JPH10501783A - 閉止栓 - Google Patents

閉止栓

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JPH10501783A
JPH10501783A JP7524246A JP52424695A JPH10501783A JP H10501783 A JPH10501783 A JP H10501783A JP 7524246 A JP7524246 A JP 7524246A JP 52424695 A JP52424695 A JP 52424695A JP H10501783 A JPH10501783 A JP H10501783A
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ギャロウェイ デュウォー,ジョージ
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デューコ インヴェストメンツ ピーティワイ エルティディ
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Abstract

(57)【要約】 開口部付きの容器用の栓であって、前記栓は0.18ないし2.00g/cm3の密度を持つ係合されたおよび/または係合以外の手段で組み合わされた合成および/または天然繊維の弾性塊からなり、容器の開口部に密封的に挿入されるのに適した形状および密度を持つ。用語“繊維”は、より糸、織物、カーペット等にすることができる材料を指す。この繊維、または繊維の一部は、接着された“フェルト状より糸”、または“フェルト状スライバー”の形であってもよい。この栓は、例えば繊維塊の弾性または密度を変えるために、この栓の密封性を変えるために、および/または栓を挿入しやすくするために添加できる1つ以上の添加剤も含んでよい。添加剤はまた、繊維塊を容器の内容物と隔離するために添加する場合もある。この栓の製作方法も請求されている。

Description

【発明の詳細な説明】 係合繊維製閉止栓 本発明は、容器用の栓(閉止体、closure)、特にワイン瓶用の栓、お よびその製作方法に関する。 天然コルクから作られるワイン瓶の栓は、瓶の内容物の中にかび臭い汚れを生 じることのある化学物質の源となる場合がある。このような化学物質(例えば、 トリクロロアニソール)は、塩素または他の塩素化合物での処理を含む、コルク の漂白プロセスに由来する。このような化学薬品に曝されてしまったワインは“ コルク汚染している(corked)”と言われており、世界中で販売される全 ワイン瓶の10%までがこのようにコルク汚染しているのではないかと推定され ている。 更に、コルクは益々希少価値の商品となりつつあり、現在では余り高価なので ワインメーカーの中にはリサイクルされたコルクの凝集粒子から作るコルクの使 用にたよっているものもある。この所謂“凝集(agglo)”コルクも、使用 される接着剤のためにおそらくは部分的にワインを汚染していることが分かって いる。 従って、コルクの瓶栓の安価な代替物への大きな要望がある。このような代替 物としてはプラスチックの“シャンパン型(champagne−style) ”コルクと金属のネジ型キャップ“ステルバン(Stelvin)”の2つがあ る。この両タイプの栓は密封が優れているが美観が劣るので、低級ワインへの使 用に限られてきた。 合成および/または天然繊維、特にウールから成る栓が、コルクの優れた代替 物であることをここで提案する。 従って、本発明は、0.15ないし2.00g/cm3の密度を持ち、係合さ れた(interlocked)、および/または係合以外の手段で組合された (associated)、合成および/または天然繊維の少なくとも1つの弾 性塊からなる、開口部付きの容器用の栓であって、前記容器の開口部に密封的に 挿 入されるのに適した形状および密度を持つ栓を提供するものである。 “繊維”なる用語は、より糸、織物、カーペット等に形成することができる材 料を指す。 繊維の係合は、例えば、“フェルト化”プロセス、ニードルパンチ、製織およ び/または編成によって達成できる。“係合以外の手段で組み合わされた”とい う表現は、繊維の弾性塊を作り出すための他の手段を指す。例えば、繊維または 繊維の一部を接着剤または接着剤様の性能を持つポリマーで接着することができ る。 繊維または繊維の一部は、接着された“フェルト化より糸(felted y arns)”または“フェルト状スライバー(felted slivers) ”の形であってもよい。 好ましい天然繊維としては、綿、亞麻、サイザル麻、リネン、セルロースおよ びジュートのような植物繊維、並びに、アンゴラ、ウール、アルパカおよびそれ らの混合物のような動物由来の繊維が挙げられる。 好ましい合成繊維には、酢酸セルロース、三酢酸セルロース、アクリル繊維、 アラミド繊維(即ち、芳香族ポリアミド繊維)、レーヨン繊維、ポリオレフィン 繊維(例えば、ポリプロピレン)、ナイロン繊維、ポリエステル繊維、ポリウレ タン繊維、テレリレン繊維、テフロンおよびこれらの混合物が含まれる。 前述の合成および/または天然繊維の混合物もまた適している。最も好ましい のは、繊維は羊毛または羊毛繊維を含む繊維混合物である。 好ましくは繊維の弾性塊は0.18ないし0.95g/cm3、より好ましく は0.4ないし0.8g/cm3の密度を持つ。 本発明による栓は、例えば繊維塊の弾力性または密度を変えるため、該栓の密 封性を変えるため、および/または栓の挿脱を容易にするため、一以上の添加剤 も加えてもよい。添加剤は、また、繊維塊を容器の内容物から隔離するために添 加してもよい。 従って、弾性塊からなる繊維および/または栓の外側部は、容器の内容物が繊 維に直接接触することのないように、コーティング材料で全部または部分的(例 えば、栓の端部のみ)にコーティングされてもよい。別法として、コーティング 材料を使って栓の中にある空隙の一部または全部を充填(即ち、含浸)すること もできよう。容器の内容物が食物または飲物の場合は、コーティングおよび/ま たは含浸材料は、“食物への接触が認可された”物質から選ぶのが好ましい。食 物および飲物用に応用する場合の更なる安全対策として、繊維塊を滅菌消毒する のも好ましい。 適当なコーティング材料には、ポリエチレン分散物、エチレン−酢酸ビニルコ ポリマー(EVA)のようなポリマーの変性ポリエチレン分散物およびゲル、ポ リ(塩化ビニリデン)およびそのコポリマーの溶液および分散物(例えば、発泡 および非発泡PVC)、ポリウレタン、アクリル系ラテックス、ラッカーおよび 分散物並びにいろいろな熱成形フィルムのような、包装材料で一般的に使用され るコーティング材料が含まれる。パラフィン、ワックスおよびシリコーンも適当 な添加剤である。 栓は、また複数のコーティング膜を含んでもよく、その各コーティング膜は同 じ組成でも異なった組成でもよい。含浸剤を一以上のコーティング材料と組み合 わせて使用してもよい。(特にワックスの)多層コーティング膜を取り入れると 、(栓の密封性を高めることができる)より均一に滑らかな表面を持つ栓の製造 に役立つ。或る種のPVDCおよび硬いアクリル樹脂のようなより硬いコーティ ング膜を研磨ブラシ等を用いて機械加工しても滑らかな表面が得られる。 添加剤は、栓の0.01ないし70%(重量)、より好ましくは0.1ないし 30%(重量)である。添加剤を繊維塊の繊維に含浸させる場合、添加剤は繊維 塊の1−30%(重量)であることが好ましい。 添加剤を繊維塊に含有させる、即ち適用するには、接着力または結合力を促進 するために繊維塊を乾燥(例えば、マイクロ波または加熱空気を用いるタンブリ ング)、または前処理が必要な場合がある。繊維塊がウール繊維塊の場合、前処 理は、塩素処理、UV処理およびその他酸化処理から選ぶことができる。 添加剤は、浸漬、スプレーおよび/または噴射によって繊維塊に適用または含 有させることができる。別法として、個々の繊維または繊維の束をコーティング し、ついで係合された、および/または、係合以外の手段で組合された繊維の弾 性塊に成形することもできる。 好ましくは、いずれの添加剤も繊維塊の弾性に余り大きな悪影響を及ぼしては いけない。従って、特に繊維塊の外側部にコーティングとして適用する時は、P VCおよびポリウレタンは、繊維塊の中の繊維の弾性を保持するのに特に優れて いるので、好ましい添加剤である。PVCはまた、容器の開口部での栓の挿脱を 容易にする低摩擦性を示す。使用する可塑剤または増量剤(ポリウレタンの場合 )の量および/または種類を調節することにより、この低摩擦性を変化させるこ ともできる。 本発明による栓には、また、添加剤のエンドキャップ、つまり厚さ約2.0m mないし5.0mmのキャップ栓を片方または両端上に設けてもよい。これらの キャップによって構造上の一体性が得られ、栓を開口部の中に挿入する際に栓が 変形するのを避けることができる。 本発明による栓はまた、二以上の繊維塊を具備してもよい。このような実施態 様では繊維塊は接着剤で接着され、同一または異なる特性を有することができる 。即ち、繊維塊は異なる密度、異なる添加剤を持つか或いは異なる方法によって 製造できる。液体に対して不透過性の繊維もあれば、ガス状分子に対して不透過 性の繊維もある。繊維塊は、一以上の液体および/またはガス−不透過性膜によ って互いに接着し隔離することができる。この膜は、栓と容器の開口部の表面と の間の密封を形成しやすく(または完全に形成)するために、繊維塊よりも僅か に大きい直径まで広げてもよく、その場合はこの繊維塊が必要な圧縮力を付与す る。 更に、繊維塊には弾性があるので、本発明の栓は、密封対象の容器の開口部に 忠実に合致させた形状に必ずしもする必要はない。