JPH10502744A - 一体型黒色マトリックス/カラーフィルター成分の製造方法 - Google Patents

一体型黒色マトリックス/カラーフィルター成分の製造方法

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JPH10502744A JP8504288A JP50428896A JPH10502744A JP H10502744 A JPH10502744 A JP H10502744A JP 8504288 A JP8504288 A JP 8504288A JP 50428896 A JP50428896 A JP 50428896A JP H10502744 A JPH10502744 A JP H10502744A
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ミネソタ・マイニング・アンド・マニュファクチュアリング・カンパニー
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Abstract

(57)【要約】 基材上へのマトリックスの製造方法であって、上記マトリックスがカラーフィルター成分の形成に特に有用であり、上記方法がa)少なくとも1つの表面に黒色層を有する基材を含む画像形成性物品を提供する工程、b)上記黒色層上で黒色層を透明化するのに十分な強度のエネルギーを照射する工程、c)上記エネルギーの照射工程が、黒色層がいくつかの領域内で除去されるが、黒色層の境界が黒色層の除去された領域を囲むように他の領域では除去されないように行われる工程、を含む基材上へのマトリックスの製造方法。好ましい方法は、着色材料の熱転写、例えばレーザー誘導熱転写により、カラー材料をマトリックスの孔領域内に付着してフィルター成分を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】 一体型黒色マトリックス/カラーフィルター成分の製造方法技術分野 本発明は、カラーディスプレイに成分として用いるカラーフィルター成分を用 いる黒色マトリックスの製造方法に関する。特に、本発明は液晶ディスプレイ装 置に用いるカラーフィルター成分を用いる黒色マトリックスの製造方法に関する 。背景技術 非感光性基材上にカラー画像を形成する1つの方法は、レーザー誘導着色剤転 写またはレーザー誘導マスク形成を用いる。融蝕量の放射線によってドナー成分 を誘導して、ドナーカラー材料を受容体表面に転写する。上記ドナーは、転写効 率を向上するために放射線または熱感応性材料を含有してもよく、また、上記ド ナー材料は別の材料を用いずに融蝕されてもよい。この種の画像形成法の例には 、米国特許第5,156,938号、同5,171,650号、同5,256,506号、および同5,089,372 号が挙げられる。最初の3つの特許文献には、一般に情報パターンの形成方法が 開示されている。 米国特許第5,171,650号には、「融蝕(ablation)転写」技術を用いる熱画像形 成方法または材料が開示されている。その画像形成法用のドナー成分は、支持体 、中間動的剥離層、および融蝕キャリヤトップコートを含む。上記トップコート は着色剤を有する。上記動的剥離層はまた、赤外吸収(光または熱変換)染料ま たは顔料を含有してもよい。上記顔料はまた、添加剤としての黒色銅も含有する 。ニトロセルロースが、可能なバインダーとして開示されている。 同時係属の米国特許出願第07/855,799号には、放射線吸収剤と組合せてグリシ ジルアジドポリマーを含有するエネルギー感応層で一部分上を被覆された基材を 含む融蝕画像形成成分が開示されている。示された画像形成源には、赤外線、可 視および紫外線レーザーが挙げられる。レーザーダイオードは特に記載されてい ないが、固体状レーザーが露光源として開示されている。この出願は主に、エネ ルギー感応層の融蝕によるレリーフ印刷版および平板印刷版の形成に関する。熱 質量転写(thermal mass transfer)のための使用の特定の記載はなされていない 。 米国特許第5,308,737号には、照射時に比較的高体積のガスを発生するガス生 成ポリマー層と共に、黒色金属層のポリマー基材上への使用が開示されている。 上記黒色金属(例えば、アルミニウム)は放射線を有効的に吸収し、ガス発生材 料用にそれを熱に変換する。いくつかの場合、上記黒色金属を基材から排除し、 基材上にポジ型画像を残存することが、実施例中で観察されている。 米国特許第5,278,023号には、カラー校正版、印刷版、フィルム、プリント回 路板、および他の媒体を製造するためのレーザーアドレス可能な熱転写材料が開 示されている。上記材料は、噴射剤層が好ましくは約300℃以下の温度で窒素(N2 )を発生し得る材料を含有する噴射剤で被覆した基材;放射線吸収剤;および熱 質量転写材料;を含む。上記熱質量転写材料を、噴射剤層に、または上記噴射剤 層上に被覆された別の層中に導入してもよい。電磁エネルギー源、例えばレーザ ーを用いて局所加熱を行うのに、放射線吸収剤を前述の層の内の1つまたは別の 層に用いてもよい。レーザー誘導加熱により、上記転写材料を受容体にガスの急 速膨張によって噴射する。熱質量転写材料には、例えば顔料、トナー粒子、樹脂 、金属粒子、モノマー、ポリマー、染料、またはそれらの組合せを含有してもよ い。画像形成法、そしてそれにより製造された画像形成物品も開示されている。 これらの特許文献には、ウィンドウ(window)の形成、およびその次のこれらの ウィンドウを着色剤でオーバーレイしてカラーフィルターを形成することは開示 されていない。 フィルター成分およびカラーフィルター構造体を製造するための熱染料拡散転 写の使用が開示されている1連の特許(米国特許第4,965,242号、同4,962,081号 、同4,975,410号、同4,923,860号、同5,073,534号、および同5,166,126号)がコ ダック(Kodak)に譲渡されている。米国特許第4,965,242号および同5,073,534号 は、熱転写染料を受容するための高Tgポリカーボネートおよびポリエステル受 容層 の使用を示唆している。両方の受容層を用いて、染料を受容層内に誘導するため に、揮発性溶剤処理を必要とする。発明の要旨 本発明はマトリックス内のカラーフィルター成分を用いて黒色マトリックスを 形成する方法に関する。上記方法は一般に、 1)熱的に透明化した(例えば、照射により有効に上記被膜を透明化する化学変 化を起こす光化学的方法を含む、熱を発生して材料を除去する方法)黒色被膜を 有する光透過性基材を提供する工程、 2)上記黒色被膜に放射線を照射して上記基材上の黒色被膜を透明化する工程で あって、上記透明化が、黒色被膜が透明化された領域より光透過性である基材上 の領域を形成する黒色被膜を透明化する工程、および 3)1種以上の顔料層を、より光透過性である領域の少なくともいくつかの上に 転写して黒色マトリックス/カラーフィルター成分を形成する工程、 を含む。 「熱融蝕転写材料」または「成分」または「媒体」の語は、熱画像形成法にお いて熱源の作用により、材料の昇華なしにその表面から材料を素早く除去するこ とにより融蝕される媒体を表す。 「熱溶融粘着材料」の語は、熱的にアドレスされると、それらがドナー表面に 接着するより大きな強度で受容体表面に粘着し、上記表面を分離すると物理的に 転写する熱質量転写材料を含む。上記2方法は、発色用のレーザー誘導質量転写 の概念の範囲内の他の方法と同等に用いられてもよい。 「透明化する」または「透明化」の語は、媒体の光透過性に実質的な増加が見 られる方法(例えば、上記黒色被膜層の蒸発、酸化、融蝕等)を表す。 本発明は、フォトレジスト技術を用いることなく黒色マトリックスを形成する ことにより、黒色マトリックス/カラーフィルター成分の形成を可能とする。 