JPH1043320A - 放射線治療計画用シュミレータシステム - Google Patents
放射線治療計画用シュミレータシステムInfo
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- JPH1043320A JPH1043320A JP21915496A JP21915496A JPH1043320A JP H1043320 A JPH1043320 A JP H1043320A JP 21915496 A JP21915496 A JP 21915496A JP 21915496 A JP21915496 A JP 21915496A JP H1043320 A JPH1043320 A JP H1043320A
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- Japan
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- simulator
- ray
- mounting table
- radiation
- irradiating
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Abstract
(57)【要約】
【課題】設置スペースを狭くでき、構成を簡単化してコ
スト低減を図れ、位置決め精度が出し易くなり、操作時
間を短縮できる放射線治療計画用シュミレータシステム
を提供する。 【解決手段】放射線治療計画用シュミレータシステムに
おけるＣＴシュミレータ２の回転部３２と被検者載置台
３との間の回転可能な環状部７が、その回転部３２に連
結されることで回転駆動される。その環状部７にＸ線シ
ュミレータ１のＸ線照射手段１１とＸ線映像受像手段１
２と可視光線の照射手段１１とが取り付けられる。その
可視光線照射手段１１は、そのＸ線シュミレータ１によ
り特定される放射線照射範囲の投影手段と、そのＣＴシ
ュミレータ２により特定される放射線照射範囲の投影手
段とを兼用する。
スト低減を図れ、位置決め精度が出し易くなり、操作時
間を短縮できる放射線治療計画用シュミレータシステム
を提供する。 【解決手段】放射線治療計画用シュミレータシステムに
おけるＣＴシュミレータ２の回転部３２と被検者載置台
３との間の回転可能な環状部７が、その回転部３２に連
結されることで回転駆動される。その環状部７にＸ線シ
ュミレータ１のＸ線照射手段１１とＸ線映像受像手段１
２と可視光線の照射手段１１とが取り付けられる。その
可視光線照射手段１１は、そのＸ線シュミレータ１によ
り特定される放射線照射範囲の投影手段と、そのＣＴシ
ュミレータ２により特定される放射線照射範囲の投影手
段とを兼用する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、Ｘ線シュミレータ
とＣＴシュミレータとを備える放射線治療計画用シュミ
レータシステムに関する。
とＣＴシュミレータとを備える放射線治療計画用シュミ
レータシステムに関する。
【０００２】
【従来の技術】図４、図５に示す従来例の放射線治療計
画用シュミレータシステムは、Ｘ線シュミレータ１０２
と、ＣＴシュミレータと１０１と、被検者の載置台１０
３とを備える。
画用シュミレータシステムは、Ｘ線シュミレータ１０２
と、ＣＴシュミレータと１０１と、被検者の載置台１０
３とを備える。
【０００３】そのＸ線シュミレータ１０２は、Ｘ線およ
び可視光線の照射装置１１１と、この照射装置１１１に
対向配置されてＸ線映像を受像するイメージインテンシ
ファイア１１２と、その照射装置１１１とイメージイン
テンシファイア１１２とを横軸中心に回転駆動する駆動
機構１１３とを備える。
び可視光線の照射装置１１１と、この照射装置１１１に
対向配置されてＸ線映像を受像するイメージインテンシ
ファイア１１２と、その照射装置１１１とイメージイン
テンシファイア１１２とを横軸中心に回転駆動する駆動
機構１１３とを備える。
【０００４】そのＣＴシュミレータ１０１は、ガントリ
ー型支持部１３１により横軸中心に回転駆動可能に支持
される環状回転部１３２と、この回転部１３２に設けら
