JPH1044071A - 直動軸を有するロボット - Google Patents

直動軸を有するロボット

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JPH1044071A
JPH1044071A JP22080496A JP22080496A JPH1044071A JP H1044071 A JPH1044071 A JP H1044071A JP 22080496 A JP22080496 A JP 22080496A JP 22080496 A JP22080496 A JP 22080496A JP H1044071 A JPH1044071 A JP H1044071A
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JP
Japan
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linear motion
shaft
arm
linear
robot
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JP22080496A
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Inventor
Akihiro Terada
彰弘 寺田
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Original Assignee
Fanuc Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡素な構成でロボットの直動軸の直動軸受け
部にかかる荷重モーメントを支え得るようにすること。 【解決手段】 ロボットのベース1に固設されたベース
プレート2上に直動軸の構造部が形成される。直動軸を
駆動するリニアモータのコイル部31とマグネット部3
2は、各々アーム支持体10の下面上及びベースプレー
ト2上に間隔を以て対向敷設される。マグネット部32
を挟んで配置される主、副直動軸受け部MB,MSは、
各々単純構造のローラ41,42とガイド面241〜2
44で構成される。アーム支持体10の一端に結合され
たアーム20には、直動軸後段の軸として手首部22を
駆動する直動軸21が設けられ、手首部22にはハンド
等のエンドエフェクタ23が取り付けられている。コイ
ル部31とマグネット部32との間に生じて吸引力は、
主直動軸受け部MBに対して直動軸周りに作用する荷重
モーメントを減殺する方向に作用するバランス力として
利用される。主直動軸受け部に樋状のガイドを追加し
て、副直動軸受け部を省いても良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は直動軸を有するロボ
ットに関し、更に詳しく言えば、駆動手段としてリニア
モータを用いる直動軸の構造を改良したロボットに関す
る。
【0002】
【従来技術】ロボットの軸には旋回軸と直動軸がある。
後者の構造を定めようとする場合、軸受け部にかかる荷
重モーメントの問題がある。即ち、一般にロボットの構
成要素の直動軸周りの質量分布には大きな偏りがあるた
め、直動軸の直動軸受け部に当該直動軸周りの大きなモ
ーメント負荷が作用する性質があり、これに対してなん
らかの構造上の手当が必要となる。
【0003】そこで従来は、例えばリニアガイドのよう
な比較的大きな荷重に耐え得る直動軸受けを採用する
か、あるいは、直動軸を含む周辺部分の構造全体を2方
向以上の荷重を受けることが出来るようなものとする方
策がとられて来た。
【0004】図3は、前者の対策を施した従来構造の一
例を説明する図である。同図において、符号1はロボッ
トのベースで、ベース1にベースプレート2が固定され
ている。ラック3がベースプレート2に取り付けられ、
このラック3にピニオン4が係合し、ラック・ピニオン
機構が構成されている。ピニオン4の回転軸5は、アー
ム支持体10内のピニオン軸受け部(図示省略)を介し
て減速機6の出力軸に結合されている。符号7はサーボ
モータでその出力軸が減速機6の入力軸に結合されてい
る。
【0005】直動軸の直動軸受け部は、ガイドレール1
1とこれに係合したスライダ12からなるリニアガイド
で構成されている。ガイドレール11はベースプレート
2に固定され、スライダ12はアーム支持体10に固定
されている。アーム支持体10の一端には、アーム20
が結合されている。従って、アーム20は紙面に垂直な
方向を持つ直動軸の側方に位置することになる。
【0006】アーム20には、直動軸後段の軸として手
首部22を駆動する直動軸21が設けられている。そし
