JPH1044887A - ボンネット開放検出機構 - Google Patents

ボンネット開放検出機構

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JPH1044887A
JPH1044887A JP22173696A JP22173696A JPH1044887A JP H1044887 A JPH1044887 A JP H1044887A JP 22173696 A JP22173696 A JP 22173696A JP 22173696 A JP22173696 A JP 22173696A JP H1044887 A JPH1044887 A JP H1044887A
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JP
Japan
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hood
opening
bonnet
detection switch
switch
Prior art date
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JP22173696A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Kawamuki
敏博 川向
Yutaka Hamano
裕 浜野
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Car Mate Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Car Mate Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業性と信頼性の向上を図る。 【解決手段】 ボンネット開放検出スイッチ20の可動
接点22は、圧縮ばね32によって後方側に付勢されて
おり、ボンネットが開放されていない場合、後端がボン
ネット開放レバー10の背面に当接している。ボンネッ
ト開放検出スイッチ20は、ボンネット開放レバー10
が引かれてボンネットが開放されると、可動接点22と
固定接点24との間が遮断されてオフする。制御装置本
体36は、開放検出スイッチ20がオフするとエンジン
始動信号を出力せず、開放検出スイッチ20がオンに復
帰してもその状態が維持され、リセットスイッチ40が
操作されたときに、エンジン始動信号を出力できる状態
に復帰する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のボンネット
が開放されたことを検出するボンネット開放検出機構に
係り、特に遠隔操作によってエンジンを自動始動する際
の危険防止に好適なボンネット開放検出機構に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、家の中などの車両と離れた場所か
らエンジンを始動することができるエンジン自動始動装
置が普及している。このエンジン自動始動装置は、運転
者等が携帯し、始動命令を出力可能な遠隔操作部と、車
両側に設けられたアンテナを介して遠隔操作部の始動命
令を受け、エンジン始動信号を出力してエンジンを始動
させる制御装置とを備えていて、運転者が直接イグニッ
ションキーを操作することなくエンジンを始動させるこ
とができるようになっている。
【0003】ところで、車両の点検時や整備時などにお
いては、ボンネットを開けてエンジンやファンベルトま
たは電気系統を調べたり修理することがしばしば行われ
る。そして、ボンネットを開けて点検、整備を行ってい
る最中に、誤って遠隔操作部が操作されてエンジンが始
動すると、ファンベルトが回転したりするため、危険で
ある。このため、エンジン自動始動装置は、一般にボン
ネットが開いている場合、それをセンサにより検知して
エンジンを始動しないようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のボンネットが開
放されていることを検出するボンネットセンサは、一般
にボンネットの裏面に装着するようになっている。しか
し、エンジンを始めとして多くの機器や電気配線が存在
するエンジンルーム内にボンネットセンサを装着した場
合、制御装置を配設した車室内からの配線が困難であ
り、作業性が非常に悪い。また、車室内に設けたボンネ
ット開放レバーの指の当たる部分にタッチセンサを取り
付け、乗員がタッチセンサに接触したとことを検出し、
これによりボンネット開放レバーが操作されてボンネッ
トが開放されたことを検出できるようにしたものが提案
されている(特開平5−215052号公報)。しか
し、このタッチセンサによる検出は、タッチセンサに触
