JPH1048078A - 荷重センサ - Google Patents

荷重センサ

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JPH1048078A
JPH1048078A JP8203369A JP20336996A JPH1048078A JP H1048078 A JPH1048078 A JP H1048078A JP 8203369 A JP8203369 A JP 8203369A JP 20336996 A JP20336996 A JP 20336996A JP H1048078 A JPH1048078 A JP H1048078A
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load sensor
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晃 宮本
Takashi Kawai
孝士 川井
Yukio Mizukami
行雄 水上
Mayumi Inada
まゆみ 稲田
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 繊維機械等における高速度走行系の糸張力を
測定する荷重センサにおいて、精度が良く、組立が容易
で、安価なものを提供することを目的とする。 【解決手段】 検出部36を有するスティック34をケ
ース31より突出するようにガイド部32に挿通し、上
記スティック34の他端を上記ケース31内に片持ち梁
となるように取付けたセンサ基板37に支持し、上記ス
ティック34の検出部36に与えられる外力を上記セン
サ基板37に対してモーメントの力として作用せしめる
ように構成することにより、安価で精度の良い荷重セン
サを提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、繊維機械等におけ
る高速度走行系の糸張力を測定する荷重センサに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来の荷重センサは、特開平5−203
549号公報に開示されたものが知られている。
【0003】以下に従来の荷重センサについて図面を参
照しながら説明する。図12は従来の荷重センサの断面
図である。図12において、荷重センサはリング磁石1
を有し、該リング磁石1の一方の側には磁極円板2が、
また前記リング磁石1の他方の側には磁極リング4が装
着されている。前記磁極リング4の中央開口内には可動
コイル5を配するための空隙を形成するようにコア3が
配置されている。該可動コイル5内には前記磁極円板2
側からコア3が侵入し、該コア3は前記磁極円板2の中
央に固定されている。このコア3に対しても可動コイル
5は空隙を形成している。また、前記可動コイル5は2
つのダイアフラム7および8によって、軸方向運動しか
行えないように保持されている。前記ダイアフラム7は
前記コア3に固定されたホルダー9に支持され、また前
記ダイアフラム8は前記磁極リング4に固定されたホル
ダー10に支持されている。前記可動コイル5のヘッド
端部には糸ガイド6が配置されており、この糸ガイド6
を介して走行系11の張力を検出する。ここで、糸の張
力の測定においては、前記糸ガイド6と前記走行系11
によって形成される角度によって測定荷重が変動する。
この変動量は測定誤差となることから前記糸ガイド6の
移動量を小さくする必要がある。そのため、該制御器1
4により、糸張力変動に起因した微小な位置変位も即座
に零に補正制御される。つまり、前記可動コイル5の位
置は位置センサ12によって監視され制御器14に伝送
される。制御器14はその出力部で電流Iの強さを変化
させ、前記可動コイル5を一定の位置に固定するよう制
御する。そして、前記糸ガイド6で前記走行系11によ
って発生される軸方向力に対抗して作用する可動コイル
5の軸方向反力は、前記可動コイル5に供給される電流
Iと前記可動コイル5の周辺に形成された空隙における
磁束密度に比例して変化する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成においては、前記可動コイル5の周辺に形成され
る空隙が一定でないと磁束密度が変化する。そして、こ
の磁束密度の変化により、前記可動コイル5に発生する
軸方向の反力に差が生じるので前記可動コイル5が傾
く。この可動コイル5の傾きにより前記コア3と前記可
動コイル5とが接して摩擦力が発生するので、張力の測
定が正確にできなくなってしまう。したがって前記可動
コイル5と前記磁極リング4と前記磁極円板2との高精
度の組立が必要であり、組立が困難であるといった課題
