JPH1042046A - トラフィック計測システム - Google Patents

トラフィック計測システム

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JPH1042046A
JPH1042046A JP21534796A JP21534796A JPH1042046A JP H1042046 A JPH1042046 A JP H1042046A JP 21534796 A JP21534796 A JP 21534796A JP 21534796 A JP21534796 A JP 21534796A JP H1042046 A JPH1042046 A JP H1042046A
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JP21534796A
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English (en)
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Kazuaki Miyamoto
和明 宮本
Yoshihiko Hibino
義彦 日比野
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EKUSHINGU KK
TORATSUKUSU KK
Brother Industries Ltd
Xing Inc
Torax Co Inc
Original Assignee
EKUSHINGU KK
TORATSUKUSU KK
Brother Industries Ltd
Xing Inc
Torax Co Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 何らかの障害によりトラフィック計測装置と
管理センターとの通信に障害が発生した場合に、後にそ
の原因究明に役立つ履歴データを残すことが可能なトラ
フィック計測システムを提供すること。 【解決手段】 通信網(300)を介してデータ通信を
行う通信部を有するトラフィック計測装置(100)
と、前記通信網を介して前記トラフィック計測装置と接
続可能な管理センター(60)とからなるトラフィック
計測システムにおいて、トラフィック計測装置の動作履
歴を一時的にRAM(17)に格納し、当該動作時に障
害が発生した場合にはRAMに格納されている履歴デー
タを不揮発性のメモリ(18)に転送する構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電話回線のトラフ
ィックを計測するためのトラフィック計測装置と、トラ
フィック計測装置により計測されたデータをデータ通信
により収集して処理する管理センターとからなるトラフ
ィック計測システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、複数の電話回線のトラフィッ
ク情報を計測するトラフィック計測装置と、該装置によ
り計測した計測データを、データ通信により収集し蓄積
して計測データの集計処理や管理を行う管理センターと
からなるトラフィック計測システムが知られている。
【0003】上述のような従来のトラフィック計測シス
テムにおいては、管理センターに複数のトラフィック計
測装置が電話回線等の通信網を介して接続されるように
なっており、管理センターは、各トラフィック計測装置
から通信網を介して送られて来る、各トラフィック計測
装置の測定対象となっている電話回線の回線毎の計測デ
ータを収集し蓄積するよう構成されている。管理センタ
ーでは蓄積されたデータ処理して解析結果を出力する。
出力された解析結果は、計測の対象となった通信システ
ムのシステムの変更や調整(すなわち、電話回線数の増
減や、内線と外線との割り当ての変更等)の資料として
用いられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなトラフィ
ック計測システムにおいては、トラフィック計測装置
は、所定の日時に、あるいは、所定量のデータを蓄積す
る毎に、管理センターに蓄積データを通信網を介して送
信するようなっている。しかし、ある管理センターに接
続されているトラフィック計測装置の数が多い場合に
は、あるトラフィック計測装置と管理センターの回線の
接続がうまく行かない場合がある。
