JPH10503249A - 折りたたみ可能な可撓性の天蓋を備えた折りたたみ可能なシェルタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 折りたたみ可能なシェルタ（１０）は、折りたたみ可能な可撓性の天蓋（１０）を上昇位置と下降位置との間で移動させる、トラスおよび天蓋骨組を有している。折りたたみ可能なシェルタ（１０）は、少なくとも３つの脚（１６）を有し、脚（１６）は、脚（１６）の頂部に取り外し可能に取付けられ、天蓋の骨組を形成する可撓性のポール（８２）を支持している。リンク部材（５２、６４）のＸ形のトラス対（５０）は、シェルタ（１０）の各側における隣接する脚（１６）間で各脚（１６）に連結されている。

Description

【発明の詳細な説明】 折りたたみ可能な可撓性の天蓋を備えた折りたたみ可能なシェルタ 発明の背景 発明の分野 本発明は一般に、折りたたみ可能な構造体に関し、より詳細には、高い天蓋を 有する、折りたたみ可能な野外シェルタ構造体に関する。 関連技術の説明 緊急事態の発生した箇所に容易に搬送し迅速に設置することができる仮設シェ ルタは、一時的な介護や避難所を提供するのに特に有用である。このようなシェ ルタは、臨時の軍隊駐屯地や野外旅行などのような、緊急を要さない屋外の集ま りにも有用である。Ｘ−形のリンク機構の骨組、入れ子式の脚、および骨組を覆 う天蓋を備えた、このような迅速に組み立てることができる折りたたみ可能なシ ェルタが、米国特許第４，６０７，６５６号に記載されている。このシェルタの 脚は、その収納長さの約２倍に伸長させることができ、Ｘ−形のトラス対の骨組 を、天蓋を支持するため、脚の間に水平に延ばすことができる。骨組は、軽量の 材料で構成されており、入れ子式の脚を延ばしてシェルタの骨組を立てることが できる。しかしながら、天蓋の高さは脚の伸長長さに制限され、天蓋は実質的に 平らであって天蓋の頂部に降雨や屑が集まり、天蓋の漏れや裂け目の発生を助長 する。さらに、このようなシェルタの寸法と安定性は、特に強風に直面する場合 には、一般的に、骨組の強度によって制限される。 構造体内部の頭上スペースを大きくし、シェルタの頂部からの雨水や屑から防 護し、天蓋の十分な高さを得るのに必要とされる脚と骨組の寸法と重量の軽減を 可能にすべく、支持用脚の上方に設置される天蓋用の支持骨組を備えた改良され た折りたたみ可能なシェルタを提供することが望まれている。シェルタを引っ張 り上げたり倒壊させたりする風力に対するシェルタの露出を減少させて強風時に おける改良された強度と安定性を与え、かつ、大型で軽量の折りたたみ可能なシ ェルタ構造体を可能とすべく、強風時に曲がって折りたためられる天蓋を提供す ることも望まれている。また、このような天蓋が従来の天蓋よりも廉価であるこ とも望まれている。本発明は、これらの要求に合致している。 発明の概要 簡単に言えば、一般的には、本発明は、頭上スペースが大きく高強度かつ高安 定性となるように上昇させ、風力が及ぼされる外形が小さくなるように下降させ ることができる、折りたたみ可能な可撓性の天蓋を備えた、折りたたみ可能なシ ェルタを提供する。 本発明は、少なくとも３つの脚を有する折りたたみ可能なシェルタを提供し、 少なくとも３つの脚は、脚の頂部に取り外し可能に取付けられた可撓性のポール によって支持された折りたたみ可能な天蓋を支持している。リンク部材の少なく とも２つの周囲トラス対が、シェルタの各側における２つの隣接する脚の間で各 脚に連結されている。リンク部材のＸ−形の周囲トラスの各々は、実質的に同一 であり、中央回動点によって互いに連結された２つのリンク部材を有しており、 第１のリンク部材が、脚の上端に隣接された外端を有し、第２のリンク部材が、 脚に摺動可能に連結された外端を有している。