JPH1048487A - 光ファイバケーブル - Google Patents
光ファイバケーブルInfo
- Publication number
- JPH1048487A JPH1048487A JP8206904A JP20690496A JPH1048487A JP H1048487 A JPH1048487 A JP H1048487A JP 8206904 A JP8206904 A JP 8206904A JP 20690496 A JP20690496 A JP 20690496A JP H1048487 A JPH1048487 A JP H1048487A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cable
- optical fiber
- tape
- shaped optical
- core
- Prior art date
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- Pending
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- Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 テープ状光ファイバ心線１を複数枚積層し、
その外周に一括被覆２を施してなるケーブルコア３を有
し、曲げ方向が規制されている光ファイバケーブルにお
いて、ケーブルが屈曲されたときの伝送損失の増加を少
なくする。 【解決手段】 複数枚のテープ状光ファイバ心線１を、
そのケーブルの規制された曲げ方向を含む面に対し垂直
方向に積層する。自己支持型ケーブルの場合は、複数枚
のテープ状光ファイバ心線１を、テンションメンバー６
およびケーブルコア３を横切る方向に積層する。
その外周に一括被覆２を施してなるケーブルコア３を有
し、曲げ方向が規制されている光ファイバケーブルにお
いて、ケーブルが屈曲されたときの伝送損失の増加を少
なくする。 【解決手段】 複数枚のテープ状光ファイバ心線１を、
そのケーブルの規制された曲げ方向を含む面に対し垂直
方向に積層する。自己支持型ケーブルの場合は、複数枚
のテープ状光ファイバ心線１を、テンションメンバー６
およびケーブルコア３を横切る方向に積層する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、テープ状光ファイ
バ心線を使用した光ファイバケーブルに関するものであ
る。
バ心線を使用した光ファイバケーブルに関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】テープ状光ファイバ心線は、複数本の光
ファイバ素線を同方向に平面的に並べ、その外周に一括
被覆を施してテープ状としたものである。このようなテ
ープ状光ファイバ心線をケーブルの心線として用いる場
合には、１枚だけで用いることは少なく、複数枚積層し
た状態で用いることが多い。そして、テープ状光ファイ
バ心線を複数枚積層したものを屈曲する場合には、積層
方向が曲げの半径方向を向くような形に（つまりテープ
状光ファイバ心線の両面が曲げの内側と外側を向くよう
な形に）屈曲するのがよいとされていた。これは、曲げ
られたときに内層側のテープ状光ファイバ心線と外層側
のテープ状光ファイバ心線の間にずれが生じ、テープ状
光ファイバ心線に無理な応力がかかりにくいからであ
る。
ファイバ素線を同方向に平面的に並べ、その外周に一括
被覆を施してテープ状としたものである。このようなテ
ープ状光ファイバ心線をケーブルの心線として用いる場
合には、１枚だけで用いることは少なく、複数枚積層し
た状態で用いることが多い。そして、テープ状光ファイ
バ心線を複数枚積層したものを屈曲する場合には、積層
方向が曲げの半径方向を向くような形に（つまりテープ
状光ファイバ心線の両面が曲げの内側と外側を向くよう
な形に）屈曲するのがよいとされていた。これは、曲げ
られたときに内層側のテープ状光ファイバ心線と外層側
のテープ状光ファイバ心線の間にずれが生じ、テープ状
光ファイバ心線に無理な応力がかかりにくいからであ
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図４に示す
ように、テープ状光ファイバ心線１を複数枚積層し、そ
の外周に一括被覆２を施したものをケーブルコアとして
使用する場合は、上記のような考え方でケーブルの曲げ
