JPH1060764A - 複合不織布 - Google Patents

複合不織布

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JPH1060764A
JPH1060764A JP8213660A JP21366096A JPH1060764A JP H1060764 A JPH1060764 A JP H1060764A JP 8213660 A JP8213660 A JP 8213660A JP 21366096 A JP21366096 A JP 21366096A JP H1060764 A JPH1060764 A JP H1060764A
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JP
Japan
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nonwoven fabric
fiber
composite
weight
polyolefin component
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JP8213660A
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Iwahiro Yamada
巌浩 山田
Nobuyuki Yamamoto
信幸 山本
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Teijin Ltd
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Teijin Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた吸水・吸湿性を有し、ソフトで嵩高性
を有する複合不織布を提供する。 【解決手段】 下記一般式(1)で表わされるスルホン
酸金属塩化合物を含有する親水化剤が含有されているポ
リオレフィン成分と、該ポリオレフィン成分より30℃
以上融点の高い熱可塑性重合体成分とから形成された複
合繊維からなる長繊維不織布と、湿式抄造してなる天然
パルプを含有する抄紙層とを積層した複合不織布であっ
て、長繊維不織布と抄紙層とはポリオレフィン成分の熱
接着によって接合していることを特徴とする複合不織
布。 R−SO3M・・・・(1) (式中、Rは平均炭素数が5〜25のアルキル基、アリ
ール基またはアルキルアリール基を示し、Mはアルカリ
金属を示す)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、均一性、引裂強力
に優れ、また嵩高で吸水性も富む包装用(特に食品包装
用)、メディカル用、ワイピング用等多用途に適した複
合不織布に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、熱可塑性重合体からなる長繊維
不織布は、他の不織布に対して高強力であり、土木資
材、農業資材、日用品等多くの分野に利用されている
が、基本的には撥水であり、親水性や吸水性が要求され
る分野へは適していない。また、低目付のものは、均一
性に欠け、隠蔽性も低いものとなる。一方、湿式抄紙に
よる紙や湿式不織布は、天然パルプや合成繊維の3mm
から15mm長のショートカット繊維からなり緻密で均
一性に優れており、地合や隠蔽性が良く、さらにはパル
プは親水性や吸湿性も有している。しかしながら、低目
付においては湿潤強力が低く、また引裂強力も低いもの
しか得られない。これらのことから、従来より両者の不
織布と紙を組み合わせて、複合化してそれぞれの特徴を
生かし、お互いの欠点を解消することが考えられてい
る。その製造方法として、実公平8−1078号公報に
は、芯成分がポリエステル、鞘成分がポリエチレンの芯
鞘型複合繊維からなる長繊維不織布を紙の両面にポリエ
チレンまたはポリプロピレンを接着剤として使用して張
り合わせて、カレンダー加工する方法が開示されてい
る。しかしながら、この方法においては、接着剤の塗工
や熱ロールでの熱圧着などの2次加工が必要となり、高
コストになること、紙や湿式不織布が連続に十分な強度
