JPH10500011A - 直列変異反復配列オリゴタイピングによる結核菌群細菌の検出および鑑別 - Google Patents

直列変異反復配列オリゴタイピングによる結核菌群細菌の検出および鑑別

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Abstract

(57)【要約】 増幅プライマーを用いる核酸をインビトロで増幅させる方法において,微生物M.tuberculosis 細菌群に属する微生物の直列リピート配列の部分に,直列リピートへのハイブリダイゼーションを生じついでハイブリダイズしたプライマーの伸長が起こるのに十分相補性のオリゴヌクレオチド配列からなるプライマーである1対のプライマーを用い,これらのプライマーは,増幅反応における伸長が一方のプライマーでは5’方向に,他方のプライマーでは3’方向に起こるようにした方法に関する.微生物 M.tuberculosis細菌群に属する微生物の検出方法において,上述の増幅方法に続き,M.tuberculosis 細菌群に属する微生物の直列領域のスペーサーの部分にハイブリダイゼーションが起こるのに十分相同なオリゴヌクレオチドプローブを使用してそれ自体既知の方法でハイブリダイゼーション試験を行い,それ自体既知の方法でハイブリダイズした生成物を検出する方法が提供される.特定のプローブも開示されている.サンプル中の M.tuberculosis 細菌群に属する微生物のタイプを鑑別する方法において,上述の検出方法を実施し,ついで得られたハイブリダイゼーションパターンを基準と比較することからなる方法も提供される.

Description

【発明の詳細な説明】 直列変異反復配列オリゴタイピングによる 結核菌群細菌の検出および鑑別 緒言 結核は単一の感染症中では年間の死亡数が最大の感染疾患である.WHOは, 年間に,約1千万人が結核に感染し,3百万人がこの疾患で死亡していると推定 している(37).結核は長期間にわたり発症率が徐々に低下したのち,再び大 部分の西洋諸国において増加し始めている.さらに,Mycobacterium tuberculos is(結核菌)の多重薬物抵抗性株の出現および結核とヒト免疫不全症ウイルス感 染個体の関連で事態は劇的に悪化している(1,2,4,6,7,10,37) . 結核の制御において鍵になる因子の一つは,疾患の迅速な診断と感染源の同定 である.M.tuberculosis 株のタイピングが爆発的流行の研究に極めて有用であ ることは既に証明され(6,14,33),多くの検査室で様々な疫学的疑問の 解決に応用されている.従来,検査室での診断は,顕微鏡検査,微生物の培養, 皮膚試験およびX線造影によって行われている.残念ながらこれらの方法は,多 くの場合,感度が悪く,特異性がなく,M.tuberculosis の増殖速度が遅いこと から極めて時間のかかるものである.したがって,臨床標本中の微生物を迅速に 検出するために,M.tuberculosis DNAのインビトロ増幅のような新しい技術 が開発されてきた(14).DNA技術による単離M.tuberculosis の鑑別能力 は,感染源の同定ならびに伝播の主要経路および感染による結核菌の獲得の危険 因子の確立の可能性に革命をもたらすことになったのである(1,3−10,1 4,16,19−22,25,26,29−36).効率的な普遍的タイピング システムを使用すれば,異なる地理的領域からの株の比較ならびに個々の株の移 動の追跡が可能になるものと考えられる.このようなデータは重要な洞察を提供 し,高い感染率,強い病原性および/または多重薬物抵抗性のような,とくに問 題のある株の同定を可能にする.多数の単離体の分析により,BCGワクチンの 有効性や再発と再感染の頻度に関する長年の疑問に解答が得られる可能性もある . M.tuberculosis 群の細菌は遺伝子的に著しく均一な細菌群であることから, 染色体DNAの遺伝子再配列に関連する反復DNAエレメントならびにトランス ポゾンが M.tuberculosisの株鑑別に利用されてきた.これらの二つが,挿入配 列であり,残りは機能または表現型は不明の短い反復DNA配列である. 株の鑑別に最も広く用いられているエレメントは,1355bpの挿入配列であ るIS6110である.これは最初に M.tuberculosisにおいて同定され(19 ,30),ついで,Mycobacterium bovis,Mycobacterium africanum,M.micro ttiおよびbovis BCGを含むすべての M.tuberculosis群細菌に分布すること が見出された(11,14,15).M.tuberculosis を鑑別できる可能性があ る他のエレメントには主要多型タンデムリピート(MPTR),多型富GC反復 配列(PGRS)および直列反復(DR)配列が包含される(15,16,26 ). M.tuberculosis の株鑑別を目的として報告されている大部分の方法は,サザ ンブロッティング技術で観察される,いわゆる制限酵素断片長多型(RFLP) に依存する.この技術は,培養 M.tuberculosis細菌からの染色体DNAの精製 を必要とする.さらに,IS6110フィンガープリンティングを行う場合には ,RFLPでは多重IS6110単位の存在を必要とするので,1個のIS61 10コピーしか含まないかまたは全くIS6110コピーを含まない(35)多 くの株の検出にはこの方法は適当でない.実際,すべての M.bovis BCG株な らびにインドからの株の多数は単一のISコピーしか含まない(35).しかし ながら,大部分の株は,36bp直列反復配列もしくは多型富GC反復DNAエレ メントによるフィンガープリンティングで鑑別できる可能性は考えられる.主要 多型タンデムリピートおよび挿入エレメントIS1081による判別能力は劣っ ていた.しかも,既知のフィンガープリンティング技術は,経費,技術的熟練, および成功裏に実施するためには時間が必要という要求がある(32).したが って,「DNAフィンガープリンティング」によるこの方法は,大部分の検査室 において定常的基盤で実施できるものではない. M.tuberculosis フィンガープリンティングの速度を上昇させるために,ポリ メラーゼチェーン反応(PCR)に基づく方法も開発されてはいるが,その方法 でも依然として培養細胞からのDNAの精製および/または技術的要求の問題は 解決されていない(12,13,23,24,27). Groenen ら(12)は,1回のPCRで個々の M.tuberculosis株のタイピン グを可能にする,DRクラスターにおけるDNA多型の性質に基づく株の鑑別方 法を記載している.