JPH1049805A - 磁気ディスク装置及び同装置のノイズ補償方法 - Google Patents

磁気ディスク装置及び同装置のノイズ補償方法

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JPH1049805A
JPH1049805A JP20168396A JP20168396A JPH1049805A JP H1049805 A JPH1049805 A JP H1049805A JP 20168396 A JP20168396 A JP 20168396A JP 20168396 A JP20168396 A JP 20168396A JP H1049805 A JPH1049805 A JP H1049805A
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amplitude
burst
head
magnetic disk
magnetic
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JP20168396A
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Hidetoshi Kawachi
秀俊 嘉和知
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明はMRヘッドにおいて生じるバルクハウ
ゼンノイズによる異常状態を自動的に検出し、これに対
し適切に対処する磁気ディスク装置及び同装置のノイズ
補償方法を提供することを目的とする。 【解決手段】位置情報として磁気ディスク媒体1に対し
一定周波数で書き込まれた一対のバースト情報を再生
し、バースト情報の再生信号の振幅の大きさを検出し、
バースト信号の振幅の大きさに基づいて、磁気ヘッド2
にバルクハウゼンノイズが発生したか否かを判断し、バ
ルクハウゼンノイズの発生が検知された場合に磁気ヘッ
ド2の磁気抵抗効果素子近傍の磁界を変化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、信号再生用ヘッド
として磁気抵抗効果素子型のヘッドを備えた磁気ディス
ク装置及び同装置のノイズ補償方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、磁気ディスク装置の大容量化に伴
い磁気記録密度を向上させる要求が出てきている。この
要求に対処する一つの手段として、高再生出力が得られ
る磁気抵抗効果素子型ヘッド(MRヘッド)が再生ヘッ
ドとして採用されるようになってきた。このようなMR
ヘッドは、優れた再生特性を有している反面、いわゆる
バルクハウゼンノイズが発生する問題がある。バルクハ
ウゼンノイズとは、MRヘッド(素子)の磁気感度が、
急激に変化し、ヘッド再生出力に発生するノイズのこと
を言う。
【0003】このようなバルクハウゼンノイズが発生し
た場合、ヘッドからの再生信号に乱れが生じる。このた
め、データ部ではリードエラーが発生し、サーボ部では
再生された位置情報が異常となり、正常なヘッドの位置
決め制御が不可能となってしまうという問題がある。こ
のような状態をそのまま放置してヘッド位置決め制御を
続けた場合、トラッキングエラーが多発し、不正なライ
ト動作による隣接トラックデータの破壊につながる恐れ
もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は上記
の問題を解決するためになされたものであり、MRヘッ
ドにおいて生じるバルクハウゼンノイズによる異常状態
を自動的に検出し、これに対し適切に対処する磁気ディ
スク装置及び同装置のノイズ補償方法を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
(1)本発明の磁気ディスク装置は、スピンドルモータ
に取付られた磁気ディスク媒体に対し、書き込み用ヘッ
ドと磁気抵抗効果素子からなる読み出し用ヘッドとを有
する磁気ヘッドを用いてデータの記録/再生を行う手段
