JPH104506A - 輪郭強調方法 - Google Patents
輪郭強調方法Info
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- JPH104506A JPH104506A JP8153795A JP15379596A JPH104506A JP H104506 A JPH104506 A JP H104506A JP 8153795 A JP8153795 A JP 8153795A JP 15379596 A JP15379596 A JP 15379596A JP H104506 A JPH104506 A JP H104506A
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- 238000000034 method Methods 0.000 title abstract description 6
- 230000015654 memory Effects 0.000 abstract description 18
- 238000001444 catalytic combustion detection Methods 0.000 description 11
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 description 7
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 5
- 238000002834 transmittance Methods 0.000 description 5
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 2
- 230000003321 amplification Effects 0.000 description 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 230000002708 enhancing effect Effects 0.000 description 1
- 238000003199 nucleic acid amplification method Methods 0.000 description 1
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 強調の度合いを容易に変更できる輪郭強調方
法を提供する。 【解決手段】 輪郭強調回路11は、水平方向の輪郭を
強調する。まず、着目画素とその左右の画素との荷重和
を設定された重み付け値により算出する。荷重和に予め
設定された利得を掛けて強調成分を算出し、これを着目
画素に加算する。次に、回路11は垂直方向の輪郭を強
調する。まず、着目画素と1水平ライン後の画素との差
分を算出する。差分と強調成分とを対応付ける予め設定
されたテーブルを参照して、算出した差分から強調成分
を決定し、これを着目画素に加算する。こうして、メモ
リ12に記憶された重み付け値、利得、及びテーブルの
設定を変更することで強調度合いを容易に変更すること
ができる。
法を提供する。 【解決手段】 輪郭強調回路11は、水平方向の輪郭を
強調する。まず、着目画素とその左右の画素との荷重和
を設定された重み付け値により算出する。荷重和に予め
設定された利得を掛けて強調成分を算出し、これを着目
画素に加算する。次に、回路11は垂直方向の輪郭を強
調する。まず、着目画素と1水平ライン後の画素との差
分を算出する。差分と強調成分とを対応付ける予め設定
されたテーブルを参照して、算出した差分から強調成分
を決定し、これを着目画素に加算する。こうして、メモ
リ12に記憶された重み付け値、利得、及びテーブルの
設定を変更することで強調度合いを容易に変更すること
ができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、輪郭のにじみ、ぼ
けが生じた画像を補正する輪郭強調方法に関するもので
ある。
けが生じた画像を補正する輪郭強調方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】最近、不透明な原稿を従来のOHPシー
