JPH10501276A - 線状アルキルベンゼンスルホネートを含まないペルオキシダーゼ/促進剤系を含む高pH洗剤組成物 - Google Patents

線状アルキルベンゼンスルホネートを含まないペルオキシダーゼ/促進剤系を含む高pH洗剤組成物

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JPH10501276A JP8500932A JP50093296A JPH10501276A JP H10501276 A JPH10501276 A JP H10501276A JP 8500932 A JP8500932 A JP 8500932A JP 50093296 A JP50093296 A JP 50093296A JP H10501276 A JPH10501276 A JP H10501276A
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Abstract

(57)【要約】 ペルオキシド活性を示す酵素、過酸化水素供給源、追加の酸化可能な基質、および好ましくは式(A)を有する促進剤を含んでなる染料移り抑制系が開示される。線状アルキルベンゼンスルホネートを含まず、染料移り抑制系および典型的な洗剤成分を含む洗剤組成物も開示される。染料移り抑制系を、洗剤添加物としてまたは線状アルキルベンゼンスルホネートを含まない洗剤組成物マトリックス中で使用することによって、逃亡染料の一層効果的かつ効率的な染料移り抑制が達成される。

Description

【発明の詳細な説明】 線状アルキルベンゼンスルホネートを含まないペルオキシダーゼ/ 促進剤系を含む高pH洗剤組成物 技術分野 本発明は、染料移り抑制系、および染色された布地からもう一方の布地への洗 浄中における染料の移りを抑制する染料移り抑制系を含む洗剤組成物に関する。 この染料移り抑制系は、ペルオキシダーゼ酵素、過酸化水素供給源、酸化性基質 および促進剤、好ましくはフェノチアジン促進剤を含んでいるが、洗剤組成物は 線状アルキルベンゼンスルホネートを含まない。 背景技術 最新の布地洗濯作業中に極めて頻繁に起こりしかも困難な問題の一つは、着色 された布地が洗濯溶液中に染料(「逃亡染料(fugitive dye)」)を放出する傾向 を有する場合があることである。この染料は、次いで一緒に洗浄されている他の 布地に移る。染料移りは、多かれ少なかれ、ほとんどの洗濯物で起きる。これは 、洗濯物全体がピンクやブルーに変化する酷い状況における問題だけではないの である。これは、ほとんど何時でも低いそれと気が付かない程度の濃度で存在し 、白い物の黒ずみ、色やクリーニング時のくすみとして見られることの原因とな る。染料移りは、使用者の極めて重大な関心事の一つでもあり、この問題の解決 は、極めて頻繁に述べられてきた不適当な必要事の一つである。 この問題を解決する一つの方法は、染色された布地から洗いだされた逃亡染料 が洗浄液中の他の製品に付着する機会を有する前に、逃亡染料を漂白することで あろう。 懸濁または可溶化した染料は、溶液中で既知の漂白剤を用いることによってあ る程度まで酸化することができる。 英国特許第2,101,167号明細書には、希釈時に活性化されて過酸化水 素を生成する過酸化水素前駆体を含む安定な液体漂白組成物が記載されている。 しかしながら、同時に実際に布地上に残っている染料を漂白しないこと、すな わち色を損なわないことが重要である。 米国特許第4,077,768号明細書には、酸化性漂白剤を鉄ポルフィンの ような触媒化合物と共に用いることによって染料移りを抑制する方法が記載され ている。 米国特許出願第421,414号明細書には、着色物質などの有機または無機 物質の酸化に用いられるペルオキシダーゼおよびオキシダーゼが記載されている 。 過酸化水素を発生させることができる酵素系と鉄触媒とを含んでなる染料移り 抑制組成物は、1991年10月9日出願の同時係属欧州特許出願第91202 655.6号明細書に開示されている。 欧州特許第424 398−A号明細書には、ペルオキシダーゼを含んでなる 漂白作用を発揮することができる洗剤添加物が記載されている。この添加物は、 更に1種類以上の酵素、特にリパーゼ、プロテアーゼ、アミラーゼまたはセルラ ーゼを含んでいる。 ペルオキシダーゼ酵素は、洗剤用途において染料移りを抑制する目的で提案さ れた漂白酵素である。この酵素は、溶液中の流出染料の酸化により、染料移り抑 制を引き起こす。良好な染料の漂白を行なうためには、促進剤が必要である。現 在用いられているペルオキシダーゼ/促進剤テクノロジー系は、8以下のpH水 準でしか性能を発揮しない。これは、このテクノロジーを高pH洗剤で履行する 上で大きな制限であった。フェノチアジン10−プロピオン酸を基剤とする促進 剤系は、高pH洗剤用途でペルオキシダーゼに性能を発揮させるものと同定され た。意外なことには、この系はアニオン性界面活性剤、特にアルキルサルフェー ト組成物を含み、線状アルキルベンゼンスルホネートは含まない処方物で極めて 良好に作用することを見いだした。 従って、本発明の目的は、染料移り抑制系、またはこのような染料移り抑制系 を含む洗剤組成物であって、洗剤組成物が線状アルキルベンゼンスルホネート( LAS)を含まないが、アニオン性界面活性剤の存在下にて、上記のペルオキシ ダーゼをフェノチアジン促進剤と共に用いることによって洗浄溶液中で最適の染 料移り抑制を示すものを提供することである。 アニオン性界面活性剤は、アルキルサルフェートのような任意のサルフェート またはスルホネートを基剤とする洗剤用界面活性剤であることができる。好まし いものは、C8〜C20のアルキル鎖長を有するアルキルサルフェートである。別 の組み合わせは、例えばアルキルサルフェートと組み合わせたエトキシル化アル キルサルフェートである。エトキシル化度は、好ましくは1〜50である。 ノニオン性界面活性剤、特にエトキシル化ノニオン性界面活性剤および/また は脂肪酸アミド界面活性剤を添加すると、洗浄中に更に顕著な染料移り抑制効果 が示される。 ノニオン性界面活性剤は、C8〜C20のアルキル鎖および好ましくは1〜50 モノマー単位を有するエトキシレート基からなる。また、C10〜C18N−アルキ ルポリヒドロキシ脂肪酸アミドのような脂肪酸アミド界面活性剤も好ましい。典 型的な例としては、C12〜C18N−メチルグルカミドが挙げられる(WO92/ 06154号明細書を参照されたい)。ノニオン性界面活性剤の好ましい濃度は 、完成生成物中で2〜15%である。 本発明のもう一つの態様によれば、着色した布地を含む洗濯作業の方法も提供 される。 発明の開示 本発明は、有効量の (a) ペルオキシダーゼ活性を示す酵素; (b) 過酸化水素、過酸化水素前駆体および過酸化水素を発生すること ができる酵素系からなる群から選択された過酸化水素供給源; (c) 少なくとも2個の芳香族環からなる有機化合物であって、その芳 香族環の少なくとも1個が、窒素、酸素および硫黄の原子の1個以上で置換され ており、この芳香族環が更に融合環であることもできるものを含む促進剤系、お よび (d) 線状アルキルベンゼンスルホネートを含まない界面活性剤系 を含んでなる洗剤組成物を提供する。 特定の態様では、有機化合物は、下式によって表すことができる。 (式中、Xは基(−O−)、(−S−)、−(−NR15−)(−CHR15−)、 (>C=O)、(−CH=CH)、(−CH=N−)の一つを表し、置換基R1 〜R9およびR15は、同一であるかまたは異なるものであることができ、独立し て、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、ホルミル、カルボキシおよびそのエステルお よび塩、カルバモイル、スルホおよびそのエステルおよび塩、スルファモイル、 ニトロ、アミノ、フェニル、C1〜C14−アルキル、C1〜C5−アルコキシ、カ ルボニル−C1〜C5−アルキル、アリール−C1〜C5−アルキルの基のい ずれかを表し、これらのカルバモイル、スルファモイルおよびアミノ基は更に未 置換であることもまたは置換基R10で1回または2回置換されていてもよく、ま たフェニルは更に未置換であってもまたは1以上の置換基R10で置換されていて もよく、またC1〜C14−アルキル、C1〜C5−アルコキシ、カルボニル−C1〜 C5−アルキルおよびアリール−C1〜C5−アルキル基は、飽和または不飽和、 分岐または未分岐であってもよく、また未置換であってもまたは1個以上の置換 基R10で置換されていてもよく、 置換基R10は、ハロゲン、ヒドロキシ、ホルミル、カルボキシおよびそのエス テルおよび塩、カルバモイル、スルホおよびそのエステルおよび塩、スルファモ イル、ニトロ、アミノ、フェニル、アミノアルキル、ピペリジノ、ピペラジニル 、ピロリジノ、C1〜C5−アルキル、C1〜C5−アルコキシの基のいずれかを表 し、カルバモイル、スルファモイルおよびアミノ基は更に未置換でもまたはヒド ロキシ、C1〜C5−アルキル、C1〜C5−アルコキシで1回または2回置換され ていてもよく、フェニルは更に、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、ホルミル、カ ルボキシおよびそのエステルおよび塩、カルバモイル、スルホおよびそのエステ ルおよび塩、およびスルファモイル基の1個以上で置換されていてもよく、C1 〜C5−アルキル、およびC1〜C5−アルコキシは更に、飽和または不飽和、分 岐または未分岐であってもよく、かつ更にハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、ホル ミル、カルボキシおよびそのエステルおよび塩、カルバモイル、スルホおよびそ のエステルおよび塩、およびスルファモイル基のいずれかで1回または2回置換 されていてもよく、または 式中、置換基R1〜R8の2個が一緒になって基−B−を形成することができ、 但しBは、基(−CHR10−N=N−)、(−CH=CH−)n、(−CH=N −)nまたは(−N=CR10−NR11−)のいずれかを表し、これらの基におい て、nは1〜3の整数を表し、R10は上記定義の置換基であり、R11はR10と同 様に定義される。) 特定の態様では、有機化合物は10メチルフェノチアジン、10−フェノチア ジンプロピオン酸、N−ヒドロキシスクシンイミド−10−フェノチアジン−プ ロピオネートまたは10−エチル−4−フェノチアジン−カルボン酸、10−エ チルフェノチアジン、10−プロピルフェノチアジン、10−イソプロピルフェ ノチアジン、メチル−10−フェノチアジンプロピオネート、10−フェニルフ ェノチアジン、10−アリルフェノチアジン、10−(3−(4−メチル−1− ピペラジニル)プロピル)フェノチアジン、10−(2−ピロリジノエチル)フ ェノチアジン、クロルプロマジン、2−クロロ−10−メチルフェノチアジン、 2−アセチル−10−メチルフェノチアジン、4−カルボキシ−10−フェノチ アジン、10−メチルフェノチアジン、10−エチル−フェノチアジン、10− フェノチアジンプロピオン酸、または4−カルボキシ−10−フェノチアジン− プロピオン酸である。 