JP3126366B2 - 直接駆動型回転割出装置 - Google Patents

直接駆動型回転割出装置

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JP3126366B2 JP02098954A JP9895490A JP3126366B2 JP 3126366 B2 JP3126366 B2 JP 3126366B2 JP 02098954 A JP02098954 A JP 02098954A JP 9895490 A JP9895490 A JP 9895490A JP 3126366 B2 JP3126366 B2 JP 3126366B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、減速機を使用しない直接駆動方式で割出テ
ーブルを所定角度回転させて位置決めする直接駆動型回
転割出装置に関し、特に割出テーブルの位置決め時のク
ランプ力を大幅に増大させることにより、大荷重が割出
テーブルに加わっても強固な保持ができるようにしたも
のであり、NC旋盤の刃物台,移動割出装置などに応用で
きる。
〔従来の技術〕
従来のこの種の直接駆動型回転割出装置としては、例
えば特開昭62−88550号公報に提示されたものがある。
このものは、固定ケーシング内にモータハウジングが軸
方向に移動可能に弾性体を介して支持され、そのモータ
ハウジング内にモータステータが内設されている。モー
タステータと同軸に配されたモータロータに、モータハ
ウジングに回転自在に支持された割出テーブルが出力軸
を介して連結されている。更に割出テーブルの回転角を
検出する回転検出器と、割出テーブルを停止位置に保持
するクランプ機構とを備えている。
クランプ機構は、上記モータハウジングを軸方向に変
位可能に支持する弾性体の作用で、割出テーブルを固定
ケーシングの端面に圧着係合させることにより所定位置
にクランプする。一方、固定ケーシングとモータハウジ
ングとの間には、モータハウジングの軸方向変位を許す
密閉室が設けられている。クランプを開放させて割り出
しを行う際は、その密閉室に外部より流体圧を供給する
ことにより、モータハウジングを前記弾性体の付勢に抗
して軸方向に移動させる。こうして、割出テーブルと固
定ケーシングの端面とを離間させ、クランプを開放した
状態でモータステータに通電してモータロータを駆動
し、割出テーブルを回転させて割り出しを行う。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来の直接駆動型回転割出装置に
あっては、割出テーブルのクランプは、単に割出テーブ
ルの端面を固定ケーシングの端面に弾性体の付勢力で圧
着係合させて両端面間に作用する摩擦力により行うにす
ぎない。すなわち、クランプに寄与するのは摩擦力しか
ない。そのため、大荷重がテーブルに加えられるとテー
ブルの保持が困難になるという問題点があった。
そこで本発明は、上記従来の問題点に着目してなされ
たものであり、その目的とするところは、クランプ・ア
ンクランプに同期して離接可能な歯車を備えたクランプ
機構を設けることにより割出テーブルのクランプ力を大
幅に増大させた直接駆動型回転割出装置を提供して上記
従来の問題点を解決することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成する本発明は、モータハウジング内
に収納固定されたモータステータと、該モータステータ
に対向して同軸にモータハウジング内に軸回転自在に配
設されたモータロータと、該モータロータに一体的に固
定されて軸方向に延長されると共にスラスト力も受ける
ラジアル軸受を介して前記モータハウジングに軸回転自
在に支持されたモータ出力軸と、該モータ出力軸の延長
端に固定された割出テーブルと、前記モータハウジング
に検出器ステータが取付けられると共に前記モータ出力
軸に検出器ロータが取付けられて前記モータ出力軸の回
転角を検出する回転検出器と、割出テーブルを停止位置
に保持するクランプ機構とを備えた直接駆動型回転割出
装置において、 前記クランプ機構は、円環状に配設された歯を有して
前記割出テーブルの裏面に一体回転可能に取付けられた