第１および第２のリンク部材は、 ２つの脚の間に水平に延びた第１の折りたたみ可能な位置と、脚の間に延びた第 ２の伸長位置との間で伸長できるように、鋏の形体に互いに回動可能に連結され ている。リンク部材の２つの周囲トラス対は、各側において、内端のところで互 いに連結されている。折りたたみ可能なシェルタは好ましくは４つの脚を有して いるが、３つ、５つ、又はそれ以上の脚を有していてもよい。 少なくとも２つのポール部材が設けられており、ポール部材は、シェルタの上 に延びて折りたたみ可能な天蓋を形成するように、シェルタの脚の上端に取り外 し可能に取付けられている。天蓋は好ましくは、脚の上端に固定されたカバーを 有している。本発明の現在好ましい実施例では、可撓性のポール部材は、互いに 取り外し可能に連結された複数のポール部分で形成された複数のセグメントポー ルを備えており、複数のポール部分は、脚の上端に固定されたヒンジ手段の割出 し孔に取り外し可能に取付けらており、そしてポール部材は同様に、好ましくは ポール部材の１つの内端に恒久的に連結された中央ハブによって互いに取り外し 可能に連結されている。ポール部材を互いに連結し脚のヒンジ手段内に挿入した とき、天蓋を形成するポール部材は、風に曝されるシェルタの外形を減少させる ため、強風等のように天蓋の頂部に下向き力を及ぼすことによって、曲がって通 常の上昇位置と下降位置との間を移動することができ、依然として雨水の表面流 水を提供する。本発明のこの観点を容易にするため、可撓性のポール部材は、好 ましい実施例では、ガラス繊維のような複合材料で形成されているが、金属製チ ューブや、このような目的に使用される他の複合材のような種々の材料で形成し てもよい。 本発明の或る好ましい観点では、第２のリンク部材は、第１のリンク部材と同 じ長さであり、折りたたみ可能なシェルタが完全伸長形体にあるとき、摺動タブ 長により、脚を垂直位置に外方に傾斜させることができる。ヒンジ部材も好まし くは、各脚の上端に取付けられており、好ましくは、互いに略直角に延びた一対 のソケットを有している。第１のリンク部材は、ヒンジ手段のソケットにおいて 脚の上端にヒンジ止めされている。脚摺動部材も各々、好ましくは、互いに略直 角に延びた一対のソケットを有しており、第２のリンク部材は、第２のリンク部 材の脚摺動部材への連結を補強するため、脚摺動部材のソケットにヒンジ止めさ れている。 複数のクリッブ部材が有利には、ポール部材を取り外し可能に受け入れポール 部材を折りたたみ形体に一時的に収納するため、リンク部材のトラス対の内面に 配置されている。本発明の別の好ましい観点では、第１および第２のリンク部材 の内端には、補強プラグを挿入する開口が設けられている。折りたたみ可能なシ ェルタの各側における第１のリンク部材の内端は、補強プラグを介して回動可能 に連結されており、折りたたみ可能なシェルタの各側における第２のリンク部材 の内端は、リンク部材の内端間の連結を補強するため、補強プラグを介して回動 可能に連結されている。 上述のことから、本発明が、風による倒壊や損傷を受けにくく且つ日光や降雨 から良好に保護する、経済的で容易に組み立てることができるシェルタを提供す ることが分かるであろう。本発明のこれらの及び他の観点と利点は、以下の詳細 な説明、及び本発明の特徴を例示的に示した添付図面から明らかになるであろう 。 図面の簡単な説明 第１図は、折りたたみ形体における折りたたみ可能なシェルタの斜視図である 。 第２図は、脚を外方に引っ張ることによって展開されている第１の段階におけ る折りたたみ可能なシェルタの斜視図である。 第３図は、周囲トラス対を水平に伸長させることによって展開されている折り たたみ可能なシェルタの斜視図である。 第４図は、トラス対を立ててトラス対を係止している状態を示した折りたたみ 可能なシェルタの斜視図である。 第５図は、トラス対のリンク部材の脚への摺動連結を示した拡大斜視図である 。 