JPH0438811Y2 - - Google Patents
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- JPH0438811Y2 JPH0438811Y2 JP1987055245U JP5524587U JPH0438811Y2 JP H0438811 Y2 JPH0438811 Y2 JP H0438811Y2 JP 1987055245 U JP1987055245 U JP 1987055245U JP 5524587 U JP5524587 U JP 5524587U JP H0438811 Y2 JPH0438811 Y2 JP H0438811Y2
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- JP
- Japan
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- dental
- ray
- base
- support
- ray imaging
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- Expired
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- 238000003384 imaging method Methods 0.000 claims description 40
- 210000002455 dental arch Anatomy 0.000 description 3
- 210000001847 jaw Anatomy 0.000 description 2
- 206010017577 Gait disturbance Diseases 0.000 description 1
- 208000027418 Wounds and injury Diseases 0.000 description 1
- 230000006378 damage Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 208000014674 injury Diseases 0.000 description 1
- 238000002601 radiography Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、歯科用X線撮影装置に係り、更に詳
しくはパノラマX線撮影とデンタルX線撮影の2
種の機能を兼備する新規なX線撮影装置に関する
ものである。
しくはパノラマX線撮影とデンタルX線撮影の2
種の機能を兼備する新規なX線撮影装置に関する
ものである。
(従来の技術)
歯科のX線撮影に於いては、歯列弓の断層撮影
を行うパノラマX線撮影と、歯牙の一部のみを撮
影するデンタルX線撮影とが主に実施される。そ
してこれらのX線撮影は、夫々独立のパノラマX
線撮影装置及びデンタルX線撮影装置によりなさ
れるのが一般的で、歯科医院や病院等においては
斯かる装置は夫々別個に設置されているのが実情
である。
を行うパノラマX線撮影と、歯牙の一部のみを撮
影するデンタルX線撮影とが主に実施される。そ
してこれらのX線撮影は、夫々独立のパノラマX
線撮影装置及びデンタルX線撮影装置によりなさ
れるのが一般的で、歯科医院や病院等においては
斯かる装置は夫々別個に設置されているのが実情
である。
(考案が解決しようとする問題点)
近時、上記の如き歯科用X線装置も防X線室内
に設置することが義務付けられるようになつた。
従つて、歯科医院等に於いても専用の防X線室を
設ける必要が生じることになつたが、斯かる部屋
を上記装置毎に確保することはスペース的にもま
た経費的に無駄が多く、その為1個の防X線室に
上記2種のX線撮影装置を併置することが往々に
してなされる。
に設置することが義務付けられるようになつた。
従つて、歯科医院等に於いても専用の防X線室を
設ける必要が生じることになつたが、斯かる部屋
を上記装置毎に確保することはスペース的にもま
た経費的に無駄が多く、その為1個の防X線室に
上記2種のX線撮影装置を併置することが往々に
してなされる。
然し乍ら、限られた狭いスペース内に上記2種
の装置を設置するとなると、その中の残された空
間内で術者が撮影準備の操作をし或は患者が移動
したりしなければならない為、例えば、各装置の
ベースにつまずいたり或は装置のアーム等に顔や
手が当つたりして思わぬ怪我をしたりひいては円
滑な撮影操作が阻害されたりすることにもなる。
の装置を設置するとなると、その中の残された空
間内で術者が撮影準備の操作をし或は患者が移動
したりしなければならない為、例えば、各装置の
