JPH1044766A - 自動車用ドアガラスの昇降機構 - Google Patents

自動車用ドアガラスの昇降機構

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Publication number
JPH1044766A
JPH1044766A JP8208160A JP20816096A JPH1044766A JP H1044766 A JPH1044766 A JP H1044766A JP 8208160 A JP8208160 A JP 8208160A JP 20816096 A JP20816096 A JP 20816096A JP H1044766 A JPH1044766 A JP H1044766A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door glass
door
glass
weather strip
rails
Prior art date
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Pending
Application number
JP8208160A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiichi Kamimura
敬一 上村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asmo Co Ltd
Original Assignee
Asmo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ドアガラスの滑らかな昇降動作を妨げることな
く、防水性能を向上させる。 【解決手段】ドア1のガラス枠2には、軟質ゴムにて形
成されたウエザストリップ3が取り付けられている。ド
ア1の左右両側にはレール6,7が配設され、このレー
ル6,7にはドアガラス4側に固定されたローラ部材8
が配設されている。また、レール6,7を側面から見る
と、ドア1のウエスト部近傍にオフセット部6a,7a
が設けられている。従って、ドアガラス4が全閉状態に
ある場合には、ドアガラス4はその周縁がウエザストリ
ップ3に完全に当接した状態に保持される。また、ドア
ガラス4が下降しローラ部材8がレール6,7のオフセ
ット部6a,7aにさしかかると、ドアガラス4がウエ
ザストリップ3に対して離間方向に移動し、両者の当接
状態が解除される。この場合、ドアガラス4はウエザス
トリップ3による摺動抵抗を受けることなく、滑らかに
下降動作できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用ドアガラ
スの昇降機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車用ドアのガラス枠には、ドアガラ
スに密着状態で当接して外部からの雨水や塵埃等の侵入
を防止するためのウエザストリップが配設されている。
この種のウエザストリップの従来技術として、ガラスシ
ール部に植毛が施されたものが周知であり(例えば、自
動車技術ハンドブック設計編、295頁、図5−4
7)、この植毛によりドアガラスの昇降動作時における
摺動抵抗が低減されるようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来技
術では、ドアガラスとウエザストリップとが植毛部によ
り当接しているため、その当接部では塵埃等の侵入は防
止されるものの、雨水等の浸入が防止できないという問
題があった。かかる場合、ドア内部に水が浸入すること
により、当該ドア内部に収容されるパワーウィンドウモ
ータ、レギュレータ、ハーネス、ドアインナーパネルの
サービスホール等に防水構造を施すことが強いられ、コ
スト高騰や上記モータ、レギュレータ等の動作上の信頼
性低下を招くおそれがあった。
【0004】上記問題は、従来より懸念されていた課題
であったが、この対策として雨水等の浸入を防止するた
めにドアガラスとウエザストリップとの当接状態を高め
ると、ドアガラスの昇降動作に支障を来たすという問題
が新たに生ずることになる。従って、ドアガラスの昇降
動作を滑らかに行なうことができ、且つドア内部への水
の浸入を防止することができる技術が望まれていた。
【0005】本発明は、上記問題に着目してなされたも
のであって、その目的とするところは、ドアガラスの滑
らかな昇降動作を妨げることなく、防水性能を向上させ
ることができる自動車用ドアガラスの昇降機構を提供す
ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明では、昇降自在なドアガラス
を有し、該ドアガラスに当接して外部との間を遮断する
ウエザストリップがガラス枠に配設された自動車用ドア
に適用されるドアガラスの昇降機構であって、前記ドア
ガラスの全閉時に当該ドアガラスを前記ウエザストリッ
プに対して押圧させ、且つ少なくとも前記ドアガラスの
昇降動作時に当該ドアガラスを前記ウエザストリップに
対して離反位置に移動させる案内部材を備えることをそ
の要旨としている。
【0007】上記構成によれば、ドアガラス昇降時に
は、ドアガラスとウエザストリップとが若干量だけ離間
した状態で当該ドアガラスが移動する。そのため、防水
性の高いウエザストリップ(例えば、ドアガラスとの当
接部に植毛を施していないウエザストリップ)を使用す
る際にも、ドアガラスの昇降動作性能を損なわせること
もない。また、ドアガラス全閉時には、ドアガラスがウ
エザストリップに対して押圧されるため、ガラス内外の
遮断がより完全に行われることとなる。その結果、ドア
ガラスの滑らかな昇降動作を妨げることなく、防水性能
を向上させることができる。
【0008】また、上記請求項1の具体的構成として、
