JPH1048338A - 距離測定装置 - Google Patents

距離測定装置

Info

Publication number
JPH1048338A
JPH1048338A JP9118225A JP11822597A JPH1048338A JP H1048338 A JPH1048338 A JP H1048338A JP 9118225 A JP9118225 A JP 9118225A JP 11822597 A JP11822597 A JP 11822597A JP H1048338 A JPH1048338 A JP H1048338A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output
pulse
signal
light
comparator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9118225A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiko Kato
正彦 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP9118225A priority Critical patent/JPH1048338A/ja
Priority to US08/857,063 priority patent/US5852491A/en
Publication of JPH1048338A publication Critical patent/JPH1048338A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S17/00Systems using the reflection or reradiation of electromagnetic waves other than radio waves, e.g. lidar systems
    • G01S17/02Systems using the reflection of electromagnetic waves other than radio waves
    • G01S17/06Systems determining position data of a target
    • G01S17/08Systems determining position data of a target for measuring distance only
    • G01S17/10Systems determining position data of a target for measuring distance only using transmission of interrupted, pulse-modulated waves
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S7/00Details of systems according to groups G01S13/00, G01S15/00, G01S17/00
    • G01S7/48Details of systems according to groups G01S13/00, G01S15/00, G01S17/00 of systems according to group G01S17/00
    • G01S7/483Details of pulse systems
    • G01S7/486Receivers
    • G01S7/4865Time delay measurement, e.g. time-of-flight measurement, time of arrival measurement or determining the exact position of a peak
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S7/00Details of systems according to groups G01S13/00, G01S15/00, G01S17/00
    • G01S7/48Details of systems according to groups G01S13/00, G01S15/00, G01S17/00 of systems according to group G01S17/00
    • G01S7/483Details of pulse systems
    • G01S7/486Receivers
    • G01S7/487Extracting wanted echo signals, e.g. pulse detection
    • G01S7/4873Extracting wanted echo signals, e.g. pulse detection by deriving and controlling a threshold value

