JPH10500248A - 多連釣針状ホールドダウン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は、コネクタに装着された電気端子を、少なくとも回路基板にはんだ付けする前あるいははんだ付けする際に、コネクタハウジングを回路組立体に固定するための多連釣針状ホールドダウンに関する。この多連釣針状ホールドダウン（１０）は、一端が共に結合されて共通の結合部（１４）を形成する接触部（１２）と、基端部が接触部の他端と一体の中間部（１８）と、中間部の先端部と一体の釣針状部（２２）とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】 多連釣針状ホールドダウン 発明の背景 発明の分野 本発明は、回路組立体に構成部材を固定するためのホールドダウンに関し、特 に、コネクタハウジングをプリント基板に固定するための多連釣針状ホールドダ ウン（multiple fish hook hold-down）に関する。関連技術の説明 コネクタをプリント基板に固定するための装置は、一般に、ホールドダウンと して知られている。従来技術によるホールドダウンは、コネクタに装着された電 気端子をはんだ付けする前あるいはその間に、締まりばめにより、コネクタハウ ジングを少なくとも一時的にプリント基板上に固定する。通常、このような締ま りばめは、コネクタハウジングの圧入部と、プリント基板の取付け孔の内壁との 間の接触で行われる。しかし、これらの締まりばめによるホールドダウンは、十 分な大きさの保持力がなく、したがって、保持力を増大するために特別な取付け 工具を必要とする。 保持力を改善するため、米国特許第５０８３９４２号は、コネクタハウジング をプリント基板に固定するための単一の釣針状ホールドダウンを開示する。この 米国特許第５０８３９４２号によると、釣針状のホールドダウンは、一端の固定 部と、他端の取付け部と、これらの端部間の長尺部とを備える。釣針状ホールド ダウンは、取付け部により、コネクタハウジングに強固に固定される。プリント 基板上でコネクタハウジングを少なくとも一時的に安定させるために、ホールド ダウンの釣針状固定部は、回路組立体のスルーホール内に挿入される。挿入され ると、固定構造部の先端がスルーホールの内壁に付勢され、ホールドダウンを回 路組立体に固定する。この結果、単一釣針状ホールドダウンは、従来の締まりば めホールドダウンよりも、より強固にコネクタハウジングを回路組立体に保持す る。 上述の望ましい特徴にかかわらず、この米国特許に記載のホールドダウンは、 少なくとも３つの改善すべき余地がある。第１に、ホールドダウンの固定部が、 取付け部と反対側の長尺部の端部にあるため、固定部は、回路組立体のスルーホ ールの内壁に強固に付勢する必要があり、取付け部は、コネクタハウジング内で 強固かつ正確に配置することが必要とされる。したがって、コネクタハウジング は、取付け部を受入れるための特別なチャンバを必要とする。第２に、ホールド ダウンがコネクタハウジングに強固に保持されても、固定部はプーリのスルーホ ールに正確に整合する必要がある。僅かな不整合でも、固定部がスルーホールの 内壁に強固に係合するのを阻害し、コネクタハウジングは回路組立体に固定され ない。最後に、コネクタハウジングがホールドダウンで、回路組立体のスルーホ ールに対して正確に整合されかつ挿入されても、ホールドダウン毎の単一の固定 点は、回路組立体用の望ましい大きさの保持力を生じない。本発明は、これらお よび他の不都合な点について、上述の従来技術を更に改善することに向けられて いる。したがって、本発明の目的は、少なくとも以下のものを含んでいる。 本発明の目的は、保持用のスルーホール内に挿入する際の不整合に対してより 大きな許容量を有する釣針状ホールドダウンを提供することを目的とする。 本発明の他の目的は、ホールドダウンを保持するための簡略化されたコネクタ ハウジングを収容する釣針状ホールドダウンを提供することにある。 本発明の更に他の目的は、より大きな保持力を生じる釣針状ホールドダウンを 提供することにある。発明の概要 本発明によると、ホールドダウンは、ホールドダウン係合孔を有する回路組立 体にコネクタハウジングを保持する。