更に好ましい態様では、本発明は、線状アルキルベンゼンスルホネートを含ま ない洗剤組成物であって、ペルオキシダーゼ活性を示す酵素;過酸化水素、過酸 化水素前駆体および過酸化水素を発生することができる酵素系からなる群から選 択された過酸化水素供給源;および下記の式を有するフェノチアジン促進剤の有 効量を含んでなる洗剤組成物を提供する。 (式中、XはSまたはOであり、R1は−CH3、−CH2CH3、−CH2CH2C H2NH2または−CH2CH2COOHである。) もう一つのの態様では、本発明は、上記の染料移り抑制系を、洗剤用界面活性 剤、洗剤ビルダーおよび他の洗剤添加物などの典型的な洗剤成分と共に含んでな る洗剤組成物を包含する。 発明を実施するための最良の形態 本発明の染料移り抑制系は、ペルオキシダーゼ活性を示す酵素、過酸化水素供 給源、追加の酸化性基質、および促進剤を本質的成分として含む。ペルオキシダーゼ 本発明の染料移り抑制系および洗剤組成物で用いることができるペルオキシダ ーゼは、植物(例えば、西洋ワサビペルオキシダーゼ)、または真菌または細菌 のような微生物から単離し、産生することができる。幾つかの好ましい真菌とし ては、Deuteromycotina亜門、Hyphomycetes綱に属する菌株、例えばFusarium、H umicola、Tricoderma、Myrothecium、Verticillum、Arthromyces、Caldariomyce s、Ulocladium、Embellisia、CladosporiumまたはDreschlera、特にFusarium ox ysporum(DSM 2672)、Humicola insolens、Tricoderma resii、Myrothecium ve rrucana(IFO 6113)、Verticillum alboatrum、Verticillum dahlie、Arthromyce s ramosus(FERM P-7754)、Caldariomyces fumago、Ulocladium chartarum、Em bellisia allior、Dreschlera halodesが挙げられる。 他の好ましい真菌としては、Basidiomycotina亜門、Basidiomycetes綱に属す る菌株、例えばCoprinus、Phanerochaete、CoriolusまたはTrametes、特にCopri nus cinereus f.microsporus(IFO 8371)、Coprinus macrorhizus、Phaneroch aete chrysosporium (例えば、NA-12)またはCoriolus versicolor(例えば、PR 4 28-A)が挙げられる。 他の好ましい真菌としては、Zygomycotina亜門、Mycoraceae綱に属する菌株、 例えばRhizopusまたはMucor、特にMucor hiemalisが挙げられる。 幾つかの好ましい細菌としては、Actinomycetales目の菌株、例えばStreptomy ces spheroides(ATTC 23965)、Streptomyces thermoviolaceus(IFO 12382)またはStreptoverticillum verticillium ssp.verticilliumが挙げられ る。 他の好ましい細菌としてはBacillus pumillus(ATCC 12905)、Bacillus stearo thermophilus、Rhododbacter sphaeroides、Rhodomonas palustri、Streptococc us lactis、Pseudomonas purrocinia(ATCC 15958)、またはPseudomonas fluor escens(NRRL B-11)が挙げられる。 有用なペルオキシダーゼの他の潜在的供給源は、B.C.Saundersら、上記引用 、41-43頁に記載されている。 本発明によって用いられる酵素の製造法は文献に記載されており、例えばFEBS Letters 1625,173(1),Applied and Environmental Microbiology,Feb.1985 ,pp.273-278、Applied Microbiol.Biotechnol.26,1987,pp.158-163,Bio technology Letters 9(5),1987,pp.357-360,Nature 326,2 April 1987,FE BS Letters 4270,209(2),p.321,欧州特許第179,486号明細書、欧州特 許第200,565号明細書、英国特許第2,167,421号明細書、欧州特 許第171,074号明細書およびAgric.Biol.Chem.50(1),1986,p.247を 参照されたい。 一般に、本発明の染料移り抑制系に有用なペルオキシダーゼ活性を示す酵素は 、1993年12月28日発行の米国特許第5,273,896号明細書(Pede rsenら)に記載されており、上記特許明細書の内容は、その開示の一部として本 明細書に引用される。 特に好ましいペルオキシダーゼは、洗浄液の典型的なpH、すなわちpH6. 5〜10.5、好ましくは7.0〜10.5、最も好ましくは7.5〜10.5 で活性を有するものである。このような酵素は、好アルカリ性微生物による関連 酵素の産生のためのスクリーニング、例えばR.E.ChildsおよびW.G.Bardsley, Biochem.J.,145,1975,pp.93-103に記載のABTS分析法を用 いて単離することができる。 他の好ましいペルオキシダーゼは、良好な熱安定性並びにノニオン性、カチオ ン性またはアニオン性界面活性剤、洗剤ビルダー、リン酸塩などの普通に用いら れる洗剤成分に対して良好な安定性を示すものである。 有用なペルオキシダーゼのもう一つの群は、ハロペルオキシダーゼ、例えばク ロロ−およびブロモペルオキシダーゼ、リグニンペルオキシダーゼ、およびマン ガン依存性ペルオキシダーゼである。 ペルオキシダーゼ酵素は、培地においてこの酵素を発現させる条件下で、この 酵素をコードするDNA配列並びにこの酵素をコードするDNA配列を発現させ る機能をコードするDNA配列を有する組換えDNAベクターで形質転換した宿 主細胞を培養し、培養物からこの酵素を回収することを含んでなる方法によって 製造することができるものでもある。 この酵素をコード化するDNAフラグメントは、例えば上記の生物の一つのよ うな目的とする酵素を産生する微生物のcDNAまたはゲノムライブラリーを設 け、陽性クローンを、この酵素の完全または部分アミノ酸配列に基づいて合成し たオリゴヌクレオチドプローブに対するハイブリダイゼーションなどの従来の手 続きによってスクリーニングし、または適当な酵素活性を発現するクローンを選 択し、または生の酵素に対して抗体と反応するタンパク質を産生するクローンを 選択することによって、単離することができる。 一度選択したならば、DNA配列を、適当なプロモーター、オペレーターおよ びターミネーター配列を含んでなり、特定の宿主生物中で酵素を発現させる好適 な複製可能な発現ベクター、並びに目的の宿主生物中でベクターを複製すること ができる複製源に挿入することができる。 次いで、生成する発現ベクターを、真菌細胞、好ましくはAspergillus種、最 も好ましくはAspergillus oryzaeまたはAspergillus nigerのような好適な宿主 細胞中に形質転換することができる。真菌細胞は、原形質体形成および原形質体 の形質転換の後、それ自体既知の方法での細胞壁の再生を伴う方法によって形質 転換することができる。宿主微生物としてのAspergillusの使用は、欧州特許第 238,023号明細書(Novo Industries A/S)に記載されており、上記特許 明細書の内容は、その開示の一部として本明細書に引用される。 或いは、宿主生物は、細菌、特にStreptomycesおよびBacillus、またはE.coli の品種であることができる。細菌細胞の形質転換は、例えばT.Maniatisら、「 分子クローニング:実験室便覧(Molecular Cloning: A Laboratory Manual)」、 Cold Spring Harbor、1982年に記載されているような従来の方法に従って行 なうことができる。 適当なDNA配列のスクリーニングおよびベクターの構築は、標準的手続きに よって行なうこともでき、T.Maniatisら、上記引用を参照されたい。 形質転換した宿主細胞の培養に用いられる培地は、目的とする宿主細胞の成育 に適する任意の従来の培地であることができる。発現した酵素は、好都合なこと には培地に分泌されることがあり、遠心分離または濾過により細胞を培地から分 離し、硫酸アンモニウムのような塩によって培地のタンパク質性成分を沈澱させ た後、イオン交換クロマトグラフィ、アフィニティクロマトグラフィなどのクロ マトグラフィ手順による公知の手順によってそこから回収することができる。 この工程の開始時または工程中に、H22を0.001〜5mM、特に0.0 1〜1mMの量で添加することができる。Coprinusペルオキシダーゼを用いる際 には、0.01〜0.25mMのH22が好ましく、B.pumilusペルオキシダー ゼの場合には0.1〜1mMのH22が好ましい。 過酸化水素は、過酸化水素またはその前駆体、好ましくは過ホウ酸塩または過 炭酸塩として加えることができる。用いることができる過酸化水素前駆体の濃度 は、選択されるペルオキシダーゼの独特な特性によって変化し、例えばCoprinus ペルオキシダーゼは、5%未満の過ホウ酸塩を含む洗剤組成物に適用すべきであ る。 本発明の方法では、過酸化水素形成の酵素的方法を用いるのが望ましいことが ある。従って、本発明による方法は、更に洗浄および/または濯ぎ工程の開始時 または中に過酸化水素を発生することができる酵素系(すなわち、そのための酵 素および基質)を添加することを含んでいる。 過酸化水素発生系のこのような一つの範疇は、分子状酸素と有機または無機基 質とをそれぞれ過酸化水素および酸化された基質に転換すること化できる酵素を 含んでいる。これらの酵素は低濃度の過酸化水素しか生成しないが、ペルオキシ ダーゼが含まれていると生成した過酸化水素を効率的に利用することができるの で、それらを本発明の方法に極めて有利に用いることができる。 好ましい過酸化水素発生酵素は、洗剤組成物に好都合に加えることができる廉 価で容易に入手可能な基質で作用するものである。このような基質の一例は、グ ルコースオキシダーゼによる過酸化水素生成に利用することができるグルコース である。好適なオキシダーゼとしては、フェノールおよび関連基質、例えばカテ コールオキシダーゼ、ラッカーゼのような芳香族化合物に作用するものが挙げら れる。