JP3060629B2 - 低比重ポリオレフィン繊維及びこれを用いた不織布 - Google Patents

低比重ポリオレフィン繊維及びこれを用いた不織布

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は低比重のポリオレフイン
繊維に関する。更に詳しくはポリオレフイン樹脂に特定
の高軟化点の石油樹脂を配合した組成物を紡糸し、延伸
して、繊維内部にミクロボイドを多数発生させることに
より、低比重でパ−ル感を付与した繊維及び該繊維を用
いた不織布に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にポリオレフイン繊維は、低比重
性、ソフト性、高強度である等の特徴があり不織布、編
織布、充填材等の分野に広く使用されている。繊維を低
比重化する方法として、複合繊維の一方の成分に発泡剤
を添加して複合紡糸し、発泡繊維とする方法(特開昭5
2−85513、特開昭59−76959)、芯鞘型複
合成分の鞘成分に発泡剤を添加し、中空繊維用口金より
紡糸し芯側が中空で鞘側に多数の気泡を発生させる方法
(特公昭43−19616)等が知られている。又、熱
可塑性樹脂に無機充填剤を添加して溶融紡糸した後、延
伸することにより繊維内部にミクロボイドを発生させる
方法も知られている。しかし、これらの方法には次のよ
うな欠点がある。即ち発泡剤を添加する方法では、非複
合紡糸法であっても複合紡糸法であっても、発泡剤の分
解により発生した気泡が繊維表面に開裂すること、気泡
群が繊維内で凝集し気泡径が大になること、発泡剤を多
量に添加する必要があること、等の理由で低比重繊維を
安定して製造することができない。又無機充填剤を添加
する方法でては、パ−ル感のある繊維は得られるが、無
機充填剤は高比重であること、多量に添加する必要があ
ること等の理由で低比重繊維は得られない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は前記従
来のポリオレフイン繊維の課題を解決し、低比重でパ−
ル感がありしかも細繊度糸も安定して製造可能なポリオ
レフイン繊維及びこの繊維を用いた不織布を提供する事
にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は繊維の低比重
化及びパ−ル感を与える目的で種々の製法を検討した結
果、ポリオレフィン樹脂に特定の軟化点を有するシクロ
ペンタジエン系石油樹脂を添加することによって、従来
の発泡剤や無機充填剤を添加した場合よりも一層効果的
に上記目的が達成される事を知り本発明に到達した。即
ち本発明は、 (1)軟化点(環球法)160℃以上のシクロペンタジ
エン系石油樹脂を3〜40重量%含有し、残りの樹脂成
分はポリプロピレン、ポリエチレン、ポリブテン−1、
プロピレンと他のα−オレフィンとの二元又は三元共重
合体、又はそれらの混合物であるポリオレフィン樹脂か
らなる、比重が0.89以下でかつパ−ル感のある低比
重のポリオレフィン繊維、 (2)上記(1)項記載のポリオレフィン繊維が、複数
のポリオレフィン樹脂からなる複合繊維である低比重の
ポリオレフィン繊維。 (3)複合繊維の各成分が融点又は軟化点の差が20℃
以上ある複数のポリオレフィン樹脂からなり、かつ低融
点樹脂が繊維表面の過半部を形成する上記第2項記載の
ポリオレフィン複合繊維、 (4)上記第1項又は第2項に記載の低比重のポリオレ
フィン繊維30重量%以上と他の繊維70重量%以下と
からなる不織布、 (5)上記第3項記載の低比重のポリオレフィン複合繊
維30重量%以上と他の繊維70重量%以下とからな
り、繊維の接点が複合繊維の低融点樹脂により接着され