トによらずにそのまま拡大投影することができるオーバ
ーヘッドプロジェクター(以下、OHPとする)が提案
されている(例えば、特開平7−104713号公
報)。これは、原稿をTVカメラによって撮像し、撮像
した内容を投射型ディスプレイ装置によってスクリーン
に投射するものである。
トによらずにそのまま拡大投影することができるオーバ
ーヘッドプロジェクター(以下、OHPとする)が提案
されている(例えば、特開平7−104713号公
報)。これは、原稿をTVカメラによって撮像し、撮像
した内容を投射型ディスプレイ装置によってスクリーン
に投射するものである。
【0003】このようなOHPに用いるカメラとして、
撮像対象からの光情報を3原色情報に分離して映像信号
を得る色順次読取式CCDカラーカメラが提案されてい
る(特願平7−41699号)。このカメラは、撮像対
象からの光情報を赤、緑、青の3原色情報に分離する3
色分離カラーフィルタをCCD素子の前で回転させて、
CCD素子に入射する光を時間的に変化させることによ
り、R、G、Bの映像信号を得るものである。この色順
次読取式CCDカラーカメラによれば、光学系の構造が
簡単となり、価格を安くすることができるという利点が
ある。
撮像対象からの光情報を3原色情報に分離して映像信号
を得る色順次読取式CCDカラーカメラが提案されてい
る(特願平7−41699号)。このカメラは、撮像対
象からの光情報を赤、緑、青の3原色情報に分離する3
色分離カラーフィルタをCCD素子の前で回転させて、
CCD素子に入射する光を時間的に変化させることによ
り、R、G、Bの映像信号を得るものである。この色順
次読取式CCDカラーカメラによれば、光学系の構造が
簡単となり、価格を安くすることができるという利点が
ある。
【0004】ところが、このような色順次読取式CCD
カラーカメラを用いると、原稿を取り込む際に、輪郭の
にじみ、ぼけが生じるという問題点があった。そこで、
従来のOHPでは、取り込んだディジタル映像信号をD
/A変換し、得られたアナログ映像信号を強調回路で輪
郭強調することにより、輪郭のにじみやぼけを補正して
いた。
カラーカメラを用いると、原稿を取り込む際に、輪郭の
にじみ、ぼけが生じるという問題点があった。そこで、
従来のOHPでは、取り込んだディジタル映像信号をD
/A変換し、得られたアナログ映像信号を強調回路で輪
郭強調することにより、輪郭のにじみやぼけを補正して
いた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来はア
ナログ映像信号を補正していたが、入力に応じて強調周
波数や強調度を変えるには、強調回路の抵抗定数を変更
しなければならず、強調の度合いを容易に変更できない
という問題点があった。本発明は、上記課題を解決する
ためになされたもので、強調の度合いを容易に変更する
ことができる輪郭強調方法を提供することを目的とす
る。
ナログ映像信号を補正していたが、入力に応じて強調周
波数や強調度を変えるには、強調回路の抵抗定数を変更
しなければならず、強調の度合いを容易に変更できない
という問題点があった。本発明は、上記課題を解決する
ためになされたもので、強調の度合いを容易に変更する
ことができる輪郭強調方法を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、入力画像をデ
ィジタル化し、水平方向の輪郭強調については、強調処
理の対象となる着目画素の輝度情報とその左右の複数画
素の輝度情報との荷重和をこれらの画素について予め設
定された重み付け値により算出し、この荷重和に予め設
定された利得を掛けて強調成分を算出し、この強調成分
を着目画素の輝度情報に加算して、加算した結果を着目
画素の新たな輝度情報とすることを入力画像の全画素に
ついて実施し、垂直方向の輪郭強調については、強調処
理の対象となる着目画素の輝度情報と1水平ライン後の
画素の輝度情報との差分を算出し、差分と強調成分とを
対応付ける予め設定されたテーブルを参照して、算出し
た差分から強調成分を決定し、この強調成分を着目画素
の輝度情報に加算して、加算した結果を着目画素の新た
な輝度情報とすることを水平方向の輪郭強調がなされた
