JPH1048220A - 分注装置 - Google Patents

分注装置

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JPH1048220A
JPH1048220A JP20958396A JP20958396A JPH1048220A JP H1048220 A JPH1048220 A JP H1048220A JP 20958396 A JP20958396 A JP 20958396A JP 20958396 A JP20958396 A JP 20958396A JP H1048220 A JPH1048220 A JP H1048220A
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JP
Japan
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sample
pressure
suction
pipettor
threshold value
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Application number
JP20958396A
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English (en)
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Jiyunko Momose
潤子 百瀬
Ryuji Tao
龍治 田尾
Kazuhiro Tanaka
一啓 田中
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、吸引流路内にサンプルを吸引すると
きのノズル詰まりを正確に検知できる分注装置を提供す
る。 【解決手段】ノズルが詰まることなく正常にサンプルの
50μlの吸引を終了したときの圧力変化101とノズ
ル詰まりで正常に50μlの吸引が終了しなかった場合
の圧力変化106をポイント104で判定するときは、
しきい値103と比較することでノズル詰まりを判定す
る。一方、サンプルの10μl吸引時には別にしきい値
105を設け、比較することによりノズル詰まりを判定
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、分注装置に係り、
特に被分注液を吸引するときの吸引流路内の圧力を検知
するような分注装置に関する。
【0002】
【従来の技術】生化学検査等の検体検査においては、検
体として血清,血漿が用いられることが多い。これらの
検体は採血時の処理が不完全であったり、採血されてか
ら検査にかけるまで長時間にわたって放置しておかれる
と、検体中にフィブリンと呼ばれる固体物が生成する。
この検体をそのまま生化学自動分析装置にかけるとサン
プル吸引時にピペッタがフィブリンを吸い込みピペッタ
ノズルの詰まりや、サンプルの吸引量の不足をひきおこ
す。特開平2−19693号公報及び特開平5−249124号公報
には、ピペッタシリンジ間のチューブまたはノズルの内
圧の変化を監視する事によりピペッタの詰まりやサンプ
ルの吸引量の不足を検知する方法が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特開平2−19693号公報
に開示されている方法はサンプル吸引時の時間に対して
変化するチューブ内の圧力レベルを積算していきこの積
算値と基準値との比較で詰まりや、サンプルの吸引量の
不足を判定している。このため、粘性の高いサンプル
や、逆に粘性の低いサンプル等では正確な判定が難し
い。また、中途半端な詰まりに対し正確な判定が難しく
なる。そしてこの方法ではごく微少なサンプルの吸引量
の不足は判定しづらい。特開平5−249124 号公報ではサ
ンプル吐出時の圧力変化を監視することにより、ノズル
内のサンプルに気泡や異物の混入を検知することでノズ
ルの詰まりや、吸引したサンプルの量の不足を判定して
いる。しかしこの方法では吸引時の異常を検知すること
が難しく、また、吐出時の圧力変化が異常のあるなしに
関わらず常に一定とは限らず、また、サンプルの設定量
によっても変化する可能性があるため、この方法も正確
な判定が難しい。
【0004】本発明の目的は、吸引流路の詰まりを正確
