JPH1047831A - 平型オープンショーケース - Google Patents

平型オープンショーケース

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JPH1047831A
JPH1047831A JP22044996A JP22044996A JPH1047831A JP H1047831 A JPH1047831 A JP H1047831A JP 22044996 A JP22044996 A JP 22044996A JP 22044996 A JP22044996 A JP 22044996A JP H1047831 A JPH1047831 A JP H1047831A
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Japan
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air outlet
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JP22044996A
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Kazuyuki Sato
和之 佐藤
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NAKANO REIKI KK
Nakano Refrigerators Co Ltd
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NAKANO REIKI KK
Nakano Refrigerators Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 商品陳列部ロードライン内の商品を側方から
見ることができ、従来見えなかったショーケースと同等
の冷却性能をもち、風防用透明板を屈曲加工する必要の
ない平型オープンショーケースを作る。 【解決手段】 ショーケースの対向する側壁上の一方に
風防透明板2の内側にスペーサ8で間隔をあけて、他方
の側壁方向に冷気を吹出す透明な冷気吹出口1を設け
る。この冷気吹出口1は、内壁1a、外壁1b及びそれ
らの間をつなぐスペーサ3,3…によりキット化されて
いて、キット化された冷気吹出口1は脱着が容易であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケーシング上面の
開口部(商品の出し入れ口)を冷気のエアカーテンで覆
い、収納した各種冷蔵食品や冷凍食品を保冷する平型オ
ープンショーケースであって、上部が開放した箱形の四
周の側壁をガラスやアクリル板等の透明板で形成した平
型オープンショーケースに関する。
【0002】
【従来の技術】スーパーマーケットなどのセルフサービ
ス方式の食品販売店では、冷蔵食品や冷凍食品等の陳列
に、上部を開放した平型の冷凍冷蔵オープンショーケー
スがよく用いられている。
【0003】図3はその一例を示すもので、平型のオー
プンショーケース21は、一般に、上部開放の箱形に形
成された商品陳列部22と、この商品陳列部22を適度
の高さに保つ台座部23とから構成され、台座部23内
に、冷凍機構成機器24を収納している。また、商品陳
列部22と台座部23との間には、冷気の循環ダクト2
5を形成し、該ダクト25内に、冷却器26や送風機2
7を配設している。この循環ダクト25の両端は、冷気
吹出口28と冷気吸込口29とに接続しており、冷却器
26で冷却された空気は、冷気吹出口28から商品陳列
部22内に吹出して商品陳列部内を所定の冷却温度に保
持し、冷気吸込口29から循環ダクト25に吸い込まれ
て、送風機27の作用でこの経路を循環する。
【0004】そして、前記冷気吹出口28と冷気吸込口
29とは、対向する長手方向の断熱側壁30内面に沿っ
て設けられ、冷気吹出口28と冷気吸込口29とはほぼ
同一高さに位置されている。また、この平型オープンシ
ョーケース21においては、商品陳列部22の四周壁の
うち一対の対向する断熱側壁30の内側を不透明な部材
で二重壁構造に形成し、一方を冷気吹出し用に、他方を
冷気吸込み用に用いており、四周断熱側壁30の上部に
は風防用のガラス等からなる透明板31を立設してい
る。
【0005】そして、従来の冷気吹出口28の構造は、
図4に示すように、断熱側壁30の内側を二重壁構造と
して、その中を、循環ダクト25から送られて来る冷気
を流し、その頭部の吹出口ノジング33と整流板34と
で、吹出方向を庫内の商品に定めて冷気を吹出すように
なっている。この種のオープンショーケース21は、吹
出口28から風防ガラス31の開口端までの寸法Pが大
きいので、冷気がたまりやすく、吹出口28と外気が直
接触れないため比較的冷却性能が良かった。
【0006】このようにロードライン内(冷却スペー
ス)の四周が全て不透明部材となっている従来の一般的
な平型オープンショーケース21では、商品陳列部ロー
ドライン内の商品を側方から見るのは難しかった。
【0007】そこで、ごく最近、ショーケース庫内の陳
列商品をより見易くするために、ロードライン以下の部
分である冷気吹出口まで、透明な材料で構成されたもの
が出現して来た。図5に示すもので、冷気吹出口外壁4
0と風防用の透明板41を一体的に形成し、この風防透
明板41と吹出口外壁40は金具42を介して化粧ボル
トで接続されている。そして、風防透明板41の先端側
が庫内方向に屈曲されている。なお、43は透明吹出案
内板、44は整流板である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この透
明とした吹出口の外壁40と風防用の透明板41を一体
的に形成したショーケースでは、金具42をスマートに
見せる必要性から吹出し冷気と外気が接近するため(寸
法Pが小さい。)、外気の影響を受けやすくなり、ショ
ーケース庫内の冷却能力がより多く必要になる。
【0009】また、風防用の透明板41は、人に触れる
部分であるため、ある程度の強度が要求される。しか
し、この強度が高いことが、吹出口をショーケース庫内
側に向くように屈曲させて形成するのに、即ち、風防透
明板41も吹出口の外壁40と一体となっているので、