記載された方法はDR領域における遺伝子の多様性に基づく もので,予め確立された M.bovis BCG P3のDR領域の部分配列に基づく プライマー,SP24−R(スペーサー領域24に由来)およびIS−L(IS コピーに由来)を使用するPCR法であった(15).増幅産物のサイズは約3 00〜550bpの範囲である.この方法を用いて,M.bovis42株は,分離した DVR,すなわち,DVR26を欠く点において M.bovis BCD P3とは異 なることが例示されている.M.tuberculosis 株H37RaおよびH37Rvは 2つの分離した隣接DVR,DVR25およびDVR26を欠く点において,P 3株とは異なっていた.3つの残りの M.tuberculosis単離体1430ないし3 1は,DVR27〜DVR29からなるIS6110の逆反復配列の直ぐ左側に 位置する262bpストレッチのDNA,DVR26における15bpのユニークな スペーサー,およびDVR30における18bpのDRを欠く点で M.bovis BC G P3とは異なっていた.DVR−PCR法においては Jeffreys ら,199 1(17)の方法が改良された.MVR−PCRまたはデジタルタイピングと呼 ばれる Jeffreys らの方法では,29bpのミニサテライト反復配列,MS32中 の単一塩基対に頻繁に起こる多型を利用する.MVR−PCRでは,それぞれM S32マルチマーの増幅を可能にし,5’末端にアデニン(A)またはグアニン (G)の一方をもつ2つのプライマーの対が使用される.増幅産物の電気泳動分 離により,5’末端にそれぞれAまたはGのいずれかを含有するMVRの配列の 読み取りが可能になる.DVR−PCR法では,DR領域における多型,主とし て,MS32ミニサテライトと同様に不変部(DR)および可変部(スペーサー 配列)から構成されるDVRの存否が用いられる.MVR−PCR法は,DRと の接合点でスペーサーの5’末端にA,C,GまたはTのいずれかを含有するD VRのマルチマーの選択的増幅が可能なように改良された.この目的では,4つ のスペーサー特異的PCRを駆動させるために,4つのプライマーの組合せが調 製 された.各組合せは逆配列プライマーIS−LとDR配列に基づく4つのプライ マーのいずれか一つを含有させた.DRA−R,DRC−R,DRG−Rおよび DRT−Rと命名されたこれらの4つのプライマーには,それぞれ保存されたD R配列に由来する19残基の配列と3’末端に4つの塩基のいずれか一つを含有 させた.この方法の原理は引用文献12の図3に示されている.4つのDVR特 異的プライマーのそれぞれが,底部から頂部へと内側に増加するDVRマルチマ ーのラダーを生じる.これにより,いわゆる第一スペーサー残基配列またはFS R配列が得られる. (12)において解析された4つの株のDVR−PCRによる優れた鑑別にも かかわらず,この方法には多くの欠点がある.Jeffreysらによって記載された改 良変法におけるDNA配列決定法は技術的に極めて難しい.ラダーの読み取りが 十分に可能でないことが多く,小フラグメントの方が大フラグメントよりも増幅 されやすいので,ラダーは不完全なことが多い.しかも,試験は病院検査室のよ うな単純な検査室で定常的に実施できるものではない.すなわち,この方法は, 病院の試験実務では使用できない.さらに,配列決定上の問題のほかに,大量の 作業が含まれるサザンブロティングも必要である.サザンブロットハイブリダイ ゼーション法に伴う実用上の問題には,何日にもわたる多重工程を要するその方 法の比較的複雑な本質,ならびに主として,DNA抽出のための液体培地中での 生物体の培養のため,生物体の単離からDNAのタイピングの結果が得られるま での長期の遅れがある.PCR増幅に基づく株のタイピングの迅速なかつ単純な 手段があれば,タイピング結果が得られるまでの遅れは回避され,多くの検査室 で実施可能な比較的単純なアッセイが提供されるものと考えられる.フィンガー プリンティングに十分なゲノムDNAを得るためには,単離体の同定後にさらに 2〜4週間継代培養を行わなければならない.流行時とくに多重薬物抵抗性結核 症(MDRTB)が流行している環境では,株の迅速な同定は,伝播鎖の検出お よび遮断による制御努力を高めることができるものと思われる. 引用文献27には,Ross & Dwyerがオリゴヌクレオチドプライマーとして挿入 配列IS6110の末端を,ゲノム上のこのエレメントのクラスター間のDNA を増幅する試みで使用することを開示している.この試験は,挿入配列IS61 10がゲノム上に1〜19コピー存在し,様々な株で異なる部位に局在するとい う仮説に基づいている.彼らは,開示されたPCR増幅法ではIS6110をも たない2つの株では明瞭な産物を産生しないことを提示し,この方法の欠点を例 示している.さらに Ross & Dwyer は彼らの論文中で,挿入配列IS6110の 末端を用いるPCR増幅は様々な強度のバンドを生じることを指摘し,この試験 の結果が信頼性を欠くことを例示している. 引用文献13には,IS66110に特異的なプライマーによるポリメラーゼ チェーン反応を用いるRFLPタイピングの変法が記載されている.この変法で は,限定されたゲノムDNAにライゲートしたリンカーに相補性の第二のプライ マーが用いられる.一つの鎖ではリンカーがチミジンに代えてウラシルを含有し ,ウラシル−N−グリコシラーゼによるこの鎖の除去によって特異的な増幅が得 られる.この方法にも前述のPCR−DVR法の場合と同じ欠点がある. 引用文献25には,Palittapongarnpim らが,任意プライマーを用いるPCR の使用を報告している.この論文には,株H37RvとH37RaのPCRバン ディングパターンは同一であることが提示されている.彼らは,任意プライマー を用いるPCRにより M.tuberculosis株の識別が可能ではあるが,株H37R VならびにH37Raの識別が不能なAPPCRはさらに酷似する株に対するA PPCRの限界を示すものであることを指摘している. 本発明は,M.tuberculosis 細菌群に属する微生物を,迅速かつ単純な効果的 方法によって鑑別する方法を記載する.