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Optical Radar Systems And Details Thereof (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Measurement Of Optical Distance (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】受信光パルスの強度が変化しても高精度・高速
度の測距を簡単な構成で可能にする距離測定装置を提供
する。 【解決手段】本発明は、送信した光パルスが目標までの
距離を往復して受信されるまでに要する時間を、光パル
スの送信時刻と受信時刻から測定し、その時間から目標
までの距離を求める距離測定装置であって、受信した光
パルスを電気信号に変換して、受信電気信号パルスとす
る変換手段と、上記受信電気信号パルスを遅延する遅延
素子と、上記受信電気信号パルス及び上記遅延素子によ
って遅延された受信電気信号パルスの両者の波形の交点
の信号強度の値を上記受信電気信号パルスの閾値として
生成・保持する閾値生成回路と、上記閾値生成回路によ
って生成された閾値を用いて前記受信電気信号パルスか
ら受信時刻に対応する信号を生成するコンパレータとを
具備したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、距離測定装置に関
し、特に、パルス状の光ビームを送出して障害物からの
反射光を検出し、光ビームが往復に要する時間を測定し
て、その障害物までの距離を測定する距離測定装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】光パルスを送出して障害物までの距離
を、光パルスがその障害物までの往復に要する時間を測
定することにより求める距離検出方法はよく知られてお
り、例ええば特開平6−201828号公報に開示され
たレーザ測距装置がある。
【0003】この種の装置で、特に、問題となるのは、
受信される光強度が少なくとも4桁以上変化することに
ある。このため、受信した光パルスの立ち上がり特性を
利用して固定の閾値を持ったコンパレータで受信した時
間を評価すると、受信した光パルスの強度によってその
立ち上がり特性が大幅に変化するため、測定精度がかな
り低下する。
【0004】上記の特開平6−201828号公報に開
示されたレーザ測距装置では、この困難を軽減するため
にログアンプを用いて光強度変化の桁数を圧縮するよう
にしている。
【0005】このレーザ測距装置のブロック図は図15
に示すようになっている。すなわち、その構成は、送光
部310、受光部320及びカウンタ表示部330とか
らなる。
【0006】ここで、送光部310は、パルス発生部3
11、レーザ光発生部312及び送光光学系313とか
らなる。また、受光部320は、受光光学系321、光
検出器322、ログアンプ323、遅延素子324、ピ
ークホールド回路326、レベルシフタ327及びコン
パレータ325とからなる。
【0007】そして、送光光学系313から送出された
光パルスは、目標Oで反射され、受光光学系321を経
て光検出器322で検出される。この検出された光信号
は、ログアンプ323で上述の光強度変化の桁数の圧縮
処理が施される。
【0008】次に、遅延素子324、ピークホールド3
26、レベルシフタ327、コンパレータ325からな
る回路で、光信号のピーク値からΔVだけシフトした閾
値でコンパレータ325から図16に示す要領で光受信
のタイミングパルスを得る。
【0009】具体的には、図16の曲線Aはピークホー
ルド回路326でピークホールドされた値からレベルシ
フタ327によりΔVだけレベルシフトした値に保持さ
れた閾値を表し、曲線Bは遅延素子324で遅延された
光信号を表している。
【0010】そして図16の矩形パルスCはコンパレー
タ325の出力を表している。この矩形パルスCの立ち
上がり部を光受信のタイミングパルスとする。受信光パ
ルスの頭頂部の形状が光強度の大幅な変化があってもあ
まり変化しない性質を利用して、受信光パルスのピーク
位置と一定の関係にある位置を光受信の時刻としてい
る。
【0011】カウンタ表示部330はレーザ光発生部3
12から得られたスタートパルスにより時間のカウント
を開始し、上述の光受信のタイミングパルスをストップ
信号とし、その間のカウント数から目標Oまでの距離を
表示する。
【0012】また、別の従来技術である特開平6−10
9841号公報に開示された距離検出方法では、2つの
カウンタを用いる。すなわち、この距離検出方法では、
図17に示すように、第1のカウンタで送信光の立ち上
がり部から受信光の立ち上がり部までをカウントする。
【0013】また、第2のカウンタで受信された光パル
スの幅をカウントし、後者の半分を受信光パルスのピー
ク位置とすることにより、求める距離精度の向上を図っ
ている。
【0014】なお、このとき、第1のカウンタと第2の
カウンタでの測定に用いる閾値はそれぞれ固定である。
光パルスを送出して受信光パルスを検出するまでの時間
を測定する場合、受信光パルスのピーク位置はその受信
光パルス強度が変化しても殆ど一定であるという性質が
ある。
【0015】このため、従来の殆どの方式は、何らかの
意味でピーク位置を求め、光受信のタイミング時間とし
ている。特開平6−201828号公報に開示されたも
のではピークホールドを掛け、これを基準にΔVだけシ
フトした閾値でタイミングパルスを得ている。
【0016】また、特開平6−109841号公報に開
示されたものでは受信光パルスの固定閾値によるコンパ
レータ出力である矩形パルスのパルス幅の中間点をピー
ク位置の近似点としている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来例技
術ではピーク位置を基準点とする観点に絞られており、
これ以外の、受信光パルスのピーク位置周辺すなわち頭
頂部周辺の信号強度が急激に変化している部分を基準点
とする観点については、文献等に記載がない。
【0018】また、図18に示すように、受信光パルス
のピーク位置すなわち頭頂部を基準点として使用する場
合の不具合点は、受信パルスに重畳されているノイズの
幅ΔVn に対応する測定時刻の幅ΔT1 が、頭頂部周辺
の信号強度が急激に変化している部分を基準点として使
用する場合の時刻の幅ΔT2 と比較してかなり大きいこ
とにある。
【0019】言い換えると、同じノイズが加わった場合
に、受信光パルスの頭頂部を基準点として使用すると、
その頭頂部周辺の信号強度が急激に変化している部分を
基準点として使用する場合と比較して、時刻の測定精度
がかなり低下することを意味する。
【0020】また、測定精度あるいは分解能は、クロッ
クパルスあるいはカウンタの1カウントに対応した最小
時間分解能で定められるが、近距離におけるSN比が良
好な状態でも、そのクロックパルスの1カウントで最小
時間分解能が定められ、それ以上分解能を上げられない
という不具合がある。
【0021】本発明は、上記のような従来技術の問題点
に鑑みてなされたものであり、その目的は、受信光パル
スの強度が変化しても高精度・高速度の測距を簡単な構
成で可能にする距離測定装置を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の距離測定装置は、送信した光パルスが目標
までの距離を往復して受信されるまでに要する時間を、
光パルスの送信時刻と受信時刻から測定し、その時間か
ら目標までの距離を求める距離測定装置であって、受信
した光パルスを電気信号に変換して、受信電気信号パル
スとする変換手段と、上記受信電気信号パルスを遅延す
る遅延素子と、上記受信電気信号パルス及び上記遅延素
子によって遅延された受信電気信号パルスの両者の波形
の交点の信号強度の値を上記受信電気信号パルスの閾値
として生成・保持する閾値生成回路と、上記閾値生成回
路によって生成された閾値を用いて前記受信電気信号パ
ルスから受信時刻に対応する信号を生成するコンパレー
タと、を具備したことを特徴とするものである。
【0023】この距離測定装置の実施形態は、図1の実
施の形態が対応する。閾値生成回路は図2のものが対応
するが、図5の変形例も含む。この距離測定装置の作用
効果は、変換手段によって受信した光パルスを受信電気
信号パルスに変換し、上記受信電気信号パルス及び遅延
素子によって遅延された受信電気信号パルスの両者を閾
値生成回路に入力してこの両者の波形の交点の信号強度
の値を上記受信電気信号パルスの閾値として生成・保持
し、この生成した閾値を用いてコンパレータによって受
信電気信号パルスから受信時刻に対応する信号を生成す
るようにしているので、実質的に、受信された信号光の