請求項2に記載したように、前記案内部材を、前記ドア
ガラスの昇降移動時における軌跡に沿って設けられたレ
ール部材として構成したり、請求項3に記載したよう
に、前記レール部材を、少なくとも前記ドアガラスの全
閉時に当該ドアガラスを前記ウエザストリップに対して
押し付けるよう屈曲形成して構成したりするのが望まし
い。この場合、請求項1に記載した作用及び効果がより
簡易的に実現することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明を具体化した一実
施の形態を図面に従って説明する。図1は、本実施の形
態における自動車用ドアの内部構造を示す図であり、同
図の(a),(b),(c)はそれぞれ、ドアの左側面
図、ドア内部の正面図、ドアの右側面図に相当する。同
図に示すように、ドア1にはガラス枠2が形成されてお
り、このガラス枠2には、例えばEPDM(エチレン・
プロピレンゴム)を主成分とする軟質ゴムにて形成され
たウエザストリップ3が取り付けられている。このウエ
ザストリップ3は、主としてドアガラス4の閉鎖時に当
該ドアガラス4に密着して外部からの雨水等の浸入や塵
埃等の侵入を防止する役割をなす(なお、本実施の形態
におけるウエザストリップ3は、ドアガラス4との摺接
部に植毛のないものとしている)。また、ドアガラス4
は、ウィンドウレギュレータ5により昇降自在に配設さ
れており、ドアガラス4が全閉位置にある状態(図示の
状態)では、ドアガラス4の周縁部が前記のウエザスト
リップ3に当接した状態で保持される。
【0010】次いで、ドアガラス4の昇降機構の構成に
ついて説明する。図1の(b)に示すように、ドア1の
左右両側には、上下方向に延び、且つ正面から見ると直
線状をなすレール6,7が配設されており、このレール
6,7にはドアガラス4側に固定されたローラ部材8が
配設されている。ローラ部材8は、レール6,7に沿っ
て転がり移動するものであって、ドアガラス4の図の左
側(自動車の前方側)は1個、右側(自動車の後方側)
には2個、設けられている。なお、本実施の形態では、
レール6,7が請求項記載の案内部材(レール部材)に
相当する。
【0011】詳細には、図2(図1の(c)のII−II線
断面図)に示すように、ローラ部材8は、ドアガラス4
の透孔4aに挿通された異形ボルト9と、この異形ボル
ト9をドアガラス4に固定するためのナット10と、異
形ボルト9先端のシャフト部9aに回転自在に取り付け
られたローラ11とから構成されている。そして、この
ローラ11が断面枠状に形成されたレール7内に収容さ
れている。
【0012】従って、このレール6,7内をローラ11
が回転移動することによりドアガラス4がレール6,7
に沿って昇降移動する。つまり、ドアガラス4が昇降移
動する際の軌跡は、レール6,7によって決定されるよ
うになっている。
【0013】一方、前記レール6,7を側面から見る
と、図1の(a),(c)に示すように、ドア1のウエ
スト部近傍には、当該レール6,7の上部直線部をドア
1の外側方向(レール6は図の右方向、レール7は図の
左方向)にずらせるためのオフセット部6a,7aが設
けられている。
【0014】次に、上記の如く構成される本実施の形態
の作用を説明する。つまり、図1に示すように、ドアガ
ラス4が全閉状態にある場合には、当該ドアガラス4は
その周縁がウエザストリップ3に完全に当接した状態に
保持されている。この状態では、ウエザストリップ3の
弾性力により、外部からの雨水等の浸入や塵埃等の侵入
が完全に防止されている。
【0015】また、ウィンドウレギュレータ5が駆動さ
れ、ローラ部材8の転がりによりドアガラス4が下降し
始めると、ローラ部材8がレール7のオフセット部7a
(又はレール6のオフセット部6a)にさしかかった所
で、ドアガラス4がウエザストリップ3に対して離間方
向に移動し、ドアガラス4とウエザストリップ3との当
接状態が解除される。すなわち、ドアガラス4の軌道が
ウエザストリップ3に対して離反する方向にオフセット
されることとなる。この場合、ドアガラス4はウエザス
トリップ3による摺動抵抗を受けることなく、滑らかに
下降動作できる。なお、ドアガラス4を中間の開度で上
昇又は下降動作させる際にも、同様にドアガラス4はウ
エザストリップ3による摺動抵抗を受けることはない。
【0016】また、ドアガラス4の開放状態から全閉状
態に移行させる際には、ドアガラス4のローラ部材8
(図1の(c)では下側のローラ部材)は、先ずレール
7のオフセット部7a(又はレール6のオフセット部6
a)よりも下側の直線部に沿って上昇し始め、全閉状態
になる直前でオフセット部7aにさしかかる。このと
き、ドアガラス4は、オフセット部7aに沿ってウエザ
ストリップ3に近接する方向にオフセット動作する。従
って、このドアガラス4のオフセット動作により当該ド
アガラス4がウエザストリップ3に押し付けられること
となり、かかる全閉状態では、ドアガラス自身がウエザ
ストリップ3を押圧し、この押圧力と既述したウエザス
トリップ3の弾性力とによりドアガラス4の防水性や防
塵性が高められることとなる。
【0017】次に、本実施の形態特有の効果を列記す
る。 (a)つまり、本実施の形態では、ドアガラス全閉時に
当該ドアガラス4をウエザストリップ3に対して押圧さ
せ、且つドアガラス4の昇降動作時に当該ドアガラス4
をウエザストリップ3に対して離反位置に移動させるレ
ール6,7を設けた。そのため、防水性の高いウエザス
トリップ(例えば、ドアガラス4との当接部に植毛のな
いウエザストリップ)を使用する際にも、ドアガラス4
の昇降動作性能を損なわせることもない。また、ドアガ
ラス全閉時には、ドアガラス4がウエザストリップ3に
対して押圧されるため、ガラス内外の遮断がより完全に
行われることとなる。その結果、ドアガラス4の滑らか
な昇降動作を妨げることなく、防水性能を向上させると
