JPH1043858A - 突き合わせ溶接における溶接条件の設定方法 - Google Patents

突き合わせ溶接における溶接条件の設定方法

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JPH1043858A
JPH1043858A JP20402096A JP20402096A JPH1043858A JP H1043858 A JPH1043858 A JP H1043858A JP 20402096 A JP20402096 A JP 20402096A JP 20402096 A JP20402096 A JP 20402096A JP H1043858 A JPH1043858 A JP H1043858A
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welding
layer
gap
determining
passes
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JP20402096A
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Kunio Miyawaki
国男 宮脇
Kazuyuki Sunayama
和之 砂山
Morihiko Osawa
守彦 大澤
Masahiro Koyama
正洋 小山
Hitoshi Ihara
等 井原
Kenji Maehara
健治 前原
Shigeyuki Kato
茂之 加藤
Mikio Nakamoto
幹夫 中本
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Hitachi Zosen Corp
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Hitachi Zosen Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶接部のギャップ幅、目違いなどの取付精度
を考慮した突き合わせ溶接における溶接条件の設定方法
を提供する。 【解決手段】 傾斜した水圧鉄管の突き合わせ溶接部
を、溶接線に沿って複数個に分割し、分割部での溶接姿
勢に応じて基本溶接条件データを変更する区分を設定す
る。次に、板厚全体の積層分割および中間層部の積層分
割を行う。次に、センサにより計測されたギャップ部の
取付精度に基づき、初層部での溶接条件をデータベース
から取り込む。次に、中間層部におけるパス数をギャッ
プ幅に応じて選択し、そしてこのパス数に応じて溶着断
面積を求めるとともに、この溶着断面積およびデータベ
ースを基にして、計算により、溶接速度、トーチの狙い
位置、ウィービング条件を設定する。仕上げ層について
は、ギャップ幅に応じてパス数を決定し、データベース
に基づき、計算により溶接条件の設定を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水圧鉄管などの厚
肉かつ大径管の溶接条件を設定し得る方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、水圧鉄管などの厚肉かつ大径管を
現地溶接工事にて突き合わせ溶接を行う場合、溶接技術
者がアーク状態、溶接プール、溶接ビードなどの溶接状
態を観察しながら、溶接条件をその都度設定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、溶接
技術者が、溶接状態を観察しながら溶接条件を設定する
という作業は、非常に面倒であるとともに溶接条件の画
一性に欠けるという問題があった。
【0004】なお、溶接条件をデータベースとして入力
しておき、所定の寸法などを入力することにより、溶接
条件を自動的に求める方法も考えられるが、この場合、
板厚や管内径などの変数には対応できるが、開先溶接部
のギャップ幅、目違いなどの取付精度を考慮することは
困難である。
【0005】そこで、本発明は、溶接部のギャップ幅、
目違いなどの取付精度を考慮した突き合わせ溶接におけ
る溶接条件の設定方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の突き合わせ溶接における溶接条件の設定方
法は、管同士の突き合わせ溶接部の開先ギャップを計測
手段により計測する工程と、上記溶接部を溶接線に沿っ
て複数個に分割する工程と、これら各分割溶接部を、初
層部、中間層部および仕上げ層とに分ける工程と、上記