頭頂部周辺の信号強度が急激に変化している部分の値を
閾値として選択している。
【0024】そのため、頭頂部よりも信号強度の変化が
大きいので、ノイズの影響を受け難い効果がある。本発
明のもう1つの距離測定装置は、送信した光パルスが目
標までの距離を往復して受信されるまでに要する時間
を、光パルスの送信時刻と受信時刻から測定し、その時
間から目標までの距離を求める距離測定装置であって、
光パルスを送光する送光部と、該送光部の出力を検出す
る第1の光検出器と、該第1の光検出器の出力と所定の
閾値と比較する第1のコンパレータと、前記目標からの
散乱光を受信する第2の光検出器と、該第2の光検出器
の出力を遅延させる遅延素子と、前記第2の光検出器の
出力と該遅延素子の出力との交点の信号強度の値を閾値
として保持する閾値生成器と、前記遅延素子の出力と前
記閾値生成器の出力とを比較する第2のコンパレータ
と、前記第1のコンパレータの出力と該第2のコンパレ
ータの出力とに基づき、送信時刻及び受信時刻に対応す
る出力を生成する信号生成器と、該信号生成器の出力を
積分する積分器と、を具備したことを特徴とするもので
ある。
【0025】この距離測定装置の実施形態は、図1の実
施の形態が対応する。閾値生成回路は図2のものが対応
するが、図5の変形例も含む。また、信号生成器は図8
のものが対応するが、図11の変形例も含む。
【0026】この距離測定装置の作用効果は、以下のよ
うである。すなわち、信号生成器により出力される出力
のパルス幅は、光パルスが目標までの距離を往復するの
に要する時間に対応しており、これを積分器で積分する
ことにより蓄積された電荷量がその時間あるいは目標ま
での距離に対応した値をとる。
【0027】この値は連続的に変化するため、測定精度
あるいは分解能を制限する要因は、信号のSN比で定め
られるものに限定される。この場合も、実質的に、受信
された信号光の頭頂部周辺の信号強度が急激に変化して
いる部分の値を閾値として選択しているため、頭頂部よ
りも信号強度の変化が大きいので、ノイズの影響を受け
難い効果がある。
【0028】また、上記送光部が、送光された出力光の
一部を第2の光検出器に入力する手段を具備することも
できる。これが対応する実施形態は、図9の(A),
(B)の実施の形態である。
【0029】この実施形態の作用効果は、送光部の近傍
に配置された部材からの散乱光あるいは送光された出力
光の一部を積分のスタート信号の生成に使用することが
できる点にある。
【0030】また、上記遅延素子において、その遅延時
間が受信光パルスの半値全幅の30〜100%に相当す
る時間であることが望ましい。これが対応するのは、図
4の説明である。
【0031】この作用効果は、遅延時間が光パルスの半
値全幅の30〜100%がシフトするような遅延時間で
あるならば、第2の光検出器の出力と遅延素子の出力と
の交点が信号強度が緩やかに変化している頭頂部から外
れ、頭頂部周辺の信号強度が急激に変化している部分に
閾値が設定され、しかも、背景ノイズレベルにかからな
いので、良好なSN比で測定が行える点にある。
【0032】また、上記閾値生成器が、その閾値生成器
にフィードバックされる第2のコンパレータの出力によ
り、第2の光検出器の出力と遅延素子の出力との交点の
信号強度の値を閾値として保持するようにすることもで
きる。
【0033】これが対応するのは、図2の形態である。
この作用効果は、遅延素子の値を上記受信光パルスの半
値全幅の30〜100%に相当する時間範囲に選び、こ
の遅延素子の出力を第2のコンパレータに入力し、第2
のコンパレータの出力を閾値生成器にフィードバックす
ることにより、受信光信号の頭頂部付近よりもその周辺
の信号強度変化の大きい領域で閾値が設定できるため、
ノイズに強い距離測定のスタート、ストップ信号を生成
することができる点にある。
【0034】また、上記第1の光検出器の出力を遅延さ
せる第2の遅延素子を具備するようにすることもでき
る。これが対応するのは、図1の実施の形態であり、第
1の光検出器で検出される光波形と第2の光検出器で検
出される送信時刻の基準となる光波形との間の遅延じか
んの差を補正することができる。
【0035】また、上記信号生成器が、第1のコンパレ
ータからの出力と第2のコンパレータからの出力とのエ
クスクルーシブORを取る論理回路と、第1のコンパレ
ータからの出力を遅延させる第3の遅延素子と、この第
3の遅延素子の出力によりON(セット)され、上記論
理回路の出力信号によりOFF(リセット)されるフリ
ップフロップとを具備するように構成することができ
る。
【0036】これが対応するのは、図8の実施の形態で
ある。この作用効果は、このエクスクルーシブORを取
る論理回路により、送光部の近傍に配置された部材から
の散乱光あるいは送光された出力光の一部によりフリッ
プフロップをON(セット)すると共に、送光部の近傍
に配置された部材からの散乱光あるいは送光された出力
光の一部の利用がない場合にも、第1のコンパレータか
らの出力でそのフリップフロップをONすることもでき
る。
【0037】また、目標からの光信号でそのフリップフ
ロップをOFF(リセット)する。距離測定のスタート
・ストップ信号が共通のデジタル回路を利用するため、
そのデジタル回路の温度変化に伴う遅延時間のドリフト
や特性の変化に影響され難い利点がある。
【0038】また、上記信号生成器が、第1のコンパレ
ータからの出力から積分器のスタート信号に相当するデ
ジタル出力を出力し、第2のコンパレータからの出力の
立ち上がり及び立ち下がりに対応して積分器の2通りの
ストップ信号に相当するデジタル出力を出力するように
構成することもできる。
【0039】これが対応するのは、図11の実施の形態
である。この作用効果は、第2のコンパレータからの出
力の立ち上がり及び立ち下がりに対応した2通りのスト
ップ信号を生成し、この中間を取ることで近似的に受信
光信号のピーク位置に対応したストップ信号を得ること
ができる点にある。
【0040】また、上記第2の遅延素子が、固定の遅延
量を持つ固定遅延素子と信号生成器の出力で制御される
可変の遅延量を持つ可変遅延素子とを具備することが望
ましい。
【0041】これが対応するのは、図6の実施の形態で
ある。この作用効果は、信号生成器の出力で制御される
可変遅延素子によって第2の遅延素子の遅延量を制御す
ることで、第1の光検出器の信号パルスの遅延量を変化
させて第2の光検出器の信号パルスとの遅延誤差を減じ
ることで、距離測定の精度の向上が期待できる点にあ
る。
【0042】また、上記積分器に複数回数の距離測定の
後にリセットパルス信号を入力するリセットパルス信号
生成器をさらに具備することが望ましい。これが対応す
るのは、図13の実施の形態である。
【0043】このようにすると、ハード的に複数回の距
離測定値の平均の値を高速に求めることができる。ま
た、上記積分器の出力の一部を制御装置により制御可能
に切り替えるスイッチと、そのスイッチに接続された充
電器及び放電器と、その充電器及び放電器に接続された
蓄電器とからなる速度検出器をさらに具備することが望
ましい。
【0044】これが対応するのは、図14の実施の形態
である。このようにすると、速度測定値を専用のハード
で算出できるため、ソフト的に求める場合に比べ大幅に
高速化できる。
【0045】また、前記受信電気信号パルス若しくは前
記遅延素子により遅延済みの受信電気信号パルスのいず
れか一方の出力レベルをシフトする線形変換回路をさら
に具備することが望ましい。
【0046】これが対応するのは、図20の実施の形態
である。また、前記線形変換回路は、前記受信電気信号
パルス若しくは前記遅延素子により遅延済みの受信電気
信号パルスのいずれか一方の振幅に係数を乗ずる手段を
有することが望ましい。
【0047】これが対応するのは、図20の実施の形態
である。本発明のもう1つの距離測定装置は、送光した
光パルスが目標までの距離を往復して受信されるまでに
要する時間を、前記光パルスの送信時刻及び受信時刻か
ら測定し、その時間から目標までの距離を求める距離測
定装置であって、受信した光パルスを電気信号に変換し
て受信電気信号パルスとする変換手段と、上記受信電気
信号パルスを遅延する遅延素子と、上記受信電気信号パ
ルスと上記遅延素子によって遅延された受信電気信号パ
ルスとの和のピーク値の半分の値を閾値として保持する
閾値生成回路と、上記閾値生成回路によって生成された
閾値を用いて、前記受信電気信号パルスから、上記受信
時刻に対応する信号を生成するコンパレータと、を具備
することを特徴とするものである。これが対応するの
は、図5の実施の形態であり、近似的に高速の応答が可
能である。
【0048】
【発明の実施の形態】以下、本発明の距離測定装置を実
施の形態に基づいて説明する。図1に本発明の1実施形
態の構成を示すブロック図を示す。この距離測定装置
