータ速度でキャリアサービスエ リアにわたって前記エンコードされたディジタルデータの伝送を容易にするため 、最も大きな雑音の上下の周波数において前記エンコードされたディジタル情報 を伝送するように構成されている、送信装置。 7. 請求項1に記載の送信装置において、前記送信装置は、撚り線対電話回線 の形を採る通信回線を通じて1秒当たり10ミリオンビット(10Mbps)以 上の速度で、前記送信装置から2000メートルまでの遠隔地へ前記エンコード されたディジタル情報を伝送することが可能である、送信装置。 8. 撚り線対通信回線の形を採り得る通信回線を通じて第1組のエンコードさ れた多重音調ディジタル情報を受信するための離散多重音調受信装置において、 前記受信装置は、 前記エンコードされたディジタル情報を離散多重音調信号中の多数のサブキャ リアから1秒当たり6メガビットを超えるデータ速度で復調するための復調装置 であって、各サブキャリアは1つの関連する音調及び1つの関連するサブチャネ ルに対応しており、前記エンコードされた離散多重音調信号に関して利用可能な 前記サブキヤリアは1.6MHz以上の結合帯域幅を有し、前記復調は、変調情 報を前記離散多重音調信号の一部として受信するように設定されており、前記復 調装置は、前記変調方式における実時間変化に適応させるために、変更された変 調情報に応じて受信中に動的に更新が可能であり、前記復調装置は、前記離散多 重音調信号から前記循環プレフィクスを取り除くように構成されている、復調装 置と、 前記復調されたディジタル情報を実時間でデコードするためのデコーダと、 第2組のディジタル情報をエンコードするためのエンコーダと、 前記第2組のエンコードされたディジタル情報を第2離散多重音調信号中にお ける多数のサブキャリア上に変調するための変調装置であって、前記第2離散多 重音調信号中の各サブキャリアは、1つの関連する音調及び1つの関連するサブ チャネルに対応しており、前記エンコードされた第2離散多重音調信号に関して 利用可能な前記サブキャリアは、前記エンコードされた第1離散多重音調信号に 関して利用可能な前記サブキャリアの帯域幅よりも著しく小さい結合帯域幅を有 する変調装置と、を備える離散多重音調受信装置。 9. 請求項8に記載された受信装置において、前記エンコードされた第2離散 多重音調信号は、64個までの別々のサブキャリアを有し、前記通信回線を通じ てソースヘ伝送される、受信装置。 10.請求項8に記載された受信装置において、前記復調装置は、さらに時間ド メイン等化装置を備える、受信装置。 11.多くの音調を有する離散多重音調伝送方式を使用し、撚り線対通信回線の 形を採り得る潜在的に雑音の多い通信回線を通じてソースからディジタル情報を 伝送する方法であって、前記ディジタル情報は多数のサブキャリア上でエンコー ド及び変調され、各サブキャリアは1つの関連する音調と対応し、前記方法は、 前記関連する音調の1つに対応する多数の各サブチャネルにおける雑音レベル を示す1以上の回線品質変数を決定するために前記通信回線を監視するステップ と、 ディジタルデータストリームをエンコードするステップと、 【図8】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),AM,AT,AU,BB,B G,BR,BY,CA,CH,CN,CZ,DE,DK ,EE,ES,FI,GB,GE,HU,JP,KE, KG,KP,KR,KZ,LK,LR,LT,LU,L V,MD,MG,MN,MW,MX,NO,NZ,PL ,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK, TJ,TT,UA,US,UZ,VN 【要約の続き】 〜50+Mbpsのデータ伝送速度でディジタルデータ を伝送することを許容する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 撚り線対通信回線上を周波数の異なる多数のサブキャリアを通じてディジ タルデータを伝送するために好適な離散多重音調送信装置において、前記送信装 置は、 1秒当たり6メガビットを超える速度にてディジタル情報をエンコードするこ とができる、ディジタル情報をエンコードするためのエンコーダと、 