JPH10502687A - 湿潤性ポリオレフィンファイバー組成物および方法 - Google Patents

湿潤性ポリオレフィンファイバー組成物および方法

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Abstract

(57)【要約】 ポリオレフィン、極性基材料および親水性改質剤の組成物が提供される。ポリオレフィンは好ましくはイソタクチックポリプロピレンである。極性基材料はアクリル酸もしくは無水マレイン酸またはエチレン/アルキルアクリレートコポリマーである。親水性改質剤はモノグリセリドおよび直鎖リン酸アルキルの塩を含んで成る。この組成物は、ダイヤパーカバーストック、個人的な衛生パッド、バッテリーセパレーター、フィルターおよびティーバック製品のための、高度に湿潤性の、紡糸可能なファイバーを提供する。

Description

【発明の詳細な説明】 湿潤性ポリオレフィンファイバー組成物および方法発明の分野 本発明は、ポリオレフィン含有ファイバーおよび不織材料にぬれ、および伸張 性の両方を与えるための組成物および方法に関する。より詳細には、本発明はポ リプロピレン、エチレンコポリマーのような極性物質、ならびにモノグリセリド および親水性基を有する長鎖炭化水素を含んで成る親水性改質剤を含んで成るフ ァイバー組成物を対象とする。発明の背景 ポリオレフィンに基づくファイバーおよび対応する不織材料の製造および様々 な使用は、テキスタイル分野で良く知られている。その知識を、月経用具、使い 捨てダイヤパーおよび失禁用パッド用のカバーストックのような個人的な衛生用 品分野の製品を製造するために応用する試みは、一部成功しているだけである。 そのような製品には通常、パルプ、ガーゼ、またはティシュのような1層以上の 流体吸収性材料、または場合によっては親水性ポリウレタン気泡体のような合成 親水性材料を含んで成る流体−吸収性の芯が無ければならない。 この流体−吸収性材料は、典型的には熱的に結合したパッド状で提供される。 衣類または使用者の周りがパッドに吸収された流体で染色されたり、またはぬれ るのを防ぐために、パッドに流体不浸透性バリアーシートを裏地とするこができ る。この吸収性製品は典型的には親水性材料が身体に面し、そして身体と接触し 、そして流体不浸透性バリアー層が外側に向くように配置されている。心地良さ の感覚を増すために、そのような吸収性製品は一般的に、製品の身体に接触する 部分を覆う表材料 またはカバーストック材料も使用している。この表材料またはカバーストックは 、身体に対して配置される製品側は流体に対して大変浸透性であり、かつ本質的 には非吸収性でなければならない。そのような材料はまた、接触感が滑らかで、 かつ柔らかくなければならない。さらに、視覚的不透明性、特別な染色性および 外側面の光沢のような特性が望まれる場合もある。 上記の多くの特性を得るために、ポリオレフィンファイバーまたはフィルムの ような親水性ポリマー材料を本質的に使用するカバーストックは、少なくとも一 時的には親水性に製造され、しかも水性の流体を連続して通過させる能力を持つ ように製造されることができる。これはファイバー結合工程または最終製品の湿 潤強度を妨害せずに、液体の脇への移動および脇からの漏れを回避するために、 ダイアパーカバーストックの場合において特に重要である。 製紙分野における教示に基づき、フラッシュエバポレーション技法を使用し、 そして生成したファイバーまたはフィラメントをポリビニルアルコールまたは種 々の窒素−含有水溶性ポリマーのような親水化剤で処理することによりポリオレ フィンファイバーのような疎水性ポリマーに短期間の親水性を付与できることが 知られている。アルコキシル化アルキルフェノールまたは対応するポリオキシア ルキレンを、スパン溶融ファイバー(spun melt fiber)組成物中に取り込む努力 は、米国特許第4,578,414号明細書に開示されている。 米国特許第5,033,172号明細書は、ファイバーの親水性および液体浸透性が、 ポリオレフィン組成物中に有効量の改質剤組成物を取り込むことにより長期間保 持できることを開示する。米国特許第4,853,290号明 細書では、エチレン−アクリル酸コポリマーおよびエチレン−メチルアクリレー トコポリマーのブレンドが、ポリプロピレンフィルム上に同時に押出される。米 国特許第3,373,222号および同第3,373,223号明細書は、ポリオレフィン樹脂、ポ リアミド樹脂、およびカルボキシル化ポリエチレン、エチレン-アクリル酸また はメタクリル酸コポリマーのいずれかを含んで成るポリマーブレンドを開示する 。米国特許第5,033,172号明細書は、最高60重量%の特定の改質剤組成物を含ん でよい不織材料を含む疎水性ポリオレフィンを開示する。 米国特許第4,540,414号および同第4,550,725号明細書は、繊維に覆われるヒト の皮膚から水分を除去するように設計された、不織ポリプロピレン布を開示する 。米国特許第4,372,310号、同第4,892,532号および同第4,892,534号明細書は、 ダイヤパー材料を形成するために適する液体吸収性布および布層の特別な布置を 開示する。米国特許第4,804,378号明細書は、親水性表面と疎水性内部を有する シートを形成するために適する材料を開示する。欧州特許出願公開第0307116号 および第0192965号明細書は、種々の衛生製品用の多孔性フィルムおよび吸収性 層の両方を開示する。 従来の技術は、高度に湿潤性のポリオレフィン、そして特に高度に湿潤性のポ リプロピレンを形成するための組成物を開示していない。種々の失禁用製品のた めに、適当な不織布としてポリプロピレンが実質的に容認されることが増え、ポ リプロピレンの湿潤性の増大が要求されている。さらに、ポリプロピレン組成物 は紡ぐことができるファイバーとして容易に形成され、そして理想的には不織フ ァイバーを含む布シート中に形成できるべきである。発明の要約 新規ポリオレフィンファイバー組成物は、約98−70重量%のポリオレフィン、 およびエチレンコポリマー、無水マレイン酸またはアクリル酸のような選択され た量の極性基材料、ならびにモノグリセリドおよび直鎖アルキルの塩を含んで成 る親水性改質剤を含んで成る。エチレンコポリマーはポリプロピレンおよびエチ レンコポリマーの総和に対して、約70−82重量%のエチレンおよび約30−18重量 %のアルキルアクリレートを含んで成ることができ、ここでアルキルは1−4個 の炭素原子を有し、該アルキルアクリレートは約0.2−3.0重量%の量で存在する 。親水性改質剤は、モノグリセリドおよび直鎖リン酸アルキルの融合混合物を含 んで成ることができる。この改質剤は、ポリプロピレンおよびエチレンコポリマ ーの総和の2重量%未満、そして好ましくは0.1%から2.0重量%の間の量で存在 する。 ポリプロピレンに基づくファイバーを形成するための新規方法は、イソタクチ ックポリプロピレンと極性基材料および選択された親水性改質剤の混合を含んで 成る。極性基材料は約70−82重量%のエチレンおよび約30−18重量%のエチレン アルキルアクリレートでよく、ここでアルキル基は1−4個の炭素原子を有する 。あるいは、極性基材料は無水マレイン酸またはアクリル酸でよい。親水性改質 剤は、ポリプロピレンおよびエチレンコポリマーの総和の0.1%から2.0重量%の 間、好ましくは0.4%から1.0重量%の間の量で存在してよい。この組成物は工業 的に紡糸できるファイバーに押出すことができる。 これらの組成物および工程中のポリオレフィンは、好ましくはイソタクチック ポリプロピレンである。工程では組成物をブレンドするか、ま たは少なくともエチレンコポリマー組成物の一部を、該ポリオレフィンにグラフ ト化する。組成物中のエチレンコポリマーは、エチレンメチルアクリレート、エ チレンエチルアクリレートおよびエチレンブチルアクリレートを含む。 本発明の目的は、望ましい湿潤性を持つ改良された不活性な疎水性ポリオレフ ィン−含有不織組成物を提供することである。 さらに本発明の目的は、種々の衛生用品用のカバーストックとして適する、フ ァイバー、または不織もしくはフィブリル化フィルムから成る改良されたポリオ レフィン−含有ウェッブを提供することである。 さらに別の目的は、ポリオレフィン成分を使用する連続的かつ/またはステー プルファイバーを含む、強固に良く結合した不織の疎水性材料に、高い親水性お よび液体通過性を得、かつ保持することである。 本発明の重要な特徴は、ポリプロピレンを基本とする材料が製織材料または不 織材料のいずれかに適用するファイバーを形成するために使用でき、そしてファ イバーが工業的に許容できる速度で紡糸できることである。 本発明のさらに別の特徴は、ポリプロピレンを基本とした材料が効果的に改質 されて約80°未満の湿潤性接触角(wettability contact angle)を有する材料を 形成できる点である。 本発明の利点では、本発明の湿潤性ポリオレフィン材料が従来のポリオレフィ ンファイバー材料より容易に染色することができる。