方向を規制すると（例えばドラムに巻くときの曲げ方向
を決めると）次のような問題があることが判明した。
ように、テープ状光ファイバ心線１を複数枚積層し、そ
の外周に一括被覆２を施したものをケーブルコアとして
使用する場合は、上記のような考え方でケーブルの曲げ
方向を規制すると（例えばドラムに巻くときの曲げ方向
を決めると）次のような問題があることが判明した。
【０００４】すなわち、積層されたテープ状光ファイバ
心線１は一括被覆２によって相対的な動きを拘束されて
いるため、これを積層方向が曲げの半径方向を向くよう
な形で屈曲すると、図５に示すように曲げの内側に位置
するテープ状光ファイバ心線１ａに強いうねりが発生し
て、伝送損失が増加するという問題がある。この傾向
は、図４のようにテープ状光ファイバ心線１の積層枚数
が多く、テープ状光ファイバ心線１の幅Ｗより積層厚さ
Ｔが大きくなる場合に特に顕著である。なお一括被覆２
の材料は紫外線硬化性樹脂などである。
心線１は一括被覆２によって相対的な動きを拘束されて
いるため、これを積層方向が曲げの半径方向を向くよう
な形で屈曲すると、図５に示すように曲げの内側に位置
するテープ状光ファイバ心線１ａに強いうねりが発生し
て、伝送損失が増加するという問題がある。この傾向
は、図４のようにテープ状光ファイバ心線１の積層枚数
が多く、テープ状光ファイバ心線１の幅Ｗより積層厚さ
Ｔが大きくなる場合に特に顕著である。なお一括被覆２
の材料は紫外線硬化性樹脂などである。
【０００５】本発明の目的は、上記のような問題点を解
決した光ファイバケーブルを提供することにある。
決した光ファイバケーブルを提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、テープ状光ファイバ心線を複数枚積層し、そ
の外周に一括被覆を施してなるケーブルコアを有し、曲
げ方向が規制されている光ファイバケーブルにおいて、
前記複数枚のテープ状光ファイバ心線が、そのケーブル
の規制された曲げ方向を含む面に対し垂直方向に積層さ
れていることを特徴とするものである。本発明は、自己
支持型光ファイバケーブルのようにテンションメンバー
の存在により曲げ方向が規制されているケーブルに適用
すると特に効果的である。
本発明は、テープ状光ファイバ心線を複数枚積層し、そ
の外周に一括被覆を施してなるケーブルコアを有し、曲
げ方向が規制されている光ファイバケーブルにおいて、
前記複数枚のテープ状光ファイバ心線が、そのケーブル
の規制された曲げ方向を含む面に対し垂直方向に積層さ
れていることを特徴とするものである。本発明は、自己
支持型光ファイバケーブルのようにテンションメンバー
の存在により曲げ方向が規制されているケーブルに適用
すると特に効果的である。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して詳細に説明する。図１は本発明の第１の実施形
態を示す。この光ファイバケーブル５は、テープ状光フ
ァイバ心線１を複数枚積層し、その外周に一括被覆２を
施したものをケーブルコア３とし（詳細は図４参照）、
このケーブルコア３の外周に保護シース４を被覆したも
のである。このケーブル５をドラムに巻くときの曲げ方
向は矢印の方向とする。つまりこのケーブル５は、複数
枚のテープ状光ファイバ心線１が、ケーブル５の規制さ
れた曲げ方向を含む面に対し垂直方向に積層されている
ものである。このような構成にすると、ケーブル５を屈
曲したときに、テープ状光ファイバ心線１のうねりが発
生しないので、伝送損失の増加が少なくて済む。
参照して詳細に説明する。図１は本発明の第１の実施形
態を示す。この光ファイバケーブル５は、テープ状光フ
ァイバ心線１を複数枚積層し、その外周に一括被覆２を
施したものをケーブルコア３とし（詳細は図４参照）、
このケーブルコア３の外周に保護シース４を被覆したも
のである。このケーブル５をドラムに巻くときの曲げ方
向は矢印の方向とする。つまりこのケーブル５は、複数
枚のテープ状光ファイバ心線１が、ケーブル５の規制さ
れた曲げ方向を含む面に対し垂直方向に積層されている
ものである。このような構成にすると、ケーブル５を屈
曲したときに、テープ状光ファイバ心線１のうねりが発
生しないので、伝送損失の増加が少なくて済む。
【０００８】ちなみに、４心のテープ状光ファイバ心線
を５枚積層したもの（テープ状光ファイバ心線の幅Ｗよ
り積層厚さＴの方が大きい）に一括被覆を施してケーブ
ルコアとし、これにシースを被覆してなるケーブルをド