【0005】すなわち、あるトラフィック計測装置に注
目した場合、管理センターへの発呼を予め定められたス
ケジュールに従って行ったところ、回線使用中(話し
中)のために、接続ができない場合がある。この様な場
合には、一定の待ち時間を経てリトライ(再発呼)する
ように設定されるのが一般的であるが、リトライ時にも
回線が使用中であれば、その間管理センター側ではその
トラフィック計測装置からのデータ通信が行われていな
いという事実のみが認識できるだけで、それが回線使用
中のためなのか、故障によるものなのかを知ることはで
きなかった。同様に、管理センターが故障などによりあ
る期間通信機能が使えなかったような場合、その間に各
端末が正常に動作していたか否か(すなわちスケジュー
ルに従った発呼動作を行っていたか否か)を、機能回復
後に知ることはできなかった。
【0006】すなわち、回線の接続が問題なく行われた
場合には、管理センター側で各端末(トラフィック計測
装置)を管理することが可能であるが、上記のように何
らかの障害が発生している場合には、たとえ障害が取り
除かれた後でも、管理センター側では各端末の状況を把
握することが難しかった。
【0007】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、何らかの障害によりトラフィッ
ク計測装置と管理センターとの通信に障害が発生した場
合に、後にその原因究明に役立つデータを残すことが可
能なトラフィック計測システムを提供することを目的と
している。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決し、目
的を達成するため、本発明のトラフィック計測システム
は、通信網を介してデータ通信を行う通信部を有するト
ラフィック計測装置と、前記通信網を介して前記トラフ
ィック計測装置と接続可能な管理センターとからなるト
ラフィック計測システムであって、前記トラフィック計
測装置は、動作履歴を記憶する履歴記憶手段を有するこ
とを特徴としている。
【0009】前記履歴記憶手段は、前記トラフィック計
測システムと前記管理センターとの通信に関する履歴を
記憶することが可能である。
【0010】また、前記履歴記憶手段は、前記トラフィ
ック計測システムと前記管理センターとの通信において
障害が発生した場合にのみ前記履歴を記憶するようにす
ることができる。
【0011】さらに、前記トラフィック計測装置は、前
記管理センターとデータ通信を行う毎に通信動作の履歴
を一時的に格納する一時格納手段を有し、前記履歴記憶
手段は前記データ通信において前記障害が発生した場合
にのみ前記一時格納手段に格納された前記通信動作の履
歴を記憶する構成とすることができる。この場合、前記
履歴記憶手段は不揮発性のメモリとすることが可能であ
る。
【0012】また、前記履歴は、前記トラフィック計測
装置が前記管理センターに接続できなかったという記
録、前記トラフィック計測装置の前記管理センターに対
する発呼に失敗した後に行われる再発呼の記録、あるい
は前記トラフィック計測装置と前記管理センターとの通
信中に発生した障害の記録を含むようにすることができ
る。
【0013】また、別の観点からは、前記履歴は前記管
理センターが検知することのできない前記トラフィック
計測装置側で発生した障害の履歴を含むようにすること
も可能である。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態であ
るトラフィック計測システムの構成を、管理センター側
の構成を主体として示すブロック図である。なお、トラ
フィック計測装置側を主体としたトラフィック計測シス
テムの構成は図2に示す。トラフィック計測システム
は、管理センター60に、通信事業者の通信網300を
介して複数のトラフィック計測装置100が接続された
構成となっている。
【0015】管理センター60は、ホストコンピュータ
61と、記憶装置62と、通信制御装置63とを備え、
さらに、入力装置(キーボード)66と、出力手段とし
てのCRT(Cathod Ray Tube)ディス
プレイ65およびプリンタ64を備えている。
【0016】記憶装置62は、ホストコンピュータ61
が動作するための各種制御プログラムを格納する領域
と、各トラフィック計測装置100から送られて来た通
信回線のトラフィック測定結果を格納する領域、測定結
