JPH10503471A - イオン感受性、親水性重合体及び無機塩を低粘度を与える割合で含む眼科治療用組成物 - Google Patents
イオン感受性、親水性重合体及び無機塩を低粘度を与える割合で含む眼科治療用組成物Info
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Abstract
(57)【要約】
本発明は、局所用水溶液としての眼科治療用組成物であって、塩基性基を含有する眼科治療活性成分、0.004〜1.5重量%の酸性基を含有するイオン感受性、親水性重合体、0.01〜2.0重量%の無機塩及びバッファーよりなる群から選ばれる少なくとも一つの塩、及び、必要に応じて、湿潤剤及び保存剤より本質的に構成され、塩/重合対比が、該組成物の、粘度が1000mPas未満であり且つpHが4.0〜8.0になるように調整されていることを特徴とする眼科治療用組成物が開示される。該組成物は眼に対する活性薬剤吸収の制御を行うのに十分な量の重合体を含有し、しかも、低粘度を有するので取り扱いが容易である。
Description
【発明の詳細な説明】
イオン感受性、親水性重合体及び無機塩を
低粘度を与える割合で含む眼科治療用組成物
背景技術
本発明は、人や人以外の動物に用いられる局所用水溶液としての眼科治療用組
成物、並びに該組成物の使用方法、特に緑内障や高眼圧症の治療に関する。
眼科治療用製剤及び人工涙組成物の調製のために、重合体を単独又は他の重合
体と組み合わせて使用することは、よく知られている。重合体を含有させる目的
は、組成物の粘度を高め、それによって眼科治療活性成分と角膜が接触する時間
を長くし、そして、例えば、活性薬剤を目に対して持効性とすることにある。
例えば、米国特許5,075,104及び5,209,927は、それぞれ、
眼科治療用ゲル組成物及び眼科治療用液体組成物を開示している。前者の組成物
は、0.25〜8重量%のカルボキシビニル重合体〔カルボマー型(carbomer t
ype)の重合体〕を含有し、後者の組成物は、0.05〜0.25重量%のカル
ボキシビニル重合体を含有する。その結果、前者の組成物は15,000〜30
0,000の粘度を有し、後者は、10〜20,000の粘度を有している。
国際出願公開WO93/17664公報は、重合体を含有する高粘性眼科治療
用組成物を開示しており、該組成物はカ
ルボマー型のカルボキシビニル重合体とセルロース重合体を組み合わせて含有し
ている。該公報の開示によれば、低い重合体濃度でありながら、高い粘度が得ら
れている。ここに示されている重合体濃度は、広い範囲にわたっており、最も広
い範囲のものでは、カルボマーは0.05〜3.0重量%であって、セルロース
重合体は0.05〜5.0重量%である。又、国際出願公開WO91/1948
1公報には2種の重合体を含有する同様の組成物が記述されており、この組成物
は、目の表面のpH及び温度下でゲル化するものである。該公報には、粘度調整
のために0.9%を超えない量の塩を含有させることが開示されている。
様々な重合体、例えば、種々のカルボキシビニル重合体を異なる濃度で含有す
る薬学的に活性な眼科治療活性組成物が、数多くの公開公報に開示されている。
浸透圧調整剤として、通常はゲル構造を阻害しないような非イオン性ポリオール
を使用することが提案されている(WO93/00887、WO90/1328
4)。Int.J.Pharm.81(1992)59-65には、チモロールのマレイン酸エステル、
及び0.6%のポリアクリル酸(分子量:250,000)並びに0.6%のチ
モロール塩基のポリアクリル酸エステルを含有し、更に、浸透圧調整剤としてマ
ンニトールを含有する水溶性組成物が記載されている。低剪断速度で測定したこ
の組成物の粘度は、45mPasであることが示されている。
ドイツ特許明細書28 39 752公報中には、0.05〜5.0重量%のカ
ルボキシビニル重合体を含み、粘度が1000〜100,000mPasの眼科治療
用ゲル組成物が記載されている。この公報の開示によれば、ゲルが目の表面で壊
れることを防ぐために、0.001〜0.5重量%の少量の塩化ナトリウムが添
加されている。(第4欄,41行以下を参照)。
発明の概要
本発明は、増粘剤を含む上記タイプの眼科治療用組成物の有益な効果は、組成
物の粘度よりも、むしろ、組成物中の重合体の濃度によって得られる、というこ