を有していた。
【0005】本発明は、上記従来の課題を解決するもの
で、荷重検出部の移動量が少なくかつ、高精度で組立性
の良い安価な荷重センサを提供することを目的とするも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の荷重センサは、検出部を有するスティック
と、このスティックに与えられる外力をモーメントの力
として作用させるように前記スティックを支持したセン
サ基板を備えた構成としたものである。
【0007】この発明によれば、高精度の組立を必要と
する可動コイル、磁極リング、磁極円板等の部品を使用
することなく、組立性の良い安価な荷重センサを提供す
ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、外底面から下方に突出する筒状のガイド部を有する
とともに内底面に固定部を有しかつ上面に開放部を設け
たケースと、前記ケースのガイド部に挿入される柱部お
よび当該柱部の先端に位置して上記ガイド部から突出し
た検出部とを有するスティックと、前記ケースの固定部
に固定され、前記スティックに与えられる外力をモーメ
ントの力として受けるように前記スティックを支持した
少なくとも一つの歪検出素子および回路パターンを有す
るセンサ基板と、前記センサ基板の上方に設けられ、前
記センサ基板に電気的に接続された電子回路を有する回
路基板と、前記ケースの開放部を覆うように設けた封止
部材とを備えた荷重センサであり、高精度の組立が必要
であるといったことがなく、組立性が容易で安価な荷重
センサを提供できるといった効果を有する。
【0009】本発明の請求項2記載の発明は、外底面か
ら下方に突出する筒状のガイド部を有するとともに内底
面に固定部を有しかつ上面に開放部を設けたケースと、
前記ケースのガイド部に挿入される柱部および当該柱部
の先端に位置して上記ガイド部より突出した検出部とを
有するスティックと、前記ケースの固定部に固定され、
前記スティックに与えられる外力をモーメントの力とし
て受けるように前記スティックを支持した少なくとも一
つの歪検出素子および回路パターンを有するセンサ基板
と、前記センサ基板の上方に位置して前記センサ基板と
の間にすきまを設けるとともに前記センサ基板の一端を
前記ケースの固定部とで挟持する挟持板と、前記挟持板
の上方に設けられ前記センサ基板と電気的に接続された
電子回路を有する回路基板と、前記ケースの開放部を覆
うように設けた封止部材とを備えた荷重センサであり、
挟持板はケースの内部の空間をセンサ基板側と回路基板
側とに分割するので、糸屑等の塵埃がガイド部からセン
サの内部に侵入しても回路基板には到達しないという効
果を有する。
【0010】本発明の請求項3に記載の発明は、外底面
から下方に突出する筒状のガイド部を有するとともに内
底面に固定部を有しかつ上面に開放部を有するケース
と、前記ケースのガイド部に挿入される柱部および当該
柱部の先端にこの柱部の軸方向に垂直にガイド溝を設け
た検出部とを有するスティックと、前記スティックの一
端を垂直に支持するとともにそのスティックを中心とし
て略対称に配置された2組の歪み検出素子とバイアス抵
抗とを有するブリッジ回路を設けかつ他端を前記ケース
の固定部に固定されたセンサ基板と、前記センサ基板の
上方に位置して前記センサ基板との間にすきまを設ける
とともに前記センサ基板の一端を前記ケースの固定部と
で挟持する挟持板と、前記挟持板の上方に設けられ前記
センサ基板と電気的に接続された電子回路を有する回路
基板と、前記ケースの開放部を覆うように設けた封止部
材とを備えた荷重センサであり、スティックの検出部に
ガイド溝を設けたので検出部を走行する糸が一定の箇所
を通り、センサ基板に加わる曲げモーメントが一定し、
正確な糸の張力を検出することができるといった効果を
有する。
【0011】本発明の請求項4に記載の発明は、前記ケ
ースに設けたU字状の固定部と前記挟持板に設けた折曲
片とで囲まれた空間部の底に前記センサ基板のセンサ端
子部を露出せしめるとともに、前記空間部の上面に前記
回路基板の端子部を露出せしめ、前記空間部に設けた異
方導電性のコネクタを前記センサ端子部と前記端子部と
で挟持して電気的に接続した請求項2または3に記載の
荷重センサであり、異方導電性のコネクタにてセンサ基
板と回路基板を接続するので、半田を使用せずに組立過
程で容易に回路基板とセンサ基板とを接続できるという
効果を有する。
【0012】本発明の請求項5に記載の発明は、前記ス
ティックの柱部を導電材料から構成して前記回路基板の
シグナルグランドと電気的に接続した請求項1〜3のい
ずれかに記載の荷重センサであり、糸がスティックの検
出部を走行したとき発生する静電気をシグナルグランド
