JPH1046781A - 間仕切用パネル等の複合パネルの製造方法 - Google Patents

間仕切用パネル等の複合パネルの製造方法

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JPH1046781A
JPH1046781A JP20696596A JP20696596A JPH1046781A JP H1046781 A JPH1046781 A JP H1046781A JP 20696596 A JP20696596 A JP 20696596A JP 20696596 A JP20696596 A JP 20696596A JP H1046781 A JPH1046781 A JP H1046781A
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JP
Japan
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core material
board
hot melt
melt adhesive
rollers
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Pending
Application number
JP20696596A
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English (en)
Inventor
Eiji Murakami
栄二 村上
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Itoki Crebio Corp
Original Assignee
Itoki Crebio Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 間仕切用パネル等の複合パネル1の生産効率
を向上させる。 【解決手段】 本発明の複合パネル1の製造方法は、ハ
ニカム状の芯材1の表裏両面に反応型ホットメルト接着
剤4を塗布ローラ6a,6bを介してほぼ同時に塗布
し、その後芯材2の表裏両面にボード材3a,3bを所
定位置にセットし、このセット状態で、上下複数のプレ
スローラ13にて搬送しながら室温より高く90℃以下
の温度で前記上下両ボード材3a,3b側から加圧処理
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紙製帯状板等にて
表裏両面に6角状等の開口部を有するように形成したハ
ニカム状の芯材と、その表裏両面に不燃性を有するボー
ド材を接着させた複合パネルの製造方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】この種の複合パネルの製造方法として、
例えば実開昭54−32018号公報では、ガラスウー
ルマット等の表面が平滑でない芯材の表裏両面にウエッ
プ状のホットメルトシートを介して鉄板を重ねて、該上
下両鉄板側から加圧と加熱と同時に付与することによ
り、芯材の表面とホットメルトシートの表裏面と鉄板と
の間に各々空隙(気泡)を発生させないようにすること
が開示されている。
【0003】また、実開平2−8975号公報には、ペ
ーパーコア(ハニカム)芯材の各区画孔に繊維状等の吸
音材を充填する一方、この芯材の表裏には多数の透かし
孔が穿設されたパンチングメタルを接着すると共に、該
各パンチングメタルの表面に織布または不織布等の布製
表皮材を張設することが開示されている。さらに、特開
平7−116036号公報には、ペーパーコア(ハニカ
ム)芯材の切欠き部(四周)に、酢酸ビニル樹脂系接着
剤、尿素樹脂系接着剤等の接着剤を塗布し、前記芯材の
厚さ寸法と同じ厚さ寸法の木質角材を前記切欠き部に押
し付け芯部分の厚さ方向の強度及び寸法誤差を無くしつ
つ、前記芯材の表裏両面に化粧板を接着する方法が開示
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記各
先行技術で使用されている従来の接着剤は、前記ホット
メルトシートを除き、流動性を有する粘液状のものであ
るため、接着剤の塗布面に相手部材(化粧板等)を載置
しても、そのままでは芯材との位置ずれが発生すること
になるので、前記実開平2−8975号公報や特開平7
−116036号公報等に記載のように芯材の4周に予
め枠部材を固定(接着)するように配置していた。
【0005】従って、これら枠部材の重量分だけ複合パ
ネルは重くなり、軽量化を果たすことができないという
問題があると共に、流動性を有する粘液状の接着剤が固
化して接着すべき部材間の位置ずれがなくなるまで、芯
材と表裏板を移動させることなく静止状態にて加圧(加