れる断層像撮影装置（図示省略）と、システムを配置す
る建屋の天井に吊り下げ状に支持される円弧状アーム１
３３に取り付けられる可視光線照射装置１３４とを備え
る。
ー型支持部１３１により横軸中心に回転駆動可能に支持
される環状回転部１３２と、この回転部１３２に設けら
れる断層像撮影装置（図示省略）と、システムを配置す
る建屋の天井に吊り下げ状に支持される円弧状アーム１
３３に取り付けられる可視光線照射装置１３４とを備え
る。
【０００５】その照射装置１１１とイメージインテンシ
ファイア１１２の回転軸方向と、その回転部１３２の回
転軸方向とが一致するように、そのＸ線シュミレータ１
０２とＣＴシュミレータ１０１とが配置される。
ファイア１１２の回転軸方向と、その回転部１３２の回
転軸方向とが一致するように、そのＸ線シュミレータ１
０２とＣＴシュミレータ１０１とが配置される。
【０００６】その載置台１０３は、そのＸ線シュミレー
タ１０２とＣＴシュミレータ１０１との間に配置され
る。この載置台１０３は縦軸１４１中心に１８０°回転
可能とされることで、載置する被検者の頭部をＸ線シュ
ミレータ１０２側に向ける図中破線で示す状態と、ＣＴ
シュミレータ１０１側に向ける図中実線で示す状態とに
位置変更可能である。また、この載置台１０３は、被検
者の頭部をＸ線シュミレータ１０２側に向けた状態で長
手方向移動することで、Ｘ線シュミレータ１０２の照射
装置１１１とイメージインテンシファイア１１２との間
に被検者を送り込み、被検者の頭部をＣＴシュミレータ
１０１側に向けた状態で長手方向移動することで、回転
部１３２の内部に被検者を送り込む。
タ１０２とＣＴシュミレータ１０１との間に配置され
る。この載置台１０３は縦軸１４１中心に１８０°回転
可能とされることで、載置する被検者の頭部をＸ線シュ
ミレータ１０２側に向ける図中破線で示す状態と、ＣＴ
シュミレータ１０１側に向ける図中実線で示す状態とに
位置変更可能である。また、この載置台１０３は、被検
者の頭部をＸ線シュミレータ１０２側に向けた状態で長
手方向移動することで、Ｘ線シュミレータ１０２の照射
装置１１１とイメージインテンシファイア１１２との間
に被検者を送り込み、被検者の頭部をＣＴシュミレータ
１０１側に向けた状態で長手方向移動することで、回転
部１３２の内部に被検者を送り込む。
【０００７】そのＸ線シュミレータ１０２は、被検者の
Ｘ線透視撮影を行うことで放射線照射範囲を特定し、そ
の特定された放射線照射範囲を可視光線の照射により投
影することで、その放射線照射範囲のマーキングを可能
にする。そのＣＴシュミレータ１０１は、被検者の断層
撮影を行うことで放射線照射範囲を特定し、その特定さ
れた放射線照射範囲を可視光線の照射により投影するこ
とで、その放射線照射範囲のマーキングを可能にする。
なお、ＣＴシュミレータ１０１の可視光線照射装置１３
４を支持する円弧状アーム１３３は、その可視光線照射
装置１３４を使用しない時は図４において破線で示すよ
うに載置台と干渉することのない位置に退避可能とされ
ている。
Ｘ線透視撮影を行うことで放射線照射範囲を特定し、そ
の特定された放射線照射範囲を可視光線の照射により投
影することで、その放射線照射範囲のマーキングを可能
にする。そのＣＴシュミレータ１０１は、被検者の断層
撮影を行うことで放射線照射範囲を特定し、その特定さ
れた放射線照射範囲を可視光線の照射により投影するこ
とで、その放射線照射範囲のマーキングを可能にする。
なお、ＣＴシュミレータ１０１の可視光線照射装置１３
４を支持する円弧状アーム１３３は、その可視光線照射
装置１３４を使用しない時は図４において破線で示すよ
うに載置台と干渉することのない位置に退避可能とされ
ている。
【０００８】図６は、上記とは異なる従来例の放射線治
療計画用シュミレータシステムを示す。上記従来例との
相違は、照射装置１１１とイメージインテンシファイア
（図示省略）の回転軸方向と、回転部１３２の回転軸方
向とのなす角度が９０°となるように、Ｘ線シュミレー
タ１０２とＣＴシュミレータ１０１とが配置される。ま
た、その載置台１０３は、縦軸１４１中心に９０°回転
可能とされることで、載置する被検者の頭部をＸ線シュ
ミレータ１０２側に向ける図中破線で示す状態と、ＣＴ