は、光源1、及び、第1の光検出器(PD1)2、及
び、不図示の光学系からなる送光部10と、第1の増幅
器3と、第1の遅延素子4と、第1のコンパレータ5
と、第2の光検出器(PD2)6と、第2の増幅器7
と、第2の遅延素子8と、閾値生成器9と、第2のコン
パレータ11と、信号生成器12と、積分器13と、出
力端子14とからなる。
【0049】上記第1の光検出器2は、例えば光源1に
内蔵されたPINフォトダイオードが用いられ、送光さ
れた光パルスの波形を検出する。その波形は第1の増幅
器3、第1の遅延素子4を経て第1のコンパレータ5に
入力される。
【0050】その第1の遅延素子4は、遅延時間固定の
遅延素子と信号生成器12からの出力信号で制御される
遅延時間可変の遅延素子とが接続されて構成される。上
記第1のコンパレータ5の閾値(ref)は、可変とな
っており、送光された光パルスの頭頂部周辺の光強度変
化のより激しい部分の任意の値に設定することができ
る。
【0051】送光部10から送光された光パルスは、目
標で反射され、不図示の光学系を経て第2の光検出器6
により受信電気信号パルスとして検出され、第2の増幅
器7により増幅される。
【0052】この第2の増幅器7としては、対数アンプ
又はAGC(自動利得制御器)等を使うことができる。
この第2の増幅器7の出力の一部は、第2の遅延素子8
に供給され、他の一部は閾値生成器9に供給される。
【0053】この閾値生成器9の具体例が図2に示され
ている。図2において、入力端子21に供給された上記
第2の増幅器7の出力の一方は、第2の遅延素子8に供
給され、所定の遅延Td を受ける。
【0054】残りの出力は閾値生成器9に供給される。
閾値生成器9に供給された出力は、まずバッファーアン
プ23を経てスイッチ25に供給される。
【0055】このスイッチ25は、第2のコンパレータ
11の出力から導線22を介してフィードバックされた
信号で制御される。この第2のコンパレータ11の出力
が、OFF(出力電圧0)のときには、上記スイッチ2
5は導通状態にあり、バッファーアンプ23の出力は、
第2のコンパレータ11の一方の端子に入力され基準電
圧を供給する。
【0056】このとき、コンデンサ26は、この基準電
圧を一定時間保持する役割を有している。上記コンパレ
ータ11の出力が反転してONのときは、上記スイッチ
25は開放となり、コンデンサ26に蓄えられた電荷が
保持される。
【0057】具体的には、図3の(A)に示すように、
第2の増幅器7の出力の一方を波形121で表せば、第
2の遅延素子8でTd だけ遅延された波形は122で表
される。
【0058】この波形121に従って基準電圧は変化
し、波形122との交点Qにおいてコンパレータ11の
出力はONとなり、上記スイッチ25は開放となり、交
点Qの電圧値が閾値として保持される。
【0059】この閾値と波形122の交点Sで第2のコ
ンパレータ11の出力は再びOFFとなる。以上によ
り、図3の(B)に波形123で示される第2のコンパ
レータ11の出力が得られる。
【0060】上記の第2の遅延素子8での遅延量Td
好ましい値は、上記の光パルスのピーク値の半分のとこ
ろでのパルス幅(半値全幅)の30〜100%に相当す
るものである。
【0061】この理由を図4の(A),(B),(C)
を用いて説明する。図4の(A)は、近距離にある目標
からのSN比の高い受信信号の場合で、遅延量Td とし
て上記光パルスの半値全幅の38%に相当する量とした
場合を示している。
【0062】図4の(B)は、遠距離にある目標からの
SN比の低い受信信号の場合で、図4の(A)での光パ
ルスのピーク値と比較すると3〜4桁低い値を示し、遅
延量Td として上記光パルスの半値全幅の100%に相
当する量とした場合を示している。
【0063】図4の(A)では、光パルスの頭頂部から
少し下がったところに前記交点Qがあり、これより小さ
い遅延量では光パルスと遅延された光パルスの重なりが
大きくなり、交点が光パルスの頭頂部に近付きすぎるの
で、計測に不適当である。
【0064】また、図4の(B)ではノイズに埋もれか
かった場合で、これ以上の遅延は好ましくない例を示し
ている。以上について、数式を用いて説明すれば、以下
のようになる。
【0065】簡単のために、受信された光パルスの波形
をv=exp(−t2 )(v:規格化された信号電圧,
t:規格化された時刻)で近似すると、信号電圧にΔv
のノイズが加わった場合に対応する受信時刻の不確定さ
をΔtとすれば、Δt=(dt/dv)Δvとなり、d
t/dv=−1/{2t・exp(−t2 )}であるか
ら、 |Δt|=|Δv/{2t・exp(−t2 )}|≦ε,ε:許容誤差 である。
【0066】SN比はS/N=1/Δvであるから、y
=t・exp(−t2 )≧1/{2(S/N)・ε}を
満足する時間領域に前記交点Qがあればよい。言い換え
ると、図4の(C)において、曲線はy=t・exp
(−t2 )を表しているが、前記交点Qの時刻t0 がT
1 ≦t0 ≦T2 を満足すればよい。
【0067】ただし、T1 ,T2 は、それぞれy=t・
exp(−t2 )=1/{2(S/N)・ε}を満足す
る時刻tの値を示す。時刻t0 は、第2の遅延素子8で
の遅延量Td の略半分であるから、T1 ≦Td /2≦T
2 となる。
【0068】閾値1/{2(S/N)・ε}は、受信信
号のSN比と許容誤差εに反比例するので、SN比が良
い程また許容誤差が大きい程、閾値としては低くなり、
遅延量Td の許容幅は広がる。
【0069】例えば、S/N=4、ε=0.6のとき
に、0.44≦Td ≦2.75のようになる。受信光パ
ルスの半値全幅2√ln2=1.67を基準とすれば、
26%≦Td≦165%となる。
【0070】遅延量Td の許容幅は、受信信号のSN比
や許容誤差ε、受信光パルスの波形により変化するが、
実用的には、受信光パルスの半値全幅の30%〜100
%程度が望ましい。
【0071】図5は、図2の閾値生成器9に代わる他の
例を示す。第2の遅延素子8の入出力の値を加算器2
6′で加算し、ピークホールド(ピーク値保持回路)2
7によりこの加算器26′の出力のピーク値を保持し、
区分器28でのピーク値の半分の値を第2のコンパレー
タ11の一方の端子に供給し基準電圧とする。
【0072】この基準電圧は、図3の(A)の交点Q電
圧値に相当する。図5中、Rで示した矢印はリセットパ
ルスを表す。図1の第1の遅延素子4の遅延量(時間)
は第2の遅延素子8の遅延量と略同じ値に選ばれる。
【0073】ここで、送光された出力光の一部を第2の
光検出器6に入力して、これから受信時刻と送信時刻を
決定する場合には、第1の光検出器2で検出される光波
形と、第2の光検出器6で検出される信号光の中、送信
時刻の基準となる光波形、例えば自動車の車内においた
場合には、フロントガラスからの散乱光あるいは送光さ
れた出力光の一部を検出して得られる光波形との間の遅
延時間の差を補正する必要がある。
【0074】そのため、第1の遅延素子4は固定の遅延
素子と共に、可変の遅延素子を備え、これによって遅延
量を制御する。この可変の遅延素子は、図6に示すよう
に、信号生成器12からの信号で制御することができ
る。
【0075】図6において、第1のコンパレータ5の出
力の一部と論理素子41の出力の一部との論理積を論理
素子150で取り、その出力を導線151で第1の遅延
素子4に帰還させている。
【0076】この作用は、図7の(A)〜(D)に示さ
れている。図7の(A)〜(D)において、図7の
(A)は例えばフロントガラスからの散乱光による受信
信号波形を表すものとし、図7の(B)は第1のコンパ
レータ5の出力信号波形すなわち第1の光検出器で検出
される信号波形とする。
【0077】両者に僅かの遅延誤差があれば、図7の
(C)に示す波形が論理素子(エクスクルーシブOR)
41の出力として得られる。この出力とコンパレータ5
の出力の一部との論理積を取ると、図7の(D)の矩形
パルスが得られる。
【0078】この矩形パルスは前記の遅延誤差に対応し
たものであるから、これができるだけ0となるように遅
延素子4の可変部分を制御すれば、この遅延誤差の影響
を軽減することができる。
【0079】図1の信号生成器12は、第1のコンパレ
ータ5及び第2のコンパレータ11の出力から積分器1
3に供給するデジタル出力を生成する。このデジタル出
力のパルス幅は目標までの距離を往復する時間に比例す
る。
【0080】この信号生成器12の具体例の1つを図8
に示す。この例は、送光された出力光の一部を第2の光
検出器6に入力して、これを受信時刻と送信時刻の決定
に用いる場合である。
【0081】具体的な応用例を図9の(A),(B)に
示す。前者は、距離センサ600に近接して配置された
フロントガラス62によって送光ビーム63の一部が散
乱されて、その散乱光64が第2の光検出器6に入射す