果を処理して得られた解析結果を格納するための領域、
それに各種の演算処理やプログラム実行時のワーク領域
を有している。
【0017】入力装置66はホストコンピュータ66に
対して各種のコマンドを入力することができ、例えば、
記憶装置62に記憶された各々の通信回線の通信使用時
間等の一覧表を作成させたり、それをプリンタ64によ
って印刷させたり、CRT65に表示させたりすること
ができる。
【0018】図1に示すように、管理センター60に
は、通信事業者により構築された通信網を介して複数の
トラフィック計測装置100が接続されている。各トラ
フィック計測装置100は、測定対象として複数の電話
回線を有し、各回線の利用状況を計測して、計測結果を
定期的に管理センターに通信網を介して送信するように
なっている。なお、各トラフィック計測装置100にお
ける計測データの蓄積量には限界があるため、蓄積デー
タ量がある所定量を越えた場合には定期的なデータ通信
の時期に到っていない場合でもデータ通信により蓄積デ
ータを管理センターに送信し、その後トラフィック計測
装置内の蓄積データを消去して、記憶容量を確保するよ
うにしている。
【0019】図2はトラフィック計測装置100の基本
構成を示すブロック図である。トラフィック計測装置1
00は通信事業者の電話交換機(通信網)300と利用
者側のPBX(構内交換機)との間で複数のアナログ電
話回線に接続されて、各回線毎の利用状況を測定し、管
理センター60に電話回線を介して測定データを送信す
る。
【0020】トラフィック計測装置100から管理セン
ター60へ送信されるデータは、計測に関するデータと
しては、回線の利用状況(電話機の発呼・着信の区別、
利用者側電話機のオフフック・オンフックの日時、発呼
時の相手先電話番号など)に関するデータ、装置の測定
チャンネル数、装置の動作条件(測定期間、管理センタ
ー60へのデータの送信スケジュール等)、装置のID
番号等がある。
【0021】図2に示す基本構成においては、トラフィ
ック計測装置100は8つの測定チャンネルを有してお
り、利用者側のPBX(構内交換機)200に接続され
る第1の回線接続部11と、通信事業者の電話交換機3
00に接続されたアナログ電話回線に接続される端子が
設けられた第2の回線接続部12とを有する。第1の回
線接続部11は、本実施の形態においては測定チャンネ
ル分の(すなわち8組の)測定回線(測定ライン対)C
1〜C8を有しており、この測定回線C1〜C8は利用
者PBX200の端子台(通信事業者が設置する回線と
利用者PBX200が接続される端子が設けられている
PBX200の基板)にて通信事業者の交換機と接続さ
れるアナログ電話回線に並列に接続されている。測定回
線C1〜C8を介して、通信事業者により設置される8
回線の利用状況を個別に検知することができる。
【0022】上記の回線状態の検出は、測定対象となる
電話回線の一回線毎に行われる。すなわち、CPU20
は、回線状態検出部13を制御して、まず回線C1の利
用状況を検出する。続いて測定回線C2〜C8の利用状
況を一回線づつ順次検出する。測定回線C8の利用状況
の検出が終わると、再びC1の検出が行われる。以降同
様にして、測定回線C1〜C8の利用状況が所定の周期
で繰り返し行われる。
【0023】第1の回線接続部11を介して接続された
8回線の通信事業者の回線のうち1回線は図1に示すよ
うに、回線切換部24および第2の回線接続部12を介
して通信事業者の交換機に接続される構成となってい
る。以下の説明では、第1の回線接続部11と回線切換
部24との間の回線をB回線、回線切換部24と第2の
回線接続部12との間の回線をA回線と呼ぶ。
【0024】以上の構成は、言い換えれば、利用者側の
PBX200から通信事業者の電話交換機に接続された
8回線のうち1回線は計測装置10の内部に引き込まれ
てB回線、回線切換部24、A回線、第2の回線接続部
12を介して通信事業者の電話交換機へと接続され、他
の7回線は計測装置10を介さずに通信事業者の交換機
に接続されていることになる。
【0025】B回線に並列に接続された測定回線C1を
介してB回線の回線状態が計測され、他の7回線にそれ
ぞれ並列に接続される測定回線C2〜C8を介して、そ
れら7回線の回線状態が測定される。尚、ここでは基本
構成として8回線の例を示したが、回線数が多い場合に
も同様にして各回線の利用状況が計測される。
【0026】回線切換部24はCPU20の制御によ