本発明の実施におけるカラーフィルター成分を用いるウィンドウの位置合わせ は高精度に行い得る。 われわれの発明の1つの態様では、顔料層は受容体を用いずに直接ガラス基材 に転写され、かつ更に処理を必要としない。われわれの発明は、染料よりマイグ レーションを起こす傾向が少なく、かなり耐光性の優れる着色剤としての顔料を 用いることの明白な有用性を有する。発明の詳細な説明 本発明は、黒色マトリックス内のカラーフィルター成分を用いる黒色マトリッ クス(例えば、ウィンドウ)の製造方法に関する。上記方法は一般に、 1)熱的に透明化可能な黒色被膜を有する光透過性基材を提供する工程、 2)上記黒色被膜に放射線を照射して上記基材上の黒色被膜を透明化する工程で あって、上記透明化が、黒色被膜が透明化された領域より光透過性である基材上 の領域を形成する黒色被膜を透明化する工程、および 3)1種以上の顔料層を、より光透過性である領域の少なくともいくつかの上に 転写して黒色マトリックス/カラーフィルター成分を形成する工程、 を含むものとして説明される。 黒色マトリックスは様々な材料から作製されてもよい。典型的構造体は、黒色 または暗色被膜を透明基材上に有する。黒色マトリックスは要すれば、黒色被膜 の上記基材への接着性を向上して所望の特性(例えば、それぞれ耐摩耗性、反射 防止性等)を調整するのに、別の層、例えばプライマーまたはアンダーコートを 含んでもよい。好ましくは、上記黒色被覆基材は可視領域(400〜700nm)での平均 光学濃度1以上、より好ましくは2以上を有する。上記構造体は画像様式にアド レスされて、いくつかの領域を光学的に透明にする。 いくつかの被膜、例えば黒色金属被膜の場合、上記被膜の1表面は黒色であっ てもよく、その他の表面は黒色であっても、光沢があっても(反射性)、ほぼ中 間であってもよい。この場合、黒色被膜は好ましくは、最終黒色マトリックス/ カラーフィルター成分内で観察者により観察される表面で黒色である。上記黒色 被膜を融蝕または透明化するのに用いられるレーザーは、黒色被膜層の黒色また はより反射の少ない側にアドレスすることも好ましい。 上記黒色被膜は黒色外観を提供し、かつ画像形成時に融蝕されるか、要すれば 透明化する材料であってもよい。上記黒色被膜は好ましくは黒体吸収材料であっ てもよい。黒体吸収材料の語により、スペクトルのUV、可視、および近赤外領 域にかなりの吸収を有する材料を表す。そのような材料はしばしばスペクトル全 域に長波長から短波長までに渡る向上した吸光係数を有する。黒体吸収剤の例に は、カーボンブラック、金属、金属酸化物、またはそれらの組合せが挙げられる 。黒色被膜層がカーボンブラックを含有する場合、カーボンブラックはバインダ ーを形成するフィルム中に分散されていることが好ましい。 黒体吸収剤が黒色金属層である場合、特に黒色金属酸化物または硫化物層であ る場合、それは好ましくは黒色アルミニウム、黒色錫、または黒色クロムを含有 し、かつ米国特許第4,430,366号に開示の金属蒸着または金属スパッターリング 等の方法により形成されてもよい。最も好ましくは、上記黒色被膜は金属および 金属酸化物の混合物である。 他の好適な黒色被膜は、有機着色剤(即ち、染料および顔料)または染料およ び顔料の混合物を含む。有機着色剤の場合、それらはバインダー中に分散または 溶解されていることが好ましい。上記バインダーは有機ポリマーであってもよい 。好ましい有機着色剤/バインダーの組合せは、カーボンブラック/アクリルポリ マーである。 上記黒色被膜層は、照射波長でかなりの量の入射放射線を吸収しなければなら ない。上記被膜は反射性であるより吸収性であることが好ましい。染料または他 の放射線吸収剤の添加は、照射源として赤外線レーザーを用いる場合にいくつか の被膜が必要であってもよい。 本発明の1つの態様では、上記黒色マトリックスは黒色被覆基材の上部に所望 のウィンドウパターンを含むマスクを配置し、次いでレーザーまたは他の高出力 光源(例えば、キセノンフラッシュランプ)してマスクされていない部分を融蝕 または透明化することにより作製されてもよい。マスクは当業者に公知の従来の 方法、例えばフォトレジスト/エッチング法の使用により作製されてもよい。上 記マスクは通常、入射レーザー光線を反射し、かつ可撓性または剛性基材上に被 覆または付着されてもよい材料から作製される。通常入射放射線を反射するのに 用いられる材料は、クロムおよび/またはアルミニウムを含む。レーザーを用い て黒色被覆基材を融蝕または透明化する場合、レーザーはマスク上を連続的に走 査し、上記基材と緊密に接触した状態に保持される。一般に黒色マトリックスを 作製するためのマスクの使用により、シャープなウィンドウエッジおよびそのウ ィンドウエッジの正確な位置合わせとなる。上記画像形成法の屑が上記マスクを 汚染しないことは非常に重要である。画像形成法により生じる汚染を排除する1 つの方法は、黒色被覆基材に保護(sacrificial)層を予めラミネートすることで ある。上記保護層は画像形成後に除去される。保護層の例は、熱可塑性層(例え ば、ワックス類、合成ポリマー、およびそれらの混合物)を有するPETの薄フ ィルムであり、黒色被覆基材上にラミネートしてもよい。上記保護層を除去する 場合、上記熱可塑性材料は画像形成中に生じるどんな屑も除去する特性を有し、 上記画像形成工程中のマスクの汚染を抑制する。 本発明の更に別の態様では、黒色マトリックスはレーザービームを電気的に調 節して所望のパターンを融蝕または透明化することにより作製されてもよい。 実質的に酸化物または硫化物を形成し得る如何なる金属を、黒色金属または金 属酸化物層用の本発明の実施に用いてもよい。特にアルミニウム、錫、クロム、 ニッケル、チタン、コバルト、亜鉛、鉄、鉛、マンガン、銅およびそれらの混合 物に用いられてもよい。この方法に従って金属酸化物に変換される場合、これら の金属のすべてが特に所望の特性のすべて(例えば、光学濃度、光透過性等)を 有する材料を形成するとは限らない。しかしながら、本発明の実施に従って形成 される層を含むこれらの金属酸化物のすべては有用であり、ポリマー材料との結 合性を含む本方法の多くの有用性を含む。槽内の金属蒸気は、特定の金属に好適 な様々な公知の方法、例えば電子ビーム気化、抵抗ヒーター等により供給されて もよい。一般に、金属蒸気を提供する多くの有用な方法および蒸着技術に関する 記載が、バキューム・デポジション・オブ・シン・フィルムズ(Vaccum Deposition O f Thin Films)、L.オランダ(Holland)、1970年、チャップマン・アンド・ホール(C hapman and Hall)、英国のロンドンに開示されている。 本発明の黒色金属層の例としての金属酸化物または金属硫化物含有層は、μm 単位以下の分子単位の層と同様に薄く蒸着されてもよい。その厚さ全体の上記層 の組成物は本明細書中に記載のように容易に制御され得る。好ましくは、金属/ 金属酸化物または硫化物層は画像形成実用性において50〜5000Åの範囲であるが 、15Å、25Å以下である場合には結合作用に起因し、5×104Å以上の場合には 構造用特性に起因する。 特定の(graded)金属酸化物または金属硫化物への変換は、金属蒸気流に沿った 点での酸素、硫黄、水蒸気または硫化水素の導入により行われる。従って蒸気槽 ないの上記蒸気流に沿った特定点でのこれらのガスまたは蒸気の導入により、連 続または特定の組成物の被膜(その層の各々の厚さ全体の)が得られる。被覆さ れるべき基材が移動する蒸着槽の長さ方向に沿ったこれらの反応性ガスまたは蒸 気の濃度勾配を選択的に維持することにより、蒸着槽の異なる領域に蒸着される 異なる組成物(即ち、酸化物または硫化物と金属の異なる比)のために、被膜層 の組成物の漸増(incremental)勾配(その厚さ全体の)が得られる。