初層部での溶接条件を、計測されたギャップ部の取付精
度に応じてデータベースから取り込む工程と、上記中間
層部における積層数を、その層厚が所定範囲内となるよ
うに決定する工程と、この中間層部での各層におけるパ
ス数を決定する工程と、この決定されたパス数に基づき
溶着断面積を求めるとともにこの溶着断面積に基づき溶
接速度および溶接電流を決定する工程と、上記仕上げ層
におけるパス数をギャップ底部幅に基づき決定する工程
とからなる設定方法である。
【0007】また、上記設定方法において、初層部を、
第1層と第2層となし、かつ第1層の溶接を裏波溶接に
より行うとともに、第2層目の溶接を、第1層との合計
のど厚が所定値となるように決定する工程を具備した設
定方法である。
【0008】さらに、上記各設定方法において、余盛量
を考慮した仕上げ層における各パス毎における溶着断面
積を求める工程と、この求められた溶着断面積に基づき
溶接速度を決定する工程とを具備した設定方法である。
【0009】上記の各設定方法によると、溶接部におけ
るギャップ部の取付精度を考慮して、溶接条件を自動的
に設定することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の突き合わせ溶接に
おける溶接条件の設定方法の実施の形態を、図1〜図9
に基づき説明する。
【0011】まず、図1に基づき、厚肉大径でかつ傾斜
された状態の水圧鉄管1(1A,1B)同士の突き合わ
せ溶接を自動的に行う自動溶接装置2について説明す
る。なお、図2に、水圧鉄管1A,1Bの傾斜角度θ
(50°)と各部における溶接姿勢を示す。
【0012】この自動溶接装置2は、突き合わせ溶接部
(以下、単に溶接部という)3に沿って配置された案内
レール11と、この案内レール11に案内されて走行自
在(矢印aにて示す)な走行台車(以下、単に台車とい
う)12と、この走行台車12に、各矢印bにて示すよ
うに、所定の各方向に移動および傾動自在に設けられた
取付体13と、この取付体13に所定の各方向cて示す
ように移動および傾動自在に設けられた支持体14と、
この支持体14に取り付けられたTIG溶接具(溶接ト
ーチ16と溶接ワイヤ17とからなる)15と、上記支
持体14にかつこのTIG溶接具15の前方位置に取付
アーム18を介して設けられた開先ギャップの位置検出
センサ(例えばCCDカメラが使用される)19および
距離センサ20と、これら両センサ(両センサにより計
測手段が構成される)19,20から入力された計測デ
ータにより、溶接部3の取付精度すなわちルートギャッ
プ幅および目違い(ギャップ両側の高さ方向のずれ)を
計算する演算部(図示せず)と、この演算部で求められ
たデータを入力して、溶接部3における自動溶接条件を
計算しおよび予め入力されているデータベースから取り
込み設定する制御装置(図示せず)とから構成されてい
る。
【0013】なお、ルートギャップ幅および目違いは、
図3に示すように、それぞれ左右に一対づつ設けられた
各センサ部19a,19bおよび20a,20bにより
得られた高さおよび端部距離の実測データに基づき、計
算により求められる。
【0014】次に、上記制御装置により溶接条件を設定
する手順を、図4〜図8に基づき、具体的に説明する。
ここで、概略的な手順について説明する。
【0015】まず、傾斜した水圧鉄管の突き合わせ溶接
部を、その溶接姿勢が変化することにより、溶接線に沿
って複数個に分割し、そして溶接姿勢に依存する基本溶
接条件データを変更する区分を設定する。
【0016】次に、板厚全体の積層分割(初層部,中間
層部,仕上げ層)を行った後、中間層部の積層分割を行
う。次に、センサにより計測されたギャップ部の取付精
度に基づき、初層部での溶接条件をデータベースから取
り込む(読み込む)。
【0017】次に、中間層部におけるパス数をギャップ
幅に応じて選択し、そしてこのパス数に応じて溶着断面
積を求めるとともに、この溶着断面積および溶接基本条
件データベースを基にして、計算により、溶接速度、ト
ーチの狙い位置、ウィービング条件を設定する。
【0018】また、仕上げ層については、ギャップ幅に
応じてパス数を決定し、基本溶接条件データベースに基
づき、計算により溶接条件の設定を行う。以下、図4の
フローチャートおよび図5〜図8を参照しながら、より
詳細な手順(説明するステップについては、順不同であ
る)について説明する。
【0019】まず、溶接を行う際の姿勢区分について求
める(ステップA)。すなわち、図5に示すように、環
状の溶接部における半断面部を、その周縁に沿って例え