を持つ必要があることおよび風合いの良いものや嵩高の
ものを得ることが難しくなること等の欠点がある。
【0003】また、特開平5−279997号公報に
は、芯鞘構造を有しその芯部より低融点の熱接着樹脂の
繊維を含有する長繊維不織布と、該不織布面に湿式抄紙
によって連続または不連続に積層形成される抄紙層から
なる複合紙が、鞘部の低融点樹脂を介して接合している
ことを特徴とする複合紙が開示されている。しかしなが
ら、この複合紙は、バインダー繊維からなる長繊維不織
布は基本的に撥水性のものであり、天然パルプがもつ親
水性を生かすことが難しくなる。また、抄紙工程におい
て水分を含むパルプ層と撥水性である長繊維不織布層と
の親和性、つまり界面での濡れ性が悪く、十分な接着の
ものを得ることが難しくなる。さらに得られる複合不織
布のソフト性や嵩高性を狙ってクレープ加工を行う際
に、層間剥離等が発生して好ましくない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術が有する問題点を解消し、得られる複合不織布が優れ
た吸水・吸湿性を有し、また長繊維不織布が親水性を有
することによりパルプとの親和性が良く、両者のなじみ
が良くなることにより、十分な接着強力でかつクレープ
加工にも適しているので、ソフトで嵩高性である包装用
(特に食品包装用)、メディカル用、ワイピング用等多
用途に適した複合不織布を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者の研究によれ
ば、前記本発明の目的は、下記一般式(1)で表わされ
るスルホン酸金属塩化合物を含有する親水化剤が含まれ
ているポリオレフィン成分と、該ポリオレフィン成分よ
り30℃以上融点の高い熱可塑性重合体成分とから形成
された複合繊維からなる長繊維不織布と、湿式抄造して
なる天然パルプを含有する抄紙層とを積層した複合不織
布であって、長繊維不織布と抄紙層とはポリオレフィン
成分の熱接着によって接合していることを特徴とする複
合不織布より達成される。 R−SO3M・・・・(1) (式中、Rは平均炭素数が5〜25のアルキル基、アリ
ール基またはアルキルアリール基を示し、Mはアルカリ
金属を示す)
【0006】かかる本発明において、好ましくは親水化
剤が前記一般式(1)で表わされるスルホン酸金属塩化
合物50〜95重量%と、下記の一般式(2)で示され
るヒドロキシ化合物50〜5重量%の混合物である複合
不織布である。 R’−(X)−CH2CH2OH・・・・(2) (式中、R’は平均炭素数が5〜25のアルキル基を示
し、Xは−CONH−または−N(CH2CH2OH)−
または結合手を示す)
【0007】またより好ましくは、抄紙層が下記の一般
式(1)で表わされる親水化剤が含有されているポリオ
レフィン成分と、該ポリオレフィン成分より30℃以上
融点の高い熱可塑性重合体の複合繊維からなる熱接着性
繊維を10〜60重量%含有している複合不織布であ
る。 R−SO3M・・・・(1) (式中、Rは平均炭素数が5〜25のアルキル基、アリ
ール基またはアルキルアリール基を示し、Mはアルカリ
金属を示す)
【0008】本発明で使用される式(1)で示されるス
ルホン酸金属塩化合物は、分子中に少なくとも1個のス
ルホン酸金属塩の親水基と適度な撥水性基を有する化合
物である。ここで、Mはアルカリ金属を表わし、具体的
にはナトリウム、カリウム、リチウムであり、特にナト
リウムが好ましい。また、Rはアルキル基、アリール基
またはアルキルアリール基であって、アルキル基は直鎖
または分岐を有することもある飽和または不飽和炭化水
素基であり、平均炭素数5〜25のものが好適に使用さ
れる。炭素数が5より小さいとポリマーへの相溶性が悪
くなることがあり、また25より大きいと親水性効果が
小さくなる。これら具体的な例としては、平均炭素数が
15のアルキルスルホン酸ナトリウム、デカンスルホン
酸ナトリウム、ラウリルスルホン酸ナトリウム、デカン
ジスルホン酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸
ナトリウム、シブチルナフタレンスルホン酸カリウム等
が挙げられる。
【0009】本発明で使用される式(2)で示されるヒ
ドロキシ化合物としては、Xが−CONH−のアルキル