れずにボンネットが開放されるおそれがあり、信頼性に
欠ける。
【0005】本発明は、上記の欠点を解消するためにな
されたもので、作業性と信頼性を向上できるボンネット
開放検出機構を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の第1に係るボンネット開放検出機構は、
車室内に設けられてボンネットを開放可能なボンネット
開放操作部に連動して作動し、ボンネット開放操作部に
よるボンネット開放操作を検出するボンネット開放検出
スイッチを有する構成となっている。
【0007】また、本発明の第2に係るボンネット開放
検出機構は、一端が車室内部に固定され、ボンネット開
放操作部の前面部を跨いで配置した封鎖部材と、この封
鎖部材の操作を検出する封鎖部材移動検出スイッチとを
有する構成にしてある。
【0008】検出スイッチは、この検出スイッチからの
検出信号を受けることにより出力を停止するとともに、
検出信号の消失後も出力停止状態を維持する、エンジン
自動始動装置の制御部などの信号出力部に接続できる。
そして、信号出力部の出力停止状態を解除する場合、解
除信号入力手段を操作して解除信号を信号出力部に入力
するように構成する
【0009】
【作用】上記のごとく構成した本発明の第1に係るボン
ネット開放検出機構は、ボンネット開放レバーなどのボ
ンネット開放操作部によるボンネットの開放操作に連動
して車室内に設けたボンネット開放検出スイッチが作動
するため、ボンネットを開放したことを確実に検出する
ことができ、信頼性を向上することができる。しかも、
ボンネット開放検出スイッチは、車室内に設けてあるた
め、配線が容易で作業性を向上することができる。
【0010】また、本発明の第2においては、封鎖部材
をボンネット開放操作部の前面部を跨いで設けたことに
より、ボンネット操作部を介してボンネットを開放する
場合に、封鎖部材をボンネット開放操作部の前面部から
除去する必要があり、ボンネットの開放操作時に封鎖部
材を移動させると、封鎖部材移動検出スイッチが作動す
るため、ボンネットの開放を容易、確実に検出でき、第
1の発明と同様の効果を得ることができる。
【0011】そして、検出スイッチの検出信号を受ける
ことにより出力を停止するとともに、検出信号の消失後
も出力停止状態を維持する信号出力部を設けるととも
に、この信号出力部に出力停止状態を解除する信号を入
力する解除信号入力手段を設けると、信号出力部が例え
ば遠隔操作可能なエンジン自動始動装置の制御部である
場合、検出スイッチが元の状態に復帰したとしても、リ
セットスイッチなどの解除信号入力手段を操作しない限
り信号出力部が出力できる状態に復帰しないため、安全
性が向上する。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態に係るボンネ
ット開放検出機構の好ましい実施の形態を、添付図面に
従って詳細に説明する。
【0013】図1は本発明の第1実施の形態に係るボン
ネット開放検出機構の説明図であって、(1)はボンネ
ットが開放されていないときを、(2)はボンネットが
開放されているときを示し、図2は実施の形態に係るエ
ンジン自動始動装置の概略構成ブロック図である。これ
らの図において、これらの図に図示しない車室内ダッシ
ュボード部の下部には、ボンネット(図示せず)を開放
するためのボンネット開放操作部であるボンネット開放
レバー10が配設してある。このボンネット開放レバー
10には、フレキシブルケーブル12の一端が接続して
あって、ボンネット開放レバー10を図1(1)に示し
た矢印14のように、車両乗員の手前側に引くことによ
り、ボンネットのロック機構を解除できるようになって
いる。
【0014】ボンネット開放レバー10の背後側(図1
(1)の左側)には、ボンネット開放検出スイッチ20
が設けてある。このスイッチ20は、可動接点22と、
この可動接点22の先端と接触する固定接点24とを有
している。そして、固定接点24を収納したスイッチケ
ース26の内壁には、固定接点24の近傍にばね受28
が設けてある。また、可動接点22は、固定接点24側
である先端側がスイッチケース26内に挿入してあり、
後端側がスイッチケース26から突出している。そし
て、可動接点22は、中間部の、スイッチケース26に
挿入されている部分の適宜の位置にばね受30が突出形
成され、このばね受30とスイッチケース26側のばね
受28との間に介在させた圧縮ばね32によって後端側
に付勢され、ボンネット開放レバー10が引かれていな
い状態のときに、後端が開放レバー10の背面に当接し
ている。
【0015】可動接点22の後端突出部には、コード3
4の一端が接続してある。このコート34の他端は、エ
ンジン自動始動装置を構成している制御装置本体36に
