JP4139587B2 - 単板式カラーディジタルカメラにおける撮像画像の補間装置および方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、単板式カラーディジタルカメラの技術分野に属する。特に、その撮像画像の分色画像における欠落画素を補間し、すべての分色画像を同一画素数の画像(フル画像)とする補間装置および補間方法に関する。
【0002】
【従来技術】
ディジタルスチルカメラ、カラービデオカメラ、等の一般の撮像装置においては、単板式カラーイメージセンサが使用される。イメージセンサは2次元に配列する受光素子によって構成される。単板式カラーイメージセンサにおいては、フルカラー画像を得るために、受光素子の各々が所定の分光感度を有するようにする。すなわち、それらの受光素子の直前に所定の分光感度を付与するためのカラーフィルタが配置されている。
【0003】
このカラーフィルタにはRGB(red,green,blue)の原色系とCMY(cyan,magenta,yellow)の補色系がある。前者は色再現性に優れ、後者は解像度的に優れると言われている。すべての受光素子の各々に対しては、この3色のフィルタのいずれかが適用され、いずれかの分光感度が付与される。したがって、単色(白黒)のイメージセンサと比較すると、カラーイメージセンサの各色については、1/2〜1/4程度の画素数(受光素子数)しか有効ではない。
【0004】
単板式カラーイメージセンサにおけるRGBフィルターの配置の一例を図4に示す。図4に示す一例は、Bayer型と呼ばれる配置である。Bayer型配置における各色フィルターの占める位置を判り易いように分離して図5(A)〜(C)に示す。図5(A)〜(C)において、”×”は、その色の分色画像における欠落画素を示している。図5(A)〜(C)に示すように、全体の画素数に対する各色の画素数が占める割合は、G色の画素数は全体の1/2を占め、R色とB色の画素数は1/4を占める。
【0005】
図5(A)〜(C)において、”×”で示す欠落画素を補間法によって生成し、すべての分色画像を同一画素数の画像(フル画像)とすることが行なわれる。図4に示すBayer型配置において、たとえば、対象画素G33の位置には、数1〜数3を適用して、RGB分色画像の各々に対応して、r33、g33、b33の画素値の画素を生成する。G33に替えてg33を適用するのは、輪郭部における偽色信号の発生を低減するため、各分色画像における周波数特性を近づけるためである。
【数1】
【数2】
【数3】
【0006】
また、対象画素G33の位置の色フィルタがRかBの場合には、対象画素の色をP、対象画素以外の色をGとQとすると、その対象画素の位置には、、数4〜数6を適用して、PQG分色画像の各々に対応して、p33、q33、g33の画素値の画素を生成する。
【数4】
【数5】
【数6】
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
これらの処理によって各分色画像の画素数は撮像素子の有効画素数と同一となり、その後の画像処理や画像表示に用いることが可能となる。しかし、偽色信号の発生を低減したとはいえ偽色を含んでおり、またボケも含んでおり尖鋭度の低い低品位な画像であることは否めない。
【0008】
本発明はこのような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、偽色信号の発生を低減するとともに、尖鋭度の高い高品位な画像を生成することができる補間装置および方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題は下記の本発明によって解決される。すなわち、本発明の請求項1に係る補間装置は、カラーフィルタと受光素子とを2次元配列して成る単板式カラーイメージセンサを有するディジタルカメラにおける撮像画像の補間装置であって、前記ディジタルカメラの撮像信号に基づいて、前記カラーフィルタの各色に対応する受光素子の画素値の集合であって前記2次元配列における欠落画素が含まれる未補間分色画像を生成する未補間分色画像生成手段と、近似補間分色画像をf、前記未補間分色画像をg、前記ディジタルカメラで撮像対象を撮像する過程を模擬するためのローパスフィルタ処理と間引き処理とを含む撮像模擬過程をA、画像劣化を含む撮像画像から撮像対象を再現する過程を模擬するための補間処理を含む再現模擬過程をBとし、反復アルゴリズムとしてf←f+B(g−Af)を適用することにより前記欠落画素を補間し、前記近似補間画像の収束画像として補間済分色画像を生成する補間済分色画像生成手段とを有するようにしたものである。