回転歯車及び前記回転歯車と同心円状に配設された歯を
有してモータハウジングを囲む本体ハウジングに固定さ
れた固定歯車、更に軸方向に移動して前記回転歯車及び
固定歯車と離接する対向歯車を備えたカップリング手段
と、前記モータハウジングを囲む本体ハウジングの内周
に軸方向移動自在に取付けられると共に上部に前記割出
テーブルの裏面に対向する平面を備え該平面に前記対向
歯車が固定されたクランプピストンと、前記モータハウ
ジングの内周に軸方向移動自在に取付けられると共に前
記クランプピストンの有効受圧面積の約半分の有効受圧
面積とされてクランプ時に前記クランプピストンのクラ
ンプ出力と均衡する出力を前記両回転歯車に伝達する均
衡ピストンと、クランプ時に前記クランプピストンおよ
び均衡ピストンに供給される加圧流体の供給回路が連結
されるクランプポートとを備えたものである。
〔作用〕
モータロータがモータ出力軸に固定された割出テーブ
ルを所定角度回転させて割り出しが終了した後、割出テ
ーブルをクランプする際は、圧縮空気或いは油圧等の加
圧流体をクランプポートからクランプピストン及び均衡
ピストンの加圧室に送り込む。この圧力で、クランプピ
ストンは割出テーブルの裏面に向かって前進し、カップ
リング手段の対向する歯車同士が噛み合う。これにより
割出テーブルは機械的に強固に保持され、たとえ大きな
荷重が加えられても割出テーブルの回転は完全に阻止さ
れる。
また、均衡ピストンは前記クランプピストンの加圧方
向とは反対方向へ加圧され、その押圧力が割出テーブル
に伝達される。これにより、クランプピストンの前進で
カップリング手段を介して割出テーブルに負荷された加
圧力を相殺して、割出テーブルの浮き上がりや軸受に対
するスラスト力の負荷を防止する。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を、図面を参照して説明する。
第1図に示す直接駆動型回転割出装置10は、円筒状形
状のモータハウジング11の内部に、モータステータ12の
電磁石の歯と、これに同軸に配設されたモータロータ13
の鉄心の歯とが対向する構造のモータmoを内臓してい
る。モータステータ12は複数の歯をもった磁極を複数有
しており、各磁極を順次励磁することによりモータロー
タ13を回転させるようになっている。モータステータ12
の磁極相互では位相変化させてある。
モータハウジング11は中心部に軸方向の空孔Hを有す
るモータハウジング内筒11Aと、この内筒11Aの外周に径
方向に間隔をおいて立設されたモータハウジング外筒11
Bを有している。モータハウジング内筒11Aとモータハウ
ジング外筒11Bとの間のスペースに、上記モータΜが収
納されている。すなわち、モータハウジング内筒11Aの
外周面にはコイルCAを有するモータステータ12が圧入さ
れて固定されている。そのモータステータ12の外周側
に、同ピッチの歯を設けたモータロータ13が回転自在に
配設されている。
モータロータ13の外周面には、軸方向に延びる円筒状
のモータ出力軸14が外嵌され、ボルトB1で一体回転可能
に固定されている。そのモータ出力軸14の外周面には複
数個(図では4個)の玉軸受15の内輪15aが嵌めこま
れ、固定部材16をボルトB2で締めつけることによって固
定されている。上記軸受15の外輪15bはモータハウジン
グ外筒11Bの内周面に嵌めこまれており、モータハウジ
ング外筒11Bの上端面にボルトB3で固定された環状の軸
受押え17で固定されている。
モータmoの上方の、モータ出力軸14の裏面とモータハ
ウジング内筒11Aとにより囲まれた空間Sには、モータm
oを高精度に位置決めするべく、高分解能の回転検出器
であるレゾルバ21が内臓されている。コイルCLを有する
レゾルバ21のステータ22は、ハウジング内筒11Aの上部
に固定部材24を介してボルトB4で取付けられている。こ
れに対してレゾルバ21のロータ23は、前記ステータ22に
対向させてモータ出力軸14の裏面の段部に取付けられて
いる。このレゾルバ21のステータ22は、モータステータ
12と同様の歯を有し、コイルCLは各磁極に巻回されてい
る。レゾルバ21のロータ23は、モータロータ13と同様の
同一ピッチの歯を有している。
モータロータ13が回転するとレゾルバ21のロータ23も