事実、ある ものは1表面(上記被膜層の上部または底部)で金属100%およびその他の表面 で金属酸化物または硫化物100%を含有する層を蒸着する。この種の構造体は、 それが優れた基材との接着性を有する強凝集被膜層を提供するため、特に好まし いものである。 連続的に被覆されるべき基材は、上記槽の長さ方向に沿って蒸着槽の入口部か ら出口部に移動する。金属蒸気は上記槽の実質的な長さに渡って蒸着され、かつ 上記槽の長さ方向に沿った如何なる点においても金属と共蒸着(酸化物または硫 化物100%として蒸着)される金属酸化物または硫化物の比率は、上記槽の長さ 方向に沿ったその点で蒸着される金属蒸気流のその部分に入った反応性ガスまた は蒸気の量に依存する。説明のために同数の金属原子(金属または酸化物または 硫化物としての)が、いつでも上記槽の長さ方向に沿った如何なる点においても 蒸着されると仮定すると、蒸着被膜内の濃度勾配は、金属蒸気と上記槽の長さ方 向に沿った様々な点または領域で接触する反応ガスまたは蒸気を含有する酸素ま たは硫黄の量を変化することにより予測される。上記槽の長さ方向に沿った反応 性ガスの増加量の勾配を有することにより、あるものは、蒸着した酸化物または 硫化物の増加比率内の対応する勾配を得る。金属蒸気の蒸着はまれに仮定したも のと同じくらい均一であるが、基材がその表面をその厚さ全体の金属/(金属酸 化物または硫化物)の変化する比を有する層で被覆するように移動するのて、実 際には被覆されるべき基材の表面の長さ方向に沿った金属蒸気の異なる領域に導 入された酸素、水、硫黄または硫化水素の量を本発明の方法に従って局所的に変 化することも困難なことではない。上記反応性ガスまたは蒸気がその流れ自体に 入り、ちょうどその流れ内に拡散されないことが望ましい。後者は、上記流れ内 に酸化物の制御性の低い分布を生じる傾向がある。上記反応性ガスまたは蒸気が その流れ自体の中に入るように注入または集中することにより、上記流れのその 部分でのより均一な混合が行われる。 転移特性は黒色金属生成物の特性のいくつかの重要な関係を維持する。上記被 膜は材料の分散相を有し、一方は金属であり、もう一方は金属酸化物または硫化 物である。後者材料はしばしば透明または半透明であり、一方、前者は不透明で ある。残存する透明酸化物または硫化物相中に分散した粉状金属の量を制御する ことにより、上記被膜の光学特性は大幅に変化する。被膜層の蒸着の間に金属の 酸化物への変換率%を変化することにより、帯黄色、黄褐色(tan)およびグレー 色調の半透明被膜が提供されてもよく、実質的には不透明黒色フィルムが単一金 属から提供されてもよい。 基材は、形成されるのにウィンドウ、カラーフィルター等が望ましい如何なる 物質であってもよい。好ましくは、上記基材は透明(少なくとも光透過性)基材 、例えばガラス、ポリマーフィルム等である。ガラスが基材である場合、シラン カップリング剤(例えば、3-アミノプロピルトリエトキシシラン)で処理したガ ラスの使用が、着色剤層の接着性向上に有用である。使用可能な基材には、ガラ ス、ポリエステル(例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタ レート)、ポリカーボネート樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリビニル樹脂(例え ば、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアセタール)、セルロー スエステルベース(例えば、三酢酸セルロース、酢酸セルロース)、および支持 体と して様々な画像形成物品に用いられる他の常套のポリマーフィルムが含まれる。 2〜100ミル(例えば0.05〜2.54mm)の透明ポリマーフィルムベースが好ましい 。上記基材がポリマーフィルムである場合、そのフィルムは、それが集成される べきディスプレイ操作を妨害しないように非複屈折であることが好ましい。ポリ マーフィルムが基材として選択される場合、基材上に接着剤層を有して着色剤層 の転写を最大にすることが時には望ましい。非複屈折基材の好ましい例は、溶剤 流延されるポリエステルである。これらの典型的な例は、9,9-ビス-(4-ヒドロキ シフェニル)-フルオレンおよびイソフタル酸、テレフタル酸またはそれらの混合 物から誘導される内部重合した繰り返し単位から成るまたは必須成分として含有 するポリマーから誘導されるものであり、上記ポリマーはオリゴマー(即ち、分 子量約8000以下を有する化学種)中で、均一フィルムを形成するのに十分に低い 含有量である。このポリマーは熱転写受容成分の一成分として、米国特許第5,31 8,938号に開示されている。他の種類の非複屈折基材は非晶質ポリオレフィン( 例えば、ニッポン・ゼオン(Nippon Zeon)社から市販のゼオネックス(ZeonexTM)) である。最も好ましい基材はガラスである。このガラスは厚さ0.5〜2.0mmを有す ることが好ましい。特に好ましい厚さは0.7および1.1mmである。 黒色マトリックス基材シートのウィンドウ上に付着されるべき色には、上記基 材への接着性を有するウィンドウ内に付着される如何なるカラー材料を含有して もよい。好ましい態様では、上記着色剤は好適なバインダー系内にあり、溶剤被 覆される。 顔料がカラー材料として用いられる場合、それらは透明であることが好ましい 。本発明に用いられ得る透明顔料の例には、サン(Sun)RSマゼンタ(Magenta)234- 0077TM、ヘキスト(Hoechst)GSイエロー(Yellow)GG11-1200TM、サン(Sun)GSシア ン(Cyan)249-0592TM、サン(Sun)RSシアン(Cyan)248-0615TM、チバ・ガイキー(Cib a-Geigy)BSマゼンタ(Magenta)RT-333DTM、チバ・ガイキー(Ciba-Geigy)ミクロリ ス・イエロー(Microlith Yellow)3G-WATM、チバ・ガイキー(Ciba-Geigy)ミクロリ ス・イエロー(Microlith Yellow)2R-WATM、チバ・ガイキー(Ciba-Geigy)ミクロリ ス・ブルー(Microlith Blue)YG-WATM、チバ・ガイキー(Ciba-Geigy)ミクロリス・ブ ラッ ク(Microlith Black)C-WATM、チバ・ガイキー(Ciba-Geigy)ミクロリス・バイオレ ット(Microlith Violet)RL-WATM、チバ・ガイキー(Ciba-Geigy)ミクロリス・レッ ド(Microlith Red)RBS-WATM、ヒューコテック・アキス(Heucotech Aquis)IITMシ リーズ、ヒューコスパース・アキス(Heucosperse Aquis)IIITMシリーズ等が挙げ られる。 上記マトリックス上に色を挿入または付着する好ましい方法は、レーザー誘導 質量転写法によるものであり、上記色を有するドナーシートが色をマトリックズ 線の境界内の基材上に転写するのに用いられる。そのようなドナーシートは直接 画像形成用として当業者に公知であるが、カラーフィルターの形成に用いられる ことは示されていないと考えられている。 好適なカラードナー成分の例は、基材上の染料または顔料の被膜(バインダー を用いてまたは用いずに)である。レーザーまたは他の収束照射源を用いて、カ ラー材料を画像様式に加熱して、上記色を受容体シートを支持するマトリックス に転写する。上記染料または顔料(および基材)が画像形成照射の高吸収を必要 としないので、そのような構造体において、画像形成照射の吸収強度で補助する はしばしば望ましい。画像形成照射吸収材料は、染料/顔料層(例えば、赤外放 射画像形成照射源が用いられる場合、ほとんどまたは全く可視の吸光係数を有す る赤外吸収染料を用いてもよい。)