との発見に基づいてなされたものである。従って、本発明の一つの目的は、角膜
上への重合体フィルムの形成を制御するために十分な高濃度の重合体を含みなが
らも、眼科局所治療に用いるのに十分な流動性を有する組成物を提供することに
ある。本発明の更なる目的は、臨床的に使い易い点眼薬を提供することである。
本発明によれば、組成物が通常は液体ではなくゲル状になるような濃度の重合
体を加え、しかも同時にその粘性を下げることによって、活性成分の目に対する
所望の有益な効果が得られると同時に、更には、ゲル状の組成物の投与に比べて
、患者の不快感をも減少させることができることを知見した。即ち、眼球表面に
均一な重合体フィルムが壊れることなく形成されて、眼球表面に対する水の結合
性及び保持性を改善し、
それによって更に優れた湿潤効果を与えると同時に、活性成分と眼球との接触性
を向上させ、活性成分の眼球への吸収を制御することができる。
本発明によれば、薬剤の目による吸収度を向上させる上で重要なのは、組成物
の粘度そのものよりも、むしろ組成物中の重合体の量であるということが明らか
にされた。このことは、特に以下に示す試験より明白である。例えば、図3には
、粘度は異なるが、同量の重合体を含有する組成物が、実質的に同様の吸収度を
示すことが示されている。従来技術によれば、高い粘度を持つ組成物ほど高い吸
収度が期待されるが、結果は異なっていた。これらの結果は、粘度及びpHが同
一ではあるが、重合体の量が異なるいくつかの組成物では、重合体の濃度が高い
もの程、吸収度が高いことを示す図4に示される実験結果によっても支持されて
いる。
本発明による、更に重要かつ有益な効果は、アミノ基などの塩基を含有する眼
科治療活性成分を用いることによって得られる。その様な塩基性活性成分は、ポ
リアクリル酸重合体などの酸性基を含有する重合体とイオン交換を行いまたは、
塩を形成する。例えば、重合体と活性成分との間のイオン性の力を強化、保持す
ることにより、活性成分がより効率よく目に届けられる。塩基性薬剤は、重合体
によく保持されるので、活性の損失を起こすことなく、投与量の減少及び/又は
、一日の投与回数の減少が可能であり、その結果として、副作
用を減少させることができる。
かくして、本発明は、目に対する活性成分の吸収度を向上し、かつそれを持続
させる、液状で使い易い形態の眼科治療用組成物を提供する。本発明によれば、
活性薬剤の一日一回又はそれ以下の投与回数で、例えば、緑内症や高眼圧症を治
療することが可能になり、投与量を現在用いられているよりも明らかに少なくす
ることができる。
より詳しくは、本発明によれば、局所用水溶液としての眼科治療用組成物であ
って、(以下、%は組成物の重量に対する重量%を意味する)
塩基性基を含む眼科治療活性成分、
酸性基を含む0.004〜1.5重量%の量のイオン感受性、親水性重合体
、
0.01〜2.0重量%の無機塩及びバッファーから選ばれる少なくとも一
つの塩、
0〜3.0重量%の湿潤剤、
0〜0.02重量%の量の保存剤、及び
水
より本質的に構成され、塩/重合体の比が、水溶液の粘度が1000mPas未満で
、溶液のpHが4.0〜8.0になるように調整されている組成物が提供される
。
発明の詳細な説明
本発明で用いられるイオン感受性、親水性重合体は、酸性
基を含有するものであって、その典型的な例としては、カルボキシビニル重合体
又は、ヒアルロン酸を挙げることができる。代表的なカルボキシビニル重合体は
、カルボマー(carbomer)として知られる、ポリアクリル酸重合体である。異なっ
た分子量のカルボマーを入手することができるが、典型的な分子量の範囲は、4
50,000から4,000,000であり、カルボポール(Carbopol)の商品
名で販売されているものであって、例えば、カルボポール907,910,93
4,943P,940,941,971,971P,974,974P,980
及び981を挙げることができ、好ましくは、カルボポール941及び981が
用いられる。
重合体の好ましい量は、0.01から0.8重量%であり、より好ましくは、
0.01から0.4重量%、更に好ましくは、0.04から0.4重量%である
。
本発明によれば、目的部位における治療薬組成物による治療効果と、点眼の容
易さの観点から、組成物の粘度を1000mPas未満、更に適切には800mPas未
