JPH1048853A - 電荷輸送層用組成物及びこの組成物を用いた電子写真感光体の製造法 - Google Patents

電荷輸送層用組成物及びこの組成物を用いた電子写真感光体の製造法

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JPH1048853A
JPH1048853A JP8206297A JP20629796A JPH1048853A JP H1048853 A JPH1048853 A JP H1048853A JP 8206297 A JP8206297 A JP 8206297A JP 20629796 A JP20629796 A JP 20629796A JP H1048853 A JPH1048853 A JP H1048853A
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coating
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JP8206297A
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Seiji Miyaoka
清二 宮岡
Koji Ogoshi
浩次 大越
Susumu Kaneko
進 金子
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Showa Denko Materials Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長期間保管しても変色劣化しない取扱性、貯
蔵安定性の優れた電荷輸送層用組成物及びこの電荷輸送
層用組成物を電子写真感光体を製造する塗工装置に充填
して長期間使用及び又は保管しても変色劣化が防げる、
作業性、歩留まりの優れた電子写真感光体の製造法を提
供する。 【解決手段】 (A)ハロゲン系溶剤、(B)2−メチ
ル−2−ブテン、(C)電荷輸送物質及び(D)バイン
ダ樹脂を含む電荷輸送層用組成物並びにこの電荷輸送層
用組成物を用いて電子写真感光体を製造する工程におい
て、(B)2−メチル−2−ブテンの配合量が、(A)
ハロゲン系溶剤100重量部に対して、0.01〜20
重量部となるようにすることを特徴とする電子写真感光
体の製造法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真感光体用
の電荷輸送層用組成物及びこの組成物を用いた電子写真
感光体の製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真感光体は、有機系、無機系の材
料を用いたものが数多く提案されており、その中でも、
電荷発生層と電荷輸送層を分離した機能分離型感光体
は、従来、有機光導電性化合物を使用した感光体の大き
な欠点であった感度を大幅に向上させることができるた
め、近年急速な進歩を遂げ、複写機やレーザビームプリ
ンタの感光体として実用化されている。これらの電子写
真感光体をカールソン法による電子写真装置に適用した
場合には、まず、感光体表面を均一に帯電させた後、必
要に応じて露光することにより静電潜像を形成する。次
に、同符号あるいは異符号に帯電した一般にトナーと称
する現像剤により現像し、トナー画像を他の基体、例え
ば紙等に転写、定着し、コピーを得ることができる。ト
ナー画像を紙等に転写した後の感光体は、転写されずに
表面に残ったトナーをファーブラシやウレタン製等のブ
レード等を用いた清掃を行うことで表面から除去した
後、次の帯電−露光のサイクルに入り繰り返して使用さ
れる。
【0003】これら、機能分離型感光体は電荷発生層及
び電荷輸送層を必須とし、必要に応じて下引き層、中間
層、保護層等を形成する多層構造であり、各層ごとに各
層の材料を溶剤に溶解及び又は分散した組成物を作製
し、これら組成物を導電性基体上に1層ずつ塗布−乾燥
及び又は硬化の工程を繰り返して積層して感光体を形成
する。また、積層型感光体の製造方法によっては、電荷
発生層を光導電性物質を真空蒸着などで積層する等、組
成物を塗布する以外の工程を含むものもあるが、全ての
層を塗布法以外の工程で積層することはきわめて希であ