に含まれてもよい。通常色含有ドナー層に隣 接する異なる画像形成照射層を用いてもよい。ドナー層の色は、通常または特に フィルター成分に用いられる多くの有用な色、例えばシアン、イエロー、マゼン タ、赤、青、緑、白および他の色および考えられるスペクトルの色調の中から、 ユーザーに必要なものを選択されてもよい。上記染料は、マトリックス支持受容 層に転写される場合、好ましくは予め選択された特定の波長透過性である。多く の用途に対して、高透過性染料、例えば染料が上記マトリックスに存在する場合 、狭い波長分布10nm以下の範囲内での光学濃度0.5光学濃度単位以下を有する染 料が好ましい。それらの狭い波長帯内でずっと低い吸収特性を有する染料がより 好ましい。 典型的カラードナー成分は基材層、光-熱変換層(LTHC)、着色剤層、および要 すれば接着剤層から構成される。上記基材層は通常ポリエステルフィルムである 。 しかしながら、画像形成波長で十分な透明性を有し、かつ十分な機械的安定性を 有するフィルムを用いてもよい。上記LTHC層は黒体吸収剤、有機顔料、または染 料であってもよく、そしてそのLTHC層は光学濃度0.2〜0.3を有する。好ましいLT HC層は金属/金属酸化物層(例えば、黒色アルミニウム)である。着色剤層は、 少なくとも1種の有機または無機着色剤または顔料および要すれば有機ポリマー またはバインダーから構成される。上記着色剤層は、それらに限定されないが、 染料、可塑剤、UV-安定剤、フィルム形成添加剤、および接着剤を含む様々な 添加剤を含有してもよい。染料を添加剤として用いる場合、その染料は画像形成 光源としての同一周波数を有する光を吸収することが一般に好ましい。要すれば 用いられる接着剤層も画像形成レーザーまたは光源としての同一周波数を有する 光を吸収する染料を含有することが好ましい。 好ましい態様では、着色剤層は顔料、界面活性剤、バインダー、および可能な 他の添加剤を含有する層を表す。如何なる染料を用いてもよいが、NPIRIロウ・マ テリアルズ・データ・ハンドブック(Raw Materials Data Handbook)、第4巻(ピ クメンツ(Pigments))に良好な色耐久性および透明性を有するものとして列挙さ れているものが好ましい。バインダー中の顔料の非水性または水性のどちらかの 分散体を用いてもよい。非水性の場合、溶剤ベースの顔料分散体を適当な溶剤ベ ースのバインダー(即ち、エルバサイト(ElvaciteTM)デュポン(DuPont)から市販 のアクリル樹脂)に加えて用いてもよい。しかしながら、顔料のバインダー中の 水性分散体を用いることがしばしば好ましい。この場合、最も好ましい顔料はバ インダーのない水性分散体(即ち、ヒューコテック(Heucotech)から市販のアキ ス(Aquis)IITM)の形であり、最も好ましいバインダーは顔料の湿潤用に特注さ れたもの(即ち、ネオクリル(Neocryl)BTTMゼネカ・レジンズ(Zeneca Resins)か ら市販のアクリル樹脂)である。適当なバインダーの使用は、転写時にシャープ で良好な境界線の形成を促進する。着色剤転写を高出力光源(即ち、キセノンフ ラッシュランプ)により誘導する場合、通常バインダーとして例えば米国特許第 5,308,737号および同5,278,023号に開示されているエネルギッシュなまたはガス 発生ポリマーを含むことが必要である。 顔料/バインダーの比は通常1:1であるが、0.25:1〜4:1の範囲であっ てもよい。着色剤層を被覆するのにマイヤー(Mayer)バーを用いてもよい。通常 、#4バーを用いて固形分約10重量%を含有する分散体を被覆して、乾燥被覆厚 さ約1μmを得る。分散体%固形分およびマイヤー(Mayer)バー番号の他の組合せ を用いて、異なる被覆厚さを達成する。一般に、乾燥被覆厚さ0.1〜10μmが望ま しい。 転写補助層は、ドナーまたは受容体の最外層として被覆される接着剤層を表す 。上記接着剤は、画像形成後のドナーの受容体からの分離の間に着色剤の完全な 転写を促進する。室温で僅かに粘着性を有するかまたは全く粘着性を有さない無 色透明材料、例えばダラタック(DaratakTM)ハンプシャー・ケミカル(Hampshire C hemical)社から市販の接着剤エマルジョンが好ましい。 液晶ディスプレイ用のカラーフィルターの一般的説明が、C.C.Oマラ(Mara)、 リキッド・クリスタル・フラット・パネル・ディスプレイ(Liquid Crystal Flat Pan el Display):マニュファクチュアリング・サイエンス・アンド・テクノロジー(Ma nufacturing Science and Technology)、バン・ノーストランド・ラインホールド (Van Norstrand Reinhold)、1993年70頁に開示されている。種々の製造方法が開 示されている。カラーフィルターを製造する最も一般的な方法はフォトリソグラ フ技術を用いる。1つのフォトリソグラフ法が、標題「カラー・フィルターズ・フ ロム・ダイド・ポリイミズ(Color Filters from Dyed Polyimides)」、W.J.ラザム (Latham)およびD.W.ハーレー(Hawley)、ソリッド・ステート・テクノロジー(Solid State Technology)、1988年3月の文献に詳述されている。この文献は、フォト リソグラフ法の複雑な多段階性を示す。比較により、本発明はカラーフィルター アレーの非常に簡単な製造方法を提供する。 本発明の好ましい態様は、黒色被覆基材の融蝕または透明化により形成された ウィンドウが簡単な幾何学的物体、例えば矩形、正方形、三角形である場合であ る。カラー成分は簡単な幾何学的物体であってもよいが、上記カラー成分が上記 ウィンドウ成分を完全に覆うことが重要である。更に、カラーフィルターのいく つかの形状に関して、カラー成分はストリップとして形成されてもよい。カラー フィルターアレーの他の一般的形状は、1列のカラー成分が第2列の1成分によ って、および上記カラー成分が対角に並ぶような第3列の2成分によって表示さ れる場合である。 上記成分の寸法は5〜1000μmの範囲であってもよい。より一般的には、上記 寸法は50〜300μmのオーダーである。これらの寸法は、フォトリソグラフおよび レーザー画像形成技術により容易に形成される。 カラーフィルターを形成するのに用いられる色は一般に付加原色(primary add itive colors)、即ち赤、緑、および青である。これらの各原色は好ましくは高 色純度および透明性を有し、組合せると適当な白色バランスを有する。カラーフ ィルターは好ましくは、赤、緑、および青の分光特性を有し、それはコミッショ ン・インターナショナル・デ・ルエクライレージ(Commission International de l' Eclairage)(CIE)色度図により表示されるナショナル・テレビジョン・スタンダー ズ・コミッティー(National Television Standards Committee)標準色に近い色度 を示す。赤、緑、および青は最も一般的なフィルター用の色であるが、他の色の 組合せを特定用途に用いてもよい。いくつかの場合、1列の繰り返し順序は赤: 緑:青である。他の用途に対して、1列の繰り返し順序は赤:緑:緑:青である 。 本発明の方法を非常に簡単な工程によって行ってもよく、それは本発明の主要 な有用性の1つである。透過性基材および黒色被膜層を含む最終マトリックス基 材を融蝕レベルの放射線に画像的に露光して、黒色材料を所望の形状のマトリッ クスまたはウィンドウの分布に除去する。同一または異なるレーザーを、着色剤 の黒色マトリックスへの質量転写を誘導するのに用いてもよい。