ベースにつまずいたり或は装置のアーム等に顔や
手が当つたりして思わぬ怪我をしたりひいては円
滑な撮影操作が阻害されたりすることにもなる。
本考案は、上記に鑑みなされたもので、1台の
装置に上記2種の機能を兼備させることにより、
狭い防X線室内でも安全且つ円滑にX線撮影がな
し得る新規な歯科用X線撮影装置を提供せんとす
るものである。
装置に上記2種の機能を兼備させることにより、
狭い防X線室内でも安全且つ円滑にX線撮影がな
し得る新規な歯科用X線撮影装置を提供せんとす
るものである。
(問題点を解決するための手段)
上記目的を達成する為の本考案の構成を添付の
実施例図に基づき説明する。第1図は本考案装置
の一例を示す側面図、第2図は同実施例の平面
図、第3図は同実施例の正面図、第4図及び第5
図は同実施例の他の使用状態を示す平面図及び側
面図、第6図は第3図の−線断面図、第7図
は他の実施例の正面図、第8図は更に他の実施例
の正面図である。即ち、本考案の歯科用X線撮影
装置は、ベース1と、該ベース1に立設された本
体支柱2と、該本体支柱2の上方に上下位置調整
自在に懸吊支持されたパノラマX線撮影手段3
と、撮影用椅子5と、上記ベース1若しくは本体
支柱2に付設されたデンタルX線撮影手段4と、
から成る歯科用X線撮影装置であつて、上記椅子
5が、上記ベース1の側部に枢着された水平支脚
52に固定されて床面上を上記本体支柱2の正面
位置から当該ベース1の側方位置に旋回移動可能
とされ、且つ少なくともヘツドレスト51を上下
位置調整自在に具備し、また、当該デンタルX線
撮影手段4は、上記ベース1に立設され若しくは
上記本体支柱2に添設された支柱41と、該支柱
41に連設されて旋回可能な支持アーム42と、
該支持アーム42の先端に装着されて当該ベース
1の当該側方位置の上方に位置付け可能としたデ
ンタル撮影用X線発生器43と、から成ることを
特徴とするものである。
実施例図に基づき説明する。第1図は本考案装置
の一例を示す側面図、第2図は同実施例の平面
図、第3図は同実施例の正面図、第4図及び第5
図は同実施例の他の使用状態を示す平面図及び側
面図、第6図は第3図の−線断面図、第7図
は他の実施例の正面図、第8図は更に他の実施例
の正面図である。即ち、本考案の歯科用X線撮影
装置は、ベース1と、該ベース1に立設された本
体支柱2と、該本体支柱2の上方に上下位置調整
自在に懸吊支持されたパノラマX線撮影手段3
と、撮影用椅子5と、上記ベース1若しくは本体
支柱2に付設されたデンタルX線撮影手段4と、
から成る歯科用X線撮影装置であつて、上記椅子
5が、上記ベース1の側部に枢着された水平支脚
52に固定されて床面上を上記本体支柱2の正面
位置から当該ベース1の側方位置に旋回移動可能
とされ、且つ少なくともヘツドレスト51を上下
位置調整自在に具備し、また、当該デンタルX線
撮影手段4は、上記ベース1に立設され若しくは
上記本体支柱2に添設された支柱41と、該支柱
41に連設されて旋回可能な支持アーム42と、
該支持アーム42の先端に装着されて当該ベース
1の当該側方位置の上方に位置付け可能としたデ
ンタル撮影用X線発生器43と、から成ることを
特徴とするものである。
パノラマX線撮影手段3は、本体支柱2に上下
位置調整自在に取設された支持基体30と、該支
持基体30に水平旋回可能に支持された水平旋回
アーム31と、該アーム31の一端に配設された
パノラマ用X線発生器32と、他端に具備された
フイルムカセツテホールダ33と、上記アーム3
1の略中央下面に位置するよう前記支持基体30
に固定された頭部保持装置34とより成り、上記
水平旋回アーム31による上記頭部保持装置34
の廻りの略楕円旋回をして患者の歯列弓に沿つた
連続的断層X線撮影がなされるものである。
位置調整自在に取設された支持基体30と、該支
持基体30に水平旋回可能に支持された水平旋回
アーム31と、該アーム31の一端に配設された
パノラマ用X線発生器32と、他端に具備された
フイルムカセツテホールダ33と、上記アーム3
1の略中央下面に位置するよう前記支持基体30
に固定された頭部保持装置34とより成り、上記
水平旋回アーム31による上記頭部保持装置34
の廻りの略楕円旋回をして患者の歯列弓に沿つた
連続的断層X線撮影がなされるものである。
亦、デンタルX線撮影手段4は、上記ベース1
若しくは本体支柱2に付設された支柱41と、該
支柱41に連接された支持アーム42と、該アー
ム42の先端に装着されたデンタル撮影用X線発
生器43とを含み、患者の歯牙の一部のみのX線
撮影を行なわんとするものである。
若しくは本体支柱2に付設された支柱41と、該
支柱41に連接された支持アーム42と、該アー
ム42の先端に装着されたデンタル撮影用X線発
生器43とを含み、患者の歯牙の一部のみのX線
撮影を行なわんとするものである。