満にすることが好ましいことが分かった。粘度は、ブルックフィールドLVDV
−IIIタイプの粘度計(Brookfield LVDV-III type viscometer)を用い、25℃
、剪断速度Dが1.1/s-1の条件で測定した値である。この粘度を下げるとい
う目的は、組成物に特定の量、好ましくは、0.01〜1.5重量%の塩及び/
又はバッファー塩を添加することによって達成することができる。
例えば、塩化ナトリウム、塩化カリウム、一塩基酸又は二塩基酸の形のリン酸ナ
トリウム塩、硼酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、これらの
等価物又はこれらの混合物を用いることができる。全くこれらの塩を加えない場
合には、治療薬として使用できないほどの高い粘度の組成物ができる。本発明の
組成物は、塩を添加したにもかかわらず、目の表面に適用した際に、好ましい非
ニュートン流動特性を示すという点に注意すべきである。
例えば外観上や貯蔵の目的のためには、粘度減少剤として、塩化ナトリウムや
塩化カリウムなどよりもバッファー塩を使用することが好ましい。
組成物の適切なpHは、5.0から8.0であり、好ましくは、6.5から8
.0である。本発明では、組成物のpHは、酸性重合体及び塩基性活性成分のそ
れぞれの量のみによって調整され、このような場合、pH調整剤を加える必要は
ない。つまり、組成物の製造方法の簡略化を意味している。
眼科治療活性成分は、好ましくは、抗緑内障剤、交感神経作用剤、ベータ遮断
薬のような交感神経遮断剤、炭酸脱水素酵素阻害剤、又は、抗生物質、抗炎症剤
、抗アレルギー剤などであり、塩基を含む上記物質又はこれらの組み合わせであ
る。このように、本発明においては、用いられる眼治療薬剤は、炭素鎖または環
に第一、第二、第三アミノ基、有機アンモニウム又はアミジンが結合しているも
の、或いはイミダゾ
ール、イミダゾリン、ピリジン、ピペリジン又はピペラジンのような、塩基性複
素環に窒素原子が含まれているものでもよい。好ましくは緑内障又は高眼圧症の
治療に効果的な活性薬剤が用いられる。特に好ましい化合物群は、第二アミノ官
能基を持つ、ベータ遮断薬を包含し、その例としては、それぞれ塩基形態のベー
タクソロール(betaxolol)、カルテオロール(carteolol)、レボブノロール(levob
unolol)、メチプラノロール(metipranolol)、ピンドロール(pindolol)、プロプ
ラノロール(propranolol)及びチモロール(timolol)を挙げることができる。
本発明の特に有利な態様において、チモロールが容易に結晶化できるS−チモロ
ール半水和物の形態で用いられる。
目の治療に用いられる塩基性分子のその他の典型的な例として、トブラマイシ
ン(tobramycin)及びノルフロクサシン(norfloxacin)(抗微生物剤、抗細菌剤)
シクロペントレート(cyclopentolate)、トロピックアミド(tropicamide)、アト
ロピン(atropine)、フェニレフリン(phenylephrine)及びメタオキセドリン(meta
oxedrine)(抗コリン剤、散瞳剤)、ピロカルピン(pilocarpine)、カルバコール
(carbacol)及びエコチオペイト(ecothiopate)(コリン作用剤)、アドレナリン(
adrenaline)、ディピベフリン(depivefrin)及びドーパミン(dopamine)(アドレ
ナリン作用剤)、ナファゾリン(naphazoline)及びテトリゾリン(tetryzoline)
(血管収縮剤)、ベラパミル(verapamil)及びニフェジピン(nifedipine)(血管
拡張剤)、アプラクロニジン(apraclonidine)、クロニジン(clonidine)及びメデ
トミジン(medetomidine)(α2作用剤)、セゾラミド(sezolamide)(炭酸脱水素
酵素阻害剤)及びセチリジン(cetirizine)(抗ヒスタミン剤)であり、そのまま
、又は、そのエステル、或いはプロドラッグ(prodrug)として用いられる。
本発明で特に好ましく用いられるものは、S−チモロールのようなベータ遮断
薬、特にその半水和物である。これらは、単独で用いても良いし、例えば、塩基
性形態のピロカルピンと組み合わせて用いてもよい。