しかしながら、 マトリックス形成をレーザー画像形成装置により行い、かつ色転写を同様のレー ザー画像形成装置により行う場合、マトリックス内のカラー画像の位置合わせは 一般に簡素化される。マトリックス線用のデータベースは既にレーザー画像形成 システムを用いて校正されているので、マトリックス内のカラーフィルター領域 を形成するカラー材料の付着用のデータベースは、元の融蝕画像形成データと一 致するか、またはそれの正確に修正した変化に一致する。上記黒色材料をレーザ ービームにより特定領域から除去してマトリックスを形成し、上記カラー材料は 同様のレーザーにより同一領域内に付着される。色付着用のレーザーのパターン は(マトリックス内の全ウィンドウが充填されている場合、配置した色の合計に 対して)、マトリックスを形成するのに用いられる融蝕または透明化用のパター ンとほぼ同様である。ある一定の環境では、マトリックス線に広がったマトリッ クスの特定ウィンドウ内にレーザー画像形成パターンを有して(即ち、マトリッ クスウィンドウを形成するのに用いられる画像形成パターンの限界を越えて)完 全なウィンドウの充填を達成することが望ましい。1対の隣接するマトリックス ウィンドウが異なる色を有する場合、色の広がり程度は異なる色を有するように しようとするウィンドウ内のマトリックス線上に各色が広がらないように注意深 く制御されるべきである。これは、レーザー画像形成装置の解像度の限界内で容 易に行われる。隣接するウィンドウが同一色を有する場合、色付着は逆にマトリ ックス線には影響を与えないので、上記画像形成法は隣接するウィンドウ内に、 およびマトリックスの境界を限定する黒色線の上部にその色を付着することを可 能とする。 レーザー露光の間に、画像形成材料からの多重反射による妨害パターンの形成 を最少にすることが望ましい。これは様々な方法により達成されてもよい。最も 一般的な方法は、米国特許第号に開示のような、入射放射線のスケールでドナー 材料表面を有効に粗化する方法である。これは入射放射線の立体干渉性を中断す る作用を有し、従って自己妨害を最少にする。別法は、反射防止被膜を入射照明 が衝突する第2界面に用いる方法である。反射防止被膜の使用は当業者に公知で あり、米国特許第5,171,650号に開示のように、被膜、例えばフッ化マグネシウ ムの四分の一波長厚さから成ってもよい。コストおよび製造の制約により、表面 粗化法を多くの用途に用いることが好ましい。 本発明のこの態様を実施する特定の方法は、黒色被覆受容体シート上に形成さ れたマトリックスのウィンドウ領域を定義する元のデータを保有し、特定位置値 を各ウィンドウに割り当てる方法である。ウィンドウ内に色を提供することによ り、割り当てられた位置値を有する各ウィンドウは、各位置値に割り当てられた 予め決めた色を提供される。割り当てられる値の変更(例えば、マトリックス線 幅の特定の%、または各方向(長さおよび幅)の特定寸法の増加により各色のウ ィンドウの画像領域を増加する)は、カラー用の画像形成データにプログラムさ れても、自動的にまたは選択的に画像値を変更して1種以上の色の位置値を変え るのに用いても、ウィンドウの異なる領域に色変化を提供してもよく、異なる色 強度がフィルターの異なる領域に望ましい。 本発明のこれらおよび他の態様を、本発明の以下の非限定的な例に示した。 実施例材料 黒色マトリックスとカラーフィルター成分の適した寸法を決定するために、ト ーシバ(Toshiba)DTI LCDフィルターの試料を顕微鏡下で評価した。データファイ ルを作成して、この寸法で画像を作製した。GTIレーザープルーフ(Laser Proof 、登録商標)(製品コード3257)からカラードナーシートの原型を得た。 米国特許第4,364,995号に関する上記の記載と同様にして、電子線蒸着装置を 用いて黒色マトリックス(AlOx)被覆したポリエステル(4ミル)を調製した 。この種の黒色アルミニウム材料は、黒色層内でグラデーションをつけて形成で きることから、層の表面はそれぞれ、わずかに異なる組成物であってよい。組成 物の変位度は、一方の表面が光輝性材料であって、もう一方の表面が完全に金属 酸化物であり得る程度であってよい。それらの間の変位は、蒸着中に金属の酸素 添加(または酸化)の度合いを制御することによって達成できる。黒色コーティ ングに対する放射線の照射の方向付けは、露光エネルギーを最も有効に使用する のために(光輝性表面とは逆の)黒色の表面に向けた放射線を用いて行うことが 好ましい。黒色マトリックス前駆体/顔料受容成分 デラタック(Deratac)90L接着剤[ハンプシャー・ケミカル・コーポレイション(H ampshire Chemical Corporation)製]を蒸留水で固形分10%溶液に希釈し、#4 線巻きロッドを用いて黒色アルミニウム被覆したポリエステルのa)非アルミ化 面またはb)アルミ化面のいずれかに塗布し、60℃のオーブン中で2分間乾燥さ せた。活性ポリマーの5%溶液の調製−5%ポリBAMO/10AD ゲル浸透クロマトグラフィーで決定した分子量4500ダルトンのポリBAMO/10AD {ポリ[ビス(アジドメチル)オキセタン]}は、アエロジェエット・コーポレ イション(Aerojet Corp.)から入手した。メチルエチルケトン(MEK)300g中 のBAMO 90gの懸濁液を約60℃に温めると、均質な溶液が得られた。この溶液に、 アセチレンジカルボン酸10gを加えた。混合物を60℃で3時間加熱した後、室温 に冷却した。13C NMRによる分析結果は、トリアゾールの形成を示していた 。MEKを蒸発させつろ粘稠な液体が得られ、その後、50℃においてエタノールア ミン2.4g、イソプロパノール66g、および水160gの混合物に再度溶解させた。 さらに水350gで希釈して固形分5%を含む溶液とした直後に、混合物を分析して 固形分率を決定した。顔料原液の調製 青色分散液Aの調製:1パイントのジャーに、脱イオン水66g、イソプロパノ ール26.4g、マイクロリソ(Microlith)ブルー4G-WA[チバ-ガイギー(Ciba-Geigy) 製]39.6gを入れた。この混合物を高速剪断ミキサーによって低速で2分間撹拌 した後、トリエタノールアミン8.8gを加え、速度を20分間1/2速度に上げた。 この混合物に、脱イオン水22gとイソプロパンール8.8gを加え、さらに5分間撹 拌を続けた。 上記手順を繰り返して、マイクロリソ(Microlith)ブルー4G-WAの代わりに以下 の顔料を含む分散液を得た:黄色分散液A、マイクロリソイエロー2R-WA;黄色 分散液B、マイクロリソイエロー3G-WA;黒色分散液A、マイクロリソブラックC -WA;紫色ブラックA、マイクロリソバイオレットRL-WA;赤色ブラックA、マイ クロリソレッドRBS-WA。バインダーを含まない顔料原液の調製 ホイコテック・リミテッド(Heucotech,Ltd.)からアクイス(Aquis)IIという商 品名で、バインダーを含まない水性の赤色、緑色、および青色顔料分散液を入手 した(それぞれ、QAマゼンタRW-3116、フタログリーンGW-3450、およびフタロブ ルーG/BW-3570)。分散液を蒸留水で10重量%に希釈し、振盪台で10分間撹拌して 原液を得た。活性ポリマー原液の調製 以下の成分を含む原液を調製した:脱イオン水0.9g、5%フルオラッド(Fluo rad、登録商標)FC170Cin1:1(プロパノール:水)0.15g、5%BAMO/10AD 13 g、ハイカー(Hycar)261066[ビー・エフ・グッドリッチ(B.F.Goodrich)製]2.0g 。バンクリル(Vancryl)原液の調製 以下の成分を含有する原液を調製した:水14g、5%フルオラッドFC170Cin1 :1(プロパノール:水)0.15g、ヴァンクリル600[エアー・プロダクツ(Air P roducts)製、水性ラテックス塩化ビニル−エチレン接着剤]2.0g。