シュミレータ１０１側に向ける図中実線で示す状態とに
位置変更可能とされている。他は上記従来例と同様で、
同一部分は同一符号で示す。
療計画用シュミレータシステムを示す。上記従来例との
相違は、照射装置１１１とイメージインテンシファイア
（図示省略）の回転軸方向と、回転部１３２の回転軸方
向とのなす角度が９０°となるように、Ｘ線シュミレー
タ１０２とＣＴシュミレータ１０１とが配置される。ま
た、その載置台１０３は、縦軸１４１中心に９０°回転
可能とされることで、載置する被検者の頭部をＸ線シュ
ミレータ１０２側に向ける図中破線で示す状態と、ＣＴ
シュミレータ１０１側に向ける図中実線で示す状態とに
位置変更可能とされている。他は上記従来例と同様で、
同一部分は同一符号で示す。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のシステムで
は、Ｘ線シュミレータ１０２の使用とＣＴシュミレータ
１０１の使用とを切り換える際に載置台１０３を回転さ
せるため、広い設置スペースを必要とする。また、その
載置台１０３の回転機構が必要で構成が複雑化し、位置
決め精度を出し難くなり、さらに、操作に長時間を要す
る。
は、Ｘ線シュミレータ１０２の使用とＣＴシュミレータ
１０１の使用とを切り換える際に載置台１０３を回転さ
せるため、広い設置スペースを必要とする。また、その
載置台１０３の回転機構が必要で構成が複雑化し、位置
決め精度を出し難くなり、さらに、操作に長時間を要す
る。
【００１０】本発明は、上記問題を解決することのでき
る放射線治療計画用シュミレータシステムを提供するこ
とを目的とする。
る放射線治療計画用シュミレータシステムを提供するこ
とを目的とする。
【００１１】
【課題を解決するための手段】本発明は、Ｘ線照射手段
と、このＸ線照射手段に対向配置されるＸ線映像受像手
段とを有するＸ線シュミレータと、回転駆動可能に支持
される環状回転部と、この回転部に設けられる断層像撮
影手段とを有するＣＴシュミレータと、被検者載置台と
を備える放射線治療計画用シュミレータシステムにおい
て、その回転部と載置台との間に回転可能に支持される
環状部が設けられ、その環状部は、前記回転部に連結さ
れることで回転駆動され、その環状部に、前記Ｘ線照射
手段と、前記Ｘ線映像受像手段と、可視光線の照射手段
とが取り付けられ、その可視光線照射手段は、そのＸ線
シュミレータにより特定される放射線照射範囲の投影手
段と、そのＣＴシュミレータにより特定される放射線照
射範囲の投影手段とを兼用し、前記載置台の長手方向移
動により、そのＸ線照射手段とＸ線映像受像手段との間
と、前記回転部の内部とに被検者を送り込み可能なこと
を特徴とする。
と、このＸ線照射手段に対向配置されるＸ線映像受像手
段とを有するＸ線シュミレータと、回転駆動可能に支持
される環状回転部と、この回転部に設けられる断層像撮
影手段とを有するＣＴシュミレータと、被検者載置台と
を備える放射線治療計画用シュミレータシステムにおい
て、その回転部と載置台との間に回転可能に支持される
環状部が設けられ、その環状部は、前記回転部に連結さ
れることで回転駆動され、その環状部に、前記Ｘ線照射
手段と、前記Ｘ線映像受像手段と、可視光線の照射手段
とが取り付けられ、その可視光線照射手段は、そのＸ線
シュミレータにより特定される放射線照射範囲の投影手
段と、そのＣＴシュミレータにより特定される放射線照
射範囲の投影手段とを兼用し、前記載置台の長手方向移
動により、そのＸ線照射手段とＸ線映像受像手段との間
と、前記回転部の内部とに被検者を送り込み可能なこと
を特徴とする。
【００１２】本発明の構成によれば、ＣＴシュミレータ
の回転部と被検者載置台との間の環状部に、Ｘ線シュミ
レータのＸ線照射手段とＸ線映像受像手段とが取り付け
られるので、その載置台を回転させることなく長手方向
移動させるだけで、そのＸ線照射手段とＸ線映像受像手
段との間と、その回転部の内部とに被検者を送り込むこ
とができる。これにより、システムの設置スペースを従
来よりも狭くでき、載置台の回転駆動機構が不要なので
構成を簡単化してコスト低減を図れ、位置決め精度が出
し易くなり、操作時間を短縮できる。その環状部は回転