他の好適なオキシダーゼは、ウレートオキシダーゼ、ガラクトースオキシ ダーゼ、アルコールオキシダーゼ、アミンオキシダーゼ、アミノ酸オキシダーゼ 、アミログルコシダーゼ、およびコレステロールオキシダーゼである。 好ましい酵素系は、アルコールおよびアルデヒドオキシダーゼである。 顆粒状洗剤応用に更に好ましい系は、固形アルコール、例えばグルコースであ って、そのグルコロン酸への酸化がグルコースオキシダーゼによって触媒されて 、過酸化水素が形成される。 液体洗剤応用に更に好ましい系は、液体アルコールを含み、これは例えば溶媒 などとして作用することもできる。一例は、エタノール/エタノールオキシダー ゼである。 本発明による組成物に用いられるオキシダーゼの量は、洗浄液中でAvOを0 .01〜10ppm/分の一定量で発生するのに少なくとも十分な量であるべき である。例えば、グルコースオキシダーゼでは、これは室温およびpH6〜11 で達成することができ、優先的には一定の曝気条件下では、50〜5000単位 /リットルのグルコースオキシダーゼおよび0.005〜0.5%グルコースで はpH7〜9で行なうことができる。 洗浄および/または濯ぎ工程の開始時または途中にオキシダーゼに対するもう 一つの酸化可能な基質を添加することによって、用いたペルオキシダーゼの染料 移り抑制効果を高めることができる。これは、短命なラジカルの形成、または着 色物質の漂白または他の改質に関与するこの基質の他の酸化状態によるものと考 えられる。このような酸化可能な基質の例は、金属イオン、例えばMn++、ハラ イドイオン、例えばクロリドまたはブロミドイオン、またはフェノールのような 有機化合物、例えばp−ヒドロキシ桂皮酸または2,4−ジクロロフェノールで ある。本発明の目的に用いることができるフェノール性化合物の他の例は、M.Ka toおよびS.Shimizu,Plant Cell Physiol.,26(7),1985,pp.1291-1301(特 に第1表を参照されたい)またはB.C.Saundersら、上記引用、p.141 ff.に記 載されているものである。添加される酸化可能な基質の量は、約1μM〜1mM が好適である。 本発明の方法において、ペルオキシダーゼは典型的には洗剤組成物の化合物と して添加され、洗浄液1リットル当たり酵素0.01〜100mgの量で、好ま しくは1リットル当たり酵素0.04〜0.2mgの量で添加することができる 。ペルオキシダーゼはそれだけで、非微粉顆粒、液体、特に安定化した液体、ま たは保護された酵素の形態で洗剤組成物に加えることができる。非微粉顆粒は、 例えば米国特許第4,106,991号および第4,661,452号明細書( い ずれもNovo Industri A/Sに対するもの)に開示の方法で製造することができ、 場合によっては当該技術分野で既知の方法によってコーティングすることができ る。液体酵素製剤は、例えば確立された方法に準じてプロピレングリコール、糖 または糖アルコール、乳酸またはホウ酸などのポリオールを加えることによって 安定化させることができる。他の酵素安定剤は、当該技術分野で周知である。保 護された酵素は、欧州特許第238,216号明細書に開示された方法に従って 製造することができる。洗剤組成物は、ペルオキシダーゼに対する1種類以上の 基質を含むこともできる。通常は、本発明の洗剤組成物の溶液のpHは、好まし くは7〜12、特に7.5〜9.5となる。洗浄液のpHは、選択されたペルオ キシダーゼによって変化し、例えばpHが9.5を下回る洗浄液では、Coprinus ペルオキシダーゼを適用すべきである。促進剤 本発明は、ペルオキシダーゼ酵素またはペルオキシダーゼ作用化合物の活性を 高めるための化合物の使用に関する。従って、本発明は、下記の促進剤(以後、 増進剤ともいう)において、ペルオキシダーゼ酵素またはペルオキシダーゼ作用 化合物の効果を増進することができる薬剤を提供する。 既知および既報の促進剤とは異なり、本発明の促進剤はアルカリ条件、すなわ ち約8を上回るpH水準で作用することができる。この特徴により、本発明の促 進剤を、布地の洗濯などの各種の工程に加えることができる。 基本的には、この促進剤は少なくとも2個の芳香族環からなる有機化合物であ って、その芳香族環の少なくとも1個が、窒素、酸素および硫黄の原子の1個以 上で置換されており、この芳香族環が更に融合環であることもできるものである 。 更に好ましい態様では、本発明の好ましい増進剤は、一般式Iの有機化合物で ある。 (式中、Aは単結合、または基(−CR11=CR15−)n、(−NR11−)、( −CR11=N−)n、(−CR11CR12=N−N=CR13−NR15−)、(−N R11−CR12=N−)n、(−CR12=N−NR11−)、(−NR11−CR12= CR13−)、(−N=N−)の一つを表し、これらの基においてnは1〜6の整 数を表し、またはAは炭素、カルボニル、窒素、硫黄、酸素、セレンまたはリン を表し、この炭素、リンおよび窒素は未置換であってもまたは置換基R11で置換 されていてもよく、かつ 式中、置換基R1〜R13およびR15は、同一でもまたは異なっていてもよく、 独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、ホルミル、カルボキシおよびそのエス テルおよび塩、カルバモイル、スルホおよびそのエステルおよび塩、スルファモ イル、ホスホ、ホスホノ、ホスホノオキシ、スルファンジイル、ニトロ、アミノ 、フェニル、C1〜C14−アルキル、C1〜C5−アルコキシ、カルボニル−C1〜 C5−アルキル、アリール−C1〜C5−アルキル基のいずれかを表し、カルバモ イル、スルファモイルおよびアミノ基は更に未置換であるかまたは置換基R14で 1回または2回置換されていてもよく、このフェニルは更に未置換であるか、ま たは1個以上の置換基R14で置換されていてもよく、このC1〜C14−アルキル 、C1〜C5−アルコキシ、カルボニル−C1〜C5−アルキル、アリール−C1〜 C3−アルキル基は飽和または不飽和、分岐または未分岐であってもよく、かつ 更に未置換であるか、または1個以上の置換基R14で置換されていてもよく、 この置換基R14は、ハロゲン、ヒドロキシ、ホルミル、カルボキシおよびその エステルおよび塩、カルバモイル、スルホおよびそのエステルおよび塩、スルフ ァモイル、ニトロ、アミノ、フェニル、アミノアルキル、ピペリジノ、ピペラジ ニル、ピロリジノ、C1〜C5−アルキル、C1〜C5−アルコキシ基のいずれかを 表し、このカルバモイル、スルファモイルおよびアミノ基は更に未置換でもまた はヒドロキシ、C1〜C5−アルキル、C1〜C5−アルコキシで1回または2回置 換されていてもよく、またこのフェニルは更にハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、 ホルミル、カルボキシおよびそのエステルおよび塩、カルバモイル、スルホおよ びそのエステルおよび塩、およびスルファモイル基の1個以上で置換されていて もよく、このC1〜C5−アルキル、およびC1〜C5−アルコキシは更に飽和また は不飽和、分岐または未分岐であってもよく、かつ更にハロゲン、ヒドロキシ、 アミノ、ホルミル、カルボキシおよびそのエステルおよび塩、カルバモイル、ス ルホおよびそのエステルおよび塩、およびスルファモイル基のいずれかで1回ま たは2回置換されていてもよく、または 式中、R5およびR6は一緒になって基−B−を形成してもよく、但し、Bは単 結合、基(−CH=CH−)n、または基(−CH=N−)nを表し、この基にお いてnは1〜6の整数を表し、またはBは炭素、窒素、硫黄、酸素、セレンまた はテルルを表し、この炭素および窒素は未置換でもまたは上記で定義した置換基 R14で置換されていてもよく、または 式中、置換基R1〜R10の2個は一緒になって基−C−を形成してもよく、但 し、Cは基(−CHR11−N=N−)、(−CH=CH−)nまたは(−CH= N−)nのいずれかを表し、これらの基において、nは2〜4の整数を表し、か つこれらの基においてR11は上記で定義した置換基であるか、または 式中、R5およびR12および/またはR6およびR13は、上式のnが1であると きには、一緒になって基−D−を形成してもよく、但し、Dは基(−CHR11− )、(−NR11−)、(−CR11=CR15−)、(CR11=N−) 、(−N=CR11−)、(−O−)、(>C=O)、または(−S−)を表し、 これらの基において、R11およびR15は上記で定義した置換基である。) 特定の態様では、増進剤は、2,2′−アジノ−ビス(3−エチルベンゾチア ゾリン−6−スルホネート)、3−メチル−2−ベンゾチアゾリノンとの6−ア ミノ−3−メチル−2−ベンゾチアゾリノンアジン、2−(p−アミノフェニル )−6−メチルベンゾチアゾール−7−スルホン酸、N−(4−(ジメチルアミ ノ)ベンジリデン)−p−アニシジン、3−メチル−2−ベンゾチアゾリノン( 4−(ジメチルアミノ)ベンジリデン)−ヒドラゾンである。 もう一つの好ましい態様では、本発明の増進剤は、一般式IIの有機化合物であ る。 (式中、置換基R1〜R8は、同一でもまたは異なるものであってもよく、独立し て、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、ホルミル、カルボキシおよびそのエステルお よび塩、カルバモイル、スルホおよびそのエステルおよび塩、スルファモイル、 ニトロ、アミノ、フェニル、C1〜C14−アルキル、C1〜C5−アルコキシ、カ ルボニル−C1〜C5−アルキル、アリール−C1〜C5−アルキル基のいずれかを 表し、カルバモイル、スルファモイルおよびアミノ基は更に未置換であるかまた は置換基R9で1回または2回置換されていてもよく、このフェニルは更に未置 換であるか、または1個以上の置換基R9で置換されていてもよく、このC1〜C14 −アルキル、C1〜C5−アルコキシ、カルボニル−C1〜C5−アルキル、アリ ール−C1〜C3−アルキル基は飽和または不飽和、分岐または未 分岐であってもよく、かつ更に未置換であるか、または1個以上の置換基R9で 置換されていてもよく、 置換基R9は、ハロゲン、ヒドロキシ、ホルミル、カルボキシおよびそのエス テルおよび塩、カルバモイル、スルホおよびそのエステルおよび塩、スルファモ イル、ニトロ、アミノ、フェニル、C1〜C5−アルキル、C1〜C5−アルコキシ 基のいずれかを表し、このカルバモイル、スルファモイルおよびアミノ基は更に 未置換でも、またはヒドロキシ、C1〜C3−アルキル、C1〜C3−アルコキシで 1回または2回置換されていてもよく、またこのフェニルは更にハロゲン、ヒド ロキシ、アミノ、ホルミル、カルボキシおよびそのエステルおよび塩、カルバモ イル、スルホおよびそのエステルおよび塩、およびスルファモイル基の1個以上 で置換されていてもよく、このC1〜C5−アルキルおよびC1〜C5−アルコキシ は更に飽和または不飽和、分岐または未分岐であってもよく、かつ更にハロゲン 、ヒドロキシ、アミノ、ホルミル、カルボキシおよびそのエステルおよび塩、カ ルバモイル、スルホおよびそのエステルおよび塩、およびスルファモイル基のい ずれかで1回または2回置換されていてもよく、または 式中、R1〜R8の2個は一緒になって基−B−を形成してもよく、但し、Bは 、基(−N=N−)、(−CH=CH−)n、(−CH=N−)n、(−N=CR9 −NR10−)または(−N=N−CR9−)のいずれかを表し、これらの基にお いてnは1〜3の整数を表し、R9は上記に定義した置換基であり、R10はR9と して定義される。) 