【0010】
本発明によれば、未補間分色画像生成手段によりディジタルカメラの撮像信号に基づいてカラーフィルタの各色に対応する受光素子の画素値の集合であって受光素子の2次元配列における欠落画素が含まれる未補間分色画像が生成され、補間済分色画像生成手段により近似補間分色画像をf、未補間分色画像をg、ディジタルカメラで撮像対象を撮像する過程を模擬するためのローパスフィルタ処理と間引き処理とを含む撮像模擬過程をA、画像劣化を含む撮像画像から撮像対象を再現する過程を模擬するための補間処理を含む再現模擬過程をBとし、反復アルゴリズムとしてf←f+B(g−Af)を適用することにより欠落画素が補間され、近似補間画像の収束画像として補間済分色画像が生成される。この反復アルゴリズムによれば、近似補間分色画像fは、反復処理によって撮像対象である原画像に逐次近似される。したがって、偽色信号の発生を低減するとともに、尖鋭度の高い高品位な画像を生成することができる補間装置が提供される。
【0011】
また本発明の請求項2に係る補間装置は、請求項1に係る補間装置において、周知の補間法を前記未補間分色画像に適用することによって前記近似補間分色画像の初期画像を生成する初期画像生成手段を有する有するようにしたものである。本発明によれば、反復アルゴリズムにおける収束が速められる。
【0012】
また本発明の請求項3に係る補間装置は、請求項1または2に係る補間装置において、前記カラーフィルターの各色に対応する処理を並列して実行する並列処理手段を有するようにしたものである。本発明によれば、処理速度が高められる。
【0013】
また本発明の請求項4に係る補間方法は、カラーフィルタと受光素子とを2次元配列して成る単板式カラーイメージセンサを有するディジタルカメラにおける撮像画像の補間方法であって、前記ディジタルカメラの撮像信号に基づいて、前記カラーフィルタの各色に対応する受光素子の画素値の集合であって前記2次元配列における欠落画素が含まれる未補間分色画像を生成する未補間分色画像生成過程と、近似補間分色画像をf、前記未補間分色画像をg、ディジタルカメラで撮像対象を撮像する過程を模擬するためのローパスフィルタ処理と間引き処理とを含む撮像模擬過程をA、画像劣化を含む撮像画像から撮像対象を再現する過程を模擬するための補間処理を含む再現模擬過程をBとし、反復アルゴリズムとしてf←f+B(g−Af)を適用することにより前記欠落画素を補間し、前記近似補間画像の収束画像として補間済分色画像を生成する補間済分色画像生成過程とを有するようにしたものである。
【0014】
本発明によれば、未補間分色画像生成過程においてディジタルカメラの撮像信号に基づいてカラーフィルタの各色に対応する受光素子の画素値の集合であって受光素子の2次元配列における欠落画素が含まれる未補間分色画像が生成され、補間済分色画像生成過程において近似補間分色画像をf、未補間分色画像をg、ディジタルカメラで撮像対象を撮像する過程を模擬するためのローパスフィルタ処理と間引き処理とを含む撮像模擬過程をA、画像劣化を含む撮像画像から撮像対象を再現する過程を模擬するための補間処理を含む再現模擬過程をBとし、反復アルゴリズムとしてf←f+B(g−Af)を適用することにより欠落画素が補間され、近似補間画像の収束画像として補間済分色画像が生成される。この反復アルゴリズムによれば、近似補間分色画像fは、反復処理によって撮像対象である原画像に逐次近似される。したがって、偽色信号の発生を低減するとともに、尖鋭度の高い高品位な画像を生成することができる補間方法が提供される。