第６図は、可撓性のポール部材を折りたたみ可能なシェルタの脚の頂部に連結 するためのヒンジ手段の拡大斜視図である。 第７図は、ポール部材を互いに連結するための中央ハブの拡大斜視図である。 第８図は、折りたたみ可能なシェルタの頂部の側面図であって、通常の上昇位 置及び下降位置（破線）における天蓋構造体のポール部材を示したものである。 第９図は、折りたたみ可能なシェルタの脚の伸長を示した斜視図である。 第１０図は、脚の下降位置の拡大斜視図である。 第１１図は、立てた形体における折りたたみ可能なシェルタの前方斜視図であ る。 第１２図は、折りたたみ可能なシェルタの立てた天蓋の上部分の部分断面図で ある。 第１３図は、第１２図の挿入部分の拡大斜視図である。 第１４図は、折りたたみ可能なシェルタの部分斜視図であって、ポール部材の 一部の折りたたみ及び捕捉を示したものである。 第１５図は、第１４図のポール部材における捕捉部材及びポール部材の一部の 拡大図である。 第１６図は、隣接するトラス対の内端間の連結の拡大分解図である。 第１７図は、強風に曝されたときの折りたたみ可能なシェルタの屈曲を示した 図である。 好ましい実施例の詳細な説明 従来の折りたたみ可能なシェルタの寸法と利用できる頭上スペースは一般に、 構造体の脚の伸長長さによって制限され、実質的に平らな屋根構造の場合には、 シェルタの頂部のくぼみや水たまりに雨水が集まった。シェルタの寸法と安定性 は、強風によっても損なわれる。本発明の折りたたみ可能なシェルタは、シェル タの安定性を向上させる、折りたたみ可能な可撓性の天蓋構造体を備えた大型で 軽量の折りたたみ可能なシェルタ構造体を提供する。本発明のもう１つの重要な 利点として、従来の設計と比較して比較的低コストである。 特に第１図に示される第１の好ましい４つの側面をもつ実施例を参照すると、 本発明は、折りたたみ可能なシェルタ１０に具体化され、シェルタ１０は、折り たたんでバッグ又はシース１２内に入れて搬送することができる。現在好ましい 実施例では、折りたたみ可能なシェルタは、３つ、５つ、或いはそれ以上の脚を 備えていてもよいが、４つの脚１６に取付けられた周囲トラス対の骨組１４を有 している。また、折りたたみ可能なシェルタは、折りたたみ可能な可撓性の天蓋 構造体１８を有しており、天蓋構造体１８は、キャンバス、又は他の種類の布繊 維、又はプラスチックのような他のシート材料で形成してもよいが、好ましくは ナイロン生地で形成された天蓋カバー２０を有している。天蓋カバー２０は好ま しくは、リベット等によって脚の上端に恒久的に固定されるが、天蓋カバー２０ を、別個の部材として、折りたたみ可能なシェルタの骨組の上に配置してもよい 。第１０図および第１１図を参照すると、脚は各々、上端２２と下端２４とを有 しており、好ましくは、脚は各々、入れ子式の上部分２６と入れ子式の下部分２ ８とを有しており、入れ子式の下部分は、脚を所望の伸長位置に係止するため、 上部分に設けられた孔３２に割出すためのバネ押し式の止めピン３０を有してい る。また、伸長可能な下部分は好ましくは、地面又は他の床面と係合するための 足部分３４を有しており、好ましくは、脚を地面に固定するための杭又はペグ４ ０を受け入れるための孔３８を備えたフランジ３６を有している。 第５図および第１３図に最も良く示されるように、脚摺動部材４２が、各脚の 上部分に摺動可能に取付けられている。第５図を参照すると、さらに後述するよ うに、脚の上部分に、脚摺動部材の孔４６と割出すためのバネ押し式のピン４４ が設けられている。 第１２図および第１３図を参照すると、現在好ましい実施例では、周囲骨組１ ４は、リンク部材の複数の実質的に同一の周囲トラス対５０を有している。リン ク部材は好ましくは、頑丈で安定性があり軽量の構造体を提供するため、中空の アルミニウムチューブで形成されているが、例えばステンレス鋼のような他の材 料も適当である。