例えば、ワイン瓶用の栓は、 湾曲した(凹または凸)端部を持つあるいは持たない標準的なコルク栓と同じ形 状と寸法を持つのが好ましいが、回転楕円体または卵形でもよい。ワイン瓶用の 栓は、コルク栓の標準的形状の繊維塊から成ってもよいが、ゴムまたは他の弾性 ポリマーから形成されるO−リングを備えている。従って、このO−リングは、 必要な圧縮力を発現する繊維塊と共に、栓と瓶の首部との間の密封を形成しやす く(または完全に形成する)する。ワイン瓶用の栓の予想される形状および構造 の幾つかを図1に示す。 極めて広範囲の容器/内容物、特にワインおよびアルコール産業での密封性の 要求を満たすために、栓は液体およびガスに対して実質的に不透過性を有するこ とが好ましい。 本発明による栓は幾つかの方法によって作ることができる。1つの方法は、繊 維を従来法でフェルト化してシート成形品と成し、次に栓としてまたは栓に使用 する繊維の塊(wads)を“打ち抜く(punching−out)”か或い は切り出す(cutting out)方法である。 従来フェルト化およびフェルト用のいろいろな処理および前処理は、羊毛科学 総説61巻(Wool Science Review 61、Internat ioal Wool Secretariat−Development Cen tre、Valley Drive、Ilkley、Yorks)に概説されて いて、その開示内容は本明細書に参考として取り込まれる(incorpora ted by reference)。 しかして、別の観点では、本発明は、栓を容器の開口部に密封的に挿入するの に適した形状および密度を持つ栓を製作する方法を提供する。この方法は係合さ れたおよび/または係合以外の方法で組み合わされた合成および/または天然繊 維の弾性シートから成形品を打ち抜くか切り出すことから成る。 この“成形品(form)”は栓として使用するのに適当であるか、或いは添 加剤を添加して栓に作り上げることができる。 好ましくは、繊維の弾性シートは、フェルト化繊維、特にフェルト化ウール繊 維のシートである。この“成形品”は、羊毛フェルトシートの上部または底部か 、端部か側部から打ち抜かれるかまたは切り出される。成形品をシートの端部か ら打ち抜くか切り出す場合は、繊維がその成形品の縦方向に実質的に平行に配列 される成形品が得られるようにすべきである。大抵の繊維がこのように配向する ことにより成形品の弾力特性に好ましい影響を与える。 前記のような添加剤はフェルトシートの製造中か、または成形品の打ち抜きも しくは切り出し後に添加できる。 別法として、本発明による栓、または係合されたおよび/または係合以外の手 段で組み合わされた合成および/または天然繊維の適当な成形品は、例えば単軸 または二軸スクリュー押出機によるダイスからの押出しで作ってもよい。 しかして、さらに別の観点では、本発明は、栓を容器の開口部に密封的に挿入 できるような適当な形状および密度を持つ栓を作る方法を提供し、その方法は、 係合されたおよび/または係合以外の手段で組み合わされた合成および/または 天然繊維の弾性塊をダイから押出し、ついでこれを成形品に切り出すことから成 る。 やはり、この“成形品”は栓として使用するのに適当であるか、或いは添加剤 を添加して栓を作り上げることができる。 このような方法において、添加剤は繊維の弾性塊の製造中か、または繊維の弾 性塊の切り出し後に添加される。繊維塊を“デージーフラワー”或いは“ハニカ ム”形の断面を持つ長尺物に押し出して、その後添加剤(ガスまたは溶液の状態 で存在してよい)の存在下で更に小さい断面の第2の円形ダイを通して押し出す ことも考えられる。この方法では、添加剤は繊維の間の空隙で集塊の中に組み入 れられる。 本発明による栓は、また適当な成形金型において微粒子から成るフェルトシー トを接着することによって成形することもできる。 本発明による栓はいろいろな容器の開口部を密封するのに適したように簡単に 作り変えることができる。けれども、この栓は、ワインおよびアルコール産業に おいて特にワイン樽やワイン瓶の密封に使用されることを主に意図している。以 後、本明細書においてこの栓は、ワイン瓶を密封するのに使用する点から説明す る。 ウール栓は幾つかの理由からワインメーカーにもワインを飲む人にもかなりア ピールすると思われる。即ち: −ウールは比較的安価でかつ幅広く入手できる; −ウールは感じのよい外観を持つ天然の産物である; −係合され(例えば、フェルト化)または係合以外の手段で組み合わされた 時、ウール繊維は、瓶の首部へ挿入される際に栓の圧縮永久ひずみが出ないよう な充分な弾性を保持していることが判っている。このことによりこの栓は満足の ゆく密封性を発揮できる; −本発明によるウール栓は、普通の打栓機を用いて瓶の首部に挿入すること ができる。この栓はまた、普通のコルク栓抜きを用いて抜き取ることもできる。 ウール繊維を使用する時、この繊維は不純物を除去した、未紡のウールからの ものあることが好ましい。更なる洗浄工程(例えば、カーディングおよびコーミ ング)を受けたウール繊維は、所望の添加剤の必要量が比較的少なくて済むよう であるが、そのような繊維を使用すると栓の素朴な外観が失われる。清浄なウー ルは、食物用に認可された着色剤で簡単に染色することにより栓の素朴な外観を 再現できる。食物用認可着色剤を使用して栓をコルク栓の色に似た色にすること もできる。 ここで、本発明を次の非限定的な実施例および添付図を参照して更に説明する 。図面の簡単な説明 図1は、ワイン瓶を密封するために考えられた本発明による栓の縦断面および 構造を略図的に示す。 図2Aは、酸素透過性を試験するために使用する試験セルの略図的な立面図で ある。試験セルは真ちゅう製であり、種々のポートは1/8インチの据え込み形 パイプである。(1)および(2)はガス注入用ポート、(3)はサンプリング 用ポート、(5)は試料栓(4)が入れられているチューブ、および(6)は穴 あき型支持チューブである。 図2Bは、酸素透過性を試験するための試験セルの略平面図である。 実施例1:栓の製作 材料および方法 塊(Wads、繊維塊)の調製 円筒形塊成形品を、密度0.35g/cm3(P&F Filtration Ltd.製、オーストラリア国)および0.45g/cm3(Bury Coop er and Whitehead Ltd.製、英国)を持つウールフェルトシ ートから切り出した。切り出しは機械的プレスで、選択した内径の鋼製パンチを フェルト中を強制的に貫通させることにより実施した。プレスにはパンチを収め るカラー(collar)構造体が必要であった。これによってシートの全長に わ たって確実に平行に切り出すことができた。切り出し速度は繊維塊が圧縮される ことのない程十分ゆっくりであった。切り出し速度が速すぎると、繊維塊の側部 に凹み部が出来易い。繊維塊は、直径17mm、18mm、22mm、25mm または28mmであり、そしてフェルトから切り出した時の厚さは27mmまた は28mmであった。直径28mmの或るコーティングされた繊維塊のくびれに よって瓶の首部に適切な密封性が得られないと見なした時は、より小さい直径の 繊維塊を使用した。 繊維塊の含浸 繊維塊を計量した後、デシケーター内に置いたビーカーの中またはQuick fitの標準テーパー付き(雌、B24)の摺り合わせガラス器具の中の適当な 含浸液体の中に入れた。ビーカーの中の繊維塊は、水流吸引器で発生させる真空 を用いてデシケーターから空気を排気することによって含浸した。空気が除去さ れると、繊維塊は含浸用媒体中に沈んだ。デシケーターを真空源から切り離して 、開けた後、繊維塊を取り出して乾燥前に計量した。含浸用液体がこの繊維塊の 中に吸い込まれているので、真空源を解除して繊維塊を乾燥前後で計量した。或 る場合には、繊維塊は上下を逆にすると含浸用液体は再び繊維塊中を通った。両 処理を終えた繊維塊は典型的には202ワットのマイクロ波炉の中で4分間乾燥 した。 コーティング (1)ワックスおよびシリコーンコーティング ワックスまたはシリコーンコーティングは、繊維塊をピンセットでコーティン グ材料の中に浸すことによって実施した。ワックスコーティングの重量は、比較 的軽量のコーティングが比較的高温で得られるようにワックスの温度を制御する ことによって管理した。 (2)PVCプラスチゾルコーティング 2種類のPVCプラスチゾルを最初に使用した。最初の、W.R.Grace AD 07−2126.3は5分間180℃に加熱しても発泡しない。第2の、 Daraseal 700(Sicpa)はこの条件下で発泡する。コーティン グは最初に、深さ48mm、内径20mmの円筒形アルミニウム金型の中に、プ ラスチゾルを(長さ28mの場合は5g、長さ48mmの場合は7g)注入する ことで実施した。次に、直径18mm(非発泡性プラスチゾル)または17mm (発泡性プラスチゾル)の繊維塊を、底部4mm以内の所まで金型内に注意深く 沈めた。この繊維塊は、繊維塊の頂部に挿入されたねじフックによって保持され 、そしてプラスチゾルの分配をよくするためにゆっくりと回転させた。次に金型 およびその内容物は急熱炉の中で(非発泡性の場合は180℃で、一方、発泡性 の場合は200℃)5分間加熱した後、コーティングされた繊維塊を取り出す前 に冷却した。金型の底部はねじが切ってないので繊維塊を取り出せた。非発泡性 PVCを使用した時は、コーティングされた繊維塊は直径の周りで厚さ約1mm 、底部で厚さ2mmのPVC層を含んでいた。可発泡性プラスチゾルを使用した 時は、発泡層は側面部で厚さ約1.5mm、底部で厚さ3−4mmであった。 非発泡性プラスチゾルは本質的に透明で淡いピンク色であるのでフェルトが被 膜の内側にあるのを見ることができる。