に判断できる機能を有する分注装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、被分注液を吸
引するときの吸引流路内の圧力を検知する圧力センサを
有する分注装置において、被分注液の分注量を記憶する
記憶部と、上記分注量に応じた圧力しきい値を決定する
と共に、その決定されたしきい値と被分注液吸引時の圧
力測定データを比較して吸引流路の詰まりを判断する制
御部を備えたことを特徴とする。
【0006】本発明に基づく望ましい実施例では、被分
注液としてのサンプルの吸引開始からピペッタ先端が吸
引後液面を離れるまでピペッタからシリンジをつなぐチ
ューブ内の経時的な圧力変化を順次記憶できる手段と、
大気圧またはある特定の基準圧力と吸引開始後一定時間
たった特定部分の圧力変化の平均値の差をしきい値と比
較する手段と、この比較結果に基づいてピペッタの詰ま
りを検知する手段をもうけ、該しきい値を吸引するサン
プルの体積によって変化させるための手段を持ってい
る。該しきい値を吸引するサンプルの体積によって変化
させるための手段としては各サンプル量としきい値の関
係式を作成し、使用することが有効である。CPU内に
各サンプル量にあわせたしきい値をいれたテーブルを作
成することも有効である。あわせて、上記基準圧力を吸
引終了直後の圧力変化のピークから一定時間までの平均
値とすることも有効である。また、吸引開始後一定時間
たった特定部分の圧力変化の平均値をとるタイミングを
ピペッタがサンプル吸引後、液面から上昇する直前にす
ることも有効である。また、該タイミングをサンプルの
吸引量にあわせて変化させることも有効である。これら
の方法をサンプリングカップ内にセットされた検体量の
不足の検知に応用することも可能である。
【0007】本発明の望ましい実施例では、サンプル吸
引開始からピペッタ先端が吸引後液面を離れるまでピペ
ッタからシリンジをつなぐチューブ内の経時的な圧力変
化を順次記憶し、大気圧またはある特定の基準圧力と吸
引開始後一定時間たった特定部分の圧力変化の平均値の
差をあるしきい値と比較し、しきい値よりこの差が大き
ければピペッタの詰まりが発生したと判断する。しか
し、サンプル量が少ないときには圧力変化も小さく、サ
ンプル量が多いときには圧力変化も大きくなる。このた
め、該しきい値を吸引するサンプルの体積によって変化
させることにより、サンプル量による圧力変化の変動の
影響が無くなるので正確なピペッタノズルの詰まりの判
断を行うことが可能になる。また、特定の基準圧力を吸
引終了直後の圧力変化のピークから一定時間までの平均
値とすることで、一つのノズルで順番に複数のサンプル
や、試薬を吸引、一気に吐出するために、前の試薬吸引
後の圧力が大気圧に戻らないうち最後のサンプル吸引を
行うマルチピペッティング方式を採用している装置にも
応用が可能である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施例を図
面に基づき説明する。図1は本発明に係る好適な血液自
動分析装置の実施例を表す図であり、図2は本実施例の
主要部分の概略を示すブロック図であり、図3,図4は
図1の装置におけるサンプル,試薬吸引時のノズル内圧
力変化を示す特性図である。
【0009】図1,図2を用いて分析装置の動作を説明
する。
【0010】図1において吸引流路を有する分注装置と
してのピペッタ4は、ディスポーザブルなピペッタチッ
プ1が接続されており、ピペッタチップ1はターンテー
ブル5上に複数個セットされており必要に応じてターン
テーブル5がピペッタ制御モータ33の動作により回転
しチップ装着位置に移動され、ピペッタ4の結合管に結
合される。サンプルカップ9に収容されている被分注液
としてのサンプルはサンプルディスク8にセットされて
いる。サンプルディスク8はパルスモータ19により任
意の方向に回転されるようになっており、吸引するタイ
ミングで回転し、サンプル吸引位置までサンプルカップ
9を移動させることができる。サンプル吸引位置で停止
したサンプルカップ9は移動してきたピペッタチップ1
が接続されているピペッタ4により吸引流路内に吸引さ
れる。サンプル吸引時に装置はピペッタチップ1と図2
におけるチューブ26からなる吸引流路内の圧力変化を
モニターし、ピペッタの詰まりを後述する方法で判定す
る。ピペッタ4のアームはパルスモータ22により旋回