る場合を示す。
【0082】後者は、送光部10から送光された光の一
部が光ファイバループ65で第2の光検出器に入射する
場合を示す。その働きを図10の(A)〜(F)を用い
て説明する。
【0083】図8の論理素子41は、第1、第2のコン
パレータ5,11の出力のエクスクルーシブOR(コイ
ンシデンス)を取る。図10の(A)〜(C)におい
て、目標が近接している場合(図10の(A))は近接
ターゲットの場合で示され、それ以外(図10の
(D))は遠いターゲットの場合に含まれる。
【0084】図10の(A)は第2のコンパレータ11
の出力を表し、近接ターゲットからの反射光と送光部に
近接されて配置されているフロントガラスからの散乱光
とが分離できずに1つの幅の広がったパルスとなった場
合を表す。
【0085】図10の(B)は第1のコンパレータ5の
出力を表す。図10の(A),(B)両者のコインシデ
ンスを取ると、図10の(C)に表されるパルスが得ら
れる。
【0086】図10の(D)の遠いターゲットの場合
は、フロントガラスからの散乱光と分離されて表され
る。これと図10の(E)に示す第1コンパレータ5の
出力とのコインシデンスを取ると、図10の(F)に表
されるパルスが得られる。
【0087】図10の(B)または図10の(E)に示
すパルスの立ち下がりをフリップフロップ43(図8)
のセット(ON)信号とし、図10の(C)に示すパル
スあるいは図10の(F)に示すパルスの立ち下がりを
フリップフロップ43のリセット(OFF)信号として
いる用いる。
【0088】言い換えると、それぞれを図1の積分器1
3のスタート、ストップ信号として用いる。第3の遅延
素子42は論理素子41での遅延時間に相当した遅延を
与えるために用いられる。
【0089】44は出力端子を表す。フロントガラスか
らの散乱光あるいは送光された出力光の一部を積分のス
タート信号の生成に用いない場合にも、図8に示す論理
回路を用いることができる。
【0090】信号生成器12の別の例を図11に示す。
その動作を図12の(A)〜(J)に示す。第1のコン
パレータ5の出力は図12の(A)に示される。
【0091】その出力を第1のインバータ55を通すこ
とにより、図12の(B)に示すような波形となる。こ
の第1のインバータ55の出力を第1のフリップフロッ
プ56に入れると、図12の(C)で示されるように、
その出力の立ち下がりでセット(ON)される。
【0092】第2のコンパレータ11の出力は図12の
(D)の第2のコンパレータ出力で示され、入力端子2
4から供給される。その一部は第3のフリップフロップ
53に供給され、図12の(H)で示されるように、第
2のコンパレータ出力(図12の(D))の立ち下がり
でセット(ON)される。
【0093】この出力を第3のインバータ54に通し、
第1のフリップフロップ56の出力(図12の(C))
との論理積を論理回路58,60で取ると、図12の
(J)で示される矩形パルスが得られる。
【0094】一方、入力端子24から供給された第2の
コンパレータ11の出力の他の一部は、第2のインバー
タ51に供給され、図12の(E)に示すような、図1
2の(D)の波形が反転した波形となる。
【0095】この波形を第2のフリップフロップ52に
供給し、その反転出力−Qを取ると、図12の(F)で
示される波形となる。この図12の(F)に示す波形
と、フリップフロップ56の出力(図12の(C))と
の論理積を論理回路57と59で取ると、図12の
(G)で示される矩形パルスが得られる。
【0096】この矩形パルス(図12の(G)及び図1
2の(J))は、第1のコンパレータ5の出力(図12
の(A))でセット(ON)され、受信された光パルス
に対応した第2のコンパレータ11の出力(図12の
(D))の矩形パルスの立ち上がりあるいは立ち下がり
でリセット(OFF)される2つの場合を表す。
【0097】両者の和を加算器50で取ると、この矩形
パルス(図12の(G)及び図12の(J))のパルス
幅の加算された値が出力端子44に出力されることが理
解される。
【0098】これを2で割れば、矩形パルス(図12の
(G)及び図12の(J))のパルス幅の平均された値
が得られる。すなわち、パルスの中心(ピーク位置)が
近似的に求められる。
【0099】積分器13は信号生成器12の出力電圧を
電流変換し、パルス幅に比例した電荷量を蓄積する。目
標が遠い場合には光パルスが往復に要する時間は長くな
り、長いパルス幅のデジタル出力が信号生成器12から
積分器13に供給されるので、そこに蓄えられる電荷量
も大きい。
【0100】出力端子14にはこの電荷量に対応した電
圧が出力される。出力された距離の時系列データから、
対象物との相対速度をコンピュータ(図示せず)により
求めることができる。
【0101】積分器13において、図13及び図14に
示すような機能を付加することができる。図13におい
て、参照符号91は、信号生成器12からの出力が供給
される入力端子である。
【0102】また、参照符号93はリセットパルス信号
生成器で、CPUから入力端子94に供給されるリセッ
トパルスをカウントし、所定のN回に達するとリセット
パルス92を上記積分器13に供給する。
【0103】この構成により、出力端子14にはN回の
測定の総和の電荷量に対応した電圧が出力される。これ
をNで割ってやれば、N回の測定の平均値を求めること
が可能である。
【0104】また、図14に示した構成により、目標と
の相対速度を求めることが可能である。図14中、参照
符号13は積分器、参照符号100は速度検出器、参照
符号103は制御装置で、例えばCPUからの制御信号
104によって制御されるスイッチ、参照符号107は
導線105により供給される電圧により制御される充電
器、参照符号108は導線106により制御される放電
器、参照符号109は蓄電器、参照符号110は出力端
子を表す。
【0105】この速度検出器100は図13のリセット
機能を更に進めたもので、速度検出は次のように行われ
る。2N(N≧1)回の測定を連続して行うとすると、
最初、図14においてスイッチ103はCPUからの指
示104により充電器107側に接続され、N回の距離
測定を行う。
【0106】蓄電器109には、距離に対応した電荷が
積分器13から充電器107を経由して移動して蓄電さ
れる。言い換えると、積分器13はリセットされる。
【0107】次に、CPUからの指示によりスイッチ1
03は、導線106側に接続され、N回の距離測定を行
う。蓄電器109からは距離に対応した電荷が、放電器
108へ放出される。
【0108】これも一種のリセットと言える。目標との
相対速度が0のときには、充電と放電とが等量だけ行わ
れるため、蓄電器109に蓄えられる電荷量は0とな
る。
【0109】相対速度が0でないときには、その大きさ
に応じた電荷が蓄積され、出力端子110にそれに対応
した電圧が出力され、両測定の平均的時間差から相対速
度が検出される。
【0110】この説明では、連続して2N回の測定を行
うとしたが、最初のN回と後のN回とが離れていてもよ
い。また、CPUが判断する衝突の危険性や複数の目標
に応じて回数Nの変更が可能である。
【0111】本実施形態の特徴は、受信された信号光の
頭頂部周辺の信号強度が急激に変化している部分の値を
閾値として選択しているため、頭頂部よりも信号強度の
変化が大きいので、ノイズの影響を受け難いことにあ
る。
【0112】図5の閾値生成器の他の例の特徴は、図2
に示したスイッチ25よりも高速の応答が可能であり、
高速化に適していることである。図8の信号生成器の特
徴は、フロントガラス62あるいは送光された出力光の
一部を積分のスタート信号とし、目標からの信号光を積
分のストップ信号として使うことができるため、スター
ト、ストップ信号が共通の信号処理回路を利用すること
になり、デジタル回路の温度変化に伴う特性の変化に影
響され難いことにある。
【0113】図11の信号生成器の特徴は、論理回路の
第1,第2,第3のフリップフロップ52,53,56
に対応した3本のルートが基本的に同じ遅延時間を有し
ており、これも温度変化に伴う特性の変化に影響され難
い利点を持つと共に、前述の信号光の頭頂部周辺の信号
強度が急激に変化している部分の値を閾値として選択し
ている特徴を保持しつつ、受信された光パルス幅の立ち
上がり、立ち下がりに対応した2つの情報を有効に利用
していることから、光パルスのピークをも近似している
ことにある。
【0114】積分器13の特徴は、信号生成器12の出
力パルスの幅の微小な変化に対応して電荷量を蓄積でき
るため、高速のカウンタを利用する場合に課題となる最
小分解能の問題を回避できることは勿論であるが、図1
3のリセット機能や図14の速度検出器の機能との結合
が簡単にできる利点がある。
【0115】図13のリセット機能はハード化されてい