り、いずれかの層を塗布法で形成するのが一般的であ
る。
【0004】上記の電子写真感光体の製造工程におい
て、各層の形成を塗布法で行う場合には、各層用組成物
を導電性基体上に、浸せき塗工法、スプレー法、ロール
塗工法、アプリケータ塗工法、ワイヤーバー塗工法等の
方法が有り、これらの塗工法は様々な改良が加えられて
いる。この場合、各層用組成物は塗布装置及び又は塗布
槽(以下、総称して塗布層)及び必要に応じて塗布層に
組成物を供給するために設ける容器に充填して使用され
る。これら塗布層及び容器(以下、総称して塗工装置)
は様々な材質、部材より構成され、おもにガラス、ステ
ンレス、テフロン、ポリプロピレン等を1種類または複
数を組み合わせた材質で構成されている。
【0005】電荷輸送層用組成物を上記のように塗工装
置に充填して使用した場合、塗工装置中に数日から数週
間充填して使用及び又は保管すると電荷輸送層用組成物
が変色して劣化するという問題点がある。変色劣化した
電荷輸送層用組成物を使用して製造した電子写真感光体
は電子写真感光体の重要な特性である帯電性、感度が変
色劣化していないものと比較して劣るため、電子写真感
光体の製造に使用できない。
【0006】このように電荷輸送層用組成物が変色劣化
した場合には塗工装置から電荷輸送層用組成物を抜き出
し、塗工装置を溶剤等で洗浄した後、変色劣化していな
い電荷輸送層用組成物を充填する必要が有り、電子写真
感光体の生産性を低下させ、生産コストを引き上げる原
因となるため、変色劣化しない電荷輸送層用組成物とこ
れを用いた製造法が求められている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】請求項1記載の発明
は、長期間保管しても変色劣化しない取扱性、貯蔵安定
性の優れた電荷輸送層用組成物を提供するものである。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の効果を奏
し、さらに貯蔵安定性に優れる。請求項3記載の発明
は、請求項1記載の発明の電荷輸送層用組成物を電子写
真感光体を製造する塗工装置に充填して長期間使用及び
又は保管しても変色劣化が防げる、作業性、歩留まりの
優れた電子写真感光体の製造法を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、(A)ハロゲ
ン系溶剤、(B)2−メチル−2−ブテン、(C)電荷
輸送物質及び(D)バインダ樹脂を含む電荷輸送層用組
成物に関する。また、本発明は、(B)2−メチル−2
−ブテンの配合量が、(A)ハロゲン系溶剤100重量
部に対して、0.01〜20重量部である前記電荷輸送
層用組成物に関する。また、本発明は、前記電荷輸送層
用組成物を用いて電子写真感光体を製造する工程におい
て、(B)2−メチル−2−ブテンの配合量が、(A)
ハロゲン系溶剤100重量部に対して、0.01〜20
重量部となるようにすることを特徴とする電子写真感光
体の製造法に関する。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の電荷輸送層用組成物は、
(A)ハロゲン系溶剤、(B)2−メチル−2−ブテ
ン、(C)電荷輸送物質及び(D)バインダ樹脂を必須
成分として含有する。
【0010】本発明における(A)ハロゲン系溶剤とし
ては、例えば、塩化メチル、塩化メチレン、クロロホル
ム、1,2−ジクロロエタン、1,1,2−トリクロロ
エタン等が挙げられる。これらは単独で又は2種類以上
を組み合わせて使用される。
【0011】本発明における(C)電荷輸送物質として
は、、例えば、フルオレン、フルオレンオン、2,7−
ジニトロ−9−フルオレノン、4−インデノ(1,2,
6)チオフェン−4−オン、3,7−ジニトロ−ジベン
ゾチオフェン−5−オキシド、1−ブロモピレン、2−
フェニルピレン、カルバゾール、3−フェニルカルバゾ
ール、2−フェニルインドール、2−フェニルナフタリ
ン、オキサゾール、オキサジアゾール、オキサトリアゾ
ール、トリフェニルアミン、イミダゾール、クリセン、
テトラフェン、アクリデン、各種ヒドラゾン類、スチリ
ル化合物、ポリ−N−ビニルカルバゾール、ハロゲン化