２つの周囲トラス対は、各脚に連結されており、各周囲トラス 対は、脚の上端２２に連結された外端５４、内端５８、長さ方向中心６０、及び 略長さ方向中心のところの回動点６２を備えた第１のリンク部材５２を有してい る。各周囲トラス対は更に、脚摺動部材に回動可能に連結された外端６６を備え た第２のリンク部材６４を有しており、かくして第２のリンク部材を脚の上部分 に連結する。第２のリンク部材は好ましくは、折りたたみ可能なシェルタを伸長 形体に設置したときの安定性を良好にするため、脚を僅かに内方に傾斜させるよ うに、第１のリンク部材よりも僅かに長い。 第６図に示されるように、各リンク部材の外端は、ボルト又はネジによって脚 の頂端にキャップとして固定されているヒンジ手段７０のソケット６８内で回動 運動するように、ボルト６７によって支持されている。第２のリンク部材の各々 の外端も同様に、摺動部材のソケット７２内で回動運動するように、ボルト７１ によって支持されている。各ヒンジ手段は、ヒンジ手段の本体から互いに略直角 に延びた２つのソケット６８を有しており、各摺動部材も同様に、摺動部材の本 体から互いに略直角に延びた２つのソケット７２を有している。ヒンジ手段と摺 動部材は各々、好ましくは、丈夫な成形プラスチックで一体に形成されている。 周囲トラス対の第２のリンク部材は、内端７４と、第１のリンク部材の長さ方 向中心６０に隣接して配置された長さ方向中心と、第１のリンク部材の回動箇所 に隣接した、第２のリンク部材の略長さ方向中心のところの回動点７８とを有し ている。各周囲トラス対における第１および第２のリンク部材の回動点は、鋏の 形体に回動可能に連結されている。各周囲トラス対の内端５８、７４は更に、好 ましくは、シェルタの骨組の一方の側の２つの脚の間に中心が置かれた接合部の ところで、別の周囲トラス対の内端５８、７４に回動可能に連結されている。ト ラス対の折りたたみ可能なシェルタの骨組は、例えば、第２図に示されるような 折りたたみ形体から、第８図、第９図、および第１０図に示されるような、折り たたまれていない非伸長形体に、伸縮可能である。 現在好ましい実施例では、第６図、第７図、および第１２図に示されるように 、脚の数に対応した、４つの可撓性のポール部材８２が設けられている。金属製 チューブ、複合チューブ（樹脂含浸繊維で形成されたチューブ）、又は中実複合 ポールのような種々の材料を使用することができるが、可撓性のポール部材は各 々、好ましくは、互いに取り外し可能に連結された２つのガラス繊維ポール部分 ８４で形成されたセグメント可撓性ポールを有しており、一方のポール部分の内 端８６は、例えばアルミニウム又は鋼で形成された金属ジャケット８８を備え、 この金属ジャケット８８内に、他方のポール部分の隣接する内端９０を挿入して ポール部分を互いに結合することができる。ポール部分は好ましくは中空であり 、弾性コード９２が、ポール部分の長さ方向中心を通って延びている。各ポール 部材のコードの外端９４は、ヒンジ手段の割出し孔９６を通って延び、結び目等 によってヒンジ手段に固定されている。コードの内端９８は、ポール部材のポー ル部分が互いに付勢されるように、結び目等によってポール部材の内端１００に 固定されている。ポール部材は、脚の上端に固定されているヒンジ手段の割出し 孔９６に取付けるように、取り外し可能に受け入れられる。 現在好ましい実施例では、中央ハブ部材１０２が、ポール部材を互いに接合す るため、３つのポール部材の内端を取り外し可能に受け入れ且つ第４のポール部 材の内端を恒久的に受け入れるための４つの対称に配置された割出し孔１０４を 有しており、第４のポール部材の内端がエポキシ等の接着剤によって割出し孔に 取付けられている。中央ハブ部材は又、好ましくは、丈夫な成形プラスチックで 形成されている。