画像の全画素について実施するようにしたものである。
このように、着目画素の輝度情報とその左右の複数画素
の輝度情報との荷重和を重み付け値により算出し、この
荷重和に利得を掛けて強調成分を算出し、強調成分を着
目画素の輝度情報に加算することにより、水平方向の輪
郭強調が行われる。そして、着目画素の輝度情報と1水
平ライン後の画素の輝度情報との差分を算出し、算出し
た差分からテーブルを参照して強調成分を決定し、強調
成分を着目画素の輝度情報に加算することにより、垂直
方向の輪郭強調が行われる。
ィジタル化し、水平方向の輪郭強調については、強調処
理の対象となる着目画素の輝度情報とその左右の複数画
素の輝度情報との荷重和をこれらの画素について予め設
定された重み付け値により算出し、この荷重和に予め設
定された利得を掛けて強調成分を算出し、この強調成分
を着目画素の輝度情報に加算して、加算した結果を着目
画素の新たな輝度情報とすることを入力画像の全画素に
ついて実施し、垂直方向の輪郭強調については、強調処
理の対象となる着目画素の輝度情報と1水平ライン後の
画素の輝度情報との差分を算出し、差分と強調成分とを
対応付ける予め設定されたテーブルを参照して、算出し
た差分から強調成分を決定し、この強調成分を着目画素
の輝度情報に加算して、加算した結果を着目画素の新た
な輝度情報とすることを水平方向の輪郭強調がなされた
画像の全画素について実施するようにしたものである。
このように、着目画素の輝度情報とその左右の複数画素
の輝度情報との荷重和を重み付け値により算出し、この
荷重和に利得を掛けて強調成分を算出し、強調成分を着
目画素の輝度情報に加算することにより、水平方向の輪
郭強調が行われる。そして、着目画素の輝度情報と1水
平ライン後の画素の輝度情報との差分を算出し、算出し
た差分からテーブルを参照して強調成分を決定し、強調
成分を着目画素の輝度情報に加算することにより、垂直
方向の輪郭強調が行われる。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1の実施の形態
を示すOHPのブロック図である。最初に、撮像レンズ
2を通過した原稿1からの光情報を赤、緑、青の3原色
情報に分離する3色分離カラーフィルタ3の構成につい
て説明する。図2は撮像レンズ2側から見た3色分離カ
ラーフィルタ3の平面図である。
を示すOHPのブロック図である。最初に、撮像レンズ
2を通過した原稿1からの光情報を赤、緑、青の3原色
情報に分離する3色分離カラーフィルタ3の構成につい
て説明する。図2は撮像レンズ2側から見た3色分離カ
ラーフィルタ3の平面図である。
【0008】カラーフィルタ3は、撮像レンズ2を通過
した光のうち赤色光成分のみを透過させるフィルタセル
21、同様に緑色光成分を透過させるフィルタセル2
2、青色光成分を透過させるフィルタセル23が円周に
沿って並べられた構成となっており、ステッピングモー
タ4の駆動によって図2のように回転する。これによ
り、撮像レンズ2を通過してCCD素子5に入射する光
は、赤、緑、青と順次変化する。
した光のうち赤色光成分のみを透過させるフィルタセル
21、同様に緑色光成分を透過させるフィルタセル2
2、青色光成分を透過させるフィルタセル23が円周に
沿って並べられた構成となっており、ステッピングモー
タ4の駆動によって図2のように回転する。これによ
り、撮像レンズ2を通過してCCD素子5に入射する光
は、赤、緑、青と順次変化する。
【0009】次に、メモリ制御回路10は、カラーフィ
ルタ3の回転位置を示す検出信号を出力する図示しない
センサによりフィルタ3の位置を検出し、ゲイン補正ア
ンプ7へ選択信号を出力すると共に、メモリ9a〜9c
へ書込制御信号を出力する。図2の時点では、CCD素
子5に入射する光が赤色光なので、赤色を示す選択信号
をゲイン補正アンプ7へ出力し、書込制御信号RCON
Tを「L」レベルにする。
ルタ3の回転位置を示す検出信号を出力する図示しない
センサによりフィルタ3の位置を検出し、ゲイン補正ア
ンプ7へ選択信号を出力すると共に、メモリ9a〜9c
へ書込制御信号を出力する。図2の時点では、CCD素
子5に入射する光が赤色光なので、赤色を示す選択信号
をゲイン補正アンプ7へ出力し、書込制御信号RCON
Tを「L」レベルにする。