た不織布、である。
【0005】本発明で用いる残りの樹脂成分は、それを
溶融紡糸して得られる未延伸糸を2倍以上に延伸する際
の延伸温度が160℃未満のポリオレフィンからなる樹
脂成分であり、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリブ
テン−1、プロピレンと他のα−オレフインとの二元又
は三元共重合体、又はそれらの混合物の中から選ぶこと
ができる。
【0006】本発明で用いるシクロペンタジエン系石油
樹脂は、石油ナフサ等のスチ−ムクラツキング等から得
られるシクロペンタジエン、ジシクロペンタジエン、及
びそれらの多量体、或はそれらの混合物等を主成分とす
る留分を溶剤の存在下又は不存在下で、好ましくは22
0〜320℃の温度で、重合系を液相に保持しう得る以
上の圧力下で、数時間以上熱重合して得られたシクロペ
ンタジエン系成分を50重量%以上含有する高分子量高
軟化点シクロペンタジエン系石油樹脂、及びこの石油樹
脂を従来公知の方法で水素化した水素化シクロペンタジ
エン系石油樹脂、又はそれらの混合物である。こうして
得られたシクロペンタジエン系石油樹脂のうち、本発明
に於いては、その軟化点(環球法)が160℃以上のも
のを使用する。軟化点が160℃未満のものでは、特公
昭41−7958号公報や、従来公知の水素化石油樹脂
と同様に繊維が透明化し、パ−ル感が発生せず、本発明
の目的とする繊維を得ることは出来ない。このようなシ
クロペンタジエン系石油樹脂のなかで、水素化シクロペ
ンタジエン系石油樹脂が好ましく、特に、軟化点が17
0〜200℃で、かつゲルパ−ミエ−シヨンクロマトグ
ラフイ−法で測定した平均分子量が1200以上、ヨウ
素価が20以下の水素化シクロペンタジエン系石油樹脂
は、ポリオレフインとの相溶性に優れ均一分散が可能で
あるので、可紡性や延伸性等生産性に優れ、かつ細繊度
で繊度むらのない繊維が得られるので好ましい。
【0007】本発明では、前記のポリオレフインからな
る樹脂成分に、上記のシクロペンタジエン系石油樹脂
(以下単に石油樹脂と略称することがある)を繊維全体
に対し3〜40重量%配合する。石油樹脂の配合量が3
重量%未満の場合、パ−ル感は若干なりとも改良できる
が、比重0.89以下の低比重のポリオレフィン繊維は
得られないので好ましくない。又、石油樹脂の配合量が
40重量%を超すと、細繊度の糸の可紡性及び 延伸性
が低下するのでやはり好ましくない。繊維が多成分から
なる複合繊維の場合には、石油樹脂を各成分に均等に配
合しても良く、又成分毎に配合量を変えることにより色
調の異なった繊維を得ることもできる。 さらに、複合
繊維が融点の異なるポリオレフィン樹脂を組み合わせて
用いたいわゆる熱融着性複合繊維の場合、低融点成分と
して石油樹脂の軟化点以下の融点を有するポリオレフィ
ン樹脂を用い、高融点成分として低融点成分より20℃
以上高い融点を有するポリオレフィン樹脂を用い、石油
樹脂は高融点成分側にのみ配合する。このことにより、
繊維内に存在するミクロボイドを消滅させないまま、繊
維間を接着させるための熱処理を石油樹脂の軟化点以下
の温度で実施することができる。本発明のポリオレフィ
ン繊維には、パール感の調子を変える目的で少量の酸化
チタン、マイカ、炭酸カルシウム等の無機充填剤や各種
の着色材等を、本発明の効果を損なわない範囲で添加す
ることもできる。
【0008】本発明のポリオレフィン繊維は、前記石油
樹脂を配合したポリオレフィン樹脂を従来公知の方法で
紡糸(あるいは複合紡糸)した後、石油樹脂の軟化点以
下の温度で2倍以上、好ましくは3−9倍に、延伸する
ことにより得られる。延伸温度が該石油樹脂の軟化点以