【0015】
【発明の実施の形態】
次に、本発明について実施の形態を説明する。最初に、反復アルゴリズムf←f+B(g−Af)について説明しておく。ここで、fは近似補間分色画像、gは未補間分色画像、Aは撮像模擬過程、Bは再現模擬過程を表す。一般に画像は連続関数の形式を適用してf(x,y)で表すことができる。また、ベクトル形式を適用してベクトルfで表すことができる。また、行列形式を適用して[f]で表すこともできる。いずれの形式を適用するかは関係なく、ここでは、画像を記号的にf,gと表すものとする。
【0016】
そして、その画像に対する演算についても同様に、記号的にA,Bと表すものとする。このような形式に依らない表現によって、反復アルゴリズムの意味するところが明快に現れてくる。f←f+B(g−Af)という表現は、そのように反復アルゴリズムを表現した演算式である。この演算式は、fn=fn-1+B×(g−A×fn-1)と同一の演算式である。
【0017】
次に、演算式f←f+B(g−Af)の意味するところについて説明する。演算式から明らかなように、近似補間分色画像fは、未補間分色画像gに基づいて生成される画像である。そして近似補間分色画像fにおいては、図5(A)〜(C)に示す未補間分色画像gのような欠落画素”×”に対応する画素に対して演算された画素値が与えられる。また、未補間分色画像gの非欠落画素に対応する画素に対しても、近似補間分色画像fにおいては演算された別の画素値が与えられる。
【0018】
近似補間分色画像fは撮像対象そのものを推定し近似した分色画像である。ここで「撮像対象」は、撮像するときには画像と見なせるから、一般的に「原画像」と呼ぶことができる。これに対して、未補間分色画像gは撮像対象(原画像)を撮像して得た撮像画像の分色画像である。したがって、近似補間分色画像fに対し撮像模擬過程Aを適用して得られるAfは、近似補間分色画像fが撮像対象(原画像)と良く一致し、撮像模擬過程Aが適正であるならば、未補間分色画像gと良く一致することとなる。そのとき、演算式における(g−Af)の項の値は”0”に近い値となり、反復演算により近似補間分色画像fが収束した状態となる。
【0019】
撮像模擬過程Aは、ディジタルカメラで撮像対象を撮像する過程を模擬する過程である。たとえば、撮像系の特性によってボケ等の画像劣化を含む撮像画像が得られるとすれば、撮像模擬過程Aは、ボケを生じる過程を模擬するローパスフィルタとすることができる。ここに示す一例においては、ディジタルカメラが単板式カラーディジタルカメラであるから、そのボケを生じる過程とともに、各色の未補間分色画像gで示されるような欠落画素を生じる過程、すなわち間引きを行なう過程を模擬する。したがって、撮像模擬過程Aは、ローパスフィルタ処理と間引き処理を含んでいる。
【0020】
再現模擬過程Bは、画像劣化を含む撮像画像から撮像対象を再現する過程を模擬する過程である。演算式における(g−Af)は、撮像対象(原画像)の撮像画像と、近似補間分色画像fの撮像画像との差異に相当する項である。この項に対し、再現模擬過程Bを適用して得られるB(g−Af)は、撮像対象(原画像)と、近似補間分色画像fとの差異に相当する項である。したがって、近似補間分色画像fに対してB(g−Af)を加算したf+B(g−Af)は、その差異を修正することとなる。このf+B(g−Af)を新しいfとすれば、すなわち、f←f+B(g−Af)とすれば、近似補間分色画像fは撮像対象(原画像)に近似することとなる。
【0021】
以上、反復アルゴリズムについて説明を行なった。次に、本発明における具体的な補間処理の過程について図1を参照して説明する。図1は、本発明における補間処理の過程を示すフロー図である。
まず、図1のステップS1において、撮像画像を入力する。ここでは、撮像画像におけるRGBフィルターの配置は、図4に示すようなByer型配置となっているものとする。
【0022】