される。
【0011】ピペッタノズル1の詰まりを検知したと判
断されたときには吸引したサンプルをピペッタ洗浄漕3
4に排出した後、ピペッタチップをピペッタチップ廃棄
場所17に廃棄し、その旨をサンプリングしたサンプル
カップの情報と共に装置操作部15や出力部31に表示
して使用者に知らせる。
【0012】また、正常にサンプルの吸引が終了したと
判断された場合には、サンプルはサンプル吐出位置にお
いて恒温漕11上の反応ディスクに配列されている反応
容器10に吐出される。その後ピペッタ4はチップ廃棄
場所17へピペッタチップ1を結合管から離脱して廃棄
し、ターンテーブル5上のチップ装着位置において新し
いピペッタチップ1を接続し、パルスモータ18によっ
て駆動される試薬ディスク6上の試薬吸引位置にて、試
薬ボトル7より必要な試薬を吸引する。その後、再びピ
ペッタ4は恒温漕11上のサンプル吐出位置にて、先に
サンプルを分注した反応容器10に試薬を分注し、撹拌
する。反応ディスクはパルスモータ20によって間欠回
転される。
【0013】試薬とサンプルを分注された反応容器10
は恒温漕11上で一定時間反応後、反応ディスクが回転
しシッパ吸引位置に移動され、反応容器中の反応液はシ
ッパ12により吸引される。モータ21により昇降され
るシッパ12は反応液を検出ユニット13内の検出器ま
で導く。導かれた反応液は検出ユニット13内の検出器
で光学的に測定された後、廃液タンク16に廃棄され
る。検出された目的物質の信号は検出ユニットからデー
タ処理部14に送られ、濃度等に換算され、サンプリン
グされたサンプルカップ9の検体IDなどの情報と共に
装置操作部15や出力部31に表示して使用者に知らせ
る。
【0014】ピペッタ4のサンプル吸引時の動作の詳細
を図2を用いて説明する。
【0015】ピペッタ4は制御部としてのCPU30内
のピペッタ制御部29により、ピペッタ制御モータ22
を介して結合管保持アームの旋回及び昇降の動きを制御
されている。吸引流路の一部であるチューブ26はピペ
ッタ4の結合管とピペッタシリンジ24をつないでお
り、途中に圧力センサ23が接続されている。ピペッタ
シリンジ24はCPU30内のピペッタ制御部29によ
り、シリンジ制御モータ25を介して動きを制御されて
いる。
【0016】サンプル吸引時には圧力センサ23によっ
て一定時間間隔ごとに圧力信号が検出される。検出され
た圧力信号は信号処理部27へ送られ信号の増幅,ノイ
ズのカットなどを行った後、CPU30内の判定部28
へ送られる。この検出のタイミングはたとえば10〜2
0msごとぐらいで判定が可能である。送られてきた圧
力信号は判定部28内で、後述する方法で判定される。
【0017】図3を用いて判定部28で行われる処理例
を述べる。図3には、基準圧力が大気圧の場合のサンプ
ル吸引時のピペッタ4とチューブ26内の圧力の時間変
化がグラフとして例示されている。なお縦軸は圧力セン
サ23によって検出される圧力(上方が負圧)を示し、
横軸は時間を示している。また、図において101はサ
ンプル50μl吸引時の正常な状態での圧力変化であ
り、また、102はサンプル10μl吸引時にサンプル
中のフィブリン等がピペッタチップ1に詰まった場合の
圧力変化である。106はサンプル50μl吸引時にサ
ンプル中のフィブリンがピペッタチップ1に詰まった場
合の圧力変化である。10μl吸引時には50μl吸引
時よりも動くシリンジのパルス数が少ないため、図に示
すとおり圧力変化は50μlの場合に比べて小さくな
る。従って、基準圧力を大気圧としたとき、図中の判断
領域104の測定圧力の平均値と大気圧の差を見てピペ
ッタノズルの詰まりを判断するとき、しきい値103と
比較して判定部28で判断すると、50μl吸引時の圧
力変化103では設定されたしきい値103より正圧側
(図では下方)にあるため、正常に吸引動作が終了した
と判断され、サンプルは反応容器10に吐出され、次の
反応のためのステップへ移行する。そして、50μl吸
引時の圧力変化106が得られたときは設定されたしき
い値103より負圧側(図では上方)にあるため、ピペ
ッタノズルとしてのピペッタチップ1が詰まったと判断
され、吸引されたサンプルと詰まったピペッタチップは
廃棄され、前述のとおり、使用者にその旨が通知され
る。
【0018】しかし、10μl吸引時の圧力変化102
ではしきい値103を使用して判断を行うとしきい値よ