ば17個(勿論、この分割個数は任意に設定することが
できる)に分割し、下方から上方に向かって1番〜17
番まで番号を振る。この番号に応じて、溶接トーチの目
標角度が自動的に設定される。
【0020】なお、図5中、F(Flat)は下向き姿勢、
V(Vertical )は立向き姿勢、O(Overhead)は上向き
姿勢を示し、FVおよびOVはそれぞれの中間の姿勢を
示している。
【0021】次に、溶接される水圧鉄管の板厚および内
径のデータが制御装置に入力される(勿論、先に入力し
ておいても良い)。次に、各センサ19,20からの入
力データに基づき、溶接部3のルートギャップ幅および
目違いが計測され(計測データに基づき計算により求め
られる)、この計算データに基づき、溶接部3の総パス
数が求められる。
【0022】なお、センサにより計測されたルートギャ
ップ幅の最大値GAPmax について積層プランが立てら
れる(この時に、溶着断面積が最大になるからであ
る)。図4において、ギャップ幅をGAP、目違いをM
Aで示している。
【0023】ここで、積層パス数の決定方法について説
明する。図6に示すように、溶接部3の断面を、板厚方
向において、初層部21と、中間層部22と、仕上げ層
23とに分けて考える。
【0024】まず、初層部21については、裏波溶接が
行われる第1層21aと、この第1層21aの上に溶接
される第2層21bとからなり、これら両層21a,2
1bの合計のど厚が溶接姿勢に関係なく常に所定値、例
えば9mmとなるようにされ、さらに仕上げ層23の手前
におけるのど厚の残し量が常に1mmとされる。
【0025】したがって、中間層部22の厚さは、板厚
Tから第2層目までの高さである9mmと残し量の1mmと
を除いた厚さHとなる。上記中間層部22における層の
分割方法は、以下に示す計算式によりN分割されて、
1層当たりののど厚hが決定される。なお、1層当たり
ののど厚は、厚くなると欠陥が発生しやすいので、3.
8〜4.5mmの範囲内となるように設定される。
【0026】すなわち、中間層部22の分割数Nは下記
式で求められる。 N(整数)=(T−10)/(3.8〜4.5の数値)・・・・ また、1層当たりののど厚hi は下記式にて求められ
る。
【0027】hi =(T−10)/N・・・・ したがって、全層数N0 は、2+N+1=N+3となる
(ステップB)。一方、初層部21における溶接につい
ては、ルートギャップ幅および目違いが溶接可能範囲に
ない場合には、溶接条件の設定は行わない(ステップ
J)。
【0028】この初層部21での溶接条件は、データベ
ースより与えられた条件により決定される。この条件
は、裏波溶接条件として、ルートギャップ幅(GAP)
と目違い(MA)に対応して決定されている。なお、裏
側への余盛り断面積は例えば8mm2 とされ、溶接姿勢に
より変化しない一定値にされている(ステップE)。
【0029】また、図7に示すように、初層部21にお
ける溶着断面積S1 は、溶接ワイヤ17の供給速度と台
車12の速度(溶接速度を意味する)とから計算され、
また第2層目のギャップ底部幅w2 および第1層目のの
ど厚h1 が計算により求められる。なお、第1層におけ
る溶着断面積S1 は、データベース(台車速度、溶接ワ
イヤの速度)からのデータに基づき求められる。なお、
図8に、各溶接姿勢での溶着断面積と台車速度との関係
を表すグラフを示しておく。
【0030】下記の[表1]に、例としてギャップが5
mmの時の溶接条件を示す。
【0031】
【表1】 次に、第2層目の溶接条件について説明する。まず、断
面積S2 については、図7に示すように、第1層目との
合計のど厚が9mmとなるように、以下に示す式に基づ
き決定される。
【0032】 S2 ={9×G+(9×tan15°/2)+(9×tan30°/2)−S1 ・・・ なお、tan15°およびtan30°は、図7に示すように、傾
斜方向において、上流側の開先角度および下流側の開先
角度を示す。
【0033】また、ワイヤの供給速度は、データベース
より決まっているので、台車速度Vが下記の式にて決
定される。 V=(ワイヤ供給速度×ワイヤ断面積)/S2 ・・・・ さらに、ウィービング幅Dは、下記の式により計算さ
れる。
【0034】D=(w1 /cos θ)−δ・・・・ 但し、θはウィービング角度を示し、δは実験から求め
られる定数で溶接電流などにより変化する。
【0035】各種の溶接姿勢における第2層目のデータ
ベースを下記の[表2]に示す。
【0036】
【表2】 次に、中間層部の溶接条件について説明する。各層ごと