かくして、ポール部材は、折りたたみ可能なシェルタの中央の 頂点に延びて生地カバーの下で天蓋構造体を形成し折りたたみ可能な可撓性の天 蓋を形成するように、シェルタの脚の上端に取り外し可能に取付けられる。ポー ル部材は好ましくは、ポール部材を中央ハブ部材と脚との間で互いに連結したと きポール部材が通常は弓形に曲がるように、折りたたみ可能なシェルタの対向隅 部のところの脚の頂部間の直線距離よりも僅かに長い。或いは、中央ハブ部材が 連結されておらず、対向隅部のところのヒンジ手段の間に延び、弾性コードによ って対応する数のヒンジ手段に恒久的に連結され、対向隅部のヒンジ手段に取り 外し可能に挿入できる、少なくとも２つの中央可撓性ポール部材を設けてもよい 。最初に、ポール部材を互いに連結し、脚のヒンジ手段内に挿入するとき、天蓋 を形成するポール部材は典型的には下方に弓形に曲がるが、上方に押して、上向 き弓形の通常の天蓋の形体にスナップ嵌めすることができる。天蓋を形成するポ ール部材は、風に曝されるシェルタの外形を減少させるため、ポール部材を引っ 張り降ろすことによって、或いは強風等により天蓋の頂部に下向きの力を及ぼす ことによって、曲がって通常の上昇位置１０６から下降位置１０８に移動するこ とができる。 第１４図および第１５図に示されるように、好ましくは、ポール部材の内側セ グメントを受け入れ把持するためのスロット１１２を有するクリップ１１０が、 シェルタを折りたたんで保管するとき一緒に又は別個にポール部材を保持するた め、ネジ１１６等によって第２のリンク部材の各々の内面１１４に取付けられて いる。クリップは好ましくは、ポール部材の部分を受け入れるための丸味の付い た内側輪郭１２０を備えたジョー部材１１８を有するプラスチックの一体片で形 成されている。或いは、クリップは、例えばバネ鋼で形成されたバネクリップで もよい。 第１６図に示されるように、第１および第２のリンク部材は好ましくは中空で あり、好ましくは、第１および第２のリンク部材の各々の内端の開口１２４に挿 入される、硬質プラスチックであるのが好ましい補強プラグ１２２を有している 。補強プラグは好ましくは、第１の歯また１２６がリンク部材の内端に挿入され るフォーク形状を有しており、第２の歯また１２８は、隣接する補強プラグの別 の第２の歯またに隣接してリンク部材の外側に配置された略平らな外面１３０を 有している。孔１３２が、回動運動するようにリンク部材の内端をヒンジ止めし ているボルト１３６を受け入れるため、リンク部材の内端を通る孔１３４に対応 して、補強プラグの第１および第２の歯またを通って延びている。補強プラグは 、リンク部材の構造一体性を損なうことなしに、リンク部材の内端を回動可能に 連結するボルトをしっかり締めることができ、シェルタの折りたたみ及び展開の 際、 リンク部材の内端の適度に摩擦のないヒンジ運動を容易にする。 上述の説明に照らして、本発明が、大きな頭上スペースを形成する上昇位置と 、シェルタへの強風力に抵抗する小さな外形を備えた下降位置との間を移動する ことができる、折りたたみ可能な可撓性の天蓋を有する、改良された迅速に組み 立てることができる折りたたみ可能なウェルタを提供することは明白である。 本発明の特定の形態を説明してきたが、本発明の精神と範囲から逸脱すること なしに種々の変形をなし得ることは、上述のことから明白であろう。したがって 、本発明は、添付の請求の範囲による場合を除いて、限定されることを意図して いない。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．