最終的な組成物の活性薬剤量は状況によって変り得るが、一般には0.001
〜5重量%であり、通常は0.01〜0.5重量%であり、典型的には0.1〜
0.5重量%であって、特にS−チモロール半水和物はこのような濃度で用いら
れる。
本発明の好ましい態様においては、組成物は、その湿潤効果を高めるために湿
潤剤、好ましくは、グリセロールのような多価アルコールを含有している。湿潤
剤の量は、最大3.0重量%であり、0.5〜3.0重量%である。
保存剤としては、塩化ベンザルコニウム、ベンジルアルコール、水銀塩、チオ
メルザール、クロルヘキシジン等が用いられ、これらは単独でも組み合わせても
用いられる。通常添
加される保存剤の量は、0〜0.02重量%である。
本発明による水溶液としての組成物の好ましい例は、(以下、%は組成物の
重量に対する重量%を意味する)
遊離塩基として計算して0.1〜0.5重量%のチモロール半水和物、
0.04〜0.4重量%のポリアクリル酸、
0.5〜2.5重量%のグリセリン、
0.01〜1.5重量%の一塩基酸又は二塩基酸の形のリン酸のナトリウム
塩、
0〜0.02%の保存剤、及び
水、
より本質的に構成され、溶液の粘度が800mPas未満であり且つ溶液のpHが6
.5〜8.0になるように調整されている組成物である。
本発明において“本質的に構成される”とは本組成物に、関連して挙げられ
ている諸成分のみ、またはそれらの成分より実質的に構成されることを意味して
いる。しかしながら、本組成物の特性に本質的な影響を及ぼさない種類および量
の、眼科的に許容できる添加物や補助薬等の物質を本組成物に含有させることも
可能である。
本発明の組成物の製造は典型的には3段階で行われる。第1段階では、重合
体を滅菌水に分散し、得られた分散液をオートクレーブで滅菌する。第2段階で
は他の成分、すなわ
ち、活性成分、無機塩、浸透圧調整剤、保存剤、および他の添加剤を滅菌水に溶
解し、得られる溶液を濾過材(孔サイズは、例えば、0.2μm)を用いて濾過
滅菌する。第3段階、すなわち最終段階では、上記2段階で製造された2つの溶
液を無菌的に混合し、粘度の低い、均質な溶液になるまで撹袢する。通常は、活
性薬剤及び重合体の相対量を調整することによって、溶液のpHは調節される。
次いで、該組成物はマルチ投与用あるいは単位投与(multi- or unit dose)用
の形態で容器に充填する。
次の実施例により、本発明をより詳細に説明するが、本発明の範囲を限定す
るものではない。
実施例1
下記の組成物を調製した:
組 成 (g)
S−チモロール半水和物 2.56
カルボポール 941 0.95
リン酸二水素ナトリウム 0.08
リン酸水素二ナトリウム 1.80
グリセリン 23.0
塩化ベンザルコニウム 0.06
注射用水 1000ml
カルボポール941を室温で300mlの滅菌水に分散し、
得られた溶液をオートクレーブで滅菌した後、室温まで冷却する(溶液1)。塩
化ベンザルコニウム、グリセリン、リン酸ニ水素ナトリウムおよびリン酸水素二
ナトリウム、、チモロール半水和物を700mlの滅菌水に室温で溶解し、得ら
れる溶液を孔サイズ0.2μmの濾過材で濾過滅菌に付す(溶液2)。最終段階
として、上記2段階で得られた溶液(溶液1・2)を無菌的に混合し、粘度の低
い、均質な溶液になるまで撹袢する。得られた溶液のpHは7.4であり、粘度
は440Pas(D=1.1 s-1の条件下)であった。次いで、該溶液を通常の
瓶容器に充填した。
得られた組成物の粘度/剪断速度曲線を図1に示す。塩を加えてもカーブの
形が非ニュートン流動特性を示すことに注目されたい。
実施例2
下記の組成物を調製した:
組 成 (g)
S−チモロール半水和物 2.56
カルボポール 941 0.85
塩化ナトリウム 0.9
グリセリン 20.0
塩化ベンザルコニウム 0.06
注射用水 1000ml
得られた溶液のpHは6.9であり、実施例1と同様にして溶液を調製した
。得られた溶液の粘度は380mPas(D=1.1 s-1の条件下)であった。
粘度/剪断速度曲線を図1に示す。
実施例3
下記の組成物を調製した:
組 成 (g)
S−チモロール半水和物 2.56
カルボポール 981 1.4
リン酸二水素ナトリウム 0.62
リン酸水素二ナトリウム 2.85
グリセリン 23.0
塩化ベンザルコニウム 0.06
注射用水 1000ml