(作用)
上記構成の歯科用X線撮影装置は、図に示す如
く防X線室R内に設置され、患者Pを所定位置に
誘導定置させた上で、パノラマX線撮影手段3に
より歯列弓に沿つた歯顎の連続的断層X線撮影が
なされる(第4図及び第5図参照)。亦、デンタ
ルX線撮影手段4により対象とされる歯牙のみの
X線撮影がなされる(第1図乃至第3図参照)。
撮影用椅子5が、上記ベース1の側部に枢着され
た水平支脚52に固定されて床面上を上記本体支
柱2の正面位置から当該ベース1の側方位置に旋
回移動可能とされているから、パノラマX線撮影
の際には、患者は、上記本体支柱2の正面位置に
ある当該椅子5に腰かけて、パノラマX線撮影を
受けることができ、デンタル撮影の際には、椅子
5は当該ベース1の側方位置に配置される。
く防X線室R内に設置され、患者Pを所定位置に
誘導定置させた上で、パノラマX線撮影手段3に
より歯列弓に沿つた歯顎の連続的断層X線撮影が
なされる(第4図及び第5図参照)。亦、デンタ
ルX線撮影手段4により対象とされる歯牙のみの
X線撮影がなされる(第1図乃至第3図参照)。
撮影用椅子5が、上記ベース1の側部に枢着され
た水平支脚52に固定されて床面上を上記本体支
柱2の正面位置から当該ベース1の側方位置に旋
回移動可能とされているから、パノラマX線撮影
の際には、患者は、上記本体支柱2の正面位置に
ある当該椅子5に腰かけて、パノラマX線撮影を
受けることができ、デンタル撮影の際には、椅子
5は当該ベース1の側方位置に配置される。
当該デンタルX線撮影手段4のデンタル撮影用
X線発生器43は、上記ベース1に立設され若し
くは上記本体支柱2に添設された支柱41に連設
されて旋回可能な可動支持アーム42の先端に装
着されており、当該ベース1の当該側方位置の上
方に位置付け可能とされているから、当該ベース
1の側方位置に配置された椅子5に腰かけた患者
の歯顎部周辺に当該X線発生器43が配向され
て、デンタル撮影がなされる。このデンタル撮影
の患者位置は、当該ベース1の当該側方位置、即
ち、パノラマX線撮影手段の側方であつて、従つ
て、撮影時の患者やデンタル撮影用X線発生器4
3の配置移動は、パノラマX線撮影手段3の旋回
アーム31やパノラマ撮影用X線発生器32・フ
イルムカセツトホルダー33によつても何ら阻害
されず、デンタル撮影を円滑に行える。そして、
これら2種の撮影手段3,4は、1種のベース1
若しくは本体支柱2に装備されているから、従来
の如く2種の装置を設置する場合に較べその附帯
部材が少なく、従つてこれを図の如く狭い防X線
室R内に設置しても、術者や患者の操作動作或は
移動を阻害する要因が実質的に少なくなり、よつ
て安全且つ円滑なX線撮影が保証されることにな
る。
X線発生器43は、上記ベース1に立設され若し
くは上記本体支柱2に添設された支柱41に連設
されて旋回可能な可動支持アーム42の先端に装
着されており、当該ベース1の当該側方位置の上
方に位置付け可能とされているから、当該ベース
1の側方位置に配置された椅子5に腰かけた患者
の歯顎部周辺に当該X線発生器43が配向され
て、デンタル撮影がなされる。このデンタル撮影
の患者位置は、当該ベース1の当該側方位置、即
ち、パノラマX線撮影手段の側方であつて、従つ
て、撮影時の患者やデンタル撮影用X線発生器4
3の配置移動は、パノラマX線撮影手段3の旋回
アーム31やパノラマ撮影用X線発生器32・フ
イルムカセツトホルダー33によつても何ら阻害
されず、デンタル撮影を円滑に行える。そして、
これら2種の撮影手段3,4は、1種のベース1
若しくは本体支柱2に装備されているから、従来
の如く2種の装置を設置する場合に較べその附帯
部材が少なく、従つてこれを図の如く狭い防X線
室R内に設置しても、術者や患者の操作動作或は
移動を阻害する要因が実質的に少なくなり、よつ
て安全且つ円滑なX線撮影が保証されることにな
る。
(実施例)
次に実施例により本考案を更に詳細に述べる。
(実施例−1)
第1図乃至第5図に於いて、デンタルX線撮影
手段4の支柱41は、本体支柱2の背後に取付部
材411を介して該本体支柱2に沿つて固定立設
されている。該支柱41の上端には本体支柱2の
側部に突出する水平アーム421が連接され、更
に該水平アーム421の先端に2つ折式の可動ア
ーム422が水平面域内で回動自在に連結され、
これら水平アーム421及び可動アーム422に
より揺動停止可能な支持アーム42が構成されて
いる。そしてこの支持アーム42の先端には、デ
ンタル撮影用X線発生器43が回動且つ首振自在
に吊持されており、該支持アーム42を適宜揺動
させまたX線発生器43を適宜回動首振りさせる
ことによつて、患者Pの対象とされる歯牙にX線
を的確に照射させ得るようX線発生器43のX線
放射中心軸の位置設定が可能とされている。