【0010】一方、カラーフィルタ3を通過した光がC
CD素子5に入射することによってCCD素子5から出
力される信号は、信号処理回路6によって増幅、帯域調
整等の信号処理が行われ、映像信号に変換される。この
映像信号は、赤、緑、青の各成分が順次取り込まれるこ
とにより得られる信号であるが、光の透過率がフィルタ
セル21〜23で異なるため、映像信号の振幅は各色で
まちまちである。
CD素子5に入射することによってCCD素子5から出
力される信号は、信号処理回路6によって増幅、帯域調
整等の信号処理が行われ、映像信号に変換される。この
映像信号は、赤、緑、青の各成分が順次取り込まれるこ
とにより得られる信号であるが、光の透過率がフィルタ
セル21〜23で異なるため、映像信号の振幅は各色で
まちまちである。
【0011】そこで、ゲイン補正アンプ7は、メモリ制
御回路10から出力された選択信号に従って、赤、緑、
青の何れかの透過率に応じたゲイン補正量を選択し、こ
のゲイン補正量に基づいて映像信号のゲイン補正を行い
振幅を均一にする。図2の時点では、前述のように赤色
を示す選択信号が入力されるので、ゲイン補正アンプ7
は、赤色の透過率に応じたゲイン補正量を選択する。
御回路10から出力された選択信号に従って、赤、緑、
青の何れかの透過率に応じたゲイン補正量を選択し、こ
のゲイン補正量に基づいて映像信号のゲイン補正を行い
振幅を均一にする。図2の時点では、前述のように赤色
を示す選択信号が入力されるので、ゲイン補正アンプ7
は、赤色の透過率に応じたゲイン補正量を選択する。
【0012】このようにしてゲイン補正された映像信号
がA/D変換器8によってアナログ信号からディジタル
信号に変換され、メモリ9a〜9cのいずれかに書き込
まれる。図2の時点では、前述のように書込制御信号R
CONTが「L」となるので、A/D変換器8の出力信
号は赤色用のメモリ9aに書き込まれる。次いで、カラ
ーフィルタ3の回転によりフィルタセル22がCCD素
子5の位置に来ると、メモリ制御回路10は、緑色を示
す選択信号を出力すると共に、書込制御信号GCONT
を「L」にする。
がA/D変換器8によってアナログ信号からディジタル
信号に変換され、メモリ9a〜9cのいずれかに書き込
まれる。図2の時点では、前述のように書込制御信号R
CONTが「L」となるので、A/D変換器8の出力信
号は赤色用のメモリ9aに書き込まれる。次いで、カラ
ーフィルタ3の回転によりフィルタセル22がCCD素
子5の位置に来ると、メモリ制御回路10は、緑色を示
す選択信号を出力すると共に、書込制御信号GCONT
を「L」にする。
【0013】これにより、ゲイン補正アンプ7は、緑色
の透過率に応じたゲイン補正量を選択する。そして、ア
ンプ7によってゲイン補正されA/D変換器8によって
A/D変換された信号が書込制御信号GCONTに応じ
て緑色用のメモリ9bに書き込まれる。続いて、フィル
タセル23がCCD素子5の位置に来ると、メモリ制御
回路10は、青色を示す選択信号を出力すると共に、書
込制御信号BCONTを「L」にする。
の透過率に応じたゲイン補正量を選択する。そして、ア
ンプ7によってゲイン補正されA/D変換器8によって
A/D変換された信号が書込制御信号GCONTに応じ
て緑色用のメモリ9bに書き込まれる。続いて、フィル
タセル23がCCD素子5の位置に来ると、メモリ制御
回路10は、青色を示す選択信号を出力すると共に、書
込制御信号BCONTを「L」にする。
【0014】これにより、ゲイン補正アンプ7は、青色
の透過率に応じたゲイン補正量を選択する。そして、ア
ンプ7によってゲイン補正されA/D変換器8によって
A/D変換された信号が書込制御信号BCONTに応じ
て青色用のメモリ9cに書き込まれる。以上のようにし
て、R(赤)、G(緑)、B(青)の映像信号が順次メ
モリ9a〜9cに書き込まれる。生成されたR、G、B
の映像信号には、時間的なずれが存在するが、これらを
メモリ9a〜9cにいったん蓄えて随時読み出すことに
より、同時信号に変換することができる。
の透過率に応じたゲイン補正量を選択する。そして、ア
ンプ7によってゲイン補正されA/D変換器8によって
A/D変換された信号が書込制御信号BCONTに応じ
て青色用のメモリ9cに書き込まれる。以上のようにし