発泡層は白くて、不透明である。 (3)ラテックスコーティング カーテン用ロッドフックを繊維塊の端部に挿入して、次にこの繊維塊を頂部は コーティングすることなくラテックス(供給者:Morton、Michelm an、B.A.S.F.,Dragon ChemicalsおよびDusse k Campbell)の中に浸漬した。この繊維塊を取り出した後、直ちに1 05℃で5分間、急熱炉の中に入れて、次にこのラテックスの中に再浸漬して急 熱炉の中に95℃で5分間入れた。 (4)熱成形されたスキンコーティング 直径22mmで厚さ28mmの繊維塊を、市販のラミネート用接着剤(Lam al、Coates Bros、Sydney)で覆った後、市販のブリスター 充填機を用いてその繊維塊の周りをSurlyn(Du Pontのプラスチゾ ル)アイオノマーフィルムのスキンを熱成形することによりほぼ半分の厚さまで 密に充填した。このフィルムは、厚さが半分以上の、しわのないスキンを形成し なかった。繊維塊のスキンコーティングされた端部をワイン類似品の方へ向けて 瓶の 中へ挿入した後、ワイン類似品の瓶から液体が失われない効果の試験を実施した 。チューブ状に熱成形したスキンを使用すると、しわの問題は現れないはずであ る。チューブ状の熱成形スキンに覆われた栓の端部を密封用プラスチックに浸漬 してもよい。 膜を挟んだ2個型栓 繊維塊を、厚さを各々約14mmの2つの繊維塊に切った。この2個の繊維塊 を、ポリプロピレンフィルム生地の円形の両面接着テープによって継ぎ合わせて 1個の繊維塊とした。この種の繊維塊は粘着力が適当でないと簡単に壊れること が判った。アクリル系エマルジョンを用いて含浸された繊維塊を用いて適当な粘 着力があれば瓶の中に挿入できることが判ったが、開口部の頂部におけるガラス との密封がワイン用としては満足できるものではなかった。 3個型栓 直径22mmの3個の繊維塊を用いて、2個を一つのケースではSurlyn で充填し、他のケースではPrimacor(エチレン−アクリル酸コポリマー )で充填した。次ぎにこの2個の繊維塊をナイフ(Stanley Knife )によって半分に切って未密封の端部はいずれの場合も捨てた。3番目の半分部 分をエチレン−アクリル酸コポリマーであるMichelman Prime 4 990Rエマルジョンに含浸すると、瓶の首部に対して或る程度の接着力が増え た。この3番目の残りの半分の繊維塊を、接着剤として両面テープを用いて他の 2個の繊維塊の間に入れた。この繊維塊は手動式打栓機を用いてワイン類似品に 挿入してSurlynスキン型端部の繊維塊が瓶の外側に向くようにした。 実施例 2−36:ウールフェルト−ラテックス栓 実施例1−35の全ての栓は0.35g/cm3のウールフェルトの繊維塊を 用いて実施した。実施例2−22の栓で使用したフェルト繊維塊は直径28mm で、長さ27mmであった。実施例23−28の栓で使用したフェルト繊維塊も 長さ27mmであったが、直径を表1に示すように変えた。 表1は、実施例2−36の栓の特性およびこれらの実施例の引き抜き試験結果 を示す。或る場合には、重複した実施例のデータが示されている。比較をすると 、標準的コルク栓は一般的に35−40kgの引き抜き力が必要であった。 瓶が液体で充填されていなかった引き抜き結果は、時間による圧縮力の表示、 および栓とガラスとの相互作用を提供している。 フィルム特性は、ペトリ皿上でラテックスを乾燥させて、乾燥したフィルムを 簡単な爪の引っかき試験で評価することによって測定した。 実施例37−44: 瓶の栓の長さに対する栓の直径(非圧縮型)の影響 瓶の首部に挿入された時の栓の長さに対する、栓の直径を変化させた場合の影 響を検討した。 表2は瓶の首部における圧縮力のもとでのウールフェルト生地の栓の結果を示 す。栓に使用された繊維塊は全て、当初繊維密度0.35g/cm3および長さ 2 8mmであった。 実施例45:種々の栓について実施した酸素透過性試験 種々の構造のウールフェルト生地の栓を次のように酸素透過性を検査した: 6個の試験セルを図2に示すような真ちゅうから作った。頂部、底部およびコ ルクチューブは、はんだ付けしてそのジョイント部はLoctite290シー ル材を用いて密封した。ガス注入用ポート(1)および(2)は1/8インチの 硬真ちゅうロッドを用いて密封した。ガスサンプリング用ポート(3)はシリコ ーンゴム隔膜を用いて密封した。 栓試料(4)はコルク挿入機を用いて頂部チューブの中に装入した。2個のガ ス注入用ポートキャップを取り外して窒素を10分間セルに通した。ガス注入中 は出口ポート(2)が短時間塞がれているのでガスが充満してセルの中で乱流が 生じる。出口ポート(2)が最初に密封され、次に入口ポート(1)が密封され る。ガス成分は、注射器による抜き取りおよびガスクロマトグラフィを用いて最 初とその後は24時間間隔で分析した。これらの結果から酸素透過性を計算した 。これらの試験結果を表3を示す。 実施例46:種々の栓に関する引き抜き強度試験 瓶からいろいろな栓を取り外すのに要する力を測定するための試験を実施した 。 標準のコルク栓抜き器を機械で作るのでなく、市販の栓抜き器を使用すること を除いて、手順はISO 9727:1991(E)に従った。貯蔵条件は、ワ イン類似品(飽和酒石酸水素カリウム溶液の12容量%のエタノール)を用いる 場合および用いない場合、1日から8日までとさまざまであった。これで得た結 果を表4および5に示す。 実施例47:液漏れ貯蔵試験 種々のウールフェルト生地の栓の構造体を用いた液漏れを、ワイン類似品の入 った密封瓶を24時間間隔で計量することによって評価した。これらの結果を表 6に示す。 実施例48:コルク用ISO規格に対するウールフェルト−PVCプラスチゾル 栓の評価 実験 実施例1で説明したウールフェルト−PVCプラスチゾル栓6個(約33×2 0mm)を、予め10%エタノール水溶液が充填されて、溶液の液面と栓の下端 部との間の距離が15mmの空間ができる750ml瓶に挿入した。コルクを瓶 から取り外すのに要する力(引き抜き力)をMecmesin AFG 1000 デジタル式応力計を用いて8日後に測定した。 使用した方法は、CETIE型ボア形状を持つ瓶は入手できないので代わりに Stein型ボアを持つ瓶を使用すること以外は、国際標準化機構のISO 9 727の7.6.1節に規定された方法と同一のものであった(ISO 972 7:天然コルクの円筒形栓−物理的試験−参考方法、Geneva:ISO;1 991年)。使用した打栓機は規定された4個あご(jaw)型でなくて3個型 であった。 吸収量 6個のウールフェルト−PVCプラスチゾル栓は番号を付けて、計量して、1 0%エタノール溶液を充たした瓶へ挿入した後、8日間、水平位置で貯蔵した。 8日の後、これらの栓を取り外してWhatman No.4濾紙の上に1分間 置いた後、再計量した(同じ6個の栓をこの試験および前記の引き抜き力試験で 使用した)。 次に実施した方法は、ISO 9272の7.8節に基づいている。CETI E型ボアの瓶ではなくてStein型ボアの瓶を使用し、3個あご型コルク打栓 機を使用した。 吸収率は次のように計算した: ワインの移動 Varanda装置を使用して、ワイン移動に対する栓の抵抗性を試験した。 栓は、コルク打栓機を用いて内径18mmおよび19mmの各3個のアクリル製 の“ボトルネック(bottle neck)”に挿入して、そしてこのボトル ネックを上下逆にして、次に2時間後に染料溶液を充填して装置に取り付けた後 、供給された使用説明書に従って試験した。栓は、挿入する前に余分のプラスチ ックを縁取りした。比較のためにワイン用天然コルク(44×24mm)も試験 した。次に全部の栓は0.5バール、1.0バール、1.5バール、2.0バー ルおよび2.5バールの圧力で10分間曝した後、ワインの移動量を調べた。 結果 引き抜き力 引き抜き力の結果を表7にまとめている。引き抜き力は200Nと300Nと の間になければならないが:6個の栓のうち5個の結果はこの範囲にあるが、1 個の栓の結果は低かった。これらの規格はCETIE型ボアの瓶に挿入されるコ ルクに関するものであるのに対して、本試験ではStein型ボアの瓶を使用し たことに注意しなければならない。CETIE型ボアの僅かに大きい直径のため に引き抜き力が僅かに低い値になったと考えることができる。 吸収性 吸収性の結果も表7にまとめている。説明した試験方法に続く吸収性のCTC OR仕様書も入手していた;天然コルクの場合の吸収性は3%未満で、凝集コル クの場合は40%未満でなければならない。得られた結果はこれらの規定値より も両方ともずっと小さかった。 ワインの移動 2.5バールの最高試験圧力においてさえも、試験したいずれの6個の栓にお いても染料溶液の移動は実質的に、観察されなかった。21個の栓を、試験後に 半分ずつの長さに切ってみると、染料は被膜に浸透していなかったことが判った 。比較すると、0.5バールの圧力においてワイン用の天然コルクの中にかなり の移動が観察された。けれども、これらのコルクの挙動は全てのコルクに対して 典型的なものではないであろうと認められる。 ウールフェルト−PVCプラスチゾル栓は、引き抜き力、吸収性およびワイン の移動に関して良く機能したことをこれらの結果は示している。栓のなかには市 販の普通品と比較して引き抜き力が僅かに低いものがあった。このことは栓の直 径を大きくすることによって改善できるかも知れない。 結論 PVC(発泡および非発泡)コーティングによって、酸素透過性および液漏れ に関しては良好な結果が得られた。繊維塊の圧縮性および添加剤の性質または成 分と共に栓の直径を選択的に選ぶと、或る範囲の再現性のある引き抜き力を持っ 栓を作ることができるので、それによってコルク栓で見られるばらつきよりも優 れた利点が得られる。