と、前記磁気ヘッドを指定トラックに位置決めさせるヘ
ッド位置決め制御手段とを有する磁気ディスク装置にお
いて、位置情報として前記磁気ディスク媒体に対し一定
周波数で書き込まれた一対のバースト情報を再生するバ
ースト情報再生手段と、前記バースト情報の再生信号の
振幅の大きさを検出する検出手段と、前記検出手段によ
り検出されたバースト信号の振幅の大きさに基づいて位
置誤差量を算出し、前記位置誤差量に応じて前記磁気ヘ
ッドをトラック中心に位置決めさせる制御手段と、前記
検出手段により得られたバースト信号の振幅の大きさに
基づいて、前記磁気ヘッドにバルクハウゼンノイズが発
生したか否かを判断する判定手段と、前記判定手段によ
りバルクハウゼンノイズの発生が検知された場合に、前
記磁気ヘッドの磁気抵抗効果素子近傍の磁界を変化させ
る手段と、を具備することを特徴とする。 (2)本発明の磁気ディスク装置は、上記(1)に記載
の装置であって、且つ前記検出手段は、前記バースト情
報の再生信号の振幅の大きさを、バーストの全振幅から
検出するものであって、第1のバースト信号の振幅と第
2のバースト信号の振幅とを加えた値が規定値よりも大
きい、又は第1のバースト信号の振幅と第2のバースト
信号の振幅とを加えた値が、AGC部における振幅より
も大きい、又は第1のバースト信号の振幅と第2のバー
スト信号の振幅とを加えた値が、第3のバースト信号の
振幅と第4のバースト信号の振幅とを加えた値よりも大
きくなる場合に、前記バルクハウゼンノイズの発生を検
知することを特徴とする。 (3)本発明の磁気ディスク装置は、上記(1)に記載
の装置であって、且つ前記検出手段は、前記バースト情
報の再生信号の振幅の大きさを、バーストの上下の半振
幅から検出するものであって、上側のバースト半振幅か
ら下側のバースト半振幅を減じた値が、正常として許容
される規定値よりも大きくなる場合に、前記バルクハウ
ゼンノイズの発生を検知することを特徴とする。 (4)本発明の磁気ディスク装置は、上記(1)に記載
の装置であって、前記磁気ヘッドの磁気抵抗効果素子近
傍の磁界を変化させる手段は、前記書き込み用ヘッドに
ダミーの電流を通電するものであることを特徴とする。 (5)本発明の磁気ディスク装置は、上記(4)に記載
の装置であって、前記ダミーの電流を段階的に切り換え
る手段をさらに具備することを特徴とする。 (6)本発明の磁気ディスク装置は、上記(1)に記載
の装置であって、且つ前記磁気ヘッドの磁気抵抗効果素
子近傍の磁界を変化させる手段は、前記読み込み用ヘッ
ドの磁気抵抗効果素子にダミーの電流を通電するもので
あることを特徴とする。 (7)本発明の磁気ディスク装置は、上記(6)に記載
の装置であって、前記ダミーの電流として、通常の値と
は異なった前記磁気抵抗効果素子のセンス電流を数段階
に切り替えて通電すること特徴とする。 (8)本発明の磁気ディスク装置は、上記(7)に記載
の装置であって、前記ダミーの電流として、前記磁気抵
抗効果素子のセンス電流を通常時とは逆方向にして通電
することを特徴とする。 (9)本発明の磁気ディスク装置のノイズ補償方法は、
スピンドルモータに取付られた磁気ディスク媒体に対
し、書き込み用ヘッドと磁気抵抗効果素子からなる読み
出し用ヘッドとを有する磁気ヘッドを用いてデータの記
録/再生を行う際に、前記磁気ヘッドを指定トラックに
位置決めさせるヘッド位置決め制御を行なう磁気ディス
ク装置のノイズ補償方法において、位置情報として前記
磁気ディスク媒体に対し一定周波数で書き込まれた一対
のバースト情報を再生するバースト情報再生ステップ
と、前記バースト情報の再生信号の振幅の大きさを検出
する検出ステップと、前記検出ステップにより検出され
たバースト信号の振幅の大きさに基づいて位置誤差量を
算出し、前記位置誤差量に応じて前記磁気ヘッドをトラ
ック中心に位置決めさせる制御ステップと、前記検出ス
テップにより得られたバースト信号の振幅の大きさに基
づいて、前記磁気ヘッドにバルクハウゼンノイズが発生
したか否かを判断する判定ステップと、前記判定ステッ
プによりバルクハウゼンノイズの発生が検知された場合
に、前記磁気ヘッドの磁気抵抗効果素子近傍の磁界を変