回転するから、レゾルバのステータ22との歯間のリラク
タンスが変化する。その変化を図示しないドライブユニ
ットのレゾルバ制御回路によりデジタル化し、位置信号
として利用することでレゾルバのロータ23の回転角ひい
てはモータ出力軸14の回転位置を検出するようになって
いる。
モータ出力軸14の上端面14aには、割出テーブル25が
ボルトB6で固定されている。
上記割出テーブル25は、モータハウジング外筒11Bの
外側に配置された円筒状の本体ハウジング26の外に露出
している。
割出テーブル25の裏面25a側における本体ハウジング2
6の内側スペースには、割出テーブル25を停止位置に保
持するクランプ機構30が配設されている。
クランプ機構30は、円環状に配設された歯を有して割
出テーブル25の裏面25aに固定された歯車及びこの歯車
に噛み合う歯を有する対向歯車とからなるカップリング
手段31と、このカップリング手段31の歯車を離接させる
離接手段としてのクランプピストン37(後述)と、この
離接手段のカップリング接合出力に均衡する対向出力を
与える均衡手段としての均衡ピストン47(後述)とを備
えている。
この実施例にあっては、カップリング手段31としてカ
ービックカップリング(登録商標、米国グリーソン社)
の3PCC(3ピースカービック)を用いている。このもの
は、歯面が凸曲面をなす多数の歯が円環状に配列された
1枚のコンベックス歯34に対して、歯面が凹曲面をなす
多数の歯が円環状に配列された大小2枚のコンケーブ歯
35,36が組合せてある。小コンケーブ歯35は回転歯車と
して割出テーブル25の裏面25aにボルトB7で取付けられ
ている。大コンケーブ歯36は、小コンケーブ歯35に外接
配置されて本体ハウジング26の上面26aにボルトB8で固
定されている。一方、対向歯車としてのコンベックス歯
34は大小2枚のコンケーブ歯35,36に対向させて、次に
述べるクランプピストン37の上面37aにボルトB9で固定
されている。
カップリング離接手段であるクランプピストン37は複
動型の流体圧ピストンであって、カップを伏せた形状を
有しており、カップ底に相当する平らな上面37aに上記
コンベックス歯34が取付けてある。上面37aの中心には
円形孔37dが形成されており、モータ出力軸14の先端部
がこの円形孔37dを貫通して突出している。クランプピ
ストン37の円筒状の胴部37bは、ピストンシリンダを構
成する本体ハウジング26とモータハウジング外筒11Bと
の間にシール部材38A,38Bを介して軸方向に摺動可能に
挿入されている。胴部37bの下端にはモータハウジング1
1との間に加圧室39が設けられ、クランプ時に加圧流体
を供給するクランプポート40に連通している。また、胴
部37bの中段には本体ハウジング26との間に加圧室41が
設けられ、アンクランプ時に加圧流体を供給するアンク
ランプポート42に連通している。なお、クランプピスト
ン37の裏面にはバネ室43が設けられ、ここに収納された
コイルバネ44でクランプピストン37を常時割出テーブル
25に向けて付勢している。これにより、電源,油圧がオ
フの状態でカップリング手段31の噛み合いが維持され、
割出テーブル25は固定されている。
均衡ピストン47は、モータハウジング11の内周面にピ
ストンシリンダを構成するべく形成された凹部45にシー
ル部材46を介して取付けられている。この均衡ピストン
47の出力は伝達軸48を介して割出テーブル25に伝達され
るようになっている。伝達軸48は、均衡ピストン47とモ
ータハウジング内筒11Aとモータ出力軸14と割出テーブ
ル25とを貫通して回転割出し装置の軸心に挿通されてお
り、一端側は割出テーブル25を介してモータ出力軸14に
ボルトB10で固定され、反対端はモータハウジング11に
取付けたケーシング49に回転シール50を介して回転可能
に支承されている。また反対端近くには、ニードルベア
リング51がボルトB11で取付けられると共にダブルナッ
ト52で強固に固定されている。このニードルベアリング
51は、均衡ピストン47の戻しバネ54のバネ座及び均衡ピ
ストン47の加圧作動時の被加圧部として機能する。
均衡ピストン47を収納したモータハウジング内筒11A
の内周には、シール部材46で密閉された加圧室55が設け