るため、高速に複数回の距離測定の平均値を求めること
ができる。図14の速度検出器100は、このリセット
機能を進化させたもので、高速に目標との相対速度を検
出できる。
【0116】また、危険の度合いや周囲の状況に応じて
相対速度検出のプログラムを選択することができるとい
う利点もある。本実施形態は各種の変形、変更が可能で
ある。
【0117】例えば、第1の光検出器は光源に内蔵され
たものでなく、送光された光出力の一部を別に設けた光
検出器で検出してもよい。また、第1のコンパレータの
閾値は所定の閾値を与える代わりに、図2あるいは図5
の閾値設定手法を採用することもできる。
【0118】また、信号生成器の論理回路は種々の変形
が可能である。さらに、積分器の代わりに高速のカウン
タを用いることができることは勿論である。
【0119】図19に本発明による距離測定装置の更な
る実施形態を示す。図19において、参照符号6は、目
標とする障害物あるいはターゲットからの散乱光を検出
するための受光素子(PD2)で不図示の収束用光学系
を介して散乱光を受光する如く構成されている。
【0120】また、参照符号7はプリアンプ、参照符号
200は遅延素子、参照符号11はコンパレータ、参照
符号12は信号生成器、参照符号203はバッファアン
プである。
【0121】そして、入力端子201には光源を駆動す
るためのトリガパルスが入力され、出力端子202には
距離信号が出力される。図21の(A)は図19におけ
る信号波形を示す図である。
【0122】波形500は受信した信号波形であり,プ
リアンプ7の出力を示す。この出力の一方は直接コンパ
レー夕11の入力端子に供給され、他方は遅延素子20
0を経て波形501となり、コンパレータ11の他方の
入力端子に供給される。
【0123】波形503はコンパレータ11の出力波形
であり、波形500と波形501との交点Qで信号が反
転する。図19の入力端子201に加えられたトリガパ
ルスはバッファアンプ203を経て信号生成器12に入
力され、距離信号を得るためのスタートパルス(送信時
刻)として用いられる。
【0124】また、コンパレータ11の出力は信号生成
器12に入力され、距離信号を得るためのストップパル
ス(受信時刻)として用いられる。この例においては、
前述した図3の例と異なり、コンパレータ11の反転出
カの立ち上がり部分しか用いていないが、不図示の送光
部から放出される光パルスの半値全幅が短ければ(例え
ば10ns以下)、実質的に距離測定信号のストップパ
ルスとして機能することができ、その場合、図1の例で
示した閾値生成回路9を用いなくて良いという利点があ
る。
【0125】図20は、図19の実施形態の更なる変形
例を示す図であり、図19のプリアンプ7から直接コン
パレータ11に向かう配線の途中に、プリアンプ7の出
力にレベルシフトεを施すと共に、プリアンプ7の出力
波形の振幅に係数を乗ずる線形変換回路205を付加し
た点のみが異なる。
【0126】図21の(B)は図20の変形例における
信号波形を示す図で、図21の(A)に対して遅延素子
200を介さない波形500側が線形変換回路205の
働きにより上方へシフトされると共に、増幅されてい
る。
【0127】これはノイズレベルでコンパレータ11が
反転しないための配慮を行ったものである。こうすると
交点はQの他にQ´が生ずる。
【0128】このうち意味があるのは前者で、波形50
4の立ち上がりを上述のストップ信号とする。後者は偽
の信号を与えることになる。
【0129】この例においても、前述した図19の例と
同様、不図示の送光部から放出される光パルスの半値全
幅が短ければ(例えば10ns以下)、実質的に距離測
定信号のストップパルスとして機能することができ、そ
の場合、図1の例で示した閾値生成回路9を用いなくて
良いという利点がある。
【0130】なお、図21の(B)では、遅延しない方
のパルスを持ち上げて(上方にシフトして)いるが、図
20において線形変換回路205を遅延素子200とシ
リアルに配置して遅延パルス側を下方シフトさせるよう
にしても同じ効果を得ることができる。
【0131】更に、図19及び図20の例において、入
力端子201とバッファアンプ203との間に図1と同
様の第1の遅延素子4が入っていないのは、ディレイを
かけない状態で送受信時刻あるいは距離を求めた後、第
1の遅延素子4が補償している分を後で補正しても良い
からである。
【0132】以上、幾つかの実施形態に基づいて説明し
てきたが、本明細書には、以下の様な発明が含まれてい
る。 (1) 送信した光パルスが目標までの距離を往復して
受信されるまでに要する時間を、光パルスの送信時刻と
受信時刻から測定し、その時間から目標までの距離を求
める距離測定装置であって、受信した光パルスを電気信
号に変換して、受信電気信号パルスとする変換手段と、
上記受信電気信号パルスを遅延する遅延素子と、上記受
信電気信号パルス及び上記遅延素子によって遅延された
受信電気信号パルスの両者の波形の交点の信号強度の値
を上記受信電気信号パルスの閾値として生成・保持する
閾値生成回路と、上記閾値生成回路によって生成された
閾値を用いて前記受信電気信号パルスから受信時刻に対
応する信号を生成するコンパレータと、を具備したこと
を特徴とする距離測定装置。
【0133】(2) 送信した光パルスが目標までの距
離を往復して受信されるまでに要する時間を、光パルス
の送信時刻と受信時刻から測定し、その時間から目標ま
での距離を求める距離測定装置であって、光パルスを送
光する送光部と、該送光部の出力を検出する第1の光検
出器と、該第1の光検出器の出力と所定の閾値と比較す
る第1のコンパレータと、前記目標からの散乱光を受信
する第2の光検出器と、該第2の光検出器の出力を遅延
させる遅延素子と、前記第2の光検出器の出力と該遅延
素子の出力との交点の信号強度の値を閾値として保持す
る閾値生成器と、前記遅延素子の出力と前記閾値生成器
の出力とを比較する第2のコンパレータと、前記第1の
コンパレータの出力と該第2のコンパレータの出力とに
基づき、送信時刻及び受信時刻に対応する出力を生成す
る信号生成器と、該信号生成器の出力を積分する積分器
と、を具備したことを特徴とする距離測定装置。
【0134】(3) 前記送光部が、該送光部から送光
される出力光の一部を前記第2の光検出器に入力する手
段を具備することを特徴とする(2)に記載の距離測定
装置。
【0135】(4) 前記遅延素子において、その遅延
時間が受信光パルスの半値全幅の30〜100%に相当
する時間であることを特徴とする(2)に記載の距離測
定装置。
【0136】(5) 前記閾値生成器が、該閾値生成器
にフィードバックされる前記第2のコンパレータの出力
により、前記第2の光検出器の出力と前記遅延素子の出
力との交点の信号強度の値を閾値として保持することを
特徴とする(2)に記載の距離測定装置。
【0137】(6) 前記第1の光検出器の出力を遅延
させる第2の遅延素子を具備することを特徴とする
(2)に記載の距離測定装置。 (7) 前記信号生成器が、前記第1のコンパレータか
らの出力と前記第2のコンパレータからの出力とのエク
スクルーシブORを取る論理回路と、前記第1のコンパ
レータからの出力を遅延させる第3の遅延素子と、該第
3の遅延素子の出力によりON(セット)され、前記論
理回路の出力信号によりOFF(リセット)されるフリ
ップフロップとを具備することを特徴とする(2)に記
載の距離測定装置。
【0138】(8) 前記信号生成器が、前記第1のコ
ンパレータからの出力から前記積分器のスタート信号に
相当するデジタル出力を出力し、前記第2のコンパレー
タからの出力の立ち上がり及び立ち下がりに対応して該
積分器の2通りのストップ信号に相当するデジタル出力
を出力することを特徴とする(2)に記載の距離測定装
置。
【0139】(9) 前記第2の遅延素子が、固定の遅
延量を持つ固定遅延素子と前記信号生成器の出力で制御
される可変の遅延量を持つ可変遅延素子とを具備するこ
とを特徴とする(6)に記載の距離測定装置。
【0140】(10) 前記積分器に複数回数の距離測
定の後にリセット信号を入力するリセットパルス信号生
成器をさらに具備することを特徴とする(2)に記載の
距離測定装置。
【0141】(11) 前記積分器の出力の一部を制御
装置により制御可能に切り替えるスイッチと、該スイッ
チに接続された充填器及び放電器と、該充電器及び放電
器に接続された蓄電器とを有する速度検出器をさらに具
備することを特徴とする(2)に記載の距離測定装置。
【0142】(12) 前記受信電気信号パルス若しく
は前記遅延素子により遅延済みの受信電気信号パルスの
いずれか一方の出力レベルをシフトする線形変換回路を
さらに具備することを特徴とする(1)に記載の距離測
定装置。
【0143】(13) 前記線形変換回路は、前記受信