部に連結されることで回転駆動されるので、Ｘ線照射手
段とＸ線映像受像手段のための専用の回転駆動機構が不
要になり、構成を簡単化してコスト低減を図れる。その
可視光線照射手段は、そのＸ線シュミレータにより特定
される放射線照射範囲の投影手段と、そのＣＴシュミレ
ータにより特定される放射線照射範囲の投影手段とを兼
用するので、部品点数を少なくし、構成を簡単化してコ
スト低減を図れる。
の回転部と被検者載置台との間の環状部に、Ｘ線シュミ
レータのＸ線照射手段とＸ線映像受像手段とが取り付け
られるので、その載置台を回転させることなく長手方向
移動させるだけで、そのＸ線照射手段とＸ線映像受像手
段との間と、その回転部の内部とに被検者を送り込むこ
とができる。これにより、システムの設置スペースを従
来よりも狭くでき、載置台の回転駆動機構が不要なので
構成を簡単化してコスト低減を図れ、位置決め精度が出
し易くなり、操作時間を短縮できる。その環状部は回転
部に連結されることで回転駆動されるので、Ｘ線照射手
段とＸ線映像受像手段のための専用の回転駆動機構が不
要になり、構成を簡単化してコスト低減を図れる。その
可視光線照射手段は、そのＸ線シュミレータにより特定
される放射線照射範囲の投影手段と、そのＣＴシュミレ
ータにより特定される放射線照射範囲の投影手段とを兼
用するので、部品点数を少なくし、構成を簡単化してコ
スト低減を図れる。
【００１３】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。
施形態を説明する。
【００１４】図１〜図３に示す 放射線治療計画用シュ
ミレータシステムは、放射線治療計画用Ｘ線シュミレー
タ１と、放射線治療計画用ＣＴシュミレータ２と、被検
者４の載置台３とを備える。
ミレータシステムは、放射線治療計画用Ｘ線シュミレー
タ１と、放射線治療計画用ＣＴシュミレータ２と、被検
者４の載置台３とを備える。
【００１５】そのＸ線シュミレータ１は、Ｘ線および可
視光線の照射装置１１と、この照射装置１１に対向配置
されてＸ線映像を受像するイメージインテンシファイア
１２とを有する。
視光線の照射装置１１と、この照射装置１１に対向配置
されてＸ線映像を受像するイメージインテンシファイア
１２とを有する。
【００１６】そのＣＴシュミレータ２は、ガントリー型
支持部３１により横軸中心に回転駆動可能に支持される
環状回転部３２と、この回転部３２に設けられる断層像
撮影装置（図示省略）とを有する。このＣＴシュミレー
タ２は従来と同様の構成とすることができ、その断層像
撮影装置は、例えば、Ｘ線照射装置とＸ線映像受像装置
とにより構成できる。
支持部３１により横軸中心に回転駆動可能に支持される
環状回転部３２と、この回転部３２に設けられる断層像
撮影装置（図示省略）とを有する。このＣＴシュミレー
タ２は従来と同様の構成とすることができ、その断層像
撮影装置は、例えば、Ｘ線照射装置とＸ線映像受像装置
とにより構成できる。
【００１７】その載置台３は、長手方向が上記回転部３
２の回転軸方向に一致するように配置され、支持台５に
より長手方向と上下方向とに移動可能に支持される。ま
た、その支持台５も載置台３の長手方向に移動可能とさ
れている。
２の回転軸方向に一致するように配置され、支持台５に
より長手方向と上下方向とに移動可能に支持される。ま
た、その支持台５も載置台３の長手方向に移動可能とさ
れている。
【００１８】その回転部３２と載置台３との間におい
て、システムを配置する建屋の天井６から吊り下げ状に
環状部７が回転可能に支持されている。すなわち、その
天井６に取り付けられたレール１５に、移動体１６が載
置台３の長手方向に直角な横方向に移動可能に支持さ
れ、その移動体１６に保持体１７が縦軸中心に回転可能
に取り付けられ、その保持体１７により環状部７が回転
可能に支持されている。なお、その移動体１６の移動と
保持体１７の回転は、アクチュエータによるものでもよ
いし手動によるものでもよい。その移動体１６の移動と
保持体１７の回転により、その環状部７は、図２、図３
において２点鎖線で示すように、その載置台３および支
持台５と干渉することのない退避位置に退避可能とされ
ている。
て、システムを配置する建屋の天井６から吊り下げ状に