図面の簡単な説明 図1は、固体面上で平衡状態にある液滴を図解で表している。 図2は、本発明のポリオレフィン組成物を有する不織ウェッブ材料を 含むダイヤパーの一部断面図を説明する。ダイヤパーは、吸収性材料の芯、接触 面シートおよび裏地シートも含んでいる。 図3は、本発明のポリオレフィン組成物を含むフィルターを形成するためのウ ェッブ材料の断面からの視点を説明する。発明の詳細な記載 本方法に使用できるポリオレフィンは、結晶ポリエチレン、ポリプロピレンま たはそのコポリマーであり、約0.1−約80g/10分の範囲のメルトインデックスを 有する。この時点でファイバーの形成に使用するために最も重要なポリオレフィ ンは、イソタクチックポリプロピレンであり、これは多くの供給元から市販され ている。ポリプロピレンは通常の熱、酸化および紫外線光安定化剤を含むことが できる。 このファイバー形成組成物は、ポリプロピレンならびに2−30重量%、適当に は2−15%、好ましくは4−10%、最も好ましくは約7%を有するエチレンおよ びアルキルアクリレートのコポリマーを含んで成ることができる。あるいは、そ して本発明に従い、エチレンおよびアルキルアクリレートのコポリマーをポリプ ロピレン上にグラフト化し、そして組成物はグラフト化およびブレンドされた両 方のエチレンアルキルアクリレートコポリマーを含むことができる。エチレンア ルキルアクリレートコポリマーの利点は、加工の難しさが最小の、または防げる ような熱可塑性およびポリプロピレンとの適合性の両方である。適合性という用 語は、コポリマーが250−500倍の光学顕微鏡下で、ポリプロピレン組成物中に観 察しうる別個の粒子を分離しないことを意味する。 本発明に使用する組成物中のエチレンおよびアルキルアクリレートを含んで成 るエチレンコポリマーには、エチレン メチル アクリレート、 エチレン エチル アクリレートおよびエチレン ブチル アクリレートを含む。エ チレン メチル アクリレートコポリマー("EMA")は単独で、またはブレンドし てフィルム、押出被覆、シート、成形品、チューブ材料、異形押出および同時押 出の分野に使用されてきた。低密度ポリエチレンホモポリマーと比較して、エチ レンコポリマーは低軟化温度(138°F)、曲げ弾性率の減少および向上した環境 的耐応力亀裂性を有する。エチレンコポリマーは通常、熱に安定で、そして600 °F−630°Fの温度の押出被覆で加工できる。エチレンコポリマーは、衝撃強さ および靭性を向上するため、ヒートシール反応性を増し、そして接着性を促進し 、捩り剛性を下げ、そして表面の摩擦係数を増加させるために、低密度ポリエチ レン、ポリプロピレン、ポリエステルおよびポリカーボネートとのブレンド成分 としての使用が開示された。現代のプラスチック(Modern Plastics)、Mid-Octob er Encyclopedia Issue、1991、第71-72頁。 エチレン エチル アクリレートコポリマー("EEA")樹脂は、異形押出特殊ホ ースでの応用およびチューブ材料への応用、ガスケット材料および緩衝器;医師 、歯科医、バルーン等用の使い捨て検査用グローブを含むフィルムへの応用に見 られる強く、柔軟なコポリマーである。EEAはホットメルト接着剤に使用され てきた。EEAのエチルアクリレート含量が増えるほど、コポリマーはより柔軟 に、より強靭に、そしてより弾性に富むようになる。高エチルアクリレート樹脂 の極性は、インキの表面アクセプタンスを強め、そして接着性を提供すると言わ れている。現代のプラスチック(Modern Plastics)、Mid-October Encyclopedia Issue、1991、第71-72頁。 エチレン ブチル アクリレート("EBA")は、低メルト-インデック スフィルムに使用される。これは強靭なフィルムを低温で製造し、そして主に冷 凍食品の包装に使用される。現代のプラスチック(Modern Plastics)、Mid-Octob er Encyclopedia Issue、1991、第68頁。 特に好適なコポリマーは、エチレンおよびメチルアクリレートのエチレン メ チル アクリレートランダムコポリマー、ならびにエチレンおよびエチルアクリ レートのエチレン エチル アクリレートランダムコポリマーである。EMAコポ リマーは、好ましくは約20%−24%、そして好ましくは約20重量%のメチルアク リレートを含有する。EEAコポリマーは、好ましくは約15%−30重量%のエチ ルアクリレート部分を含む。これらのコポリマーは1−20、好ましくは約18のメ ルト-インデックスを有し;そして温度が流動窒素下にて10℃/分で上昇する時 、300℃でコポリマー重量の0.75%未満が失われるような熱安定性を有する。 本発明の決定的に重要な特徴は、工業的に許容できる加工特性を有する紡織繊 維を製造するために、ポリプロピレン エチレン アルキルアクリレートコポリマ ー中のアルキルアクリレート量が、0.2%−3.0重量%、そして好ましくは0.5% から2.0重量%の間で存在することである。もしアルキルアクリレート成分の量 が約3.0%より高く増加すると、それから製造される紡織繊維はそれに必要なポ リプロピレン特性を失い、高速のファイバー加工中に分解し、そして許容できな い低い強力(約1.5グラム/デニール未満)および過剰な伸張を有し、そして工業 的には許容できない有意に異なる溶融特性を持つ最終ファイバーを生成する。例 えば、3.0%から5.0%の間のアルキルアクリレート成分を有するファイバーから 製造されたカーペットは、火炎にさらされると、耐燃性に関する標準的な“ピル 試験(pill test)”で標準的なポリプロピレンは通るが、 これは劇的に落ちる点で、従来のポリプロピレンカーペットと比較して過剰に融 解する。さらに約2.0%より高いアルキルアクリレート含量で、ファイバーは熱 延伸ロールと一緒に融合し、そして基本的には現代の工業規模の装置では紡糸で きない。これらの難解な、さらに工業的に致命的な限界は全く予想されなかった 。 0.2%未満のアルキルアクリレート成分で、望ましい湿潤性を付与するために は不十分な極性性能特性を持つファイバーが生成される。したがってアルキル アクリレート成分の最大量は、許容できるファイバー生成および性能特性を条件 とすることが好ましい。より好適なアルキル アクリレート成分は0.5%−1.7重 量%の間であり、1.0−1.5%が最も好ましい。 ファイバー−形成ポリマー組成物中に典型的に見られる熱、酸化および紫外線 光安定化剤のようなポリマー添加剤を、本発明から逸脱することなく加えること ができると考える。この応用で与えられる重量パーセント値は、ポリプロピレン のようなポリオレフィン、およびアルキル アクリレートコポリマーならびに好 ましくは特定の種類の親水性改質剤を含む組成物の重量によるパーセントで表さ れる。これら物質を合わせたパーセントは、常に100%であるべきである。他の 添加剤はポリオレフィン組成物を希釈するために含むことができる。もしそのよ うな添加剤が組成物中に含まれるならば、ポリオレフィン、極性物質および親水 性改質剤の比率は、与えられたように保存されるだろう。添加剤を含むすべての 物質の総パーセントは100%を越える。例えば、もしナイロンがポリプロピレン /アルキル アクリレートコポリマー混合物中に加えられるならば、“基本”混 合物が変化しないのでポリプロピレンおよび アルキル アクリレートコポリマーの比率は変わらないだろう。そのような添加 剤は通常、ポリプロピレン/コポリマー組成物中にポリマー組成物を希釈するた めに加えられる。 望ましいファイバーの紡糸または染色特性を犠牲とすることなく、第一組成物 (ポリプロピレンおよびエチレン コポリマー組成物)をさらに強化するために 、第一組成物中にナイロン6またはナイロン6,6のようなポリアミドをブレンドす る応用が大変望ましい場合もあることが判明した。ポリアミドの添加は、改質さ れたファイバーがポリプロピレン単独よりもさらに一層弾性となる点で、第一組 成物と比べて向上した易燃性、向上した強力および向上した弾性を持つ第二組成 物(例えば、ポリプロピレン/コポリマー/ナイロン6組成物)を生成する。加 えるポリアミドは、第一組成物の重量の約1%−20%であり、そして好ましくは 5%−15%である。ナイロン成分を加える時、アルキルアクリレート成分が、ナ イロンを加えなければ非混和性のポリプロピレンとポリアミドとを分離させてお くために十分な量未満に下がらないかぎり(通常約0.5%)、エチレンコポリマ ーの一部と交換することができる。ポリアミドを含む時、好適な組成物は約1.4 %アルキルアクリレート成分であり(約7%エチレンコポリマー)、そして残り の(93%)ポリプロピレンと15%のナイロン6である。あるいはこの好適な組 成物については、phr値が100phrポリプロピレン、7.5phrエチレンコポリマーお よび16.1ナイロンと表すこともできる。 上に考察したように、本発明に使用するエチレンコポリマーは、選択したアル キル アクリレートに応じてアルキル アクリレート成分が2%−30%、典型的に は18%−24%の間で存在する、少なくとも70%エチレ ンを含む。