り正圧側(図では下方)にあるため、正常に吸引動作が
終了したと判断されてしまう。しかし実際の圧力変化を
見ると負圧のピーク時からほとんど圧力が正圧側に戻っ
ていないことからこの状態はピペッタチップ1が詰まっ
ていることは明白である。従って、10μl吸引時には
別のしきい値105で判断するようにすれば圧力変化1
02はピペッタチップ1が詰まっていると判断され、吸
引されたサンプルと詰まったピペッタチップは廃棄さ
れ、前述のとおり、使用者にその旨が通知される。
【0019】このようにサンプルの吸引量に応じてしき
い値を変化させることにより、より正確な判断を行うこ
とができる。
【0020】サンプル量としきい値の関係は実験により
関係式を求め、その関係式をCPU30内の判定部28
の記憶部に記憶させて装置操作部15から使用者が入力
して記憶部に記憶されているサンプル量に従って計算を
行い決定しておく。また、あらかじめ、サンプル量とし
きい値の関係をテーブル化しておき、CPU30内の判
定部28に記憶させて装置操作部15から使用者が入力
した記憶サンプル量と照合して決定してもよい。
【0021】また、判断領域104のタイミングは本実
施例の場合、サンプル吸引終了後、ピペッタチップ9が
サンプル中から上昇する直前の10〜50msぐらいが
好適である。
【0022】また、基準とする圧力は大気圧でなくとも
かまわない。この場合の例を図4(a),(b)を用いて
説明する。図4(a),(b)にはこの場合の好適な例と
して一つのピペッタチップで複数の試薬,サンプルを吸
引するようなマルチピぺッティングを行う場合のサンプ
ル吸引時のピペッタ4とチューブ26内の圧力の時間変
化がグラフとして例示されている。なお縦軸は圧力セン
サ23によって検出される圧力(上方が負圧)を示し、
横軸は時間を示している。
【0023】一つのピペッタチップで試薬及びサンプル
を吸引するようなマルチピぺッティングを行うようなと
きには、図4(a)に示すように前半の試薬を吸引後、
大気圧まで圧力が下がりきらないうちに後半のサンプル
の吸引が始まってしまう場合と大気圧近くまで圧力が下
がってからサンプルの吸引が始まる場合がある。前者の
場合は前半に吸引する試薬量が多い場合に起こりやす
く、図中201の圧力変化を示す。後者の場合は前半に
吸引する試薬量が少ない場合に起こりやすく図中202
の圧力変化を示す。どちらもサンプルの吸引量が同じ場
合、大気圧を基準の圧力として判断する領域を204と
し、しきい値を図中205としたとき、図中201の圧
力変化の場合はしきい値205より負圧側にあるので、
ピペッタチップ1が詰まっていると判断され、図中20
2の圧力変化の場合はしきい値205より正圧にあるの
で、正常にサンプル吸引が終了したと判断される。しか
し図中201,202の圧力変化全体を見るとピペッタ
チップは詰まっておらず、圧力変化201の場合はた
だ、前半の試薬吸引量が圧力変化202の場合に比べて
多かったため、圧力が大気圧まで戻りきらないうちに後
半のサンプル吸引が始まってしまい、詰まっていないに
も関わらず判断領域204ではしきい値205よりも負
圧側にでてしまう。このため、ピペッタが詰まっている
と誤って判断されることになる。
【0024】このような誤った判断を避けるには基準圧
力を大気圧ではなく他の対象にすればよい。好適な例は
基準圧力をサンプル吸引後の圧力のピークから、数ms
までの圧力変化の平均値とする事である。この場合の判
断の仕方は以下の通りとなる。
【0025】基準の圧力を図中の基準領域203のポイ
ントの平均値とする。判断領域を204とし、この2点
の圧力の平均値の差をとる。この場合負圧側のピーク時
の圧力との差をとるので差がしきい値よりも大きければ
吸引は正常に終了したと判断し、小さければノズルが詰
まったと判断する事になる。
【0026】図4(a)の場合の例では圧力変化20
1,202の場合両方とも基準領域203と判断領域2
04の圧力の差は50kPaである。今、この場合のし
きい値が30kPaとすると図4(a)の圧力変化20
1,202の場合両方とも正常にサンプルの吸引が終了
したと判断され、吸引したサンプル,試薬とも反応容器
に吐出され、次の反応のステップに進む。
【0027】図4(b)の場合の例では基準領域203
と判断領域204の圧力の差は圧力変化206の場合は
10kPa、圧力変化207の場合は5kPaである。