化させるステップと、を具備することを特徴とする。 (10)本発明の磁気ディスク装置のノイズ補償方法
は、上記(9)に記載の方法であって、且つ前記検出ス
テップは、前記バースト情報の再生信号の振幅の大きさ
を、バーストの全振幅から検出するステップであって、
第1のバースト信号の振幅と第2のバースト信号の振幅
とを加えた値が規定値よりも大きい、又は第1のバース
ト信号の振幅と第2のバースト信号の振幅とを加えた値
が、AGC部における振幅よりも大きい、又は第1のバ
ースト信号の振幅と第2のバースト信号の振幅とを加え
た値が、第3のバースト信号の振幅と第4のバースト信
号の振幅とを加えた値よりも大きくなる場合に、前記バ
ルクハウゼンノイズの発生を検知するステップであるこ
とを特徴とする。 (11)本発明の磁気ディスク装置のノイズ補償方法
は、上記(9)に記載の方法であって、且つ前記検出ス
テップは、前記バースト情報の再生信号の振幅の大きさ
を、バーストの上下の半振幅から検出するステップであ
って、上側のバースト半振幅から下側のバースト半振幅
を減じた値が、正常として許容される規定値よりも大き
くなる場合に、前記バルクハウゼンノイズの発生を検知
するステップであることを特徴とする。 (12)本発明の磁気ディスク装置のノイズ補償方法
は、上記(9)に記載の方法であって、前記磁気ヘッド
の磁気抵抗効果素子近傍の磁界を変化させるステップ
は、前記書き込み用ヘッドにダミーの電流を通電するス
テップからなることを特徴とする。 (13)本発明の磁気ディスク装置のノイズ補償方法
は、上記(12)に記載の方法であって、前記ダミーの
電流を段階的に切り換えるステップをさらに具備するこ
とを特徴とする。 (14)本発明の磁気ディスク装置のノイズ補償方法
は、上記(9)に記載の方法であって、前記磁気ヘッド
の磁気抵抗効果素子近傍の磁界を変化させるステップ
は、前記磁気抵抗効果素子にダミーの電流を通電するス
テップからなることを特徴とする。 (15)本発明の磁気ディスク装置のノイズ補償方法
は、上記(14)に記載の方法であって、前記ダミーの
電流として、通常の値とは異なった前記磁気抵抗効果素
子のセンス電流を数段階に切り替えて通電すること特徴
とする。 (16)本発明の磁気ディスク装置のノイズ補償方法
は、上記(15)に記載の方法であって、前記ダミーの
電流として、前記磁気抵抗効果素子のセンス電流を通常
時とは逆方向にして通電することを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態に
係る磁気ディスク装置の概略構成を示すブロック図であ
る。本実施形態の磁気ディスク装置は、磁気ディスク
1、磁気ヘッド2、位置データ生成回路3、CPU4、
メモリ5、ROM6、リード/ライト回路7、D/A変
換器8および14、ボイスコイルモータ9、キャリッジ
10、VCMドライバ回路11、スピンドルモータ1
2、モータドライバ13から構成されている。
【0007】磁気ヘッド2は、書き込み用ヘッドと、磁
気抵抗効果素子(MR素子)からなる読み出し用ヘッド
(MRヘッド)とを有している。MRヘッドにより、磁
気ディスク1上に書き込まれた位置情報が読み出され
る。この位置情報は、位置情報生成回路3を経てCPU
4に取り込まれる。位置情報生成回路3は、図2に示す
ようにシリンダNoを記録したシリンダコード部31
と、トラック内の詳細な位置情報の検出に利用するバー
スト信号サンプルホールド部32とから構成されてい
る。CPU4は読み出した位置情報から位置誤差を算出
する。またCPU4はこの位置誤差をゼロにするような
制御量を算出する。算出された制御量はD/A変換器8
に出力され、この制御量に応じた電流がVCM(ボイス
コイルモータ)ドライバ回路11により生成され、ボイ
スコイルモータ9に通電される。かくして磁気ヘッド2
を所要のトラックの中心に位置決めすることができる。
【0008】図3は、サーボ領域におけるバースト部の
パターンを模式的に示す図である。同図に示されるバー
スト部は、トラック中心線上に配置された第1のバース
ト信号(バーストA部)〜第4のバースト信号(バース