エチレンコポリマー中に存在するアルキル アクリレート成分の量に 依存して、エチレンコポリマー対ポリプロピレンの比率は、最終生成物中のアル キル アクリレートの適切な量を維持するために容易に調整できる。エチレンコ ポリマーに由来するエチレンの量が10%未満に維持されることも重要である。し たがって、コポリマー中のアルキル アクリレートのパーセントが高いほど、成 分の適切なブレンドが得易いことは好ましい。実施例のように、93%ポリプロピ レンおよび20%のメチルアクリレート成分を有する7%エチレン メチル アクリ レートの混合物は、約1.4%のメチル アクリレート成分を有するポリプロピレン /エチレン メチル アクリレートコポリマー組成物を生成する。同様に、3%の 同じエチレン メチル アクリレートコポリマーの添加で、0.6%のメチルアクリ レート成分を生成する。 ポリプロピレンおよびエチレン アルキルアクリレートコポリマーの組成物の 使用において、組成物を形成する前に、ポリプロピレンおよびエチレン アルキ ルアクリレートコポリマーが均一に造形品中に取り込まれることが重要である。 混合は単に均一ブレンドでよく、しかし好ましくは、そして本発明に従い、少な くともエチレン アルキル アクリレートの一部がポリプロピレンにグラフト化さ れる。形成前にブレンドおよび/またはグラフト化を別個の工程で行うか、ある いは押出機が適当な混合部分を持つならばブレンドおよび/またはグラフト化お よび押出を同じ操作で行うかのいずれかが可能である。悪いブレンドおよび/ま たはグラフト化は、たとえ残りの染色工程が正しく行われたとしても不均一な染 色を生じ得る。 本発明に使用するために、エチレン アルキル アクリレートコポリマ ーのポリオレフィンポリマーへの、好ましくはイソタクチックポリプロピレンへ のグラフト化は、エチレン アルキル アクリレートコポリマーをポリオレフィン ポリマーの存在中でコ−グラフト重合に供することにより行われる。グラフト重 合法はそれほど重要ではなく、そしてグラフト重合は有機遊離基開始剤を使用す る従来の方法に従い行うことができる。重合条件は当該技術分野で周知である。 本発明に使用する有機遊離基生成剤は: 2,5-ジメチル-2,5-ジ(t-ブチルペルオキシ)ヘキセン-3、 2,5-ジメチル-2,5-ジ(t-ブチルペルオキシ)ヘキサン、 1,3-ビス(t-ブチルペルオキシイソプロピル)ベンゼン、 2,2-ビス(t-ブチルペルオキシ)-p-ジイソプロピルベンゼン、 ジクミルペルオキシド、 ジ-t-ブチルペルオキシド,t-ブチルベンゾエート、 1,1-ビス(t-ブチルペルオキシ)-3,3,5-トリメチルシクロヘキサン、 2,4-ジクロロベンゾイルペルオキシド、 ベンゾイルペルオキシド、 アゾビスイソブチロニトリル等を含む。 好ましくは: 2,5-ジメチル-2,5-ジ(t-ブチルペルオキシ)ヘキサン、 1,3-ビス(t-ブチルペルオキシイソプロピル)ベンゼン、および 2,2-ビス(t-ブチルペルオキシ)-p-ジイソプロピルベンゼンである。 本発明の熱可塑性樹脂組成物は、98%-70重量%、好ましくは96%−90重量% のポリプロピレンおよび2-30重量%、そして好ましくは4−10重量%のエチレン アルキル アクリレートコポリマーから成る100重量 部の混合物に対して、0.01−0.3重量部、好ましくは0.05−0.2重量部の有機遊離 基−生成剤を加え、そして次に生成した混合物をミキサー中(例えばBanbury mi xer、混練機)中で、あるいは押出機中で170°−300℃、好ましくは180°−250 ℃で0.2−30分間、好ましくは0.5−20分間熱処理することにより得られる。 ポリプロピレンとエチレン−アルキルアクリレートコポリマーとの均一な混合 が、ファイバーの場合には溶融紡糸のような既知の方法、フィルム形成の注型ま たは他の既知な方法、押出または射出成形により所望の造形品中で形成される。 本発明は特にファイバー、そして特に染色されたファイバーに有用である。種々 のデニールのファイバーが、ファイバー状で、またはこれらのファイバーから作 成された不織ウェッブ状の両方で十分にぬれることができる。所定の溶融流量で 延伸の程度が増す時、例えば1.5倍に対して3倍の延伸比で、染料の取り込みの有 意な増加が見られる。延伸程度の増加は、より高い程度の延伸比を生じる。一般 的に、ファイバーは1−1500デニールであり、そして丸もしくはローブファイバ ー、テープまたはフィブリル化フィルムの状態であることができる。丸もしくは ローブファイバーは服飾品、椅子張りおよびカーペットの表糸使用用であり、現 在の技術により染色に問題無く約1−60デニールを有することができる。これら のファイバーは、装飾用リボンまたは不織テキスタイルのような他の製品の生産 にも使用できる。テープファイバーは一般的にカーペットの裏地に使用され、そ して重いデニール、すなわち約500−1500デニールである。フィブリル化フィル ムファイバーは、コード用カーペットの表糸または椅子張りに使用される。 糊付は、縦糸をPVAのような糊付剤で被覆することにより製織用に 準備する工程である。実質的に、糊付でファイバー摩擦に対する金属を減少し、 これにより糸の摩耗を防止する。糊付は、摩耗および加工問題を起こす事なく織 機上での操作が進むために、糸にとって重要である。 ファイバーに染料が完全に浸透するには、ファイバー断面を通る構造が均一な ファイバーを生成するための様式(すなわち、最小のさや/芯構造差)で、紡糸 および延伸工程が行われなければならない。一方、そのようなテープがさや/芯 構造を有するならば、織られたテープから作成された染色しうるカーペット裏地 用に、より大きな経済効率の染料使用が得られる。これらのさや/芯構造は、さ やが染色可能であり、一方芯は大変少ない染料の取り込みを表す。したがって、 より少ない染料がそのようなファイバーから作られた裏地を染色するために使用 される。 ファィバーを紡糸した後、しかし延伸する前に、紡糸仕上げ剤をファイバーに 適用する。もしそのような物質を使用するならば、アニオン性の、しかし好まし くは自然な非イオン性のものでよい。非イオン性の紡糸仕上げ剤は市販されてお り、そして好ましいのは“Dispersol VL”である。適切に使用できる“Nopcosta t”2152Pは、改質されたココナツ脂肪族エステルであると考えられる。鉱物油を 含有する仕上げ剤は、可塑剤として作用し、そしてファイバー表面の染料取り込 み率を増すことができる。“Dispersol VL”のような水−分散性または水−可溶 性仕上げ剤が好ましい。 仕上げ操作は、場合によっては染色する前のファイバーに行ってもよい。例え ば、Howard L.Needles ノイエス 出版(Noyes Publications)、1986、第17-20 頁のテキスタイルファイバー、染料、仕上げ剤および加工:簡潔なガイド(Text ile Fibers,Dyes,Finishes,and Processes:A Concise Guide)に記載されているように、機械的なクリンプ加工またはフォーミ ングによりファイバーを組織することができる。 Lawson Hemphill CTT-YAT(定張力輸送−糸摩耗試験機)片端試験機を、本明細 書に記載したファイバーを試験するために使用した。この装置は同位置の“標準 ”銅ワイヤーまたは幾つかの他のワイヤー上でワイヤーが切る、または切れるま で糸を摩耗させる。そのように破損する前に通過した糸のヤード数が、糸の摩擦 性の指標である。しかしこの実験で、連続的ではあるが糸のループの幾つかは糸 が落ちる時までワイヤーに対して走った。2メートル長のループ糸に関して、落 ちるまでのサイクル数を摩擦性の評価の基本として使用した。上記のようなファ ィバーは207サイクルに耐え、一方通例のポリプロピレンファイバーは182サイク ル耐え、これによりこの改質されたポリプロピレンファイバーが通例のポリプロ ピレンより容易に糊付けされ、したがってくねった製織条件により良く耐えるは ずであることを説明している。 AATCC試験法の使用を通して、家で洗濯することによる収縮に関して、この改 質ポリプロピレンファイバーが通例のポリプロピレンと同様な収縮特性を有する ことが測定された。通常テキスタイル工業分野で使用される垂直燃焼試験を、こ の改質されたポリプロピレンファィバーにも行った。このファイバーと従来のポ リプロピレンファイバーに関する燃焼試験結果の間に有意な差異は無かった。 本発明は特別に、好ましくはモノグリセリドおよび直鎖アルキルの塩を含んで 成る親水性改質剤と組み合わせたエチレン メチルアクリレートまたは無水マレ イン酸またはアクリル酸と、ポリオレフィンとの間の相乗現象を取り扱う。ポリ オレフィン型ポリマーは従来のファイバー生 産技術を使用しても、ぬれに対して最も難しいファイバーである。ポリプロピレ ンは実際には、大変低い表面エネルギーをもつ非極性ポリオレフィンポリマーで ある。ポリプロピレンの表面エネルギーは28.7ダイン/cmであり、それぞれ26.0 および2.7ダイン/cmの分散的および極性画分をもつと報告された。 