次に、ステップS2において、撮像画像から未補間分色画像を生成する。未補間分色画像は、G色の未補間分色画像、R色の未補間分色画像、B色の未補間分色画像の3つの未補間分色画像が存在する。G色の未補間分色画像は、撮像画像におけるGフィルターの画素の画素値をそのままに他の画素の画素値を”0”としたものである。図5(A)において、”G”で示す画素がGフィルターの画素の画素値となる画素であり、”×”で示す画素が”0”の画素値となる画素である。
【0023】
同様に、R色の未補間分色画像は、撮像画像におけるRフィルターの画素の画素値をそのままに他の画素の画素値を”0”としたものである。図5(B)において、”R”で示す画素がRフィルターの画素の画素値となる画素であり、”×”で示す画素が”0”の画素値となる画素である。
同様に、B色の未補間分色画像は、撮像画像におけるBフィルターの画素の画素値をそのままに他の画素の画素値を”0”としたものである。図5(C)において、”B”で示す画素がBフィルターの画素の画素値となる画素であり、”×”で示す画素が”0”の画素値となる画素である。
【0024】
上述のステップにより、RGB各色の3つの未補間分色画像が得られる。図1に示す一例においては、以降のステップ、すなわちステップS3〜S8における処理は、各々の未補間分色画像ごとに並行して行なわれる。並行処理とすることにより処理速度を高速化することができる。勿論、並行処理としないで順次処理とすることもできる。図1のステップS3〜S8には、G色の未補間分色画像に対する処理だけを示してある。R色とB色の未補間分色画像に対する処理については、ほぼ同様の処理であるから図1においては省略されており、相違点についてだけ後述する。
【0025】
次に、ステップS3において、近似補間分色画像fnの初期値f0を設定する。近似補間分色画像fnの初期値f0は、すべての画素の画素値を”0”とした画像であってもよい。しかし、収束速度を速めるため、未補間分色画像gを補間した画像を初期値f0とすると好適である。たとえば、前述の数1〜数6の数式に基づいて補間を行なった画像を初期値f0とすることができる。
【0026】
次に、撮像模擬過程Aと再現模擬過程Bを設定する。撮像模擬過程Aは、すでに説明したように、ボケと間引きを行なう過程とすることができる。ボケについては、たとえば、図2に示すローパスフィルタによる畳込みを行なう。その後、図5(A)〜(C)に示す画素配列に基づいて”×”の画素を”0”とする間引きを行なう。
【0027】
再現模擬過程Bは、すでに説明したように、間引いた画素の補間と高域強調を行なう過程とすることができる。また、単純な補間だけで済ませることもできる。補間については、分色画像(未補間分色画像gと近似補間分色画像fn)がG(green)の画像であれば、たとえば、図3に示すローパスフィルタ(補間フィルタ)による畳込みを行なう。G(green)の画像は画素数が1/2に間引きされているから、図3に示すローパスフィルタのゲインが2となるように設定されている。
【0028】
G色の分色画像に対する処理(ステップS3〜S8)ではなく、分色画像がR(red)とB(blue)の画像であれば、画素数が1/4に間引きされているから、図3に示すローパスフィルタのゲインが4となるように、図3に示すローパスフィルタにおける各々の値を2倍に設定する。
なお高域強調については、周知の高域強調フィルタ、たとえばラプラシアンを適用することができる。
【0029】
次に、ステップS5において、反復回数nをn=1とする。
次に、ステップS6において、近似補間分色画像fn-1から近似補間分色画像fnを演算する。前述した反復アルゴリズムf←f+B(g−Af)は、演算式fn=fn-1+B×(g−A×fn-1)と同一である。設定した初期値f0に基づいて反復演算することにより、反復回数n=1,2,・・・に対するfnを得ることができる。以下に説明するステップは、その反復演算のステップである。
【0030】
次に、ステップS7において、収束したか否かの判定を行なう。この判定は収束条件をどのように設定するかに依っている。たとえば、反復回数を収束条件として10<nのときに収束とすることができる。またたとえば、B×(g−A×fn-1)をベクトル形式で表したときのベクトルの大きさが所定値よりも小さいときに収束とすることができる。収束してないと判定されたときには、ステップS8に進む。収束していると判定されたときには、補間処理を終了する。
