JP3458080B2 - カラー撮像装置 - Google Patents

カラー撮像装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー撮像装置に
関し、特に、カラー撮像素子から読み込んだフィルタ透
過信号の信号を処理し、より高い解像度を得るための信
号処理に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、CCD等のカラー撮像素子からの
映像信号を高解像度化するためには、先ず、各カラーフ
ィルタがついたCCD素子からのフィルタ透過信号を周
囲画素と演算し、各CCD素子個々の位置での輝度信号
を作成した後に、これらの輝度情報を用いて解像度変換
を行っていた。以下、図2を用いて、従来のCCDとそ
の信号処理について説明する。
【0003】図2は従来のカラー撮像装置のブロック図
である。図において、201は光学系であり、被写体を
CCD202表面上に結像させる。202のCCDは、
結像された被写体像を電気信号に変換するものであり、
各素子毎に色分離フィルタを乗せることにより、カラー
情報を取りだせるようにしたものである。CCD202
から出力される信号203はアナログ量であり、CCD
202の各素子毎に、その色分離フィルタを通過した光
の強さに応じた電圧値を持っている。204はA/D変
換器であり、アナログ信号203をデジタル化し、各画
素毎に0〜255の256階調をもつデジタル信号20
5に変換する。206は後に示す信号処理において、周
囲画素との演算を可能とするために、上記デジタル信号
205を記憶し、各値のランダムアクセスを可能にする
記憶回路である。208は上記記憶回路206に記憶さ
れたデジタル信号207から輝度値、及び色差信号を求
める処理を行う信号処理回路である。
【0004】以上までの処理が一般に従来のカラー撮像
装置210で行われている処理であり、該信号処理回路
208は外部に対して、輝度値と色差信号209を出力
する。また、より高い解像度が求められる場合には、解
像度変換回路211が上記信号処理回路208から出力
された輝度値と色差信号209を用いて補間処理を行
い、新規作成する画素の輝度信号と色差信号を生成し、
上記解像度変換回路211から、上記信号処理回路20
8から出力された輝度値と色差信号209よりも多くの
輝度値と色差信号212が出力される。
【0005】次に、信号処理回路208の信号処理につ
いて図3を用いて具体的に説明を行う。図3は、従来の
カラー撮像装置によるCCD202の色フィルタの配置
を示す図である。図3において、Mgはマゼンタ色のフ
ィルタをかけた素子であり、Gは緑色のフィルタをかけ
た素子であり、Cyはシアン色のフィルタをかけた素子
であり、Yeは黄色のフィルタをかけた素子である。C
CD202上ではこれらのパターンが市松状に並んでお
り、太枠で囲んだ範囲のパターンの繰り返しとなってい
る。
【0006】信号処理回路208では、これら単色フィ
ルタの透過信号から輝度値、及び色差信号を求める処理
を行う。例えば、画素301での輝度値を求める場合
は、近似的に301のMg、302のG、305のC
y、306のYeの4画素の輝度値の平均値、すなわ
ち、(Mg+G+Cy+Ye)/4を求め、これを輝度
値とする。また、画素302での輝度値を求める場合
も、上記301の輝度値を求める場合と同様に、画素3
02を左上隅とする2×2画素(302、303、30
6、307)の平均値を求め、これを輝度値とする。こ
のように、何れの場合であっても、常にMg、G、C
y、Yeを各1つずつ含む、注目画素を左上隅とする2
×2画素の平均値を求めていくことにより、CCDの各
画素に1:1に対応した輝度値を求めることができる。
【0007】また、色差信号は、赤成分と輝度値の差を
表わすCrと、青成分と輝度値の差を表わすCbによっ
て特定され、Cr信号は(Ye+Mg)−(Cy+G)
で求められ、Cb信号は(Cy+Mg)−(Ye+G)
で求められる。なお、一般に、CrとCbの一対の色差
信号は、人間の目が色についての解像度に比較的鈍感な
ため、4画素につき一対の色差信号を持たせることが多
い。
【0008】以上のように、従来のカラー撮像装置21
0から出力する輝度値と色差信号209は、CCD20
2の画素と1:1の解像度を持つ輝度値と、CCD20
2の画素に対して1/4の解像度を持つCrとCbの一
対の色差信号とよりなる。
【0009】次に、該輝度値と色差信号209を受け、
解像度の変換を行なう解像度変換回路211の処理内容
について図4を用いて説明する。解像度変換の方法につ
いては非常に多くの方法が提案されているが、一般に最
も多く用いられている方法としては、周囲画素を用いて
線形に補間する線形補間法がある。図4は従来のカラー
撮像装置における解像度変換回路211による線形補間
法を説明するための説明図である。図において、Gは、
新規作成する画素であり、新規作成画素Gから最も近い
位置にあるCCD101上の画素位置が画素Aであり、
画素Aに隣接するCCD101上の画素位置が画素Bか
ら画素E、また、画素C、及び画素Dに隣接するCCD
101上の画素位置が画素Fである。なお、iは画素A