折りたたみ可能なシェルタであって、 下端および上端を各々有する少なくとも３つの脚と、 各脚に連結されたリンク部材の少なくとも２つの周囲トラス対とを備え、リ ンク部材の周囲トラス対の各々が、第１および第２のリンク部材を有し、第１の リンク部材が、脚の上端に連結された外端を有し、第２のリンク部材が、前記脚 に摺動可能に連結された外端を有し、第１および第２のリンク部材が、第１の折 りたたみ位置から第２の伸長位置に伸長するように、鋏の形体に回動可能に互い に連結されており、 脚の上端に取付けられた、折りたたみ可能な可撓性の天蓋を備え、該天蓋が 、通常の上昇位置と、外形の小さなシェルタを提供する下降位置との間で移動可 能であることを特徴とする、折りたたみ可能なシェルタ。 ２．折りたたみ可能なシェルタが４つの脚を有していることを特徴とする請求の 範囲第１項に記載の折りたたみ可能なシェルタ。 ３．各脚に摺動可能に取付けられた脚摺動部材を更に有し、第２のリンク部材が 各々、脚摺動部材に回動可能に連結されていることを特徴とする請求の範囲第１ 項に記載の折りたたみ可能なシェルタ。 ４．折りたたみ可能な可撓性の天蓋が、シェルタの上に伸長させるため、シェル タの脚の上端に取り外し可能に取付けられた少なくとも２つの可撓性のポール部 材を更に備えていることを特徴とする請求の範囲第１項に記載の折りたたみ可能 なシェルタ。 ５．折りたたみ可能な可撓性の天蓋が、シェルタの上に伸長させるため、シェル タの脚の上端に取り外し可能に取付けられた複数の可撓性のポール部材を備えて いることを特徴とする請求の範囲第１項に記載の折りたたみ可能なシェルタ。 ６．可撓性のポール部材が、互いに取り外し可能に連結された複数のポール部分 から形成される、複数のセグメントポールを備えていることを特徴とする請求の 範囲第５項に記載の折りたたみ可能なシェルタ。 ７．脚の上端に取付けられたヒンジ手段を更に有し、該ヒンジ手段が、ポール部 材を受け入れるための割出し孔を有し、ポール部材が、ヒンジ手段の割出し孔に 取り外し可能に取付けられることを特徴とする請求の範囲第５項に記載の折りた たみ可能なシェルタ。 ８．ポール部材を受け入れるための割出し孔をもつ中央ハブ部材を更に有し、ポ ール部材が、中央ハブ部材によって互いに取り外し可能に連結されていることを 特徴とする請求の範囲第５項に記載の折りたたみ可能なシェルタ。 ９．中央ハブ部材が、ポール部材の１つの内端に恒久的に取付けられていること を特徴とする請求の範囲第５項に記載の折りたたみ可能なシェルタ。 10．天蓋が、脚の上端に固定された天蓋カバーを備えていることを特徴とする請 求の範囲第１項に記載の折りたたみ可能なシェルタ。 11．第２のリンク部材が、折りたたみ可能なシェルタが伸長形体にあるとき脚を 内方に傾斜させるため、第１のリンク部材よりも長いことを特徴とする請求の範 囲第１項に記載の折りたたみ可能なシェルタ。 12．各脚の上端に取付けられたヒンジ部材を更に有し、該ヒンジ部材が、互いに 略直角に延びた一対のソケットを有し、第１のリンク部材が、ヒンジ部材のソケ ットにおいて脚の上端にヒンジ止めされていることを特徴とする請求の範囲第１ 項に記載の折りたたみ可能なシェルタ。 13．ポール部分が、複合材料で形成されていることを特徴とする請求の範囲第６ 項に記載の折りたたみ可能なシェルタ。 14．ポール部分が、ガラス繊維で形成されていることを特徴とする請求の範囲第 １３項に記載の折りたたみ可能なシェルタ。 15．ポール部分の少なくとも１つが、ポール部分の端に配置されたジャケットを 有し、該ジャケットが、ポール部分を互いに接合するため、隣接するポール部分 の端を受け入れるための開口を有していることを特徴とする請求の範囲第６項に 記載の折りたたみ可能なシェルタ。 16．ポール部材が中空であり、ポール部材が、ポール部分を互いに連結するため のコードを更に有していることを特徴とする請求の範囲第６項に記載の折りたた み可能なシェルタ。 17．コードが、ポール部分を互いに付勢するため、弾性であることを特徴とする 請求の範囲第１５項に記載の折りたたみ可能なシェルタ。 18．リンク部材のトラス対に配置され、ポール部材の一時的な収納のため、ポー ル部材を折りたたみ形体で取り外し可能に受け入れるための複数のクリップを更 に備えていることを特徴とする請求の範囲第４項に記載の折りたたみ可能なシェ ルタ。 