この方法は,高度に複雑な装置を用いる ことなく検査室での実施が可能であり,精巧な分子生物学的技術の訓練を受けて いないテクニシャンでも実施できる.さらにこの方法は,M.tuberculosis 細菌 群の増殖の遅い細菌を培養する必要がなく,臨床標本中の M.tuberculosisの直 接的検出と微生物のタイピングを同時に行うのに適している.最後に,これまで 使用されてきた M.tuberculosis株の他の鑑別法に比較して,本発明は,複雑な 画像処理ソフトウエアを用いる必要のない,異なるDNAタイプの簡単かつ精巧 な分類を可能にする. 発明の詳細な説明 本発明は,M.tuberculosis 群細菌に独特に存在するユニークな染色体遺伝子 座「直列リピート」(DR)領域に見出されるDNA多型に基づくものである. この遺伝子座は,結核に対するワクチンとして世界的に広く用いられている株, M.bovis BCG中に Hermansら(15)によって発見された.M.bovis BC GにおけるDR領域は,それぞれ35〜41塩基対長の非反復DNAスペーサー によって分散されている36塩基対の直列反復配列から構成される(15).M. bovis BCGにおけるDR配列のコピー数は49と測定された.M.tuberculosis 細菌群の他の株では,DRエレメントの数は様々に変動することが見出された( 15).極めて大多数の M.tuberculosis株は,ゲノムのDR含有領域に1もし くは2以上のIS6110エレメントを含有する. 上述の最近の研究(12)では,DR領域における遺伝子の多様性はDRコピ ー数の差によって発生することが示され,これは,DR配列間の相同組換えがD R関連DNA多型の主要な原因である可能性を示唆している(12).染色体の 比較的小部分内での高度なDNA多型は,この領域をPCRに基づくフィンガー プリンティング法に極めて適した領域としている. 以下に記載する本発明は,DR領域内のDNA配列のインビトロ増幅,および その増幅DNAとDR領域内のユニークなスペーサーDNAの配列に基づく多重 の短い合成オリゴマーDNA配列(図2)のハイブリダイゼーションによる独特 な方法を基盤とするものである.これは,両プライマーとも多重プライミング部 位を有するプライマーのセットを用い,プライマーの一つをIS6110の部分 のような固定されたプライミング部位への結合に対立させた従来の方法と異なっ ている.M.tuberculosis 細菌群の株はこれらのスペーサー配列の存在において 異なることから,様々なスペーサーDNA配列のセットとのハイブリダイゼーシ ョンパターンの差によって鑑別することができる. M.tuberculosis の完全DR領域のDNA配列の決定 図1は,Hermans らおよび Groenenら(12,15)によって以前に決定され た M.bovis BCGのDR領域の構造を示す.便宜上,本発明者らは,DRおよ びその3’隣接スペーサー配列を「直列変異リピート」(DVR)と命名する. すなわち,DR領域はそれぞれ,不変部分(DR)と可変部分(スペーサー)か ら構成される個別的な数のDVRからなる. M.bovis BCGのDR領域における配列決定された部分は黒色で印刷した. 21のDVRから構成され,その7個はIS6110エレメントの5’側に位置 し,14個のDVR(IS6110エレメントが局在する一つを含む)はIS6 110エレメントの3’側に局在する.非配列決定部分は灰色で印刷してある. より多くのスペーサーの配列を決定するために,本発明者らは本発明において M.tuberculosisH37Rvの全DR領域からなる染色体領域の配列,ならびに DR領域に隣接する配列の配列決定を行った.この目的では,全DR領域を有す るコスミドT211(Pasteur Institut,PrisのCole博士より入手)を用いた. このコスミドは,M.tuberculosis H37Rv株からの約35kbの挿入体を含有 する.物理地図を構築し,DR領域を含むストレッチの位置をサザンブロッティ ングにより決定した.サブクローンを調製し,DRクラスター中に存在するIS 6110エレメントに隣接するDNAの配列を決定した.この配列は図3に示し ,配列番号を1とした. 図1に模式的に示すように,H37Rv株におけるDRの数は41に達する. 以前に M.bovis BCGに見出されたように,この場合も各DRはユニークなス ペーサー配列により分散され,サイズは29〜41塩基対の間で変動することが 見出された.H37Rvの13個のDVRの配列は,以前に配列決定された M.b ovis BCGの同じ染色体領域における13個のDVRの場合(15)と同一で ある.H37RvのDVRには5’末端のDVRから始めて1〜41の番号を付 す.同一のDVRはスペーサー12〜32である. 本発明は,増幅プライマーを用い,増幅反応たとえばPCR,LCRもしくは NASBAにおいてそれ自体既知の様式により核酸をインビトロで増幅させる方 法において,微生物 M.tuberculosis細菌群に属する微生物の直列リピート配列 の部分に十分に相補性のオリゴヌクレオチド配列からなる1対のプライマーを用 いて直列リピートへのハイブリダイゼーションを起こさせついでハイブリダイズ したプライマーの伸長を起こさせ,上記プライマーは増幅反応における伸長が一 方のプライマーでは5’方向に,他方のプライマーでは3’方向に起こるように する方法を意図するものである.検出すべき微生物中における直列リピートの多 重な存在により,このようなプライマーの使用はすべてのスペーサー領域が効率 的な様式で増幅されることを示唆するものである.とくに,プライマーから離れ て位置するスペーサーの増幅を達成するために極端に長い配列を調製する必要は ない.プライマー対の本発明の選択によれば,すべてスペーサー領域の核酸から なる多数の小フラグメントの不均一な産物が得られる.ついで,増幅産物の検出 は検出を所望のスペーサー領域の1または2以上に向けられたオリゴヌクレオチ ドプローブを用いることにより単純に実施できる.増幅反応における妨害を回避 するために,プライマーには,両プライマーが同じ直列リピートにハイブリダイ ズして伸長を行った場合に,それらが互いに妨害しないように,直列リピートの 非重複部分に相補性のオリゴヌクレオチド配列をもたせることができる.