を注目画素とした場合の新規作成画素Gまでの水平方向
の距離、jは画素Aを注目画素とした場合の新規作成画
素Gまでの垂直方向の距離を表わす。
【0010】このとき、線形補間では線形の内挿処理を
行うため、元の画素の画素間距離を1とし、0≦i<1
かつ0≦j<1において、 G=(1−i)((1−j)A+jC)+i((1−
j)D+jF) により新規作成画素Gの輝度値と色差信号を求めること
ができる。また、他の解像度変換方法として、例えば特
開平7−93531号公報に記載されている、線形補間
処理を行うと同時に、エッジ部分をぼけさせることのな
いように、エッジ部分を特別に処理し、線形補間処理に
重畳するというものがある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の技
術では、以下に示すような問題点があった。まず、線形
補間法では周囲画素との平均化処理を行うため、画像が
スムージングされてしまい、エッジ部分でもシャープさ
を失ったぼけた画像になってしまうという問題点を有し
ていた。また、特開平7−93531号公報に示される
処理は、比較的良好な処理結果が得られるものの、線形
補間処理に加えてエッジ作成の処理演算が必要であり、
処理時間が長くかかるか、またはハードウェア化すると
きにコストが大きくなるという問題点を有していた。
【0012】さらに、上記いずれの方法を用いても、例
えば図3の301、302、305、306の間にある
点を補間する際には、306の輝度値が補間処理を行な
う要素の一つとして用いられる。しかし、該306の輝
度値をつくるに当たっては311等の信号を用いている
ことから、非常に遠くの画素の影響を受けることとなっ
てしまう。このため、補間処理により求められた新規作
成する画素の値は結果として、広い範囲の画像をスムー
ジングしたものとなることを意味し、画像がぼけてしま
うという問題点を有していた。
【0013】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、非常に少ない演算量で、ぼけのない良好な処理
結果が得られる、高解像度のカラー撮像装置を提供する
ことを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1にかかるカラー撮像装置は、縦横
に隣接する4画素を1つの配列パターンとする,色分離
フィルタを持つ撮像素子と、上記撮像素子からの各画素
毎のフィルタ透過信号を記憶する記憶回路と、上記記憶
回路に記憶された各画素毎のフィルタ透過信号を用いて
各画素毎に輝度値、及び色差信号を求める信号処理回路
と、上記信号処理回路から出力された輝度値、及び色差
信号と、上記撮像素子から出力された各画素毎のフィル
タ透過信号とを用いて補間処理を行い、新規作成する画
素の輝度値と色差信号を生成する解像度変換回路を備え
ることを特徴とするものである。
【0015】また、本発明の請求項2にかかるカラー撮
像装置は、請求項1に記載のカラー撮像装置において、
上記解像度変換回路は、上記信号処理回路から出力され
た新規作成する画素に最も近い位置にある画素の輝度値
と、上記撮像素子から出力された上記新規作成する画素
に最も近い位置にある画素の周囲画素のフィルタ透過信
号と、を用いて補間処理を行い、新規作成する画素の輝
度値を生成することを特徴とするものである。
【0016】また、本発明の請求項3にかかるカラー撮
像装置は、請求項1、又は請求項2に記載のカラー撮像
装置において、上記撮像素子の色分離フィルタの配列パ
ターンを形成する4画素が持つ色分離フィルタが、2つ
の全色透過フィルタ(以下、Wフィルタ)と2つの色フ
ィルタとからなり、Wフィルタと色フィルタが市松状に
配列されているものである。
【0017】また、本発明の請求項4にかかるカラー撮
像装置は、請求項3に記載のカラー撮像装置において、
上記色フィルタは、シアン色透過フィルタと黄色透過フ
ィルタであるものである。
【0018】また、本発明の請求項5にかかるカラー撮
像装置は、請求項3、又は請求項4に記載のカラー撮像
装置において、上記解像度変換回路は、新規作成する画
素に最も近い位置にある画素が色フィルタ画素であった
場合は、(該色フィルタ画素に相対向して隣接する2つ
Wフィルタ画素のフィルタ透過信号の差分)×(新規
作成する画素の位置に応じた係数)+(上記信号処理回
路により出力された該色フィルタ画素の輝度値)によ
り、新規作成する画素の輝度値を求めることを特徴とす
るものである。
【0019】また、本発明の請求項6にかかるカラー撮
像装置は、請求項3、又は請求項4に記載のカラー撮像
装置において、上記解像度変換回路は、新規作成する画
素に最も近い位置にある画素がWフィルタ画素であった
場合は、(該Wフィルタ画素に相対向して隣接する2つ
色フィルタ画素のフィルタ透過信号の差分)×(新規
作成する画素の位置に応じた係数)×(フィルタの透
過率に応じた値)+(該Wフィルタ画素の輝度値)によ
り、新規作成する画素の輝度値を求めることを特徴とす
るものである。
【0020】また、本発明の請求項7にかかるカラー撮
像装置は、請求項3、又は請求項4に記載のカラー撮像