られ、クランプ時に加圧流体を供給するクランプポート
56に連通している。上記加圧室55における均衡ピストン
47の有効受圧面積はクランプピストン37の加圧室39にお
ける有効受圧面積の約半分とされている。
図中、Aは回転シール部材で、割出テーブル25の裏面
25aに装着されて本体ハウジング26の端面に摺接してい
る。OはOリングシールである。また、60は本体ハウジ
ング内に取付けられた近接スイッチで、カップリング手
段31の噛み合い解除状態を確認するためのものである。
61は近接スイッチ60の作動用のドッグで、クランプピス
トン37の側面にボルトB12で取付けてある。62は配線用
スペース、63はコネクタである。
第2図は直接駆動型回転割出装置10に油圧を供給する
べく接続された油圧回路の統計図である。第2図中、T
は油槽,Pは油圧ポンプ,Mはモータ,Rはレリーフ弁,SOL1,
SOL2はそれぞれ方向切換え電磁弁である。
次に作用を説明する。
この割出装置はクランプピストン37がコイルバネ44に
より上方に付勢され、コンベックス歯34は大小コンケー
ブ歯35,36に噛み合っているので、油圧の供給がなくて
も割り出しのクランプが行われた状態にある。
ポンプPが回転駆動され油圧が供給された状態でSOL
1,SOL2が共に通電されていないときは、油圧回路のSOL1
を経てクランプポート40からクランプピストン37の加圧
室39に油圧が供給される。加圧室41は開放されているか
ら、クランプピストン37が前進駆動される方向に力が加
えられる。これによりカップリング手段31のコンベック
ス歯34に軸力F1が作用して、コンケーブ歯35,36にしっ
かりと噛み合う。同時に、均衡ピストン47の加圧室55
に、SOL2を経てクランプポート56から油圧が供給され
る。この圧力で、均衡ピストン47は戻しバネ54の弾性力
に抗して割出テーブル25の反対側の方向に移動し、伝達
軸48に固定された環状部材51に強く圧接される。この圧
力は伝達軸48を介して割出テーブル25に伝達され、裏面
に固定されているカップリング手段31の小コンケーブ歯
35に軸力F2が作用する。この場合、各軸力間の関係はF2
=1/2F1となる。本体ハウジング26に固定された大コン
ケーブ歯36には反力F3が作用するが、力のつり合い(F1
=F2+F3)からF3=1/2F1となる。したがって、カップ
リング手段31の3枚のカップリング歯の噛み合い力が均
衡される。クランプピストン37は、シール部材38A,38B
の摩擦力に打ち勝つ軸回転力が加われば回転可能である
が、カップリング手段31のコンベックス歯34に噛み合っ
た大コンケーブ歯36を介して本体ハウジング26に係合す
るから、クランプ状態では回転することはない。かくし
て割出テーブル25は強固に固定され、ワークに切削力等
の力が加わっても、常に正規の停止位置に正確に保持さ
れる。また、割出テーブル25のスラスト変位力が打ち消
されて、割出テーブル25の軸方向の変位も防止され、更
にはモータ出力軸14を支承している軸受15に不必要なス
ラスト力が負荷されることも防止される。
クランプを解除して次の割り出しを行う際は、油圧回
路のSOL1,SOL2に通電して回路を切り換える。これによ
り、クランプピストン37では加圧室41に油圧が供給され
ると共に加圧室39が開放されて、クランプピストン37が
後退しカップリング手段31の噛み合いが解かれる。一
方、均衡ピストン47では、圧力室55は開放されて戻しバ
ネ54の弾性復元力で均衡ピストン47が戻る。
この状態でモータステータ12のコイルCAに、図外のド
ライブユニットを介してモータ電流を通電すると、モー
タステータ12の各歯が所定の順序に励磁されてモータロ
ータ13が回転する。モータロータ13が回転するとレゾル
バ21のロータ23も回転するから、レゾルバのステータ22
との歯間のリラクタンスが変化する。その変化を図示し
ないドライブユニットのレゾルバ制御回路によりデジタ
ル化し、位置信号として利用することでレゾルバ21のロ
ータ23の回転角ひいてはモータ出力軸14の回転角度を規
制して、割出テーブル25の割り出しがなされる。
割り出しが終了した後SOL1及びSOL2の通電を切って、
割出テーブル25を油圧力によりクランプ機構30でクラン