熱)状態を保持しなければならず、複合パネルの生産性
が悪いという問題もあった。
【0006】前記ホットメルトシートの場合でも、当該
ホットメルトシート自体が一旦所定温度(軟化温度)に
達するように、表面板等外側から加熱と加圧とを付与し
なければならないから、前述のように、芯材と表裏板と
の位置ずれを発生させないためには、同じく静止状態に
て加熱・加圧処理する必要があった。例えば、熱軟化性
のホットメルトシートを使用する場合、表面板側から1
20℃〜160℃にて約40秒〜1分間、加圧状態を保
持しなければならない。
【0007】さらに、表面板が木質等の化粧パネルのご
ときものでは、前記ホットメルトシート自体を一旦所定
温度(軟化温度)に達するまで、化粧パネル等の外側か
ら熱を付与すると、その化粧パネルの表面が熱にて変質
して商品価値が無くなるという問題もあった。本発明で
は、これらの従来の問題を解決して、複合パネルの生産
性を向上し、且つ製品の軽量化、品質保持を確実に保証
できる製造方法を提供することを目的とするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の間仕切用パネル等の複合パネルの製造方法
は、ハニカム状の芯材の表裏両面に反応型ホットメルト
接着剤をほぼ同時に塗布し、その後前記芯材の表裏両面
にボード材を所定位置にセットし、このセット状態で搬
送しながら室温より高く90℃以下の温度で前記上下両
ボード材側から加圧処理することを特徴とするものであ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明を具体化した実施形
態について説明する。図1は、仕上がり状態の複合パネ
ル1の一部切欠き断面図であり、図2は構成材料の斜視
図である。ハニカム状の芯材2とその表裏両面に接着さ
れたボード材3a,3bとからなり、芯材2は帯状の紙
板を屈曲・接着させて、図1及び図2のZ方向に開口孔
を有する平面視ハニカム(6角状)を形成したものであ
って、厚さ寸法35mm〜65mm程度である。また、ボード材
3a,3bは、ロックウール等の不燃性材料を圧縮して
形成し、厚さ寸法が3mm 〜10mmである。
【0010】なお、前記芯材2の表裏両面とボード材3
a,3bとを接着させる接着剤は、実施例では、反応型
ホットメルト接着剤4であり、より詳しくはウレタンポ
リマー系等の粘着結晶タイプのものを使用した。また、
後工程にて表裏ボード材3a,3bの表面に、織布(ク
ロス)、不織布、塩化ビニル樹脂シート等の表皮材5を
別の接着剤にて貼着して仕上げたものである。
【0011】次に、図3(a)、図3(b)、図3
(c)を参照しながら、本発明の複合パネルの製造方法
について説明すると、第1工程である図3(a)に示す
ように、上下一対の塗布ローラ6a,6bに各々隣接し
てタッチローラ7a,7bを配置し、前記反応型ホット
メルト接着剤4を溶解させたタンク8からポンプ9及び
供給管10a,10bを介して、上側の塗布ローラ6a
とタッチローラ7aとの間及び下側の塗布ローラ6bと
タッチローラ7bとの間に供給する。矢印方向に回転す
る上下一対の塗布ローラ6a,6b間に前記芯材2を通
過させることにより、当該芯材2の表裏両面(上下面)
に同時に前記反応型ホットメルト接着剤4を塗布する。
なお、前記上下一対の塗布ローラ6a,6b及びタッチ
ローラ7a,7bには内径部に各々ヒータ(加熱手段)
11を配置し、各ローラの表面を90℃程度に加熱保持
して、供給された反応型ホットメルト接着剤4の粘性を
〔1万〜2万センチポアズ(CPS)〕程度に維持す
る。
【0012】このようにして芯材2の表裏両面に塗布さ
れた反応型ホットメルト接着剤4は常温(室温:ほぼ2
0℃)でも粘着性を有するから、前記塗布部から排出さ
れた芯材2の下面を支持して搬送下流側に送るための搬
送ローラ12の表面には、シリコーン樹脂系、または、
ポリテトラフルオロエチレン樹脂等のフッ素系樹脂の離
型層(非粘着性層)を形成しておく。なお、添加材によ
り、前記反応型ホットメルト接着剤4が塗布された後接
着力を有する時間(塗布後可使用時間:オープンタイ
ム)は1分〜10分程度まで調節することができるの
で、以後の工程への以降を円滑に実行することができ
る。
【0013】次に、図3(b)に示すように、前記芯材
2の上下両面にボード材3a,3bを位置決めして載置
(セット)する。この状態で、前記芯材2の上下両面の
反応型ホットメルト接着剤4の持つ粘着性により、上下
両面のボード材3a,3bと芯材2との位置ずれはな
い。次いで、図3(c)に示すように、上下の複数の回
転するプレスローラ13にて、上下両面のボード材3
a,3bと芯材2とをサンドイッチ状にしたまま搬送し
ながら加熱・加圧処理することにより、圧着させる。こ