とくに ,一方のプライマーDRaが5’方向に伸長可能で,他方のプライマーDRbが 3’方向に伸長可能である場合,伸長反応時の妨害を回避するため,DRaは, DRbが相補性である直列リピート中の配列の5’側に位置する直列リピートの 配列に相補性になるように選択される.本発明の方法においては,使用されるプ ライマーは,特定の増幅反応の環境下に十分な増幅が起こるように直列リピート のコンセンサス配列にハイブリダイズできるオリゴヌクレオチド配列をもたなけ ればならない.増幅反応技術の熟練者であれば,良好な増幅反応が起こるために 必要な長さおよびホモロジーの程度は容易に決定できる.M.tuberculosis 群に 属する微生物の直列リピートのコンセンサス配列は配列番号2とし,図1に示す . 本発明はまた,微生物 M.tuberculosis細菌群に属する微生物の検出方法にお いて, 1)開示された実施態様のいずれかに上述した方法でサンプルからの核酸を増 幅させ,ついで, 2)それ自体既知の方法で,増幅産物を1個のオリゴヌクレオチドプローブも しくは複数個の異なるオリゴヌクレオチドプローブにハイブリダイズさせるハイ ブリダイゼーション試験を実施し,この場合,各オリゴヌクレオチドプローブは M.tuberculosis 細菌群に属する微生物の直列リピートのスペーサーの部分に, 増幅前のサンプル中にこのようなスペーサー核酸が存在した場合には,増幅産物 へのハイブリダイゼーションを生じるのに十分相同であり,このハイブリダイゼ ーション工程は所望により増幅産物の電気泳動または分離を前もって行うことな く実施され,ついで 3)それ自体既知の方法で,ハイブリダイズした生成物を検出する ことからなる方法を意図するものである. 本発明の検出方法は,検出方法の対象に応じて多くの実施態様で行うことがで きる.たとえば,この方法はハイブリダイゼーション試験で少なくとも検出を所 望の微生物の総スペクトルに特異的なオリゴヌクレオチドプローブ数からなる数 のオリゴヌクレオチドプローブを用いて実施できる.たとえば M.tuberculosis 群に属するすべての微生物に存在が知られているスペーサー領域のオリゴヌクレ オチドプローブを使用することができる.M.tuberculosis による感染の存否を 検出するためには,このようなオリゴヌクレオチドプローブの一つの使用で十分 である.M.tuberculosis 細菌群微生物の一部のタイプに特異的なオリゴヌクレ オチドプローブの組合せを使用することもできる.たとえば,M.tuberculosis H37Rv株の13のスペーサー領域は,M.bovis BCGと共通であることが 見出されている.しかしながら両微生物タイプからの多数のスペーサーは異なっ ている.したがって,様々な株の間の鑑別のために,特定のオリゴヌクレオチド プローブの組合せを選択することが可能である.大多数の結核感染は M.tuberc ulosis,M.bovisおよび M.africanum の群からの微生物による感染であるから ,本発明の微生物検出方法はこのような微生物の存在の検出に向けられることが 好ましい.M.tuberculosis H37Rvのスペーサー配列と M.bovis BCGの スペーサー配列は決定されている.M.tuberculosis H37Rvは41のスペー サー配列を有し,これらの配列は本明細書においては配列番号3〜43として示 す.M.bovis BCGのスペーサー配列については Hermansらによって(15) に報告されている.引用された文献の図2にはM.bovis BCGの反復リピート 24〜43が開示され,44はIS987を含有する.引用文献の配列データは ,EMBLジーンバンクおよびDDBJヌクレオチド配列データベースに受入番 号X57835として収められている.M.tuberculosis H37RvとM.bovis BCGにおいて共通であることが見出されたスペーサー領域は M.tuberculos is H37Rvのスペーサー20〜32である. 上記実施態様のいずれかに開示された本発明の方法は M.tuberculosis H3 7Rvのスペーサー配列もしくは M.bovis BCGの任意のスペーサー配列に相 補性の配列または上記スペーサー配列のフラグメントもしくは誘導体に相補性の 配列であり,このようなスペーサー配列にハイブリダイズすることが可能で,こ のようなスペーサー配列に相同な少なくとも7つの連続したヌクレオチドからな りかつ/またはこのようなスペーサー配列と少なくとも60%のホモロジー,好 ましくは少なくとも80%のホモロジーを示し,少なくとも7ヌクレオチド長を 有するオリゴヌクレオチドプローブを用いて実施できる.M.tuberculosis H3 7Rvまたは M.bovis BCGいずれかの存在の検出をとくに所望の場合には, 本発明の方法に適当なオリゴヌクレオチドプローブを提供するために共通のスペ ーサー配列のいずれかを使用することができる. 本発明はまた,サンプル中の M.tuberculosis細菌群に属する微生物のタイプ を鑑別する方法とくにサンプルが臨床標本である方法を意図するものである.こ の方法は,サンプルからの細胞を分析の実施のために培養する必要はなく,サン プルに対して実施できる.この方法は,上述のように本発明の検出方法を実施し ,ついで得られたハイブリダイゼーションパターンを基準で得られたハイブリダ イゼーションパターンと比較することからなる.基準は M.tuberculosis細菌群 に属する微生物の1または2以上の株についてサンプルの場合と同様の方法で得 られたハイブリダイゼーションパターンとすることができる.他の可能性として ,基準をスペーサー配列の一覧を提供する,たとえばデータバンクのような出典 による結果の調査とすることも考えられる.このようなデータバンクを予め分析 し,オリゴヌクレオチドプローブを特異的に選択することによって,鑑別を所望 の微生物株に特に適した鑑別試験を提供することが可能である.本発明を例示す る実施例では,77の臨床サンプルを多数のオリゴヌクレオチドプローブを用い て分析し,本発明の方法で期待できるハイブリダイゼーションパターンの種類を 提供する.スペーサー領域の特異的な性質および様々な株のスペーサー領域の特 異的な組合せによって,これらのスペーサー領域はとくに鑑別試験に適している .これが,本発明の検出方法または鑑別方法に適したオリゴヌクレオチドプロー ブを設計するための鋳型としてスペーサー配列を選ぶ理由である.