このホールドダウンは、コネクタハウジン グにホールドダウンを固定するための複数のコネクタハウジング接触部と、それ ぞれが第１端部と第２端部とを有する複数の中間部とを備え、これらの各中間部 の第１端部は、コネクタハウジング接触部の一端と一体であり、更に、複数のコ ネクタハウジング接触部を結合するために、コネクタハウジング接触部の他端に 配置された結合部を備え、釣針状部のそれぞれは、中間部の第２端部に近接する 基端部とこの基端部の反対側の先端部とを有し、この先端部の近部は基端部の近 接部に沿う軸線に対して角度を有し、この角度を設けられたチップ部は、回路組 立体のホールドダウン係合孔の内壁に弾力的に係合する。 本発明の第２の観点によると、ホールドダウン係合孔を有する回路組立体に、 コネクタハウジングを保持する釣針状ホールドダウンは、この釣針状ホールドダ ウンをコネクタハウジングに固定するための複数のコネクタハウジング接触部と 、それぞれが第１端部と第２端部とを有する複数の中間部とを備え、この中間部 のそれぞれの第１端部がコネクタハウジング接触部の一端と一体で、複数の釣針 状部のそれぞれが中間部の第２端部と一体で、釣針状部のそれぞれが中間部の第 ２端部に近接する基端部とこの基端部と反対側の先端部とを有し、この先端部に 近接する部分が基端部に近接する部分および中間部に沿う軸線に対して角度を有 しかつアングル付きチップ部を形成し、このアングル付きチップ部は回路組立体 のホールドダウン係合孔の内壁に弾力的に係合し、基端部と先端部との間の部分 が湾曲部を形成し、この湾曲部は、回路組立体を保持するためのホールドダウン の保持力を増大するために、アングル付きチップ部を回路組立体のホールドダウ ン係合孔の内壁に対して付勢するばねとして作用し、更に、複数の接触部を結合 するためにコネクタハウジング接触部の他端に配置された結合部を備え、この結 合部は、コネクタハウジングを保持するために、コネクタハウジング接触部をコ ネクタハウジングに対して付勢し、ホールドダウンの保持力を増大するばねとし て作用する。 本発明の第３の観点によると、釣針状ホールドダウンを配置する方法は、第１ 側部と第２側部とを有する回路組立体にコネクタハウジングを固定する。ホール ドダウン係合孔は、第１側部と第２側部とを接続する。釣針状ホールドダウンは 、コネクタハウジング接触部と、中間部と、釣針状部とを有する。釣針状部のそ れぞれはアングル付きチップ部を有する。この方法は、ホールドダウンをコネク タハウジングに固定し、釣針状部がホールドダウン係合孔の内壁に係合するよう に、釣針状部を回路組立体の第１側部から第２側部に向けて釣針状部をホールド ダウン係合孔内に挿入し、各釣針状部のアングル付きチップを、このアングル付 きチップが更に内壁を付勢するまで、第２側部に向けて拡開する工程を備える。 本発明の第４の観点によると、第１側部と第２側部とこれらの第１側部と第２ 側部とを接続するホールドダウン係合孔とを有する回路組立体に、コネクタハウ ジングを固定するために釣針状ホールドダウンを配置するシステムであって、ホ ールドダウンがこのホールドダウンをコネクタハウジングに固定するための複数 のハウジング接触部を有し、更に、それぞれが第１端部と第２端部とを有する複 数の中間部を備え、この中間部のそれぞれの第１端部がコネクタハウジング接触 部の一端と一体的で、更に、複数の接触部を結合するためにコネクタハウジング 接触部の他端に配置された結合部と、それぞれ中間部の第２端部と一体で、この 中間部の第２端部に近接する基端部とこの基端部と反対側の先端部とを有する複 数の釣針状部を備え、先端部に近接する部分は、基端部の近部および中間部に沿 う軸線に対して角度を有しかつアングル付きチップを形成し、更に、結合部に取 外し可能に配置され、回路組立体の第２側部に向けてホールドダウン係合孔内に 釣針状部を挿入する第１アプリケータを備え、アングル付きチップ部は、回路組 立体のホールドダウン係合孔の内壁に弾力的に係合し、更に、アングル付きチッ プ部上に取外し可能に配置され、釣針状部のアングル付きチップ部を、このアン グル付きチップ部が更に内壁を押圧するまで第２側部に向けて拡開する第２アプ リケータを備える。 