環状部７が回転可能に支持されている。すなわち、その
天井６に取り付けられたレール１５に、移動体１６が載
置台３の長手方向に直角な横方向に移動可能に支持さ
れ、その移動体１６に保持体１７が縦軸中心に回転可能
に取り付けられ、その保持体１７により環状部７が回転
可能に支持されている。なお、その移動体１６の移動と
保持体１７の回転は、アクチュエータによるものでもよ
いし手動によるものでもよい。その移動体１６の移動と
保持体１７の回転により、その環状部７は、図２、図３
において２点鎖線で示すように、その載置台３および支
持台５と干渉することのない退避位置に退避可能とされ
ている。
【００１９】その環状部７の回転軸はこの実施形態では
上記回転部３２の回転軸と一致するものとされ、図１に
示すように、その環状部７と回転部３２は連結部材２１
により解除可能に連結される。これにより、環状部７は
回転部３２と同行して回転駆動される。
上記回転部３２の回転軸と一致するものとされ、図１に
示すように、その環状部７と回転部３２は連結部材２１
により解除可能に連結される。これにより、環状部７は
回転部３２と同行して回転駆動される。
【００２０】その環状部７に、上記照射装置１１とイメ
ージインテンシファイア１２とが取付けられている。
ージインテンシファイア１２とが取付けられている。
【００２１】上記載置台３が、支持台５により図１にお
いて２点鎖線で示すように上昇された後に、長手方向に
送られることで、上記照射装置１１とイメージインテン
シファイア１２との間と、上記回転部３２の内部とに被
検者４を送り込むことができる。なお、その回転部３２
の内部に被検者４を送り込む際に、環状部７と回転部３
２との連結を解除し、環状部７を上記退避位置に退避さ
せ、支持台５を回転部３２に近接させることで、載置台
３の撓みを低減できる。
いて２点鎖線で示すように上昇された後に、長手方向に
送られることで、上記照射装置１１とイメージインテン
シファイア１２との間と、上記回転部３２の内部とに被
検者４を送り込むことができる。なお、その回転部３２
の内部に被検者４を送り込む際に、環状部７と回転部３
２との連結を解除し、環状部７を上記退避位置に退避さ
せ、支持台５を回転部３２に近接させることで、載置台
３の撓みを低減できる。
【００２２】そのＸ線シュミレータ１は、被検者４のＸ
線透視撮影を行うことで放射線照射範囲を特定し、その
特定された放射線照射範囲を照射装置１１からの可視光
線の照射により投影することで、その放射線照射範囲の
マーキングを可能にする。そのＣＴシュミレータ２は、
被検者４の断層撮影を行うことで放射線照射範囲を特定
し、その特定された放射線照射範囲を照射装置１１から
の可視光線の照射により投影することで、その放射線照
射範囲のマーキングを可能にする。すなわち、その可視
光線を照射する照射装置１１は、そのＸ線シュミレータ
１により特定される放射線照射範囲の投影手段と、その
ＣＴシュミレータ２により特定される放射線照射範囲の
投影手段とを兼用する。
線透視撮影を行うことで放射線照射範囲を特定し、その
特定された放射線照射範囲を照射装置１１からの可視光
線の照射により投影することで、その放射線照射範囲の
マーキングを可能にする。そのＣＴシュミレータ２は、
被検者４の断層撮影を行うことで放射線照射範囲を特定
し、その特定された放射線照射範囲を照射装置１１から
の可視光線の照射により投影することで、その放射線照
射範囲のマーキングを可能にする。すなわち、その可視
光線を照射する照射装置１１は、そのＸ線シュミレータ
１により特定される放射線照射範囲の投影手段と、その
ＣＴシュミレータ２により特定される放射線照射範囲の
投影手段とを兼用する。
【００２３】上記構成によれば、ＣＴシュミレータ２の
回転部３２と載置台３との間の環状部７に、Ｘ線シュミ
レータ１の照射装置１１とイメージインテンシファイア
１２とが取り付けられるので、その載置台３を回転させ
ることなく長手方向移動させるだけで、その照射装置１
１とイメージインテンシファイア１２との間と、その回
転部３２の内部とに被検者４を送り込むことができる。
これにより、システムの設置スペースを従来よりも狭く
でき、載置台３の回転駆動機構が不要なので構成を簡単