したがって本 発明はまた,少なくとも7個,好ましくは12個以上,とくに12〜40個のヌ クレ オチドからなるオリゴヌクレオチドプローブであり,以下のスペーサー配列:M .bovis BCGのスペーサー配列1〜23,M.bovis BCGのスペーサー配列 44〜49および M.tuberculosisH37Rvのスペーサー領域1〜43,ただ しM.bovis BCGに共通の M.tuberculosis H37Rv配列,すなわち M. bovis BCGの番号20〜32に相当するスペーサー領域を除く任意の配列に十 分相同なオリゴヌクレオチドプローブを意図するものである.とくに配列番号3 〜21および35〜43は本発明の範囲に包含される.本発明はまた,このよう なスペーサー配列にハイブリダイズできるこのようなスペーサー配列のフラグメ ントまたは誘導体であり,そのオリゴヌクレオチドプローブは少なくとも7個, 好ましくは12個以上,とくに12〜40個のヌクレオチドからなり,このよう なスペーサー配列に相同な少なくとも7つの連続したヌクレオチドからなりかつ /またはこのようなスペーサー配列の相当部分と,少なくとも60%のホモロジ ー,好ましくは少なくとも80%のホモロジー,最も好ましくは90%以上のホ モロジーを示すフラグメントまたは誘導体を意図する. 本発明はまた,M.tuberculosis 細菌群に属する微生物群のスペーサー領域に 特異的なオリゴヌクレオチドプローブ少なくとも1個からなるオリゴヌクレオチ ドプローブによって構成されるキャリアーを意図する.とくに上に開示した本発 明のオリゴヌクレオチドプローブからなるキャリアーを意図するものである. 本発明はまた,1対のプライマーであって,微生物 M.tuberculosis細菌群に 属する微生物の直列リピート配列の部分に,ハイブリダイゼーションを起こしつ いでハイブリダイズしたプライマーの伸長が起こるのに十分に相補性のオリゴヌ クレオチド配列からなり,上記プライマーは増幅反応における伸長が一方のプラ イマーでは5’方向に他方のプライマーでは3’方向に起こり,この場合,十分 に相補性とは直列リピート配列とくに直列リピート配列のコンセンサス配列(配 列番号2)に相同な少なくとも7つの連続したヌクレオチドからなりかつ/また は直列反復配列の相当部分と少なくとも60%のホモロジー,好ましくは少なく とも80%のホモロジー,最も好ましくは90%以上のホモロジーを示し,少な くとも7オリゴヌクレオチド長を有するオリゴヌクレオチド配列を意味するプラ イマー対を意図する.実施例に記載のプライマー対,DRaおよびDRbは,本 発明の実施にとくに適当なプライマー対である.5’方向への伸長が可能な一方 のプライマーDRaと3’方向に伸長可能な他方のプライマーDRbからなり, DRaは,DRbが相補性の直列リピートの配列の5”側に位置する直列リピー トの配列に相補性であり,直列リピートは M.tuberculosis細菌群に属する微生 物の直列リピートである,開示されたプライマー対は,本発明の範囲に包含され る. 増幅プライマーを用い,増幅反応たとえばPCR,LCRもしくはNASBA においてそれ自体既知の様式により核酸をインビトロで増幅させる方法を実施す るためのキットにおいて,微生物 M.tuberculosis細菌群に属する微生物の直列 リピート配列の部分に,直列リピートへのハイブリダイゼーションを起こしつい でハイブリダイズしたプライマーの伸長が起こるのに十分に相補性のオリゴヌク レオチド配列からなる1対のプライマーを用い,この場合,上記プライマーは増 幅反応における伸長が一方のプライマーでは5’方向に,他方のプライマーでは 3’方向に起こるプライマーであるキットは本発明の実施態様である.このよう なキットは本発明によって開示された適当なプライマー対からなるものでなけれ ばならない.本発明のキットは上述の微生物 M.tuberculosis細菌群に属する微 生物の検出方法の実施にも適応することができる.このようなキットは,増幅方 法に関して開示されたプライマー対,ならびに M.tuberculosis細菌群に属する 微生物の直列領域のスペーサー配列に十分相補性の開示されたオリゴヌクレオチ ド配列または検出および鑑別の記述において開示された実施態様におけるオリゴ ヌクレオチド配列からなるキャリアーから構成される. 実施例 M.tuberculosis の臨床単離体のおけるDR含有領域のインビトロ増幅 M.tuberculosis の74の異なる臨床単離体の染色体DR領域を,プライマー 対DRa(配列番号50)およびDRb(配列番号51)を用いて,ポリメラー ゼチェーン反応(PCR)により増幅した.図4に例示するように,検討したす べての株から反応産物が得られ,増幅されたDNAはサイズが不均一であった. この不均一性は,プライマーDRaおよびDRbが,DR領域における任意のD VRでPCRを開始できることから期待されることである.したがって,各DV Rが増幅されたPCR産物中に存在することが期待される.プライマーとしてI Sフラグメントの核酸を用いる既知のPCR増幅反応(15および34)とは対 照的に,とくに直列領域の末端におけるスペーサー領域で良好な増幅が得られる . H37Rvの個々のスペーサー配列への増幅DR領域のハイブリダイゼーショ 上記74株のPCR産物を(18)に記載のようにBiodyne Cペーパーに共有 結合させた47のスペーサー配列にハイブリダイズさせた.PCR産物はPCR 時に導入されたビオチン標識を含有するので,ハイブリダイズしたDNAはスト レプトアビジン含有ペルオキシダーゼ接合体の結合および酵素アッセイによって 可視化が可能であった.結果を図5に示す.すべての株のDVR−増幅DNAが 47のオリゴヌクレオチドの少なくとも9個とハイブリダイズした.PCR−増 幅DNAとハイブリダイズしたスペーサーオリゴヌクレオチドの組合せによって ,M.tuberculosis の39の異なる「DVR型」が識別された.この実験は,こ の方法により,増幅した M.tuberculosisのDNAを電気泳動で分離することな くM.tuberculosis 株のタイピングが可能であることを示している.この74の 株は旧来の(32)に記載されたIS6110フィンガープリンティング法によ ってもタイピングされ,66の異なるIS6110型が識別された.これは,I S6110フィンガープリンティングを用いる株の鑑別のレベルの方が本発明に 記載の方法に比較してわずかながら高いことを指示している.