本発明を特徴付ける種々の上記および他の新規な利点および特徴は、本願の一 部である添付の請求の範囲に特に記載されている。しかし、本発明、その使用に よって得られる利点および目的をより好適に理解するために、添付の図面および 本発明の好ましい実施例を示す明細書を参照されたい。図面の簡単な説明 第１Ａ図は、本発明による釣針状ホールドダウンの１実施例の斜視図である。 第１Ｂ図は、第１Ａ図のＡＡから見たときのホールドダウンの釣針状部の側面 図である。 第１Ｃ図は、第１Ｂ図のＢＢから見たときのホールドダウンの釣針状部の平面 図である。 第２図は、本発明の釣針状ホールドダウンの他の実施例の図である。 第３図は、本発明の釣針状ホールドダウンの更に他の実施例を示す。 第４Ａ図および第４Ｂ図は、コネクタハウジングおよび回路組立体内に配置し た釣針状ホールドダウンの断面図である。 第４Ｃ図は、本発明のコネクタハウジングおよびホールドダウンの平面図であ る。 第５Ａ図は、コネクタハウジング内に挿入された釣針状ホールドダウンの断面 図である。 第５Ｂ図は、回路組立体内に挿入された釣針状ホールドダウンの断面図である 。 第５Ｃ図は、ホールドダウン係合孔内で更に拡開された釣針状部の断面図であ る。 第６図は、コネクタハウジングおよび回路基板の単一の組立て工程を示す。 第７図は、回路組立体から釣針状ホールドダウンを除去する工程を示す。好ましい実施例の詳細な説明 図を参照すると、全図を通じて同様な参照符号は対応する構造部を指し、特に 第１Ａ図を参照すると、本発明による釣針状ホールドダウン１０の好ましい実施 例が斜視図で示されている。釣針状ホールドダウン１０は、一対のコネクタハウ ジング接触部１２を備える。コネクタハウジング接触部１２の一端では、結合部 １４がコネクタハウジング接触部１２の対を結合する。コネクタハウジング接触 部１２の他端１６は、コネクタハウジング内に配置されたときに、コネクタハウ ジングの頂面に接触する。コネクタハウジング接触部１２は更にグリップ領域１ ３を備え、釣針状ホールドダウン１０を保持するためのグリップを形成する。第 １Ａ図に示す実施例は、グリップ領域としての孔を示すが、しかし、このグリッ プ領域は爪あるいは突起で形成してもよい。 更に第１Ａ図を参照すると、各コネクタハウジング接触部１２は中間部１８の 基端部と一体である。一対のかかり部（barb）２０が中間部１８の側部から突出 する。ホールドダウン１０がコネクタハウジング内に配置されると、これらのか かり部２０は締まりばめしてホールドダウン１０をコネクタハウジングに一時的 に固定する。中間部１８の先端部は、釣針状部２２と一体である。 第１Ｂ図と第１Ｃ図とを参照すると、釣針状部２２は、平坦な基端部２２ａと 、湾曲した先端部２２ｂと、チップ部２２ｃとを備える。先端部２２ｂは、更に 、頂面２２ｄと、底面２２ｅと、側面２２ｆとを備える。先端部２２ｂの頂面と 底面２２ｄ，２２ｅは湾曲し、あるいは、基端部２２ａに沿う軸線に対して角度 を 有する。先端部２２ｂの側面２２ｆは、第１Ｃ図に示すように、チップ部２２ｃ に向けて傾斜している。釣針状部２２のチップ部２２ｃは、回路組立体上のホー ルドダウン係合孔の内壁に係合する。 第２図は、本発明の第２実施例を示す。第１図について説明したように、釣針 状ホールドダウン４０は結合部４４と、コネクタハウジング接触部４２と、中間 部４８と、かかり部５０と、釣針状部５２と、チップ部５２ｃとを備える。第１ 図に示す実施例と、第２図に示す実施例との差は、二股状の釣針状部５２であり 、それぞれ２つのチップ部５２ｃを有する。これらのチップ部５２ｃは、より強 力に固定するために内壁をより好適に把持する。 第３図は、本発明による第３実施例を示す。第１図について上述したように、 釣針状ホールドダウン６０は、連結部６４と、コネクタハウジング接触部６２ａ ，６２ｂと、中間部６８と、かかり部７２と、チップ部７２ｃとを備える。第１ 図に示す実施例と第３図に示す実施例との差は、延長されたコネクタハウジング 接触部６２ａであり、コネクタハウジングとの接触領域を増大して、ホールドダ ウン６０を更に安定化させる。 第１図、第２図および第３図のホールドダウン１０，４０，６０は、第４Ａ図 および第４Ｂ図に示すように、コネクタハウジング８０を回路組立体１００に固 定する。