電気信号パルス若しくは前記遅延素子により遅延済みの
受信電気信号パルスのいずれか一方の振幅に係数を乗ず
る手段を有することを特徴とする(12)に記載の距離
測定装置。
【0144】(14) 送光した光パルスが目標までの
距離を往復して受信されるまでに要する時間を、前記光
パルスの送信時刻及び受信時刻から測定し、その時間か
ら目標までの距離を求める距離測定装置であって、受信
した光パルスを電気信号に変換して、受信電気信号パル
スとする変換手段と、上記受信電気信号パルスを遅延す
る遅延素子と、上記受信電気信号パルスと上記遅延素子
によって遅延された受信電気信号パルスとの和のピーク
値の半分の値を閾値として保持する閾値生成回路と、上
記閾値生成回路によって生成された閾値を用いて、前記
受信電気信号パルスから、上記受信時刻に対応する信号
を生成するコンパレータと、を具備することを特徴とす
る距離測定装置。
【0145】(15) 前記遅延素子において、その遅
延時間が前記受信電気信号パルスの半値全幅の30〜1
00%に相当する時間であることを特徴とする(14)
に記載の距離測定装置。
【0146】そして、以上の説明から明らかなように、
本発明によると、変換手段によって受信した光パルスを
受信電気信号パルスに変換し、上記受信電気信号パルス
及び遅延素子によって遅延された受信電気信号パルスの
両者を閾値生成回路に入力してこの両者の波形の交点の
信号強度の値を上記受信電気信号パルスの閾値として生
成・保持し、この生成した閾値を用いてコンパレータに
よって受信電気信号パルスから受信時刻に対応する信号
を生成するようにしているので、実質的に、受信された
信号光の頭頂部周辺の信号強度が急激に変化している部
分の値を閾値として選択している。
【0147】そのため、本発明によると、頭頂部よりも
信号強度の変化が大きいので、ノイズの影響を受け難い
効果がある。また、信号生成器により出力されるデジタ
ル出力のパルス幅は光パルスが目標までの距離を往復す
るのに要する時間に対応しており、これを積分器で積分
することにより蓄積された電荷量がその時間あるいは目
標までの距離に対応した値をとる。
【0148】この値は連続的に変化するため、測定精度
あるいは分解能を制限する要因は、信号のSN比で定め
られるものに限定され、クロックパルスの1カウントの
最小時間分解能で制限されることはない。
【0149】
【発明の効果】従って、以上詳述したように、本発明に
よれば、受信光パルスの強度が変化しても高精度・高速
度の測距を簡単な構成で可能にする距離測定装置を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明による距離測定装置の1実施形
態の構成を示すブロック図である。
【図2】図2は、図1の閾値生成器の1具体例を示すブ
ロック図である。
【図3】図3の(A),(B)は、図2に示した閾値生
成器の動作を説明するための図である。
【図4】図4の(A),(B),(C)は、図1の第2
の遅延素子での遅延量について説明するための図であ
る。
【図5】図5は、図1の閾値生成器の別の具体例を示す
ブロック図である。
【図6】図6は、図1の第1の遅延素子の可変部の制御
のための構成を示すブロック図である。
【図7】図7の(A)〜(D)は、図6に示した可変部
の制御のための構成の動作を説明するための波形図であ
る。
【図8】図8は、図1の信号生成器の1具体例を示すブ
ロック図である。
【図9】図9の(A),(B)は、図8に示した信号生
成器の具体的な応用例を示す図である。
【図10】図10の(A)〜(F)は、図8に示した信
号生成器の動作を説明するための波形図である。
【図11】図11は、図1の信号生成器の別の具体例を
示すブロック図である。
【図12】図12の(A)〜(J)は、図11に示した
信号生成器の動作を説明するための波形図である。
【図13】図13は、積分器に付加されるリセットパル
ス信号生成器を説明するための図である。
【図14】図14は、相対速度を求めるための変形例の
ブロック図である。
【図15】図15は、従来の距離測定装置の1例を示す
ブロック図である。
【図16】図16は、図15の距離測定装置の原理を説
明するための図である。
【図17】図17は、別の従来の距離測定装置の原理を
説明するための図である。
【図18】図18は、従来の距離測定装置の問題点を説
明するための図である。
【図19】図19は、本発明による距離測定装置の別の
実施形態の構成を示すブロック図である。
【図20】図20は、図8に示した別の実施形態による
距離測定装置の変形例の構成を示すブロック図である。
【図21】図21の(A),(B)は、図19、図20
の距離測定装置の動作を説明するための波形図である。
【符号の説明】
1…光源、 2…第1の光検出器(PD1)、 10…送光部、 3…第1の増幅器、 4…第1の遅延素子、 5…第1のコンパレータ、 6…第2の光検出器(PD2)、 7…第2の増幅器、 8…第2の遅延素子、 9…閾値生成器、 11…第2のコンパレータ、 12…信号生成器、 13…積分器、 14,44,110,202…出力端子 21,24,91,94,201…入力端子、 23,203…バッファアンプ、 25…スイッチ、 26…コンデンサ、 26′…加算器、 27…ピークホールド(ピーク値保持回路)、 28…区分器、 41,150…論理素子、 151,105,106…導線、 600…距離センサ、 55…第1のインバータ、 56…第1のフリップフロップ、 53…第3のフリップフロップ、 54…第3のインバータ、 57,58,59,60…論理回路、 51…第2のインバータ、 52…第2のフリップフロップ、 50…加算器、 62…フロントガラス、 63…送光ビーム、 64…散乱光、 65…光ファイバループ、 92…リセットパルス、 93…リセットパルス信号生成器、 100…速度検出器、 103…制御装置(スイッチ)、 107…充電器、 108…放電器、 109…蓄電器、 121…第2の増幅器の出力の一方の波形、 122…第2の遅延素子で遅延された波形、 200…遅延素子、 205…線形変換回路、 500〜504…波形。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信した光パルスが目標までの距離を往
    復して受信されるまでに要する時間を、光パルスの送信
    時刻と受信時刻から測定し、その時間から目標までの距
    離を求める距離測定装置であって、 受信した光パルスを電気信号に変換して、受信電気信号
    パルスとする変換手段と、 上記受信電気信号パルスを遅延する遅延素子と、 上記受信電気信号パルス及び上記遅延素子によって遅延
    された受信電気信号パルスの両者の波形の交点の信号強
    度の値を上記受信電気信号パルスの閾値として生成・保
    持する閾値生成回路と、 上記閾値生成回路によって生成された閾値を用いて前記
    受信電気信号パルスから受信時刻に対応する信号を生成
    するコンパレータと、 を具備したことを特徴とする距離測定装置。
  2. 【請求項2】 送信した光パルスが目標までの距離を往
    復して受信されるまでに要する時間を、光パルスの送信
    時刻と受信時刻から測定し、その時間から目標までの距
    離を求める距離測定装置であって、 光パルスを送光する送光部と、 該送光部の出力を検出する第1の光検出器と、 該第1の光検出器の出力と所定の閾値と比較する第1の
    コンパレータと、 前記目標からの散乱光を受信する第2の光検出器と、 該第2の光検出器の出力を遅延させる遅延素子と、 前記第2の光検出器の出力と該遅延素子の出力との交点
    の信号強度の値を閾値として保持する閾値生成器と、 前記遅延素子の出力と前記閾値生成器の出力とを比較す
    る第2のコンパレータと、 前記第1のコンパレータの出力と該第2のコンパレータ
    の出力とに基づき、送信時刻及び受信時刻に対応する出
    力を生成する信号生成器と、 該信号生成器の出力を積分する積分器と、 を具備したことを特徴とする距離測定装置。
  3. 【請求項3】 前記送光部が、該送光部から送光される
    出力光の一部を前記第2の光検出器に入力する手段を具
    備することを特徴とする請求項2に記載の距離測定装
    置。
JP9118225A 1996-05-20 1997-05-08 距離測定装置 Pending JPH1048338A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9118225A JPH1048338A (ja) 1996-05-20 1997-05-08 距離測定装置
US08/857,063 US5852491A (en) 1996-05-20 1997-05-15 Distance measuring apparatus