装置において、上記解像度変換回路は、新規作成する画
素に最も近い位置にある画素がWフィルタ画素であった
場合は、(間に該Wフィルタ画素及びこれに隣接する2
つの色フィルタ画素を挟んで相対向して存在する2つの
Wフィルタ画素のフィルタ透過信号の差分)×(新規作
成する画素の位置に応じた係数)+(該Wフィルタ画素
の輝度値)により、新規作成する画素の輝度値を求める
ことを特徴とするものである。
【0021】また、本発明の請求項8にかかるカラー撮
像装置は、請求項1乃至請求項7の何れかに記載のカラ
ー撮像装置において、上記解像度変換回路は、上記信号
処理回路により求めた色差信号を用いて線形補間を行う
ことにより、新規作成する画素の色差信号を求めること
を特徴とするものである。また、本発明の請求項9にか
かるカラー撮像装置は、請求項1乃至請求項7の何れか
に記載のカラー撮像装置において、上記解像度変換回路
は、上記撮像素子から出力された各画素毎のフィルタ透
過信号を用いて、新規作成する画素の色差信号を求める
ことを特徴とするものである。
【0022】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)本発明の実施の形
態1によるカラー撮像装置を図1、図4乃至図6を用い
て説明する。
【0023】第1図において、101は光学系であり、
被写体をCCD102表面上に結像させる。102のC
CDは、結像された被写体像を電気信号に変換するもの
であり、各素子毎に色分離フィルタを乗せることによ
り、カラー情報を取りだせるようにしたものである。C
CD102から出力される信号103はCCD202の
各素子毎の、その色分離フィルタを通過した光の強さに
応じた電圧値を示すアナログ信号である。104はA/
D変換器であり、アナログ信号103をデジタル化し、
各画素毎に0〜255の256階調をもつデジタル信号
105に変換する。106は後に示す信号処理におい
て、周囲画素との演算を可能とするために、上記デジタ
ル信号105を記憶し、各値のランダムアクセスを可能
にする記憶回路である。108は上記記憶回路106に
記憶されたデジタル信号105から輝度値、及び色差信
号を求める処理を行う信号処理回路である。109は信
号処理回路108で求めた輝度値と色差信号110に加
えて、記録回路106内のCCDの色フィルタの値11
1を利用して解像度変換を行ない、CCD102の画素
数より多い画素数の輝度値と色差信号112を出力する
解像度変換回路である。
【0024】次に、信号処理回路108の信号処理につ
いて図4から図6を用いて具体的に説明を行う。信号処
理回路108では、フィルタの透過信号から各画素に対
応した輝度値を求める処理を行う。図5は、本発明のカ
ラー撮像装置によるCCD202の色フィルタの配置の
一例を示す図である。図において、WはWフィルタをか
けた素子であり、Cyは赤の補色であるシアン色のフィ
ルタをかけた素子であり、Yeは青の補色である黄色の
フィルタをかけた素子である。CCD102上ではこれ
らのパターンが市松状に並んでおり、太枠で囲んだ範囲
のパターンの繰り返しとなっている。Wフィルタ部は、
Wフィルタであるため、該フィルタの透過信号をそのま
ま輝度値とすることができるが、Cyフィルタ、及びY
eフィルタ部は、周囲画素を利用して輝度値を求める必
要がある。
【0025】以下、図6を用いて信号処理回路108に
おけるCyフィルタ部での輝度値の求め方について説明
する。図6は 本発明の実施の形態1におけるカラー撮
像装置のCCD102の色フィルタの配置の一例を示す
図である。図において、中央部のCynがこれから輝度
値を作る画素である。また、Cy1,W1、Cy2,W2
Cynに対して横方向に存在する画素であり、Cy3
3、Cy4,W4はCynに対して縦方向に存在する画
素である。これらの周囲画素は中央部のCynの輝度値
を求める処理に用いられる。
【0026】次に、輝度値を求める処理について説明す
る。Cyフィルタに対する画素の輝度値を求めるために
はCyフィルタのフィルタ透過信号に赤成分を加えれば
良いため、周囲画素から赤成分を作成する。このとき、
縦方向と横方向のいずれかの方向を利用して赤成分を作
るが、より相関の強い方向を利用した方がエッジ等の影
響を受けず、精度を上げることができるため、先ず、縦
横の相関を比較する。横の相関をW1とW2との差とし、
縦の相関をW3とW4との差とすると、|W1−W2|>|
3−W4|の時は縦相関が強いことになり、逆のときは
横相関が強いこととなる。ここで、横相関が強いときは
1位置とW2位置での赤成分を平均化したものをCyn
のフィルタ透過信号に加えることにより、Cyn位置で
の輝度値を求めることができる。なお、W1位置での赤
成分は、W1からその位置のシアン成分を減ずれば良
く、W1位置でのシアン成分はCy1とCynの平均値で
求められる。したがって、W1位置での赤成分は、 (W1−(Cyn+Cy1)/2) で求められる。同様にW2位置での赤成分は、 (W2−(Cyn+Cy2)/2) で求められる。このことから、Cyn位置での赤成分
は、 ((W1−(Cyn+Cy1)/2)+(W2−(Cyn