ホールドダウン１０は、ホールドダウン保持孔８２およびホールドダウ ン係合孔１０２で形成された孔内に配置され、これは、アルミニウム等の柔らか い金属でメッキしあるいはメッキしないもののいずれでもよい。ホールドダウン １０は、ホールドダウン保持孔８２に近接するコネクタハウジング８０の頂面に 対してコネクタハウジング接触部１２の端面１６を付勢することにより、コネク タハウジングを固定する。第４Ｃ図に示すように、好ましい実施例では、コネク タハウジングの頂面の垂直スリット８４が端面１６を受入れる。ホールドダウン １０のチップ部２２ｃは、ホールドダウン係合孔１０２の内壁に自らを固定する 。実際、チップ部２２ｃは、内壁が十分可変で十分な圧力がチップ部２２ｃに作 用すると、チップ部２２ｃが内壁に食込むことができる。このような食込み（di gging）は、コネクタハウジング８０が回路組立体１００から引出されるときに 生じ、２０ポンド（約９．１kg）までの圧力に耐えて回路組立体１００からのコ ネ クタハウジング８０の分離を防止する。したがって、コネクタハウジング８０と 回路組立体１００とは、主としてコネクタハウジング接触部１２とホールドダウ ン１０の釣針状部２２とで一体的に保持される。 回路組立体にコネクタハウジングを適性に固定するため、本発明による釣針状 ホールドダウンが第５Ａ図から第５Ｃ図に示すように、以下の態様でコネクタハ ウジングおよび回路組立体内に配置される。最初に、第５Ａ図を参照すると、ホ ールドダウン１０がコネクタハウジング８０のホールドダウン保持孔８２内に配 置される。ホールドダウン１０のかかり部２０がホールドダウン保持孔８２ある いは垂直方向スロットと締まりばめし、ホールドダウン１０をコネクタハウジン グ８０内に一時的に固定する。かかり部２０の締まりばめは、移送中にホールド ダウンがコネクタハウジングから分離するのを防止するために十分な強さを有す るため、コネクタハウジング８０は、後で回路基板１００に組立てるために、ホ ールドダウン１０をホールドダウン保持孔８２内に差込んだ状態で積出ししても よい。更に、締まりばめにより、ホールドダウン１０のコネクタハウジング接触 部を受入れるための特別の区画を設ける必要がなくなる。 次に第５Ｂ図を参照すると、ホールドダウン１０を有するコネクタハウジング ８０は、回路基板１００のホールドダウン係合孔１０２上に配置される。第１取 付け工具は、小さな保持ポケット１２０と短い脚部１２２とを有し、一方、第２ 取付け工具は大きな保持ポケット１２４と長い脚部１２６とを有する。第１取付 け工具は、最初に結合部１４上に配置され、この結合部１４は第１取付け工具の 保持ポケットの内側に配置される。ホールドダウン１０はホールドダウン係合孔 １０２内に挿入され、チップ部２２ｃがホールドダウン係合孔１０２の内壁を押 圧する。この後、第５Ｃ図に示すように、第２取付け工具がホールドダウン１０ の上に配置され、脚部１２６のチップ部がホールドダウン１０の釣針状部の頂面 ２２ｄを押圧する。第２取付け工具が下方に移動すると、釣針状部が更に互いに 離隔する方向に拡開し、ホールドダウン係合孔１０２の内壁内に食込む。第５Ｂ 図および第５Ｃ図は、コネクタハウジング８０と回路組立体１００とを２段階で 組立てる組立て工程を示すが、しかし、第６図に示すように、この組立て工程は １段階のみの場合も含まれる。 第６図は、コネクタハウジング８０と回路組立体１００とを単一段階で組立て るための第３取付け工具を示す。第３取付け工具は、それぞれ矢印で示すように 、第１面２００および釣針状部２２の延長部に圧力を作用させ、第２面２０２に 圧力を作用させることにより、釣針状部２２を同時にホールドダウン係合孔１０ ２内に挿入させる。 第７図は、釣針状ホールドダウン１０を回路組立体１００から取外す工程を示 す。この取外し工具３００は、回路組立体１００の底部からホールドダウン係合 孔１０２内に挿入される。取外し工具３００のチップ部３０２は釣針状部２２の 底面２２ｅに係合し、矢印で示すように上方に移動すると、釣針状部のチップ部 ２２ｃをホールドダウン係合孔１０２の内壁から分離する。 