JPH0614931U - 荷重計 - Google Patents

荷重計

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JPH0614931U
JPH0614931U JP5192592U JP5192592U JPH0614931U JP H0614931 U JPH0614931 U JP H0614931U JP 5192592 U JP5192592 U JP 5192592U JP 5192592 U JP5192592 U JP 5192592U JP H0614931 U JPH0614931 U JP H0614931U
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JP
Japan
Prior art keywords
plunger
diaphragm
case
hole
load
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Pending
Application number
JP5192592U
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English (en)
Inventor
山崎力
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Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プランジャの傾きを防止することによって荷
重の検出精度を高める。 【構成】 一端が閉塞され、かつ、閉塞されている部分
の中心部に貫通孔2が穿設されているケース1内の貫通
孔2と対向する位置に金属ダイアフラム6を設ける。金
属ダイアフラム6には歪みゲージ等の感圧素子7および
ブリッジ回路8が設けられ、ブリッジ回路8はケース1
内に設けられる回路部材9の回路に接続される。ケース
1の貫通孔2内には軸受け5が装着され、この軸受け5
内にはプランジャ16が軸線方向にスライド移動可能、
かつ、スライド時に先端部で金属ダイアフラム6を押圧
可能に挿着される。プランジャ16は軸受け5によって
支持されるので、スライド時に軸線からずれた状態で金
属ダイアフラム6を押圧することがない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は荷重計に関し、特に、歪みゲージ等の感圧素子の抵抗値の変化を、 ブリッジ回路を介して電圧値の変化として取り出すことにより、荷重を検出する ようにした荷重計に関するものである。
【0002】
【従来技術およびその問題点】
従来、荷重を検出するための荷重計としては種々のものが知られており、例え ば、図2に示すものは、歪みゲージ等の感圧素子27の抵抗値の変化を、ブリッ ジ回路28を介して電圧値の変化として取り出すことにより、荷重を検出するよ うに構成したものである。
【0003】 すなわち、この荷重計は、一端が閉塞された筒状をなすケース21と、このケ ース21内の底面側に設けられるダイアフラム26と、このダイアフラム26上 に設けられる歪みゲージ等の感圧素子27と、前記ケース21内に設けられると ともに、前記感圧素子27からの信号を増幅する回路等が組み込まれている回路 部材29と、前記ケース21に設けられて、ケース21の軸線方向にスライド可 能なプランジャ36と、このプランジャ36と前記ダイアフラム26との間に介 在する鋼球37とを具えている。
【0004】 前記ダイアフラム26は、円板状をなすとともに、裏面側に環状の溝部26a が穿設されていて、この溝部26aにより中央部26bおよび周縁部26cが厚 肉に形成され、溝部26aに対応する部分が薄肉の起歪部26dに形成され、こ のダイアフラム26は、その裏面側周縁部を電子ビーム溶接等により前記ケース 21の底面側に溶着されるようになっている。
【0005】 前記感圧素子27は、前記ダイアフラム26の起歪部26d上の適宜の位置に 適宜の形状でスパッタリングや真空蒸着等により設けられていて、この感圧素子 27は、前記ダイアフラム26上の適宜の位置にアルミ等を蒸着することにより 設けられているブリッジ回路28に接続されるようになっている。
【0006】 前記回路部材29は、前記感圧素子27に安定した電圧を供給するための回路 等が組み込まれているとともに、中心部に軸線方向に貫通する貫通孔30aが穿 設されている電源回路基板30と、前記感圧素子27からの信号を増幅するため の回路等が組み込まれているとともに、中心部に軸線方向に貫通する貫通孔31 aが穿設されている増幅回路基板31と、前記感圧素子27のゼロ調整やゲイン 調整等の回路が組み込まれているとともに、中心部に軸線方向に貫通する貫通孔 32aが穿設されている調整回路基板32とを具えており、増幅回路基板31の 回路と前記ブリッジ回路28とはボンディングワイヤ35を介して互いに接続さ れ、電源回路基板30にはターミナルピン22を介してリード線23が接続され 、各回路基板間は連結ピン24を介して互いに接続されるようになっている。
【0007】 前記ケース21の開口部は、中心部に軸線方向に貫通する貫通孔33が穿設さ れている円板状のキャップ34で閉塞されていて、このキャップ34の中心部の 貫通孔33、前記調整回路基板32の中心部の貫通孔32a、および前記電源回 路基板30の中心部の貫通孔30a内に前記プランジャ36がスライド可能に挿 着されるようになっている。