ポリプロピレンはEMAを用いてあるレベルまで改質し、ポリオレフィンファ イバーを分散した染料により確実に染色することができる。しかし極性基の導入 により、“湿潤性”は付与されない。同様に、アクリル酸および無水マレイン酸 改質生成物の両方も、湿潤性ポリマーまたはファイバーを生成しない。ユニロイ ヤルケミカル社(Uniroyal Chemical Company,Inc.,)から市販されているPolybon d(商標)材料のような市販材料は、ポリオレフィンとアクリル酸または無水マレ イン酸のような官能性モノマーとを混合し、これにより化学的にグラフト化した ポリオレフィンコポリマーを形成する。この化学的にグラフト化したポリオレフ ィンコポリマーは、ポリプロピレンと混合した時に、同様に湿潤性ファイバーを 生成しない。 親水性基をもつ長鎖炭化水素を含む親水性改質剤は、ポリオレフィンマトリッ クス中に取り込まれた時、いかなる湿潤性をも与えない。しかし本明細書に記載 するような好適な親水性改質剤がEMAまたはPolybondのような極性物質と一緒 に使用される時、ポリオレフィンの湿潤性は接触角度により測定されるように劇 的に向上する。もしポリアミド(ナイロン6または66のいずれか)も2%から20%の 間のレベルで取り込まれるならば、この湿潤性はさらに向上し得る。 適当な親水性改質剤は、モノグリセリドおよび親水性基を持つ長鎖炭 化水素(例えば、直鎖リン酸アルキルのカリウムまたはナトリウム塩)を含む化 合物から成る。好適なモノグリセリドは、モノステアリン酸グリセロールである 。12−22個の炭素原子を含む炭化水素基を使用できるが、C14−C18の炭化水素 鎖長が好ましい。典型的な親水性基は、カルボキシレート、スルフェート、スル ホネート、ホスフェート、ホスホネート、四級アンモニウム塩およびポリオキシ エチレン基であり、これらをぞれぞれ直鎖アルキルの塩と言う。これら化合物の 吸収は、長鎖炭化水素をポリオレフィン骨格に加えることにより行われる。 親水性基単独では、自然な極性を介して、表面にあまり良く移動しない。湿潤 性は一般的に表面現象と考えられるので、これらの成分が内部よりも表面に存在 することが重要である。表面へ向かう移動または押出しを強制するのは、高度に 蒸留された(>90%)モノグリセリドが原因であり、これ自体は表面の湿潤性を 付与しない。したがって、表面の湿潤性に有意な影響を実現するように、モノグ リセリドを親水性基成分を有する長鎖炭化水素と融解/融合させることが便利で ある。この融解/融合操作は、モノグリセリドの分解を起こさないような様式で 熱転移が起こるように、プリリング加工(Prilling Process)またはパステリング 加工(Pastillizing process)により達成できる。ポリオレフィンと極性材料との 表面グラフト化により、さらなる表面エネルギーの増大が、ファイバー、布、シ ートおよびフィルムを含む応用に必要な湿潤性を付与する。 長鎖炭化水素分子と親水性基との間には、注目すべき極性の差異がある。本発 明により、湿潤性は例えば水分および染色耐性のようなポリオレフィン本来の特 性を犠牲にすることなく増大する。上記に考察したよ うにポリプロピレンは、表面エネルギーへの貢献が分散力(最高約90%)および 大変低いレベルの(10%)極性力に由来する、現実的に非極性ポリマーである。極 性はグラフト工程を介して導入されるが、湿潤性は接触角度測定により示される ように実質的には増加しない。選択した親水性改質剤が極性材料中に取り込まれ る時、低い接触角度だけでなく拡がり因子(spreading factor)値の上昇によって も達成される相乗的効果が実証される。 好適な親水性改質剤は、ノースカロライナ州、モンローのジー.アール.ゴール ストン アンドカンパニー(G.R.Goulston and Company)から市販されている製品 番号5808である。この化合物(今後“5808改質剤”と呼ぶ)は、食用脂肪および油 のモノおよびジグリセリドのような食品級の乳化剤、ならびに直鎖リン酸アルキ ルの塩の混合物から成る。長鎖炭化水素基の原料は、油もしくは脂肪(例えば脂 肪酸、脂肪アルコールまたはその誘導体)、または石油もしくは石油化学製品( 例えばn-パラフィン、ナフテン酸、x-オレフィン、アルキルベンゼン、アルキル フェノール、合成アルコール、合成脂肪酸、ポリオキシアルキレングリコールま たはポリシロキサン)でよい。親水性基はアニオン性(例えばカルボキシレート 、スルホネート、スルフェート、ホスフェートまたはホスホネート)、カチオン 性(例えばアミン塩、四級アンモニウム塩、ピリジウム塩、スルホニウム塩、ホ スホニウム塩、アミノ酸、アミノスルフェート、ベタインまたはスルホベタイン )、あるいは非イオン性(例えば多価アルコール、グリセリン、グルコース、ソ ルビトール、シュクロース、アミノアルコール、ポリエチレングリコール、アミ ンオキシド、スルホキシドまたはアミンイミド)でよい。 好適な改質剤は、非イオン性およびアニオン性構造の混合である。非イオン性 構造は約66℃の融点および約260℃の沸点を持つモノグリセリドでよい。GMS すなわちモノステアリン酸グリセロールは、現在好適なモノグリセリドである。 この非イオン性構造は、95重量%を越えるモノグリセリド含量を持つように高度 に蒸留されている。少ない成分はアニオン性構造を有し、そして直鎖リン酸アル キル(C16−C18)カリウム塩である。これら2成分の好適な比率は、応用に依 存して可変であるが、非イオン性構造は、好ましくは改質剤の50%−90重量%で ある。非イオン性とアンオン性構造の80:20の重量比が好ましい。他の好適な親 水性改質剤は、ポリプロピレングリコール ポリオキシエチレートおよび脂肪ア ルコールポリオキシエチレートである。他の親水性改質剤は、アルキルフェノー ル ポリオキシエチレート、脂肪酸ポリオキシエチレートおよび脂肪酸アミドポ リオキシエチレートを含むことができる。 本発明は以下の実施例を参照にしてさらに理解でき、実施例中、部およびパー セントは特に示さない限り重量による。 実施例1 18の溶融流量(ASTM D-1238-89、230℃、2.16Ibs)を有する93重量%の市販され ているファイバー等級のイソタクチックポリプロピレンを含み、そして熱、酸化 および紫外線光安定化剤ならびに5808改質剤(0.5重量%)と一緒に7重量%のエ チレン メチルアクリレートのコポリマーを含むポリプロピレンアロイ組成物を 、始めにポリマーをドライブレンドし、そして次に混合物を40mmのBerstoff 押 出機中で246℃で溶融ブレンドすることにより調製する。エチレンコポリマーは 、20重量%のメチルアクリレートコモノマーを含み、そして18のメルトインデッ クス(AST M D-1238-89、190℃、2.16Ibs)を有する。生成した均一な適合性ポリマーブレン ドは、水冷後にニブに切断し、これを次に溶融紡糸装置に供給し、そして230−2 45℃でフィラメントファイバーあたり50−60デニールに紡糸する。アニオン性表 面活性剤を含有する鉱物油を基本とした仕上げ剤を、紡糸した後、延伸する前に ファイバー束に適用する。このファイバーを3回延伸して、最終的にフィラメン トあたり18−20デニールを与える。このように調製したファイバーの被験糸の物 理特性を試験し、そして試験結果を表Iに説明する。ファイバーの被試糸を、編 み機で編んで筒状編布を生成する。ファイバーの試料を湿潤性について試験した 。 実施例2 4の溶融流量(ASTM D-1238-89、230℃、2.16Ibs)を有する93重量%市販のフ ァイバー級のイソタクチックポリプロピレン、ならびにエチレンメチルアクリレ ートの7重量%グラフト化コポリマー(および熱、酸化および紫外線光安定化剤 を含む)を含むポリプロピレングラフト組成物を、最初にポリマーを0.5重量% の5808改質剤と一緒にドライブレンドすることにより調製し、そして次に混合物 を40mmのBerstorff 押出機中にて246℃で、十分な遊離基開始剤ペルオキシド、 特に2,5-ジメチル-2,5-ジ(三級-ブチルペルオキシ)ヘキサンの存在中で溶融ブレ ンドし、組成物を18の生成物溶融流量までビスブレイクする。エチレンコポリマ ーは、20重量%のメチルアクリレートコモノマーを含み、そして18のメルトイン デックス(ASTM D-1238-89、190℃、2.16Ibs)を有する。生成した均一な適合性ポ リマーブレンドは、水冷後にニブに切断し、これを次に溶融紡糸装置に供給し、 そして230−245℃でフィラメントファィバーあたり50−60デニールに紡糸する。 アニオン性表面活性剤を含有する鉱 物油を基本とする仕上げ剤を、紡糸した後、延伸する前にファイバー束に適用す る。このファイバーを3回延伸して、最終的にフィラメントあたり18−20デニー ルを与える。このように調製したファイバーの被験糸の物理特性を試験し、そし て試験結果を表Iに説明する。ファイバーの被試糸を、編み機で編んで筒状編布 を生成する。ファイバーの試料を湿潤性について試験した。 