本発明のホールドダウンは、回路組立体のホールドダウン係合孔に対する釣針 状部の不整合に対し、大きな許容量を与える。少なくとも２つの釣針状部が互い に逆向きに配置され、内壁の対向する側部を付勢するため、ホールドダウン係合 孔に対するホールドダウンの不整合は、挿入工程の際にほとんど修正される。更 に、挿入された釣針状部は、更に調整されかつ拡開され、したがって不整合が更 に排除される。 したがって、本発明の他の利点は、内壁内に固定される多連釣針状部により、 保持力が増大することである。 本発明の更に他の利点は、ホールドダウンのコネクタハウジング接触部の簡略 化された構造である。コネクタハウジングは、コネクタハウジング接触部の直線 状縁部で押圧され、あるいは、直線状縁部がコネクタハウジングの垂直方向スロ ット内に配置されるため、コネクタハウジングは接触部を受入れるための特別な 構造を持つことが必要とされない。 なお、上記では本発明の種々の特徴および利点について発明の構成および機能 と共に説明してきたが、この開示は単に説明だけのものであり、特に各部の形状 、大きさおよび配置等の細部について、請求の範囲に記載された用語の最も広い 一般的な意味によって示される本発明の原理の全範囲において、変更が可能なこ とを理解されたい。例えば、図示しないが、第２中間部及び／又は第２釣針状部 を、第１中間部あるいは第１フック部から打抜きしてもよい。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． コネクタハウジングを、ホールドダウン係合孔を有する回路組立体に固定 するためのホールドダウンであって、 コネクタハウジングにホールドダウンを固定するためにコネクタハウジングに 接触する頂部と、 それぞれ前記頂部と一体の複数の釣針状部とを備え、この釣針状部は、前記頂 部に近接する基端部とこの基端部と反対側の先端部とを有し、この先端部に近接 する部分が、前記基端部に近接する部分と前記頂部とに沿う軸線に対して角度を 設けられてアングル付きチップ部を形成し、このアングル付きのチップ部は、回 路組立体のホールドダウン係合孔の内壁に弾力的に係合する、ホールドダウン。 ２． 前記頂部は、更に、 ホールドダウンを保持するためのグリップを提供するグリップ領域と、 それぞれが第１端部と第２端部とを有し、この第１端部が前記釣針状部基端部 と一体の中間部と、 前記中間部の第２端部と一体で、前記複数の中間部を結合する結合部と、を備 える請求項１に記載のホールドダウン。 ３． 前記アングル付きチップ部は、コネクタハウジングが回路組立体から引離 されるときに、ホールドダウン係合孔の内壁に食込む請求項１に記載のホールド ダウン。 ４． 前記中間部は、更に一時的にホールドダウンをコネクタハウジングに固定 する突起を備える請求項１に記載のホールドダウン。 ５． コネクタハウジングは、ホールドダウンを保持するスルーホールを有し、 前記突起は、中間部の側部に配置されて、ホールドダウンを保持するスルーホー ル内に締まりばめされる一対のかかり部である請求項４に記載のホールドダウン 。 ６． コネクタハウジングを、ホールドダウン係合孔を有する回路組立体に保持 するためのホールドダウンであって、 コネクタハウジングにホールドダウンを固定するための複数のコネクタハウジ ング接触部と、 それぞれが第１端部と第２端部とを有し、この第１端部が前記コネクタハウジ ング接触部と一体である複数の中間部と、 前記コネクタハウジング接触部の他端に配置され、これらの複数のコネクタハ ウジング接触部を結合する結合部と、 それぞれ前記中間部と一体の複数の釣針状部とを備え、これらの釣針状部のそ れぞれは、前記中間部の第２端部に近接する基端部と、この基端部と反対側の先 端部とを有し、この先端部に近接する部分は、前記基端部に近接する部分と前記 中間部とに沿う軸線に対して角度を設けられてアングル付きチップ部を形成し、 このアングル付きチップ部が回路組立体のホールドダウン係合孔の内壁に弾力的 に係合する、ホールドダウン。 ７． 前記結合部は、コネクタハウジング接触部をコネクタハウジングに対して 付勢するばねとして作用し、コネクタハウジングを保持するためのホールドダウ ンの保持力を増大する請求項６に記載のホールドダウン。 ８． 前記釣針状部のそれぞれは、更に、側面と頂部内面と底部外面とを備え、 これらの頂部内面と底部外面との先端部は、頂部内面の前記基端部に対して湾曲 し、前記底部外面は湾曲部を形成する請求項６に記載のホールドダウン。 ９． 前記側面の先端部は、前記アングル付きチップ部に向けてテーパ状に傾斜 する請求項８に記載のホールドダウン。 １０． 前記湾曲部は、回路組立体のホールドダウン係合孔の内面に対して付勢 するばねとして作用し、回路組立体を保持するためのホールドダウンの保持力を 増大する請求項９に記載のホールドダウン。 １１． 前記ホールドダウンの保持は、約２０ポンド（約９．１kg）である請求 項６に記載のホールドダウン。 １２． ホールドダウン係合孔は、プリント基板に孔あけされたスルーホールで ある請求項６に記載のホールドダウン。 １３． ホールドダウン係合孔は、プリント基板のメッキされたスルーホールで ある請求項６に記載のホールドダウン。 １４． 前記アングル付きチップ部は、コネクタハウジングが回路組立体から引 離されるときに、ホールドダウン係合孔の内壁に食込む請求項６に記載のホール ドダウン。 １５． 前記中間部は、更に、コネクタハウジングにホールドダウンを一時的に 固定するための突起を備える請求項６に記載のホールドダウン。 １６． 前記コネクタハウジングは、ホールドダウンを保持するスルーホールを 有し、前記突起は、中間部の側部に配置され、ホールドダウンを保持するスルー ホール内で締まりばめする一対のかかり部である請求項１５に記載のホールドダ ウン。 １７． コネクタハウジングを、ホールドダウン係合孔を有する回路組立体に保 持するための釣針状ホールドダウンであって、 コネクタハウジングに釣針状ホールドダウンを固定するための複数のコネクタ ハウジング接触部と、 それぞれが第１端部と第２端部とを有し、この第１端部が前記コネクタハウジ ング接触部の一端と一体である複数の中間部と、 それぞれが前記中間部の第２端部と一体の複数の釣針状部とを備え、この釣針 状部のそれぞれは、前記中間部の第２端部に近接する基端部とこの基端部と反対 側の先端部とを有し、この先端部に近接する部分は、前記基端部に近接する部分 と中間部とに沿う軸線に対して角度を設けられ、てアングル付きチップ部を形成 し、このアングル付きチップ部は、回路組立体のホールドダウン係合孔の内面に 弾力的に係合し、前記基端部と先端部との間の部分は湾曲部を形成し、この湾曲 部は、前記アングル付きチップ部を回路組立体のホールドダウン係合孔の内面に 付勢するばねとして作用し、回路組立体を保持するホールドダウンの保持力を増 大し、更に、 前記コネクタハウジング接触部の他端に配置され、前記複数の接触部を結合す る結合部を備え、この結合部は、前記コネクタハウジング接触部をコネクタハウ ジングに対して付勢し、コネクタハウジングを保持するためのホールドダウンの 保持力を増大する、ホールドダウン。 １８． 前記釣針状部のそれぞれは、側面と頂部内面と底部外面とを有し、この 頂部内面と底部外面都の先端部は、湾曲部を形成する頂部内面と底部外面との前 記基端部に対して湾曲している請求項１７に記載のホールドダウン。 １９． 前記側面の先端部は、アングル付きチップ部に向けて傾斜したテーパ状 である請求項１８に記載のホールドダウン。 ２０． 前記中間部は、ホールドダウンをコネクタハウジングに一時的に固定す るための突起を備える請求項１７に記載のホールドダウン。 ２１． コネクタハウジングは、ホールドダウンを保持するスルーホールを有し 、前記突起は、中間部の側部に配置され、ホールドダウンを保持するスルーホー ル内で締まりばめする一対のかかり部である請求項２０に記載のホールドダウン 。 ２２． 第１側部と第２側部とこれらの第１側部および第２側部を接続するホー ルドダウン係合孔を有する回路組立体に、コネクタハウジング接触部と中間部と それぞれがアングル付きチップ部を設けられた釣針状部とを有する釣針状ホール ドダウンを配置する方法であって、 ａ．ホールドダウンをコネクタハウジングに固定し、 ｂ．前記釣針状部がホールドダウン係合孔の内面に係合するように、回路組立 体の第１側部から第２側部に向けて前記釣針状部をホールドダウン係合孔内に挿 入し、 ｃ．