上の場合あるいは延伸倍率が2倍未満の場合には、ミク
ロボイドは発生せず、低比重かつパ−ル感のある繊維は
得られない。このようにして得られた延伸糸は、捲縮を
付与し、又は捲縮を付与せずに、繊維長3〜25mmの
ストランドチヨツプ、繊維長25〜120mmのステ−
プル、或はマルチフィラメントとして編織布用材料、不
織布用材料あるいは充填材、詰物材等に広く使用され
る。
【0009】本発明の低比重のポリオレフイン繊維は、
それ自身単独で、又はこのポリオレフィン繊維30重量
%以上と他の繊維70重量%以下との混合繊維として、
従来公知の不織布製造方法で不織布とすることができ
る。従来公知の不織布製造方法としては、ニ−ドルパン
チ法、ウオ−タ−ニ−ドル法、バインダ−法等の非熱接
着不織布製造方法、さらには熱カレンダ−ロル法、熱エ
ンボスロ−ル法、熱風ドライヤ−法等が例示できる。こ
れらの方法で得られた不織布は単独で、又は他の材料と
併用し複合材等として使用される。
【0010】
【実施例】次に実施例により本発明を更に詳細に説明す
る。なを各例に於ける物性等の評価方法を以下に示す。 軟化点:JIS K2207(環球法)、(単位℃)に
よる。 ヨウ素価:JIS K0070による。試料100g中
の不飽和成分に付加されるヨウ素のg数を言う。 密度:JIS L1015(密度勾配管法)による。 MFR:メルトフロレ−ト ポリプロピレン:JIS K7210の条件14(23
0℃、2160g)による。 ポリエチレン:JIS K7210の条件4(190
℃、2160g)による。 パ−ル感:石油樹脂無添加のポリプロピレン繊維(2.
5d/f×51mm)のニ−ドルパンチ不織布(目付け
100g/m2、10cm×10cm)と各例の不織布
又は繊維(カ−ドウエブ)を対比し、パ−ル感が無いか
または極僅かしか無いものをパ−ル感無し、パ−ル感が
著しく有るものをパ−ル感有りと判定した。 不織布強度:不織布より幅5cm長さ15cmの試験片
を切取り、つかみ間隔10cm伸張速度10cm/mi
nで破断強度(g/50mm)を測定した(不織布の機
械方向)。
【0011】
【実施例1〜5、比較例1〜4】融点163℃(軟化点
153℃)MFR16のポリプロピレンに 第1表に示
した各種の石油樹脂を第2表に示した配合量でそれぞれ
添加混合し、いずれも紡糸温度230℃で溶融紡糸して
未延伸糸を得た。これらの未延伸糸を70℃で4.6倍
に延伸し、クリンパ−で12山/25mmの捲縮を付与
した後切断して18d/f×64mmのステ−プル繊維
を得た。実施例、比較例共に可紡性および延伸性は良好
であった。これらのステープル繊維をカ−ド機を通して
目付け100g/m2のウエブとし、次いでニ−ドルパ
ンチングをして不織布を得た。繊維および不織布の特性
を第2表に示す。第2表より、繊維全体に対し軟化点が
160℃以上の石油樹脂を3重量%以上添加したものは
比重0.89以下であり、かつパ−ル感に優れたもので
あることが分かる(実施例1〜5)。一方、石油樹脂を
添加しないもの又は軟化点が160℃未満の石油樹脂を
添加したものは比重は下がらず、しかもパ−ル感も無い
ことが分かる(比較例1〜4)。
【0012】
【実施例6〜7、比較例5〜6】融点163℃(軟化点
153℃)MFR38のポリプロピレンに第1表に示し
た各種の石油樹脂を第3表に示した配合量でそれぞれ添
加混合し、いずれも紡糸温度240℃で溶融紡糸して未
延伸糸を得た。これらの未延伸糸を85℃で4.0倍で
延伸し、クリンパ−で15山/25mmの捲縮を付与し
た後切断して2.5d/f×51mmのステ−プル繊維
を得た。実施例、比較例共に可紡性および延伸性は良好