トD部)からなる。なお、Twは磁気ヘッド2の幅を示
している。
【0009】図4は、磁気ヘッド2がトラック中心に位
置する場合におけるヘッド再生波形(バースト波形)
と、この再生波形を全波整流してサンプルホールドした
値と、位置ずれ計算結果とをそれぞれ示す図であって、
図4の(a)は正常時を、図4の(b)は異常時(バル
クハウゼンノイズ発生時)を示している。
【0010】磁気抵抗効果素子を有する磁気ヘッドに見
られるバルクハウゼンノイズは、ヘッド感度の特性変化
によるものであるが、この現象はヘッドの一部の領域で
発生し易い。このため、トラック中心を軸として対称に
振り分けられたバースト信号(ここでは、バーストA
部、B部)を再生する場合、いずれか一方のみの再生信
号が影響を受け易い。このため、例えばバーストA側の
ヘッド部分においてヘッド感度特性の異常が発生したよ
うな場合、その再生波形は図4の(b)のようになる。
すなわちバーストAの信号振幅が大きくなり、正確な位
置誤差情報が得られず、正確なヘッドの位置決め制御が
困難となる。そこで、本実施形態では、このバルクハウ
ゼンノイズの発生を検知すると共に、同ノイズに起因し
て発生し得る異常制御を回避するものである。
【0011】バルクハウゼンノイズの発生については、
バースト信号振幅に着目した下記の条件に基づいて検出
することが可能である。 (1)バーストA振幅+バーストB振幅>規定値(正常
時のA+B) (2)バーストA振幅+バーストB振幅>AGC部の振
幅 (3)バーストA振幅+バーストB振幅>バーストC振
幅+バーストD振幅 上記検知は、判断アルゴリズムを記憶したROM6、お
よびこれを実行するCPU4により実現される。また、
バルクハウゼンノイズ発生の他の検出方法としては、以
下に述べる方法もある。
【0012】図5は、磁気ヘッド2がトラック中心に位
置する場合におけるヘッド再生波形と、この再生波形を
上下に分けて半波整流し、それぞれをサンプルホールド
した値と、を示す図であって、図5の(a)は正常時
を、(b)は異常時(バルクハウゼンノイズ発生時)を
それぞれ示している。バルクハウゼンノイズが発生した
波形はトラック中心を軸として著しく非対象となる特徴
がある。そこでバースト情報の再生信号振幅の大きさ
を、バーストの半振幅(上、下)から各々求める。
【0013】すなわち、バースト信号を半波整流し、上
半分の振幅および下半分の振幅をそれぞれ検出し、半波
整流後、それぞれをサンプルホールドして、A/D変換
し、CPUに取り込むことにより再生信号振幅の大きさ
を検出する。
【0014】再生波形の上下非対象性に着目したバルク
ハウゼンノイズの検出方法は、次の条件に基づいて行な
う。 |バースト半振幅(上側)−バースト半振幅(下側)|
>規定値 :規定値には正常として許容される値を設定する。
【0015】図6は、上述したようなバルクハウゼンノ
イズ検出に係る本実施形態の動作を示すフローチャート
である。まずステップS1においてバースト(A,B,
C,D)振幅情報が取り込まれる。次にステップS2に
おいてヘッド位置誤差が算出され、ステップS3におい
てバルクハウゼンノイズ検出のための判定値が算出され
る。次にステップS4においてバルクハウゼンノイズが
発生したか否かが判定される。ここでYESの場合は、
ステップS5においてバルクハウゼンノイズ発生エラー
フラグがセットされ、ステップS6に示すように異常時
(位置情報異常時)におけるVCM制御に移行する。ま
た、上記判定処理においてNOの場合は、ステップS7
に示すように、単に正常時におけるVCM制御に移行す
る。
【0016】そして本実施形態では、バルクハウゼンノ
イズが発生した磁気抵抗効果素子(MR素子)に対し磁
気的なショックを与え、これによりMRヘッドの特性を
リフレッシュするものとなっている。磁気的なショック
を与えることは、具体的には磁気抵抗効果素子近傍の磁
界に変化を与えることであって、例えばダミーのライト
動作である。かくしてバルクハウゼンノイズを解消し、
MRヘッドの特性を改善できる。
【0017】ダミーのライト動作は、ドライブ内の特定
システム領域に磁気ヘッド2を移動させ、無意味なデー