+Cy2)/2))/2 で求められ、これにCynのフィルタ透過信号を加える
ことにより、Cyn位置での輝度値は、 Cyn/2+W1/2+W2/2−Cy1/4−Cy2/4 …(1) で求めることができる。同様に、縦相関が強い場合には
Cyn位置での輝度値は、 Cyn/2+W3/2+W4/2−Cy3/4−Cy4/4…(2)
【0027】で求めることができる。
【0028】また、Yeフィルタ部についてもCyフィ
ルタ部と同様に、周囲画素を利用して輝度値を求める必
要があり、以下にYeフィルタ部での輝度値の求め方に
ついて図7を用いて説明する。図7は本発明の実施の形
態1におけるカラー撮像装置のCCD102の色フィル
タの配置の一例を示す図である。図において、中央部の
Yenがこれから輝度値を作る画素である。また、Ye
1,W1、Ye2,W2はYenに対して横方向に存在する
画素であり、Ye3,W3、Ye4,W4はYenに対して
縦方向に存在する画素である。これらの周囲画素は中央
部のYenの輝度値を求める処理に用いられる。
【0029】このように、Yenの周囲画素の位置関係
は、Cyフィルタの場合の周囲画素の位置関係と全く同
じになるため、上記Cyフィルタの場合と同様の手順で
Yenの輝度信号を求めることができる。すなわち、上
記式(1)、(2)のCyをYeに置き換えればよく、
縦横の相関の関係を上記Cynの輝度値を求める場合と
同様に求め、縦横の相関関係に従い、以下のようにYe
nの輝度信号を求めることができる。
【0030】横相関が強い場合のYen位置での輝度値 Yen/2+W1/2+W2/2−Ye1/4−Ye2/4 縦相関が強い場合のYen位置での輝度値 Yen/2+W3/2+W4/2−Ye3/4−Ye4/4
【0031】このように、CCD102の各素子毎に図
5に示したような色分離フィルタを乗せることにより、
信号処理回路108により輝度値を求める場合に、Wフ
ィルタ部では、周囲画素との演算を全く行なうことなく
輝度値を求めることができ、また、色フィルタ部につい
ても、周囲画素の利用範囲は従来技術より広いものの、
従来技術が4画素の平均をとり注目画素の重み付け量が
1/4であったことに対して、本発明では上記Wフィル
タ部の輝度値を用い、注目画素の重み付け量が1/2と
なり、全体的にぼけが非常に少ない画像を得ることがで
きる。
【0032】次に、信号処理回路108における色差信
号の求め方について示す。色差信号は、従来例と同様に
4画素についてCrとCbの一対の色差信号を求める。
以下に、一例として、図5の太枠内の4画素についての
CrとCbの一対の色差信号を求める場合について説明
する。なお、Crは赤成分と輝度値の差であり、Cbは
青成分と輝度値の差である。以下、Cr、Cbの求め方
に分けて説明する。
【0033】Crを求めるに当たって、まず、光の中に
含まれる赤の輝度値に対する影響量はW−Cyで求めら
れる。なお、図5の太枠内にはWが2つあるが、いずれ
を用いても構わない。また、Crを求めるのに用いられ
る赤成分とは赤の輝度値の絶対値を意味するため、W−
Cyに定数をかけて補正する必要がある。ここでは、一
般に赤の輝度値に対する影響比として用いられる略0.
3を用い、赤成分は(W−Cy)/0.3で求められ
る。よって、赤成分と輝度値の差であるCrは、 Cr=(W−Cy)/0.3−W=(0.7W−Cy)/0.3 …(3) で求めることができる。
【0034】次に、Cbを求めるに当たって、まず、光
の中に含まれる青の輝度値に対する影響量はW−Yeで
求められる。なお、図5の太枠内にはWが2つあるが、
上記Crを求める場合同様、いずれを用いても構わな
い。また、Cbに用いられる青成分とは青の輝度値の絶
対値を意味するため、W−Yeに定数をかけて補正する
必要がある。ここでは、一般に青の輝度値に対する影響
比として用いられる略0.1を用い、青成分は(W−Y
e)/0.1で求められる。よって、青成分と輝度値の
差であるCbは、 Cb=(W−Ye)/0.1−W=(0.9W−Ye)/0.1 …(4) で求めることができる。
【0035】このように、撮像素子の色分離フィルタの
色フィルタに赤と青の補色であるCyフィルタとYeフ
ィルタを用いることにより、さらに、色差信号を求める
演算を極力抑えることができる
【0036】なお、本実施の形態1では、赤と青の補色
であるCyとYeを用い、赤成分及び青成分を求める際
の演算を極力少なくする場合について説明したが、あく
まで一例であって、別の異なる2種の色フィルタを用い
る場合であっても、従来技術に比べ、非常に簡単な演算
によりぼけの少ない良好な画像を得ることができる。
【0037】次に、解像度変換回路109が行なう処理
について図4、図5を用いて説明する。図4は本発明の
実施の形態1によるカラー撮像装置における解像度変換
回路109が行なう補間処理を説明するための説明図で
ある。図において、Gは新規作成する画素であり、新規
作成画素Gから最も近い位置にあるCCD101上の画
素位置が画素Aであり、画素Aに隣接するCCD101
上の画素位置が画素Bから画素Eである。
【0038】ここで、画素AがWフィルタである場合に
ついて説明する。画素AがWフィルタである場合は、図