ラム巻きする場合、従来のようにテープ状光ファイバ心
線の積層方向がケーブルの曲げ方向を向くようにドラム
巻きした場合には、光ファイバの平均伝送損失値は０．
２１ｄＢ／ｋｍ（ａｔλ＝１．５５μｍ）であったが、
本発明のようにテープ状光ファイバ心線の積層方向がケ
ーブルの曲げ方向を含む面に対し垂直になるようにドラ
ム巻きした場合には、光ファイバの平均伝送損失値は
０．１９ｄＢ／ｋｍ（ａｔλ＝１．５５μｍ）であっ
た。
を５枚積層したもの（テープ状光ファイバ心線の幅Ｗよ
り積層厚さＴの方が大きい）に一括被覆を施してケーブ
ルコアとし、これにシースを被覆してなるケーブルをド
ラム巻きする場合、従来のようにテープ状光ファイバ心
線の積層方向がケーブルの曲げ方向を向くようにドラム
巻きした場合には、光ファイバの平均伝送損失値は０．
２１ｄＢ／ｋｍ（ａｔλ＝１．５５μｍ）であったが、
本発明のようにテープ状光ファイバ心線の積層方向がケ
ーブルの曲げ方向を含む面に対し垂直になるようにドラ
ム巻きした場合には、光ファイバの平均伝送損失値は
０．１９ｄＢ／ｋｍ（ａｔλ＝１．５５μｍ）であっ
た。
【０００９】次に図２を参照して本発明の第２の実施形
態を説明する。この光ファイバケーブル５は、ケーブル
コア３とそれに沿わせたテンションメンバー６とに断面
ほぼ８の字形の共通シース４を施した自己支持型ケーブ
ルの形態である。ケーブルコア３の内部構造は図１のケ
ーブルと同じである。自己支持型ケーブルの場合は、そ
の構造上、ケーブルコア３とテンションメンバー６を含
む面内ではケーブルを曲げることができず、図示のよう
にケーブルコア３とテンションメンバー６を同じ曲率で
屈曲する方向にしか曲げることができない（曲げ方向が
この方向に規制されている）。
態を説明する。この光ファイバケーブル５は、ケーブル
コア３とそれに沿わせたテンションメンバー６とに断面
ほぼ８の字形の共通シース４を施した自己支持型ケーブ
ルの形態である。ケーブルコア３の内部構造は図１のケ
ーブルと同じである。自己支持型ケーブルの場合は、そ
の構造上、ケーブルコア３とテンションメンバー６を含
む面内ではケーブルを曲げることができず、図示のよう
にケーブルコア３とテンションメンバー６を同じ曲率で
屈曲する方向にしか曲げることができない（曲げ方向が
この方向に規制されている）。
【００１０】そこで、このケーブル５は、複数枚のテー
プ状光ファイバ心線１を、テンションメンバー６および
ケーブルコア４を横切る方向に積層したものである。こ
のようにしておけば、ケーブル５がドラム巻きなどで屈
曲されたときに、テープ状光ファイバ心線１の幅面がケ
ーブルの曲げ方向を含む面と同じ方向に向くので、個々
のテープ状光ファイバ心線１にうねりが発生することが
なく、伝送損失の増加を低く抑えることができる。
プ状光ファイバ心線１を、テンションメンバー６および
ケーブルコア４を横切る方向に積層したものである。こ
のようにしておけば、ケーブル５がドラム巻きなどで屈
曲されたときに、テープ状光ファイバ心線１の幅面がケ
ーブルの曲げ方向を含む面と同じ方向に向くので、個々
のテープ状光ファイバ心線１にうねりが発生することが
なく、伝送損失の増加を低く抑えることができる。
【００１１】次に図３を参照して本発明の第３の実施形
態を説明する。この光ファイバケーブル５も自己支持型
ケーブルの形態であるが、ケーブルコア４をテンション
メンバー６と平行な面内で蛇行させたものである。それ
以外は図２のケーブルと同じであるので、同一部分は同
一符号を付して、説明を省略する。
態を説明する。この光ファイバケーブル５も自己支持型
ケーブルの形態であるが、ケーブルコア４をテンション
メンバー６と平行な面内で蛇行させたものである。それ
以外は図２のケーブルと同じであるので、同一部分は同
一符号を付して、説明を省略する。
【００１２】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、テ
ープ状光ファイバ心線を複数枚積層し、その外周に一括
被覆を施したものをケーブルコアとする光ファイバケー
ブルにおいて、ケーブルが曲げられたときの伝送損失の
増加を少なくできるという効果がある。
ープ状光ファイバ心線を複数枚積層し、その外周に一括
被覆を施したものをケーブルコアとする光ファイバケー
ブルにおいて、ケーブルが曲げられたときの伝送損失の
増加を少なくできるという効果がある。
【図１】 本発明に係る光ファイバケーブルの第１の実
施形態を示す斜視図。
施形態を示す斜視図。
