JPH1046997A - シールド掘進機のエレクタ駆動装置 - Google Patents
シールド掘進機のエレクタ駆動装置Info
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- JPH1046997A JPH1046997A JP8209876A JP20987696A JPH1046997A JP H1046997 A JPH1046997 A JP H1046997A JP 8209876 A JP8209876 A JP 8209876A JP 20987696 A JP20987696 A JP 20987696A JP H1046997 A JPH1046997 A JP H1046997A
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Abstract
と共に装置のコンパクト化を図る。 【解決手段】 本発明は、シールド掘進機内にて回転自
在に支持されたエレクタbを駆動する装置において、上
記エレクタbに設けられたリングギヤ2と、リングギヤ
2に噛合されるピニオンギヤ5と、ピニオンギヤ5を回
転駆動する第1の駆動手段6と、第1の駆動手段6を上
記ピニオンギヤ5の軸心C回りに回転自在に支持するフ
レーム4,10と、第1の駆動手段6を上記フレーム
4,10に対し回転駆動する第2の駆動手段8,18,
19,20とを備えたものである。
Description
においてセグメントの組立てを行うエレクタの駆動装置
に関するものである。
進機においては、その円筒状シールドフレームa内にセ
グメントの組立てを行うためのエレクタbが装備されて
いる。エレクタbは、円環状の回転フレームcとその一
箇所に設けられた把持部dとから主に構成され、回転フ
レームcは複数の支持ローラeに支持されて、シールド
フレームaの軸心回りを回転できるようになっている。
そして把持部dは、セグメント(図示せず)を着脱自在
に把持すると共に、回転フレームcの回転によって所定
位置に位置決めされた後、その位置にセグメントを組み
付けるようになっている。なお、円環状の回転フレーム
cには把持部dとの重量バランスを取るためバランサf
も設けられる。
置は、回転フレームcに設けられたリングギヤgと、こ
れに噛合されるピニオンギヤhと、ピニオンギヤhを回
転させる油圧モータiとから主に構成されている。
タを回転駆動して位置決めする場合、その慣性負荷が回
転角度によって大きく異なること、油圧のON/OFF制御の
精度が良くない等の理由により、エレクタを所望の位置
に正確に止めるには熟練を要する寸動動作に頼らざるを
得ないという問題がある。また、エレクタを自動化する
場合、エレクタの回転位置決めは精密さを要求し、この
ような油圧モータによる駆動方式では要求を満たし得な
い。
開昭60-261898 号公報において、油圧モータとは別の位
置決め用油圧シリンダを備えた駆動装置を開示した。こ
れによれば、エレクタの粗位置決めを油圧モータで行っ
た後、油圧シリンダで精密位置決めを行うことができ、
これによりエレクタの容易で自動的な精密位置決めを達
成することができる。
ダとの二系統の入力を切り換えるため差動歯車装置を用
いている。そして通常のモータによる運転時にも差動歯
車装置を介して駆動力が伝達されるため、差動歯車装置
内部で摩擦抵抗等による損失が生じ、駆動効率が悪化す
る問題がある。また、差動歯車装置の分だけ装置の軸長
が長くなり、装置の全長を長大化すると共に軸強度も必
要となって不利である。
機内にて回転自在に支持されたエレクタを駆動する装置
において、上記エレクタに設けられたリングギヤと、リ
ングギヤに噛合されるピニオンギヤと、ピニオンギヤを
回転駆動する第1の駆動手段と、第1の駆動手段を上記
ピニオンギヤの軸心回りに回転自在に支持するフレーム
と、第1の駆動手段を上記フレームに対し回転駆動する
第2の駆動手段とを備えたものである。
は、第2の駆動手段をロックして第1の駆動手段でピニ
オンギヤを駆動し、リングギヤを回転させる。また、特
に精密位置決めの際には、第1の駆動手段をロックして
第2の駆動手段で第1の駆動手段をフレームに対し回転
駆動する。これにより、例えば第1の駆動手段を油圧モ
ータで構成しても、これとは別の第2の駆動手段で精密
位置決めを行うことができ、位置決めを正確且つ自動的
に行えるようになる。そして差動歯車装置を用いないた
め、従来装置の問題点も一掃することが可能となる。
を添付図面に基づいて詳述する。