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12465496 1996-05-20
JP8-124654 1996-05-20
JP9118225A JPH1048338A (ja) 1996-05-20 1997-05-08 距離測定装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1048338A true JPH1048338A (ja) 1998-02-20

Family

ID=26456192

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9118225A Pending JPH1048338A (ja) 1996-05-20 1997-05-08 距離測定装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5852491A (ja)
JP (1) JPH1048338A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020121736A1 (ja) * 2018-12-11 2020-06-18 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 光検出装置及び測距装置
WO2022190517A1 (ja) * 2021-03-12 2022-09-15 オムロン株式会社 距離センサ

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6429941B1 (en) * 1998-07-14 2002-08-06 Minolta Co., Ltd. Distance measuring equipment and method
JP2000065929A (ja) * 1998-08-21 2000-03-03 Olympus Optical Co Ltd 距離測定方法及び距離測定装置
JP4523104B2 (ja) * 2000-01-14 2010-08-11 正俊 石川 画像検出処理装置
US6717656B2 (en) * 2000-01-20 2004-04-06 Asian Optical Co. Ltd. Method and apparatus of a laser range detector
DE10026534A1 (de) * 2000-05-27 2002-02-28 Diehl Munitionssysteme Gmbh Laserentfernungsmesseinrichtung für einen Zünder
GB2386012A (en) * 2002-03-02 2003-09-03 Motorola Inc A linearized class C RF amplifier
US6842232B2 (en) * 2002-11-04 2005-01-11 Reza Miremadi Electro-optical determination of target parameters
JP2004362460A (ja) * 2003-06-06 2004-12-24 Nippon Precision Circuits Inc 画像検出処理装置
JP2005181180A (ja) * 2003-12-22 2005-07-07 Tdk Corp レーダ装置
US8125620B2 (en) 2007-10-18 2012-02-28 PulsedLight, LLC Optical sensor device
WO2009079789A1 (en) 2007-12-21 2009-07-02 Leddartech Inc. Detection and ranging methods and systems
USRE46930E1 (en) * 2007-12-21 2018-07-03 Leddartech Inc. Distance detection method and system
CN103411581B (zh) * 2013-08-24 2015-10-14 郑樯 光敏恒流电容积分传感器
CA3125718C (en) 2020-07-21 2023-10-03 Leddartech Inc. Beam-steering devices and methods for lidar applications
WO2022016277A1 (en) 2020-07-21 2022-01-27 Leddartech Inc. Systems and methods for wide-angle lidar using non-uniform magnification optics
CA3125623C (en) 2020-07-21 2023-06-27 Leddartech Inc. Beam-steering device particularly for lidar systems

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3763436A (en) * 1971-12-27 1973-10-02 Us Navy Amplitude independent time of arrival detector
JP3249592B2 (ja) * 1992-09-24 2002-01-21 マツダ株式会社 距離検出方法
JP2500733B2 (ja) * 1993-01-04 1996-05-29 日本電気株式会社 レ―ザ測距装置
JP2941593B2 (ja) * 1993-03-02 1999-08-25 三菱電機株式会社 距離測定装置
US5726742A (en) * 1995-12-06 1998-03-10 Hughes Electronics Circuit and method for determining time of arrival

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020121736A1 (ja) * 2018-12-11 2020-06-18 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 光検出装置及び測距装置
CN112997097A (zh) * 2018-12-11 2021-06-18 索尼半导体解决方案公司 光检测设备和距离测量设备
WO2022190517A1 (ja) * 2021-03-12 2022-09-15 オムロン株式会社 距離センサ

Also Published As

Publication number Publication date
US5852491A (en) 1998-12-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH1048338A (ja) 距離測定装置
CN110244316B (zh) 接收光脉冲的接收器组件、LiDAR模组和接收光脉冲的方法
EP3457170A1 (en) Distance measuring device
US7920248B2 (en) Method and apparatus for optoelectronic contactless range finding using the transit time principle
US6252655B1 (en) Distance measuring apparatus
US11397251B2 (en) Distance measuring device
WO2012042934A1 (ja) 変位センサ
JP3771346B2 (ja) 距離測定装置
US6429941B1 (en) Distance measuring equipment and method
EP0933649A2 (en) Distance measurement apparatus
US20200209395A1 (en) Sensor device and measurement method
US20190317197A1 (en) Monitoring device of a lidar system
JP2008275379A (ja) レーザ測距装置およびレーザ測距方法
JPH06109841A (ja) 距離検出方法
JP2500733B2 (ja) レ―ザ測距装置
US20220066035A1 (en) Distance measurement device using two light modulation frequencies and operating method thereof
JP7316175B2 (ja) 測距装置
KR102018158B1 (ko) 거리 측정 장치, 광 송수신기, 및 이동체
JPH10153660A (ja) 距離測定装置
JP2753344B2 (ja) フラッシュ装置の閃光時間を測定する方法及びこの方法を実施するための装置
JPH07198846A (ja) 距離測定装置
JP2638607B2 (ja) 測距装置
JPH10253759A (ja) 距離測定装置
JP3651412B2 (ja) 距離測定装置および距離測定方法
JPH01206212A (ja) 距離測定装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040409

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060104

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060322

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060801