て、R(赤)、G(緑)、B(青)の映像信号が順次メ
モリ9a〜9cに書き込まれる。生成されたR、G、B
の映像信号には、時間的なずれが存在するが、これらを
メモリ9a〜9cにいったん蓄えて随時読み出すことに
より、同時信号に変換することができる。
【0015】次に、輪郭強調回路11は、メモリ9a〜
9cに格納されたR、G、Bの映像信号ごとにその輪郭
を強調する。なお、本実施の形態では、輝度情報が8ビ
ット(0〜255)で表現されているものとする。ま
ず、輪郭強調回路11は水平方向の輪郭強調を行う。水
平方向については、強調処理の対象となる画素(以下、
着目画素とする)の輝度情報An とその前後の4画素の
輝度情報から着目画素の強調成分Bn を次式のように算
出する。 Bn =(An-2 ×W5 +An-1 ×W4 +An ×W3 +An+1 ×W2 +An+2 ×W1 )×Y ・・・(1)
9cに格納されたR、G、Bの映像信号ごとにその輪郭
を強調する。なお、本実施の形態では、輝度情報が8ビ
ット(0〜255)で表現されているものとする。ま
ず、輪郭強調回路11は水平方向の輪郭強調を行う。水
平方向については、強調処理の対象となる画素(以下、
着目画素とする)の輝度情報An とその前後の4画素の
輝度情報から着目画素の強調成分Bn を次式のように算
出する。 Bn =(An-2 ×W5 +An-1 ×W4 +An ×W3 +An+1 ×W2 +An+2 ×W1 )×Y ・・・(1)
【0016】着目画素An とその前後に並んだ画素A
n-2 、An-1 、An+1 、An+2 との位置関係を図3
(a)に示す。また、式(1)におけるW5 、W4 、W
3 、W2 、W1 はそれぞれ画素の輝度情報An-2 、A
n-1 、An 、An+1 、An+2 の重み付け値、Yは強調成
分の利得である。この重み付け値W5 〜W1 、利得Yは
メモリ12に記憶されている。
n-2 、An-1 、An+1 、An+2 との位置関係を図3
(a)に示す。また、式(1)におけるW5 、W4 、W
3 、W2 、W1 はそれぞれ画素の輝度情報An-2 、A
n-1 、An 、An+1 、An+2 の重み付け値、Yは強調成
分の利得である。この重み付け値W5 〜W1 、利得Yは
メモリ12に記憶されている。
【0017】本実施の形態では、これらの値として、W
1 =−1/16、W2 =−1/16、W3 =1/4、W
4 =−1/16、W5 =−1/16、Y=31/16を
メモリ12に設定している。あるいは、W1 =−1/
4、W2 =−1/2、W3 =6/4、W4 =−1/2、
W5 =−1/4、Y=10/16でもよい。
1 =−1/16、W2 =−1/16、W3 =1/4、W
4 =−1/16、W5 =−1/16、Y=31/16を
メモリ12に設定している。あるいは、W1 =−1/
4、W2 =−1/2、W3 =6/4、W4 =−1/2、
W5 =−1/4、Y=10/16でもよい。
【0018】そして、算出した強調成分Bn を着目画素
の輝度情報An に加算して、加算した結果を図3(b)
のように着目画素の新たな輝度情報とする。以上のよう
な計算を着目画素を変えながら1水平ラインの各画素に
ついて順次行い、このラインの計算終了後、次の1水平
ラインについて同様の処理を繰り返す。こうして、1画
面分の全画素について水平方向の輪郭強調処理を実施す
る。
の輝度情報An に加算して、加算した結果を図3(b)
のように着目画素の新たな輝度情報とする。以上のよう
な計算を着目画素を変えながら1水平ラインの各画素に
ついて順次行い、このラインの計算終了後、次の1水平
ラインについて同様の処理を繰り返す。こうして、1画
面分の全画素について水平方向の輪郭強調処理を実施す
る。
【0019】なお、この計算は、メモリ9a〜9cにそ
れぞれ格納されたR、G、Bの映像ごとに行われる。ま
た、処理が終了した画素の後方画素を着目画素として計
算するときに用いる処理済みの画素の輝度情報は(例え
ば、輝度情報An+2 を輪郭強調処理するときの輝度情報
An 、An+1 )、処理後の値ではなく処理前の値であ
る。
れぞれ格納されたR、G、Bの映像ごとに行われる。ま
た、処理が終了した画素の後方画素を着目画素として計
算するときに用いる処理済みの画素の輝度情報は(例え