であった。これらのステープル繊維をカ−ド機を通して
目付け20g/m2のウエブとし、次いで熱エンボスロ
−ルを用いて温度140℃で熱圧着して不織布を得た。
繊維および不織布の特性を第3表に示す。第3表より軟
化点が160℃以上の石油樹脂を12重量%添加したも
のは比重0.89以下であり、かつパ−ル感に優れた物
であることが分かる(実施例6、7)。一方、軟化点が
160℃以下の石油樹脂を同量添加したものは比重は下
がらず、しかもパ−ル感も無いことが分かる(比較例
5、6)。
【0013】
【実施例8〜10、比較例7】実施例7により得られた
ポリプロピレン繊維と1.5d/f×51mmのレ−ヨ
ン又は2.0d/f×51mmのポリプロピレン(芯)
/ポリエチレン(鞘)複合繊維を種々の比率で混合し、
カ−ド機を通して目付20g/m2のウェブを得た。次
いでこれらのウエブを熱エンボスロ−ルを用い温度13
6℃で熱圧着して目付20g/m2の不織布を得た。不
織布の特性を第4表に示す。この表より低比重で且つパ
−ル感のある繊維を30重量%以上混合することにより
パ−ル感のある不織布が得られることが分かる。
【0014】
【表1】
【0015】
【表2】
【0016】
【表3】
【0017】
【表4】
【0018】
【実施例11〜16、比較例8〜10】第1成分として
融点163℃(軟化点153℃)MFR12のポリプロ
ピレンを用い、第2成分として融点133℃(軟化点1
16℃)の高密度ポリエチレンを用い、各々の成分に第
1表に示した各種の石油樹脂を第5表に示した配合量で
それぞれ添加混合し、紡糸温度を第1成分第2成分共に
230℃とする複合紡糸法により溶融紡糸して、第1成
分を芯成分とし第2成分を鞘成分とする、複合比1対1
の芯鞘型の複合繊維未延伸糸を得た。これらの未延伸糸
を80℃で5.6倍に延伸し、クリンパ−で12山/2
5mmの捲縮を付与した後切断して14d/f×64m
mのステ−プル繊維を得た。実施例、比較例共に可紡性
および延伸性は良好であった。これらのステープル繊維
をカ−ド機を通し目付け100g/m2のウエブとし、
次いでニ−ドルパンチングをして不織布を得た。複合繊
維および不織布の特性を第6表に示す。第6表より、複
合繊維全体に対し軟化点が160℃以上の石油樹脂を3
重量%以上添加したものは比重0.89以下であり、か
つパ−ル感に優れた物であることが判る(実施例11〜
16)。一方、石油樹脂を添加しないもの又は軟化点が
160℃未満の石油樹脂を添加したものは比重は下がら
ず、しかもパ−ル感も無い事が分かる(比較例8〜1
0)。
【0019】
【実施例17、比較例11〜12】第1成分として融点
163℃(軟化点153℃)MFR20のポリプロピレ
ンを用い、第2成分として融点138℃(軟化点125
℃)のプロピレンを主成分とするエチレン・ブテン−1
の三元コポリマ−を用い、第1成分のみに第1表に示し
た各種の石油樹脂を第6表に示した配合量でそれぞれ添
加混合し、紡糸温度を第1成分は240℃第2成分は2
80℃とする複合紡糸法により溶融紡糸して、第1成分
を芯成分とし第2成分を鞘成分とする、複合比1対1の
芯鞘形複合繊維未延伸糸を得た。これらの未延伸糸を7
0℃で3.9倍で延伸し、クリンパ−で14山/25m
mの捲縮を付与した後切断して2.5d/f×51mm
のステ−プル繊維を得た。実施例、比較例共に可紡性お
よび延伸性は良好であった。これらのステープル繊維を
カ−ド機を通して目付け20g/m2のウエブとし、次
いでエンボスロ−ルを用いて温度130℃で熱圧着し不
織布を得た。複合繊維および不織布の特性を第6表に示
す。第6表より、複合成分全体に対し軟化点が160℃
以上の石油樹脂を3重量%以上添加したものは比重0.