り、A回線を、B回線またはD回線と接続する。すなわ
ち、通常は回線切換部24はB回線とA回線とを接続し
ており、利用者側の内線から通信網を介しての通常の発
呼・着信が可能となっている。トラフィック計測装置1
00とホストコンピュータ60との間でデータ通信を行
うときには、CPU20が回線切換部24を制御してD
回線をA回線と接続し、この結果、NCU(網制御装
置)14が通信事業者の電話交換機(通信網)と接続さ
れる。
【0027】測定回線C1には、回線電源供給部21が
接続されている。回線電源供給部21はCPU20によ
って制御され、同じくCPU20の制御により回線電源
部22が発生する電源と、CPU20の制御により信号
発生部23が発生する所定の信号(例えば電話の話中
音)を、測定回線C1を介してB回線に供給する。これ
は、D回線がA回線と接続されている場合に、B回線に
話中信号を供給して、利用者側にB回線が使用中である
ことを知らせるためである。
【0028】ROM16には各種のプログラムが格納さ
れており、トラフィック測定、データ通信などが行われ
る際に、CPU20により必要なプログラムが読み出さ
れて実行される。また、トラフィック計測装置の動作条
件、シリアル番号などは後述する記憶部18に格納され
ており、管理センター60とのデータ通信の際に必要に
応じて参照される。
【0029】RAM17は、CPU20によるプログラ
ム実行の際のワーク領域、データの一時的な保存領域、
各種コマンドや変数の保存領域として用いられる汎用メ
モリである。後に詳細に説明するが、トラフィック計測
装置100と管理センター60とのデータ通信時には、
上記ワーク領域に通信動作の履歴が一時的に書き込ま
れ、通信に関する障害(管理センター60が話中もしく
は故障のために回線が接続できない場合、ノイズにより
データ通信不能の場合、データ通信の途中で何らかの理
由で接続が絶えた場合等)が発生した場合に限り、ワー
ク領域に書き込まれた通信動作の履歴が記憶部18に転
送される。通信が正常に行われた場合にはワーク領域に
一時格納された履歴は消去される。
【0030】なお、本実施例においてはワーク領域に格
納されたデータを消去しているが、別の処理が行われ他
のデータがワーク領域に書き込まれる際にデータが上書
きされる構成であれば、特に消去の処理を行う必要はな
い。
【0031】記憶部18は、SRAMにより構成されて
おり、回線状態検出部13で検出した回線の利用状況
(トラフィックデータ)を格納する領域、トラフィック
計測装置の動作条件やシリアル番号など契約に関する条
件を格納する領域、および通信に関する履歴を記憶する
領域(すなわち履歴記憶手段)等を有する。記憶部18
は不意の停電などによる蓄積データの喪失が無いよう、
バッテリによりバックアップされている。
【0032】外部インタフェース25は、外部の機器を
接続するための端子(例えばRS−232C)で、外部
機器(コンピュータ等)との間で通信を行わせる際に用
いられる。外部インタフェース25を介してコンピュー
タ等をトラフィック計測装置100に接続することによ
り、記憶部18に格納されているデータの読み出しや、
前述の動作条件等を書き換えることができる。従って、
記憶部18の通信に関する履歴を記憶する領域に格納さ
れている履歴データも外部インターフェース25を介し
てコンピュータにより読み出すことができる。さらに、
トラフィック計測装置が管理センター60と通信網を介
してデータ通信を行っているときには、外部インターフ
ェースに接続されたコンピュータのキーボード(図示せ
ず)を操作することにより、管理センターに対しコマン
ド等を入力することも可能である。
【0033】図2において、第2の回線接続部12は、
トラフィック計測装置100がホストコンピュータ60
との間で電話通信網を介して通信を行うためのデータ通
信用の電話回線に接続される。
【0034】第2の回線接続部12はNCU14に接続
されている。回路切換部24がD回線とA回線とを接続
している状態で、NCU14はCPU20の制御によ
り、DP(ダイヤルパルス)信号またはPB(プッシュ
ボタン)信号を発生して、D回線から回路切換部24に
より接続されたA回線、第2の回線接続部12、そして
通信事業者の電話交換機を介して管理センター60に対
し発呼を行う。次いで、CPU20は、記憶部18に格
納されているデータを読み出してデジタルデータ信号と