実施例1と同様にして溶液を調製した。得られた溶液のpHは6.9、粘度
は70mPas(D=1.1 s-1の条件下)であった。
粘度/剪断速度曲線を図1に示す。
実施例4
下記の組成物を調製した:
組 成 (g)
S−チモロール半水和物 1.0
カルボポール 981 0.65
リン酸二水素ナトリウム 0.016
リン酸水素二ナトリウム 0.32
グリセリン 23.0
塩化ベンザルコニウム 0.06
注射用水 1000ml
実施例1と同様にして溶液を調製した。得られた溶液のpHは6.6であっ
た。溶液の粘度は540mPas:(D=1.1 s-1の条件下)であった。
実施例5
下記の組成物を調製した:
組 成 (g)
S−チモロール半水和物 2.56
カルボポール 941 2.0
リン酸二水素ナトリウム 1.40
リン酸水素二ナトリウム 7.42
グリセリン 16.0
塩化ベンザルコニウム 0.06
注射用水 1000ml
実施例1と同様にして溶液を調製した。得られた溶液のpHは6.9であっ
た。溶液の粘度は600mPas(D=1.
1 s-1の条件下)であった。
実施例6
下記の組成物を調製した:
組 成 (g)
S−チモロール半水和物 5.12
カルボポール 981 3.0
リン酸二水素ナトリウム 2.0
リン酸水素二ナトリウム 10.0
グリセリン 5.0
塩化ベンザルコニウム 0.07
注射用水 1000ml
実施例1と同様にして溶液を調製した。得られた溶液のpHは6.9、粘度
は670mPas(D=1.1 s-1)であった。
実施例7
下記の組成物を調製した:
組 成 (g)
クロニジン(塩基) 1.25
カルボポール 981 0.70
リン酸二水素ナトリウム 0.04
リン酸水素二ナトリウム 0.6
グリセリン 23.0
塩化ベンザルコニウム 0.06
注射用水 1000ml
実施例1と同様にして溶液を調製した。得られた溶液のpHは7.0、粘度
は540mPas(D=1.1 s-1の条件下)であった。
実施例8
下記の組成物を調整した。
組 成 (g)
ピロカルピン(塩基) 20.0
カルボポール 981 3.0
リン酸二水素ナトリウム 10.6
リン酸水素二ナトリウム 0.53
グリセリン 5.0
塩化ベンザルコニウム 0.10
注射用水 1000ml
実施例1と同様にして溶液を調製した。得られた溶液のpHは6.8、粘度
は900mPas(D=1.1 s-1の条件下)であった。
実施例1〜8の組成から塩化ベンザルコニウムを除くことにより、単位投与
に適した組成が得られた。ウサギの目へのチモロールの吸収度(考察1)
本発明の典型的な例である実施例1の眼治療薬をウサギの目(n=6)に点
眼した。0.5時間後および1時間後に房水中のチモロール含量を高速液体クロ
マトグラフィーで測定した。対照として、実施例1と同量のカルボポール、チモ
ロール、および保存剤である塩化ベンザルコニウムを含むが、無機塩を全く含ま
ないものを用い同様の実験を行なった。粘度はかなり高かった(D=1.1 s-1
の条件下で7300mPas)。上記組成物の粘度曲線を図2に示す。
ウサギの目の房水におけるチモロール含量を図3に示す。図3によれば、粘度
が異なっても、チモロールのウサギの目への吸収度に変化は見られなかった。ウサギの目へのチモロールの吸収度(考察2及び3)
チモロール溶液をウサギの目に点眼した。点眼した2種のチモロール溶液は
同じpH及び粘度であるが、異なる量のポリアクリル酸(カルボポール 941
)を含有している。0.5時間後および1時間後に房水中のチモロール含量を高
速液体クロマトグラフィーで測定した。ウサギの房水中のチモロール濃度を、図
4及び5に示す。図4及び5によれば、ウサギの目によるチモロールの吸収度は
、使用されたポリマーの濃度に依存する。チモロールポリアクリル酸溶液の安定性
本発明の典型的な組成物である実施例1の眼科治療用組成物を、12ヶ月間
室温で貯蔵した。チモロール−ポリアクリル酸溶液の粘度を、異なった時間に、
室温でブルックフィールドLVDV−III型の粘度計を用いて測定した。粘度/
剪断速度のカーブを図6に示す。この結果から、チモロールポリアクリル酸溶液
は、貯蔵1年後でも安定であることが明らかとなった。
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フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