多数のサブチャネルの各々における雑音レベルを示す回線品質変数を決定する ために通信回線を監視する監視装置であって、前記各サブチャネルは、周波数に 関して1つの関連するサブキャリアに対応している監視装置と、 前記エンコードされたディジタル情報を離散多重音調信号中の多数のサブキャ リア上に変調するための変調装置であって、各サブキャリアは1つの関連する音 調及び1つの関連するサブチャネルに対応し、前記離散多重音調エンコード済信 号に関して利用可能な前記サブキャリアは1.6MHz以上の結合された帯域幅 を有し、前記変調は、少なくとも前記検出された回線品質変数と許容電力マスク 変数とを考慮して設定され、前記変調は、特定の変数の実時間変化に適応させる ために、使用される前記サブチャネル、及び各サブチャネル上に伝送されるデー タ量の双方について伝送期間中に動的に更新が可能である変調装置と、 前記離散多重音調信号が前記伝送回線に適用される前に前記離散多重音調信号 に循環プレフィクスを加えるための付加装置と、を備える離散多重音調送信装置 。 2. 請求項1に記載の送信装置において、前記変調装置は、前記エンコードさ れたディジタル情報を、各々が約4.3125kHz〜34.5kHz幅の範囲 の帯域幅を有する複数のサブチャネルに対応する複数のサブキャリア上に変調す る、送信装置。 3. 請求項2に記載の送信装置において、前記変調装置は、前記エンコードさ れたディジタル情報を、可変幅を有する複数のサブチャネルに対応する複数のサ ブキャリア上に変調するように構成されている、送信装置。 4. 請求項1に記載の送信装置において、前記変調装置は、情報を512個の 別々のサブチャネル上に伝送することが可能な、送信装置。 5. 請求項4に記載の送信装置において、前記送信装置は、最大で256個の 下位サブチャネルを利用する規格モードにおいても使用可能であり、ATIS北 米非対称ディジタル加入者回線規格と互換性を有する、送信装置。 6. 請求項1に記載の送信装置において、前記監視装置は、大きな回線雑音及 び干渉を検出することが可能であり、前記監視装置によって雑音が検出された場 合、前記変調装置は、一秒当たり6メガビット(6Mbps)以上のデータ速度 でキャリアサービスエリアにわたって前記エンコードされたディジタルデータの 伝送を容易にするため、最も大きな雑音の上下の周波数において前記エンコード されたディジタル情報を伝送するように構成されている、送信装置。 7. 請求項1に記載の送信装置において、前記送信装置は、撚り線対電話回線 の形を採る通信回線を通じて1秒当たり10ミリオンビット(10Mbps)以 上の速度で、前記送信装置から2000メートルまでの遠隔地へ前記エンコード されたディジタル情報を伝送することが可能である、送信装置。 8. 撚り線対通信回線の形を採り得る通信回線を通じて第1組のエンコードさ れた多重音調ディジタル情報を受信するための離散多重音調受信装置において、 前記受信装置は、 前記エンコードされたディジタル情報を離散多重音調信号中の多数のサブキャ リアから1秒当たり6メガビットを超えるデータ速度で復調するための復調装置 であって、各サブキャリアは1つの関連する音調及び1つの関連するサブチャネ ルに対応しており、前記エンコードされた離散多重音調信号に関して利用可能な 前記サブキャリアは1.6MHz以上の結合帯域幅を有し、前記復調は、変調情 報を前記離散多重音調信号の一部として受信するように設定されており、前記復 調装置は、前記変調方式における実時間変化に適応させるために、変更された変 調情報に応じて受信中に動的更新が可能であり、前記復調装置は、前記離散多重 音調信号から前記循環プレフィクスを取り除くように構成されている、復調装置 と、 前記復調されたディジタル情報を実時間でデコードするためのデコーダと、 第2組のディジタル情報をエンコードするためのエンコーダと、 前記第2組のエンコードされたディジタル情報を第2離散多重音調信号中にお ける多数のサブキャリア上に変調するための変調装置であって、前記第2離散多 重音調信号中の各サブキャリアは、1つの関連する音調及び1つの関連するサブ チャネルに対応しており、前記エンコードされた第2離散多重音調信号に関して 利用可能な前記サブキャリアは、前記エンコードされた第1離散多重音調信号に 関して利用可能な前記サブキャリアの帯域幅よりも著しく小さい結合帯域幅を有 する変調装置と、を備える離散多重音調受信装置。 