実施例3 8−12の範囲のメルトインデックス(ASTM D-1238-89、230℃、2.16Ibs)を有 する93重量%市販のファイバー級のイソタクチックポリプロピレン(ならびに熱 、酸化および紫外線光安定化剤を含む)、ならびに7重量%のアロイ化およびグ ラフト化エチレンメチルアクリレートコポリマーを含むポリプロピレン混合アロ イおよびグラフト組成物を、最初にポリマーを5808改質剤(0.5重量%)と一緒 にドライブレンドすることにより調製し、そして次に混合物を40mmのBerstorff 押出機中にて246℃ で、十分な遊離基開始剤ペルオキシド、特に2,5-ジメチル-2,5-ジ(三級-ブチル ペルオキシ)ヘキサンの存在中で溶融ブレンドし、組成物を18の生成物溶融流量 までビスブレイクする。エチレンコポリマーは、20重量%のメチルアクリレート コモノマーを含み、そして18のメルトインデックス(ASTM D-1238-89、190℃、2. 16Ibs)を有する。生成した均一な適合性ポリマーブレンドは、水冷後にニブに切 断し、これを次に溶融紡糸装置に供給し、そして230−245℃でフィラメントファ イバーあたり50−60デニールに紡糸する。アニオン性表面活性剤を含有する鉱物 油を基本とする仕上げ剤を、紡糸した後、延伸する前にファイバー束に適用する 。このファィバーを3回延伸して、最終的にフィラメントあたり18−20デニール を与える。このように調製したファィバーの被験糸の物理特性を試験し、そして 試験結果は実施例2のファイバーで得られる結果とほぼ同じである。ファィバー の被試糸を、編み機で編んで筒状編布を生成する。ファイバーの試料を湿潤性に ついて試験した。 湿潤現象の理論的骨格は、図1を参照することにより理解できる。湿潤工程の 典型例は液体Dの液滴、固体表面Sのぬれである。図1に表す 定される液体−蒸気および液体−固体界面間の角度である。滑らかな表 により、固体−液体YSL、固体−蒸気YSV、および液体−蒸気YLV界面のエネル ギーと関連する。 同様な現象は、わずかに異なる用語で以下のように表現できる: および S、YLおよびYSLは、1平方センチメートルあたりのエネルギー、例えば固 体、液体および固体−液体界面のダイン/cmであり、すなわちそれらの表面張力 である。WSLは接着の仕事、または液体を固体から分 角である。 上記式により表される物理現象の核心は、以下のように記載できる。固体およ び液体間の接着が液体の自己凝集(または表面張力)未満である時、接触角があ る。角度が大きくなるほど、接着は小さくなる。接着が凝集以上である時、角度 はゼロであり、そして完全なぬれが生じる。上記で述べた方法は、単に純粋な熱 力学的平衡条件のみを記載しており、これの力学的過程への応用は疑問である。 Youngの式を使用して、湿潤の基準として接触角を使用することが可 ることは合理的である。一般的にポリオレフィンは90°より大きい接触角を有す る。現実問題として、もし接触角が約80°以上であれば、少なくともポリオレフ ィン材料のぬれに関しては、一般的に満足したぬれではない。 ポリオレフィン材料の別の特性は、その拡がり因子であり、これは時間の関数 として表面S上の液滴Dの長さLの比率として定めることができる。したがって 、Loは表面S上に滴下した後30秒後の液滴Dの測定長であり、そしてL1は表面 S上に滴下した後5分後(Loを測定した後、 4.5分後)の同じ液滴Dの長さであり得る。この場合、広がり因子SFは以下のよ うに表すことができる: この拡がり因子は、連続的な5分間にわたって元の液滴長に対する相対的な液 滴長の差異により測定された。一般的に、この拡がり因子が<1.0であるならば 、生成した組成物およびファイバー/編布は湿潤性ではないと考える。理想的な 湿潤性ポリマーはしたがって、接触角<80°、かつ拡がり因子>1.0の両方を有 する。 上記にまとめたデータに基づき、EMAまたは無水マレイン酸(もしくはアク リル酸も可能)のいずれかを使用するグラフト化技術を介する修飾、および適当 な親水性改質剤の両方を取り込むことにより、ポリプロピレンのぬれを達成する ことが可能であると結論できる。これらの一方だけでは湿潤性を付与しない。こ のポリプロピレン/極性基材料/親水性改質物質の組み合わせが、ダイヤパー、 パッド、フィルター、ティーバック、または製織された、または不織ファイバー から形成されたバッ テリーセパレーターのような、合理的または高い湿潤性(すなわち、約80°未満 の接触角、および拡がり因子>1)が望まれる種々の応用に使用できる。湿潤性 および拡がり特性は、さらに別のポリアミド、すなわちナイロン6または66を上 記材料に取り込むことにより増強できる。 上記の実施例から、極性基および親水性改質剤の両方をポリプロピレンを基本 とする材料に添加すると、親水性、したがって“湿潤性”である材料を生成する と考えられる。極性基材料は上記EMA物質、またはポリプロピレン組成物の約 0.1%−2重量%を含んで成るアクリル酸、あるいはポリプロピレン組成物の約0 .1%−10%、好ましくは0.1%−2重量%を含んで成る無水マレイン酸のいずれ かでよい。親水性改質剤は、非イオン性またはアニオン性物質のいずれかでよく 、そして親水性改質剤がポリプロピレンおよび極性基組成物重量の約0.1%−2 %の間、そして好ましくは0.4%−1.0%の間で存在する組成物中で使用できる。 なぜ上記の組成物が同様なポリプロピレン−基本材料と比較してそのように湿 潤性になるのかということについて、特定の理論と関連付けることは望まないが 、増大した分散性および極性機能の組み合わせが、ポリオレフィン表面に生じる 十分な湿潤性に大変重要な表面エネルギーをはるかに越えると推定する。極性物 質または親水性改質剤のいずれも、良好な拡がりおよびさらに染色を生じる、そ のような高度に望ましい特性をそれ自体で付与することはできない。上記物質は 、幾つかのポリプロピレン材料と比べて比較的容易に染色でき、そして酸性被染 色性、塩基性被染色性または拡散被染色性である。 標的または獲得ゾーンへ流体を流すために、現行のプラクティスではダイヤパ ー製品ラインに表面活性剤−処理ポリプロピレン不織ウェッブ の使用が関与する。ポリプロピレン不織ウェッブは一般的に、わずかに親水性に するために、さらなる工程を通さなければならない。不幸なことにこの処理は、 その性質が永久的でないと考えられ、漏れる傾向がある。 上記の湿潤性ポリマーは、このようにポリマーを布地に適するファィバーに、 または射出成形フィルムに形成できるようにする、有意に改良された親水性を有 する。これらのポリマーは向上した被染色性を提供し、そして特にポリマーを広 範な拡散染料で染色できるようにする。この増大した被染色特性は、特定の拡散 染料分子が大きくて従来のポリプロピレンファィバーのファイバー芯中には拡散 できないが、同分子は改良された本発明のポリプロピレンファイバー中には浸透 するので、極めて重要である。したがって染料の選択は複雑ではなく、そして染 色された製品の最終的な色相は、従来の組成物よりもより明るく、深く、かつ鋭 くなる。この湿潤性はまた、染料分子がいったんファイバー中に配置するとそこ に留まる傾向があるので、染色された製品に優れた消費を提供するはずである。 したがって洗濯による色落ち、および摩耗による色落ちが改良されると期待でき 、生成物は種々の応用に湿潤性であり、かつ被染色性であるはずである。種々の ポリアミド組成物は、酸または拡散性染料のいずれかに被染色性である。 親水性または湿潤性ポリマーは、不変性、ウィッカビリティー(wickability) および優れた心地よさと言った高度に望ましい特徴を提供する。不織ウェッブが 身体、または流体浸透の侵入点と接触するダイヤパー、成人用失禁製品および衛 生ナプキンのような製品への応用に、高度に望まれる特徴に貢献する。図2を参 照にすると、本発明の適当なダイヤパ ーの断面が描かれている。ダイヤパー10は、接触面12、吸収芯14、不織布 シート16および吸収シート18、第二不織布シート20および裏面シート22 を含んで成る。本発明のポリプロピレンファイバーは、特に不織布シート16お よび20を形成するために適しており、そして接触面12を形成するためにも使 用できる。適当なダイヤパーの構造に関するさらなる詳細は、米国特許第4,540, 414号明細書に開示されている。 この組成物の利用性は、上記のような吸収用製品に限らず、そして本発明は包 装または消耗品にも利用性を有する。不織ウェッブから形成したティーバック小 袋は、このポリプロピレン材料からこのように作成できる。湿潤性ポリプロピレ ン不織ウェッブを有すると、熱湯または冷水中の茶葉の増大した浸透により、向 上した香、味および効率を有する最終製品を生成すると期待される。さらに、改 良された不織ウェッブは、味に影響を及ぼしうる、成分の浸出のようないかなる 悪影響も生じないだろう。 工業製品において、ポリプロピレンから作成された不織マットは益々使用され ている。したがって本発明は、不織ファイバーを含むマットまたは織物シートの 性能を有意に増大することが期待される。