試験した全てのラテックスのうちでは、BASF 360 Dによって最も適当な密着性のフィルムが形成された。BASF 360Dを二 重浸漬コーティング剤として使用すると、妥当な結果が得られた。引き抜き力の 結果は、コルク用のISO規格に規定された結果に近いものであった。 Surlynの熱成形スキンコーティング型栓は予期された酸素透過性および 液漏れよりも高い結果を示した。これは、多分、熱成形中のプラスチックの薄肉 化によるものであり、或る場合には繊維がフィルムを突き抜けることもあった。 繊維塊の直径が小さくなる、および/または密度が大きくなると、比較的低密 度のウールフェルト塊上に比較的硬い被膜を伴って時々観察される縮れおよびし わが少なくなった。繊維塊を無溶媒のポリマー系、即ちPVCでコーティングす ると、この問題の1つの解決策が得られる。弾性ポリウレタンは同様な結果をも たらすだろうと思われる。 コーティングされた栓を用いるには、ガスおよび液漏れの経路が形成されない ように、繊維を被膜の表面へ確実に達しないようにする手段が講じられなければ ならない。この問題を克服する2つの方法は、金型へコーティング済みの繊維塊 を挿入する前にゲルコートで金型をコーティングすること、並びに繊維を硬いポ リマーラテックス(例えば、PVDC)でコーティングした後、露出した繊維を 機械加工でこの被膜から除くことである。 当業者であれば、広く記載された本発明の精神および範囲を逸脱することなく 、特定の実施態様において示した発明に、多くの変形例および/または修正が可 能であると考えるであろう。従って、本実施態様は全て例示としてであり、限定 的ではないと考えられるべきである。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1996年1月18日 【補正内容】 明細書 閉止栓 本発明は、容器用の栓(閉止体、closure)、特にワイン瓶用の栓、お よびその製作方法に関する。 天然コルクから作られるワイン瓶の栓は、瓶の内容物の中にかび臭い汚れを生 じることのある化学物質の源となる場合がある。このような化学物質(例えば、 トリクロロアニソール)は、塩素または他の塩素化合物での処理を含む、コルク の漂白プロセスに由来する。このような化学薬品に曝されてしまったワインは“ コルク汚染している(corked)”と言われており、世界中で販売される全 ワイン瓶の10%までがこのようにコルク汚染しているのではないかと推定され ている。 更に、コルクは益々希少価値の商品となりつつあり、現在では余り高価なので ワインメーカーの中にはリサイクルされたコルクの凝集粒子から作るコルクの使 用にたよっているものもある。この所謂“凝集(agglo)”コルクも、使用 される接着剤のためにおそらくは部分的にワインを汚染していることが分かって いる。 従って、コルクの瓶栓の安価な代替物への大きな要望がある。このような代替 物としてはプラスチックの“シャンパン型(champagne−style) ”コルクと金属のネジ型キャップ“ステルバン(Stelvin)”の2つがあ る。この両タイプの栓は密封が優れているが美観が劣るので、低級ワインへの使 用に限られてきた。 合成および/または天然繊維、特にウールから成る栓が、コルクの優れた代替 物であることをここで提案する。 従って、本発明は、 (i)0.15ないし2.00g/cm3の密度を持ち、係合された(inte rlocked)、および/または係合以外の手段で組合された(associ ated)、合成および/または天然繊維の少なくとも1つの弾性塊と、 (ii)繊維の弾性塊の少なくとも一部に被覆および/または含浸された一また は複数の添加剤を具備する開口部付きの容器用の栓であって、前記容器の開口部 に密封的に挿入されるのに適した形状および密度を持つ栓を提供するものである 。 “繊維”なる用語は、より糸、織物、カーペット等に形成することができる材 料を指す。 繊維の係合は、例えば、“フェルト化”プロセス、ニードルパンチ、製織およ び/または編成によって達成できる。“係合以外の手段で組み合わされた”とい う表現は、繊維の弾性塊を作り出すための他の手段を指す。例えば、繊維または 繊維の一部を接着剤または接着剤様の性能を持つポリマーで接着することができ る。 繊維または繊維の一部は、接着された“フェルト化より糸(felted y arns)”または“フェルト状スライバー(felted slivers) ”の形であってもよい。 好ましい天然繊維としては、綿、亞麻、サイザル麻、リネン、セルロースおよ びジュートのような植物繊維、並びに、アンゴラ、ウール、アルパカおよびそれ らの混合物のような動物由来の繊維が挙げられる。 好ましい合成繊維には、酢酸セルロース、三酢酸セルロース、アクリル繊維、 アラミド繊維(即ち、芳香族ポリアミド繊維)、レーヨン繊維、ポリオレフィン 繊維(例えば、ポリプロピレン)、ナイロン繊維、ポリエステル繊維、ポリウレ タン繊維、テレリレン繊維、テフロンおよびこれらの混合物が含まれる。 前述の合成および/または天然繊維の混合物もまた適している。最も好ましい のは、繊維は羊毛または羊毛繊維を含む繊維混合物である。 好ましくは繊維の弾性塊は0.18ないし0.95g/cm3、より好ましく は0.4ないし0.8g/cm3の密度を持つ。 本発明による栓は、例えば繊維塊の弾力性または密度を変え、該栓の密封性を 変え、および/または栓の挿脱を容易にする、一または複数の添加剤を具備する 。添加剤は、また、繊維塊を容器の内容物から隔離する場合がある。 従って、弾性塊からなる繊維および/または栓の外側部は、容器の内容物が繊 維に直接接触することのないように、コーティング材料で全部または部分的(例 えば、栓の端部のみ)にコーティングされてもよい。別法として、添加剤を使っ て栓の中にある空隙の一部または全部を充填(即ち、含浸)することもできよう 。容器の内容物が食物または飲物の場合は、コーティングおよび/または含浸材 料は、“食物への接触が認可された”物質から選ぶのが好ましい。食物および飲 物用に応用する場合の更なる安全対策として、繊維塊を滅菌消毒するのも好まし い。 適当なコーティング材料には、ポリエチレン分散物、エチレン−酢酸ビニルコ ポリマー(EVA)のようなポリマーの変性ポリエチレン分散物およびゲル、ポ リ(塩化ビニリデン)およびそのコポリマーの溶液および分散物(例えば、発泡 および非発泡PVC)、ポリウレタン、アクリル系ラテックス、ラッカーおよび 分散物並びにいろいろな熱成形フィルムのような、包装材料で一般的に使用され るコーティング材料が含まれる。パラフィン、ワックスおよびシリコーンも適当 な添加剤である。 栓は、また複数のコーティング膜を含んでもよく、その各コーティング膜は同 じ組成でも異なった組成でもよい。含浸剤を一以上のコーティング材料と組み合 わせて使用してもよい。(特にワックスの)多層コーティング膜を取り入れると 、(栓の密封性を高めることができる)より均一に滑らかな表面を持つ栓の製造 に役立つ。或る種のPVDCおよび硬いアクリル樹脂のようなより硬いコーティ ング膜を研磨ブラシ等を用いて機械加工しても滑らかな表面が得られる。 添加剤は、栓の0.01ないし70%(重量)、より好ましくは0.1ないし 30%(重量)である。添加剤を繊維塊の繊維に含浸させる場合、添加剤は繊維 塊の1−30%(重量)であることが好ましい。 添加剤を繊維塊に含有させる、即ち適用するには、接着力または結合力を促進 するために繊維塊を乾燥(例えば、マイクロ波または加熱空気を用いるタンブリ ング)、または前処理が必要な場合がある。繊維塊がウール繊維塊の場合、前処 理は、塩素処理、UV処理およびその他酸化処理から選ぶことができる。 添加剤は、浸漬、スプレーおよび/または噴射によって繊維塊に適用または含 有させることができる。別法として、個々の繊維または繊維の束をコーティング し、ついで係合された、および/または、係合以外の手段で組合された繊維の弾 性塊に成形することもできる。 好ましくは、いずれの添加剤も繊維塊の弾性に余り大きな悪影響を及ぼしては いけない。従って、特に繊維塊の外側部にコーティングとして適用する時は、P VCおよびポリウレタンは、繊維塊の中の繊維の弾性を保持するのに特に優れて いるので、好ましい添加剤である。PVCはまた、容器の開口部での栓の挿脱を 容易にする低摩擦性を示す。使用する可塑剤または増量剤(ポリウレタンの場合 )の量および/または種類を調節することにより、この低摩擦性を変化させるこ ともできる。 本発明による栓には、また、添加剤のエンドキャップ、つまり厚さ約2.0m mないし5.0mmのキャップ栓を片方または両端上に設けてもよい。これらの キャップによって構造上の一体性が得られ、栓を開口部の中に挿入する際に栓が 変形するのを避けることができる。 本発明による栓はまた、二以上の繊維塊を具備してもよい。このような実施態 様では繊維塊は接着剤で接着され、同一または異なる特性を有することができる 。即ち、繊維塊は異なる密度、異なる添加剤を持つか或いは異なる方法によって 製造できる。液体に対して不透過性の繊維もあれば、ガス状分子に対して不透過 性の繊維もある。繊維塊は、一以上の液体および/またはガス−不透過性膜によ って互いに接着し隔離することができる。この膜は、栓と容器の開口部の表面と の間の密封を形成しやすく(または完全に形成)するために、繊維塊よりも僅か に大きい直径まで広げてもよく、その場合はこの繊維塊が必要な圧縮力を付与す る。 更に、繊維塊には弾性があるので、本発明の栓は、密封対象の容器の開口部に 忠実に合致させた形状に必ずしもする必要はない。例えば、ワイン瓶用の栓は、 湾曲した(凹または凸)端部を持つあるいは持たない標準的なコルク栓と同じ形 状と寸法を持つのが好ましいが、回転楕円体または卵形でもよい。