更に具体的な態様では、本発明の増進剤は下記の一般式を有する有機化合物で ある。 (式中、Eは単結合、カルボニル基、または基(−CH=CH−)n、(−CH =N−)n、(−N=R11−)の一つを表し、nは1〜2の整数を表す。置換基 R1〜R11は、同一でもまたは異なるものでもよく、独立して、水素、ハロゲン 、ヒドロキシ、ホルミル、カルボキシおよびそのエステルおよび塩、カルバモイ ル、スルホおよびそのエステルおよび塩、スルファモイル、ニトロ、アミノ、フ ェニル、C1〜C14−アルキル、C1〜C5−アルコキシ、カルボニル−C1〜C5 −アルキル、アリール−C1〜C5−アルキル基のいずれかを表し、カルバモイル 、スルファモイルおよびアミノ基は更に未置換であるかまたは置換基R14で1回 または2回置換されていてもよく、このフェニルは更に未置換であるか、または 1個以上の置換基R14で置換されていてもよく、このC1〜C14−アルキル、C1 〜C5−アルコキシ、カルボニル−C1〜C5−アルキル、アリール−C1〜C3− アルキル基は飽和または不飽和、分岐または未分岐であってもよく、かつ更に未 置換であるか、または1個以上の置換基R14で置換されていてもよく、 この置換基R14は、ハロゲン、ヒドロキシ、ホルミル、カルボキシおよびその エステルおよび塩、カルバモイル、スルホおよびそのエステルおよび塩、スルフ ァモイル、ニトロ、アミノ、フェニル、C1〜C5−アルキル、C1〜C5−アルコ キシ基のいずれかを表し、このカルバモイル、スルファモイルおよびアミノ基は 更に未置換でもまたはヒドロキシ、C1〜C3−アルキル、C1〜C3−アルコキシ で1回または2回置換されていてもよく、またこのフェニルは更にハロゲン、ヒ ドロキシ、アミノ、ホルミル、カルボキシおよびそのエステルおよび塩、カルバ モイル、スルホおよびそのエステルおよび塩、およびスルファモイル基の 1個以上で置換されていてもよく、このC1〜C5−アルキルおよびC1〜C5−ア ルコキシは更に飽和または不飽和、分岐または未分岐であってもよく、かつ更に ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、ホルミル、カルボキシおよびそのエステルおよ び塩、カルバモイル、スルホおよびそのエステルおよび塩、およびスルファモイ ル基のいずれかで1回または2回置換されていてもよく、または 式中、置換基の2個、R5およびR6は一緒になって基−B−を形成してもよく 、但し、Bは単結合、基(−CH=N−)n、(−CH=CH−)、または(− CHR14−)を表し、この基においてnは1〜2の整数を表し、かつR14は上記 に定義した置換基である。) 特定の態様では、増進剤は4−アミノ−4′−メトキシスチルベン、4,4′ −ジアミノスチルベン−2,2′−ジスルホン酸、イミノスチルベン、4,4′ −ジヒドロキシベンゾフェノン、N−ベンジリデン−4−ビフェニルアミン、4 ,4′−ジアミノジフェニルアミン、4,4′−ジアミノジフェニルアミンスル フェート、2,7−ジアミノフルオレン、トリフェニルアミンである。 もう一つの具体的態様では、増進剤は下式によって記載することができる。 (式中、Xは、単結合、カルボニル基、または基(−O−)、(−S−)、(− NR15−)、(−CHR15−)、(>C=O)、(−CH=CH−)、(−CH =N−)の一つであり、置換基R1〜R9およびR15は、同一でもまたは異なるも のであってもよく、独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、ホルミ ル、カルボキシおよびそのエステルおよび塩、カルバモイル、スルホおよびその エステルおよび塩、スルファモイル、ニトロ、アミノ、フェニル、C1〜C14− アルキル、C1〜C5−アルコキシ、カルボニル−C1〜C5−アルキル、アリール −C1〜C5−アルキル基のいずれかを表し、カルバモイル、スルファモイルおよ びアミノ基は更に未置換であるかまたは置換基R10で1回または2回置換されて いてもよく、このフェニルは更に未置換であるか、または1個以上の置換基R10 で置換されていてもよく、このC1〜C14−アルキル、C1〜C5−アルコキシ、 カルボニル−C1〜C5、およびアリール−C1〜C3−アルキル基は飽和または不 飽和、分岐または未分岐であってもよく、かつ更に未置換であるか、または1個 以上の置換基R10で置換されていてもよく、 この置換基R10は、ハロゲン、ヒドロキシ、ホルミル、カルボキシおよびその エステルおよび塩、カルバモイル、スルホおよびそのエステルおよび塩、スルフ ァモイル、ニトロ、アミノ、フェニル、アミノアルキル、ピペリジノ、ピペラジ ニル、ピロリジノ、C1〜C5−アルキル、C1〜C5−アルコキシ基のいずれかを 表し、このカルバモイル、スルファモイルおよびアミノ基は更に未置換でもまた はヒドロキシ、C1〜C5−アルキル、C1〜C5−アルコキシで1回または2回置 換されていてもよく、またこのフェニルは更にハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、 ホルミル、カルボキシおよびそのエステルおよび塩、カルバモイル、スルホおよ びそのエステルおよび塩、およびスルファモイル基の1個以上で置換されていて もよく、かつC1〜C5−アルキルおよびC1〜C5−アルコキシ基は更に飽和また は不飽和、分岐または未分岐であってもよく、かつ更にハロゲン、ヒドロキシ、 アミノ、ホルミル、カルボキシおよびそのエステルおよび塩、カルバモイル、ス ルホおよびそのエステルおよび塩、およびスルファモイル基のいずれかで1回ま たは2回置換されていてもよく、または 式中、置換基の2個、R1およびR8は一緒になって基−B−を形成してもよ く、但し、Bは基(−CHR10−N=N−)、(−CH=CH−)n、(−CH =N−)n、または(N−CR10−NR11−)を表し、この基においてnは1〜 3の整数を表し、かつR10は上記に定義した置換基であり、R11はR10として定 義される。) 特定の態様では、増進剤は、10−メトキシフェノチアジン、10−フェノチ アジン−プロピオン酸、N−ヒドロキシスクシンイミド−10−フェノチアジン −プロピオネート、または10−エチル−4−フェノチアジン−カルボン酸、1 0−エチルフェノチアジン、10−プロピルフェノチアジン、10−イソプロピ ルフェノチアジン、メチル−10−フェノチアジンプロピオネート、10−フェ ニルフェノチアジン、10−アリルフェノチアジン、10−(3−(4−メチル −1−ピペラジニル)プロピル)フェノチアジン、10−(2−ピロリジノエチ ル)フェノチアジン、クロルプロマジン、2−クロロ−10−メチルフェノチア ジン、2−アセチル−10−メチルフェノチアジン、4−カルボキシ−10−フ ェノチアジン、10−メチルフェノキサジン、10−エチル−フェノキサジン、 10−フェノキサジン−プロピオン酸、または4−カルボキシ−10−フェノキ サジン−プロピオン酸である。 もう一つの具体的態様では、増進剤は、下記の式のビフェニル誘導体である。 (式中、置換基R1〜R10は、同一でもまたは異なっていてもよく、独立して、 水素、ハロゲン、ヒドロキシ、ホルミル、カルボキシおよびそのエステルおよび 塩、カルバモイル、スルホおよびそのエステルおよび塩、スルファモイル、ニト ロ、アミノ、フェニル、C1〜C14−アルキル、C1〜C5−アルコキシ、カル ボニル−C1〜C5−アルキル、アリール−C1〜C5−アルキル基のいずれかを表 し、カルバモイル、スルファモイルおよびアミノ基は更に未置換であるかまたは 置換基R11で1回または2回置換されていてもよく、フェニルは更に未置換であ るか、または置換基R11で1回または2回置換されていてもよく、C1〜C14− アルキル、C1〜C5−アルキル、カルボニル−C1〜C5、およびアリール−C1 〜C5−アルキル基は飽和または不飽和、分岐または未分岐であってもよく、か つ更に未置換であるか、または1個以上の置換基R11で置換されていてもよく、 この置換基R11は、ハロゲン、ヒドロキシ、ホルミル、カルボキシおよびその エステルおよび塩、カルバモイル、スルホおよびそのエステルおよび塩、スルフ ァモイル、ニトロ、アミノ、フェニル、C1〜C5−アルキル、C1〜C5−アルコ キシ基のいずれかを表し、このカルバモイル、スルファモイルおよびアミノ基は 更に未置換でもまたはヒドロキシ、C1〜C3−アルキル、C1〜C3−アルコキシ で1回または2回置換されていてもよく、またこのフェニルは更にハロゲン、ヒ ドロキシ、アミノ、ホルミル、カルボキシおよびそのエステルおよび塩、カルバ モイル、スルホおよびそのエステルおよび塩、およびスルファモイル基の1個以 上で置換されていてもよく、このC1〜C5−アルキルおよびC1〜C5−アルコキ シ基は更にハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、ホルミル、カルボキシおよびそのエ ステルおよび塩、カルバモイル、スルホおよびそのエステルおよび塩、スルファ モイル基のいずれかで1回または2回置換されていてもよい。) 特定の態様では、増進剤は、ベンジジン、3,3′−ジメチルベンジジン、3 ,3′−ジメトキシベンジジン、3,3′,5,5′−テトラメチルベンジジン 、4′−ヒドロキシ−4−ビフェニルカルボン酸、または4,4′−ジヒドロキ シビフェニレンである。 もう一つの具体的態様では、増進剤は、下記の式を有するナフタレン誘導体で ある。 (式中、置換基R1〜R8は、同一でもまたは異なるものであってもよく、独立し て、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、ホルミル、カルボキシおよびそのエステルお よび塩、カルバモイル、スルホおよびそのエステルおよび塩、スルファモイル、 ニトロ、アミノ、フェニル、C1〜C14−アルキル、C1〜C5−アルコキシ、カ ルボニル−C1〜C5−アルキル、アリール−C1〜C5−アルキル基のいずれかを 表し、カルバモイル、スルファモイルおよびアミノ基は更に未置換であるかまた は置換基R9で1回または2回置換されていてもよく、フェニルは更に1個以上 の置換基R9で置換されていてもよく、このC1〜C14−アルキル、C1〜C5−ア ルキル、カルボニル−C1〜C5、およびアリール−C1〜C5−アルキル基は飽和 または不飽和、分岐または未分岐であってもよく、かつ更に未置換であるか、ま たは1個以上の置換基R9で置換されていてもよく、 置換基R9は、ハロゲン、ヒドロキシ、ホルミル、カルボキシおよびそのエス テルおよび塩、カルバモイル、スルホおよびそのエステルおよび塩、スルファモ イル、ニトロ、アミノ、フェニル、C1〜C5−アルキル、C1〜C5−アルコキシ 基のいずれかを表し、このカルバモイル、スルファモイルおよびアミノ基は更に 未置換でも、またはヒドロキシ、C1〜C3−アルキル、C1〜C3−アルコキシで 1回または2回置換されていてもよく、またこのフェニルは更にハロゲン、ヒド ロキシ、アミノ、ホルミル、カルボキシおよびそのエステルおよび塩、カルバモ イル、スルホおよびそのエステルおよび塩、およびスルファモイル基の1個以上 で置換されていてもよく、このC1〜C5−アルキルおよびC1〜C5 −アルコキシ基は更にハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、ホルミル、カルボキシお よびそのエステルおよび塩、カルバモイル、スルホおよびそのエステルおよび塩 、およびスルファモイル基のいずれかで1回または2回置換されていてもよく、 または 式中、置換基の2個、R1およびR8は一緒になって基−B−を形成してもよく 、但しBは、基(−N=N−)、(−CH=CH−)n、(−CH=N−)n、( N−CR9−NR10−)または(N−N−CR9−)を表し、これらの基において 、nは1〜3の整数を表し、R9は上記に定義した置換基であり、R10はR9とし て定義される。) 特定の態様では、増進剤は、6−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸、6−ブロミド −2−ナフトール、7−メトキシ−2−ナフトール、7−アミノ−2−ナフタレ ンスルホン酸、5−アミノ−2−ナフタレンスルホン酸、1,5−ジアミノナフ タレン、7−ヒドロキシ−1,2−ナフトイミダゾール、5−アミノ−2−ナフ タレンスルホン酸、1,6−ジブロモ−2−ナフトール、または7−メトキシ− 2−ナフトールである。 本発明の増進剤は、遊離形態であっても、または付加塩の形態であってもよい 。 本発明の促進剤は、遊離形態であっても、または付加塩の形態であってもよい 。 好ましい態様では、本発明の染料移り抑制系および洗剤組成物は、下式のフェ ノチアジンまたはフェノキサジン促進剤を含む。 (式中、XはSまたはOであり、R1は−CH3、−CH2CH3、−CH2CH2C H2NH2または−CH2CH2COOHである。)上記の促進剤の好ましいものは 、10−フェノチアジンプロピオン酸、すなわちRが −CH2CH2COOHであるものである。この促進剤は、約0.1μM〜約50 0μM、好ましくは約1μ1〜30μMの濃度で含まれる。 フェノチアジン促進剤は、10−H−フェノチアジンから合成され、Aldrich Chemicalから市販されている。 他の染料移り抑制系と比較して、ペルオキシダーゼーフェノチアジン促進剤染 料移り抑制系は、洗浄水溶液中の逃亡染料の漂白に関して一層効率的である。本 発明の染料移り抑制系は、フェノチアジン促進剤を欠いた染料移り抑制系の同様 な性能と比較して、例えば約50〜75%少ないペルオキシダーゼで良好な染料 移り抑制性能を提供する。 天然に存在するペルオキシダーゼ酵素は、典型的には、約9を上回るpHでは ほとんどの普通に見られる基質に対して低い活性を示す。従って、ペルオキシダ ーゼを基剤とする染料移り抑制(DTI)系は、pH水準が約9.5〜10.5 並びに約11程度の範囲にあることができるほとんどの洗剤マトリックスでは無 効である。本発明のフェノチアジン促進剤は、約10を上回るpH水準でも有効 なペルオキシダーゼ促進剤として同定されている。これにより、高pH水準で有 効でありかつ天然に存在するペルオキシダーゼおよび遺伝子工学によって製造さ れた性質が同一のペルオキシダーゼを含むDTI系を処方することができる。洗剤添加物 本発明は、ここでは染料移り抑制系および通常量の典型的な洗剤成分を含んで なる洗剤組成物にも関するが、但し、洗剤組成物は線状アルキルベンゼンスルホ ネートを含まない。従って、アニオン性、ノニオン性、両性、または双性イオン 性または通常は余りカチオン性でない有機界面活性剤、およびそれらの混合物を 含むことができる。好適な界面活性剤は当該技術分野で周知であり、このような 化合物の広汎なリストは、米国特許第3,717,630号明細書および米国特 許出願連続番号第589,116号明細書に記載されている。 アニオン性界面活性剤は、アルキルサルフェートのような洗剤に応用される任 意のサルフェートまたはスルホネートを基剤とした界面活性剤であることができ る。しかしながら、サルコシン酸オレイルを、本発明においてアニオン性の洗剤 用界面活性剤として用いることもできる。サルコシン酸オレイルは、例えば米国 特許第2,542,385号明細書に記載されている。C8〜C20のアルキル鎖 を有するアルキルサルフェートが好ましい。別の組み合わせは、例えばアルキル サルフェートと組み合わせたエトキシル化アルキルサルフェートである。エトキ シル化度は、1〜50が好ましい。本発明で用いられる洗剤組成物は、ノニオン 性、アニオン性、双性イオン性またはそれらの混合物を1〜95%、好ましくは 5〜40%含む。界面活性剤系 本発明による洗剤組成物は、界面活性剤系であって、界面活性剤がノニオン性 および/またはアニオン性および/またはカチオン性および/または両性および /または双性イオン性および/または半極性界面活性剤から選択することができ るものを含んでいる。 本発明によって用いられる好ましい非アルキルベンゼンスルホネート界面活性 剤系は、界面活性剤として本明細書に記載のノニオン性および/またはアニオン 性界面活性剤の1種類以上を含んでいる。 アルキルフェノールのポリエチレン、ポリプロピレン、およびポリブチレンオ キシド縮合物は、本発明の界面活性剤系のノニオン性界面活性剤として用いるの に好適であり、ポリエチレンオキシド縮合物が好ましい。これらの化合物として は、約6〜約14個の炭素原子、好ましくは約8〜約14個の炭素原子を含むア ルキル基を有するアルキルフェノールであって、直鎖または分岐鎖状形態のもの とアルキレンオキシドとの縮合生成物が挙げられる。好ましい態様では、エチレ ンオキシドは、アルキルフェノール1モル当たりエチレンオキシド約2〜約25 モル、更に好ましくは約3〜約15モルの量で含まれる。この種の市販のノニオ ン性界面活性剤としては、GAF Corporationから発売されているIgepal(商品名 )CO-630、およびRohm & Haasから発売されているTriton(商品名)X-45、X-114 、X-100およびX-102が挙げられる。これらの界面活性剤は、通常はアルキルフェ ノールアルコキシレート(例えば、アルキルフェノールエトキシレート)と呼ば れている。 第一および第二脂肪族アルコールとエチレンオキシド約1〜約25モルとの縮 合生成物は、本発明のノニオン性界面活性剤系のノニオン性界面活性剤として用 いるのに好適である。脂肪族アルコールのアルキル鎖は、直鎖または分岐状の、 第一級または第二級であることができ、一般的には約8〜約22個の炭素原子を 含んでいる。好ましいものは、約8〜約20個の炭素原子、更に好ましくは約1 0〜約18個の炭素原子を含むアルキル基を有するアルコールと、アルコール1 モル当たりエチレンオキシド約2〜約10モルとの縮合生成物である。この種の 市販のノニオン性界面活性剤の例としては、Tergitol(商品名)15-S-9(C11〜 C15の線状アルコールとエチレンオキシド9モルとの縮合生成物)、Tergitol( 商品名)24-L-6(C12〜C14第一アルコールとエチレンオキシド6モルとの縮合 生成物であって、分子量分布が狭いもの)であって、いずれもUnion Carbide Co rporationから発売されているもの、Neodol(商品名)45-9(C14〜C15線状ア ルコールとエチレンオキシド9モルとの縮合生成物)、Neodol(商品名)23-6.5 (C12〜C13線状アルコールとエチレンオキシド6.5モルとの縮合生成物)、 Neodol(商品名)45-7(C14〜C15線状アルコールとエチレンオキシド7モルと の縮合生成物)、Neodol(商品名)45-4(C14〜C15線状アルコールとエチレン オキシド4モルとの縮合生成物)であって、Shell Chemical Companyから発売さ れているもの、およびThe Procter & Gamble Companyから発売されているKyro( 商品名)EOB(C13〜C15アルコールとエチレンオキシド9モルとの 縮合生成物)が挙げられる。 1986年1月21日発行のLlenadoの米国特許第4,565,647号明細 書に開示されている約6〜約30個の炭素原子、好ましくは約10〜約16個の 炭素原子を含む疎水性基と、約1.3〜約10、好ましくは約1.3〜約3、最 も好ましくは約1.3〜約2.7のサッカライド単位を含むポリサッカライド、 例えばポリグリコシド親水性基とを有するアルキルポリサッカライドも、本発明 の界面活性剤系のノニオン性界面活性剤として有用である。5または6個の炭素 原子を有する任意の還元性サッカライドを用いることができ、例えばグルコース 、ガラクトースおよびガラクトシル残基をグルコシル残基の代わりに用いること ができる(場合によっては、疎水性基は2−、3−、4−位などに結合しており 、グルコシドまたはガラクトシドとは対照的にグルコースまたはガラクトースを 生じる)。サッカライド間結合が、例えば追加サッカライド単位の一つの位置と 先行サッカライド単位の2−、3−、4−および/または6−位との間にあるこ とができる。 好ましいアルキルポリグルコシドは、下記の式を有する。 R2O(Cn2nO)t(グリコシル)x (式中、R2はアルキル、アルキルフェニル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシ アルキルフェニル、およびそれらの混合物であって、アルキル基が約10〜約1 8、好ましくは約12〜約14個の炭素原子を有するものからなる群から選択さ れ、nは2または3、好ましくは2であり、tは0〜約10、好ましくは0であ り、xは約1.3〜約10、好ましくは約1.3〜約3、最も好ましくは約1. 3〜約2.7である。グリコシルは、好ましくはグルコースから誘導される。) これらの化合物を調製するには、アルコールまたはアルキルポリエトキシアルコ ールを最初に形成し、次いでグルコースまたはグルコースの供給源と反応させて 、グルコシドを形成する(1−位に結合)。次に、追加グリコシル単位を この1−位と先行グリコシル単位の2−、3−、4−および/または6−位、好 ましくは主として2−位と結合させる。 他の好適なノニオン性界面活性剤は、エチレンオキシドと疎水性基剤との縮合 生成物であり、そしてプロピレンオキシドとプロピレングリコールとの縮合によ って形成されたものも、本発明のノニオン性界面活性剤系の追加のノニオン性界 面活性剤として好適である。これらの化合物の疎水性部分は、好ましくは分子量 が約1500〜約1800であり、水不溶性を示す。