プする。
なお、上記実施例ではモータステータ12をモータロー
タ13の内方に設けたものを説明したが、これに限定され
るものではなく、内外両ステータの間にモータロータ13
を配設した高トルク型のものに、クランプ機構30を組み
込むことも可能である。
また、本実施例では油圧を用いたが、空圧が用いて同
様のクランプを行うこともできる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、ステップモー
タとレゾルバが内臓された直接駆動型の回転割出テーブ
ルにおいて、クランプ機構はモータ出力軸と割出テーブ
ルとの間に設置した歯車を割出テーブルのクランプ・ア
ンクランプに同期してクランプピストンで離接させる構
成とした。そのため、クランプ力が従来の摩擦力を用い
たものに比して強化され、重切削等の場合に割出テーブ
ルに大荷重が負荷されても強固な保持が可能になるとい
う効果が得られる。
そして、クランプ機構をコンベックス歯とこれに噛み
合う二つのコンケーブ歯とし、クランプ時の噛み合い力
をバランスさせるようにしたから、テーブルを支持する
軸受に過大なスラスト力が働くことも防止でき、精度の
良い割出装置を提供できるという効果が得られるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の縦断面図、第2図は第1図
の直接駆動型回転割出装置に接続した油圧回路の一例を
示す系統図である。 図中、10は直接駆動型回転割出装置、11はモータハウジ
ング、12はモータステータ、13はモータロータ、14はモ
ータ出力軸、15は軸受、21は回転検出器、25は割出テー
ブル、26は本体ハウジング、30はクランプ機構、31はカ
ップリング手段、37はクランプピストン、38A,38B,46は
シール部材、47は均衡ピストン、48は伝達軸、40,56は
クランプポートである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23Q 16/02,16/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータハウジング内に収納固定されたモー
    タステータと、該モータステータに対向して同軸にモー
    タハウジング内に軸回転自在に配設されたモータロータ
    と、該モータロータに一体的に固定されて軸方向に延長
    されると共にスラスト力も受けるラジアル軸受を介して
    前記モータハウジングに軸回転自在に支持されたモータ
    出力軸と、該モータ出力軸の延長端に固定された割出テ
    ーブルと、前記モータハウジングに検出器ステータが取
    付けられると共に前記モータ出力軸に検出器ロータが取
    付けられて前記モータ出力軸の回転角を検出する回転検
    出器と、割出テーブルを停止位置に保持するクランプ機
    構とを備えた直接駆動型回転割出装置において、 前記クランプ機構は、円環状に配設された歯を有して前
    記割出テーブルの裏面に一体回転可能に取付けられた回
    転歯車及び前記回転歯車と同心円状に配設された歯を有
    してモータハウジングを囲む本体ハウジングに固定され
    た固定歯車、更に軸方向に移動して前記回転歯車及び固
    定歯車と離接する対向歯車を備えたカップリング手段
    と、前記モータハウジングを囲む本体ハウジングの内周
    に軸方向移動自在に取付けられると共に上部に前記割出
    テーブルの裏面に対向する平面を備え該平面に前記対向
    歯車が固定されたクランプピストンと、前記モータハウ
    ジングの内周に軸方向移動自在に取付けられると共に前
    記クランプピストンの有効受圧面積の約半分の有効受圧
    面積とされてクランプ時に前記クランプピストンのクラ
    ンプ出力と均衡する出力を前記両回転歯車に伝達する均
    衡ピストンと、クランプ時に前記クランプピストンおよ
    び均衡ピストンに供給される加圧流体の供給回路が連結
    されるクランプポートとを備えたことを特徴とする直接
    駆動型回転割出装置。
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