ワイン瓶用の 栓は、コルク栓の標準的形状の繊維塊から成ってもよいが、ゴムまたは他の弾性 ポリマーから形成されるO−リングを備えている。従って、このO−リングは、 必要な圧縮力を発現する繊維塊と共に、栓と瓶の首部との間の密封を形成しやす く(または完全に形成する)する。ワイン瓶用の栓の予想される形状および構造 の幾つかを図1に示す。 極めて広範囲の容器/内容物、特にワインおよびアルコール産業での密封性の 要求を満たすために、栓は液体およびガスに対して実質的に不透過性を有するこ とが好ましい。 本発明による栓は幾つかの方法によって作ることができる。1つの方法は、繊 維を従来法でフェルト化してシート成形品と成し、次に栓としてまたは栓に使用 する繊維の塊(wads)を“打ち抜く(punching−out)”か或い は切り出す(cutting out)方法である。 従来フェルト化およびフェルト用のいろいろな処理および前処理は、羊毛科学 総説61巻(Wool Science Review 61、Internat ioal Wool Secretariat−Development Cen tre、Valley Drive、Ilkley、Yorks)に概説されて いて、その開示内容は本明細書に参考として取り込まれる(incorpora ted by reference)。 しかして、別の観点では、本発明は、栓を容器の開口部に密封的に挿入するの に適した形状および密度を持つ栓を製作する方法を提供する。この方法は係合さ れたおよび/または係合以外の方法で組み合わされた合成および/または天然繊 維の弾性シートから成形品を打ち抜くか切り出すことから成る。 好ましくは、繊維の弾性シートは、フェルト化繊維、特にフェルト化ウール繊 維のシートである。この“成形品”は、羊毛フェルトシートの上部または底部か 、端部か側部から打ち抜かれるかまたは切り出される。成形品をシートの端部か ら打ち抜くか切り出す場合は、繊維がその成形品の縦方向に実質的に平行に配列 される成形品が得られるようにすべきである。大抵の繊維がこのように配向する ことにより成形品の弾力特性に好ましい影響を与える。 前記のような添加剤はフェルトシートの製造中か、または成形品の打ち抜きも しくは切り出し後に添加できる。 別法として、本発明による栓、または係合されたおよび/または係合以外の手 段で組み合わされた合成および/または天然繊維の適当な成形品は、例えば単軸 または二軸スクリュー押出機によるダイスからの押出しで作ってもよい。 しかして、さらに別の観点では、本発明は、栓を容器の開口部に密封的に挿入 できるような適当な形状および密度を持つ栓を作る方法を提供し、その方法は、 係合されたおよび/または係合以外の手段で組み合わされた合成および/または 天然繊維の弾性塊をダイから押出し、ついでこれを成形品に切り出すことから成 る。 このような方法において、添加剤は繊維の弾性塊の製造中か、または繊維の弾 性塊の切り出し後に添加される。繊維塊を“デージーフラワー”或いは“ハニカ ム”形の断面を持つ長尺物に押し出して、その後添加剤(ガスまたは溶液の状態 で存在してよい)の存在下で更に小さい断面の第2の円形ダイを通して押し出す ことも考えられる。この方法では、添加剤は繊維の間の空隙で集塊の中に組み入 れられる。 本発明による栓は、また適当な成形金型において微粒子から成るフェルトシー トを接着することによって成形することもできる。 本発明による栓はいろいろな容器の開口部を密封するのに適したように簡単に 作り変えることができる。けれども、この栓は、ワインおよびアルコール産業に おいて特にワイン樽やワイン瓶の密封に使用されることを主に意図している。以 後、本明細書においてこの栓は、ワイン瓶を密封するのに使用する点から説明す る。 ウール栓は幾つかの理由からワインメーカーにもワインを飲む人にもかなりア ピールすると思われる。即ち: −ウールは比較的安価でかつ幅広く入手できる; −ウールは感じのよい外観を持つ天然の産物である; −係合され(例えば、フェルト化)または係合以外の手段で組み合わされた 時、ウール繊維は、瓶の首部へ挿入される際に栓の圧縮永久ひずみが出ないよう な充分な弾性を保持していることが判っている。このことによりこの栓は満足の ゆく密封性を発揮できる; −本発明によるウール栓は、普通の打栓機を用いて瓶の首部に挿入すること ができる。この栓はまた、普通のコルク栓抜きを用いて抜き取ることもできる。 ウール繊維を使用する時、この繊維は不純物を除去した、未紡のウールからの ものあることが好ましい。更なる洗浄工程(例えば、カーディングおよびコーミ ング)を受けたウール繊維は、所望の添加剤の必要量が比較的少なくて済むよう であるが、そのような繊維を使用すると栓の素朴な外観が失われる。清浄なウー ルは、食物用に認可された着色剤で簡単に染色することにより栓の素朴な外観を 再現できる。食物用認可着色剤を使用して栓をコルク栓の色に似た色にすること もできる。 ここで、本発明を次の非限定的な実施例および添付図を参照して更に説明する 。図面の簡単な説明 図1は、ワイン瓶を密封するために考えられた本発明による栓の縦断面および 構造を略図的に示す。 図2Aは、酸素透過性を試験するために使用する試験セルの略図的な立面図で ある。試験セルは真ちゅう製であり、種々のポートは1/8インチの据え込み形 パイプである。(1)および(2)はガス注入用ポート、(3)はサンプリング 用ポート、(5)は試料栓(4)が入れられているチューブ、および(6)は穴 あき型支持チューブである。 図2Bは、酸素透過性を試験するための試験セルの略平面図である。 実施例1:栓の製作 材料および方法 塊(Wads、繊維塊)の調製 円筒形塊成形品を、密度0.35g/cm3(P&F Filtration Ltd.製、オーストラリア国)および0.45g/cm3(Bury Coop er and Whitehead Ltd.製、英国)を持つウールフェルトシ ートから切り出した。切り出しは機械的プレスで、選択した内径の鋼製パンチを フェルト中を強制的に貫通させることにより実施した。プレスにはパンチを収め るカラー(collar)構造体が必要であった。これによってシートの全長に わたって確実に平行に切り出すことができた。切り出し速度は繊維塊が圧縮され ることのない程十分ゆっくりであった。切り出し速度が速すぎると、繊維塊の側 部に凹み部が出来易い。繊維塊は、直径17mm、18mm、22mm、25m mまたは28mmであり、そしてフェルトから切り出した時の厚さは27mmま た は28mmであった。直径28mmの或るコーティングされた繊維塊のくびれに よって瓶の首部に適切な密封性が得られないと見なした時は、より小さい直径の 繊維塊を使用した。 繊維塊の含浸 繊維塊を計量した後、デシケーター内に置いたビーカーの中またはQuick fitの標準テーパー付き(雌、B24)の摺り合わせガラス器具の中の適当な 含浸液体の中に入れた。ビーカーの中の繊維塊は、水流吸引器で発生させる真空 を用いてデシケーターから空気を排気することによって含浸した。空気が除去さ れると、繊維塊は含浸用媒体中に沈んだ。デシケーターを真空源から切り離して 、開けた後、繊維塊を取り出して乾燥前に計量した。含浸用液体がこの繊維塊の 中に吸い込まれているので、真空源を解除して繊維塊を乾燥前後で計量した。或 る場合には、繊維塊は上下を逆にすると含浸用液体は再び繊維塊中を通った。両 処理を終えた繊維塊は典型的には202ワットのマイクロ波炉の中で4分間乾燥 した。 コーティング (1)ワックスおよびシリコーンコーティング ワックスまたはシリコーンコーティングは、繊維塊をピンセットでコーティン グ材料の中に浸すことによって実施した。ワックスコーティングの重量は、比較 的軽量のコーティングが比較的高温で得られるようにワックスの温度を制御する ことによって管理した。 (2)PVCプラスチゾルコーティング 2種類のPVCプラスチゾルを最初に使用した。最初の、W.R.Grace AD 07−2126.3は5分間180℃に加熱しても発泡しない。第2の、 Daraseal 700(Sicpa)はこの条件下で発泡する。コーティン グは最初に、深さ48mm、内径20mmの円筒形アルミニウム金型の中に、プ ラスチゾルを(長さ28mの場合は5g、長さ48mmの場合は7g)注入する ことで実施した。次に、直径18mm(非発泡性プラスチゾル)または17mm ( 発泡性プラスチゾル)の繊維塊を、底部4mm以内の所まで金型内に注意深く沈 めた。この繊維塊は、繊維塊の頂部に挿入されたねじフックによって保持され、 そしてプラスチゾルの分配をよくするためにゆっくりと回転させた。次に金型お よびその内容物は急熱炉の中で(非発泡性の場合は180℃で、一方、発泡性の 場合は200℃)5分間加熱した後、コーティングされた繊維塊を取り出す前に 冷却した。金型の底部はねじが切ってないので繊維塊を取り出せた。非発泡性P VCを使用した時は、コーティングされた繊維塊は直径の周りで厚さ約1mm、 底部で厚さ2mmのPVC層を含んでいた。可発泡性プラスチゾルを使用した時 は、発泡層は側面部で厚さ約1.5mm、底部で厚さ3−4mmであった。 非発泡性プラスチゾルは本質的に透明で淡いピンク色であるのでフェルトが被 膜の内側にあるのを見ることができる。発泡層は白くて、不透明である。 (3)ラテックスコーティング カーテン用ロッドフックを繊維塊の端部に挿入して、次にこの繊維塊を頂部は コーティングすることなくラテックス(供給者:Morton、Michelm an、B.A.S.F.,Dragon ChemicalsおよびDusse k Campbell)の中に浸漬した。