ポリ−N−ビニルカルバゾール、1−フェニル−3−
(4−ジエチルアミノスチリル)−5−(4−ジエチル
アミノフェニル)ピラゾリン、ポリビニルピレン、2−
フェニル−4−(4−ジエチルアミノフェニル)−5−
フェニルオキサゾール、ポリビニルインドロキノキサリ
ン、1,1−ビス(p−ジエチルアミノフェニル)−
4,4−ジフェニル−1,3−ブタジエン、ポリビニル
ベンゾチオフェン、ポリビニルアントラセン、ポリビニ
ルアクリジン、ポリビニルピラゾリン並びにこれらの誘
導体などが挙げられる。これらは単独で又は2種類以上
を組み合わせて使用される。
【0012】本発明における(D)バインダ樹脂として
は、シリコーン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリウレタン樹
脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ポリケトン樹
脂、ポリカーボネート樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリメ
タクリレート樹脂、ポリアクリルアミド樹脂、ポリブタ
ジエン樹脂、ポリイソプレン樹脂、メラミン樹脂、ベン
ゾグアナミン樹脂、ポリクロロプレン樹脂、ポリアクリ
ロニトリル樹脂、エチルセルロース樹脂、ニトロセルロ
ース樹脂、尿素樹脂、フェノール樹脂、フェノキシ樹
脂、ポリビニルブチラール樹脂、ホルマール樹脂、酢酸
ビニル樹脂、酢酸ビニル/塩化ビニル共重合体、ポリエ
ステルカーボネート樹脂等が挙げられる。また、熱及び
/又は光硬化性樹脂も使用できる。いずれにしても電気
絶縁性で、通常の状態で皮膜を形成できる樹脂であれば
特に制限はなく、これら樹脂は単独で又は2種類以上を
組み合わせて使用される。
【0013】本発明における(B)2−メチル−2−ブ
テンの配合量は、(A)ハロゲン系溶剤100重量部に
対して、0.01〜20重量部であることが好ましく、
0.015〜15重量部であることがより好ましい。こ
の配合量が0.01重量部未満では、電荷輸送層用組成
物が変色劣化するまでの期間が短くなる傾向があり、ま
た、20重量部を超えると、電荷輸送層用組成物中のバ
インダ樹脂が析出しやすくなり、電荷輸送層用組成物を
導電性基体上に塗布した場合に均一な塗膜が得にくくな
る傾向がある。
【0014】本発明における(D)バインダ樹脂の配合
量は、(C)電荷輸送物質100重量部に対して、50
〜450重量部とすることが好ましい。この配合量が5
0重量部未満では、電子写真特性を低下させる傾向があ
り、また、450重量部を超えると、皮膜特性が低下す
る傾向がある。
【0015】本発明の電荷輸送層用組成物には、必要に
応じて、テトラヒドロフラン、メチルエチルケトン、ベ
ンゼン、トルエン、キシレン等の非ハロゲン系溶剤を使
用することができる。これらは単独で又は2種類以上を
組み合わせて使用される。
【0016】本発明における(A)ハロゲン系溶剤、
(B)2−メチル−2−ブテン及び必要に応じて使用さ
れる非ハロゲン系溶剤の配合量は、(C)電荷輸送物質
及び(D)バインダ樹脂の総量100重量部に対して、
これらの各成分の総量が、300〜900重量部とする
ことが好ましい。300重量部未満では、組成物の粘度
が高すぎ均一な塗膜を形成することが困難となる傾向が
あり、また、900重量部を超えると、組成物の粘度が
低すぎ、塗膜の膜厚が薄くなりすぎる傾向がある。
【0017】本発明の電荷輸送層用組成物には、必要に
応じて、各種添加剤を添加することができる。添加剤と
しては、例えば、可塑剤(ハロゲン化パラフィン、ジメ
チルナフタリン、ジブチルフタレート等)、流動性付与
剤(モダフロー(モンサントケミカル社製)、アクロナ
ール4F(バスフ社製)等)、ピンホール制御剤(ベン
ゾイン、ジメチルフタレート等)などが挙げられる。こ
れらの添加剤は、各々、(C)電荷輸送物質100重量
部に対して、5重量部以下で使用することが好ましい。
【0018】本発明の電子写真感光体の製造法は、前記
本発明の電荷輸送層用組成物を用いて形成した電荷輸送
層を有するものであり、前記(B)2−メチル−2−ブ
テンの配合量が、(A)ハロゲン系溶剤100重量部に
対して、0.01〜20重量部となるようにすることを