タを書き込む(ライトする)ことを意味する。このよう
なダミーライト動作によって、漏れた磁気がMRヘッド
に影響を及ぼし、MRヘッド(素子)の検出感度を正常
な状態に戻すことができる。これにより位置情報を正確
に得ることも可能となる。
【0018】上記ダミーのライト動作は、書き込み電流
を大きくすると、MR素子に対する磁界の影響も大きく
なるため、通電量を数段階に切り替えてるようにして行
っても良い。また、上記ダミーライト動作の終了後は、
ホストからのコマンドにより要求された場所(該当トラ
ックまたはセクタ)に再度ヘッドを移動させ、所要デー
タのリード/ライト動作を行えば良い。
【0019】上記した他にも、MR素子に磁気的なショ
ックを与える方法としては、以下の方法も可能である。
すなわち、MR素子(ヘッド)に通常時とは異なった、
ダミーの電流を流す。ダミー電流の流し方については以
下の方法がある。
【0020】(1)ダミー電流として、MRヘッドのセ
ンス電流を、通常の値とは異なった値で、数段階に切り
替えて通電する。 (2)ダミーの電流として、MRヘッドに流すセンス電
流の方向を通常時とは逆方向にする。
【0021】このような一連の動作によってもMRヘッ
ドのヘッド感度を正常に近い状態に戻すことができ、正
確なヘッドの位置決め制御を行うことが可能となる。図
7は、バルクハウゼンノイズ対処に係る本実施形態の動
作を示すフローチャートである。ここでの動作は、図6
に示したバルクハウゼンノイズ検出の動作の後に実行さ
れるものとなっている。まずステップS1においてホス
トによりリード/ライト/シーク命令が発行される。こ
れに応じてステップS2においてリード/ライト/シー
ク動作が実行される。
【0022】次に、ステップS12において上記動作に
係る何らかのエラーが発生したか否かが判定される。こ
こでNOの場合はステップS13において正常終了す
る。また、YESの場合はステップS14に移行する。
ここではバルクハウゼンノイズ発生エラーフラグがセッ
トされているか否かが判定される。ここでNOの場合は
ステップS17に移行し、通常のエラーリトライルーチ
ンが実行される。また、YESの場合は、ステップS1
5に移行し、MR素子近傍の磁界に変化を与える動作、
例えばダミーのライト動作が実行される。ステップS1
6においてバルクハウゼンノイズ発生フラグがリセット
された後、通常のエラーリトライルーチンS17に移行
する。なお本発明は上述した実施形態に限定されず種々
変形して実施可能である。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、MRヘッドにおいて生
じるバルクハウゼンノイズによる異常状態を自動的に検
出し、これに対し適切に対処する磁気ディスク装置及び
同装置のノイズ補償方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る磁気ディスク装置の
概略構成を示すブロック図。
【図2】上記実施形態に係る磁気ディスク装置の位置デ
ータ生成回路の構成を示すブロック図。
【図3】上記実施形態に係るサーボ領域におけるバース
ト部のパターンを模式的に示す図。
【図4】上記実施形態に係る磁気ヘッドがトラック中心
に位置する場合におけるヘッド再生波形(バースト波
形)と、この再生波形を全波整流してサンプルホールド
した値と、位置ずれ計算結果とをそれぞれ示す模式図。
【図5】上記実施形態に係る磁気ヘッドがトラック中心
に位置する場合におけるヘッド再生波形と、この再生波
形を上下に分けて半波整流し、それぞれをサンプルホー
ルドした値と、を示す模式図。
【図6】上記実施形態に係るバルクハウゼンノイズ検出
に係る本実施形態の動作を示すフローチャート。
【図7】上記実施形態に係るバルクハウゼンノイズ対処
に係る本実施形態の動作を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…磁気ディスク 2…磁気ヘッド 3…位置データ生成回路 4…CPU 5…ROM 6…メモリ 7…リード/ライト回路 8,14…D/A変換器 9…ボイスコイルモータ(VCM) 10…キャリッジ 11…VCMドライバ回路 12…スピンドルモータ 13…モータドライバ