例えば、ポリプロピレンから作成され たフィルターカートリッジは、最初の抵抗が減少し、そして内部のウィッキング が高流速を促進するので、圧力効果に絶大な効果を有するだろう。フィルターの 寿命は増す一方、フィルターの流速特性も増大するだろう。工業的観点から、こ の“耐久性”は吸収用製品および非吸収用製品の両方に多数の応用を有すること ができる。図3を参照にすると、ガス蒸気から粒子を濾過するための適当なフィ ル ターシートの断面が開示されている。図3に表すようにフィルター30は、本明 細書に記載したポリプロピレンファイバーを有する実質的に平らなマット32を 閉じ込めることができる。当業者はさらに、フィルター媒体を通る断面の流量面 積を増大するが、フィルター全体のサイズを減少させるために通常使用する、複 数の一般的にV−形のベンド34および36を有するようにマットを形成するこ とができると考えるだろう。 ダイヤパーカバーストックまたは濾過媒体としての使用に加えて、本発明の不 織ファイバーを含む布シートはカーペット構成要素、およびワイプおよびロール タオルとして、自家製生地に付ける被覆または薄層生地、ならびに手術用キャッ プおよびガウン、ならびに耐久性紙および包装材料、ならびに衣服の芯および芯 地に使用できる。不織布地の製造、これらの材料の性能および不織布の市場に関 する情報は、不織布工業組合による“不織布のガイド(Guide To Nonwoven Fabri cs )”という表題の小冊子に開示されている。 本発明の技術はポリプロピレンの湿潤性を増すために特によく適しているが、 上記のように記載されたアルキルアクリレートを含むエチレンコポリマーのよう な選択された極性基材料を上記の親水性改質剤と組み合わせて使用して、ファイ バーを形成するために使用できるすべてのポリエルテル、ナイロン、およびアセ テートのような他のポリオレフィン材料の湿潤性を実質的に増すことができる。 当業者は、本明細書に開示したようにポリオレフィン材料から作成されたファイ バーが、種々の製織および不織応用に使用されて布地またはマットを形成できる と考えるだろう。このファイバーは、パルプまたはペーパーストックのような他 の通常の加工素材と組み合わせて、所望の湿潤性および通気性布地また はマットを形成することもできる。これまでに説明したように、本発明のカーペ ットは、ファイバーを含まないフィブリル化フィルムのような材料を作成するた めにも使用できる。 改質ポリプロピレンファィバー、およびそのようなファイバーを形成および染 色するために本明細書に記載した技術に対する様々な変更は、好適な態様の上記 記載から明らかなはずである。本発明をこれらの態様について詳細に記載したが 、この説明が証例を目的とし、本発明はこれらの態様に限定されないと考えるべ きである。別のファイバーおよび形成および染色技法は、この開示の観点で当業 者には明らかであり、そのような変更態様ファイバーおよび技法は、本発明の精 神から逸脱することなく行うことができ、それは請求の範囲に定められる。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1996年6月21日 【補正内容】 請求の範囲 1.約98%−70重量%のポリオレフィン、約70−82重量%のエチレンおよびア ルキルが1−4個の炭素原子を有し、該アルキルアクリレートが組成物中に0.2 −3.0重量%の間で存在する約30−18重量%のアルキルアクリレートを含んで成 るエチレンコポリマー、ならびに約0.1%−2重量%の量の親水性改質剤の組成物 を形成し、そして親水性基をもつ長鎖炭化水素およびモノグリセリドを含んで成 る、ことを含んで成る湿潤性ポリオレフィン組成物の形成法。 2.アルキルアクリレートが0.5%−1.7重量%の間の量で存在する、請求の範 囲第1項に記載の方法。 3.親水性改質剤が約0.4%−1.0重量%の量で存在する、請求の範囲第1項に 記載の方法。 4.上記エチレンコポリマーからのエチレンが10重量%未満の量である、請求 の範囲第1項に記載の方法。 5.ポリオレフィンがポリプロピレンであり、そして少なくともエチレンコポ リマーの一部がポリプロピレンにグラフト化されている、請求の範囲第1項に記 載の方法。 6.エチレンコポリマーがエチレン メチル アクリレートである、請求の範囲 第1項に記載の方法。 7.エチレンコポリマーがエチレン エチル アクリレートである、請求の範囲 第1項に記載の方法。 8.エチレンコポリマーがエチレン ブチル アクリレートである、請求の範囲 第1項に記載の方法。 9.ポリオレフィンがポリプロピレンであり、そして組成物がさらに その中でブレンドされるポリアミドをポリプロピレンの1%−20重量%の量で含 む、請求の範囲第1項に記載の方法。 10.親水性改質剤がモノグリセリドおよび親水性基をもつ長鎖炭化水素を含 んで成る、請求の範囲第1項に記載の方法。 11.(a)ポリプロピレンをエチレンコポリマー、エチレンコポリマーは約 70%−82重量%のエチレンおよび約30−18重量%のエチレンアルキルアクリレー トを含んで成り、ここでアルキル基が1−4個の炭素原子を有し、該アルキルア クリレートが3.0重量%未満を含んで成り、ならびに約80°未満のぬれ接触角度 を生じるために十分な親水性基を持つ長鎖炭化水素およびモノグリセリドを含ん で成る選択された量の親水性改質剤とを混合し;そして (b)組成物をファイバーに形成する、 工程を含んで成る、ポリプロピレンファイバーの形成法。 12.エチレンコポリマーの少なくとも一部が上記ポリプロピレンにグラフト 化される、請求の範囲第11項に記載の方法。 13.エチレン アルキル アクリレートコポリマーがエチレン メチル アクリ レートである、請求の範囲第11項に記載の方法。 14.親水性改質剤が約0.4−1.0重量%の量で存在する、請求の範囲第11項 に記載の方法。 15.エチレン コポリマーが0.5%−1.7重量%を含んで成る、請求の範囲第 11項に記載の方法。 16.エチレンコポリマーからのエチレンが10重量%未満の量で存在する、請 求の範囲第11項に記載の方法。 17.削除。 18.組成物がさらに、その中でブレンドされるポリアミドをポリプロピレン の1%−20重量%の量で含む、請求の範囲第11項に記載の方法。 19.(a)約98%−70重量%のポリオレフィン; (b)70−82重量%および約30−18重量%のアルキルアクリレートを含んで成る エチレンコポリマー、ここでアルキルアクリレートが1−4個の炭素原子を有し 、該アルキルアクリレートが0.2−3.0重量%の間で存在する;ならびに (c)重量で0.1%−2.0重量%の量であり、そして親水性基を持つ長鎖炭化水素 およびモノグリセリドを含んで成る親水性改質剤、 を含んで成る、ポリオレフィン組成物。 20.エチレンコポリマーがエチレン メチル アクリレートである、請求の範 囲第19項に記載の組成物。 21.アルキル アクリレートが0.5%−1.7重量%の量で存在する、請求の範 囲第19項に記載の組成物。 22.親水性改質剤が約0.4%−1.0重量%の量で存在する、請求の範囲第19 項に記載の組成物。 23.上記エチレンコポリマーからのエチレンが10重量%未満の量である、請 求の範囲第19項に記載の組成物。 24.組成物がさらに、その中でブレンドされるポリアミドを1%−20重量% の量で含む、請求の範囲第19項に記載の組成物。 25.約98%−70重量%のポリプロピレン、ポリプロピレン中に取り込まれア ロイを形成するエチレンコポリマー、該エチレンコポリマーは約70−82重量%の エチレンおよび約30−16重量%のアルキルアクリレー トを含んで成り、ここでアルキルアクリレートは1−4個の炭素原子を有し、該 アルキル成分は0.2−3.0重量%の間で存在し、ならびに約0.1%−2重量%の量の 親水性改質剤を含んで成り、そして親水性基を持つ長鎖炭化水素およびモノグリ セリドを含んで成る親水性改質剤、を含んで成るポリプロピレン基本ファイバー 。 26.エチレンコポリマーがエチレン メチル アクリレートである、請求の範 囲第25項に記載のファイバー。 27.アルキル アクリレートが0.5%−1.7重量%の量で存在する、請求の範 囲第25項に記載のファイバー。 28.親水性改質剤が約0.4%−1.0重量%の量で存在する、請求の範囲第25 項に記載のファイバー。 29.上記エチレンコポリマーからのエチレンが10重量%未満の量である、請 求の範囲第25項に記載の組成物。 30.組成物がさらに、その中でブレンドされるポリアミドをポリプロピレン の1%−20重量%の量で含む、請求の範囲第25項に記載のファイバー。 31.