手段4の支柱41は、本体支柱2の背後に取付部
材411を介して該本体支柱2に沿つて固定立設
されている。該支柱41の上端には本体支柱2の
側部に突出する水平アーム421が連接され、更
に該水平アーム421の先端に2つ折式の可動ア
ーム422が水平面域内で回動自在に連結され、
これら水平アーム421及び可動アーム422に
より揺動停止可能な支持アーム42が構成されて
いる。そしてこの支持アーム42の先端には、デ
ンタル撮影用X線発生器43が回動且つ首振自在
に吊持されており、該支持アーム42を適宜揺動
させまたX線発生器43を適宜回動首振りさせる
ことによつて、患者Pの対象とされる歯牙にX線
を的確に照射させ得るようX線発生器43のX線
放射中心軸の位置設定が可能とされている。
亦、図例では患者Pを座位にて撮影し得るよう
椅子5が装備されている。該椅子5はキヤスター
521…付の4本の放射状水平支脚52…と、該
支脚52…の中央に立設された支柱53と、該支
柱53上にその軸心の廻りに回動自在に支持され
た座板54及び背板55とより成る。上記支脚5
2…のうち1本の先端は、第6図に示す如く、ベ
ース1の一側部側に枢着され、この枢着点520
を中心として椅子5が床面上を水平旋回移動可能
とされている。従つて、椅子5を上記パノラマX
線撮影手段3及びデンタルX線撮影手段4の下部
に任意に移動させることができ、両撮影共患者P
を座位にて撮影することができる。因みに、第1
図乃至第3図はデジタル撮影の場合を、また第4
図乃至第5図はパノラマ撮影の状態を夫々示し、
パノラマ撮影の時にはデンタルX線撮影手段4の
支持アーム42を折畳み、パノラマ撮影の邪魔に
ならないよう防X線室Rの壁面に沿つて片寄せら
れている。
椅子5が装備されている。該椅子5はキヤスター
521…付の4本の放射状水平支脚52…と、該
支脚52…の中央に立設された支柱53と、該支
柱53上にその軸心の廻りに回動自在に支持され
た座板54及び背板55とより成る。上記支脚5
2…のうち1本の先端は、第6図に示す如く、ベ
ース1の一側部側に枢着され、この枢着点520
を中心として椅子5が床面上を水平旋回移動可能
とされている。従つて、椅子5を上記パノラマX
線撮影手段3及びデンタルX線撮影手段4の下部
に任意に移動させることができ、両撮影共患者P
を座位にて撮影することができる。因みに、第1
図乃至第3図はデジタル撮影の場合を、また第4
図乃至第5図はパノラマ撮影の状態を夫々示し、
パノラマ撮影の時にはデンタルX線撮影手段4の
支持アーム42を折畳み、パノラマ撮影の邪魔に
ならないよう防X線室Rの壁面に沿つて片寄せら
れている。
更に、上記背板55の上端にはヘツドレスト5
1が調整ノブ511を介して上下位置調整自在に
具備されている。このヘツドレスト51は、デン
タルX線撮影の際に患者Pの頭部が動かないよう
固定する為のものであり、患者Pの背丈に応じて
その上下位置が適宜調整されるが、パノラマ撮影
の際には不要であるのでそのX線照射の障害とな
らない位置にまで下げて使用される。
1が調整ノブ511を介して上下位置調整自在に
具備されている。このヘツドレスト51は、デン
タルX線撮影の際に患者Pの頭部が動かないよう
固定する為のものであり、患者Pの背丈に応じて
その上下位置が適宜調整されるが、パノラマ撮影
の際には不要であるのでそのX線照射の障害とな
らない位置にまで下げて使用される。
(実施例−2)
第7図は、デンタルX線撮影4の支柱41がベ
ース1の一側部側に立設された例を示すものであ
り、該支柱41の上端には上記(実施例−1)で
採用されたと同様の可動アーム422より成る支
持アーム42が連接され、更にこの支持アーム4
2の先端に上記同様デンタル撮影用X線発生器4
3が吊持されて、デンタルX線撮影手段4がパノ
ラマX線撮影手段3の障害にならない位置に配置
されている。従つて、本実施例の装置に於いても
上記と同様2種の撮影機能が任意に選択可能とさ
れる。また、椅子5も上記と同様に装備されてい
るが、その機能も上記と同様であるので、ここで
はその詳細な説明を割愛する。
ース1の一側部側に立設された例を示すものであ
り、該支柱41の上端には上記(実施例−1)で
採用されたと同様の可動アーム422より成る支
持アーム42が連接され、更にこの支持アーム4
2の先端に上記同様デンタル撮影用X線発生器4
3が吊持されて、デンタルX線撮影手段4がパノ
ラマX線撮影手段3の障害にならない位置に配置
されている。従つて、本実施例の装置に於いても
上記と同様2種の撮影機能が任意に選択可能とさ
れる。また、椅子5も上記と同様に装備されてい
るが、その機能も上記と同様であるので、ここで
はその詳細な説明を割愛する。
(実施例−3)
第8図の装置は、デンタルX線撮影手段4の支