今、この場合のしきい値が30kPaとすると図4(b)
の圧力変化206,207の場合両方ともサンプルの吸
引中にピペッタノズルとしてのピペッタチップ1に詰ま
りが起こったと判断され、吸引されたサンプルと詰まっ
たピペッタチップは廃棄され、前述のとおり、使用者に
その旨が通知される。
【0028】また、この場合もサンプルの吸引量に応じ
てしきい値を変化させることにより、より正確な判断を
行うことができる。
【0029】また、同時に基準となる圧力をとるタイミ
ングをサンプル量により変化させたり、判断のポイント
をサンプルの体積によって変化させることで、よりいっ
そう判断の精度を上げることが可能である。
【0030】また、基準圧力をサンプル吸引開始直後か
ら、数msまでの圧力変化の平均値としてもよい。この
場合も判断の方法は前述した方法と同様に行うことがで
きる。
【0031】また、サンプルカップに収容されているサ
ンプルが分析装置に設定された設定量より少ないときは
以下のようにして本発明を使用して検出することができ
る。サンプル吸引時にピペッタチップ1が下降するサン
プル液面にあわせて下降しながら吸引していく機能を持
った自動分析装置において、サンプルが設定量より少な
いときにはサンプルの吸引時にピペッタチップが下降し
ていくとカップ底やチューブ底にピペッタチップの先端
が接触する。このとき、ピペッタチップの先端はカップ
底もしくはチューブ底によって、「詰まり」を生じたも
のと判断する。
【0032】従って、図3もしくは図4に示したような
圧力特性が圧力センサ23により検出されるため、前述
したような方法により簡単にセットされているサンプル
の量の不足も検知することができる。また、サンプル吸
引時にピペッタチップが下降するサンプル液面にあわせ
て下降しながら吸引させるにはサンプル吸引速度と、液
面の下降速度の関係をあらかじめ求めておき、ピペッタ
チップの下降速度をそれにあわせるように設定してやれ
ばよい。サンプルカップの種類によって液面の下降速度
が異なる場合にはサンプルカップの種類と液面下降速度
の関係をテーブル化してCPU内に記憶させておき、装
置操作部から使用者が入力したカップ種別によって使い
分けるようにする。
【0033】このように、被分注液としてのサンプル吸
引時に、ピペッタノズルの先端が容器底面に接触して、
それ以上の下降が阻止されると、予定の圧力変化が得ら
れないので、サンプル量の不足を知ることができる。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、被分注液の吸引すべき
量によって吸引時の圧力変化のしきい値を変えて適正な
しきい値と圧力測定値を比較できるようにしたので、分
注装置の吸引流路が詰まりか否かを正確に判断させ得
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一実施例である自動分析装置
の概略構成を示す図である。
【図2】図1の分析装置における主要部を説明するため
の図である。
【図3】基準圧力が大気圧の場合のサンプル吸引時の圧
力変化を説明するための図である。
【図4】基準圧力が大気圧でない場合のサンプル吸引時
の圧力変化を説明するための図であり、(a)は正常動
作時を示し、(b)は詰まりがある場合を示す。
【符号の説明】
1…ピペッタチップ、4…ピペッタ、6…試薬ディス
ク、8…サンプルディスク、9…サンプルカップ、10
…反応容器、12…シッパ、13…検出ユニット、23
…圧力センサ、24…ピペッタシリンジ、26…チュー
ブ、28…判定部、30…CPU。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被分注液を吸引するときの吸引流路内の圧
    力を検知する圧力センサを有する分注装置において、上
    記被分注液の分注量を記憶する記憶部と、上記分注量に
    応じた圧力しきい値を決定すると共に、その決定された
    しきい値と上記被分注液吸引時の圧力測定データを比較
    して上記吸引流路の詰まりを判断する制御部を備えたこ
    とを特徴とする分注装置。
JP20958396A 1996-08-08 1996-08-08 分注装置 Pending JPH1048220A (ja)

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