JPH1043614A

JPH1043614A - 電気洗米器

Info

Publication number: JPH1043614A
Application number: JP23574596A
Authority: JP
Inventors: Shozo In; 鐘三尹; Shigeko Asami; 誠子朝見; Hidenori Kin; 英憲金
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1996-08-02
Filing date: 1996-08-02
Publication date: 1998-02-17

Abstract

(57)【要約】【目的】簡便、効率的に、最小限の水を使い、容器に
移し換える手間などを必要とせず、洗米を行う。【構成】本発明の電気洗米器は、貯米部と洗米部を有
し、洗米部は下方から上方に米を運搬しつつ洗米をおこ
なう筒であり、洗米後は直接に炊飯釜等の容器に移すこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、家庭などで米を炊飯す
るために使用する洗米器に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、一般には米を炊飯するために洗米
する場合、米を炊飯釜や容器等に入れ、手で行う。洗米
を機械により行うものとして、特開平７−２９８９９２
号公報に開示されるものがある。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ように手で行う場合や特開平７−２９８９９２号公報に
開示される方法では、必要量の米を計り、容器に移し、
かつ水を流しながら行わなければならず、さらに洗った
後炊飯釜に移さなければならないため、不便で、手間が
かかるという問題がある。さらに、洗米を行うために
は、洗米を行う容器に水を貯めなければならず、さらに
洗米後は水の濁りをなくすため多く水を流す必要があ
り、その結果洗米に水を多く必要としなければならない
という問題がある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明の電気洗米器は、
米を貯える貯米部と、前記貯米部から供給された米を洗
う洗米部とを備え、前記洗米部は洗浄筒と前記洗浄筒の
内部に配置され、回転する洗浄棒と米を運ぶ回転螺旋板
を備え、前記洗浄棒と前記回転螺旋板は電気モーターに
より駆動し、かつ洗浄筒内部に水を噴射する水噴射口を
備えることを特徴とする。また、米計量メモリが配置さ
れることを特徴とする電気洗米器。また、洗米水準を調
整できることを特徴とする電気洗米器。

【０００５】

【発明の実施の形態】本発明の電気洗米器を、図に従い
説明する。図１は、本発明の電気洗米器の断面図で、電
気モーター１のに連結した洗米棒２は、連結された洗
米筒３の内部に位置し、これが約４５度の角度で下方よ
り上方に延びて配置されている。洗米筒３の内部では、
水噴射口４より水が噴射し、洗米棒２の回転により洗米
が行われる。洗米後の濁り水は、洗米筒３の下方の米の
長径と短径の和の１／２に対して１／４〜１／６の大き
さの穴で、排水口５へと流れ出るしくみになっている。
この穴は、洗米筒３の半円の下方に形成されている。洗
米筒３の内部の米は、電気モーター１のに連結された
回転螺旋板６の機械的な力により押し上げられるととも
に押し出され、米出口７より外部へ出される。給水口９
は給水用ホースに連結し、排水口５より洗米後の濁った
水が排水される。洗米後の米は米出口７より出て、例え
ば炊飯釜のような容器に直接入れられものである。

【０００６】

【実施例】

（実施例１）図２は本発明の電気洗米器の外観図であ
り、上部に脱着が可能な貯米部８があり、貯米部８には
米計量メモリ１０があり貯米量が表示されており、洗米
する米量を調整できる調整レバー１１により必要な米が
洗米部に入れられた後、動作スイッチ１２により洗米が
行われる。図３は、本発明の電気洗米器の洗米筒３の回
転螺旋板６、および洗米棒２の斜視図である。洗米筒３
の内部には、電気モーター１に連結した洗米棒２が配置
されており、洗米棒２は電気モーター１により動力を得
ている。洗米棒２には周囲の４方向に突起１３があり、
突起１３は等距離に交互に配置されている。洗米棒２の
周囲に、回転螺旋板６が配置され、洗米棒２とともに回
転し、回転と共に洗米されつつ米が上方へと運ばれる。
電気モーター１と洗米棒２、および回転螺旋板６との回
転比の調整により、洗米水準は調整される。電気モータ
ー１の回転比が変わることにより、洗米棒２および回転
螺旋板６の回転速度は変化し、上方に運ばれる速度と攪
拌速度が変化するため洗米水準が変わる。回転比を高く
し、米の運搬速度が早く、かつ洗米棒２の回転速度が下
がると、米の攪拌が行われる回数が減少し、洗米レベル
は低くなる。逆に回転比を低くすると米の運搬速度が遅
く、洗米棒２の回転速度が上がると、米の攪拌が行われ
る回数が多くなり、洗米レベルは高くなる。図４は、本
発明の電気洗米器の動作スイッチ１２の概略図である。
調整レバー１１は、洗米レベルの低い方から、弱・普通
・強に換えることができる。メインスイッチ１４は、電
源オフ、オン、洗米開始の３つに換えることができる。
炊飯用給水スイッチ１５を押すと米出口７より、炊飯釜
等の容器に必要だけの水を入れることができる。以上、
本発明の電気洗米器について説明したが、これに限定さ
れるものではなく、洗米筒を有し、下方から上方へ米を
運搬しつつ洗米を行う機能を有すれば良く、スイッチの
形状や外のケースの形状・材質・配置は任意のもので構
わない。

【０００７】

【発明の効果】以上説明した通り、本発明の電気洗米器
は、米を貯える貯米部と、前記貯米部から供給された米
を洗う洗米部とを備え、前記洗米部は洗浄筒と前記洗浄
筒の内部に配置され、回転する洗浄棒と米を運ぶ回転螺
旋板を備え、前記洗浄棒と前記回転螺旋板は電気モータ
ーにより駆動し、かつ洗浄筒内部に水を噴射する水噴射
口を備えることにより、米を容器に移したり、手で米を
混ぜたり、米を洗った後炊飯釜等の容器に移す必要がな
く、簡単に洗米を行うことができるとともに、洗米後の
米を自動的に炊飯釜等の容器に移すことができるという
効果がある。また、洗米を効果的に行うことができるた
め、水を有効に使用でき、使用する水の量を少なくでき
るという多大な効果を有する。また、米計量メモリが配
置されることにより、貯米部の内部の米の量を正確に知
ることとができ、米がなくなる前に米を補給できるとい
う効果を有する。また、洗米水準を調整できることによ
り、割れやすい米の場合は弱く、玄米など十分な洗米が
必要な場合は強くできるため、どのような場合でも適切
な洗米を行うことができるという効果を有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の電気洗米器の断面図。

【図２】本発明の電気洗米器の外観図。

【図３】本発明の電気洗米器の洗米棒と回転螺旋板の
斜視図。

【図４】本発明の電気洗米器の電気スイッチの概観
図。

【符号の説明】

１電気モーター２洗米棒３洗米筒４水噴射口５排水口６回転螺旋板７米出口８貯米部９給水口１０米計量メモリ１１調整レバー１２動作スイッチ１３突起１４メインスイッチ１５炊飯用給水スイッチ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】米を貯える貯米部と、前記貯米部から供
給された米を洗う洗米部とを備え、前記洗米部は洗浄筒
と前記洗浄筒の内部に配置され、回転する洗浄棒と米を
運ぶ回転螺旋板を備え、前記洗浄棒と前記回転螺旋板は
電気モーターにより駆動し、かつ洗浄筒内部に水を噴射
する水噴射口を備えることを特徴とする電気洗米器。
【請求項２】米計量メモリが配置されることを特徴と
する請求項１記載の電気洗米器。
【請求項３】洗米水準を調整できることを特徴とする
請求項１記載の電気洗米器。