【0008】 前記プランジャ36の後端部には傘形状の荷重受け部36bが一体に形成され ているとともに、先端部には棒状をなす押圧部36aが一体に形成され、この押 圧部36aと前記ダイアフラム26との間に前記鋼球37が介在し、前記荷重受 け部36bに荷重が作用した際、前記鋼球37を介して前記ダイアフラム26が 押圧されるようになっている。
【0009】 そして、上記のように構成した荷重計のプランジャ36の荷重受け部36bに 荷重が作用すると、それに応じてプランジャ36がキャップ34の貫通孔33、 調整回路基板32の貫通孔32a、および電源回路基板30の貫通孔30を内を スライドして図中下方に移動し、その押圧部36aとダイアフラム26との間に 介在している鋼球37を介してダイアフラム26の中央部26bを図中下方に押 圧する。そして、このときの押圧力に応じてダイアフラム26の起歪部26dが 図中下方に変位し、この起歪部26dの変位に追従して起歪部26d上の感圧素 子27がその抵抗値を変化させる。そして、この抵抗値の変化をダイアフラム2 6上のブリッジ回路28を介して電圧値の変化に変換し、この電圧値の変化を回 路部材29の増幅回路基板31で増幅して出力することによって、プランジャ3 6に作用する荷重を検出することができることになる。
【0010】 しかしながら、上記のように構成される従来の荷重計にあっては、プランジャ 36は、キャップ34の貫通孔33、調整回路基板32の貫通孔32a、および 電源回路基板30の貫通孔30aに挿着されているだけで、プランジャ36の軸 線方向への傾きを抑えるものが何も設けられていないため、荷重が作用した際に プランジャ36が傾いた状態で各貫通孔内をスライドすると、荷重の一部がキャ ップ34や各回路基板32、30を介してケース21側に逃げてしまい、作用す る荷重を正確にダイアフラム26側に伝達させることができず、荷重の検出精度 が低下してしまうという問題点があった。
【0011】 この考案は前記のような従来のもののもつ問題点を解決したものであって、プ ランジャがスライドする際のプランジャの傾きを極力抑えることによって、荷重 の検出精度を著しく高めることのできる荷重計を提供することを目的とするもの である。
【0012】
【問題点を解決するための手段】
上記の問題点を解決するためにこの考案は、一端が閉塞され、かつ、閉塞され ている部分の中心部に貫通孔が穿設されているケースと、このケース内に、周縁 部が固定され、かつ、中央部がフリーの状態で配設されるとともに、中央部と周 縁部との間が薄肉の起歪部に形成されているダイアフラムと、前記起歪部上に配 設される感圧素子と、前記ケース内に配設されるとともに、前記感圧素子からの 信号に応じた信号を出力する回路部材と、前記貫通孔に配設される軸受けと、こ の軸受けによってスライド可能に支持され、先端部で前記ダイアフラムの中央部 を押圧可能なプランジャとを具えたという手段を採用したものである。
【0013】
【作用】
この考案は前記のような手段を採用したことにより、プランジャは軸受けによ って支持された状態で軸線方向にスライドすることになるので、荷重が作用した 場合においてもプランジャが軸線方向に傾いた状態でダイアフラムを押圧するこ とがなくなり、したがって、作用する荷重を正確にダイアフラムに伝達させるこ とができ、検出精度が向上することになる。
【0014】
【実施例】
以下、図面に示すこの考案の実施例について説明する。 図1には、この考案による荷重計の一実施例による概略断面図が示されていて 、この実施例に示す荷重計は、ケース1内に設けたダイアフラムである金属ダイ アフラム6をプランジャ16で押圧することによって変位させて、金属ダイアフ ラム6上の歪みゲージ等の感圧素子7の抵抗値を変化させ、この抵抗値の変化を 金属ダイアフラム6上に設けたブリッジ回路8で電圧値の変化に変換して、この 電圧値の変化を増幅して出力することにより、作用する荷重を検出するようにし たものである。
【0015】 前記ケース1は、一端が閉塞された筒状をなすとともに、閉塞されている部分 の中心部には軸線方向に貫通する貫通孔2が穿設されていて、この貫通孔2は入 り口側が小径に、内部側が入り口側よりも大径に形成され、入り口側の内面には 環状の溝部3が穿設され、この溝部3内には環状のOリング4が装着され、内部 側にはリニアボールスライド等の軸受け5が装着されている。
【0016】 前記金属ダイアフラム6は、円板状をなすとともに、裏面側には環状の溝部6 aが穿設されていて、この溝部6aにより中央部6bおよび周縁部6cが厚肉に 形成され、溝部6aに対向する部分が薄肉の起歪部6dに形成され、この金属ダ イアフラム6は、その裏面側を前記貫通孔2に対向させた状態で、裏面側周縁部 をケース1の貫通孔2の周縁部に電子ビーム溶接等により溶着されるようになっ ている。
【0017】 前記金属ダイアフラム6の起歪部6d上には、前記歪みゲージ等の感圧素子7 がスパッタリングや真空蒸着等により設けられていて、この感圧素子7は、金属 ダイアフラム6上にアルミ等を蒸着することによって設けられているブリッジ回 路8に接続されるようになっている。