本発明の方法を「 DVRオリゴタイピング」と呼ぶことにする.しかしながら,DVRオリゴタイ ピング法は M.bovis BCGならびに M.tuberculosisH37RvおよびH37 Raのような群内の多数の株の識別に十分特異的である. DVRオリゴタイピング法の特異性 増幅およびハイブリダイゼーションによる方法が M.tuberculosis細菌群に属 する細菌に特異的であるか否かを決定するために,広範囲のマイコバクテリウム 種ならびに他の細菌属に由来する40のDNAサンプルをDVRオリゴタイピン グ法に付した.標的としたDNAには,以下の細菌種:E.coli,Bordetella pe rtassis,Afipia felis,Rochalimea lenselae,Mycobacteriumu aviumが包含さ れた.これらの標的はいずれも,スペーサーオリゴヌクレオチドと検知可能な 陽性ハイブリダイゼーション反応を導くことはなく,本発明の方法の特異性が例 示された. 臨床標本中 M.tuberculosisのDVRオリゴタイピングによる検出 上述の方法による M.tuberculosisの検出感度は,株H37Rv,M.bovis BCGおよび2つの M.tuberculosis臨床単離体の染色体DNAの様々な量を用 いてDVRオリゴタイピングを行うことによって試験した.これらの株それぞれ からのDNA検出感度は少なくともDNA64ヘムトグラム(fg)であった.染 色体DNA 1 fgは単一の細菌中に存在する量にほぼ匹敵し,DVRオリゴタイ ピング法は単一の細菌に由来するDNAの検出およびタイピングを同時に可能に するものと推定される. さらに,A.Kolk 博士(Royal Tropical Institute,Amsterdam)から入手した 臨床唾液サンプルをDVRオリゴタイピング,すなわち本発明の検出および鑑別 法に付した.培養で陽性のサンプルはすべて,DVRオリゴタイピングによって も陽性で,相当する唾液サンプルからの M.tuberculosis培養液より抽出した精 製DNAによって決定されたタイプに相当するDVRタイプを示した. 材料および方法 H37RvにおけるDR領域のDNA配列の決定 株H37Rvの完全DR領域を有する35kb挿入体を含有するコスミドT21 1はS.Cole 博士(Institut Pasteur,Paris)から入手した.コスミドT211 の物理地図は図6に示す.このコスミドの MulI フラグメントをプラスミドpU CBM21の MulI −切断DNAにサブクローニングして,プラスミドpPG11 ,pPG17およびpPG33(図6)を得た.最後の3つのプラスミドを株H 37Rvの完全DR含有領域の配列の決定に使用した.配列決定は,Sangerら( 28)のジデオキシチエーンターミネーター法によって,373A型DNAシー クエンサー(Applied Biosystems,Fosre City,Cal.USA)を用い製造業者によっ て提供されたプロトコールに従って実施した. マイコバクテリア細胞からのDNAの抽出 DNAは以前の記載(33)に従って精製した. この研究に用いた細菌株 Escherichia coli K12株DH5α(BRL,Maryland,USA)はプラスミドp UCB21および誘導体の増殖のための宿主として使用した.M.bovis BCG 株P3および M.tuberculosisH37Rvは以前に記載されている(12,15 ).他の細菌株はすべてRIVMに送付された臨床単離体である. DVRオリゴタイピング DNAのインビトロ増幅 精製された M.tuberculosisのDNA10ナノグラムを,0.5単位のSuper Tth ポリメラーゼ(HT Biotechnology,Cambridge,UK),5μlの10×濃Super Rth 緩衝液,20nmolの各dNTP,および20nmolの各プライマーDRaお よびDRbを含有する混合物に加えた.最終容量を50μlに調整し,この混合 物を以下のスキーム:1分96℃,1分55℃および30秒72℃を用いる増幅 30サイクルに付した. 逆ラインブロットハイブリダイゼーション 5’末端アミノ基を有するオリゴヌクレオチドを活性化Biodyne C膜に共有結 合により連結させた(18,38).Biodyne C膜(Pall Biosupport,Glen Co ve,NY,USA)は10mlの新たに調製した16%(w/v)1−エチル−3−(3− ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド中10分間インキュベートし活性化し た.ブロットは水で濯いだのち直ちにミニブロッターシステム(Immunetics,IT K Diagnostics,Uithoon,The Netherlands)中に入れた.ミニブロッターの各ス ロットを,500mM NaHCO3,pH8.4中0.125μMのオリゴヌクレオチド 溶液150μlで満たした.室温で1分間インキュベートしたのち,オリゴヌク レオチド溶液を吸引して除去した.フィルターをミニブロッターから取出し,1 00mM NaOH で10分間処理して,膜を不活性化し,SDS(0.1%)を補充 した2×SSPE(360mM NaCl,20mM NaH2 PO4,2mM EDTA,pH7. 2)中54℃で5分間洗浄した.フィルターを,適用したオリゴヌクレオチドの ラインパターンにスロットが垂直になるようにミニブロッターに載せた.ミニブ ロッターのスロットを150μlの希釈,熱変性,ビオチン標識PCR産物(2 0μlのPCR産物を130μlの2×SSPE,0.1%SDSに希釈)で満 たし,45℃で10分間ハイブリダイズさせた.スロットを吸引により空にした のち,フィルターを2×SSPE,0.5%SDS150mlによって10分間洗 浄し,2×SSPE,0.5%SDS中に1:4000に希釈したストレプトア ビジン−ペルオキシダーゼの接合体(Boehringer,Mannheim)10ml中,42℃ で30分間インキュベートした.フィルターを2×SSPE,0.5%SDS1 50ml中42℃で10分間洗浄し,ついで室温で2×SSPE150mlにより軽 く濯いだ.ハイブリダイズしたDNAの化学ルミネッセンスの検出にはフィルタ ーをECL検出液(Amersham,Hertogenbosch,The Netherlands)10ml中でイ ンキュベートしたのち,1分間,X線フィルム(Hyperfilm,Amersham)に露出し た. 