特徴とする。
【0019】本発明における電子写真感光体は、導電性
基体上に必要に応じて下引き層を設けた後に電荷発生層
及び電荷輸送層を形成することによって得ることができ
る。ここで、導電性基体としては、アルミニウム、鉄、
銅、ニッケル等の金属、導電処理した紙又はプラスチッ
クのフィルム、シート及びシームレスベルト、アルミニ
ウム等の金属箔を積層したプラスチックフィルム、シー
ト及びシームレスベルト、金属板のフィルム状シート及
びシームレスベルト、金属ドラムなどの導電体を使用す
ることができる。
【0020】また、上記のような導電性基体上に、必要
に応じて下引き層を設けることができる。下引き層とし
ては、例えば、酸化チタン、酸化アルミニウム、ジルコ
ニア、チタン酸、ジルコン酸、ランタン鉛、チタンブラ
ック、シリカ、チタン酸鉛、チタン酸バリウム等の微粒
子、ポリアミド樹脂、フェノール樹脂、カゼイン、メラ
ミン樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、ポリウレタン樹脂、
エポキシ樹脂、セルロース、ポリビニルブチラール樹脂
等の成分を使用することができる。これらの微粒子や樹
脂は、単独で又は2種類以上を組み合わせて使用され
る。
【0021】下引き層を形成する方法として、前記微粒
子及び/又は樹脂を溶剤に、分散又は溶解した溶液を導
電性基体上に浸漬塗工法、スプレー塗工法、ロール塗工
法、アプリケータ塗工法、ワイヤバー塗工法などの塗工
法を用いて塗工し、乾燥及び/又は硬化して形成するこ
とができる。
【0022】下引き層を形成するとき用いる溶剤として
は、例えば、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイ
ソブチルケトン、テトラヒドロフラン、トルエン、酢酸
エチル、トルエン、キシレン、セロソルブ、メタノー
ル、イソプロピルアルコール、イソブチルアルコール、
n−ブチルアルコール等の溶剤が挙げられる。下引き層
の厚さは、通常、0.01〜20.0μm、好ましくは
0.1〜15.0μmである。この厚さが0.01μm
未満では、下引き層を均一に形成するのが困難となる傾
向があり、20.0μmを超えると、電子写真特性が低
下する傾向にある。
【0023】上記のようにして下引き層を形成した場
合、この層の上に電荷発生層及び電荷輸送層を、順次積
層し、電子写真感光体を製造することができる。
【0024】本発明において、電荷発生層に用いられる
電荷発生物質としては、特に制限はないが、例えば、ア
ゾキシベンゼン系、ジスアゾ系、トリスアゾ系、ベンゾ
イミダゾール系、多環式キノリン系、インジゴイド系、
キナクリドン系、フタロシアニン系、ナフタロシアニン
系、ピロロピロール系、ペリレン系、メチン系等の光照
射により電荷を発生する公知の有機顔料が挙げられる。
これらは単独で又は2種類以上を組み合わせて使用され
る。
【0025】電荷発生層を電荷発生物質のみを用いて形
成する場合には、真空蒸着法等が用いられ、また、電荷
発生層を電荷発生物質と他の成分とを用いて形成する場
合には、電荷発生物質と他の成分(結合剤、可塑剤、硬
化触媒、流動性付与剤、ピンホール制御剤等)を、アセ
トン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、
テトラヒドロフラン、酢酸エチル、セロソルブ、メタノ
ール、イソプロピルアルコール、イソブチルアルコー
ル、n−ブチルアルコール等の溶剤又はこれらの混合溶
剤に均一に溶解又は分散させた電荷発生層形成用の塗液
を調製し、この塗液を下引き層の上に浸漬塗工法、スプ
レー塗工法、ロール塗工法、アプリケータ塗工法、ワイ
ヤバー塗工法などの塗工法等を用いて塗工し、乾燥及び
/又は硬化して形成することができる。
【0026】電荷発生層に使用される結合剤としては、
例えば、シリコーン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリウレタ
ン樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ポリケトン
樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリ
メタクリレート樹脂、ポリアクリルアミド樹脂、ポリブ
タジエン樹脂、ポリイソプレン樹脂、メラミン樹脂、ベ
ンゾグアナミン樹脂、ポリクロロプレン樹脂、ポリアク
リロニトリル樹脂、エチルセルロース樹脂、ニトロセル
ロース樹脂、尿素樹脂、フェノール樹脂、フェノキシ樹
脂、ポリビニルブチラール樹脂、ホルマール樹脂、酢酸
ビニル樹脂、酢酸ビニル/塩化ビニル共重合体、ポリエ
ステルカーボネート樹脂などが挙げられる。また、熱及
び/又は光硬化性樹脂も使用できる。いずれにしても、
電気絶縁性で通常の状態で皮膜を形成しうる樹脂であれ
ば、特に制限はない。
【0027】上記のように、電荷発生層を電荷発生物質
と他の成分とを用いて形成する場合には、電荷発生層中
の結合剤樹脂は、電荷発生物質100重量部に対して、
5〜200重量部とすることが好ましく、10〜100
重量部とすることがより好ましい。5重量部未満では、
電荷発生層の皮膜が不均一となりやすい傾向があり、画
質が劣る傾向がある。また、200重量部を超えると、
感度が低下する傾向があり、残留電位が高くなる傾向が
ある。
【0028】電荷発生層の厚さは、通常、0.01〜
2.0μm、好ましくは0.02〜1.0μmである。
この厚さが0.01μm未満では、電荷発生層を均一に
形成するのが困難になりやすい傾向があり、2.0μm
を超えると、電子写真特性が低下する傾向がある。上記
のようにして電荷発生層を形成した後、この層の上に、
本発明の電荷輸送層用組成物を用い、浸漬塗工法、スプ
レー塗工法、ロール塗工法、アプリケータ塗工法、ワイ
ヤバー塗工法等の塗工法を用いて塗工し、乾燥及び/又
は硬化して電荷輸送層を形成することができる。電荷輸
送層の厚さは、通常5〜50μm、好ましくは8〜35
μmである。この厚さが5μm未満であると、初期に電
位が低くなりやすく、50μmを超えると、電子写真特
性が低下する傾向がある。
【0029】本発明の電子写真感光体において、耐摩耗
性の点から、電荷輸送層の上にさらに保護層を形成する
ことができる。保護層の膜厚は、通常、0.01〜10
μm、好ましくは0.1〜3μmである。この厚さが
0.01μm未満では、保護層の効果がなく、耐久性が
劣る傾向があり、10μmを超えると、感度が低下し、
残留電位が増大する傾向がある。
【0030】本発明の電子写真感光体を用いて印字を行
う場合には、帯電、露光を行った後、現像を行い、普通
紙やOHPフィルム等の上に画像を転写し、定着すれば
よい。
【0031】本発明の電子写真感光体の製造法におい
て、浸漬塗工法を用いる場合には、例えば、図1に示す
ように、塗布装置及び又は塗布槽(以下、総称して塗布
槽)及び必要に応じて塗布槽に組成物を供給するために
設ける容器に、本発明の電荷輸送層用組成物を充填して
使用することができる。なお、図1において、1はアル
ミニウムドラム、2は組成物、3は塗布槽、4は組成物
を塗布槽に供給するための容器、5は組成物を塗布槽に
供給するためのポンプ、6は組成物中に混入したゴミを
除去するためのろ過装置及び7は組成物を均一にするた
めのかくはん装置を示す。また、図1中の矢印は、組成
物の流れを示す。
【0032】この方法を使用する場合に、塗工装置内に
充填した本発明の電荷輸送層用組成物中の(B)2−メ
チル−2−ブテンの含有量を測定し、この(B)2−メ
チル−2−ブテンの含有量が、(A)ハロゲン系溶剤の
総量100重量部に対して、0.01〜20重量部とな
るように管理する必要があり、0.015〜15重量部
となるように管理することが好ましい。この(B)2−
メチル−2−ブテンの含有量が、0.01重量部未満と
なると、電荷輸送層用組成物が変色劣化するまでの期間
が短くなり、また、20重量部を超えると、電荷輸送層
用組成物中の(D)バインダ樹脂が析出してしまうた
め、前述のように均一な塗膜が得られず、このような電
子写真感光体を電子写真装置に用いた場合、画像にム
ラ、黒点、白点等の欠陥が発生し、実用に供しない。
【0033】本発明において電荷輸送層用組成物中の
(B)2−メチル−2−ブテンの含有量の測定は、ガス
クロマトグラフィー等の一般的な分析方法で測定するこ
とができる。また、本発明の製造法において、電荷輸送
層用組成物中の(B)2−メチル−2−ブテンの含有量