この繊維塊を取り出した後、直ちに1 05℃で5分間、急熱炉の中に入れて、次にこのラテックスの中に再浸漬して急 熱炉の中に95℃で5分間入れた。 (4)熱成形されたスキンコーティング 直径22mmで厚さ28mmの繊維塊を、市販のラミネート用接着剤(Lam al、Coates Bros、Sydney)で覆った後、市販のブリスター 充填機を用いてその繊維塊の周りをSurlyn(Du Pontのプラスチゾ ル)アイオノマーフィルムのスキンを熱成形することによりほぼ半分の厚さまで 密に充填した。このフィルムは、厚さが半分以上の、しわのないスキンを形成し なかった。繊維塊のスキンコーティングされた端部をワイン類似品の方へ向けて 瓶の中へ挿入した後、ワイン類似品の瓶から液体が失われない効果の試験を実施 した。チューブ状に熱成形したスキンを使用すると、しわの問題は現れないはず である。チューブ状の熱成形スキンに覆われた栓の端部を密封用プラスチックに 浸漬してもよい。 膜を挟んだ2個型栓 繊維塊を、厚さを各々約14mmの2つの繊維塊に切った。この2個の繊維塊 を、ポリプロピレンフィルム生地の円形の両面接着テープによって継ぎ合わせて 1個の繊維塊とした。この種の繊維塊は粘着力が適当でないと簡単に壊れること が判った。アクリル系エマルジョンを用いて含浸された繊維塊を用いて適当な粘 着力があれば瓶の中に挿入できることが判ったが、開口部の頂部におけるガラス との密封がワイン用としては満足できるものではなかった。 3個型栓 直径22mmの3個の繊維塊を用いて、2個を一つのケースではSurlyn で充填し、他のケースではPrimacor(エチレン−アクリル酸コポリマー )で充填した。次ぎにこの2個の繊維塊をナイフ(Stanley Knife )によって半分に切って未密封の端部はいずれの場合も捨てた。3番目の半分部 分をエチレン−アクリル酸コポリマーであるMichelman Prime 4 990Rエマルジョンに含浸すると、瓶の首部に対して或る程度の接着力が増え た。この3番目の残りの半分の繊維塊を、接着剤として両面テープを用いて他の 2個の繊維塊の間に入れた。この繊維塊は手動式打栓機を用いてワイン類似品に 挿入してSurlynスキン型端部の繊維塊が瓶の外側に向くようにした。 実施例 2−36:ウール フェルト−ラテックス栓 実施例1−35の全ての栓は0.35g/cm3のウールフェルトの繊維塊を 用いて実施した。実施例2−22の栓で使用したフェルト繊維塊は直径28mm で、長さ27mmであった。実施例23−28の栓で使用したフェルト繊維塊も 長さ27mmであったが、直径を表1に示すように変えた。 表1は、実施例2−36の栓の特性およびこれらの実施例の引き抜き試験結果 を示す。或る場合には、重複した実施例のデータが示されている。比較をすると 、標準的コルク栓は一般的に35−40kgの引き抜き力が必要であった。 瓶が液体で充填されていなかった引き抜き結果は、時間による圧縮力の表示、 および栓とガラスとの相互作用を提供している。 フィルム特性は、ペトリ皿上でラテックスを乾燥させて、乾燥したフィルムを 簡単な爪の引っかき試験で評価することによって測定した。 実施例37−44: 瓶の栓の長さに対する栓の直径(非圧縮型)の影響 瓶の首部に挿入された時の栓の長さに対する、栓の直径を変化させた場合の影 響を検討した。 表2は瓶の首部における圧縮力のもとでのウールフェルト生地の栓の結果を示 す。栓に使用された繊維塊は全て、当初繊維密度0.35g/cm3および長さ 2 8mmであった。 実施例45:種々の栓について実施した酸素透過性試験 種々の構造のウールフェルト生地の栓を次のように酸素透過性を検査した: 6個の試験セルを図2に示すような真ちゅうから作った。頂部、底部およびコ ルクチューブは、はんだ付けしてそのジョイント部はLoctite290シー ル材を用いて密封した。ガス注入用ポート(1)および(2)は1/8インチの 硬真ちゅうロッドを用いて密封した。ガスサンプリング用ポート(3)はシリコ ーンゴム隔膜を用いて密封した。 栓試料(4)はコルク挿入機を用いて頂部チューブの中に装入した。2個のガ ス注入用ポートキャップを取り外して窒素を10分間セルに通した。ガス注入中 は出口ポート(2)が短時間塞がれているのでガスが充満してセルの中で乱流が 生じる。出口ポート(2)が最初に密封され、次に入口ポート(1)が密封され る。ガス成分は、注射器による抜き取りおよびガスクロマトグラフィを用いて最 初とその後は24時間間隔で分析した。これらの結果から酸素透過性を計算した 。これらの試験結果を表3を示す。 実施例46:種々の栓に関する引き抜き強度試験 瓶からいろいろな栓を取り外すのに要する力を測定するための試験を実施した 。 標準のコルク栓抜き器を機械で作るのでなく、市販の栓抜き器を使用すること を除いて、手順はISO 9727:1991(E)に従った。貯蔵条件は、ワ イン類似品(飽和酒石酸水素カリウム溶液の12容量%のエタノール)を用いる 場合および用いない場合、1日から8日までとさまざまであった。これで得た結 果を表4および5に示す。 実施例47:液漏れ貯蔵試験 種々のウールフェルト生地の栓の構造体を用いた液漏れを、ワイン類似品の入 った密封瓶を24時間間隔で計量することによって評価した。これらの結果を表 6に示す。 実施例48:コルク用ISO規格に対するウールフェルト−PVCプラスチゾル 栓の評価 実験 実施例1で説明したウールフェルト−PVCプラスチゾル栓6個(約33×2 0mm)を、予め10%エタノール水溶液が充填されて、溶液の液面と栓の下端 部との間の距離が15mmの空間ができる750ml瓶に挿入した。コルクを瓶 から取り外すのに要する力(引き抜き力)をMecmesin AFG 1000 デジタル式応力計を用いて8日後に測定した。 使用した方法は、CETIE型ボア形状を持つ瓶は入手できないので代わりに Stein型ボアを持つ瓶を使用すること以外は、国際標準化機構のISO 9 727の7.6.1節に規定された方法と同一のものであった(ISO 972 7:天然コルクの円筒形栓−物理的試験−参考方法、Geneva:ISO;1 991年)。使用した打栓機は規定された4個あご(jaw)型でなくて3個型 であった。 吸収量 6個のウールフェルト−PVCプラスチゾル栓は番号を付けて、計量して、1 0%エタノール溶液を充たした瓶へ挿入した後、8日間、水平位置で貯蔵した。 8日の後、これらの栓を取り外してWhatman No.4濾紙の上に1分間 置いた後、再計量した(同じ6個の栓をこの試験および前記の引き抜き力試験で 使用した)。 次に実施した方法は、ISO 9272の7.8節に基づいている。CETI E型ボアの瓶ではなくてStein型ボアの瓶を使用し、3個あご型コルク打栓 機を使用した。 吸収率は次のように計算した: ワインの移動 Varanda装置を使用して、ワイン移動に対する栓の抵抗性を試験した。 栓は、コルク打栓機を用いて内径18mmおよび19mmの各3個のアクリル製 の“ボトルネック(bottle neck)”に挿入して、そしてこのボトル ネックを上下逆にして、次に2時間後に染料溶液を充填して装置に取り付けた後 、供給された使用説明書に従って試験した。栓は、挿入する前に余分のプラスチ ックを縁取りした。比較のためにワイン用天然コルク(44×24mm)も試験 した。次に全部の栓は0.5バール、1.0バール、1.5バール、2.0バー ルおよび2.5バールの圧力で10分間曝した後、ワインの移動量を調べた。 結果 引き抜き力 引き抜き力の結果を表7にまとめている。引き抜き力は200Nと300Nと の間になければならないが:6個の栓のうち5個の結果はこの範囲にあるが、1 個の栓の結果は低かった。これらの規格はCETIE型ボアの瓶に挿入されるコ ルクに関するものであるのに対して、本試験ではStein型ボアの瓶を使用し たことに注意しなければならない。CETIE型ボアの僅かに大きい直径のため に引き抜き力が僅かに低い値になったと考えることができる。 吸収性 吸収性の結果も表7にまとめている。説明した試験方法に続く吸収性のCTC OR仕様書も入手していた;天然コルクの場合の吸収性は3%未満で、凝集コル クの場合は40%未満でなければならない。得られた結果はこれらの規定値より も両方ともずっと小さかった。 ワインの移動 2.5バールの最高試験圧力においてさえも、試験したいずれの6個の栓にお いても染料溶液の移動は実質的に、観察されなかった。21個の栓を、試験後に 半分ずつの長さに切ってみると、染料は被膜に浸透していなかったことが判った 。比較すると、0.5バールの圧力においてワイン用の天然コルクの中にかなり の移動が観察された。けれども、これらのコルクの挙動は全てのコルクに対して 典型的なものではないであろうと認められる。 ウールフェルト−PVCプラスチゾル栓は、引き抜き力、吸収性およびワイン の移動に関して良く機能したことをこれらの結果は示している。栓のなかには市 販の普通品と比較して引き抜き力が僅かに低いものがあった。このことは栓の直 径を大きくすることによって改善できるかも知れない。 結論 PVC(発泡および非発泡)コーティングによって、酸素透過性および液漏れ に関しては良好な結果が得られた。繊維塊の圧縮性および添加剤の性質または成 分と共に栓の直径を選択的に選ぶと、或る範囲の再現性のある引き抜き力を持つ 栓を作ることができるので、それによってコルク栓で見られるばらつきよりも優 れた利点が得られる。試験した全てのラテックスのうちでは、BASF 360 Dによって最も適当な密着性のフィルムが形成された。BASF 360Dを二 重浸漬コーティング剤として使用すると、妥当な結果が得られた。引き抜き力の 結果は、コルク用のISO規格に規定された結果に近いものであった。 