接続してある。そして、制御装置本体36は、車室内に
設置してあって、コード38を介して固定接点24に接
続してあるとともに、装置本体36に内蔵した信号出力
部である受信・始動制御回路に、詳細を後述する解除信
号を与えるリセットスイッチ(解除信号入力手段)40
が設けてある。
【0016】第2図に示したように、受信・始動制御回
路42は、ボンネット開放検出スイッチ20とリセット
スイッチ40とが接続してあるとともに、車室内に設け
た受信アンテナ44が接続してある。受信アンテナ44
は、乗員などが携帯する遠隔操作部である送信機46が
送信アンテナ48を介して発したエンジン始動命令信号
などを受信して受信・始動制御回路42に送る。そし
て、受信・始動制御回路42は、受信アンテナ44を介
してエンジン始動指令を受けると、変速レバーがニュー
トラル位置にあること等を条件としてエンジン始動信号
を出力してエンジンを始動する。しかし、受信・始動制
御回路42は、ボンネット開放検出スイッチ20の接点
22、24間が遮断されていると、エンジン始動信号を
出力しないようになっている。
【0017】上記のごとく構成した第1実施の形態にお
いては、ボンネット開放レバー10が引かれていない場
合、すなわちボンネットが開けられていない場合、ボン
ネット開放検出スイッチ20の可動接点22は、図1
(1)に示したように、開放レバー10の背面に当接し
ていてスイッチケース26に深く押し込まれ、先端が固
定接点24に接触し、検出スイッチ20がオンの状態と
なっている。そして、車両の点検、整備または修理など
のためにボンネット開放レバー10が引かれてボンネッ
トが開放されると、図1(2)に示したように、ボンネ
ット開放検出スイッチ20は、開放レバー10によるボ
ンネット開放操作に連動して可動接点22が圧縮ばね3
2によって後方側に移動し、可動接点22と固定接点2
4との間が遮断されてオフとなり、このオフ信号がボン
ネットの開放を示す開放検出信号として受信・始動制御
回路42に入力する。
【0018】受信・始動制御回路42は、受信アンテナ
44を介して送信機46からのエンジン始動指令を受け
取ると、ボンネット開放検出スイッチ20の可動接点2
2と固定接点24との間が接続されているか、遮断され
ているかを調べる。そして、接点22、24間が接続さ
れてオン状態にあると、エンジン始動信号を出力してエ
ンジンを始動する。逆に、接点22、24間が遮断され
てオフとなっている場合、エンジン始動信号を出力しな
い。また、受信・始動制御回路42は、接点22、24
間が一度遮断されると、接点22、24間が接続されて
も、安全のためにエンジン始動信号出力停止状態を維持
するようになっていて、リセットスイッチ40が操作さ
れ、リミットスイッチ40から解除信号が入力したとき
にエンジン始動信号出力停止状態が解除され、エンジン
始動信号を出力できる状態に復帰するようになってい
る。なお、点検、整備等の際に、ボンネットを開放した
状態でエンジンを始動させたい場合には、通常のように
イグニッションキーを操作してエンジンを始動する。
【0019】このように、第1実施の形態においては、
ボンネット開放レバー10によるボンネットの開放操作
に連動してボンネット開放検出スイッチ20が作動する
ようになっているため、ボンネットを開放すると必ずそ
れを検出することができ、信頼性が向上し、エンジン自
動始動装置によるエンジン始動に伴う安全性を高めるこ
とができる。しかも、ボンネット開放を検出するボンネ
ット開放検出スイッチ20は車室内に設けてあるため、
配線が容易で作業性を向上することができる。
【0020】図3は、本発明の第2実施の形態に係るボ
ンネット開放検出スイッチの説明図であり、図4は第2
実施の形態に係るボンネット開放検出スイッチの取付状
態を示す斜視図である。これらの図において、ボンネッ
トオープナを構成しているボンネット開放レバー10
は、車室内のダッシュボード部50の下部に配設してあ
る。そして、ボンネット開放レバー10には、図示しな
いボンネットのロックを解除するフレキシブルケーブル
12が接続してあり、乗員が図3(2)の矢印51のよ
うに開放レバー10を手前方向に引くことにより、ボン
ネットのロックを解除できるようになっている。また、
開放レバー10の前面には、ボンネット開放検出スイッ
チ52が装着してある。
【0021】このボンネット開放検出スイッチ52は、
本体54に固定接点に相当する一対の電極56、58が
設けてあり、これらの電極56、58間にフェライトな
どの非導電性磁石(または図示しない絶縁材を介して配
置した磁石)60が配設してある。また、ボンネット開
放検出スイッチ52は、可動接点に相当する導電性の鉄
板62が両面粘着テープ等によりボンネット開放レバー
10の前面に固着してある。従って、ボンネット開放検