の測定頻度は、電荷輸送層用組成物を充填する塗工装置
の容量、使用状況、温室度等の環境、電荷輸送層用組成
物の温度に応じて決定することができる。本発明におけ
る(B)2−メチル−2−ブテンは、沸点が38℃と低
沸点であり、塗工装置内に大気と接する部分がある場合
には、電荷輸送層用組成物中から蒸発する速度が速くな
るため、頻繁に含有量を測定し、常に(B)2−メチル
−2−ブテンが、0.01〜20重量部となるようにす
ることが好ましい。
【0034】
【実施例】以下、実施例により本発明を説明する。 (1)電荷輸送物質 下記構造を有する1,1−ビス(p−ジエチルアミノフ
ェニル)−4,4−ジフェニル−1,3−ブタジエン
(PBD)
【化1】
【0035】(2)電荷発生物質 τ型無金属フタロシアニン(τ−H2Pc)(東洋イン
キ工業(株)製)
【0036】(3)結合剤 (A)電荷輸送層用 ポリカーボネート樹脂:パンライトL1250(L12
50)固形分100重量%(帝人化成(株)製) (B)下引き層用 MX1970(MX1970)、固形分100重量%
(日本リルサン(株)製) メラン2000(ML2000)(結合ホルムアルデ
ヒド数4.0、メチロール基数1.0のブチルエーテル
化メラミン樹脂)、固形分50重量%(日立化成工業
(株)製) (C)電荷発生層用 ブロム化フェノキシ樹脂:YPB−43(YPB−4
3)、固形分40重量%(東都化成(株)製)
【0037】(4)溶剤 (a)塩化メチレン (b)1,1,2−トリクロロエタン (c)2−メチル−2−ブテン
【0038】(5)電荷輸送層用組成物充填容器 加圧濾過用タンク タイプDV−5(以下、DV−5)
(アドバンテック東洋(株)製)
【0039】比較例1 〔電荷輸送層用組成物()の作製〕PBD60g及び
L1250 140gを塩化メチレン800gに完全に
溶解し、電荷輸送層用組成物()を得た。得られた電
荷輸送層用組成物()を容器DV−5中に入れて密閉
保管した。
【0040】実施例1 〔電荷輸送層用組成物(1)の作製〕比較例1と同一組
成の電荷輸送層用組成物()を配合し、これに0.0
8gの2−メチル−2−ブテンを添加し、充分に撹はん
して電荷輸送層用組成物(1)を得た。得られた電荷輸
送層用組成物(1)を、比較例1と同様に容器DV−5
中に入れて密閉保管した。
【0041】実施例2 〔電荷輸送層用組成物(2)の作製〕比較例1と同一組
成の電荷輸送層用組成物()を配合し、これに0.1
2gの2−メチル−2−ブテンを添加し、充分に撹はん
して電荷輸送層用組成物(2)を得た。得られた電荷輸
送層用組成物(2)を、比較例1と同様に容器DV−5
中に入れて密閉保管した。
【0042】実施例3 〔電荷輸送層用組成物(3)の作製〕比較例1と同一組
成の電荷輸送層用組成物()を配合し、これに160
gの2−メチル−2−ブテンを添加し、充分に撹はんし
て電荷輸送層用組成物(3)を得た。得られた電荷輸送
層用組成物(3)を、比較例1と同様に容器DV−5中
に入れて密閉保管した。
【0043】比較例2 〔電荷輸送層用組成物()の作製〕PBD60g及び
L1250 140gを塩化メチレン400gと1,
1,2−トリクロロエタン400gに完全に溶解し、電
荷輸送層用組成物()を得た。得られた電荷輸送層用
組成物()を比較例1と同様に容器DV−5中に入れ
て密閉保管した。
【0044】実施例4 〔電荷輸送層用組成物(4)の作製〕比較例2と同一組
成の電荷輸送層用組成物()を配合し、これに0.0
8gの2−メチル−2−ブテンを添加し、充分に撹はん
して電荷輸送層用組成物(4)を得た。得られた電荷輸
送層用組成物(4)を、比較例1と同様に容器DV−5
中に入れて密閉保管した。
【0045】実施例5 〔電荷輸送層用組成物(5)の作製〕比較例2と同一組
成の電荷輸送層用組成物()を配合し、これに0.1
2gの2−メチル−2−ブテンを添加し、充分に撹はん
して電荷輸送層用組成物(5)を得た。得られた電荷輸
送層用組成物(5)を、比較例1と同様に容器DV−5
中に入れて密閉保管した。
【0046】実施例6 〔電荷輸送層用組成物(6)の作製〕比較例2と同一組
成の電荷輸送層用組成物()を配合し、これに160
gの2−メチル−2−ブテンを添加し、充分に撹はんし