5に示すように、画素Bと画素CがCyフィルタで画素
Dと画素EがYeフィルタになる場合と、画素Bと画素
CがYeフィルタで画素Dと画素EがCyフィルタにな
る場合がある。ただし、両者は画面を90度回転させて
考えれば同じ条件となり、同様の処理により新規作成画
素Gの輝度値を求めることができるため、ここでは画素
Bと画素CがCyフィルタで画素Dと画素EがYeフィ
ルタとなる場合についてのみ説明する。
【0039】まず、新規作成画素Gの輝度値を求めるに
当たり、画素Bから画素Cの輝度値を用い、該輝度値の
変化量を求める必要がある。しかし、この画素Bおよび
画素Cでの輝度値については、すでに信号処理回路10
8で求めているが、該輝度値は周囲画素との演算によっ
て求めたものであるため、画素Bから画素C(横方向)
の輝度値の変化量を求める際にこの値を用いた場合は、
従来の技術同様、ぼけが発生する恐れがある。
【0040】そのため、本発明の実施の形態1では、画
素間の輝度値の変化が該画素間のフィルタ透過信号の差
に比例するものとして、輝度値の変化量を求めることに
する。これは、例えば、画素Bおよび画素CはCyフィ
ルタであるため、画素Bおよび画素Cの値は、輝度値の
うちシアン成分のみのものであるが、自然画像において
は、明暗が変化する場合に、特定の光のみが変化するこ
とはまれであり、一般に全ての色成分が等比率で変化す
る。したがって、上述したように、画素Bから画素Cの
輝度値の変化が画素Bと画素Cのフィルタ透過信号の
差、(C'−B')に比例するものとして表わすことがで
きる。
【0041】このことから、白色光におけるWフィルタ
に対するCyフィルタの透過比をQ(Q<1)とする
と、画素Bから画素Cの輝度値の変化は、(C'−B')
/Qとすることができる。同様に、白色光におけるWフ
ィルタに対するYeフィルタの透過比をR(R<1)と
すると、画素Dから画素Eの輝度値の変化は、(E'−
D')/Rとすることができる。ここで、B'からE'は
画素Bから画素Eに対応するフィルタ透過信号である。
【0042】よって、新規作成画素Gでの輝度値は、画
素Aの輝度値、画素Bから画素Cの輝度値の変化量、及
び画素Dから画素Eの輝度値の変化量を用いて、 A+j×(C'−B')/Q/2−i×(E'−D')/R
/2 により求めることができる。
【0043】なおここでは、Q値としては略0.7を用
い、R値としては略0.9を用いると、新規作成画素G
での輝度値は、 A+j×(C'−B')/0.7/2−i×(E'−D')
/0.9/2 により求めることができる。
【0044】すなわち、解像度変換回路109は、画素
Aでの輝度値を図1の経路110から取りこみ、画素B
から画素Eに対する値は、ぼけが発生する恐れがある経
路110の輝度値を用いないで、経路111の画素Bか
ら画素Eのフィルタ透過信号を取りこんで、処理を行
う。
【0045】次に、画素AがCyフィルタであった場合
は、図5からもわかるように、画素Bから画素Eは全て
Wフィルタであるため、画素Bから画素Eの値はそのま
ま輝度値として取り扱うことができる。よって、周囲画
素との演算により求めた輝度値を用いることはなく、信
号処理回路108から出力された画素Bから画素Eの輝
度値をそのまま用いた場合であってもぼけが発生する恐
れはない。
【0046】以下、信号処理回路108から出力された
輝度値を用いて新規作成画素Gの輝度値を求める場合に
ついて説明する。画素Bから画素C(横方向)の輝度値
の変化量は(C−B)/2であるため、画素Aから横方
向に距離j離れた新規作成画素Gでは、横方向成分とし
ては画素Aに比べて輝度値がj×(C−B)/2だけ多
いものとすることができる。また、縦方向についても同
様に、画素Aに比べて輝度値がi×(E−D)/2だけ
少ないものとすることができる。よって、新規作成画素
Gでの輝度値は、画素Aの輝度値、画素Bから画素Cの
輝度値の変化量、及び画素Dから画素Eの輝度値の変化
量を用いて、 A+j*(C−B)/2−i*(E−D)/2 …(5) で求めることができる。
【0047】なお、解像度変換回路109は、画素Aか
ら画素Eの輝度値を図1の経路110で取りこむ場合に
ついて説明したが、画素Bから画素Eが全てWフィルタ
であり、経路110から出力される輝度値と経路111
から出力されるフィルタ透過信号が同じ値を持つため、
上記画素AがWフィルタである場合と同様に、画素Bか
ら画素Eの値を経路111で取りこむことも可能であ
る。
【0048】なお、画素AがYeフィルタである場合で
あっても、上記画素AがCyフィルタである場合と同様
に、周囲画素BからEは全てWフィルタである(図5)
ため、画素AがCyフィルタである場合と全く同様に新
規作成画素Gでの輝度値を求めることができる。
【0049】このように、周囲画素との演算により求め
た輝度値を用いないで、各撮像素子のフィルタ透過信号
を用いて新規作成する画素Gの輝度値を求めることによ
り、周囲画素の影響によるぼけを発生させずに、本来の
輝度の変化量を保持しつつ補間することができるため、
めりはりのある解像度の高い輝度画像を得ることができ
る。
【0050】なお、画素AがWフィルタであり、信号処
理回路108からの輝度値を用いる場合、式(5)を用