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スピンドルモータに取付られた磁気ディ
    スク媒体に対し、書き込み用ヘッドと磁気抵抗効果素子
    からなる読み出し用ヘッドとを有する磁気ヘッドを用い
    てデータの記録/再生を行う手段と、前記磁気ヘッドを
    指定トラックに位置決めさせるヘッド位置決め制御手段
    とを有する磁気ディスク装置において、 位置情報として前記磁気ディスク媒体に対し一定周波数
    で書き込まれた一対のバースト情報を再生するバースト
    情報再生手段と、 前記バースト情報の再生信号の振幅の大きさを検出する
    検出手段と、 前記検出手段により検出されたバースト信号の振幅の大
    きさに基づいて位置誤差量を算出し、前記位置誤差量に
    応じて前記磁気ヘッドをトラック中心に位置決めさせる
    制御手段と、 前記検出手段により得られたバースト信号の振幅の大き
    さに基づいて、前記磁気ヘッドにバルクハウゼンノイズ
    が発生したか否かを判断する判定手段と、 前記判定手段によりバルクハウゼンノイズの発生が検知
    された場合に、前記磁気ヘッドの磁気抵抗効果素子近傍
    の磁界を変化させる手段と、 を具備することを特徴とする磁気ディスク装置。
  2. 【請求項2】 前記検出手段は、前記バースト情報の再
    生信号の振幅の大きさを、バーストの全振幅から検出す
    るものであって、 第1のバースト信号の振幅と第2のバースト信号の振幅
    とを加えた値が規定値よりも大きい、又は第1のバース
    ト信号の振幅と第2のバースト信号の振幅とを加えた値
    が、AGC部における振幅よりも大きい、又は第1のバ
    ースト信号の振幅と第2のバースト信号の振幅とを加え
    た値が、第3のバースト信号の振幅と第4のバースト信
    号の振幅とを加えた値よりも大きくなる場合に、前記バ
    ルクハウゼンノイズの発生を検知することを特徴とする
    請求項1に記載の磁気ディスク装置。
  3. 【請求項3】 前記検出手段は、前記バースト情報の再
    生信号の振幅の大きさを、バーストの上下の半振幅から
    検出するものであって、 上側のバースト半振幅から下側のバースト半振幅を減じ
    た値が、正常として許容される規定値よりも大きくなる
    場合に、前記バルクハウゼンノイズの発生を検知するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の磁気ディスク装置。
  4. 【請求項4】 前記磁気ヘッドの磁気抵抗効果素子近傍
    の磁界を変化させる手段は、前記書き込み用ヘッドにダ
    ミーの電流を通電するものであることを特徴とする請求
    項1に記載の磁気ディスク装置。
  5. 【請求項5】 前記ダミーの電流を段階的に切り換える
    手段をさらに具備することを特徴とする請求項4に記載
    の磁気ディスク装置。
  6. 【請求項6】 前記磁気ヘッドの磁気抵抗効果素子近傍
    の磁界を変化させる手段は、前記読み込み用ヘッドの磁
    気抵抗効果素子にダミーの電流を通電するものであるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の磁気ディスク装置。
  7. 【請求項7】 前記ダミーの電流として、通常の値とは
    異なった前記磁気抵抗効果素子のセンス電流を数段階に
    切り替えて通電すること特徴とする請求項6に記載の磁
    気ディスク装置。
  8. 【請求項8】 前記ダミーの電流として、前記磁気抵抗
    効果素子のセンス電流を通常時とは逆方向にして通電す
    ることを特徴とする請求項7に記載の磁気ディスク装
    置。
  9. 【請求項9】 スピンドルモータに取付られた磁気ディ
    スク媒体に対し、書き込み用ヘッドと磁気抵抗効果素子
    からなる読み出し用ヘッドとを有する磁気ヘッドを用い