約98−70重量%のポリオレフィン、選択された量の極性基材料、ならび に親水性基を持つ長鎖炭化水素および少なくとも50重量%のモノグリセリドを含 んで成る親水性改質剤の組成物を形成することを含んで成る湿潤性ポリオレフィ ン組成物の形成法であって、親水性改質剤がポリオレフィンおよび極性基材料の 総和の約0.1%−2重量%の量であり、極性基材料が(1)エチレンコポリマー、 このエチレンコポリマーは約70−82重量%のエチレンおよび約30−18重量%のア ルキルアクリレートを含んで成り、ここでアルキルは1−4個の炭素原子を有し 、該アルキ ルアクリレートはポリオレフィンとエチレンコポリマーとの総和の0.2−3.0重量 %の間の量で存在する、(2)ポリオレフィンの約0.1%−10重量%を含んで成 る無水マレイン酸、(3)ポリオレフィンの約0.1%−2.0重量%を含んで成るア クリル酸、から成る群から選択される、上記方法。 32.親水性基を持つ長鎖炭化水素が直鎖リン酸アルキルの塩を含んで成る、 請求の範囲第31項に記載の方法。 33.直鎖リン酸アルキルの塩が、14−18個の炭素の炭化水素鎖長を有す る、請求の範囲第32項に記載の方法。 34.モノグリセリドおよび直鎖リン酸アルキルの塩が融合される、請求の範 囲第32項に記載の方法。 35.極性基材料がエチレンコポリマーである、請求の範囲第31項に記載の 方法。 36.エチレンコポリマーがエチレン メチル アクリレートである、請求の範 囲第35項に記載の方法。 37.極性基材料がエチレンコポリマーであり、そしてエチレンコポリマーが 2−15重量%の間の量で存在する、請求の範囲第31項に記載の方法。 38.モノグリセリドがモノステアリン酸グリセロールである、請求の範囲第 31項に記載の方法。 39.ポリプロピレンを、(1)エチレンコポリマー、このエチレンコポリマ ーは約70−82重量%のエチレンおよび約30−18重量%のエチレン アルキル アク リレートを含んで成り、ここでアルキル基は1−4個の炭素原子を有し、該アル キルアクリレートはポリプロピレンおよびエ チレンコポリマーの総和の3.0重量%未満を含んで成る、(2)無水マレイン酸 、(3)アクリル酸、から成る群から選択される極性基材料、ならびにモノグリ セリドおよび親水性基を持つ長鎖炭化水素を含んで成る親水性改質剤と混合し、 これにより極性基材料および親水性改質剤が約80°未満のぬれ接触角度を生じる ことを含んで成る、ポリプロピレンファイバーの形成法。 40.極性基材料がエチレンコポリマーであり、そしてエチレンコポリマーの 少なくとも一部が上記ポリプロピレンにグラフト化される、請求の範囲第39項 に記載の方法。 41.極性基材料がエチレンコポリマーであり、そしてエチレンコポリマーが エチレン メチル アクリレートである、請求の範囲第39項に記載の方法。 42.親水性改質剤がポリプロピレンおよび極性基材料の約0.4%−2.0重量% の量で存在する、請求の範囲第39項に記載の方法。 43.親水性基を持つ長鎖炭化水素が直鎖リン酸アルキルの塩である、請求の 範囲第39項に記載の方法。 44.親水性基を持つ長鎖炭化水素が、14−18個の炭素の炭化水素鎖長を 有する、請求の範囲第39項に記載の方法。 45.モノグリセリドおよび親水性基を持つ長鎖炭化水素が融合される、請求 の範囲第39項に記載の方法。 46.(a)約98−70重量%のポリオレフィン: (b)(1)約70−82重量%および約30−18重量%のアルキルアクリレートを含 んで成るエチレンコポリマー、ここでアルキルアクリレートは1−4個の炭素原 子を有し、該アルキルアクリレートはポリオレフィン およびエチレンコポリマーの総和の0.2%−3.0重量%の間の量で存在し、ここで 少なくとも該コポリマーの一部が該ポリオレフィンにグラフト化されている、( 2)ポリオレフィンの約0.1%−10重量%を含んで成る無水マレイン酸、および (3)ポリオレフィンの約0.1−2.0重量%を含んで成るアクリル酸から成る群か ら選択される、選択された量の極性基材料;ならびに (c)ポリオレフィンおよび極性基材料の約0.1%−2.0重量%の量の親水性改質 剤、親水性改質剤はモノグリセリドおよび親水性基を持つ長鎖炭化水素を含んで 成る、 を含んで成る、ポリオレフィン組成物。 47.極性基材料がエチレンコポリマーであり、そしてアルキルアクリレート がポリオレフィンおよびエチレンコポリマーの総和の0.5−2.0重量%の量で存在 する、請求の範囲第46項に記載の組成物。 48.極性基材料がエチレンコポリマーであり、そしてエチレンコポリマーが 2−15重量%の量で存在する、請求の範囲第46項に記載の組成物。 49.親水性改質剤が直鎖リン酸アルキルを含んで成る、請求の範囲第46項 に記載の組成物。 50.親水性基を持つ長鎖炭化水素が、14−18個の炭素の炭化水素鎖長を有す る、請求の範囲第46項に記載の組成物。 51.モノグリセリドおよび親水性基を持つ長鎖炭化水素が融合される、請求 の範囲第46項に記載の組成物。 52.モノグリセリドがモノステアリン酸グリセロールである、請求の範囲第 46項に記載の組成物。 53.約98−70重量%のポリプロピレン、(1)ポリプロピレン中に取り込ま れてアロイを形成するエチレンコポリマー、該エチレンコポリマーが約70−82重 量%のエチレンおよび約30−16重量%のアルキルアクリレートを含んで成り、こ こでアルキルアクリレートは1−4個の炭素原子を有し、該アルキルアクリレー ト成分はポリプロピレンおよびエチレンコポリマーの総和の0.2−3.0重量%の間 の量で存在する、(2)アクリル酸、および(3)無水マレイン酸から成る群か ら選択される選択された量の極性基材料、ならびにポリプロピレンおよび極性基 材料の0.1%−2重量%の量の親水性改質剤、親水性改質剤は親水性基を持つ長鎖 炭化水素および少なくとも50重量%のモノグリセリドを含んで成る、 を含んで成るポリプロピレン基本ファイバー。 54.極性基材料がエチレンコポリマーであり、そしてエチレンコポリマーが エチレン メチル アクリレートである、請求の範囲第53項に記載のファイバー 。 55.削除。 56.親水性基を持つ長鎖炭化水素が14−18個の炭素の炭化水素鎖長を有する 、請求の範囲第53項に記載のファイバー。 57.モノグリセリドおよび親水性基を持つ長鎖炭化水素が融合される、請求 の範囲第53項に記載のファイバー。 58.モノグリセリドがモノステアリン酸グリセロールである、請求の範囲第 53項に記載のファイバー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI //(C08L 23/08 33:08) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),AU,BR,CA,CN,C Z,GB,HU,JP,KR,MX,NZ,PL,RU ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.約98%−70重量%のポリオレフィン、約70−82重量%のエチレンおよびア ルキルが1−4個の炭素原子を有し、該アルキルアクリレートが組成物中に0.2 −3.0重量%の間で存在する約30−18重量%のアルキルアクリレートを含んで成 るエチレンコポリマー、ならびに約0.1%−2重量%の量の親水性改質剤の組成物 を形成することを含んで成る、湿潤性ポリオレフィン組成物の形成法。 2.アルキルアクリレートが0.5%−1.7重量%の間の量で存在する、請求の範 囲第1項に記載の方法。 3.親水性改質剤が約0.4%−1.0重量%の量で存在する、請求の範囲第1項に 記載の方法。 4.上記エチレンコポリマーからのエチレンが10重量%未満の量である、請求 の範囲第1項に記載の方法。 5.ポリオレフィンがポリプロピレンであり、そして少なくともエチレンコポ リマーの一部がポリプロピレンにグラフト化されている、請求の範囲第1項に記 載の方法。 6.エチレンコポリマーがエチレン メチル アクリレートである、請求の範囲 第1項に記載の方法。 7.エチレンコポリマーがエチレン エチル アクリレートである、請求の範囲 第1項に記載の方法。 8.エチレンコポリマーがエチレン ブチル アクリレートである、請求の範囲 第1項に記載の方法。 9.ポリオレフィンがポリプロピレンであり、そして組成物がさらにその中で ブレンドされるポリアミドをポリプロピレンの1%−20重量 %の量で含む、請求の範囲第1項に記載の方法。 10.親水性改質剤がモノグリセリドおよび直鎖アルキルの塩を含んで成る、 請求の範囲第1項に記載の方法。 11.(a)ポリプロピレンをエチレンコポリマー、エチレンコポリマーは約 70%−82重量%のエチレンおよび約30−18重量%のエチレンアルキルアクリレー トを含んで成り、ここでアルキル基が1−4個の炭素原子を有し、該アルキルア クリレートが3.0重量%未満を含んで成り、ならびに約80°未満のぬれ接触角度 を生じるために十分な選択された量の親水性改質剤と混合し;そして (b)組成物をファイバーに形成する、 工程を含んで成る、ポリプロピレンファイバーの形成法。 12.エチレンコポリマーの少なくとも一部が上記ポリプロピレンにグラフト 化される、請求の範囲第11項に記載の方法。 13.エチレン アルキル アクリレートコポリマーがエチレン メチル アクリレ ートである、請求の範囲第11項に記載の方法。 14.親水性改質剤が約0.4−1.0重量%の量で存在する、請求の範囲第11項 に記載の方法。 15.