出スイッチ52は、本体54の前面側を鉄板62に近づ
けると、磁石60と鉄板62との間の吸引力により本体
54が鉄板62に吸着され、電極56、58が鉄板28
に当接して鉄板62を介して電気的に接続される。
【0022】電極56、58のそれぞれには、他端を前
記した制御装置本体36に接続したコード64の一端が
接続してある。また、本体54から引き出されたコード
64は、ダッシュボード部50の下部に設けたコードク
ランプ66によって固定されており、このコードクラン
プ66と本体54との間がほぼ張った状態となってい
る。このため、ボンネット開放検出スイッチ52は、図
3(2)に示してあるように、ボンネット開放レバー1
0が矢印51の方向に引かれると、本体54がコード6
4によって矢印68のように鉄板62から引き離され、
電極56、58間の電気的接続が遮断されてオフするよ
うになっている。
【0023】上記のごとく構成した第2実施の形態に係
るボンネット開放検出スイッチ52は、ボンネット開放
レバー10が引かれていない場合、すなわちボンネット
が開けられていない場合、本体54が磁石60と鉄板6
2との間の吸引力によって鉄板62に吸着されており、
電極56、58が鉄板62を介して接続されてオン状態
にある。そして、車両の点検または整備などのためにボ
ンネット開放レバー10が引かれてボンネットが開けら
れると、コード64がコードクランプ66によって固定
されてクランプ66と本体54との間が張った状態とな
っているため、ボンネット開放検出スイッチ52は、図
3(2)のように本体54が鉄板62から離脱し、電極
56、58間が遮断されてオフする。従って、この第2
実施の形態に係るボンネット開放検出スイッチ52にお
いても、前記第1実施の形態に係るボンネット開放検出
スイッチ20と同様の効果を得ることができる。
【0024】図5は、ボンネット開放検出スイッチの第
3実施の形態を示したのもである。この実施形態のボン
ネット開放検出スイッチ70は、同図(1)に示したよ
うに、ダッシュボード部50の下部に固定した導電性強
磁性体からなる一対の固定接点72、74と、これらの
接点72、74に接触して接点72、74間を電気的に
接続する可動接点である導電性のヨーク76と、ヨーク
76の内部に設けた磁石60とから構成してある。そし
て、ヨーク76には、ねじなどを介してワイヤ78の一
端が接続してある。このワイヤ78は、ヨーク76を電
極72、74から引き離すもので、他端がボンネット開
放レバー10の前面等に接続してある。このため、ボン
ネット開放レバー10が同図(2)の矢印51のように
引かれると、ヨーク76がワイヤ78によって矢印79
のように固定接点72、74から引き離され、接点7
2、74間の電気的接続が遮断されるため、前記実施の
形態と同様の効果を得ることができる。
【0025】図6は、第4実施の形態に係るボンネット
開放検出スイッチを示したものである。図6において、
ボンネット開放検出スイッチ80は、同図(1)に示し
たように、先端側が開口した本体ケース82内に、弾性
体から構成した固定接点としての一対の電極84、86
が設けてある。これらの電極84、86は、先端部が八
の字状に拡開しているとともに、その後方側に外方に湾
曲した挟持部88が形成してあって、この挟持部88に
よって可動接点となる円柱状導電体90を把持できるよ
うにしてある。そして、本体ケース82は、図6(2)
に示したように、先端側に導電体90を受け入れ可能な
切り欠き92が形成してあり、後端部から電極84、8
6に接続したコード64が引き出してある。
【0026】一方、導電体90は、取付板96に立設し
てあって、取付板96を介して矢印98のように、切り
欠き92に嵌入させることにより、容易に電極84、8
6間に挿入できるようになっている。また、取付板96
または円柱状導電体90には、本図に図示しないボンネ
ット開放レバー10に他端側を接続したワイヤ78の一
端が接続してあって、ボンネット開放レバーを引くこと
により、導電体90を電極84、86間から引き抜き、
電極84、86間の電気的接続を遮断できるようにして
ある。このように構成した第4実施の形態に係るボンネ
ット開放検出スイッチ80も、前記各実施の形態と同様
の効果を得ることができる。
【0027】図7は、第5実施の形態に係るボンネット
開放検出スイッチを示したものである。この実施の形態
に係るボンネット開放検出スイッチ100は、ケース1
02の内部後端部に一対の固定接点104、106が設
けてある。そして、固定接点104、106は、これら
の対向面の先端部に傾斜面108が形成してあって、接
点104、106間を電気的に接続するホームベース状
可動接点110に形成した傾斜面112と良好に接触す
ることができるようにしてある。可動接点110の後端
とケース102の後端内壁との間には、圧縮ばね114