図面の説明 図1:M.bovis BCGおよび M.tuberculosisH37RvのDR領域の構造 . 長方形は36bpのDR配列を示し,これらはサイズが21〜41bpと変動する ユニークなスペーサーによって分散されている.DR領域におけるIS6110 エレメントの挿入位置を示す.M.bovis BCGのDR領域の一部は以前に配列 が決定されていて(15),この部分は黒色で表示されている.非配列決定部分 は灰色である.H37Rvの全DR領域は本発明の一部として配列決定された. H37Rvの配列におけるギャップは,M.bovis BCGには存在するDVRが 欠けていることを指示する. 図2:M.tuberculosis 群細菌のDR領域内DNAのインビトロ増幅の原理. DRクラスター内の反復単位はDVRである.各DVRは,一定の36塩基対 配列,DRと,可変部分,スペーサー(それぞれA,B,CおよびD)から構成 される.4つの連続するDVAは,DVR−A,DVR−B,DVR−C,およ びDVR−Dとして表される.DR配列に基づく配列を有する2つのプライマー ,DRaおよびDRb(矢印aおよびb)のDNAインビトロ増幅のための使用 はDVRまたは隣接する個別的数のDVRからなるストレッチの増幅を導く. 図3:M.tuberculosis H37Rv株におけるDR領域およびDR領域隣接領 域のヌクレオチド配列. DR配列に相同な配列には下線を付し,アッセイにオリゴヌクレオチドとして 使用された配列はボールド体で印刷してある. 図4:プライマー,DRaおよびDRbを用いたPCRによって増幅されたイ ンビトロ増幅 M.tuberculosisDNAにゲル電気泳動. 各レーンには,様々な臨床 M.tuberculosis単離体から増幅されたDNAの総 量の5分の1を負荷した.PCRの標的として用いたDNAの量は10ナノグラ ムである. 図5:72の異なる M.tuberculosis単離体ならびに5つの異なる M.bovis BCG単離体のインビトロ増幅DVR産物の41の異なるオリゴヌクレオチド とのハイブリダイゼーションパターン. 用いたオリゴヌクレオチドは材料および方法の項に記載のスペーサー配列1〜 41から誘導される.プライマー,DRaおよびDRb(図2参照)がDR領域 とともに,DVRのインビトロ増幅のドライバーとして使用された. スペーサーオリゴヌクレオチドは,平行ラインのパターンでBiodyne Cフィル ターに共有結合で結合させ,インビトロ増幅されたDVR DNAとのハイブリ ダイゼーションは材料および方法の項に記載したようにスペーサーオリゴヌクレ オチドパターンと直交する平行チャンネルで実施した.株1:H37Rv;株4 1:H37Ra;株44〜46:異なる M.bovis BCG単離体;株77:M. bovisBCG P3;他の株はすべて M.tuberculosisの臨床単離体である. 図6:H37Rvの完全DR領域を含有するコスミドT211の挿入体の制限 地図;プラスミドpPG17,pPG11およびpPG33にサブクローニング されたMlulフラグメントの局在. DVRオリゴタイピングに用いられたオリゴヌクレオチド(配列表参照) オリゴヌクレオチド配列は,ボールド体で記載の M.bovis BCG配列(1 5)から誘導された配列を除き,すべて M.tuberculosis H37Rv株のDR 領域から誘導されたものである.スペーサーオリゴヌクレオチドの5’末端は Biodyne C膜に共有結合が可能なように,アミノ基に連結されている.すべての オリゴヌクレオチドはApplied Biosystems Incorporated,PerKin Elmer B.V., Gouda,The Netherlands から入手した.
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 スコウルス,レーンデルト マリヌス オランダ国 エヌエル − 3961 ジービ ー ウィユク ビユ ドゥールステデ,イ ユセンステーン 47 (72)発明者 カメルベーク,ジュディス オランダ国 エヌエル − 3524 ビーデ ィー ユトレヒト,オルダムブト,1 【要約の続き】 られたハイブリダイゼーションパターンを基準と比較す ることからなる方法も提供される.

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.増幅プライマーを用い,増幅反応たとえばPCR,LCRもしくはNAS BAにおいてそれ自体既知の様式により核酸をインビトロ増幅させる方法であっ て,微生物 M.tuberculosis細菌群に属する微生物の直列リピート配列の部分に ,直列リピートへのハイブリダイゼーションを生じついでハイブリダイズしたプ ライマーの伸長が起こるのに十分相補性のオリゴヌクレオチド配列からなるプラ イマーである1対のプライマーを使用し,この場合,上記プライマーは増幅反応 における伸長が一方のプライマーでは5’方向に,他方のプライマーでは3’方 向に起こる方法. 2.プライマーは直列リピート配列の非重複部分に相補性のオリゴヌクレオチ ド配列を有し,両プライマーが同じ直列リピートにハイブリダイズして伸長を行 う場合にも各プライマーからの伸長反応が互いに妨害されることなく起こる「請 求項1」に記載の方法. 3.一方のプライマーDRaが5’方向に伸長可能で,他方のプライマーDR bが3’方向に伸長可能であり,DRaはDRbが相補性である直列リピートの 配列の5’側に位置する直列リピートの配列に相補性である「請求項1および2 」のいずれかに記載の方法. 4.微生物は M.tuberculosis,M.bovisまたは M.africanum である「請求 項1〜3」のいずれかに記載の方法. 5.プライマーは,特定の増幅反応の環境下において増幅を生じるのに十分な 様式で直列リピートのコンセンサス配列(配列番号2および図1)にハイブリダ イズできるオリゴヌクレオチド配列を有する「請求項1〜4」のいずれかに記載 の方法. 6.プライマー対,DRa(配列番号50)およびDRb(配列番号51)を 使用する「請求項1〜5」のいずれかに記載の方法. 7.