化してコスト低減を図れ、位置決め精度が出し易くな
り、操作時間を短縮できる。その環状部７は回転部３２
に連結されることで回転駆動されるので、照射装置１１
とイメージインテンシファイア１２のための専用の回転
駆動機構が不要になり、構成を簡単化してコスト低減を
図れる。可視光線を照射する照射装置１１は、Ｘ線シュ
ミレータ１により特定される放射線照射範囲の投影手段
と、ＣＴシュミレータ２により特定される放射線照射範
囲の投影手段とを兼用するので、部品点数を少なくし、
構成を簡単化してコスト低減を図れる。また、ＣＴシュ
ミレータ２の回転部３２は可変速とされ、これにより、
環状部７の回転による照射装置１１とイメージインテン
シファイア１２の位置決めを迅速に行うことが可能とさ
れている。
回転部３２と載置台３との間の環状部７に、Ｘ線シュミ
レータ１の照射装置１１とイメージインテンシファイア
１２とが取り付けられるので、その載置台３を回転させ
ることなく長手方向移動させるだけで、その照射装置１
１とイメージインテンシファイア１２との間と、その回
転部３２の内部とに被検者４を送り込むことができる。
これにより、システムの設置スペースを従来よりも狭く
でき、載置台３の回転駆動機構が不要なので構成を簡単
化してコスト低減を図れ、位置決め精度が出し易くな
り、操作時間を短縮できる。その環状部７は回転部３２
に連結されることで回転駆動されるので、照射装置１１
とイメージインテンシファイア１２のための専用の回転
駆動機構が不要になり、構成を簡単化してコスト低減を
図れる。可視光線を照射する照射装置１１は、Ｘ線シュ
ミレータ１により特定される放射線照射範囲の投影手段
と、ＣＴシュミレータ２により特定される放射線照射範
囲の投影手段とを兼用するので、部品点数を少なくし、
構成を簡単化してコスト低減を図れる。また、ＣＴシュ
ミレータ２の回転部３２は可変速とされ、これにより、
環状部７の回転による照射装置１１とイメージインテン
シファイア１２の位置決めを迅速に行うことが可能とさ
れている。
【００２４】なお、本発明は上記実施形態に限定されな
い。例えば、ＣＴシュミレータの回転部を支持するガン
トリー型支持部の内部に環状部を設けることで、そのガ
ントリー型支持部の内部にＸ線シュミレータを組み込ん
でもよい。
い。例えば、ＣＴシュミレータの回転部を支持するガン
トリー型支持部の内部に環状部を設けることで、そのガ
ントリー型支持部の内部にＸ線シュミレータを組み込ん
でもよい。
【００２５】
【発明の効果】本発明によれば、設置スペースを狭くで
き、構成を簡単化してコスト低減を図れ、位置決め精度
が出し易くなり、操作時間を短縮できる放射線治療計画
用シュミレータシステムを提供できる。
き、構成を簡単化してコスト低減を図れ、位置決め精度
が出し易くなり、操作時間を短縮できる放射線治療計画
用シュミレータシステムを提供できる。
【００２６】
【本発明の実施態様】本発明において、環状部は回転部
と同軸中心に回転するのが好ましい。これにより、環状
部と回転部との連結を簡単に行うことができる。
と同軸中心に回転するのが好ましい。これにより、環状
部と回転部との連結を簡単に行うことができる。
【００２７】本発明において、載置台を支持する支持台
が、その載置台の長手方向に移動可能とされ、その環状
部と回転部との連結は解除可能とされ、その環状部は、
その載置台および支持台と干渉することのない位置に退
避可能とされているのが好ましい。これにより、回転部
の内部に被検者を送り込む際に、環状部と回転部との連
結を解除し、環状部を退避させ、支持台を回転部に近接
させることで、載置台の撓みを低減できる。
が、その載置台の長手方向に移動可能とされ、その環状
部と回転部との連結は解除可能とされ、その環状部は、
その載置台および支持台と干渉することのない位置に退
避可能とされているのが好ましい。これにより、回転部
の内部に被検者を送り込む際に、環状部と回転部との連
結を解除し、環状部を退避させ、支持台を回転部に近接
させることで、載置台の撓みを低減できる。
【図１】本発明の実施形態の放射線治療計画用シュミレ
ータシステムの側面図
ータシステムの側面図
【図２】本発明の実施形態の放射線治療計画用シュミレ