ば、輝度情報An+2 を輪郭強調処理するときの輝度情報
An 、An+1 )、処理後の値ではなく処理前の値であ
る。
【0020】次に、輪郭強調回路11は、水平方向の輪
郭強調がなされた映像に対して垂直方向の輪郭強調を行
う。垂直方向については、図4(a)に示すような位置
関係にある画素の差、つまり着目画素の輝度情報Cn と
1水平ライン後の画素の輝度情報Dn との差ΔC(=C
n −Dn )を算出する。
郭強調がなされた映像に対して垂直方向の輪郭強調を行
う。垂直方向については、図4(a)に示すような位置
関係にある画素の差、つまり着目画素の輝度情報Cn と
1水平ライン後の画素の輝度情報Dn との差ΔC(=C
n −Dn )を算出する。
【0021】続いて、メモリ12に記憶された差分ΔC
と強調成分En とを対応付けるルックアップテーブルを
参照して、算出した差分ΔCを着目画素の強調成分En
に換算する。図5は差分ΔCと着目画素の強調成分En
との関係を示す図である。ルックアップテーブルには、
図5のような関係が表形式で格納されており、輝度情報
が8ビットで表現されていることから差分ΔCが0〜2
55の値をとり、それに対して強調成分En の最大値が
32となっている。
と強調成分En とを対応付けるルックアップテーブルを
参照して、算出した差分ΔCを着目画素の強調成分En
に換算する。図5は差分ΔCと着目画素の強調成分En
との関係を示す図である。ルックアップテーブルには、
図5のような関係が表形式で格納されており、輝度情報
が8ビットで表現されていることから差分ΔCが0〜2
55の値をとり、それに対して強調成分En の最大値が
32となっている。
【0022】図5は、垂直方向にある程度の差(差分Δ
Cが64〜255)が存在するときに、それに応じた強
調を行うことを意味している。最後に、強調成分En を
着目画素の輝度情報Cn に加算して、加算した結果を図
4(b)のように着目画素の新たな輝度情報とする。
Cが64〜255)が存在するときに、それに応じた強
調を行うことを意味している。最後に、強調成分En を
着目画素の輝度情報Cn に加算して、加算した結果を図
4(b)のように着目画素の新たな輝度情報とする。
【0023】以上のような計算を着目画素を変えながら
1水平ラインの各画素について順次行い、このラインの
計算終了後、次の1水平ラインについて同様の処理を繰
り返す。こうして、1画面分の全画素について垂直方向
の輪郭強調処理を実施する。なお、この計算は、水平方
向の輪郭強調がなされたR、G、Bの映像ごとに行われ
る。
1水平ラインの各画素について順次行い、このラインの
計算終了後、次の1水平ラインについて同様の処理を繰
り返す。こうして、1画面分の全画素について垂直方向
の輪郭強調処理を実施する。なお、この計算は、水平方
向の輪郭強調がなされたR、G、Bの映像ごとに行われ
る。
【0024】次いで、D/A変換器13a〜13cは、
輪郭強調回路11からそれぞれ出力されたR、G、Bの
映像信号をアナログ信号に変換して、投射型ディスプレ
イ装置14に出力する。こうして、投射型ディスプレイ
装置14によって映像信号が光情報に変換され図示しな
いスクリーンに投射されることにより、原稿1の内容が
スクリーン上に投影される。
輪郭強調回路11からそれぞれ出力されたR、G、Bの
映像信号をアナログ信号に変換して、投射型ディスプレ
イ装置14に出力する。こうして、投射型ディスプレイ
装置14によって映像信号が光情報に変換され図示しな
いスクリーンに投射されることにより、原稿1の内容が
スクリーン上に投影される。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、着目画素とその左右の
画素との荷重和を重み付け値により算出し、この荷重和
に利得を掛けて強調成分を算出し、強調成分を着目画素
に加算することにより、ディジタル化した画像の水平方
向の輪郭強調を行い、着目画素と1水平ライン後の画素
との差分を算出し、テーブルを参照して算出した差分か
ら強調成分を決定し、強調成分を着目画素に加算するこ
とにより、垂直方向の輪郭強調を行うので、重み付け
値、利得、及び差分と強調成分とを対応付けるテーブル
の設定を変更することで強調度合いを容易に変更するこ