    てデータの記録/再生を行う際に、前記磁気ヘッドを指
    定トラックに位置決めさせるヘッド位置決め制御を行な
    う磁気ディスク装置のノイズ補償方法において、 位置情報として前記磁気ディスク媒体に対し一定周波数
    で書き込まれた一対のバースト情報を再生するバースト
    情報再生ステップと、 前記バースト情報の再生信号の振幅の大きさを検出する
    検出ステップと、 前記検出ステップにより検出されたバースト信号の振幅
    の大きさに基づいて位置誤差量を算出し、前記位置誤差
    量に応じて前記磁気ヘッドをトラック中心に位置決めさ
    せる制御ステップと、 前記検出ステップにより得られたバースト信号の振幅の
    大きさに基づいて、前記磁気ヘッドにバルクハウゼンノ
    イズが発生したか否かを判断する判定ステップと、 前記判定ステップによりバルクハウゼンノイズの発生が
    検知された場合に、前記磁気ヘッドの磁気抵抗効果素子
    近傍の磁界を変化させるステップと、 を具備することを特徴とする磁気ディスク装置のノイズ
    補償方法。
  10. 【請求項10】 前記検出ステップは、前記バースト情
    報の再生信号の振幅の大きさを、バーストの全振幅から
    検出するステップであって、 第1のバースト信号の振幅と第2のバースト信号の振幅
    とを加えた値が規定値よりも大きい、又は第1のバース
    ト信号の振幅と第2のバースト信号の振幅とを加えた値
    が、AGC部における振幅よりも大きい、又は第1のバ
    ースト信号の振幅と第2のバースト信号の振幅とを加え
    た値が、第3のバースト信号の振幅と第4のバースト信
    号の振幅とを加えた値よりも大きくなる場合に、前記バ
    ルクハウゼンノイズの発生を検知するステップであるこ
    とを特徴とする請求項9に記載の磁気ディスク装置のノ
    イズ補償方法。
  11. 【請求項11】 前記検出ステップは、前記バースト情
    報の再生信号の振幅の大きさを、バーストの上下の半振
    幅から検出するステップであって、 上側のバースト半振幅から下側のバースト半振幅を減じ
    た値が、正常として許容される規定値よりも大きくなる
    場合に、前記バルクハウゼンノイズの発生を検知するス
    テップであることを特徴とする請求項9に記載の磁気デ
    ィスク装置のノイズ補償方法。
  12. 【請求項12】 前記磁気ヘッドの磁気抵抗効果素子近
    傍の磁界を変化させるステップは、前記書き込み用ヘッ
    ドにダミーの電流を通電するステップからなることを特
    徴とする請求項9に記載の磁気ディスク装置のノイズ補
    償方法。
  13. 【請求項13】 前記ダミーの電流を段階的に切り換え
    るステップをさらに具備することを特徴とする請求項1
    2に記載の磁気ディスク装置のノイズ補償方法。
  14. 【請求項14】 前記磁気ヘッドの磁気抵抗効果素子近
    傍の磁界を変化させるステップは、前記磁気抵抗効果素
    子にダミーの電流を通電するステップからなることを特
    徴とする請求項9に記載の磁気ディスク装置のノイズ補
    償方法。
  15. 【請求項15】 前記ダミーの電流として、通常の値と
    は異なった前記磁気抵抗効果素子のセンス電流を数段階
    に切り替えて通電すること特徴とする請求項14に記載
    の磁気ディスク装置のノイズ補償方法。
  16. 【請求項16】 前記ダミーの電流として、前記磁気抵
    抗効果素子のセンス電流を通常時とは逆方向にして通電
    することを特徴とする請求項15に記載の磁気ディスク
    装置のノイズ補償方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100645144B1 (ko) * 2005-09-20 2006-11-10 현대모비스 주식회사 차량용 스크루 체결 안전장치

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