に、ギャップの底部幅wi および溶着断面積Si を計算
により求める。なお、溶着断面積Si については、下記
の式にて求める。
【0037】 Si =(wi-1 +wi )×[(T−10)/N]/2・・・・ そして、ギャップの底部幅wi の大きさにより、1層1
パス溶接か、1層2パス溶接かに分類する。
【0038】本実施の形態においては、wi ≦16の場
合、i層目は1層1パス溶接とし、wi >16の場合、
i層目は1層2パス溶接とする。以下、具体的に説明す
る。 (a)1層1パス溶接条件について(ステップC,D,
G,H) 上記の計算式よりSi を算出して、溶着断面積により
決定される台車速度V(下記の式にて示す)と電流値
とを決定する。
【0039】溶接トーチ(電極)のねらい位置は、下記
の式にて示すように、開先面のセンター位置とする。
ウィービング幅Dは下記の式にて求められ、またウィ
ービングの移動・停止時間は、ギャップ底部幅の関数と
して、データベースから取り込まれる。
【0040】電圧は溶接姿勢により変化するので、デー
タベースより取り込む。 V=(ワイヤ供給速度×ワイヤ断面積)/(0.5×Si )・・・・ ねらい位置=wi /2−αi ・・・・ ウィービング幅D=0.5×wi −βi ・・・・ 但し、αおよびβは、実験から求められる定数である。 (b)1層2パス溶接条件について 溶接は下流側(傾斜方向における下方位置側)から行
う。
【0041】1パスの面積を均等に1:1の割合でもっ
て、2つに分割する。計算式により溶着断面積Si
計算して、この溶着断面積から台車速度Vと電流値とを
決定する。
【0042】ねらい位置とウィービング幅Dは、上述し
たように、ギャップ底部幅などにより変化するが、計算
により求める。α1 ,β1 ,α2 ,β2 は溶接電流など
により変化する。 (c)仕上層の溶接について(ステップC,D,I) ギャップ底部幅wi の大きさにより、1層2パス溶接
か、1層3パス溶接かに分類する。
【0043】本実施の形態においては、wi ≦20の場
合、仕上げ層は1層2パス溶接とし、wi >20の場
合、1層3パス溶接とし、また余盛り高さは3mmとす
る。各パスにおける断面積の比は、全て等しくする。す
なわち、2パスの場合は、1:1、3パスの場合は、
1:1:1とする。
【0044】溶接条件は、ギャップの底部幅wi と溶接
姿勢とにより決まるデータベースから取り込む(なお、
台車速度は溶着断面積に基づき計算により求め、ねらい
位置は、ギャップの底部幅により変化する)。溶接は下
流側から行う。
【0045】1層2パス施工の場合には、最終ビードの
熱影響部による硬化防止のため、テンパー用のメルトラ
ンを施工する(データベースにより設定される)。な
お、図1に示すように、冷却ワイヤ31が配置されてお
り、また溶接部3の裏面側には、裏当て材32を保持す
る管外走行台車33が設けられている。
【0046】上記の条件設定を、全ての姿勢について行
った後、溶接を開始する。図9に溶接施工後の溶接部3
の断面の一例を示しておく。このように、傾斜された水
圧鉄管の突き合わせ溶接部を、複数個に分割するととも
に、その分割溶接部に応じて溶接姿勢を求め、そしてル
ートギャップ幅および目違いをセンサにより計測してそ
の取付精度を計算により求める。
【0047】そして、この取付精度を考慮して全体の総
積層数を求め、まず初層部については、常に、そののど
厚が一定となるように、第1層目および第2層目の溶接
条件を設定し、中間層部については、ギャップの底部幅
に基づき、最適なパス数および溶接速度を計算により求
め、仕上げ層については、やはりギャップの底部幅に基
づきパス数を設定して、最適な溶着断面積となるように
設定するので、取付精度に拘らず、最適な突き合わせ溶
接条件を設定することができる。
【0048】
【発明の効果】以上のように本発明の構成によると、溶
接部におけるギャップ部の取付精度を考慮して、溶接条
件を自動的に設定することができ、したがって管同士が
傾斜している場合でも、容易にかつ画一的に溶接条件を
設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における自動溶接装置の概
略構成を示す要部斜視図である。
【図2】同実施の形態における水圧鉄管の溶接姿勢を示
す斜視図である。
【図3】同自動溶接装置における計測センサの配置状態
を示す斜視図である。
【図4】同実施の形態における溶接条件の設定方法を示
すフローチャートである。
【図5】同実施の形態における溶接部の分割方法を示す
半断面図である。