してモデム15に入力する。モデム15は、入力された
デジタルデータ信号をアナログ信号に変調する。モデム
15により変調された信号は、NCU14、回線切換部
24、第2の回線接続部12、データ通信用の電話回
線、通信事業者の電話通信網、管理センター側の通信手
段63(図1参照)を介してホストコンピュータ61に
送信される。なお、モデム15は、管理センター60か
ら電話回線を介して送られて来た変調データ信号(アナ
ログ信号)を復調してデジタルデータに変更する機能も
有する。
【0035】トラフィック計測装置100から管理セン
ター60に送られる測定データには、どのトラフィック
計測装置100から送信されている測定データであるか
を示すID番号や測定チャネル数が付加されている。I
D番号は、トラフィック計測装置固有の番号であり、記
憶部18(図2参照)に予め格納されている。ID番号
としては例えば装置のシリアル番号が用いられる。
【0036】図3および図4は、トラフィック計測装置
100のCPU20により実行されるデータ計測・転送
処理のフローチャートである。なお、前述のようにトラ
フィック計測装置100に蓄積された計測データは予め
定められたスケジュールに従って、例えば定期的にホス
トコンピュータ60に転送されるが、図3及び図4にお
いては1回分のデータ送信のみを示すサブルーチンとし
て説明する。
【0037】計測・転送処理においては、CPU20
は、まずRAM17の履歴一時格納領域に動作履歴の格
納を開始して(S1)から実際の動作に入る。動作履歴
としては、動作開始の日時、動作の内容、そして障害が
発生した場合にはその日時と障害の内容を格納する。次
に、S3において、CPU20は、トラフィック計測装
置100のハードウェアのセルフチェックや、接続され
ている電話回線の断線のチェック等を行う。ここで異常
が発見された場合にはS4においてYESと判定され、
それまでにRAM17の履歴一時格納領域に格納された
内容を記憶部18に転送する(S27)。前述のように
記憶部18はバッテリによりバックアップされたSRA
Mである。従って、たとえトラフィック計測装置100
の電源が切られても、記憶内容は消えないため、外部イ
ンターフェース25にコンピュータ等を接続することに
より内容を読み出すことができる。
【0038】S3のハードウェアのチェックにおいてト
ラフィック計測装置100のハードウェアの異常が発見
されなければ(S4:NO)、ハードウェアの異常に関
する履歴は記憶する必要がないため、それまでにRAM
17の履歴一時格納領域に格納された内容を消去する
(S5)。次にS7において、RAM17の履歴一時格
納領域への履歴の格納を開始し、S9から始まる計測処
理における障害に備える。
【0039】S9の計測処理は、一般的なトラフィック
計測処理であり、各電話回線のトラフィックの計測と計
測データの記憶部18への格納を行う。次にS11で
は、CPU20は、記憶部18の計測データ格納領域の
容量をチェックし、もしも蓄積されたデータが計測デー
タ格納領域の容量の80%を越えた場合にはデータフル
と判定し(S11:YES)、直ちにホストコンピュー
タ60へのデータ転送の処理を行う。なお、データフル
状態は障害ではないが、通常データフル状態とならない
ようにデータ送信スケジュールが定められているもので
あり、データフル状態になったという情報は通信スケジ
ュールを設定する際の重要な情報である。このため、S
13においてRAM17の履歴一時格納領域に格納され
ているデータを記憶部18の動作履歴格納領域に転送す
る。データ転送の後は、S5の場合と同様に、RAM1
7の履歴一時格納領域のデータは消去し、S21から、
新たに動作履歴をRAM17に格納する。
【0040】S11において、まだデータフル状態では
ない(S11:NO)とCPU20が判定した場合に
は、CPU20は、通信を行うタイミングかどうか、す
なわち現在の日時が通信スケジュールにより定められた
トラフィック計測装置100からホストコンピュータ6
0へのデータ送信の日時であるかどうかを判定する(S
17)。もしも、通信を行う日時であれば(S17:Y
ES)、S23以降のデータ通信の動作へと処理を進め
る。データ通信のタイミングでなければ(S17:N
O)、CPU20はそれまでにRAM17の履歴一時格
納領域に格納されたデータを消去し(S19)、処理を
S1に戻して改めて履歴の格納を開始し、上述の処理を
繰り返す。