いて新規作成画素Gの輝度値を同様に求めることがで
き、ぼけが発生する恐れがあるが、新規作成画素Gを求
める演算量を少なくすることができる。
【0051】次に、新規作成する画素であるGの色差信
号を補間処理により求める方法であるが、色については
人間の目の解像度が低く、めりはりをつけることはあま
り意味がなく、むしろ突発的な変化は、偽色として画質
を悪化させる。したがって、色差については、ぼけた方
が都合が良いため、従来の技術と同様に線形補間を行う
ものとする。
【0052】(実施の形態2)以下に、本発明の実施の形
態2によるカラー撮像装置を図1、図4、図5、図8、
図9を用いて説明する。図1は本発明の実施の形態2に
おけるカラー撮像装置のブロック図である。図に示すよ
うに、本実施の形態2によるカラー撮像装置の構成は上
記実施の形態1の場合と同様であり、各構成要素の処理
内容についても、解像度変換回路109を除いては同じ
である。よって、解像度変換回路109以外の各構成要
素の説明を省略し、以下、解像度変換回路109の処理
内容について説明を行なう。
【0053】図8は、本発明の実施の形態2によるカラ
ー撮像装置における解像度変換回路が行なう補間処理を
説明するための説明図である。図において、白丸はCC
D101の画素位置を表し、黒丸は補間位置を表す。図
示するように、CCD101の画素数に対して縦横2倍
の画素数を作成する場合、CCD101の画素間の距離
を1とすると、補間後の画素801から804はいずれ
も画素Aに対して縦横1/4の距離に位置し、補完後の
画素801から804はそれぞれ画素Aに対し等距離の
位置に配置される。このため、CCD上の画素Aを80
1から804の4画素に展開するものと考えることがで
きる。
【0054】以下、解像度変換回路109による具体的
処理について説明する。まず画素AがCyフィルタであ
る場合について説明する。画素AがCyフィルタである
場合は、画素Bから画素Eは全てWフィルタであるため
(図5)、画素Bから画素EまでのそれぞれのCCDフ
ィルタの値はそのまま輝度値として取り扱うことができ
る。よって、画素Bから画素C(横方向)の輝度値の変
化量は(C−B)/2となり、画素Aから横方向に距離
1/4離れた場合の変化量DXはDX=(C−B)/8
で求めることができる。また、同様に縦方向について
は、Aから縦方向に距離1/4離れた場合の変化量DY
はDY=(E−D)/8で求めることができる。したが
って、801、802、803、804での輝度値は、
信号処理回路108で求めた画素Aでの輝度値、画素A
から縦方向に距離1/4離れた場合の変化量、及び画素
Aから横方向に距離1/4離れた場合の変化量を用いる
と、 801は、 A−DX+DY 802は、 A+DX+DY 803は、 A−DX−DY 804は、 A+DX−DY によりそれぞれ求めることができる。
【0055】撮像素子の色分離フィルタに、Wフィルタ
と色フィルタを市松状に配列されることにより、Wフィ
ルタ部の輝度値を求める場合に、周囲画素との演算を全
く行なうことなく輝度値を求めることができるため、新
規作成する画素の輝度値を非常に簡単な演算により求め
ることができ、さらに解像度変換回路による補間処理の
際に発生する画像のぼけを最小限に抑えることができ、
良好な画像を得ることができる。
【0056】なお、画素AがYeフィルタである場合で
あっても、上記画素AがCyフィルタである場合と同様
に、周囲画素Bから画素Eは全てWフィルタである(図
5)。したがって、上記画素AがCyフィルタである場
合と全く同様にGでの輝度値を求めることができる。
【0057】次に、画素AがWフィルタであった場合
は、図5に示すように、画素Bと画素CがCyフィルタ
で、画素Dと画素EがYeフィルタになる場合と、画素
Bと画素CがYeフィルタで、画素Dと画素EがCyフ
ィルタになる場合がある。ただし、両者は画面を90度
回転させて考えれば同じ条件となり、同様の処理により
新規作成する画素であるGの輝度値を求めることができ
るため、ここでは画素Bと画素CがCyフィルタで、画
素Dと画素EがYeフィルタとなる場合についてのみ説
明する。
【0058】このときのフィルタの位置関係を図9に示
す。図9は、本発明の実施の形態2によるカラー撮像装
置のCCDの色フィルタの配置を示す図である。なお、
上記実施の形態1では、横方向の輝度値の変化量を求め
るに当たり、周囲画素との演算によって求めた輝度値を
用いることによる画像のぼけの発生を防止するため、
のCy1とCy2の差に透過比をかけたものを用いた
が、ここではより演算を簡単にするため、輝度値の分か
っているCy1とCy2の外側に位置するW1、W2を用い
るものとする。すなわち、横方向の輝度値の変化量を
(W2−W1)とする。ただし、W1とW2は距離が4画素
分離れているため、1画素当たりの変化量は(W2
1)/4となり、さらに1/4画素分の変化量DXは
DX=(W2−W1)/16となる。同様に、縦方向の1
/4画素分の変化量DYはDY=(W4−W3)/16と
なる。このDX、DYと画素Aでの輝度値を用いること
により、画素AがWフィルタのときも画素AがCyフィ