【図6】同溶接部の積層状態を示す断面図である。
【図7】同溶接部における初層部の断面図である。
【図8】同実施の形態における各溶接姿勢での溶着断面
積と台車速度との関係を表すグラフである。
【図9】同実施の形態における溶接部の状態を示す断面
図である。
【符号の説明】
1 水圧鉄管 2 自動溶接装置 3 溶接部 12 走行台車 15 TIG溶接具 16 溶接トーチ 17 溶接ワイヤ 19 位置検出センサ 20 距離センサ 21 初層部 21a 第1層 21b 第2層 22 中間層部 23 仕上げ層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小山 正洋 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28号 日立造船株式会社内 (72)発明者 井原 等 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28号 日立造船株式会社内 (72)発明者 前原 健治 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28号 日立造船株式会社内 (72)発明者 加藤 茂之 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28号 日立造船株式会社内 (72)発明者 中本 幹夫 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28号 日立造船株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】管同士の突き合わせ溶接部の開先ギャップ
    を計測手段により計測する工程と、上記溶接部を溶接線
    に沿って複数個に分割する工程と、これら各分割溶接部
    を、初層部、中間層部および仕上げ層とに分ける工程
    と、上記初層部での溶接条件を、計測されたギャップ部
    の取付精度に応じてデータベースから取り込む工程と、
    上記中間層部における積層数を、その層厚が所定範囲内
    となるように決定する工程と、この中間層部での各層に
    おけるパス数を決定する工程と、この決定されたパス数
    に基づき溶着断面積を求めるとともにこの溶着断面積に
    基づき溶接速度および溶接電流を決定する工程と、上記
    仕上げ層におけるパス数をギャップ底部幅に基づき決定
    する工程とからなることを特徴とする突き合わせ溶接に
    おける溶接条件の設定方法。
  2. 【請求項2】初層部を、第1層と第2層となし、かつ第
    1層の溶接を裏波溶接により行うとともに、第2層目の
    溶接を、第1層との合計のど厚が所定値となるように決
    定する工程を具備したことを特徴とする請求項1記載の
    突き合わせ溶接における溶接条件の設定方法。
  3. 【請求項3】余盛量を考慮した仕上げ層における各パス
    毎の溶着断面積を求める工程と、この求められた溶着断
    面積に基づき溶接速度を決定する工程とを具備したこと
    を特徴とする請求項1または2に記載の突き合わせ溶接
    における溶接条件の設定方法。
JP20402096A 1996-08-02 1996-08-02 突き合わせ溶接における溶接条件の設定方法 Pending JPH1043858A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004330227A (ja) * 2003-05-06 2004-11-25 Hitachi Ltd 円周多層盛溶接のビード継ぎ方法及び自動溶接装置
JP2007105748A (ja) * 2005-10-11 2007-04-26 Kobe Steel Ltd 多層盛り溶接方法及び多層盛り溶接装置
WO2023203788A1 (ja) * 2022-04-22 2023-10-26 コベルコROBOTiX株式会社 積層設計方法、溶接条件設定方法、溶接制御方法、溶接制御装置、および溶接システム

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WO2023203788A1 (ja) * 2022-04-22 2023-10-26 コベルコROBOTiX株式会社 積層設計方法、溶接条件設定方法、溶接制御方法、溶接制御装置、および溶接システム

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