モノエタノールアミド、Xが−N(CH2CH2OH)−
のアルキルジエタノールアミド、Xが結合手である高級
アルコールであり、R’は前記のアルキル基と同様に、
直鎖または分岐を有することもある飽和または不飽和炭
化水素基であり、平均炭素数5〜25のものが好適に使
用される。特に好ましくは8〜18のものが使用され
る。炭素数がこの範囲を外れると、前記スルホン酸金属
塩化合物が、ポリマーに十分に分散できなくなり好まし
くない。これら具体的な例としては、ラウリルモノエタ
ノールアミド、ステアリルモノエタノールアミド、ラウ
リルジエタノールアミン、ステアリルジエタノールアミ
ン、ステアリルアルコール等が挙げられる。
【0010】本発明の親水化剤は、前記式(1)のスル
ホン酸金属塩化合物が含有されている化合物である。親
水化剤のポリオレフィン成分への相溶性や分散性を高め
るには、該スルホン酸金属塩化合物50〜95重量%と
前記式(2)のヒドロキシ化合物50〜5重量%の混合
物であることが好ましく、さらに該スルホン酸金属塩化
合物60〜90重量%および該ヒドロキシ化合物40〜
10重量%の混合物であることがより好ましい。スルホ
ン酸金属塩化合物の配合比が50重量%未満になると十
分な親水性の効果が得られず、かつヒドロキシ化合物が
50重量%を越えると、熱安定性が下がり、紡糸調子等
が悪くなることがあるので好ましくない。一方、スルホ
ン酸金属塩化合物が95重量%を越えると、ヒドロキシ
化合物の配合比が5重量%未満になり、ポリマーに対す
るスルホン酸金属塩化合物の相溶性および分散性は悪く
なり、不織布の親水性にやや斑が生じてしまい好ましく
ない。
【0011】前記親水化剤のポリオレフィン成分への含
有率は、0.1重量%〜5.0重量%であることが好まし
い。0.1重量%未満の場合には、十分な親水性が得ら
れず好ましくない。また、5重量%を越えると、特に繊
維群をエジェクター等で高速引き取りし、得られたウエ
ブを熱圧着する、いわゆるスパンボンド方式の長繊維不
織布製造工程では、紡糸段階での糸切れが多くなり、好
ましくない。
【0012】ポリオレフィン成分に親水化剤を含有させ
る方法としては、マスターバッチ化してチップブレンド
する方法、ペレット化にしてチップブレンドする方法、
または直接溶融体に添加する方法等が挙げられる。
【0013】本発明での長繊維不織布を形成する繊維の
形態は、親水化剤をブレンドしたポリオレフィン成分と
それよりも30℃以上融点の高い熱可塑性重合体成分と
から形成された複合繊維である。複合繊維の構造として
は、芯鞘構造、偏心芯鞘構造、並進構造、ブレンド構造
等いずれであっても良いが、特に芯鞘構造のものが好ま
しい。
【0014】ポリオレフィン成分と熱可塑性重合体成分
との組合せの例としては、熱処理工程での安定性から融
点が30℃以上差がある組合せであればよく、ポリエス
テルとポリオレフィン、ポリアミドとポリオレフィン、
ポリオレフィンとポリオレフィン等が挙げられる。具体
的にポリオレフィン成分としては、ポリプロピレン、高
密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、低密度ポリエ
チレン、直鎖状低密度ポリエチレン、共重合ポリエチレ
ン、ポリエチレン/ポリプロピレン共重合体等;ポリエ
ステルとしては、ポリエチレンテレフタレート、ポリブ
テレンテレフタレート、あるいはこれらを主成分とする
共重合体;ポリアミドとしては、ナイロン6、ナイロン
66、ナイロン46、ナイロン610、あるいはこれら
を主成分とする共重合体が挙げられる。
【0015】また、これらには熱安定剤等の添加剤が添
加されていてもよい。不織布としての風合いや、熱処理
工程での温度範囲が広くとれ、高速生産性に対応できる
ことから、複合繊維としてはポリエチレンが繊維表面を
占めている構造が好ましい。また、2成分が、両方とも
ポリオレフィンの場合、例えばポリエチレンとポリプロ
ピレンからなる芯鞘構造等が挙げられるが、この場合鞘
成分のポリエチレンに親水化剤がブレンドされている構
造が好ましい。芯側または繊維表面に露出していない部
分に親水化剤がブレンドされている場合には、親水性を
示すものの効果は下がってしまうので好ましくない。
【0016】本発明の長繊維不織布は、上記2成分の重