のときの加熱温度は90℃以下から常温までの適宜温度
に設定する。また、加圧の圧力は2.5kg/cm〜3.5kg/cm(
プレスローラ13の長さ方向の単位長さ当たりの押圧荷
重)程度であり、搬送速度は10m/min.〜13m/min.程
度である。
【0014】従って、例えば、搬送方向に沿って300mm
間隔にて配置した3つのプレスローラ13による搬送速
度が13m/min.のとき、長さ1350mmのボード材3a,3
bを圧着処理するのに、約15秒しか要しないことにな
り、製造速度の向上が図られた。加熱を要する場合に
は、プレスローラ13のラインを加熱室内に設置する
か、もしくは各プレスローラ13にヒータ(図示せず)
を内装するようにしても良い。
【0015】なお、前記ウレタンポリマー系等の粘着結
晶タイプからなる反応型ホットメルト接着剤4を、前記
温度範囲にて加圧すると、空気中の水分と反応して結晶
硬化して、接着力が高まるのである。また、本発明に使
用するボード材は、前記のような耐火材質のものばかり
でなく、木質のボードも使用可能である。
【0016】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の間仕切
用パネル等の複合パネルの製造方法は、ハニカム状の芯
材の表裏両面に反応型ホットメルト接着剤をほぼ同時に
塗布し、その後前記芯材の表裏両面にボード材を所定位
置にセットし、このセット状態で搬送しながら室温より
高く90℃以下の温度で前記上下両ボード材側から加圧
処理することを特徴とするものである。
【0017】従って、芯材の表裏両面に塗布された反応
型ホットメルト接着剤を介して上下両ボード材を所定位
置にセットすると、それだけでも相互の位置ずれがな
く、以後の工程に移行する場合にも、全体として別の箇
所に移動させることが簡単にできる。従って、心材とボ
ード材との間に枠部材が不要で製品の軽量化を図ること
ができると共に、芯材に対してボード材の位置ずれと言
う問題がなく一定の品質保持を確実に保証できる。
【0018】そして、前記セット状態で搬送しながら室
温より高く90℃以下の温度で前記上下両ボード材側か
ら加圧処理すれば、3つの積層する部材間を強固に接着
できる。また、本製造方法では複合パネルを移動させな
がら加熱・加圧処理できるから、従来のように静止位置
で加熱・加圧処理するのに比べて、流れ作業的に連続し
て複合パネルを製造でき、生産効率を大幅に向上させる
ことができると共に、静止させて所定時間処理するため
の場所が不要となるので、生産のための工場の必要面積
も比較的少なくて済むという効果を奏するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】仕上がった複合パネルの一部省略断面図であ
る。
【図2】複合パネルの使用部材の斜視図である。
【図3】(a)は心材への反応型ホットメルト接着剤の
塗布工程を示し、(b)は心材の上下面へのボード材の
セット工程を示し、(c)はプレス工程を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 複合パネル 2 芯材 3a,3b ボード材 4 反応型ホットメルト接着剤 6a,6b 塗布ローラ 11 ヒータ 12 搬送ローラ 13 プレスローラ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハニカム状の芯材の表裏両面に反応型ホ
    ットメルト接着剤をほぼ同時に塗布し、その後前記芯材
    の表裏両面にボード材を所定位置にセットし、このセッ
    ト状態で搬送しながら室温より高く90℃以下の温度で
    前記上下両ボード材側から加圧処理することを特徴とす
    る間仕切用パネル等の複合パネルの製造方法。
JP20696596A 1996-08-06 1996-08-06 間仕切用パネル等の複合パネルの製造方法 Pending JPH1046781A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101202290B1 (ko) * 2008-06-04 2012-11-16 김광수 접착홈이 성형된 허니콤
KR101395788B1 (ko) * 2013-07-29 2014-05-16 (주) 엘엠시 건축용 파티션 패널 제조방법 및 건축용 파티션 패널

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Date Code Title Description
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Effective date: 20030708