9. 請求項8に記載された受信装置において、前記エンコードされた第2離散 多重音調信号は、64個までの別々のサブキャリアを有し、前記通信回線を通じ てソースヘ伝送される、受信装置。 10.請求項8に記載された受信装置において、前記復調装置は、さらに時間ド メイン等化装置を備える、受信装置。 11.多くの音調を有する離散多重音調伝送方式を使用し、撚り線対通信回線の 形を採り得る潜在的に雑音の多い通信回線を通じてソースからディジタル情報を 伝送する方法であって、前記ディジタル情報は多数のサブキャリア上でエンコー ド及び変調され、各サブキャリアは1つの関連する音調と対応し、前記方法は、 前記関連する音調の1つに対応する多数の各サブチャネルにおける雑音レベル を示す1以上の回線品質変数を決定するために前記通信回線を監視するステップ と、 ディジタルデータストリームをエンコードするステップと、 離散多重音調変調装置を使用して前記エンコードされたディジタルデータスト リームから多重音調エンコード済信号を形成するステップであって、前記離散多 重音調エンコード信号に関して利用可能なサブキャリアは1.6MHz以上の結 合帯域幅を有し、前記エンコード及び変調は、検出された前記回線品質変数及び 許容電力マスク変数を考慮して設定され、前記変調システムは、特定の変数に関 して実時間変化に適応させるために、使用されるサブチャネル及び各サブチャネ ル上で伝送されるデータ量の双方について伝送期間中に動的に更新が可能である ステップと、 前記離散多重音調エンコード済信号に循環プレフィクスを加えるステップと、 前記離散多重音調エンコード済信号、及び前記循環プレフィクスを前記通信回 線を通じて遠隔地へ伝送するステップと、を備える方法。 12.請求項11に記載された方法であって、さらに、遠隔地にて前記信号を受 信するステップと、その遠隔地にて受信されたその信号を復調し、デコードする ステップと、を備える方法。 13.請求項1に記載された方法において、前記音調は、各々約4.3125k Hz以上の帯域幅を有する、方法。 14.請求項13に記載された方法において、約2.208MHz以上の帯域幅 の使用を容易にするために512個までの音調を利用し得る、方法。 15.請求項11または14に記載された方法において、前記多重音調エンコー ドは、実質的にATIS非対称ディジタル加入者回線規格に従って実行され、そ の規格に記載されている周波数よりも高い周波数で発生する前記サブチャネルは 、サブチャネル選定基準に関して、前記規格範囲内にあるサブチャネルと同様に 取り扱われる、方法。 16.請求項11に記載された方法において、前記監視ステップ中に大きな雑音 又は干渉が検出された場合に、前記変調装置は、キャリアサービスエリアにわた って前記エンコードされたディジタルデータの伝送を容易にするために、最も大 きな雑音又は干渉の上下の周波数において前記データを伝送するように構成され ている、方法。 17.請求項16に記載された方法において、撚り線対通信回線を通じた前記デ ータ伝送速度は、T1雑音が存在する場合であっても、2000メールまでの距 離において1秒当たり10ミリオンビット(10Mbps)以上である、方法。 18.請求項11に記載された方法において、前記通信回線は、撚り線対電話回 線であり、前記遠隔地は、前記送信装置から1500メートルまでにあり、前記 ディジタルデータは、1秒当たり25ミリオンビット(25Mbps)以上の速 度で伝送される、方法。 19.請求項13に記載された方法であって、さらに、第2組のデータを前記遠 隔地にてエンコードし変調するステップと、前記第2組のデータを前記通信回線 を通じて64個までの別々の音調を有する第2離散多重音調信号上で前記ソース に伝送するステップと、を備える方法。 20.請求項18に記載された方法において、前記第2組データ中の前記ディジ タルデータは、1秒当たり1.544ミリオンビット以上のデータ伝送速度で伝 送される、方法。
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