柱41が、(実施例−2)と同様ベース1上に立
設されたものであるが、該支柱41が支柱基部4
10と、該支柱基部410に対し上下摺動自在に
嵌挿されたロツド412とより成る点で基本的に
異なる。該ロツド412は支柱基部410に対し
調整ノブ413により上下位置設定が可能とさ
れ、これにより支柱41が実質的に上下伸縮自在
とされる。また、支柱41の上端には水平旋回可
能な水平アーム423が連接され、更にこの水平
アーム423の先端に水平旋回可能な可動アーム
424が連結され、これらアーム423,424
により水平面域内で任意の位置に位置付け可能な
支持アーム42が構成されている。この支持アー
ム42の先端には上記同様デンタル撮影用X線発
生器43が吊持され、デンタルX線撮影手段4が
形成されている。従つて、本実施例に於いてもパ
ノラマX線撮影及びデンタルX線撮影の2種の機
能が達成されることは上記と同様である。その他
の構成、例えば上記実施例において支持アーム4
2を垂直面域内で揺動するアームを組合せるなど
も上記と同様であるので、ここでもその詳細な説
明を割愛する。
柱41が、(実施例−2)と同様ベース1上に立
設されたものであるが、該支柱41が支柱基部4
10と、該支柱基部410に対し上下摺動自在に
嵌挿されたロツド412とより成る点で基本的に
異なる。該ロツド412は支柱基部410に対し
調整ノブ413により上下位置設定が可能とさ
れ、これにより支柱41が実質的に上下伸縮自在
とされる。また、支柱41の上端には水平旋回可
能な水平アーム423が連接され、更にこの水平
アーム423の先端に水平旋回可能な可動アーム
424が連結され、これらアーム423,424
により水平面域内で任意の位置に位置付け可能な
支持アーム42が構成されている。この支持アー
ム42の先端には上記同様デンタル撮影用X線発
生器43が吊持され、デンタルX線撮影手段4が
形成されている。従つて、本実施例に於いてもパ
ノラマX線撮影及びデンタルX線撮影の2種の機
能が達成されることは上記と同様である。その他
の構成、例えば上記実施例において支持アーム4
2を垂直面域内で揺動するアームを組合せるなど
も上記と同様であるので、ここでもその詳細な説
明を割愛する。
尚、上記実施例の限定されず、例えばデンタル
X線撮影手段4の支柱41及び支持アーム42に
ついては、各実施例に開示されたものを相互に組
み合わせ上下或いは前後左右に揺動自在とするこ
とはもとより可能である。その他本考案を逸脱し
ない限り他の変更が可能であることも云うまでも
ない。
X線撮影手段4の支柱41及び支持アーム42に
ついては、各実施例に開示されたものを相互に組
み合わせ上下或いは前後左右に揺動自在とするこ
とはもとより可能である。その他本考案を逸脱し
ない限り他の変更が可能であることも云うまでも
ない。
(考案の効果)
叙上の如く、本考案の歯科用X線撮影装置は、
一台の装置でありながら、パノラマX線撮影及び
デンタルX線撮影の2種のX線撮影を実施出来る
もので、附帯部材が2種の撮影装置を設置する場
合に較べて半減され全体が極めてコンパクトとな
る。従つて、本装置を設置するためのスペースは
縮小されると共に狭い防X線室内等に設置しても
術者による撮影準備の操作や患者の出入り移動等
の障害になるものが少なく、ベースにつまずいた
りアーム等に手や顔が当つたりするようなことが
著減され、安全且つ円滑なX線撮影が保証され
る。
一台の装置でありながら、パノラマX線撮影及び
デンタルX線撮影の2種のX線撮影を実施出来る
もので、附帯部材が2種の撮影装置を設置する場
合に較べて半減され全体が極めてコンパクトとな
る。従つて、本装置を設置するためのスペースは
縮小されると共に狭い防X線室内等に設置しても
術者による撮影準備の操作や患者の出入り移動等
の障害になるものが少なく、ベースにつまずいた
りアーム等に手や顔が当つたりするようなことが
著減され、安全且つ円滑なX線撮影が保証され
る。
第1図は本考案装置の一例を示す側面図、第2
図は同実施例の平面図、第3図は同実施例の正面
図、第4図及び第5図は同実施例の他の使用状態
を示す平面図及び側面図、第6図は第3図の−
線断面図、第7図は他の実施例の正面図、第8
図は更に他の実施例の正面図である。 符号の説明、1……ベース、2……本体支柱、
3……パノラマX線撮影手段、4……デンタルX
線撮影手段、41……支柱、42……支持アー
ム、43……デンタル用X線発生器、5……椅
子、51……ヘツドレスト。
図は同実施例の平面図、第3図は同実施例の正面
図、第4図及び第5図は同実施例の他の使用状態
を示す平面図及び側面図、第6図は第3図の−
線断面図、第7図は他の実施例の正面図、第8
図は更に他の実施例の正面図である。 符号の説明、1……ベース、2……本体支柱、
3……パノラマX線撮影手段、4……デンタルX