合体を使用して、従来公知の繊維用の溶融紡糸装置を用
いて得ることができる。これらの紡糸された繊維群をエ
ジェクター等の圧空装置で引き取り、ネット上にウエブ
が形成され、こうして得られたウエブをエンボスロール
等に熱圧着することにより不織布が得られる。長繊維不
織布を構成する繊維群の繊度としては、1.0〜5.0デ
ニールの範囲が好ましい。1.0デニール以下の場合、
得られるシートの風合いがソフトになるが、十分な強度
ものが得られず好ましくない。また、5デニールを越え
ると、得られる不織布の風合いがソフトなものが得られ
ないので好ましくない。
【0017】本発明での抄紙層の繊維としては、天然パ
ルプの他に合成繊維、さらには活性炭繊維等ショートカ
ット繊維を1種ないし2種以上混抄して用いられる。そ
して、より好ましくは前記長繊維不織布と同様の成分か
らなる複合繊維であって、繊度0.1〜10デニール、
単糸の長さが3〜15mmの短繊維を10〜60重量%
含有していることが好ましく、特に20〜40重量%含
有していることが好ましい。この範囲のものを混抄する
ことにより、抄紙層の繊維と長繊維不織布の接着強力が
一層高くなる。本発明での複合不織布は、前記長繊維不
織布と抄紙層とは、前記ポリオレフィン成分の熱接着に
よって接合しており、長繊維不織布内の高融点成分は変
形せず、その高強力は維持されたものとなる。
【0018】本発明での複合不織布の製造方法として
は、湿式抄造の際にその抄紙層を上記長繊維不織布上に
インラインで重合・接合して一体化する方法等が挙げら
れる。これら湿式抄紙工程中に、加熱乾燥するドライヤ
ー上で熱接合することにより、抄紙層を不織布面に、所
望の形状で接合することができる。この際に、長繊維不
織布が親水性を有していることにより、濡れた抄紙層と
長繊維不織布の界面での濡れ性が良く、両者のなじみが
良くなることにより接着の強いものが得ることができ
る。さらに親水化剤が、添加されていることにより、ポ
リオレフィン成分の流動特性も上がり、接着強力が強く
なるという効果も得ることが可能となる。
【0019】また、この際、目付も用途に応じて適時選
択されるものであり、この際の長繊維不織布の目付も適
時選択すればよい。これら複合不織布は、用途に応じて
長繊維−抄紙−長繊維や、抄紙−長繊維−抄紙等を選ぶ
ことが可能である。さらにドレープ性や嵩高性を狙っ
て、クレープ加工を行っても、両者の親和性が高いの
で、剥離等も生じることもなく生産することが可能であ
る。
【0020】
【実施例】以下、実施例に基づいて本発明を具体的に説
明する。なお複合不織布の評価方法は次のとおりとし
た。 1)耐折性 JIS P8115の方法に準じ、MIT型耐折試験機
にて張力1Kgfの条件下で折り曲げ試験を行い、長繊
維不織布層とパルプ層との層間剥離を生じるまでの屈曲
回数を求めた。 2)親水性 平均粒径160μmの水スプレー50ccを、複合不織
布の長繊維不織布側の面(直径20cmの範囲)に行
い、不織布表面に水玉の凝集を生じるか否か観察した。
凝集を生じないものを○、凝集を生じたものを×と判定
した。
【0021】実施例1 固有粘度が0.7のポリエチレンテレフタレートを芯成
分に、平均炭素数が15であるアルキルスルホン酸ナト
リウム塩80重量%とステアリルモノエタノールアミド
20重量%からなる親水化剤を2.0重量%含有したメ
ルトインデックス値が20の高密度ポリエチレンを鞘と
する2成分芯鞘構造で、単糸繊度2.0デニール、芯鞘
比50/50(重量)からなるフィラメントを紡出し、
エジェクターにて牽引し、開繊した後、移動するネット
上にウエブを形成した。このウエブを135℃に加熱し
たエンボスロールにて、部分的に熱接着し、目付が20
g/m2である不織シートを得た。この長繊維不織布を
第1層とし、ウッドパルプ70%と、上記長繊維不織布
と同成分からなる熱接着性繊維30%を混抄した湿潤状
態の抄紙層を第2層として積層し、速度60m/分、ド
ライヤー温度140℃の条件で両層を熱接着し目付40
g/m2の複合不織布を得た。
【0022】実施例2 実施例1で得られた複合不織布に5%のクレープ加工を
施し、目付42g/m 2の複合不織布を得た。
【0023】実施例3 平均炭素数が15であるアルキルスルホン酸ナトリウム