が配設してあって、可動接点110を固定接点104、
106側に付勢している。また、ケース102の後端に
は、開口116が設けてあり、一端を可動接点110の
後端に接続したワイヤ78の他端側をケース102の外
部に引き出すことができるようにしてある。そして、開
口116は、接触するワイヤ78が損傷しないように、
円弧状面によって形成してある。
【0028】ワイヤ78の他端側は、図7(3)に詳細
を示したように、取付板118に設けた透孔を貫通して
折り返され、二重にされた折り返し部120が長さ調整
用ゴムチューブ122に通してある。また、折り返し部
120は、取付板118をねじ124や接着剤によって
ボンネット開放レバー10に固着することにより、開放
レバー10に接続されるようになっている。この第5の
実施形態においてもボンネット開放レバー10を引く
と、可動接点110がワイヤ78を介して後方側に移動
させられ、固定接点104、106間を遮断するため、
前記実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0029】図8は、ボンネット開放検出機構の他の実
施形態を示したものである。この実施の形態に係るボン
ネット開放検出機構は、ダッシュボード部50のボンネ
ット開放レバー10の上方に、布状体や軟質な樹脂等か
ら形成した封鎖部材126の上端部が固定してある。こ
の封鎖部材126は、開放レバー10の前面部を覆うよ
うに開放レバー10を跨いで開放レバー10の下方まで
延びており、前面側下端部に磁石128が取り付けてあ
る。この磁石128は、ダッシュボード部50のボンネ
ット開放レバー10の下方に固定した封鎖部材移動検出
スイッチであるリードスイッチ130と対応した位置に
取り付けてある。そして、リードスイッチ130には、
図示しない強磁性体が設けてあって、磁石128との間
に吸引力が作用するようになっている。このため、封鎖
部材126は、下端部が磁石128とリードスイッチ1
30との間の吸引力によって両者によって挟持され、ボ
ンネット開放レバー10の前面部を封鎖する。
【0030】この実施の形態においては、ボンネット開
放レバー10を操作する場合、封鎖部材126の下端部
を持って図8(2)の矢印132のように手前に引き、
磁石128とリードスイッチ130とによる封鎖部材1
26の下端部の挟持状態を解除する。これにより、ボン
ネット開放レバー10を矢印51のように引くことがで
き、またリードスイッチ130がオフし、ボンネットが
開放されようとしていることまたはボンネットが開放さ
れたことが検知され、前記実施の形態と同様の効果を得
ることができる。
【0031】なお、この実施の形態においては、リード
スイッチ130を用いた場合について説明したが、例え
ば図3に示した本体54をダッシュボード部50に固定
し、鉄板62を封鎖部材126の裏面(ダッシュボード
部側面)に取り付ける等、機械的なスイッチを用いても
よい。また、前記実施の形態においては、閉鎖部材12
6が布状である場合について説明したが、紐状のもので
あってもよい。紐状の閉鎖部材を用いれば、封鎖部材の
下端部の挟持状態を解除する操作をしなくとも開放レバ
ー10を操作することができる。そして、図8に示した
実施の形態においては、磁石128を封鎖部材126に
取り付け、リードスイッチ130をダッシュボード部5
0に設けた場合について説明したが、リードスイッチ1
30を封鎖部材126に、磁石128をダッシュボード
部50に取り付けてもよい。
【0032】図9は、ボンネット開放検出機構のさらに
他の実施の形態を示したものである。この実施の形態に
おいては、リードスイッチ130がボンネット開放レバ
ー10の上方側に設けてある。そして、ボンネット開放
レバー10を跨いで配置される封鎖部材126は、下端
部がボンネット開放レバー10の下方側に固定してあっ
て、上端部に磁石128が取り付けてある。従って、封
鎖部材126は、上端部を矢印134に示したように移
動させることにより、ボンネット開放レバー10の前面
部を開放、封鎖することができ、図8の実施の形態と同
様の効果を得ることができる。また、図9に示した実施
形態においては、ボンネット開放レバー10を元に戻し
たとしても、磁石128を取り付けた封鎖部材126の
上端部がリードスイッチ13から遠い下方に垂れ下がっ
た状態となるため、図8の実施の形態のように、ボンネ
ット開放レバー10を元に戻してもリードスイッチ13
0が自動的にオンとなるおそれがない。従って、リード
スイッチ130をオンの状態に復帰させるためには、封
鎖部材126の上端部を上方に移動させる操作が必要で
あり、この操作をリセット操作とすることができ、図1
または図2に示したリセットスイッチ40を省略するこ
とができる。なお、図9に示した実施の形態において