示す縦断側面図、図2は図1のA−A線断面図である。
なお、図1の左側がシールド掘進機の掘進方向前方であ
る。
す円環状の回転フレームで、その前端部には同じく円環
状のリングギヤ2が固設されている。回転フレーム1
は、支持ローラ3を介して、シールドフレーム(図示せ
ず)に一体的に連結された固定側フレーム4に支持さ
れ、これにより従来同様、円筒状シールドフレームの軸
心回りを回転自在となっている。
れ、ピニオンギヤ5は減速機付油圧モータ6の出力軸7
に取り付けられて回転駆動されるようになっている。そ
してモータ6は、円筒状ケーシング8内に同軸に収めら
れ且つ固定されている。特に円筒状ケーシング8は軸受
9を介してリング状フレーム10に回転自在に支持さ
れ、円筒状ケーシング8はピニオンギヤ5の軸心C回り
を、リング状フレーム10に対し相対回転できるように
なっている。リング状フレーム10は固定側フレーム4
に固定されている。
機12とが一体且つ直列に組み合わされて構成される。
そしてモータケーシング13と減速機ケーシング14と
は一体的に連結され、減速機ケーシング14のフランジ
部15が円筒状ケーシング8の段差部8aに取り付けら
れる。出力軸7は減速機ケーシング14から後方に突出
され、この出力軸7にピニオンギヤ5が嵌合されて取り
付けられる。ピニオンギヤ5はその前部に軸部16を一
体的に有し、軸部16は円筒状ケーシング8に軸受17
を介して径方向外方から支持される。そして軸受17の
さらに径方向外側において、円筒状ケーシング8の外周
部には、精密位置決め用のピニオンギヤ18が一体的に
設けられている。
にはラック19が噛合され、ラック19は複動形油圧シ
リンダ20に連結されて直線的に往復移動される。ま
た、ラック19はラック案内部材21の案内穴22に挿
入されて直線移動が案内される。これら油圧シリンダ2
0及びラック案内部材21は固定側フレーム4に固定さ
れる。
から油圧が供給され、ポートAからの油圧供給により伸
長し、ポートBからの油圧供給により収縮するようにな
っている。図は最も収縮した状態を示している。
されている。なお同一の部材には同一の符号を付してあ
り、上述したようにモータケーシング13と減速機ケー
シング14とは円筒状ケーシング8と一体であるため、
ここではこれらを総合してケーシング23として示して
いる。
る回転部11aを有し、回転部11aからは回転軸26
が一体的に突出されている。回転軸26はその途中で分
割され、且つその分割部同士がカップリング24で連結
される。カップリング24はモータケーシング13内に
収められており、モータケーシング13内にはさらに、
回転軸26の回転を規制乃至ロックするためのブレーキ
25が設けられる。ブレーキ25はここではディスクブ
レーキの構成がなされ、即ち回転軸26に固定されたデ
ィスク27と、モータケーシング13に固定されてディ
スク27の把持又は解除を行うキャリパ28とから構成
される。
なし、減速機12は、回転軸26に取り付けられたサン
ギヤ29と、出力軸7に接続されてサンギヤ29に噛合
されるプラネタリギヤ30と、減速機ケーシング14の
内周面に固設されプラネタリギヤ30に噛合されるリン
グギヤ31とを有している。こうして減速機12は、回
転部11aの高速回転を減速すると共に、回転部11a
で得られた駆動力をより高めてリングギヤ2に伝達す
る。
ニオンギヤ5を回転駆動する第1の駆動手段を構成し、
この第1の駆動手段は、円筒状ケーシング8及び軸受9
を介して、リング状フレーム10及び固定側フレーム4
からなるフレームに軸心C回りに回転自在に支持される
ことになる。
18、ラック19及び油圧シリンダ20は、上記第1の
駆動手段をフレームに対し回転駆動する第2の駆動手段
を構成する。
明する。
機付油圧モータ6によって粗位置決めを行い、次に油圧
シリンダ20によって精密位置決めを行う。具体的に
は、粗位置決めを行う場合、先ず油圧シリンダ20を中
立位置でロックすると共にブレーキ25を解除し、この
状態で油圧モータ11を起動させる。こうすると回転フ
レーム1は比較的高速で回転をし、比較的短時間で所定
位置に位置決めされる。ただし、このときの位置決め精
度は粗く、正確な位置へは位置決めされていない。
はブレーキ25を作動させてモータ回転軸26をモータ
ケーシング13にロックする。こうすると、モータ回転
軸26は円筒状ケーシング8と一体となるから、この円
筒状ケーシング8を油圧シリンダ20の伸縮動作で回転
させることにより、ピニオンギヤ5を駆動し、回転フレ