【0031】
次に、ステップS8において、n←n+1として、すなわち反復回数nの値に1を加算して、ステップS6に戻る。そして、上述した以降のステップを繰り返す。
【0032】
以上、本発明における具体的な補間処理の過程について説明した。この補間処理によって生成される近似補間分色画像fnは、撮像対象(原画像)に近い高品位な画像である。
【0033】
【発明の効果】
以上のとおりであるから、本発明の請求項1に係る補間装置によれば、偽色信号の発生を低減するとともに、尖鋭度の高い高品位な画像を生成することができる補間装置が提供される。
また本発明の請求項2に係る補間装置によれば、反復アルゴリズムにおける収束を速めることができる。
また本発明の請求項3に係る補間装置によれば、処理速度を高めることができる。
また本発明の請求項4に係る補間方法によれば、偽色信号の発生を低減するとともに、尖鋭度の高い高品位な画像を生成することができる補間方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における補間処理の過程を示すフロー図である。
【図2】撮像模擬過程Aに適用するローパスフィルタの一例を示す図である。
【図3】再現模擬過程Bに適用するローパスフィルタ(補間)の一例を示す図である。
【図4】単板式カラーイメージセンサにおけるRGBフィルターの配置(Bayer型配置)の一例を示す図である。
【図5】Bayer型配置における各色フィルターの占める位置を判り易いように分離して示す図である。
Claims (4)
- カラーフィルタと受光素子とを2次元配列して成る単板式カラーイメージセンサを有するディジタルカメラにおける撮像画像の補間装置であって、
前記ディジタルカメラの撮像信号に基づいて、前記カラーフィルタの各色に対応する受光素子の画素値の集合であって前記2次元配列における欠落画素が含まれる未補間分色画像を生成する未補間分色画像生成手段と、
近似補間分色画像をf、前記未補間分色画像をg、前記ディジタルカメラで撮像対象を撮像する過程を模擬するためのローパスフィルタ処理と間引き処理とを含む撮像模擬過程をA、画像劣化を含む撮像画像から撮像対象を再現する過程を模擬するための補間処理を含む再現模擬過程をBとし、反復アルゴリズムとしてf←f+B(g−Af)を適用することにより前記欠落画素を補間し、前記近似補間画像の収束画像として補間済分色画像を生成する補間済分色画像生成手段と、
を有することを特徴とする補間装置。 - 請求項1記載の補間装置において、周知の補間法を前記未補間分色画像に適用することによって前記近似補間分色画像の初期画像を生成する初期画像生成手段を有することを特徴とする補間装置。
- 請求項1または2記載の補間装置において、前記カラーフィルターの各色に対応する処理を並列して実行する並列処理手段を有することを特徴とする補間装置。
- カラーフィルタと受光素子とを2次元配列して成る単板式カラーイメージセンサを有するディジタルカメラにおける撮像画像の補間方法であって、
前記ディジタルカメラの撮像信号に基づいて、前記カラーフィルタの各色に対応する受光素子の画素値の集合であって前記2次元配列における欠落画素が含まれる未補間分色画像を生成する未補間分色画像生成過程と、
近似補間分色画像をf、前記未補間分色画像をg、前記ディジタルカメラで撮像対象を撮像する過程を模擬するためのローパスフィルタ処理と間引き処理とを含む撮像模擬過程をA、画像劣化を含む撮像画像から撮像対象を再現する過程を模擬するための補間処理を含む再現模擬過程をBとし、反復アルゴリズムとしてf←f+B(g−Af)を適用することにより前記欠落画素を補間し、前記近似補間画
像の収束画像として補間済分色画像を生成する補間済分色画像生成過程と、
を有することを特徴とする補間方法。
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