も、リードスイッチ130を封鎖部材126に、磁石1
28を盆ネット部50に取り付けてよい。
【0033】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項1に係る
発明によれば、ボンネット開放レバーなどのボンネット
開放操作部によるボンネットの開放操作に連動して車室
内に設けたボンネット開放検出スイッチが作動するた
め、ボンネットを開放したことを確実に検出することが
でき、信頼性を向上することができる。しかも、ボンネ
ット開放検出スイッチは、車室内に設けてあるため、配
線が容易で作業性を向上することができる。
【0034】また、本発明の第2においては、封鎖部材
をボンネット開放操作部の前面部を跨いで設けたことに
より、ボンネット操作部を介してボンネットを開放する
場合に、封鎖部材をボンネット開放操作部の前面部から
除去する必要があり、ボンネットの開放操作時に封鎖部
材を移動させると、封鎖部材移動検出スイッチが作動す
るため、ボンネットの開放を容易、確実に検出でき、第
1の発明と同様の効果を得ることができる。
【0035】そして、検出スイッチの検出信号を受ける
ことにより出力を停止するとともに、検出信号の消失後
も出力停止状態を維持する信号出力部を設けるととも
に、この信号出力部に出力停止状態を解除する信号を入
力する解除信号入力手段を設けると、信号出力部が例え
ば遠隔操作可能なエンジン自動始動装置の制御部である
場合、検出スイッチが元の状態に復帰したとしても、リ
セットスイッチなどの解除信号入力手段を操作しない限
り信号出力部が出力できる状態に復帰しないため、安全
性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態に係るボンネット開放
検出機構の説明図である。
【図2】実施の形態に係るエンジン自動始動装置の概略
構成ブロック図である。
【図3】第2実施の形態に係るボンネット開放検出スイ
ッチの説明図である。
【図4】第2実施の形態に係るボンネット開放検出スイ
ッチの取付状態を示す斜視図である。
【図5】第3実施の形態に係るボンネット開放検出スイ
ッチの説明図である。
【図6】第4実施の形態に係るボンネット開放検出スイ
ッチの説明図である。
【図7】第5実施の形態に係るボンネット開放検出スイ
ッチの説明図である。
【図8】他の実施の形態に係るボンネット開放検出機構
の説明図である。
【図9】さらに他の実施の形態に係るボンネット開放検
出機構の説明図である。
【符号の説明】
10 ボンネット開放操作部(ボンネット開
放レバー) 20 ボンネット開放検出スイッチ 22 可動接点 24 固定接点 32 圧縮ばね 36 制御装置本体 40 解除信号入力手段(リセットスイッ
チ) 42 信号出力部(受信・始動制御回路) 50 ダッシュボード部 52 ボンネット開放検出スイッチ 54 本体 56、58 電極 60 磁石 62 鉄板 64 コード 66 コードクリップ 70 ボンネット開放検出スイッチ 72、74 固定接点 76 ヨーク 78 ワイヤ 80 ボンネット開放検出スイッチ 84、86 電極 90 導電体 100 ボンネット開放検出スイッチ 104、106 固定接点 110 可動接点 114 圧縮ばね 126 封鎖部材 128 磁石 130 封鎖部材移動検出スイッチ(リードス
イッチ)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室内に設けられてボンネットを開放可
    能なボンネット開放操作部に連動して作動し、ボンネッ
    ト開放操作部によるボンネット開放操作を検出するボン
    ネット開放検出スイッチを有することを特徴とするボン
    ネット開放検出機構。
  2. 【請求項2】 一端が車室内部に固定され、ボンネット
    開放操作部の前面部を跨いで配置した封鎖部材と、この
    封鎖部材の操作を検出する封鎖部材移動検出スイッチと
    を有することを特徴とするボンネット開放検出機構。
  3. 【請求項3】 前記検出スイッチの検出信号を受けるこ
    とにより出力を停止するとともに、前記検出信号の消失
    後も出力停止状態を維持する信号出力部を有し、この信
    号出力部に出力停止状態を解除する信号を入力する解除
    信号入力手段を設けたことを特徴とする請求項1または
    2に記載のボンネット開放検出機構。
JP22173696A 1996-08-05 1996-08-05 ボンネット開放検出機構 Pending JPH1044887A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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