アングル付きチップ部が更に内壁を付勢するまで、各釣針状部のアングル 付きチップ部を拡張する、工程を備える方法。 ２３． アングル付きチップ部を回路組立体の第２側部から第１側部に向けて押 圧することにより、回路組立体から釣針状ホールドダウンを除去する工程を更に 備える請求項２２に記載の方法。 ２４． 釣針状ホールドダウンは、前記工程ａ）での中間部の締まりばめにより 、コネクタハウジングに固定される請求項２２に記載の方法。 ２５． 第１側部と第２側部とこれらの第１側部および第２側部を接続するホー ルドダウン係合孔とを有する回路組立体に、コネクタハウジング接触部と中間部 とそれぞれがアングル付きチップ部を設けられた釣針状部とを有する釣針状ホー ルドダウンを配置する方法であって、 ａ．ホールドダウンをコネクタハウジングに固定し、 ｂ．前記アングル付きチップ部がホールドダウン係合孔の内面を十分付勢する まで、釣針状部のアングル付きチップ部を第２側部の方向に拡張しつつ、回路組 立体の第２側部に向けてホールドダウン係合孔に釣針状部を挿入する、工程を備 える方法。 ２６． 回路組立体の第２側部から第１側部に向けてアングル付きチップ部を押 圧することにより、回路組立体から釣針状ホールドダウンを除去する工程を更に 備える請求項２５に記載の方法。 ２７． 釣針状ホールドダウンは、前記工程ａ）での中間部の締まりばめにより 、コネクタハウジングに固定される請求項２５に記載の方法。 ２８． 第１側部と第２側部とこれらの第１側部および第２側部を接続するホー ルドダウン係合孔とを有する回路組立体に、コネクタハウジングを固定するため に釣針状ホールドダウンを配置するシステムであって、 前記ホールドダウンは、更に、 コネクタハウジングにホールドダウンを固定する複数のコネクタハウジン グ接触部と、 それぞれが第１端部と第２端部とを有し、この第１端部が、前記コネクタ ハウジング接触部の一端と一体である複数の中間部と、 前記コネクタハウジング接触部の他端に配置され、これらの複数の接触部 を結合する結合部と、 それぞれ前記中間部と一体の複数の釣針状部とを備え、これらの釣針状部 のそれぞれは、前記中間部の第２端部に近接する基端部と、この基端部と反対側 の先端部とを有し、この先端部に近接する部分は、前記基端部に近接する部分と 前記中間部とに沿う軸線に対して角度を設けられてアングル付きチップ部を形成 し、更に、 前記結合部上に取外し可能に配置され、回路組立体の第２側部に向けてホール ドダウン係合孔内に前記釣針状部を挿入し、回路組立体のホールドダウン係合孔 の内壁に前記アングル付きチップ部を弾力的に係合させる第１アプリケータと、 前記アングル付きチップ部上に取外し可能に配置され、このアングル付きチッ プ部が内壁を更に押圧するまで第２側部に向けて前記釣針状部のアングル付きチ ップ部を拡張する第２アプリケータと、を具備するシステム。 ２９． 第１側部と第２側部とこれらの第１側部および第２側部を接続するホー ルドダウン係合孔とを有する回路組立体に、コネクタハウジングを固定するため に釣針状ホールドダウンを配置するシステムであって、 前記ホールドダウンは、更に、 コネクタハウジングにホールドダウンを固定する複数のコネクタハウジン グ接触部と、 それぞれが第１端部と第２端部とを有し、この第１端部が前記コネクタハ ウジング接触部の一端と一体である複数の中間部と、 前記コネクタハウジング接触部の他端に配置され、これらの複数の接触部 を結合する結合部と、 それぞれ前記中間部と一体の複数の釣針状部とを備え、これらの釣針状部 のそれぞれは、前記中間部の第２端部に近接する基端部と、この基端部と反対側 の先端部とを有し、この先端部に近接する部分は、前記基端部に近接する部分と 前記中間部とに沿う軸線に対して角度を設けられてアングル付きチップ部を形成 し、更に、 前記結合部および釣針状部上に取外し可能に配置され、回路組立体の第２側部 に向けてこの釣針状部をホールドダウン係合孔内に挿入するアプリケータを具備 し、このアプリケータは、前記アングル付きチップ部がホールドダウン係合孔の 内壁を十分付勢するまで、前記釣針状部のアングル付きチップ部を第２側部に向 けて同時に拡張する、システム。