エチレン コポリマーが0.5%−1.7重量%を含んで成る、請求の範囲第 11項に記載の方法。 16.エチレンコポリマーからのエチレンが10重量%未満の量で存在する、請 求の範囲第11項に記載の方法。 17.親水性改質剤がモノグリセリドおよび直鎖アルキルの塩を含んで成る、 請求の範囲第11項に記載の方法。 18.組成物がさらに、その中でブレンドされるポリアミドをポリプ ロピレンの1%−20重量%の量で含む、請求の範囲第11項に記載の方法。 19.(a)約98%−70重量%のポリオレフィン; (b)70−82重量%および約30−18重量%のアルキルアクリレートを含んで成る エチレンコポリマー、ここでアルキルアクリレートが1−4個の炭素原子を有し 、該アルキルアクリレートが0.2−3.0重量%の間で存在する;ならびに (c)0.1%−2.0重量%の量の親水性改質剤、 を含んで成る、ポリオレフィン組成物。 20.エチレンコポリマーがエチレン メチル アクリレートである、請求の範 囲第19項に記載の組成物。 21.アルキル アクリレートが0.5%−1.7重量%の量で存在する、請求の範 囲第19項に記載の組成物。 22.親水性改質剤が約0.4%−1.0重量%の量で存在する、請求の範囲第19 項に記載の組成物。 23.上記エチレンコポリマーからのエチレンが10重量%未満の量である、請 求の範囲第19項に記載の組成物。 24.組成物がさらに、その中でブレンドされるポリアミドを1%−20重量% の量で含む、請求の範囲第19項に記載の組成物。 25.約98%−70重量%のポリプロピレン、ポリプロピレン中に取り込まれア ロイを形成するエチレンコポリマー、該エチレンコポリマーは約70−82重量%の エチレンおよび約30−16重量%のアルキルアクリレートを含んで成り、ここでア ルキルアクリレートが1−4個の炭素原子を有し、該アルキル成分は0.2−3.0重 量%の間で存在し、ならびに約0.1 %−2重量%の量の親水性改質剤を含んで成る、ポリプロピレン基本ファイバー 。 26.エチレンコポリマーがエチレン メチル アクリレートである、請求の範 囲第25項に記載のファイバー。 27.アルキル アクリレートが0.5%−1.7重量%の量で存在する、請求の範 囲第25項に記載のファイバー。 28.親水性改質剤が約0.4%−1.0重量%の量で存在する、請求の範囲第25 項に記載のファイバー。 29.上記エチレンコポリマーからのエチレンが10重量%未満の量である、請 求の範囲第25項に記載の組成物。 30.組成物がさらに、その中でブレンドされるポリアミドをポリプロピレン の1%−20重量%の量で含む、請求の範囲第25項に記載のファイバー。 31.約98−70重量%のポリオレフィン、選択された量の極性基材料、および 少なくとも50重量%のモノグリセリドを含んで成る親水性改質剤の組成物を形成 することを含んで成る湿潤性ポリオレフィン組成物の形成法であって、親水性改 質剤がポリオレフィンおよび極性基材料の総和の約0.1%−2重量%の量であり、 極性基材料が(1)エチレンコポリマー、このエチレンコポリマーは約70−82重 量%のエチレンおよび約30−18重量%のアルキルアクリレートを含んで成り、こ こでアルキルは1−4個の炭素原子を有し、該アルキルアクリレートはポリオレ フィンとエチレンコポリマーとの総和の0.2−3.0重量%の間の量で存在する、( 2)ポリオレフィンの約0.1%−10重量%を含んで成る無水マレイン酸、(3) ポリオレフィンの約0.1%−2.0重量%を含んで成るアクリル酸、から 成る群から選択される、上記方法。 32.親水性改質剤がさらに直鎖リン酸アルキルの塩を含んで成る、請求の範 囲第31項に記載の方法。 33.直鎖リン酸アルキルの塩が、14−18個の炭素の炭化水素鎖長を有す る、請求の範囲第32項に記載の方法。 34.モノグリセリドおよび直鎖リン酸アルキルの塩が融合される、請求の範 囲第32項に記載の方法。 35.極性基材料がエチレンコポリマーである、請求の範囲第31項に記載の 方法。 36.エチレンコポリマーがエチレン メチル アクリレートである、請求の範 囲第35項に記載の方法。 37.極性基材料がエチレンコポリマーであり、そしてエチレンコポリマーが 2−15重量%の間の量で存在する、請求の範囲第31項に記載の方法。 38.モノグリセリドがモノステアリン酸グリセロールである、請求の範囲第 31項に記載の方法。 39.ポリプロピレンを、(1)エチレンコポリマー、このエチレンコポリマ ーは約70−82重量%のエチレンおよび約30−18重量%のエチレン アルキル アク リレートを含んで成り、ここでアルキル基は1−4個の炭素原子を有し、該アル キルアクリレートはポリプロピレンおよびエチレンコポリマーの総和の3.0重量 %未満を含んで成る、(2)無水マレイン酸、(3)アクリル酸、から成る群か ら選択される極性基材料、ならびにモノグリセリドおよび直鎖アルキルの塩を含 んで成る親水性改質剤と混合し、これにより極性基材料および親水性改質剤が約 80°未満 のぬれ接触角度を生じることを含んで成る、ポリプロピレンファイバーの形成法 。 40.極性基材料がエチレンコポリマーであり、そしてエチレンコポリマーの 少なくとも一部が上記ポリプロピレンにグラフト化される、請求の範囲第39項 に記載の方法。 41.極性基材料がエチレンコポリマーであり、そしてエチレンコポリマーが エチレン メチル アクリレートである、請求の範囲第39項に記載の方法。 42.親水性改質剤がポリプロピレンの約0.4%−2.0重量%の量で存在する、 請求の範囲第39項に記載の方法。 43.親水性改質剤が直鎖リン酸アルキルの塩を含んで成る、請求の範囲第3 9項に記載の方法。 44.直鎖アルキルの塩が、14−18個の炭素の炭化水素鎖長を有する、請 求の範囲第39項に記載の方法。 45.モノグリセリドおよび直鎖アルキルの塩が融合される、請求の範囲第3 9項に記載の方法。 46.(a)約98−70重量%のポリオレフィン; (b)(1)約70−82重量%および約30−18重量%のアルキルアクリレートを含 んで成るエチレンコポリマー、ここでアルキルアクリレートは1−4個の炭素原 子を有し、該アルキルアクリレートはポリオレフィンおよびエチレンコポリマー の総和の0.2−3.0重量%の間の量で存在し、ここで少なくとも該コポリマーの一 部が該ポリオレフィンにグラフト化されている、(2)ポリオレフィンの約0.1 %−10重量%を含んで成る無水マレイン酸、および(3)ポリオレフィンの約0. 1%−2.0重量%を 含んで成るアクリル酸から成る群から選択される、選択された量の極性基材料; ならびに (c)ポリオレフィンの約0.1%−2.0重量%の量の親水性改質剤、親水性改質剤 はモノグリセリドおよび直鎖アルキルの塩を含んで成る、 を含んで成る、ポリオレフィン組成物。 47.極性基材料がエチレンコポリマーであり、そしてアルキルアクリレート がポリオレフィンおよびエチレンコポリマーの総和の0.5−2.0重量%の量で存在 する、請求の範囲第46項に記載の組成物。 48.極性基材料がエチレンコポリマーであり、そしてエチレンコポリマーが 2−15重量%の量で存在する、請求の範囲第46項に記載の組成物。 49.親水性改質剤が直鎖リン酸アルキルを含んで成る、請求の範囲第46項 に記載の組成物。 50.直鎖アルキルの塩が、14−18個の炭素の炭化水素鎖長を有する、請求の 範囲第46項に記載の組成物。 51.モノグリセリドおよび直鎖アルキルの塩が融合される、請求の範囲第4 6項に記載の組成物。 52.モノグリセリドがモノステアリン酸グリセロールである、請求の範囲第 46項に記載の組成物。 53.約98−70重量%のポリプロピレン、(1)ポリプロピレン中に取り込ま れてアロイを形成するエチレンコポリマー、該エチレンコポリマーが約70−82重 量%のエチレンおよび約30−16重量%のアルキルアクリレートを含んで成り、こ こでアルキルアクリレートは1−4個の炭素原子を有し、該アルキルアクリレー ト成分はポリプロピレンおよびエチ レンコポリマーの総和の0.2−3.0重量%の間の量で存在する、、(2)アクリル 酸、および(3)無水マレイン酸から成る群から選択される選択された量の極性 基材料、ならびにポリプロピレンの0.1%−2重量%の量の親水性改質剤、親水性 改質剤は少なくとも50重量%のモノグリセリドを含んで成る、 を含んで成るポリプロピレン基本ファイバー。 54.極性基材料がエチレンコポリマーであり、そしてエチレンコポリマーが エチレン メチル アクリレートである、請求の範囲第53項に記載のファイバー 。 55.親水性改質剤がさらに直鎖アルキルの塩を含んで成る、請求の範囲第5 3項に記載のファイバー。 56.直鎖アルキルの塩が14−18個の炭素の炭化水素鎖長を有する、請求の範 囲第53項に記載のファイバー。 57.モノグリセリドおよび直鎖アルキルの塩が融合される、請求の範囲第5 3項に記載のファイバー。 58.モノグリセリドがモノステアリン酸グリセロールである、請求の範囲第 53項に記載のファイバー。
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