ネオクリル(Neocryl)原液の調製 ネオクリルBT-24[固形分5重量%、水中エマルション、ゼネカ・レジンズ(Ze neca Resins)]を、蒸留水で固形分20重量%に希釈した後、アンモニア水溶液で pH8.0に中和した。界面活性剤溶液の調製 3M FC-170C界面活性剤を、水/イソプロパノール(1:1)で固形分5重量 %に希釈した。顔料/活性ポリマーコーティング溶液の調製 以下の配合により、顔料/活性ポリマーコーティング溶液を調製した。 青色コーティング溶液:顔料/印加ポリマー原液(3g)、青色分散液A 0.5 5g、黄色分散液A 0.55g、水1g、および10%硝酸アンモニウム水溶液5滴。 緑色コーティング溶液:顔料/印加ポリマー原液(3g)、紫色分散液A 0 .31g、青色分散液A 0.8g、および10%硝酸アンモニウム水溶液4滴。 赤色コーティング溶液:顔料/印加ポリマー原液(3g)、赤色分散液A 0.8 3g、黄色分散液A 0.27g、および10%硝酸アンモニウム水溶液4滴。 黒色コーティング溶液:顔料/印加ポリマー原液(4g)、黒色分散液A 1.1 g、および10%硝酸アンモニウム水溶液4滴。 シアンコーティング溶液:顔料/印加ポリマー原液(4g)、青色分散液A1. 1g、および10%硝酸アンモニウム水溶液4滴。 マゼンタコーティング溶液:顔料/印加ポリマー原液(4g)、赤色分散液A 0 .83g、および10%硝酸アンモニウム水溶液4滴。 黄色コーティング溶液:顔料/印加ポリマー原液(4g)、黄色分散液A 0.5 5g、黄色分散液B 0.55g、および10%硝酸アンモニウム水溶液4滴。顔料/バンクリルコーティング溶液の調製 以下の配合で、顔料/バンクリルコーティング溶液を調製した。 青色コーティング溶液:ヴァンクリル原液(3g)、紫色分散液A300mg、青 色分散液A800mg、および水1g。 緑色コーティング溶液:ヴァンクリル原液(3g)、青色分散液A300mg、お よび黄色分散液A800mg。 赤色コーティング溶液:ヴァンクリル原液(3g)、黄色分散液A300mg、お よび赤色分散液A800mg。 黒色コーティング溶液:ヴァンクリル原液(3g)、黒色分散液A 300m g、および水1g。顔料/ネオクリルコーティング溶液の調製 列挙した成分を混合した後、10分間振盪台で撹拌することにより、各コーティ ング溶液を調製した。 赤色コーティング溶液:ネオクリル原液(0.5g)、バインダーを含まない赤色 顔料原液1g、界面活性剤溶液220mg、および水2.5g。 緑色コーティング溶液:ネオクリル原液(0.75g)、バインダーを含まない緑 色顔料原液2g、界面活性剤溶液220mg、および水1.25g。 青色コーティング溶液:ネオクリル原液(0.5g)、バインダーを含まない青色 顔料原液1g、界面活性剤溶液220mg、および水2.5g。カラードナー成分(またはシート)の調製 上記コーティング溶液を、黒色アルミニウム被覆したポリエステルの黒色アル ミニウム層(TOD=1.0)の一番上に塗布した。#4線巻きマイヤー(Mayer)バー で塗布した青色コーティング溶液を除く活性ポリマー含有コーティング溶液を、 #5線巻きマイヤーバーで塗布した。コーティングを60℃で2分間乾燥させた。 反射防止層をポリエステルコーティングの非アルミ化面上に塗布した場合に、 最も良い結果が得られた。このコーティングは、不規則な「木目状」パターンを 導く光学干渉効果を低減した。(米国特許第5,089,372号にシリカのコーティン グを粗くすることとして記載されている)適した反射防止層を、ポリエステル基 材の非アルミ化面上に塗布した。デラタック90L/PET受容体の調製 デラタック90L(ハンプシャー・ケミカル・カンパニー製)を蒸留水をゆっく りと添加して固形分10重量%に希釈した。遠心分離(10,000rpmで30秒)により 大きな粒子を除去した。#4マイヤーバーを用いて溶液を平坦な4ミルのPET上 に塗布した後、60℃で2分間乾燥させた。装置 2種のレーザースキャン(可撓性基材を画像形成するのに有用な、いわゆる、 内部ドラム型スキャナーと、可撓性および剛直な基材の両者に適するフラットフ ィールド装置)を使用した。内部ドラム装置 画像形成は、Nd:YAGレーザーを用い、TEM00モード:1.06μmで操作し て行い、画像平面に、入射放射線3.4Wで26μmスポット(1/e2)に焦点を合 わせた。レーザー走査速度は128m/秒であった。情報記憶装置から画像データを 転写し、レーザーの画像態様の変調を行う音響光学変調装置に供給した。画像平 面は、レーザースキャンに同位相で垂直に転写する135°ラップドラムから構成 されていた。 ウィンドウ成分とカラーフィルター成分の画像形成中、基材をドラムにしっか りと接続した。走査したレーザースポットの正確な位置から、最終黒色マトリッ クス/カラーフィルター成分の要する解像度が得られた。一定速度で、精密平行 移動ステージを用いて、レーザー走査と垂直な方向にドナーと受容体を平行移動 した。フラットフィールド装置 フラットフィールド検流計付きスキャナーを使用して、Nd:YAGレーザー (1064m)からの焦点合わせしたレーザービームを画像平面を横断して走査した 。画像平面に真空ステージを配置し、材料が横断走査方向に平行移動できるよう に、移動ステージに重ねた。フィルム平面上のレーザー出力は3Wであり、スポ ット径は〜100μm(1/e2幅)であった。ここで使用した試料に対する直線走 査速度は600cm/秒であった。研磨ガラス[コーニング(Corning)#7059F]を真空 ステー ジに重ね、受容体基材として使用した。ドナーシートをガラスと真空密着させて 置き、レーザーで画像形成した。画像形成領域では、同等の寸法(〜100μm)の 着色片がガラスに転写された。 実施例1〜3は、積層黒色マトリックス/カラーフィルター配列の形成を示す 。実施例1 ドラムと接触させた黒色アルミニウム層面を含む湾曲した焦点平面表面(内部 ドラム)内に、黒色マトリックス前駆体/カラー受容体シート(a−構造物)を 置いた。このフィルムを画像形成して、黒色マトリックス/カラー受容体成分を もたらす一連のウィンドウを作製した。次に、ドラムに対して受容体成分を動か さずに、カラー受容体シートとカラードナーシートが密着するように、上記の活 性ポリマー/カラードナーシートを黒色マトリックス/カラー受容体シートの上 に重ねた。この接触は、真空の適用によって促進された。構造物を画像形成した 後、ドラムに対して受容体成分を動かさずに、カラードナーシートを黒色マトリ ックス/カラー受容体シートからレーザーの走査方向に剥離した。次いで、黒色 マトリックス/カラーフィルター成分を形成するために、別の色についてこの手 順を繰り返した。WD-40(WD-40カンパニー、浸透性潤滑剤)をフィルターの黒色 アルミニウム面にラビングして、レーザー露光したウィンドウ成分から残った金 属を除去することにより、最も優れた結果が得られた。この異物除去法は、米国 特許出願第08/217,358号に開示されている。実施例2 ドラムから離した黒色アルミニウム層面を有する湾曲した焦点平面表面(内部 ドラム)内に、接着剤層を含まない黒色アルミニウム被覆したポリエステルのフ ィルムを置いた。このフィルムを画像形成して、黒色マトリックス/カラー受容 体成分をもたらす一連のウィンドウを作製した。次に、カラー受容体シートとカ ラードナーシートが密着するように、上記の活性ポリマー/カラードナーシート を黒色マトリックス/カラー受容体シートの上に置いた。この接触は、減圧によ って促進された。構造物を画像形成した後、カラードナーシートを黒色マトリッ クス/カラー受容体シートからレーザーの走査方向に剥離した。