Surlynの熱成形スキンコーティング型栓は予期された酸素透過性および 液漏れよりも高い結果を示した。これは、多分、熱成形中のプラスチックの薄肉 化によるものであり、或る場合には繊維がフィルムを突き抜けることもあった。 繊維塊の直径が小さくなる、および/または密度が大きくなると、比較的低密 度のウールフェルト塊上に比較的硬い被膜を伴って時々観察される縮れおよびし わが少なくなった。繊維塊を無溶媒のポリマー系、即ちPVCでコーティングす ると、この問題の1つの解決策が得られる。弾性ポリウレタンは同様な結果をも たらすだろうと思われる。 コーティングされた栓を用いるには、ガスおよび液漏れの経路が形成されない ように、繊維を被膜の表面へ確実に達しないようにする手段が講じられなければ ならない。この問題を克服する2つの方法は、金型へコーティング済みの繊維塊 を挿入する前にゲルコートで金型をコーティングすること、並びに繊維を硬いポ リマーラテックス(例えば、PVDC)でコーティングした後、露出した繊維を 機械加工でこの被膜から除くことである。 当業者であれば、広く記載された本発明の精神および範囲を逸脱することなく 、特定の実施態様において示した発明に、多くの変形例および/または修正が可 能であると考えるであろう。従って、本実施態様は全て例示としてであり、限定 的ではないと考えられるべきである。 請求の範囲 1. (i)0.15ないし2.00g/cm3の密度を持つ、係合されたおよ び/または係合以外の手段により組み合された合成および/または天然繊維の少 なくとも1つの弾性塊と; (ii)繊維の弾性塊の少なくとも一部に被覆および/または含浸させられた一 または複数の添加剤とを具備する開口部付き容器用の栓であって、前記容器の開 口部に密封的に挿入されるのに適した形状および密度を持つ栓。 2. 繊維の弾性塊が、フェルト化、ニードルパンチ、製織および/または編成 よって形成される請求の範囲第1項に記載の栓。 3. 繊維の弾性塊が、フェルト化によって形成される請求の範囲第2項に記載 の栓。 4. 繊維が、植物繊維および動物由来繊維から選ばれる天然繊維である請求の 範囲第1項ないし第3項の何れか1項に記載の栓。 5. 天然繊維繊維が、綿、亞麻、サイザル麻、リネン、セルロース、ジュート 、ウール、アンゴラ、アルパカおよびそれらの混合物からなる群から選ばれる請 求の範囲第4項に記載の栓。 6. 天然繊維が羊毛繊維である請求の範囲第5項に記載の栓。 7. 合成繊維が、酢酸セルロース、三酢酸セルロース、アクリル、アラミド、 レーヨン、ポリオレフィン、ナイロン、ポリエステル、ポリウレタン、テリレン およびテフロン並びにそれらの混合物からなる群から選ばれる請求の範囲第1項 ないし第3項のいずれか1項に記載の栓。 8. 繊維の弾性塊が、合成繊維と羊毛繊維の混合物からなる請求の範囲第1項 ないし第3項の何れか1項または第7項に記載の栓。 9. 繊維の弾性塊が、0.18ないし0.95g/cm3の密度を持つ請求の 範囲第1項ないし第8項のいずれか1項に記載の栓。 10. 繊維の弾性塊が、0.4ないし0.8g/cm3の密度を持つ請求の範 囲第9項に記載の栓。 11. 繊維の弾性塊が、中実で全体に渡って実質的に均一な断面積を持つ請求 の範囲第1項ないし第10項の何れか1項に記載の栓。 12. 添加剤が、繊維の弾性塊の表面の少なくとも一部に被膜として存在する 請求の範囲第1項ないし第11項の何れか1項に記載の栓。 13. 添加剤が、ポリエチレン分散物、エチレン−酢酸ビニルコポリマー(E VA)等のポリマーの変性ポリエチレン分散物およびゲル、ポリ(塩化ビニリデ ン)(PVC)およびそのコポリマーの溶液および分散物、ポリウレタン、アク リル系ラテックス、ラッカーおよび分散物、熱成形フィルム、パラフィン、ワッ クス並びにシリコーンからなる群から選ばれる請求の範囲第12項に記載の栓。 14. 前記添加剤の多重被膜を具備する請求の範囲第12項または第13項に 記載の栓。 15. 添加剤が、PVCおよびポリウレタンからなる群から選ばれる請求の範 囲第13項または第14項に記載の栓。 16. 添加剤が、繊維の弾性塊の少なくとも一部の繊維に含浸させられて、繊 維の弾性塊に含有された請求の範囲第11項に記載の栓。 17. 添加剤が、ポリエチレン分散物、エチレン−酢酸ビニルコポリマー(E VA)等のポリマーの変性ポリエチレン分散物およびゲル、ポリ(塩化ビニリデ ン)(PVC)およびそのコポリマーの溶液および分散物、ポリウレタン、アク リル系ラテックス、ラッカーおよび分散物、パラフィン、ワックス並びにシリコ ーンからなる群から選ばれた請求の範囲第16項に記載の栓。 18. 添加剤が、PVC、ポリウレタンおよびアクリル系ラテックスからなる 群から選ばれた請求の範囲第16項または第17項に記載の栓。 19. 添加剤が栓の0.01ないし70%(重量)を占める請求の範囲第11 項ないし第18項の何れか1項に記載の栓。 20. 添加剤が栓の0.1ないし30%(重量)を占める請求の範囲第19項 に記載の栓。 21. 添加剤が、繊維の弾性塊の0.1ないし30%(重量)を占める請求の 範囲第16項ないし第18項の何れか1項に記載の栓。 22. 繊維の複数の塊を含む請求の範囲第1項ないし第21項のいずれか1項 に記載の栓。 23. 繊維の塊が、一以上の液体および/またはガス不透過性の膜によって互 いに分離されている請求の範囲第22項に記載の栓。 24. 膜が、栓と容器の開口部の表面との間の密封を形成しやすく(または完 全に形成)するために、繊維の塊よりも僅かに大きな直径まで延びる請求の範囲 第23項に記載の栓。 25. 栓と容器の開口部との間の密封を形成しやすく(または完全に形成)す るための、ゴムまたは他の弾性ポリマーからなる一以上のO−リングを更に具備 する請求の範囲第1項ないし第24項のいずれか1項に記載の栓。 26. 液体およびガスに対して実質的に不透過性である請求の範囲第1項ない し第25項のいずれか1項に記載の栓。 27. ワイン瓶の開口部の中に密封的に挿入されるのに適した形状および密度 を持つ請求の範囲第1項ないし第26項のいずれか1項に記載の栓。 28. 栓の形状および密度が、標準的コルク栓と同様である請求の範囲第27 項に記載の栓。 29. 栓の端部が凹または凸である請求の範囲第28項に記載の栓。 30. 栓の直径が17ないし18mmの範囲内である請求の範囲第28項また は第29項に記載の栓。 31. 栓の長さが24ないし55mmの範囲内である請求の範囲第28項ない し第30項のいずれか1項に記載の栓。 32. 係合されたおよび/または係合以外の手段で組み合わされた合成および /または天然繊維の弾性シートから成形品を打ち抜くかまたは切り出すことを含 む、請求の範囲第1項ないし第31項のいずれか1項に記載の栓の製作方法。 33. 繊維の弾性シートが、フェルト化ウールのシートである請求の範囲第3 2項に記載の方法。 34. 係合されたおよび/または係合以外の手段で組み合わされた合成および /または天然繊維の弾性塊をダイから押出し、該弾性塊を切り出して成形品とす る請求の範囲第1項ないし第31項のいずれか1項に記載の栓の製作方法。 35. 成形品の切り出しに先立って、一以上の添加剤を繊維の押出し塊に添加 し、ついで第2ダイを通して押出す請求の範囲第34項に記載の方法。 【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1996年3月26日 【補正内容】 請求の範囲 1. (i)0.15ないし2.00g/cm3の密度を持つ、係合されたおよ び/または係合以外の手段により組み合された合成および/または天然繊維の少 なくとも1つの弾性塊と; (ii)繊維の弾性塊の少なくとも一部に被覆および/または含浸させられた一 または複数の添加剤とを具備する開口部付き容器用の栓であって、前記容器の開 口部に密封的に挿入されるのに適した形状および密度を持つ栓。 2. 繊維の弾性塊が、フェルト化、ニードルパンチ、製織および/または編成 よって形成される請求の範囲第1項に記載の栓。 3. 繊維の弾性塊が、フェルト化によって形成される請求の範囲第2項に記載 の栓。 4. 繊維が、植物繊維および動物由来繊維から選ばれる天然繊維である請求の 範囲第1項ないし第3項の何れか1項に記載の栓。 5. 天然繊維繊維が、綿、亞麻、サイザル麻、リネン、セルロース、ジュート 、ウール、アンゴラ、アルパカおよびそれらの混合物からなる群から選ばれる請 求の範囲第4項に記載の栓。 6. 天然繊維が羊毛繊維である請求の範囲第5項に記載の栓。 7. 合成繊維が、酢酸セルロース、三酢酸セルロース、アクリル、アラミド、 レーヨン、ポリオレフィン、ナイロン、ポリエステル、ポリウレタン、テリレン およびテフロン並びにそれらの混合物からなる群から選ばれる請求の範囲第1項 ないし第3項のいずれか1項に記載の栓。 8. 繊維の弾性塊が、合成繊維と羊毛繊維の混合物からなる請求の範囲第1項 ないし第3項の何れか1項または第7項に記載の栓。 9. 繊維の弾性塊が、0.18ないし0.95g/cm3の密度を持つ請求の 範囲第1項ないし第8項のいずれか1項に記載の栓。 10. 繊維の弾性塊が、0.4ないし0.8g/cm3の密度を持つ請求の範 囲第9項に記載の栓。 11. 繊維の弾性塊が、中実で全体に渡って実質的に均一な断面積を持つ請求 の範囲第1項ないし第10項の何れか1項に記載の栓。 12. 添加剤が、繊維の弾性塊の表面の少なくとも一部に被膜として存在する 請求の範囲第1項ないし第11項の何れか1項に記載の栓。 13. 添加剤が、ポリエチレン分散物、エチレン−酢酸ビニルコポリマー(E VA)等のポリマーの変性ポリエチレン分散物およびゲル、ポリ(塩化ビニリデ ン)(PVC)およびそのコポリマーの溶液および分散物、ポリウレタン、アク リル系ラテックス、ラッカーおよび分散物、熱成形フィルム、パラフィン、ワッ クス並びにシリコーンからなる群から選ばれる請求の範囲第12項に記載の栓。 