ータシステムの正面図
ータシステムの正面図
【図３】本発明の実施形態の放射線治療計画用シュミレ
ータシステムの平面図
ータシステムの平面図
【図４】従来の放射線治療計画用シュミレータシステム
の平面図
の平面図
【図５】従来の放射線治療計画用シュミレータシステム
の側面図
の側面図
【図６】別の従来の放射線治療計画用シュミレータシス
テムの平面図
テムの平面図
１ Ｘ線シュミレータ ２ ＣＴシュミレータ ３ 載置台 ４ 被検者 ７ 環状部 １１ 照射装置 １２ イメージインテンシファイア ３２ 回転部
Claims (1)
- 【請求項１】 Ｘ線照射手段と、このＸ線照射手段に対
向配置されるＸ線映像受像手段とを有するＸ線シュミレ
ータと、 回転駆動可能に支持される環状回転部と、この回転部に
設けられる断層像撮影手段とを有するＣＴシュミレータ
と、 被検者載置台とを備える放射線治療計画用シュミレータ
システムにおいて、 その回転部と載置台との間に回転可能に支持される環状
部が設けられ、 その環状部は、前記回転部に連結されることで回転駆動
され、 その環状部に、前記Ｘ線照射手段と、前記Ｘ線映像受像
手段と、可視光線の照射手段とが取り付けられ、 その可視光線照射手段は、そのＸ線シュミレータにより
特定される放射線照射範囲の投影手段と、そのＣＴシュ
ミレータにより特定される放射線照射範囲の投影手段と
を兼用し、 前記載置台の長手方向移動により、そのＸ線照射手段と
Ｘ線映像受像手段との間と、前記回転部の内部とに被検
者を送り込み可能なことを特徴とする放射線治療計画用
シュミレータシステム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21915496A JPH1043320A (ja) | 1996-07-31 | 1996-07-31 | 放射線治療計画用シュミレータシステム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21915496A JPH1043320A (ja) | 1996-07-31 | 1996-07-31 | 放射線治療計画用シュミレータシステム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1043320A true JPH1043320A (ja) | 1998-02-17 |
Family
ID=16731054
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21915496A Pending JPH1043320A (ja) | 1996-07-31 | 1996-07-31 | 放射線治療計画用シュミレータシステム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1043320A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2366501A (en) * | 2000-08-16 | 2002-03-06 | Elekta Ab | Radiotherapy simulation apparatus |
| JP2011529363A (ja) * | 2008-07-29 | 2011-12-08 | エレクタ、アクチボラグ | 画像誘導多線源放射線治療 |
| CN104307113A (zh) * | 2014-10-20 | 2015-01-28 | 苏州大学张家港工业技术研究院 | 放射治疗系统 |
| CN106110520A (zh) * | 2016-07-20 | 2016-11-16 | 上海联影医疗科技有限公司 | 放射治疗模拟机 |
| CN107782750A (zh) * | 2016-08-24 | 2018-03-09 | 日本株式会社日立高新技术科学 | X射线透射检查装置 |
-
1996
- 1996-07-31 JP JP21915496A patent/JPH1043320A/ja active Pending
Cited By (8)
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