ーム1を回転させることが可能となる。
が動作されるとケーシング23が駆動される。そしてブ
レーキ25がロックされているため、サンギヤ29、プ
ラネタリギヤ30及びリングギヤ31が、互いに相対移
動することなく一体的に共回りするようになる。これに
よってピニオンギヤ5に、油圧シリンダ20の駆動力を
伝達することが可能になる。なおこのとき、回転部11
aはケーシング23に対し相対回転しない。
グシリンダ、パルスシリンダ等の高精度のものが使用さ
れる。また、ピニオンギヤ18とラック19とにより減
速比はさらに高まり、回転フレーム1の回転速度をより
低速とすることができる。こういった理由から、粗位置
決めの位置から正確な位置まで微調整が可能となり、油
圧モータ11による位置決めよりも、さらに高精度な位
置決めを達成することが可能となる。
転角はエンコーダ等の回転角検出手段で検知され、油圧
シリンダ20のストローク位置もポテンショメータ等の
ストローク位置検出手段で検知されている。これらの検
出信号に基づき、電子制御装置が油圧装置からの油圧供
給を制御することにより、油圧モータ11や油圧シリン
ダ20の自動制御を達成し、従来のような熟練操作によ
らない容易な自動位置決めを達成できるようになる。
来必要であった差動歯車装置を省略できるため、駆動損
失を可能な限りなくし、駆動効率を向上させることがで
きる。また、装置の軸長ないし全長の短縮化も図れ、コ
ンパクトでシンプルな装置とすることが可能となり、軸
強度の点でも有利となる。
説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定され
ず、他の様々な実施の形態を採ることが可能である。例
えば、減速機12は必須ではなく十分な駆動力が得られ
ればなくても構わないし、減速機12の構造も上記に限
定されない。またモータケーシング13を直接回転自在
に支持するようにしても構わない。そして油圧シリンダ
20の代わりに油圧又は電動モータ等を使用することも
可能であるし、ケーシング23の駆動にピニオン・ラッ
ク機構以外の機構も採用し得る。ブレーキ25について
も、ドラムブレーキや他のロック機構に置換することが
できる。
る。
駆動効率を向上できる。
を図れる。
図である。
である。
Claims (1)
- 【請求項1】 シールド掘進機内にて回転自在に支持さ
れたエレクタを駆動する装置において、上記エレクタに
設けられたリングギヤと、該リングギヤに噛合されるピ
ニオンギヤと、該ピニオンギヤを回転駆動する第1の駆
動手段と、該第1の駆動手段を上記ピニオンギヤの軸心
回りに回転自在に支持するフレームと、該第1の駆動手
段を上記フレームに対し回転駆動する第2の駆動手段と
を備えたことを特徴とするシールド掘進機のエレクタ駆
動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20987696A JP3716054B2 (ja) | 1996-08-08 | 1996-08-08 | シールド掘進機のエレクタ駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20987696A JP3716054B2 (ja) | 1996-08-08 | 1996-08-08 | シールド掘進機のエレクタ駆動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1046997A true JPH1046997A (ja) | 1998-02-17 |
JP3716054B2 JP3716054B2 (ja) | 2005-11-16 |
Family
ID=16580116
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20987696A Expired - Fee Related JP3716054B2 (ja) | 1996-08-08 | 1996-08-08 | シールド掘進機のエレクタ駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3716054B2 (ja) |
-
1996
- 1996-08-08 JP JP20987696A patent/JP3716054B2/ja not_active Expired - Fee Related
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