て電荷輸送層用組成物(6)を得た。得られた電荷輸送
層用組成物(6)を、比較例1と同様に容器DV−5中
に入れて密閉保管した。
【0047】〔変色劣化の評価〕上記実施例1〜6及び
比較例の1〜2で得られた各電荷輸送層用組成物を、容
器DV−5中で、室温(15〜30℃)、相対湿度が4
0〜80%の環境に密閉保管し、保管開始後、1日目、
7日目、14日目、21日目、1ケ月目、3ケ月目、6
ケ月目に容器から取り出し、各組成物の色を目視で評価
し、結果を表1に示した。なお、目視評価で、変色又は
析出物が見られたサンプルは、それ以降の評価を中止し
た。
【0048】
【表1】
【0049】比較例3 〔電荷輸送層用組成物()の作製〕比較例1と同一組
成の電荷輸送層用組成物()を配合し、これに0.8
gの2−メチル−2−ブテンを添加し、充分に撹はんし
て電荷輸送層用組成物()を得た。得られた電荷輸送
層用組成物()を、容器DV−5中に入れて、密閉し
ないで保管した。但し、保管中、3日毎に組成物の固形
分濃度を測定し、固形分濃度が配合時の値の±2%の範
囲になるように、必要に応じて塩化メチレンを添加して
調製した。
【0050】実施例7 〔電荷輸送層用組成物(7)の作製〕比較例1と同一組
成の電荷輸送層用組成物()を配合し、これに0.8
gの2−メチル−2−ブテンを添加し、充分に撹はんし
て電荷輸送層用組成物(7)を得た。得られた電荷輸送
層用組成物(7)を、容器DV−5中に入れて、密閉し
ないで保管した。但し、保管中、3日毎に組成物の固形
分濃度とガスクロマトグラフィーによる2−メチル−2
−ブテン含有量を測定し、固形分濃度が配合時の値の±
2%の範囲になるように、必要に応じて塩化メチレンを
添加して調製し、また、2−メチル−2−ブテンの含有
量が、本発明の範囲となるように、必要に応じて添加し
た。
【0051】〔固形分濃度の測定方法〕電荷輸送層用組
成物2gを、金属製シャーレに採取し、組成物量を秤量
した。その後、130℃の乾燥機中で1時間乾燥し、乾
燥後の残分の重量を秤量して、下記式により固形分濃度
(重量%)を算出した。
【数1】
【0052】比較例3及び実施例7の変色劣化の評価
を、上記と同様に実施し、結果を表2に示した。また、
同時に測定した、2−メチル−2−ブテンの含有量を表
3に示した。
【0053】
【表2】
【0054】
【表3】
【0055】〔電子写真感光体の作製〕 比較例4 MX1970 17g、ML2000 35g及びトリ
メリット酸4gを、メチルエチルケトン900gに完全
に溶解させ、この溶液をアルミニウムドラム(外径30
mm、長さ250mm、厚さ1mm)の上に浸漬塗工法で塗工
し、120℃で30分間乾燥して、膜厚0.3μmの下
引き層を形成した。次に、τ−H2Pc 100g、Y
PB−43 200g及びテトラヒドロフラン3700
gを、超音波分散機を用いて80時間分散し、得られた
電荷発生層用塗工液を、上記の下引き層上に浸漬塗工法
で塗工し、140℃で30分間乾燥して、膜厚0.3μ
mの電荷発生層を形成した。次に、比較例1で得られた
電荷輸送層用組成物()を、容器DV−5中に入れて
保管後、1日目と21日目にこの溶液を浸漬塗工法によ
り、前記電荷発生層上に塗工し、100℃で30分間乾
燥して、膜厚18μmの電荷輸送層を形成し、電子写真
感光体を作製した。
【0056】実施例8 比較例4において、比較例1で得られた電荷輸送層用組
成物()を、実施例1で得られた電荷輸送層用組成物
(1)に代え、容器DV−5中に入れて保管後、1日
目、21日目及び6ケ月目に塗工した以外は、比較例4
と同様にして、電子写真感光体を作製した。
【0057】実施例9 比較例4において、比較例1で得られた電荷輸送層用組
成物()を、実施例2で得られた電荷輸送層用組成物
(2)に代え、容器DV−5中に入れて保管後、1日
目、21日目及び6ケ月目に塗工した以外は、比較例4
と同様にして、電子写真感光体を作製した。
【0058】実施例10 比較例4において、比較例1で得られた電荷輸送層用組
成物()を、実施例3で得られた電荷輸送層用組成物
(3)に代え、容器DV−5中に入れて保管後、1日
目、21日目及び6ケ月目に塗工した以外は、比較例4
と同様にして、電子写真感光体を作製した。