風防透明板41もショーケース庫内側に屈曲させて形成
するから、加工がむずかしくなり、費用が嵩むという問
題があった。
【0010】更に、透明な吹出口の中、或いは風防透明
板41との間にゴミ等が落下した場合、透明であるが故
に目立って見映えが悪いと共に、吹出口の外壁40と風
防透明板41を一体的に形成したものは、吹出口庫内側
の透明吹出案内板43のみしか簡単に取外せないので、
清掃がし難かった。
【0011】本発明は上記の点に鑑み創案されたもの
で、その目的とするところは、冷却性能がよく、風防透
明板を屈曲加工させる必要がなく、吹出口や吹出口と風
防透明板の間の清掃も簡単に行える平型オープンショー
ケースを提供するにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明においては、上部開放の箱形に形成した商品
陳列部の四周側壁上を風防透明板により囲った平型オー
プンショーケースにおいて、対向する側壁上の一方に、
前記風防透明板の内側に間隔をあけて、冷気を他方の側
壁方向に吹き出す透明な冷気吹出口を側壁に沿うように
突設している。このように、風防透明板から間隔をあけ
て冷気吹出口を設けることにより、冷気吹出口が外気の
影響を受けにくくなり、ショーケース庫内の冷却効率が
向上する。
【0013】また、本発明は、前記冷気吹出口は内壁と
外壁を、それらの間の数箇所透明なスペーサで接着して
形成した冷気吹出口キットであることを特徴とし、この
構造により、製作が簡単にできる。
【0014】更に、前記冷気吹出口は、吹出口の両端内
壁が風防透明板の隣合う側部に設けられたガイドレール
に案内され、吹出口の底部が冷気吹出ダクトのL字座部
に嵌入されて位置決めされ、脱着容易に形成されたこと
を特徴としている。それ故、透明な吹出口の中や風防透
明板との間にゴミ等が落下した場合には、冷気吹出口キ
ットを取外して簡単に清掃を行うことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の平
型オープンショーケースの冷気吹出口の構造を示す一部
断面側面図、図2は同じく冷気吹出口の分解斜視図であ
る。
【0016】図1,図2に示すように、本発明の平型オ
ープンショーケースの透明の冷気吹出口1は、風防透明
板2とは別体となり、内壁1aと外壁1bとの間を、ア
クリル等の透明な合成樹脂のスペーサ3,3,3…で、
数箇所接着されキット化されて形成されている。
【0017】冷気吹出口1の吹出し開口側は、内・外壁
1a,1bとも、庫内側に屈曲され、外壁1bの屈曲部
は、内壁1aの屈曲部を覆うように形成されている。吹
出口1は、その内壁1aの両端部1c,1dを、両端風
防透明板2に取付けられたブラケット4,4のガイドレ
ール5,5に挿着できると共に、全体を冷気循環ダクト
6上に設けられたL字座部7に嵌入され、簡単に脱着す
ることができるようになっている。
【0018】透明の冷気吹出口1と風防透明板2との間
には、間隔を保てるように、吹出口1の外壁1bの背後
に、数箇所、アクリル等の透明な合成樹脂製のスペーサ
8,8,8…が接着され、風防透明板2の開口端と吹出
口との間の寸法Pを大きくとり、冷気がたまりやすくな
るよう風防透明板2を高くしている。
【0019】このように形成した本発明の冷気吹出口に
よれば、風防透明板との間に間隔をあけているので、風
防透明板や吹出口の外壁が結露しにくく、また、寸法P
を大きく採っているため外気の影響を受けにくく、冷却
性能が向上する。また、脱着自在に設けたので、風防透
明板の内側の清掃が極めて容易に行える。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の平型オー
プンショーケースによれば、次のような効果を奏する。 風防透明板の内側に間隔を開けて透明な吹出口を設
置して、吹出口よりも風防透明板を高くしたことで、風
防透明板の内側が冷気だまりの状態となって、吹出口と
外気が直接触れなくなるため、冷却性能が向上する。 吹出口等を透明としたことで、冷却性能を保ったま
ま、庫内の商品が外からも良く見えるようになる。 風防透明板と吹出口外壁を別々にすることで、強度
を強くしたい風防透明板は加工の安価な平板状にして、
吹出口には強度があって曲げ加工のしやすく安価な材料
を選べる。 吹出口外壁と内壁を一体とすることで、脱着がしや
すくなり、風防透明板の内側の清掃もやりやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の平型オープンショーケースの冷気吹出
口の構造を示す一部断面側面図である。
【図2】本発明の平型オープンショーケースの冷気吹出
口の構造を示す分解斜視図である。
【図3】従来の一つ目の平型オープンショーケースの断
面側面図である。
【図4】従来の一つ目の平型オープンショーケースの冷
気吹出口の構造を示す一部断面側面図である。
【図5】従来の二つ目の平型オープンショーケースの冷
気吹出口の構造を示す一部断面側面図である。
【符号の説明】
1 透明の冷気吹出口 1a 内壁 1b 外壁 2 風防透明板 3 スペーサ 4 ブラケット 5 ガイドレール 6 冷気循環ダクト 7 L字座部 8 スペーサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部開放の箱形に形成した商品陳列部の
    四周側壁上を風防透明板により囲った平型オープンショ
    ーケースにおいて、対向する側壁上の一方に、前記風防
    透明板の内側に間隔をあけて、冷気を他方の側壁方向に
    吹き出す透明な冷気吹出口を側壁に沿うように突設した
    ことを特徴とする平型オープンショーケース。
  2. 【請求項2】 前記冷気吹出口は内壁と外壁を、それら
    の間の数箇所透明なスペーサで接着して形成した冷気吹
    出口キットであることを特徴とする請求項1記載の平型
    オープンショーケース。
  3. 【請求項3】 前記冷気吹出口は、吹出口の両端内壁が
    風防透明板の隣合う側部に設けられたガイドレールに案
    内され、吹出口の底部が冷気吹出ダクトのL字座部に嵌
    入されて位置決めされ、脱着容易に形成されたことを特
    徴とする請求項1記載の平型オープンショーケース。
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