89以下であり、かつパ−ル感に優れたものであること
が分かる(実施例7)。一方、石油樹脂の添加量が3重
量%未満のもの、あるいは軟化点が160℃未満の石油
樹脂を添加したものは比重は下がらずしかもパ−ル感も
無いことが分かる。(比較例11〜12)。
【0020】
【実施例18、比較例13〜14】第1成分として実施
例17で用いたポリプロピレンを用い、第2成分として
融点133℃の高密度ポリエチレン50%と融点128
℃の線状低密度ポリエチレン50%とを混合したものを
用い、実施例17と同一条件で芯鞘形複合繊維を製造
し、2.5d/f×51mmのステ−プル繊維を得た。
実施例、比較例共に可紡性および延伸性は良好であっ
た。これらのステープル繊維を実施例17と同様にウエ
ブとし、エンボスロ−ルを用い温度125℃で熱圧着し
て目付20g/m2の不織布を得た。複合繊維および不
織布の特性を第6表に示す。第6表より、複合成分全体
に対し軟化点が160℃以上の石油樹脂を3重量%以上
添加したものは低比重であり、かつパ−ル感も優れてい
ることが分かる(実施例18)。一方、石油樹脂の添加
量が3重量%未満のもの、あるいは軟化点が160℃未
満の石油樹脂を添加したものは比重は下がらずしかもパ
−ル感も無いことが分かる(比較例13〜14)。
【0021】
【実施例19〜21、比較例15】実施例18により得
られた複合繊維と1.5d/f×51mmのレ−ヨンを
種々の比率で混合し、カ−ド機を通して目付20g/m
2のウェブを得た。次いでこれらのウエブをエンボスロ
−ルを用い温度130℃で熱圧着して目付20g/m2
の不織布を得た。不織布の特性を第7表に示す。第7表
より、低比重でかつパ−ル感のある複合繊維を30重量
%以上混合することによりパ−ル感のある不織布が得ら
れることが分かる。
【0022】
【表5】
【0022】
【表6】
【0023】
【表7】
【0024】
【発明の効果】本発明の繊維及び不織布は、通常のポリ
オレフイン繊維等より更に低比重でしかもパ−ル感に優
れる。本発明の繊維は紡績後編織布にしたり或は不織布
とし、該繊維製品単独で又は他の材料と複合し車両用天
井材、包装材、インテリア用材、衛生用材等の用途に広
く用いられる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI D04H 1/42 D04H 1/42 K 1/54 1/54 C

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軟化点(環球法)160℃以上のシクロ
    ペンタジエン系石油樹脂を3〜40重量%含有し、残り
    の樹脂成分はポリプロピレン、ポリエチレン、ポリブテ
    ン−1、プロピレンと他のα−オレフィンとの二元又は
    三元共重合体、又はそれらの混合物であるポリオレフィ
    ン樹脂からなる、比重が0.89以下でかつパ−ル感の
    ある低比重のポリオレフィン繊維。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のポリオレフイン繊維が、
    複数のポリオレフイン樹脂からなる複合繊維である低比
    重のポリオレフイン繊維。
  3. 【請求項3】 複合繊維の各成分が融点又は軟化点の差
    が20℃以上ある複数のポリオレフィン樹脂からなり、
    かつ低融点樹脂が繊維表面の過半部を形成する請求項2
    記載のポリオレフイン複合繊維。
  4. 【請求項4】 請求項1又は請求項2に記載の低比重ポ
    リオレフイン繊維30重量%以上と他の繊維70重量%
    以下とからなる不織布。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の低比重ポリオレフイン複
    合繊維30重量%以上と他の繊維70重量%以下とから
    なり、繊維の接点が複合繊維の低融点樹脂により接着さ
    れた不織布。
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