次いで、黒色マ トリックス/カラーフィルター成分を形成するために、別の色についてこの手順 を 繰り返した。実施例3 ドラムから離した黒色アルミニウム層面を有する湾曲した焦点平面表面(内部 ドラム)内に、接着剤層を含まない黒色アルミニウム被覆したポリエステルのフ ィルムを置いた。このフィルムを画像形成して、黒色マトリックス/カラー受容 体成分をもたらす一連のウィンドウを作製した。次に、カラー受容体シートとカ ラードナーシートが密着するように、GTIカラードナーシートを黒色マトリック ス/カラー受容体シートの上に置いた。この接触は、真空の適用によって促進さ れた。構造物を画像形成した後、カラードナーシートを黒色マトリックス/カラ ー受容体シートからレーザーの走査方向に剥離した。次いで、黒色マトリックス /カラーフィルター成分を形成するために、別の色についてこの手順を繰り返し た。GTIカラードナーシートは、先の実施例の活性ポリマーカラードナー成分と は、2つの鍵となる観点で異なると考えられた。GTIカラー層は、黒色アルミニ ウム層の代わりに金属アルミニウム層を有しているように見え、2)GTI着色剤 層は、赤外線吸収染料を含んでいるように考えられた。 実施例4〜6は、黒色マトリックスを含まないカラーフィルター成分の形成を 示す。これらの場合には、受容体基材は、黒色アルミニウム被覆したポリエステ ルではなく、接着剤被膜(デラタック90L)を有するポリエステルであった。同 様の方法で、受容体成分として黒色マトリックスを使用することができた。実施 例6は、活性ポリマーバインダーを含まない着色剤の転写を示す。実施例4 黒色マトリックス/カラー受容体シートの代わりにデラタック90L被覆したポ リエステルカラー受容体シートと共にGTIドナーシートを使用したこと以外は、 実施例3と同様にして、カラーフィルター成分を形成した。実施例5 GTIドナーシートの位置に活性ポリマー/カラードナーシートを使用したこと 以外は、実施例4と同様にして、カラーフィルター成分を形成した。実施例6 GTIドナーシートの位置にバンクリル/カラードナーシート(赤色、緑色、お よび青色)を使用したこと以外は、実施例4と同様にして、カラーフィルター成 分を形成した。 実施例7〜13は、受容体基材としてのガラスの使用を示す。この実施例は、 フラットフィールドレーザー装置を用いて行った。この実施例は、黒色マトリッ クスと含まないカラーフィルター成分の形成を示すが、同様の方法で、受容体成 分として黒色マトリックスを使用することができる。この実施例の重要な観点は 、デラタックのような受容体層を要しない、ガラス基材への直接転写である。実施例7 GTIカラードナー(黄色、シアン)を、ガラスに連続して転写して、着色片を 形成した後、GTIカラードナー(黒色)を転写して、黒色マトリックスを形成し 、黒色マトリックス/カラーフィルター成分を得た。実施例8 GTIカラードナー(黒色)を、ガラスに転写して、黒色マトリックスを形成し た。その後、活性ポリマードナーシート(シアンおよび黄色)を連続して転写し て、黒色マトリックス/カラーフィルター成分を得た。実施例9 活性ポリマー/黒色ドナーシートを、ガラスに転写して、黒色マトリックスを 形成した。続いて、活性ポリマードナーシート(赤色、緑色、および青色)を縞 のように連続して転写して、黒色マトリックス/カラーフィルター成分を得た。 実施例10〜13は、活性ポリマーバインダーを有しない着色剤転写である。評価 は、フラットフィールドレーザー装置を用いて行った。実施例10 ヴァンクリル/カラードナーシート(赤色)をガラスに直接転写紙て着色した 縞を形成した。実施例11 ヴァンクリル/カラードナーシート(緑色)をガラスに直接転写紙て着色した 縞を形成した。実施例12 ヴァンクリル/カラードナーシート(黒色)をガラスに直接転写紙て着色した 縞を形成した。実施例13 ヴァンクリル/カラードナーシート(青色)をガラスに直接転写紙て着色した 縞を形成した。実施例14 ネオクリル/カラードナーシート(青、緑、および赤色)を内部ドラムレーザー システムを用いてデラタック/PET受容体シートに連続転写して、カラーフィルタ ー成分の約100×300μmカラーパッチを形成した。実施例15 ドラムから離したデラタック/黒色アルミニウム面を有する湾曲した焦点平面 表面(内部ドラム)内に、黒色マトリックス前駆体/カラー受容体シート(b- 構造物)を置いた。このフィルムを画像形成して、黒色アルミニウムを透明化す ると同時にデラタック層をそのまま放置することにより、一連のウィンドウを作 製し、黒色マトリックス/カラー受容体成分をもたらした。ドラムに対して受容 体成分を動かさずに、カラー受容体シートとカラードナーシートが密着するよう に、ネオクリルカラードナーシート(赤色)を黒色マトリックス/カラー受容体 シートの上に置いた。この接触は、真空の適用によって促進された。構造物を画 像形成した後、ドラムに対して受容体成分を動かさずに、カラードナーシートを 黒色マトリックス/カラー受容体シートからレーザーの走査方向に剥離した。次 いで、黒色マトリックス/カラーフィルター成分を形成するために、別の色(緑 色および青色)についてこの手順を繰り返した。実施例16 表1の配合に従って、溶媒系コーティング溶液を調製した。4-トリシアノビ ニル-N,N-ジブチルアニリン[マカシック(McKrusick)ら著、ジャーナル・オブ ・アメリカン・ケミカル・ソサイエティ(J.Amer.Chem.Soc.)、第80巻、1958年、 2806〜15頁に詳細に記載されているのと類似の手順で調製したもの。]をMEKに 溶 解することにより、染料の10重量%溶液を調製した。PMMA[ポリサイエンシーズ (Polysciences)製、MW=75,000のポリメチルメタクリレート]をMEKに溶解さ せて、バインダーの10重量%溶液を調製した。#5マイヤーバーを用いて、溶液 を黒色アルミニウム基材(TOD=0.9)上に塗布した。コーティングを55℃で5分 間乾燥させた後で、画像形成した。透明性の低下および(光学顕微鏡内の複屈折 計を用いた)注目すべき複屈折によって証明されるように、マゼンタ染料は、塗 布したフィルム内において染料/バインダー比1またはそれ以上(40D-H)で 結晶化した。結晶性マゼンタ染料は、分散染料よりも大変赤い色相を有していた 。 本実施例では、線形検流計を用いた画像形成をフラットフィールドNd:YA G(TEM00モード)画像形成装置で行った。パラメーターは、スポット径85μ m、フィルム平面上で7.2W、線形スキャン速度6m/秒であった。受容体は、未被 覆の顕微鏡用ガラススライドであった。 対応する画像形成したガラス受容体上の染料状態は、ドナーと同様であった。 染料/バインダー比1未満のコーティングを画像形成して、可溶性染料を含む均 一なフィルムを製造した。前記の比が1と等しいかまたはそれ以上のものは、結 晶性染料を含むフィルムを製造した。ガラス基材と全ての着色剤との接着は、バ インダーを含まない場合でさえ、良好ないしは優れていた。 転写した試料はいずれも、バインダーが発泡した熱的衝撃を受けた外観を有し ていることで、「過熱」されたことが観察された。40Aのような場合では、染料 の小さな部分が、融点を超えて加熱されて、流れ出して、バインダーの境界から 再結晶しているのが観察された。このことは、画像形成後の加熱と、最適よりも 低い走査速度を示唆しており、おそらく、LITI転写法に依存する影響であった。実施例17 表2に列挙した配合に従って、水性コーティング溶液を調製した。銅(II)フ タロシアニンテアスルホン酸四ナトリウム塩[コダック(Kodak)製]を水に溶解 して、染料の10重量%溶液を調製した。ネオクリルBT-8(ゼネカ・レジンズ製) を水に溶解した後、アンモニア水溶液でpH8に中和して、バインダーの10重量 %溶液を調製した。