この疎水性部分へのポリオ キシエチレン残基が付加することにより、分子の水溶性が全体として増加するよ うになり、生成物の液性は、ポリオキシエチレン含量が縮合生成物の総重量の約 50%であって、エチレンオキシド約40モルまでとの縮合に相当する点まで保 持される。この種の化合物の例としては、BASFから発売されている市販のPluron ic(商品名)界面活性剤のある種のものが挙げられる。 エチレンオキシドとプロピレンオキシドおよびエチレンジアミンの反応から生 じる生成物との縮合生成物も、本発明のノニオン性界面活性剤系のノニオン性界 面活性剤として用いるのに好適である。これらの生成物の疎水性残基は、エチレ ンジアミンと過剰量のプロピレンオキシドとの反応生成物からなり、一般的には 分子量が約2500〜約3000である。この疎水性残基をエチレンオキシドと 縮合させて、縮合生成物がポリオキシエチレンを約40重量%〜約80重量%含 み、分子量が約5,000〜約11,000となるようにする。この種のノニオ ン性界面活性剤の例としては、ある種の市販のTetronic(商品名)化合物(BASF より発売)が挙げられる。 本発明の界面活性剤系のノニオン性界面活性剤として用いるのに好ましいもの は、アルキルフェノールのポリエチレンオキシド縮合物、第一および第二脂肪族 アルコールとエチレンオキシド約1〜約25モルとの縮合生成物、アルキルポリ サッカライド、およびそれらの混合物である。最も好ましいものは、3〜15個 のエトキシ基を有するC8〜C14アルキルフェノールエトキシレート、および2 〜10個のエトキシ基を有するC8〜C18(好ましくは、平均C10)アルコール エトキシレート、およびそれらの混合物である。 極めて好ましいノニオン性界面活性剤は、下記の式を有するポリヒドロキシ脂 肪酸アミド界面活性剤である。 (式中、R1はHであるか、またはR1はC1 〜4ヒドロカルビル、2−ヒドロキシ エチル、2−ヒドロキシプロピル、またはそれらの混合物であり、R2はC5 〜31 ヒドロカルビルであり、Zは線状ヒドロカルビル鎖を有し、少なくとも3個のヒ ドロキシルがこの鎖に直接結合しているポリヒドロキシヒドロカルビルであるか またはそのアルコキシル化誘導体である。好ましくは、R1はメチルであり、R2 は直鎖状のC11 〜15アルキルまたはアルケニル鎖、例えばヤシ油アルキルまたは それらの混合物であり、Zは、還元的アミノ化反応でグルコース、フルクトース 、マルトース、ラクトースのような還元糖から誘導される。) 本発明のノニオン性界面活性剤系が、このような洗濯洗剤組成物に含まれると きには、広汎な洗濯条件に亙ってこれらの洗濯洗剤組成物のグリース/油性の汚 れ除去特性を改良するように作用する。 極めて好ましいアニオン性界面活性剤としては、アルキルアルコキシル化サル フェート界面活性剤が挙げられ、これらは式RO(A)mSO3Mの水溶性塩また は酸であり、Rは未置換C10〜C24アルキル、またはC10〜C24アルキル成分、 好ましくはC12〜C20アルキルまたはヒドロキシアルキル、更に好ましくはC12 〜C18アルキルまたはヒドロキシアルキルを有するヒドロキシアルキル基であり 、Aはエトキシまたはプロポキシ単位であり、mは0より大きく、典型的には 約0.5〜6であり、更に好ましくは約0.5〜約3であり、MはHであるかま たはカチオン、例えば金属カチオン(例えば、ナトリウム、カリウム、リチウム 、カルシウム、マグネシウムなど)、アンモニウムまたは置換アンモニウムカチ オンであることができる。アルキルエトキシル化サルフェート並びにアルキルプ ロポキシル化サルフェートが、本明細書で考えられる。置換アンモニウムカチオ ンの具体例としては、メチル−、ジメチル、トリメチル−アンモニウムカチオン および第四アンモニウムカチオン、例えばテトラメチル−アンモニウムおよびジ メチルピペリジニウムカチオン、およびエチルアミン、ジエチルアミン、トリエ チルアミンそれらの混合物のようなアルキルアミンから誘導されるものなどが挙 げられる。代表的な界面活性剤は、C12〜C18アルキルポリエトキシレート(1 .0)サルフェート(C12〜C18E(1.0)M)、C12〜C18アルキルポリエ トキシレート(2.25)サルフェート(C12〜C18E(2.25)M)、C12 〜C18アルキルポリエトキシレート(3.0)サルフェート(C12〜C18E(3 .0)M)、およびC12〜C18アルキルポリエトキシレート(4.0)サルフェ ート(C12〜C18E(4.0)M)であり、但しMはナトリウムおよびカリウム から選択されるのが好都合である。 本発明の洗濯洗剤組成物に含まれるときには、典型的にはこれらのアニオン性 界面活性剤約1重量%〜約40重量%、好ましくは約3重量%〜約20重量%を 含む。 本発明の洗濯洗剤組成物は、カチオン性両性、双性イオン性および半極性界面 活性剤、並びに上記したもの以外のノニオン性および/またはアニオン性界面活 性剤を含むこともできる。好ましいカチオン性界面活性剤系としては、ノニオン 性および両性界面活性剤が挙げられる。 本発明の洗濯洗剤組成物で用いるのに好適なカチオン性の洗剤用界面活性剤は 、1本の長鎖のヒドロカルビル基を有するものである。このようなカチオン性界 面 活性剤の例としては、アルキルジメチルアンモニウムハロゲニドのようなアンモ ニウム界面活性剤、および下記の式を有する界面活性剤が挙げられる。 [R2(OR3y][R4(OR3y25+- (式中、R2はアルキル鎖中に約8〜約18個の炭素原子を有するアルキルまた はアルキルベンジル基であり、それぞれのR3はCH2CH2−、−CH2CH(C H3)−、−CH2CH(CH2OH)−、−CH2CH2CH2−、およびそれらの 混合物からなる群から選択され、それぞれのR4はC1〜C4アルキル、C1〜C4 ヒドロキシアルキル、2個のR4基を結合することによって形成されるベンジル 環構造、−CH2CHOH−CHOHCOR6CHOHCH2OH(但し、R6は任 意のヘキソースまたは分子量が約1000未満のヘキソースポリマー)、および yが0でないときには水素からなる群から選択され、R5はR4と同じであるかま たはアルキル鎖であって、R2とR5との炭素原子の総数が約18以下であるもの であり、それぞれのyは0〜約10であり、yの値の和は0〜約15であり、X は任意の適合性アニオンである。) 極めて好ましいカチオン性界面活性剤は、下記の式を有する本発明の組成物に 用いられる水溶性の第四アンモニウム化合物である。 R1234+- (i) (式中、R1はC8〜C16アルキルであり、R2、R3およびR4のそれぞれは独立 してC1〜C4アルキル、C1〜C4ヒドロキシアルキル、ベンジルおよび−(C2 40xH(但し、xは2〜5の値を有する)であり、xはアニオンである。R2 、R3およびR4の1個以下はベンジルであるべきである。) R1の好ましいアルキル鎖長は、特にアルキル基がヤシ油またはパーム核脂か ら誘導された鎖長の混合物であるか、またはオレフィン合成またはOXOアルコ ール合成によって合成的に誘導された場合にはC12〜C15である。R23およ びR4に対する好ましい基は、メチルおよびヒドロキシエチル基であり、アニオ ンXはハライド、メトスルフェート、アセテート、およびホスフェートイオンか ら選択することができる。 本発明で用いられる式(i)の好適な第四アンモニウム化合物の例は、下記のよ うなものである。 ヤシ油トリメチルアンモニウムクロリドまたはブロミド、 ヤシ油メチルジヒドロキシエチルアンモニウムクロリドまたはブロミド、 デシルトリエチルアンモニウムクロリド、 デシルジメチルヒドロキシエチルアンモニウムクロリドまたはブロミド、 C12〜C15ジメチルヒドロキシエチルアンモニウムクロリドまたはブロミド、 ヤシ油ジメチルヒドロキシエチルアンモニウムクロリドまたはブロミド、 ミリスチルトリメチルアンモニウムメチルスルフェート、 ラウリルジメチルベンジルアンモニウムクロリドまたはブロミド、 ラウリルジメチル(エテンオキシ)4アンモニウムクロリドまたはブロミド、 ルであり、R2、R3およびR4がメチルである化合物)、 ジ−アルキルイミダゾリン(式(i)の化合物)。 本発明で有用な他のカチオン性界面活性剤は、1980年10月14日発行の Cambreの米国特許第4,228,044号明細書にも記載されている。 本発明の洗濯洗剤組成物に含まれるときには、典型的にはこれらのカチオン性 界面活性剤0重量%〜約25重量%、好ましくは約3重量%〜約15重量%を含 む。 両性界面活性剤も、本発明の洗濯洗剤組成物に用いるのに好適である。これら の界面活性剤は、第二または第三アミンの脂肪族誘導体または複素環式の第二お よび第三アミンの脂肪族誘導体であって、脂肪族基が直鎖または分岐鎖であるこ とができるものとして広汎に記載することができる。脂肪族置換基の一つは、少 なくとも約8個の炭素原子、典型的には約8〜約18個の炭素原子を含み、少な くとも1個はアニオン性の水可溶化基、例えばカルボキシ、スルホネート、スル フェートを含む。例えば両性界面活性剤については、1975年12月30日発 行のLaughlinらの米国特許第3,929,678号明細書、第19欄、18〜3 5行目を参照されたい。 本発明の洗濯洗剤組成物に含まれるときには、典型的にはこれらの両性界面活 性剤0重量%〜約15重量%、好ましくは約1重量%〜約10重量%を含む。 双性イオン性界面活性剤も、洗濯洗剤組成物で用いるのに好適である。これら の界面活性剤は、第二または第三アミンの誘導体、複素環式の第二および第三ア ミンの誘導体、または第四アンモニウム、第四ホスホニウムまたは第三スルホニ ウム化合物の誘導体として広汎に記載することができる。例えば、双性イオン性 界面活性剤については、1975年12月30日発行のLaughlinらの米国特許第 3,929,678号明細書、第19欄、38行目〜第22欄、48行目を参照 されたい。 本発明の洗濯洗剤組成物に含まれるときには、これらの双性イオン性界面活性 剤0重量%〜約15重量%、好ましくは約1重量%〜約10重量%を含む。 半極性のノニオン性界面活性剤は、ノニオン性界面活性剤の特殊な範疇であり 、約10〜約18個の炭素原子を有する1個のアルキル残基、および約1〜約3 個の炭素原子を含むアルキル基およびヒドロキシアルキル基からなる群から選択 される2個の残基を含む水溶性アミンオキシド、約10〜約18個の炭素原子の 1個のアルキル残基および約1〜約3個の炭素原子を含むアルキル基およびヒド ロキシアルキル基からなる群から選択される2個の残基を含む水溶性ホスフィン オ キシド、および約10〜約18個の炭素原子の1個のアルキル残基および約1〜 約3個の炭素原子を含むアルキル基およびヒドロキシアルキル基からなる群から 選択される2個の残基を含む水溶性スルホキシドが挙げられる。 半極性のノニオン性の洗剤用界面活性剤としては、下記の式を有するアミンオ キシド界面活性剤が挙げられる。 (式中、R3は約8〜約22個の炭素原子を含むアルキル、ヒドロキシアルキル 、またはアルキルフェニル基、またはそれらの混合物であり、R4は約2〜約3 個の炭素原子を有するアルキレンまたはヒドロキシアルキレン基、またはそれら の混合物であり、xは0〜約3であり、それぞれのR5は約1〜約3個の炭素原 子を有するアルキルまたはヒドロキシアルキル基であるかまたは、約1〜約3個 のエチレンオキシド基を有するポリエチレンオキシド基である。R5基は、例え ば酸素または窒素原子を介して互いに結合して環構造を形成することができる。 ) これらのアミンオキシド界面活性剤としては、特にC10〜C18アルキルジメチ ルアミンオキシドおよびC8〜C12アルコキシエチルジヒドロキシエチルアミン オキシドが挙げられる。 本発明の洗濯洗剤組成物に含まれるときには、典型的にはこれらの半極性のノ ニオン性界面活性剤を0重量%〜約15重量%、好ましくは約1重量%〜約10 重量%を含む。 無機または有機、リン酸系または非リン酸系、水溶性または不溶性の洗浄性ビ ルダー、および他の水溶性塩が含まれていてもよく、この種の塩は、有機洗剤が 含まれていても、いなくとも用いることができる。好適なビルダーは、米国特許 第3,936,537号明細書および米国特許出願連続番号第589,116号 明細書に記載されている。洗剤ビルダーは、0〜50%、好ましくは5〜40% 含まれている。任意成分 本発明の組成物は、典型的には洗剤組成物の一部を一般的に形成する任意成分 を含む。再付着防止および汚れ懸濁剤、蛍光増白剤、漂白剤、漂白活性剤、起泡 抑制剤、固化防止剤(anticacking agents)、染料および顔料は、このような任意 成分の例であり、所望により様々な量で添加することができる。 本発明で好適な再付着防止剤および汚れ懸濁剤としては、メチルセルロース、 カルボキシメチルセルロースおよびヒドロキシエチルセルロースのようなセルロ ース誘導体、およびホモ−またはコ−ポリマー性のポリカルボン酸またはそれら の塩が挙げられる。この型のポリマーとしては、ビルダーとして上記したポリア クリル酸塩および無水マレイン酸−アクリル酸コポリマー、並びに無水マレイン 酸とエチレン、メチルビニルエーテルまたはメタクリル酸とのコポリマーであっ て、無水マレイン酸がコポリマーの少なくとも20モル%を構成するものが挙げ られる。これらの材料は、通常は組成物の0.5重量%〜10重量%、更に好ま しくは0.75重量%〜8重量%、最も好ましくは1重量%〜6重量%の濃度で 用いられる。 好ましい蛍光増白剤はアニオン性であり、その例は、4,4′−ビス−(2− ジエタノールアミノ−4−アニリノ−s−トリアジン−6−イルアミノ)スチル ベン−2,2′−ジスルホン酸二ナトリウム、4,4′−ビス−(2−モルホリ ノ−4−アニリノ−s−トリアジン−6−イルアミノスチルベン−2,2′−ジ スルホン酸二ナトリウム、4,4′−ビス−(2,4−ジアニリノ−s−トリア ジン−6−イルアミノ)スチルベン−2,2′−ジスルホン酸二ナトリウム、4 ′,4″−ビス−(2,4−ジアニリノ−s−トリアジン−6−イルアミノ)ス チルベン−2−スルホン酸一ナトリウム、4,4′−ビス−(2−アニリノ− 4−(N−メチル−N−2−ヒドロキシエチルアミノ)−s−トリアジン−6− イルアミノ)スチルベン−2,2′−ジスルホン酸二ナトリウム、4,4′−ビ ス−(4−フェニル−2,1,3−トリアゾール−2−イル)−スチルベン−2 ,2′−ジスルホン酸二ナトリウム、4,4′−ビス−(2−アニリノ−4−( 1−メチル−2−ヒドロキシエチルアミノ)−s−トリアジン−6−イルアミノ )−スチルベン−2,2′−ジスルホン酸二ナトリウム、および2−(スチルビ ル−4″−(ナフト−1′,2′,4,5)−1,2,3−トリアゾール−2″ −スルホン酸ナトリウムである。 任意の粒状の無機過酸化水素化物漂白剤を、組成物の3重量%〜40重量%、 更に好ましくは8重量%〜25重量%、最も好ましくは12重量%〜20重量% の量で用いることができる。このような漂白剤の好ましい例は、過ホウ酸ナトリ ウム一水和物および四水和物、過炭酸塩、およびそれらの混合物である。 もう一つの好ましい別個に混合される成分は、普通には漂白活性剤と呼ばれ、 好ましくは小球または凝集形態で添加されるペルオキシカルボン酸漂白剤前駆体 である。この型の好適な化合物の例は、英国特許第1586769号および第2 143231号明細書に開示されており、それらの小球化(prilled)形態への形 成法は、欧州特許出願第0062523号明細書に記載されている。このような 化合物の好ましい例は、テトラアセチルエチレンジアミン、および3,5,5− トリメチルヘキサノイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウムである。 漂白活性剤は、通常は組成物の0.5重量%〜10重量%、更に頻繁には1重 量%〜8重量%、好ましくは2重量%〜6重量%の濃度で用いられる。 もう一つの任意成分は、シリコーンおよびシリカ−シリコーン混合物に代表さ れる起泡抑制剤である。シリコーンは一般的にはアルキル化ポリシロキサン材料 によって表され、シリカは通常はシリカエーロゲルおよびキセロゲルおよび様々 な型の疎水性シリカによって代表される微細に分解された形態で使用される。こ れらの材料は、起泡抑制剤が有利には水溶性または水分散性の実質的に非界面活 性洗剤不透過性キャリヤーに放出可能に配合されている粒状体として配合するこ とができる。或いは、起泡抑制剤は、液体キャリヤーに溶解または分散すること ができ、他の成分の1種類以上に噴霧によって適用することができる。 上記のように、有用なシリコーン起泡調節剤は、上記の型のアルキル化シロキ サンと固形シリカとの混合物を含むことができる。このような混合物は、シリコ ーンを固形シリカの表面に付着させることによって調製される。好ましいシリコ ーン起泡調節剤は、粒度が10ミリミクロン〜20ミリミクロンの範囲でありか つ比表面積が50m2/gを上回る疎水性のシラン化した(最も好ましくは、ト リメチルシラン化した)シリカを、分子量が約500〜約200,000の範囲 のジメチルシリコーン粒体と、シリコーン対シラン化したシリカの重量比が約1 :1〜約1:2で十分に混合したものによって表される。 好ましいシリコーン性起泡調節剤は、Bartollotaらの米国特許第3,933, 672号明細書に開示されている。他の特に有用な起泡抑制剤は、1977年4 月28日に公表されたドイツ国特許出願DTOS2,646,126号明細書に 記載されている自己乳化性シリコーン起泡抑制剤である。このような化合物の一 例は、Dow Corningから発売されているシロキサン/グリコールコポリマーのDC- 544である。 上記の起泡抑制剤は、通常は組成物0.001重量%〜2重量%、好ましくは 0.01重量%〜1重量%の濃度で用いられる。これらの起泡改質剤の配合は、 好ましくは別個の粒状体として行なわれ、これにより、この方法を用いなければ マトリックスの分散性に悪影響を及ぼすC20〜C24脂肪酸、微晶質ワックス 、およびエチレンオキシドとプロピレンオキシドとの高分子量コポリマーのよう な他の起泡調節剤を包含させることができる。このような起泡改質流状態を形成 させる手法は、上記のBartolottaら、米国特許第3,933,672号明細書に 開 示されている。 他の有用なポリマー性材料はポリエチレングリコールであり、特に分子量が1 000〜10000、更に詳細には2000〜8000、最も好ましくは約40 00であるものである。これらは、0.20重量%〜5重量%、更に好ましくは 0.25重量%〜2.5重量%の濃度で用いられる。これらのポリマーおよび上 記のホモ−またはコ−ポリマー性のポリカルボン酸塩は、白度の維持、布地の灰 分付着、および遷移金属不純物の存在下での粘度、タンパク質性および酸化性汚 れのクリーニング性能を改良する上で重要である。 本発明の組成物に用いられる汚れ放出剤は、従来はテレフタル酸とエチレング リコールおよび/またはプロピレングリコール単位との様々な配置のコポリマー またはターポリマーである。このようなポリマーの例は、同一人に譲渡した米国 特許第4,116,885号および第4,711,730号明細書および公表さ れた欧州特許出願第0272033号明細書に開示されている。EP−A−02 72033号明細書による特定の好ましいポリマーは、下式を有する。 (CH3(PEG)430.75(POH)0.25[T−PO)2.8(T−PEG)0.4 ]T(PO−H)0.25((PEG)43CH30.75 (式中、PEGは−(OC24)O−であり、POは(OC36O)であり、T は(pcOC64CO)である。) また、テレフタル酸ジメチル、スルホイソフタル酸ジメチル、エチレングリコ ールおよび1,2−プロパンジオールのランダムコポリマーであって、末端基が 主としてスルホベンゾエートからなり、第二にエチレングリコールおよび/また はプロパンジオールのモノエステルからなるような改質ポリエステルも極めて有 用である。目標は、両端がスルホベンゾエート基によってキャッピングされたポ リマーを得ることであり、「主として」、本明細書の文脈では、このコポリマー のほとんどは、本発明ではスルホベンゾエート基によって末端キャッピングされ る。しかしながら、幾つかのコポリマーは完全にキャッピングされているとはい えないので、それらの末端基はエチレングリコールおよび/またはプロパン−1 ,2−ジオールのモノエステルからことができ、従って「第二には」これらの種 からなっている。 ここで選択されたポリエステルは、テレフタル酸ジメチル約46重量%、プロ パン−1,2−ジオール約16重量%、エチレングリコール約10重量%、スル ホ安息香酸ジメチル約13重量%、およびスルホイソフタル酸約15重量%を含 み、分子量は約3,000である。ポリエステルおよびそれらの製造法は、EP A311 342号明細書に記載されている。 分子量が典型的には5000〜20000、好ましくは10000〜1500 0のポリビニルピロリドンのようなある種のポリマー材料も、洗浄工程中の布地 間の不安定な色素の移りの防止に有用な薬剤である。 本発明による洗剤組成物に配合するのに好適なキレート化剤は、エチレンジア ミン−N,N′−二コハク酸(EDDS)またはそのアルカリ金属、アルカリ土 類金属、アンモニウムまたは置換アンモニウム塩、またはそれらの混合物である 。好ましいEDDS化合物は、遊離酸の形態およびそのナトリウムまたはマグネ シウム塩である。EDDSのこのような好ましいナトリウムの例としては、Na2 EDDSおよびNa4EDDSが挙げられる。EDDSのこのような好ましいマ グネシウム塩の例としては、MgEDDSおよびMg2EDDSが挙げられる。 マグネシウム塩は、本発明による組成物に配合するのに最も好ましいものである 。 布地柔軟剤を、本発明による洗剤組成物に配合することもできる。これらの薬 剤は、無機または有機の型であってもよい。無機柔軟剤は、GB−A−1,40 0,898号明細書に開示されているスメクタイト粘土によって例示される。こ れらの粘土は、カチオン交換容量が少なくとも50meq/100gであること が好ましい。様々な粘土の例は、米国特許第1,400,898号明細書に記載 されている。