塩95重量%とステアリルアルコール5重量%からなる
親水化剤を用いる以外は、実施例1と同一の方法で目付
40g/m2の複合不織布を得た。
【0024】実施例4 実施例3で得られた複合不織布に5%のクレープ加工を
施し、目付42g/m 2の複合不織布を得た。
【0025】比較例1 親水剤を使用しない以外は、実施例1と同様にして目付
40g/m2の複合不織布を得た。
【0026】比較例2 比較例1で得られた不織布に5%のクレープ加工を施
し、目付42g/m2の複合不織布を得た。これら実施
例、比較例の複合不織布について、耐折性、親水性の評
価を行った結果を表1に示した。
【0027】
【表1】
【0028】
【発明の効果】本発明に係わる複合不織布は、優れた吸
水・吸湿性を有し、また長繊維不織布が親水性を有する
ことによりパルプとの親和性が良く、両者のなじみが良
くなることにより、十分な接着強力でかつクレープ加工
にも適しているので、ソフトで嵩高性である包装用(特
に食品包装用)、メディカル用、ワイピング用等多用途
に適したものである。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1)で表わされるスルホン
    酸金属塩化合物を含有する親水化剤が含有されているポ
    リオレフィン成分と、該ポリオレフィン成分より30℃
    以上融点の高い熱可塑性重合体成分とから形成された複
    合繊維からなる長繊維不織布と、湿式抄造してなる天然
    パルプを含有する抄紙層とを積層した複合不織布であっ
    て、長繊維不織布と抄紙層とはポリオレフィン成分の熱
    接着によって接合していることを特徴とする複合不織
    布。 R−SO3M・・・・(1) (式中、Rは平均炭素数が5〜25のアルキル基、アリ
    ール基またはアルキルアリール基を示し、Mはアルカリ
    金属を示す)
  2. 【請求項2】 親水化剤が前記一般式(1)で表わされ
    るスルホン酸金属塩化合物50〜95重量%と、下記の
    一般式(2)で示されるヒドロキシ化合物50〜5重量
    %の混合物である請求項1記載の複合不織布。 R’−(X)−CH2CH2OH・・・・(2) (式中、R’は平均炭素数が5〜25のアルキル基を示
    し、Xは−CONH−または−N(CH2CH2OH)−
    または結合手を示す)
  3. 【請求項3】ポリオレフィン中の親水化剤の含有量が
    0.1重量%〜5重量%である請求項1または2記載の
    複合不織布。
  4. 【請求項4】 抄紙層が、下記の一般式(1)で表わさ
    れる親水化剤が含有されているポリオレフィン成分と、
    該ポリオレフィン成分より30℃以上融点の高い熱可塑
    性重合体の複合繊維からなる熱接着性繊維を10〜60
    重量%含有していることを特徴とする請求項1または2
    記載の複合不織布。 R−SO3M・・・・(1) (式中、Rは平均炭素数が5〜25のアルキル基、アリ
    ール基またはアルキルアリール基を示し、Mはアルカリ
    金属を示す)
  5. 【請求項5】 ポリオレフィン成分がポリエチレンから
    なることを特徴とする請求項1または2記載の複合不織
    布。
  6. 【請求項6】 熱可塑性重合体がポリエステルからなる
    ことを特徴とする請求項1または2記載の複合不織布。
  7. 【請求項7】 複合繊維が、芯鞘構造であることを特徴
    とする請求項1または2記載の複合長繊維不織布。
JP8213660A 1996-08-13 1996-08-13 複合不織布 Withdrawn JPH1060764A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008535955A (ja) * 2005-03-14 2008-09-04 ロディア ルシェルシュ エ テクノロジー 熱可塑性ポリマー及び親水化剤を含む組成物
KR101045681B1 (ko) 2010-12-14 2011-07-01 (주)웰크론 복합 방사 고흡수성 멜트블라운 부직포의 제조방법

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