#5マイヤーバーを用いて、溶液を黒色アルミニウム基材( TOD=0.9)上に塗布した。コーティングを55℃で5分間乾燥させた後で、画像形 成した。透明性の低下および(光学顕微鏡内の複屈折計を用いた)注目すべき複 屈折によって証明されるように、染料は、塗布したフィルム内において染料/バ インダー比1またはそれ以上(40N-S)で結晶化した。 実施例16の記載と同様にして画像形成を行った。対応する画像形成したガラス 受容体上の染料の状態は、ドナーと同様であった。染料/バインダー比が1また はそれ以上のコーティングを、画像形成して、可溶性染料を含む均一なフィルム を製造した。前記の比が1と等しいかまたはそれ以上のものは、結晶性染料を含 むフィルムを製造した。ガラス基材と全ての着色剤との接着は、良好ないしは優 れていた。本実施例は、カラーフィルター成分の形成における、イオン性バイン ダー中のイオン性染料の有効な転写を示している。実施例18 以下のようにして、保護層を調製した。表3に列挙した成分の水中10重量%混 合物を〜70℃で調製した。 少量(固形分2〜5%の溶液)の充填剤[OLOA1200、ケヴロン・ケミカル・カ ンパニー(Chevron Chemical Co.)ローリング・ミードウズ(Rolling Meadows)、イ リノイ州]を混合物に添加した。次に、溶液を高速撹拌しながら室温に戻して、 安定なエマルションを得た。 #10マイヤーバーを用いてエマルションを6μmのPETに塗布し、80℃のオーブ ン中で1分乾燥させて、非赤外線吸収性熱可塑性コーティングを形成した。その 後、フィルムを黒色アルミニウムに230°Fで積層した。基材と接触させて反射 マスクを置き、前述と同様にして画像形成した。レーザー露光してマスクを取り 外した後、6μmの黒色アルミニウムフィルムから剥がした。元の画像の正確な 複製が得られ、表面に異物は観察されなかった。実施例19 表4に列挙した配合に従って、溶媒系練り顔料を調製した(g)。 練り顔料GSイエロー、RSマゼンタ、BSマゼンタ、GSシアン、およびR Sシアン中で使用した顔料はそれぞれ、ヘキスト・セラニーズ(Hoechst Celanes e)製GG-1100、サン(Sun)製234-0077、ヘキスト・セラニーズ製13-7019、サン製2 49-0592、およびサン製248-0165であった。ジョンクリルは、ジョンソン・ワッ クス(Johnson Wax)製ジョンクリル690であり;ブトヴァールは、モンサント(Mon santo)製ブトヴァールB-98であり;ディス161は、ビク・ヘミー(Byk Chemie)製 ディスパービク(Disperbyk)161であった。それらは全て、MEK/1-メトキシ-2-プ ロパノール(1:3)中、固形分25%であった。 以下のようにして、上記の練り顔料から、青色、緑色、および赤色カラードナ ーコーティングを配合した: 青色:RSシアン1.6g、BSマゼンタ0.4g、MEK0.75g; 緑色:GSシアン0.4g、GSイエロー0.7g、MEK0.5g;および 赤色:RSマゼンタ1.7g、GSイエロー0.3g、MEK1.0g。 上記成分を混合し、振盪台に10分間置いた。#4マイヤーバーを用いて黒色ア ルミニウム上に組成物を塗布し、60℃で2分間乾燥させた。 撹拌しながら水9.0gをデラタック90L(ブリュー・アール・グレース・カンパ ニー製)2.0gにゆっくりと添加して、10分間撹拌することにより、受容体コーテ ィング溶液を調製した。溶液を透明なPET上に塗布し、上記と同様にして乾燥さ せて受容体シートを得た。 速度64m/秒におけるレーザー走査により、内部ドラム上の受容体シートに青色 、緑色、および赤色ドナーを画像形成することにより色の断片が与えられ、カラ ーフィルターマトリックスが得られた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 チョウ,シン−シン アメリカ合衆国55133−3427ミネソタ州 セント・ポール、ポスト・オフィス・ボッ クス 33427(番地の表示なし) (72)発明者 スミス,テレンス・ピー アメリカ合衆国55133−3427ミネソタ州 セント・ポール、ポスト・オフィス・ボッ クス 33427(番地の表示なし) (72)発明者 ダウアー,ウィリアム・ブイ アメリカ合衆国55133−3427ミネソタ州 セント・ポール、ポスト・オフィス・ボッ クス 33427(番地の表示なし) (72)発明者 ウォルク,マーティン・ビー アメリカ合衆国55133−3427ミネソタ州 セント・ポール、ポスト・オフィス・ボッ クス 33427(番地の表示なし)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.a)少なくとも1つの表面に黒色被膜層を有する光透過性基材を含む画像形 成性物品を提供する工程、 b)該黒色被膜層上で該黒色被膜を透明化するのに十分な強度のエネルギーを照 射する工程、 c)該エネルギーの照射工程が、黒色被膜がいくつかの領域内で除去されるが、 黒色被膜の境界が黒色被膜の除去された領域を囲むように他の領域では除去され ないように行われる工程、 を含む非複屈折ポリマー基材上へのマトリックスの製造方法。 2.前記エネルギーの照射工程が、レーザーにより行われる請求項1記載の方 法。 3.前記黒色被膜が黒体吸収剤を含有する請求項1記載の方法。 4.前記黒色被膜層が、a)金属、b)金属酸化物、c)金属硫化物、およびd)金属 、金属酸化物および金属硫化物の組合せから成る群から選択される材料を含有す る請求項1記載の方法。 5.a)少なくとも1つの表面に黒色被膜層を有する光透過性基材を含む画像形 成性物品を提供する工程、 b)該黒色被膜層上で該黒色被膜を透明化するのに十分な強度のエネルギーを照 射する工程、 c)該エネルギーの照射工程が、黒色被膜がいくつかの領域内で除去されるが、 黒色被膜の境界が黒色被膜の除去された領域を囲むように他の領域では除去され ないように行われる工程、および d)カラー材料を黒色被膜が除去された少なくともいくつかの領域の該基材上に 付着させる工程、 を含む黒色マトリックスの基材上における該マトリックス内へのカラーフィルタ ー成分の製造方法。 6.前記エネルギーの照射工程が、レーザーにより行われる請求項5記載の方 法。 7.前記黒色被膜層が、a)金属、b)金属酸化物、c)金属硫化物、およびd)金属 、金属酸化物および金属硫化物の組合せから成る群から選択される材料を含有す る請求項5記載の方法。 8.少なくとも3種の異なる色を、黒色被膜が除去された前記基材の異なる領 域に付着させる請求項7記載の方法。 9.前記カラー材料が、ドナーシートからのカラー材料のレーザー誘導転写に より付着される請求項8記載の方法。 10.前記カラー材料が染料または透明顔料を含有する請求項9記載の方法。 11.a)少なくとも1つの表面に黒色被膜層を有する光透過性基材を含む画像形 成性物品を提供する工程、 b)該黒色被膜層上で該黒色被膜を透明化するのに十分な強度のエネルギーを照 射する工程、 c)該エネルギーの照射工程が、黒色被膜がいくつかの領域内で透明化されるが 、黒色被膜の境界が黒色被膜の透明化された領域を囲むように他の領域では透明 化されないように行われる工程、および d)透明カラー材料を黒色線の少なくともいくつかの間に付着させて、黒色線間 にフィルター領域を形成する工程、 を含む、 黒色線マトリックス内の線間の透明カラー材料を用いる基材上への黒色線マトリ ックスを含むカラーフィルターの製造方法。 12.前記黒色被膜が、該黒色被膜にエネルギーを照射する前に、染料、顔料お よび感光性レジスト材料を含有しない請求項11記載の方法。
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