モンモリロナイト粘土は、この目的に広く用いられている。ある種 のベントナイト粘土も、米国特許第5,019,292号明細書に記載されてい るように良好な柔軟性性能を提供する。有機布地柔軟剤としては、GB−A−1 514276号明細書およびEP−B−0011340号明細書に開示されてい る水不溶性の第三アミンが挙げられ、それらとモノC12〜C14第四アンモニ ウム塩との組み合わせはEP−B−0026527号明細書およびEP−B−0 026528号明細書に開示されており、ジ−長鎖アミドはEP−B−0242 919号明細書に開示されている。 柔軟系は、粘土の付着を改良するため凝集剤を含むことができる。この布地柔 軟系の有用な有機成分としては、EP−A−0299575号および03134 6号明細書に開示されているように分子量が約300,000の高分子量ポリエ チレンオキシド材料が挙げられる。 スメクタイト粘土の濃度は、通常は5重量%〜20重量%であり、更に好まし くは8重量%〜15重量%の範囲にあり、この材料は乾燥混合成分として処方の 残りのものに加えられる。水不溶性の第三アミンまたはジ−長鎖アミド材料のよ うな有機布地柔軟剤は、0.5重量%〜5重量%、通常は1重量%〜3重量%の 濃度で配合されるが、高分子量ポリエチレンオキシド材料および水溶性のカチオ ン材料は0.1重量%〜2重量%、通常は0.15重量%〜1.5重量%の濃度 で添加される。これらの材料は通常は組成物の噴霧乾燥した部分に添加されるが 、幾つか場合にはそれらを乾燥混合した粒状体として加え、または組成物の他の 固形成分に溶融液体としてそれらを噴霧するのが一層好都合であることがある。 本発明の特定のペルオキシダーゼ製剤以外の酵素、例えばプロテアーゼ、リパ ーゼ、アミラーゼおよびセルラーゼを本発明の組成物に配合することができる。 本発明による洗剤組成物は、液体、ペーストまたは顆粒形態であることができ る。酵素は任意の好都合な形態で、例えば粉末または液体として処方することが できる。酵素は、酵素安定剤を配合することによって液体中で安定させることが できる。液体洗剤は、更に安定化した過酸化水素前駆体を含むことができる。 本発明による顆粒組成物は「圧縮形態」であることもでき、すなわちそれらは 従来の顆粒状洗剤より相対的に高い密度、すなわち550〜950g/リットル 、好ましくは650〜950g/リットルを有することができ、このような場合 には、本発明による顆粒状洗剤組成物は従来の顆粒状洗剤と比較して少量の「無 機充填剤塩」を含み、典型的な充填剤塩はサルフェートおよび塩化物のアルカリ 土類金属塩であり、典型的には硫酸ナトリウムであり、「圧縮」洗剤は典型的に は10%以下の充填剤塩を含む。 また、本発明は、着色した布地を含む布地の洗濯作業中に見られる可溶化しか つ懸濁した染料が一方の布地からもう一方の布地へ移ることを抑制する方法に関 する。 この方法は、布地を上記の洗濯溶液と接触させることを含んでいる。 本発明の方法は、洗浄工程の経過中に好都合に行なわれる。洗浄工程は、好ま しくは5℃〜75℃、特に20℃〜60℃で行なうのが好ましい。処理溶液のp Hは7〜12、特に7〜10.5であるのが好ましい。 本発明の方法および組成物を用いて、洗濯作業中に添加物として用いることも できる。 下記の非制限的実施例により、本発明のDTI系および組成物を例示する。こ こで用いられる総ての百分率、部および比率は、特に断らない限り重量によるも のである。実施例I 試験構成 Miele洗濯機試験 温度:40℃マトリックス : ゼオライト2.1g/リットル カーボネート0.7g/リットル 起泡抑制剤0.07g/リットル クエン酸0.15g/リットル、pHを9.5に調整。POD系 : 酵素活性:1PODU/ml PPT濃度:15μM PPT 過ホウ酸濃度:21ppm。LAS/AS濃度 : 完成品中、0.7g/リットル。 ASはC14 〜15アルキル鎖サルフェートである。 LASは線状のC12アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウムである。 デルタE: 低い=染料移りが少ない。 試験布地見本:1枚のパイル地タオル、4000cm2、綿にダイレクト・ブル ー90。1サイクルの後、Spectraflash 500上で測定。 最後に、LASを含まない洗剤組成物、すなわちマトリックス+AS+POD 系を用いると、染料移りは3倍以上まで効率的に抑制されることが明らかに示さ れた。 試験構成 Miele洗濯機試験 温度:40℃マトリックス : ゼオライト2.1g/リットル カーボネート0.7g/リットル 起泡抑制剤0.07g/リットル クエン酸0.15g/リットル、pHを9.5に調整 AS=C14 〜15アルキルサルフェート:0.7g/リットル。POD系 : 酵素活性:1PODU/ml PPT濃度:15μM PPT 過ホウ酸濃度:21ppm。ノニオン性界面活性剤濃度 : 洗浄溶液中ノニオン性界面活性剤0.7g/リットル、 例えば、ノニオン性界面活性剤としては、C14 〜15アルキル(7度エトキシル化 )が用いられる。 デルタE: 低い=染料移りが少ない。 試験布地見本:1枚のパイル地タオル、4000cm2、綿にダイレクト・ブル ー90。1サイクルの後、Spectroflash 500上で測定。 系にノニオン性界面活性剤を添加すると、染料移りが更に少なくとも3倍だけ 抑制されることが明らかになった。布地から布地への染料移りの減少 綿にダイレクト・ブルー90で染色した4000cm2の布地を、この実験で 用いた。本実験では、洗浄はMiele洗濯機で行なった。染料移りの程度を、1k gのポリエステル負荷の入っている洗濯機に加えられたパイルタオル上で評価し た。 洗浄の後、布地をライン乾燥した。ハンター色差の読み(L,a,b)を、比 色系(Spectraflash 500、ICS製)を用いて多重繊維(multifibres)について得た 。布地の色の変化は、下記のように定義されるパラメーター デルタEによって 特性決定することができる。 デルタE=(デルタa2+デルタb2+デルタL2)1/2 (式中、デルタaおよびデルタbおよびデルタLは、試験多重繊維および染色し た布地と接触しなかった多重繊維対照物との反射光の強度の差を表す。bは、反 射した黄色光(正のb値)の強度または反射した青色光(負のb値)の強度を表 し、aは、反射した赤色光(正のa値)または反射した緑色光(負のa値)の強 度の尺度である。Lは反射した灰色の強度である。デルタEが低くなれば、染料 移りは少ない。実施例II 圧縮した顆粒状洗剤組成物は、典型的には下記の成分を含む。 アルキルサルフェート 5% ノニオン性界面活性剤 6% クエン酸三ナトリウム 15% ゼオライト 32% サイトレート 6% ポリマー 4% キレート化剤 0.2% 硫酸ナトリウム 5% ケイ酸ナトリウム 2% ペルボレート 0.5% 微量成分 全体を 100%とする。実施例III〜XVIII 本発明の組成物が含まれている/添加された下記の組成物を、調製する。 (a) 圧縮した顆粒状洗剤:実施例IIIおよびIV (b) 従来の顆粒状洗剤:実施例VおよびVI (c) 液体洗剤:実施例VIIおよびVIII (d) 顆粒状洗剤組成物:実施例IX〜XIII (e) 液体洗剤組成物:実施例XIV〜XVII (f) 固形布地クリーニング組成物 汚れた布地の手洗いに適する洗濯固形物を標準的な押出法によって調製する。実施例XVIII 成分 重量% アルキルサルフェート 30 リン酸塩(トリポリリン酸ナトリウムとして) 7 炭酸ナトリウム 25 ピロリン酸ナトリウム 7 ヤシ油モノエタノールアミド 2 ゼオライトA(0.1〜10ミクロン) 5 カルボキシメチルセルロース 0.2 ポリアクリル酸塩(分子量1400) 0.2 (6−ノナナミドカプロイル) オキシドベンゼンスルホネート 5 過炭酸ナトリウム 5 増白剤、香料 0.2 プロテアーゼ 0.3** リパーゼ 0.3 CaSO4 1 MgSO4 1 水 4 充填剤* 総量を100%とする。* CaCO3、タルク、粘土、ケイ酸塩などの好都合な材料から選択すること ができる。** 組成物1g当たりの活性酵素のmg数を表す。 洗剤固形物は、当該技術分野で普通に用いられる従来の石鹸または洗剤固形物 製造装置で加工する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 デグロート,イザベル ミレーユ コリナ ベルギー国ベー−8000 ブリュージュ、ゾ ネッケメール、51、ビュス、3 (72)発明者 リュー,ドン クイ ケロング アメリカ合衆国オハイオ州、シンシナチ、 グレトナ、レイン、924

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. (a) ペルオキシダーゼ性を示す酵素、 (b) 過酸化水素、過酸化水素前駆体および過酸化水素を発生するこ とができる酵素系からなる群から選択された過酸化水素供給源、 (c) 少なくとも2個の芳香族環からなる有機化合物であって、その 芳香族環の少なくとも1個が、窒素、酸素および硫黄の原子の1個以上で置換さ れており、この芳香族環が更に融合環であることもできるものを含む促進剤、お よび (d) 線状アルキルベンゼンスルホネートを含まない界面活性剤系 を含んでなることを特徴とする、洗剤組成物。 2. 促進剤が、下記の式を有するフェノチアジンまたはフェノキサジンであ る、請求の範囲第1項に記載の洗剤組成物。 (式中、XはSまたはOであり、Rは−CH3、−CH2CH3、−CH2CH2C H2NH2または−CH2CH2COOHである) 3. 組成物が、Coprinusの菌株から得られるペルオキシダーゼ、および促進 剤としてフェノチアジン10−プロピオン酸を含んでなり、約10%のアルキル サルフェートが前記組成物に含まれてなる、請求の範囲第1項に記載の洗剤組成 物。 4. ペルオキシダーゼが、Coprinusの菌株から得られるペルオキシダーゼ、 および促進剤としてフェノチアジン10−プロピオン酸を含んでなり、界面活性 剤系が約10%のアルキルサルフェートを含んでなる、請求の範囲第2項に記載 の洗剤組成物。 5. 界面活性剤系が約10%のアルコールエトキシレートを含んでなる、請 求の範囲第3項に記載の洗剤組成物。 6. 界面活性剤系が更に約10%のアルコールエトキシレートを含んでなる 、請求の範囲第4項に記載の洗剤組成物。 7. 組成物が、650〜950g/リットルの範囲の密度を有する圧縮顆粒 組成物である、請求の範囲第1項に記載の洗剤組成物。 8. 布地の染料移りを抑制する方法であって、布地染料で染色した布地を洗 浄液中で他の布地と共に洗浄しまたは濯ぐことを含んでなり、洗浄液が請求の範 囲第1項に記載の組成物を含む、方法。 9. 溶液または分散液中で布地染料を漂白する方法であって、請求の範囲第 1項に記載の組成物をこの溶液または分散液に加えることを含んでなる、方法。
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