いう本発明の目的を達成することができる。
【0018】(b)また、本実施の形態では、前記レー
ル6,7を、ドアガラス4の全閉時に当該ドアガラス4
をウエザストリップ3に対して押し付けるよう屈曲形成
して構成した。そのため、上記したような本発明の目的
をより簡易的に実現することができる。
【0019】(c)さらに、上記の如くドアガラス4の
昇降動作時においてドアガラス4とウエザストリップ3
との摺動が回避されるため、ウエザストリップ3の耐久
性を向上させることができ、長期にわたり高いシール性
を保持することができる。
【0020】(d)併せて、本実施の形態の構成では、
ドア1のウエスト部よりも下方においてレール6,7を
オフセットさせて設けることにより、ウエスト部よりも
下方でドアパネル内にスペース(図1のP,Q)を確保
することができ、補強バー等の配設が容易となるという
付加的効果も得られる。
【0021】なお、本発明は、上記実施の形態の他に次
の形態にて実現できる。 (1)案内部材としてのレールを図4に示すように構成
してもよい。図4のレール21は、ドアガラス4の全閉
時において当該ドアガラス4を外側(ウエザストリップ
3への当接側)に押し出すために上下2つの屈曲部21
a,21bを有している。この場合にも、上記実施の形
態と同様に、ドアガラス4の全閉時における良好な防水
性が確保できると共に、ドアガラス4の昇降動作を滑ら
かに行なわせることができる。
【0022】(2)案内部材としてのレールを図5に示
すように構成してもよい。つまり、図5の構成では、レ
ールを符号31,32で示す2部材に分割している。そ
して、各レール31,32の上端近傍にオフセット部3
1a,32aをそれぞれに設けている。この場合にも、
上記実施の形態と同様に、ドアガラス4の全閉時におけ
る良好な防水性が確保できると共に、ドアガラス4の昇
降動作を滑らかに行なわせることができる。また、かか
る構成によれば、ドアガラス4の動作の自由度が向上す
る。
【0023】(3)上記実施の形態における構成では、
屈曲形成されたレール内をローラ部材8が移動するた
め、屈曲部(オフセット部)にてローラの移動が滞るお
それがある。なお、この問題は屈曲部の角度をなますこ
とで解消可能であるが、ローラ部材のより円滑なる動作
を実現するには、レール内に配設されるローラを球状に
形成し、その球状ローラの転がりにより、ローラ部材を
移動させるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施の形態における自動車用ドアの内部
構造を示す正面図及び左右側面図。
【図2】図1の(c)におけるII−II線断面図。
【図3】ドアガラスの動作を説明するための断面図。
【図4】他の実施の形態におけるドアガラスの昇降機構
を示す断面図。
【図5】他の実施の形態におけるドアガラスの昇降機構
を示す断面図。
【符号の説明】
1…ドア、2…ガラス枠、3…ウエザストリップ、4…
ドアガラス、6,7,21,31,32…案内部材とし
てのレール。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】昇降自在なドアガラスを有し、該ドアガラ
    スに当接して外部との間を遮断するウエザストリップが
    ガラス枠に配設された自動車用ドアに適用されるドアガ
    ラスの昇降機構であって、 前記ドアガラスの全閉時に当該ドアガラスを前記ウエザ
    ストリップに対して押圧させ、且つ少なくとも前記ドア
    ガラスの昇降動作時に当該ドアガラスを前記ウエザスト
    リップに対して離反位置に移動させる案内部材を備える
    ことを特徴とする自動車用ドアガラスの昇降動作機構。
  2. 【請求項2】前記案内部材は、前記ドアガラスの昇降移
    動時における軌跡に沿って設けられたレール部材からな
    ることを特徴とする請求項1に記載の自動車用ドアガラ
    スの昇降機構。
  3. 【請求項3】前記レール部材は、少なくとも前記ドアガ
    ラスの全閉時に当該ドアガラスを前記ウエザストリップ
    に対して押し付けるよう屈曲形成されていることを特徴
    とする請求項2に記載の自動車用ドアガラスの昇降機
    構。
JP8208160A 1996-08-07 1996-08-07 自動車用ドアガラスの昇降機構 Pending JPH1044766A (ja)

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JP8208160A JPH1044766A (ja) 1996-08-07 1996-08-07 自動車用ドアガラスの昇降機構

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JPH1044766A true JPH1044766A (ja) 1998-02-17

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JP (1) JPH1044766A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6631586B1 (en) * 1998-02-27 2003-10-14 Asahi Glass Company Ltd. Opening and closing structure of window member

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6631586B1 (en) * 1998-02-27 2003-10-14 Asahi Glass Company Ltd. Opening and closing structure of window member

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