て、手首部22にはハンド等のエンドエフェクタ23が
取り付けられている。また、アーム支持体10の他端近
くには、車輪支持部13を介して車輪14が取り付けら
れている。この車輪14は、補助的な軸受け部に相当す
るもので、ベースプレート2の表面に軽く触れている。
【0007】今、サーボモータ7が回転すると、減速機
6、ラック・ピニオン機構3,4を介して直線駆動力が
生成され、アーム支持体10及びそれに支持されたアー
ム20以下の構造部分が、リニアガイド11,12に案
内され、紙面に対して垂直方向に移動する。ベースプレ
ート2の表面に軽く触れている車輪14も従動的に回転
し、滑らかな移動を補助する。
【0008】以上説明した構造を採用した場合、直動軸
の側方に位置するアーム20以下の部分の荷重に起因し
て直動軸周りに作用する大きなモーメント(矢印参照)
は、主としてリニアガイド11,12によって支えられ
る。言い換えれば、ラック・ピニオン機構3,4や車輪
14のみでは、そのようなモーメントに耐え得る直動軸
構造を実現することは困難である。
【0009】次に図4は、後者の対策を施した従来構造
の一例を説明する図である。なお、図3と共通性を有す
る要素の指示については、同じ符号を用いた。図4を参
照すると、ロボットのベース1に固設されたコラム1a
を介して、ベースプレート2が固定されている。図3に
示した例と同様に、ラック3がベースプレート2に取り
付けられ、このラック3にピニオン4が係合し、ラック
・ピニオン機構が構成されている。ピニオン4の回転軸
5は、アーム支持体10内のピニオン軸受け部(図示省
略)を介して減速機6の出力軸に結合されている。減速
機6の入力軸ははサーボモータ7の出力軸に結合されて
いる。
【0010】直動軸受け部は、図3に示した構造とは異
なり、数個の車輪141〜145とこれらと当接するガ
イド面で分散構成されている。車輪141,143,1
44は各々車輪支持部131あるは132を介してアー
ム支持体10に取り付けられている。また、車輪14
2,145はアーム支持体10の先端部10aに取り付
けられている。これら車輪141〜145の当接面はベ
ースプレート2の対応個所に設けられている。
【0011】アーム支持体10の一端に結合されたアー
ム20以下の構造は、図3に示した例と同じである。即
ち、アーム20には、直動軸後段の軸として手首部22
を駆動する直動軸21が設けられ、手首部22にはハン
ド等のエンドエフェクタ23が取り付けられている。
【0012】今、サーボモータ7が回転すると、減速機
6、ラック・ピニオン機構3,4を介して直線駆動力が
生成され、アーム支持体10及びそれに支持されたアー
ム20以下の構造部分が、各車輪141〜145とそれ
らに当接するガイド面によって案内され、紙面に対して
垂直方向に移動する。
【0013】本例の構造を採用した場合、直動軸の側方
に位置するアーム20以下の部分の荷重に起因して直動
軸周りに作用する大きなモーメントは、数個に及ぶ分散
配置された軸受け機構で4方向からの力を吸収する形で
支えられる。言い換えれば、そのようなモーメントを数
個所に分散して吸収する機構がなければ、直動軸周りに
作用する大きなモーメントを支えることは困難である。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記説明したように、
図3あるいは図4に示した構造によって、直動軸の直動
軸受け部にかかる荷重モーメントの問題は一応解決され
ている。しかし、前者におけるリニアガイドのように、
モーメントに耐え得る軸受け機構は非常に高価であると
いう問題がある。一方、後者のように、数個の車輪とそ
れらの当接ガイド面からなる機構を採用した場合には、
それら車輪と当接ガイドに高い加工精度乃至面出し精度
が要求されるから、やはり高価となる。また、使用する
部品点が多くなり構造も複雑化する。
【0015】そこで本発明の目的は、直動軸を有するロ
ボットにおける上記従来技術の問題点を解決することに
ある。即ち、本発明は、軸受け部や周辺の案内レール等
を安価に構成し、全体に簡素な構成で直動軸の直動軸受
け部にかかる荷重モーメントの問題を解決し得るロボッ
トを提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、直動部の駆動
手段としてリニアモータを採用し、リニアモータのコイ
ル部とマグネット部の間に作用する吸引力を、直動軸に
かかるアーム負荷を減殺させるように作用するバランス
力として利用することによって、上記技術課題を解決し
たものである。
【0017】本発明の一つの形態においては、直動軸を
駆動するリニアモータのコイル部とマグネット部が、直