ルタのときと同様に、801、802、803、804
での輝度値は 801は、 A−DX+DY 802は、 A+DX+DY 803は、 A−DX−DY 804は、 A+DX−DY により求めることができる。
【0059】このように、周囲画素との演算により求め
た色フィルタに対応する画素の輝度値を用いず、フィル
タ透過信号をそのまま輝度値として用いることのできる
Wフィルタに対応する画素の輝度値のみを新規作成する
画素の演算に用いることにより、簡単な加減算とシフト
演算のみで解像度変換処理を実現することができる。
【0060】なお、Wフィルタに対応する画素の輝度値
は、経路110から出力される輝度値と経路111から
出力されるフィルタ透過信号が同じ値を持つため、図1
の経路110及び経路111の何れから取り込んでもよ
い。
【0061】また、色差信号については、上記実施の形
態1では、線形補間を行なうものについて説明したが、
本実施の形態2では他の方法について説明することにす
る。図4において、新規作成する画素がGであったと
き、Gから最も近い位置にあるW、Gから最も近い位置
にあるCy、Gから最も近い位置にあるYeフィルタの
画素を1つずつ、全部で3画素選択する。これらは図5
のフィルタ配置から明らかなように、G位置を含む2*
2画素のなかに必ず全て存在する。Gでの色差はこれら
の値を用い、上記実施の形態1による信号処理回路10
8において色差信号を求めた時と同様の式(3)、
(4)によりCr、Cbを求める。 Cr=(W−Cy)/0.3−W=(0.7W−Cy)/0.3 …(3) Cb=(W−Ye)/0.1−W=(0.9W−Ye)/0.1 …(4)
【0062】このように、新規作成する画素に近接する
画素のフィルタ透過信号を用いて新規作成する画素の色
差信号を求めることにより、人間の目の解像度が低い色
について、めりはりをつけず、突発的な変化をなくし
て、偽色等による画質の悪化を防ぐ効果が得られる。
【0063】なお、以上の例では、実施の形態1と実施
の形態2において、それぞれ異なる輝度値の補間処理
と、色差信号の補間処理について示したが、もちろん、
これらの組み合わせを変えて用いることは可能であり、
例えば、実施の形態1に示す輝度値の補間処理と実施の
形態2に示す色差信号の補間処理を組み合わせて用いる
こともでき、実施の形態2に示す輝度値の補間処理と実
施の形態1に示す色差信号の補間処理を組み合わせて用
いることもできる。
【0064】
【発明の効果】請求項1乃至請求項6に記載のカラー撮
像装置によれば、周囲画素との演算により求めた輝度値
を用いないで、各撮像素子のフィルタ透過信号を用いて
新規作成する画素Gの輝度値を求めることにより、周囲
画素の影響によるぼけを発生させずに、本来の輝度の変
化量を保持しつつ補間することができるため、めりはり
のある解像度の高い輝度画像を得ることができる効果が
得られる。
【0065】請求項7に記載のカラー撮像装置によれ
ば、周囲画素との演算により求めた色フィルタに対応す
る画素の輝度値を用いず、フィルタ透過信号をそのまま
輝度値として用いることのできるWフィルタに対応する
画素の輝度値のみを新規作成する画素の演算に用いるこ
とにより、簡単な加減算とシフト演算のみで解像度変換
処理を実現することができる。
【0066】請求項8に記載のカラー撮像装置によれ
ば、解像度変換回路が、新規作成する画素での色差信号
を、信号処理回路により縦横に隣接する4画素のフィル
タ透過信号を用いて求めた色差信号を用いて線形補間を
行い求めることにより、人間の目の解像度が低い色につ
いて、めりはりをつけず、突発的な変化をなくして、偽
色等による画質の悪化を防ぐ効果が得られる。請求項9
に記載のカラー撮像装置によれば、新規作成する画素に
近接する画素のフィルタ透過信号を用いて新規作成する
画素の色差信号を求めることにより、人間の目の解像度
が低い色について、めりはりをつけず、突発的な変化を
なくして、偽色等による画質の悪化を防ぐ効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1および2によるカラー撮
像装置のブロック図である。
【図2】従来のカラー撮像装置のブロック図である。
【図3】従来のカラー撮像装置によるCCDの色フィル
タの配置の一例を示す図である。
【図4】従来及び本発明の実施の形態1によるカラー撮
像装置における解像度変換回路が行なう補間処理を説明
するための説明図である。
【図5】本発明の実施の形態1および2によるカラー撮
像装置のCCDの色フィルタの配置の一例を示す図であ
る。
【図6】本発明の実施の形態1および2によるカラー撮
像装置のCCDの色フィルタの配置の一例を示す図であ
る。
【図7】本発明の実施の形態1および2によるカラー撮
像装置のCCDの色フィルタの配置の一例を示す図であ
る。
【図8】本発明の実施の形態2によるカラー撮像装置に
おける解像度変換回路が行なう補間処理を説明するため
の説明図である。
【図9】本発明の実施の形態1及び2によるカラー撮像
装置のCCDの色フィルタの配置の一例を示す図であ
る。
【符号の説明】
100 本発明のカラー撮像装置 101、201 光学系 102、202 CCD 103、203 CCD出力アナログ信号 104、204 A/D変換器 105、205 CCD出力デジタル信号(フィルタ