【0018】 前記ケース1内には、前記感圧素子7に安定した電圧を供給するための回路等 が組み込まれている電源回路基板10、感圧素子7からの信号を増幅して出力す る回路等が組み込まれている増幅回路基板11等からなる回路部材9が装着され ていて、これらの回路基板10、11間は連結ピン12を介して互いに接続され 、電源回路基板10にはハーネス13を介してリード線14が接続され、増幅回 路基板11の回路と前記ブリッジ回路8とはボンディングワイヤ15を介して互 いに接続されるようになっている。
【0019】 前記ケース1の開口は円板状をなすキャップ18で閉塞されるようになってい る。
【0020】 前記プランジャ16は、前記ケース1の貫通孔2に装着されている軸受け5に 支持されて、軸線方向にスライド可能となっているとともに、先端部は前記金属 ダイアフラム6の中央部6bに当接して押圧するための傘形状の押圧部16aに 形成されているとともに、後端部は半球状の荷重受け部16bに形成されている 。
【0021】 次に、前記に示すものの作用について説明する。 まず、プランジャ16の荷重受け部16bに荷重が作用すると、その荷重によ ってプランジャ16は軸受け5内をスライドして図中下方に移動し、その先端部 の押圧部16aで金属ダイアフラム6の中央部6bを図中下方に押圧する。
【0022】 このときのプランジャ16による押圧力に応じて金属ダイアフラム6の中央部 6b、起歪部6d、周縁部6cは図中下方に変位し、このときの起歪部6dの変 位に応じて起歪部6d上の感圧素子7がその抵抗値を変化させる。そして、この 感圧素子7の抵抗値の変化を、金属ダイアフラム6上のブリッジ回路8を介して 電圧値の変化に変換し、この電圧値の変化を回路部材9の増幅回路基板11の回 路で増幅して出力することによって、プランジャ16に作用する荷重を検出する ことができることになる。
【0023】 この場合、プランジャ16は、ケース1の貫通孔2内に装着されているリニア ボールスライド等の軸受け5によって支持されているので、荷重が作用して軸線 方向にスライドする場合においても、軸線に対して傾いてスライドする恐れは全 くなく、軸線方向に確実にスライド移動することになる。
【0024】 したがって、従来のように、プランジャが軸線に対して傾いた状態でスライド して荷重の一部がケース側等に逃げてしまうようなことが完全になくなり、作用 する荷重を確実に金属ダイアフラム6側に伝達させることができることになるの で、荷重の検出精度が著しく向上することになる。
【0025】
【考案の効果】
この考案は前記のように構成して、プランジャを軸受けを介してケースの貫通 孔内に装着したので、プランジャがスライドする際に軸線方向へ傾くのを抑える ことができることになり、これにより従来のように、プランジャが傾いた状態で スライドしてダイアフラムを押圧するようなことがなくなるので、プランジャに 作用する荷重を確実にダイアフラム側に伝達させることができることになる。し たがって、プランジャに作用した荷重の一部がケース等に逃げてしまうようなこ とがなくなり、作用する荷重をダイアフラム側に確実に伝達させることができる ので、荷重の検出精度が著しく向上することになる等の優れた効果を有するもの である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案による荷重計の一実施例を示した概略
断面図である。
【図2】従来の荷重計を示した概略断面図である。
【符号の説明】
1、21……ケース 2、33……貫通孔 3……溝部 4……Oリング 5……軸受け 6、26……ダイアフラム(金属ダイアフラム) 6a、26a……溝部 6b、26b……中央部 6c、26c……周縁部 6d、26d……起歪部 7、27……感圧素子(歪みゲージ) 8、28……ブリッジ回路 9、29……回路部材 10、30、30a……電源回路基板 11、31、31a……増幅回路基板 12、24……連結ピン 13……ハーネス 14、23……リード線 15、35……ボンディングワイヤ 16、36……プランジャ 16a、36a……押圧部 16b、36b……荷重受け部 18、34……キャップ 22……ターミナルピン 32、32a……調整回路基板 37……鋼球

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端が閉塞され、かつ、閉塞されている
    部分の中心部に貫通孔(2)が穿設されているケース
    (1)と、このケース(1)内に、周縁部(6c)が固
    定され、かつ、中央部(6b)がフリーの状態で配設さ
    れるとともに、中央部(6b)と周縁部(6c)との間
    が薄肉の起歪部(6d)に形成されているダイアフラム
    (6)と、前記起歪部(6d)上に配設される感圧素子
    (7)と、前記ケース(1)内に配設されるとともに、
    前記感圧素子(7)からの信号に応じた信号を出力する
    回路部材(9)と、前記貫通孔(2)に配設される軸受
    け(5)と、この軸受け(5)によってスライド可能に
    支持され、先端部で前記ダイアフラム(6)の中央部
    (6b)を押圧可能なプランジャ(16)とを具えたこ
    とを特徴とする荷重計。
JP5192592U 1992-07-23 1992-07-23 荷重計 Pending JPH0614931U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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