に導く。そして、歪検出素子のインピーダンスはシグナ
ルグランドより高いので、静電気はスティックの柱部、
センサ基板の回路パターン、コネクタ、回路基板のシグ
ナルグランドを順次通過する。したがって、歪検出素子
上を静電気は通過しないので、この歪検出素子の性能が
静電気により劣化するといったことがないという効果を
有する。
【0013】本発明の請求項6に記載の発明は、前記ケ
ースの開放部を覆う封止部材に前記回路基板に設けた調
整部品に対向する貫通孔を設けた請求項1〜3のいずれ
かに記載の荷重センサであり、その貫通孔より電子回路
の感度を調整することができるといった効果を有する。
【0014】本発明の請求項7に記載の発明は、前記ス
ティックの柱部と検出部との間に保護部材を設けた請求
項1〜3のいずれかに記載の荷重センサであり、この構
成としたことにより、糸屑等の塵埃のガイド部からの侵
入を低減できるといった効果を有する。
【0015】(実施の形態1)以下、本発明の実施の形
態1における荷重センサについて図面を参照しながら説
明する。
【0016】図1は本発明の実施の形態1における荷重
センサの組立斜視図である。31は上面に開放部を設け
た樹脂あるいは金属材料より構成したケースである。こ
のケース31は外底面から下方に突出する筒状のガイド
部32を有するとともに、内定面に凹状の固定部33を
有する。34は金属、樹脂、あるいはセラミック製のス
ティックである。このスティック34は上記ケース31
のガイド部32に挿入される柱部35とその先端に設け
た検出部36より構成されており、上記柱部35の他端
に取付部35aを有している。37は樹脂、セラミック
あるいは金属材料よりなるセンサ基板であり、表面に少
なくとも1つの歪検出素子としての歪抵抗38が設けら
れると共に同歪検出素子を外部へ導出するための回路パ
ターン39が設けられている。このセンサ基板37は片
持ち梁となるように一端が上記ケース31の固定部33
に図示していないネジにより固定され、そして上記ステ
ィック34に与えられる外力がモーメントの力として作
用するように上記スティック34の取付部35aが支持
される。具体的に上記スティック34は上記センサ基板
37に対してかしめ止めにより支持される。一方、上記
センサ基板37は上記ケース31の固定部33への取着
箇所37aからみて自由端側に歪検出素子38が設けら
れ、かつ上記スティック34への取着箇所37bが設け
られている。40は上記センサ基板37からの信号を処
理する電子回路41を有する回路基板であり、上記セン
サ基板37の上方に位置するように上記ケース31内に
収容される。そして、上記回路基板40はたとえばリー
ド配線にて上記センサ基板37に対して電気的に接続さ
れている。42は樹脂あるいは金属材料より構成した封
止部材であり、上記ケース31の開放部を覆うように上
記ケース31に取付けられる。したがって、高精度の組
立が必要であるといったことがなく、組立性が容易で安
価な荷重センサを提供できるといった効果を有する。ま
た、本例の荷重センサは、強磁性材料からなる磁極円板
2、コア3、磁極リング4およびホールセンサ12等の
高価な部品を使用していない。ゆえに安価な部品、セン
サ基板、スティック等で容易に組立が可能であり、荷重
センサが高価になってしまうといったことはないという
効果を有する。
【0017】以上のように構成された本発明の実施の形
態1における荷重センサについて以下にその組立方法を
説明する。
【0018】あらかじめ歪検出素子38を上面に印刷さ
れたセンサ基板37の一端にスティック34を垂直に固
定する。次にスティック34の検出部36がケース31
のガイド部32から下方に突出するように、スティック
34をケース31のガイド部32に挿入する。次に、セ
ンサ基板37の他端をケース31の固定部33に固定す
る。次に、回路基板40をセンサ基板37の上方に配置
し、センサ基板37と回路基板40とを半田づけあるい
はリード線等を使用して電気的に接続する。最後にケー
ス31の上面に設けた開放部を封止部材42で覆う。
【0019】以上のように組立られた荷重センサについ
て以下にその動作を説明する。スティック34の検出部
36を走行する糸の張力により、スティック34の検出
部36に横荷重が加わる。そして、センサ基板37には
スティック34に加えられた横荷重により、曲げモーメ
ントが発生する。センサ基板37の上面には歪検出素子
38が設けられているので、曲げモーメントに応じて変
形するセンサ基板37の変形量に比例して歪検出素子3
8の抵抗値が変化する。この抵抗値の変化を回路基板4
0の上面に設けた電子回路41で繊維機械等の外部装置
(図示せず)への出力信号に変換する。