動軸の直動軸受け部に関して、直動軸受け部の側方に配
置されて直動軸の軸方向周りにアーム負荷を生じさせる
アームとは反対側に配置され、コイル部とマグネット部
の間に作用する吸引力が、アーム負荷を減殺させるよう
に作用するバランス力として用いられる。
【0018】本発明の別の一つの形態においては、直動
軸の直動軸受け部に、主直動軸受け部と、該主直動軸受
け部と並列して配置された副直動軸受け部が設けられ、
直動軸を駆動するリニアモータのコイル部とマグネット
部が主直動軸受け部に関して、主直動受け部の側方に配
置されて直動軸の軸方向周りにアーム負荷を生じさせる
アームとは反対側であって、且つ、主直動軸受け部と前
記副直動軸受け部の間に配置される。そして、コイル部
とマグネット部の間に作用する吸引力が、アーム負荷を
減殺させるように作用するバランス力として用いられ
る。
【0019】本発明においては、直動軸受け部にかかる
アーム負荷(直動軸周りモーメント)が大幅に減殺され
るので、直動軸受け部に、ローラと該ローラの転動面か
らなる直動軸受け部機構のような単純直動軸受け機構
(耐モーメント性の小さい直動軸受け機構)を用いるこ
とが出来る。
【0020】アーム負荷を減殺するためのバランス力の
大きさは、アーム負荷を十分に打ち消して直動軸受け部
の負担を十分に軽減するものである必要がある。一般
に、直動軸受け部にかかるアーム負荷の大きさは、アー
ムに装着される負荷重量、ロボットの姿勢、運動状態等
の要因によって相当程度変動する。そこで、アーム負荷
が最大となるような条件においても、それに負けないバ
ランス力が生成されるように、コイル部とマグネット部
の間に作用する吸引力の強さを調整して設定することが
好ましい。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施形態
を説明する図である。なお、図3あるいは図4と共通性
を有する要素の指示については、同じ符号を用いた。図
1を参照すると、ロボットのベース1に固設されたベー
スプレート2上に直動軸の構造部が形成されている。符
号31,32は、直動軸を駆動するリニアモータのコイ
ル部と、マグネット部を各々表わしており、励磁コイル
を内蔵したコイル部31はアーム支持体10の下面上に
敷設され、永久磁石を装備したマグネット部32はベー
スプレート2上に適当な間隔を以て対向敷設されてい
る。
【0022】直動軸の直動軸受け部は、2個のローラ4
1,42とこれらと当接するガイド面241,242,
151,152からなる機構で構成されている。2つの
ローラ41,42はいずれもアーム支持体10に取り付
けられており、各ローラに対応したガイド面241,2
42は、ベースプレート2の上面及び側面に設けられ
る。
【0023】また、ローラ42については、更に、ベー
スプレート2の側部に設けられた樋状ガイド51によっ
て動きを規制されている。ガイド面151,152は、
樋状ガイド51の内面に設けられる。
【0024】本実施形態においては、アーム支持体10
の一端に結合されたアーム20以下の構造は、図3ある
いは図4に示した従来例と同じである。即ち、アーム2
0には、直動軸後段の軸として手首部22を駆動する直
動軸21が設けられ、手首部22にはハンド等のエンド
エフェクタ23が取り付けられている。
【0025】今、リニアモータが起動され、コイル部3
1に通電されると紙面垂直方向の推進力が発生し、アー
ム支持体10及びそれに支持されたアーム20以下の構
造部分が、各ローラ41,42とそれらに当接するガイ
ド面241,242,151,152によって案内さ
れ、紙面に対して垂直に移動する。
【0026】ここで重要なことは、永久磁石を装備した
マグネット部32とコイル部31との間には、小矢印群
で示したように、コイル通電時、非通電時を問わず吸引
力が作用し、しかもこの吸引力はアーム20以下の部分
の荷重に起因して直動軸周りに作用するモーメントを減
殺する方向に作用するバランス力となることである。こ
れは、コイル部とマグネット部が、直動軸の直動軸受け
部に関して、アーム20とは反対側に配置されているた
めである。
【0027】このアーム荷重の減殺効果によって、直動
軸の直動軸受け部に大きな負荷モーメントが作用するこ
とが回避される。その結果、直動軸受け部に高い耐モー
メント性能が要求されなくなるとともに、機構部の加工
精度(面出し精度)に対する求も低くなる。本実施形態
において直動軸受け部に単純なローラとガイド面を用い
た機構が採用されているのは、このような理由による。
【0028】リニアモータの吸引力を利用したバランス
力の大きさは、アーム負荷を十分に打ち消して直動軸受
け部の負担を十分に軽減するものである必要がある。し