微生物 M.tuberculosis細菌群に属する微生物の検出方法において, 1)「請求項1〜6」のいずれかに記載の方法によってサンプルから核酸を増 幅させ,ついで, 2)増幅産物を1個のオリゴヌクレオチドプローブもしくは複数個の異なるオ リゴヌクレオチドプローブとハイブリザイズさせるそれ自体既知の方法によるハ イブリダイゼーション試験を実施し,この場合各オリゴヌクレオチドプローブは M.tuberculosis 細菌群に属する微生物の直列リピートのスペーサーの部分に対 し,増幅前のサンプル中にこのようなスペーサー核酸が存在した場合には,増幅 産物へのハイブリダイゼーションを起こすのに十分相同であり,このハイブリダ イゼーション工程は所望により増幅産物の電気泳動または分離を前もって行うこ となく実施し,ついで 3)それ自体既知の方法で,ハイブリダイズした生成物を検出することからな る方法. 8.ハイブリダイゼーション試験は,少なくとも検出を所望の微生物の総スペ クトルに対して特異的なオリゴヌクレオチドプローブ数からなる数だけのオリゴ ヌクレオチドプローブを用いて実施する「請求項7」に記載の方法. 9.微生物は M.tuberculosis,M.bovisおよび M.africanum の一つに属す る「請求項7または8」に記載の方法. 10.オリゴヌクレオチドプローブは,少なくとも7オチゴヌクレオチド長を有 し,M.tuberculosis H37Rvのスペーサー配列1〜43および M.bovis B CGのスペーサー配列1〜49のいずれかから選択される配列に相補性の配列, または上記スペーサー配列のフラグメントもしくは誘導体に相補性の配列であり ,このオリゴヌクレオチドプローブは,上述のようなスペーサー配列にハイブリ ダイズすることができて,このようなスペーサー配列に相同な少なくとも7つの 連続したヌクレオチドからなりかつ/またはこのようなスペーサー配列たとえば 配列番号3〜439と少なくとも60%のホモロジー,好ましくは少なくとも8 0%のホモロジーを示す「請求項7〜8」のいずれかに記載の方法. 11.オリゴヌクレオチドプローブは,少なくとも7オチゴヌクレオチド長を有 し,M.tuberculosis H37Rvおよび M.bovis BCGの共通スペーサー配列 ,すなわちスペーサー配列20〜32もしくは配列番号22〜34のいずれかか ら選択される配列に相補性の配列,または上記スペーサー配列のフラグメントも しくは誘導体に相補性の配列であり,このオリゴヌクレオチドプローブは,上述 の ようなスペーサー配列にハイブリダイズすることができて,このようなスペーサ ー配列に相同な少なくとも7つの連続したヌクレオチドからなりかつ/またはこ のようなスペーサー配列と少なくとも60%のホモロジー,好ましくは少なくと も80%のホモロジーを示す「請求項1〜10」のいずれかに記載の方法. 12.サンプル中の M.tuberculosis細菌群に属する微生物のタイプを鑑別する 方法において,「請求項7〜11」のいずれかに記載の方法を実施し,ついで得 られたハイブリダイゼーションパターンを基準と比較することからなる方法. 13.「請求項12」に記載のサンプル中の M.tuberculosis細菌群に属する微 生物のタイプを鑑別する方法において,基準は微生物 M.tuberculosis細菌群に 属する微生物の1または2以上の既知の株について同様の方法で得られたハイブ リダイゼーションパターンである方法. 14.「請求項12」に記載のサンプル中の M.tuberculosis細菌群に属する微 生物のタイプを鑑別する方法において,基準はスペーサー配列の一覧を提供する たとえばデータバンクのような出典である方法. 15.少なくとも7個,好ましくは12個以上,とくに12〜40個のヌクレオ チドからなるオリゴヌクレオチドプローブであって,以下のスペーサー配列:M. bovis BCGの配列番号1〜23,および44〜49,ならびに M.tuberculosi s H37Rvの配列番号3〜21および35〜43のいずれかまたはこのような スペーサー配列のフラグメントまたは誘導体に,このようなスペーサー配列にハ イブリダイズするのに十分に相同であり,このオリゴヌクレオチドプローブはこ のようなスペーサー配列に相同な少なくとも7つの連続したヌクレオチドからな りかつ/またはこのようなスペーサー配列の相当する部分たとえば配列番号3〜 21および35〜43のいずれかと少なくとも60%のホモロジー,好ましくは 少なくとも80%のホモロジー,最も好ましくは90%以上のホモロジーを示す オリゴヌクレオチドプローブ. 16.M.tuberculosis 細菌群に属する微生物群のスペーサー領域に特異的なオ リゴヌクレオチドプローブ少なくとも1種からなるキャリアー. 17.「請求項15」に記載のオリゴヌクレオチドプローブからなる「請求項1 6」に記載のキャリアー. 18.1対のプライマーであって,両プライマーは少なくとも7オリゴヌクレオ チドのオリゴヌクレオチド配列からなり,微生物 M.tuberculosis細菌群に属す る微生物の直列リピート配列の部分に,ハイブリダイゼーションを起こしついで ハイブリダイズしたプライマーの伸長が起こるのに十分に相補性であり,上記プ ライマーは増幅反応における伸長が一方のプライマーでは5’方向に他方のプラ イマーでは3’方向に起こり,この場合十分に相補性とは上記オリゴヌクレオチ ド配列が直列リピート配列とくにそのコンセンサス配列(配列番号2)に相同な 少なくとも7つの連続したヌクレオチドからなりかつ/または直列リピート配列 の相当部分と少なくとも60%のホモロジー,好ましくは少なくとも80%のホ モロジー,最も好ましくは90%以上のホモロジーを示すことを意味するプライ マー対. 19.「請求項18」に記載のプライマー対であって5’方向に伸長可能な一方 のプライマーDRaと3’方向に伸長可能な他方のプライマーDRbからなり, DRaは,DRbが相補性の直列リピートの配列の5’側に位置する直列リピー トの配列に相補性であり,直列リピートは M.tuberculosis細菌群に属する微生 物の直列リピートに存在するするプライマー対. 20.配列番号50のDRaと配列番号51のDRbである「請求項18または 19」に記載のプライマー対. 21.「請求項18〜20」のいずれかに記載のプライマー対および所望により 「請求項15」に記載のオリゴヌクレオチドプローブまたは「請求項16または 17」に記載のキャリアーからなる「請求項1〜14」のいずれかに記載の方法 を実施するためのキット.
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