14. 前記添加剤の多重被膜を具備する請求の範囲第12項または第13項に 記載の栓。 15. 添加剤が、PVCおよびポリウレタンからなる群から選ばれる請求の範 囲第13項または第14項に記載の栓。 16. 添加剤が、繊維の弾性塊の少なくとも一部の繊維に含浸させられて、繊 維の弾性塊に含有された請求の範囲第11項に記載の栓。 17. 添加剤が、ポリエチレン分散物、エチレン−酢酸ビニルコポリマー(E VA)等のポリマーの変性ポリエチレン分散物およびゲル、ポリ(塩化ビニリデ ン)(PVC)およびそのコポリマーの溶液および分散物、ポリウレタン、アク リル系ラテックス、ラッカーおよび分散物、パラフィン、ワックス並びにシリコ ーンからなる群から選ばれた請求の範囲第16項に記載の栓。 18. 添加剤が、PVC、ポリウレタンおよびアクリル系ラテックスからなる 群から選ばれた請求の範囲第16項または第17項に記載の栓。 19. 添加剤が栓の0.01ないし70%(重量)を占める請求の範囲第11 項ないし第18項の何れか1項に記載の栓。 20. 添加剤が栓の0.1ないし30%(重量)を占める請求の範囲第19項 に記載の栓。 21. 添加剤が、繊維の弾性塊の0.1ないし30%(重量)を占める請求の 範囲第16項ないし第18項の何れか1項に記載の栓。 22. 繊維の複数の塊を含む請求の範囲第1項ないし第21項のいずれか1項 に記載の栓。 23. 繊維の塊が、一以上の液体および/またはガス不透過性の膜によって互 いに分離されている請求の範囲第22項に記載の栓。 24. 膜が、栓と容器の開口部の表面との間の密封を形成しやすく(または完 全に形成)するために、繊維の塊よりも僅かに大きな直径まで延びる請求の範囲 第23項に記載の栓。 25. 栓と容器の開口部との間の密封を形成しやすく(または完全に形成)す るための、ゴムまたは他の弾性ポリマーからなる一以上のO−リングを更に具備 する請求の範囲第1項ないし第24項のいずれか1項に記載の栓。 26. 液体およびガスに対して実質的に不透過性である請求の範囲第1項ない し第25項のいずれか1項に記載の栓。 27. ワイン瓶の開口部の中に密封的に挿入されるのに適した形状および密度 を持つ請求の範囲第1項ないし第26項のいずれか1項に記載の栓。 28. 栓の形状および密度が、標準的コルク栓と同様である請求の範囲第27 項に記載の栓。 29. 栓の端部が凹または凸である請求の範囲第28項に記載の栓。 30. 栓の直径が17ないし18mmの範囲内である請求の範囲第28項また は第29項に記載の栓。 31. 栓の長さが24ないし55mmの範囲内である請求の範囲第28項ない し第30項のいずれか1項に記載の栓。 32. 係合されたおよび/または係合以外の手段で組み合わされた合成および /または天然繊維の弾性シートから成形品を打ち抜くかまたは切り出すことを含 む、請求の範囲第1項ないし第31項のいずれか1項に記載の栓の製作方法。 33. 繊維の弾性シートが、フェルト化ウールのシートである請求の範囲第3 2項に記載の方法。 34. 係合されたおよび/または係合以外の手段で組み合わされた合成および /または天然繊維の弾性塊をダイから押出し、該弾性塊を切り出して成形品とす る請求の範囲第1項ないし第31項のいずれか1項に記載の栓の製作方法。 35. 成形品の切り出しに先立って、一以上の添加剤を繊維の押出し塊に添加 し、ついで第2ダイを通して押出す請求の範囲第34項に記載の方法。 36. 実質的に図1に記載された栓。
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Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 0.15ないし2.00g/cm3の密度を持つ、係合されたおよび/ま たは係合以外の手段により組み合された合成および/または天然繊維の少なくと も1つの弾性塊からなる、開口部付き容器用の栓であって、前記容器の開口部に 密封的に挿入されるのに適した形状および密度を持つ栓。 2. 繊維の弾性塊が、フェルト化、ニードルパンチ、製織および/または編成 よって形成される請求の範囲第1項に記載の栓。 3. 繊維の弾性塊が、フェルト化によって形成される請求の範囲第2項に記載 の栓。 4. 繊維が、植物繊維および動物由来繊維から選ばれる天然繊維である請求の 範囲第1項ないし第3項の何れか1項に記載の栓。 5. 天然繊維繊維が、綿、亞麻、サイザル麻、リネン、セルロース、ジュート 、ウール、アンゴラ、アルパカおよびそれらの混合物からなる群から選ばれる請 求の範囲第4項に記載の栓。 6. 天然繊維が羊毛繊維である請求の範囲第5項に記載の栓。 7. 合成繊維が、酢酸セルロース、三酢酸セルロース、アクリル、アラミド、 レーヨン、ポリオレフィン、ナイロン、ポリエステル、ポリウレタン、テリレン およびテフロン並びにそれらの混合物からなる群から選ばれる請求の範囲第1項 ないし第3項のいずれか1項に記載の栓。 8. 繊維の弾性塊が、合成繊維と羊毛繊維の混合物からなる請求の範囲第1項 ないし第3項の何れか1項または第7項に記載の栓。 9. 繊維の弾性塊が、0.18ないし0.95g/cm3の密度を持つ請求の 範囲第1項ないし第8項のいずれか1項に記載の栓。 10. 繊維の弾性塊が、0.4ないし0.8g/cm3の密度を持つ請求の範 囲第9項に記載の栓。 11. 一以上の添加剤を更に含む請求の範囲第1項ないし第10項のいずれか 1項に記載の栓。 12. 添加剤が、繊維の弾性塊の表面の少なくとも一部に被膜として存在する 請求の範囲第11項に記載の栓。 13. 添加剤が、ポリエチレン分散物、エチレン−酢酸ビニルコポリマー(E VA)等のポリマーの変性ポリエチレン分散物およびゲル、ポリ(塩化ビニリデ ン)(PVC)およびそのコポリマーの溶液および分散物、ポリウレタン、アク リル系ラテックス、ラッカーおよび分散物、熱成形フィルム、パラフィン、ワッ クス並びにシリコーンからなる群から選ばれる請求の範囲第12項に記載の栓。 14. 前記添加剤の多重被膜を具備する請求の範囲第12項または第13項に 記載の栓。 15. 添加剤が、PVCおよびポリウレタンからなる群から選ばれる請求の範 囲第13項または第14項に記載の栓。 16. 添加剤が、繊維の弾性塊の少なくとも一部の繊維に含浸させられて、繊 維の弾性塊に含有された請求の範囲第11項に記載の栓。 17. 添加剤が、ポリエチレン分散物、エチレン−酢酸ビニルコポリマー(E VA)等のポリマーの変性ポリエチレン分散物およびゲル、ポリ(塩化ビニリデ ン)(PVC)およびそのコポリマーの溶液および分散物、ポリウレタン、アク リル系ラテックス、ラッカーおよび分散物、パラフィン、ワックス並びにシリコ ーンからなる群から選ばれた請求の範囲第16項に記載の栓。 18. 添加剤が、PVC、ポリウレタンおよびアクリル系ラテックスからなる 群から選ばれた請求の範囲第16項または第17項に記載の栓。 19. 添加剤が栓の0.01ないし70%(重量)を占める請求の範囲第11 項ないし第18項の何れか1項に記載の栓。 20. 添加剤が栓の0.1ないし30%(重量)を占める請求の範囲第19項 に記載の栓。 21. 添加剤が、繊維の弾性塊の0.1ないし30%(重量)を占める請求の 範囲第16項ないし第18項の何れか1項に記載の栓。 22. 繊維の複数の塊を含む請求の範囲第1項ないし第21項のいずれか1項 に記載の栓。 23. 繊維の塊が、一以上の液体および/またはガス不透過性の膜によって互 いに分離されている請求の範囲第22項に記載の栓。 24. 膜が、栓と容器の開口部の表面との間の密封を形成しやすく(または完 全に形成)するために、繊維の塊よりも僅かに大きな直径まで延びる請求の範囲 第23項に記載の栓。 25. 栓と容器の開口部との間の密封を形成しやすく(または完全に形成)す るための、ゴムまたは他の弾性ポリマーからなる一以上のO−リングを更に具備 する請求の範囲第1項ないし第24項のいずれか1項に記載の栓。 26. 液体およびガスに対して実質的に不透過性である請求の範囲第1項ない し第25項のいずれか1項に記載の栓。 27. ワイン瓶の開口部の中に密封的に挿入されるのに適した形状および密度 を持つ請求の範囲第1項ないし第26項のいずれか1項に記載の栓。 28. 栓の形状および密度が、標準的コルク栓と同様である請求の範囲第27 項に記載の栓。 29. 栓の端部が凹または凸である請求の範囲第28項に記載の栓。 30. 栓の直径が17ないし18mmの範囲内である請求の範囲第28項また は第29項に記載の栓。 31. 栓の長さが24ないし55mmの範囲内である請求の範囲第28項ない し第30項のいずれか1項に記載の栓。 32. 係合されたおよび/または係合以外の手段で組み合わされた合成および /または天然繊維の弾性シートから成形品を打ち抜くかまたは切り出すことを含 む、請求の範囲第1項ないし第31項のいずれか1項に記載の栓の製作方法。 33. 繊維の弾性シートが、フェルト化ウールのシートである請求の範囲第3 2項に記載の方法。 34. 係合されたおよび/または係合以外の手段で組み合わされた合成および /または天然繊維の弾性塊をダイから押出し、該弾性塊を切り出して成形品とす る請求の範囲第1項ないし第31項のいずれか1項に記載の栓の製作方法。 35. 成形品の切り出しに先立って、一以上の添加剤を繊維の押出し塊に添加 し、ついで第2ダイを通して押出す請求の範囲第34項に記載の方法。
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