【図２】 同じく第２の実施形態を示す斜視図。
【図３】 同じく第３の実施形態を示す斜視図。
【図４】 本発明のケーブルに用いられるケーブルコア
の断面図。
の断面図。
【図５】 テープ状光ファイバ心線の積層体を屈曲した
場合の問題点を示す側面図。
場合の問題点を示す側面図。
１：テープ状光ファイバ心線 ２：一括被覆 ３：ケーブルコア ４：シース ５：光ファイバケーブル ６：テンションメンバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高坂 秀世 東京都千代田区丸の内２丁目６番１号 古 河電気工業株式会社内 (72)発明者 進 清 東京都千代田区丸の内２丁目６番１号 古 河電気工業株式会社内 (72)発明者 飯野 顕 東京都千代田区丸の内２丁目６番１号 古 河電気工業株式会社内 (72)発明者 岩田 秀行 東京都新宿区西新宿三丁目19番２号 日本 電信電話株式会社内
Claims (3)
- 【請求項１】テープ状光ファイバ心線を複数枚積層し、
その外周に一括被覆を施してなるケーブルコアを有し、
曲げ方向が規制されている光ファイバケーブルにおい
て、前記複数枚のテープ状光ファイバ心線が、そのケー
ブルの規制された曲げ方向を含む面に対し垂直方向に積
層されていることを特徴とする光ファイバケーブル。 - 【請求項２】テープ状光ファイバ心線を複数枚積層し、
その外周に一括被覆を施してなるケーブルコアと、その
ケーブルコアに沿わせたテンションメンバーとに共通シ
ースを被覆してなる自己支持型光ファイバケーブルにお
いて、前記複数枚のテープ状光ファイバ心線が、テンシ
ョンメンバーおよびケーブルコアを横切る方向に積層さ
れていることを特徴とする自己支持型光ファイバケーブ
ル。 - 【請求項３】テープ状光ファイバ心線の幅よりテープ状
光ファイバ心線の積層厚さの方が大きいことを特徴とす
る請求項１または２記載の光ファイバケーブル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8206904A JPH1048487A (ja) | 1996-08-06 | 1996-08-06 | 光ファイバケーブル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8206904A JPH1048487A (ja) | 1996-08-06 | 1996-08-06 | 光ファイバケーブル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1048487A true JPH1048487A (ja) | 1998-02-20 |
Family
ID=16531000
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8206904A Pending JPH1048487A (ja) | 1996-08-06 | 1996-08-06 | 光ファイバケーブル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1048487A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105264332A (zh) * | 2013-06-07 | 2016-01-20 | 奥林巴斯株式会社 | 形状传感器和管状插入系统 |
-
1996
- 1996-08-06 JP JP8206904A patent/JPH1048487A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105264332A (zh) * | 2013-06-07 | 2016-01-20 | 奥林巴斯株式会社 | 形状传感器和管状插入系统 |
| US20160081761A1 (en) * | 2013-06-07 | 2016-03-24 | Olympus Corporation | Shape sensor and tubular insertion system |
| US10178945B2 (en) * | 2013-06-07 | 2019-01-15 | Olympus Corporation | Shape sensor and tubular insertion system |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040622 |