19．第１および第２のリンク部材の内端が、開口を構成する面を有し、第１およ び第２のリンク部材の内端の開口に配置された補強プラグを更に有し、シェルタ の一方の側における第１のリンク部材の内端が、補強ブラグを介して回動可能に 連結されており、シェルタの一方の側における第２のリンク部材の内端が、補強 ブラグを介して回動可能に連結されていることを特徴とする請求の範囲第１項に 記載の折りたたみ可能なシェルタ。 20．脚摺動部材が各々、互いに略直角に延びた一対のソケットを有し、第２のリ ンク部材が、脚摺動部材のソケットにヒンジ止めされていることを特徴とする請 求の範囲第３項に記載の折りたたみ可能なシェルタ。 21．折りたたみ可能なシェルタであって、 下端および上端を各々有する少なくとも３つの脚と、 各脚に連結されたリンク部材の少なくとも２つの周囲トラス対とを備え、リ ンク部材の周囲トラス対の各々が、第１および第２のリンク部材を有し、第１の リンク部材が、脚の上端に連結された外端を有し、第２のリンク部材が、前記脚 に摺動可能に連結された外端を有し、第１および第２のリンク部材が、第１の折 りたたみ位置から第２の伸長位置に伸長するように、鋏形体に回動可能に互いに 連結されており、 脚の上端に取付けられた、折りたたみ可能な可撓性の天蓋を備え、該天蓋が 、通常の上昇位置と、外形の小さなシェルタを提供する下降位置との間で移動可 能であり、 各脚に摺動可能に取付けられた脚摺動部材を備え、第２のリンク部材の各々 が、脚摺動部材の１つに回動可能に連結されており、 脚の上端に取り外し可能に取付けられ、折りたたみ可能な可撓性の天蓋の支 持体を形成するように脚の間に延びた複数の可撓性のポール部材を備えている ことを特徴とする、折りたたみ可能なシェルタ。 22．可撓性のポール部材が、取り外し可能に連結された複数のポール部分によっ て形成された複数のセグメントポールを備えていることを特徴とする請求の範囲 第２１項に記載の折りたたみ可能なシェルタ。 23．脚の上端に取付けられたヒンジ手段を更に有し、該ヒンジ手段が、ポール部 材を受け入れるための割出し孔を有し、ポール部材が、ヒンジ手段の割出し孔に 取り外し可能に取付けられることを特徴とする請求の範囲第２１項に記載の折り たたみ可能なシェルタ。 24．ポール部材を受け入れるための割出し孔をもつ中央ハブ部材を更に有し、ポ ール部材が、中央ハブ部材によって互いに取り外し可能に連結されていることを 特徴とする請求の範囲第２１項に記載の折りたたみ可能なシェルタ。 25．中央ハブ部材が、ポール部材の１つの内端に恒久的に取付けられていること を特徴とする請求の範囲第２４項に記載の折りたたみ可能なシェルタ。 26．折りたたみ可能なシェルタであって、 下端および上端を各々有する少なくとも３つの脚と、 各脚に連結されたリンク部材の少なくとも２つの周囲トラス対とを備え、リ ンク部材の周囲トラス対の各々が、第１および第２のリンク部材を有し、第１の リンク部材が、脚の上端に連結された外端を有し、第２のリンク部材が、前記脚 に摺動可能に連結された外端を有し、第１および第２のリンク部材が、第１の折 りたたみ位置から第２の伸長位置に伸長するように、鋏形体に回動可能に互いに 連結されており、 脚の上端に取付けられた、折りたたみ可能な可撓性の天蓋を備え、該天蓋が 、通常の上昇位置と、外形の小さなシェルタを提供する下降位置との間で移動可 能であり、天蓋が、シェルタの上に延びるようにシェルタの脚の上端に取り外し 可能に取付けられる少なくとも２つの可撓性のポール部材を有し、 リンク部材のトラス対に配置され、ポール部材の一時的な収納のためポール 部材を折りたたみ形体に取り外し可能に受け入れるための複数のクリップ部材を 備えていることを特徴とする、折りたたみ可能なシェルタ。