【0020】(実施の形態2)図2は本発明の実施の形
態2における荷重センサの組立斜視図である。
【0021】なお、図2に示す本実施の形態2における
荷重センサは、基本的に実施の形態1に示した荷重セン
サと同じ構成であるので、同一構成部分には同一番号を
付して詳細な説明を省略する。
【0022】図2において、51は金属材料よりなる挟
持板であり、上記センサ基板37の上方に位置するよう
に上記ケース31内に収容されてネジ51aにて固定さ
れる。よって上記センサ基板37との間にすきまを設け
るとともに上記センサ基板37の一端をケース31の固
定部33とで挟持する。上記挟持板51は上記ケース3
1の内部の空間をセンサ基板37側と回路基板40側と
に分割するので、糸屑等の塵埃がガイド部32からケー
ス内部のセンサ基板側に侵入しても回路基板40には到
達しないという効果を有する。上記センサ基板37の上
面に設けた電子回路41は、一般に塵埃や水気により特
性が変動したりする。したがって本例の荷重センサにお
いては塵埃が回路基板40には到達しないので、塵埃や
水気が侵入することにより、荷重センサの特性が変化す
るといったことは防止できるという効果を有する。
【0023】また、上記センサ基板37は挟持板51で
ケース31の固定部33に挟みこまれているので、セン
サ基板37は上下を平面で固定されている。したがっ
て、糸の張力により、センサ基板37が均一変形するの
で、荷重センサの出力の精度が向上するといった効果を
有する。
【0024】さらに、上記センサ基板37の上方に挟持
板51を一定のクリアランスを設けて配置しているの
で、上記センサ基板37が例えば糸の過大な張力により
上方向に変形しようとしても上記センサ基板37が上記
挟持板51に当接することにより、それ以上変形できな
い。したがって上記センサ基板37に過大な曲げ応力が
加わり、歪検出素子38の特性が劣化するといったこと
はないという効果を有する。
【0025】(実施の形態3)図3は本発明の実施の形
態3における荷重センサの組立斜視図である。
【0026】なお、図3に示す本実施の形態3における
荷重センサは、基本的に実施の形態2に示した荷重セン
サと同じ構成であるので、同一構成部分には同一番号を
付して詳細な説明を省略する。
【0027】図3において、60は上記スティック34
の先端に設けた検出部としての糸ガイドであり、この糸
ガイド60にはスティック34の柱部35の軸方向に垂
直に設けたガイド溝61を有する。37はセンサ基板で
あり、スティック34の一端を垂直に支持するとともに
そのスティック34を中心として略対称に配置された2
組の歪検出素子38とバイアス抵抗62とを有するブリ
ッジ回路を有する。このセンサ基板37は片持ち梁とな
るように他端をケース31の固定部33にネジ51aに
より固定される。この時、上記センサ基板37は挟持板
51によりケース31に対して挟み込まれる。そして、
上記スティック34の検出部36としての糸ガイド60
にガイド溝61を設けたので、検出部36を走行する糸
が一定の箇所を通り、センサ基板37に加わる曲げモー
メントが変動しないので、正確な糸の張力を検出するこ
とができるといった効果を有する。
【0028】(実施の形態4)図4は本発明の実施の形
態4における荷重センサの要部断面図、第5図は同セン
サの要部の分解斜視図、図6は同センサの要部の電気的
な接続の状態を示す図である。
【0029】なお、図4〜6に示す本実施の形態4にお
ける荷重センサは、基本的に実施の形態2に示した荷重
センサと同じ構成であるので、同一構成部分には同一番
号を付して詳細な説明を省略する。
【0030】図4〜図6において、75は異方導電性の
コネクタであり、上記ケース31の内底面に設けたU字
状の突堤76と挟持板51に設けた折曲片71とで囲ま
れた空間部72内に配置される。上記空間部72の底に
センサ基板37のセンサ端子部73が露出するととも
に、上記空間部72の上面に回路基板40の端子部74
が露出し、空間部72に設けた異方導電性のコネクタ7
5はセンサ基板37のセンサ端子部73と前回路基板4
0の端子部74とで挟持されて電気的に接続されてい
る。つまり、コネクタ75は、四方を壁で支えられてい
るので、組立過程においてもコネクタ75が倒れないと
いった効果を有する。
【0031】(実施の形態5)図7は本発明の実施の形
態5における荷重センサの要部断面図、図8は同センサ
に使用するセンサ基板の平面図、図9は同センサの要部
の断面図である。図7〜図9に示す本実施の形態5にお
ける荷重センサは、基本的には実施の形態3に示した荷
重センサと同じ構成であるので、同一構成部分には同一
番号を付し詳細な説明を省略する。
【0032】図7〜図9において、スティック34は導