透過信号) 106、206 記憶回路 107、207 フィルタ透過信号 108、208 信号処理回路 109、211 解像度変換回路 110 各画素に対応する輝度値および色差信号 111 フィルタ透過信号 112、212 解像度変換後の輝度値および色差信
号 210 従来のカラー撮像装置 301〜311 従来のCCD画素 801〜804 新規作成する画素の位置

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦横に隣接する4画素を1つの配列パタ
    ーンとする,色分離フィルタを持つ撮像素子と、 上記撮像素子からの各画素毎のフィルタ透過信号を記憶
    する記憶回路と、 上記記憶回路に記憶された各画素毎のフィルタ透過信号
    を用いて各画素毎に輝度値、及び色差信号を求める信号
    処理回路と、 上記信号処理回路から出力された輝度値、及び色差信号
    と、上記撮像素子から出力された各画素毎のフィルタ透
    過信号とを用いて補間処理を行い、新規作成する画素の
    輝度値と色差信号を生成する解像度変換回路を備える、 とを特徴とするカラー撮像装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の記録再生装置におい
    て、 上記解像度変換回路は、上記信号処理回路から出力され
    た新規作成する画素に最も近い位置にある画素の輝度値
    と、 上記撮像素子から出力された上記新規作成する画素に最
    も近い位置にある画素の周囲画素のフィルタ透過信号
    と、を用いて補間処理を行い、新規作成する画素の輝度
    値を生成する、 ことを特徴とするカラー撮像装置。
  3. 【請求項3】 請求項1、又は請求項2に記載のカラー
    撮像装置において、 上記撮像素子の色分離フィルタの配列パターンを形成す
    る4画素が持つ色分離フィルタが、2つの全色透過フィ
    ルタ(以下、Wフィルタ)と2つの色フィルタとからな
    り、Wフィルタと色フィルタが市松状に配列されている
    ことを特徴とするカラー撮像装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のカラー撮像装置におい
    て、 上記色フィルタは、シアン色透過フィルタと黄色透過フ
    ィルタであることを特徴とするカラー撮像装置。
  5. 【請求項5】 請求項3、又は請求項4に記載のカラー
    撮像装置において、上記解像度変換回路は、新規作成す
    る画素に最も近い位置にある画素が色フィルタ画素であ
    った場合は、(該色フィルタ画素に相対向して隣接する
    2つのWフィルタ画素のフィルタ透過信号の差分)×
    (新規作成する画素の位置に応じた係数)+(上記信号
    処理回路により出力された該色フィルタ画素の輝度値)
    により、新規作成する画素の輝度値を求めることを特徴
    とするカラー撮像装置。
  6. 【請求項6】 請求項3、又は請求項4に記載のカラー
    撮像装置において、上記解像度変換回路は、新規作成す
    る画素に最も近い位置にある画素がWフィルタ画素であ
    った場合は、(該Wフィルタ画素に相対向して隣接する
    2つの色フィルタ画素のフィルタ透過信号の差分)×
    (新規作成する画素の位置に応じた係数)×(フィル
    タの透過率に応じた値)+(該Wフィルタ画素の輝度
    値)により、新規作成する画素の輝度値を求めることを
    特徴とするカラー撮像装置。
  7. 【請求項7】 請求項3、又は請求項4に記載のカラー
    撮像装置において、上記解像度変換回路は、新規作成す
    る画素に最も近い位置にある画素がWフィルタ画素であ
    った場合は、(間に該Wフィルタ画素及びこれに隣接す
    る2つの色フィルタ画素を挟んで相対向して存在する2
    つのWフィルタ画素のフィルタ透過信号の差分)×(新
    規作成する画素の位置に応じた係数)+(該Wフィルタ
    画素の輝度値)により、新規作成する画素の輝度値を求
    めることを特徴とするカラー撮像装置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至請求項7の何れかに記載の
    カラー撮像装置において 記解像度変換回路は、上記信号処理回路により求め
    差信号を用いて線形補間を行うことにより、新規作成
    する画素の色差信号を求めることを特徴とするカラー撮
    像装置。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至請求項7の何れかに記載の
    カラー撮像装置において、 上記解像度変換回路は、上記撮像素子から出力された各
    画素毎のフィルタ透過信号を用いて、新規作成する画素
    の色差信号を求めることを特徴とするカラー撮像装置。
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