【0041】S23からは、データ通信の処理を行う。
CPU20は、モデム15およびNCU14を制御し、
さらに切替器34によりD回線とA回線とを接続して、
まずA回線をオフフック状態にし(受話器を取ったのと
同様の状態)、回線状態検出部13により通信事業者の
交換機からの発信音を検知して発呼可能な状態かどうか
を判定する(S25)。電話回線が断線しているような
場合には上記発信音は検知されず、従ってCPU20は
発呼不能と判定し(S25:NO)、RAM17の履歴
一時格納領域のデータを記憶部18の履歴格納領域へ転
送する(S29)。S25において、回線状態検出部1
3が発信音を検出している場合には、CPU20は発呼
可能であると判定し(S25:YES)、ホストコンピ
ュータ60とデータ通信するための電話番号に発呼する
(S27)。
【0042】ホストコンピュータ60に発呼した場合
に、もしも話中であって回線が接続されなければ(S3
1:YES)、発呼したという事実と話中のためにデー
タ通信が行われなかったことがRAM17の履歴一時格
納領域に格納されており、CPU20は、このRAM1
7に格納されている動作履歴を記憶部18に転送する
(S33)。S31において話中でなく(S31:N
O)回線が接続されると、CPU20とホストコンピュ
ータ60との間でデータ通信に先立って接続を確立する
ためのネゴシエーションが行われる(S39)。この接
続ネゴシエーション中に何らかの異常がある場合、たと
えばデータ伝送ができないほどノイズが大きい場合や、
回線の伝送特性が悪く正常なデータ伝送が保証されない
ような場合には、S41において異常有り(S21:Y
ES)と判定され、S55においてRAM17に格納さ
れた動作履歴が記憶部18に転送される。
【0043】接続ネゴシエーションにおいて異常は認め
らなかった場合(S41:NO)、CPU20は、それ
までにRAM17の履歴一時格納領域に格納されたデー
タを消去し(S43)、改めてRAM17への履歴の格
納を開始し(S45)、記憶部18に蓄積されたトラフ
ィック計測データのホストコンピュータ60への転送を
開始する(S47)。
【0044】データ転送が、途中で中断されることなく
(S49:NO)、エラーの発生もなければ(S5
1)、データが無くなるまで転送シーケンスが続行され
る(S53:NO)。すなわち、S49、S51および
S53が繰り返される間にデータがトラフィック計測装
置100の記憶部18からホストコンピュータ60(記
憶装置62)に転送される。データ転送が正常に終了す
ると、CPU20は転送シーケンス終了と判定し(S5
3:YES)、RAM17の履歴一時格納領域のデータ
を消去して(S57)、データの計測・転送処理を終了
する。
【0045】データ転送が途中で中断された場合(S4
9:YES)にはその履歴がRAM17から記憶部18
へ転送される(S55)。なお、データ転送が途中で中
断される場合とは、たとえば転送中にホストコンピュー
タ60が停止した場合や、何らかの理由で回線の接続が
切れた場合などがある。
【0046】また、データ転送中には、データが正常に
転送されているかどうかをサムチェックなどによりモニ
タしているが、エラーが頻繁に発生するような場合には
(S51:YES)、CPU20はデータ転送を続行せ
ずに、エラーの発生に伴ってRAM17に書き込まれた
動作履歴をRAM17から記憶部18へ転送する。
【0047】なお、上記S27、S29、S33あるい
はS55において履歴がRAM17から記憶部18に転
送されると、CPU20はRAM17の履歴一時格納領
域のデータを消去し(S57)、データの計測・転送処
理を終了する。
【0048】S11でデータフルと判定されてホストコ
ンピュータ60に発呼した際に話中だった場合、S17
において通信タイミングであると判定されてホストコン
ピュータ60に発呼した際に話中だった場合、S49で
転送中断された場合あるいはS51でエラーが発生した
場合には、トラフィック計測装置100の記憶部18の
データが、ホストコンピュータ60に送信されていなけ
ればならないのに、未だ送信されていない状態となる。
この様な場合には、図示はしなかったが、所定のタイミ
ングでリトライ(再送信処理)が行われる。リトライは
上記のように何らかの障害によりデータ送信が行われな
かった場合に実行される通信動作であるため、リトライ
を実行したという履歴は常に記憶部18に書き込まれ