電材料からなる柱部35の先端に検出部としての合成樹
脂製の糸ガイド60を有し、この糸ガイド60に柱部の
軸方向に垂直なガイド溝61を設けている。このスティ
ック34は上記ケース31のガイド部32に挿入され、
先端の糸ガイド60が上記ガイド部32の下方に突出し
ている。一方、上記スティック34の他端には取付部3
5aが突設されており、その取付部35aがセンサ基板
37の取着箇所である透孔37bに挿入され、かしめ止
めにより支持されている。上記センサ基板37は図8に
示すようにケース31の固定部33への取着箇所である
透孔37aより自由端側に透孔37bを有し、かつこの
透孔37bを中心とする軸対称位置に歪検出素子38
a,38bおよび抵抗62a,62bよりなるブリッジ
回路を設けている。
【0033】上記歪検出素子38aの一端は抵抗62b
の一端に配線パターン39aにより電気的に接続され
て、信号出力端子81aに接続され、他端はグランドパ
ターン82aにより抵抗62aの一端に電気的に接続さ
れて信号グランド端子81bに接続されている。ここ
で、上記グランドパターン82aは上記透孔37bの周
辺にも設けられており、上記スティック34の取付時に
当スティック34に電気的に接続されている。上記歪検
出素子38bの一端は抵抗62bの他端に配線パターン
39bにより電気的に接続されて圧電端子81cに接続
され、他端は配線パターン39cにより抵抗62aの他
端に電気的に接続されている。
【0034】本実施の形態においては、上記スティック
34の柱部35が導電材料からなり、センサ基板37の
グランドパターンを介して回路基板40のシグナルグラ
ンド(図示せず)と電気的に接続されている。したがっ
て、糸がスティック34の検出部としての糸ガイド60
を走行すると静電気が発生するが、ここで、歪検出素子
38のインピーダンスは回路基板40のシグナルグラン
ドへ通じる配線パターンのインピーダンスより高いの
で、静電気はグランドパターン82aを通過する。そし
て、荷重センサのグランド線(図示せず)から繊維機械
(図示せず)を通ってグランドへ到達する。
【0035】したがってセンサ基板37の歪検出素子3
8の性能が静電気により劣化するといったことがないと
いう効果を有する。
【0036】(実施の形態6)図10は本発明の実施の
形態6における荷重センサの組立斜視図である。
【0037】なお、図10に示す本実施の形態6におけ
る荷重センサは、基本的に実施の形態3に示した荷重セ
ンサと同じ構成であるので、同一構成部分には同一番号
を付して詳細な説明を省略する。
【0038】図10において、42は封止部材であり、
回路基板40の上面を密封する。この封止部材には貫通
孔91が設けられており、回路基板40の上面に設けた
例えばボリューム等の調整用の電子部品92を封止部材
42の貫通孔91にドライバー等(図示せず)を挿入し
て調整することにより、荷重センサの感度を調整するこ
とができるといった効果を有する。
【0039】(実施の形態7)図11は本発明の実施の
形態7における荷重センサの要部の断面図であり、ステ
ィックに保護キャップをかぶせた状態を示す。
【0040】なお、図11に示す本実施の形態7におけ
る荷重センサは、基本的に実施の形態1に示した荷重セ
ンサと同じ構成であるので、同一構成部分には同一番号
を付して詳細な説明を省略する。
【0041】図11において、スティック34の柱部3
5と検出部36との間に保護キャップ101を設ける構
成としたので、糸屑等の塵埃がケース31のガイド部3
2から侵入するのを低減できるといった効果を有する。
【0042】
【発明の効果】以上のように本発明の荷重センサは、高
精度の組立が必要で、高価な部品を使用しておらず、組
立性が容易でしかも安価なセンサ基板とスティック等を
備えた構成としたものである。したがって、組立性が良
く、安価な荷重センサを提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における荷重センサの組
立斜視図
【図2】本発明の実施の形態2における荷重センサの組
立斜視図
【図3】本発明の実施の形態3における荷重センサの組
立斜視図
【図4】本発明の実施の形態4における荷重センサの要
部断面図
【図5】同センサの要部の分解斜視図
【図6】同センサの要部の組立斜視図
【図7】本発明の実施の形態5における荷重センサの要
部の断面図
【図8】同センサに使用されるセンサ基板の平面図
【図9】同センサの要部の断面図
【図10】本発明の実施の形態6における荷重センサの
組立斜視図
【図11】本発明の実施の形態7における荷重センサの
要部の断面図
【図12】従来の荷重センサの断面図
【符号の説明】