線撮影手段、41……支柱、42……支持アー
ム、43……デンタル用X線発生器、5……椅
子、51……ヘツドレスト。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 ベース1と、該ベース1に立設された本体支
柱2と、該本体支柱2の上方に上下位置調整自
在に支持されたパノラマX線撮影手段3と、撮
影用椅子5と、上記ベース1若しくは本体支柱
2に付設されたデンタルX線撮影手段4と、か
ら成る歯科用X線撮影装置において、 上記椅子5が、上記ベース1の側部に枢着さ
れた水平支脚52に固定されて床面上を上記本
体支柱2の正面位置から当該ベース1の側方位
置に旋回移動可能とされ、且つ少なくともヘツ
ドレスト51を上下位置調整自在に具備し、 当該デンタルX線撮影手段4は、上記ベース
1に立設され若しくは上記本体支柱2に添設さ
れた支柱41と、該支柱41に連設されて旋回
可能な支持アーム42と、該支持アーム42の
先端に装着されて当該ベース1の当該側方位置
の上方に位置付け可能としたデンタル撮影用X
線発生器43と、から成ることを特徴とするパ
ノラマX線撮影とデンタルX線撮影とに共用さ
れる歯科用X線撮影装置。 2 上記支柱41が上下に伸縮自在とされている
実用新案登録請求の範囲第1項記載の歯科用X
線撮影装置。 3 上記X線発生器43が支持アーム42の揺動
により任意の位置・角度に設定可能とされてい
る実用新案登録請求の範囲第1項記載の歯科用
X線撮影装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987055245U JPH0438811Y2 (ja) | 1987-04-11 | 1987-04-11 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987055245U JPH0438811Y2 (ja) | 1987-04-11 | 1987-04-11 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63163808U JPS63163808U (ja) | 1988-10-26 |
JPH0438811Y2 true JPH0438811Y2 (ja) | 1992-09-10 |
Family
ID=30882971
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987055245U Expired JPH0438811Y2 (ja) | 1987-04-11 | 1987-04-11 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0438811Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
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JP3670496B2 (ja) * | 1998-11-10 | 2005-07-13 | 株式会社モリタ製作所 | パノラマx線撮影装置 |
ES2975104T3 (es) * | 2016-12-22 | 2024-07-03 | Trophy | Un aparato de imagenología dental con una disposición de asiento móvil integrado |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5623109B2 (ja) * | 1973-06-29 | 1981-05-29 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5623109U (ja) * | 1979-07-27 | 1981-03-02 | ||
JPS60144404U (ja) * | 1984-03-05 | 1985-09-25 | 株式会社 東京エミツクス | ボツクス型歯科用x線写真撮影装置 |
-
1987
- 1987-04-11 JP JP1987055245U patent/JPH0438811Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5623109B2 (ja) * | 1973-06-29 | 1981-05-29 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63163808U (ja) | 1988-10-26 |
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