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C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG
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,KR,KZ,LK,LR,LT,LV,MD,MG,
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(72)発明者 レウナマキ,ティモ
フィンランド国、エフアイエヌ−33820
タンペレ、パユコンカトゥ 15 シー 16
(72)発明者 オクサラ,オッリ
フィンランド国、エフアイエヌ−33240
タンペレ、ヒルヴィカトゥ 24 イー 20
(72)発明者 アラランタ,サカリ
フィンランド国、エフアイエヌ−21120
ライシオ、カアナアンティ 23
(72)発明者 ポフヤラ,エスコ
フィンランド国、エフアイエヌ−33720
タンペレ、トフトリンカトゥ 7 ビー
6
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.局所用水溶液としての眼科治療用組成物であって、 塩基性基を含有する眼科治療活性成分、 酸性基を含有する0.004〜1.5重量%のイオン感受性、親水性重合体 、 0.01〜2.0重量%の無機塩及びバッファーよりなる群から選ばれる少 なくとも1つの塩、 0〜3.0重量%の湿潤剤、 0〜0.02重量%の保存剤、及び 水、 より本質的に構成され、塩/重合体の比が、該水溶液の粘度が1000mPas未満 であり且つ該溶液のpHが4.0〜8.0になるように調整されていることを特 徴とする眼科治療用組成物。 2.該重合体の量が0.01〜0.8重量%、好ましくは0.01〜0.4重量 %、更に好ましくは0.04〜0.4重量%であり、該重合体がカルボポール9 07、910、934、934P、940、941、971、971P、974 、974P、980及び981よりなる群から選ばれることを特徴とする請求項 1に記載の組成物。 3.該湿潤剤がグリセリンであることを特徴とする請求項1 又は2に記載の組成物。 4.該グリセリンの量が0.5〜2.5重量%であることを特徴とする請求項3 に記載の組成物。 5.該塩が塩化ナトリウム、塩化カリウム、一塩基酸及び二塩基酸の形のリン酸 ナトリウム塩、硼酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、これら の等価物、およびこれらの混合物よりなる群から選ばれ、該塩の量が好ましくは 0.01〜1.5重量%であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載 の組成物。 6.該粘度が800mPas未満であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに 記載の組成物。 7.該pHが5.0〜8.0、好ましくは6.5〜8.0であることを特徴とす る請求項1〜6のいずれかに記載の組成物。 8.該眼科治療活性成分が、抗緑内障剤、交感神経作用剤、ベータ遮断薬などの 交感神経遮断剤、炭酸脱水素酵素阻害剤、抗生物質、抗炎症剤、抗アレルギー剤 、およびこれらの組合せよりなる群から選ばれる活性薬剤であることを特徴とす る 請求項1〜7のいずれかに記載の組成物。 9.該活性薬剤が、ベータクソロール、カルテオロール、レボブノロール、メチ プラノロール、ピンドロール、プロプラノール、チモロールおよびこれらとピロ カルピンとの混合物からなる群から選ばれ、該チモロールは、特にS−チモロー ルの半水和物よりなることを特徴とする請求項8に記載の組成物。 10.遊離塩基として計算して0.1〜0.5重量%のチモロール、特にS−チ モロールの半水和物、 0.04〜0.4重量%のポリアクリル酸、 0.5〜2.5重量%のグリセリン、 0.01〜1.5重量%のリン酸ナトリウム、 0〜0.02%の保存剤、及び 水、 より本質的に構成され、該溶液の粘度が800mPas未満であり且つ該溶液のpH が6.5〜8.0であることを特徴とする請求項1に記載の組成物。
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