31 ケース 32 ガイド部 33 固定部 34 スティック 35 柱部 36 検出部 37 センサ基板 38 歪検出素子 39 回路パターン 40 回路基板 41 電子回路 42 封止部材 51 挟持板 61 ガイド溝 62 バイアス抵抗 71 折曲片 72 空間部 73 センサ端子部 74 端子部 75 コネクタ 81 シグナルグランド 91 貫通孔 101 保護キャップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 稲田 まゆみ 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外底面から下方に突出する筒状のガイド
    部を有するとともに内底面に固定部を有しかつ上面に開
    放部を設けたケースと、前記ケースのガイド部に挿入さ
    れる柱部および当該柱部の先端に位置して上記ガイド部
    より突出した検出部とを有するスティックと、前記ケー
    スの固定部に固定され、前記スティックに与えられる外
    力をモーメントの力として受けるように前記スティック
    を支持した少なくとも一つの歪検出素子および回路パタ
    ーンを有するセンサ基板と、前記センサ基板の上方に設
    けられ、前記センサ基板に電気的に接続された回路基板
    と、前記ケースの開放部を覆うように設けた封止部材と
    を備えた荷重センサ。
  2. 【請求項2】 外底面から下方に突出する筒状のガイド
    部を有するとともに内底面に固定部を有しかつ上面に開
    放部を設けたケースと、前記ケースのガイド部に挿入さ
    れる柱部および当該柱部の先端に位置して上記ガイド部
    より突出した検出部とを有するスティックと、前記ケー
    スの固定部に固定され、前記スティックに与えられる外
    力をモーメントの力として受けるように前記スティック
    を支持した少なくとも一つの歪検出素子および回路パタ
    ーンを有するセンサ基板と、前記センサ基板の上方に位
    置され、前記センサ基板との間にすきまを設けるととも
    に前記センサ基板の一端を前記ケースの固定部とで挟持
    する挟持板と、前記挟持板の上方に設けられ前記センサ
    基板と電気的に接続された電子回路を有する回路基板
    と、前記ケースの開放部を覆うように設けた封止部材と
    を備えた荷重センサ。
  3. 【請求項3】 外底面から下方に突出する筒状のガイド
    部を有するとともに内底面に固定部を有しかつ上面に開
    放部を有するケースと、前記ケースのガイド部に挿入さ
    れる柱部および当該柱部の先端にこの柱部の軸方向に垂
    直にガイド溝を設けた検出部とを有するスティックと、
    前記スティックの一端を垂直に支持するとともにそのス
    ティックを中心として略対称に配置された2組の歪み検
    出素子とバイアス抵抗とからなるブリッジ回路を設けか
    つ前記ケースの固定部に固定されたセンサ基板と、前記
    センサ基板の上方に位置して前記センサ基板との間にす
    きまを設けるとともに前記センサ基板の一端を前記ケー
    スの固定部とで挟持する挟持板と、前記挟持板の上方に
    設けられ前記センサ基板と電気的に接続された電子回路
    を有する回路基板と、前記ケースの開放部を覆うように
    設けた封止部材とを備えた荷重センサ。
  4. 【請求項4】 前記ケースに設けたU字状の固定部と前
    記挟持板に設けた折曲片とで囲まれた空間部の底に前記
    センサ基板のセンサ端子部を露出せしめるとともに、前
    記空間部の上面に前記回路基板の端子部を露出せしめ、
    前記空間部に設けた異方導電性のコネクタを前記センサ
    端子部と前記端子部とで挟持して電気的に接続した請求
    項2または請求項3記載の荷重センサ。
  5. 【請求項5】 前記スティックの柱部は導電材料から構
    成し、前記回路基板のシグナルグランドと電気的に接続
    した請求項1または請求項2もしくは請求項3記載の荷
    重センサ。
  6. 【請求項6】 前記ケースの開放部を覆う封止部材に
    は、前記回路基板上に設けた調整部品に対向するように
    貫通孔を設けた請求項1または請求項2もしくは請求項
    3記載の荷重センサ。
  7. 【請求項7】 前記スティックには柱部と検出部との間
    に保護部材を設けた請求項1または請求項2もしくは請
    求項3記載の荷重センサ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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