る。またリトライにおいて再度話中であった場合には、
データがホストコンピュータに送信されるまで所定回数
のリトライが実行される。
【0049】上述のような、通信中断、通信エラーの履
歴は、後に障害が発生した原因を究明する際の有効な資
料となる。また、話中の履歴、リトライの履歴やデータ
フルの履歴は、通信スケジュールの設定や管理センター
の保有する回線数の増減の検討資料として大いに役立
つ。
【0050】
【発明の効果】請求項1に記載のトラフィック計測シス
テムによれば、各トラフィック計測装置が動作履歴を記
憶するため、ホストコンピュータによるトラフィック計
測装置の動作管理が容易になる。
【0051】請求項2に記載のトラフィック計測システ
ムによれば、トラフィック計測システムと管理センター
との通信に関する履歴が記憶されるため、ホストコンピ
ュータによるトラフィック計測装置の通信動作の状況を
容易に管理することができる。
【0052】請求項3に記載のトラフィック計測システ
ムによれば、トラフィック計測システムと管理センター
との通信において障害が発生した場合にのみ履歴を記憶
するため、不必要にデータ量を増やすことなく、しかも
管理に必要なデータを蓄えることが可能となる。
【0053】請求項4に記載のトラフィック計測システ
ムによれば、トラフィック計測装置は、管理センターと
データ通信を行う毎に通信動作の履歴を一時的に格納す
る一時格納手段を有し、前記履歴記憶手段は前記データ
通信において前記障害が発生した場合にのみ前記一時格
納手段に格納された前記通信動作の履歴を記憶するた
め、障害の発生によりデータを蓄積できなくなることが
無く、漏れのない履歴データの蓄積が可能となる。
【0054】請求項5に記載のトラフィック計測システ
ムによれば、前記履歴記憶手段は不揮発性のメモリであ
るため、たとえトラフィック計測装置の電源がきられて
も履歴データが消失することが無く、後に履歴データを
読み出すことができる。
【0055】請求項6に記載のトラフィック計測システ
ムによれば、トラフィック計測装置が管理センターに接
続できなかったという履歴データが記録されるため、ト
ラフィック計測装置が正常に動作していたか否かを後に
確認することができる。
【0056】請求項7に記載のトラフィック計測システ
ムによれば、トラフィック計測装置の管理センターに対
する発呼に失敗した後に行われる再発呼(リトライ)の
記録が残される、トラフィック計測装置が正常にリトラ
イ動作を実行していたことを後に確認することができ
る。
【0057】請求項8に記載のトラフィック計測システ
ムによれば、トラフィック計測装置と管理センターとの
通信中に発生した障害の記録が残されるため、履歴デー
タを、どの時点で障害が発生したのかの原因を究明する
際の資料として用いることができる。
【0058】請求項9に記載のトラフィック計測システ
ムによれば、管理センターが検知することのできないト
ラフィック計測装置側で発生した障害の履歴を含むた
め、トラフィック計測装置が正常に機能していたか否
か、また、どのような障害が発生したのかを、管理セン
ター側で容易に管理することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のトラフィック計測システ
ムにおける管理センターの構成を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明の実施の形態のトラフィック計測システ
ムにおけるトラフィック計測装置の構成を示すブロック
図である。
【図3】トラフィック計測装置のCPUが実行するデー
タの計測・転送処理を示すフローチャートである。
【図4】図3と共にデータの計測・転送処理を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
11 回線接続部(第1の回線接続部) 12 第2の回線接続部 13 回線状態検出部 14 NCU 15 モデム部 16 ROM 18 記憶部 19 計時部 20 CPU 40 PBX 50 通信網 60 管理センター 61 ホストコンピュータ 62 記憶装置 63 通信制御装置 64 プリンタ 65 CRT 66 入力装置 100 トラフィック計測装置 200 情報端末装置 300 通信網