とができる。また、水平方向については重み付け値及び
利得で決定され、垂直方向についてはテーブルで決定さ
れるので、水平方向、垂直方向の強調度合いを独立して
設定することができる。
画素との荷重和を重み付け値により算出し、この荷重和
に利得を掛けて強調成分を算出し、強調成分を着目画素
に加算することにより、ディジタル化した画像の水平方
向の輪郭強調を行い、着目画素と1水平ライン後の画素
との差分を算出し、テーブルを参照して算出した差分か
ら強調成分を決定し、強調成分を着目画素に加算するこ
とにより、垂直方向の輪郭強調を行うので、重み付け
値、利得、及び差分と強調成分とを対応付けるテーブル
の設定を変更することで強調度合いを容易に変更するこ
とができる。また、水平方向については重み付け値及び
利得で決定され、垂直方向についてはテーブルで決定さ
れるので、水平方向、垂直方向の強調度合いを独立して
設定することができる。
【図1】 本発明の第1の実施の形態を示すOHPのブ
ロック図である。
ロック図である。
【図2】 図1の3色分離カラーフィルタの平面図であ
る。
る。
【図3】 水平方向の輪郭強調処理を説明するための図
である。
である。
【図4】 垂直方向の輪郭強調処理を説明するための図
である。
である。
【図5】 差分と着目画素の強調成分との関係を示す図
である。
である。
1…原稿、2…撮像レンズ、3…3色分離カラーフィル
タ、5…CCD素子、6…信号処理回路、7…ゲイン補
正アンプ、8…A/D変換器、9a〜9c…メモリ、1
1…輪郭強調回路、12…メモリ、13a〜13c…D
/A変換器、14…投射型ディスプレイ装置。
タ、5…CCD素子、6…信号処理回路、7…ゲイン補
正アンプ、8…A/D変換器、9a〜9c…メモリ、1
1…輪郭強調回路、12…メモリ、13a〜13c…D
/A変換器、14…投射型ディスプレイ装置。
Claims (1)
- 【請求項1】 入力画像をディジタル化し、 水平方向の輪郭強調については、強調処理の対象となる
着目画素の輝度情報とその左右の複数画素の輝度情報と
の荷重和をこれらの画素について予め設定された重み付
け値により算出し、 この荷重和に予め設定された利得を掛けて強調成分を算
出し、 この強調成分を着目画素の輝度情報に加算して、加算し
た結果を着目画素の新たな輝度情報とすることを前記入
力画像の全画素について実施し、 垂直方向の輪郭強調については、強調処理の対象となる
着目画素の輝度情報と1水平ライン後の画素の輝度情報
との差分を算出し、 差分と強調成分とを対応付ける予め設定されたテーブル
を参照して、算出した差分から強調成分を決定し、 この強調成分を着目画素の輝度情報に加算して、加算し
た結果を着目画素の新たな輝度情報とすることを前記水
平方向の輪郭強調がなされた画像の全画素について実施
することを特徴とする輪郭強調方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8153795A JPH104506A (ja) | 1996-06-14 | 1996-06-14 | 輪郭強調方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8153795A JPH104506A (ja) | 1996-06-14 | 1996-06-14 | 輪郭強調方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH104506A true JPH104506A (ja) | 1998-01-06 |
Family
ID=15570304
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8153795A Pending JPH104506A (ja) | 1996-06-14 | 1996-06-14 | 輪郭強調方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH104506A (ja) |
-
1996
- 1996-06-14 JP JP8153795A patent/JPH104506A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040511 |