かしながら、直動軸受け部にかかるアーム負荷の大きさ
は、アームに装着される負荷重量、ロボットの姿勢、運
動状態等の要因によって相当程度変動する。そこで、ア
ーム負荷が最大となるような条件においても、アーム負
荷に負けないバランス力が生成されるようにすることが
好ましい。
【0029】バランス力の調整は、コイル部31とマグ
ネット部32に作用する吸引力の大きさ、あるいは設置
位置(直動軸受け部との距離)を適当に選ぶことによっ
て可能となる。吸引力の強弱を変えるには、マグネット
部32に装備される永久磁石の磁力の強さやコイル部3
1とマグネット部32の間隔を調整してやれば良い。
【0030】次に図2は、本発明の第2の実施形態を説
明する図である。本図においても、図1、図3あるいは
図4と共通性を有する要素の指示については、同じ符号
を用いた。図2を参照すると、第1の実施形態と同じ
く、ロボットのベース1に固設されたベースプレート2
上に直動軸の構造部が形成されている。直動軸を駆動す
るリニアモータは、励磁コイルを内蔵したコイル部31
と永久磁石を装備したマグネット部32を有し、各々ア
ーム支持体10の下面上及びベースプレート2上に適当
な間隔を以て対向するように敷設されている。
【0031】直動軸の直動軸受け部は、第1の実施形態
とは異なり、主直動軸受け部MBと副直動軸受け部SB
に分けて設けられている。これら主直動軸受け部MBと
副直動軸受け部SBは、マグネット部32を挟んで配置
された位置関係にある。主直動軸受け部MBは、2個の
ローラ41,42とこれらと当接するガイド面241〜
244からなる機構で構成されている。
【0032】2つのローラ41,42はいずれもアーム
支持体10に取り付けられており、ローラ41,42に
対応したガイド面241,242は、ベースプレート2
の上面及び側面に設けられる。なお、第1の実施形態で
使用されたような桶状のガイドはここでは必要とされな
い。
【0033】一方、副直動軸受け部SBも、主直動軸受
け部MBと同様に、2個のローラ43,44とこれらと
当接するガイド面243,244からなる機構で構成さ
れている。2つのローラ43,44はいずれもアーム支
持体10に取り付けられており、ローラ43,44に対
応したガイド面243,244は、ベースプレート2の
上面及び側面に設けられている。
【0034】アーム支持体10の一端に結合されたアー
ム20以下の構造は、従来例あるいは第1の実施形態の
場合と同じである。即ち、アーム20には、直動軸後段
の軸として手首部22を駆動する直動軸21が設けら
れ、手首部22にはハンド等のエンドエフェクタ23が
取り付けられている。
【0035】直動軸の動作自体も第1の実施形態の場合
と同様である。即ち、リニアモータが起動され、コイル
部31に通電されると紙面垂直方向の推進力が発生し、
アーム支持体10及びそれに支持されたアーム20以下
の構造部分が、各ローラ41〜44とそれらに当接する
ガイド面241〜244によって案内され、紙面に対し
て垂直に移動する。
【0036】更に、第1の実施形態の場合と同じく、永
久磁石を装備したマグネット部32とコイル部31との
間には、小矢印群で示したように、コイル通電時、非通
電時を問わず吸引力が作用する。そして、この吸引力は
主直動軸受け部MBに対して直動軸周りに作用する荷重
モーメントを減殺する方向に作用するバランス力とな
る。これは、コイル部とマグネット部が、直動軸の主直
動軸受け部MBに関して、アーム20とは反対側に配置
されているためである。
【0037】このアーム荷重の減殺効果によって、主直
動軸受け部に大きな負荷モーメントが作用することが回
避される。その結果、主直動軸受け部に高い耐モーメン
ト性能が要求されなくなるとともに、機構部の加工精度
(面出し精度)に対する求も低くなる。本実施形態にお
いて主直動軸受け部に単純なローラとガイド面を用いた
機構が採用されているのは、このような理由による。
【0038】副直動軸受け部SBについても、リニアモ
ータの吸引力に基づくバランス力が過小あるいは過大で
ない限り、大きな負荷モーメントが作用する理由は存在
しない。換言すれば、副直動軸受け部SBには、主直動
軸受け部MBにかかる負荷モーメントとバランス力との
差分に相当する負荷モーメントに対する耐性が要求され
るだけである。従って、副直動軸受け部SBにも単純な
ローラ43,44とガイド面243,244を用いた機
構が採用することが出来る。
【0039】上述したように、リニアモータの吸引力を
利用したバランス力の大きさは、アーム負荷を十分に打
ち消して直動軸受け部の負担を十分に軽減するものであ
る必要があるが、直動軸受け部にかかるアーム負荷の大
きさは、アームに装着される負荷重量、ロボットの姿