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮本 和明 東京都港区芝5丁目3番地2号 芝第一ビ ルディング 株式会社トラックス内 (72)発明者 日比野 義彦 愛知県名古屋市中区錦3丁目10番33号 株 式会社エクシング内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信網を介してデータ通信を行う通信部
    を有するトラフィック計測装置と、前記通信網を介して
    前記トラフィック計測装置と接続可能な管理センターと
    からなるトラフィック計測システムにおいて、 前記トラフィック計測装置は、動作履歴を記憶する履歴
    記憶手段を有することを特徴とするトラフィック計測シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 前記履歴記憶手段は、前記トラフィック
    計測システムと前記管理センターとの通信に関する履歴
    を記憶することを特徴とする請求項1に記載のトラフィ
    ック計測システム。
  3. 【請求項3】 前記履歴記憶手段は、前記トラフィック
    計測システムと前記管理センターとの通信において障害
    が発生した場合にのみ前記履歴を記憶することを特徴と
    する請求項2に記載のトラフィック計測システム。
  4. 【請求項4】 前記トラフィック計測装置は、前記管理
    センターとデータ通信を行う毎に通信動作の履歴を一時
    的に格納する一時格納手段を有し、前記履歴記憶手段は
    前記データ通信において前記障害が発生した場合にのみ
    前記一時格納手段に格納された前記通信動作の履歴を記
    憶することを特徴とする請求項3に記載のトラフィック
    計測システム。
  5. 【請求項5】 前記履歴記憶手段は不揮発性のメモリで
    あることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載
    のトラフィック計測システム。
  6. 【請求項6】 前記履歴は、前記トラフィック計測装置
    が前記管理センターに接続できなかったという記録を含
    むことを特徴とする請求項3から5のいずれかに記載の
    トラフィック計測システム。
  7. 【請求項7】 前記履歴は、前記トラフィック計測装置
    の前記管理センターに対する発呼に失敗した後に行われ
    る再発呼の記録を含むことを特徴とする請求項3から6
    のいずれかに記載のトラフィック計測システム。
  8. 【請求項8】 前記履歴は、前記トラフィック計測装置
    と前記管理センターとの通信中に発生した障害の記録を
    含むことを特徴とする請求項3から7のいずれかに記載
    のトラフィック計測システム。
  9. 【請求項9】 前記履歴は、前記管理センターが検知す
    ることのできない前記トラフィック計測装置側で発生し
    た障害の履歴を含むことを特徴とする請求項1から9の
    いずれかに記載のトラフィック計測システム。
JP21534796A 1996-07-26 1996-07-26 トラフィック計測システム Pending JPH1042046A (ja)

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JP21534796A JPH1042046A (ja) 1996-07-26 1996-07-26 トラフィック計測システム

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0439309A2 (en) * 1990-01-22 1991-07-31 Seiko Epson Corporation Apparatus for reproducing and amplifying sound
JP2013017136A (ja) * 2011-07-06 2013-01-24 Nec Corp 通信端末および通信システムにおける障害検出方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0439309A2 (en) * 1990-01-22 1991-07-31 Seiko Epson Corporation Apparatus for reproducing and amplifying sound
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