【0059】比較例5 比較例4において、比較例1で得られた電荷輸送層用組
成物()を、比較例2で得られた電荷輸送層用組成物
()に代えた以外は、比較例4と同様にして、電子写
真感光体を作製した。
【0060】実施例11 比較例5において、比較例2で得られた電荷輸送層用組
成物()を、実施例4で得られた電荷輸送層用組成物
(4)に代え、容器DV−5中に入れて保管後、1日
目、21日目及び6ケ月目に塗工した以外は、比較例5
と同様にして、電子写真感光体を作製した。
【0061】実施例12 比較例5において、比較例2で得られた電荷輸送層用組
成物()を、実施例5で得られた電荷輸送層用組成物
(5)に代え、容器DV−5中に入れて保管後、1日
目、21日目及び6ケ月目に塗工した以外は、比較例5
と同様にして、電子写真感光体を作製した。
【0062】実施例13 比較例5において、比較例2で得られた電荷輸送層用組
成物()を、実施例6で得られた電荷輸送層用組成物
(6)に代え、容器DV−5中に入れて保管後、1日
目、21日目及び6ケ月目に塗工した以外は、比較例5
と同様にして、電子写真感光体を作製した。
【0063】〔電子写真特性の評価〕上記実施例8〜1
3及び比較例4〜5で得られた電子写真感光体の電子写
真特性を測定し、結果を表4に示した。電子写真特性
は、光減衰測定装置(緑屋電気株式会社製、シンシア3
0HC)を用いて、V0を−700Vとし、初期の暗減
衰(DDR5)、0.3秒後の残留電位(VL)及び感度
(E50)を評価した。DDR5は、暗所5秒後の電位
(V5)を測定し、(V5/V0)×100(%)で示し
た。E50は、波長780nmの光を照射した場合にV0
−350Vになるのに要するエネルギーで示した。VL
は、20mJ/m2のエネルギー(波長780nm)を照射し
た場合の表面電位を示した。
【0064】
【表4】
【0065】
【発明の効果】請求項1記載の電荷輸送層用組成物は、
貯蔵安定性に優れ、電子写真感光体の電荷輸送層を形成
するための組成物として好適である。請求項2記載の電
荷輸送層用組成物は、請求項1記載の電荷輸送層用組成
物の効果を奏し、より貯蔵安定性に優れる。請求項3記
載の電子写真感光体の製造法は、電荷輸送層用組成物を
電子写真感光体を製造する塗工装置に充填して長期間使
用及び又は保管しても変色劣化しないため、変色劣化に
よる組成物の廃棄及び塗工装置の洗浄等が不要であり、
歩留まり、作業性等に優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子写真感光体を浸漬塗工法により製造する際
に使用する塗布槽及び塗布槽に組成物を供給するための
容器の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 アルミニウムドラム 2 組成物 3 塗布槽 4 組成物を塗布槽に供給するための容器 5 組成物を塗布槽に供給するためのポンプ 6 組成物中に混入したゴミを除去するためのろ過装置 7 組成物を均一にするためのかくはん装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)ハロゲン系溶剤、(B)2−メチ
    ル−2−ブテン、(C)電荷輸送物質及び(D)バイン
    ダ樹脂を含む電荷輸送層用組成物。
  2. 【請求項2】 (B)2−メチル−2−ブテンの配合量
    が、(A)ハロゲン系溶剤100重量部に対して、0.
    01〜20重量部である請求項1記載の電荷輸送層用組
    成物。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の電荷輸送層用組成物を用
    いて電子写真感光体を製造する工程において、(B)2
    −メチル−2−ブテンの配合量が、(A)ハロゲン系溶
    剤100重量部に対して、0.01〜20重量部となる
    ようにすることを特徴とする電子写真感光体の製造法。
JP8206297A 1996-08-06 1996-08-06 電荷輸送層用組成物及びこの組成物を用いた電子写真感光体の製造法 Pending JPH1048853A (ja)

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