勢、運動状態等の要因によって相当程度変動する。そこ
で、本実施形態においても、アーム負荷が最大となるよ
うな条件においても、アーム負荷に負けないバランス力
が生成されるようにすることが好ましい。
【0040】なお、バランス力の調整法は、第1の実施
形態と同様なので繰り返し説明は省略する。また、第1
及び第2の実施形態においては、マグネット部をベース
側に敷設したが、コイル部をベース側に敷設しても同様
の作用が発揮されることは言うまでもない。
【0041】以上説明した本発明の特徴から、本発明の
ロボットは、製造ライン、加工ライン等の片側に配備さ
れ、それらライン上にアームを延ばして作業を行なうハ
ンドリングロボット、組立ロボット、加工ロボット等の
アプリケーションに適用して特に有利なものである。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、直動軸を有するロボッ
トにおけるアーム荷重の問題点を解決し、軸受け部や周
辺の案内レール等を安価に構成して、直動軸の構造を簡
素化することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を説明する図である。
【図2】本発明の第2の実施形態を説明する図である。
【図3】従来の直動軸構造の一例を説明する図である。
【図4】従来の直動軸構造の他の一例を説明する図であ
る。
【符号の説明】
1 ベース 2 ベースプレート 3 ラック 4 ピニオン 5 回転軸 6 減速機 7 サーボモータ 10 アーム支持体 10a アーム支持体の先端部 11 ガイドレール 12 スライダ 13,131,132 車輪支持部 14,141〜145 車輪 20 アーム 22 手首部 21 直動軸(手首部を駆動) 23 エンドエフェクタ 31 コイル部 32 マグネット部 41,42,43,44 ローラ 51 樋状ガイド 151,152 ガイド面(樋状ガイド内面) 241,243 ガイド面(ベースプレート上面) 242,244 ガイド面(ベースプレート側面) MB 主直動軸受け部 SB 副直動軸受け部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイル部とマグネット部を備えたリニア
    モータを駆動手段として用いた直動軸を有するロボット
    であって、 前記コイル部と前記マグネット部の間に作用する吸引力
    を、前記直動軸の直動軸受け部に対して前記直動軸周り
    にかかるアーム負荷を減殺させるように作用するバラン
    ス力として用いた、前記ロボット。
  2. 【請求項2】 コイル部とマグネット部を備えたリニア
    モータを駆動手段として用いた直動軸を有するロボット
    であって、 前記コイル部と前記マグネット部が、直動軸の直動軸受
    け部に関して、前記直動軸受け部の側方に配置されて前
    記直動軸の軸方向周りにアーム負荷を生じさせるアーム
    とは反対側に配置されており、 前記コイル部と前記マグネット部の間に作用する吸引力
    が、前記アーム負荷を減殺させるように作用するバラン
    ス力として用いられる、前記ロボット。
  3. 【請求項3】 コイル部とマグネット部を備えたリニア
    モータを駆動手段として用いた直動軸を有するロボット
    であって、 前記直動軸の直動軸受け部に、主直動軸受け部と、該主
    直動軸受け部と並列して配置された副直動軸受け部が設
    けられ、 前記コイル部と前記マグネット部が、前記主直動軸受け
    部に関して、前記主直動受け部の側方に配置されて前記
    直動軸の軸方向周りにアーム負荷を生じさせるアームと
    は反対側であって、且つ、前記主直動軸受け部と前記副
    直動軸受け部の間に配置され、 前記コイル部と前記マグネット部の間に作用する吸引力
    が、前記アーム負荷を減殺させるように作用するバラン
    ス力として用いられる、前記ロボット。
  4. 【請求項4】 前記直動軸受け部に、ローラと該ローラ
    の転動面からなる直動軸受け部機構を用いた、請求項1
    〜請求項3のいずれか1項に記載されたロボット。
  5. 【請求項5】 前記バランス力が、前記アーム負荷が最
    大となる条件においても前記アーム負荷の大きさと同等
    あるいはそれ上回るように、前記コイル部と前記マグネ
    ット部の間に作用する吸引力の強さが定められている、
    請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載されたロボッ
    ト。
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